JP2008223518A - 温度センサの故障診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン排気の温度測定等に用いられる温度センサについて、故障しているとの誤った診断を簡単な構成で防止する。
【解決手段】温度センサが故障しているか否かの判定は、この温度センサからの出力として得られる温度(センサ出力値E1)に基づいて、これが正常領域として定められる所定の領域Esll〜Eslh外にあるか否かにより行う。診断対象である温度センサ以外に診断許可判定用の温度検出手段を設け、これによりこの温度センサからの出力に相関する温度Texh2を検出するとともに、検出された温度Texh2に基づいて、温度センサが故障しているか否かの判定を許可し、又は禁止する。この判定の許可に応答して、温度センサが故障しているか否かを判定する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、温度センサの故障診断装置に関し、詳細には、診断対象である温度センサ以外に診断許可判定用の温度検出手段を設けることで、ディーゼルパティキュレートフィルタを備えるエンジンにおけるエンジン排気の温度測定等、広い測定範囲の用途に用いられる温度センサについて、故障しているとの誤った診断を簡単な構成で防止するための技術に関する。
ディーゼルパティキュレートフィルタ(以下「DPF」という。)は、ディーゼルエンジンから排出される粒子状物質(以下「パティキュレート」という。)を除去するものとして一般的に知られた装置である。このDPFは、セラミック等からなるフィルタ担体を備え、排気中のパティキュレートをこのフィルタ担体により捕集して、これを除去するものである。
フィルタ担体の上流に酸化触媒を備えたDPFは、連続再生式のDPFとして知られている。この連続再生式のDPFにおいては、排気中の一酸化窒素が酸化触媒により酸化反応性の高い二酸化窒素に転換され、この二酸化窒素により、フィルタ担体に堆積しているパティキュレートが酸化され、処理される。ディーゼルエンジンから排出される大気汚染物質であるパティキュレートと窒素酸化物(以下「NOx」という。)との同時低減を目的として、連続再生式のDPFと、尿素還元式のNOx触媒とを併用した排気浄化装置の開発が進められている。
このような排気浄化装置においては、DPFの連続再生を良好に機能させるため、エンジン排気の温度を検出し、これに基づいて実際の排気温度を制御する必要がある。低速走行時におけるなど、排気温度の低下によりDPF内の温度が低下して、パティキュレートがその着火温度に満たないような運転条件においては、パティキュレートを燃焼させることができないか、又は燃焼させることができたとしても、これが緩慢となって、処理が良好に進まないからである。
そこで、DPFの内部をパティキュレートの処理にとって好適な温度範囲に制御するため、DPFの上流又は下流にエンジン排気の温度を検出するための温度センサ(以下「排気温度センサ」という。)を設置し、これにより検出される温度に基づいて、エンジンに対する燃料供給等を制御することとしている。しかしながら、この排気温度センサが故障した場合は、燃料供給等の制御により排気温度の低下を補償することができなくなることから、DPFの再生機能を充分に発揮させることができず、パティキュレートの過剰な堆積によりDPFにおける圧損が増大して、燃費を低下させるとともに、過剰に堆積したパティキュレートの突発的な燃焼によりフィルタ担体に過大な熱負荷をかけ、フィルタ担体を破損させるおそれがある。
従って、DPFを採用する排気浄化装置においては、排気温度センサが故障した場合に、これを直ちに検出し得ることが重要である。
ここで、温度センサの故障を診断するための技術として排気温度センサに適用可能なものに、次のようなものがある。
第1は、温度センサにより排気温度を検出し、検出された温度が正常領域として設定された所定の領域外にあるか否かを判定して、これが所定の領域外にある場合に、故障と診断するものである。
第2は、エンジンが安定して運転している条件で温度センサにより排気温度を検出するとともに、これと同じ条件についてこの温度センサ近傍における排気温度を推定し、検出された温度と、推定された温度との差が所定の値よりも大きいときに、故障と診断するものである(特許文献1)。
特開2006−022730号公報(段落番号0027)
しかしながら、上記の2つの技術には、それぞれについて次のような問題がある。
すなわち、第1の技術については、DPFを備えるエンジンにおいて、その排気温度の検出に用いられる温度センサは、一般的に広い測定範囲が求められることから、これに対応させて正常領域としての所定の領域を広く設定しなければならず、この所定の領域外にあるか否かの判定による故障の診断が困難なことである。無理に診断を行わせようとして所定の領域を狭く設定すれば、本来正常領域にあるべきはずの温度が所定の領域外に属すこととなり、故障しているとの誤った診断がなされることになりかねない。
他方、第2の技術については、排気温度の推定は、エンジン回転数、燃料噴射量及びEGRガス量等のエンジンの運転状態ばかりでなく、排気通路の構造等の様々な因子による影響を受けることから、必ずしも容易なものではなく、これを厳密に行おうとすれば、そのための演算構成が非常に複雑なものとなることである。演算を簡単にするため、エンジンの運転状態と排気温度との関係を予めマップ等のデータとして持たせることも可能であるが、この場合においては、マップの作成等に多くの適合工数が必要となる。
本発明は、以上の問題を考慮して、エンジン排気の温度測定等、広い測定範囲の用途に用いられる温度センサについて、故障しているとの誤った診断を簡単な構成で防止することのできる温度センサの故障診断装置を提供することを目的とする。
本発明に係る温度センサの故障診断装置は、温度センサが故障しているか否かを、この温度センサからの出力に基づいて判定するものである。故障しているか否かの判定は、温度センサにより検出された温度が、正常領域として定められる所定の領域外にあるか否かにより行うことが可能である。ここで、本発明では、診断対象である温度センサとは異なる温度検出手段により、この温度センサからの出力に相関する温度を検出するとともに、検出された温度に基づいて、温度センサが故障しているか否かの判定を許可し、又は禁止する。この判定の許可に応答して、温度センサが故障しているか否かを判定する。
本発明では、診断対象である温度センサ以外に診断許可判定用の温度検出手段を設け、これにより検出された温度に基づいて、温度センサが故障しているか否かの判定を許可又は禁止することとした。ここで、温度検出手段により検出される温度は、温度センサからの出力に相関するものであることから、この検出温度に基づいて、正常な温度センサからの出力として得られる温度があるべき範囲を把握することが可能である。そして、このあるべき範囲が実際に設定可能な領域に包含される場合に限り、故障しているか否かの判定を行うこととすることで、正常領域としての所定の領域を無理に狭く設定したりすることなく、簡単な構成で故障を診断することができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、エンジン1の排気浄化装置の構成を示している。本実施形態において、排気浄化装置を制御するコントロールユニットとしての機能は、エンジン1のコントロールユニット101に持たせており、このエンジンコントロールユニット(以下「ECU」という。)101は、本発明の第1の実施形態に係る温度センサの故障診断装置としての機能を有している。本実施形態において、エンジン1は、直噴型のディーゼルエンジンであり、トラック等の車両の駆動源を構成する。
吸気通路11の導入部には、図示しないエアクリーナが取り付けられており、エアクリーナにより吸入空気中の粉塵が除去される。吸気通路11には、可変ノズル型のターボチャージャ12のコンプレッサ12aが設置されており、コンプレッサ12aにより吸入空気が圧縮されて送り出される。圧縮された吸入空気は、図示しないインタークーラにより冷却された後、サージタンク13に流入し、マニホールド部で各気筒に分配される。
エンジン本体において、シリンダヘッドには、燃料供給用のインジェクタ21が気筒毎に設置されている。インジェクタ21は、ECU101からの信号により作動する。図示しない燃料ポンプにより送り出された燃料は、燃料供給管22及びコモンレール23を介して各インジェクタ21に供給され、各気筒の燃焼室内に噴射される。
排気通路31には、マニホールド部の下流にターボチャージャ12のタービン12bが設置されており、排気によりタービン12bが駆動されることで、コンプレッサ12aが回転する。タービン12bの下流には、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)32が介装されている。DPF32は、セラミックからなるハニカムフィルタ担体(以下、単に「フィルタ担体」という。)321を内蔵しており、このフィルタ担体321により排気中のパティキュレートを捕集する。フィルタ担体321におけるパティキュレートの堆積が進むと、これに伴って排気の有効通路面積が減少し、圧損が増大するので、堆積しているパティキュレートを燃焼させ、DPF32を再生させることが必要である。本実施形態では、フィルタ担体321の上流に酸化触媒322を設置し、この酸化触媒322により排気中の一酸化窒素を二酸化窒素に転換させて、フィルタ担体321に二酸化窒素を供給することとしている。二酸化窒素は、酸化反応性の高いことが知られており、比較的に低い温度条件下にあってもパティキュレートを燃焼させることができる。本実施形態では、フィルタ担体321と酸化触媒322とを1つの筐体に内蔵し、いわゆる連続再生式のDPF32を構成している。なお、DPFは、連続再生式のものに限らず、間欠再生式のものであってもよい。この間欠再生式のDPFは、パティキュレートの堆積量を推定し、この堆積量が一定の量に達したときにパティキュレートを燃焼させるための制御を行うものである。たとえば、通常運転時におけるよりも空気過剰率を低下させるとともに、ポスト噴射等の排気昇温制御を実施することで、熱負荷を抑制しつつ、堆積しているパティキュレートを燃焼させることができる。
また、排気通路31は、EGR管33により吸気通路11と接続されている。このEGR管33を介して排気の一部が吸気通路11に還流される。本実施形態では、このEGR管33により、ターボチャージャ12のタービン12bの上流における排気通路31と、吸気通路11に介装されたサージタンク13とが接続されている。EGR管33には、EGR制御弁34が介装されており、このEGR制御弁34により還流される排気の流量が制御される。EGR制御弁34は、ECU101からの信号により作動する。
排気通路31において、DPF32の上流及び下流には、エンジン排気の温度を検出するための温度センサ41,42が夫々設置されている。上流側の排気温度センサ41(「第1の排気温度センサ」に相当する。)は、DPF32に流入する前のエンジン排気の温度Texh1を検出するためのものである。他方、下流側の排気温度センサ42(「第2の排気温度センサ」に相当する。)は、パティキュレートが処理された後のエンジン排気の温度Texh2を検出するためのものである。これらの排気温度センサ41,42の検出信号は、ECU101に出力される。ECU101には、単位クランク角及び基準クランク角毎に信号を発生させるクランク角センサ151、ならびに運転者によるアクセルペダルの踏込み量を検出するアクセルセンサ152からの信号が入力されるほか、図示しないイグニッションスイッチ、スタートスイッチ及び冷却水温度センサ等からの信号が入力される。既述の通り、ECU101は、温度センサの故障診断装置としての機能を兼ねるものであり、入力した信号に基づいて、DPF32の再生状況を監視して、低速走行時におけるなど、DPF32内の温度が過度に低下しているものと判断されるときに、ポスト噴射等の制御により排気温度を上昇させて、DPF32の再生機能を維持するとともに、上流側の排気温度センサ41が故障しているか否かを判定する。本実施形態に係る故障の診断は、下流側の排気温度センサ42により検出される温度Texh2が所定の領域にあるときに、上流側の排気温度センサ41の故障の診断を許可することによるものである。本実施形態では、上流側の排気温度センサ41からの出力に基づいて、この排気温度センサ41における断線又はショートの故障を診断する。以下、排気温度センサ41の故障の診断を含む、本実施形態に係るECU101の動作について、フローチャートにより説明する。
図2は、エンジン1の燃料供給制御に関する基本ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、イグニッションスイッチがオンされている間、所定の時間毎に実行されるものである。このルーチンにより、エンジン1に対する燃料噴射量Qfが演算及び設定されるとともに、DPF32の再生機能を維持するための排気昇温制御が行われる。本実施形態において、この排気昇温制御は、量Qfの燃料を噴射するためのメイン噴射に遅れて行われるポスト噴射によりなされる。
S101では、エンジン回転数(基準クランク角毎の信号の発生周期に基づいて算出することが可能である。)及びアクセルペダルの踏込み量等の燃料供給制御に必要な各種の運転状態パラメータを読み込む。
S102では、読み込んだ運転状態パラメータに基づいて、エンジン1に対するメイン噴射による燃料供給量Qfを算出する。
S103では、故障判定フラグFdgnが0であるか否かを判定する。0であるときは、S104へ進み、0でないときは、S104〜S107の処理による排気昇温制御を行わず、S108へ進む。故障判定フラグFdgnは、上流側の排気温度センサ41が故障していることを示すためのものであり、通常は0に設定され、後述する故障診断ルーチンにおいて、排気温度センサ41が故障していると判定された場合に、1に切り換えられる。本実施形態では、後述するように、上流側の排気温度センサ41により検出される温度Texh1に基づいて排気昇温制御を行うことから、この排気温度センサ41が故障しているときは、排気昇温制御のための基礎情報である排気温度Texhが正確に得られないこととなり、排気昇温制御を的確に実施することができないとして、このS103の処理によりそのための一連の処理を禁止するのである。
S104では、上流側の排気温度センサ41により検出される、DPF32への流入前のエンジン排気の温度Texh1を読み込む。
S105では、読み込んだ排気温度Texh1が予め設定された再生可否判定用の閾値Trgn以上であるか否かを判定する。Trgn以上であるときは、S108へ進み、Trgnに満たないときは、ポスト噴射によりDPF32内の温度を上昇させるため、S106へ進む。
S106では、ポスト噴射による燃料供給量Qpを算出する。このポスト噴射量Qpは、排気温度Texh1に基づいて、閾値Trgnと排気温度Texh1との差(=Trgn−Texh1)が大きいときほど、大きな値に設定される。
S107では、ポスト噴射の実施のため、算出されたポスト噴射量Qpをインジェクタ21の駆動回路に設定する。
S108では、メイン噴射量Qfをインジェクタ21の駆動回路に設定し、このルーチンにおける燃料供給制御を終了する。
図3は、本実施形態に係る故障診断ルーチンのフローチャートである。このルーチンは、エンジン1の始動後、一定の時間が経過していることを条件に、所定の時間毎に実行される。このルーチンにより、上流側の排気温度センサ41が故障しているか否かが判定され、故障判定フラグFdgnが設定される。
S201では、エンジン1が定常運転中であるか否かを判定する。定常運転中であるときは、以降のステップにより故障を診断するため、S202へ進み、定常運転中でないときは、このルーチンを終了する。
S202では、下流側の排気温度センサ42により検出される、DPF32によるパティキュレートの処理後のエンジン排気の温度Texh2を読み込む。
S203では、読み込んだ排気温度Texh2が、所定の値T21,T22を夫々下限及び上限とする診断許可領域にあるか否かを判定する。診断許可領域にあるときは、以降のステップによる故障の診断を実施するため、S204へ進み、診断許可領域にないときは、このルーチンを終了する。なお、この排気温度Texh2に関して定められる診断許可領域は、本実施形態に係る「第2の領域」に相当するものであり、後述する正常判定領域(S205)とは異なる範囲の領域として設定される。
S204では、上流側の排気温度センサ41の故障を診断するため、この排気温度センサ41からの出力電圧E1を読み込む。
S205では、読み込んだ出力電圧E1が、所定の値Esll,Eslhを夫々下限及び上限とする正常判定領域にあるか否かを判定する。正常判定領域にあるときは、排気温度センサ41は正常であるとして、S206へ進み、正常判定領域にないときは、故障しているか否かの確定的な判定のため、S208へ進む。この上流側の排気温度センサ41からの出力電圧E1に関して定められる正常判定領域は、本実施形態に係る「第1の領域」に相当するものである。
S206では、後述する判定確定用のカウンタの値CNTを0にリセットする。
S207では、排気温度センサ41は正常であるとして、故障判定フラグFdgnを0に設定する。
S208では、判定確定用のカウンタの値CNTを1だけ増加させる。
S209では、増加後のカウンタの値CNTが所定の値CNTslに達したか否かを判定する。達したときは、S210へ進み、達していないうちは、このルーチンを終了して、診断に関する判定を保留する。
S210では、故障判定フラグFdgnを1に設定して、故障しているとの判定を確定させる。
図4は、本実施形態に係る故障診断制御についての説明図である。同図(a)は、上流側の排気温度センサ41に関して排気温度Texh1とセンサ出力値(電圧E1)との関係を示しており、同図(b)は、下流側の排気温度センサ42に関して排気温度Texh2とセンサ出力値(電圧E2)との関係を示している。
本実施形態では、DPF32の再生制御の一環としてエンジン排気の温度Texh1を検出するための排気温度センサ41の故障を診断することとしている。この排気温度センサ41は、一般的な温度測定に用いられる温度センサと比較して、その測定範囲が非常に広いことから、排気温度センサ41が正常な状態で出力し得る電圧E1の変動範囲が広く、本来出力されるはずのない異常出力の範囲を設定することができない。診断のためにこの異常出力の範囲を無理に設定しようとすれば、正常であるにも拘らず、故障しているとの誤った判定がなされかねず、かえってその弊害が大きい。
このような問題に対し、本実施形態では、下流側の排気温度センサ42により検出される温度Texh2に基づいて、上流側の排気温度センサ41からの出力による故障の診断の可否を判定し、診断が可能であると判断される場合に、診断を許可し、実際に診断を実施させることとする。DPF32の下流におけるエンジン排気の温度Texh2は、DPF32内でパティキュレートの燃焼により上流におけるよりも上昇しているものの、上流側の排気温度センサ41からの出力に相関するものである。このことから、下流側の排気温度センサ42により検出された温度Texh2に基づいて、正常な状態にある排気温度センサ41からの出力として得られる電圧E1があるべき範囲を把握することが可能である。本実施形態では、DPF32の下流におけるエンジン排気の温度Texh2が温度T21〜T22の範囲にあるときに、上流側の排気温度センサ41からの出力として得られる電圧E1が電圧E11〜E12の範囲にあるべきとして、このあるべき範囲を包含する正常判定領域(Esll〜Eslh)を設定している。なお、誤診断を防止するため、診断許可領域(T21〜T22)を、正常判定領域(正確には、正常判定領域Esll〜Eslhに対応する温度領域T11〜T12)よりも狭い範囲の領域として設定している。
本実施形態では、下流側の排気温度センサ42が「温度検出手段」に相当する。また、図3に示すフローチャートのS204〜210の処理により「第1の故障判定手段」としての機能が、同フローチャートのS202〜203の処理により「判定制御手段」としての機能が、図2に示すフローチャートのS104〜107の処理により「温度制御手段」としての機能が夫々実現される。
本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
本実施形態では、診断対象である排気温度センサ41以外に診断許可判定用の排気温度センサ42を設け、これにより検出された温度Texh2に基づいて、排気温度センサ41が故障しているか否かの判定を許可し、又は禁止することとした。既述の通り、排気温度センサ42により検出される温度Texh2は、DPF32の上流におけるエンジン排気の温度Texh1に相関するものであり、この排気温度Texh2に基づいて、正常な状態にある排気温度センサ41からの出力として得られる電圧E1(温度Texh1に対して一義的な関係にある。)があるべき範囲を把握することが可能である。従って、本実施形態によれば、このあるべき範囲が実際に設定可能な正常判定領域(Esll〜Eslh)に包含される場合に限り、診断に関する判定を行うこととして、正常判定領域を無理に狭く設定することなく、簡単な構成で故障を診断することができる。そして、本実施形態によれば、下流側の排気温度センサ42により検出される温度Texh2を、上流側の排気温度センサ41の故障の診断の可否を判定するための情報として使用するものであるため、両排気温度センサ41,42の間にDPF32等の熱容量の大きな装置が介在するなど、これらにより検出される温度Texh1,Texh2の間に大きな差がある場合であっても、適切に故障を診断することができる。
以下、本発明の他の実施形態について説明する。以下に示す各実施形態のものと第1の実施形態のものとの違いは、故障診断制御の内容のみにあり、エンジン1全体の構成については、図1に示すと同様であり、燃料供給制御の基本的な内容については、図2に示すと同様である。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る故障診断ルーチンのフローチャートである。このルーチンも、第1の実施形態におけると同様にエンジン1の始動後、一定の時間が経過していることを条件に、所定の時間毎に実行されるものであり、このルーチンにより、上流側の排気温度センサ41が故障しているか否かが判定される。第1の実施形態では、DPF32の下流におけるエンジン排気の温度Texh2が診断許可領域にない場合に、診断に関する判定を禁止したのに対し(図3のS203)、本実施形態では、同様の場合に、診断許可領域にある場合とは正常判定領域(Esll〜Eslh)の範囲を異ならせることとする。図6は、本実施形態に係る故障診断制御についての説明図であり、同図を適宜に参照して、本実施形態に係る故障診断制御について説明する。
S301では、エンジン1が定常運転中であるか否かを判定する。定常運転中である場合に限り、S302へ進み、以降のステップによる診断の判定に関する処理を実行する。
S302では、下流側の排気温度センサ42により検出される温度Texh2を読み込む。
S303では、上流側の排気温度センサ41からの出力電圧E1を読み込む。
S304では、読み込んだ排気温度Texh2が所定の診断許可領域(T21〜T22)にあるか否かを判定する。診断許可領域にあるときは、S305へ進み、ないときは、S306へ進む。
S305では、読み込んだ出力電圧E1が「第1の領域」としての第1の正常判定領域RE1(Esll1〜Eslh1)にあるか否かを判定する。第1の正常判定領域RE1にあるときは、S307へ進み、ないときは、S308へ進む。この第1の正常判定領域RE1は、比較的に狭い範囲に設定される。
S306では、読み込んだ出力電圧E1が第2の正常判定領域RE2にあるか否かを判定する。第2の正常判定領域RE2にあるときは、S307へ進み、ないときは、S308へ進む。この第2の正常判定領域RE2は、本実施形態に係る「第3の領域」に相当するものであり、図6に示すように、第1の正常判定領域RE1よりも広い範囲に設定される。図6(a)は、排気温度Texh2が診断許可領域にある場合の正常判定領域RE1を、同図(b)は、診断許可領域にない場合の正常判定領域RE2を夫々示す。
S307では、排気温度センサ41は正常であるとして、故障判定フラグFdgnを0に設定する。
S308では、排気温度センサ41は故障しているとして、故障判定フラグFdgnを1に設定する。
本実施形態では、図5に示すフローチャートのS303,305,307及び308の処理により「第1の故障判定手段」としての機能が、同フローチャートのS303及び306〜308の処理により「第2の故障判定手段」としての機能が、同フローチャートのS302及び304の処理により「判定制御手段」としての機能が夫々実現される。
本実施形態によれば、特に、DPF32の下流における温度Texh2が診断許可領域(T21〜T22)にあるときと、ないときとで正常判定領域RE1,RE2の範囲を異ならせたので、診断許可領域にある場合の故障の診断精度を向上させる一方、この領域にない場合であっても、広い範囲に設置された第2の正常判定領域RE2により相応の精度で故障を診断することができる。
なお、以上では、診断対象を上流側の排気温度センサ41とし、下流側の排気温度センサ42により検出される温度Texh2に基づいて診断に関する判定を許可又は禁止することとした。しかしながら、診断対象とする排気温度センサは、上流側のものに限らず、下流側のものであってもよい。下流側の排気温度センサ42を診断対象とする場合の故障診断制御の内容は、図3又は5に示すものと同様であってよく、当業者であれば、具体的な例示がなくともこれを理解することができる。
また、以上では、診断許可判定用の「温度検出手段」として排気温度センサを採用した場合について説明したが、この「温度検出手段」として採用することのできるものは、排気温度センサに限られない。たとえば、本発明の第3の実施形態として、エンジン1に吸入される空気の温度を検出する吸気温度センサを採用することが可能である。図7は、この場合における故障診断ルーチンのフローチャートを示している。本実施形態では、図1に示すエンジン1の構成に加え、サージタンク13に吸気温度センサが取り付けられる。エアフローメータを備えるエンジンにあっては、このエアフローメータと一体の吸気温度センサであってよい。診断対象である温度センサは、第1の実施形態におけると同様に、DPF32の上流に設置された排気温度センサ41であってよい。図7を参照して、本実施形態に係る故障診断制御について説明する。
S401では、エンジン1が定常運転中であるか否かを判定する。定常運転中である場合に限り、S402へ進む。
S402では、吸気温度センサにより検出される温度Tintを読み込む。
S403では、読み込んだ吸気温度Tintが所定の値T31,T32を下限及び上限とする診断許可領域にあるか否かを判定する。診断許可領域にあるときは、S404へ進み、ないときは、このルーチンを終了して、以降のステップによる診断に関する判定を禁止する。この診断許可領域(T31〜T32)は、正常な状態にある排気温度センサ41からの出力として得られる電圧E1のあるべき範囲が、実際に設定可能な正常判定領域に包含されるか否かを判別するための領域として、比較的に狭い吸気温度の範囲に設定される。
S404では、診断対象である排気温度センサ41からの出力電圧E1を読み込む。
S405では、読み込んだ出力電圧E1が正常判定領域(Esll3〜Eslh3)にあるか否かを判定する。正常判定領域にあるときは、S406へ進み、ないときは、S407へ進む。
S406では、排気温度センサ41は正常であるとして、故障判定フラグFdgnを0に設定する。
S407では、排気温度センサ41は故障しているとして、故障判定フラグFdgnを1に設定する。
本実施形態では、図7に示すフローチャートのS404〜407の処理により「第1の故障判定手段」としての機能が、同フローチャートのS402及び403の処理により「判定制御手段」としての機能が夫々実現される。
本実施形態において、燃料供給制御の基本的な内容は、図2に示すものと同様であってよい。
本発明はディーゼルエンジンに限らず、ガソリンエンジンに適用することもできる。
本発明の第1の実施形態に係るディーゼルエンジンの構成 同上実施形態に係る燃料供給制御の基本ルーチンのフローチャート 同上実施形態に係る故障診断ルーチンのフローチャート 同上実施形態に係る故障診断制御についての説明図 本発明の第2の実施形態に係る故障診断ルーチンのフローチャート 同上実施形態に係る故障診断制御についての説明図 温度検出手段として吸気温度センサを採用した、本発明の第3の実施形態に係る故障診断ルーチンのフローチャート
符号の説明
1…ディーゼルエンジン、11…吸気通路、12…ターボチャージャ、12a…ターボチャージャのコンプレッサ、12b…ターボチャージャのタービン、13…サージタンク、21…インジェクタ、23…コモンレール、31…排気通路、32…ディーゼルパティキュレートフィルタ、321…フィルタ担体、322…酸化触媒、33…EGR管、34…EGR制御弁、41…「診断対象」としての第1の排気温度センサ、42…第2の排気温度センサ、101…エンジンコントロールユニット、151…クランク角センサ、152…アクセルセンサ。

Claims (10)

  1. 診断対象である温度センサからの出力に相関する温度を検出する、この温度センサとは異なる温度検出手段と、
    前記温度センサが故障しているか否かを、前記温度センサからの出力に基づいて判定する第1の故障判定手段と、
    前記温度検出手段により検出された温度に基づいて、前記第1の故障判定手段による判定を許可し、又は禁止する判定制御手段と、を含んで構成され、
    前記第1の故障判定手段は、前記判定制御手段による判定の許可に応答して、前記温度センサが故障しているか否かを判定する温度センサの故障診断装置。
  2. 前記第1の故障判定手段において、前記温度センサからの出力として得られる温度に関して正常領域として定められる第1の領域が設定され、
    前記判定制御手段は、前記検出された温度が前記第1の領域とは異なる範囲の領域として設定された第2の領域内にあるときに、前記第1の故障判定手段による判定を許可する請求項1に記載の温度センサの故障診断装置。
  3. 前記第2の領域は、前記第1の領域よりも狭い範囲の領域である請求項2に記載の温度センサの故障診断装置。
  4. 前記第2の領域は、上限及び下限を有する連続した温度からなる領域である請求項2又は3に記載の温度センサの故障診断装置。
  5. 前記判定制御手段により前記第1の故障判定手段による判定が禁止されたときに、前記温度センサからの出力として得られる温度に基づいて、これが前記第1の領域よりも広い範囲の領域として設定された、正常領域としての第3の領域外にあるか否かを判定して、前記温度センサの故障を判定する第2の故障判定手段を更に含んで構成される請求項2〜4のいずれかに記載の温度センサの故障診断装置。
  6. 前記温度センサは、エンジンの排気通路に設置された排気温度センサである請求項1〜5のいずれかに記載の温度センサの故障診断装置。
  7. 前記温度検出手段は、前記診断対象である排気温度センサを第1の排気温度センサとして、エンジンの排気通路のうち、この第1の排気温度センサとは異なる通路部分に設置された第2の排気温度センサである請求項6に記載の温度センサの故障診断装置。
  8. 前記第1の排気温度センサは、排気通路において、排気中のパティキュレートを捕集するためのパティキュレートフィルタの上流又は下流の一側に配置され、前記第2の排気温度センサは、このパティキュレートフィルタに対し、前記第1の排気温度センサとは反対の一側に配置された請求項7に記載の温度センサの故障診断装置。
  9. 前記温度検出手段は、エンジンの吸気通路に設置された吸気温度センサである請求項6に記載の温度センサの故障診断装置。
  10. 請求項6〜9のいずれかに記載の故障診断装置と、
    エンジンの排気通路に設置された、排気中のパティキュレートを捕集するためのパティキュレートフィルタと、
    前記温度センサとしての排気温度センサにより検出された排気の温度に基づいて、実際のエンジン排気の温度を制御する温度制御手段と、を含んで構成されるエンジンの排気浄化装置。
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