JP2008227400A - 電子部品実装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品を平坦でない搭載面上に実装する場合でも、目標位置に正確に実装できるようにする。
【解決手段】移載ヘッド7に鉛直方向に進退動可能に取付けられたシャフト11の先端に装着されたノズル10により電子部品を保持し、該電子部品を搭載対象に搭載する電子部品実装装置において、搭載対象3の特定部位15を認識する撮像手段16と、該撮像手段を鉛直方向に進退動させる駆動手段19とが前記移載ヘッドに配設されていると共に、前記駆動手段により前記撮像手段を鉛直方向に進退動させた際に取得された該撮像手段の鉛直方向位置に対する水平方向の相対的な位置ずれ量を保存する手段を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品実装装置に係り、特に移載ヘッド上に設けられた撮像手段に、電子部品の実装対象に対する三次元の撮像精度向上を図り、部品の実装精度を向上する際に適用して好適な電子部品実装装置に関する。
プリント基板等の配線基板に電子部品を搭載(実装)するために、一般に電子部品実装装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。このような電子部品実装装置においては、移載ヘッドに装着された吸着ノズルにより、所定位置に供給される電子部品を吸着保持した後、位置決めされた基板上の目標位置に搭載することが行なわれている。
このように、吸着ノズルに保持した電子部品を配線基板上の目標位置に正確に搭載するためには、配線基板の位置を正確に把握する必要がある。そこで、例えば特許文献2に開示されている電子部品実装装置においては、移載ヘッド上に固定された撮像手段により、配線基板上のフィデューシャルマーク(基準マーク)等を撮像し、その撮像結果から該基板の正確な位置を演算により特定する、いわゆる画像認識が行なわれている。
特開2003−168899号公報 特開2000−294996号公報
しかしながら、前記特許文献1、2等に開示されている従来の電子部品実装装置において、撮像手段により認識する搭載対象は、プリント基板等の平坦な配線基板のみであるため、電子部品の上に更に他の電子部品を搭載する等のように、搭載対象の高さが異なる(変化する)三次元搭載を行なうような場合には、搭載面上の基準マークの認識や、搭載後の電子部品の搭載位置の確認等を画像認識により行なうことができなかった。
又、配線基板等の搭載面に大きな反りや撓みが生じている場合には、基準マーク等を認識する時の焦点ずれや、搭載高さの変動が原因で、搭載位置精度が低下するという問題もあった。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、電子部品を平坦でない搭載対象に搭載する場合でも、目標位置に正確に搭載することができる電子部品実装装置を提供することを課題とする。
本発明は、移載ヘッドに鉛直方向に進退動可能に取付けられたシャフトの先端に装着されたノズルにより電子部品を保持し、該電子部品を搭載対象に搭載する電子部品実装装置において、搭載対象の特定部位を認識する撮像手段と、該撮像手段を鉛直方向に進退動させる駆動手段とが前記移載ヘッドに配設されていると共に、前記駆動手段により前記撮像手段を鉛直方向に進退動させた際に取得された該撮像手段の鉛直方向位置に対する水平方向の相対的な位置ずれ量を保存する手段を備えたことにより、前記課題を解決したものである。
本発明においては、更に、前記ノズルを鉛直方向に進退動させた際に取得された該ノズルの鉛直方向位置に対する水平方向の相対的な位置ずれ量を保存する手段を備えるようにしてもよい。
本発明によれば、搭載対象上のマーク等の基準位置(特定部位)を撮像する撮像手段を鉛直方向に移動可能とすると共に、該撮像手段を実際に移動させて予め取得した位置ずれ量を基に、鉛直方向の任意の位置において撮像手段の水平方向の位置ずれを補正できるようにしたので、高さの異なる搭載対象上の正確な位置認識が可能となった。従って、上記撮像手段により任意高さの搭載対象上の基準位置を撮像することにより、撮像された画像中の基準位置を基に搭載対象上の正確な位置を決定できるため、電子部品を任意高さの搭載面等の搭載対象上に正確に実装することができる。
又、ノズルの鉛直方向に対する水平方向の位置ずれ量を保存する場合には、従来は搭載高さが異なる場合や吸着部品の厚みが大きく異なる場合にはノズルシャフトの直動精度によって発生していた搭載位置のずれを補正できるため、より高精度な部品実装が可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る一実施形態の電子部品実装装置の外観を示す斜視図である。
図1において、基台1の中央部には搬送路2が配設されている。この搬送路2は、基板3をX方向に搬送すると共に、図示されている位置に該基板3を位置決めし、保持する基板保持部を兼ねている。
上記搬送路2の両側には、電子部品の供給部4が配置され、それぞれの供給部4には多数台のパーツフィーダ5が並載されている。各パーツフィーダ5は、テープ内に収容・保持された電子部品を、該テープを長手方向に送ることにより電子部品をピックアップ位置に順次供給するようになっている。
又、X軸テーブル6には、電子部品の移載ヘッド7が装着されている。このX軸テーブル6は、Y軸テーブル8Aと、これに対向して並設されたガイド8Bとに、両端部が支持され架設されている。
これらX軸テーブル6及びY軸テーブル8Aを図示しないモータにより駆動することにより移載ヘッド7は水平方向に移動可能であり、図2に拡大して示すように、その下端部に装着された吸着ノズル10によりパーツフィーダ5のピックアップ位置から電子部品を吸着してピックアップし、基板3上に移載(実装)する。従って、X軸テーブル6及びY軸テーブル8Aは、移載ヘッド7の水平方向駆動手段となっている。
搬送路2と供給部4の間にある、移載ヘッド7の移動径路が設定される領域には部品撮像手段9が配設されている。この部品撮像手段9は、移載ヘッド7に装着されている吸着ノズル10を下方から撮像し、吸着保持された電子部品を撮像することにより、該電子部品の識別とノズル中心からの位置ずれの検出が行なわれる。
本実施形態の電子部品実装装置が備えている移載ヘッド7について詳述する。
図2において、移載ヘッド7には4つの吸着ヘッドが搭載され、各吸着ヘッド毎にノズルシャフト11がθ軸モータ12に取り付けられ、各ノズルシャフト11が独立にθ方向に回転可能となっている。
又、各ノズルシャフト11は、Z軸モータ13により、独立に昇降動作が可能となっていると共に、ノズルシャフト先端にはエアを吸引するための吸着孔が設けられた吸着ノズル10が着脱自在に装着されている。
これら4つの吸着ヘッドは、前記移載ヘッド7のベースであるヘッドプレート14にX軸方向に並ぶように配設されている。
又、このヘッドプレート14には、基板3上のフィデューシャルマーク15を認識するための基板撮像手段16が取付けられている。この基板撮像手段16は、CCDカメラ16Aとレンズ16Bが一体でリニアガイド17を介して、ボールねじ18によって鉛直方向に移動自在とされている。このボールねじ18には撮像ユニット駆動用のサーボモータ19が連結され、該サーボモータ19の駆動により撮像ユニットであるCCDカメラ16A、レンズ16Bは任意の高さに移動・停止させることができるようになっている。
更に、図2に示してあるように、基板撮像手段16の下方にはLEDを含む同軸照明基板20Aと、同軸照明用のビームスプリッタ(あるいはハーフミラー)21、同じくLEDを含む円形の斜光照明基板20Bとが配されており、装置本体に内蔵された制御装置(図示せず)のCPUにより、認識対象物に適した照明手段が適時選択されるようになっている。なお、上記照明基板20A、20Bとビームスプリッタ21は、ヘッドプレート14に固定され、基板撮像手段16と共に移動しないようになっている。
又、本実施形態の電子部品実装装置では、基台1の所定個所に、基板撮像手段16が鉛直方向に駆動した際の光軸ずれを補正するための三次元キャリブレーション治具22が備えられている。但し、この治具22は、必要に応じて取り外しが可能になっている。
この三次元キャリブレーション治具22は、図3(A)に示すように円錐表面に等間隔で円状のマークが複数描かれた(もしくは溝が削られた)形状をしており、上面から見た場合には、同図(B)に示されるように、異なる高さに径が異なる複数の同心円のマークが配された形状となっている。
マークサイズは、最大の治具底面が基板撮像手段16の持つ視野範囲内(例えばφ20mm)であり、且つ高さは基板撮像手段16の駆動範囲内(例えば20mm)となるように設計されている。又、これら同心円マークは、一定高さ間隔(例えば1mm)毎に描かれている。
又、キャリブレーション治具22の底面は、図4に示すように基板3の上面(電子部品の搭載面)よりも所定の高さ(例えば2mm)だけ低い位置となるように、且つ該基板3の上面に対して中心軸が垂直となるように基台1の所定個所に設置されている。
移載ヘッド7がX軸テーブル6及びY軸テーブル8により水平方向に移動され、キャリブレーション治具22の直上に基板撮像手段16を移動することにより、該基板撮像手段16により生産動作中の任意のタイミングでキャリブレーション治具22の撮像を行なうことが可能である。この場合、基板撮像手段16の高さに応じて、図5に示すように焦点高さが一致した同心円マークが明瞭に撮像されることになる。
又、本実施形態においては、図6に示すように、ノズルシャフト11の先端にもキャリブレーション治具ノズル22A(図4の三次元キャリブレーション治具22を水平面に対して対称形状としたものに相当)が取り付けられている。従って、移載ヘッド7をXY駆動により該治具22Aが部品撮像手段9の直上になるように移動することによって、該部品撮像手段9を用いてキャリブレーション治具ノズル22Aを撮像することができ、これにより、ノズルシャフト11の移動高さに応じて図5と同様の画像を取得することができる。
このキャリブレーション治具ノズル22Aは、装置本体に備えられている自動ノズル交換機(図示せず)によって任意のタイミングで着脱自在で、吸着ノズル10に変換可能になっている。
以上のように、本実施形態の電子部品実装装置は、前記キャリブレーション治具22を使用して基板撮像手段16の鉛直方向の位置に応じた水平方向の位置ずれ量を測定し、三次元補正データとして予め取得しておき、それを記憶手段に保存することにより、実際に撮像したときの高さに合わせて撮像対象の水平方向位置を補正する機能を備えるようにしてある。この三次元補正データの取得については後述する。
同様に、本実施形態の電子部品実装装置は、前記キャリブレーション治具ノズル22Aを使用して部品撮像手段9に対するノズルシャフト11の鉛直方向の位置に応じた水平方向の位置ずれ量を測定し、三次元補正データとして予め取得しておき、それを記憶手段に保存することにより、実際に部品を搭載するときのノズルシャフト11の高さに合わせて搭載対象の水平方向位置を補正する機能を備えるようにしてある。
次に、本実施形態の作用を、図7に示すフローチャートに従って説明する。
基板の搬入を開始し(ステップ1)、それが三次元補正が必要な基板であるか否かを判定し(ステップ2)、必要な場合には基板撮像手段16とノズルシャフト11に関する三次元補正データ(相関式(1)、(2))の取得を行なう(ステップ3、4)。
まずはこのステップ3とステップ4の三次元補正データの取得について詳細に説明する。なお、この操作は、ステップ5の基板搬入完了まで、即ち装置電源投入時や基板搬入時等の生産動作開始前に行なえば良い。
補正データを取得するに当り、前記移載ヘッド7を、該ヘッド上の基板撮像手段16が、前記図2に示したように、基台1上に設置されている前記三次元キャリブレーション治具22の直上となるように移動する。
次いで、サーボモータ19を駆動して、基板撮像手段16を三次元キャリブレーション治具22の底面(基台1の上面)に焦点が合う高さへと移動する。
その後、サーボモータ19の駆動により、基板撮像手段16を所定の速度でキャリブレーション治具22の高さ(例えば20mm)だけ上昇させる。この上昇時には、キャリブレーション治具22に設けられたマークの高さ間隔(例えば1mm)毎に基板撮像手段16によって基準マークの撮像が行なわれる。撮像した画像は、前記図5に示したように、その撮像高さに一致した何れかの高さのマークにのみ焦点が合い、それ以外の高さの基準マークは焦点高さが異なるためピントがボケて撮像されることになる。
こうして得られた各画像より、撮像時の高さに対応する円形マークの中心座標を画像認識処理によって算出する。本来、キャリブレーション治具22に設けられた各円形マークが全て同心円状であるため、理論上は円形マークの中心座標は変動しないはずであるが、実際にはリニアガイド17の取り付け角度やそのガイドレールの真直度等によって、認識位置の中心が撮像高さに応じて水平方向に変動している。そこで、その変動量量を画像認識により補正データとして取得する。
これにより、基板撮像手段16の高さ(サーボモータ19のエンコーダ値:z)と、各画像から求めたマークの中心座標(X,Y)との相関関係式
X=f(z),Y=g(z) …(1)
を取得し、装置本体内部の図示しない記憶装置(RAM)に格納する。
この時、マークの中心座標(X,Y)は、基板3の上面である基板認識高さ(H)における中心座標を基準(X,Y)とし、そこからの偏差として算出する。
図8には、X方向のみの偏差を表わす関数のイメージを示す。図示は省略するが、Y方向に関しても同様の関係式が得られる。
次いで、移載ヘッド7は、ノズルシャフト11にキャリブレーション治具ノズル22Aを装着した状態で、キャリブレーション治具ノズル22Aの中心が装置本体上の部品撮像手段9の直上に位置するように移動する。
その後、ノズルシャフト11はZ軸モータ13の駆動により、キャリブレーション治具ノズル22Aの高さ(=前記キャリブレーション治具22の高さ(20mm)に相当)だけ上昇する。その際、上記(1)式の算出手法と同様にして、吸着ノズルの高さ(Z軸モータ13のエンコーダ値:z’)と、ノズル中心座標(X’,Y’)との相関関係式
X’=f(z’),Y’=g(z’
を取得し、装置本体内部の図示しない記憶装置(RAM)に格納する。
この時、ノズルシャフト(軸)11が複数(=n)あるときには、各軸について関係式を求め、上記z’の関係式を含めた、
X’=f(z’),Y’=g(z’
〜X’=f(z’),Y’=g(z’) …(2)
を取得し、同様に記憶装置(RAM)に格納しておく。
続いて、以上のような(1)式、(2)式の三次元補正データを記憶装置に格納することにより補正機能を備えた本実施形態の電子部品実装装置による生産動作について説明する。
まず、搬送路2上に基板3が搬入され、位置決めされることにより基板搬入が完了する(ステップ5)。
その後、移載ヘッド7は搭載位置の基準となる基準マーク(基板3上のフィデューシャルマーク15や図示しないICマーク)の位置を認識するために、ヘッド上の基板撮像手段16が基準マーク(図中基板マーク)の直上となるように移動する(ステップ6)。
この時、予め設定されている基準マークの認識高さ(フィデューシャルマーク15の場合は基板3の上面)よりも所定高さ(例えば2mm)低い焦点調整準備位置(前記図4の基台1の上面)に基板撮像手段16の焦点高さを一致させるようにサーボモータ19を駆動させ、基板撮像手段16を移動させておく(ステップ7)。
次いで、前記ステップ6のXY移動により、移載ヘッド7が基準マークの認識位置に到達すると同時に、サーボモータ19を駆動させ、基板撮像手段16は前記焦点調整準備位置から予め設定された測定範囲(例えば4mm)だけ上昇させる。その際、上昇時には予め設定された間隔(例えば0.5mm)毎に基板撮像手段16によって基準マークの撮像を行なう(ステップ8)。
ここで得られた各画像について、コントラスト値(例えば、明るさの階調変化の微分値)を求め、図9にイメージを示すように、最も高い画像のコントラストが得られる時のピーク位置(Z)を近似式より算出する。
続いて、上記結果からコントラストのピーク位置(Z)に基板撮像手段16を位置決めすると共に、再度、基板撮像手段16によって基準マークの認識を行なう。
その後、基準マークの認識位置(Xzp,Yzp)に、予め求めた撮像高さとキャリブレーション治具22の中心座標位置との相関関係式(1)より得られる、コントラストのピーク位置(Z)における水平方向の認識位置ずれ量(即ち、上記関係式(1)にZを代入した値:X=f(Z),Y=g(Z))を加算することにより、撮像高さにおける水平方向の真の基準マーク位置を算出する(ステップ9、10)。
上記動作によって、基板3に限らず、搭載対象上の基準マークの高さが変動した場合(基板の撓みや、ICチップ上面のマークを認識する場合等)にも、ヘッド上の基板撮像手段16の直動精度によらず、正確な基準マーク位置を認識することができる。即ち、搭載対象の水平方向の位置を確定できる。
以上のように搭載対象の高さと水平方向の位置が確定した後、移載ヘッド7は電子部品をピックアップするために供給部4上へと移動する(ステップ11)。このとき、ノズルシャフト11の先端には、前記治具ノズル22Aから交換された所定の吸着ノズル10が取付けられている。
移載ヘッド7が部品吸着位置へ整定後、Z軸モータ13の駆動により、ノズルシャフト11を下降させる。その際、ノズルシャフト先端に取り付けられている吸着ノズル10が部品吸着高さまで下降し、パーツフィーダ5に収められている電子部品と当接する直前で、図示しない真空発生装置を作動させ、ノズルシャフト11の管路内を負圧とすることにより、吸着ノズル10の先端に当接した電子部品を吸着する(ステップ12)。
吸着ノズル10で電子部品を吸着した後、移載ヘッド7は吸着部品の吸着位置、及び角度の認識を行なうため、装置本体に設けられた部品撮像手段9上へ移動し、吸着部品の位置認識を行なう。
この時、予め求めた吸着ノズルの高さと吸着ノズルの中心座標位置との相関関係式(2)より求まる、搭載高さ(Z’)におけるノズル中心位置ずれ量(即ち、上記関係式にZ’を代入した値:X=f(Z’),Y=g(Z’))を、計算上のノズル中心位置に加算することにより、搭載高さにおける真のノズル中心位置を算出する(ステップ13、14)。但し、搭載高さ(Z’)は部品搭載面の高さと、吸着部品の厚みにより求められる。
次いで、上で位置認識した結果を基に移載ヘッド7は、搬送路2に固定された基板3上の所定の搭載位置に移動し(ステップ15)、θ軸モータ12とZ軸モータ13の駆動により、電子部品を基板3上へ搭載する(ステップ16、17)。
以上のステップ13〜17の動作によって、基板の撓みや、ICチップ上面に搭載する場合等のように搭載高さが変動した場合でも、ノズルシャフト11の直動精度によらず、正確な目標位置に電子部品を搭載することができる。
本実施形態の電子部品実装装置では、以上の動作を繰返し行なうことにより基板への電子部品の搭載を順次行なうことができ(ステップ18)、全部品の搭載終了後に基板を搬出する(ステップ19)。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)基準マークの高さが変動する(一定していない)場合でも、焦点位置が一致する高さに基板撮像手段16を自動的に調整し、且つ正確なマーク位置の認識が可能となる。
(2)搭載面の高さが変動する場合でも、正確な位置へ電子部品を搭載することが可能となる。
(3)上記2つの効果により、三次元実装等に対応し得る汎用性の高い電子部品実装装置を提供することが可能となる。
なお、前記実施形態では、基準マークの認識のための焦点調整時において、CCDカメラ16Aが視野全体の画像を取得するようにしたが、CCDカメラの有効面積のうち一部分のみ撮像データを用いて、コントラスト値を算出し焦点位置を調整するようにしても良い。例えば、図10に視野全体を正方形で示すように、視野中心付近の水平ラインのみをパーシャル撮像機能により取得する。これにより、画像データの転送時間や認識処理時間が短縮され、より高タクトで焦点調整を行なうことが可能となる。
又、基板撮像手段16の各高さ毎のキャリブレーション治具中心位置との相関関係式(1)、及び吸着ノズル(ノズルシャフト)の各高さ毎のノズル中心位置との相関関係式(2)とを、生産動作前に取得するとしているが、ユーザからの要求により生産動作中の任意のタイミングで上記関係式を再取得し、装置本体の記憶装置(RAM)への書換えを行なうようにしても良い。若しくは、所望の搭載精度が得られなくなった場合や、移載ヘッド内部の温度検出センサ(図示せず)によりヘッド内の温度が予め設定された閾値を超えた場合等に、自動的に上記取得動作を行なうようにしても良い。
又、基準マークの認識を基板搬入後に行なっているが、更に高い搭載精度を要求される場合や、搭載個所毎にICマーク等が存在する場合には、各搭載動作毎など、適時基準マークの認識を行なうようにしても良い。
又、円錐状の表面に複数の円マークを設けたキャリブレーション治具を用いているが、異なる高さに認識可能な基準マークを設けた形状であれば、如何なる形状であってもよく、例えば図11(A)に斜視図と、同図(B)にカメラ方向からの平面図を示すように、階段状の治具で、階段毎に○等の基準マークを設けたものであってもよい。
又、前記実施形態では、搭載前のフィデューシャルマークの認識を行なうことを主眼としているが、前記基板撮像手段16は搭載後の部品搭載位置検査に利用することも可能であることは言うまでもない。
本発明に係る一実施形態の電子部品実装装置の外観を示す斜視図 本実施形態の電子部品実装装置に搭載されている移載ヘッドを示す斜視図 三次元キャリブレーション治具の特徴を示す斜視図と平面図 三次元キャリブレーション治具の設置方法を示す説明図 三次元キャリブレーション治具を撮像して得られる画像の特徴を示す説明図 ノズルシャフト用の三次元キャリブレーション治具の取付状態を示す斜視図 本実施形態の作用を示すフローチャート 取得される補正関数のイメージを示す線図 フィデューシャルマークを撮像した画像に基づく高さ決定方法を示す線図 フィデューシャルマークを撮像した画像の他の処理方法を示す説明図 三次元キャリブレーション治具の変形例を示す斜視図と平面図
符号の説明
2…搬送路
3…基板
6…X軸テーブル
8A…Y軸テーブル
9…部品撮像手段
10…吸着ノズル
11…ノズルシャフト
12…θモータ
13…Z軸モータ
16…基板撮像手段
22…三次元キャリブレーション治具
22A…三次元キャリブレーション治具ノズル

Claims (2)

  1. 移載ヘッドに鉛直方向に進退動可能に取付けられたシャフトの先端に装着されたノズルにより電子部品を保持し、該電子部品を搭載対象に搭載する電子部品実装装置において、
    搭載対象の特定部位を認識する撮像手段と、該撮像手段を鉛直方向に進退動させる駆動手段とが前記移載ヘッドに配設されていると共に、
    前記駆動手段により前記撮像手段を鉛直方向に進退動させた際に取得された該撮像手段の鉛直方向位置に対する水平方向の相対的な位置ずれ量を保存する手段を備えたことを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 更に、前記ノズルを鉛直方向に進退動させた際に取得された該ノズルの鉛直方向位置に対する水平方向の相対的な位置ずれ量を保存する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装装置。
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