JP2008228481A - 無停電電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無停電電源装置に内蔵されるバッテリの寿命を延ばすために、瞬間的な停電や電圧低下におけるバッテリの無駄な放電を防ぐことが出来る、無停電電力供給システムを提供する。
【解決手段】電力被供給機器の電源回路におけるコンデンサに残存する電力が常時モニタされる。コンデンサの残存電力が閾値を下回った時、無停電電源装置がその旨を通知されて、バッテリの放電が開始する。したがって、コンデンサに十分な電力が残っているうちに停電または電圧低下が復帰した場合には、バッテリの放電は行なわれず、その分だけバッテリの寿命が延びる。
【選択図】図4

Description

本発明は、電源の停電時または電圧低下時に電力の供給を継続して負荷機器の動作を継続させる無停電電源装置に係り、特に、内蔵バッテリーからの無駄な放電が防がれる無停電電源装置の発明に関する。
無停電電源装置は、商用交流電源の停電や瞬時電圧低下発生時のコンピュータなどの接続機器の情報保護や、一時的な動作保証のために用いられている。
上記に関連して、特許文献1には、交流無停電電源装置に係る発明が開示されている。
特許文献1発明の交流無停電電源装置は、常用電源の電圧低下もしくは停電時に、蓄電池を電源としたインバータにより負荷装置へ継続して電力を供給する交流無停電電源装置において、負荷電流を検出する装置と電流の有無を判定する回路を具備し、この判定結果をインバータの動作条件の一つにしている。
また、特許文献2には、無停電電源装置に係る発明が開示されている。
特許文献2発明の交流入力電源は、停電したときに蓄電池から電力を供給する無停電電源装置である。また、特許文献2発明の交流入力電源は、負荷電流検出手段と、停電検出手段と、停止信号発生手段とを備えている。ここで、負荷電流検出手段は、負荷電流を検出する。停電検出手段は、交流入力の停電を検出する。停止信号発生手段は、停電検出手段で停電を検出し、負荷電流検出手段で検出した負荷電流が零になったときに電源装置の運転停止信号を送り出す。
また、特許文献3には、無停電電源装置に係る発明が開示されている。
特許文献3発明の無停電電源装置は、直流変換器と、インバータと、バッテリーとを備える。ここで、直流変換器は、交流入力電源を直流に変換する。インバータは、直流変換器の出力を交流に変換し被供給装置へ電力を供給する。バッテリーは、直流変換器の出力で充電され交流入力電源が停電のときインバータへ電力を供給する。また、特許文献3発明の無停電電源装置は、制御装置と、切替装置とを設けている。ここで、制御装置は、被供給装置の稼動開始信号によりインバータを起動させる。切替装置は、被供給装置の稼動停止信号により交流入力電源から電力を被供給装置に供給し、稼動開始信号によりインバータから電力を上記被供給装置に供給する。
また、特許文献4には、無停電電源装置及び無停電電源装置を備えたコンピュータシステムに係る発明が開示されている。
特許文献4発明の無停電電源装置は、整流回路と、充電回路と、インバータ回路と、スイッチ回路と、通信手段と、制御手段とを具備する。ここで、整流回路は、交流電源から供給される交流を直流に整流する。充電回路は、整流回路からの直流出力により蓄電池を充電する。インバータ回路は、整流回路からの直流出力または蓄電池からの直流出力を交流に変換する。スイッチ回路は、交流電源から供給される交流またはインバータ回路の出力を複数の負荷に個々に出力できるように構成されている。通信手段は、外部との通信を行う。制御手段は、停電が発生すると蓄電池を電源としてインバータ回路から負荷に交流を出力させ且つ停電発生後に負荷への電力の供給が不要になったときにはスイッチ回路を動作させて負荷への電力の供給を停止させる。また、特許文献4発明の無停電電源装置は、負荷がコンピュータ及びコンピュータの周辺機器であるときに、停電事故が発生するとコンピュータがシャットダウン動作を行うのに必要な電力とコンピュータの周辺機器が停止動作を行うのに必要な電力とをコンピュータ及び周辺機器にそれぞれ供給する。さらに、制御手段は、停電が発生した後の電源の使用可能時間または蓄電池の残存容量を演算する演算部を具備する。制御手段は、停電が発生すると通信手段を用いて停電が発生したこと及び使用可能時間または残存容量を前記コンピュータに通知し、通信手段を通してコンピュータから通知される指令に応じてスイッチ回路を動作させてコンピュータ及び周辺機器への電力の供給を停止する。
また、特許文献5には、電力供給装置に係る発明が開示されている。
特許文献5発明の電力供給装置は、交流入力端子と、交流出力端子と、交流スイッチと、双方向電力変換器と、第1の蓄電装置と、第2の蓄電装置と、異常検出回路と、交流スイッチ制御回路と、変換器制御回路と、直流スイッチ制御回路とを備えている。ここで、交流入力端子は、交流電源を接続するためのものである。交流出力端子は、負荷を接続するためのものである。交流スイッチは、交流入力端子と交流出力端子との間に接続されている。双方向電力変換器は、交流端子と直流端子とを有し、交流端子が交流スイッチを介して交流入力端子に接続されていると共に交流スイッチを介さずに交流出力端子に接続されている。第1の蓄電装置は、双方向電力変換器の直流端子に接続されている。第2の蓄電装置は、双方向電力変換器の直流端子に直流スイッチを介して接続され且つ第1の蓄電装置よりも低い充放電耐久性を有している。異常検出回路は、交流入力端子から交流スイッチを介して供給する交流電源電圧が異常であるか否かを検出する。交流スイッチ制御回路は、異常検出回路から異常を示す出力が発生した時に交流スイッチをオフ制御する。変換器制御回路は、交流スイッチのオン期間に双方向電力変換器を交流−直流変換動作させ、交流スイッチのオフ期間に双方向電力変換器を直流−交流変換動作させる。直流スイッチ制御回路は、異常検出回路から異常を示す出力が発生した時に直流スイッチをオフ制御し、このオフ制御の開始時点から所定時間後又は双方向電力変換器が要求している電力を第1の蓄電装置から供給することが困難又は不可能になった時に直流スイッチをオン制御する。
特開平1−252133号公報 実開平4−114733号公報 特開平8−51782号公報 特開平11−155243号公報 特開2005−295666号公報
バッテリは、放電すればするほど、たとえその後に充電されても、その寿命が縮められる。すなわち、充放電可能な容量などの能力が低下してしまう。したがって、バッテリの無駄な放電は可能な限り避けることが好ましい。特に、商用電源において瞬間的な停電または電圧低下が発生した場合に、従来の無停電電源装置は無条件にバッテリの放電を始めるが、実際にはバッテリからの電力供給が必要とされないほどに停電時間が短い場合も少なくない。
本発明の目的は、無停電電源装置に内蔵されるバッテリの寿命を延ばすために、バッテリの無駄な放電を防ぐ無停電電力供給システムを提供することである。
本発明の他の目的は、バッテリの無駄な放電が無い切り替えシステムが用いられる無停電電源装置を提供することである。
以下に、(発明を実施するための最良の形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための最良の形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による無停電電力供給システムは、複数の動作モードを有する無停電電源装置(1)と、無停電電源装置(1)から電力を供給される電源回路(3)と、電源回路(3)から無停電電源装置(1)への信号を仲介する通信回路(21)とを具備する。無停電電源装置(1)は、電力を供給されるために、一方では交流電力を供給する外部交流電源に接続されて、もう一方では直流電力を充放電するバッテリ部(13)を具備する。無停電電源装置(1)の複数の動作モードは、通常モードと、待機モードと、停電モードとを含む。ここで、通常モードでは、外部交流電源が電力を安定供給している場合に、外部交流電源から供給される電力が電源回路(3)に供給される。待機モードでは、外部交流電源が停電状態または電圧低下状態で、かつ、電源回路(3)に十分な電力が残っている場合に、バッテリ部(13)の放電が保留される。停電モードでは、外部交流電源が停電状態または電圧低下状態で、かつ、電源回路(3)に十分な電力が残っていない場合に、バッテリ部(13)の電力が供給される。
本発明による無停電電力供給システムにおいて、電源回路(3)と通信回路(21)とは、無停電電源装置(1)に接続された電力被供給機器(2)に具備される。
本発明による無停電電力供給システムにおいて、電源回路(3)は、無停電電源装置(1)から供給される交流電力を直流電力に整流する整流回路部(31)と、整流された直流電力を平滑化する平滑コンデンサ(37)と、平滑コンデンサ(37)の電圧をモニタする電圧検出回路(36)とを具備する。
本発明による無停電電力供給システムにおいて、電源回路(3)は、力率改善回路部(32)と、制御回路部(33)と、電圧変換回路部(35)とをさらに具備する。ここで、力率改善回路部(32)は、整流回路部(31)と平滑コンデンサ(37)との間に接続されて、整流された直流電力の高調波電流を抑制して出力する。制御回路部(33)は、力率改善回路部(32)を制御する。電圧変換回路部(35)は、平滑コンデンサ(37)に接続されて、平滑化された直流電力の電圧を変換して出力する。
本発明による無停電電力供給システムにおいて、無停電電源装置(1)は、入力電圧検出回路部(11)と、モード制御回路部(15)とをさらに具備する。ここで、入力電圧検出回路部(11)は、外部交流電源の電圧をモニタする。モード制御回路部(15)は、外部交流電源の電圧と、平滑コンデンサ(37)の電圧とに応じて、無停電電源装置(1)の複数の動作モードを切り替える。
本発明による無停電電力供給システムにおいて、無停電電源装置(1)は、インバータ回路部(12)と、出力切替回路部(14)とをさらに具備する。ここで、インバータ回路部(12)は、モード制御回路部(15)による制御に応じて、バッテリ部(13)から放電される直流電力を交流電力に変換して出力する。出力切替回路部(14)は、モード制御回路部(15)による制御に応じて、外部交流電源またはインバータ回路部(12)のいずれかを電源回路(3)に切替接続する。
本発明による無停電電力供給システムにおける無停電電源装置(1)。
本発明による無停電電力供給システムにおける電源回路(3)。
本発明による無停電電力供給システムにおける通信回路(21)。
本発明による無停電電力供給システムにおける電力被供給機器(2)。
本発明による無停電電力供給方法は、(a)停電時において、電力被供給機器(2)内部の残存電力が所定の値を下回った場合に、無停電電源装置(1)のバッテリ部(13)が放電を開始して電力被供給機器(2)に電力を供給することと、(b)無停電電源装置(1)が、外部交流電源から交流電力を安定供給されている場合に、外部交流電源から安定供給される交流電力を電力被供給機器(2)に向けて出力することと、(c)無停電電源装置(1)が、外部交流電源の電圧低下または外部交流電源の停電が発生した場合に、電力被供給機器内部(2)の残存電力が所定の値を下回るか、または外部交流電源からの交流電力供給が再開するかのいずれかが発生するまで、バッテリ部(13)の放電を保留して待機することと、(d)外部交流電源からの交流電力供給が復帰することなく電力被供給機器(2)内部の残存電力が所定の値を下回った場合に、無停電電源装置(1)が、バッテリ部から放電される直流電力をインバータ回路部(12)で交流電力に変換した上で、電力被供給機器(2)に供給することとを具備する。
本発明による無停電電力供給方法において、ステップ(b)は、(b−1)出力切替回路部(14)が、外部交流電源と電力被供給機器(2)とを接続し、インバータ回路部(12)と電力被供給機器(2)とを絶縁することと、(b−2)インバータ回路部(12)の動作とバッテリ部(13)からの放電とが、停止状態に保たれることと、(b−3)外部交流電源の電圧低下または外部交流電源の停電が発生した場合に、出力切替回路部(14)が、外部交流電源と電力被供給機器(2)との接続を、インバータ回路部(12)と電力被供給機器(2)との接続に切り替えることとを具備する。
本発明による無停電電力供給方法において、ステップ(c)は、(c−1)出力切替回路部(14)が、インバータ回路部(12)と電力被供給機器(2)とを接続し、外部交流電源と電力被供給機器(2)とを絶縁することと、(c−2)インバータ回路部(12)の動作が停止状態に保たれ、バッテリ部(13)からの放電も停止状態に保たれることと、(c−3)外部交流電源からの交流電力供給が安定状態に復帰することなく電力被供給機器(2)内部の残存電力が所定の値を下回った場合に、インバータ回路部(12)の動作が開始し、その結果、バッテリ部(13)の放電が開始することと、(c−4)電力被供給機器(2)内部の残存電力が所定の値を下回ることなく外部交流電源からの交流電力供給が安定状態に復帰した場合に、出力切替回路部(14)が、インバータ回路部(12)と電力被供給機器(2)との接続を、外部交流電源と電力被供給機器(2)との接続に切り替えることとを具備する。
本発明による無停電電力供給方法において、ステップ(d)は、(d−1)インバータ回路部(12)が動作を開始することと、(d−2)インバータ回路部(12)の動作開始によって、バッテリ部(13)が放電を開始することと、(d−3)外部交流電源からの交流電力供給が安定状態に復帰した場合に、出力切替回路部(14)が、インバータ回路部(12)と電力被供給機器(2)との接続を、外部交流電源と電力被供給機器(2)との接続に切り替えて、インバータ回路部(12)の動作とバッテリ部(13)の放電とが停止することとを具備する。
本発明の無停電電源システムでは、電力被供給機器に残存する電力がモニタされて、本当に必要な場合にのみ無停電電源装置のバッテリが放電される。したがって、バッテリの無駄な放電が無く、それだけバッテリの寿命が延びる。
添付図面を参照して、本発明による無停電電源装置を実施するための最良の形態を以下に説明する。
本発明による無停電電源システムを説明する前に、まずは従来の無停電電源装置10について説明する。
図1は、従来の無停電電源装置10のブロック図である。
従来の無停電電源装置10は、入力電圧検出回路部11と、インバータ回路部12と、バッテリ部13と、出力切替回路部14と、制御回路部150とを具備している。なお、省略のために図示されていないが、無停電電源装置10は充電回路部をさらに具備することが好ましい。
従来の無停電電源装置10において、入力電圧検出回路部11は、外部交流電源に接続されている。出力切替回路部14も、外部交流電源に接続されている。入力電圧検出回路部11はさらに、制御回路部15に接続されている。制御回路部15はさらに、インバータ回路部12と出力切替回路部14とに接続されている。インバータ回路部12はさらに、バッテリ部13と、出力切替回路部14とに接続されている。出力切替回路部14はさらに、無停電電源装置の交流出力部を介して電力被供給機器2の電源回路3に接続されている。なお、バッテリ部13は、図示されない充電回路部を介して、外部交流電源とさらに接続されていることが好ましい。
従来の無停電電源装置10において、外部交流電源から交流電力が問題無く供給されている通常モードでは、出力切替回路部14は外部交流電源のみから交流電力を受け取り、これを電力被供給機器20の電源回路30に供給する。この時、バッテリ部13は放電を行わなず、インバータ回路部も動作していない。入力電圧検出回路部11は、外部交流電源の電圧を常時モニタしている。なお、必要に応じて、バッテリ部13は図示されない充電回路部を介して外部交流電源によって充電されることが好ましい。
外部交流電源における停電が発生し、すなわち交流電力が外部交流電源から供給されなくなると、外部交流電源の電圧がゼロまで下がる。この変化を、入力電圧検出回路部11が検出して、停電検出信号を制御回路部150に向けて発信する。停電検出信号を受け取った制御回路部15は、出力切替回路部14とインバータ回路部12とを制御することで、無停電電源装置10を停電モードにする。すなわち、出力切替回路部14は電力供給源を外部交流電源からインバータ回路部12に切り替える。また、同時に、インバータ回路部12は動作を始める。その結果、インバータ回路部12に接続されているバッテリ部13はインバータ回路部12に向けて直流電力を供給するために放電を開始する。バッテリ部13から供給される直流電力はインバータ回路部12によって直流電力に変換され、出力切替回路部14を介して電力被供給機器20に供給される。
外部交流電源における停電が終わり、すなわち外部交流電源からの交流電力の供給が再開すると、外部交流電源の電圧が復帰する。この変化を、入力電圧検出回路部11が検出して、復帰検出信号を制御回路部150に向けて発信する。復帰検出信号を受け取った制御回路部150は、出力切替回路部14とインバータ回路部12とを制御して、無停電電源装置を通常モードに戻す。すなわち、出力切替回路部14は電力供給源をインバータ回路部12から外部交流電源に切り替える。また、インバータ回路部12は動作を停止する。その結果、インバータ回路部12に接続されているバッテリ部13は放電を停止し、インバータ回路部12に向けた直流電力の供給が停止する。
ここで、従来の無停電電源装置10において、停電時間が極めて短かった場合、すなわち停電が発生した後すぐに復帰した場合には、バッテリの放電が不要であることを説明する。
図2は、従来の無停電電源装置10が電力から供給される一般的な電力被供給機器20における電源回路30の詳細なブロック図である。
電源回路30は、整流回路部31と、力率改善回路部32と、制御回路部33と、平滑回路部340と、電圧変換回路部35とを具備している。ここで、平滑回路部34は、平滑コンデンサ370を具備する。
整流回路部31は、無停電電源装置10の出力切替回路部14から交流電力を供給される。整流回路部31はさらに、力率改善回路部32に接続されている。力率改善回路部32はさらに、制御回路部33と、平滑回路部340とに接続されている。平滑回路部340はさらに、電圧変換回路部35に接続されている。電圧変換回路部35はさらに、電力被供給機器20の内部に直流電力を供給するために接続されている。
まず、通常モードにおける電源回路30の動作を説明する。
整流回路部31は、無停電電源装置10から供給される交流電力を整流する。力率改善回路部32は、制御回路部33に制御されて、整流された電力の力率を改善する。すなわち、力率改善回路部32は、入力された高調波電流を抑制して、整流された電力における力率を改善する。平滑回路部340は、平滑コンデンサ370を用いて、整流された電力の波形を平滑化する。電圧変換回路部35は、平滑化された直流電力を、その電圧を所定の値に変換した上で、電力被供給機器20の内部に供給する。
ここで、停電時における平滑コンデンサ370に注目する。
図3は、従来の無停電電源システムの停電時における動作を説明するためのタイムチャートである。
外部交流電源の交流電圧が低下を始めると、無停電電源装置10の出力電圧、すなわち電力被供給機器20の電源回路30の入力電圧も低下する。しかし、電源回路30の内部に含まれる力率改善回路32が昇圧動作を行うので、平滑回路部340に含まれる平滑コンデンサ370の電圧は一定に保たれている。停電が長引けば、平滑コンデンサ370の電圧も徐々に下がり始めるが、電圧変換回路部35は一般的に、平滑コンデンサ370の電圧がある一定値V1以上である限り、一定の出力電圧を保持するように設計されている。したがって、平滑コンデンサ370の電圧が下がり続けて電圧変換回路部35が停止してしまうまでに、無視できないタイムラグ、すなわち停電保証時間Tが存在する。すなわち、停電発生直後に、電圧変換回路部35が停止しないために十分な電圧が平滑コンデンサ370に残っている間は、実は無停電電源装置10のバッテリ部13が放電を始める必要が無い。そして無駄な放電はバッテリ部13の寿命を縮めることに繋がっている。
なお、電圧変換回路35が一定の出力電圧を保持できるための閾値電圧V1は、機器によって異なる。また、平滑コンデンサ37の容量も、機器の能力によって異なる。さらに、停電時に電圧変換回路35が一定の出力電圧を保持し続けられる時間、すなわち停電保証時間Tは、電源回路30から出力される電流の大小によってその長さが変化する。つまり、電源回路30からの出力電流が大きい場合は、図3の破線が示すように、平滑コンデンサ37の電圧は早く低下して停電保証時間Tが短くなる。反対に、電源回路3からの出力電流が小さい場合は、図3の実線が示すように、平滑コンデンサ37の電圧はゆっくり低下して停電保証時間Tが長くなる。また、この電源回路30からの出力電流は、電力被供給機器20の動作状態によって変化する。したがって、停電保証時間Tは、電力被供給機器20の構成、その動作状態、さらには電源回路30の設計によっても変化する。このように、多くの要素によって変化してしまうため、停電保証時間Tを予想することは難しい。そこで、従来技術においては、停電が検出されると瞬時に、無停電電源装置10が通常モードから停電モードに切り替えられていた。
次に、本発明による無定電電源システムについて説明する。
図4は、本発明による無停電電源システム全体のブロック図である。
本発明による無停電電源システムは、無停電電源装置1と、電力被供給機器2に含まれる電源回路3と、同じく電力被供給機器2に含まれる通信回路21とを具備する。
本発明による無停電電源装置1は、入力電圧検出回路部11と、インパータ回路部12と、バッテリ部13と、出力切替回路部14と、制御回路部15とを具備する。すなわち、上記の従来の無停電電源装置10とほぼ同じ構成だが、本発明による制御回路部15の動作が従来の制御回路部150と異なる。
まず、本発明による無停電電源装置1における構成要素の接続関係は、上記の従来の無停電電源装置10の場合と同じであるので割愛する。
次に、電力被供給機器2において、電源回路3は、無停電電源装置1の出力切替回路部14、すなわち交流出力に接続されている。電源回路3はさらに、通信回路21に接続されている。通信回路21はさらに、無停電電源装置1の出力切替回路部14に接続されている。
本発明による無停電電源装置1において、外部交流電源から交流電力が問題無く供給されている通常モードでは、出力切替回路部14は外部交流電源のみから交流電力を受け取り、これを電力被供給機器2の電源回路3に供給する。この時、バッテリ部13は放電を行わなず、インバータ回路部も動作していない。入力電圧検出回路部11は、外部交流電源の電圧を常時モニタしている。なお、必要に応じて、バッテリ部13は図示されない充電回路部を介して外部交流電源によって充電されることが好ましい。ここまでは従来の無停電電源装置10の動作と同じである。
外部交流電源において停電が発生し、すなわち交流電力が外部交流電源から供給されなくなると、外部交流電源の電圧がゼロまで下がる。この変化を、入力電圧検出回路部11が検出して、停電検出信号を制御回路部15に向けて発信する。停電検出信号を受け取った制御回路部15は、出力切替回路部14を制御することで、無停電電源装置10を待機モードにする。すなわち、出力切替回路部14は電力供給源を外部交流電源からインバータ回路部12に切り替える。しかし、インバータ回路部12はまだ動作を始めない。したがって、インバータ回路部12に接続されているバッテリ部13はまだインバータ回路部12に向けて直流電力を供給せず、バッテリ部13の放電も始まらない。
外部交流電源の停電が発生し、本発明による無停電電源装置1が待機モードに移行した時の、電力被供給機器2の電源回路3における動作について説明する。
図5は、本発明による電源回路3の詳細なブロック図である。
本発明による電源回路3は、整流回路部31と、力率改善回路部32と、制御回路部33と、平滑回路部34と、電圧変換回路部35と、電圧検出回路36とを具備する。ここで、平滑回路部34は、平滑コンデンサ37を具備する。
整流回路部31は、無停電電源装置1の出力切替回路部14から交流電力を供給される。整流回路部31はさらに、力率改善回路部32にも接続されている。力率改善回路部32はさらに、制御回路部33と、平滑回路部34とに接続されている。平滑回路部34はさらに、電圧変換回路部35に接続されている。電圧変換回路部35はさらに、電力被供給機器2の内部に、直流電力を供給するために接続されている。また、平滑回路部34に含まれる平滑コンデンサ37は、電圧検出回路36に接続されている。電圧検出回路36はさらに、通信回路21に接続されている。
まず、通常モードにおける電源回路3の動作を説明する。
整流回路部31は、無停電電源装置1から供給される交流電力を整流する。力率改善回路部32は、制御回路部33に制御されて、整流された電力の力率を改善する。すなわち、力率改善回路部32は、入力された高調波電流を抑制して、整流された電力における力率を改善する。平滑回路部34は、平滑コンデンサ37を用いて、整流された電力の波形を平滑化する。電圧変換回路部35は、平滑化された直流電力を、その電圧を所定の値に変換した上で、電力被供給機器20の内部に供給する。電圧検出回路36は、平滑コンデンサ37の電圧を常時モニタしている。
ここで、停電時における平滑コンデンサ37に注目する。
図6は、本発明による無停電電源システムの停電時における動作を説明するためのタイムチャートである。
外部交流電源の交流電圧が低下を始めると、無停電電源装置1の出力電圧、すなわち電力被供給機器2の電源回路3の入力電圧も低下する。しかし、電源回路3の内部に含まれる力率改善回路32が昇圧動作を行うので、平滑回路部34に含まれる平滑コンデンサ37の電圧は一定に保たれている。停電が長引けば、平滑コンデンサ37の電圧も徐々に下がり始めるが、電圧変換回路部35は一般的に、平滑コンデンサ37の電圧がある一定値V2以上である限り、一定の出力電圧を保持するように設計されている。したがって、平滑コンデンサ37の電圧が下がり続けて電圧変換回路部35が停止してしまうまでに、無視できないタイムラグ、すなわち停電保証時間Tが存在する。そこで、本発明では、停電発生直後に、電圧変換回路部35が停止しないために十分な電圧が平滑コンデンサ37に残っている間、無停電電源装置1のインバータ回路部12を動作せず、バッテリ部13にも放電しない。このように、バッテリ部13の無駄な放電が減ることは、バッテリ部13の寿命が延びることに繋がる。
なお、停電保証時間Tが多くの要素によって変化してしまうのは、本発明も上記従来例と同じである。そこで、本発明では、電圧変換回路部35が停止してしまう閾値電圧V1の直前に、別の閾値電圧V2が設定される。停電状態が続き、平滑コンデンサ37の電圧が下がり続け、閾値V2を下回ると、これをモニタしていた電圧検出回路36が電圧低下信号を通信回路21に向けて発信する。電圧低下信号を受け取った通信回路21は、制御回路部15に向けて電力供給要求信号を発信する。電力供給要求信号を受け取った制御回路部15は、インバータ回路部12を制御して、無停電電源装置1を停電モードにする。すなわち、ここで初めてインバータ回路部12が動作を始め、その結果、バッテリ部13は直流電力をインバータ回路部12に供給するために放電を始める。バッテリ部13から供給される直流電力はインバータ回路部12によって直流電力に変換され、出力切替回路部14を介して電力被供給機器2に供給される。
外部交流電源における停電が終わると、無停電電源装置1は通常モードに戻るが、これは上記の従来例と同じなので説明を割愛する。
待機モードにおいて、電力被供給機器は平滑コンデンサ内に残存する電力を消費する。平滑コンデンサ内に電力が残存する限り、電力被供給機器の動作は継続される。この時間は、一般的には、およそ40ミリ秒程度である。したがって、停電が瞬間的であって、平滑コンデンサ内に電力が残存している間に停電が回復したなら、バッテリ部が放電する必要は無い。つまり、待機モードにおいて、平滑コンデンサの電圧がV2の値を下回る前に停電が復帰した場合は、無停電電源装置は停電モードに移行することなく直接通常モードに戻ることになる。
このように、停電が発生しても、電力被供給機器2の平滑コンデンサ37における電圧が低下して閾値V1に近付くまでバッテリ部13の放電を保留することで、バッテリ部13の寿命が可能な限り延長される。
なお、ここでは電力被供給機器2が単独である場合について説明したが、本発明による無停電電源装置1が1台で複数の電力被供給機器2,2に電力を供給しても構わない。この場合、複数の電力被供給機器2,2の通信回路21,21が1台の無停電電源装置1の出力切替回路部に接続される。また、複数の電力被供給機器2,2のそれぞれについて、閾値電圧V2が設定されるが、いずれかの平滑コンデンサ37の電圧が対応する閾値電圧V2を下回った時点でバッテリ部13が放電を開始すれば良い。
本発明において、通常モードから待機モードに移行する際にまず出力切替回路部が動作し、次に待機モードから停電モードに移行する際にインバータ回路部の動作が開始する。従来ならば同時に発生する2つの動作が段階的に行なわれることで、停電保証時間Tの大部分において、バッテリ部の放電を防ぐことが可能になった。したがって、上記の2つの動作は逆の順番に行なわれても構わないことになる。すなわち、通常モードから待機モードに移行する際にまずインバータ回路部の動作が開始し、次に待機モードから停電モードに移行する際に出力切替回路部が動作しても、バッテリ部の放電を節約することは可能である。
しかし、インバータ回路部が電子回路として動作する一方で、出力切替回路部には一般的にはリレースイッチが用いられるために、モード制御回路部から制御信号を受け取ってから動作が完了するまでのタイムラグは、出力切替回路部の方がずっと長い。したがって、先に出力切替回路部が動作する方が、バッテリ部の放電を節約する意味で望ましい。
ここで、外部交流電源における電圧低下について説明する。外部電源には、電力の安定供給が求められる。具体的には、安定した電圧で電力が供給されることが求められる。しかし実際には、停電とは別に、外部電源電圧が定格電圧を下回ってしまう場合が多々ある。無停電電源装置1は、外部交流電源における電圧低下を、停電に順ずる現象として捉える。すなわち、電力被供給機器2にとって十分な電力が外部交流電源から供給されない場合は、無停電電源装置1はバッテリ部13からの電力供給に切り換える判断を行なう。したがって、入力電圧検出回路部11が外部電源電圧をモニタし、外部電源電圧が所定の閾値を下回った場合に、停電時同様、出力切換回路部14が作動する。
ただし、やはり停電時同様、外部交流電源における電圧低下は瞬時に回復する場合が多々ある。いずれの場合も、電力被供給機器2の平滑コンデンサ37に十分な電力が残っている場合は、無停電電源装置1のバッテリ部13の放電は温存され得る。したがって、外部交流電源において停電ではなく電圧低下が発生した場合でも、平滑コンデンサ37の残存電力が所定の閾値を下回ったことが電圧検出回路36によって検出されるまで、バッテリ部13の放電は始まらない。
なお、外部交流電源における電圧低下状態が多少長引いたとしても、平滑コンデンサ37の電圧は基本的には一定に保たれる。これは、電源回路3が有する力率改善回路33が、入力電流の高調波成分を抑制するために、入力電圧の昇圧動作を行なうためである。ただし、外部交流電源における電圧低下が力率改善回路33の能力を超える程に電圧が低下し、またその期間が長引けば、平滑コンデンサ37の電圧も低下を始めるが、この先の説明は停電時と同じとなるので省略する。
図1は、従来の無停電電源システムのブロック図である。 図2は、図1における電源回路30の詳細ブロック図である。 図3は、従来の無停電電源システムの停電時における動作を説明するためのタイムチャートである。 図4は、本発明による無停電電源システムのブロック図である。 図5は、図4における電源回路3の詳細ブロック図である。 図6は、本発明による無停電電源システムの停電時における動作を説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
1 無停電電源装置
11 入力電圧検出回路部
12 インバータ回路部
13 バッテリ部
14 出力切替回路部
15 モード制御回路部
2 電力被供給機器
21 通信回路
3 電源回路
31 整流回路部
32 力率改善回路部
33 制御回路部
34 平滑回路部
35 電圧変換回路部
36 電圧検出回路
37 平滑コンデンサ
10 無停電電源装置
150 モード制御回路部
20 電力被供給機器
30 電源回路
340 平滑回路部
370 平滑コンデンサ

Claims (14)

  1. 複数の動作モードを有する無停電電源装置と、
    前記無停電電源装置から電力を供給される電源回路と、
    前記電源回路から前記無停電電源装置への信号を仲介する通信回路と
    を具備し、
    前記無停電電源装置は、電力を供給されるために、一方では交流電力を供給する外部交流電源に接続されて、もう一方では直流電力を充放電するバッテリ部を具備し、
    前記無停電電源装置の複数の動作モードは、
    前記外部交流電源が電力を安定供給している場合に、前記外部交流電源から供給される電力が前記電源回路に供給される通常モードと、
    前記外部交流電源が停電状態または電圧低下状態で、かつ、前記電源回路に十分な電力が残っている場合に、前記バッテリ部の放電が保留される待機モードと、
    前記外部交流電源が停電状態または電圧低下状態で、かつ、前記電源回路に十分な電力が残っていない場合に、前記バッテリ部の電力が供給される停電モードと
    を含む
    無停電電力供給システム。
  2. 請求項1記載の無停電電力供給システムにおいて、
    前記電源回路と前記通信回路とは、前記無停電電源装置に接続された電力被供給機器に具備される
    無停電電力供給システム。
  3. 請求項1または2に記載の無停電電力供給システムにおいて、
    前記電源回路は、
    前記無停電電源装置から供給される交流電力を直流電力に整流する整流回路部と、
    前記整流された直流電力を平滑化する平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサの電圧をモニタする電圧検出回路と
    を具備する
    無停電電力供給システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の無停電電力供給システムにおいて、
    前記電源回路は、
    前記整流回路部と前記平滑コンデンサとの間に接続されて、前記整流された直流電力の高調波電流を抑制して出力する力率改善回路部と、
    前記力率改善回路部を制御する制御回路部と、
    前記平滑コンデンサに接続されて、前記平滑化された直流電力の電圧を変換して出力する電圧変換回路部と
    をさらに具備する
    無停電電力供給システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の無停電電力供給システムにおいて、
    前記無停電電源装置は、
    前記外部交流電源の電圧をモニタする入力電圧検出回路部と、
    前記外部交流電源の電圧と、前記平滑コンデンサの電圧とに応じて、前記無停電電源装置の複数の動作モードを切り替えるモード制御回路部
    をさらに具備する
    無停電電力供給システム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の無停電電力供給システムにおいて、
    前記無停電電源装置は、
    前記モード制御回路部による制御に応じて、前記バッテリ部から放電される直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路部と、
    前記モード制御回路部による制御に応じて、前記外部交流電源または前記インバータ回路部のいずれかを前記電源回路に切替接続する出力切替回路部と
    をさらに具備する
    無停電電力供給システム。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の無停電電力供給システムにおける
    無停電電源装置。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の無停電電力供給システムにおける
    電源回路。
  9. 請求項1〜6のいずれかに記載の無停電電力供給システムにおける
    通信回路。
  10. 請求項2〜6のいずれかに記載の無停電電力供給システムにおける
    電力被供給機器。
  11. (a)停電時において、電力被供給機器内部の残存電力が所定の値を下回った場合に、無停電電源装置のバッテリ部が放電を開始して前記電力被供給機器に電力を供給することと、
    (b)無停電電源装置が、外部交流電源から交流電力を安定供給されている場合に、前記外部交流電源から安定供給される交流電力を電力被供給機器に向けて出力することと、
    (c)無停電電源装置が、前記外部交流電源の電圧低下または前記外部交流電源の停電が発生した場合に、前記電力被供給機器内部の残存電力が所定の値を下回るか、または前記外部交流電源からの交流電力供給が再開するかのいずれかが発生するまで、前記バッテリ部の放電を保留して待機することと、
    (d)前記外部交流電源からの交流電力供給が復帰することなく前記電力被供給機器内部の残存電力が所定の値を下回った場合に、無停電電源装置が、前記バッテリ部から放電される直流電力を前記インバータ回路部で交流電力に変換した上で、前記電力被供給機器に供給することと
    を具備する
    無停電電力供給方法。
  12. 請求項11記載の無停電電力供給方法において、
    前記ステップ(b)は、
    (b−1)前記出力切替回路部が、前記外部交流電源と前記電力被供給機器とを接続し、前記インバータ回路部と前記電力被供給機器とを絶縁することと、
    (b−2)インバータ回路部の動作とバッテリ部からの放電とが、停止状態に保たれることと、
    (b−3)前記外部交流電源の電圧低下または前記外部交流電源の停電が発生した場合に、前記出力切替回路部が、前記外部交流電源と前記電力被供給機器との接続を、前記インバータ回路部と前記電力被供給機器との接続に切り替えることと
    を具備する
    無停電電力供給方法。
  13. 請求項11または12に記載の無停電電力供給方法において、
    前記ステップ(c)は、
    (c−1)前記出力切替回路部が、前記インバータ回路部と前記電力被供給機器とを接続し、前記外部交流電源と前記電力被供給機器とを絶縁することと、
    (c−2)インバータ回路部の動作が停止状態に保たれ、バッテリ部からの放電も停止状態に保たれることと、
    (c−3)前記外部交流電源からの交流電力供給が安定状態に復帰することなく前記電力被供給機器内部の残存電力が所定の値を下回った場合に、前記インバータ回路部の動作が開始し、その結果、前記バッテリ部の放電が開始することと、
    (c−4)前記電力被供給機器内部の残存電力が前記所定の値を下回ることなく前記外部交流電源からの交流電力供給が安定状態に復帰した場合に、前記出力切替回路部が、前記インバータ回路部と前記電力被供給機器との接続を、前記外部交流電源と前記電力被供給機器との接続に切り替えて、前記インバータ回路部の動作と前記バッテリ部の放電とが停止することと
    を具備する
    無停電電力供給方法。
  14. 請求項11〜13のいずれかに記載の無停電電力供給方法において、
    前記ステップ(d)は、
    (d−1)前記インバータ回路部が動作を開始することと、
    (d−2)前記インバータ回路部の動作開始によって、前記バッテリ部が放電を開始することと、
    (d−3)前記外部交流電源からの交流電力供給が安定状態に復帰した場合に、前記出力切替回路部が、前記インバータ回路部と前記電力被供給機器との接続を、前記外部交流電源と前記電力被供給機器との接続に切り替えることと
    を具備する
    無停電電力供給方法。
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