JP2008224013A - 二重シール式ホース継手 - Google Patents

二重シール式ホース継手 Download PDF

Info

Publication number
JP2008224013A
JP2008224013A JP2007067749A JP2007067749A JP2008224013A JP 2008224013 A JP2008224013 A JP 2008224013A JP 2007067749 A JP2007067749 A JP 2007067749A JP 2007067749 A JP2007067749 A JP 2007067749A JP 2008224013 A JP2008224013 A JP 2008224013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
diameter
cylindrical
nipple
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007067749A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kushida
均 串田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HACHIKOU KK
Original Assignee
HACHIKOU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HACHIKOU KK filed Critical HACHIKOU KK
Priority to JP2007067749A priority Critical patent/JP2008224013A/ja
Publication of JP2008224013A publication Critical patent/JP2008224013A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Joints With Pressure Members (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

【課題】 従来のホース継手のシール性に対する信頼性の欠如に鑑み、その信頼性を向上し、確保した二重シール式ホース継手を提供する。
【解決手段】 ニップルのホース差し込み用筒部にホースを差し込み、そのホース差し込み部の外周面に嵌合した縮径可能な筒状部を有するスリーブを介し、該ニップルに筒状締め付け具を捻じ込み締め付けるホース継手において、スリーブ1の中心軸線方向に沿い前後方向に延びる両端の筒状部を、前端側の縮径可能な筒状部1bと後端側の縮径可能な筒状部1cに形成し、該ニップル1への該筒状締め付け具4の捻じ込みに伴い、該スリーブ1の前後の縮径可能な筒状部1b及び1cを中心軸線に向かい縮径せしめることにより、該ホースの該差し込み部の前後部を圧縮し、該ホースHの内周面を該ニップル1の該ホース差し込み用筒部1dの外周面に前後部の2個所で気液密にシールS1,S2するようにしたこと。
【選択図】 図3

Description

本発明は、気液漏洩防止に対する信頼性を著しく向上した二重シール式ホース継手に関する。
従来のホース継手として、袋ナット締めタイプがある。そのホース継手は、ニップルのホース差し込み用筒部に差し込んだホースの差し込み部を、通常「袋ナット」と称する筒状締付け具を該ニップルに捻じ込み結着する過程で、該筒状締付け具の内周面で該ホースの差し込み部の外周面に嵌めてあるスリーブを加圧し、該スリーブを該ホースの差し込み用筒部の外周面に該ホースの差し込み用筒部の内周面を圧着してその両者間を気液密にシールするようにしたホース継手が一般である。この種ホース継手のシール性を改善するため、スリーブとして、その軸方向に沿った一端側にその端縁に開口するスリットを周方向に複数条切欠き形成することにより、これらスリット間に複数の遊離片から成る縮径可能な筒状部に形成したスリーブに構成し、該ニップルに該筒状締付け具を捻じ込む過程で、該筒状締付け具の内周面で該スリーブを加圧してホース差し込み用筒部の外周面に圧着せしめると共に、特に、その縮径可能な筒状部を中心軸線に向かい縮径させて、該ホースの外周面を圧縮して該ホースの内周面を該ニップルの該ホース差し込み用筒部の外周面に圧着し、その個所で気液密にシールするようにしたホース継手が開発されている。例えば、下記の特許文献1に開示されている。
尚、該特許文献1には、「ニップル1の外周面1aに沿ってホースHを差し込み、その外周にスリーブ2を介して締め付け具3を被せ、この締め付け具3の内面3aの加圧により、スリーブ2を縮径してホースHの内周面H1をニップル1の外周面1aに密着させるホース継手において、前記スリーブ2が、軸方向基端側に形成した円環部2aと、軸方向に形成した径方向へ縮径可能な押圧筒状部2bと、これら両者間に形成した弾性変形可能な連結部2cとを備え、上記円環部1aをニップル1の係止部1bに係合させて軸方向へ位置決めし、上記押圧筒状部2bの外周面には、締め付け具3の平坦な加圧内面3a及びホースHの外周面H2と平行な平坦受け面2dを形成したことを特徴とするホース継手」が開示されている。
特開2005-257065号公報
上記従来の改善されたホース継手は、例示の特許文献1に記載のように、図1(a),(b)示に明らかなように、該スリーブ2の軸方向先端側に設けた縮径可能な押圧筒状部2bは、該締め付け具3の内周面で加圧されることにより縮径し、該ホースHを圧縮し、ホースHの内周面をニップル1の外周面1aに気液密にシールするようにしているが、該スリーブ2の軸方向基端に形成した円環部2aと連結部2cは、図1(a)示に明らかなように、外方へラッパ上に開拡しているので、そのホースHの内側の押圧筒状部2bの縮径による液密シールが不完全な場合は、気液漏れを生ずる惧れがあり、気密性に対する信頼性が確保できない嫌いがある。例えば、該ニップル1の外周面1aへの該締め付け具3の捻じ込み締め付け作業における不完全な締め付け作業、或いは該締め付け具3によるニップル1への捻じ込み作業において、その加圧内面3aにより加圧されているスリーブ2をその加圧状態で前進するとき、該スリーブ2の該縮径可能な押圧筒状部2bは、該締め付け具3の捻回に伴い捻じ曲げられ変形し、該ホースHの外周面H2全周を均一に圧縮せしめられず、一部にシール性が損なわれる惧れが伴う。更に詳細には、図示のように、該縮径可能な筒状部2bとは、スリーブ2の端縁に開口し、軸方向に沿い切欠いて成るスリットをスリーブ2の周方向に一定の間隔を存して配設し、これらのスリット間に形成された多数のすり割り2eから成るので、これらのすり割り2eが、その外面を加圧し乍らニップル1の外周面1aに捻じ込まれる該締め付け具3の捻回作業により、捻じ曲げられてしまう惧れが免れず、この点からも、気液漏れ防止に対するシール性に信頼性を欠く惧れがある課題を有する。
本発明は、かゝる課題を解決し、シール性の信頼性を確保し、更には、縮径可能な筒状部のニップルへの締め付け具の捻じ込みに伴うニップルの締め付け具の後部の内周面に加圧される縮径可能な筒状部が捻じ曲げられることなく、ホースの外周面全周を均一にシールし得るようにした二重シール式ホース継手を提供することを目的とする。
本発明の二重シール式ホース継手は、請求項1に記載の通り、ニップルのホース差し込み用筒部の外周にホースを差し込み、該ホースの差し込み部の外周面に嵌合した縮径可能な筒状部を有するスリーブを介し、該ニップルに筒状締め付け具を捻じ込み締め付けるホース継手において、該スリーブの中心軸線に沿い前後方向に延びる両端の筒状部を、前端側の縮径可能な筒状部と後端側の縮径可能な筒状部に形成し、該ニップルへの該筒状締め付け具の捻じ込みに伴い、該スリーブの前後の両縮径可能な筒状部を中心軸線に向かい縮径せしめることにより該ホースの該差し込み部の前後部を圧縮し、該ホースの内周面を該ニップルの該ホース差し込み用筒部の外周面に前後部の2個所で圧着し、気液密にシールするようにしたことを特徴とする。
更に本発明は、請求項2に記載の通り、請求項1に係る発明において、該ニップルへの該筒状締め付け具の捻じ込みに伴い、該スリーブの前端側に形成した該縮径可能な筒状部を該ニップルの該差し込み部の外周にホース嵌合用環状凹溝を存して突出させた加圧用筒部により加圧して縮径せしめるようにする一方、該スリーブの後端側に形成した該縮径可能な筒状部を、該ニップルと該筒状締め付け具との間に介在させたリング部材を介し加圧し縮径せしめるようにしたことを特徴とする。
更に本発明は、請求項3に記載の通り、該リング部材は、該スリーブの後端と対向する前端面を前方に至るに従い開拡した傾斜面に形成し、該筒状締め付け具には、その後端部に該リング部材の後端を押圧係合する係止用突起を設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、該ニップルの該ホース差し込み部の外周面とこれに差し込まれたホースの内周面との間を、前部と後部の2個所で気液密にシールし得たので、従来のホース継手にみられるシール性に対する不安を解消し、シールに対するセキュリティーを確保することができる。
請求項1に係る発明によれば、該スリーブの前端側に形成した縮径可能な筒状部は、該ニップルの該ホース差し込み用筒部の外周に突設した加圧用筒部により加圧されて縮径し、該ホースを圧縮するので、該ホース差し込み用筒部の外周面とこれに差し込まれているホース間内周面との間をその前端側において全周に亘り均一な気液密にシールすることができる一方、該スリーブの後端側に形成した縮径可能な筒状部は、該ニップルに捻じ込まれる該筒状締め付け具の後端内周面に介在せしめたリング部材により加圧せしめられるようにしたので、該筒状締め付け具の捻回作用の影響を受けることなく、ホースの外周面を均一に圧縮することができ、従って、該ホース差し込み用筒部の外周面と該ホースの内周面との間を後端側において均一な気液密シールをもたらし、かくして、該スリーブの前後2個所に該ホースと該ホース差し込み用筒部の外周面と該ホースの内周面との間を前後2個所において二重シールをもたらすので、そのいずれか一方のシール性が何等かの理由で万一損なわれると仮定しても、その他方のシール性が確保されているので、何等問題がなく、シール性を依然確保することができるシール性の信頼性が向上し、上記従来のホース継手のような気液漏出の惧れを解消できる。
請求項3に係る発明によれば、該筒状締め付け具を該ニップルに捻じ込みに伴い、該リング部材は後方から押されて前進し、該スリーブの後端部外周面にそのテーパー面を介し円滑に載置されると共に、加圧されて該スリーブの後側の縮径可能な筒状部を縮径される作用が円滑に行われ、かくして、良好な上記の二重シールをもたらし、気液漏出に対するセキュリティーを確保することができる。
図1は、本発明の実施形態の1例の二重シール式ホース継手の分解斜視図を示し、参照符号1はニップル、2はスリーブ、3はリング部材、4は筒状締め付け具を示し、Hは本発明の該ホース継手で気液密に二重にシールされるホースを示す。
同図において、ニップル1は、流体を通す所定の内径と所定の長さを有する筒状本体1aの中間部において六角形の外周面に形成されたスパナ受け用突鍔1bを設け、該突鍔1bの図面で左側の筒部は、気体又は液状から成る流体を流出又は流入させる機器の筒状口部に螺着される螺条1c1を外周面に施された取り付け用筒部1cに形成し、該鍔部1bの図面で右側の筒部は、図2に示すような所定のホースHを嵌合し差し込むに適した外形を有するホース差し込み用筒部1dに形成して成り、該筒部1dには、その外周面に差し込んだホースの抜け防止用の係止用環状溝1d1を刻成することが好ましい。更に、該ニップル1には、その鍔部1bの図面で右側の壁面から該ホース差し込み用筒部1dの基部側を囲繞し且つホースの先端部が嵌入される環状凹溝1eを存して加圧用筒部1fを突設すると共に、その外周面に螺条部1gを施した。1e1は、該環状凹溝1eに挿入されるホースの先端を当接する環状壁面を示す。
該スリーブ2は、合成樹脂製で且つ好ましくは表面平滑な筒状成形体から成り、その内周面は全長に亘り平坦面とし、且つ所定のホースの外周面に摺接嵌合自在の内径を有することが好ましい。該スリーブ2は、その中間部を外方に突出する肉厚の環状隆起部2aに形成し、該環状隆起部2aから図面で左側に延びる前端側のつ筒状部を中心軸線に向かい縮径可能な筒状部2bに形成し、図面で右側に延びる後端側の筒状部を同様の縮径可能な筒状部2cに形成して成る。前端側の縮径可能な筒状部2bは、前端縁に開口するスリット2b1の複数条をその周面に一定の間隔を存して形成し、これらスリット2b1,2b1,…により各相隣るスリット2b1,2b1により分割された外圧により中心軸線に向け夫々縮径可能な遊離片2b2,2b2,…が一定間隔に筒状に配設して形成される。後端側の縮径可能な筒状部2cは、後端縁に開口するスリット2c1の複数条をその周面に一定間隔を存して形成し、これらスリット2c1,2c1,…により各相隣るスリット2c1,2c1により分割された外圧により中心軸線方向に夫々縮径可能な遊離片2c2,2c2,…が一定間隔を存し筒状に配設して形成される。
図示の例では、前端側のスリット2c1の幅と後端側の各スリット2c1の幅は同じとし、前端側のスリット2b1の長さを後端側のスリット2c1の長さより短くすると共に、前端側のスリット2b1,2b1間の間隔を後端側のスリット2c1,2c1間の間隔より小さくして、前端側の縮径可能な筒状部2bは遊離片2b2の数は、後端側の縮径可能な筒状部2cの遊離片2c2の数より少なく配設したが、これに限定されないことは言うまでもない。即ち、前端側のスリット2b1の幅及び長さ寸法及び後端側のスリット2c1の幅及び長さ寸法は、所望により設定される。また、前端側の遊離片2b2の幅及び長さ及び配設される数及び後端側の遊離片2c2の幅及び長さ及び配設される数も所望に設定される。また、中間部の環状隆起部2aの厚さ、長さ方向の幅、横断面形状なども所望に設定される。
該筒状締め付け具4は、その内周面にはその前端側に、前記したように、該ニップル1の加圧用筒部1fの外周面の螺条部1gに螺合する螺条部4aが施されており、その後端側は、その中心軸線に平行する平坦な内周面4bに形成され、且つその後端には、該筒状締め付け具4内に挿入嵌着されるリング部材3を受容係止するための内側に突出する係止用突起4cが設けられている。尚、該筒状締め付け具4の外周面4dは、スパナ受け用の六角形に形成されている。
該リング部材3は、金属製などの硬質材料から成り、その外周面は該筒状締め付け具4の該平坦な内周面4bに摺接嵌合される外径を有し、その内周面は、該スリーブ2の該後端側の縮径可能な筒状部2cの外周面に嵌合するに適した内径を有し、更にその後端の外周縁は、前記した筒状締め付け具4の後端の係止用突起4cを嵌合係止する環状の凹溝3aが形成されている。
上記の本発明の二重シール式ホース継手の使用例を次に説明する。
容器、その他所望の各種機器(図示しない)に、取り付け用筒部1cで取り付けた該ニップル1の該ホース差し込み用筒部1dにホースを嵌合し差し込む前に、該筒状締め付け具4、該リング部材3及び該スリーブ2を順次、ホースの先端から嵌合装着し、図2に示すように、ホースHの外周面に嵌合された該筒状締め付け具4の内部に、その後端側に該リング部材3が収容され、その前端側に該スリーブ2が配置されるように用意した後、該ホースHの先端部を該ニップル1の該ホース差し込み用筒部1dに差し込み、そのホース差し込み部hの先端部をその外周の加圧用筒部1fとの間の該環状凹溝1eに嵌め込むと共に、その環状端壁面1e1にその先端を当接させた状態に取り付ける。尚、該スリーブ2の該環状隆起部2aの外壁寸法は、図2に示すように、該筒状締め付け具4の内周面の螺条部4aとの間に間隙を存するように設計し、該筒状締め付け具4を該ニップル1に捻じ込み過程でこれに伴い該スリーブ2が捻られないようにした。
この状態から、該筒状締め付け具4をその前端側の螺条部4aを該ニップル1の該螺条部1gに螺合させて捻じ込む。即ち、該筒状締め付け具4を捻回前進させる。この捻じ込みに伴い、該筒状締め付け具4の後端の係止用突起4cにより、これと係合する該リング部材3とその前方に位置する該スリーブ2は前方へ押され、該スリーブ2の前側の縮径可能な筒状部2bは、図3に示すように、その前方の該加圧筒部1fの内周面1f1と該ホースHの差し込み部hの先端部の外周面との間に押し込まれ、該加圧用筒部1fにより外側から加圧されて縮径し該ホースHの差し込み部hの先端部を圧縮し、これにより、その縮径部に対応する該ホースHの差し込み部hの先端部は、該ホース差し込み用筒部1dの外周面に強く圧着する。かくして、前側の気液密のシール部S1が生成される。一方、該スリーブ2の前進の停止に伴い、該リング部材3は、該スリーブ2の後端側の縮径可能な筒状部2cの外周面に乗り上げるので、この状態で該リング部材3は該筒状締め付け具4の捻じ込みに伴う締め付け力を受け、該リング部材3を介する締め付け力、即ち、加圧力となって該縮径可能な筒状部2cを、捻じ曲げられることなく、そのままの静置状態で中心軸線に向かい縮径せしめられるので、該ホースHを圧縮し、その縮径部に対応する該ホースHの差し込み部hの内周面の後端部は、該ホース差し込み用筒部1dの外周面を強く圧着し、後側の気密シール部S2が生成される。かくして、図3に示すように、本発明のホース継手により前後二重のシールをもたらす。
従って、その二重シール部S1,S2のいずれか一方が何等かの原因でその一方のシール部のシール性が欠けたとしても、その他方のシール部によるシール性が確保されるので、従来のような1個所によるシールするホース継手に見られる液体漏出の惧れが解消される。つまり、二重のシール部S1,S2のいずれか一方がフェールセーフの機能を果たすので、流体漏出防止のセキュリティー(安全性)は確保され、シールに対する信頼性の高い安全なホース継手を提供することができる。
従って、また、本発明の二重シール式ホース継手は、食品、薬品、その他各種分野において使用されている従来のホース継手に代えて使用し、そのシール効果を高めることができ、特に、人体に危険を及ぼす気体又は液体を流すホース継手としての利用価値が高まる。
尚、上記のシール作業において、該スリーブ2の中間部に突設した環状隆起部2aは、該筒状締め付け具4による捻回締め付けを完了した時点で、図3に示すように、その内周面4bとの間に僅かな間隙をせしめる外径としたが、該内周面4bに圧着する外径としてもよい。
更に、本発明の二重シール式ホース継手として、該リング部材3の前端面を図示のように前方に至るに従い開拡する傾斜面3bとすることにより、その前進過程で該スリーブ2の上面に乗り上げ易くなる効果をもたらす。この場合、該スリーブ2の後端側の縮径可能な筒状部2cの後端面を図示のような傾斜面2dに形成することにより、該リング部材3の乗り上げを更に円滑にすることができる。
また、該ニップル1の該加圧用筒部1fの後端周面を図示のようなラッパ上の傾斜面1hに形成することにより、該スリーブ2の前端側の縮径可能な筒状部2bを、断面コ字状の環状凹溝1eを外周面を囲繞する該加圧用筒部1fの内周面1f1に容易に導入せしめることができる。
この場合、該スリーブ2の該環状隆起部2aに、該ニップル1のラッパ状傾斜面1hと対向する側を、該傾斜面1hと同じ傾斜度をもつ傾斜面2a1に形成しておくことにより、該筒状締め付け具4による捻回締め付けを完了したとき、その傾斜2a1は、該ニップル1の該加圧用筒部1fの該ラッパ状傾斜面1hに圧着せしめられた良好な密着状態となり、更に全体のシール性を向上し得られる。
ホースとしては、図示の例では、共押出成形機により、軟質合成樹脂を原料とし、内外2層を補強糸の筒状ブレードbを介在させてその対向面で互いに融合せしめてなる透明な積層型合成樹脂製ホースを使用した場合を示したが、これに限定されないことは勿論であり、塩化ビニル樹脂などの軟質合成樹脂やゴムなどの軟質材料で押出成形された単層型又は二層以上の積層型ホースや中間に合成樹脂製や金属製などの補強糸により筒状に編んだ補強材を介在させた種々の積層ホースなど種々の圧縮可能なホースから選択使用される。
本発明の二重シール式ホース継手の実施の1例の分解斜視図。 ニップルにホースを締め付ける前の状態を示す図1示の本発明継手の半部裁断面図。 ニップルに締め付けた状態を示す図1示の本発明継手の中央縦断面図。
符号の説明
1 ニップル
1f 加圧用筒部
1g 螺条
G 断面コ字状の環状空間
2 スリーブ
2a 環状隆起部
2b 前端側の縮径可能な筒状部
2c 後端側の縮径可能な筒状部
3 リング部材
4 筒状締め付け具
4a 螺条部
4b 平坦な内周面
4c 係止用突起

Claims (3)

  1. ニップルのホース差し込み用筒部の外周にホースを差し込み、該ホースの差し込み部の外周面に嵌合した縮径可能な筒状部を有するスリーブを介し、該ニップルに筒状締め付け具を捻じ込み締め付けるホース継手において、該スリーブの中心軸線に沿い前後方向に延びる両端の筒状部を、前端側の縮径可能な筒状部と後端側の縮径可能な筒状部に形成し、該ニップルへの該筒状締め付け具の捻じ込みに伴い、該スリーブの前後の両縮径可能な筒状部を中心軸線に向かい縮径せしめることにより該ホースの該差し込み部の前後部を圧縮し、該ホースの内周面を該ニップルの該ホース差し込み用筒部の外周面に前後部の2個所で圧着し、気液密にシールするようにしたことを特徴とする二重シール式ホース継手。
  2. 該ニップルへの該筒状締め付け具の捻じ込みに伴い、該スリーブの前端側に形成した該縮径可能な筒状部を該ニップルの該差し込み部の外周にホース嵌合用環状凹溝を存して突出させた加圧用筒部により加圧して縮径せしめるようにする一方、該スリーブの後端側に形成した該縮径可能な筒状部を、該ニップルと該筒状締め付け具との間に介在させたリング部材を介し加圧し縮径せしめるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の二重シール式ホース継手。
  3. 該リング部材は、該スリーブの後端と対向する前端面を前方に至るに従い開拡した傾斜面に形成し、該筒状締め付け具には、その後端部に該リング部材の後端を押圧係合する係止用突起を設けたことを特徴とする請求項2に記載の二重シール式ホース継手。
JP2007067749A 2007-03-16 2007-03-16 二重シール式ホース継手 Pending JP2008224013A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007067749A JP2008224013A (ja) 2007-03-16 2007-03-16 二重シール式ホース継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007067749A JP2008224013A (ja) 2007-03-16 2007-03-16 二重シール式ホース継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008224013A true JP2008224013A (ja) 2008-09-25

Family

ID=39842868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007067749A Pending JP2008224013A (ja) 2007-03-16 2007-03-16 二重シール式ホース継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008224013A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010047284A1 (ja) * 2008-10-22 2010-04-29 株式会社トヨックス ホース継手
JP2011012755A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Higashio Mech Co Ltd 管継手用抜止めリング
KR20170016309A (ko) * 2015-08-03 2017-02-13 최희문 파이프 연결용 탑 조인트 링
WO2022153678A1 (ja) * 2021-01-12 2022-07-21 ニッタ株式会社 ホース用継手

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08170768A (ja) * 1994-12-19 1996-07-02 Shigeo Kawasaki 管継手
JPH11248075A (ja) * 1998-03-03 1999-09-14 Maezawa Kyuso Industries Co Ltd 柔軟管接続継手

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08170768A (ja) * 1994-12-19 1996-07-02 Shigeo Kawasaki 管継手
JPH11248075A (ja) * 1998-03-03 1999-09-14 Maezawa Kyuso Industries Co Ltd 柔軟管接続継手

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010047284A1 (ja) * 2008-10-22 2010-04-29 株式会社トヨックス ホース継手
CN102257308A (zh) * 2008-10-22 2011-11-23 株式会社东洋克斯 软管接合件
CN102257308B (zh) * 2008-10-22 2013-09-11 株式会社东洋克斯 软管接合件
JP2011012755A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Higashio Mech Co Ltd 管継手用抜止めリング
KR20170016309A (ko) * 2015-08-03 2017-02-13 최희문 파이프 연결용 탑 조인트 링
KR101881210B1 (ko) * 2015-08-03 2018-07-24 최희문 파이프 연결용 탑 조인트 링
WO2022153678A1 (ja) * 2021-01-12 2022-07-21 ニッタ株式会社 ホース用継手

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5891537B2 (ja) 管継手
US6435568B1 (en) Tube joint having tightening member for accommodating tubes of varying wall thickness
JP3619779B2 (ja) 樹脂製管継手
JP5986953B2 (ja) 管接続装置
JP4929005B2 (ja) フレキシブル管用継手のシール方法およびシール構造
JP2008224013A (ja) 二重シール式ホース継手
JP2008095765A (ja) ホース継手
JP2012122533A (ja) ホース接続具及びシャワーホース用継手構造
US20070001448A1 (en) Sanitary hose couplers
JP2010101374A (ja) ホース継手
JP2007078158A (ja) ホースエンド接続継手
JP6010831B2 (ja) 管継手構造
JP2005090531A (ja) 管継手
JP2011033141A (ja) 継手
KR20070079965A (ko) 삽입식 이중수밀 이음관
JP6378545B2 (ja) 管継手
JP2000186792A5 (ja) フレキシブルチューブ用継手
JP2001248768A (ja) プラスチックチューブの継ぎ手構造
JP2010038270A (ja) 樹脂管継手
KR0120330Y1 (ko) 원터치 삽입식 관연결구
JP2006090362A (ja) 差込み型継手
JP3573136B2 (ja) フレキシブル管継手
JPH0117753Y2 (ja)
KR200325929Y1 (ko) 관연결구
JPH0424237Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120619