JP2008225407A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】カラーホイールへの塵埃付着を抑制し、投影画像を良好に維持できるプロジェクタを提供する。
【解決手段】プロジェクタ1は、所定の回転軸32Aを中心として回転可能に構成され、回転方向に複数の領域に分割形成された複数のカラーフィルタを有するカラーホイール32と、カラーホイール32を回転させるホイール駆動部33と、カラーホイール32およびホイール駆動部33を内部に収納するホイール筐体34とを備える。ホイール筐体34には、内部のカラーホイール32に光束を入射させるための入射用開口部3421Aと、カラーホイール32を透過した光束を外部に射出するための射出用開口部3411Aとが形成されている。入射用開口部3421Aおよび射出用開口部3411Aは、第1レンズアレイ311および第2レンズアレイ312にてそれぞれ閉塞されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、プロジェクタに関する。
従来、光源装置と、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置にて変調された光束を拡大投射する投射光学装置とを備えたプロジェクタが知られている。
光変調装置としては、可動マイクロミラーの入射角度を制御することにより、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調するDMD(Digital Micro miller Device:米国テキサスインスツルメンツ社の商標)が知られている。
そして、DMDを有するプロジェクタでは、回転することで光源装置から射出された光束を時分割形式で異なる波長領域の光束に変換して射出するカラーホイールを備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−138986号公報
ところで、カラーホイールとしては、光源装置から射出された光束を時分割形式で異なる波長領域の光束に変換するために、高速で回転されるものである。このように高速で回転させた場合には、カラーホイールは、空気との摩擦により静電気を帯びやすくなる。そして、カラーホイールが帯電した場合には、空気中の塵埃等を吸着してしまい、カラーホイールの透過率が低下してしまう。すなわち、投影画像の明るさが低下し、投影画像を良好に維持できない、という問題がある。
本発明の目的は、カラーホイールへの塵埃付着を抑制し、投影画像を良好に維持できるプロジェクタを提供することにある。
本発明のプロジェクタは、光源装置と、前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光束を拡大投射する投射光学装置とを備えたプロジェクタであって、前記光源装置から射出された光束を複数の部分光束に分割する複数の第1レンズを有する第1レンズアレイと、前記複数の第1レンズに対応し前記複数の部分光束を集光する複数の第2レンズを有する第2レンズアレイと、所定の回転軸を中心として回転可能に構成され、回転方向に複数の領域に分割形成された複数のカラーフィルタを有するカラーホイールと、前記回転軸を中心として前記カラーホイールを回転させるホイール駆動部と、前記カラーホイールおよび前記ホイール駆動部を内部に収納するホイール筐体とを備え、前記ホイール筐体には、内部の前記カラーホイールに光束を入射させるための入射用開口部と、前記カラーホイールを透過した光束を外部に射出するための射出用開口部とが形成され、前記入射用開口部および前記射出用開口部は、前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイにてそれぞれ閉塞されていることを特徴とする。
本発明では、プロジェクタは、カラーホイールおよびホイール駆動部を内部に収納するホイール筐体を備える。そして、ホイール筐体は、入射用開口部および射出用開口部が第1レンズアレイおよび第2レンズアレイにてそれぞれ閉塞されている。このことにより、ホイール筐体、第1レンズアレイ、および第2レンズアレイにて密閉構造を構成でき、該密閉構造内部にカラーホイールを配置できる。すなわち、ホイール筐体外部から密閉構造内部に塵埃等が侵入することを防止できるため、密閉構造内部を予め清浄な状態としておけば、カラーホイールを高速で回転させ、カラーホイールが帯電した場合であっても、カラーホイールへの塵埃付着を抑制できる。したがって、カラーホイールの透過率を良好に維持し、投影画像の明るさを低下させることなく投影画像を良好に維持できる。よって、プロジェクタの長寿命化が図れる。
ところで、第1レンズアレイおよび第2レンズアレイの間には、これら第1レンズアレイおよび第2レンズアレイの光学特性に応じて所定の隙間が生じるものである。そして、カラーホイールは、第1レンズアレイおよび第2レンズアレイの間に配設されているので、例えばカラーホイールが第1レンズアレイの光路前段側または第2レンズアレイの光路後段側に配設した構成と比較して、プロジェクタ内部のスペースを有効に利用でき、プロジェクタの小型化が図れる。また、ホイール筐体の入射用開口部および射出用開口部を第1レンズアレイおよび第2レンズアレイにてそれぞれ閉塞する構成を採用しているので、入射用開口部および射出用開口部を閉塞するために別途、部材を設ける必要がなく、部材の省略からプロジェクタの製造コストも低減できる。
本発明のプロジェクタでは、前記ホイール筐体には、内外を連通する空気流通用開口部が形成され、前記空気流通用開口部は、多孔質素材または繊維状素材から構成される塵埃捕捉部材にて閉塞されていることが好ましい。
ところで、カラーホイールおよびホイール駆動部をホイール筐体内に収納した場合には、光源装置からの輻射熱や不要光の吸収等で温度上昇したカラーホイールや、駆動により温度上昇したホイール駆動部の冷却が困難なものとなる。
本発明では、ホイール筐体に空気流通用開口部が形成され、この空気流通用開口部が多孔質素材または繊維状素材から構成される通気性の塵埃捕捉部材にて閉塞されている。このことにより、空気流通用開口部(塵埃捕捉部材)を介してホイール筐体内外に空気を流通させることができ、カラーホイールやホイール駆動部を冷却することができる。また、空気流通用開口部が塵埃捕捉部材にて閉塞されているので、塵埃捕捉部材を介してホイール筐体内外に空気が流通する際、該空気に含まれる塵埃を塵埃捕捉部材にて捕捉することができ、ホイール筐体外部の塵埃が内部に侵入することを防止できる。したがって、カラーホイールやホイール駆動部の冷却を可能としつつ、ホイール筐体の防塵構造を良好に維持できる。
本発明のプロジェクタでは、前記塵埃捕捉部材は、金属発泡体で構成されていることが好ましい。
本発明では、塵埃捕捉部材が金属発泡体で構成されているので、塵埃捕捉部材の耐熱性を向上させることができる。このため、塵埃捕捉部材を介してカラーホイールやホイール駆動部にて温められた高温空気が流通する際でも、塵埃捕捉部材の熱劣化を防止できる。
本発明のプロジェクタでは、前記光変調装置を所定位置に配置する光学部品用筐体を備え、前記光学部品用筐体には、前記第2レンズアレイから射出された光束を内部に導入するための第1の開口部と、前記光変調装置にて変調された光束を外部に射出するための第2の開口部とが形成され、前記ホイール筐体は、前記射出用開口部周縁から突出する筒状の突出部を備え、前記第1の開口部は、前記突出部が嵌合可能に構成され、前記突出部が嵌合することで閉塞され、前記第2の開口部は、前記投射光学装置にて閉塞されていることが好ましい。
本発明では、プロジェクタは、光変調装置を所定位置に配置する光学部品用筐体を備える。また、ホイール筐体は、射出用開口部周縁から突出する突出部を備える。そして、光学部品用筐体は、第1の開口部および第2の開口部がホイール筐体および投射光学装置にてそれぞれ閉塞されている。このことにより、光学部品用筐体、ホイール筐体、および投射光学装置にて密閉構造を構成でき、該密閉構造内部に光変調装置や種々の光学部品を配置できる。すなわち、光学部品用筐体外部から密閉構造内部に塵埃等が侵入することを防止できるため、密閉構造内部を予め清浄な状態としておけば、光変調装置や種々の光学部品に塵埃が付着することを抑制でき、塵埃付着による投影画像の劣化を防止し投影画像を良好に維持できる。
また、光学部品用筐体の第1の開口部および第2の開口部をホイール筐体および投射光学装置にてそれぞれ閉塞する構成を採用しているので、第1の開口部および第2の開口部を閉塞するために別途、部材を設ける必要がなく、部材の省略からプロジェクタの製造コストも低減できる。
本発明のプロジェクタでは、前記光変調装置は、複数の可動マイクロミラーを有し、前記可動マイクロミラーの傾斜角度を制御することにより入射した光束を変調する反射型光変調装置で構成され、前記光学部品用筐体には、内外を連通する配設用開口部が形成され、前記配設用開口部は、前記反射型光変調装置にて閉塞されていることが好ましい。
本発明では、光学部品用筐体に配設用開口部が形成され、この配設用開口部が反射型光変調装置にて閉塞されている。このことにより、反射型光変調装置において、複数の可動マイクロミラーが形成される画像形成領域とは反対側の面(裏面)を光学部品用筐体外部に露出させることができる。したがって、例えば光学部品用筐体内部に光変調装置を配置する構成と比較して、反射型光変調装置の裏面にヒートシンク等を接続し、該ヒートシンクを光学部品用筐体外部に配設することが可能となり、反射型光変調装置の冷却効率を向上できる。また、このように構成すれば、光学部品用筐体内部の温度上昇を抑制でき、光学部品用筐体内部に配設される各種の光学部品の温度上昇も抑制できる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクタの概略構成〕
図1および図2は、プロジェクタ1の概略構成を模式的に示す図である。具体的に、図1は、プロジェクタ1において、外装筐体内部に配設される各部材を示す分解斜視図である。図2は、プロジェクタ1において、ホイールユニット3を通り、カラー画像の投射方向に略直交する平面にて切断した断面図である。なお、図1および図2では、説明の便宜上、プロジェクタ1からの光束の投射方向をZ軸とし、該Z軸に直交する2軸をそれぞれX軸(水平軸)およびY軸(垂直軸)とする。以下の図面も同様である。
プロジェクタ1は、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成し、このカラー画像をスクリーン(図示略)上に拡大投射するものである。このプロジェクタ1は、図1または図2に示すように、光源装置2と、ホイールユニット3と、光学ユニット4と、投射光学装置としての投射レンズ5等を備え、これら各部材2〜5が図示しない外装筐体内部に配設されて構成されている。
なお、図1または図2において、具体的な図示は省略したが、外装筐体内において、上述した各部材2〜5以外の空間には、プロジェクタ1内部の各構成部材に電力を供給する電源ユニット、プロジェクタ1内部の各構成部材を冷却する冷却ファン等を備えた冷却ユニット、およびプロジェクタ1内部の各構成部材を制御する制御装置等が配置されるものとする。
投射レンズ5は、複数のレンズを組み合わせた組レンズとして構成され、光学ユニット4にて形成された画像光をスクリーン上に拡大投射する。
また、投射レンズ5は、図1に示すように、鏡筒51の基端側に鏡筒51の外周面から外側に延出する平面視矩形状のフランジ52を有する。そして、投射レンズ5は、フランジ52を介して光学ユニット4の所定位置に取り付けられる。
光源装置2は、前記制御装置による制御の下、点灯し、ホイールユニット3に向けて光束を射出する。この光源装置2は、図1または図2に示すように、光源ランプ211(図2)およびリフレクタ212を有する光源装置本体21と、集光レンズ22とを備える。そして、光源ランプ211から射出された放射状の光束は、リフレクタ212にて反射され、集光レンズ22を介して後述する照明光学系31に集光とされる。
ホイールユニット3は、具体的な構成については後述するが、光源装置2から射出された光束を前記制御装置による制御の下、時分割形式で赤、緑、青の波長領域の光束(以下、赤色光、緑色光、青色光)に変換する機能と、光源装置2から射出された光束を光学ユニット4の後述するDMDの画像形成領域に略均一に照明する機能とを有する。
光学ユニット4は、光源装置2から射出されホイールユニット3を介した光束を光学的に変換してカラー画像を形成する。この光学ユニット4は、図2に示すように、2つの反射ミラー41,42と、光変調装置としてのDMD43(図3参照)と、これら各部材41〜43を所定位置に配置する光学部品用筐体44とを備える。
各反射ミラー41,42は、光学部品用筐体44内部に収納され、光源装置2から射出されホイールユニット3を介した光束をDMD43に導光する部材である。
具体的に、反射ミラー41は、光源装置2から射出されホイールユニット3を介し+X軸方向に向かう光束を+Z軸方向側に反射する。また、反射ミラー42は、反射ミラー41にて反射され+Z軸方向側に向かう光束を−Z軸方向側に反射する。
DMD43は、光学部品用筐体44における−Z軸方向端面に取り付けられ(図3参照)、前記制御装置からの駆動信号に基づいて、各反射ミラー41,42にて導光された光束を変調する。より具体的に、DMD43は、入射光束を反射する多数の可動マイクロミラーを有し、前記制御装置からの駆動信号に基づいて、入射光束の反射方向を可動マイクロミラーの傾きを変える(オン/オフ)ことによって選択し、入射光束に対して画像情報に基づく2次元的な変調を与える。そして、入射光束は投射される画素に対応する変調光となる。
例えば、このDMD43は、CMOSウェハープロセスを基にマイクロマシン技術により半導体チップ上に多数の可動マイクロミラーを集積して構成される。この可動マイクロミラーは、対角軸を中心に回転し、2つの所定角度(±θ)に傾斜した双安定状態をとる。この2つの状態間で4θの大きな光偏向角が得られ、S/N比の良好な光スイッチングを実施することができる。
そして、DMD43に入射する光束のうち、+2θ方向に偏向される光束(可動マイクロミラーがオン状態の時)は、画像光として+Z軸方向に向かい投射レンズ5により投射され、−2θ方向に偏向される光束(可動マイクロミラーがオフ状態の時)は、不要光として光学部品用筐体44内部に配設される図示しない光吸収部材により吸収される。
図3は、光学部品用筐体44の概略構成を示す斜視図である。具体的に、図3は、光学部品用筐体44を−Z軸方向側から見た斜視図である。
光学部品用筐体44は、図1ないし図3に示すように、略直方体形状を有し、部品収納部材441と、蓋状部材442とを備える。
部品収納部材441は、図1ないし図3に示すように、+Y軸方向側が開口し、+Z軸方向側の第1側壁部441A、+X軸,−X軸方向側の各第2側壁部441B,441C、−Z軸方向側の第3側壁部441D、−Y軸方向側の底板部441Eを有し、容器状に形成されたものである。そして、部品収納部材441は、内部に各部材41,42を収納配置するとともに、各側壁部441A,441C,441Dに投射レンズ5、ホイールユニット3、およびDMD43をそれぞれ配置し、設定された所定の照明光軸に対する所定位置に各部材3,5,41〜43を位置付ける。
第1側壁部441Aは、図1または図2に示すように、他の側壁部441B〜441Dに対して+Y軸方向端縁が+Y軸方向側に突出した形状を有する。
この第1側壁部441Aには、図1または図2に示すように、部品収納部材441内外を連通し、DMD43にて変調された画像光を外部に射出するための平面視円形状の第2の開口部4411が形成されている。
また、第1側壁部441Aの+Z軸方向端面には、図1に示すように、第2の開口部4411を囲うように4つの固定用孔4412が形成されている。
そして、図1に示すように、第1側壁部441Aと投射レンズ5のフランジ52との間にスペーサ53および弾性部材から構成されるパッキン54を介在させつつ、フランジ52の各固定用孔521を介して図示しない固定ねじを挿通し、該固定ねじを第1側壁部441Aの各固定用孔4412に螺合することで、光学部品用筐体44に投射レンズ5が取り付けられる。そして、第2の開口部4411は、投射レンズ5にて閉塞されることとなる。
なお、第1側壁部441Aとフランジ52との隙間、および第2の開口部4411を介して光学部品用筐体44外部の塵埃が内部に侵入することを防止するために、前記隙間には適宜、封止材が塗布されて封止されている。
第2側壁部441Cには、図1ないし図3に示すように、部品収納部材441内外を連通し、ホイールユニット3を介した光束を内部に導入するための平面視円形状の第1の開口部4413が形成されている。
また、第1の開口部4413の−Y軸方向側には、図1ないし図3に示すように、部品収納部材441内外を連通し、Z軸方向に延びる平面視矩形形状を有する連通孔4414Aが形成されている。また、図2に示すように、第2側壁部441Bにも連通孔4414Aに対向する位置に、連通孔4414Aと同様の連通孔4414Bが形成されている。
そして、各連通孔4414A,4414Bは、図1ないし図3に示すように、塵埃捕捉部材4415A,4415Bにてそれぞれ閉塞されている。
ここで、塵埃捕捉部材4415A,4415Bとしては、例えば、多孔質素材または繊維状素材で構成されたものを採用できる。
多孔質素材としては、例えば、独立気泡型や連続気泡型の樹脂発泡体や金属発泡体等が例示できる。
また、繊維状素材としては、例えば、不織布や、ガラス繊維等が例示できる。
本実施形態では、塵埃捕捉部材4415A,4415Bとしては、三次元網目構造を有する連続気泡型の金属発泡体で構成されている。また、この金属発泡体は、金属粉末スラリーに界面活性剤と蒸発型発泡剤を添加し、薄膜を形成後、発泡剤を揮発させて直接スラリーを発泡させ、脱脂焼結する、いわゆるスラリー発泡法により製造されている。なお、スラリー発泡法により製造された金属発泡体に限らず、例えば、発泡ウレタンに金属粉末スラリーを塗布し、焼結するとともに、ウレタンを除去する、いわゆるスラリー塗布法により製造された金属発泡体を採用しても構わない。
第3側壁部441Dには、図3に示すように、部品収納部材441内外を連通し、DMD43を配設するための配設用開口部4416が形成されている。
また、第3側壁部441Dの−Z軸方向端面には、図3に示すように、配設用開口部4416を囲うように4つの固定用孔4417が形成されている。
そして、図3に示すように、DMD43の各固定用孔431を介して図示しない固定ねじを挿通し、該固定ねじを第3側壁部441Dの各固定用孔4417に螺合することで、光学部品用筐体44にDMD43が取り付けられる。この状態では、DMD43は、複数の可動マイクロミラーが設けられた画像形成領域が光学部品用筐体44内部に露出した状態となる。そして、配設用開口部4416は、DMD43にて閉塞されることとなる。
なお、DMD43と第3側壁部441Dとの間にスペーサ53やパッキン54等を介在させても構わない。また、DMD43と第3側壁部441Dとの隙間、および配設用開口部4416を介して光学部品用筐体44外部の塵埃が内部に侵入することを防止するために、前記隙間に適宜、封止材が塗布されて封止されている。
また、配設用開口部4416の−Y軸方向側には、図3に示すように、部品収納部材441内外を連通し、X軸方向に延びる平面視矩形形状を有する連通孔4414Cが形成されている。そして、連通孔4414Cは、塵埃捕捉部材4415A,4415Bと同様の塵埃捕捉部材4415Cにて閉塞されている。
蓋状部材442は、部品収納部材441における+Y軸方向側の開口部分を閉塞する部材である。そして、蓋状部材442の−Y軸方向側には、図1ないし図3に示すように、部品収納部材441における各側壁部441B〜441Dの+Y軸方向端部の形状と略同一の平面視コ字形状を有する塵埃捕捉部材4415Dが取り付けられている。そして、蓋状部材442を部品収納部材441に組み付けた際には、塵埃捕捉部材4415Dにて部品収納部材441の各側壁部441B〜441Dの+Y軸方向端部と蓋状部材442との隙間が閉塞される。なお、塵埃捕捉部材4415Dは、塵埃捕捉部材4415A〜4415Cと同様のものである。
〔ホイールユニットの構成〕
図4は、ホイールユニット3の概略構成を示す分解斜視図である。
ホイールユニット3は、図2または図4に示すように、照明光学系31と、カラーホイール32と、ホイール駆動部33と、ホイール筐体34とを備える。
照明光学系31は、光源装置2から射出された光束をDMD43の画像形成領域に略均一に照明するための光学系である。この照明光学系31は、図2に示すように、第1レンズアレイ311と、第2レンズアレイ312と、レンズ群313(本実施形態では、3つのレンズ313A〜313Cで構成)とを備える。
第1レンズアレイ311は、入射光軸方向から見て略矩形状の輪郭を有する第1レンズ311Aが入射光軸に対し略直交する面内においてマトリクス状に配列された構成を有している。各第1レンズ311Aは、光源装置2から射出される光束を複数の部分光束に分割している。
第2レンズアレイ312は、第1レンズアレイ311と略同様な構成を有しており、第2レンズ312Aがマトリクス状に配設された構成を有している。この第2レンズアレイ312は、レンズ群313とともに、第1レンズアレイ311の各第1レンズ311Aの像をDMD43上に結像させる機能を有している。
カラーホイール32は、光源装置2から射出された光束を赤色光、緑色光、青色光に変換する。このカラーホイール32は、図4に示すように、平面視円盤形状を有し平面視中心位置を回転軸32A(図2)として回転可能に構成され、回転軸32Aが光源装置2からの光束の照明光軸からずれた位置(照明光軸に対して+Y軸方向側の位置)に配設されている。そして、カラーホイール32は、円盤状の輪帯部分にそれぞれ、赤色光を透過するカラーフィルタ321R、緑色光を透過するカラーフィルタ321G、および青色光を透過するカラーフィルタ321Bが設けられ、回転軸32Aを中心として回転することで、3つのカラーフィルタ321R,321G,321Bを順次、切り替えて、光源装置2から射出される光束を赤色光、緑色光、青色光に順次、変換する。
ホイール駆動部33は、一般的なモータ等で構成され、前記制御装置による制御の下、回転軸32Aを中心として所定の周波数でカラーホイール32を回転させる。
ホイール筐体34は、照明光学系31、カラーホイール32、およびホイール駆動部33を内部に収納配置する筐体である。このホイール筐体34は、図4に示すように、筐体本体341と、蓋体342とを備える。
筐体本体341は、図4に示すように、基部3411と、起立部3412とを備える。
基部3411は、図4に示すように、カラーホイール32の平面形状よりも大きい平面形状を有する円盤形状を有する。
この基部3411において、−Y軸方向側には、図2に示すように、内部に収納されるカラーホイール32を透過した光束を外部に射出するための平面視矩形状の射出用開口部3411Aが形成されている。この射出用開口部3411Aには、図2に示すように、第2レンズアレイ312が嵌合して配設されている。そして、射出用開口部3411Aは、第2レンズアレイ312にて閉塞される。
また、基部3411には、図2、図4に示すように、射出用開口部3411A周縁から+X軸方向に突出する円筒状の突出部3411Bが形成されている。そして、集光レンズ群313は、図2に示すように、突出部3411Bの筒状内部において筒状軸に沿って配設されている。
ここで、突出部3411Bは、光学部品用筐体44の第2側壁部441Cに形成された第1の開口部4413に対応した形状を有している。そして、ホイールユニット3は、突出部3411Bを第1の開口部4413に嵌合することで、光学部品用筐体44に取り付けられる。そして、第1の開口部4413は、ホイールユニット3にて閉塞されることとなる。
なお、第1の開口部4413と突出部3411Bとの隙間を介して光学部品用筐体44外部の塵埃が内部に侵入することを防止するために、前記隙間には適宜、封止材が塗布されて封止されている。
また、基部3411において、略中央部分には、+X軸方向に向けて膨出し、カラーホイール32に接続したホイール駆動部33を取り付けるための膨出部3411Cが形成されている。そして、図4に示すように、取付用孔3411C1にホイール駆動部33の一部を嵌合させ、各固定用孔3411C2を介してホイール駆動部33を図示しない固定ねじにて固定することで、膨出部3411Cにホイール駆動部33が取り付けられる。なお、取付用孔3411C1や各固定用孔3411C2には、ホイール筐体34外部の塵埃が内部に侵入することを防止するために、適宜、封止材が塗布されて封止されている。
さらに、基部3411において、膨出部3411Cを挟んで射出用開口部3411Aに対向する位置(基部3411の+Y軸方向側)には、図2または図4に示すように、ホイール筐体34内外を連通する平面視矩形状の空気流通用開口部3411Dが形成されている。そして、空気流通用開口部3411Dは、上述した塵埃捕捉部材4415A〜4415Dと同様の塵埃捕捉部材3411Eにて閉塞されている。
起立部3412は、基部3411の円盤形状の外周縁から光束入射側(−X軸方向)に突出し、蓋体342と接続する部分である。この起立部3412の突出方向端部には、図4に示すように、蓋体342の後述する連結受け部に嵌合する突条部3412Aが形成されている。
蓋体342は、筐体本体341の起立部3412と接続し、筐体本体341の−X軸方向側の開口部分を閉塞する部材である。この蓋体342は、図4に示すように、基部3421と、起立部3422とを備える。
基部3421は、筐体本体341の基部3411と同様の形状を有し、基部3411に対向する部分である。
この基部3421において、射出用開口部3411Aに対向する部分には、図2または図4に示すように、光源装置2から射出された光束を内部のカラーホイール32に入射させるための平面視矩形状の入射用開口部3421Aが形成されている。この入射用開口部3421Aには、図2または図4に示すように、第1レンズアレイ311が嵌合して配設されている。そして、入射用開口部3421Aは、第1レンズアレイ311にて閉塞される。
起立部3422は、基部3421の円盤形状の外周縁から光束射出側(+X軸方向)に突出し、筐体本体341の起立部3412と接続する部分である。この起立部3422の突出方向端部には、起立部3412の突条部3412Aに対応し、−X軸方向に窪む連結受け部3422Aが形成されている。
そして、筐体本体341に対してカラーホイール32が接続されたホイール駆動部33を取り付けた状態で、筐体本体341の起立部3412の突条部3412Aを、蓋体342の起立部3422の連結受け部3422Aに嵌合することで、筐体本体341に対して蓋体342が取り付けられる。
なお、各起立部3412,3422の隙間を介してホイール筐体34外部の塵埃が内部に侵入することを防止するために、前記隙間には適宜、封止材が塗布されて封止されている。
そして、前記制御装置は、例えば、以下に示すように、ホイール駆動部33およびDMD43の動作制御を実施する。
すなわち、前記制御装置は、画像信号の同期信号に同期してカラーホイール32を一定周波数で回転するようにホイール駆動部33を駆動制御する。このことにより、カラーホイール32に入射した光束は、時間的に、順次、赤色光、緑色光、青色光として透過する。
また、前記制御装置は、画像信号に信号処理が施されたデジタル画像データに対して、各種画像処理を施し、画像処理を施したデジタル画像データから駆動信号を生成して該駆動信号をDMD43に出力し、カラーホイール32を回転させる周波数に同期して、赤、緑、青の各画素に対応した可動マイクロミラーのオン/オフを実施する。
結果として、DMD43から赤、緑、青の画像光が射出され、これら各画像光が時間的に混合されてカラー画像が得られる(いわゆる、フィールドシーケンシャルカラー方式)。
上述した実施形態によれば、以下の効果がある。
本実施形態では、プロジェクタ1は、カラーホイール32およびホイール駆動部33を内部に収納するホイール筐体34を備える。そして、ホイール筐体34は、入射用開口部3421Aおよび射出用開口部3411Aが第1レンズアレイ311および第2レンズアレイ312にてそれぞれ閉塞されている。このことにより、ホイール筐体34、第1レンズアレイ311、および第2レンズアレイ312にて密閉構造を構成でき、該密閉構造内部にカラーホイール32を配置できる。すなわち、ホイール筐体34外部から密閉構造内部に塵埃等が侵入することを防止できるため、密閉構造内部を予め清浄な状態としておけば、カラーホイール32を高速で回転させ、カラーホイール32が帯電した場合であっても、カラーホイール32への塵埃付着を抑制できる。したがって、カラーホイール32の透過率を良好に維持し、投影画像の明るさを低下させることなく投影画像を良好に維持できる。よって、プロジェクタ1の長寿命化が図れる。
また、カラーホイール32は、第1レンズアレイ311および第2レンズアレイ312の間に配設されている。このことにより、例えばカラーホイール32が第1レンズアレイ311の光路前段側または第2レンズアレイ312の光路後段側に配設した構成と比較して、各レンズアレイ311,312の光学特性に応じて生じる各レンズアレイ311,312の隙間にカラーホイール32を配設することで、プロジェクタ1内部のスペースを有効に利用でき、プロジェクタ1の小型化が図れる。また、ホイール筐体34の入射用開口部3421Aおよび射出用開口部3411Aを第1レンズアレイ311および第2レンズアレイ312にてそれぞれ閉塞する構成を採用しているので、入射用開口部3421Aおよび射出用開口部3411Aを閉塞するために別途、部材を設ける必要がなく、部材の省略からプロジェクタ1の製造コストも低減できる。
また、ホイール筐体34に空気流通用開口部3411Dが形成され、この空気流通用開口部3411Dが塵埃捕捉部材3411Eにて閉塞されている。このことにより、空気流通用開口部3411Dを介してホイール筐体34内外に空気を流通させることができ、カラーホイール32やホイール駆動部33を冷却することができる。また、空気流通用開口部3411Dが塵埃捕捉部材3411Eにて閉塞されているので、塵埃捕捉部材3411Eを介してホイール筐体34内外に空気が流通する際、該空気に含まれる塵埃を塵埃捕捉部材3411Eにて捕捉することができ、ホイール筐体34外部の塵埃が内部に侵入することを防止できる。したがって、カラーホイール32やホイール駆動部33の冷却を可能としつつ、ホイール筐体34の防塵構造を良好に維持できる。
ここで、塵埃捕捉部材3411Eは、金属発泡体で構成されている。このことにより、塵埃捕捉部材3411Eの耐熱性を向上させることができる。このため、塵埃捕捉部材3411Eを介してカラーホイール32やホイール駆動部33にて温められた高温空気が流通する際でも、塵埃捕捉部材3411Eの熱劣化を防止できる。
また、塵埃捕捉部材3411Eは、連続気泡型の金属発泡体で構成されている。このことにより、十分に高い気孔率を有する金属発泡体とし、低い圧力損失の下、塵埃捕捉部材3411Eを介してホイール筐体34内外に空気を円滑に流通させ、カラーホイール32やホイール駆動部33の冷却効率を向上させることができる。
また、プロジェクタ1は、DMD43や各光学部品41,42を所定位置に配置する光学部品用筐体44を備える。また、ホイール筐体34は、射出用開口部3411A周縁から突出する突出部3411Bを備える。そして、光学部品用筐体44は、第1の開口部4413および第2の開口部4411がホイールユニット3および投射レンズ5にてそれぞれ閉塞されている。このことにより、光学部品用筐体44、ホイールユニット3、および投射レンズ5にて密閉構造を構成でき、該密閉構造内部にDMD43の画像形成領域や各光学部品41,42を配置できる。すなわち、光学部品用筐体44外部から密閉構造内部に塵埃等が侵入することを防止できるため、密閉構造内部を予め清浄な状態としておけば、DMD43の画像形成領域や各光学部品41,42に塵埃が付着することを抑制でき、塵埃付着による投影画像の劣化を防止し投影画像を良好に維持できる。
また、光学部品用筐体44の第1の開口部4413および第2の開口部4411をホイールユニット3および投射レンズ5にてそれぞれ閉塞する構成を採用しているので、第1の開口部4413および第2の開口部4411を閉塞するために別途、部材を設ける必要がなく、部材の省略からプロジェクタ1の製造コストも低減できる。
また、光学部品用筐体44に配設用開口部4416が形成され、この配設用開口部4416がDMD43にて閉塞されている。このことにより、DMD43において、複数の可動マイクロミラーが形成される画像形成領域とは反対側の面(裏面)を光学部品用筐体44外部に露出させることができる。したがって、例えば光学部品用筐体44内部にDMD43を配置する構成と比較して、DMD43の裏面にヒートシンク等を接続し、該ヒートシンクを光学部品用筐体44外部に配設することが可能となり、DMD43の冷却効率を向上できる。また、このように構成すれば、光学部品用筐体44内部の温度上昇を抑制でき、光学部品用筐体44内部に配設される各光学部品41,42の温度上昇も抑制できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、光変調装置として、DMD43を採用していたが、これに限らず、透過型の液晶パネルや反射型の液晶パネル等を採用しても構わない。
前記実施形態では、カラーホイール32は、円盤状の輪帯部分が3つの領域(各カラーフィルタ321R,321G,321B)に分割形成されていたが、各カラーフィルタ321R,321G,321Bの他、光源装置2から射出された白色光をそのまま透過する領域を追加しても構わない。また、カラーフィルタとしては、赤色光、緑色光、青色光に変換するカラーフィルタに限らず、その他の色光に変換するカラーフィルタを採用しても構わない。
前記実施形態では、塵埃捕捉部材3411E,4415A〜4415Dが同一の金属発泡体で構成されていたが、これに限らず、多孔質素材または繊維状素材から構成されていれば、異なる材料にて構成されていても構わない。
前記実施形態において、連通孔4414A〜4414Cおよび第2の塵埃捕捉部材4415A〜4415Cの数および形成位置は、前記各実施形態で説明した数および形成位置に限らない。
前記実施形態において、集光レンズ群313を省略し、第2レンズアレイ312のみで第1レンズアレイ311の各第1レンズ311Aの像をDMD43上に結像させる構成としても構わない。
前記実施形態において、ホイール筐体34に形成する入射用開口部3421A、射出用開口部3411A、および空気流通用開口部3411Dの位置は、前記実施形態で説明した位置に限らず、その他の位置としても構わない。
前記実施形態では、プロジェクタ1は、スクリーンを観察する方向から画像投射を行うフロントタイプのプロジェクタとしていたが、本発明のプロジェクタは、スクリーンを観察する方向とは反対側から画像投射を行うリアタイプのプロジェクタとしても構わない。
本発明のプロジェクタは、カラーホイールへの塵埃付着を抑制し、投影画像を良好に維持できるため、プレゼンテーションやホームシアタに用いられるプロジェクタに利用できる。
本実施形態におけるプロジェクタの概略構成を模式的に示す図。 前記実施形態におけるプロジェクタの概略構成を模式的に示す図。 前記実施形態における光学部品用筐体の概略構成を示す斜視図。 前記実施形態におけるホイールユニットの概略構成を示す分解斜視図。
符号の説明
1・・・プロジェクタ、2・・・光源装置、5・・・投射レンズ(投射光学装置)、32・・・カラーホイール、32A・・・回転軸、33・・・ホイール駆動部、34・・・ホイール筐体、43・・・DMD(光変調装置)、44・・・光学部品用筐体、311・・・第1レンズアレイ、311A・・・第1レンズ、312・・・第2レンズアレイ、312A・・・第2レンズ、321R,321G,321B・・・カラーフィルタ、3411A・・・射出用開口部、3411B・・・突出部、3411D・・・空気流通用開口部、3411E・・・塵埃捕捉部材、3421A・・・入射用開口部、4411・・・第2の開口部、4413・・・第1の開口部、4416・・・配設用開口部。

Claims (5)

  1. 光源装置と、前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光束を拡大投射する投射光学装置とを備えたプロジェクタであって、
    前記光源装置から射出された光束を複数の部分光束に分割する複数の第1レンズを有する第1レンズアレイと、
    前記複数の第1レンズに対応し前記複数の部分光束を集光する複数の第2レンズを有する第2レンズアレイと、
    所定の回転軸を中心として回転可能に構成され、回転方向に複数の領域に分割形成された複数のカラーフィルタを有するカラーホイールと、
    前記回転軸を中心として前記カラーホイールを回転させるホイール駆動部と、
    前記カラーホイールおよび前記ホイール駆動部を内部に収納するホイール筐体とを備え、
    前記ホイール筐体には、
    内部の前記カラーホイールに光束を入射させるための入射用開口部と、
    前記カラーホイールを透過した光束を外部に射出するための射出用開口部とが形成され、
    前記入射用開口部および前記射出用開口部は、前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイにてそれぞれ閉塞されている
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記ホイール筐体には、内外を連通する空気流通用開口部が形成され、
    前記空気流通用開口部は、多孔質素材または繊維状素材から構成される塵埃捕捉部材にて閉塞されている
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記塵埃捕捉部材は、金属発泡体で構成されている
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記光変調装置を所定位置に配置する光学部品用筐体を備え、
    前記光学部品用筐体には、
    前記第2レンズアレイから射出された光束を内部に導入するための第1の開口部と、
    前記光変調装置にて変調された光束を外部に射出するための第2の開口部とが形成され、
    前記ホイール筐体は、前記射出用開口部周縁から突出する筒状の突出部を備え、
    前記第1の開口部は、前記突出部が嵌合可能に構成され、前記突出部が嵌合することで閉塞され、
    前記第2の開口部は、前記投射光学装置にて閉塞されている
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項4に記載のプロジェクタにおいて、
    前記光変調装置は、複数の可動マイクロミラーを有し、前記可動マイクロミラーの傾斜角度を制御することにより入射した光束を変調する反射型光変調装置で構成され、
    前記光学部品用筐体には、内外を連通する配設用開口部が形成され、
    前記配設用開口部は、前記反射型光変調装置にて閉塞されている
    ことを特徴とするプロジェクタ。
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