JP2008225730A - 受発信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】運転状況に関する情報等を用いて設備機器の改善を行う。
【解決手段】設備機器401と関連付けられた位置に設置され、
設備機器401の運転状況を記憶する運転状況記憶手段と自己を識別する対象物識別記号が一定の関係にある信号を受信した場合に、運転状況記憶手段の記憶内容の全部または一部を送信する送信手段を有するICタグ111を設けたものである。
また、さらに設備機器401と関連付けられた位置に設置され、
設備機器401の故障状況を記憶する故障状況記憶手段を有し、
設備機器401が故障の場合に所定の内容の情報を発信するようにしてもよい。
【選択図】図1
【解決手段】設備機器401と関連付けられた位置に設置され、
設備機器401の運転状況を記憶する運転状況記憶手段と自己を識別する対象物識別記号が一定の関係にある信号を受信した場合に、運転状況記憶手段の記憶内容の全部または一部を送信する送信手段を有するICタグ111を設けたものである。
また、さらに設備機器401と関連付けられた位置に設置され、
設備機器401の故障状況を記憶する故障状況記憶手段を有し、
設備機器401が故障の場合に所定の内容の情報を発信するようにしてもよい。
【選択図】図1
Description
本発明は、メンテナンス作業に用いる受発信装置に関する。
従来の設備機器901のメンテナンスシステムの例を図6に示す。
図6に示すメンテナンスシステムでは、図6にあるようにメンテナンス作業の対象物である設備機器901には、設備機器901を管理するための基板910が取付けられている。
基板910には制御装置912とICタグ911が取付けられている。
従って、ICタグ911が設備機器901と関連付けられた位置に設置され、ICタグ911は設備機器901を管理するためのものであることがわかる。
制御装置912はセンサ411からの入力信号に基づいてアクチュエータ412に対して出力すべき出力信号を計算している。
制御装置912はメンテナンスに利用可能な情報(たとえばセンサからの入力信号の内異常な値)を選択してICタグ911に記憶させている。
設備機器を巡廻する担当者が対象の設備機器901のところまで携帯端末920を運び携帯端末920を操作すると、携帯端末920からICタグ911に対して蓄積している情報を送信するよう求める信号が発信される。
ICタグ911は携帯端末920からの信号を受信すると蓄積していた情報を発信する。
携帯端末920はICタグ911から発信された情報を受信し内部の記憶装置に記憶する。
設備機器の巡廻が終わった後に、システム全体を管理するための情報処理装置(図示せず)にICタグ911から受信したデータを送信して、設備機器のメンテナンスに利用する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2006−85573号公報
しかしながらこのようなメンテナンスシステムでは、ICタグと携帯端末との間でメンテナンスに必要な情報をやり取りすることはできるが、メンテナンス以外には情報を利用していないため、設備機器の諸項目の改善には利用することができないという問題がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、運転状況に関する情報等を用いて設備機器の改善を行うものである。
上述したような課題を解決するために、本発明の受発信装置は、
設備機器と関連付けられた位置に設置され、
設備機器の運転状況を記憶する運転状況記憶手段と、
自己を識別する対象物識別記号と一定に関係にある信号を受信した場合に運転状況記憶手段の記憶内容の全部または一部を送信する送信手段を有することを特徴としている。
設備機器と関連付けられた位置に設置され、
設備機器の運転状況を記憶する運転状況記憶手段と、
自己を識別する対象物識別記号と一定に関係にある信号を受信した場合に運転状況記憶手段の記憶内容の全部または一部を送信する送信手段を有することを特徴としている。
このような構成によれば、設備機器の運転状況の情報を蓄積して利用することが可能なため、設備機器の改善をすることができる。
本発明の受発信装置は、
設備機器と関連付けられた位置に設置され、
設備機器の運転状況を記憶する運転状況記憶手段と、
自己を識別する対象物識別記号と一定の関係にある信号を受信した場合に運転状況記憶手段の記憶内容の全部または一部を携帯端末へ送信する送信手段とを有することを特徴とする。
設備機器と関連付けられた位置に設置され、
設備機器の運転状況を記憶する運転状況記憶手段と、
自己を識別する対象物識別記号と一定の関係にある信号を受信した場合に運転状況記憶手段の記憶内容の全部または一部を携帯端末へ送信する送信手段とを有することを特徴とする。
このような構成によれば、設備機器の運転状況の記録を利用することができるため、設備機器の改善を行うことができる。
本発明の受発信装置は、
設備機器と関連付けられた位置に設置され、
設備機器の運転状況を記憶する運転状況記憶手段と、
自己を識別する対象物識別記号と一定の関係にある信号を受信した場合に運転状況記憶手段の記憶内容の全部または一部を携帯端末へ送信する送信手段とを有することを特徴とする。
設備機器と関連付けられた位置に設置され、
設備機器の運転状況を記憶する運転状況記憶手段と、
自己を識別する対象物識別記号と一定の関係にある信号を受信した場合に運転状況記憶手段の記憶内容の全部または一部を携帯端末へ送信する送信手段とを有することを特徴とする。
このような構成により、運転状況の記録を利用することができるため、設備機器の改善を行うことができる。
また、
設備機器と関連付けられた位置に設置され、
設備機器の故障状況を記憶する故障状況記憶手段と、
自己を識別する対象物識別記号と一定の関係にある信号を受信した場合に故障状況記憶手段の記憶内容の全部または一部を送信する送信手段とを有することを特徴としてもよい。
設備機器と関連付けられた位置に設置され、
設備機器の故障状況を記憶する故障状況記憶手段と、
自己を識別する対象物識別記号と一定の関係にある信号を受信した場合に故障状況記憶手段の記憶内容の全部または一部を送信する送信手段とを有することを特徴としてもよい。
このような構成にすることにより、故障状況の記録を利用することによって、故障履歴を用いて不具合を調べることができるため、設備機器の諸項目の改善を行うことができる。
また、
設備機器と関連付けられた位置に設置され、
設備機器の故障状況を記憶する故障状況記憶手段を有し、
設備機器が故障の場合に所定の内容の情報を携帯端末へ発信することを特徴としてもよい。
設備機器と関連付けられた位置に設置され、
設備機器の故障状況を記憶する故障状況記憶手段を有し、
設備機器が故障の場合に所定の内容の情報を携帯端末へ発信することを特徴としてもよい。
このような構成にすることにより、故障した設備機器の問合せの有無にかかわりなく故障した旨の情報を発信するため、メンテナンス予定外の設備機器が故障した場合でも早期に対応することができる。
また、
対応する設備機器が故障している旨の信号を携帯端末または設備機器から受信した時に、
所定の内容の情報を発信することを特徴としてもよい。
対応する設備機器が故障している旨の信号を携帯端末または設備機器から受信した時に、
所定の内容の情報を発信することを特徴としてもよい。
このような構成にすることにより、故障した旨の情報を受信した後に故障した旨の情報等を発信するため、メンテナンス予定外の設備機器が故障した場合でも早期に対応することができる。
また、
設備機器のメンテナンス履歴情報を記憶するメンテナンス履歴情報記憶手段を有し、
設備機器が携帯端末からメンテナンス履歴情報を求める信号を受信した時に、メンテナンス履歴情報記憶手段の記憶内容の全部または一部を携帯端末へ発信することを特徴としてもよい。
設備機器のメンテナンス履歴情報を記憶するメンテナンス履歴情報記憶手段を有し、
設備機器が携帯端末からメンテナンス履歴情報を求める信号を受信した時に、メンテナンス履歴情報記憶手段の記憶内容の全部または一部を携帯端末へ発信することを特徴としてもよい。
このような構成にすることにより、今までのメンテナンス履歴を知った上でメンテナンスを行うことができるため、故障時のメンテナンスを適切に行うことができる。
また、
設備機器のメンテナンス履歴情報を記憶するメンテナンス履歴情報記憶手段を有し、
携帯端末から設備機器のメンテナンス情報を受信した時に、
受信したメンテナンス情報に基づいてメンテナンス履歴情報記憶手段を更新することを特徴としてもよい。
設備機器のメンテナンス履歴情報を記憶するメンテナンス履歴情報記憶手段を有し、
携帯端末から設備機器のメンテナンス情報を受信した時に、
受信したメンテナンス情報に基づいてメンテナンス履歴情報記憶手段を更新することを特徴としてもよい。
このような構成にすることにより、メンテナンスの履歴を記録することができるため、故障時のメンテナンスを適切に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態における説明図であり、図2は本発明の第1の実施の形態における故障状況記憶手段の説明図である。
図1は本発明の第1の実施の形態における説明図であり、図2は本発明の第1の実施の形態における故障状況記憶手段の説明図である。
図1において、従来技術の説明と同じものは同じ符号を付けている。
設備機器401には、その設備機器401を管理する受発信装置としてICタグ111を用いている。
設備機器401に制御用プリント基板110が取付けられており、そのプリント基板110にICタグ111が取付けられている。
なお、この例に限る必要はなく、ICタグ111は設備機器401に直接取付けられていてもよいし、設備機器401の近くに設置されたプレート等に埋め込まれていてもよい。
ICタグ111には設備機器401の運転状況に関する情報が蓄積される。
たとえば、計測装置(センサ411等)から制御装置112へ送られてくる計測値(温度、タンクの水位、流量、電圧等)と制御装置112から設備機器401を制御する制御信号(バルブの開閉、ヒーターの入力電圧、モータの入力電圧等)を所定の時間毎にICタグ111に対して送信し、ICタグ111は受信した情報を受信した時刻または、受信した情報に付された時刻と関連付けて記録する。
ICタグ111に記録された結果は、たとえば図2のようになる。
ICタグ111に蓄積された情報は、設備機器401の点検でメンテナンス担当者がメンテナンス用の携帯端末120を持って巡廻した時に、携帯端末120からICタグ111に対して、記憶内容の送信を求める旨の信号を送信する。
送信する具体的な情報は、たとえば、宛先を示すためにICタグ111が自己を識別するための対象物識別番号と運転状況の情報を求めることを表す命令コードを関連付けた情報である。
「自己を識別するための対象物識別記号」とは、設備機器を特定するために識別記号であってもよいし、設備機器の部分(設備機器に取付けられたメータ等)を特定するための識別記号であってもよい。
あるいは、「自己を識別するための対象物識別記号」はICタグを特定するためにICタグに記録された識別記号であって、その識別記号を設備機器を特定するために利用するものであってもよい。
その信号を受信したICタグ111は、その信号が自己を識別する対象物識別記号と一定の関係にあることを認識すると、その信号の指示に従って、ICタグ111内の運転状況記憶手段の内容を携帯端末120に向けて送信する。
「一定の関係」とは、受信した信号と自己を識別する対象物識別記号が同一である場合でもよいし、受信した信号が暗号化されている場合は複合化の演算をした結果が一致する場合でもよい。
すなわち、受信した信号と自己のメンテナンス作業の対象物を識別する対象物識別記号を用いて計算をした結果、受信した信号の送信先が自己のメンテナンス作業の対象物を識別する対象物識別記号で特定される受発信装置であることがわかれば、受信した内容と自己の識別記号は「一定の関係」にある。
携帯端末120はICタグ111から受信したICタグ111内の運転状況記憶手段の内容を記憶して、巡廻が終了した時にシステム全体を管理する情報処理装置(図示せず)へ送信する。
システム全体を管理する情報処理装置では、運転状況記憶手段の内容から、その設備機器が問題なく制御されているかを判定し、問題がある場合は、制御信号を求めるための計算式のパラメータを変更する等の指示を出す。
また、必要があれば設備機器401の改善を行う時に利用することができる。
たとえば、水を用いる設備機器において、タンクの液量の測定結果からタンクから液体が溢れ出すことがあることがわかれば、タンクをさらに大きなものに取り替えるとか、搬送用設備機器において、モータの必要な制御量がモータの能力を超えていることがわかった場合は、モータをさらに能力の高いものに交換する等の改善を行うことができる。
また、運転状況を記録した設備機器と同じ機能を有する設備機器を新たに設計する時に利用することができる。
たとえば、運転実績データを蓄積すれば、設備機器の制御値を求めるための計算式のパラメータの適切な値がわかり、次回同じ設備機器を使用する時は、最初からその適切なパラメータを使ってより適切な運転から適用することができる。
また、運転の実績データから設計時に予想できなかった問題があることがわかった場合は、次回同じ仕組みを有する設備機器を設計する時にその問題が発生しないよう考慮して設計することができる。
(第2の実施の形態)
図3は本発明の第2の実施の形態における故障状況記憶手段の説明図である。
図3は本発明の第2の実施の形態における故障状況記憶手段の説明図である。
図4も本発明の第2の実施の形態の説明図である。
設備機器には、その設備機器を管理する受発信装置としてICタグを用いている。
ICタグは設備機器に直接取付けられていてもよいし、設備機器の近くに設置されたプレート等に埋め込まれていてもよい。
すなわち、ICタグは、設備機器と関連付けられた位置に設置されていればよい。
ICタグには、故障状況に関する情報が蓄積される。
たとえば図4に示された設備機器で説明すると、メンテナンス対象の設備機器200はその中にセンサ201とセンサ202を有し、センサ201とセンサ202の出力はICタグ301に入力される。
設備機器200のある部分が故障するとセンサ201の出力が所定範囲外の値となる。
また、他のある部分が故障するとセンサ202の出力が所定範囲外となる。
たとえば、センサ201として、サーミスタを用いた場合、そのサーミスタが故障した時の抵抗値の測定結果が10Ω以下(すなわちサーミスタの端子がショートした状態)、または500kΩ以上の値(すなわちサーミスタの端子が切れた状態)であればサーミスタが故障したと判定する。
ICタグ301は、センサ201とセンサ202からの信号が所定範囲外になっていないかを定期的に判断し、所定範囲外になっていることを発見すると故障した旨をその時の時刻と関連付けて故障状況記憶手段302に記録をする。
また、メンテナンス担当者が外観検査等で故障を発見した場合も、メンテナンス担当者が故障状況を携帯端末101に入力して、送信の指示をすると、メンテナンス担当者が携帯端末に入力した内容が携帯端末101からICタグ301へ送信される。
携帯端末101から情報を受信したICタグ301は、その情報を故障状況記憶手段302に記憶させる。
このようにして蓄積された故障状況記憶手段302の記憶内容は、たとえば図3のような内容になる。
そして、上記のように蓄積された故障状況記憶手段302の内容は下記のように利用される。
すなわち、メンテナンス担当者が巡廻でメンテナンス予定の設備機器の近くまで来た時に、携帯端末101を操作するとICタグ301に対して故障状況の問合せ信号を発信する。
ICタグ301は、上記の故障状況の問合せ信号に対して現在の故障状況を返信する。
具体的には、故障の状態(故障に箇所や部品、修理や部品を手配したか否か等)を返信する。
もし、故障が発生しており、かつ、部品の手配等が済んでいない場合は部品の手配等を行う。
一方、故障が発生していない場合や、故障が発生した後に部品の手配、応急処置等が済んでおり、部品の到着を待つしかない場合は、この故障については、故障情報の確認のみで作業を終わる。
携帯端末101に記憶された故障履歴は、巡廻終了後に、システム全体、すなわち複数の設備機器の集合を管理する情報処理装置(図示せず)に転送される。
このようにして、システム全体を管理する情報処理装置に蓄積された情報は、システムの改良にも利用することができる。
たとえば、このようにして蓄積された故障履歴から、故障しやすい箇所、同一の設備に使われている他の部品に比べて寿命が短い部品と設計時に予測していた寿命よりも寿命が短い部品の有無がわかる。
故障しやすい箇所に対しては、次回同じ種類のシステムを設計する時に改良できないか検討することが可能である。
また、寿命が短い部品については、他に寿命の長い部品に変更できないかを検討することが可能となる。
(第3の実施の形態)
図4は本発明の第3の実施の形態における故障状況記憶手段の説明図でもある。
図4は本発明の第3の実施の形態における故障状況記憶手段の説明図でもある。
設備機器200と関連付けられた本実施の形態のICタグ(受発信装置)301は、図3記載の故障状況記憶手段302を有している。
ICタグ301は、所定の時間間隔で、記憶内容を読み取って未処理の故障がないかを調べる。
すなわち、状況が「完了」となっているものは読み飛ばし、「未対応」の故障や「未発注」の部品の行があれば、その行に書かれた情報を、その設備機器を特定する対象物識別記号と関連付けて、所定の内容の情報として携帯端末101へ発信する。
「所定の内容の情報」は故障の内容でもよいし、単に故障していることを表す情報のみでもよい。
故障の内容まで送信した場合は、その内容を受信するのみで故障内容がわかるため、ICタグ301の受信機能が故障した時にも故障の内容を知ることができるというメリットがある。
一方、故障していることのみを表す情報を送信した場合は、情報量が少なくて済むため、ICタグ301に電力を供給している電源の消耗を遅らせることが可能となる。
従って、長時間巡廻が行われない場合等でも、ICタグ301に電力を供給している電源の消耗により電波が送れなくなる場合を無くす、または、減らすことが可能となる。
このICタグ301が情報を発信している時に、携帯端末101を持ったメンテナンス担当者が通りがかると携帯端末101がその情報を受信する。
その場で応急処置が可能な場合等メンテナンス担当者が対応する必要があれば、携帯端末101に必要な対応が表示される。
このように、故障した設備機器200に対応するICタグ301から発信されることにより、メンテナンス予定外の設備機器200が故障した場合にも早期の対応が可能となる。
また、常に所定の間隔で故障状況記憶手段302の内容を読んでいるため、停電で一時ICタグ301の動作が停止しても、ICタグ301に電力を供給している電源が復帰してICタグ310が働くようになると自動的に故障した旨の情報の発信を再開することができる。
上記の実施の形態では、所定の時間間隔で情報を発信する場合について説明をしたが、これに代えて、携帯端末101側から所定の時間間隔で故障情報を求める旨の信号を発信し、この信号を受信したICタグ301が上記の動作をするようにしてもよい。
(第4の実施の形態)
図4は、本発明の第4の実施の形態における故障状況記憶手段の説明図でもある。
図4は、本発明の第4の実施の形態における故障状況記憶手段の説明図でもある。
ICタグ301は、センサ201またはセンサ202から設備機器が故障した旨の信号を受信する。
たとえば、センサ201またはセンサ202から出力される値が所定の範囲外となる場合は、センサ201またはセンサ202からの所定の範囲外の値の出力が故障した旨の信号となる。
故障した旨の信号を受信したICタグ301は、対応する設備機器が故障した旨の信号を所定の間隔で発信する。
この時に、ICタグ301の近くを、携帯端末101を持つメンテナンス担当者が通ると、携帯端末101が故障等の発生を認識して、故障の内容を問い合わせる信号を送信する。
ICタグ301は、携帯端末101からの上記の信号を受信すると故障の内容を携帯端末101に対して送信する。
携帯端末101に対する故障内容の送信が終わると、対応する設備機器が故障した旨の発信をやめる。
携帯端末101は故障内容に応じて必要があればメンテナンス担当者に指示を出し、巡廻が終了してシステム全体を管理する情報処理装置(図示せず)と接続された場合はICタグ301から受けとった情報を、システム全体を管理する情報処理装置(図示せず)に送信する。
システム全体を管理する情報処理装置(図示せず)は、部品の手配を行う時にこの情報を用いる。
(第5の実施の形態)
図5は、本発明の第5の実施の形態におけるメンテナンス履歴情報記憶内容の説明図である。
図5は、本発明の第5の実施の形態におけるメンテナンス履歴情報記憶内容の説明図である。
メンテナンスの対象となる設備機器と関連付けられたICタグ(受発信装置)には、たとえば、図5に記載された内容を記憶するメンテナンス履歴情報記憶手段を有する。
メンテナンス担当者が設備機器のメンテナンス(部品の交換、清掃、点検等)をした場合は、携帯端末にメンテナンスした内容を入力してICタグに送信する操作をする。
また、設備機器自身が部品の交換がされたことや故障を認識できる場合は、設備機器から認識したメンテナンスに関する情報をICタグに対して有線または無線で送信する。
ICタグは受信したメンテナンスに関する情報をメンテナンス履歴情報記憶手段に記憶させる。
以上のようにしてICタグに蓄積されたメンテナンス履歴情報は下記のように利用される。
メンテナンス担当者が携帯端末を操作してメンテナンス履歴情報を参照すると、携帯端末からICタグに対して、メンテナンス履歴情報を求める信号を送信する。
メンテナンス履歴を求める信号を受信したICタグはメンテナンス履歴情報記憶手段からメンテナンスの履歴情報の全部または一部を取得して携帯端末へ送信する。
メンテナンス履歴情報を受信した携帯端末は受信した内容を記憶する。
メンテナンスの履歴がメンテナンス作業に必要な場合は、携帯端末の表示装置にメンテナンス履歴情報が表示される。
たとえば、部品が故障している場合は、その部品が手配済みか否かも表示される。
部品が未手配の場合は、メンテナンス担当者は部品の手配を行う。
部品の手配をした後に、部品を手配した旨と部品の到着予定を携帯端末に入力しICタグに対してその内容を送信すると、その内容がICタグに記録される。
一方、部品が手配済みであることがわかれば、部品の到着予定と現在の日時を比べる。
部品の到着予定の日時を過ぎていて、部品の交換が終わっていない時は、部品の到着予定を再度確認する等必要な処置をする。
部品の到着予定の日時を過ぎていない場合はそのまま、部品の到着を待つ。
このように、部品発注や修理手配が記録され、その情報が参照できるため、部品を重ねて注文したり、修理手配をダブってしたりすることを防止することが可能となる。
たとえば、図5に示す情報がICタグに記録されていた場合は、1行目から7行目はすでに完了しているため対応不要である。
8行目に異常を検出した旨の記録がある。この異常は部品コード「1880」の部品の不具合が原因であることが9行目でわかる。
10行目ですでに部品を発注したことがわかり、11行目で部品の交換が終わっていることがわかる。
従って、8行目に記録された異常に対してはすでに修理が完了していて対応が不要であることがわかる。
なお、図5のように、部品の交換やメンテナンスをした原因が、磨耗等一定時間が経過することにより発生したものか、地震等の偶発的なものにより発生したものかを区別して記録することにより、部品交換やメンテナンスに必要性の高い時期にメンテナンスの予定をすることが可能となる。
たとえば、図5の場合であれば2008/9/10(2008年9月10日を表す)に磨耗した部品を交換しているので、この部品は65日間使用すると磨耗して交換が必要となることがわかる。
従って、次の交換時期は2008/11/14ごろであることが予想される。
そこで、2008/11/14にこの部品を交換するメンテナンスの予定を入れ、この時期に部品が届くように先行して部品の発注をしておくと、メンテナンスの効率がよくなる。
すなわち、部品が必要になってから注文すると、短期間で運送してもらう必要があるのに対して、部品を早めに手配することにより、他の部品と同梱で運ぶことができる等費用を削減できるからである。
また、故障してから部品を交換するまでその設備機器の能力が下がる場合は、部品をあらかじめ準備できるため、すぐに部品を交換でき、その設備機器の能力が下がる期間を短縮でき、設備機器をより効率よく利用することができる。
また、設備機器に対応した場所にICタグがあるため、その設備機器をシステムから切り離し、他のシステムに接続して使用する場合に、対応するICタグを設備機器と対応させたまま移動するとそれまでの設備機器の履歴をそのまま利用することが可能となる。
すなわち、設備機器を今までと異なるシステムに移設した場合でも、部品の交換時期やメンテナンスのタイミング等のノウハウを失うことが無いというメリットがある。
本発明に係る受発信装置は、メンテナンス作業に有用である。
101,120 携帯端末
111,301 ICタグ(受発信装置)
302 故障状況記憶手段
111,301 ICタグ(受発信装置)
302 故障状況記憶手段
Claims (6)
- 設備機器と関連付けられた位置に設置され、
前記設備機器の運転状況を記憶する運転状況記憶手段と、
自己を識別する対象物識別記号と一定の関係にある信号を受信した場合に前記運転状況記憶手段の記憶内容の全部または一部を携帯端末へ送信する送信手段とを有することを特徴とする受発信装置。 - 設備機器と関連付けられた位置に設置され、
前記設備機器の故障状況を記憶する故障状況記憶手段と、
自己を識別する対象物識別記号と一定の関係にある信号を受信した場合に前記故障状況記憶手段の記憶内容の全部または一部を携帯端末へ送信する送信手段とを有することを特徴とする受発信装置。 - 設備機器と関連付けられた位置に設置され、
前記設備機器の故障状況を記憶する故障状況記憶手段を有し、
前記設備機器が故障の場合に所定の内容の情報を携帯端末へ発信することを特徴とする受発信装置。 - 対応する前記設備機器が故障している旨の信号を携帯端末または前記設備機器から受信した時に、
所定の内容の情報を発信することを特徴とする請求項2記載の受発信装置。 - 前記設備機器のメンテナンス履歴情報を記憶するメンテナンス履歴情報記憶手段を有し、
前記設備機器が前記携帯端末から前記メンテナンス履歴情報を求める信号を受信した時に、前記メンテナンス履歴情報記憶手段の記憶内容の全部または一部を前記携帯端末へ発信することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の受発信装置。 - 前記設備機器のメンテナンス履歴情報を記憶するメンテナンス履歴情報記憶手段を有し、
前記携帯端末から前記設備機器のメンテナンス情報を受信した時に、
受信した前記メンテナンス情報に基づいてメンテナンス履歴情報記憶手段を更新することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の受発信装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007061495A JP2008225730A (ja) | 2007-03-12 | 2007-03-12 | 受発信装置 |
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