JP2008227604A - 通信システムおよび通信端末機器 - Google Patents

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Yoshiki Matsuura
芳樹 松浦
Takamasa Kawaguchi
貴正 川口
Yuichi Igarashi
悠一 五十嵐
Nobuyoshi Ando
宣善 安東
Norihisa Yanagihara
徳久 柳原
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Abstract

【課題】通信端末機器間での機器固有情報の交換を、電源供給可能な通信ケーブルにより、交換要求を出す通信端末機器が、交換要求を受け入れる通信端末機器に電源を給電しながら、機器IDを交換することで、故障などにより電源を供給できない通信端末機器と機器固有情報を交換可能にする通信システムおよび通信端末機器を提供する。
【解決手段】通信端末機器101−Aが、通信端末機器101−Bに電源を給電し、通信端末機器101−Bが通信端末機器101−Aから電源を受電すると、通信端末機器101−Aと通信端末機器101−Bとで互換性を確認し、互換性がある場合に機器固有情報を交換することにより、通信端末機器101−Bが故障や電池切れなどにより電源を供給できない場合にも、通信端末機器間で機器固有情報を交換することが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、機器固有情報を付加して通信を行う通信システムおよび通信端末機器に関するものであり、特に、通信端末機器同士の機器固有情報の交換方法に関する。
ユビキタス社会の実現に向け、微小なセンサ端末によりネットワークを構築するセンサネットワークの応用検討が進められている。センサネットワークは、家庭やオフィス・工場の機器、もしくは環境などの管理および監視するといったシステムへの応用が検討されている。
上記システムでは、管理サーバがセンサからのデータを収集し、システム全体を管理および監視する形態が多くとられている。管理サーバは、センサを一意に識別する機器IDとセンサがどこにあるか、どの機器に組み込まれているかというセンサの環境情報のマッピングする管理テーブルを保持し、この管理テーブルに基づき管理および監視を行う。
しかし、上記システムでは、センサの故障や機種変更などによりセンサを交換する場合、管理サーバの管理テーブルを更新する必要があり、何らかの形で変更前のセンサの機器IDと変更後の機器IDを管理サーバに通知しなければならない。
特許文献1に記載された発明は、センサのような通信端末機器に機器IDとは別にユーザが任意に設定可能なユーザIDを付加し、ユーザIDを基に管理テーブルの機器ID−センサ環境情報とのマッピングを再構築する。この発明では、管理テーブルの更新を自動化できるが、ユーザIDの管理はユーザが行うことになり、多数のセンサを利用しているユーザにとっては、その管理に非常に手間が掛かる。また、通信端末機器にユーザIDを付加するための入力デバイスも別途必要になる。
一方、管理テーブルを変更するのではなく、通信端末機器の機器IDを直接交換する方式も提案されている。具体的には、特許文献2には、USBケーブルなどの有線により、2つの通信端末機器を接続し、お互い認証確認が終了すれば、機器IDを交換する通信機器およびシステムが記載されている。また、特許文献2は、認証確認だけ無線で行い、機器IDを有線で行う方式も記載されている。
特開2004−260635号公報 特開2001−177599号公報
しかし、機器IDを直接交換する方式では、交換する通信端末機器が正常に動作していることが前提である。この方式は、機種変更などのように本来正常に動作していた通信端末機器と交換する場合はよいが、故障などにより強制的に交換しなければならず、故障した通信端末機器が自身の電源で動作不可能になっていた場合は、交換が行えない。
本発明は、上記課題を鑑みたものであり、通信端末機器同士を電源供給可能な通信ケーブルで接続し、交換要求を出す通信端末機器が、交換要求を受け入れる通信端末機器に電源を給電することで、交換要求を受け入れる通信端末機器が故障や電池切れなどにより電源が供給されずに動作が不可能である場合でも、交換要求を受け入れる通信端末機器と機器IDを交換することが可能な通信システムおよび通信端末機器を提供することを目的とする。
上記課題は、第1の機器固有情報を備えた第1の通信端末機器と、第2の機器固有情報を備えた第2の通信端末機器から構成され、第1の通信端末機器は、第2の通信端末機器に電源を給電する給電手段と、第2の通信端末機器と第1の機器固有情報の一部を交換するための機器固有情報交換手段と、第2の通信端末機器と電気的に接続可能な第1の入出力部とを有し、第2の通信端末機器は、第1の通信端末機器から電源を受電する受電手段と、第1の通信端末機器と第2の機器固有情報の一部を交換する機器固有情報交換受入手段と、第1の通信端末機器と電気的に接続可能な第2の入出力部を有し、第1の入出力部と第2の入出力部とが電源供給可能な通信ケーブルで接続されたとき、第1の通信端末機器は給電手段により第2の通信端末機器に給電し、第2の通信端末機器は受電手段により受電し、第1の通信端末機器の機器固有情報交換手段と第2の通信端末機器の機器固有情報交換受入手段により、第1の機器固有情報と第2の機器固有情報との一部を交換する通信システムにより、達成できる。
また、外部機器に電源を給電する給電手段と、外部機器の機器固有情報の一部を取得するための機器固有情報取得手段と、外部機器と電気的に接続可能な入出力部とを有し、外部機器と電源供給可能な通信ケーブルで接続されているとき、給電手段により外部機器に給電し、機器固有情報取得手段により、機器固有情報の一部を取得する通信端末機器により、達成できる。
さらに、外部機器から給電を受ける受電手段と、外部機器から機器固有情報の一部の送信要求を受信すると、機器固有情報の一部を外部機器に送信する機器固有情報送信手段と、外部機器と電気的に接続可能な入出力部を有し、外部機器と入出力部が電源供給可能な通信ケーブルで接続されているとき、受電手段により外部機器から受電し、機器固有情報送信手段により、外部機器に機器固有情報の一部を送信する通信端末機器により、達成できる。
本発明によれば、電源故障、電池切れなどにより動作不可能な通信端末機器と機器IDを交換することができ、管理サーバの管理テーブルの変更無しに通信端末機器を交換し、システムを継続して利用することができる。
以下、添付図面を参照しながら、通信システムおよび通信端末機器を実施するための最良形態を詳細に説明する。ここでは、機器固有情報として、IEEE802で規定されているMAC(Media Access Control)アドレスのような機器を一意に識別する機器IDを想定する。しかし、他に、暗号の秘密鍵など機器固有に設定される情報なども交換可能であり、これらに限定されない。なお、以下の図面において、同一の符号を付した部分は同一物を表し、基本的な構成および動作は同様であるものとする。したがって、説明は繰り返さない。
実施例1を図1ないし図14を参照して説明する。実施例1では、通信端末機器を、通信ケーブルを介して2台接続し、一方の通信端末機器が他方の通信端末機器の機器IDを取得し、他方の通信端末機器の機器IDを消去する実施例を説明する。
図1は通信端末機器のハードウェアおよびソフトウェアのブロック図である。図1において、通信システム100は、通信端末機器101−Aと、通信端末機器101−Bと、両者を接続する通信ケーブル160とから構成される。
通信端末機器101は、CPU102と、ROM103と、RAM104と、RF処理部105と、モード設定スイッチ106と、交換スイッチ107と、状態表示LED108と、給電スイッチ109と、電源部110と、通信I/F111とから構成される。また、RAM104は、一時記憶情報テーブル120と状態テーブル121とを保持する。さらに、ROM103は、機器固有情報テーブル112とプログラム113とを保持する。
通信端末機器101−Aのプログラム113は、状態観測プログラム114と、エラー処理プログラム115と、給電プログラム116と、機器ID交換プログラム117と、機種IDチェックプログラム118と、アプリケーションプログラム119とから構成される。一方、通信端末機器101−Bのプログラム113は、状態観測プログラム114と、エラー処理プログラム115と、受電通知プログラム146と、機器ID交換受入プログラム147と、機種IDチェック受入プログラム148と、アプリケーションプログラム119とから構成される。なお、通信端末機器101−Aのプログラム113と、通信端末機器101−Bのプログラム113とは、図示の簡便のため構成を異なって記載しているが、両者は同一であっても良い。
通信端末機器101は、アプリケーションプログラム119を、CPU102が実行することにより、図示しないセンサでセンシングしたデータをRF処理部105で高周波変調し、アンテナ123から送信する機器である。
通信端末機器101−Aは通信端末機器101−Bへ機器IDの交換を要求し、通信端末機器101−Bから送信された機器IDと自通信端末機器の機器IDとを交換する通信端末機器である。
CPU102は、ROM103のプログラム113を実行し、プログラム113の処理に基づき通信端末機器101内の各構成部分を動作ならびにデータ通信を制御する。CPU102は、ROM103、RF処理部105、モード設定スイッチ106、交換スイッチ107、状態表示LED108、給電スイッチ109、通信I/F111、RAM104と接続されている。ROM103は、読み出し専用の半導体メモリなどから構成される記憶装置である。RAM104は書き換え可能な半導体メモリ素子などの記憶装置であり、動作中のプログラムが保持する変数や、通信端末機器の状態を保持するテーブルなどを記憶する。RF処理部105は、通信端末機器が本来有しているアプリケーションの無線通信の送受信を行うものであり、CPU102、アンテナ123と接続されている。無線通信は、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.15.4、BLUETOOTH、特定小電力無線、UWB(Ultra Wide Band)などである。
モード設定スイッチ106は、交換可能であるかどうかを切り替え、さらに交換可能な場合に交換要求モードと交換受入モードを切り替えるスイッチであり、CPU102と接続されている。モード設定スイッチ106は、ディップスイッチや切り替えスイッチなどから選択できる。交換スイッチ107は、交換を開始するためのスイッチであり、CPU102と接続されている。交換スイッチ107は、プッシュスイッチなどである。状態表示LED108は、正常終了、異常終了、交換中などの状態を表示するためのLEDであり、CPU102と接続されている。給電スイッチ109は、電源部110から通信I/F111を介して、他の通信端末機器101へ給電するためのスイッチであり、通信I/F111、CPU102、電源部110と接続されている。給電スイッチ109は、トランジスタなどのスイッチング回路である。ここで、給電とは電力を分け与えることである。給電スイッチ109は、また通信I/F111を介して、他の通信端末機器101から受電した電力を自身である通信端末機器101の各部に給電する。
通信端末機器101−Aの電源部110は、通信端末機器101−Aを動作させる動力源であり、通信端末機器101−Bに給電する装置であり、給電スイッチ109と接続されている。電源部110は、乾電池、ボタン電池などである。通信I/F111は、通信端末機器101−Aと通信端末機器101−Bとのデータ通信や通信端末機器101−Bへ給電するための通信ケーブルを接続するI/Fであり、給電スイッチ109、CPU102、RAM104と接続されている。通信I/F111は、USB、IEEE1394などのコネクタを備える。機器固有情報テーブル112は、通信端末機器101の固有情報である機種IDと機器IDとを記憶しておくテーブルである。
状態観測プログラム114は、モード設定スイッチ106の状態を観測し、通信ケーブル160が接続されているかを監視するプログラムであり、モード設定スイッチ106の状態によって、給電プログラム116、アプリケーションプログラム119を起動する。エラー処理プログラム115は、通信端末機器101−Aと通信端末機器101−Bが機器IDを交換しているときに、通信ケーブル160が外れるなど例外処理が起こった場合に、機器ID交換前の機器IDに戻すプログラムである。給電プログラム116は、通信端末機器101−Bへ給電し、機器ID交換プログラム117を起動するプログラムである。機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−Bと機器IDの送受信を行い、通信端末機器101−Bの機器IDに交換するプログラムである。機種IDチェックプログラム118は、通信端末機器101−Aと通信端末機器101−Bとが機種IDに互換性があるかをチェックするためのプログラムであり、もし互換性があれば、機器ID交換プログラム117を実行し、もし互換性がなければ、交換処理を終了する。アプリケーションプログラム119は、通信端末機器101−Aが通常行うべきアプリケーション処理を担う。アプリケーションプログラム119は、通信端末機器101−Aがネットワーク対応のセンサであれば、センサデータを取得し、無線で通信する処理である。
一時記憶情報テーブル120は、機器ID交換時に一時的に保存しておく情報を格納するエリアであり、通信端末機器101−Aの機器IDと通信端末機器101−Bの機器IDとを格納するテーブルである。状態テーブル121は、機器ID交換時に通信端末機器101−Aの状態を保存しておくテーブルである。アンテナ123は、無線の送受信を行うものであり、RF処理部105と接続されている。
通信端末機器101−Bは、通信端末機器101−Aからの機器IDの交換の要求を受け入れ、通信端末機器101−Aに機器IDを送信する通信端末機器である。通信端末機器101−Bは、通信端末機器101−Aと同じ構成であり、違いについて以下説明する。
受電通知プログラム146は、通信端末機器101−Aから受電されていることを通信端末機器101−Aに通知するプログラムである。通知後、受電通知プログラム146は、機器ID交換受入プログラム147を起動する。ここで、受電とは電力を受け取ることである。機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−Aに機器IDを送信し、機器IDを消去するプログラムである。機種IDチェック受入プログラム148は、通信端末機器101−Aに機種IDを送信し、通信端末機器101−Aから互換性の結果を受信するプログラムである。もし互換性があれば、機種IDチェック受入プログラム148は、機器ID交換受入プログラム147を実行し、もし互換性がなければ、交換処理を終了する。
図2は機器固有情報テーブルを説明する図である。図2において、通信端末機器101−Aの機器固有情報テーブル112は、機種ID欄201と、機器ID欄202とを備える。機種ID欄201は、通信端末機器の種類を表すIDを格納するエリアである。例えば、通信端末機器が温度センサなら「0001」、湿度センサなら「0002」などのように、あらかじめ製造メーカが定義している値を格納する。機器ID欄202は、通信端末機器を一意に識別するためのIDを格納するエリアである。図2では、機種ID201が「0001」であり、機器ID202が「00ab12cd」である。
図3は一時記憶情報テーブルを説明する図である。図3において、通信端末機器101−Aの一時記憶情報テーブル120は、一時機器ID欄301と受信機器ID欄302とを備える。一時機器ID欄301は、自通信端末機器の機器IDをバックアップするために記憶しておくエリアである。受信機器ID欄302は。通信している通信端末機器の機器IDを格納しておくエリアであり、通信端末機器101−Aの場合は通信端末機器101−Bの機器ID、通信端末機器101−Bの場合は通信端末機器101−Aの機器IDが格納される。
図4は状態テーブルを説明する図である。図4において、通信端末機器101の状態テーブル121は、機種チェックフラグ402と交換中フラグ403と交換完了フラグ404とから構成される。
機種チェックフラグ402は、通信端末機器101−Aと通信端末機器101−Bの機種に互換があるかどうか示すフラグであり、「0」のときは機種に互換性なし、「1」のときに機種に互換性ありを示す。交換中フラグ403は、通信端末機器101−Aと通信端末機器101−Bとの間で機器IDが交換中であるかどうかを示すフラグであり、「1」のときに機器IDが交換中であることを表す。交換完了フラグ404は、通信端末機器101−Aと通信端末機器101−Bとの間で機器IDの交換が完了したかを示すフラグであり、「1」になると機器IDの交換完了を表す。図4に示す状態のとき、通信端末機器101−Aと通信端末機器101−Bの機種に互換があり、通信端末機器101−Aと通信端末機器101−Bとの間で機器IDが交換中であり、通信端末機器101−Aと通信端末機器101−Bとの間で機器IDの交換が完了していないことを意味する。
図5は通信パケットのフォーマットを説明する図である。図5のフォーマットは、通信端末機器101−Aと通信端末機器101−B がデータ通信を行う時のパケットフォーマットである。図5において、通信パケットフォーマット501は、信号名502、バイト数503、データ504から構成されている。信号名502は、信号の種類を表した記号である。信号の種類には、信号の種類には交換可能信号、機種ID要求信号、互換判定信号(メッセージ)、機器ID消去要求信号、完了通知信号、交換開始信号、ACK、データ信号などある。例えば、交換可能信号は「0x01」、機種ID要求信号は「0x02」などである。バイト数503は、データ504のバイト数を示した値である。ここで、信号名502がデータ信号以外であれば、バイト数は「0」とする。データ504は、転送するデータであり、主に信号名502がデータ信号であった場合に、データが記述されている。データ504は、機種ID、機器IDなどがある。
図6は状態観測プログラムの動作を説明するフローチャートである。状態観測プログラム114は、モード設定スイッチ106、モード設定スイッチ106の状態を読み取り、機器ID交換可能モードであるのか、さらに自通信端末機器が機器ID交換要求を出す通信端末機器101−Aであるのか、機器ID交換要求を受け入れる通信端末機器101−Bであるのかを判断し、読み取ったモードに応じて、他のプログラムを起動させるための処理を行うプログラムである。
図6において、状態観測プログラム114は、まず、状態テーブル121、状態テーブル121の機種チェックフラグ402、交換中フラグ403、交換完了フラグ404を全て0に初期化する(S101)。次に、状態観測プログラム114は、通信ケーブル160の接続状態を監視し、接続されるまで待機する(S102)。通信ケーブル160が接続状態になれば、状態観測プログラム114は、モード設定スイッチ106の状態からモードを取得する(S103)。状態観測プログラム114は、取得したモードが交換可能モードかどうか判断し(S104)、交換可能モードなら、さらに交換要求モードかどうかを判断する(S105)。もし、交換可能モードでなければ、アプリケーションプログラム119を起動し(S112)、終了する。
ステップ105で、もし交換要求モードなら、自通信端末機器は、機器ID交換を要求する通信端末機器101−Aであり、状態観測プログラム114は、通信端末機器101−Bへ給電するため、給電プログラム116を起動する(S106)。ステップ105で、もし交換要求モードでなければ、自通信端末機器は機器IDの交換要求を受け入れる通信端末機器101−Bであり、状態観測プログラム114は、通信端末機器101−Aから受電するため、受電通知プログラム146を起動する(S107)。
次に、状態観測プログラム114は、通信端末機器が交換送信元、交換受信先のどちら場合も、状態表示LED108に交換可能状態を表示する(S108)。状態観測プログラム114は、状態テーブル121の交換完了フラグ404を観測し(S109)、もし交換完了フラグ404が1なら終了する。
交換完了フラグ404が0なら、状態観測プログラム114は、通信ケーブル160の接続状態を監視し(S110)、通信ケーブル160が切断されたら、エラー処理プログラム115を起動させて(S111)、終了する。ステップ110で、通信ケーブル160が接続されていたら、状態観測プログラム114は、ステップ109へ戻る。
図7はエラー処理プログラムを説明するフォローチャートである。エラー処理プログラム115は、通信端末機器101−Aと通信端末機器101−Bが機器IDの交換処理をしているときに通信ケーブル160の接続が切断されるなど、異常動作が起こった場合に行う処理を実行する。
図7において、エラー処理プログラムは、まず、起動しているプログラムを強制終了する(S121)。次に、状態テーブル121にある交換中フラグ403の状態を観測し(S122)、交換中フラグ403が1であれば、エラー処理プログラムは、一時記憶情報テーブル120の一時機器ID301を機器固有情報テーブル112の機器ID202に上書きし、交換中の機器IDを元に戻す(S123)。交換中フラグ403が0であれば、エラー処理プログラムは、そのまま終了する。
図8は給電プログラムの動作を説明するフローチャートである。給電プログラム116は、通信端末機器101−Aにおいて動作し、通信端末機器101−Bに給電し、機器ID交換プログラム117を起動させる処理を行う。
図8において、まず、給電プログラム116は、給電スイッチ109をONにする(S131)。通信端末機器101−Aと通信端末機器101−Bとが、通信ケーブル160を介して接続されていると、通信端末機器101−Aの電源部110から通信ケーブル160を介して、通信端末機器101−Bの通信I/F111を介して、通信端末機器101−Bへ給電し、受電した通信端末機器101−Bから交換可能信号を受信する(S132)。最後に、給電プログラム116は、機器ID交換プログラム117を起動して(S133)、終了する。
図9は受電通知プログラムの動作を説明するフローチャートである。受電通知プログラム146は、通信端末機器101−Bで動作し、通信端末機器101−Aから給電され、機器ID交換受入プログラム147を起動させる処理を行うプログラムである。
図9において、まず、通信機器端末A101から通信ケーブル160を介して通信I/F111から給電されると、通信端末機器101−Aへ交換可能信号を送信する(S141)。最後に、受電通知プログラム146は、機器ID交換受入Bプログラム147を起動させて(S142)、終了する。
-- 図10は機器ID交換プログラムの動作を説明するフローチャートである。機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−Aが通信端末機器101−Bの機器固有情報テーブル112の機器ID202を受信し、機器固有情報テーブル112の機器ID202と交換してから、通信端末機器101−Bの機器固有情報テーブル112の機器ID202を消去させる処理を行うプログラムである。
図10において、機器ID交換プログラム117は、まず、交換スイッチ122がONになるまで待機し(S201)、交換スイッチ122がONになれば、機種IDチェックプログラム118を起動する(S202)。機器ID交換プログラム117は、次に、機種IDチェックプログラム118が終了するまで待機する(S203)。機種IDチェックプログラム118が終了すると、機器ID交換プログラム117は、状態テーブル121の機種チェックフラグ402を観測し(S204)、もし機種チェックフラグ402が0であれば、状態表示LED108に異常終了を表示し(S220)、終了する。
ステップ204で機種チェックフラグ402が1のとき、機器ID交換プログラム117は、機器固有情報テーブル112の機器ID202を一時記憶情報テーブル120の一時機器ID301に格納し(S205)、状態テーブル121の交換中フラグ403を1にする(S206)。機器ID交換プログラム117は、次に、通信端末機器101−Bへ機器ID要求信号を送信する(S207)。機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−Bから機器固有情報テーブル112の機器ID202を受信し(S208)、通信端末機器101−Bから受信した機器IDを一時記憶情報テーブル120の受信機器ID302に格納する(S209)。機器ID交換プログラム117は、次に、通信端末機器101−Bへ機器ID消去要求信号(メッセージ)を送信し(S210)、通信端末機器101−Bの機器固有情報テーブル112の機器ID202を消去させる。
機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−BからACKを受信すると(S211)、機器固有情報テーブル112の機器ID202を一時記憶情報テーブル120の受信機器ID302で上書きする(S212)。機器ID交換プログラム117は、次に、状態テーブル121の交換中フラグ403を0にする(S213)。機器ID交換プログラム117は、次に、通信端末機器101−Bへ完了通知信号を送信する(S214)。通信端末機器101−BからACKを受信すると(S215)、機器ID交換プログラム117は、一時記憶情報テーブル120の受信機器ID302と一時機器ID301を消去する(S216、S217)。機器ID交換プログラム117は、最後に、状態テーブル121の交換完了フラグ404を1にし(S218)し、状態表示LED108に正常終了を表示し(S219)、終了する。
図11は機器ID交換受入プログラムの動作を説明するフローチャートである。機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−Bで動作し、通信端末機器101−Aが通信端末機器101−Bの機器固有情報テーブル112の機器ID202を受信し、機器固有情報テーブル112の機器ID202と交換してから、通信端末機器101−Bの機器固有情報テーブル112の機器ID202を消去する処理を行うプログラムである。
図11において、機器ID交換受入プログラム147は、まず、機種IDチェック受入プログラム148を起動する(S301)。機器ID交換受入プログラム147は、次に、機種IDチェック受入プログラム148が終了するまで待機する(S302)。
機種IDチェック受入プログラム148が終了すると、機器ID交換受入プログラム147は、状態テーブル121の機種チェックフラグ402を観測し(S303)、もし機種チェックフラグ402が0であれば、状態表示LED108に異常終了を表示し(S317)、終了する。
ステップ303で、機種チェックフラグ402が1であれば、機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−Aからの機器ID要求信号を受信し(S304)、機器固有情報テーブル112の機器ID202を一時記憶情報テーブル120の一時機器ID301に格納する(S305)。
機器ID交換受入プログラム147は、次に、状態テーブル121の交換中フラグ403を1にする(S306)。機器ID交換受入プログラム147は、次に、通信端末機器101−Aへ機器固有情報テーブル112の機器ID202を送信する(S307)。機器ID交換受入プログラム147は、次に、通信端末機器101−Aから機器ID消去要求信号を受信し(S308)、機器固有情報テーブル112の機器ID202を消去する(S309)。機器IDの消去が終了すると、機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−AへACKを送信する(S310)。通信端末機器101−Aから完了通知を受信すると(S311)、状態テーブル121の交換中フラグ403を0にする(S312)。機器ID交換受入プログラム147は、次に、通信端末機器101−AへACKを送信し(S313)、一時記憶情報テーブル120の一時機器ID301を消去する(S314)。機器ID交換受入プログラム147は、最後に、状態テーブル121の交換完了フラグ404を1にし(S315)、状態表示LED108に正常終了を表示し(S316)、終了する。
図12は機種IDチェックプログラムの動作を説明するフローチャートである。機種IDチェックプログラム118は、通信端末機器101−Aで動作し、通信端末機器101−Aが機器固有情報テーブル112の機種ID201と通信端末機器101−Bの機器固有情報テーブル112の機種ID201に互換性があるかをチェックする処理のプログラムである。
機種IDチェックプログラム118は、まず、通信端末機器101−Aは通信端末機器101−Bに機種ID要求信号を送信する(S401)。機種IDチェックプログラム118は、通信端末機器101−Bから機器固有情報テーブル112の機種ID201を受信する(S402)。機種IDチェックプログラム118は、受信した機種IDが機器固有情報テーブル112の機種ID201と互換性があるかどうかを判定する(S403)。もし互換性があれば、機種IDチェックプログラム118は、通信端末機器101−Bへ互換あり信号を送信し(S404)、状態テーブル121の機種チェックフラグ402を1にする(S405)。機種IDチェックプログラム118は、通信端末機器101−BからACKを受信して(S408)、終了する。
ステップ403で互換性がなければ、機種IDチェックプログラム118は、通信端末機器101−Bへ互換無し信号を送信し(S406)、状態テーブル121の機種チェックフラグ402を0にする(S407)。機種IDチェックプログラム118は、最後に、通信端末機器101−BからACKを受信して(S408)、終了する。
図13は機種IDチェック受入プログラムの動作を説明するフローチャートである。機種IDチェック受入プログラム148は、通信端末機器101−Bで動作し、通信端末機器101−Bが通信端末機器101−Aの機種IDチェックプログラム118で判断した機種IDの互換性チェックの結果を受信するプログラムである。
機種IDチェック受入プログラム148は、まず、通信端末機器101−Aからの機種ID要求信号を受信し(S451)、通信端末機器101−Aへ機器固有情報テーブル112の機種ID201を送信する(S452)。機種IDチェック受入プログラム148は、次に、通信端末機器101−Aから互換性があるかどうかを判定する互換信号を受信する(S453)。機種IDチェック受入プログラム148は、受信した互換信号が互換ありかなしかを判断し(S454)、もし互換性があれば、状態テーブル121の機種チェックフラグ402を1にする(S455)。機種IDチェック受入プログラム148は、ACKを送信し(S457)、終了する。
ステップ454で互換性がなければ、機種IDチェック受入プログラム148は、状態テーブル121の機種チェックフラグ402を0にする(S456)。最後に、機種IDチェック受入プログラム148は、ACKを送信し(S457)、終了する。
図14を参照して、通信端末機器Aと、通信端末機器Bとの間で行われるデータ通信のシーケンスを説明する。ここで、図14は通信端末機器間のデータ通信のシーケンス図である。図14において、通信端末機器101−Aの状態観測プログラム114は、最初に、モードチェックを行う(T501)。モードチェックは、モード設定スイッチ106の状態を取得し、取得したモードがまず交換可能モードであるかどうかのチェックである。ここでは交換可能モードであるので、通信端末機器101−Aの状態観測プログラム114は、さらに交換要求モードか交換受入モードであるかを判断する。次に、状態観測プログラム114は、モードチェック501の結果、交換要求モードであれば、給電プログラム116を起動させ(T502)、状態観測を行う(T503)。状態観測は、通信ケーブル160が接続されているか、状態テーブル121の交換完了フラグ404が1になっていないかを定期的に観測するものである。もし、通信ケーブル160が切断されれば、状態観測プログラム114は、起動中のプログラム(給電プログラム116、機器ID交換プログラム117、機種IDチェックプログラム118等)を強制終了させ、エラー処理プログラム115を実行する。
給電プログラム116は、給電スイッチ109をONにし、通信ケーブル160を介して通信端末機器101−Bに給電する(T504)。給電プログラム116は、通信端末機器101−Bからの交換可能メッセージを待つ。
通信端末機器101−Bは、通信端末機器101−Aから受電すると、状態観測プログラム114を起動する。状態観測プログラム114は、まずモードチェックを行う(T505)。モードチェックは、通信端末機器101−Aの状態観測プログラム114が行ったモードチェックと同じ処理であり、説明は省略する。モードチェック処理の結果、交換受入モードであるので、状態観測プログラム114は、受電通知プログラム146を起動させ(T506)、状態観測を行う(T507)。
受電通知プログラム146は、通信端末機器101−Aへ交換可能メッセージを送信し(T508)、機器ID交換受入プログラム147を起動させ(T509)、終了する。
機器ID交換受入プログラム147は、機種IDチェック受入プログラム148を起動させ(T510)、待機する。機種IDチェック受入プログラム148は、通信端末機器101−Aからの機種ID要求メッセージを待つ。
一方、通信端末機器101−Bから交換可能メッセージを受信した通信端末機器101−Aの給電プログラム116は、機器ID交換プログラム117を起動させる(T511)。機器ID交換プログラム117は、交換開始処理を行う(T512)。交換開始処理は、交換可能であることを状態表示LED108に表示し、交換スイッチ107がONになるまで待機する。交換スイッチ107がONになれば、機種IDチェックプログラム118を起動させる(T513)。
機種IDチェックプログラム118は、通信端末機器101−Bへ機種ID要求メッセージを送信する(T514)。通信端末機器101−Bの機種IDチェック受入プログラム148は、機種ID要求メッセージを受信すると、機種IDメッセージを送信する(T515)。通信端末機器101−Bから機種IDメッセージを受信した通信端末機器101−Aの機種IDチェックプログラム118は、機器固有情報テーブル112の機種ID201と受信した機種IDメッセージに含まれる機種IDとに互換性があるかをチェックし(T516)、互換結果メッセージを通信端末機器101−Bに送信する(T517)。
通信端末機器101−Bの機種IDチェック受入プログラム148は、通信端末機器101−Aから互換結果メッセージを受信すると、通信端末機器101−AにACKを返信する(T518)。次に、ここでは互換結果メッセージに「互換あり」が含まれているので、機器ID交換受入プログラム147の待機解除を行う(T519)。なお、互換結果メッセージに「互換なし」が含まれていたなら、状態表示LED108に異常表示を表示し、終了する。
通信端末機器101−Aの機種IDチェックプログラム118は、通信端末機器101−BからACKを受信すると、互換結果が互換ありなので、機器ID交換プログラム117の待機解除を行う(T520)。なお、互換なしなら、機種IDチェックプログラム118は、状態表示LED108に異常表示を表示し、終了する。
通信端末機器101−Aの機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−Bとの機器ID交換準備処理を行う(T521)。機器ID交換準備処理は、機器固有情報テーブル112の機器ID202を一時記憶情報テーブル120の一時機器ID301に格納し、状態テーブル121の交換中フラグ403を1にする。次に、通信端末機器101−Bに機器ID要求メッセージを送信する(T522)。
通信端末機器101−Bの機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−Aから機器ID要求メッセージを受信すると、機器ID交換準備処理を行う(T523)。次に、機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−Aに機器IDメッセージを送信する(T524)。
通信端末機器101−Aの機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−Bから機器IDメッセージを受信すると、機器ID524を一時記憶情報テーブル120の受信機器ID302に格納する。次に、機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−Bに機器ID消去要求メッセージを送信する(T525)。
通信端末機器101−Bの機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−Aから機器ID消去要求メッセージを受信すると、機器ID消去処理を行う(T526)。機器ID消去処理は、機器固有情報テーブル112の機器ID202を消去する処理である。次に、機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−AにACKを送信する(T527)。通信端末機器101−Aの機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−BからACKを受信すると、機器ID交換処理を行う(T528)。機器ID交換処理は、機器固有情報テーブル112の機器ID202に一時記憶情報テーブル120の受信機器ID302を上書きする処理である。次に、機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−Bに完了通知を送信する(T529)。
通信端末機器101−Bの機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−Aから完了通知を受信すると、通信端末機器101−AにACKを送信し(T530)、機器ID交換終了処理を行う(T531)。機器ID交換終了処理は、一時記憶情報テーブル120の一時機器ID301を消去する処理である。次に、完了メッセージを状態観測プログラム114に通知し(T532)、終了する。状態観測プログラム114は、完了メッセージを受け取ると、終了する。
通信端末機器101−Aの機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−BからACKを受信すると、機器ID交換終了処理を行う(T533)。機器ID交換終了処理は、一時記憶情報テーブル120の受信機器ID302と一時機器ID301を消去する処理である。次に、完了メッセージを状態観測プログラム114に通知し(T534)、終了する。状態観測プログラム114は、完了メッセージを受け取ると、終了する。
本実施例は、特に故障や電池切れなどにより通常の動作できない通信端末機器と機器IDを交換する場合に有効である。本実施例によれば、通信端末機器のうち、片方の通信端末機器だけが機器固有情報の一部を交換し、もう一方の通信端末機器は機器固有情報を消去するので、2台の通信端末機器の機器固有情報が同じになることを確実に防ぐ。
実施例2を図15ないし図17を参照して説明する。実施例2では、通信端末機器101−Aが通信端末機器101−Bと機器IDを交換するときに、通信端末機器101−Bの機器固有情報テーブル112の機器ID202を消去させず、通信端末機器101−Aの機器固有情報テーブル112の機器ID202と通信端末機器101−Bの機器固有情報テーブル112の機器ID202を交換する。これによって、交換後も通信端末機器101−Bは機器固有情報テーブル112に機器IDを保持し、通信端末機器101−Bも利用可能である。
図15は機器ID交換プログラムの動作フローチャートである。機器ID交換プログラムは、通信端末機器101−Aが機器固有情報テーブル112の機器ID202と通信端末機器101−Bの機器固有情報テーブル112の機器ID202を交換する処理を行う。
まず、機器ID交換プログラム117は、交換スイッチ122がONになるまで待機し(S601)、交換スイッチ122がONになれば、機器ID交換プログラム117は、機種IDチェックプログラム118を起動する(S602)。次に、機器ID交換プログラム117は、機種IDチェックプログラム118が終了するまで待機する(S603)。機種IDチェックプログラム118が終了すれば、機器ID交換プログラム117は、状態テーブル121の機種チェックフラグ402を観測し(S604)、もし機種チェックフラグ402が0であれば、状態表示LED108に異常終了を表示し(S620)、終了する。
ステップ604で機種チェックフラグ402が1であれば、機器ID交換プログラム117は、機器固有情報テーブル112の機器ID202を一時記憶情報テーブル120の一時機器ID301に格納し(S605)、状態テーブル121の交換中フラグ403を1にする(S606)。次に、機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−Bへ機器ID要求信号を送信する(S607)。機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−Bから機器固有情報テーブル112の機器ID202を受信し(S608)、通信端末機器101−Bから受信した機器IDを一時記憶情報テーブル120の受信機器ID302に格納する(S609)。次に、機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−Bへ機器固有情報テーブル112の機器ID202を送信する(S610)。
通信端末機器101−BからACKを受信すると(S611)、機器ID交換プログラム117は、機器固有情報テーブル112の機器ID202を一時記憶情報テーブル120の受信機器ID302で上書きする(S612)。次に、機器ID交換プログラム117は、状態テーブル121の交換中フラグ403を0にする(S613)。次に、通信端末機器101−Bへ交換開始信号を送信する(S614)。通信端末機器101−BからACKを受信すると(S615)、機器ID交換プログラム117は、一時記憶情報テーブル120の受信機器ID302と一時機器ID301を消去する(S616、S617)。最後に、機器ID交換プログラム117は、状態テーブル121の交換完了フラグ404を1にし(S618)、状態表示LED108に正常終了を表示し(S619)、終了する。
図16は機器ID交換受入プログラムの動作フローチャートである。機器ID交換受入プログラムは、通信端末機器101−Bが機器固有情報テーブル112の機器ID202と通信端末機器101−Aの機器固有情報テーブル112の機器ID202を交換する処理を行う。
まず、機器ID交換受入プログラム147は、機種IDチェック受入プログラム148を起動する(S701)。次に、機器ID交換受入プログラム147は、機種IDチェック受入プログラム148が終了するまで待機する(S702)。機種IDチェック受入プログラム148が終了すれば、機器ID交換受入プログラム147は、状態テーブル121の機種チェックフラグ402を観測する(S703)。機種チェックフラグ402が0であれば、機器ID交換受入プログラム147は、状態表示LED108に異常終了を表示し(S719)、終了する。
ステップ703で、機種チェックフラグ402が1のとき、機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−Aからの機器ID要求信号を受信し(S704)、機器固有情報テーブル112の機器ID202を一時記憶情報テーブル120の一時機器ID301に格納する(S705)。次に、機器ID交換受入プログラム147は、状態テーブル121の交換中フラグ403を1にする(S706)。次に、機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−Aへ機器固有情報テーブル112の機器ID202を送信する(S707)。次に、機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−Aから機器IDを受信し(S708)、受信した機器IDを一時記憶テーブル120の受信機器ID302に格納する(S709)。
次に、機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−AへACKを送信する(S710)。通信端末機器101−Aから交換開始信号を受信すると(S711)、機器ID交換受入プログラム147は、機器固有情報テーブル112の機器ID202を一時記憶情報テーブル120の受信機器ID302で上書きする(S712)。次に、機器ID交換受入プログラム147は、状態テーブル121の交換中フラグ403を0にする(S713)。次に、機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−AにACKを送信し(S714)、一時記憶情報テーブル120の受信機器ID302と一時機器ID301を消去する(S715、S716)。最後に、機器ID交換受入プログラム147は、状態テーブル121の交換完了フラグ404を1にし(S717)、状態表示LED108に正常終了を表示し(S718)、終了する。
図17を参照して、通信端末機器Aと、通信端末機器Bとの間で行われるデータ通信のシーケンスを説明する。ここで、図17は通信端末機器間のデータ通信のシーケンス図である。図17において、通信端末機器101−Aの状態観測プログラム114によるモードチェック(T801)から、機種IDチェックプログラム118による機器ID交換プログラム117の待機解除(T820)までは、図14と同じなので説明を省く。
通信端末機器101−Aの機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−Bとの機器ID交換準備処理を行う(T821)。機器ID交換準備処理は、機器固有情報テーブル112の機器ID202を一時記憶情報テーブル120の一時機器ID301に格納し、状態テーブル121の交換中フラグ403を1にする。次に、機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−Bに機器ID要求メッセージを送信する(T823)。
通信端末機器101−Bの機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−Aから機器ID要求メッセージを受信すると、機器ID交換準備処理を行う(T823)。ここ機器ID交換準備処理は、機器ID交換プログラム117の機器ID交換準備処理と同じ処理である。次に、機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−Aに機器IDメッセージを送信する(T824)。
通信端末機器101−Aの機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−Bから機器IDメッセージを受信すると、機器IDメッセージに格納された機器IDを一時記憶情報テーブル120の受信機器ID302に格納する。次に、機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−Bに機器IDメッセージを送信する(T825)。
通信端末機器101−Bの機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−Aから機器IDメッセージを受信すると、機器IDメッセージに格納された機器IDを一時記憶情報テーブル120の受信機器ID302に格納する。次に、機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−AにACKを送信する(T826)。
通信端末機器101−Aの機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−BからACKを受信すると、機器ID交換処理を行う(T827)。機器ID交換処理は、機器固有情報テーブル112の機器ID202に一時記憶情報テーブル120の受信機器ID302を上書きする処理である。次に、機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−Bに交換開始メッセージを送信する(T828)。
通信端末機器101−Bの機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−Aから交換開始メッセージを受信すると、機器ID交換処理を行う(T829)。機器ID交換処理は、機器ID交換プログラム117の機器ID交換処理と同じ処理である。機器ID交換受入プログラム147は、通信端末機器101−AにACKを送信し(T830)、機器ID交換終了処理を行う(T831)。機器ID交換終了処理は、一時記憶情報テーブル120の受信機器ID302と一時機器ID301を消去する処理である。次に、機器ID交換受入プログラム147は、完了メッセージを状態観測プログラム114に通知し(T832)、終了する。状態観測プログラム114は、完了メッセージを受け取ると、終了する。
通信端末機器101−Aの機器ID交換プログラム117は、通信端末機器101−BからACKを受信すると、機器ID交換終了処理を行う(T833)。機器ID交換終了処理は、機器ID交換受入プログラム147の機器ID交換終了処理と同じである。次に、機器ID交換プログラム117は、完了メッセージを状態観測プログラム114に通知し(T834)、終了する。状態観測プログラム114は、完了メッセージを受け取ると、終了する。
本実施形態は、故障や電池切れなどにより通常の動作できない通信端末機器と機器IDを交換する場合で、故障や電池切れなどにおり動作できない通信端末を再利用したい場合に有効である。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
通信端末機器のハードウェアおよびソフトウェアのブロック図。 機器固有情報テーブルを説明する図。 一時記憶情報テーブルを説明する図。 状態テーブルを説明する図。 通信パケットのフォーマットを説明する図。 状態観測プログラムの動作を説明するフローチャート。 エラー処理プログラムを説明するフォローチャート。 給電プログラムの動作を説明するフローチャート。 受電通知プログラムの動作を説明するフローチャート。 機器ID交換プログラムの動作を説明するフローチャート。 機器ID交換受入プログラムの動作を説明するフローチャート。 機種IDチェックプログラムの動作を説明するフローチャート。 機種IDチェック受入プログラムの動作を説明するフローチャート。 通信端末機器間のデータ通信のシーケンス図。 機器ID交換プログラムの動作フローチャート。 機器ID交換受入プログラムの動作フローチャート。 通信端末機器間のデータ通信のシーケンス図。
符号の説明
100…通信システム、101…通信端末機器、102…CPU、103…ROM、104…RAM、105…RF処理部、106…モード設定スイッチ、107…交換スイッチ、108…状態表示LED、109…給電スイッチ、110…電源部、111…通信I/F、112…機器固有情報テーブル、113…プログラム、114…状態観測プログラム、115…エラー処理プログラム、116…給電プログラム、117…機器ID交換プログラム、118…機器IDチェックプログラム、119…アプリケーションプログラム、120…一時記憶情報テーブル、121…状態テーブル、123…アンテナ、146…給電プログラム、147…機器ID交換受入プログラム、148…機種IDチェック受入プログラム、160…通信ケーブル。

Claims (7)

  1. 第1の機器固有情報を備えた第1の通信端末機器と、第2の機器固有情報を備えた第2の通信端末機器から構成される通信システムにおいて、
    前記第1の通信端末機器は、前記第2の通信端末機器に電源を給電する給電手段と、前記第2の通信端末機器と前記第1の機器固有情報の一部を交換するための機器固有情報交換手段と、前記第2の通信端末機器と電気的に接続可能な第1の入出力部とを有し、
    前記第2の通信端末機器は、前記第1の通信端末機器から電源を受電する受電手段と、前記第1の通信端末機器と前記第2の機器固有情報の一部を交換する機器固有情報交換受入手段と、前記第1の通信端末機器と電気的に接続可能な第2の入出力部を有し、
    前記第1の入出力部と前記第2の入出力部とが電源供給可能な通信ケーブルで接続されたとき、前記第1の通信端末機器は前記給電手段により前記第2の通信端末機器に給電し、前記第2の通信端末機器は前記受電手段により受電し、前記第1の通信端末機器の前記機器固有情報交換手段と前記第2の通信端末機器の前記機器固有情報交換受入手段により、前記第1の機器固有情報と前記第2の機器固有情報との一部を交換することを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記第1の通信端末機器は、さらに前記第2の通信端末機器と互換性があるかを判定する互換性チェック手段とを含み、
    前記第2の通信端末機器は、さらに前記互換性チェック手段に応答する互換性チェック受入手段とを含み、
    前記第1の通信端末機器と、前記第2の通信端末機器との間で互換性を確認したあと、前記第1の機器固有情報と前記第2の機器固有情報との一部を交換することを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の通信システムであって、
    前記第2の通信端末機器は、交換した前記第1の機器固有情報の一部を消去することを特徴とする通信機器。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の通信システムであって、
    前記第1の通信端末機器は、さらに前記第1の機器固有情報を記憶する第1の一時記憶手段とを含み、
    前記第2の通信端末機器は、さらに前記第2の機器固有情報を記憶する第2の一時記憶手段とを含み、
    前記第1の機器固有情報と前記第2の機器固有情報との一部を交換完了前に、前記通信ケーブルの外れを検出したとき、前記第1の通信端末機器は、前記第1の機器固有情報を前記第1の一時記憶手段に記憶された情報に置き換え、前記第2の通信端末機器は、前記第2の機器固有情報を前記第2の一時記憶手段に記憶された情報に置き換えることを特徴とする通信システム。
  5. 外部機器に電源を給電する給電手段と、前記外部機器の機器固有情報の一部を取得するための機器固有情報取得手段と、前記外部機器と電気的に接続可能な入出力部とを有する通信端末機器であって、
    前記外部機器と電源供給可能な通信ケーブルで接続されているとき、前記給電手段により前記外部機器に給電し、前記機器固有情報取得手段により、前記機器固有情報の一部を取得することを特徴とする通信端末機器。
  6. 外部機器から給電を受ける受電手段と、前記外部機器から機器固有情報の一部の送信要求を受信すると、前記機器固有情報の一部を前記外部機器に送信する機器固有情報送信手段と、前記外部機器と電気的に接続可能な入出力部を有する通信端末機器であって、
    前記外部機器と前記入出力部が電源供給可能な通信ケーブルで接続されているとき、前記受電手段により前記外部機器から受電し、前記機器固有情報送信手段により、前記外部機器に前記機器固有情報の一部を送信することを特徴とする通信端末機器。
  7. 請求項6に記載の通信端末機器であって、
    前記外部機器に前記機器固有情報の一部を送信したあと、前記機器固有情報の少なくとも一部を消去することを特徴とする通信端末機器。
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