JP4404619B2 - 通信装置、通信制御方法及び通信制御プログラム - Google Patents

通信装置、通信制御方法及び通信制御プログラム Download PDF

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本発明は、電気機器と所定のネットワークとを相互に通信可能に接続する通信装置、通信制御方法及び通信制御プログラムに関するものである。
近年、ホームバス規格HBSやECHONET(Energy Conservation and Homecare Network)規格などのホームネットワークシステムが開発されている。このホームネットワークシステムは、家庭内の様々な家庭電化製品、住設機器及び制御装置を宅内通信回線で相互に接続するホームネットワークを形成し、各機器を有機的に連携運転することによって、また、宅外のネットワークとホームネットワークとを相互接続して宅外の端末から家庭電化製品などに運転を指示することによって、省エネルギーや高齢者介護などに対応するとともに安全で快適な暮らしを提供しようとするシステムである。
従来のECHONET規格のホームネットワークシステムでは、電気機器がECHONET規格に準拠した通信インターフェースを備えており、各電気機器は、この通信インターフェースを介して接続されたコントローラによって制御される(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−342185号公報
しかしながら、全ての電気機器が、ECHONET規格に準拠した通信インターフェースを備えているとは限らない。そのため、上述の通信インターフェースを具備しない電気機器をECHONETに接続するためのアダプタが開発されている。このアダプタでは、電気機器に対応するオブジェクトを生成する必要がある。そこで、電気機器内にあらかじめ準備された少なくとも一つ以上のオブジェクト生成情報をECHONET規格に準拠した手順でアダプタに設定する手法が考えられるが、この場合、オブジェクト生成情報及びその情報をアダプタへ設定するための手段を電気機器側にあらかじめ設けておく必要があり、電気機器側の負荷が大きくなるという問題を有している。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、電気機器側の負荷を軽減することができる通信装置、通信制御方法及び通信制御プログラムを提供することを目的とするものである。
本発明に係る通信装置は、電気機器と所定のネットワークとを相互に通信可能に接続する通信装置であって、接続される電気機器のオブジェクト構成情報を記憶するオブジェクト構成情報記憶手段と、前記オブジェクト構成情報記憶手段に記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かを確認する確認手段と、前記確認手段によって、オブジェクト構成情報が一致すると確認された場合、前記電気機器と前記ネットワークとを相互に通信可能に接続する接続手段とを備え、前記オブジェクト構成情報記憶手段に記憶されたオブジェクト構成情報は、通常動作状態において、電気機器からの設定要求を受けて、オブジェクト構成情報を追加記憶する。
この構成によれば、接続される電気機器のオブジェクト構成情報が記憶されており、記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かが確認され、オブジェクト構成情報が一致すると確認された場合、電気機器とネットワークとが相互に通信可能に接続される。
このように、通信装置には接続される電気機器のオブジェクト構成情報が記憶されており、電気機器側ではなく通信装置側で記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かが確認されるので、電気機器側の負荷を軽減することができる。
また、オブジェクト構成情報記憶手段に記憶されたオブジェクト構成情報は、通常動作状態において、電気機器からの設定要求を受けて、オブジェクト構成情報が追加記憶されるので、電気機器の状態の変化に応じてオブジェクト構成情報を変更することができる。
本発明に係る通信制御方法は、通信装置を用いて電気機器と所定のネットワークとを相互に通信可能に接続するための通信制御方法であって、前記通信装置が、接続される電気機器のオブジェクト構成情報を記憶するオブジェクト構成情報記憶ステップと、前記通信装置が、前記オブジェクト構成情報記憶ステップにおいて記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かを確認する確認ステップと、前記通信装置が、前記確認ステップにおいてオブジェクト構成情報が一致すると確認された場合、前記電気機器と前記ネットワークとを相互に通信可能に接続する接続ステップとを含み、前記オブジェクト構成情報記憶ステップにおいて記憶されたオブジェクト構成情報は、通常動作状態において、電気機器からの設定要求を受けて、オブジェクト構成情報を追加記憶する。
この構成によれば、接続される電気機器のオブジェクト構成情報が記憶されており、記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かが確認され、オブジェクト構成情報が一致すると確認された場合、電気機器とネットワークとが相互に通信可能に接続される。
このように、通信装置には接続される電気機器のオブジェクト構成情報が記憶されており、電気機器側ではなく通信装置側で記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かが確認されるので、電気機器側の負荷を軽減することができる。
また、オブジェクト構成情報記憶ステップにおいて記憶されたオブジェクト構成情報は、通常動作状態において、電気機器からの設定要求を受けて、オブジェクト構成情報が追加記憶されるので、電気機器の状態の変化に応じてオブジェクト構成情報を変更することができる。
本発明に係る通信制御プログラムは、電気機器と所定のネットワークとを相互に通信可能に接続する通信装置の通信制御プログラムであって、接続される電気機器のオブジェクト構成情報を記憶するオブジェクト構成情報記憶手段と、前記オブジェクト構成情報記憶手段に記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かを確認する確認手段と、前記確認手段によって、オブジェクト構成情報が一致すると確認された場合、前記電気機器と前記ネットワークとを相互に通信可能に接続する接続手段として前記通信装置を機能させ、前記オブジェクト構成情報記憶手段に記憶されたオブジェクト構成情報は、通常動作状態において、電気機器からの設定要求を受けて、オブジェクト構成情報を追加記憶する。
この構成によれば、接続される電気機器のオブジェクト構成情報が記憶されており、記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かが確認され、オブジェクト構成情報が一致すると確認された場合、電気機器とネットワークとが相互に通信可能に接続される。
このように、通信装置には接続される電気機器のオブジェクト構成情報が記憶されており、電気機器側ではなく通信装置側で記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かが確認されるので、電気機器側の負荷を軽減することができる。
また、オブジェクト構成情報記憶手段に記憶されたオブジェクト構成情報は、通常動作状態において、電気機器からの設定要求を受けて、オブジェクト構成情報が追加記憶されるので、電気機器の状態の変化に応じてオブジェクト構成情報を変更することができる。
請求項1に記載の発明によれば、通信装置には接続される電気機器のオブジェクト構成情報が記憶されており、電気機器側ではなく通信装置側で記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かが確認されるので、電気機器側の負荷を軽減することができる。
また、オブジェクト構成情報記憶手段に記憶されたオブジェクト構成情報は、通常動作状態において、電気機器からの設定要求を受けて、オブジェクト構成情報が追加記憶されるので、電気機器の状態の変化に応じてオブジェクト構成情報を変更することができる。
請求項に記載の発明によれば、通信装置には接続される電気機器のオブジェクト構成情報が記憶されており、電気機器側ではなく通信装置側で記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かが確認されるので、電気機器側の負荷を軽減することができる。
また、オブジェクト構成情報記憶ステップにおいて記憶されたオブジェクト構成情報は、通常動作状態において、電気機器からの設定要求を受けて、オブジェクト構成情報が追加記憶されるので、電気機器の状態の変化に応じてオブジェクト構成情報を変更することができる。
請求項に記載の発明によれば、通信装置には接続される電気機器のオブジェクト構成情報が記憶されており、電気機器側ではなく通信装置側で記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かが確認されるので、電気機器側の負荷を軽減することができる。
また、オブジェクト構成情報記憶手段に記憶されたオブジェクト構成情報は、通常動作状態において、電気機器からの設定要求を受けて、オブジェクト構成情報が追加記憶されるので、電気機器の状態の変化に応じてオブジェクト構成情報を変更することができる。
以下、本発明の一実施の形態による制御装置であるコントローラを用いたホームネットワークシステムについて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるホームネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
図1において、ホームネットワークシステムは、コントローラ101、複数のアダプタ102〜105、複数の電気機器106〜109及び宅内通信回線110を備える。コントローラ101、複数のアダプタ102〜105、複数の電気機器106〜109及び宅内通信回線110は、一般住宅、集合住宅等に設置される。コントローラ101は、宅内通信回線110及びアダプタ102〜105を介して電気機器106〜109と通信可能に接続され、制御情報を用いて電気機器106〜109の動作を制御する。アダプタ102〜105は、ECHONETで規定する伝送メディアの通信インターフェースを具備しない電気機器106〜109をECHONETネットワークに相互に通信可能に接続するための通信装置である。なお、アダプタ102については、図2を用いて後述する。電気機器106〜109は、いわゆる家庭電化製品だけでなく住設機器や住環境を測定・検知するセンサ及びメータ(例えば、ガスメータ、水道メータ及び電力メータ等)なども含めた、ホームネットワークに接続可能な機器であり、本明細書では、これらの機器を総称する用語として「電気機器」を使用することとする。また、図1は、アダプタ102〜105と電気機器106〜109とが電気的に接続されていることを示しており、本実施形態におけるアダプタ102は、電気機器106に着脱可能で物理的に接続されている。
コントローラ101は、宅外通信回線300を介してサーバ200に通信可能に接続される。サーバ200は、公知のサーバコンピュータ等から構成され、複数の電気機器106〜109等の基本情報等を提供する。サーバ200は、コントローラ101の要求に応じて該当する電気機器の基本情報を内蔵されるメモリから読み出し、通信処理部201を用いてコントローラ101へ基本情報を送信する。基本情報は、電気機器の動作を制御するために電気機器毎に規定された電気機器の機能等に関する情報である。各種電気機器の基本情報は、データベースとしてメモリにあらかじめ記憶されており、その内容が適宜更新されている。
宅外通信回線300は、電話回線およびディジタル回線などの交換回線や専用回線などによる宅外の通信網である。なお、宅外通信回線300としては、上記の例に特に限定されず、種々の広域ネットワークを用いることができ、専用回線、他の公衆回線、インターネット等を用いてもよく、また、有線及び無線のいずれの方式を用いてもよい。また、宅内通信回線110は、有線及び無線のいずれの方式を用いてもよく、アダプタ102とコントローラ101とを無線で接続してもよい。
図2は、図1に示すアダプタ102の構成を示すブロック図である。なお、アダプタ103〜105については、アダプタ102と同じ構成であるので説明を省略する。図2に示すアダプタ102は、通信処理部11、制御部12及び記憶部13を備えて構成される。
アダプタ102は、電気機器106と通信可能に接続され、宅内通信回線110を介してコントローラ101と通信可能に接続される。アダプタ102は、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リードオンリーメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ゲートウェイ、操作部及び液晶表示装置等から構成され、所定のプログラムをCPU等で実行することにより、通信処理部11、制御部12及び記憶部13として機能する。なお、操作部及び液晶表示装置は、特に必要がない場合設けなくてもよい。
制御部12は、所定の通信ミドルウエアをCPU等で実行することにより、IF(インターフェース)情報認識部121、オブジェクト構成確認部122、オブジェクト動作設定部123、ネットワーク参入処理部124及びオブジェクト構成追加設定部125として機能する。
IF情報認識部121は、電気機器に対してIF情報を要求し、電気機器からの応答に応じて電気機器への伝送速度を認識する。IF情報認識部121によって、電気機器への伝送速度が認識されると、それ以降の電気機器との送受信は、当該伝送速度で行われることとなる。
オブジェクト構成確認部122は、機器オブジェクト記憶部131にあらかじめ記憶されている機器オブジェクトに関するオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器106から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かを確認する。なお、機器オブジェクトとは、電気機器が保持する情報や、操作可能な制御項目等を論理的にモデル化したものであり、各電気機器が保持する情報や制御項目等がプロパティとして規定されている。
オブジェクト動作設定部123は、機器オブジェクトの各プロパティの動作属性を設定する。この動作属性としては、電気機器の状態が変化した際に、アダプタ102及び電気機器106が存在する自ノード以外の他ノードに報知するか否か等がある。
ネットワーク参入処理部124は、オブジェクト構成確認部122によって、オブジェクト構成情報が一致すると確認された場合、電気機器とネットワークとを相互に通信可能に接続する。
オブジェクト構成追加設定部125は、通常動作状態において、電気機器106からの設定要求を受けて、機器オブジェクト記憶部131に記憶されているオブジェクト構成情報を追加記憶する。
通信処理部11は、所定の通信ミドルウエア、下位通信ソフトウエア及びアダプタ通信ソフトウエアをCPU等で実行することにより実現され、宅内通信回線110を介してコントローラ101との通信を制御するとともに、電気機器106との通信を制御する。
本実施の形態では、通信処理部11及び制御部12の通信ミドルウエア及び下位通信ソフトウエアとして、公知のECHONET規格におけるECHONET通信ミドルウエア及び下位通信ソフトウエアを用いることとする。電気機器106は、ECHONETで規格化された通信インターフェースを有しておらず、アダプタ102との通信を可能にするECHONETで規格化されたアダプタ通信ソフトウエアを有している。なお、アダプタ102は、このアダプタ通信ソフトウエアを有している。
記憶部13は、例えば、メモリーカード等の記憶装置によって構成され、機器オブジェクト記憶部131を備えて構成される。機器オブジェクト記憶部131は、アダプタ102に接続されている電気機器106の機器オブジェクトに関するオブジェクト構成情報をあらかじめ記憶している。
このように、機器オブジェクトをメモリーカードのような着脱可能な記憶装置によって構成することによって、接続される電気機器に応じた機器オブジェクトを簡単にアダプタ102に記憶させることができる。
なお、本実施形態では、記憶部13はメモリーカード等の記憶装置によって構成されるとしているが、本発明は特にこれに限定されず、例えば、EEPROM等の書き換え可能な記憶装置で構成してもよく、サーバ200に各電気機器に対応する機器オブジェクトを記憶しておき、アダプタ102は、コントローラ101及び通信回線300等を介してサーバ200から機器オブジェクトをダウンロードし、記憶部13に記憶してもよい。
次に、図2に示すように構成されたアダプタ102の動作について説明する。図3は、図2に示すアダプタ102の通信処理を説明するためのフローチャートである。なお、図3では、アダプタ102の動作について説明するが、他のアダプタ103〜105についても同様の動作が行われる。
ステップS1において、IF情報認識部121は、通信処理部11を用いて電気機器106に所定の通信方式でIF情報を要求する。具体的に、IF情報認識部121は、電気機器106に対して9600bpsの伝送速度でIF情報を要求する。ECHONET規格においては、9600bps及び2400bpsの伝送速度を推奨しているので、本実施形態におけるアダプタ102と電気機器106とはいずれかの伝送速度で通信する。
ステップS21において、電気機器106はIF情報要求を受理する。ステップS21において、電気機器106は、通信方式が同じである場合、IF情報要求に応答する。すなわち、電気機器106のインターフェースの伝送速度が9600bpsである場合、電気機器106は、IF情報要求に対して応答し、IF情報をアダプタ102に送信する。
ここで、電気機器106のインターフェースの伝送速度が9600bps以外の例えば2400bpsである場合、電気機器106はIF情報を送信しない。IF情報認識部121は、9600bpsの伝送速度でIF情報要求した後、所定期間、例えば300msec経過しても電気機器106からの応答がない場合、2400bpsの伝送速度でIF情報を要求する。なお、通信可能な伝送速度が9600bps及び2400bps以外にさらに複数ある場合、IF情報認識部121は、電気機器106からの応答があるまで順次伝送速度を変化させてIF情報を要求する。
ステップS2において、通信処理部11は、電気機器106から送信されたIF情報を受信する。ステップS3において、IF情報認識部121は、電気機器106との接続が成功したか否かを判断する。すなわち、IF情報認識部121は、電気機器106からIF情報の応答があった場合、当該IF情報に基づいて通信方式を認識し、以降はその方式で通信する。ここで、電気機器106からのIF情報要求に対する応答があり、接続が成功したと判断されると(ステップS3でYES)、ステップS4に移行し、電気機器106からのIF情報要求に対する応答がなく、接続が失敗したと判断されると(ステップS3でNO)、アダプタ102は電気機器106の通信方式を認識することができず、処理を終了する。
ステップS4において、オブジェクト構成確認部122は、通信処理部11を用いて電気機器106にオブジェクト構成情報を要求する。ステップS23において、電気機器106は、アダプタ102からのオブジェクト構成情報要求を受理する。ステップS24において、電気機器106は、電気機器106のオブジェクト構成情報応答をアダプタ102に送信する。
図4は、アダプタ102から電気機器106に送信されるオブジェクト構成情報要求コマンドのフレーム構成の一例を示す図である。
図4に示すSTXは制御コード(先頭コード)を示し、CNはコマンド番号コードを示し、FNはフレーム番号を示し、DLはデータ長コードを示し、FD(0)はオブジェクト搭載状況を示し、FD(1)はオブジェクト構成番号を示し、FD(2)は電気機器搭載オブジェクト数を示し、FD(3)は電気機器搭載オブジェクトコードの格納領域を示している。
オブジェクト構成確認部122は、電気機器106に対してオブジェクトの構成を確認する際に送信する電文(オブジェクト構成情報要求)内において、自身の保持するオブジェクト構成情報を通知する。このオブジェクト構成情報としては、保持している複数のオブジェクトを示すコードデータ(図4中のFD(2)、FD(3)のある場合)、或いは、オブジェクト構成を一意に規定する特定のコード情報(図4中のFD(1))などがある。
オブジェクト構成を一意に規定する特定のコードを電気機器106でも保持している場合には、電気機器106は、受け取ったオブジェクト構成情報要求の電文内の前記特定のコード情報(FD(1))の値と自身の保持する値を比較することにより、複数のオブジェクトにより構成されている場合でも、簡単に構成内容の比較が行える。
なお、前記特定のコード情報(FD(1))が示す構成は、オブジェクトクラス情報以外に、搭載しているプロパティの構成まで含めてもよい。
図3に戻って、ステップS5において、通信処理部11は、電気機器106によって送信されたオブジェクト構成情報応答を受信する。ステップS6において、オブジェクト構成確認部122は、受信したオブジェクト構成情報と、あらかじめ機器オブジェクト記憶部131に記憶されているオブジェクト構成情報とが一致するか否かを判断する。すなわち、オブジェクト構成確認部122は、アダプタ102にあらかじめ記憶されている電気機器のオブジェクト構成情報が、アダプタ102に接続されている電気機器106のオブジェクト構成に対応可能であるか否かを判断する。ここで、受信したオブジェクト構成情報と、あらかじめ機器オブジェクト記憶部131に記憶されているオブジェクト構成情報とが一致すると判断されると(ステップS6でYES)、ステップS7に移行し、一致しないと判断されると(ステップS6でNO)、処理を終了する。
なお、本実施形態では、電気機器106から受信したオブジェクト構成情報と、あらかじめ機器オブジェクト記憶部131に記憶されているオブジェクト構成情報とが一致しないと判断されると処理を終了するとしているが、本発明は特にこれに限定されず、アダプタ102の制御部12にオブジェクト生成部を設け、受信したオブジェクト構成情報と、あらかじめ機器オブジェクト記憶部131に記憶されているオブジェクト構成情報とが一致しないと判断されると、オブジェクト生成部が、電気機器106から受信したオブジェクト構成情報に基づいて新たなオブジェクト構成情報を生成し、機器オブジェクト記憶部131に記憶してもよい。
ステップS7において、オブジェクト動作設定部123は、通信処理部11を用いて電気機器106にオブジェクト動作設定を要求する。ステップS23において、電気機器106は、アダプタ102からのオブジェクト動作設定要求を受理する。ステップS24において、電気機器106は、電気機器106のオブジェクト動作設定応答をアダプタ102に送信する。
ステップS8において、通信処理部11は、電気機器106から送信されるオブジェクト動作設定応答を受信する。ステップS9において、オブジェクト動作設定部123は、通信処理部11によって受信したオブジェクト動作設定に基づいて、オブジェクトを構成するプロパティの動作を設定する。機器オブジェクトは、複数のプロパティにより構成されている。例えば、電気機器がエアコンである場合、エアコンオブジェクトのプロパティとしては、ON/OFFを表す動作状態、自動、冷房及び暖房運転等の運転状態を表す運転モード、現在設定されている温度値を表す現在設定温度及び故障発生の有無を表す故障発生状態などがある。
オブジェクト動作設定部123が設定するプロパティの動作には、例えば、状態変化時アナウンス自動送信、Get/GetM自動応答、Set/SetM自動応答、Get/GetMアダプタスルー、Set/SetMアダプタスルー及びGet/GetM読出通知の6つがある。
状態変化時アナウンス自動送信とは、アダプタ102が保持しているプロパティの値が、電気機器106から送信されるプロパティの値によって変化した場合に電気機器106からのアナウンス指定無しでも自動的にアナウンスする動作である。
Get/GetM自動応答とは、他ノードからプロパティの値の読出要求があった場合に、アダプタ102が保持しているプロパティの値を他ノードに返信し、他ノードから読出要求があったことを電気機器106に通知しない動作である。
Set/SetM自動応答とは、他ノードからプロパティの値の書込要求があった場合に、アダプタ102が保持しているプロパティの値を他ノードに返信し、書込要求があったプロパティを返信後に電気機器106に通知する動作である。
Get/GetMアダプタスルーとは、他ノードからプロパティの値の読出要求があった場合に、アダプタ102は応答を返信せずに、他ノードから読出要求があったことを電気機器106に通知する動作である。
Set/SetMアダプタスルーとは、他ノードからプロパティの値の書込要求があった場合に、アダプタ102は応答を返信せずに、他ノードから書込要求があったことを電気機器106に通知する動作である。
Get/GetM読出通知とは、他ノードからプロパティの値の読出要求があった場合に、アダプタ102が保持しているプロパティの値を他ノードに返信し、他ノードから読出要求があったことを電気機器106に通知する動作である。
オブジェクト動作設定部123は、オブジェクトを構成する各プロパティに対して、上述のような動作を行うか否かを設定する。なお、オブジェクト動作設定部123は、上述した全ての動作について設定する必要はなく、必要とする動作のみを設定してもよい。
ステップS9において、オブジェクト動作設定部123は、オブジェクトを構成する全てのプロパティの動作設定が終了したか否かを判断する。ここで、全てのプロパティの動作設定が終了していないと判断されると(ステップS9でNO)、ステップS7に戻り、再びオブジェクト動作設定が行われる。全てのプロパティの動作設定が終了したと判断されると(ステップS9でYES)、電気機器からのオブジェクト動作開始要求があるまで待機状態となる。
ステップS27において、電気機器106は、アダプタ102へオブジェクト動作開始を要求する。例えば、電気機器106がエアコンであり、エアコンの電源がオンからオフに切り換えられた場合、電気機器106は、動作状態がオフである旨のプロパティの値をオブジェクト動作開始要求として送信する。
ステップS10において、通信処理部11は、電気機器106から送信されるオブジェクト動作開始要求を受理する。ステップS11において、ネットワーク参入処理部124は、ECHONETネットワークに参入する。ECHONETネットワークに参入することによって、ノードの動作状態や、製造メーカ情報、機器オブジェクトリスト等のノードとしてのプロファイルの情報や制御、設定項目を表すノードプロファイルオブジェクトにアクセス可能な状態となる。
ステップS12において、ネットワーク参入処理部124は、ECHONETネットワークに参入することができたか否かを判断する。ECHONETネットワークに参入することができなかった場合(ステップS12でNO)、ステップS10に移行し、再び電気機器からのオブジェクト動作開始要求があるまで待機状態となる。ECHONETネットワークに参入することができた場合(ステップS12でYES)、通常動作状態に移行することとなる。なお、通常動作状態では、オブジェクト制御処理等が行われるが、このオブジェクト制御処理は公知であるので説明を省略する。
また、オブジェクト構成追加設定部125は、通常動作状態において、電気機器106からの設定要求を受けて、機器オブジェクト記憶部131に記憶されたオブジェクト構成情報を追加記憶する。すなわち、機器オブジェクト記憶部131に記憶されたオブジェクト構成情報は、通常動作状態において、電気機器106からの設定要求を受けて、オブジェクト構成情報が追加記憶されるので、電気機器106の状態、例えば設定位置等の変化に応じてオブジェクト構成情報を変更することができる。
このように、アダプタ102には接続される電気機器106のオブジェクト構成情報が記憶されており、電気機器106側ではなくアダプタ102側で記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器106から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かが確認されるので、電気機器106側の処理に要する負荷を軽減することができる。
また、機器オブジェクト記憶部131に、接続される電気機器106のオブジェクト構成情報があらかじめ記憶されているので、このあらかじめ記憶されているオブジェクト構成情報と電気機器106から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かを確認することができ、電気機器106側でこの確認を行う必要がなくなり、電気機器106側の負荷を軽減することができる。
次に、本実施形態におけるプロパティ値設定処理について説明する。図5は、プロパティ値設定処理に係るアダプタ102の構成を示すブロック図である。なお、アダプタ103〜105については、アダプタ102と同じ構成であるので説明を省略する。また、図2に示すアダプタ102と同一構成物については同一の符号を付し、説明を省略する。
図5に示すアダプタ102は、所定のプログラムをCPU等で実行することにより、通信処理部11、制御部12及び記憶部13として機能する。制御部12は、所定の通信ミドルウエアをCPU等で実行することにより、プロパティ値設定部126及び電文生成部127として機能する。
プロパティ値設定部126は、電気機器106からプロパティの値の設定要求を受けて、プロパティ値記憶部132に記憶されているプロパティの値を設定する。
電文生成部127は、プロパティ値設定部126によって設定されたプロパティの値に変化があり、かつ電気機器の状態が変化した場合に報知するように動作設定されているプロパティである場合、当該プロパティの値を送信するための電文を生成する。また、電文生成部127は、電気機器の状態が変化した場合に報知するか否かの設定に関わらず、プロパティの値をECHONETネットワーク上に通知する通知指定情報に基づいて、プロパティの値を送信するための電文を生成するか否かを判断する。さらに、電文生成部127は、通知指定情報が1つ存在する場合、1つのプロパティの値を1つの電文で送信するための個別電文を生成し、通知指定情報が2つ以上存在する場合、2つ以上のプロパティの値を1つの電文で送信するための複合電文を生成する。
記憶部13は、例えば、メモリーカード等の記憶装置によって構成され、プロパティ値記憶部132を備えて構成される。プロパティ値記憶部132は、接続されている電気機器106の機器オブジェクトの属性を表すプロパティの値を、プロパティに対応付けて記憶する。なお、プロパティ値記憶部132は、例えば、電気機器がエアコンであれば、設定温度等の数値のみを記憶しているのではなく、ON/OFFを表す動作状態や冷房、暖房及び自動運転等の運転モード等の電気機器の状態も記憶している。通信処理部11は、電文生成部127によって生成された電文をECHONETネットワーク上に送信する。
次に、図5に示すように構成されたアダプタ102の動作について説明する。図6は、図5に示すアダプタ102のプロパティ値設定処理を説明するためのフローチャートである。なお、図6では、アダプタ102の動作について説明するが、他のアダプタ103〜105についても同様の動作が行われる。
ステップS51において、電気機器106は、アダプタ102にプロパティ値設定・通知を要求する。ステップS31において、通信処理部11は、電気機器106からのプロパティ値設定・通知要求を受理する。
図7は、電気機器106からアダプタ102に送信されるプロパティ値設定・通知要求コマンドのフレーム構成の一例を示す図である。図7に示すSTXは制御コード(先頭コード)を示し、CNはコマンド番号コードを示し、FNはフレーム番号を示し、DLはデータ長コードを示し、FD(0)はオブジェクトコードを示し、FD(1)はプロパティ値設定・通知要求を行うプロパティのコードを示し、FD(2)は状態変化の有無に関わらず外部へ通知するプロパティの指定領域を示し、FD(3)はプロパティ値の格納領域を示している。
図7に示すように、電気機器106からアダプタ102への電文において、毎回異なる個別或いは複数のプロパティの指定を行うという従来のものに加え、毎回特定の同じプロパティ情報の構成で送信を行い、合わせて個別電文及び複合電文の送信指定も行うことができる。これにより、電気機器106側は、毎回、同じ構成の電文を送信すればよく、送りたい情報にあわせて電文の構成を変更する必要が無く、負荷軽減に繋がることとなる。
なお、電気機器106からのプロパティ値設定・通知要求に含まれるプロパティの値には、ECHONETネットワーク上にプロパティの値を通知するための通知指定情報が付与されている。すなわち、ECHONETネットワーク上にプロパティの値を通知する場合、フラグ(通知指定情報)が「1」に設定され、ECHONETネットワーク上にプロパティの値を通知しない場合、フラグが「0」に設定される。なお、電気機器106は、このプロパティ値設定・通知要求を所定期間毎、例えば1時間毎にアダプタ102に対して自動的に送信するが、特にこれに限定されず、例えば、電気機器106のプロパティが変化する毎に送信してもよい。
図6に戻って、ステップS32において、通信処理部11は、プロパティ値設定・通知要求に対して応答する。ここで、通信処理部11は、プロパティ値設定・通知要求を正常に受理した場合、正常に受理した旨の応答をし、正常に受理しなかった場合、正常に受理しなかった旨の応答をする。ステップS52において、電気機器106は、アダプタ102の通信処理部11からのプロパティ値設定・通知応答を受理する。ここで、電気機器106は、プロパティ値設定・通知要求を正常に受理しなかった旨の応答を受理した場合、再度アダプタ102にプロパティ値設定・通知を要求する。
ステップS33において、プロパティ値設定部126は、プロパティ値記憶部132に記憶されているプロパティ値を設定する。すなわち、プロパティ値設定部126は、プロパティ値記憶部132に記憶されているプロパティ値を、電気機器106から送られたプロパティ値設定・通知要求に含まれるプロパティ値に書き換える。なお、プロパティ値設定部126は、電気機器106から送られたプロパティ値設定・通知要求に複数のプロパティ値が含まれている場合、当該複数のプロパティ値全てを書き換える。
ステップS34において、プロパティ値設定部126は、プロパティの動作設定として状態変化時のアナウンス指定があるか否かを判断する。ここで、オブジェクト動作設定部123によって状態変化時のアナウンス指定があらかじめ設定されている場合(ステップS34でYES)、ステップS35に移行し、状態変化時のアナウンス指定がない場合(ステップS34でNO)、状態変化時のプロパティ値をECHONETネットワークに送信する必要がないのでステップS39に移行する。
ステップS35において、プロパティ値設定部126は、プロパティ値記憶部132に記憶されているプロパティ値が変化しているか否かを判断する。なお、プロパティ値設定部126は、複数のプロパティ値が書き換えられている場合、書き換えられた各プロパティ値について値が変化しているか否かを判断する。ここで、プロパティ値が変化していると判断されると(ステップS35でYES)、ステップS36に移行し、プロパティ値が変化していないと判断されると(ステップS35でNO)、電気機器の状態が変化していないのでアナウンスする必要がなく、ステップS39に移行する。
ステップS36において、電文生成部127は、電気機器の状態が変化した1つのプロパティの値を1つの電文でECHONETネットワーク上に送信するための個別電文を生成する。電文生成部127は、電気機器の状態が変化し、かつ状態変化時のアナウンス指定があるプロパティが複数ある場合、各プロパティ毎に個別に電文を生成する。
ステップS37において、通信処理部11は、電文生成部127によって生成された個別電文をECHONETネットワーク上に送信する。
ステップS38において、通信処理部11は、電文生成部127によって生成された全ての個別電文をECHONETネットワーク上に送信したか否かを判断する。ここで、全ての個別電文を送信したと判断されると(ステップS38でYES)、ステップS39に移行し、全ての個別電文を送信していないと判断されると(ステップS38でNO)、ステップS37に戻り、電文生成部127によって生成された他の個別電文をECHONETネットワーク上に送信する。
ステップS39において、電文生成部127は、電気機器106からのプロパティ値設定・通知要求に含まれ、かつ各プロパティ値に付与されているフラグの有無を判断することによって、プロパティ値設定部126によって設定されたプロパティ値のうち、通知指定されているプロパティが少なくとも1つあるか否かを判断する。ここで、通知指定されているプロパティが少なくとも1つある場合(ステップS39でYES)、ステップS40に移行し、通知指定されているプロパティがない場合(ステップS39でNO)、ECHONETネットワーク上に通知する必要がないので処理を終了する。
ステップS40において、電文生成部127は、ECHONETネットワーク上に通知するフラグの数が1つであるか否かを判断する。すなわち、電文生成部127は、フラグが「1」に設定されているプロパティの数が1つであるか、2つ以上であるかを判断する。ここで、フラグの数が1つであると判断された場合(ステップS40でYES)、ステップS41に移行し、フラグの数が2つ以上であると判断された場合(ステップS40でNO)、ステップS42に移行する。
ステップS41において、電文生成部127は、通知指定のある1つのプロパティの値を1つの電文でECHONETネットワーク上に送信するための個別電文を生成する。ステップS42において、電文生成部127は、通知指定のある2つ以上のプロパティの値を1つの電文でECHONETネットワーク上に送信するための複合電文を生成する。なお、本実施形態における個別電文及び複合電文のフレーム構成は、暗号化されたセキュア電文形式及び暗号化されていない(非セキュア)平文電文形式のいずれの形式でもよい。
ステップS43において、通信処理部11は、電文生成部127によって生成された個別電文又は複合電文をECHONETネットワーク上に送信する。
このように、アダプタ102にはオブジェクトの属性を表すプロパティの値が記憶されており、電気機器106からのプロパティ設定・通知要求を受けて、記憶されているプロパティの値が設定されるので、電気機器106とネットワークとの間で直接プロパティの値を送受信するのではなく、ECHONETネットワークとアダプタ102との間でプロパティの値を送受信することができ、さらに電気機器106側の負荷を軽減することができる。
また、プロパティには、電気機器の状態が変化した場合に報知するか否かの動作があらかじめ設定されており、プロパティ値設定部126によって設定されたプロパティの値に変化があり、かつ電気機器の状態が変化した場合にECHONETネットワーク上に報知するプロパティである場合、電気機器側は状態の変化を通信装置に通知する際に、ネットワーク上へ送信するかどうかを判断することなく通知すれば、通信装置において判断し、当該プロパティの値を送信するための電文が生成され、生成された電文が送信される。
したがって、電気機器106は特にプロパティの値の変化による送信を意識しなくても、通信装置102が必要なプロパティの値を電文として構成し、ECHONETネットワーク上に送信することによって、ECHONETネットワーク上に設けられた他の電気機器107〜109に対して電気機器106の状態が変化したことを報知することができる。
さらに、電気機器106からのプロパティ設定・通知要求には、電気機器の状態が変化した場合に報知するか否かの設定に関わらず、プロパティの値を通知する旨の通知指定情報(フラグ)が付与されており、このフラグに基づいてプロパティの値を送信するための電文を生成するか否かが判断される。
したがって、通知指定情報を付与して設定要求を送ることによって、通信装置102において通知指定情報の有無を判断することによって状態の変化がなくても通知が必要と電気機器106が判断したプロパティの値の送信用の電文を生成することができ、ECHONETネットワーク上に送信することができる。
さらにまた、通知指定情報が1つ存在する場合、1つのプロパティの値を1つの電文で送信するための個別電文が生成され、通知指定情報が2つ以上存在する場合、2つ以上のプロパティの値を1つの電文で送信するための複合電文が生成される。したがって、電気機器106からの個別及び複合電文の送信指定を簡単に行うことができる。
なお、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
本発明に係る通信装置、通信制御方法及び通信制御プログラムは、電気機器側の負荷を軽減することができ、電気機器と所定のネットワークとを相互に通信可能に接続する通信装置、通信制御方法及び通信制御プログラム等として有用である。
本発明の一実施の形態によるホームネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 図1に示すアダプタの構成を示すブロック図である。 図2に示すアダプタの通信処理を説明するためのフローチャートである。 アダプタから電気機器に送信されるオブジェクト構成情報要求コマンドのフレーム構成の一例を示す図である。 プロパティ値設定処理に係るアダプタの構成を示すブロック図である。 図5に示すアダプタのプロパティ値設定処理を説明するためのフローチャートである。 電気機器からアダプタに送信されるプロパティ値設定・通知要求コマンドのフレーム構成の一例を示す図である。
11 通信処理部
12 制御部
13 記憶部
101 コントローラ
102〜105 アダプタ
106〜109 電気機器
110 宅内通信回線
121 IF情報認識部
122 オブジェクト構成確認部
123 オブジェクト動作設定部
124 ネットワーク参入処理部
125 オブジェクト構成追加設定部
131 機器オブジェクト記憶部
200 サーバ
201 通信処理部
300 宅外通信回線

Claims (3)

  1. 電気機器と所定のネットワークとを相互に通信可能に接続する通信装置であって、
    接続される電気機器のオブジェクト構成情報を記憶するオブジェクト構成情報記憶手段と、
    前記オブジェクト構成情報記憶手段に記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段によって、オブジェクト構成情報が一致すると確認された場合、前記電気機器と前記ネットワークとを相互に通信可能に接続する接続手段とを備え、
    前記オブジェクト構成情報記憶手段に記憶されたオブジェクト構成情報は、通常動作状態において、電気機器からの設定要求を受けて、オブジェクト構成情報を追加記憶することを特徴とする通信装置。
  2. 通信装置を用いて電気機器と所定のネットワークとを相互に通信可能に接続するための通信制御方法であって、
    前記通信装置が、接続される電気機器のオブジェクト構成情報を記憶するオブジェクト構成情報記憶ステップと、
    前記通信装置が、前記オブジェクト構成情報記憶ステップにおいて記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かを確認する確認ステップと、
    前記通信装置が、前記確認ステップにおいてオブジェクト構成情報が一致すると確認された場合、前記電気機器と前記ネットワークとを相互に通信可能に接続する接続ステップとを含み、
    前記オブジェクト構成情報記憶ステップにおいて記憶されたオブジェクト構成情報は、通常動作状態において、電気機器からの設定要求を受けて、オブジェクト構成情報を追加記憶することを特徴とする通信制御方法。
  3. 電気機器と所定のネットワークとを相互に通信可能に接続する通信装置の通信制御プログラムであって、
    接続される電気機器のオブジェクト構成情報を記憶するオブジェクト構成情報記憶手段と、
    前記オブジェクト構成情報記憶手段に記憶されているオブジェクト構成情報と、接続されている電気機器から取得したオブジェクト構成情報とが一致するか否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段によって、オブジェクト構成情報が一致すると確認された場合、前記電気機器と前記ネットワークとを相互に通信可能に接続する接続手段として前記通信装置を機能させ、
    前記オブジェクト構成情報記憶手段に記憶されたオブジェクト構成情報は、通常動作状態において、電気機器からの設定要求を受けて、オブジェクト構成情報を追加記憶することを特徴とする通信制御プログラム。
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