JP2008225063A - 情報表示用パネルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも一方が透明な2枚の可とう性基板間の、少なくとも基板間距離確保用部材で確保された空間に、表示媒体を少なくとも1種類以上封入し、表示媒体に電界を付与することによって表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルの製造方法において、2枚の可とう性基板を貼り合わせるにあたり、熱溶融性および熱硬化性を併せ持つ接着剤を基板間に配置した後重ね合わせ、熱ロールラミネーターにより貼り合わせた。好適例として、熱硬化性の接着剤として、ゴム弾性を示す高分子および単官能アクリル系 (あるいはメタクリル系) モノマーを主成分とし、熱ラジカル発生剤を含有してなるものを使用する。
【選択図】図6
Description
図6は本発明の情報表示用パネルの製造方法の一例を説明するための図である。図6に示す例において、一方の基板(基板31)に関しては、まず、図6に示すように、一方の基板(基板31)を多面取りするための基板材料である、ロール41に巻かれたシート状の連続した基板(以下、基板シートという)42−2を製造ラインに装着する。この基板シート42−2は、可とう性を有する樹脂基板であることが好ましい。なお、この基板シート42−2には、図示しない前工程において、ITO電極パターニング工程、隔壁および基板間距離確保用部材形成工程、隔壁上部への接着剤塗布工程および接着剤一次硬化工程を実施して、隔壁上部の接着剤層をタックフリー化しておくものとする。次に、図6に示す表示媒体充填工程を実施することにより、基板シート42−2上のパネル形成領域に形成した隔壁より成る各々のセル内に所定量の表示媒体を充填し、その後、図6に示す表示媒体除去工程を実施することにより、吸着ロール43によって隔壁上の不要な表示媒体を除去する。
本発明の製造方法で用いる熱ロールラミネーターとしては、表面の材質がゴム製で、加熱温度範囲が室温から100℃程度のものが好適である。圧力は、加熱により溶融したシール剤が隔壁または基板間距離確保用部材の高さまで押しつぶされるだけの大きさでなければならない。
本発明において、以下に説明する熱溶融性および熱硬化性を併せ持つ接着剤は、上記パネル形成領域の周囲に配置するシール剤として使用できるだけでなく、上記隔壁や基板間距離確保用部材の上部に設ける接着剤としても使用することができる。
図6に示す本発明の製造方法を用いて情報表示用パネルを製造した。熱ロールラミネーター49を用いて、連続供給されたフィルム基板に枚葉フィルム基板を貼り合わせ、枚葉パネルに裁断したところ、枚葉フィルム基板の搬送開始から、裁断終了まで20秒かかった。さらに、枚葉パネルをオートクレーブ48へ移動し、加熱・加圧しながらシール剤および接着剤を硬化させる二次貼り合わせ工程を行った後、外観を観察した。その結果、基板表面にはエアー残りは見られず、基板間距離確保用部材とフィルム基板との接触部位は全面に亘り均一に接着していた。
図8に示す従来の製造方法を用いて、貼り合わせ工程(シール剤硬化工程)および接着剤硬化工程を行って2枚のフィルム状枚葉基板を貼り合わせたところ、減圧チャンバー67内への基板の搬入開始から、貼り合わせが完了してチャンバー外へ搬出されるまで60秒かかった。次いで、貼り合わせた2枚の枚葉基板をオートクレーブ68へ移動し、加熱・加圧しながら接着剤を硬化させる接着剤硬化工程を行った後、外観を観察した。その結果、基板表面にエアーだまりが見られ、基板間距離確保用部材とフィルム基板との接触部位は接着不良となった。
3、3−1、3−2 表示媒体(粒子群)
3W 白色表示媒体
3Wa 表示用白色粒子
3B 黒色表示媒体
3Ba 表示用黒色粒子
4 隔壁
5、6、5−1、5−2、6−1、6−2 電極
7 黒色板
8 マイクロカプセル
9 絶縁液体
11、12 外部電界形成手段
13、14 導電部材
41 ロール
42、42−1、42−2 基板シート
43 吸着シート
44 カッター
46 枚葉基板
48 オートクレーブ
49 熱ラミネーター
Claims (9)
- 少なくとも一方が透明な2枚の可とう性基板間の、少なくとも基板間距離確保用部材で確保された空間に、表示媒体を少なくとも1種類以上封入し、表示媒体に電界を付与することによって表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルの製造方法において、2枚の可とう性基板を貼り合わせるにあたり、熱溶融性および熱硬化性を併せ持つ接着剤を基板間に配置した後重ね合わせ、熱ロールラミネーターにより貼り合わせたことを特徴とする情報表示用パネルの製造方法。
- 2枚の可とう性基板を貼り合わせるにあたり、熱溶融性および熱硬化性を併せ持つ接着剤を基板間に配置した後重ね合わせ、熱ロールラミネーターにより貼り合わせる一次貼り合わせ工程を行った後、加熱しながら加圧処理することによって接着剤を十分に硬化させてパネルを確実に貼り合わせる二次貼り合わせ工程を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報表示用パネルの製造方法。
- 2枚の可とう性基板がロールに巻かれて連続的に供給されることを特徴とする請求項1または2に記載の情報表示用パネルの製造方法。
- 熱溶融性および熱硬化性を併せ持つ接着剤を、基板間のシール剤、または、基板と隔壁との接着剤、または、基板間のシール剤および基板と隔壁との接着剤として用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報表示用パネルの製造方法。
- 熱溶融性および熱硬化性を併せ持つ接着剤が、ゴム弾性を示す高分子および単官能アクリル系 (あるいはメタクリル系) モノマーを主成分とし、熱ラジカル発生剤を含有してなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報表示用パネルの製造方法。
- 熱溶融性および熱硬化性を併せ持つ接着剤が、ゴム弾性を示す高分子100重量部に対し、モノマーが20〜180重量部であることを特徴とする請求項5に記載の情報表示用パネルの製造方法。
- 熱溶融性および熱硬化性を併せ持つ接着剤が、ゴム弾性を示す高分子が、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、ブタジエンゴム、SBS(ポリスチレン=ポリブタジエン=ポリスチレン)、SIS(ポリスチレン=ポリイソプレン=ポリスチレン)、SEBS(ポリスチレン=ポリ(エチレン=ブチレン)=ポリスチレン)などの合成ゴムであることを特徴とする請求項5または6に記載の情報表示用パネルの製造方法。
- 熱溶融性および熱硬化性を併せ持つ接着剤が、架橋剤を含有することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の情報表示用パネルの製造方法。
- 熱溶融性および熱硬化性を併せ持つ接着剤が、シランカップリング剤を含有することを特徴とする請求項8に記載の情報表示用パネルの製造方法。
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2007
- 2007-03-13 JP JP2007063362A patent/JP2008225063A/ja active Pending
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