JP2008229256A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】特別図柄抽選の抽選結果が大当りの場合に、実行される複数の物語の中から、その演出終了時に大当りを示す画像が表示される物語を決定する大当り物語決定手段と、実行される複数の物語の中から、遊技者の選択操作に基づいて、次回実行される物語を決定する次回実行物語決定手段と、次回実行物語決定手段で決定された物語が、大当り物語決定手段で決定された物語であった場合に、次回以降に実行される物語の終了時に表示する画像を、大当りを示す画像に変換する終了時画像変換手段と、を備える。
【選択図】図6
Description
また、前記演出制御基板は、前記大当り物語決定手段と、前記次回実行物語決定手段と、前記終了時画像変換手段と、を備えると共に、前記演出制御基板には、遊技者が操作可能な演出ボタンが電気的に接続されており、前記演出制御基板は、前記主制御基板から送信される前記タイミングを指示する変動コマンドを受信するようになっており、前記次回実行物語決定手段は、遊技者の前記演出ボタンの操作に基づいて、次回実行される物語を決定することを特徴とする。このようにすると、演出制御基板のプログラムを書き換える程度の簡単な変更だけで、本発明を実施することが可能になる。
さらに、前記動画には、複数列又は複数行に配置された各図柄を少なくとも一つ順次更新する図柄変動動画が含まれ、前記特別図柄抽選の結果を示唆する画像は、前記更新が停止された前記複数列又は複数行に配置された各図柄の停止態様画像であることを特徴とする。このようにすると、前記物語の進行状況を図柄の更新や停止を介して遊技者に伝達することができる。
次に、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1はパチンコ遊技機であって、該パチンコ遊技機1は、パチンコ島に固定される外枠2に対して、開閉自在に取り付けられている。パチンコ遊技機1の側方隣接位置には、台間玉貸し機3が並設され、この台間玉貸し機3に、現金又はプリペイドカードを投入することにより、台間玉貸し機3又はパチンコ遊技機1から遊技球が貸し出され、遊技球を用いたパチンコ遊技が可能になる。
上皿6に遊技球が貯留された状態で発射ハンドル8を回し操作すると、遊技盤4に向けて遊技球が発射される。発射された遊技球が始動口14や入賞口(図示せず)に入賞した場合は、所定個数の遊技球が賞球として払い出される。また、遊技球がゲートを通過したときは、普通図柄表示装置20において普通図柄の変動表示が行われ、その停止図柄が所定の当り図柄である場合は、始動口14に設けられる普通電動役物14aが所定時間にわたって開放動作され、始動口14の入口の大きさが拡がり、入賞が発生しやすい状態へ変化するようになっている。また、遊技球が始動口14に入賞した際には、特別図柄抽選に用いる数値を取得すると共に、該数値を用いた特別図柄抽選の結果に基づいて特別図柄表示装置18及び演出図柄表示装置19において特別図柄及び特別図柄に係る演出図柄の変動表示及び停止表示が行われるようになっている。そして、これらの図柄が予め決められた当り配列(特図特定表示、演図特定表示)で停止すると、遊技者が多くの遊技球を獲得可能な大当りモード(大当り状態)となる。
以下、大当り状態の開始、終了などを契機として切換えられるパチンコ遊技機1の各種遊技モードについて、図4を参照して説明する。
このモードでは、特別図柄抽選における2段階の大当り確率のうち、低確率(例えば、1/300)が適用される。また、このモードでは、普通図柄の抽選サイクルが長くなっている。
(2)大当りモード(大当り状態)
このモードは、特別図柄(演出図柄)が予め決められた当り配列で停止したときに実行され、大入賞口15に設けられる特別電動役物15aの開放動作が行われる。この開放動作は、所定時間の経過(例えば、30秒)又は所定個数の入賞(例えば、10球)を1ラウンドとし、所定のラウンド数(例えば、15ラウンド)に亘って繰り返される。
(3)確率変動モード
このモードは、大当りモードが終了した後、所定の確率(例えば、1/2)で実行される。すなわち、特別図柄抽選の大当りには、大入賞口15の開放動作後、特別図柄抽選の当選確率を低確率にする通常当りと、大入賞口15の開放動作後、特別図柄抽選の当選確率を高確率にする確率変動当りとがある。例えば、大当り時の停止図柄が特定の確率変動図柄であったとき、確率変動当りとなる。そして、確率変動モードでは、大当り確率が高確率(例えば、1/30)となり、また、普通図柄抽選の抽選サイクルが短く、しかも、普通電動役物14aの開放時間が長いため、持ち玉をほとんど減らすことなく、再び大当りを発生させることができる。
(4)時間短縮モード
このモードは、通常当りの大当りモードが終了した後に実行される。時間短縮モードでは、特別図柄抽選の大当り確率が低確率であるが、普通図柄抽選の抽選サイクルが短く、しかも、普通電動役物14aの開放時間が長いため、持ち玉をほとんど減らすことなく、遊技を継続することができる。ただし、このモードは、大当り終了後、特別図柄の変動回数が所定回数(例えば、100回)となった時点で終了し、通常モードに切り換えられる。
次に、パチンコ遊技機1の基板構成について、図5を参照して説明する。この図に示すように、パチンコ遊技機1は、少なくとも主基板21と、該主基板21からのコマンドに応じて、演出処理などを行う周辺基板22とを備えている。本実施形態の主基板21は、主制御基板23、払出制御基板24及び発射モータ制御基板25を含み、周辺基板22は、演出図柄表示制御基板(演出制御基板)26、音声制御基板27及びランプ制御基板28を含んでいる。
変動パターンは、演出図柄の変動表示態様や実行される物語を指示するコマンドであるとともに、特別図柄抽選の結果を表示するタイミングを指示するものとなっている。このタイミングの指示は、主制御基板23が変動パターンを送信した際から計時される時間がどれだけであるかという時間の指示となっている。また、変動パターンには、停止図柄などの情報が含まれている。
また、確定コマンドは、演出図柄表示制御基板26に対して、一回の演出表示の終了を指示するコマンドであるが、変動パターンには、時間情報を含まれているため、確定コマンドは省略することが可能である。
主制御基板23は、始動口14に対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否か及び大当りの種別を何にするかという特別図柄抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数(本実施形態では、各4個)を限度として記憶する。そして、記憶領域に記憶された数値を記憶された順に読み出して、読み出した数値に基づいて特別図柄抽選を行い、次いで、抽選が終了した数値を記憶領域から削除していくようになっている。主制御基板23は、特別図柄抽選を行った後、さらに、リーチ乱数(例えば、1〜100)を取得すると共に、取得したリーチ乱数及びリーチ決定テーブルにより、特別図柄変動時間(=演出表示の時間)を決定する。リーチ決定テーブルは、特別図柄抽選の結果が大当りの場合に使用するものと、ハズレの場合に使用するものとが別途用意されており、大当りの場合の方が演出表示の時間の長いものが選択され易くなっている。そして、決定された演出表示の時間は、前述した変動パターンとして演出図柄表示制御基板26に送信されるようになっている。一方、演出図柄表示制御基板26は、主制御基板23から変動パターンを受信し、その変動パターンに対応する動画や、前記動画と重ねられる演出図柄の更新表示、つまり図柄変動動画を特定する。
前記演出図柄表示制御基板26によって特定された動画が、それぞれ異なった複数の物語で構成され、一の物語の完結の後、他の物語が開始されるものであった場合に、それぞれ異なる物語となっている動画を複数実行し、一回分の特別図柄抽選に係る抽選結果を、その内の一つの物語の完結後に演出表示装置19に表示させるという複数回物語処理を行う。なお、前記した物語とは、例えば、その結末が成功又は不成功、達成又は未達成や勝利又は敗北となるように構成された物語となっている。従来の複数回物語処理では、例えば、四種類の物語となっている動画を一つずつ順番に実行する場合に、どの物語の終了時に大当りを示す画像が表示されるのかという事項や、これらの物語をどのような順番で実行するかという事項を予め決定した上で複数回物語を開始するようになっている。
図7及び図8は、リーチ演出選択画面の例を示す説明図である。図7は、4つのリーチ演出(物語)の中から、1回目のリーチ演出を選択するためのリーチ演出選択画面(1回目選択画面)の例を示しており、まず、演出図柄表示装置19の表示画面を4つの表示領域に分割し、分割された各表示領域にそれぞれ異なるリーチ演出の初期画面を表示すると共に、「好きな画面を選択してね」などのリーチ選択指示メッセージを表示する(図7(A)参照)。次に、一つの分割表示領域を囲むリーチ選択バー19aを表示すると共に(図7(B)参照)、このリーチ選択バー19aを隣接する分割表示領域に順次移動(駆動)させる(図7(C)参照)。そして、遊技者が演出ボタンBを押下したら、そのタイミングでリーチ選択バー19aを停止させ、当該停止位置のリーチ演出が選択されたものとする(図7(D)参照)。
尚、2回目以降のリーチ演出を選択するためのリーチ演出選択画面は、図示及び説明を省略する。
4 遊技盤
14 始動口
18 特別図柄表示装置
19 演出図柄表示装置
23 主制御基板
26 演出図柄表示制御基板
B 演出ボタン
Claims (3)
- 始動口に対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否かという特別図柄抽選を行うと共に、前記特別図柄抽選の抽選結果を表示するタイミングを決定する主制御基板と、
前記タイミングに至るまでに完結する動画を演出表示装置に表示させる演出制御基板と、
を備えるパチンコ遊技機において、
前記動画は、それそれ異なった複数の物語で構成され、一の物語の完結の後、他の物語が開始されるものであり、
前記特別図柄抽選の抽選結果が大当りの場合に、実行される前記複数の物語の中から、その物語の終了時に、前記特別図柄抽選の結果を示唆する画像が表示される物語を決定する大当り物語決定手段と、
実行される前記複数の物語の中から、遊技者の選択操作に基づいて、次回実行される物語を決定する次回実行物語決定手段と、
前記次回実行物語決定手段で決定された物語が、前記大当り物語決定手段で決定された物語であった場合に、次回以降に実行される物語の終了時に表示する画像を、前記特別図柄抽選の結果を示唆する画像に変換する終了時画像変換手段と、を備えることを特徴とするパチンコ遊技機。 - 前記演出制御基板は、前記大当り物語決定手段と、前記次回実行物語決定手段と、前記終了時画像変換手段と、を備えると共に、
前記演出制御基板には、遊技者が操作可能な演出ボタンが電気的に接続されており、
前記演出制御基板は、前記主制御基板から送信される前記タイミングを指示する変動コマンドを受信するようになっており、
前記次回実行物語決定手段は、遊技者の前記演出ボタンの操作に基づいて、次回実行される物語を決定することを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。 - 前記動画には、複数列又は複数行に配置された各図柄を少なくとも一つ順次更新する図柄変動動画が含まれ、
前記特別図柄抽選の結果を示唆する画像は、前記更新が停止された前記複数列又は複数行に配置された各図柄の停止態様画像であることを特徴とする請求項1又は2記載のパチンコ遊技機。
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