JP2008225336A - 内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008225336A
JP2008225336A JP2007066796A JP2007066796A JP2008225336A JP 2008225336 A JP2008225336 A JP 2008225336A JP 2007066796 A JP2007066796 A JP 2007066796A JP 2007066796 A JP2007066796 A JP 2007066796A JP 2008225336 A JP2008225336 A JP 2008225336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distal end
sheath
end side
endoscope
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007066796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5031414B2 (ja
Inventor
Tomoharu Konno
智治 今野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2007066796A priority Critical patent/JP5031414B2/ja
Publication of JP2008225336A publication Critical patent/JP2008225336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5031414B2 publication Critical patent/JP5031414B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

【課題】内視鏡装置の挿入部に装着することで、挿入部を低コストで効果的に冷却して、高温環境下における使用を可能とさせる内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置を提供する。
【解決手段】内視鏡用冷却装置は、挿入部6の先端側に外装され、先端部30a側に連絡路21cが設けられた内シース30と、内シース30に外装された外シース31と、外シース31の先端部31aで外シース31に対して内シース30を固定する先端側固定手段32と、外シース31の先端部31a側を閉塞するとともに、観察部材によって外部を観察可能とする窓部47を有する先端側閉塞手段34と、挿入部6と内シース30との間の隙間によって形成される第一の冷却用流路21aまたは内シース30と外シース31との間の隙間によって形成される第二の冷却用流路21bの一方の基端側に冷却用流体Aを供給し、他方の基端側から冷却用流体Aを回収する流体流通部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、被検体を観察するための内視鏡装置の挿入部に装着される内視鏡用冷却装置、及び、これを備える内視鏡装置に関する。
従来から、観察者が直接目視できない管路などの狭窄部を観察可能とすべく、被検体に挿入可能な挿入部を有する内視鏡装置が利用されている(例えば、特許文献1参照)。このような内視鏡装置の挿入部先端には、固定撮像素子(CCD)等の観察部材が配設されていて、挿入部先端付近の被検体を観察することが可能である。また、挿入部先端に照明手段が設けられていて挿入部先端付近を照明することができ、被検体を好適に観察することが可能である。
ここで、内視鏡装置の挿入部は、先端側に上記のように固体撮像素子(CCD)等の観察部材や照明手段が配設されているため、これらの耐熱温度の関係から最大使用許容温度が80℃程度に制限されている。そのため、工業用内視鏡として複雑な構造のエンジン等の内部を観察しようとしても、運転終了時の温度が200℃以上の高温状態となっているので、このままでは挿入部を内部に挿入して観察することができず、使用範囲が狭くなってしまう。そこで、このような高温環境下でも観察を行うことができるような内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
すなわち、上記特許文献2に記載の内視鏡装置は、内側軟性体、及び、内側軟性体との間に流体の流通する空間を形成して設けられた外側軟性体を有する挿入部と、外側軟性体の基端に固定され、内部が流体の流通する空間と連通している外筒と、外筒に固定されて、外筒の内部に流体を流入させることが可能なバルブとを備えている。そして、バルブと冷却用流体を供給する供給装置とを供給管路で接続して冷却用流体を流入させることで、冷却用流体は、外筒の内部から内側軟性体と外側軟性体との間を通って先端から放出される。このため、冷却用流体による冷却によって高温下でも使用可能になるとされている。
特開2005−342010号公報 特開2000−46482号公報
しかしながら、特許文献2の内視鏡装置では、挿入部に流体を流通させて冷却させることが可能ではあるものの、最も高温環境に弱い固定撮像素子等の観察部材や照明手段が露出する部分が高温雰囲気下に曝されてしまっていて、十分な冷却効果を得ることができなかった。また、バルブから流入する冷却用流体は、先端から放出されてしまうため、使用時間に対応する量の冷却用流体を用意する必要があり、不経済であった。さらに、先端から放出された冷却用流体は、被検体内部を冷却して温度環境を変化させてしまうことになる。このため、被検体内部の温度環境を一定に保ちつつ被検体内部の観察を行う場合には、冷却用流体を先端から放出させることができず、使用することができなくなってしまう問題があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、内視鏡装置の挿入部に装着することで、挿入部を低コストで効果的に冷却して、高温環境下における使用を可能とさせる内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、冷却用流体を流通させて、内視鏡装置の挿入部の内、被検体の観察を行うための観察部材を有する先端側を冷却する内視鏡用冷却装置であって、前記挿入部の先端側に隙間を有して外装され、先端部側に内周面側と外周面側とを連通させる連絡路が設けられた内シースと、該内シースに隙間を有して外装された外シースと、該外シースの先端部で該外シースに対して前記内シースを固定する先端側固定手段と、前記外シースの前記先端部側を閉塞するとともに、前記内シースに挿入された前記挿入部の前記観察部材によって外部を観察可能とする窓部を有する先端側閉塞手段と、前記挿入部と前記内シースとの間の隙間によって形成される第一の冷却用流路、または、前記内シースと前記外シースとの間の隙間によって形成される第二の冷却用流路の一方の基端側に前記冷却用流体を供給するとともに、他方の基端側から前記冷却用流体を回収する流体流通部とを備えることを特徴としている。
この発明に係る内視鏡用冷却装置によれば、内視鏡装置の挿入部の先端側に装着した状態では、流体流通部から供給される冷却用流体は、挿入部と内シースとの間の第一の冷却用流路に基端側で流入し、基端側から先端側へと流通していく。さらに、第一の冷却用流路の先端側へと流入した冷却用流体は、内シースの先端部側に設けられた連絡路によって内周面側から外周面側へと流通し、第二の冷却用流路の先端側へと流入する。この際、内シースは、先端側において、先端側固定手段によって外シースに対して固定された状態にあるので、連絡路が狭まってしまうことが無く好適に冷却用流体を流通させることができ、冷却効率が変化してしまうのを防止することができる。また、外シースの先端部側は、閉塞手段によって閉塞されている。このため、第二の冷却用流路に流入した冷却用流体は、先端側から基端側へと流通し、基端側で流体流通部へと回収されることとなり、再び、第一の冷却用流路へと供給することができる。すなわち、内シースの内部に位置する挿入部は、第一の冷却用流路及び第二の冷却用流路を流通し循環する冷却用流体によって覆われた状態で繰り返し冷却されることとなる。このため、高温環境下での使用が可能となり、挿入部の観察部材によって閉塞手段の窓部を介して被検体を観察することが可能となる。なお、上記においては冷却用流体が第一の冷却用流路に供給され、第二の冷却用流路から回収されるものとしたが、逆においても同様である。
また、上記の内視鏡用冷却装置において、前記先端側固定手段は、前記内シースの前記先端部に固定されて該先端部側に突出するとともに、外周面側に雄ネジ部を有する略管状の内口金と、前記外シースの前記先端部に固定されて、前記内口金の前記雄ネジ部と対向する位置で内周面側に雌ネジ部を有する略管状の外口金とを有し、前記内口金の前記雄ネジ部と前記外口金の前記雌ネジ部との少なくとも一方が他方に向かってフランジ状に突出して互いに螺合していることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡用冷却装置によれば、先端側固定手段の内口金の雄ネジ部と、外口金の雌ネジ部とが互いに螺合することで、外口金が固定された外シースに対して、内口金が固定された内シースを固定することができる。この際、内口金の雄ネジ部または外口金の雌ネジ部の少なくとも一方が他方に向かってフランジ状に突出しているので、その突出量に応じて隙間を有して固定された状態となる。このため、連絡路を介して、第一の冷却用流路と第二の冷却用流路との間で冷却用流体を好適に流通させることができる。
さらに、上記の内視鏡用冷却装置において、前記先端側固定手段の前記内口金には、前記連絡路として内周面側から外周面側まで連通する開口部が形成されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡用冷却装置によれば、連絡路が内シースの先端部側に突出する内口金の開口部によって形成されていることで、第一の冷却用流路及び第二の冷却用流路に流通する冷却用流体を先端側までより効果的に流通させることができ、内シースに内部に挿通される挿入部をより好適に冷却することができる。
また、上記の内視鏡用冷却装置において、前記先端側固定手段の前記外口金は、前記外シースに対して密着して嵌合固定されていて、前記先端側閉塞手段は、前記外口金の先端部に嵌合して、該先端部を閉塞する蓋部材を有することがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡用冷却装置によれば、外口金が外シースに密着して嵌合固定され、閉塞手段の蓋部材が外口金の先端部に嵌合していることで、蓋部材によって外シースの先端部側が閉塞されることとなる。
また、本発明の内視鏡装置は、上記の内視鏡用冷却装置と、前記シースが装着される挿入部とを備えることを特徴としている。
この発明に係る内視鏡装置によれば、内視鏡用冷却装置から供給される冷却用流体によって挿入部を常に冷却した状態とすることができる。このため、高温環境下においても、挿入部の観察部材によって好適に被検体の観察を行うことができる。
本発明の内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置によれば、内シースと、外シースと、流体流通部とを備え、内シースと外シースとが先端側固定手段によって固定されていることで、冷却用流体を循環させて挿入部を低コストで効果的に冷却することができ、高温下における挿入部の使用を可能とさせる。
本発明に係る実施形態について、図1から図5を参照して説明する。
本実施形態に係る内視鏡装置1は、所謂直視型のものであって、図1に示すように、照明部2及び観察部材3を有する内視鏡先端部5が先端に設けられて、細長で可撓性を有するとともに湾曲操作可能な挿入部6と、挿入部6を湾曲操作させるジョイスティック7が配された操作部8と、空気や水等の冷却用流体を流通させて挿入部6の先端側を冷却する内視鏡用冷却装置20とを備えている。観察部材3は、内視鏡先端部5から露出する観察レンズ3aと、内視鏡先端部5に内蔵され、観察レンズ3aによって拡大された像を撮像する図示しないCCDとを有する。照明部2は、例えば内視鏡挿入部6に挿通され内視鏡先端部5に露出するライトガイドである。また、図1に示すように、内視鏡装置1は、上記のCCDにより撮像された被検体を画像表示させる表示部10が配設された装置本体11を備えている。さらに装置本体11には、光源11aが内蔵されていて、内視鏡挿入部6に挿通された照明部2であるライトガイドと接続され、照明光を供給することが可能である。
図1に示すように、内視鏡用冷却装置20は、挿入部6の外周面との間に冷却用流体が流れる冷却用流路21を形成して挿入部6の先端側に装着されるシース22と、冷却用流路21に冷却用流体を供給して回収する流体流通部23とを備える。流体流通部23は、冷却用流体の供給源24と、供給源24からの冷却用流体を冷却用流路21に供給する供給配管25と、冷却用流体を供給源24に回収する排出配管26とを有していて、これらは後述する接続継手58、60を介して冷却用流路21と接続されている。また、供給源24は、冷却用流体が貯留されるタンク27と、タンク27内の冷却用流体を供給配管25に供給するためのポンプ28とを有している。
図1から図3に示すように、シース22は、本実施形態においてはPTFE等の樹脂材で形成された軟性タイプであり、挿入部6に隙間を有して外装される略円形断面の内シース30と、内シース30に隙間を有して外装される略円形断面の外シース31とを備える。なお、硬性タイプとし、金属部材などで形成されているものとしても良い。内シース30と外シース31とは、先端部側で先端側固定手段32によって、基端部側で基端側固定手段33によって、互いの間の隙間が略一定となるように固定されている。また、外シース31の先端部側は先端側閉塞手段34によって、また、内シース30及び外シース31の基端部側は基端側閉塞手段35によって内部が閉塞された状態となっている。そして、挿入部6に装着された状態おいて、挿入部6と内シース30との間の隙間によって形成される第一の冷却用流路と21aと、内シース30と外シース31との間の隙間によって形成される第二の冷却用流路21bと、先端側に設けられて第一の冷却用流路21aと第二の冷却用流路21bとを連通させる連絡路21cとによって冷却用流路21が構成されている。以下に、各構成の詳細を示す。
まず、シース22の先端側について説明する。
図2及び図4に示すように、先端側固定手段32は、内シース30の先端部30aに固定されて先端部30a側に突出する略管状の内口金40と、外シース31の先端部31aに固定されて先端部31a側に突出する略管状の外口金41とを備える。内口金40は、基端部40aが内シース30に挿入されて接着剤によって密着して嵌合固定されている。内シース30の内径は、挿入部6の外径よりも大きく設定されていて、挿入部6との間に隙間が形成されている。また、内シース30の先端部30a側に突出する内口金40の先端部40bの外周面には、雄ネジ部40cが設けられている。また、内口金40の先端部40bにおいて、周方向の一部には内周面側から外周面側まで連通する開口部40dが形成されている。開口部40dは、軸方向において、雄ネジ部40cが形成されている範囲から、基端部40a側に雄ネジ部40cが形成されていない範囲まで延設されていて、開口部40dによって冷却用流路21の連絡路21cが構成されている。
外口金41は、基端側から先端側に向かって順に外径が大きくなるようして、基端部41aと、中間部41bと、先端部41cとで構成されている。基端部41aの外径は、外シース31の内径と略等しく設定されていて、外シース31に挿入され、接着剤によって密着して嵌合固定されている。また、基端部41aの内径は、内シース30の外径よりも大きく設定されていて、外シース31に嵌合固定された状態において内シース30との間に隙間が形成されている。基端部41aよりも先端側の中間部41bは、外径が外シース31の外径よりも僅かに大きく設定されていて、基端部41aとの間に段部41dが形成され、外シース31の先端部31aは段部41dに突き当てられた状態となっている。また、中間部41bの外周面には、第一の雄ネジ41eが形成されている。中間部41bよりも先端側の先端部41cの外周面には、先端側において第二の雄ネジ41fが形成されているとともに、第二の雄ネジ41fよりも基端側には、外周面側に環状に突出した環状凸部41gが形成されている。
また、外シース31の先端部31aには、略管状のスリーブ42と、スリーブ42よりも基端側に位置する略環状のラチェット43と、ラチェット43よりも基端側に位置する略環状の止め輪44とが外装されている。スリーブ42は、内径が外シース31の外径よりも僅かに大きく設定されている。そして、スリーブ42は、先端側内周面に形成された雌ネジ42aが外口金41の中間部41bの第一の雄ネジ41eに螺合されるとともに、先端面42bが外口金41の中間部41bと先端部41cとの間に形成された段部41hに当接することで、外口金41と一体となっている。また、スリーブ42の外径は、基端部42cで段状に縮径していて雄ネジ42dが形成されている。
ラチェット43は、ステンレスなどの金属や硬質のゴムなどで形成されて弾性変形可能な肉薄の部材で、環状に形成された本体部43aと、周方向に複数配設され、本体部43aから内周側に突出する係止部43bとを有する。本体部43aの外径は、スリーブ42の基端部42cの外径よりも小さく設定されている。係止部43bは、図4に示す分解時において、本体部43aから先端側または基端側へ傾斜して内周側へ突出していて、係止部43bの先端によって形成される内径は、外シース31の外径よりも僅かに大きく設定されている。また、図2及び図4に示すように、止め輪44は、内径が外シース31の外径よりも僅かに大きく設定された本体部44aと、本体部44aから先端側に突出する略管状の外嵌部44bとを有する。外嵌部44bの内周面には雌ネジ44cが形成されていて、スリーブ42の雄ネジ42dに螺合され、スリーブ42と止め輪44とは一体となっている。
そして、スリーブ42と止め輪44とが螺合されて一体となった状態において、ラチェット43は、スリーブ42の基端面と止め輪44の本体部44aの先端面との間に挟み込まれて締め付けられている。このため、ラチェット43の係止部43bは、傾斜した状態から径方向に対して略平行となるように弾性的に変形し、先端が外シース31の外周面に圧接した状態となる。これにより、スリーブ42とラチェット43と止め輪44とは、一体となった状態において、外シース31に固定された状態となり、外口金41は、基端部41aでの接着固定とともに、スリーブ42が螺合されていることによって外シース31により確実に固定された状態となっている。
また、外口金41において、先端部41cの内周面側には、内口金40の雄ネジ部40cと対向する位置で雌ネジ部41iが形成されている。雌ネジ部41iは、内周面側に向かってフランジ状に突出して対向する内口金40の雄ネジ部40cと螺合されていて、これにより内シース30は、先端側において、雌ネジ部41iの突出量に応じた隙間を有して外シース31に対して固定された状態となっている。
先端側閉塞手段34は、外口金41の先端部41cに外嵌された蓋部材45と、略板状のカバーガラス46とを備える。蓋部材45は、外口金41の先端側に配設される本体部45aと、本体部45aから基端側に突出する略管状の外嵌部45bとを有する。外嵌部45bの内周面には雌ネジ45cが形成されていて、外口金41の先端部41cの第二の雄ネジ41fに螺合することで固定されている。この状態で、カバーガラス46は、蓋部材45の本体部45aと、外口金41の先端部41cとの間に挟みこまれて、先端部41cの端面に形成された凹部41jに嵌合された状態で固定されている。ここで、外口金41の凹部41jには、さらに環状溝が形成されてOリング41kが嵌め込まれていて、カバーガラス46に密着した状態となっている。そして、このOリング41kが弾性変形することによってカバーガラス46と外口金41との間を封止し、外シース31の内部から冷却用流体Aが排出されてしまうことを規制している。
また、先端側閉塞手段34において、蓋部材45の本体部45aには、先端側から基端側まで貫通する開口部45dと、先端側に露出するようにして径方向に配設された溝45eが形成されている。そして、内シース30の内部に挿通された挿入部6の観察部材3によってカバーガラス46及び蓋部材45の本体部45aの開口部45dを通して先端側を観察することが可能であり、すなわちカバーガラス46との開口部45dとで窓部47が構成されている。
ここで、先端側固定手段32及び先端側閉塞手段34の各構成は、以下のような手順により内シース30及び外シース31と組み付けられる。
すなわち、図4に示すように、まず、止め輪44、ラチェット43、スリーブ42を順に、外シース31の先端部31a側から外装させていく。一方、内シース30の先端部30aに、内口金40を嵌合させて接着固定しておく。そして、内シース30を外シース31に挿通させて、先端部31a側から内口金40を突出させた状態にする。
次に、外口金41の基端部41aの外周面に接着剤を塗布した状態で、基端部41aを外シース31にねじ込みながら、外口金41の雌ネジ部41iと内口金40の雄ネジ部40cとを螺合させていく。そして、外口金41の段部41dが外シース31の先端部31aに当接するまで外口金41をねじ込むことで、内シース30、外シース31、内口金40及び外口金41は一体となる。次に、外口金41の中間部41bの第一の雄ネジ41eに、予め外シース31に外装させておいたスリーブ42の雌ねじ42aを螺合させ、スリーブ42の先端面42bが外口金41の段部41hに当接するまで締め付ける。さらに、スリーブ42の雄ネジ42dに止め輪44の雌ネジ44cを螺合して締め付けることで、ラチェット43の係止部43bが弾性的に変形して外シース31の外周面に係止された状態となる。最後に、カバーガラス46を外口金41の凹部41jにはめ込んだ状態で、溝45eに締付具を嵌め込んで蓋部材45を回転させることで、蓋部材45が外口金41に螺合して締め付けられ、先端側固定手段32及び先端側閉塞手段34が内シース30及び外シース31と組み付けられた状態となる。
次に、シース22の基端側について説明する。
図3及び図5に示すように、基端側固定手段33は、基端から順に連結される第一のブロック50及び第二のブロック51と、第一のブロック50と内シース30を接続する内側接続部材52と、第二のブロック51と外シース31とを接続する外側接続部材53とを備える。
内側接続部材52は、略管状の本体部52aと、本体部52aの外周側に張り出した略板状のフランジ部52bとを有する。本体部52aの外周面において、フランジ部52bよりも基端側には雄ネジ52cが形成されている。そして、雄ネジ52cが後述する第一のブロック50の内シース接続孔50cの雌ネジ50eに螺合され、フランジ部52bが第一のブロック50の先端面50bに当接するまで締め付けられていることで、内側接続部材52は第一のブロック50に接続されている。なお、内側接続部材52の内径は、挿入部6の外径よりも大きく設定されていて、挿入部6との間には隙間が形成されている。また、本体部52aの先端側外周には、外径が拡径した拡径部52dが設けられ、拡径部52dにおいて外周面から内周面まで貫通する一対のネジ孔52eが形成されている。本体部52aの外径は、内シース30の内径と略等しく設定されていて、拡径部52dの先端側において内シース30に挿入され、接着剤によって密着して嵌合固定されている。接続される内シース30の基端部30bからは一対の係合片30cが基端側に突出し、内側接続部材52の拡径部52dに外嵌されている。一対の係合片30cには、それぞれ拡径部52dのネジ孔52eと同軸上でネジ孔30dが形成されていて、拡径部52dのネジ孔52eと係合片30cのネジ孔30dには、固定ネジ52fが螺合されている。これにより、内シース30と内側接続部材52とは、接着固定とともに、固定ネジ52fによる固定によっても互いに固定されている。なお、外シース31において係合片30cのネジ孔30dと対向する位置にネジ孔を設けて、固定ネジ52fを外シース31にも螺合することとしても良い。このようにすることで、固定ネジ52fによる接続部分の接続強度をより高いものとすることができる。さらに、一対の係合片30cの外面同士の間隔を外シース31の内径と略等しくして、外シース31に一対の係合片30cを接着剤を塗布して嵌合することで接続強度をより高いものとすることができる。
外側接続部材53は、略管状の本体部53aと、本体部53aの外周側に張り出した略矩形板状のフランジ部53bとを有する。フランジ部53bには、複数の貫通孔53cが形成されていて、後述するように貫通孔53cに挿通された固定ネジ51iがネジ穴51jに螺合されていることで、外側接続部材53は第二のブロック51に固定されている。また、外側接続部材53の本体部53aの基端側は、第二のブロック51に固定された状態において、第二のブロック51の外シース接続孔51dに嵌合されている。また、外側接続部材53の本体部53aの先端側は、外シース31の内周側に嵌合され、接着剤によって密着して固定されている。なお、外側接続部材53の本体部53aの内径は、内側接続部材52の本体部52aの外径よりも大きく設定されていて、組み付けられた状態において互いの間には隙間が形成されている。
第一のブロック50の基端面50aには、基端側から先端側に段状に縮径する第一の凹部55、第二の凹部56、及び、第三の凹部57が形成されている。最も基端側に位置する第一の凹部55の内周面には雌ネジ55aが形成されている。また、第一のブロック50には、第三の凹部57から先端面50bまで連通して、内シース接続孔50c及び連絡孔50dがそれぞれ形成されている。内シース接続孔50cは、第一のブロック50の略中央に形成されていて、先端側内周面には雌ネジ50eが形成されている。そして、内シース接続孔50cの雌ネジ50eに内側接続部材52の雄ネジ52cが螺合されていることで、第一のブロック50の内シース接続孔50cは、内側接続部材52を介して内シース30と接続されている。また、第一のブロック50には、基端面50aから先端面50bまで貫通する複数の貫通孔50fが形成されていて、後述するように貫通孔50fに挿通された固定ネジ51kがネジ穴51mに螺合されていることで第二のブロック51と連結されている。また、第一のブロック50には、側面50gからシース接続孔50cまで連通する流体流通部接続孔50hが形成されている。流体流通部接続孔50hには、雌ネジ50iが形成されていて、接続継手58が螺合されている。接続継手58には、流体流通部23の供給配管25が接続されている。
第二のブロック51の基端面51aには、第一のブロック50の内シース接続孔50c及び連絡孔50dと連通可能な位置で凹部59が形成されていて、凹部59を囲むように環状凹部が形成されOリング51bが嵌め込まれている。また、第二のブロック51には、凹部59から先端面51cまで連通する外シース接続孔51dが形成されている。また、先端面51cにおいて外シース接続孔51dを囲むように環状凹部が形成されOリング51eが嵌め込まれている。また、第二のブロック51には、側面51fから外シース接続孔51dまで連通する流体流通部接続孔51gが形成されている。流体流通部接続孔51gには、雌ネジ51hが形成されていて、接続継手60が螺合されている。接続継手60には、流体流通部23の排出配管26が接続されている。
また、第二のブロック51の先端面51cにはネジ穴51jが形成されていて、固定ネジ51iが螺合されている。固定ネジ51iは、外側接続部材51のフランジ部53bの貫通孔53に挿通され、第二のブロック51の先端面51cとの間でフランジ部53bを締め付けていて、これにより外側接続部材53は、第二のブロック51に固定されている。また、固定された状態においてOリング51eが弾性変形することで、第二のブロック51と外側接続部材53との間を封止し、冷却用流体Aが排出されてしまうのを規制している。
また、第二のブロック51の基端面51aにはネジ穴51mが形成されていて、固定ネジ51kが螺合されている。固定ネジ51kは、第一のブロック50の貫通孔50fに挿通され、第二のブロック51の基端面51aとの間で第一のブロック50を締め付けていて、これにより第一のブロック50と第二のブロック51とは連結されている。また、連結された状態においてOリング51bが弾性変形することで、第一のブロック50と第二のブロック51との間を封止し、冷却用流体Aが排出されてしまうのを規制している。
基端側閉塞手段35は、第三の凹部57に嵌め込まれた三つのOリング61及びワッシャ62と、第二の凹部56に嵌め込まれた略管状のスライド部材63と、第一の凹部55に嵌め込まれた略管状のツマミ部材64とを備えている。Oリング61の内径は、外力が作用しない状態において、挿入部6の外径と略等しいか、若しくは、僅かに大きく設定されている。
スライド部材63は、第二の凹部56の内径と略等しい外径に設定されて第二の凹部56に挿入された本体部63aと、本体部63aから縮径して先端側に突出する小径部63bとを有する。本体部63aの外周面には、環状の凹部が形成されOリング63cが外嵌されていて、第二の凹部56に対してスライド部材63を進退可能とするとともに、Oリング63cによって第二の凹部56とスライド部材63の本体部63aとの間を封止し冷却用流体Aが排出されないように規制している。また、小径部63bの外径は、第三の凹部57の内径よりも小さく設定されていて、小径部63bの先端は、第三の凹部57の内部においてワッシャ62に当接している。また、小径部63bの軸方向の長さは、ワッシャ62に当接した状態において、第二の凹部56の端面56aとスライダ部材63の本体部63aとの間において隙間56bが形成されるように設定されている。また、小径部63bの内径は、挿入部6を挿通可能な大きさであるとともに、本体部63aの内径よりも小さく設定されていて、小径部63bの内周面と本体部63aの内周面との間には段部63dが形成されている。そして、本体部63aの内部にはOリング65及びワッシャ66が配設され、Oリング65が段部63dに係止されている。
また、ツマミ部材64は、外周面に雄ネジ64aを有して第一の凹部55の雌ネジ55aに螺合された本体部64bと、本体部64bから縮径して先端側に突出する小径部64cと、本体部64bから拡径して基端側に設けられた把持部64dとを有する。本体部64b、小径部64c、及び、把持部64dの内径は、挿入部6を挿通可能な大きさに設定されている。また、小径部64cは、スライド部材63の本体部63aに挿入され、先端がワッシャ66に当接している。このため、把持部64dを把持して、第一のブロック50に対してツマミ部材64を締め込むことで、ツマミ部材64は、第一の凹部55の内部で先端側に進出し、これによりツマミ部材64の小径部64cの先端とスライド部材63の段部63dとの間に挟み込まれたOリング65を内周面側へ膨出させることができる。また、スライド部材63は、ツマミ部材64とともに第二の凹部56の内部で先端側に進出し、これによりスライド部材63の小径部63bの先端と第三の凹部57の端面57aとの間に挟み込まれたOリング61を内周面側へ膨出させることができる。すなわち、内シース30、内側接続部材52、第一のブロック50の内シース接続孔50c、スライド部材63、及び、ツマミ部材64に挿入部6を挿通させた状態においてツマミ部材64を締め込むことで、挿入部6は、膨出するOリング61、65によって固定されるとともに、内シース30の基端側を封止し、冷却用流体Aが基端側へ排出されないように規制した状態となる。
ここで、基端側固定手段33及び基端側閉塞手段35の各構成は、以下のような手順により内シース30及び外シース31と組み付けられる。まず、図5に示すように、第一のブロック50の基端面50a側において、第二の凹部56にスライド部材63を挿入し、さらに第一の凹部55にツマミ部材64を螺合させる。また、先端面50b側において、内シース接続孔50cの雌ネジ50eに、内側接続部材52の雄ネジ52cを螺合しフランジ部52bが先端面50bに当接するまで締め付ける。また、第二のブロック51の先端面51c側において、外シース接続孔51dに、外側接続部材53の本体部53aの基端を挿入し、固定ネジ51iによって第二のブロック51に外側接続部材53を固定する。
次に、第一のブロック50に接続された内側接続部材52を、第二のブロック51の外シース接続孔51dに基端側から挿入し、第一のブロック50の先端面50bと第二のブロック51の基端面51aとを当接させる。そして、固定ネジ51kによって第一のブロック50と第二のブロック51とを連結させる。ここで、第一のブロック50に接続された内側接続部材52において、本体部52aの先端側及び拡径部52dは、外側接続部材53の先端側に突出した状態となる。そして、この内側接続部材52の本体部52aの先端側外周面に接着剤を塗布して内シース30の基端側に挿入させ、内シース30に接着固定させる。さらに、拡径部52dに外嵌した一対の係合片30cのネジ孔30d及び拡径部52dのネジ孔52eに固定ネジ52fを螺合させることで、内側接続部材52と内シース30とは固定ネジ52fによっても固定された状態となる。最後に、予め内シース30に外装しておいた外シース31の基端を、外側接続部材53の本体部53aの先端側に接着剤によって嵌合固定することで、基端側固定手段33及び基端側閉塞手段35が内シース30及び外シース31と組み付けられた状態となる。
次に、この内視鏡装置1及び内視鏡用冷却装置20の作用について説明する。
内視鏡装置1で被検体を観察する場合、図1から図3に示すように、挿入部6の先端側に、内視鏡用冷却装置20のシース22を装着し、この状態で被検体の中に挿入していく。この際、図1に示す流体流通部23の供給源24において、ポンプ28を駆動させ、供給配管25から冷却用流体Aを供給する。図3に示すように、供給された冷却用流体Aは、接続継手58及び第一のブロック50の流体流通部接続孔50hを介して内シース接続孔50cに流入することとなる。ここで、挿入部6は、基端側閉塞手段35のOリング61、65で固定されていることから、流体流通部接続孔50hと内シース接続孔50cとの接続部分が塞がれてしまうこと無く好適に冷却用流体Aを流通させることができる。また、基端側閉塞手段35のOリング61、65によって内シース30と挿入部6との間が封止されているので、冷却用流体Aは、基端側に排出されてしまうこと無く、内シース30と挿入部6との間に形成された第一の冷却用流路21aを通って先端側へ流通することとなる。このため、挿入部6は第一の冷却用流路21aに流通する冷却用流体Aによって好適に冷却されることとなる。なお、本実施形態の内視鏡用冷却装置20の場合、何らかの要因によってOリング61と挿入部6との間から基端側へ冷却用流体Aが排出されてしまったとしても、基端側にOリング65が設けられていることでより確実に排出を規制することができる。また、Oリング61と挿入部6との間から基端側へ流入してしまった冷却用流体Aは、隙間56bに流入することになる。そして、隙間56bは、連絡孔50dによって第二のブロック51の凹部59と連通していることから、隙間56bに流入した冷却用流体Aは、連絡孔50d及び凹部59を介して第二のブロック51の外シース接続孔51dに流入することとなり、後述するように流体流通部23に回収されて再び供給配管25から供給可能となる。
次に、図2に示すように、第一の冷却用流路21aの先端側に流入した冷却用流体Aは、先端側が先端側閉塞手段34によって閉塞されていることから、内口金40の開口部40dによって形成された連絡路21cによって内シース30の内周面側から外周面側へと流通し、内シース30と外シース31との間に形成される第二の冷却用流路21bに流入することとなる。この際、内シース30は、先端側において、先端側固定手段32によって外シース31に対して固定された状態にある。このため、外口金41の雌ネジ部41iの突出量に応じて隙間を確保することができ、連絡路21cが狭まってしまうこと無く好適に冷却用流体Aを流通させることができる。そして上記のように外シース31の先端側は先端側閉塞手段34によって閉塞された状態にあることから、冷却用流体Aは、第二の冷却用流路21bにおいて先端側から基端側へ流通することとなり、内側に位置する挿入部6は、再度冷却されることとなる。そして、第二の冷却用流路21bを流通する冷却用流体Aは、基端側において第二のブロック51の外シース接続孔51dに流入し、さらに、流体流通部接続孔51gに流入することとなる。ここで、基端側固定手段33によって内シース30は外シース31に対して固定された状態にあるので、上記同様に好適に流体流通部接続孔51gに流入させることができる。そして、冷却用流体Aは、接続継手60及び排出配管26を介して、供給源24のタンク27に排出されることとなり、再び、供給配管25から第一の冷却用流路21aに流入させて挿入部6を冷却させることとなる。
以上のように、挿入部6に内視鏡用冷却装置20を装着した状態で被検体の内部に挿入すれば、挿入部6は、第一の冷却用流路21a、第二の冷却用流路21b、及び、流体流通部23を循環する冷却用流体Aによって覆われていた状態となる。また、先端側においては先端側固定手段32によって、基端側においては基端側固定手段33によって、それぞれ流路が狭まってしまうこと無く、好適に冷却用流体Aを流通させることができる。このため、冷却用流路21に変化が生じて冷却効率が変化してしまうこと無く、冷却用流体Aによって低コストで効果的に、かつ、安定して挿入部6を常に冷却することができ、高温下において挿入部6を使用して被検体を好適に観察することができる。また、上記のように冷却用流体Aが循環することで、被検体内部に冷却用流体Aが流入して被検体を冷却してしまうことが無く、被検体内部の温度環境を一定の保ちつつ挿入部6によって観察を行うことができる。
なお、本実施形態の内視鏡用冷却装置20では、先端側固定手段32において、外口金41の雌ネジ部41iがフランジ状に突出し、内口金40の雄ネジ部40cの螺合されるものとしたが、これに限るものでは無い。雌ネジ部41iまたは雄ネジ部40cの少なくとも一方がフランジ状に突出することで、突出量に応じた隙間を確保することができる。また、第一の冷却用流路21aと第二の冷却用流路21bとを連絡する連絡路21cは、内口金40の開口部40dによって形成されるものとしたが、内シース30に開口部を設けて連絡路としても良い。しかしながら、内シース30の先端部に固定され先端側に突出する内口金40に開口部40dを設けることで、より先端側まで冷却用流体を流通させることができ、より好適に挿入部6を冷却させることができる。
また、基端側固定手段33ではOリング61、65を有し、挿入部6の固定及び第一の冷却用流路21aの基端側の封止を複数箇所で行っているものとしたが、これに限るものでは無い。少なくとも一箇所有することで挿入部6を固定し、また、第一の冷却用流路21aの基端側から冷却用流体が排出されてしまうのを規制することができる。
また、本実施形態の内視鏡用冷却装置20では、挿入部6と内シース30との間の第一の冷却用流路21aに冷却用流体Aを供給して、内シース30と外シース31との間の第二の冷却用流路21bから回収するものとしたが、これに限るものでは無い。第二のブロック51の接続継手60に供給配管25を接続し、また、第一のブロック50の接続継手58に排出配管26を接続して、冷却用流体Aを第二の冷却用流路21bに供給して第一の冷却用流路21aから回収するものとしても同様の効果を期待することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明の第1の実施形態の内視鏡装置を示す全体構成図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置のシースの先端側の詳細断面図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置のシースの基端側の詳細断面図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置のシースの先端側の分解図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置のシースの基端側の分解図である。
符号の説明
1 内視鏡装置
3 観察部材
6 挿入部
20 内視鏡用冷却装置
21a 第一の冷却用流路
21b 第二の冷却用流路
21c 連絡路
23 流体流通部
30 内シース
30a 先端部
31 外シース
31a 先端部
32 先端固定手段
34 先端閉塞手段
40 内口金
40c 雄ネジ部
40d 開口部
41 外口金
41i 雌ネジ部
45 蓋部材
47 窓部
A 冷却用流体

Claims (5)

  1. 冷却用流体を流通させて、内視鏡装置の挿入部の内、被検体の観察を行うための観察部材を有する先端側を冷却する内視鏡用冷却装置であって、
    前記挿入部の先端側に隙間を有して外装され、先端部側に内周面側と外周面側とを連通させる連絡路が設けられた内シースと、
    該内シースに隙間を有して外装された外シースと、
    該外シースの先端部で該外シースに対して前記内シースを固定する先端側固定手段と、
    前記外シースの前記先端部側を閉塞するとともに、前記内シースに挿入された前記挿入部の前記観察部材によって外部を観察可能とする窓部を有する先端側閉塞手段と、
    前記挿入部と前記内シースとの間の隙間によって形成される第一の冷却用流路、または、前記内シースと前記外シースとの間の隙間によって形成される第二の冷却用流路の一方の基端側に前記冷却用流体を供給するとともに、他方の基端側から前記冷却用流体を回収する流体流通部とを備えることを特徴とする内視鏡用冷却装置。
  2. 請求項1に記載の内視鏡用冷却装置において、
    前記先端側固定手段は、前記内シースの前記先端部に固定されて該先端部側に突出するとともに、外周面側に雄ネジ部を有する略管状の内口金と、
    前記外シースの前記先端部に固定されて、前記内口金の前記雄ネジ部と対向する位置で内周面側に雌ネジ部を有する略管状の外口金とを有し、
    前記内口金の前記雄ネジ部と前記外口金の前記雌ネジ部との少なくとも一方が他方に向かってフランジ状に突出して互いに螺合していることを特徴とする内視鏡用冷却装置。
  3. 請求項2に記載の内視鏡用冷却装置において、
    前記先端側固定手段の前記内口金には、前記連絡路として内周面側から外周面側まで連通する開口部が形成されていることを特徴とする内視鏡用冷却装置。
  4. 請求項2または3に記載の内視鏡用冷却装置において、
    前記先端側固定手段の前記外口金は、前記外シースに対して密着して嵌合固定されていて、
    前記先端側閉塞手段は、前記外口金の先端部に嵌合して、該先端部を閉塞する蓋部材を有することを特徴とする内視鏡用冷却装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の内視鏡用冷却装置と、
    前記内シースが外装される挿入部とを備えることを特徴とする内視鏡装置。
JP2007066796A 2007-03-15 2007-03-15 内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置 Expired - Fee Related JP5031414B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007066796A JP5031414B2 (ja) 2007-03-15 2007-03-15 内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007066796A JP5031414B2 (ja) 2007-03-15 2007-03-15 内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008225336A true JP2008225336A (ja) 2008-09-25
JP5031414B2 JP5031414B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=39843995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007066796A Expired - Fee Related JP5031414B2 (ja) 2007-03-15 2007-03-15 内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5031414B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019066516A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 日本電産トーソク株式会社 内面検査装置
CN111868601A (zh) * 2018-03-20 2020-10-30 Avl李斯特有限公司 用于机器的内部的照明单元
CN113630582A (zh) * 2021-08-09 2021-11-09 中国科学院上海应用物理研究所 一种适用于高温熔盐环境的可视化在线监测装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5556603U (ja) * 1978-10-12 1980-04-17
JPS5854924A (ja) * 1981-09-26 1983-04-01 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡の吸引装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5556603U (ja) * 1978-10-12 1980-04-17
JPS5854924A (ja) * 1981-09-26 1983-04-01 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡の吸引装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019066516A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 日本電産トーソク株式会社 内面検査装置
CN111868601A (zh) * 2018-03-20 2020-10-30 Avl李斯特有限公司 用于机器的内部的照明单元
CN113630582A (zh) * 2021-08-09 2021-11-09 中国科学院上海应用物理研究所 一种适用于高温熔盐环境的可视化在线监测装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5031414B2 (ja) 2012-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5075437B2 (ja) 内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置
US10149603B2 (en) Endoscope
JP4841251B2 (ja) 内視鏡
EP2923628A1 (en) Flow passage switching valve unit for endoscope, and endoscope
US20090259103A1 (en) Endoscope cooling device and endoscope system
JP5031414B2 (ja) 内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置
JP6302740B2 (ja) 内視鏡用耐熱シースおよび内視鏡用耐熱シースを備えた内視鏡システム
CN105142490A (zh) 具有可摇摄相机的内窥镜
JP2010008551A (ja) 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡システム
JP4832832B2 (ja) 内視鏡用冷却装置
JP5253027B2 (ja) 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡システム
JP4906297B2 (ja) 内視鏡用冷却装置及びこれを備える内視鏡装置
JP5063967B2 (ja) 内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置
JP4838565B2 (ja) 耐熱内視鏡
JP2019511311A (ja) 内視鏡装置のための水筒キャップアセンブリ
JP5031437B2 (ja) 内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置
JP2009039205A (ja) 内視鏡システム
JP2008058681A (ja) 内視鏡装置
JP2007093886A (ja) 内視鏡用冷却装置及びこれを備える耐熱内視鏡
JP6446437B2 (ja) 内視鏡用光学アダプタ装着脱補助具
US20180279858A1 (en) Treatment instrument insertion tool
JP5014852B2 (ja) 内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置
JP4922650B2 (ja) 内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置
JP5412176B2 (ja) 保護チューブおよび内視鏡システム
US20210219822A1 (en) Camera head

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120627

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5031414

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees