JP2008227991A - シリアル伝送回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一データが連続した場合でもデータの受信を正常に行うことができ、高速なデータ転送と高密度実装および低消費電力化が期待できるシリアル伝送回路を提供する。
【解決手段】シリアル伝送回路において、出力ドライバは、送信するデータの振幅を補正する振幅補正回路11と、送信するデータの変化を検出する検出回路12と、検出回路12による検出の結果、送信するデータに変化がない場合は振幅補正回路11で補正されたデータの振幅を絞る方向に調整する振幅調整回路13などを有する。これにより、送信側の出力ドライバで、送信するデータを検出し、同一データが連続した場合には振幅調整回路13で出力振幅を絞っていき、受信側の入力回路で、波形の浮き上がりを抑止してクロスポイントが消えることがないようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、シリアル伝送回路の技術に関し、特に、高速シリアル伝送方式の出力ドライバに適用して有効な技術に関する。
本発明者が検討したところによれば、シリアル伝送回路の技術に関しては、以下のような技術が考えられる。
たとえば、シリアル伝送回路は、データを送信する出力ドライバなどから構成される。このシリアル伝送回路では、伝送データレートや伝送損失などを考慮して、データの符号化である8B10B変換、デエンファシスなどの出力tap制御、入力回路のイコライズ処理などが行われている。
8B10B変換は、8bitのデータパターンを10bitに伸長をかけることにより、連続して“0”(または“1”)のデータが続かないようにする技術である。出力tap制御は、この制御をかけることにより、送信データに応じた最適な振幅でデータ送出を行う技術である。イコライズ処理は、入力回路側で、ある周波数においてピークを持つような特性を持たせることにより、入力振幅の大小を吸収する技術である。
ところで、前記のようなシリアル伝送回路の技術に関して、本発明者が検討した結果、以下のようなことが明らかとなった。
たとえば、8B10B変換に関しては、20%の転送ロスが発生する。出力tap制御に関しては、回路規模、消費電力などの観点からtap制御が行えるのは数bitの範囲内である。イコライズ処理に関しては、広い周波数範囲を補償することは困難である。
そこで、本発明者は、出力tap制御の技術を適用しながら、もっと広いデータに関して効果が期待できるように、高速シリアル伝送方式に関して検討を行った。この高速シリアル伝送方式において、“0”(または“1”)が連続したデータの送信を行う場合、受信側の波形が大きく乱れる。この現象は、データの正常な受信に影響を与えることから、波形を乱さないように制御をかける方式を本発明者は見出した。
そこで、本発明の目的は、同一データが連続した場合でもデータの受信を正常に行うことができ、高速なデータ転送と高密度実装および低消費電力化が期待できるシリアル伝送回路を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、データを送信する出力ドライバと、出力ドライバから送信されたデータを受信する入力回路とを有するシリアル伝送回路に適用され、以下のような特徴を有するものである。
すなわち、出力ドライバは、送信するデータの振幅を補正する振幅補正回路と、送信するデータの変化を検出する検出回路と、検出回路による検出の結果、送信するデータに変化がない場合、すなわち同一データが連続した場合は振幅補正回路で補正されたデータの振幅を絞る方向に調整する振幅調整回路などを有するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば、同一データが連続した場合でもデータの受信を正常に行うことができ、高速なデータ転送と高密度実装および低消費電力化が期待できるシリアル伝送回路を提供することができる。
(本発明の実施の形態の概要)
本発明のシリアル伝送回路を構成する出力ドライバにおいては、送信するデータに変化がない場合(同一データが連続した場合、あるいは同一パターンが連続した場合とも記す)、徐々に出力振幅を絞っていく制御をかける。
たとえば、10Gb/sのデータ転送において、データが“010”と変化する部分のベースバンド周波数は、5GHzとなる。データが、“00110011”と続いた場合は、2.5GHzである。“0”または“1”のデータが連続した場合は、DC(周波数=0)である。全くランダムのデータを送信することを考えると、伝送すべき信号のベースバンド周波数は、DC〜5GHzと幅広くなる。しかし、伝送系の伝送損失は、DC〜5GHzの範囲内でフラットということはなく、周波数に応じて損失は大きくなる。よって、データのパターンにより、受信側での振幅は大きく変化することとなる(DCでは送信振幅そのままだが、5GHzでは振幅が小さくなる)。
本発明は、出力ドライバ側で、送信するデータを検出し、データに変化がない場合には出力振幅を絞っていき、“0”または“1”が連続したデータが送られた際でも、受信側での振幅が大きく開くことのないようにする。
以下において、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1により、本発明の実施の形態1におけるシリアル伝送回路の構成および動作の一例を説明する。図1は、シリアル伝送回路の構成を示す図である。
本実施の形態のシリアル伝送回路は、データを送信する出力ドライバ1と、出力ドライバ1から送信されたデータを受信する入力回路2などから構成される。このシリアル伝送回路において、出力ドライバ1から送信された送信データposi−tx,nega−txは、伝送系3を通じて、入力回路2で受信データposi−rx,nega−rxとして受信される。
図2により、出力ドライバの構成および動作の一例を説明する。図2は、出力ドライバの構成を示す図である。
出力ドライバ1は、送信するデータの振幅を補正する振幅補正回路11と、送信するデータの変化を検出する検出回路12と、検出回路12による検出の結果、送信するデータに変化がない場合は振幅補正回路11で補正されたデータの振幅を絞る方向に調整する振幅調整回路13と、振幅調整回路13を駆動する駆動回路14と、振幅補正回路11のバイアスを生成するバイアス生成回路15などから構成される。
振幅補正回路11は、送信するデータの振幅を段階的に補正する多段回路構成(いわゆるtap制御構成)からなり、tapa回路111、tapb回路112、tapc回路113から構成される。tapa回路111は、電源vddに一端が接続された一対の抵抗R11,R12と、この一対の抵抗R11,R12の他端に一端が接続された一対のnMOSトランジスタMN11,MN12と、この一対のnMOSトランジスタMN11,MN12の他端に一端が接続され、他端がグランドGNDに接続されたnMOSトランジスタMN13から構成される。一対のnMOSトランジスタMN11,MN12はそれぞれ、現時点のデータdata(n)と、これを反転したデータ/data(n)でゲート制御される。nMOSトランジスタMN13は、バイアス生成回路15からのバイアス電位でゲート制御される。一対の抵抗R11,R12と一対のnMOSトランジスタMN11,MN12との接続ノードから次段のtapb回路112に接続される。
同様に、tapb回路112は、現時点の1つ前のデータdata(n−1),/data(n−1)でゲート制御される一対のnMOSトランジスタMN21,MN22と、バイアス生成回路15からのバイアス電位でゲート制御されるnMOSトランジスタMN23から構成され、一対のnMOSトランジスタMN21,MN22の接続ノードから次段のtapc回路113に接続される。tapc回路113は、現時点の2つ前のデータdata(n−2),/data(n−2)でゲート制御される一対のnMOSトランジスタMN31,MN32と、バイアス生成回路15からのバイアス電位でゲート制御されるnMOSトランジスタMN33から構成され、一対のnMOSトランジスタMN31,MN32の接続ノードから振幅調整回路13に接続される。
検出回路12は、同一データが連続していることを検出する同一データ連続検出回路121と、入力データが変化したことを検出する入力データ変化検出回路122から構成される。同一データ連続検出回路121は、2つのANDゲートAND1,AND2と、これに接続されたORゲートOR1から構成される。一方のANDゲートAND1には、データdata(n),data(n−1),data(n−2)が入力される。他方のANDゲートAND2には、データ/data(n),/data(n−1),/data(n−2)が入力される。そして、各ANDゲートAND1,AND2の出力はORゲートOR1に入力され、ORゲートOR1からは、同一データが連続している場合にONする信号が駆動回路14に出力される。入力データ変化検出回路122は、EXORゲートEXOR1から構成される。EXORゲートEXOR1には、データdata(n),data(n−1)が入力される。そして、EXORゲートEXOR1からは、入力データが変化した場合にONする信号が駆動回路14に出力される。
振幅調整回路13は、tapc回路113の一対のnMOSトランジスタMN31,MN32の接続ノードに一端が接続された一対のnMOSトランジスタMN1,MN2と、この一対のnMOSトランジスタMN1,MN2の他端に一端が接続され、他端がグランドGNDに接続されたnMOSトランジスタMN3から構成される。一対のnMOSトランジスタMN1,MN2はそれぞれ、現時点のデータdata(n),/data(n)でゲート制御される。nMOSトランジスタMN3は、駆動回路14からの出力電位でゲート制御される。一対のnMOSトランジスタMN1,MN2の接続ノードから、出力ドライバ1の送信データposi−tx,nega−txとして出力される。
駆動回路14は、電源v1に一端が接続された抵抗R1と、この抵抗R1の他端に一端が接続されたnMOSトランジスタMN4と、このnMOSトランジスタMN4の他端に一端が接続され、他端がグランドGNDに接続されたnMOSトランジスタMN5と、nMOSトランジスタMN4とnMOSトランジスタMN5の接続ノードに一端が接続され、他端がグランドGNDに接続されたコンデンサC1から構成され、コンデンサC1の一端から振幅調整回路13に接続される。nMOSトランジスタMN4は、同一データ連続検出回路121からの出力電位でゲート制御される。nMOSトランジスタMN5は、入力データ変化検出回路122からの出力電位でゲート制御される。
この駆動回路14では、一方のnMOSトランジスタMN4は送信するデータに変化がない場合にONするチャージ用トランジスタとして機能し、他方のnMOSトランジスタMN5は送信するデータに変化がある場合にONするディスチャージ用トランジスタとして機能し、ディスチャージ用トランジスタはチャージ用トランジスタに比べて大きいサイズで形成されている。そして、送信するデータに変化がない場合は、サイズの小さなnMOSトランジスタMN4のONによりコンデンサC1をチャージして電位を徐々に上昇させ、また、送信するデータに変化がある場合は、サイズの大きなnMOSトランジスタMN5のONによりコンデンサC1をディスチャージして電位を急速に下降させるアナログ動作を行う構成となっている。
以上のように構成される出力ドライバ1において、データパターンにおける振幅補正回路(tapa回路,tapb回路,tapc回路)11の他に振幅調整回路13を設け、この振幅調整回路13は同一データが繰り返された場合に同一データ連続検出回路121により駆動され、また、同一データの連続が終わった時に入力データ変化検出回路122により即時に切る動作となる。これにより、駆動回路14の出力ノードnode1の電位がGNDレベルの時には振幅調整回路13は切れている動作であり、出力ノードnode1の電位がv1レベルになった時に振幅調整回路13は最大限振幅を減らす方向に働くことで、振幅調整回路13から出力されるデータの出力振幅を減らすことができる。
図3により、振幅補正回路の入力データを生成する入力データ生成回路の構成および動作の一例を説明する。図3は、振幅補正回路の入力データ生成回路の構成を示す図である。
振幅補正回路11の入力データ生成回路は、現データを生成する一対のバッファBF1およびインバータIV1と、1つ前のデータを生成するD型フリップフロップFF1と一対のバッファBF2およびインバータIV2と、2つ前のデータを生成するD型フリップフロップFF2と一対のバッファBF3およびインバータIV3から構成される。一対のバッファBF1およびインバータIV1にはデータdataが入力され、現データdata(n),/data(n)が出力される。一対のバッファBF2およびインバータIV2には、データdataが入力されたD型フリップフロップFF1の出力データが入力され、1つ前のデータdata(n−1),/data(n−1)が出力される。一対のバッファBF3およびインバータIV3には、D型フリップフロップFF1の出力データが入力されたD型フリップフロップFF2の出力データが入力され、2つ前のデータdata(n−2),/data(n−2)が出力される。このような構成で、現データdata(n),/data(n)、1つ前のデータdata(n−1),/data(n−1)、2つ前のデータdata(n−2),/data(n−2)を生成することができる。
図4により、図2を参照しながら、振幅調整回路を駆動する駆動回路の動作の一例を説明する。図4は、駆動回路の出力ノードのデータ入力に対する電位変化を示す図である。
駆動回路14では、同一データが、たとえば3bit以上続いた場合、nMOSトランジスタMN4がONし、抵抗R1とコンデンサC1による時定数(R1×C1)でチャージし、出力ノードnode1の電位v1が上がる。この際に、時定数でコンデンサC1をチャージするため、電位上昇はゆっくりした動作となる。また、同一データが続かなくなった場合は、nMOSトランジスタMN5がONし、コンデンサC1をディスチャージする。この際に、出力ノードnode1は速やかにGNDレベルに引き下げられる。このようにして、振幅調整回路13の駆動回路14をアナログ動作させることができる。
図5により、高速インタフェイスにおける伝送系の損失量の一例を説明する。図5は、伝送系の周波数に対する透過率の関係を示す図である。
伝送系では、周波数が1/2×f、fになるに従い、透過率が0.5、0.2となる。このように、高速インタフェイスにおける伝送系の損失量は、データを最大の転送レートで送信した場合、明らかに減衰が生じる領域となる。
図6により、送信側と受信側における各データパターンに応じた波形の振幅の一例を説明する。図6は、送信側と受信側における各データパターンに応じた波形の振幅を示す図である。
送信側の出力ドライバ1から、データ“0101010”(周波数:f)が振幅tx−ampで送信された場合、受信側の入力回路2では、振幅rx−amp=0.2×tx−ampとなる。また、送信側の出力ドライバ1から、同一データが2bit続いたデータ“001100110011”(周波数:1/2×f)が振幅tx−ampで送信された場合、受信側の入力回路2では、振幅rx−amp=0.5×tx−ampとなる。
さらに、送信側の出力ドライバ1から、同一データが3bit以上続いたデータ“0011001111111”(周波数:同一パターンが続く場合は0に漸近)が振幅tx−ampで送信された場合、受信側の入力回路2では、振幅rx−ampは送信側と等しくなる(rx−amp=tx−amp)。このように、データパターンに応じて受信側の振幅は変化するが、予め伝送系3の損失を考慮し、送信側で過大な振幅を生成した場合、同一データが続いた時には受信側での波形浮き上がりが生じる。この現象は、後述(図7)するようにデータの正常な受信に影響を与えることとなる。
図7により、データの正常な受信が行えない場合の受信側の波形の一例を説明する。図7は、データの正常な受信が行えない場合の受信側の波形を示す図である。
受信側の入力回路2では、送信側の出力ドライバ1で過大な振幅が生成された場合、同一データが続いた時には波形浮き上がりが生じる。そして、同一データが続いた直後に、たとえば“01”のパターンがくると、波形(posi−rxとnega−rx)がクロスしない状態になる(A点)。すなわち、浮き上がり量vswing2が振幅の1/2の量vswing1より大きくなり、差動入力回路が反応しない現象が起こる。このように、同一データが続いた直後のデータ変化があると、受信側では波形浮き上がりの影響により、データの正常な受信が行えない。
そこで、本実施の形態では、前述した図2のような出力ドライバ1により、後述(図8)するように振幅調整回路13から出力されるデータの出力振幅を絞り、後述(図9)するように受信側の波形がクロスするように調整している。
図8により、同一パターンが続く場合の出力振幅を絞る場合の一例を説明する。図8は、送信側と受信側における同一パターンが続く場合の出力振幅を絞る場合を示す図である。
送信側の出力ドライバ1では、同一パターン(データ“0011001111111”)が続いた場合、出力振幅を徐々に絞っていく。これを受信側の入力回路2で受けた場合には、同一パターンが続いた場合でも、受信振幅は送信側と等しくなるが、送信振幅を絞っているため、波形の浮き上がりがない。このように、受信側での波形の浮き上がりを抑止することができる。
なお、振幅補正回路11において、tap制御をかけることにより、データのパターン依存性の影響をキャンセルすることは可能であるが、tap制御ではせいぜい数bitしか補正を行えない。しかし、本実施の形態のような振幅補正回路11に加えて振幅調整回路13を設けた出力ドライバ1では、それよりも長いパターン(DC的に“0”/“1”が続くパターンまで)でも対応が可能である。
図9により、同一パターン連続後のデータの正常な受信が行える場合の受信側の波形の一例を説明する。図9は、同一パターン連続後のデータの正常な受信が行える場合の受信側の波形を示す図である。
受信側の入力回路2では、同一パターンが続いた後に、たとえば“01”のパターンが来た場合でも、波形(posi−rxとnega−rx)のクロスポイントが消えることがない。このように、受信側での波形浮き上がりを抑止すると、同一パターン連続後のデータの正常な受信が行えるようになる。
以上により、本実施の形態のシリアル伝送回路によれば、出力ドライバ1側で、送信するデータを同一データ連続検出回路121で検出し、同一データが連続した場合には振幅調整回路13で出力振幅を絞っていき、受信側の入力回路2で、波形の浮き上がりを抑止してクロスポイントが消えることがないので、差動入力回路が反応してデータの受信を正常に行うことができる。
この結果、8B10B変換のように、伝送データレートを落とす類の符号化が必要ないため、高速にデータ転送が行える。また、符号化論理回路が不要なため、高密度実装および低消費電力化が期待できる。
また、振幅補正回路11の多段回路構成によるtap制御の技術を適用しながら、振幅調整回路13の追加で広いデータに関して効果が期待できるので、高速シリアル伝送に良好に適用することができる。
(実施の形態2)
図10により、本発明の実施の形態2におけるシリアル伝送回路において、出力ドライバの構成および動作の一例を説明する。図10は、出力ドライバの構成を示す図である。
出力ドライバ1aは、前記実施の形態1と同様に、tapa回路111、tapb回路112およびtapc回路113からなる振幅補正回路11と、同一データ連続検出回路121および入力データ変化検出回路122aからなる検出回路12aと、振幅調整回路13と、駆動回路14と、バイアス生成回路15などから構成され、前記実施の形態1との相違点は、入力データ変化検出回路122aに入力されるデータが異なる点である。
すなわち、入力データ変化検出回路122aには、data(n),data(n−1)の前段のデータを与えることにより、同一データ連続検出回路121による同一データ連続の検出状態から、入力データ変化検出回路122aの検出による入力データ変化への切り替わり時に、確実に振幅調整回路13がOFFに転じるまでの時間を稼ぐことができる。
以上により、本実施の形態のシリアル伝送回路によれば、前記実施の形態1と同様に、同一データが連続した場合でもデータの受信を正常に行うことができ、高速なデータ転送と高密度実装および低消費電力化が期待でき、高速シリアル伝送に良好に適用することができるとともに、入力データ変化検出回路122aで前段のデータを検出することで、データの切り替わり時に確実に振幅調整回路13を動作させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
たとえば、前記実施の形態では、振幅調整回路13は、グランドGND基準のCML回路(nMOSトランジスタ)を例示しているが、電源vdd基準のCML回路(pMOSトランジスタ)でも可能であるし、振幅を絞ることができれば、回路形式はどのような形態でも良い。
本発明のシリアル伝送回路は、高速シリアル伝送方式の出力ドライバとして、高速シリアル伝送を要する、コンピュータ、ネットワーク、ストレージ機器などに効果的であり、さらにある程度の損失がある系でのデータ転送などにも利用可能である。
本発明の実施の形態1におけるシリアル伝送回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるシリアル伝送回路において、出力ドライバの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるシリアル伝送回路において、振幅補正回路の入力データ生成回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるシリアル伝送回路において、駆動回路の出力ノードのデータ入力に対する電位変化を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるシリアル伝送回路において、伝送系の周波数に対する透過率の関係を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるシリアル伝送回路において、送信側と受信側における各データパターンに応じた波形の振幅を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるシリアル伝送回路に対する比較技術において、データの正常な受信が行えない場合の受信側の波形を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるシリアル伝送回路において、送信側と受信側における同一パターンが続く場合の出力振幅を絞る場合を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるシリアル伝送回路において、同一パターン連続後のデータの正常な受信が行える場合の受信側の波形を示す図である。 本発明の実施の形態2におけるシリアル伝送回路において、出力ドライバの構成を示す図である。
符号の説明
1,1a…出力ドライバ、2…入力回路、3…伝送系、
11…振幅補正回路、12,12a…検出回路、13…振幅調整回路、14…駆動回路、15…バイアス生成回路、
111…tapa回路、112…tapb回路、113…tapc回路、
121…同一データ連続検出回路、122,122a…入力データ変化検出回路。

Claims (7)

  1. データを送信する出力ドライバを有し、
    前記出力ドライバは、前記送信するデータの振幅を補正する振幅補正回路と、前記送信するデータの変化を検出する検出回路と、前記検出回路による検出の結果、前記送信するデータに変化がない場合は前記振幅補正回路で補正されたデータの振幅を絞る方向に調整する振幅調整回路とを有することを特徴とするシリアル伝送回路。
  2. 請求項1記載のシリアル伝送回路において、
    前記振幅調整回路を駆動する駆動回路をさらに有し、
    前記駆動回路は、前記送信するデータに変化がない場合は前記振幅調整回路を駆動する電位を徐々に上昇させ、前記送信するデータに変化がある場合は前記振幅調整回路を駆動する電位を急速に下降させるアナログ動作を行うことを特徴とするシリアル伝送回路。
  3. 請求項2記載のシリアル伝送回路において、
    前記駆動回路は、前記送信するデータに変化がない場合にONするチャージ用トランジスタと、前記送信するデータに変化がある場合にONするディスチャージ用トランジスタとを含み、前記ディスチャージ用トランジスタは前記チャージ用トランジスタに比べてサイズが大きいことを特徴とするシリアル伝送回路。
  4. 請求項3記載のシリアル伝送回路において、
    前記駆動回路は、抵抗とコンデンサを含み、前記チャージ用トランジスタのONにより前記抵抗と前記コンデンサによる時定数で前記コンデンサがチャージされ、前記ディスチャージ用トランジスタのONにより前記コンデンサがディスチャージされることを特徴とするシリアル伝送回路。
  5. 請求項4記載のシリアル伝送回路において、
    前記振幅調整回路は、前記振幅補正回路に一端が接続され、前記送信するデータでゲート制御される一対のトランジスタと、前記一対のトランジスタの他端に接続され、前記駆動回路からの駆動電位でゲート制御されるトランジスタとを含み、前記一対のトランジスタの一端から送信データが出力されることを特徴とするシリアル伝送回路。
  6. 請求項1記載のシリアル伝送回路において、
    前記振幅補正回路は、前記送信するデータの振幅を段階的に補正する多段回路構成からなることを特徴とするシリアル伝送回路。
  7. 請求項1記載のシリアル伝送回路において、
    前記検出回路は、前記送信するデータに変化がない場合を検出する同一データ連続検出回路と、前記送信するデータに変化がある場合を検出する入力データ変化検出回路とを含むことを特徴とするシリアル伝送回路。
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