JP2007243257A - 管理制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】アドホックネットワークに対するノード等の追加、変更に伴うシステム構成の変化に応じて自動的に制御アプリケーションが更新されるようにして、常に円滑な分散制御を行うことが可能な管理制御システムを提供する。
【解決手段】アドホックネットワーク4へのノード3の追加、変更等に伴うシステム構成の変化に応じてサーバ6のノード構成判断機能部62が制御アプリケーション実行モジュール登録部61からこのシステム構成の変化に適合した制御アプリケーションを選択した後、リモートインストール機能部63を経由してノード3が備えるアプリケーション更新機能部23に転送し、この制御アプリケーションによって制御アプリケーション登録部22に登録されている制御アプリケーションの更新を行う。
【選択図】図1
【解決手段】アドホックネットワーク4へのノード3の追加、変更等に伴うシステム構成の変化に応じてサーバ6のノード構成判断機能部62が制御アプリケーション実行モジュール登録部61からこのシステム構成の変化に適合した制御アプリケーションを選択した後、リモートインストール機能部63を経由してノード3が備えるアプリケーション更新機能部23に転送し、この制御アプリケーションによって制御アプリケーション登録部22に登録されている制御アプリケーションの更新を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、アドホックネットワークを有する管理制御システムに係り、特にはノードの追加、変更に対して各ノード間の協調制御やパラメータ設定等を行う制御アプリケーションを自動更新するための技術に関する。
一般に、アドホックネットワークは、通信端末となる多数のノード相互間を、ZigBeeやBluetoothなどの通信規格に基づいて無線で接続する、いわゆるマルチホップ通信を行えるため、無線LANのようなアクセスポイント等のインフラを用意しなくても無線通信ネットワークを簡単に構築できるといった利点を有している。
このようなアドホックネットワークを構成するため、上記の各ノードにはアドホックネットワークを自動的に構築する自己組織化機能を備えた無線通信ユニットが設けられているが、自己を含む各ノード間の協調制御や、ノードに付属するセンサやアクチュエータ(以下、これらをセンサ・アクチュエータ類という)の制御に必要な各種の制御パラメータの設定を行う上では、アドホックネットワークを構成するこれらのノードの内の少なくとも一つに、各ノード間の協調制御や制御パラメータ設定等を実行するアプリケーションプログラム(以下、制御アプリケーションという)を予め登録しておく必要がある。なお、上記の制御パラメータとしては、例えば入出力データの形式、サンプリングレート等のデータ処理条件、ノード間の通信プロトコル、各ノードのポート毎のIPアドレスなどの要素がある。
このため、従来技術では、制御アプリケーションが予め登録された親ノード(制御素子)を設け、この親ノードに登録された制御アプリケーションに基づいて自己を含む各ノード間の協調制御や、ノードに付属するセンサ・アクチュエータ類の制御に必要な各種の制御パラメータの設定を行えるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、新しい機能を有するノードが新規開発された場合には、このノードがアドホックネットワークに新たに追加されたり、旧式のノードが故障したときには他のノードと交換する必要が生じることがある。また、各ノードに接続されるセンサ・アクチュエータ類の追加や変更が生じることがある。
このような場合、例えば、アドホックネットワークを構成する既存の各ノードと、当該ネットワークに対して追加、変更されるノードとが同じメーカで製造、販売されていて通信プロトコルやパラメータ設定等の仕様が共通化されている場合には、親ノードに予め登録されている制御アプリケーションを変更しなくても、そのまま継続して使用することが可能なことがある。
しかしながら、アドホックネットワークに対して追加、変更されるノードが、アドホックネットワークを構成している既存のノードと異なるメーカで製造、販売されていて通信プロトコルやパラメータ設定等の仕様が異なる場合や、業界の標準使用に準拠していないような場合には、システム全体の仕様が変化するため、親ノードは、予め登録されている制御アプリケーションに基づいて、追加、変更されたノードに対して適切な制御を行うことができない。
つまり、従来技術では、アドホックネットワークへのノードの追加、変更に伴うシステム構成の変化に応じて、これに対応した適切な制御アプリケーションを親ノードに対して簡単に設定することができず、追加、変更されたノードに対して適切な制御を行うことが困難であった。なお、アドホックネットワークへのノードの追加、変更があったときに、その都度、親ノードに対してシステム構成の変化に対応した適切な制御アプリケーションを手動で設定することが可能であるが、その場合には余分な手間と労力とを要するために得策ではない。
また、ノードに付属するセンサ・アクチュエータ類の種類や、各センサ・アクチュエータ類の制御パラメータの設定は、親ノードに予め登録されている制御アプリケーションの内容に依存しているので、制御アプリケーションに予め規定されていないセンサ・アクチュエータ類が追加、変更されたり、制御パラメータの設定変更が必要となった場合には、これに応じて予め親ノードに設定されている制御アプリケーションも変更する必要がある。しかし、従来技術では、このようなセンサ・アクチュエータ類の追加、変更に伴うシステム構成の変化に対しても、これに対応した適切な制御アプリケーションを親ノードに対して簡単に設定することができなかった。
さらに、例えば親ノードにユーザに制御情報を提供するようなユーザ表示機能を備えている場合、従来の分散管理制御システムでは、ノードの追加、変更等のシステム構成の変化を画面に反映させることができず、このため、現在の分散管理制御システムがどのような状況になっているかを適確に判断することが難しかった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、アドホックネットワークに対するノード等の追加や変更に伴ってシステム構成が変化する場合に、これに応じて自動的に制御アプリケーションが更新されるようにして、常に円滑なシステム制御を行うことが可能な管理制御システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の管理制御システムにあっては、次の構成を採用している。
すなわち、本発明では、アドホックネットワークを自動的に構築する無線通信ユニットを備えた複数のノードを有し、上記各ノードの内の少なくとも一つは自己を含む各ノード間の協調制御やパラメータ設定を行う制御アプリケーションが登録された制御アプリケーション登録部、およびこの制御アプリケーション登録部に登録されている制御アプリケーションを更新するアプリケーション更新機能部を備え、また、各ノードの内の少なくとも一つは上記アドホックネットワークへのノードの追加、変更等に伴うシステム構成の変化情報をサーバに通知するシステム構成変化情報通知機能部を備える一方、上記サーバは、上記アドホックネットワークへのノードの追加、変更等に伴うシステム構成の変化に対応した各種の制御アプリケーションが事前に登録された制御アプリケーション実行モジュール登録部と、上記システム構成変化情報通知機能部から通知されたシステム構成の変化情報に基づいて上記制御アプリケーション実行モジュール登録部に登録されている制御アプリケーションの内から上記システム構成の変化に適合した制御アプリケーションを選択するノード構成判断機能部と、このノード構成判断機能部で選択された制御アプリケーションを上記アプリケーション更新機能部に転送するリモートインストール機能部と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、アドホックネットワークへのノードの追加、変更等に伴うシステム構成の変化に応じて、このシステム構成の変化情報をサーバに通知し、これに応じてサーバのノード構成判断機能部が制御アプリケーション実行モジュール登録部に予め登録されている制御アプリケーションの内からシステム構成の変化に適合した制御アプリケーションを選択し、次いで、リモートインストール機能部が選択された制御アプリケーションをノードが備えるアプリケーション更新機能部に転送するので、これに応じてアプリケーション更新機能部は制御アプリケーション登録部に登録されている制御アプリケーションを更新する。
つまり、アドホックネットワークに対するノード等の追加、変更等に伴ってシステム構成が変化すると、これに応じて自動的にノード側の制御アプリケーションが更新されるので、従来のように、システム構成が変化すると特定のノードに対する制御ができないといった不都合は発生せず、常に円滑なシステム制御を行うことが可能となる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における管理制御システムの全体を示す構成図である。
図1は本発明の実施の形態1における管理制御システムの全体を示す構成図である。
この実施の形態1の管理制御システムは、アドホック制御システム1を有し、このアドホック制御システム1は、それぞれが通信端末となる単一の親ノード2と複数のノード3とがアドホックネットワーク4により互いに接続されて構成されている。そして、このアドホック制御システム1を構成する親ノード2がインターネットやイントラネット等の上位ネットワーク5を介してサーバ6に接続されている。
各ノード3には、センサあるいはアクチュエータ、またはこれらの双方(以下、センサ・アクチュエータ類という)7が付属している。また、各ノード3内にはセンサ・アクチュエータ類7を制御するノードアプリケーションプログラム31がインストールされるとともに、アドホックネットワーク4を自動的に構築する無線通信ユニット32を備えている。
また、親ノード2は、基地局の役目を果たすもので、各ノード3と同様に無線通信ユニット21を備えるとともに、制御アプリケーション登録部22、アプリケーション更新機能部23、ゲートウェイ機能部24、センサ・アクチュエータ類構成情報登録部25、およびセンサ・アクチュエータ類管理機能部25を備えている。
ここに、上記の制御アプリケーション登録部22には、各ノード2,3間の協調制御やパラメータ設定を行う制御アプリケーションが登録されている。アプリケーション更新機能部23は、制御アプリケーション登録部22に登録されている制御アプリケーションを更新する機能を有している。ゲートウェイ機能部24は、親ノード2を上位ネットワーク5を介してサーバ6に接続する機能を有している。センサ・アクチュエータ類構成情報登録部25は、各ノード3に付属するセンサ・アクチュエータ類7の種類や機種名などを記憶している。センサ・アクチュエータ類管理機能部26は、センサ・アクチュエータ類7が追加、変更されたような場合には、これに応じてセンサ・アクチュエータ類構成情報登録部25の登録内容を変更するなどの管理を行うものである。そして、上記のセンサ・アクチュエータ類管理機能部26とゲートウェイ機能部24とが特許請求の範囲のシステム構成変化情報通知機能部に対応している。
一方、上記のサーバ6は、制御アプリケーション実行モジュール登録部61、ノード構成判断機能部62、およびリモートインストール機能部63を備えている。
ここに、制御アプリケーション実行モジュール登録部61は、アドホックネットワーク4へのノード3やこれに付属するセンサ・アクチュエータ類7の追加、変更に伴うシステム構成の変化を想定して、このようなシステム構成の変化に対応した各種の制御アプリケーションが事前に登録されている。また、ノード構成判断機能部62は、このシステム構成の変化に応じて、親ノード2から通知されるセンサ・アクチュエータ類構成情報を参照して、制御アプリケーション実行モジュール登録部61に登録されている制御アプリケーションの内からシステム構成の変化に適合した制御アプリケーションを選択する機能を有している。さらに、リモートインストール機能部63は、ノード構成判断機能部62で選択された制御アプリケーションを上位ネットワーク5を介して親ノード2のアプリケーション更新機能部23に転送する機能を有している。
次に、上記構成を有する管理制御システムの動作について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
現時点において、アドホック制御システム1内の親ノード2と各ノード3とは無線通信ユニット21,32によりアドホックネットワーク4が構築されるとともに、親ノード2の制御アプリケーション登録部22に登録されている制御アプリケーションにより、各ノード2,3間の協調制御を行うとともに、各ノード3のセンサ・アクチュエータ類7に対するパラメータ設定等が行われて、親ノード2は、各ノード3に付属するセンサが検出したデータの解析、アクチュエータの操作を行い、システム全体として適切な制御動作が行われているものとする(ステップ01,02)。
ここで、設備の更新、あるいはセンサ・アクチュエータ類7の更新等によって、一つのノード3(例えば、図1で右上端のノード)がアドホック制御システム1に新たに追加された場合(ステップ03)、この追加されたノード3は、無線通信ユニット32によってアドホックネットワーク4に参入される(ステップ04)。このとき、当該ノード3に付属しているセンサ・アクチュエータ類7の種類や機種名などの情報が無線通信ユニット32からアドホックネットワーク4を経由して親ノード2に通知される。
これにより、親ノード2はアドホック制御システム1のシステム構成が変化したことを認識することができるので(ステップ05)、センサ・アクチュエータ類管理機能部26は、新規加入のノード3から通知されたセンサ・アクチュエータ類7の種類や機種名などの情報によりセンサ・アクチュエータ類構成情報登録部25の内容を更新するとともに(ステップ06)、追加されたノード3を含むアドホック制御システム1内のセンサ・アクチュエータ類7の構成情報をゲートウェイ機能部24から上位ネットワーク5を経由してサーバ6に通知する(ステップ07)。
この通知は、サーバ6のノード構成判断機能部62に取り込まれるので、ノード構成判断機能部62は、親ノード2から通知されるセンサ・アクチュエータ類構成情報を参照して、制御アプリケーション実行モジュール登録部61に登録されている制御アプリケーションの内からノード3の追加、変更に伴うシステム構成の変化に適合した一つの制御アプリケーションを選択し(ステップ08)、これをリモートインストール機能部63に通知する(ステップ09)。次いで、リモートインストール機能部63は、ノード構成判断機能部62で選択された制御アプリケーションを上位ネットワーク5および親ノード2のゲートウェイ機能部24を経由してアプリケーション更新機能部23に転送する。
これにより、親ノード2のアプリケーション更新機能部23は、制御アプリケーション登録部22に登録されている制御アプリケーションを、サーバ6から送られてきた制御アプリケーションに更新する(ステップ10)。続いて、親ノード2は、更新された制御アプリケーションに基づいて、追加されたノード3とセンサ・アクチュエータ類7の制御パラメータの変更等を実施して、アドホック制御システム1の制御を開始する(ステップ11,12)。
以上のように、この実施の形態1の管理制御システムは、アドホックネットワーク4に対するノード3やセンサ・アクチュエータ類7の追加、変更等に伴ってシステム構成が変化した場合には、これに応じて自動的に親ノード2に登録されている制御アプリケーションが更新されることになるので、従来のように、システム構成が変化すると特定のノード3に対する制御ができないといった不都合は発生せず、常に円滑な分散制御を行うことが可能となる。
なお、ここでは、アドホック制御システム1に新たにノード3が追加された場合について説明したが、設備の更新のためにノード3が変更された場合についてもその動作は基本的に同じである。
なお、ここでは、アドホック制御システム1に新たにノード3が追加された場合について説明したが、設備の更新のためにノード3が変更された場合についてもその動作は基本的に同じである。
実施の形態2.
図3は本発明の実施の形態2における管理制御システムの全体を示す構成図、図4は親ノード2に登録されている表示アプリケーションに基づいてディスプレイに表示される分散管理制御システムのシステム構成の一例を示す説明図である。なお、図1に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
図3は本発明の実施の形態2における管理制御システムの全体を示す構成図、図4は親ノード2に登録されている表示アプリケーションに基づいてディスプレイに表示される分散管理制御システムのシステム構成の一例を示す説明図である。なお、図1に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態2の管理制御システムにおいて、親ノード2は実施の形態1と同様に制御アプリケーション登録部22やアプリケーション更新機能部23を備えるとともに、図4に示すような各ノード3の名称や各ノード3に付属するセンサ・アクチュエータ類7の種類やパラメータ等の内容を表示する表示アプリケーションが登録された表示アプリケーション登録部27が設けられている。
また、親ノード2のアプリケーション更新機能部23は、制御アプリケーション登録部22に登録されている制御アプリケーションを更新する際に、サーバ6から表示アプリケーションが転送されてきた場合には、表示アプリケーション登録部27に登録されている表示アプリケーションを更新するようになっている。
一方、サーバ6には、アドホックネットワーク4へのノード3やセンサ・アクチュエータ類7の追加、変更等に伴うシステム構成の変化に対応した各種の表示アプリケーションが事前に登録された表示アプリケーション実行モジュール登録部64が設けられている。
さらに、サーバ6のノード構成判断機能部62は、アドホックネットワーク4へのノード3やセンサ・アクチュエータ類7の追加、変更等に伴うシステム構成の変化に応じて制御アプリケーションを選択する際に、親ノード2から通知されるセンサ・アクチュエータ類構成情報を参照して、表示アプリケーション実行モジュール登録部64に登録されている表示アプリケーションの内からシステム構成の変化に適合した表示アプリケーションを選択する機能を有している。また、リモートインストール機能部63は、ノード構成判断機能部62で選択された制御アプリケーションと表示アプリケーションを共に上位ネットワーク5を介してノード3のアプリケーション更新機能部23に転送する機能を有している。
親ノード2の表示アプリケーション登録部27に登録されている表示アプリケーションによって、親ノード2が備える図示しないディスプレイには、例えば図4に示すような画面が表示される。すなわち、図4はアドホック制御システム1に含まれる各ノード3と、各ノード3に付属するセンサ・アクチュエータ類7を示す画面で、その左欄に表示されたノード選択画面P1内のノード3をマウス等で選択することにより、右欄のノード情報画面P2にノード3に付属するセンサ・アクチュエータ類7の名称やこれらに設定されているパラメータの名称や値が表示される。
次に、上記構成を有する管理制御システムの動作について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
図5におけるステップ01〜07までの動作は実施の形態1の場合の処理(図2)と同じであり、アドホック制御システム1内へのノード3の追加、変更に伴って、親ノード2がサーバ6に対して追加されたノード3を含む当該制御システム1内のセンサ・アクチュエータ類7の構成情報を通知する。
このとき、図4に示したノード選択画面P1にはノード3の追加を反映させる必要があり、また、ノード情報画面P2には追加したノード3に付属するセンサ・アクチュエータ類7の名称やパラメータ等を反映させる必要がある。
このため、サーバ6のノード構成判断機能部62は、親ノード2から通知されるセンサ・アクチュエータ類構成情報を参照して制御アプリケーションを選択する際に、同時に表示アプリケーション実行モジュール登録部64に登録されている表示アプリケーションの内からシステム構成の変化に適合した表示アプリケーションの一つを選択する(ステップ08a)。
ノード構成判断機能部62は、制御アプリケーション実行モジュール登録部62から選択した一つの制御アプリケーションの更新をリモートインストール機能部63に通知するので(ステップ09)、これに応じてリモートインストール機能部63は、この選択された制御アプリケーションを上位ネットワーク5を介してノード3のアプリケーション更新機能部23に転送する。これにより、親ノード2のアプリケーション更新機能部23は、制御アプリケーション登録部22に登録されている制御アプリケーションを、サーバ6から送られてきた制御アプリケーションに更新する(ステップ10)。
また、ノード構成判断機能部62は、表示アプリケーション実行モジュール登録部64から選択した一つの表示御アプリケーションの更新をリモートインストール機能部63に通知するので(ステップ22)、これに応じてリモートインストール機能部63は、この選択された表示アプリケーションを上位ネットワーク5を介してノード3のアプリケーション更新機能部23に転送する。これにより、親ノード2のアプリケーション更新機能部23は、表示アプリケーション登録部27に登録されている表示アプリケーションを、サーバ6から送られてきた表示アプリケーションに更新する(ステップ23)。
続いて、親ノード2は、更新された制御アプリケーションおよび表示アプリケーションに基づいて、追加されたノード3とセンサ・アクチュエータ類7を含む制御パラメータの変更等を実施して、アドホック制御システム1の制御を開始する(ステップ11a,12)。
以上のように、この実施の形態2の管理制御システムは、アドホックネットワーク4に対するノード3やセンサ・アクチュエータ類7の追加、変更等に伴ってシステム構成が変化する場合には、これに応じて親ノード2に登録されている制御アプリケーションのみならず、表示アプリケーションも自動的に更新されることになるので、ノード3やセンサ・アクチュエータ類7の追加、変更等のシステム構成の変化を画面に反映させることができる。このため、現在のアドホック制御システム1がどのような状況になっているかを常に適確に把握することができる。
実施の形態3.
図6は本発明の実施の形態3における管理制御システムの全体を示す構成図であり、図3に示した実施の形態2と対応する構成部分には同一の符号を付す。
図6は本発明の実施の形態3における管理制御システムの全体を示す構成図であり、図3に示した実施の形態2と対応する構成部分には同一の符号を付す。
上記の実施の形態1,2では、親ノード2に設定登録されている制御アプリケーションによって、各ノード3に対して前述のデータ形式、データ処理条件、通信プロトコル等の制御パラメータがデフォルト値として設定されるようになっているが、システム運営上、ユーザがセンサ・アクチュエータ類7の特性や使い勝手等を考慮してデフォルト値を変更して最適な制御パラメータにチューニングすることがある。その場合、ノード3の故障等によってある一つのノード3を交換した際、交換後のノード3についても以前にチューニングされた制御パラメータをそのまま継続して使用したいことがある。
そこで、この実施の形態3では、親ノード2に、ユーザが各ノード3に対して予めチューニング用として固有に設定した制御パラメータをローカル制御パラメータとして保存しておくローカル制御パラメータ保存機能部28と、アプリケーション更新機能部23により制御アプリケーションが更新された場合には、これに応じてローカル制御パラメータ保存機能部28に保存されているローカル制御パラメータを、以前にチューニングされた該当するノード3に対して再度設定するローカル制御パラメータ再設定機能部29とが設けられている。
その他の構成は実施の形態2の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
その他の構成は実施の形態2の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
次に、上記構成を有する管理制御システムの動作について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
この実施の形態3においては、親ノード2のローカル制御パラメータ保存機能部28に対して、ユーザが各ノード3に対してチューニング用として固有に設定した制御パラメータをローカル制御パラメータとして各ノード3の名称等に対応付けて予め保存しておく(ステップ01,31)。
ここで、アドホック制御システム1がシステム全体として適切な制御動作が行われている状態で(ステップ02)、例えばある一つのノードが追加されたとすると、このノード3の追加に伴って、親ノード2に対して制御アプリケーションおよび表示アプリケーションが更新登録されるが、このアプリケーション更新までの動作は、実施の形態2の場合の処理(図5)と同じである(ステップ03〜23)。
更新登録された制御アプリケーションや表示アプリケーションは、アドホック制御システム1の構成に応じて初期化されて、制御パラメータはデフォルト値に設定される(ステップ32)。続いて、ローカル制御パラメータ再設定機能部29は、ローカル制御パラメータ保存機能部28により予め登録されているローカル制御パラメータを読み出して、該当するノード3に対してこれらのローカル制御パラメータを再度設定するとともに、更新後の制御アプリケーションや表示アプリケーションに対しても再設定を行う(ステップ33)。
続いて、親ノード2は、更新された制御アプリケーションおよび表示アプリケーションに基づいて、アドホック制御システム1の制御を開始する(ステップ11a,12)。
以上のように、この実施の形態3の管理制御システムは、ノード3を交換した際にユーザが手動で制御パラメータをチューニングし直さなくても、ローカル制御パラメータ再設定機能部29によって以前にチューニングされた制御パラメータが所定の各ノード3に自動的に設定されるため、ユーザが以前に設定した固有の制御パラメータを継続してそのまま使用することが可能となり、制御パラメータのチューニングの手間と労力を省くことができ、柔軟にシステム構成を変更することが可能となる。
その他の作用効果は実施の形態2と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
その他の作用効果は実施の形態2と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
実施の形態4.
図8は本発明の実施の形態4における管理制御システムの全体を示す構成図であり、図6に示した実施の形態3と対応する構成部分には同一の符号を付す。
図8は本発明の実施の形態4における管理制御システムの全体を示す構成図であり、図6に示した実施の形態3と対応する構成部分には同一の符号を付す。
上記の実施の形態3では、親ノード2のローカル制御パラメータ保存機能部に、ユーザが各ノード3に対してチューニング用として固有に設定した制御パラメータをローカル制御パラメータとして予め保存しているが、その後、各ノード3においてユーザが制御パラメータを独自に変更した場合には、これに応じて親ノード2のローカル制御パラメータ保存機能部に保存されるローカル制御パラメータも手動で変更する必要があり、メンテナンスに手間がかかる。
そこで、この実施の形態4では、各ノード3においてユーザが制御パラメータを独自に変更した場合には、これが親ノード2のローカル制御パラメータ保存機能部に自動的に反映されるようにするため、各ノード3にユーザが当該ノード3に対して固有の制御パラメータを設定するためのローカル制御パラメータ設定機能部33が設けられる一方、親ノード2が備えるローカル制御パラメータ保存機能部28は、各ノード3のローカル制御パラメータ設定機能部33で設定された各ローカル制御パラメータをアドホックネットワーク4を介して収集して保存する機能を有している。
その他の構成は、図6に示した実施の形態3の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
その他の構成は、図6に示した実施の形態3の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
次に、上記構成を有する管理制御システムの動作について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
アドホック制御システム1がシステム全体として適切な制御動作が行われている状態から、その後、ノード3の追加に伴って、親ノード2に対して制御アプリケーションおよび表示アプリケーションが更新登録され、続いて、更新登録された制御アプリケーションや表示アプリケーションがアドホック制御システム1の構成に応じて初期化されて、制御パラメータがデフォルト値に設定されるまでの動作は、実施の形態3の場合の処理(図7)と同じである(ステップ01〜32)。ただし、実施の形態3のように、親ノード2のローカル制御パラメータ保存機能部28に、ユーザが各ノード3に対してチューニング用として固有に設定した制御パラメータをローカル制御パラメータとして予め保存しておく必要はない。つまり、図7のステップ31は省略されている。
これらの処理の完了後に、親ノード2のローカル制御パラメータ保存機能部28は、各ノード3のローカル制御パラメータ設定機能部33で設定された各ローカル制御パラメータをアドホックネットワーク4を介して収集して保存する(ステップ41)。すなわち、ユーザが各ノード3に設けられているローカル制御パラメータ設定機能部33によりデフォルト値に代えて固有の制御パラメータを以前に設定していた場合、この制御パラメータはローカル制御パラメータとして親ノード2に通知されてローカル制御パラメータ保存機能部28に保存されている。
続いて、親ノード2のローカル制御パラメータ再設定機能部29により、ローカル制御パラメータ保存機能部28に既に保存されているローカル制御パラメータが読み出されて、該当するノード3に対してこのローカル制御パラメータを再度設定するとともに、更新後の制御アプリケーションや表示アプリケーションに対しても再設定を行う(ステップ33)。
その後、親ノード2は、更新された制御アプリケーションおよび表示アプリケーションに基づいて、アドホック制御システム1の制御を開始する(ステップ11a,12)。
その後、親ノード2は、更新された制御アプリケーションおよび表示アプリケーションに基づいて、アドホック制御システム1の制御を開始する(ステップ11a,12)。
次に、アドホック制御システム1の初期化時の動作について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。
アドホック制御システム1を起動するために、まず、親ノード2を含めて各ノード3を起動する(ステップ51〜53)。すると、各ノード3の無線通信ユニット21,32の機能により、アドホックネットワーク4が自動構築される(ステップ54)。アドホックネットワーク4が構築されると、次に、親ノード2の制御アプリケーションと表示アプリケーションとが初期化され、これに伴い、各ノード2,3の制御パラメータがデフォルト値に設定される(ステップ55)。
引き続いて、親ノード2のローカル制御パラメータ再設定機能部29により、図9におけるステップ41においてローカル制御パラメータ保存機能部28によって保存されているローカル制御パラメータが読み出されて、該当するノード3に対してこのローカル制御パラメータを再度設定するとともに、更新後の制御アプリケーションや表示アプリケーションに対しても再設定を行う(ステップ56)。これによりアドホック制御システム1の初期化が完了する(ステップ57)。
以上のように、この実施の形態4の管理制御システムは、各ノード3においてユーザが制御パラメータを独自に変更した場合には、この変更後の制御パラメータが親ノード2のローカル制御パラメータ保存機能部28に反映されて自動的に保存されるので、制御パラメータの変更に伴うシステムのメンテナンスの手間を省くことができる。
その他の作用効果は実施の形態3の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
その他の作用効果は実施の形態3の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
実施の形態5.
図11は本発明の実施の形態5における管理制御システムの全体を示す構成図であり、図8に示した実施の形態4と対応する構成部分には同一の符号を付す。
図11は本発明の実施の形態5における管理制御システムの全体を示す構成図であり、図8に示した実施の形態4と対応する構成部分には同一の符号を付す。
上記の実施の形態1〜4では、親ノード2に無線通信ユニット21、制御アプリケーション登録部22、アプリケーション更新機能部23、ゲートウェイ機能部24、センサ・アクチュエータ類管理機能部26などを集中して設けているが、この実施の形態5のように、これらを各ノード3に分散して配置した構成とすることも可能である。その場合、無線通信ユニット21とゲートウェイ機能部24とを有するノードが親ノード2となり、その他のノード3とサーバ6との通信は、この親ノード2を経由して行われることになる。なお、親ノード2のゲートウェイ機能部24を他のノード3に設け、このノード3を上位ネットワーク5に接続してサーバ6と通信を行う構成とすることも可能である。
以上のように、この実施の形態5の管理制御システムは、各ノード3に機能を分散配置しているので、親ノード2に制御負荷が集中するのを軽減することができ、効率良くシステムを運営することができる。
その他の構成、および作用効果については、実施の形態4と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
実施の形態6.
図12は本発明の実施の形態6における管理制御システムの全体を示す構成図であり、図8に示した実施の形態4と対応する構成部分には同一の符号を付す。
図12は本発明の実施の形態6における管理制御システムの全体を示す構成図であり、図8に示した実施の形態4と対応する構成部分には同一の符号を付す。
上記の実施の形態1〜5では、サーバ6に対して一つのアドホック制御システム1が上位ネットワーク5を介して接続されているが、この実施の形態6では、サーバ6に対して多数のアドホック制御システム1が上位ネットワーク5を介して接続されている。さらに、各種のアプリケーションやノード3の製造、販売を行う者が独自に開発した制御アプリケーションや表示アプリケーションを上位ネットワーク5を経由してサーバ6に転送するためのアプリケーション登録端末8が設けられている。
そして、このアプリケーション登録端末8には、制御アプリケーションや表示アプリケーションの正当な提供者であることを識別するための端末IDが設定されるとともに、アプリケーションや端末IDをサーバ6に送信する際、サーバ6との通信の安全性を確保するために暗号化を行う端末セキュリティ機能部82が設けられている。
一方、サーバ6には、ダウンロード管理機能部65、アプリケーション登録管理機能部66、およびセキュリティ機能部67が設けられている。
ここに、ダウンロード管理機能部65は、リモートインストール機能部63により制御アプリケーションや表示アプリケーションを、各々のアドホック制御システム1に属する親ノード2に対してダウンロードした回数や、各アドホック制御システム1の所有者の氏名等の情報を管理する機能を有している。
アプリケーション登録管理機能部66は、アプリケーション登録端末8から入力される制御アプリケーションや表示アプリケーションの種類や当該端末8の正当な提供者の名前などのアプリケーション登録管理情報が予め登録されている。さらに、同機能部66は、各アプリケーションを各アドホック制御システム1に属する親ノード2に対してダウンロードした回数をカウントする機能を有している。
セキュリティ機能部67は、アプリケーション登録端末8から暗号化されて送られてくるアプリケーションや端末ID、親ノード2から送られてくるアドホック制御システム識別用のIDをそれぞれ複号化する一方、各アドホック制御システム1の親ノード2に制御アプリケーションや表示アプリケーションを送信する際にこれを暗号化する機能を有している。
なお、ダウンロード管理機能部65において、アプリケーションを各アドホック制御システム1に属する親ノード2に対してダウンロードした回数をカウントする機能をもたせているのは、サーバ6の管理者が各アドホック制御システム1のユーザに対してダウンロードの頻度に応じて課金するためであり、また、アプリケーション登録管理機能部66において、アプリケーションを各アドホック制御システム1に属する親ノード2に対してダウンロードした回数をカウントする機能をもたせているのは、サーバ6の管理者がアプリケーション登録端末8を用いたアプリケーションの提供者に対してダウンロードの頻度に応じて使用料金の支払いを行うなどの措置に役立てるためである。
一方、各々の親ノード2には、セキュリティ機能部20が設けられている。このセキュリティ機能部20は、各アドホック制御システム1内におけるノード3の追加、変更等に伴うシステム構成の変化に応じて、自己が属するアドホック制御システム1の識別用の制御システムIDを暗号化して上位ネットワーク5を経由してサーバ6に送信し、また、サーバ6から暗号化された制御アプリケーションや表示アプリケーションを受信したときにはこれを複号化する機能を有している。
その他の構成は、図8に示した実施の形態4と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
その他の構成は、図8に示した実施の形態4と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
次に、上記構成を有する管理制御システムにおいて、アプリケーション登録端末8から制御アプリケーションや表示アプリケーションをサーバ6に登録する場合の処理動作について、図13に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、アプリケーションの提供者がアプリケーション登録端末8を上位ネットワーク5を経由してサーバ6に接続する(ステップ61,62)。次いで、アプリケーション登録端末8の端末セキュリティ機能部81からアプリケーションの正当な提供者であることを識別するための端末IDをサーバ6に送信する(ステップ63)。
サーバ6のアプリケーション登録管理機能部66は、予め登録されているアプリケーション登録管理情報を参照して、受信した端末IDが有効なものか否かを確認する(ステップ64,65)。このとき、端末IDが有効でなければ、サーバ6は、当該アプリケーション登録端末8からの入力を受け付けないで終了する(ステップ68)。
これに対して、端末IDが有効な場合には、サーバ6がアプリケーション登録端末8からの入力を受け付ける状態となるので、次に、アプリケーションの提供者は、アプリケーション登録端末8から制御アプリケーションや表示アプリケーションを上位ネットワーク5を経由してサーバ6に送信する。これに応じて、サーバ6は、制御アプリケーションを制御アプリケーション実行モジュール登録部61に、表示アプリケーションを表示アプリケーション実行モジュール登録部64にそれぞれ登録する(ステップ66)。さらに、登録した各アプリケーションが対応できるアドホック制御システム1に属する各ノード3の構成情報を登録し(ステップ67)、登録処理を終了する(ステップ68)。
このように、アプリケーション登録端末8から端末IDやアプリケーションを送信する際には、セキュリティ機能部81により暗号化が行われるので、上位ネットワーク5上において、制御アプリケーションや表示アプリケーションが不正に改ざんされたり、他者によってのぞき見されるのを防止することができる。
次に、このようにして、アプリケーション登録端末8からサーバ6に登録された制御アプリケーションや表示アプリケーションを利用する際の動作について、図14に示すフローチャートを参照して説明する。
アドホック制御システム1がシステム全体として適切な制御動作が行われている状態から、その後、アドホック制御システム1へのノード3の追加、変更に伴って、親ノード2のセンサ・アクチュエータ類管理機能部26がセンサ・アクチュエータ類7の構成情報の内容を変更するまでの動作は、実施の形態4の場合の処理(図7)と同じである(ステップ01〜06)。
次に、ノード3が追加、変更されたアドホック制御システム1に属する親ノード2のセキュリティ機能部20は、制御システムIDの暗号化を行った後、上位ネットワーク5を経由してサーバ6に送信する(ステップ07)。これに応じて、サーバ6のセキュリティ機能部67は受信した制御システムIDを複号化してダウンロード管理機能部65に渡すので、ダウンロード管理機能部65は、当該機能部65に予め設定されている制御システムIDと親ノード2から送られてきた制御システムIDと比較して、有効なIDか否かを確認する(ステップ72,73)。
このとき、制御システムIDが有効ではない場合には、サーバ6は親ノード2との接続を拒否して更新処理を終了する(ステップ12)。一方、制御システムIDが有効な場合には、実施の形態4の場合と同様、サーバ6は親ノード2に対して制御アプリケーションや表示アプリケーションのダウンロード処理を実行する(ステップ07〜22)。このとき、ダウンロードされた制御アプリケーションや表示アプリケーションは、サーバ6のセキュリティ機能部67により暗号化されているため、親ノード2はセキュリティ機能部20により複号化されて更新される。
サーバ6のリモートインストール機能部63は、ノード3の追加、変更等のあったアドホック制御システム1に属する親ノード2に対するアプリケーションのダウンロード処理が完了すると、そのダウンロード完了結果をダウンロード管理機能部65に通知するので、これに応じてダウンロード管理機能部65は、当該親ノード2に対してアプリケーションをダウンロードした回数をインクリメントする(ステップ73)。さらに、リモートインストール機能部63は、アプリケーション登録管理機能部66にもダウンロード完了結果を通知するので、これに応じてアプリケーション登録管理機能部66は、アプリケーション登録情報の内から、ダウンロードされた制御アプリケーションや表示アプリケーションのダウンロード回数をインクリメントする(ステップ74)。
ダウンロードが完了したアドホック制御システム1においては、実施の形態4の場合と同様に、サーバ6および親ノード2が必要な処理を実行して制御アプリケーションや表示アプリケーションの更新を行って、システム制御の開始を行う(ステップ31〜11a)。
以上のように、この実施の形態6では、アプリケーション登録端末8を設けることにより、アプリケーションやアドホック制御システム1の提供者は、新規な機能をもつアプリケーションやノード3を開発した際、そのシステムに適合したアプリケーションをサーバ6に登録して市場に投入できるため、ユーザの使用拡大を期待でき、販売効果を得ることができる。
また、サーバ6にダウンロード管理機能部65を設けることにより、サーバ6の管理者は、各アドホック制御システム1のユーザに対して、アプリケーションを利用した回数に応じて課金を行えるとともに、ダウンロードの頻度から適用状況等のユーザ情報を入手することができ、アフターケアやマーケティングに必要な情報を入手することができる。また、ユーザは信頼のおけるアプリケーション提供者から直接にアプリケーションを入手することができ、満足度が高まる。
さらに、サーバ6にアプリケーション登録管理機能部66を設けることにより、サーバ6の管理者は、各アプリケーションを各アドホック制御システム1に属する親ノード2に対してダウンロードする頻度に応じてアプリケーションの提供者に対して使用料金の支払いを行うなどの措置を行うことができる。
なお、上記の実施の形態1〜6では、親ノード2はセンサ・アクチュエータ類7を備えていないが、センサ・アクチュエータ類7を備えた場合でも本発明を適用可能である。また、本発明の管理制御システムは、プラント内でセンサ・アクチュエータ類7を制御するものに限定されるものではなく、今後、各アドホックネットワーク4を自動的に構築する無線通信ユニットを備えたノード3が開発されることにより、例えば街中や一般家庭等において、温度器具や照明器具、冷暖房器具等の各種のデバイスを制御する場合に適用することもできる。また、本発明は上記の実施の形態1〜6の構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において各種の変形を加えることが可能である。
1 アドホック制御システム、2 親ノード、21 無線通信ユニット、
22 制御アプリケーション登録部、23 アプリケーション更新機能部、
24 ゲートウェイ機能部(システム構成変化情報通知機能部)、
25 センサ・アクチュエータ類構成情報登録部、
26 センサ・アクチュエータ類管理機能部(システム構成変化情報通知機能部)、
27 表示アプリケーション登録部、28 ローカル制御パラメータ保存機能部、
29 ローカル制御パラメータ再設定機能部、3 ノード、32 無線通信ユニット、
33 ローカル制御パラメータ設定機能部、4 アドホックネットワーク、
5 上位ネットワーク、6 サーバ、
61 制御アプリケーション実行モジュール登録部、62 ノード構成判断機能部、
63 リモート・インストール機能部、
64 表示アプリケーション実行モジュール登録部、65 ダウンロード管理機能部、
66 アプリケーション登録管理機能部、67 セキュリティ機能部、
7 センサ・アクチュエータ類、8 アプリケーション登録端末、
81 端末セキュリティ機能部。
22 制御アプリケーション登録部、23 アプリケーション更新機能部、
24 ゲートウェイ機能部(システム構成変化情報通知機能部)、
25 センサ・アクチュエータ類構成情報登録部、
26 センサ・アクチュエータ類管理機能部(システム構成変化情報通知機能部)、
27 表示アプリケーション登録部、28 ローカル制御パラメータ保存機能部、
29 ローカル制御パラメータ再設定機能部、3 ノード、32 無線通信ユニット、
33 ローカル制御パラメータ設定機能部、4 アドホックネットワーク、
5 上位ネットワーク、6 サーバ、
61 制御アプリケーション実行モジュール登録部、62 ノード構成判断機能部、
63 リモート・インストール機能部、
64 表示アプリケーション実行モジュール登録部、65 ダウンロード管理機能部、
66 アプリケーション登録管理機能部、67 セキュリティ機能部、
7 センサ・アクチュエータ類、8 アプリケーション登録端末、
81 端末セキュリティ機能部。
Claims (7)
- アドホックネットワークを自動的に構築する無線通信ユニットを備えた複数のノードを有し、上記各ノードの内の少なくとも一つは自己を含む各ノード間の協調制御やパラメータ設定を行う制御アプリケーションが登録された制御アプリケーション登録部、およびこの制御アプリケーション登録部に登録されている制御アプリケーションを更新するアプリケーション更新機能部を備え、また、各ノードの内の少なくとも一つは上記アドホックネットワークへのノードの追加、変更等に伴うシステム構成の変化情報をサーバに通知するシステム構成変化情報通知機能部を備える一方、上記サーバは、上記アドホックネットワークへのノードの追加、変更等に伴うシステム構成の変化に対応した各種の制御アプリケーションが事前に登録された制御アプリケーション実行モジュール登録部と、上記システム構成変化情報通知機能部から通知されたシステム構成の変化情報に基づいて上記制御アプリケーション実行モジュール登録部に登録されている制御アプリケーションの内から上記システム構成の変化に適合した制御アプリケーションを選択するノード構成判断機能部と、このノード構成判断機能部で選択された制御アプリケーションを上記アプリケーション更新機能部に転送するリモートインストール機能部と、を備えることを特徴とする管理制御システム。
- 上記制御アプリケーション登録部およびアプリケーション更新機能部を備えたノードには、各ノードの名称や各ノードに付属するセンサ・アクチュエータ類の種類やパラメータ等の内容を表示する表示アプリケーションが登録された表示アプリケーション登録部が設けられ、また、上記サーバには、上記アドホックネットワークへのノードの追加、変更等に伴うシステム構成の変化に対応した各種の表示アプリケーションが事前に登録された表示アプリケーション実行モジュール登録部が設けられ、上記サーバのノード構成判断機能部は、上記システム構成変化情報通知機能部から通知されたシステム構成の変化情報に基づいて上記表示アプリケーション実行モジュール登録部に登録されている表示アプリケーションの内からシステム構成の変化に適合した表示アプリケーションを選択するものであり、上記リモートインストール機能部は、上記ノード構成判断機能部で選択された制御アプリケーションと表示アプリケーションを共に上記アプリケーション更新機能部に転送するものであり、また、上記ノードのアプリケーション更新機能部は、上記制御アプリケーションを更新する際に上記表示アプリケーション登録部に登録されている表示アプリケーションを更新するものである、ことを特徴とする請求項1記載の管理制御システム。
- 上記制御アプリケーション登録部およびアプリケーション更新機能部を備えたノードには、ユーザが各ノードに対して固有に設定した制御パラメータをローカル制御パラメータとして保存するローカル制御パラメータ保存機能部と、上記アプリケーション更新機能部により制御アプリケーションが更新された場合には、これに応じて上記ローカル制御パラメータ保存機能部に保存されているローカル制御パラメータを該当するノードに対して再度設定するローカル制御パラメータ再設定機能部と、を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の管理制御システム。
- 上記各ノードの内の少なくとも一つには、ユーザが当該ノードに対して固有の制御パラメータを設定するローカル制御パラメータ設定機能部を備える一方、上記ローカル制御パラメータ保存機能部は、上記ローカル制御パラメータ設定機能部で設定された制御パラメータをローカル制御パラメータとして上記アドホックネットワークを介して収集して保存するものであることを特徴とする請求項3記載の管理制御システム。
- 上記サーバには、上記リモートインストール機能部により制御アプリケーションや表示アプリケーションを上記アプリケーション更新機能部にダウンロードした回数やシステム所有者の氏名等の情報を管理するダウンロード管理機能部を備えることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の管理制御システム。
- 上記制御アプリケーションや表示アプリケーションを上記サーバに転送するアプリケーション登録端末を備える一方、上記サーバは、アプリケーション登録端末から入力される制御アプリケーションや表示アプリケーションの種類や登録端末の提供者名などの情報や、上記アプリケーションの各ノードへのダウンロード回数などをの情報が登録されるアプリケーション登録管理機能部を備えることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の管理制御システム。
- 上記制御アプリケーション登録部およびアプリケーション更新機能部を備えたノードには、上記アドホックネットワークへのノードの追加、変更等に伴うシステム構成の変化に応じてシステム識別用のIDを上記サーバに送信するセキュリティ機能部が設けられる一方、上記サーバには、上記ノードから送られてきたIDが有効か否かを判断して有効な場合にのみ上記リモートインストール機能部を起動するセキュリティ機能部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の管理制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009218776A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Advanced Telecommunication Research Institute International | センサネットワークシステム |
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