JP2008228501A - フレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置決定方法 - Google Patents

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隆生 尾崎
Koichi Nagata
浩一 永田
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Abstract

【課題】磁気センサが装着されたフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減し、これにより、マグネットに対するモータコイルの接着位置やマグネットに対する磁気センサの装着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減し、所望の性能でアクチュエータ及び位置検出用の磁気センサを機能させる。
【解決手段】フレキシブル基板及びモータコイルそれぞれに貫通孔が形成されており、これら貫通孔に同一の位置決め用ピンを挿通させることにより、フレキシブル基板に対する前記モータコイルの接着位置を決定するので、磁気センサが装着されたフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減できる。これにより、マグネットに対するモータコイルの接着位置やマグネットに対する磁気センサの装着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減できるので、所望の性能でアクチュエータ及び位置検出用の磁気センサを機能させることが可能となる。
【選択図】 図5

Description

本発明はフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置決定方法に係り、特に磁気センサが装着されたフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減するための、フレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置決定方法に関する。
従来、モータコイル(鍍金技術により作製された超薄型の平面状コイル。ファインパターンコイル、又は、FPコイル(いずれも登録商標)ともいう。)が知られている。このモータコイルの利用形態としては様々なものが考えられる。例えば、このモータコイルを、位置検出用の磁気センサ(ホール素子等)が装着されたフレキシブル基板に接着等により張り合わせ、この張り合わせたものを固定マグネットに対して所定の関係となるように配置し、これによりアクチュエータを構成することが考えられる。
なお、本発明と関連すると思われるものとして、コイル2aとマグネット2b等を組合せてアクチュエータを構成するものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2006−309005号公報
上記のようにしてアクチュエータを構成する場合、磁気センサが装着されたフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置が適正位置からずれると、モータコイルのマグネットに対する位置が適正位置からずれ(又は、磁気センサのマグネットに対する位置が適正位置からずれ)、所望の性能でアクチュエータ及び位置検出用の磁気センサを機能させることが困難となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、磁気センサが装着されたフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減し、これにより、マグネットに対するモータコイルの接着位置やマグネットに対する磁気センサの装着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減し、所望の性能でアクチュエータ及び位置検出用の磁気センサを機能させることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、磁気センサが装着されたフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置を決定する方法において、前記フレキシブル基板及び前記モータコイルそれぞれに形成された貫通孔に同一の位置決め用ピンを挿通させることにより、前記フレキシブル基板に対する前記モータコイルの接着位置を決定することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、フレキシブル基板及びモータコイルそれぞれに貫通孔が形成されており、これら貫通孔に同一の位置決め用ピンを挿通させることにより、フレキシブル基板に対する前記モータコイルの接着位置を決定するので、磁気センサが装着されたフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減できる。これにより、マグネットに対するモータコイルの接着位置やマグネットに対する磁気センサの装着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減できるので、所望の性能でアクチュエータ及び位置検出用の磁気センサを機能させることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、前記モータコイルの接着位置の決定後、前記モータコイルと前記フレキシブル基板とを接着することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、モータコイルの接着位置の決定後、モータコイルとフレキシブル基板とを接着する(例えば、粘度の低い接着剤を接着位置が決定されたモータコイルとフレキシブル基板の間に供給しして接着する)ので、磁気センサが装着されたフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減できる。これにより、マグネットに対するモータコイルの接着位置やマグネットに対する磁気センサの装着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減できるので、所望の性能でアクチュエータ及び位置検出用の磁気センサを機能させることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、前記モータコイルは、鍍金技術により作製された超薄型の平面状コイルであり、前記磁気センサは、ホール素子であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、磁気センサが装着されたフレキシブル基板に対する超薄型の平面状コイルの接着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減できる。これにより、マグネットに対するモータコイルの接着位置やマグネットに対する磁気センサの装着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減できるので、所望の性能でアクチュエータ及び位置検出用の磁気センサを機能させることが可能となる。しかも、超薄型の平面状コイルを採用したので、所望の性能のアクチュエータを小型化できる。
本発明によれば、磁気センサが装着されたフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減し、これにより、マグネットに対するモータコイルの接着位置やマグネットに対する磁気センサの装着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減し、所望の性能でアクチュエータ及び位置検出用の磁気センサを機能させることが可能となる。
以下添付図面に従って、本発明の一実施形態であるフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置決定方法が適用されるレンズ鏡胴の好ましい実施の形態について詳説する。
図1には、本発明の一実施形態であるフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置決定方法が適用されるレンズ鏡胴(以下レンズ装置10という)の側断面図が示されている。このレンズ装置10は、撮影光軸前方側(被写体側)から撮影光軸後方(撮像側)に向って第1レンズ群12、第2レンズ群14、第3レンズ群16、及び第4レンズ群18から構成されており、これらの第1乃至第4レンズ群12〜18を通過した被写体光は、色分解光学系を構成する色分解プリズム20を介して色分解プリズム20のR、G、Bの各出射端に設けられた撮像素子22、24、26に結像される。なお、このレンズ装置10が装備されるカメラ本体(不図示)には、撮像素子22、24、26から得られた撮像信号に所要の処理(ホワイトバランス、γ補正等)を施して所定形式の映像信号を生成する信号処理回路(不図示)等が搭載されている。
第1レンズ群12はいわゆる前玉レンズであり、第2レンズ群14は焦点距離を変更するバリエータレンズ、第3レンズ群16は手振れ等に起因する振動を打ち消す方向に駆動される防振レンズ、第4レンズ群18は焦点を調整するフォーカスレンズである。
これらの第1乃至第4レンズ群12〜18は、レンズ鏡胴本体11内に保持されている。また、レンズ鏡胴本体11内には、光軸と平行な一対のガイドバー28が挿通配置されており、このガイドバー28に第2レンズ群14の保持枠32及び第4レンズ群18の保持枠34がそれぞれスライド移動自在に支持されるとともに、第3レンズ群16の筐体36がガイドバー28に固定されている。なお、筐体36をレンズ鏡胴本体11に直接固定してもよい。
第2レンズ群14には、ねじ送り装置を構成するナット(不図示)が設けられ、このナットに、同じくねじ送り装置を構成する送りねじ(不図示)が螺合連結されている。この送りねじは、光軸と平行に配設されるとともに、その端部がズーム用ステッピングモータ(不図示)の出力軸に連結されている。ズーム用ステッピングモータのズームドライバ回路(不図示)にカメラ本体側からズーム信号が出力されると、ズーム用ステッピングモータはその信号に対応した方向に送りねじを回転駆動する。これによって、第2レンズ群14がガイドバー28に沿って光軸方向に前後移動され、所望の焦点距離に調整される。
第4レンズ群18にも同様に、ねじ送り装置を構成するナット(不図示)が設けられ、このナットに、同じくねじ送り装置を構成する送りねじ(不図示)が螺合連結されている。この送りねじは、光軸と平行に配設されるとともに、その端部がフォーカス用ステッピングモータ(不図示)の出力軸に連結されている。フォーカス用ステッピングモータのフォーカスドライバ回路(不図示)にカメラ本体側からフォーカス信号が出力されると、フォーカス用ステッピングモータはその信号に対応した方向に送りねじを回転駆動する。これによって、第4レンズ群18がガイドバー28に沿って光軸方向に前後移動され、焦点が合わされる。
次に、防振機構の構造について説明する。
図2は、防振レンズ16を装備した筐体36を後方から見た斜視図であり、図3は、図2に示した筐体36からアクチュエータを除いた斜視図である。
これらの図に示すように、第3レンズ群(ここでは便宜上、防振レンズと称する)16は、レンズ保持枠50に保持され、このレンズ保持枠50は撮影光軸Lに直交する面内で、異なる二方向に移動自在に支持される。以下、防振レンズ16の移動方向をX方向(図2、図3の横方向)、Y方向(図2、図3の縦方向)とする。また、防振レンズ16をX方向に移動させる機構をX移動機構、Y方向に移動させる機構をY移動機構と称する。
まず、X移動機構について説明する。
レンズ保持枠50には、移動ガイドバー52が固定される。移動ガイドバー52は、Y方向に配設され、この移動ガイドバー52にスライダ54が係合される。スライダ54は、上辺部と左辺部から成るL字状に形成され、左辺部には二つのガイド部56、56が光軸方向に突出して形成される。各ガイド部56にはガイド孔(不図示)がY方向に形成され、これらのガイド孔に移動ガイドバー52が挿通される。これにより、スライダ54が移動ガイドバー52に沿ってY方向にスライド自在に係合される。したがって、レンズ保持枠50はスライダ54によってY方向にスライド自在に支持される。また、レンズ保持枠50はX方向の動きがスライダ54に規制され、スライダ54をX方向に移動した際にレンズ保持枠50もX方向に移動される。
なお、移動ガイドバー52の図中下端部52Aは、筐体36に形成されたX方向の長孔58に係合されており、これによって、レンズ保持枠50の倒れ(光軸方向に対する傾き)が防止される。
スライダ54の上辺部には、X方向のガイド孔(不図示)が形成されており、このガイド孔に固定ガイドバー60が挿通される。固定ガイドバー60は、X方向に配設され、その両端部は筐体36に固定される。これにより、スライダ54は、固定ガイドバー60に沿ってX方向にスライド自在に支持される。スライダ54をX方向にスライドさせることによって、スライダ54の左辺部に移動ガイドバー52を介して係合されたレンズ保持枠50がX方向にスライドされる。
また、スライダ54の上辺部には、平面状のモータコイル(商品名「ファインパターンコイル」(登録商標))62が固定され、このモータコイル62の下面にフレキシブルプリント基板64(フレキシブルプリント基板又はFPCともいう。)の出力端が接着固定される。モータコイル62は防振レンズ16の外側周辺でX方向に配設されており、また、フレキシブル基板64にホール素子等の位置センサ66が位置決めされて固着されている。
フレキシブル基板64は、モータコイル62からX方向に引き出され、筐体36の側面開口68を介して筐体36の外部に引き出される。外部に引き出されたフレキシブル基板64は、外側に屈曲され、さらにV状(またはU状)の屈曲部が形成された後、レンズ鏡胴本体11(図1参照)の所定の位置からレンズ鏡胴本体11の外部に引き出される。引き出されたフレキシブル基板64は、電源供給や防振レンズ16の動作制御を行うユニットに接続される。なお、筐体36の側面開口68は、スリット70を介して筐体36の端面に連通されており、このスリット70にフレキシブル基板64を通すことによってフレキシブル基板64が側面開口68の内部に配置される。
モータコイル62の外側には、マグネット72がモータコイル62に対向して配置される。マグネット72は、矩形の板状に形成され、S極72AとN極72BがX方向に並ぶように配設される。前述した位置センサ66はマグネット72のS極72AとN極72Bとの境界部に対向して配置され、磁場の変化を検出し、その検出した信号を、フレキシブル基板64を介して前記ユニットに出力する。
マグネット72の外側には、ヨークとなる金属板(不図示)が設けられる。金属板は、マグネット72の磁力によってマグネット72に吸着される。また、金属板は、マグネット72よりも大きな矩形状に形成されており、その縁部がマグネット72から突出した状態で取り付けられる。筐体36の外面には、金属板の大きさの凹部が形成され、さらにその内側にマグネット72の大きさの開口74が形成されており、この筐体36の凹部に金属板が収納され、開口74にマグネット72が収納される。
モータコイル62の内側には、ヨークとなる金属板76がモータコイル62に対向してX方向に配置される。この金属板76は、その一端が前記スリット70に差し込まれ、その他端が筐体36に形成された溝78に差し込まれることにより筐体36に固定される。
図7は、第4レンズ群(のレンズ枠)と金属板76との干渉防止のための金属板76の構成を説明するための斜視図である。
金属板76(ヨーク)には、その中央部に切り欠き部76aが形成されている。この切り欠き76aを設けたことにより、図7に示すように、第4レンズ群18(のレンズ枠)と金属板76との干渉が防止されるので、第4レンズ群18の移動範囲が広がる。また、モータコイル62とフレキシブル基板64の間に供給された接着剤によりフレキシブル基板64が盛り上がることによる影響を防止できる。
上記の如く構成されたX移動機構は、マグネット72及び2枚の金属板(一方は不図示)76によって形成される磁界内にモータコイル62が配設されるので、モータコイル62に通電することによって、モータコイル62及びそれを支持するスライダ54がX方向に力を受ける。したがって、スライダ54及びレンズ保持枠50がX方向に移動され、よって、防振レンズ16がX方向に移動される。以上が防振機構の構造である。
次に、Y移動機構について説明する。
レンズ保持枠50には、移動ガイドバー82が固定される。移動ガイドバー82は、X方向に配設され、この移動ガイドバー82にスライダ84が係合される。スライダ84は、下辺部と右辺部から成るL字状に形成され、下辺部には二つのガイド部86、86が光軸方向に突出して形成される。各ガイド部86にはガイド孔(不図示)がX方向に形成され、これらのガイド孔に移動ガイドバー82が挿通される。これにより、スライダ84が移動ガイドバー82に沿ってX方向にスライド自在に係合される。したがって、レンズ保持枠50はスライダ84によってX方向にスライド自在に支持される。また、レンズ保持枠50はY方向の動きがスライダ84に規制され、スライダ84をY方向に移動した際にレンズ保持枠50もY方向に移動される。
スライダ84の右辺部には、Y方向のガイド孔(不図示)が形成されており、このガイド孔に固定ガイドバー90が挿通される。固定ガイドバー90は、Y方向に配設され、その両端部は筐体36に固定される。これにより、スライダ84は、固定ガイドバー90に沿ってY方向にスライド自在に支持される。スライダ84をY方向にスライドさせることによって、スライダ84の下辺部に移動ガイドバー82を介して係合されたレンズ保持枠50がY方向にスライドされる。
また、スライダ84の右辺部には、平面状のモータコイル(商品名「ファインパターンコイル」(登録商標))92が固定され、このモータコイル92の左面にフレキシブル基板94(フレキシブルプリント基板又はFPCともいう。)の出力端が接着固定される。モータコイル92は防振レンズ16の外側周辺でY方向に配設されており、また、フレキシブル基板94にホール素子等の位置センサ96が位置決めされて固着されている。
フレキシブル基板94は、モータコイル92からY方向に引き出され、筐体36の側面開口98を介して筐体36の外部に引き出される。外部に引き出されたフレキシブル基板94は、外側に屈曲され、さらにV状(またはU状)の屈曲部が形成された後、レンズ鏡胴本体11(図1参照)の所定の位置からレンズ鏡胴本体11の外部に引き出される。引き出されたフレキシブル基板94は、電源供給や防振レンズ16の動作制御を行うユニットに接続される。なお、筐体36の側面開口98は、スリット100を介して筐体36の端面に連通されており、このスリット100にフレキシブル基板94を通すことによってフレキシブル基板94が側面開口98の内部に配置される。
モータコイル92の外側には、マグネット102がモータコイル92に対向して配置される。マグネット102は、矩形の板状に形成され、S極102AとN極102BがY方向に並ぶように配設される。前述した位置センサ96はマグネット102のS極102AとN極102Bとの境界部に対向して配置され、磁場の変化を検出し、その検出した信号を、フレキシブル基板94を介して前記ユニットに出力する。
マグネット102の外側には、ヨークとなる金属板(不図示)が設けられる。金属板は、マグネット102の磁力によってマグネット102に吸着される。また、金属板は、マグネット102よりも大きな矩形状に形成されており、その縁部がマグネット102から突出した状態で取り付けられる。筐体36の外面には、金属板の大きさの凹部が形成され、さらにその内側にマグネット102の大きさの開口104が形成されており、この筐体36の凹部に金属板が収納され、開口104にマグネット102が収納される。
モータコイル92の内側には、ヨークとなる金属板106がモータコイル92に対向してY方向に配置される。この金属板106は、その一端が前記スリット100に差し込まれ、その他端が筐体36に形成された溝108に差し込まれることにより筐体36に固定される。
金属板106(ヨーク)には、その中央部に切り欠き部106aが形成されている。この切り欠き106aを設けたことにより、図7に示すように、第4レンズ群18(のレンズ枠)と金属板76との干渉が防止されるので、第4レンズ群18の移動範囲が広がる。また、モータコイル92とフレキシブル基板94の間に供給された接着剤によりフレキシブル基板94が盛り上がることによる影響を防止できる。
上記の如く構成されたY移動機構は、マグネット102及び2枚の金属板(一方は不図示)106によって形成される磁界内にモータコイル92が配設されるので、モータコイル92に通電することによって、モータコイル92及びそれを支持するスライダ84がY方向に力を受ける。したがって、スライダ84及びレンズ保持枠50がY方向に移動され、よって、防振レンズ16がY方向に移動される。以上が防振機構の構造である。
次に、フレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置決定方法について図面を参照しながら説明する。
図4は、フレキシブル基板64の斜視図である。図5は、磁気センサ66を接着したフレキシブル基板64の斜視図である。図6は、磁気センサ66及びスライダ54を接着したフレキシブル基板64の斜視図である。
図4に示すように、フレキシブル基板64(フレキシブル基板94も同様)は、細い長い帯状のフレキシブル基板であり、レンズ鏡胴本体11の外側に配置される外フレキシブル基板64a、及び、この外フレキシブル基板64aに屈曲部64bを介して連続する、レンズ鏡胴本体11の内側に配置される内フレキシブル基板64cを備えている。この内フレキシブル基板64には、位置検出用の磁気センサ66(ホール素子)が位置決めされてリフロー等により固着されている。また、内フレキシブル基板64には、貫通孔64c1が形成されている。
図5に示すように、フレキシブル基板64には、モータコイル62が接着されている。このモータコイル62には、内フレキシブル基板64に形成された貫通孔64c1と略同径の貫通孔62aが形成されている。この貫通孔62a及び内フレキシブル基板64に形成された貫通孔64cそれぞれに、治具の同一の位置決め用ピン(図示せず)を挿通させることにより、フレキシブル基板64に対するモータコイル66の接着位置を決定する。なお、位置決め用ピンの径は貫通孔64c1及び62aよりも若干小さく設定されている。そして、モータコイル66の接着位置の決定後、モータコイル66とフレキシブル基板64とを接着する。例えば、粘度の低い接着剤を接着位置が決定されたモータコイル62とフレキシブル基板64の間(例えばモータコイル62の切り欠き部を形成する3辺とフレキシブル基板64の間)に供給して接着する。これにより、磁気センサ66が装着されたフレキシブル基板64に対するモータコイル62の接着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減できる。なお、フレキシブル基板94も同様に、モータコイル92の接着位置の決定後、モータコイル92とフレキシブル基板94とが接着される。
このようにしてフレキシブル基板64に位置決め接着されたモータコイル62は、図6に示すように、スライダ54に対して位置決めされその縁部がスライダ54に接着される。このスライダ54に対する位置決めは治具等により行われる。なお、このスライダ54は、上記のように、移動ガイドバー52や固定ガイドバー60等により筐体36内にX方向及びY方向にスライド自在に支持される。これにより、マグネット72がモータコイル62に対向して配置される。
上記のように位置決めピンによりフレキシブル基板64に対するモータコイル62の接着位置を決定することにより、磁気センサ66が装着されたフレキシブル基板64に対するモータコイル62の接着位置が適正位置からずれるのが防止又は低減されている。これにより、マグネット72に対するモータコイル62の接着位置やマグネット72に対する磁気センサ66の装着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減できるので、所望の性能でアクチュエータ及び位置検出用の磁気センサ66を機能させることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態のフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置決定方法が適用されるレンズ鏡胴(レンズ装置10)においては、フレキシブル基板64(フレキシブル基板94も同様)及びモータコイル62(モータコイル92も同様)それぞれに貫通孔64c1及び62aが形成されており、これら貫通孔64c1及び62aに同一の位置決め用ピン(図示せず)を挿通させることにより、フレキシブル基板64に対するモータコイル62の接着位置を決定するので、磁気センサ66が装着されたフレキシブル基板64に対するモータコイル62の接着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減できる。これにより、マグネット72(マグネット102も同様)に対するモータコイル62の接着位置やマグネット72に対する磁気センサ66の装着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減できるので、所望の性能でアクチュエータ及び位置検出用の磁気センサ66を機能させることが可能となる。
また、モータコイル62(モータコイル92も同様)の接着位置の決定後、モータコイル62とフレキシブル基板64とを接着する(例えば、粘度の低い接着剤を接着位置が決定されたモータコイル62とフレキシブル基板64の間に供給しして接着する)ので、磁気センサ66が装着されたフレキシブル基板64に対するモータコイル62の接着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減できる。これにより、マグネット72(マグネット102も同様)に対するモータコイル62の接着位置やマグネット72に対する磁気センサ66の装着位置が適正位置からずれるのを防止又は低減できるので、所望の性能でアクチュエータ及び位置検出用の磁気センサ66を機能させることが可能となる。
また、モータコイル62として超薄型の平面状コイルを採用したので、所望の性能のアクチュエータを小型化できる。
本実施形態では、フレキシブル基板64(フレキシブル基板94も同様)及びモータコイル62(モータコイル92も同様)それぞれに一つの貫通孔64c1及び62aが形成されているように説明したが本発明はこれに限定されない。例えば、フレキシブル基板64(フレキシブル基板94も同様)及びモータコイル62(モータコイル92も同様)それぞれに複数の貫通孔を形成するようにしてもよい。これら貫通孔に同一の複数の位置決め用ピン(図示せず)を挿通させることにより、フレキシブル基板64に対するモータコイル62の接着位置を決定することになるので、より精度良く位置決めすることが可能となる。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
本発明の一実施形態であるフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置決定方法が適用されるレンズ鏡胴(レンズ装置10)の側断面図である。 防振レンズ16を装備した筐体36を後方から見た斜視図である。 図2に示した筐体36からアクチュエータを除いた斜視図である。 フレキシブル基板64の斜視図である。 磁気センサ66を接着したフレキシブル基板64の斜視図である。 磁気センサ66及びスライダ54を接着したフレキシブル基板64の斜視図である。 第4レンズ群(のレンズ枠)と金属板76との干渉防止のための金属板76の構成を説明するための斜視図である。
符号の説明
10…レンズ装置、11…レンズ鏡胴本体、11a…壁部、11a1…端面、11a2…壁面、11a3…支持台、12…第1レンズ群、14…第2レンズ群、16…第3レンズ群(防振レンズ)、17…蓋体、18…第4レンズ群、20…色分解プリズム、22…撮像素子、28…レンズ鏡胴本体、28…ガイドバー、32…保持枠、34…保持枠、36…筐体、50…レンズ保持枠、52…移動ガイドバー、54…スライダ、56…ガイド部、56…各ガイド部、58…長孔、60…固定ガイドバー、62…モータコイル、62a…貫通孔、64…フレキシブル基板、64a…外フレキシブル基板、64c1…貫通孔、64b…屈曲部、64c…内フレキシブル基板、64d…抜け止め防止フランジ、66…位置センサ、68…側面開口、70…スリット、72…マグネット、74…開口、76…金属板、78…溝、82…移動ガイドバー、84…スライダ、86…ガイド部、86…各ガイド部、90…固定ガイドバー、92…モータコイル、94…フレキシブル基板、96…位置センサ、98…側面開口、100…スリット、102…マグネット、104…開口、106…金属板、108…溝

Claims (3)

  1. 磁気センサが装着されたフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置を決定する方法において、
    前記フレキシブル基板及び前記モータコイルそれぞれに形成された貫通孔に同一の位置決め用ピンを挿通させることにより、前記フレキシブル基板に対する前記モータコイルの接着位置を決定することを特徴とするフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置決定方法。
  2. 前記モータコイルの接着位置の決定後、前記モータコイルと前記フレキシブル基板とを接着することを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置決定方法。
  3. 前記モータコイルは、鍍金技術により作製された超薄型の平面状コイルであり、
    前記磁気センサは、ホール素子であることを特徴とする請求項1又は2に記載のフレキシブル基板に対するモータコイルの接着位置決定方法。
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