JP2008223458A - 仮組鉄筋ユニットの載せ換え移載による鉄筋施工方法 - Google Patents

仮組鉄筋ユニットの載せ換え移載による鉄筋施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 大型柱状構造物の鉄筋施工の仮組み作業及び建て込み作業の待機時間を無くして連続して作業を行い、時間の短縮による施工工期の短縮及び低コストで施工すること。
【解決手段】 鉄筋受け金具を回動可能に複数枢着する仮組治具体を所用数配設する仮組治具と鉄筋保持受け金具を回動可能に複数枢着する移載治具体を所用数配設する移載治具であって、上記仮組行程から釣支移送する行程に移行する時、該仮組治具体の鉄筋受け金具に仮組みされた鉄筋ユニットを移載治具体の鉄筋保持受け金具に載せ換えする工程を有する手段により施工する。
【選択図】図1

Description

本発明は、大型柱状構造物の鉄筋ユニットを仮組治具から移載治具に載せ換えて建て込み位置に移載施工する仮組鉄筋ユニットの載せ換え移載による鉄筋施工方法に関する。
従来、鉄筋の仮組み施工法は、地上にて横筋(5)を横筋吊り具(b)に複数本掛けわたし、その横筋吊り具(b)をクレーンで吊上げ、横筋受け具(a)まで移動させ該横筋受け具(a)の横筋受(1)に移し替え、一側の横筋(5a)と継手(10)により連結した後、縦筋(3)に結束する工法のコンクリート構築における横筋配筋工法およびその横筋配筋装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照)
また、地上の施工現場において、仮組治具に横筋を所定間隔に仮組みする仮組工程と、該仮組みした仮組体を建て込み位置に移載する移送工程と、予め該建て込み位置に略鉛直方向に立設施工した縦筋に結合する結合工程を有する工法の鉄筋の施工方法及びそれに用いる鉄筋の仮組み治具が提案されている。(例えば、特許文献2参照)
特開昭61−172967号公報 特開2000−104404号公報
従来のコンクリート構築における横筋配筋工法およびその横筋配筋装置と鉄筋の施工方法及びそれに用いる鉄筋の仮組み治具は、共に地上にて横筋を所定の横筋吊り具又は仮組治具に仮組みし、その仮組みした状態の横筋吊り具又は仮組治具をクレーンで建て込み位置に移載すると言う、仮組みの後、吊上げ移載、縦筋との結合、そして最初に戻って仮組みするサイクル工程で行われ、この横筋を仮組みした横筋吊り具又は仮組治具を吊上げ移動する工法は、地上にての仮組みで安全であり、施工効率がよい事が記載されているが、これら従来の仮組み位置と建て込み位置での作業は、その作業の前工程の作業を待って、その作業に入るためその間、双方の作業にそれぞれ待機時間が発生し、時間の無駄となっていた。
そして、その仮組み、吊上げ移載、縦筋との結合、また最初に戻って、仮組みするサイクル工程は、地上での仮組みの後、その仮組み作業員は次の仮組みまで待機する必要があり、また、建て込み作業員は、不安定な足場上で次の仮組み鉄筋が吊上げられて来るまでの時間、待機しているため無駄となっており、翻って、時間と作業員の作業効率を考えて、仮組み作業員が、次の移載先の建て込み位置まで移動して結合作業に入るとすると、建て込み位置まで上がったり降りたりの非常に疲労の激しい作業となり、建て込み初期の場合は、比較的対応しやすいが、高く建ち上がると安全面からも問題であった。
また、仮組みするのに予備の横筋吊り具又は仮組治具を用意して、地上作業員と建て込み位置作業員とに分れてする場合を考えると、吊上げ移載、縦筋との結合した後、地上にて予備の横筋吊り具又は仮組治具と付替え交換とそれを再配置する必要があり、さらに仮組み鉄筋の重量から、吊上げ移載する時の安全面を考えると横筋吊り具又は仮組治具を頑強なものを二組用意する必要があり、その分のコスト及び輸送、保管スペースなどコスト高になる要因が多かった。
さらに、在来工法の鉄筋を下から足場を上に伸して組立て行く工法と比較して、上記特許文献1及び特許文献2の工法の方が施工効率は良いが、こと待機時間に関しては、工期短縮における改善余地が多分にあり、仮組み作業員及び建て込み作業員の待機時間を無くし、作業時間の効率化がもとめられ、さらに横筋吊り具又は仮組治具などの仮組み治具のコスト低減が求められていた。
本発明は、上記課題を有効に達成するための解決手段として、仮組行程から釣支移送する行程に移行する時、鉄筋受け金具を回動可能に複数枢着する仮組治具体を所用数配設する仮組治具と鉄筋保持受け金具を回動可能に複数枢着する移載治具体を所用数配設する移載治具であって、該仮組治具体の鉄筋受け金具に仮組みされた鉄筋ユニットを移載治具体の鉄筋保持受け金具に載せ換えする工程により、仮組み、移送及び縦筋との結合する作業の仮組み作業員及び建て込み作業員の待機時間を無くし連続作業が可能としている。
本発明は、以上説明したような形態で実施され、特に、施工現場近傍の地上にて鉄筋を仮組治具に仮組みして鉄筋ユニットを形成する仮組行程と、仮組みした鉄筋ユニットを建て込み位置に釣支移送する行程と、建て込み位置に立設施工された縦筋に該釣支移送された鉄筋ユニットを結合する行程を有する施工方法において、鉄筋受け金具を回動可能に複数枢着する仮組治具体を所用数配設する仮組治具と鉄筋保持受け金具を回動可能に複数枢着する移載治具体を所用数配設する移載治具であって、上記仮組行程から釣支移送する行程に移行する時、該仮組治具体の鉄筋受け金具に仮組みされた鉄筋ユニットを移載治具体の鉄筋保持受け金具に載せ換えする工程により施工することで、
鉄筋仮組み施工の各工程の、仮組み、載せ換え吊上げ移載、縦筋との結合の一連の作業であって、その仮組みから載せ換え吊上げ移載、縦筋との結合までの各作業の間の仮組み作業員及び建て込み作業員は、繰返し連続して作業が出来、よって従来のような待機時間が無く、連続作業による大幅な施工工期の短縮が達成できることで、大幅なコスト削減もできる。
また、該仮組治具は、地上で固定されて使用するため、鉄筋ユニット重量に耐える程度の強度があれば良く、簡易な治具で使用でき、移載治具のように吊上げ移載するための安全面を考慮した強度を持たせた頑強な治具でなくとも良いので、移載治具と仮組治具を分ける事で、該治具の製作コスト低減が図れる。
よってこれらのことから実用的効果が著大である。
なお上記施工工期に於いて、試験的に施工した事例を参考までに記載すれば、大型鉄筋コンクリート構造物の鉄筋組立の規模を概ね14人の作業員で七日間を要する程度の施工規模を想定した在来工法の手組みにより行った条件で比較すると、本願の施工法で試験的に施工した時、同条件の施工規模で四人の作業員により一日で施工が完了し、大幅な工期短縮となった。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、図1において、仮組治具1から移載治具2へ後述する鉄筋ユニット13の載せ換え状態の要部を示すもので、全体としては、図6と図7に示し、詳細は後述する。
そこで、図1に示す仮組治具1は、施工される鉄筋の柱状構造物に対応した略四角状に組まれた支柱架台3と該支柱架台3に立設される仮組治具体4を有し、該仮組治具体4は、支柱体ベース5を介して板で平面略T字状に形成して立設され、また該仮組治具体4の前面側に所定間隔で支持受け金具6、6、…を図示では6カ所、仮組治具体4の前面より突出させて反転可能に枢着している。
また、図1に示す該移載治具2は、上記仮組治具1の平面形状に対応した吊り架台7に接続金具8を介して釣支する移載治具体9を有し、また該移載治具体9は、面が対向する板状で形成される板状支柱体10と該対向する板状の間で保持受け金具11を回動可能に枢着すると共に該保持受け金具11に保持押え金具12を枢着して一組とし、該保持受け金具11、11、…を図示では6カ所、所定間隔で板状支柱体10の前面で保持できるように突出させて反転可能に設けている。
而して、上述した仮組治具体4を細説すると図2、図3及び図5に於いて、上述平面略T字状に形成し、板状の支持受け金具6を該仮組治具体4の前面より突出させて反転可能に枢着し、該突出部分の上部に後述する鉄筋ユニット13を支持する支持受け部14を凹状に形成すると共に下部に支持受け回動止部15を形成している。
なお、図5の15aは、仮組治具体4の前面より奥側に支持受け金具6が回動したとき、回動止部15が仮組治具体4の前面より突出して鉄筋ユニット13の上昇を邪魔しないように、回動止部15が嵌り込むように形成された凹所である。
また、上述した移載治具体9を細説すると図2、図3及び図4に於いて、上述保持受け金具11は、板状支柱体10の前面より突出する部分の上部に鉄筋ユニット13を保持する保持受け部16を凹状に形成すると共に板状支柱体10のその背面側に当接するように回動止バランス部17を突出する反対側に形成し、また図4に示すように該保持受け金具11の枢着部の上部近傍に保持押え金具12を枢着している。
そして、該回動止バランス部17は、保持受け金具11の背面側に平面略T字状になるように形成され、保持受け部16に鉄筋ユニット13を保持するなど、保持受け金具11が回動して板状支柱体10の前面より突出した時、板状支柱体10の背面側に当接して鉄筋ユニット13を保持可能とし、また背面側に反転した時、その状態を保持する程度のバランス重量で、前面側又は背面側のどちらかに位置する。
また、上記保持押え金具12は、側面かぎ爪状に形成して保持受け金具11と共に鉄筋ユニット13を上下で挟んで保持できるように、保持受け金具11を挟持状に枢着すると共に上述回動止バランス部17と同様に前面側又は背面側のどちらかに位置するように回動する。
而して、このような構成で、所定の柱状構造物を鉄筋で組立施工する時、図6に示すように、鉄筋の柱状構造物に対応した略四角状に組まれた支柱架台3に仮組治具体4を所定の位置に8カ所立設して仮組治具1を構成し、該仮組治具1に仮組治具体4、4,…の支持受け金具6、6、…に鉄筋ユニット13を支持させ、本実施例では該鉄筋ユニット13の外周側に帯筋13a、13a、…と各辺に平行して配設される巾止筋13b、13b、…とで構成される。
また、この仮組みされた鉄筋ユニット13は、予め、がぶり厚を考慮して鉄筋ユニット13を仮組みできるように、支柱架台3に仮組治具体4、4,…を所定のがぶり厚に対応するように各配置して固定され、該仮組治具体4、4,…に鉄筋ユニット13が仮組みされる事で、がぶり厚が正確に設定された鉄筋ユニット13を得る事ができる。
そして、帯筋13aと巾止筋13bを組合せて、ユニット化された鉄筋ユニット13を一段として、図1に示す仮組治具1の仮組治具体4に各段同様に図示では六段組立、なお図中、鉄筋ユニット13は、最下段のみに図示しており、これは載せ換え移載を明確に説明するため、各構成の位置関係を示すもので、一段のみの図示で説明し、実施工は、帯筋13aと巾止筋13bを組合せてユニット化された鉄筋ユニット13を六段同時に移載治具体9に載せ換え移載する。
そこで、該仮組治具体4から移載治具体9に載せ換え移載は、図1に示すように、クレーン18等で移載治具2を釣支して、該移載治具2の移載治具体9を仮組治具体4の上方側面に矢印に示すように下降させ、図2及び図3に示すように、移載治具体9の保持受け金具11の下面に仮組治具体4に支持される鉄筋ユニット13が当接し、さらに降下させる事で鉄筋ユニット13に押されるように該保持受け金具11と保持押え金具12が背面側に反転する。
そして、その状態のまま鉄筋ユニット13をやり過ごした位置で一旦下降を停止させ、保持受け金具11を前方に回動させた後、移載治具2をクレーン18等で上昇させることで支持受け金具6に支持される鉄筋ユニット13を該保持受け金具11が受取り掛止させ、その状態で再び上昇を一時停止し、図4に示すように、保持押え金具12を矢印で示すように回動させて保持受け金具11と共に鉄筋ユニット13を保持させ、図中19は、回動止ピン19で、該回動止ピン19は、板状支柱体10を貫通させて保持押え金具12の回動を止めて確実に保持させ、クレーン18等で移載中に鉄筋ユニット13の脱落を防止する。
このようにして上記保持押え金具12の回動を止めて確実に保持させた状態で、移載治具2をクレーン18等で上昇させると、図5に示す矢印のように、鉄筋ユニット13が支持受け金具6を次々と押上げ、点線矢印で示すように反転させて通過して上昇し、図7に示すような状態で所定の施工場所の建て位置に移載する。
上述のように、仮組治具1に配筋して鉄筋ユニット13を組立、移載治具2に載せ換えて移載するため、移載中から地上にて鉄筋ユニット13を仮組治具1に組立、建て位置では、移載されてきた鉄筋ユニット13を縦筋に結束する作業を個別で行う事ができ、それらの作業が同時進行して進められる。
また、このように建て込み位置の予め立設された縦筋に、位置合せしながら鉄筋ユニット13を上部から下降させて挿入結合させるため、近年、耐震構造で使用される鉄筋組み形状が、四角状に溶接形成されたもの、また一本もので左右端を引っかけ形状に成形されるものなどがあり、これを縦筋に施工する場合、帯筋など縦筋の最上部から挿入して縦筋に掛合わす必要があり、この上から挿入することが、本実施例の施工そのものであり理想的に対応して、耐震構造に対応した鉄筋組みができる。
このことの意味は、従来工法では、縦筋の高さが高いので、一本ものの鉄筋を上から挿入できず、2本の鉄筋を左右双方から縦筋に引っかけるようにして該2本の鉄筋を結束して繋ぐ工法が一般的で、この工法では耐震強度が低くかった。
なお、ユニット化された鉄筋ユニット13の段数が、六段とした実施例を示しているが、これは、作業員の平均化された略胸の高さに準じて決められたもので、作業上最も楽な姿勢で作業効率を図る目的で決められ、段数については特にこだわる事はない。
また、上記鉄筋ユニット13の段数が、六段とした実施例の各段とのピッチ寸法は、大型柱状構造物の鉄筋施工設計により決められた所定の寸法に各配置され、施工済の縦筋に移載配置され、そのまま移載治具2に支持された状態で、該縦筋に結束する事で鉄筋施工設計通に組立てられ。
本発明の実施例の要部の正面図である。 本発明の実施例の要部を拡大した正面図である。 本発明の実施例の要部を拡大した平面図である。 本発明の実施例の移載治具体9の要部を拡大した側面図である。 本発明の実施例の仮組治具体4の要部を拡大した側面図である。 本発明の仮組治具1に鉄筋ユニット13を配筋した状態を示す平面図である。 本発明の移載治具2に鉄筋ユニット13を載せ換え釣支して移載する状態を示す側面図である。
符号の説明
1 仮組治具
2 移載治具
3 支柱架台
4 仮組治具体
6 支持受け金具
9 移載治具体
11 保持受け金具
12 保持押え金具
13 鉄筋ユニット
本発明は、大型柱状構造物の鉄筋ユニットを仮組治具から移載治具に載せ換えて建て込み位置に移載施工する仮組鉄筋ユニットの載せ換え移載による鉄筋施工方法に関する。
従来、鉄筋の仮組み施工法は、地上にて横筋(5)を横筋吊り具(b)に複数本掛けわたし、その横筋吊り具(b)をクレーンで吊上げ、横筋受け具(a)まで移動させ該横筋受け具(a)の横筋受(1)に移し替え、一側の横筋(5a)と継手(10)により連結した後、縦筋(3)に結束する工法のコンクリート構築における横筋配筋工法およびその横筋配筋装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照)
また、地上の施工現場において、仮組治具に横筋を所定間隔に仮組みする仮組工程と、該仮組みした仮組体を建て込み位置に移載する移送工程と、予め該建て込み位置に略鉛直方向に立設施工した縦筋に結合する結合工程を有する工法の鉄筋の施工方法及びそれに用いる鉄筋の仮組み治具が提案されている。(例えば、特許文献2参照)
特開昭61−172967号公報 特開2000−104404号公報
従来のコンクリート構築における横筋配筋工法およびその横筋配筋装置と鉄筋の施工方法及びそれに用いる鉄筋の仮組み治具は、共に地上にて横筋を所定の横筋吊り具又は仮組治具に仮組みし、その仮組みした状態の横筋吊り具又は仮組治具をクレーンで建て込み位置に移載すると言う、仮組みの後、吊上げ移載、縦筋との結合、そして最初に戻って仮組みするサイクル工程で行われ、この横筋を仮組みした横筋吊り具又は仮組治具を吊上げ移動する工法は、地上にての仮組みで安全であり、施工効率がよい事が記載されているが、これら従来の仮組み位置と建て込み位置での作業は、その作業の前工程の作業を待って、その作業に入るためその間、双方の作業にそれぞれ待機時間が発生し、時間の無駄となっていた。
そして、その仮組み、吊上げ移載、縦筋との結合、また最初に戻って、仮組みするサイクル工程は、地上での仮組みの後、その仮組み作業員は次の仮組みまで待機する必要があり、また、建て込み作業員は、不安定な足場上で次の仮組み鉄筋が吊上げられて来るまでの時間、待機しているため無駄となっており、翻って、時間と作業員の作業効率を考えて、仮組み作業員が、次の移載先の建て込み位置まで移動して結合作業に入るとすると建て込み位置まで上がったり降りたりの非常に疲労の激しい作業となり、建て込み初期の場合は、比較的対応しやすいが、高く建ち上がると安全面からも問題であった。
また、仮組みするのに予備の横筋吊り具又は仮組治具を用意して、地上作業員と建て込み位置作業員とに分れてする場合を考えると、吊上げ移載、縦筋との結合した後、地上にて予備の横筋吊り具又は仮組治具と付替え交換とそれを再配置する必要があり、さらに仮組み鉄筋の重量から、吊上げ移載する時の安全面を考えると横筋吊り具又は仮組治具を頑強なものを二組用意する必要があり、その分のコスト及び輸送、保管スペースなどコスト高になる要因が多かった。
さらに、在来工法の鉄筋を下から足場を上に伸して組立て行く工法と比較して、上記特許文献1及び特許文献2の工法の方が施工効率は良いが、こと待機時間に関しては、工期短縮における改善余地が多分にあり、仮組み作業員及び建て込み作業員の待機時間を無くし、作業時間の効率化がもとめられ、さらに横筋吊り具又は仮組治具などの仮組み治具のコスト低減が求められていた。
本発明は、上記課題を有効に達成するための解決手段として、仮組行程から釣支移送する行程に移行する時、鉄筋受け金具を回動可能に複数枢着する仮組治具体を所用数配設する仮組治具と鉄筋保持受け金具を回動可能に複数枢着する移載治具体を所用数配設する移載治具であって、該仮組治具体の鉄筋受け金具に仮組みされた鉄筋ユニットを移載治具体の鉄筋保持受け金具に載せ換えする工程により、仮組み、移送及び縦筋との結合する作業の仮組み作業員及び建て込み作業員の待機時間を無くし連続作業が可能としている。
本発明は、以上説明したような形態で実施され、特に、施工現場近傍の地上にて鉄筋を仮組治具に仮組みして鉄筋ユニットを形成する仮組行程と、仮組みした鉄筋ユニットを建て込み位置に釣支移送する行程と、建て込み位置に立設施工された縦筋に該釣支移送された鉄筋ユニットを結合する行程を有する施工方法において、鉄筋受け金具を回動可能に複数枢着する仮組治具体を所用数配設する仮組治具と鉄筋保持受け金具を回動可能に複数枢着する移載治具体を所用数配設する移載治具であって、上記仮組行程から釣支移送する行程に移行する時、該仮組治具体の鉄筋受け金具に仮組みされた鉄筋ユニットを移載治具体の鉄筋保持受け金具に載せ換えする工程により施工することで、
鉄筋仮組み施工の各工程の、仮組み、載せ換え吊上げ移載、縦筋との結合の一連の作業であって、その仮組みから載せ換え吊上げ移載、縦筋との結合までの各作業の間の仮組み作業員及び建て込み作業員は、繰返し連続して作業が出来、よって従来のような待機時間が無く、連続作業による大幅な施工工期の短縮が達成できることで、大幅なコスト削減もできる。
また、該仮組治具は、地上で固定されて使用するため、鉄筋ユニット重量に耐える程度の強度があれば良く、簡易な治具で使用でき、移載治具のように吊上げ移載するための安全面を考慮した強度を持たせた頑強な治具でなくとも良いので、移載治具と仮組治具を分ける事で、該治具の製作コスト低減が図れる。
よってこれらのことから実用的効果が著大である。
なお上記施工工期に於いて、試験的に施工した事例を参考までに記載すれば、大型鉄筋コンクリート構造物の鉄筋組立の規模を概ね14人の作業員で七日間を要する程度の施工規模を想定した在来工法の手組みにより行った条件で比較すると、本願の施工法で試験的に施工した時、同条件の施工規模で四人の作業員により一日で施工が完了し、大幅な工期短縮となった。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、図1において、仮組治具1から移載治具2へ後述する鉄筋ユニット13の載せ換え状態の要部を示すもので、全体としては、図6と図7に示し、詳細は後述する。
そこで、図1に示す仮組治具1は、施工される鉄筋の柱状構造物に対応した略四角状に組まれた支柱架台3と該支柱架台3に立設される仮組治具体4を有し、該仮組治具体4は、支柱体ベース5を介して板で平面略T字状に形成して立設され、また該仮組治具体4の前面側に所定間隔で支持受け金具6、6、…を図示では6カ所、仮組治具体4の前面より突出させて反転可能に枢着している。
また、図1に示す該移載治具2は、上記仮組治具1の平面形状に対応した吊り架台7に接続金具8を介して釣支する移載治具体9を有し、また該移載治具体9は、面が対向する板状で形成される板状支柱体10と該対向する板状の間で保持受け金具11を回動可能に枢着すると共に該保持受け金具11に保持押え金具12を枢着して一組とし、該保持受け金具11、11、…を図示では6カ所、所定間隔で板状支柱体10の前面で保持できるように突出させて反転可能に設けている。
而して、上述した仮組治具体4を細説すると図2、図3及び図5に於いて、上述平面略T字状に形成し、板状の支持受け金具6を該仮組治具体4の前面より突出させて反転可能に枢着し、該突出部分の上部に後述する鉄筋ユニット13を支持する支持受け部14を凹状に形成すると共に下部に支持受け回動止部15を形成している。
なお、図5の15aは、仮組治具体4の前面より奥側に支持受け金具6が回動したとき、回動止部15が仮組治具体4の前面より突出して鉄筋ユニット13の上昇を邪魔しないように、回動止部15が嵌り込むように形成された凹所である。
また、上述した移載治具体9を細説すると図2、図3及び図4に於いて、上述保持受け金具11は、板状支柱体10の前面より突出する部分の上部に鉄筋ユニット13を保持する保持受け部16を凹状に形成すると共に板状支柱体10のその背面側に当接するように回動止バランス部17を突出する反対側に形成し、また図4に示すように該保持受け金具11の枢着部の上部近傍に保持押え金具12を枢着している。
そして、該回動止バランス部17は、保持受け金具11の背面側に平面略T字状になるように形成され、保持受け部16に鉄筋ユニット13を保持するなど、保持受け金具11が回動して板状支柱体10の前面より突出した時、板状支柱体10の背面側に当接して鉄筋ユニット13を保持可能とし、また背面側に反転した時、その状態を保持する程度のバランス重量で、前面側又は背面側のどちらかに位置する。
また、上記保持押え金具12は、側面かぎ爪状に形成して保持受け金具11と共に鉄筋ユニット13を上下で挟んで保持できるように、保持受け金具11を挟持状に枢着すると共に上述回動止バランス部17と同様に前面側又は背面側のどちらかに位置するように回動する。
而して、このような構成で、所定の柱状構造物を鉄筋で組立施工する時、図6に示すように、鉄筋の柱状構造物に対応した略四角状に組まれた支柱架台3に仮組治具体4を所定の位置に8カ所立設して仮組治具1を構成し、該仮組治具1に仮組治具体4、4,…の支持受け金具6、6、…に鉄筋ユニット13を支持させ、本実施例では該鉄筋ユニット13の外周側に帯筋13a、13a、…と各辺に平行して配設される巾止筋13b、13b、…とで構成される。
また、この仮組みされた鉄筋ユニット13は、予め、がぶり厚を考慮して鉄筋ユニット13を仮組みできるように、支柱架台3に仮組治具体4、4,…を所定のがぶり厚に対応するように各配置して固定され、該仮組治具体4、4,…に鉄筋ユニット13が仮組みされる事で、がぶり厚が正確に設定された鉄筋ユニット13を得る事ができる。
そして、帯筋13aと巾止筋13bを組合せて、ユニット化された鉄筋ユニット13を一段として、図1に示す仮組治具1の仮組治具体4に各段同様に図示では六段組立、なお図中、鉄筋ユニット13は、最下段のみに図示しており、これは載せ換え移載を明確に説明するため、各構成の位置関係を示すもので、一段のみの図示で説明し、実施工は、帯筋13aと巾止筋13bを組合せてユニット化された鉄筋ユニット13を六段同時に移載治具体9に載せ換え移載する。
そこで、該仮組治具体4から移載治具体9に載せ換え移載は、図1に示すように、クレーン18等で移載治具2を釣支して、該移載治具2の移載治具体9を仮組治具体4の上方側面に矢印に示すように下降させ、図2及び図3に示すように、移載治具体9の保持受け金具11の下面に仮組治具体4に支持される鉄筋ユニット13が当接し、さらに降下させる事で鉄筋ユニット13に押されるように該保持受け金具11と保持押え金具12が背面側に反転する。
そして、その状態のまま鉄筋ユニット13をやり過ごした位置で一旦下降を停止させ、保持受け金具11を前方に回動させた後、移載治具2をクレーン18等で上昇させることで支持受け金具6に支持される鉄筋ユニット13を該保持受け金具11が受取り掛止させ、その状態で再び上昇を一時停止し、図4に示すように、保持押え金具12を矢印で示すように回動させて保持受け金具11と共に鉄筋ユニット13を保持させ、図中19は、回動止ピン19で、該回動止ピン19は、板状支柱体10を貫通させて保持押え金具12の回動を止めて確実に保持させ、クレーン18等で移載中に鉄筋ユニット13の脱落を防止する。
このようにして上記保持押え金具12の回動を止めて確実に保持させた状態で、移載治具2をクレーン18等で上昇させると、図5に示す矢印のように、鉄筋ユニット13が支持受け金具6を次々と押上げ、点線矢印で示すように反転させて通過して上昇し、図7に示すような状態で所定の施工場所の建て位置に移載する。
上述のように、仮組治具1に配筋して鉄筋ユニット13を組立、移載治具2に載せ換えて移載するため、移載中から地上にて鉄筋ユニット13を仮組治具1に組立、建て位置では、移載されてきた鉄筋ユニット13を縦筋に結束する作業を個別で行う事ができ、それらの作業が同時進行して進められる。
また、このように建て込み位置の予め立設された縦筋に、位置合せしながら鉄筋ユニット13を上部から下降させて挿入結合させるため、近年、耐震構造で使用される鉄筋組み形状が、四角状に溶接形成されたもの、また一本もので左右端を引っかけ形状に成形されるものなどがあり、これを縦筋に施工する場合、帯筋など縦筋の最上部から挿入して縦筋に掛合わす必要があり、この上から挿入することが、本実施例の施工そのものであり理想的に対応して、耐震構造に対応した鉄筋組みができる。
このことの意味は、従来工法では、縦筋の高さが高いので、一本ものの鉄筋を上から挿入できず、2本の鉄筋を左右双方から縦筋に引っかけるようにして該2本の鉄筋を結束して繋ぐ工法が一般的で、この工法では耐震強度が低くかった。
なお、ユニット化された鉄筋ユニット13の段数が、六段とした実施例を示しているが、これは、作業員の平均化された略胸の高さに準じて決められたもので、作業上最も楽な姿勢で作業効率を図る目的で決められ、段数については特にこだわる事はない。
また、上記鉄筋ユニット13の段数が、六段とした実施例の各段とのピッチ寸法は、大型柱状構造物の鉄筋施工設計により決められた所定の寸法に各配置され、施工済の縦筋に移載配置され、そのまま移載治具2に支持された状態で、該縦筋に結束する事で鉄筋施工設計通に組立てられ。
本発明の実施例の要部の正面図である。 本発明の実施例の要部を拡大した正面図である。 本発明の実施例の要部を拡大した平面図である。 本発明の実施例の移載治具体9の要部を拡大した側面図である。 本発明の実施例の仮組治具体4の要部を拡大した側面図である。 本発明の仮組治具1に鉄筋ユニット13を配筋した状態を示す平面図である。 本発明の移載治具2に鉄筋ユニット13を載せ換え釣支して移載する状態を示す側面図である。
符号の説明
1 仮組治具
2 移載治具
3 支柱架台
4 仮組治具体
6 支持受け金具
9 移載治具体
11 保持受け金具
12 保持押え金具
13 鉄筋ユニット
本発明は、上記課題を有効に達成するための解決手段として、仮組行程から釣支移送する行程に移行する時、鉄筋の支持受け金具を回動可能に複数枢着する仮組治具体を支柱架台に所用数、固定して配設した仮組治具と鉄筋保持受け金具を回動可能に複数枢着する移載治具体を吊り架台に所用数、固定して配設する移載治具であって、該仮組治具体の支持受け金具に仮組みされた鉄筋ユニットを移載治具体の保持受け金具に載せ換えする工程により、仮組み、移送及び縦筋との結合する作業の仮組み作業員及び建て込み作業員の待機時間を無くし連続作業が可能としている。
本発明は、上述したそれぞれの手段によって有効な効果が得られるもので、特に、施工現場近傍の地上にて鉄筋を仮組治具に仮組みして鉄筋ユニットを形成する仮組行程と、仮組みした鉄筋ユニットを建て込み位置に釣支移送する行程と、建て込み位置に立設施工された縦筋に該釣支移送された鉄筋ユニットを結合する行程を有する施工方法において、鉄筋の支持受け金具を回動可能に複数枢着する仮組治具体を支柱架台に所用数、固定して配設した仮組治具と
鉄筋保持受け金具を回動可能に複数枢着する移載治具体を吊り架台に所用数、固定して配設する移載治具であって、上記仮組行程から釣支移送する行程に移行する時、該仮組治具体の支持受け金具に仮組みされた鉄筋ユニットを移載治具体の保持受け金具に載せ換えする工程により施工することで、
鉄筋仮組み施工の各工程の、仮組み、載せ換え吊上げ移載、縦筋との結合の一連の作業であって、その仮組みから載せ換え吊上げ移載、縦筋との結合までの各作業の間の仮組み作業員及び建て込み作業員は、繰返し連続して作業が出来、よって従来のような待機時間が無く、連続作業による大幅な施工工期の短縮が達成できることで、大幅なコスト削減もできる。
また、該仮組治具は、地上で固定されて使用するため、鉄筋ユニット重量に耐える程度の強度があれば良く、簡易な治具で使用でき、移載治具のように吊上げ移載するための安全面を考慮した強度を持たせた頑強な治具でなくとも良いので、移載治具と仮組治具を分ける事で、該治具の製作コスト低減が図れ、さらに支柱架台に固定される該仮組治具体に鉄筋ユニットが仮組みされる事で、がぶり厚が正確に設定された鉄筋ユニットを得る事ができる。
よってこれらのことから実用的効果が著大である。
また、図1に示す該移載治具2は、上記仮組治具1の平面形状に対応した吊り架台7に接続金具8を介して釣支する移載治具体9を有し、該吊り架台7は、図7に示すように、H鋼で形成(図示では方形状)し、また該移載治具体9は、面が対向する板状で形成される板状支柱体10と該対向する板状の間で保持受け金具11を回動可能に枢着すると共に該保持受け金具11に保持押え金具12を枢着して一組とし、該保持受け金具11、11、…を図示では6カ所、所定間隔で板状支柱体10の前面で保持できるように突出させて反転可能に設けている。
本発明は、上記課題を有効に達成するための解決手段として、仮組行程から釣支移送する行程に移行する時、鉄筋の支持受け金具を略水平支持位置から上方に反転して仮組治具体の前面側から退避するように複数枢着する仮組治具体を支柱架台に所用数、立設固定して配設した仮組治具と、鉄筋の保持受け金具を略水平支持位置から上方に反転して移載治具体の前面側から退避するように複数枢着する移載治具体であって、移載治具体を下降と上昇させることによって該仮組治具体の支持受け金具に仮組みされた鉄筋ユニットを保持受け金具に載せ換えする工程により、仮組み、移送及び縦筋との結合する作業の仮組み作業員及び建て込み作業員の待機時間を無くし連続作業が可能としている。
本発明は、上述したそれぞれの手段によって有効な効果が得られるもので、特に、施工現場近傍の地上にて鉄筋を仮組治具に仮組みして鉄筋ユニットを形成する仮組行程と、仮組みした鉄筋ユニットを建て込み位置に釣支移送する行程と、建て込み位置に立設施工された縦筋に該釣支移送された鉄筋ユニットを結合する行程を有する施工方法において、鉄筋の支持受け金具を略水平支持位置から上方に反転して仮組治具体の前面側から退避するように複数枢着する仮組治具体を支柱架台に所用数、立設固定して配設した仮組治具と、
鉄筋の保持受け金具を略水平支持位置から上方に反転して移載治具体の前面側から退避するように複数枢着する移載治具体を吊り架台に所用数、釣支して配設する移載治具であって、上記仮組行程から釣支移送する行程に移行する時、移載治具体を下降と上昇させることによって、該仮組治具体の支持受け金具に仮組みされた鉄筋ユニットを保持受け金具に載せ換えする工程により施工することで、
鉄筋仮組み施工の各工程の、仮組み、載せ換え吊上げ移載、縦筋との結合の一連の作業であって、その仮組みから載せ換え吊上げ移載、縦筋との結合までの各作業の間の仮組み作業員及び建て込み作業員は、繰返し連続して作業が出来、よって従来のような待機時間が無く、連続作業による大幅な施工工期の短縮が達成できることで、大幅なコスト削減もできる。
そこで、図1に示す仮組治具1は、施工される鉄筋の柱状構造物に対応した略四角状に組まれた支柱架台3と該支柱架台3に立設される仮組治具体4を有し、該仮組治具体4は、支柱体ベース5を介して板で平面略T字状に形成して立設され、また該仮組治具体4の前面側に所定間隔で支持受け金具6、6、…を図示では6カ所、仮組治具体4の前面より突出させて略水平支持位置から上方に反転して仮組治具体4の前面側から退避するように枢着している。
また、図1に示す該移載治具2は、上記仮組治具1の平面形状に略対応した吊り架台7に接続金具8を介して釣支する移載治具体9を有し、該吊り架台7は、図7に示すように、H鋼で形成(図示では方形状)し、また該移載治具体9は、面が対向する板状で形成される板状支柱体10と該対向する板状の間で保持受け金具11を略水平支持位置から上方に反転して移載治具体9の前面側から退避するように枢着すると共に該保持受け金具11に保持押え金具12を枢着して一組とし、該保持受け金具11、11、…を図示では6カ所、所定間隔で板状支柱体10の前面で保持できるように突出させて反転するように設けている。
而して、上述した仮組治具体4を細説すると図2、図3及び図5に於いて、上述平面略T字状に形成し、板状の支持受け金具6を該仮組治具体4の前面より突出させて略水平支持位置から上方に反転して仮組治具体4の前面側から退避するように枢着し、該突出部分の上部に後述する鉄筋ユニット13を支持する支持受け部14を凹状に形成すると共に下部に支持受け回動止部15を形成している。
なお、図5の15aは、仮組治具体4の前面より奥側に支持受け金具6が反転したとき、回動止部15が仮組治具体4の前面より突出して鉄筋ユニット13の上昇を邪魔しないように、回動止部15が反転退避可能に嵌り込むように形成された凹所である。
そして、該回動止バランス部17は、保持受け金具11の背面側に平面略T字状になるように形成され、保持受け部16に鉄筋ユニット13を保持するなど、保持受け金具11が前面に回動して板状支柱体10の前面より突出した時、板状支柱体10の背面側に当接して、該保持受け金具11を略水平状態に支持することで鉄筋ユニット13を保持可能とし、また背面側に反転した時、その状態を保持する程度のバランス重量で、前面側又は背面側のどちらかに位置する。
このようにして上記保持押え金具12の回動を止めて確実に保持させた状態で、移載治具2をクレーン18等で上昇させると、図5に示す矢印のように、鉄筋ユニット13が水平位置にある支持受け金具6を次々と反転方向に押上げ、点線矢印で示すように反転させて通過して上昇し、仮組治具体4から移載治具2に載せ換え吊上げが完了し、図7に示すような状態で所定の施工場所となる建て位置に移載する。

Claims (1)

  1. 施工現場近傍の地上にて鉄筋を仮組治具に仮組みして鉄筋ユニットを形成する仮組行程と、仮組みした鉄筋ユニットを建て込み位置に釣支移送する行程と、建て込み位置に立設施工された縦筋に該釣支移送された鉄筋ユニットを結合する行程を有する施工方法において、鉄筋受け金具を回動可能に複数枢着する仮組治具体を所用数配設する仮組治具と鉄筋保持受け金具を回動可能に複数枢着する移載治具体を所用数配設する移載治具であって、上記仮組行程から釣支移送する行程に移行する時、該仮組治具体の鉄筋受け金具に仮組みされた鉄筋ユニットを移載治具体の鉄筋保持受け金具に載せ換えする工程を有することを特徴とした仮組鉄筋ユニットの載せ換え移載による鉄筋施工方法。
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