JP2011153793A - 通信端末及び冷凍機監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】LAN接続して多量のデータ送受信が行えるとともに、インターネットを介して攻撃を受けても機能不全を起こすことのない冷凍機の遠隔監視用の通信端末を提供する。
【解決手段】共有メモリ23を介して互いにデータの受け渡しが行われる第1ブロック21と第2ブロック22を備える通信端末20である。第1ブロック21は、冷凍機41、42…に関するデータの入/出力が行われるRS−485用ポート26と、付帯設備50に関するデータの入/出力が行われるRS−232C用ポート27と、これらの動作を制御する第1CPU24を備える。第2ブロック22は、第1ブロック21から共有メモリ23を介して受信する冷凍機に関するデータを保存する第2メモリ30と、監視センタ60との間のデータの入/出力がLANを介して行われるLAN用ポート33と、第2メモリ30とLAN用ポート33の動作を制御する第2CPU29を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍機を遠隔監視する遠隔監視システムに用いられる通信端末に関する。
従来、冷凍機の遠隔監視に用いられる小型の通信端末として、特許文献1のものが知られている。特許文献1の通信端末は、インターフェース規格RS−485用ケーブルを介して、複数の冷凍機に対するデータの入/出力が行われる第1のポートと、インターフェース規格RS−232C用ケーブルを介してモデムと接続される第2のポートと、冷凍機との通信データ及びモデムとの通信データを格納する共有メモリと、冷凍機との通信及びモデムとの通信を制御する制御部とを備えている。
特許文献1の通信端末を用いる遠隔監視システムは、通信端末のRS−232C用ポートにモデムを接続し、電話回線、相手側モデムを介して遠隔地にある監視用サーバに接続することで構成される。そして例えば、冷凍機に故障が発生したとき、通信端末より故障機の過去のデータが自動的に遠隔監視用システムへ送られ、故障の診断、さらには故障の予知が行われる。
特開2003−32766号公報
特許文献1の通信端末によれば、非常に小型で可搬型データロガーとしての運用が可能であり、電源を切断して、現地から解析部門へ送付しても収集したデータをバックアップすることができる、等の効果を奏する。
冷凍機を含む空調設備全体の最適な制御を行うことで空調管理の精度をあげて、生産部品の安定性、工場全体の省エネルギ化を実現するためには、現在のデータに加えて過去のデータを監視用サーバに送信することが望まれる。しかしながら、特許文献1の通信端末は、電話回線を通じてデータを監視用サーバに送ることを前提としているが、電話回線は通信速度が遅く送受信できるデータ数に制限があった。
送受信するデータ数を増やすためには、電話回線ではなくLAN(Local Area Network)を用いればよい。しかし、LANは接続が容易であることの裏腹に、電話回線よりセキュリティ性が劣る。つまり、第三者からインターネットを介して攻撃を受けることで、通信端末が全く機能しなくなる機能不全を起こすおそれがある。この通信端末は、冷凍機に関するデータを監視用サーバに送信するだけでなく冷凍機を含む空調設備に与えることで空調管理の精度向上に寄与する。したがって、通信端末が機能不全になると空調管理に重大な悪影響を及ぼす。
そこで本発明は、LAN接続して多量のデータ送受信が行えるとともに、インターネット(以下、単にネットという)を介して攻撃を受けても機能不全を起こすことのない遠隔監視される冷凍機用の通信端末を提供することを目的とする。
本発明による冷凍機遠隔監視用通信端末(以下、単に通信端末という)は、空調設備の構成要素である冷凍機と、冷凍機から遠隔の地にある監視機器との間に配置され、冷凍機と監視機器の間のデータの送受信を担うものであり、以下の特徴を有している。
本発明による通信端末は、共有メモリを介して互いにデータの受け渡しが行われる第1ブロックと第2ブロックを備えている。
第1ブロックは、冷凍機からのデータの入力が行われる第1通信ポートと、空調設備に向けてデータの出力が行われる第2通信ポートと、第1通信ポートへのデータの入力及び第2通信ポートからの出力を制御する第1演算処理部と、を備える。
また、第2ブロックは、第1ブロックから共有メモリを介して受信する冷凍機に関するデータを保存する記憶部と、監視機器に向けたデータの出力がLANを介して行われる第3通信ポートと、記憶部へのデータの保存及び第3通信ポートからのデータの出力の動作を制御する第2演算処理部と、を備える。
本発明の通信端末は、第1演算処理部を有する第1ブロックと第2演算処理部を有する第2ブロックに区分されている。したがって、LAN接続により外部につながっている第2ブロック(第2演算処理部)が、ネット上から攻撃を受けて機能不全を起こすことがあったとしても、LANに接続されていない第1ブロックの第1演算処理部は機能不全に陥ることなく冷凍機及び空調設備とのデータの入/出力を継続して行うことができる。
本発明の通信端末において、共有メモリは、第1ブロックと第2ブロックとの間で受け渡されるデータの発生頻度に応じて使用領域が区分けされることが好ましい。このように区分することで、優先度を決めてデータの受け渡しを行うことができる。また、このように区分してデータの受け渡しを行うと、データが書き込まれる場所を固定できるので、取りこぼすことなくデータの受け渡しを行うことができる。
また、本発明の通信端末において、各々演算処理部を有する2つのブロックに区分することで、仮に第2ブロックの第2演算処理部が機能不全を含め異常を起こすと、第1ブロックの第1演算処理部がそのことを検知することで、第2演算処理部をリセット処理して正常に復旧させることができる。もちろん、第1ブロックの第1演算処理部が異常を起こしたことを第2ブロックの第2演算処理部が検知した場合には、第1演算処理部をリセット処理して正常に復旧させることも可能である。
また、本発明の通信端末において、第1演算処理部と第2演算処理部とを直接結ぶデータ転送用バスを備え、共有メモリを介するデータの受け渡しが不調になると、データ転送用バスを介してデータの受け渡しが行われることが好ましい。そうすることで、第1ブロックと第2ブロックの間のデータの受け渡しが止まるのを阻止できる。
本発明は、以上の通信端末を備えた、冷凍機遠隔監視システムをも提供する。
本発明の通信端末は、第1演算処理部を有する第1ブロックと第2演算処理部を有する第2ブロックに区分しているので、ネット上から攻撃を受けて第2演算処理部が機能不全を起こすことがあったとしても、LANに接続されていない第1ブロックの第1演算処理部は機能不全に陥ることなく冷凍機及び空調設備とのデータの入/出力を継続して行うことができる。
本実施の形態に係る冷凍機の遠隔監視システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る通信端末の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る共有メモリの区分を示す図である。 本実施の形態に係る通信端末の第1ブロックと第2ブロックの間のデータ受け渡し手順を示す図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
本実施の形態による冷凍機の遠隔監視システム1は、ビル又は工場の機械室内に設置される空調設備10と、この空調設備10から遠隔地にある監視センタ60とから構成される。
空調設備10は、遠隔監視システム1の監視対象である複数台の冷凍機41、42…(以下、冷凍機41で代表させる)からなる冷凍機システム40と、冷凍機システム40とともに空調設備を構成する各種ポンプ、ポンプ駆動用モータ、バルブなどの付帯設備50を備えている。
遠隔監視システム1は、例えば、冷凍機41、42…のいずれかに故障が発生したとき、その故障機の現在のデータと過去のデータが自動的に監視センタ60へ送られ、故障の診断、ひいては故障の予知が行われるようになっている。したがって、監視センタ60は、監視サーバ61、コンピュータ62等の監視機器を備え、故障に関するデータを監視サーバ61で受信するとともに記憶し、コンピュータ62は故障に関するデータに基づいて故障を復旧させる処置を特定する等の処理を行うことができるようになっている。また、遠隔監視システム1は、故障が発生したときに限らず、定期的に冷凍機41、42…に関するデータを監視センタに送ることもできる。
遠隔監視システム1は、空調設備10と監視センタ60の間のデータの送受信を担う通信端末20を備えている。通信端末20は、空調設備10内に設けられており、LAN70により監視センタ60の監視サーバ61、コンピュータ62等の監視機器と接続されている。
通信端末20は、図2に示すように、第1ブロック21と第2ブロック22を備えている。第1ブロック21と第2ブロック22の間のデータの受け渡しは、共有メモリ23を介して行われる。
第1ブロック21は、第1ブロック21の動作を司る第1CPU(第1演算処理部)24を備えている。
また、第1ブロック21は、第1メモリ25を備えている。第1メモリ25は、冷凍機41、42…に関するデータを一時的に保存し、また、第1CPU24の動作を制御するプログラムが保存される。
第1ブロック21は、冷凍機41、42…に関するデータの入力又は出力(以下、入/出力と記す)が行われるインターフェース規格RS−485用ポート(第1通信ポート)26と、付帯設備50に関するデータの入/出力が行われるRS−232C用ポート(第2通信ポート)27とを備えている。RS−232C用ポート27は、PLC(Programmable Logic Controller)通信機能又はMODBUS通信機能が適用される。もちろん、RS−232C用ポート27にPLC通信機能が適用されるものとすると、MODBUS通信機能が適用される他のRS−232C用ポートを設け、両者を使用することもできる。
第1ブロック21は、通信用のポートとして、インターフェース規格RS−232C用ポート28を備えている。RS−232C用ポート28は、第1ブロック21と例えばメンテナンス用PC43の接続に用いられる。
次に、第2ブロック22は、第2ブロック22の動作を司る第2CPU(第2演算処理部)29を備えている。
第2ブロック22は、第2メモリ30を備えている。第2メモリ30は、第1ブロック21から転送される冷凍機41、42…に関するデータを保存し、また、第2CPU29の動作を制御するプログラムが保存される。保存されるデータは、過去の分を含むため、第2メモリ30は第1メモリ25よりも大容量とされる。第2メモリ30の一部又は全部として、リムーバブルメモリを用いることもできる。
第2ブロック22は、リアルタイムクロック31を備える。第2ブロック22は、リアルタイムクロック31を備えることで、冷凍機41、42…に関するデータと日時をリンクさせて第2メモリ30に保存することができる。
第2ブロック22は、監視センタ60の監視サーバ61、コンピュータ62等の監視機器との間のデータの入/出力がLANを介して行われるLAN用ポート33を備えている。また、第2ブロック22は、通信用のポートとして、インターフェース規格USB用ポート34を備えている。USB用ポート34は、第2ブロック22と例えばメンテナンス用PC44の接続に用いられる。さらに、第2ブロック22は、通信用のポートとして、インターフェース規格RS−232C用ポート35を備えている。RS−232C用ポート35は、第2ブロック22と例えばWEB上のデータロガー45の接続に用いられる。
通信端末20は、第1CPU24と第2CPU29とを結ぶ第1IIC(Inter-Integrated Circuit)バス36と第2IICバス37を備えている。
第1IICバス36は、共有メモリ23を介するデータの転送が異常により行えなくなった際に、第1ブロック21と第2ブロック22間のデータ転送経路になる。
第2IICバス37は、第1CPU24及び第2CPU29の一方に異常が発生した際に、他方が一方に対してリセット処理をする指示のデータを転送する経路になる。
次に、通信端末20の動作(データの流れ)について説明する。
第1ブロック21の第1CPU24は、冷凍機41、42…に関するデータを受け取る。このデータとしては、冷凍機41、42…の出力である冷水入口温度と冷水出口温度、冷凍機41、42…の状態を示す凝縮機圧力、蒸発器圧力などの圧力パラメータ、冷凍機41、42…の運転状況(運転/停止/軽負荷など)、設定温度を含む。
第1ブロック21の第1CPU24は、冷凍機41、42…に加え付帯設備50へ、受け取った冷凍機41、42…に関するデータをリアルタイムで送る。これらのデータは空調設備10全体の最適な制御をおこない、空調設備10が設置されているビル、工場における空調管理の精度をあげるために必要だからである。冷凍機システム40,付帯設備50には制御系が含まれており、第1ブロック21からリアルタイムで送られるデータを参照して、制御系が冷凍機システム40,付帯設備50の制御の最適化を図る。
また、第1ブロック21が受け取った冷凍機41、42…に関するデータを、共有メモリ23を介して第2ブロック22に渡す。第2ブロック22では大容量の第2メモリ30にこのデータを保存する。保存されたデータは、LAN70を介して遠隔地にある監視サーバ61に送る。前述したように、特許文献1においては電話回線を介したデータの転送であったために、通信速度が遅く送受信できるデータ数に制限があった。これに対して、遠隔監視システム1はデータの転送手段としてLAN70を採用するので、転送するデータの制限を増大できる。ただし、LANは接続が簡易であるがためにセキュリティ(データ保護)の面で電話回線より劣る。そこで、通信端末20は、第1ブロック21と第2ブロック22の二つに区分して、機能を分割させた。この点については、後述する。なお、電話回線用のポートも設け、監視サーバ61との間で2方向同時のデータ転送を行うことを許容する。
第2メモリ30は、第1ブロック21から転送される現在のデータに加えて、過去のデータを保存する。また、第2メモリ30は、冷凍機41、42…の故障に関する履歴データを保存する。そして、監視サーバ61には、現在のデータに加えて、過去のデータ及び故障履歴データを送る。現在のデータは、故障の発生を予知して故障を回避するサービスに使用できる。過去のデータ及び故障履歴データは冷凍機41、42…の故障状況を監視センタ60にいるオペレータ又はコンピュータ62が解析し、即時に復旧措置をおこなうサービスに使用する。これらを実行するためには、送られるデータの信頼度が高いことが要求される。
次に、共有メモリ23を介する第1ブロック21と第2ブロック22の間のデータの受渡しに関して図3、図4を参照して説明する。
共有メモリ23は、図3に示すようにA〜Cの3つのエリアに分ける。3つのエリアは、定常時に受け渡されるリアルタイムデータ用のエリアA、故障発生時に受け渡される故障履歴データ用のエリアB、設定値データ及び時刻データを含む他のデータ用のエリアCである。
以上のように区分することで、優先度を決めてデータの受け渡しを行うことができる。本実施の形態の場合、エリアA、エリアB、エリアCの順に優先度が高く設定され、データ受け渡しが競合した場合には、優先度の高いエリアに対するデータの受け渡しが先に行われる。また、このようにエリアを区分してデータの受け渡しを行うと、データが書き込まれる場所を固定できるので、取りこぼすことなくデータの受け渡しを行うことができる利点がある。
冷凍機41、42…から送られてくる冷凍機に関するリアルタイムデータ(冷凍機データ)を第1ブロック21は定周期で第2ブロック22へ渡す。具体的には、図4に示すように、第1CPU24は、冷凍機データを共有メモリ23のエリアAに書き込んだ((1)データ書込)後に、書き込みが完了したことの信号(完了信号)をONにして割込みを通知する((2)割込み通知)。第2CPU29は共有メモリ23を介して割込み通知を検知することで割込みを発生させてから((3)割込み発生)、共有メモリ23から冷凍機データを読み込む((4)データ読込)。第2CPU29は、読み込んだ冷凍機データを第2メモリ30に保存させる。
第2CPU29は、冷凍機データを全て読み込んだ後に、データの受信が完了したことを示すデータ(受信完了データ)を共有メモリ23に書込む((5)データ書込)。第2CPU29は、書き込みが完了したことの信号をONにして割込みを通知する((6)割込み通知)。第1CPU24は共有メモリ23を介して割込み通知を検知することで割込みを発生させてから((7)割込み発生)、共有メモリ23から受信完了データを読み込む((8)データ読込)。第1CPU24は、読み込んだ受信完了データを第1メモリ25に保存させる。
故障履歴データについては、冷凍機41、42…に故障が発生した場合に、故障の詳細情報が第1ブロック21から第2ブロック22へ渡される。データの転送手順はリアルタイムデータと同様であるが、リアルタイムデータよりも発生の頻度が低く、かつ不定期である。故障情報としては、所望値に対して、冷水温度が低い場合、凝縮圧力が高い場合、蒸発圧力が低い場合等が掲げられる。
エリアCについては、主に遠隔通信側より要求のある設定値や、時刻補正用のデータ(時刻データ)など、第2ブロック22から第1ブロック21へ転送されるものであり、リアルタイムデータよりも発生の頻度が低く、かつ不定期である。データの転送方法はリアルタイムデータと同様である。
第1CPU24と第2CPU29とが第1IICバス36で繋がれており、共有メモリ23を介するデータの受け渡しが正常に行われない場合には、第1IICバス36を介して第1CPU24と第2CPU29の間でデータの受け渡しが行われる。そうすることで、第1ブロック21と第2ブロック22の間のデータの受け渡しが止まるのを阻止する。
具体的には、上述のデータの受け渡し手順において、第1CPU24が冷凍機データを共有メモリ23のエリアAに書き込んだ((1)データ書込)にもかかわらず、第1CPU24が割込み通知を検知((7)割込み発生)しない場合が該当する。この場合、共有メモリ23を介するデータの受け渡しに代えて、第1CPU24と第2CPU29は第1IICバス36を介するデータの受け渡しを行う。第1IICバス36を介するデータ受け渡しを行いながら、第1CPU24は第2IICバス37を介して第2CPU29を強制的にリセット処理するための情報(リセットデータ)を第2CPU29に送信する。
また、他に、第2CPU29が割込み通知を検知((3)割込み発生)したにもかかわらず、第2CPU29が共有メモリ23から冷凍機データを読み込む((4)データ読込)ことができない場合も、共有メモリ23を介するデータの受け渡しに代えて、第1CPU24と第2CPU29は第1IICバス36を介するデータの受け渡しを行う。第1IICバス36を介するデータ受け渡しを行いながら、第2CPU29は第2IICバス37を介して第1CPU24を強制的にリセット処理するための情報(リセットデータ)を第1CPU24に送信する。
なお、第1IICバス36におけるデータの転送速度は共有メモリ23を介する受け渡しよりも遅い。したがって、第1IICバス36を介するデータの受け渡しを行う場合には、例えば、リアルタイムデータを例にすると、データを間引いて受け渡しするというように、受け渡すデータ量を少なくすることを考慮してもよい。
第1IICバス36を介するデータの受け渡しにも異常が生じたことを第1CPU24又は第2CPU29が判断した場合には、第2IICバス37を介して、一方(例えば、第1CPU24)が他方(例えば、第2CPU29)に向けて、他方を強制的にリセット処理するための情報(リセットデータ)を転送する。
以上説明した通信端末20は、第1ブロック21と第2ブロック22に区分し、第1ブロック21で高速応答の必要な処理、第2ブロック22でデータロギングに加え監視センタ60との通信に関する処理を行う。そうすることで、第2ブロック22が遠隔地にある監視センタ60とLAN接続されているので、ネット上からの攻撃を受けてダウンする危険性があるものの、その場合でも第1ブロック21がダウンすることを回避できる。したがって、第2ブロック22がダウンしても、冷凍機41、42…からの冷凍機データを受け取り、また、付帯設備50への冷凍機データを渡す処理は継続して行うことができるので、空調設備10の最適な運転を確保できる。
また、冷凍機41、42…からの冷凍機情報を受信、付帯設備50への冷凍機情報の送信、監視センタ60への冷凍機データ等の送信を含む全てのデータの通信を単一のCPUで実施すると、処理が複雑になりリアルタイムデータのように定周期のデータ送受信を守ることができなくなる。これに対して本実施形態では、第1ブロック21側に高速応答を重視した機能を持たせる一方、第2ブロック22側を監視センタ60とのデータ送受信、データ保存を重視した機能をもたせることで、機能を分離しているために、定周期のデータ送受信を遵守できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。例えば、通信用のポートをさらに増設することができるし、第1ブロック21、第2ブロック22にディップスイッチ等の入力手段を設けることができる。
1…遠隔監視システム
10…空調設備
20…通信端末、
21…第1ブロック、22…第2ブロック、23…共有メモリ
24…第1CPU、26…RS−485用ポート、27…RS−232C用ポート
29…第2CPU、30…第2メモリ、33…LAN用ポート
36…第1IICバス、37…第2IICバス
40…冷凍機システム、41…冷凍機、50…付帯設備
60…監視センタ、61…監視サーバ

Claims (8)

  1. 空調設備の構成要素である冷凍機と、前記冷凍機から遠隔の地にある監視機器との間に配置され、前記冷凍機と前記監視機器の間のデータの送受信を担う通信端末であって、
    前記通信端末は、
    共有メモリを介して互いにデータの受け渡しが行われる第1ブロックと第2ブロックを備え、
    前記第1ブロックは、
    前記冷凍機からのデータの入力が行われる第1通信ポートと、
    前記空調設備に向けてデータの出力が行われる第2通信ポートと、
    前記第1通信ポートへのデータの入力及び前記第2通信ポートからのデータの出力を制御する第1演算処理部と、を備え、
    前記第2ブロックは、
    前記第1ブロックから前記共有メモリを介して受信する前記冷凍機に関するデータを保存する記憶部と、
    前記監視機器に向けたデータの出力がLANを介して行われる第3通信ポートと、
    前記記憶部へのデータの保存及び前記第3通信ポートからデータの出力の動作を制御する第2演算処理部と、を備えることを特徴とする冷凍機遠隔監視用通信端末。
  2. 前記共有メモリは、
    前記第1ブロックと前記第2ブロックとの間で受け渡されるデータの発生頻度に応じて使用領域が区分けされる請求項1に記載の冷凍機遠隔監視用通信端末。
  3. 前記第2ブロックの前記第2演算処理部は、前記第1ブロックが異常を起こしたことを検知すると前記第1ブロックの前記第1演算処理部をリセット処理し、
    前記第1ブロックの前記第1演算処理部は、前記第2ブロックが異常を起こしたことを検知すると前記第2ブロックの前記第2演算処理部をリセット処理する、
    請求項1又は2に記載の冷凍機遠隔監視用通信端末。
  4. 前記第1演算処理部と前記第2演算処理部とを直接結ぶデータ転送用バスを備え、
    前記共有メモリを介するデータの受け渡しが不調になると、前記データ転送用バスを介して前記データの受け渡しが行われる、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷凍機遠隔監視用通信端末。
  5. 空調設備の構成要素である冷凍機と、
    前記冷凍機から遠隔の地にある監視機器と、
    前記冷凍機と前記監視機器の間に配置され、前記冷凍機と前記監視機器の間のデータの送受信を担う通信端末と、を備える冷凍機遠隔監視システムにおいて、
    前記通信端末は、
    共有メモリを介して互いにデータの受け渡しが行われる第1ブロックと第2ブロックを備え、
    前記第1ブロックは、
    前記冷凍機に関するデータの入/出力が行われる第1(冷凍機)通信ポートと、
    前記空調設備に関するデータの入/出力が行われる第2(空調設備)通信ポートと、
    前記第1(冷凍機)通信ポートと前記第2(空調設備)通信ポートの動作を制御する第1演算処理部と、を備え、
    前記第2ブロックは、
    前記第1ブロックから前記共有メモリを介して受信する前記冷凍機に関するデータを保存する記憶部と、
    前記監視機器との間のデータの入/出力がLANを介して行われる第3(LAN)通信ポートと、
    前記記憶部と前記第3(LAN)通信ポートの動作を制御する第2演算処理部と、を備えることを特徴とする冷凍機遠隔監視システム。
  6. 前記共有メモリは、
    前記第1ブロックと前記第2ブロックとの間で受け渡されるデータの発生頻度に応じて使用領域が区分けされる請求項5に記載の冷凍機遠隔監視システム。
  7. 前記第2ブロックの前記第2演算処理部は、前記第1ブロックが異常を起こしたことを検知すると前記第1ブロックの前記第1演算処理部をリセット処理し、
    前記第1ブロックの前記第1演算処理部は、前記第2ブロックが異常を起こしたことを検知すると前記第2ブロックの前記第2演算処理部をリセット処理する、
    請求項5又は6に記載の冷凍機遠隔監視システム。
  8. 前記第1演算処理部と前記第2演算処理部とを直接結ぶデータ転送用バスを備え、
    前記共有メモリを介するデータの受け渡しが不調になると、前記データ転送用バスを介して前記データの受け渡しが行われる、
    請求項5〜7のいずれか一項に記載の冷凍機遠隔監視システム。
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