JP2008225912A - 電子機器集中管理プログラム、電子機器集中管理装置および電子機器集中管理方法 - Google Patents

電子機器集中管理プログラム、電子機器集中管理装置および電子機器集中管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子機器が集中管理システムの管理サーバ装置へ障害や異常が発生したことを通知しても、対処の必要性の有無を判定し、真に対処が必要であると判定される場合にのみ対処を行いうるようにする。
【解決手段】本発明の管理サーバ装置は、管理対象端末装置から受信したエラーメッセージを、重要度、対処必要性を判定してスクリーニングし、重要度が高く、対処必要性があるエラーメッセージのみを表示手段へ表示する。そして、管理サーバ装置の管理者は、このようにスクリーニングされて表示されているエラーメッセージに基づいて、電話等で顧客連絡窓口へ確認の連絡をおこなう。すなわち、対処・確認が必要なエラーメッセージに対してのみについて顧客と連絡をとり、サポート要員を派遣することとなる。これによって、対処・確認が不必要な場合には、顧客と連絡を取らず、サポート要員も派遣しないので、顧客は煩わしさから解放される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークを介して接続される管理対象装置を遠隔管理するコンピュータ装置に電子機器集中管理処理を実行させる電子機器集中管理プログラム、この電子機器集中管理プログラムを実行する電子機器集中管理装置および電子機器集中管理方法に関する。
近年の電子機器の高度化に伴い、これら電子機器の障害管理がますます重要になりつつある。しかし、電子機器を個別に管理することは効率的でないため、複数の電子機器を、ネットワークを介して集中管理する電子機器集中管理システムが利用されることが一般的である。
かかる電子機器集中管理システムでは、管理対象の端末装置において障害や異常が発生すると、当該電子機器から電子機器集中管理システムの管理サーバ装置へ、障害や異常が発生したことが遠隔通知される。
このような電子機器集中管理システムの代表例として、例えば特許文献1には、医療用機器を管理対象の電子機器とし、医療用機器から通知される稼働状況および異常情報・故障情報を蓄積し、この蓄積された情報に基づいて稼働状況を踏まえて故障が発生している可能性が高い医療用機器を特定する医療用機器管理装置が開示されている。この医療用機器管理装置によれば、高い精度で医療用機器の故障を予測するため、メンテナンス要員の派遣に関して的確で無駄の少ない対処が可能となる。
特開2006−149873号公報
しかしながら、上記特許文献1に代表される従来技術では、次のような問題点があった。すなわち、医療用機器は人命にかかわるためにコスト効率以上に低い故障率を要求されることから、医療用機器から医療用機器管理装置へ通知される稼働状況および異常情報・故障情報の一つ一つが極めて重要な意味を持っている。また、医療用機器が設置される環境は、いずれもおおむね同一の環境である。
このため、医療用機器から医療用機器管理装置へ稼働状況および異常情報・故障情報が通知されたならば、医療用機器の設置環境や稼働状況を考慮することなく、画一的にメンテナンス要員を派遣するなどの対処を取ることを前提としている。これは、上記特許文献1に代表される従来技術が、医療用機器の故障の予測精度を向上させて的確に故障に対処し、医療用機器の高い稼動率を維持するという点を重視しているためである。
一方、医療用機器よりはコストに敏感であり(医療用機器ほどに低い故障率を維持する必要がなく)、また設置環境や稼働状況にバラツキがある電子機器を複数台管理する場合には、電子機器集中管理システムの管理サーバ装置へ稼働状況および異常情報が通知されたとしても、設置環境や稼働状況によっては必ずしも対処の必要がなく、メンテナンス要員を派遣する必要性もない場合がありうる。かかる電子機器に対して、設置環境や稼働状況の差異を考慮することなく、画一的に対処し、メンテナンス要員を派遣することは、コスト高となり問題となってしまっていた。
すなわち、公共の安全や人命には直接影響しない電子機器が、電子機器集中管理システムの管理サーバ装置へ異常が発生したことを頻繁に通知する度に、電子機器集中管理システム側から当該電子機器のユーザに対して異常の確認連絡がなされ、メンテナンス要員が派遣されるということは、当該電子機器のユーザにとって煩わしいのみならず、メンテナンス要員のコストとが問題となりかねなかった。
ここで、電子機器集中管理システムの管理サーバ装置への障害や異常が発生したことの通知を、画一的な基準で一律にスクリーニングすることによって、当該電子機器のユーザに対する障害や異常の確認連絡やメンテナンス要員の派遣を抑制するという方法が考えられる。しかし、環境や状況によってスクリーニングの基準を変化させなければならない場合には、人的な判断を仰がなければならず、この判断自体が煩雑であるのみならず、恣意的な判断にもなりかねなかった。
本発明は、上記問題点(課題)を解消するためになされたものであって、故障発生度数の低下を厳しく要求されない電子機器を集中管理する場合に、当該電子機器が集中管理システムの管理サーバ装置へ異常が発生したことを通知しても、対処の必要性の有無を自動的に判定し、真に対処が必要であると判定される場合にのみ対処を行いうるようにし、当該電子機器のユーザを煩わしさから解放し、対処のコストの抑制を可能とする電子機器集中管理プログラム、電子機器集中管理装置および電子機器集中管理方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するため、本発明は、ネットワークを介して接続される管理対象装置を遠隔管理するコンピュータ装置に電子機器集中管理処理を実行させる電子機器集中管理プログラムであって、前記管理対象装置から受信した情報を記憶する受信情報格納手順と、前記受信情報格納手順によって記憶された前記情報から、指定された前記管理対象装置の属性に基づいた情報を抽出する情報抽出手順と、前記情報抽出手順によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納手順によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出する比較手順とを前記コンピュータ装置に実行させることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記比較手順による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定する環境推定手順と、前記環境推定手順によって推定された前記管理対象装置が設置される環境と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定する対処要否判定手順と、前記対処要否判定手順によって、前記環境推定手順によって推定された前記管理対象装置が設置される環境が、前記予め設定されている対処要否判定基準以上となったことによって該管理対象装置への対処が必要と判定された場合に、該管理対象装置への対処が必要であることを報知する報知手順とを前記コンピュータ装置に実行させることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記情報抽出手順は、前記管理対象装置から受信した情報のうち所定の重要度である情報から、指定された該管理対象装置の属性に基づいて情報を抽出し、前記比較手順は、前記情報抽出手順によって抽出された前記所定の重要度の情報が有する傾向と、前記受信情報格納手順によって記憶される前記所定の重要度の情報が有する傾向とを比較し、前記環境推定手順は、前記比較手順による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定し、前記対処要否判定手順は、前記環境推定手順によって推定された前記管理対象装置が設置される環境において前記所定の重要度である情報が発信された状況が発生する確率を算出し、該確率と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定し、前記報知手順は、前記対処要否判定手順によって、前記環境推定手順によって推定された前記管理対象装置が設置される環境において前記所定の重要度である情報が発信された状況が発生する確率が、前記予め設定されている対処要否判定基準以上となったことによって該管理対象装置への対処が必要と判定された場合に、該管理対象装置への対処が必要であることを報知することを特徴とする。
また、本発明は、予め記憶している対処要否判定基準に基づき、ネットワークを介してコンピュータ装置に情報を送信する管理対象装置に対して該対処要否判定基準の更新情報を通知する更新情報通知処理を該コンピュータ装置に実行させる電子機器集中管理プログラムであって、前記管理対象装置から受信した情報を記憶する受信情報格納手順と、前記受信情報格納手順によって記憶された前記情報から、指定された前記管理対象装置の属性に基づいた情報を抽出する情報抽出手順と、前記情報抽出手順によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納手順によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出する比較手順と前記比較手順による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定する環境推定手順と、前記環境推定手順によって推定された前記管理対象装置が設置される環境と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該コンピュータ装置への前記情報の通知の要否を判定する情報送信基準を更新する情報送信基準更新手順と、前記情報送信基準更新手順によって前記情報送信基準が更新された場合に、更新された該情報送信基準を前記管理対象装置へ通知する通知手順とを前記コンピュータ装置に実行させることを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して接続される管理対象装置を遠隔管理する電子機器集中管理装置であって、前記管理対象装置から受信した情報を記憶する受信情報格納手段と、前記受信情報格納手段によって記憶された前記情報から、指定された前記管理対象装置の属性に基づいた情報を抽出する情報抽出手段と、前記情報抽出手段によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納手段によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出する比較手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記比較手段による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定する環境推定手段と、前記環境推定手段によって推定された前記管理対象装置が設置される環境と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定する対処要否判定手段と、前記対処要否判定手段によって、前記環境推定手段によって推定された前記管理対象装置が設置される環境が、前記予め設定されている対処要否判定基準以上となったことによって該管理対象装置への対処が必要と判定された場合に、該管理対象装置への対処が必要であることを報知する報知手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記情報抽出手段は、前記管理対象装置から受信した情報のうち所定の重要度である情報から、指定された該管理対象装置の属性に基づいて情報を抽出し、前記比較手段は、前記情報抽出手段によって抽出された前記所定の重要度の情報が有する傾向と、前記受信情報格納手段によって記憶される前記所定の重要度の情報が有する傾向とを比較し、前記環境推定手段は、前記比較手段による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定し、前記対処要否判定手段は、前記環境推定手段によって推定された前記管理対象装置が設置される環境において前記所定の重要度である情報が発信された状況が発生する確率を算出し、該確率と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定し、前記報知手段は、前記対処要否判定手段によって、前記環境推定手段によって推定された前記管理対象装置が設置される環境において前記所定の重要度である情報が発信された状況が発生する確率が、前記予め設定されている対処要否判定基準以上となったことによって該管理対象装置への対処が必要と判定された場合に、該管理対象装置への対処が必要であることを報知することを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して接続される管理対象装置を遠隔管理する電子機器集中管理方法であって、前記管理対象装置から受信した情報を記憶する受信情報格納工程と、前記受信情報格納工程によって記憶された前記情報から、指定された前記管理対象装置の属性に基づいた情報を抽出する情報抽出工程と、前記情報抽出工程によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納工程によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出する比較工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、情報抽出手順によって抽出された情報が有する傾向と、受信情報格納手順によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出するので、管理対象装置が発する情報の特異性を把握することが可能となる。
また、本発明によれば、情報抽出手順によって抽出された情報が有する傾向と、受信情報格納手順によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異に基づいて、管理対象装置が設置される環境を推定し、この推定された環境と予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該管理対象装置への対処の要否の判定結果に基づいて管理対象装置への対処が必要であることを報知するので、管理対象装置への対処が必要ない場合には報知をおこなわず、管理対象装置のユーザおよび管理サーバ装置の管理者の負担を軽減し、不必要な対処要員の派遣を抑止するので、管理コストを削減することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、所定の重要度、例えば重要度の低い情報が管理対象装置から送信されてきた場合に、この情報が発信される状況が発生する確率を計算し、この確率が予め設定されている対処要否判定基準以上となった場合にのみ管理対象装置への対処が必要であることを報知するので、対処の必要がないにもかかわらず所定の重要度の情報によって対処をおこなうという煩わしさから解放され、管理対象装置のユーザおよび管理サーバ装置の管理者の負担を軽減し、不必要な対処要員の派遣を抑止するので、管理コストを削減することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、管理対象装置から受信した情報が発信された状況に関して管理対象装置に対処した場合と対処しなかった場合とでそれぞれの管理対象装置の稼働時間および該状況の発生確率を類推し、対処の要否を判定するので、不必要な対処をおこなうことを抑止し、管理対象装置のユーザおよび管理サーバ装置の管理者の負担を軽減し、管理コストを削減することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、ユーザ任意のタイミングまたは予め設定されたタイミングで、一括して、情報抽出手順によって抽出された情報が有する傾向と、受信情報格納手順によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出することが可能となり、管理サーバ装置の処理負担の軽減を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、コンピュータ装置側で、該コンピュータ装置への情報の通知の要否を判定する情報送信基準を更新し、更新された情報送信基準を管理対象装置へ通知するので、この通知以降、管理対象装置は、更新された情報送信基準に基づきンピュータ装置への情報の通知の要否を判定し、通知が必要ないと判定された場合には、不必要な対処をおこなうことを抑止し、管理対象装置のユーザおよび管理サーバ装置の管理者の負担を軽減し、管理コストを削減することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、管理対象装置からの要求に応じて、もしくはコンピュータ装置からの通知によって、管理対象装置が記憶する情報送信基準を更新することが可能となるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照し、本発明の電子機器集中管理プログラム、電子機器集中管理装置および電子機器集中管理方法に係る実施例を詳細に説明する。なお、以下に示す実施例1および2では、電子機器を複数台の端末装置とし、この複数台の端末装置と1台の管理サーバ装置とがネットワークを介して接続されており、該管理サーバ装置によって複数台の端末装置で発生する障害が集中管理されることとする。各端末装置は、該端末装置で発生した各構成装置の障害を、ネットワークを介して管理サーバ装置へエラーメッセージ(障害メッセージや警告メッセージ)として通知し、管理サーバ装置でこの障害を報知することによって、管理サーバ装置の管理者は、各端末装置で発生した障害を認識することが可能となる。
なお、実施例1および2では、電子機器を複数台の端末装置とし、この複数台の端末装置を1台の管理サーバ装置で管理するとするが、これに限らず、端末装置および管理サーバ装置の台数は任意であってもよい。また、端末装置に限らず、ネットワーク接続機能を有し、管理サーバ装置への通知機能を有する電子機器であれば、いずれの電子機器であってもよく、例えば、ルータやハブなどの各種通信中継装置、ATM(Automatic Teller Machine)やCD(Cash Dispenser)などであってもよい。
なお、以下の実施例1および実施例2では、管理対象端末装置が有する磁気記憶装置の温度を管理する場合を示すこととする。この場合、磁気記憶装置の温度がより広い許容範囲であることが判明したときに、一定条件のもとで温度異常を通知するエラーメッセージの表示を抑止することによって、顧客への連絡や対処要員の派遣を抑止することを目的とする。しかし、監視対象端末の監視対象となる装置は、磁気記憶装置に限られるものではなく、また、監視対象項目も温度に限られるものではない。
例えば、ある顧客のある特定の機種の管理対象端末装置が、実際の稼働時において、設計時の許容温度(例えば、38℃)より熱に対する耐性が高く、発熱温度が設計時の許容温度を超えたとしても、想定される障害発生確率が低いことが判明した場合、一定条件のもとで温度異常を通知するエラーメッセージの表示を抑止したとしても障害が発生する確率が低いため、顧客への連絡や対処要員の派遣を抑止することが可能となる。
ここで、磁気記憶装置は、S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)と呼ばれる自己診断機能を有し、管理対象端末装置は、磁気記憶装置の内部温度を照会することが可能である。管理対象端末装置は、所定時間間隔で磁気記憶装置に対して温度照会をおこない、所定温度(例えば、38℃)以上となった場合にエラーメッセージの一種である警告メッセージを発するものとする。
また、以下の実施例1および2では、管理対象端末装置から管理サーバ装置へ送信される情報は、エラーメッセージであるとするが、これに限らず、各種の状況を通知する情報であってもよい。以下の実施例で“障害”という場合には、甚大な影響を伴うものに限らず、例えばプリンタのトナー切れや電池切れなどの軽微なものも含むこととする。
先ず、実施例1および2の説明に先立ち、本発明の概要について説明する。図1は、本発明の概要を説明するための説明図である。同図に示すように、顧客側社屋には、管理対象端末装置と、顧客側連絡窓口とが設置されている。管理対象端末装置は、一般的なコンピュータ装置である。また、顧客側連絡窓口は、電話応対をおこなう電話オペレータが配置される電話窓口などである。
一方、管理センタ側社屋には、管理サーバ装置が設置されている。管理サーバ装置では、専任の管理者によって、該管理サーバ装置の表示手段に表示される情報が確認される。そして、管理対象端末装置と管理サーバ装置とは、ネットワークを介して接続されている。このネットワークを介して、管理対象端末装置から管理サーバ装置へ、管理対象端末装置で発生したエラーや障害を警告したり通知したりするエラーメッセージが送信される。
管理サーバ装置は、管理対象端末装置から受信したエラーメッセージを、重要度、対処必要性を判定してスクリーニングし、スクリーニングした結果を表示手段へ表示する。この表示手段には、重要度が高く、対処必要性があるエラーメッセージのみが表示されることとなる。
そして、管理サーバ装置の管理者は、このようにスクリーニングされて表示されているエラーメッセージに基づいて、電話等で顧客連絡窓口へ確認の連絡をおこなう。すなわち、対処・確認が必要なエラーメッセージに関してのみ顧客と連絡をとり、サポート要員を派遣することとなる。これによって、対処・確認が不必要な場合には、顧客と連絡を取らず、サポート要員も派遣しないので、顧客は煩わしさから解放される。
以下に図2〜図10、図20〜図28を参照して、本発明の実施例1を説明する。実施例1の概略は次の通りである。すなわち、管理対象端末装置から受信した警告や障害などのエラーを通知するエラーメッセージを蓄積し、この蓄積されたエラーメッセージを管理対象端末装置が設置される顧客環境や顧客属性に基づいて分析して環境や顧客属性に基づくエラー発生傾向を算出し、この算出結果と全エラーメッセージが示すエラー発生傾向との差異を評価基準として顧客環境を推定し、この推定された顧客環境と予め定められた対処要否判定基準とを比較し、この比較結果に基づいて顧客への対処・確認の必要性を判定する。顧客への対処・確認の必要性があると判定された場合には、顧客と連絡をとり、サポート要員を派遣し、顧客への対処・確認の必要性がないと判定された場合には、いずれの対応も取らない。すなわち、実施例1は、エラーメッセージをスクリーニングする機能を管理サーバ装置が有する実施例である。
先ず、実施例1にかかる管理サーバ装置の構成について説明する。図2は、実施例1にかかる管理サーバ装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、実施例1にかかる管理サーバ装置100aは、メッセージ解析処理部101と、機器および顧客特定処理部102と、履歴情報登録処理部103と、記憶部104と、顧客環境推定処理部105と、対処要否判定処理部106と、表示手段である表示部107とを有する。
なお、記憶部104は、機器情報記憶部104aと、機器対応情報記憶部104bと、顧客情報記憶部104cと、エラーメッセージ記憶部104dと、エラーメッセージ履歴記憶部104eと、評価基準記憶部104fと、対処要否判定基準記憶部104gとをさらに有する。
メッセージ解析処理部101は、管理対象端末装置から電子メールで受信したエラーメッセージを解析して、メールヘッダ、メール本文の正当性を検証し、正当な送信元から正当な内容が送信されてきたかを確認するとともに、いずれの項目がいずれの内容を示すかを明確にする。
例えば、図3−1に示すような形式で、管理対象端末装置からエラーが出力される。このエラーメッセージは、エラーメッセージコード、装置名とF型名との合成でなるユニットID(Identification)、エラー発生日付、エラー発生時刻などがカンマ区切り形式(CSV、Comma Separated Value)で区切られて構成されている。
この図3−1に示す形式のエラーは、図3−2に示す“From”ヘッダおよび“To”ヘッダを付したメール形式に変換されて、ネットワークを介して管理対象端末装置から管理サーバ装置100aへ送信される。なお、ネットワークの帯域制限から、メールでは、警告発行時点での機器構成とメール本文のみが送信され、過去における正常時の情報は一切送信されない。
そして、管理サーバ装置100aにおいて図3−2に示す形式でエラーメッセージのメールが受信されたならば、メッセージ解析処理部101は受信メールを解析し、送信元IPアドレス、メールヘッダ、メール本文の解析結果に基づき、警告内容、顧客情報(顧客名、住所、業種)、管理対象端末装置の機器情報(装置名、F型名、機種名、装置番号)、登録日、稼動開始日、過去の同一障害への対応以来の該当障害に関する警告の発行回数などを判別可能とさせる。
機器および顧客特定処理部102は、メッセージ解析処理部101による解析結果に基づいて、機器情報記憶部104aに記憶される機器情報(図4の実施例1の機器情報テーブルの例を示す図を参照)、機器対応情報記憶部104bに記憶される機器対応情報(図5の実施例1の機器対応情報テーブルの例を示す図を参照)および顧客情報記憶部104cに記憶される顧客情報(図6の実施例1の顧客情報テーブルの例を示す図を参照)を参照して、管理対象端末装置の機器情報(装置名、F型名、機種名、装置番号)および顧客情報(顧客名、住所、業種)を特定する。
履歴情報登録処理部103は、エラーメッセージ記憶部104dに記憶されるエラーメッセージ(図7のエラーメッセージテーブルの例を示す図を参照)を参照して、エラーメッセージコードにエラーメッセージを対応付ける。このようにして、図3−3に示すようなエラーメッセージの解析結果が完成する。そして、履歴情報登録処理部103は、さらに、この解析結果を、エラーメッセージ履歴記憶部104eに記憶する(図8のエラーメッセージ履歴テーブルの例を示す図を参照)。この履歴情報は、将来発生する同一種別の警告メッセージに対する対処要否の判定に利用される。
履歴情報登録処理部103によりエラーメッセージ履歴が十分に蓄積されていることを前提として、顧客環境推定処理部105は、一定周期で以下の処理をおこなう。先ず、評価基準との比較対象となる評価基準平均の決定をおこなう。評価基準平均は、障害ごとの過去の対処以降に該障害を警告するメッセージが発行された回数と、当該状況において故障が発生した故障発生率との関係とする。
エラーメッセージ履歴から、あるエラーメッセージMの発行回数Nと、故障発生率との対応である。この対応を平均故障発生率近似式と呼ぶことにし、平均故障発生率近似式によると、ある関数Fを用いて、平均故障発生率B0は次式のように表されるとする。
Figure 2008225912
この(1)式は、詳細には次のようにして求められる。すなわち、エラーメッセージ履歴のエラーメッセージを発行日時順に時系列に並べ、機種IDを固定して(機種ID=k)、エラーメッセージMが発行される障害Eが、エラーメッセージMの(N−1)番目とN番目との間に起こっていれば、(N−1)番目までは故障発生確率は0、N番目で故障発生確率が1とする。これを数式で表現すると、次式のようになる。
Figure 2008225912
Figure 2008225912
ここで、(2)式のF機種ID=k(M,N−1)および(3)式のF機種ID=k(M,N)は、機種IDをkに固定した場合の故障発生確率を表す。よって、エラーメッセージMが将来に発行される確率は、次式で求められる。
Figure 2008225912
ここで“Average(*)”は、全ての機器IDにわたる平均を算出するための関数である。このようにして求まったB0が、平均との差異を求めるための評価基準平均である。なお、ある発生回数が0という場合は、スムージング、移動平均法、ニュートン法、スプライン方などの既知の手法を用いて補間をおこなえばよい。このようにして求まった平均故障発生率B0は、例えば図20に示すような曲線で表される。
なお、実施例1では、管理対象端末装置の磁気記憶装置の温度異常に焦点を当てて議論しているため、上記B0は、磁気記憶装置に関する評価基準平均である。しかし、管理対象端末装置の管理対象となる装置が磁気記憶装置のみならず、CPUファンなどの他の装置を含む場合には、それぞれの装置ごとに評価基準平均が異なることはいうまでもない。この場合は、警告メッセージが所定数以上となる装置について評価基準平均を算出する、もしくは評価基準平均が一定値以下の装置は対象としないなど、計算の省力化を図ることとしてもよい。
次に、顧客環境推定処理部105は、顧客環境タイプの推定、すなわち評価基準の作成をおこなう。なお、評価基準は、評価基準平均と同様に、一定周期で更新されるものとする。そして、エラーメッセージ履歴が十分に蓄積されていることを前提とする。なお、エラーメッセージ履歴が十分に蓄積されていない場合には、評価基準は作成不可能であるため、管理対象端末装置から送信されてきた全てのエラーメッセージに対して確認、対処要員の派遣等の対応をおこなうこととなる。
評価基準の作成は、各パラメータを固定して次のようにおこなう。先ず、顧客の業種ごとに評価基準を作成する。顧客の業種ごとの評価基準B1は、評価基準平均B0と同様に、ある関数Fを用いて次式のように表される。
Figure 2008225912
ここで、F業種=g(M,N)は、顧客の業種を“g”に固定して算出された評価基準である。全ての業種についてB1を算出し、それぞれの評価基準の曲線と、評価基準平均B0の曲線との適合を見ることによって、いずれの業種が評価基準平均から乖離している、すなわち偏差を有するかを知ることができる。曲線の適合度の判定は、既知の方法による。適合度は、0以上1未満で表され、1に近いほど適合度が高い。この適合度において、例えば適合度が0.8以上であれば、2つの曲線は十分適合している(十分類似している、偏差なし)とみなすこととする。この類似の状況は、例えば図21に示すようなものであり、図中のKにおける障害発生確率B0を類似度比較基準として、図中のある条件を特定した場合の障害発生確率を比較対象として、両者が接近している。逆に、適合度が0.8未満であれば、2つの曲線は適合していない(偏差あり)とみなされる。この不適合の状況は、例えば図22に示すようなものであり、図中のKにおける障害発生確率B0を類似度比較基準として、図中のある条件を特定した場合の障害発生確率を比較対象として、両者が乖離している。
このようにして、評価基準平均B0と適合していないと判定された業種の評価基準B1を、業種に関して偏差があるとして、業種とその評価基準B1とを対応付けて、評価基準記憶部104fの所定のテーブルに格納する。
また、顧客の業種同様に、顧客の住所を“j”に固定した評価基準を作成する。顧客の住所ごとの評価基準B2は、評価基準平均B0と同様に、ある関数Fを用いて次式のように表される。
Figure 2008225912
全ての住所についてB2を算出し、それぞれの評価基準の曲線と、評価基準平均B0の曲線との適合を見ることによって、いずれの住所が評価基準平均から乖離しているかを知ることができる。
また、顧客の業種同様に、F型名を“f”に固定した評価基準を作成する。F型名ごとの評価基準B3は、評価基準平均B0と同様に、ある関数Fを用いて次式のように表される。
Figure 2008225912
全てのF型名についてB3を算出し、それぞれの評価基準の曲線と、評価基準平均B0の曲線との適合を見ることによって、いずれのF型名が評価基準平均から乖離しているかを知ることができる。
また、顧客の業種同様に、管理対象端末装置の稼動期間を“t”に固定した評価基準を作成する。稼動期間ごとの評価基準B4は、評価基準平均B0と同様に、ある関数Fを用いて次式のように表される。なお、稼動期間は、例えば稼動開始から2年経過未満、稼動開始後2年経過から3年経過未満、稼動開始後3年経過から5年経過未満、稼動開始後5年以上経過など、必要に応じて予め所定の区分に区切った期間を使用するものとする。稼動期間は、現在のシステム日付と稼動開始日付との差から算出可能である。
Figure 2008225912
全ての稼動期間についてB4を算出し、それぞれの評価基準の曲線と、評価基準平均B0の曲線との適合を見ることによって、いずれの稼動期間が評価基準平均から乖離しているかを知ることができる。
このようにして、評価基準平均B0と適合していないと判定された住所、F型名、稼動期間の評価基準B2、評価基準B3、評価基準B4を、住所、F型名、稼動期間に関して偏差があるとして、住所、F型名、稼動期間とその評価基準B2、評価基準B3、評価基準B4と、とをそれぞれ対応付けて、評価基準記憶部104fの所定のテーブルに格納する。
なお、顧客名、装置番号などの情報は識別情報であるので、これらに基づく評価基準と評価基準平均B0との適合度を判定しても無意味であるので、これらの情報については適合度の判定をおこなわない。
また、顧客環境推定処理部105は、顧客単位で上述した偏差の判定を、各顧客単位でもおこなってもよい。この場合、顧客名、顧客の業種、住所、装置番号での偏差の判定は無意味であるのでおこなわない。また、F型名に関して、各顧客が複数のF型名の管理対象端末装置の登録をおこなっているのであれば、登録台数別に顧客を分類し(大口ユーザか個人レベルか)、この分類単位ごと、さらにはその他の属性に関しても分類をおこなった単位ごとに評価基準を作成し、評価基準平均とからの偏差を判定する。
なお、F型名に関しては、登録台数以外に、最大登録機種を分類の基準としてもよい。また、ある部品装置を有するか否かによっても分類してもよい。また、稼動期間に関しても同様に偏差を判定する。
このようにすると、エラーメッセージを受信した場合に、送信元の顧客が偏差ありとされる顧客である場合に、“顧客”自体を対処要否の判定基準とすることができる。
そして、顧客環境推定処理部105は、上記したように求められた評価基準に基づいて、エラーメッセージ受信時に、このメッセージ対する評価基準を読み出し、これら評価基準を合成して顧客環境の推定をおこなう。
例えば、受信したエラーメッセージが有する業種、住所、F型名、稼動期間について偏差が存在している場合に、次の式に従って評価基準の合成値Bresult1を算出する。
Figure 2008225912
ここでαiは、各評価基準Biの重み付け係数である。なお、αiは、全てが等しいとしてもよい。また、αiは、全評価基準Biの適合度の和にしめる各評価基準Biの比率の逆数としてもよい。このようにすると、傾向の違い、すなわち適合度の低さをより強調することができる。また、αiは、評価基準平均の算出対象とした全ての管理対象端末装置の台数に対する、評価基準Biを算出すために固定したパラメータに属する管理対象端末装置の台数の比率に比例する値であってもよい。
なお、(9)式においてB0の項が含まれているのは、次の理由による。すなわち、環境要因として抽出されなかった平均的な傾向の影響を組み入れるためであり、環境要因による評価基準の偏差がまったく存在しなかった場合(すなわち、Bi(1≦i)=0)に、Bresult1が0となることを防ぐためである。また、環境要因による評価基準の偏差が抽出された場合であっても、サンプル数が少ないときに、この影響が過大に反映されることを防止するためである。なお、以上のようにして算出されたBresult1の曲線は、例えば図26に示すようになる。
さて、いままでは、各顧客情報を用いて属性値を固定した場合の評価基準の偏差の抽出をおこなったが、障害発生数やエラーメッセージ発行回数自体にも偏差が存在するため、以下ではこれを算出する。以下では障害発生数について述べるが、エラーメッセージ発行回数も同様の議論が当てはまる。
過去の指定期間における障害Eの発生数n(または発生数の範囲)ごとに顧客を分類し、必要であればその他の属性Xの値も“y”に固定して、“y”における顧客数の割合Cを算出する。Cは次式で表されるとする。
Figure 2008225912
ここで、fx=yは、関係抽出を利用して、Xの値“y”そのものでなくとも、例えばX=住所、y=“東京都新宿区”から求められる“東京都”も使用可能であることとする。
このようにして求められる顧客分布が偏っている場合には、GnE自体も評価基準とすることができる。例えば、指定期間における障害Eの発生数nと当該顧客の関係とから、障害数nの傾向で顧客を分類することができる。計測可能データ取得範囲の関係から、単一顧客が複数の障害発生数をとりうる場合は最新の障害発生数を採用することとしてもよいし、平均を取ることとしてもよい。
この障害発生数の分布を、例えば当該分布の分散をσとした場合に、S1およびS2を次式のように定めて、3分割することとする。なお、分割の方法は、これに限らず、他の方法を採用してもよい。
Figure 2008225912
例えば図23に示すように、評価基準の算出対象である顧客A社が、この分割された障害発生数の分布のグループZに属していたとすると、顧客A社が属するグループZの傾向のみが評価基準算出の対象となる。この障害発生数傾向をベースにして、各属性の評価基準の偏差を算出していくこととなる。
すなわち、グループZの属性分類を確認することとなる。先ず、住所によるグループZの件数割合を調べる。例えば、この調査結果が図24に示すようになったとする。住所による偏差が大きく影響が無視できない場合には、この偏差を表す次式を確立しておく。
Figure 2008225912
例えば、GzE(神奈川県)=0.8、GzE(東京都)=0.5のようになる。同様に、住所以外の属性についても調査を繰り返す。例えばF型名については、図25に示すような調査結果となったとすると、偏差がなく影響を無視できる。
なお、F型名別は、先の議論で考慮済みであるが、先の議論がF型名を固定した場合に評価基準の傾向が評価基準の平均とずれているか否か(偏差がある)の確認であったのに対し、今回の議論は、故障率の高低に影響する特徴としてのF型名の考慮であるため、F型名が故障率の高低に影響すると判定される場合には、評価基準の偏差と故障率への影響との両方を考慮する必要がある。
さて、住所に基づく障害発生数の偏差が存在することが確認された場合に、前述の評価基準の合成値Bresult1は、Bresult2へと補正される。
Figure 2008225912
ここで、“Average”は、“GzE(各住所)”の全ての住所にわたる平均を表す。(13)式の趣旨は、「障害発生数が少ない属性は、故障発生率を小さくするように作用させる」ことである。この趣旨に沿った補正方法であれば、いずれの補正方法であってもよい。
例えば、GzE(東京都)=0.5、ΣGzE(各住所)=0.7の場合に
は、(13)式は具体的には次式のようになる。
Figure 2008225912
すなわち、図27に示すように、Bresult1よりも障害発生確率が低いBresult2へと障害発生確率の分布が補正されることとなる。
さて上記したようにして評価基準の最終的な合成値Bresult2が算出されると、この算出結果が対処要否判定処理部106へと受け渡される。対処要否判定処理部106は、このBresult2と、対処要否判定基準記憶部104gに記憶される対処要否判定基準とを比較して、対処の要否を判定する。対処が必要と判定される場合には、対処要否判定処理部106は、対処が必要である旨の情報を表示部107へ表示するが、対処が必要と判定されない場合には、対処要否判定処理部106は、いずれの情報も表示部107へ表示しない。あるいは、対処が必要と判定されない場合には、対処要否判定処理部106は、対処が不要である旨の情報を識別可能に表示部107へ表示することとしてもよい。
なお、対処要否判定基準記憶部104gに記憶される対処要否判定基準は、例えば図28に示すようなものである。図において実線で表される曲線をPとすると、Bresult2≧Pである場合には要対処であり、Bresult2<Pである場合には対処不要であると判定する。なお、対処不要の場合であっても、この履歴を履歴情報として記憶するようにしてもよい。
この対処要否判定基準のしきい値をあらわす曲線Pは、顧客の要望や管理対象端末装置のベンダの要求の2つを考慮して決定されるものである。これらの2つの要望や要求は、それぞれ独立に設定されるものである。そして、エラーメッセージMの累積発行回数においてこれら2つの要望および要求のうち小さい値が、Pの値として採用されることとなる。
次に、実施例1にかかる管理対象端末装置の構成について説明する。図9は、実施例1にかかる管理対象端末装置200aの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、実施例1にかかる管理対象端末装置200aは、管理対象装置201a1、・・・201anと、エラーメッセージ送信処理部202aとを有する。
管理対象装置201a1、・・・201anは、管理対象端末装置200aに内蔵される構成部品としての各種装置であり、例えば磁気記憶装置やCPU(Central Processing Unit)などである。エラーメッセージ送信処理部202aは、管理対象装置201a1、・・・、201anを管理し、管理対象装置201a1、・・・、201anのいずれかから障害報告が通知された場合には、エラーメッセージを生成して管理サーバ装置100aへと送信する。
次に、実施例1にかかる管理サーバ装置で実行されるエラーメッセージ対処要否判定処理について説明する。図10は、実施例1にかかる管理サーバ装置で実行されるエラーメッセージ対処要否判定処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、先ず、管理サーバ装置100aのメッセージ解析処理部101は、メッセージ解析処理を実行する(ステップS101)。具体的には、管理対象端末装置200aからメール形式で受信したエラーメッセージを解析して、ヘッダ情報、メール本文を特定可能にする。
続いて、機器および顧客特定処理部102は、機器および顧客の属性を特定する(ステップS102)。続いて、履歴情報登録処理部103は、機器および顧客特定処理部102によって機器および顧客の属性が特定されたエラーメッセージを、エラーメッセージの履歴情報としてエラーメッセージ記憶部104dに登録する(ステップS103)。
続いて、顧客環境推定処理部105は、機器属性偏差確認処理をおこなう(ステップS104)。すなわち、評価基準の偏差の算出をおこなう。続いて、顧客環境推定処理部105は、顧客環境タイプ推定処理をおこなう(ステップS105)。すなわち、障害発生数やエラーメッセージ発行回数自体が有する偏差を算出する。続いて、顧客環境推定処理部105は、評価基準の偏差と、障害発生数やエラーメッセージ発行回数自体が有する偏差とに基づいて、顧客環境推定処理をおこなう(ステップS106)。
続いて、対処要否判定処理部106は、対処要否判定基準記憶部104gを参照し(ステップS107)、障害発生日の予測などの状況予測処理を行い(ステップS108)、対処に必要性があるか否かの判定である対処要否判定処理をおこなう(ステップS109)。
以下に図11〜図19を参照して、本発明の実施例2を説明する。実施例2の概略は次の通りである。すなわち、管理サーバ装置が管理対象端末装置から受信した警告や障害などのエラーを通知するエラーメッセージを蓄積し、この蓄積されたエラーメッセージを管理対象端末装置が設置される顧客環境や顧客属性に基づいて分析して環境や顧客属性に基づくエラー発生傾向を算出し、この算出結果と全エラーメッセージが示すエラー発生傾向との差異を評価基準として顧客環境を推定し、この推定された顧客環境と予め定められた対処要否判定基準とを比較し、この比較結果に基づいて顧客への対処・確認の判定の規準となるエラーメッセージ送信条件を生成する。
管理サーバ装置は、管理対象端末装置からの要求に応じて、新たに生成されたエラーメッセージ送信条件と、過去に記憶されているエラーメッセージ送信条件とを比較し、条件の変更がある場合に、新たに生成されたエラーメッセージ送信条件を管理対象端末装置へ送信する。管理対象端末装置は、新たに生成されたエラーメッセージ送信条件を受信すると、自身が記憶しているエラーメッセージ送信条件を新たに生成されたエラーメッセージ送信条件で更新する。そして、管理対象端末装置は、これ以降、新たに生成されたエラーメッセージ送信条件に基づいて、エラーメッセージを、管理サーバ装置へ送信するか否かを判定し、送信すると判定された場合にはエラーメッセージを管理サーバ装置へ送信し、送信すると判定されなかった場合にはエラーメッセージを管理サーバ装置へ送信しないことになる。すなわち、実施例2は、エラーメッセージをスクリーニングする機能を管理対象端末装置が有する実施例である。
先ず、実施例2にかかる管理サーバ装置の構成について説明する。図11は、実施例2にかかる管理サーバ装置の構成を示す機能ブロック図である。実施例2にかかる管理サーバ装置100bは、実施例1の管理サーバ装置100aと同一の構成に加え、エラーメッセージ送信条件を生成する機能をさらに有する。図11では、実施例2にかかる管理サーバ装置100bの特徴部分についてのみ言及することとし、それ以外の構成については省略する。
なお、実施例2は、エラーメッセージがエラーメッセージ履歴記憶部104eに十分蓄積され、このエラーメッセージの履歴に基づいた評価基準も既に算出されて評価基準記憶部104fに記憶されていることを前提とする。なお、評価基準が評価基準記憶部104fに記憶されていない場合には、管理対象端末装置からのエラーメッセージ送信条件を受信した際に評価基準の算出と記憶を行う。なお、この処理の際には、最新の版数を持つエラーメッセージを使用することとする。
図11に示すように、実施例2にかかる管理サーバ装置100bは、メッセージ解析処理部101と、機器および顧客特定処理部102と、記憶部104と、エラーメッセージ送信条件生成処理部108とを有する。
メッセージ解析処理部101は、管理対象端末装置から電子メールで受信したエラーメッセージ送信条件更新要求を解析して、メールヘッダ、メール本文の正当性を検証し、正当な送信元から正当な内容が送信されてきたかを確認する。
例えば、図17−1に示すような形式で、管理対象端末装置からエラーメッセージ送信条件更新要求が発せられる。このエラーメッセージ送信条件更新要求は、エラーメッセージ送信条件更新要求を示す識別子(“Update Request”)、装置名とF型名との合成でなるユニットID、要求発生日付、要求発生時刻、当該管理対象端末装置が記憶するエラーメッセージ送信条件の版数などがカンマ区切り形式で区切られて構成されている。
この図17−1に示す形式のエラーメッセージ送信条件更新要求は、図17−2に示す“From”ヘッダおよび“To”ヘッダを付したメール形式に変換されて、ネットワークを介して管理対象端末装置から管理サーバ装置100bへ送信される。
そして、管理サーバ装置100bにおいて図17−2に示す形式でメールが受信されたならば、メッセージ解析処理部101は受信メールを解析し、送信元IPアドレス、メールヘッダ、メール本文の解析結果に基づき、“Update Request”、顧客情報(顧客名、住所、業種)、管理対象端末装置の機器情報(装置名、F型名、機種名、装置番号)、登録日、稼動開始日などを判別可能とさせる。受信メールの解析結果は、例えば、図17−3に示すようになる。
機器および顧客特定処理部102とは、実施例1に示したものと同一であるので、ここでの説明を省略する。記憶部104は、機器情報記憶部104aと、機器対応情報記憶部104bと、顧客情報記憶部104cと、エラーメッセージ履歴記憶部104eと、評価基準記憶部104fと、対処要否判定基準記憶部104gと、エラーメッセージ送信条件記憶部104hとを有する。機器情報記憶部104aと、機器対応情報記憶部104bと、顧客情報記憶部104cと、評価基準記憶部104fと、対処要否判定基準記憶部104gとは、実施例1に示したものと同一であるので、ここでの説明を省略する。
管理サーバ装置100bのエラーメッセージ履歴記憶部104eに記憶されるエラーメッセージ履歴は、図12の実施例2のエラーメッセージ履歴テーブルの例を示す図に示すように、実施例1のエラーメッセージ履歴テーブルに“版数”のカラムが追加されている。この“版数”は、当該エラーメッセージが管理対象端末装置から送信された際のエラーメッセージ送信条件の版数である。この版数が新しいほど、新しいエラーメッセージ送信条件に基づいて当該エラーメッセージが送信されたことが分かる。
エラーメッセージ送信条件記憶部104hは、エラーメッセージ送信条件を記憶する記憶手段である。エラーメッセージ送信条件は、例えば図13の実施例2のエラーメッセージ送信条件の例を示す図に示すように、顧客ID、機器IDごとに、メッセージ送信条件の判定項目となりうるメッセージ送信条件項目と、該項目に対応するメッセージ送信条件とが記憶されている。
例えば、メッセージ送信条件項目およびメッセージ送信条件は、“版数”=“1”、“温度”=“38度以上”、“CPU使用率”=“80%以上”、“メモリーリーク”=“あり”、“エラーメッセージ送信回数”=“30回以上”などがある。これは、「温度が38度以上」となった場合、「CPU使用率が80%以上」となった場合、「メモリーリークが発生」した場合、または「エラーメッセージ送信回数が30回以上」となった場合に、管理対象端末装置から管理サーバ装置へ、エラーメッセージが送信されることを示す。
図13に例示するテーブルに登録されているエラーメッセージ送信条件は、当該顧客IDおよび機器IDで特定される管理対象端末装置へ既に送信されたエラーメッセージ送信条件である。すなわち、当該顧客IDおよび機器IDで特定される管理対象端末装置は、図13に例示するテーブルに登録されているエラーメッセージ送信条件に基づいて、エラーメッセージを送信するか否かを決定していることになる。
エラーメッセージ送信条件生成処理部108は、機器および顧客特定処理部102によってエラーメッセージの送信元の機器および顧客が特定されたならば、評価基準記憶部104fから、特定された機器および顧客に対応する偏差のある評価基準を読み出す。ここで、当該顧客の当該機器IDで特定される管理対象端末装置が有する属性とは異なる属性に基づく評価基準を排除する。
そして、エラーメッセージ送信条件生成処理部108は、各評価基準を合成せずに対処要否判定基準記憶部104gに記憶される対処要否判定基準との比較をおこなう。ここで評価基準値は、実施例1で示したものと同様に、当該エラーメッセージの発行回数を引数として障害発生確率を出力する関数として表現される。そして、この評価基準値を対処要否判定条件と比較し、対処が必要であると判定されたメッセージ発行回数(またはメッセージ発行回数の範囲)を特定する。このように、対処が必要であると判定されたメッセージ発行回数(またはメッセージ発行回数の範囲)が特定されると、管理対象端末装置を、特定されたメッセージ発行回数(またはメッセージ発行回数の範囲)に至ってはじめてエラーメッセージを送信するように制御することができる。以上のようにして、エラーメッセージ送信条件のエラーメッセージ送信条件項目“エラーメッセージ送信回数”の更新がおこなわれる。他のエラーメッセージ送信条件項目についても、同様にして、エラーメッセージの送信を抑止する方向へ送信条件が更新される。
なお、エラーメッセージ送信条件が“オン”および“オフ”の2値で表現可能な場合は、エラーメッセージの送信を抑止する方向へ“オン”または“オフ”の切り替えをおこなえばよい(例えば、メッセージ送信条件項目が“メモリーリーク”の場合など)。エラーメッセージ送信条件が閾値で表現される場合は、エラーメッセージの送信を抑止する方向へ閾値の一単位ずつの段階的な切り替えをおこなえばよい(例えば、メッセージ送信条件項目が“温度”の場合などに、0.5度を一単位として、メッセージ送信を抑止する方向へ変更する)。
以上のようにして新たに生成されたエラーメッセージ送信条件は、エラーメッセージ送信条件生成処理部108によって、エラーメッセージ送信条件記憶部104hに記憶される。このとき、エラーメッセージ送信条件は、顧客IDおよび機器IDを特定して一意に定まるものであるので、同一の顧客IDおよび機器IDが存在する場合には、版数を1段階上げてレコードの更新をおこなう。そして、新たに生成されたエラーメッセージ送信条件は、エラーメッセージ送信条件生成処理部108によって、エラーメッセージ送信条件記憶部104hに記憶されるとともに、管理対象端末装置へ送信されることとなる。
次に、実施例2にかかる管理対象端末装置の構成について説明する。図14は、実施例2にかかる管理対象端末装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、実施例2にかかる管理対象端末装置200bは、管理対象装置201b1、・・・、201bnと、エラーメッセージ送信処理部202bと、エラーメッセージ送信条件管理部203bとを有する。管理対象装置201b1、・・・、201bnは、実施例1の管理対象装置201a1、・・・、201anと同一であるので、説明を省略する。
エラーメッセージ送信処理部202bは、管理対象装置201b1、・・・、201bnを管理し、管理対象装置201b1、・・・、201bnのいずれかから障害報告が通知された場合は、エラーメッセージ送信条件管理部203bに記憶されるエラーメッセージ送信条件を参照してエラーメッセージ送信条件が満たされるときに、エラーメッセージを生成して管理サーバ装置100bへと送信する。このエラーメッセージの送信の際に、メッセージ内容ごとにエラーメッセージの送信回数をエラーメッセージ送信回数記憶部202b1に記憶する。エラーメッセージの送信回数を記憶するエラーメッセージ送信回数記憶テーブルは、例えば図15に示すように、エラーメッセージコードごとに送信回数を記憶している。このエラーメッセーの送信回数は、エラーメッセージ送信の際にエラーメッセージ送信条件のうち“エラーメッセージ送信回数”が充足されるか否かを判定する場合に使用される。
なお、エラーメッセージ送信条件管理部203bは、エラーメッセージ送信条件記憶部203b1を有する。エラーメッセージ送信条件記憶部203b1は、管理サーバ装置100bから送信された最新のエラーメッセージ送信条件(例えば、図16のエラーメッセージ送信条件テーブルの例を示す図にしめすような条件である)を記憶する。エラーメッセージ送信処理部202bは、管理対象装置201b1、・・・、201bnのいずれかから障害報告が通知された場合に、エラーメッセージ送信条件記憶部203b1に記憶されるエラーメッセージ送信条件を参照してエラーメッセージ送信条件が満たされるときに、エラーメッセージを生成して管理サーバ装置100bへと送信することとなる。
続いて、実施例2にかかる管理サーバ装置で実行されるエラーメッセージ送信条件生成処理について説明する。図18は、実施例2にかかる管理サーバ装置で実行されるエラーメッセージ送信条件生成処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、先ず、管理サーバ装置100bのメッセージ解析処理部101は、管理対象端末装置200bからエラーメッセージ送信条件更新要求を受信したか否かを判定する(ステップS201)。エラーメッセージ送信条件更新要求を受信した場合には(ステップS201肯定)、ステップS202へ移り、エラーメッセージ送信条件更新要求を受信しなかった場合には(ステップS201否定)、ステップS201を繰り返す。
続いて、メッセージ解析処理部101は、メッセージ解析処理を実行する(ステップS202)。具体的には、管理対象端末装置200bからメール形式で受信したエラーメッセージを解析して、ヘッダ情報、メール本文を特定可能にする。
続いて、機器および顧客特定処理部102は、機器および顧客の属性を特定する(ステップS203)。続いて、エラーメッセージ送信条件生成処理部108は、機器および顧客特定処理部102によって特定された機器および顧客に対応する評価基準を、評価基準記憶部104fから読み出す(ステップS204)。続いて、エラーメッセージ送信条件生成処理部108は、ステップS204で読み出した各評価基準を、対処要否判定基準記憶部104gに記憶される対処要否判定基準と比較する(ステップS205)。
続いて、エラーメッセージ送信条件生成処理部108は、各評価基準と対処要否判定基準との比較結果に基づき、エラーメッセージ送信条件を生成する(ステップS206)。続いて、エラーメッセージ送信条件生成処理部108は、生成されたエラーメッセージ送信条件と、エラーメッセージ送信条件記憶部104hに記憶されるエラーメッセージ送信条件とを比較する(ステップS207)。
続いて、エラーメッセージ送信条件生成処理部108は、ステップS206で生成されたエラーメッセージ送信条件と、エラーメッセージ送信条件記憶部104hに記憶されるエラーメッセージ送信条件とが一致するか否かを判定する(ステップS208)。ステップS206で生成されたエラーメッセージ送信条件と、エラーメッセージ送信条件記憶部104hに記憶されるエラーメッセージ送信条件とが一致する場合に(ステップS208肯定)、エラーメッセージ送信条件生成処理は終了する。一方で、ステップS206で生成されたエラーメッセージ送信条件と、エラーメッセージ送信条件記憶部104hに記憶されるエラーメッセージ送信条件とが一致しない場合に(ステップS208否定)、ステップS209へ移る。
ステップS209では、エラーメッセージ送信条件生成処理部108は、生成されたエラーメッセージ送信条件を、当該エラーメッセージ送信条件更新要求を送信してきた管理対象端末装置へ送信する(ステップS209)。続いて、版数を更新して、ステップS206で新たに生成されたエラーメッセージ送信条件で、エラーメッセージ送信条件記憶部104hに記憶されるエラーメッセージ送信条件を更新する(ステップS210)。
次に、実施例2にかかる管理対象端末装置で実行されるエラーメッセージ送信条件更新処理について説明する。図19は、実施例2にかかる管理対象端末装置で実行されるエラーメッセージ送信条件更新処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、先ず、管理対象端末装置200bのエラーメッセージ送信条件管理部203bは、エラーメッセージ送信条件更新情報を受信したか否かを判定する(ステップS301)。
続いて、エラーメッセージ送信条件管理部203bは、管理サーバ装置100bから受信したエラーメッセージ送信条件更新情報の版数と、エラーメッセージ送信条件記憶部203b1に記憶されるエラーメッセージ送信条件の版数とを比較する(ステップS302)。
続いて、エラーメッセージ送信条件管理部203bは、管理サーバ装置100bから受信したエラーメッセージ送信条件更新情報の版数は、エラーメッセージ送信条件記憶部203b1に記憶されるエラーメッセージ送信条件の版数より最新か否かを判定する(ステップS303)。管理サーバ装置100bから受信したエラーメッセージ送信条件更新情報の版数が、エラーメッセージ送信条件記憶部203b1に記憶されるエラーメッセージ送信条件の版数より最新である場合(ステップS303肯定)、ステップS304へ移り、管理サーバ装置100bから受信したエラーメッセージ送信条件更新情報の版数が、エラーメッセージ送信条件記憶部203b1に記憶されるエラーメッセージ送信条件の版数より最新でない場合(ステップS303否定)、エラーメッセージ送信条件更新処理は終了する。
ステップS304では、エラーメッセージ送信条件管理部203bは、エラーメッセージ送信条件更新情報で、エラーメッセージ送信条件記憶部203b1に記憶されるエラーメッセージ送信条件を更新する。以後、この更新されたエラーメッセージ送信条件に基づいて、エラーメッセージを管理サーバ装置100bへ送信するか否かが判定されることとなる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内で、更に種々の異なる実施例で実施されてもよいものである。また、実施例に記載した効果は、これに限定されるものではない。
上記実施例1および2では、評価基準(もしくは評価基準の合成値、評価基準の障害発生数やエラーメッセージ発行回数の偏差による補正値)と対処要否判定基準とを比較し、評価基準が対処要否判定基準以上となる(もしくは対処要否判定基準を上回る)場合に、エラー発生の報告を抑止したり、エラーメッセージ送信条件の更新をおこなったりしている。しかし、これに限らず、管理対象端末装置から受信したエラーメッセージが発信された状況(エラー発生)に関してこの管理対象端末装置に対処した場合の該管理対象端末装置の稼働時間および該状況の発生確率と、管理対象端末装置から受信したエラー情報が発信された状況に関して管理対象端末装置に対処しなかった場合の該管理対象端末装置の稼働時間および該状況の発生確率とを比較して、後者の場合に稼働時間が短くなる、もしくは該状況の発生確率が高くなる場合に、該管理対象端末装置への対処が必要としてエラー発生の報告をおこない、それ以外の場合にはエラー発生の報告を抑止することとしてもよい。
上記実施例1および2では、評価基準の評価基準平均からのずれ(偏差)を適合度などにより判定したが、これに限らず、ニューラルネットワーク制御、MBR(Memory Based Reasoning)などの推論技術を用いて要否判定を行うこととしてもよい。
本発明は、エラー発生に対する対処要員の派遣がコスト高であると認識されるような、比較的廉価で、動作に高い正確性が要求されるものではないネットワーク接続対応の電子機器を管理対象とし、該ネットワークの帯域制限、あるいは該電子機器の状況測定精度が高くないために十分な管理情報が得られない場合において、対処不要である可能性があるエラーメッセージ(障害メッセージや警告メッセージ)に対して、過去の同一エラーメッセージの履歴を分析して、該エラーメッセージに対して対処不要であるか否を判定し、対処不要と判定される場合には、対処を抑制し、管理コストの削減を図ることができる。
上記実施例1および2において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記実施例1および2で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)(またはMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)などのマイクロ・コンピュータ)および当該CPU(またはMPU、MCUなどのマイクロ・コンピュータ)にて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されてもよい。
(付記1)ネットワークを介して接続される管理対象装置を遠隔管理するコンピュータ装置に電子機器集中管理処理を実行させる電子機器集中管理プログラムであって、
前記管理対象装置から受信した情報を記憶する受信情報格納手順と、
前記受信情報格納手順によって記憶された前記情報から、指定された前記管理対象装置の属性に基づいた情報を抽出する情報抽出手順と、
前記情報抽出手順によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納手順によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出する比較手順と
を前記コンピュータ装置に実行させることを特徴とする電子機器集中管理プログラム。
(付記2)前記比較手順による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定する環境推定手順と、
前記環境推定手順によって推定された前記管理対象装置が設置される環境と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定する対処要否判定手順と、
前記対処要否判定手順によって、前記環境推定手順によって推定された前記管理対象装置が設置される環境が、前記予め設定されている対処要否判定基準以上となったことによって該管理対象装置への対処が必要と判定された場合に、該管理対象装置への対処が必要であることを報知する報知手順と
を前記コンピュータ装置に実行させることを特徴とする付記1に記載の電子機器集中管理プログラム。
(付記3)前記情報抽出手順は、前記管理対象装置から受信した情報のうち所定の重要度である情報から、指定された該管理対象装置の属性に基づいて情報を抽出し、
前記比較手順は、前記情報抽出手順によって抽出された前記所定の重要度の情報が有する傾向と、前記受信情報格納手順によって記憶される前記所定の重要度の情報が有する傾向とを比較し、
前記環境推定手順は、前記比較手順による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定し、
前記対処要否判定手順は、前記環境推定手順によって推定された前記管理対象装置が設置される環境において前記所定の重要度である情報が発信された状況が発生する確率を算出し、該確率と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定し、
前記報知手順は、前記対処要否判定手順によって、前記環境推定手順によって推定された前記管理対象装置が設置される環境において前記所定の重要度である情報が発信された状況が発生する確率が、前記予め設定されている対処要否判定基準以上となったことによって該管理対象装置への対処が必要と判定された場合に、該管理対象装置への対処が必要であることを報知することを特徴とする付記2に記載の電子機器集中管理プログラム。
(付記4)前記対処要否判定手順は、前記管理対象装置から受信した情報が発信された状況に関して前記管理対象装置に対処した場合の該管理対象装置の稼働時間および該状況の発生確率と、前記管理対象装置から受信した情報が発信された状況に関して前記管理対象装置に対処しなかった場合の該管理対象装置の稼働時間および該状況の発生確率とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定することを特徴とする付記2または3に記載の電子機器集中管理プログラム。
(付記5)前記比較手順は、前記コンピュータ装置へのユーザ指示または予め設定されたタイミングで、前記情報抽出手順によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納手順によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の電子機器集中管理プログラム。
(付記6)予め記憶している対処要否判定基準に基づき、ネットワークを介してコンピュータ装置に情報を送信する管理対象装置に対して該対処要否判定基準の更新情報を通知する更新情報通知処理を該コンピュータ装置に実行させる電子機器集中管理プログラムであって、
前記管理対象装置から受信した情報を記憶する受信情報格納手順と、
前記受信情報格納手順によって記憶された前記情報から、指定された前記管理対象装置の属性に基づいた情報を抽出する情報抽出手順と、
前記情報抽出手順によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納手順によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出する比較手順と
前記比較手順による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定する環境推定手順と、
前記環境推定手順によって推定された前記管理対象装置が設置される環境と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該コンピュータ装置への前記情報の通知の要否を判定する情報送信基準を更新する情報送信基準更新手順と、
前記情報送信基準更新手順によって前記情報送信基準が更新された場合に、更新された該情報送信基準を前記管理対象装置へ通知する通知手順と
を前記コンピュータ装置に実行させることを特徴とする電子機器集中管理プログラム。
(付記7)予め記憶している情報送信基準に基づきネットワークを介してコンピュータ装置に情報を送信する管理対象装置に、該コンピュータ装置からの該情報送信基準の更新情報の受信に応じて該対処要否判定基準の更新処理を実行させる電子機器管理プログラムであって、
前記管理対象装置からの要求に応じて、前記コンピュータ装置において前記情報送信基準の更新が発見された場合、もしくは前記コンピュータ装置において前記情報送信基準が更新されたことに応じて該コンピュータ装置から該情報送信基準の更新情報を受信した場合に、前記予め記憶している情報送信基準を更新する情報送信基準更新手順を前記管理対象装置に実行させることを特徴とする電子機器管理プログラム。
(付記8)ネットワークを介して接続される管理対象装置を遠隔管理する電子機器集中管理装置であって、
前記管理対象装置から受信した情報を記憶する受信情報格納手段と、
前記受信情報格納手段によって記憶された前記情報から、指定された前記管理対象装置の属性に基づいた情報を抽出する情報抽出手段と、
前記情報抽出手段によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納手段によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出する比較手段と
を有することを特徴とする電子機器集中管理装置。
(付記9)前記比較手段による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定する環境推定手段と、
前記環境推定手段によって推定された前記管理対象装置が設置される環境と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定する対処要否判定手段と、
前記対処要否判定手段によって、前記環境推定手段によって推定された前記管理対象装置が設置される環境が、前記予め設定されている対処要否判定基準以上となったことによって該管理対象装置への対処が必要と判定された場合に、該管理対象装置への対処が必要であることを報知する報知手段と
を有することを特徴とする付記8に記載の電子機器集中管理装置。
(付記10)前記情報抽出手段は、前記管理対象装置から受信した情報のうち所定の重要度である情報から、指定された該管理対象装置の属性に基づいて情報を抽出し、
前記比較手段は、前記情報抽出手段によって抽出された前記所定の重要度の情報が有する傾向と、前記受信情報格納手段によって記憶される前記所定の重要度の情報が有する傾向とを比較し、
前記環境推定手段は、前記比較手段による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定し、
前記対処要否判定手段は、前記環境推定手段によって推定された前記管理対象装置が設置される環境において前記所定の重要度である情報が発信された状況が発生する確率を算出し、該確率と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定し、
前記報知手段は、前記対処要否判定手段によって、前記環境推定手段によって推定された前記管理対象装置が設置される環境において前記所定の重要度である情報が発信された状況が発生する確率が、前記予め設定されている対処要否判定基準以上となったことによって該管理対象装置への対処が必要と判定された場合に、該管理対象装置への対処が必要であることを報知することを特徴とする付記9に記載の電子機器集中管理装置。
(付記11)前記対処要否判定手段は、前記管理対象装置から受信した情報が発信された状況に関して前記管理対象装置に対処した場合の該管理対象装置の稼働時間および該状況の発生確率と、前記管理対象装置から受信した情報が発信された状況に関して前記管理対象装置に対処しなかった場合の該管理対象装置の稼働時間および該状況の発生確率とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定することを特徴とする付記9または10に記載の電子機器集中管理装置。
(付記12)前記比較手段は、前記コンピュータ装置へのユーザ指示または予め設定されたタイミングで、前記情報抽出手段によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納手段によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出することを特徴とする付記8〜11のいずれか一つに記載の電子機器集中管理装置。
(付記13)予め記憶している対処要否判定基準に基づき、ネットワークを介してコンピュータ装置に情報を送信する管理対象装置に対して該対処要否判定基準の更新情報を通知する電子機器集中管理装置であって、
前記管理対象装置から受信した情報を記憶する受信情報格納手段と、
前記受信情報格納手段に記憶される前記情報から、指定された前記管理対象装置の属性に基づいた情報を抽出する情報抽出手段と、
前記情報抽出手段によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納手段によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出する比較手段と
前記比較手段による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定する環境推定手段と、
前記環境推定手段によって推定された前記管理対象装置が設置される環境と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、当該電子機器集中管理装置への前記情報の通知の要否を判定する情報送信基準を更新する情報送信基準更新手段と、
前記情報送信基準更新手段によって前記情報送信基準が更新された場合に、更新された該情報送信基準を前記管理対象装置へ通知する通知手段と
を有することを特徴とする電子機器集中管理装置。
(付記14)予め記憶している情報送信基準に基づきネットワークを介してコンピュータ装置に情報を送信する電子機器であって、
当該電子機器からの要求に応じて、前記コンピュータ装置おいて前記情報送信基準の更新が発見された場合、もしくは前記コンピュータ装置において前記情報送信基準が更新されたことに応じて該コンピュータ装置から該情報送信基準の更新情報を受信した場合に、前記予め記憶している情報送信基準を更新する情報送信基準更新手段を有することを特徴とする電子機器。
(付記15)ネットワークを介して接続される管理対象装置を遠隔管理する電子機器集中管理方法であって、
前記管理対象装置から受信した情報を記憶する受信情報格納工程と、
前記受信情報格納工程によって記憶された前記情報から、指定された前記管理対象装置の属性に基づいた情報を抽出する情報抽出工程と、
前記情報抽出工程によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納工程によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出する比較工程と
を含んだことを特徴とする電子機器集中管理方法。
(付記16)前記比較工程による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定する環境推定工程と、
前記環境推定工程によって推定された前記管理対象装置が設置される環境と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定する対処要否判定工程と、
前記対処要否判定工程によって、前記環境推定工程によって推定された前記管理対象装置が設置される環境が、前記予め設定されている対処要否判定基準以上となったことによって該管理対象装置への対処が必要と判定された場合に、該管理対象装置への対処が必要であることを報知する報知工程と
を含んだことを特徴とする付記15に記載の電子機器集中管理方法。
(付記17)前記情報抽出工程は、前記管理対象装置から受信した情報のうち所定の重要度である情報から、指定された該管理対象装置の属性に基づいて情報を抽出し、
前記比較工程は、前記情報抽出手順によって抽出された前記所定の重要度の情報が有する傾向と、前記受信情報格納手順によって記憶される前記所定の重要度の情報が有する傾向とを比較し、
前記環境推定工程は、前記比較工程による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定し、
前記対処要否判定工程は、前記環境推定工程によって推定された前記管理対象装置が設置される環境において前記所定の重要度である情報が発信された状況が発生する確率を算出し、該確率と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定し、
前記報知工程は、前記対処要否判定工程によって、前記環境推定工程によって推定された前記管理対象装置が設置される環境において前記所定の重要度である情報が発信された状況が発生する確率が、前記予め設定されている対処要否判定基準以上となったことによって該管理対象装置への対処が必要と判定された場合に、該管理対象装置への対処が必要であることを報知することを特徴とする付記16に記載の電子機器集中管理方法。
(付記18)前記対処要否判定工程は、前記管理対象装置から受信した情報が発信された状況に関して前記管理対象装置に対処した場合の該管理対象装置の稼働時間および該状況の発生確率と、前記管理対象装置から受信した情報が発信された状況に関して前記管理対象装置に対処しなかった場合の該管理対象装置の稼働時間および該状況の発生確率とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定することを特徴とする付記16または17に記載の電子機器集中管理方法。
(付記19)前記比較工程は、前記コンピュータ装置へのユーザ指示または予め設定されたタイミングで、前記情報抽出手段によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納手段によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出することを特徴とする付記15〜18のいずれか一つに記載の電子機器集中管理方法。
(付記20)予め記憶している対処要否判定基準に基づき、ネットワークを介してコンピュータ装置に情報を送信する管理対象装置に対して該対処要否判定基準の更新情報を通知する電子機器集中管理方法であって、
前記管理対象装置から受信した情報を記憶する受信情報格納工程と、
前記受信情報格納工程によって記憶された前記情報から、指定された前記管理対象装置の属性に基づいた情報を抽出する情報抽出工程と、
前記情報抽出工程によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納手段によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出する比較工程と
前記比較工程による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定する環境推定工程と、
前記環境推定工程によって推定された前記管理対象装置が設置される環境と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、当該コンピュータ装置への前記情報の通知の要否を判定する情報送信基準を更新する情報送信基準更新工程と、
前記情報送信基準更新工程によって前記情報送信基準が更新された場合に、更新された該情報送信基準を前記管理対象装置へ通知する通知工程と
を含んだことを特徴とする電子機器集中管理方法。
(付記21)予め記憶している情報送信基準に基づきネットワークを介してコンピュータ装置に情報を送信する電子機器の電子機器集中管理方法であって、
前記電子機器からの要求に応じて、前記コンピュータ装置おいて前記情報送信基準の更新が発見された場合、もしくは前記コンピュータ装置において前記情報送信基準が更新されたことに応じて該コンピュータ装置から該情報送信基準の更新情報を受信した場合に、前記予め記憶している情報送信基準を更新する情報送信基準更新工程を含んだことを特徴とする電子機器集中管理方法。
本発明は、電子機器が集中管理システムの管理サーバ装置へ障害や異常が発生したことを通知しても、対処の必要性の有無を自動的に判定し、真に対処が必要であると判定される場合にのみ対処を行いうるようにしたい場合に有用である。
本発明の概要を説明するための説明図である。 実施例1にかかる管理サーバ装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施例1において管理対象端末装置が出力するエラー警告を示す図である。 実施例1において管理対象端末装置から管理サーバ装置へ送信されるエラーメッセージの例を示す図である。 実施例1において管理対象端末装置から受信したエラーメッセージの解析結果の例を示す図である。 実施例1の機器情報テーブルの例を示す図である。 実施例1の機器対応情報テーブルの例を示す図である。 実施例1の顧客情報テーブルの例を示す図である。 実施例1のエラーメッセージテーブルの例を示す図である。 実施例1のエラーメッセージ履歴テーブルの例を示す図である。 実施例1にかかる管理対象端末装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施例1にかかる管理サーバ装置で実行されるエラーメッセージ対処要否判定処理手順を示すフローチャートである。 実施例2にかかる管理サーバ装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施例2のエラーメッセージ履歴テーブルの例を示す図である。 実施例2のエラーメッセージ送信条件の例を示す図である。 実施例2にかかる管理対象端末装置の構成を示す機能ブロック図である。 エラーメッセージ送信回数記憶テーブルの例を示す図である。 エラーメッセージ送信条件テーブルの例を示す図である。 実施例2において管理対象端末装置が出力するエラーメッセージ送信条件更新要求を示す図である。 実施例2において管理対象端末装置から管理サーバ装置へ送信されるエラーメッセージ送信条件更新要求の例を示す図である。 実施例2において管理対象端末装置から受信したエラーメッセージ送信条件更新要求の解析結果の例を示す図である。 実施例2にかかる管理サーバ装置で実行されるエラーメッセージ送信条件生成処理手順を示すフローチャートである。 実施例2にかかる管理対象端末装置で実行されるエラーメッセージ送信条件更新処理手順を示すフローチャートである。 平均故障発生確率を示す図である。 評価基準が平均故障発生確率と類似と見なされる場合の例を示す図である。 評価基準が平均故障発生確率と類似と見なされない場合の例を示す図である。 障害発生傾向の偏りを示す図である。 障害発生傾向の偏りの例を示す図である。 障害発生傾向の偏りがない場合の例を示す図である。 障害発生確率(障害発生傾向による補正なし)の分布を示す図である。 障害発生確率(障害発生傾向による補正あり)の分布を示す図である。 対処要否判定基準の例を示す図である。
符号の説明
100a、100b 管理サーバ装置
101 メッセージ解析処理部
102 機器および顧客特定処理部
103 履歴情報登録処理部
104 記憶部
104a 機器情報記憶部
104b 機器対応情報記憶部
104c 顧客情報記憶部
104d エラーメッセージ記憶部
104e エラーメッセージ履歴記憶部
104f 評価基準記憶部
104g 対処要否判定基準記憶部
104h エラーメッセージ送信条件記憶部
105 顧客環境推定処理部
106 対処要否判定処理部
107 表示部
108 エラーメッセージ送信条件生成処理部
200a、200b 管理対象端末装置
201a1、・・・、201an、201b1、・・・、201bn 管理対象装置
202a、202b エラーメッセージ送信処理部
202b1 エラーメッセージ送信回数記憶部
203b エラーメッセージ送信条件管理部
203b1 エラーメッセージ送信条件記憶部

Claims (8)

  1. ネットワークを介して接続される管理対象装置を遠隔管理するコンピュータ装置に電子機器集中管理処理を実行させる電子機器集中管理プログラムであって、
    前記管理対象装置から受信した情報を記憶する受信情報格納手順と、
    前記受信情報格納手順によって記憶された前記情報から、指定された前記管理対象装置の属性に基づいた情報を抽出する情報抽出手順と、
    前記情報抽出手順によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納手順によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出する比較手順と
    を前記コンピュータ装置に実行させることを特徴とする電子機器集中管理プログラム。
  2. 前記比較手順による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定する環境推定手順と、
    前記環境推定手順によって推定された前記管理対象装置が設置される環境と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定する対処要否判定手順と、
    前記対処要否判定手順によって、前記環境推定手順によって推定された前記管理対象装置が設置される環境が、前記予め設定されている対処要否判定基準以上となったことによって該管理対象装置への対処が必要と判定された場合に、該管理対象装置への対処が必要であることを報知する報知手順と
    を前記コンピュータ装置に実行させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器集中管理プログラム。
  3. 前記情報抽出手順は、前記管理対象装置から受信した情報のうち所定の重要度である情報から、指定された該管理対象装置の属性に基づいて情報を抽出し、
    前記比較手順は、前記情報抽出手順によって抽出された前記所定の重要度の情報が有する傾向と、前記受信情報格納手順によって記憶される前記所定の重要度の情報が有する傾向とを比較し、
    前記環境推定手順は、前記比較手順による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定し、
    前記対処要否判定手順は、前記環境推定手順によって推定された前記管理対象装置が設置される環境において前記所定の重要度である情報が発信された状況が発生する確率を算出し、該確率と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定し、
    前記報知手順は、前記対処要否判定手順によって、前記環境推定手順によって推定された前記管理対象装置が設置される環境において前記所定の重要度である情報が発信された状況が発生する確率が、前記予め設定されている対処要否判定基準以上となったことによって該管理対象装置への対処が必要と判定された場合に、該管理対象装置への対処が必要であることを報知することを特徴とする請求項2に記載の電子機器集中管理プログラム。
  4. 予め記憶している対処要否判定基準に基づき、ネットワークを介してコンピュータ装置に情報を送信する管理対象装置に対して該対処要否判定基準の更新情報を通知する更新情報通知処理を該コンピュータ装置に実行させる電子機器集中管理プログラムであって、
    前記管理対象装置から受信した情報を記憶する受信情報格納手順と、
    前記受信情報格納手順によって記憶された前記情報から、指定された前記管理対象装置の属性に基づいた情報を抽出する情報抽出手順と、
    前記情報抽出手順によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納手順によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出する比較手順と
    前記比較手順による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定する環境推定手順と、
    前記環境推定手順によって推定された前記管理対象装置が設置される環境と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該コンピュータ装置への前記情報の通知の要否を判定する情報送信基準を更新する情報送信基準更新手順と、
    前記情報送信基準更新手順によって前記情報送信基準が更新された場合に、更新された該情報送信基準を前記管理対象装置へ通知する通知手順と
    を前記コンピュータ装置に実行させることを特徴とする電子機器集中管理プログラム。
  5. ネットワークを介して接続される管理対象装置を遠隔管理する電子機器集中管理装置であって、
    前記管理対象装置から受信した情報を記憶する受信情報格納手段と、
    前記受信情報格納手段によって記憶された前記情報から、指定された前記管理対象装置の属性に基づいた情報を抽出する情報抽出手段と、
    前記情報抽出手段によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納手段によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出する比較手段と
    を有することを特徴とする電子機器集中管理装置。
  6. 前記比較手段による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定する環境推定手段と、
    前記環境推定手段によって推定された前記管理対象装置が設置される環境と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定する対処要否判定手段と、
    前記対処要否判定手段によって、前記環境推定手段によって推定された前記管理対象装置が設置される環境が、前記予め設定されている対処要否判定基準以上となったことによって該管理対象装置への対処が必要と判定された場合に、該管理対象装置への対処が必要であることを報知する報知手段と
    を有することを特徴とする請求項5に記載の電子機器集中管理装置。
  7. 前記情報抽出手段は、前記管理対象装置から受信した情報のうち所定の重要度である情報から、指定された該管理対象装置の属性に基づいて情報を抽出し、
    前記比較手段は、前記情報抽出手段によって抽出された前記所定の重要度の情報が有する傾向と、前記受信情報格納手段によって記憶される前記所定の重要度の情報が有する傾向とを比較し、
    前記環境推定手段は、前記比較手段による比較結果に基づいて前記管理対象装置が設置される環境を推定し、
    前記対処要否判定手段は、前記環境推定手段によって推定された前記管理対象装置が設置される環境において前記所定の重要度である情報が発信された状況が発生する確率を算出し、該確率と、予め設定されている対処要否判定基準とを比較して、該管理対象装置への対処の要否を判定し、
    前記報知手段は、前記対処要否判定手段によって、前記環境推定手段によって推定された前記管理対象装置が設置される環境において前記所定の重要度である情報が発信された状況が発生する確率が、前記予め設定されている対処要否判定基準以上となったことによって該管理対象装置への対処が必要と判定された場合に、該管理対象装置への対処が必要であることを報知することを特徴とする請求項6に記載の電子機器集中管理装置。
  8. ネットワークを介して接続される管理対象装置を遠隔管理する電子機器集中管理方法であって、
    前記管理対象装置から受信した情報を記憶する受信情報格納工程と、
    前記受信情報格納工程によって記憶された前記情報から、指定された前記管理対象装置の属性に基づいた情報を抽出する情報抽出工程と、
    前記情報抽出工程によって抽出された情報が有する傾向と、前記受信情報格納工程によって記憶される情報が有する傾向とを比較してこれらの差異を抽出する比較工程と
    を含んだことを特徴とする電子機器集中管理方法。
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