JP2008227139A - 静電気対策部品およびこれを用いた発光ダイオードモジュール - Google Patents

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竜也 井上
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Abstract

【課題】放熱性に優れた小型で高強度の静電気対策部品およびこれを用いた発光ダイオードモジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】セラミック基板12とこの上に一部の非形成部分18を除いて形成したバリスタ部10とさらにこの上に形成したガラスセラミック層14とを備えたセラミック焼結体と、このセラミック焼結体のガラスセラミック層14の表面に設けた一対の端子電極13a、13bと、一対の外部電極16a、16bと、セラミック基板12の上下を貫通する熱伝導体部15とを有する静電気対策部品であり、また、この静電気対策部品の非形成部分18の熱伝導体部15に発光ダイオード素子を搭載実装した発光ダイオードモジュールであり、熱伝導体部15を設けることにより、搭載した部品が発する熱を効率的に放熱することができる静電気対策部品および発光ダイオードモジュールとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器に用いられる静電気対策部品およびこれを用いた発光ダイオードモジュールに関するものである。
近年、携帯電話等の電子機器の小型化、低消費電力化は急速に進み、それに伴い電子機器の回路を構成する各種電子部品の耐電圧は低下してきている。
そのため、人体と電子機器の導通部が接触したときに発生する静電気パルスなどによる各種電子部品、特に半導体デバイスの破壊による電子機器の故障トラブルが増えてきている。
また、半導体デバイスの一種である発光ダイオードは、白色系の青色ダイオードの発達に伴い、ディスプレイデバイスのバックライトや小型カメラのフラッシュ等に用いられるなど、幅広い普及が見込まれている。しかしながら、これら白色系の発光ダイオードは静電気パルスに対する耐電圧が低く問題になりつつある。
従来、このような発光ダイオードの静電気パルスへの対策としては、静電気が入るラインとグランド間にバリスタやツェナーダイオードのような非直線抵抗特性を有する電子部品を介在させることによって静電気パルスをグランドにバイパスさせ、発光ダイオードに印加される高電圧を抑制する方法が行われている。
なお、発光ダイオードを静電気パルスから保護するために、バリスタやツェナーダイオードを用いた先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2002−335012号公報
しかしながら、上記従来の発光ダイオードとバリスタやツェナーダイオードとを組み合わせた構成では、発光ダイオードとバリスタやツェナーダイオードとを基板等の他の部材を介して接続したものであり、一体化していないため小型化が困難である。
また、発光ダイオードの発光量をより大きくするためには、より大きな電流を流す必要がある。しかし、流す電流量が大きくなればなる程、発光ダイオード自体の発熱が起こる。そして、この熱によって発光ダイオードが劣化し、発光効率の低下や寿命が短くなるといった結果を招くことになる。したがって、発光ダイオードの発光効率を下げず、寿命劣化を防ぐためには、発光ダイオードが発する熱を効率よく逃がす必要がある。しかしながら、比較的小型のパッケージ形状にしたチップタイプのものは、放熱機構がなく外装に樹脂を用いているため発光ダイオード素子の発する熱を効率よく逃がすことが困難である。
本発明は上記課題を解決するもので、放熱性に優れた小型で高強度の静電気対策部品およびこれを用いた発光ダイオードモジュールを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、セラミック基板とこのセラミック基板上にバリスタ層と内部電極とを交互に積層して形成したバリスタ部とさらにこのバリスタ部上に形成したガラスセラミック層とを備えたセラミック焼結体と、前記セラミック焼結体のガラスセラミック層の表面に設けた一対の端子電極と、前記内部電極および前記端子電極に接続する一対の外部電極と、前記セラミック焼結体を貫通する熱伝導体部とを有し、前記バリスタ部および前記ガラスセラミック層は、前記セラミック基板の一部の非形成部分を除いて形成してなり、前記熱伝導体部は、前記セラミック基板の前記非形成部分に形成してなる静電気対策部品とした。
また、本発明は、発光ダイオードを、上記の静電気対策部品の熱伝導体部に搭載し前記発光ダイオードの端子と前記静電気対策部品の端子電極とを電気的に接続して実装した発光ダイオードモジュールとした。
本発明の静電気対策部品によれば、バリスタ機能を内蔵した小型で高強度の静電気対策部品が実現できるとともに、発光ダイオードなどの電子部品素子を搭載実装した場合には、セラミック基板上のバリスタ部およびガラスセラミック層を形成していない非形成部分である凹部に、電子部品素子を搭載できるので、モジュールの薄型化が実現できる。また、熱伝導体部を設け、この部分に電子部品素子を搭載できるので、搭載した部品が発する熱を効率的に放熱することができるという作用効果を有する。
また、本発明の発光ダイオードモジュールによれば、静電気対策部品のバリスタ部で発光ダイオードが静電気パルスから保護されるので耐静電気パルス性に優れ、さらに、熱伝導体部で発光ダイオードが発する熱を効率的に放熱することができるので放熱性に優れ発光効率が良く、また、セラミック基板上のバリスタ部およびガラスセラミック層を形成していない非形成部分である凹部に発光ダイオードを搭載するので、モジュールを薄型化でき、小型、薄型で実用的な発光ダイオードモジュールが実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
(実施の形態)
以下、一実施の形態を用いて、本発明の静電気対策部品および発光ダイオードモジュールについて説明する。図1は本発明の一実施の形態における静電気対策部品の外観斜視図、図2は本発明の一実施の形態における静電気対策部品の図1のA−A´での断面図、図3は本発明の一実施の形態における静電気対策部品の図1のB−B´での断面図、図4は本発明の一実施の形態における静電気対策部品の模式的分解斜視図である。図5は本発明の一実施の形態における発光ダイオードモジュールの断面図、図6は本発明の一実施の形態における発光ダイオードモジュールの等価回路図である。
図1、図2、図3、図4および図5において、10はバリスタ部、10a、10bおよび10cはバリスタ層、11aおよび11bは内部電極、12はセラミック基板、13aおよび13bは端子電極、14はガラスセラミック層、15は熱伝導体部、16aおよび16bは外部電極、17は外部熱伝導体部、18はバリスタ部およびガラスセラミック層を形成していない非形成部分、20は発光ダイオード素子である。
図1、図2、図3および図4に示すように、本実施の形態における静電気対策部品は、セラミック基板12と、このセラミック基板12の上に一部の非形成部分18を除いて、バリスタ層10a、10bおよび10cと内部電極11aおよび11bとを交互に積層して形成したバリスタ部10と、さらにこの上に積層して形成したガラスセラミック層14とを備えたセラミック焼結体を有し、このセラミック焼結体のガラスセラミック層14の表面に一対の端子電極13aおよび13bを設け、内部電極11a、11bおよび端子電極13a、13bに接続する一対の外部電極16aおよび16bを設けるとともに、セラミック焼結体のセラミック基板12の非形成部分18に上下を貫通する熱伝導体部15を設け、さらにセラミック焼結体の下面に熱伝導体部15に接続する外部熱伝導体部17を設けたものである。内部電極11aはセラミック焼結体の片端部に引き出すことで外部電極16aおよび端子電極13aと電気的に接続し、内部電極11bはセラミック焼結体のもう一方の片端部に引き出すことで外部電極16bおよび端子電極13bと電気的に接続する構成としている。そして、本実施の形態における静電気対策部品に発光ダイオードなどの電子部品素子を搭載実装する場合には、セラミック焼結体のセラミック基板12の非形成部分18の熱伝導体部15が電子部品素子の搭載部分となり、端子電極13aおよび13bが電子部品素子との電気的接続部分となる。
また、図5に示すように、本実施の形態における発光ダイオードモジュールは、本実施の形態における静電気対策部品のセラミック基板12の非形成部分18の熱伝導体部15の上に発光ダイオード素子20を搭載し、金属線21により、その一方の端子を端子電極13aに電気的に接続し、もう一方の端子を端子電極13bに電気的に接続する構成としている。
そして、本実施の形態における発光ダイオードモジュールの回路は、図6に示す等価回路となる。図6において、201は内部電極11aおよび11bとバリスタ層10bとにより形成されたバリスタ、202および203は外部電極、204は発光ダイオードである。
上記したように、本実施の形態における静電気対策部品は、バリスタ部10とガラスセラミック層14とを一部の非形成部分18を除いて、セラミック基板12上に積層し焼結して一体化したセラミック焼結体に、このセラミック焼結体を貫通する熱伝導体部15をセラミック基板12の非形成部分18に設けたものであり、本実施の形態における発光ダイオードモジュールは、セラミック焼結体のセラミック基板12の非形成部分18の熱伝導体部15に発光ダイオード素子20を搭載したものであり、熱伝導体部15を設けこれを熱伝導率の大きいものとすることにより、搭載した部品が発する熱を効率的に放熱することができる静電気対策部品および発光ダイオードモジュールとなる。また、セラミック焼結体の下面に熱伝導体部15に接続する突出した外部熱伝導体部17を設けることにより、外部の放熱板などに搭載接続した際に接続部の密着性を上げることができ、搭載した部品が発する熱をより効率的に放熱することができる。さらに、セラミック基板12上のバリスタ部10およびガラスセラミック層14を形成していない非形成部分18である凹部に発光ダイオード素子20を搭載するので、発光ダイオードモジュールの薄型化が実現できる。
続いて、本発明の一実施の形態における静電気対策部品の製造方法について、図4を用いて説明する。
まず、酸化亜鉛を主成分とするセラミック粉末と有機バインダからなる酸化亜鉛生シートを作製し準備した。また、アルミナおよびホウ珪酸ガラスを主成分とするガラス−セラミック粉末と有機バインダからなるガラス−セラミック生シートを作製し準備した。この時、これらの生シートの厚みはそれぞれ約30μmとした。なお、これらの生シートはそれぞれ焼成後に、酸化亜鉛生シートはバリスタ部10となり、ガラス−セラミック生シートはガラスセラミック層14となるものである。
図4に示すように、バリスタ層10aとなる酸化亜鉛生シートの上に、銀ペーストを用いスクリーン印刷法で内部電極11aとなる導体層を形成した。その上に、銀ペーストを用いスクリーン印刷法で内部電極11bとなる導体層を形成したバリスタ層10bとなる酸化亜鉛生シートを積層した。さらに、その上に、バリスタ層10cとなる酸化亜鉛生シートを積層してバリスタ部10となる積層体を作製した。さらに、その上に、銀ペーストを用いスクリーン印刷法で端子電極13aおよび13bとなる導体層を形成したガラスセラミック層14となるガラス−セラミック生シートを積層し、バリスタ部10およびガラスセラミック層14となる積層体を作製した。この時、内部電極11a、11bとなる導体層および端子電極13a、13bとなる導体層は、図4に示すように、この後に形成する非形成部分18となる部分を避けて形成した。
次に、この積層体のバリスタ部10とガラスセラミック層14を貫くようにパンチャーで打ち抜き、バリスタ部およびガラスセラミック層を形成しない非形成部分18となる直径0.6mmのスルーホールを設けた。
一方、セラミック基板12として、所定の位置にスルーホールを設けたアルミナ基板を用い、このアルミナ基板のスルーホールに銀ペーストを充填し、さらに、その一方の面の上に銀ペーストを用いスクリーン印刷法で外部熱伝導体部17となる導体層を形成した。上記のスルーホールに充填した銀ペーストが、焼成後に熱伝導体部15となるものである。
次に、上記のスルーホールに銀ペーストを充填し導体層を形成したアルミナ基板上に、上記のスルーホールを設けたバリスタ部10およびガラスセラミック層14となる積層体を貼りつけ、積層体ブロックとした。なお、上記のアルミナ基板の厚みは約180μm、導体層の厚みは約2.5μmとし、熱伝導体部に使用した銀ペーストの銀のコンテントは85wt%で、熱伝導体部の径は300ミクロンとした。また、印刷した導体層のパターンは、切断した後に図4に示した形状となるよう図示した形状を多数個縦横に配列したパターン形状とした。
次に、上記の積層体ブロックを大気中で加熱して脱バインダ処理した後、大気中で930℃まで加熱して焼成し、一体化した焼結体とした。この積層体ブロックの焼結体を所定の寸法で切断、分離し、個片の積層体とした。さらに、この焼結体の端面に銀ペーストを塗布し、大気中900℃で加熱し、外部電極16aおよび16bを形成した。続いて、外部電極および端子電極の部位にニッケル、金のめっきを施し、図1、図2および図3に示した本実施の形態における静電気対策部品を得た。
作製した本実施の形態における静電気対策部品は、長手方向寸法が約2.0mm、幅方向寸法が約1.25mm、厚み方向寸法が約0.3mmであった。そして、外部電極16aと16b間のバリスタ電圧V1mAすなわち1mAの電流が流れる時の電圧は27Vであった。
なお、上記の本実施の形態における製造方法においては、端子電極13a、13b、熱伝導体部15および外部熱伝導体部17を形成する方法として、アルミナ基板上にバリスタ部10およびガラスセラミック層14を設ける際に、これと同時に焼成して形成する方法を説明したが、アルミナ基板上にバリスタ部10およびガラスセラミック層14を設けた焼結体とした後に、ガラスセラミック層14上に端子電極13a、13bとなる銀ペーストの導体層を形成し、スルーホールに熱伝導体部15となる銀ペーストを充填し、アルミナ基板の一方の面の上に外部熱伝導体部17となる銀ペーストの導体層を形成し、これらを焼付けして、端子電極13a、13b、熱伝導体部15および外部熱伝導体部17を形成してもよい。また、この場合の焼結体は、多数個縦横に配列したブロックの焼結体でも個片の焼結体でもよいが、生産性の面からブロックの焼結体の段階で行うことが好ましい。
また、比較のために、図7にその模式的分解斜視図を示すような比較例の静電気対策部品を作製した。比較例の静電気対策部品が本実施の形態における静電気対策部品と異なる点は、バリスタ部およびガラスセラミック層を形成しない非形成部分18をセラミック基板12に設けず、また、熱伝導体部15および外部熱伝導体部17を設けていない点である。
次に、本発明の一実施の形態における発光ダイオードモジュールの製造方法について、図5を用いて説明する。
上記の本実施の形態における静電気対策部品のセラミック基板12の非形成部分18の熱伝導体部15の上に、青色発光ダイオード素子20を導電性接着剤によりダイボンドして搭載した後、ワイヤボンディング法により、青色発光ダイオード素子20の一方の端子と端子電極13aとを金属線21により接続し、青色発光ダイオード素子20のもう一方の端子と端子電極13bとを金属線21により接続し、その後青色発光ダイオード素子20を覆うように樹脂モールド(図示せず)して、図5に示す本実施の形態における発光ダイオードモジュールを作製した。図5に示すように、本実施の形態における発光ダイオードモジュールは、セラミック基板12上のバリスタ部10およびガラスセラミック層14を形成していない非形成部分18である凹部に発光ダイオード素子20を搭載するので、発光ダイオードが大きく突出することがなくモジュールの薄型化が実現できる。
また、比較のために、上記の比較例の静電気対策部品を用い、上記と同様にして、比較例の静電気対策部品のガラスセラミック層の上に青色発光ダイオード素子を実装して、比較例の発光ダイオードモジュールを作製した。なお、比較例の発光ダイオードモジュールの断面図を図8に示す。図8に示すように、比較例の発光ダイオードモジュールは、発光ダイオード素子20が大きく突出しており、本実施の形態における発光ダイオードモジュールに比較して、モジュールの薄型化が困難である。
そして、これら本実施の形態における発光ダイオードモジュールと比較例の発光ダイオードモジュールについて、以下のようにして放熱性を評価した。それぞれの発光ダイオードモジュールを図9に示すように(比較例については図示せず)、放熱板30の上に実装し、それぞれの青色発光ダイオード素子20に対し、1Wの電力を印加しダイオードを発光させ、青色発光ダイオード素子20の温度が飽和するまで電力を与え続けた。その時の青色発光ダイオード素子20の温度は、比較例の発光ダイオードモジュールの場合が約100℃であったのに対して、本実施の形態における発光ダイオードモジュールの場合は約80℃であった。以上のように、本実施の形態における発光ダイオードモジュールは、比較例の発光ダイオードモジュールに比べて放熱性が優れていることが判る。
また、青色発光ダイオード素子20の温度が飽和した時における、それぞれの光強度を測定したところ、比較例の発光ダイオードモジュールの光強度比を100とした時、本実施の形態における発光ダイオードモジュールの光強度比は約120であった。この結果から、本実施の形態における発光ダイオードモジュールは放熱性が優れているため、発光ダイオードの発光効率が低下するのを防止できていることが判る。
以上説明したように、本発明の静電気対策部品は、バリスタ機能を内蔵した小型で高強度の静電気対策部品が実現できるとともに、発光ダイオードなどの電子部品素子を搭載実装する場合には、セラミック基板上のバリスタ部およびガラスセラミック層を形成していない非形成部分である凹部に、電子部品素子を搭載できるので、モジュールを薄型化できる。また、熱伝導体部を設け、この部分に電子部品素子を搭載できるので、搭載した部品が発する熱を効率的に放熱することができる。
また、本発明の発光ダイオードモジュールは、バリスタ部で発光ダイオードが静電気パルスから保護されるので耐静電気パルス性に優れる。さらに、熱伝導体部で発光ダイオードが発する熱を効率的に放熱することができるので放熱性に優れ発光効率が良く、また、セラミック基板上のバリスタ部およびガラスセラミック層を形成していない非形成部分である凹部に発光ダイオードを搭載するので、モジュールを薄型化でき、小型、薄型で実用的な発光ダイオードモジュールとなる。
これに加えて、セラミック基板としてアルミナなど白色の基板を用いれば、発光ダイオードを実装した際、発光ダイオードの周りが反射率の高い白色であるため、発光ダイオードの発光効率をより高めることができる。
本発明に係る静電気対策部品は、バリスタ機能を内蔵した小型で高強度の静電気対策部品が実現できるとともに、発光ダイオードなどの電子部品素子を搭載実装した場合には、モジュールの薄型化が実現でき、搭載した部品が発する熱を効率的に放熱することができるので、これを用いた発光ダイオードモジュールは、耐静電気パルス性に優れ、放熱性に優れ発光効率が良く、小型、薄型で実用的な発光ダイオードモジュールとして特に有用である。
本発明の一実施の形態における静電気対策部品の外観斜視図 同静電気対策部品のA−A´での断面図 同静電気対策部品のB−B´での断面図 同静電気対策部品の模式的分解斜視図 本発明の一実施の形態における発光ダイオードモジュールの断面図 同発光ダイオードモジュールの等価回路図 比較例の静電気対策部品の模式的分解斜視図 比較例の発光ダイオードモジュールの断面図 発光ダイオードモジュールの放熱性を評価する方法を説明するための断面図
符号の説明
10 バリスタ部
10a、10b、10c バリスタ層
11a、11b 内部電極
12 セラミック基板
13a、13b 端子電極
14 ガラスセラミック層
15 熱伝導体部
16a、16b 外部電極
17 外部熱伝導体部
18 非形成部分
20 発光ダイオード素子
21 金属線
30 放熱板
201 バリスタ
202、203 外部電極
204 発光ダイオード

Claims (3)

  1. セラミック基板とこのセラミック基板上にバリスタ層と内部電極とを交互に積層して形成したバリスタ部とさらにこのバリスタ部上に形成したガラスセラミック層とを備えたセラミック焼結体と、前記セラミック焼結体のガラスセラミック層の表面に設けた一対の端子電極と、前記内部電極および前記端子電極に接続する一対の外部電極と、前記セラミック焼結体を貫通する熱伝導体部とを有し、前記バリスタ部および前記ガラスセラミック層は、前記セラミック基板の一部の非形成部分を除いて形成してなり、前記熱伝導体部は、前記セラミック基板の前記非形成部分に形成してなる静電気対策部品。
  2. セラミック焼結体の端子電極の反対側の面に熱伝導体部に接続する外部熱伝導体部を設けた請求項1に記載の静電気対策部品。
  3. 発光ダイオードを、請求項1に記載の静電気対策部品の熱伝導体部に搭載し前記発光ダイオードの端子と前記静電気対策部品の端子電極とを電気的に接続して実装した発光ダイオードモジュール。
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