JP2008222539A - 単結晶の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】チョクラルスキー(CZ)法による単結晶の製造方法であって、ルツボ101に充填した原料を溶融し原料融液105とする工程と、原料融液105から単結晶150を引上げる工程を有し、単結晶150を引上げる工程において、原料融液105表面の、ルツボ101中心からルツボ101外周に向かう不活性ガスの流速を、4m/秒以上12m/秒以下とすることを特徴とする単結晶の製造方法。
【選択図】図1
Description
熱応力に起因して結晶構造が乱れる結果生じる有転位化については、単結晶の製造条件、特に熱環境の最適化を図ることにより対策が進められている。
また、異物に起因する有転位化を防止するためにも様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1では、輻射シールドの周囲に断熱材を設けることにより、原料融液表面から蒸発によって発生するSiO異物を、ルツボに混入しない位置に付着させる技術が開示されている。また、特許文献2には、単結晶製造装置のチャンバ内の圧力を適正化することにより輻射シールドや石英ルツボに起因する異物の発生を防止する技術が開示されている。
以下、本発明に係る単結晶の製造方法についての実施の形態につき、単結晶としてシリコンを製造する場合を例にして、添付図面に基づき説明する。
本実施の形態のシリコン単結晶の製造方法は、CZ法によるシリコン単結晶の製造方法であり、単結晶を引上げる工程中に、ルツボ内の原料融液表面を流れる不活性ガスの、ルツボ中心からルツボ外周に向かう流速を4m/秒以上12m/秒以下とすることを特徴とする。
図1には、本実施の形態で用いられうるシリコン単結晶製造装置の模式的縦断面が示されている。
図1に示すシリコン単結晶製造装置100は、原料となる固形状多結晶シリコンが充填されるルツボ101、103、固形状多結晶シリコンを加熱、溶融しシリコン融液105とするための主ヒータ107、および、下部ヒータ109がチャンバ111内に格納されている。そして、チャンバ111上部には、育成されたシリコン単結晶150を引上げる引上げ機構141が設けられている。
チャンバ111の上部に取り付けられた引上げ機構141からは引上げ用のワイヤ129が巻き出されており、その先端には、種結晶を取り付けるための種ホルダ(図示せず)が接続されている。
ルツボ101、103を取り囲むように主ヒータ107および、下部ヒータ109が配置されており、主ヒータ107の外側には、主ヒータ107からの熱がチャンバ111に直接輻射されるのを防止するための第1の保温材115、第2の保温材117が主ヒータ107の周囲を取り囲むように設けられている。加えて、シリコン融液105やルツボ101、103からの熱がチャンバ111に直接輻射されるのを防止するための第3の保温材119、第4の保温材121が設けられている。そして、シリコン融液105やルツボ101、103からの熱が引上げシリコン単結晶150の冷却を阻害しないように輻射シールド125が、シリコン融液105、ルツボ101、103とシリコン単結晶150間に設けられている。なお、保温材115、117の材質については、特に保温性に優れているものを使用することが望ましく、通常成形断熱材が用いられている。保温材119、121の材質については、例えば、成形断熱材、カーボン、あるいはカーボンの表面を炭化ケイ素で被覆したものが用いられている。輻射シールド125については、輻射熱を調整する役目を果たしているので、例えば、モリブデン、タングステン、タンタル等の金属や、カーボン、カーボンの表面を炭化ケイ素で被覆したもの及びこれらの内側に成形断熱材を設置したものが用いられる。
さらに、チャンバ111上部にはゲートバルブ(図示せず)を介して、シリコン融液105から引上げられたシリコン単結晶150を保持して取り出すためのサブチャンバ127が設けられている。また、サブチャンバ上端は天板147により封鎖されており、引上げられたシリコン単結晶150を取り出し可能にするサブチャンバ127の蓋(図示せず)がサブチャンバ上方側面に設けられている。
その後、サブチャンバ127を減圧し、サブチャンバ127内部をアルゴンガス等の不活性雰囲気で満たす。次に、ゲートバルブ135を開き、チャンバ111とサブチャンバ127を連通する。この状態で、種結晶131はシリコン融液105の真上に位置するため、シリコン融液105の輻射熱により予熱される。
このとき、シリコン融液105表面をルツボ中心から前記ルツボ外周に向かって流れる不活性ガスの流速を4m/秒以上12m/秒以下となるように制御し維持することが本実施の形態の最大の特徴である。
なお、不活性ガスの流速の制御および維持は、不活性ガス供給量・排出量の第1、第2の流量調整弁502、506による調整、チャンバ111内部の圧力の調整、輻射シールド125とシリコン融液105表面の距離の調整等で行うことが可能である。
なお、ここでシリコン融液表面の不活性ガスの流速とは、上記シリコン融液表層の対流に直接影響を与えうる表面近傍の不活性ガスの流速をいう。例えば、シリコン融液表層の対流に直接影響を与えない輻射シールド下端の不活性ガスの流速は、シリコン融液表面の不活性ガスの流速の範囲には入らない。
そして、単結晶育成をさらに安定化させるためには、不活性ガスの流速は8m/秒以下であることがより望ましい。
本実施の形態のシリコン単結晶の製造方法は、CZ法によるシリコン単結晶の製造方法であり、ルツボに充填した原料を溶融し原料融液とする工程と、原料融液から単結晶を引上げる工程との間に、原料融液表面に不活性ガスを流す工程を設け、この不活性ガスを流す工程の際に、ルツボ内の原料融液表面を流れる不活性ガスの、ルツボ中心からルツボ外周に向かう流速を、8m/秒以上12m/秒以下とすることを特徴とする。
なお、本実施の形態で用いられる単結晶製造装置は、第1の実施の形態と同様であるので、記述を省略する。
また、石英ルツボの内部に固形状多結晶シリコン原料を投入し、このシリコン原料を溶融してシリコン融液とするまでは図1および図2を用いて説明した第1の実施の形態と同様である。
このとき、シリコン融液105表面を石英ルツボ101中心から外周に向かって流れる不活性ガスの流速を、8m/秒以上12m/秒以下に制御し一定時間維持することが本実施の形態の最大の特徴である。
なお、不活性ガスの流速の制御および維持は、不活性ガス供給量・排出量の第1、第2の流量調整弁502、506による調整、チャンバ111内部の圧力の調整、輻射シールド125とシリコン融液105表面の距離の調整等で行うことが可能であることは第1の実施の形態と同様である。
ただし、不活性ガスの流速については、第1の実施の形態とは異なり、2m/秒程度になるように設定されている。
そして、成長したシリコン単結晶150を、図4に示すように上昇させ、取り出すことによって、シリコン単結晶150の製造工程が終了する。
本実施の形態においては、単結晶引上げ中の、不活性ガスの流速は、異物除去効果を考慮せず、その他の単結晶品質を実現するために最適化する。
そして、シリコン原料溶融後、単結晶引上げに先立ち、シリコン融液表面に対し流速の速い不活性ガスを流すことで、シリコン融液表面の異物を除去する。すなわち、流速の速い不活性ガスを融液表面に流すことにより、シリコン融液表面に浮遊している異物が融液表面外周部へ強く追いやられ、その結果石英ルツボ内壁へ付着し捕獲される。一度、石英ルツボ内壁に付着した異物は石英ルツボ内表面から剥離し難く、浮遊異物の再発生を抑制することが出来る。このようにして、シリコン融液表面に浮遊する異物を無くしてから、その後の単結晶引上げを開始することで、浮遊異物起因の有転位化を抑制することが可能となる。
本実施の形態のシリコン単結晶製造方法は、いったん有転位化したシリコン単結晶を再溶融した場合に、本発明を適用する以外は第2の実施の形態と同様であるので記述を省略する。
そこで、本実施の形態においては、有転位化したシリコン単結晶を再溶融した後に、第2の実施の形態で、図5を用いて説明したように不活性ガスを流す工程を設けることを特徴とする。その後、再溶融したシリコン融液から、やはり第2の実施の形態と同様にシリコン単結晶引上げを続行する。
本実施の形態のシリコン単結晶製造方法は、流速を上げた不活性ガスを流す工程において、原料融液表面がルツボ内壁に接する部分の高さが、単結晶を引上げる工程における、原料融液表面がルツボ内壁に接する部分の高さよりも高くなるように、ルツボの回転数を制御する以外は第2の実施の形態と同様であるので記述を省略する。
その後、石英ルツボの回転数を落とし、第2の実施の形態で図3、図1、図5で説明したようにシリコン単結晶150を引上げる。
また、本実施の形態においては、上記第2の実施の形態に、原料融液表面がルツボ内壁に接する部分の高さの制御を付加する方法について、記載したが、上記第3の実施の形態に、同様の制御を適用することによっても、第3の実施の形態の作用・効果に加えて、本実施の形態と同様の作用・効果を得ることが可能である。
例えば、実施の形態においてはシリコン単結晶を例に説明したが、育成される単結晶は必ずしもシリコン単結晶に限られることなく、例えば、ゲルマニウム(Ge)、インジウムリン(InP)、その他の単結晶であってもかまわない。
また、実施の形態においては、不活性ガスとしてアルゴンガスを例に説明したが、不活性ガスは必ずしもアルゴンガスに限られることはなく、ヘリウムガス、クリプトンガス、その他の不活性ガスを適用することも可能である。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての単結晶の製造方法は、本発明の範囲に包含される。
上記第1の実施の形態で説明したシリコン単結晶の製造方法を用いて、直径φ200mmのシリコン単結晶育成を行った。石英ルツボに投入する固形状多結晶シリコンは150kgとした。
そして、不活性ガスであるアルゴンガスの装置供給量、チャンバ内部圧力、輻射シールドとシリコン融液表面の距離を調整して、単結晶引上げ工程中のシリコン融液表面の、ルツボ中心からルツボ外周に向かうアルゴンガスの流速を変化させた。それぞれの条件で計10回のシリコン単結晶引上げを行い、無転位化率を調べた。
ここで、無転位化率とは、無転位のままシリコン単結晶育成が完了した場合は100%とする。そして、シリコン単結晶育成中に有転位化した場合には、シリコン単結晶の無転位部分長(=育成したシリコン結晶から有転位部分と転位の波及部分を除外した完全な無転位結晶部分の長さ)を、無転位化率100%時の単結晶長(引上げ予定単結晶長)で除算し、百分率で表した数値をいう。結果を表1に示す。表1の無転位化率の数値は、10回の平均値を示している。
上記第2の実施の形態で説明したシリコン単結晶の製造方法を用いて、シリコン単結晶育成を行った。使用したシリコン単結晶製造装置は実施例1と同様とした。
石英ルツボ内の固形状多結晶シリコンを溶融してシリコン融液とした後に、シリコン単結晶を引上げる工程の前に、不活性ガスであるアルゴンガスを供給し、その状態で5分間保持し、その後、アルゴン流量を、2m/秒に下げた状態で、シリコン単結晶の引上げ工程を行った。
なお、シリコン単結晶を引上げる工程の前に、不活性ガスを流した際、シリコン融液表面と石英ルツボ内壁との接触位置は、後のシリコン単結晶引上げ工程における接触位置と同程度になるように、石英ルツボの回転数を制御した。
そして、アルゴンガスの装置供給量、チャンバ内部圧力、輻射シールドとシリコン融液表面の距離を調整して、シリコン単結晶を引上げる工程の前の、ルツボ中心からルツボ外周に向かうアルゴンガスの流速を変化させた。それぞれの条件で計10回のシリコン単結晶引上げを行い、無転位化率を調べた。結果を表2に示す。
上記第4の実施の形態で説明したシリコン単結晶の製造方法を用いて、シリコン単結晶育成を行った。使用したシリコン単結晶製造装置は実施例1と同様とした。
石英ルツボ内の固形状多結晶シリコンを溶融してシリコン融液とした後に、単結晶引上げ工程前に不活性ガスであるアルゴンガスを供給し、その状態で5分間保持した。このとき、シリコン融液表面と石英ルツボ内壁との接触位置を、後のシリコン単結晶引上げ工程における接触位置よりも2mm上昇するように、石英ルツボの回転数を制御した。その他の条件は、実施例2と同様とした。
そして、実施例2と同様、アルゴンガスの流速を変化させた。それぞれの条件で計10回のシリコン単結晶引上げを行い、無転位化率を調べた。結果を表3に示す。
105 シリコン融液
111 チャンバ
127 サブチャンバ
129 ワイヤ
131 種結晶
135 ゲートバルブ
141 引上げ機構
150 シリコン単結晶
155 固形状多結晶シリコン原料
501 供給バルブ
502 第1の流量調整弁
505 排出バルブ
506 第2の流量調整弁
Claims (7)
- チョクラルスキー(CZ)法による単結晶の製造方法であって、
ルツボに充填した原料を溶融し原料融液とする工程と、
前記原料融液から単結晶を引上げる工程を有し、
前記単結晶を引上げる工程において、前記原料融液表面の、前記ルツボ中心から前記ルツボ外周に向かう不活性ガスの流速を、4m/秒以上12m/秒以下とすることを特徴とする単結晶の製造方法。 - チョクラルスキー(CZ)法による単結晶の製造方法であって、
ルツボに充填した原料を溶融し原料融液とする工程と、
前記原料融液から単結晶を引上げる工程を有し、
前記原料を溶融し原料融液とする工程と、前記単結晶を引上げる工程との間に、前記原料融液表面に不活性ガスを流す工程が設けられ、
前記不活性ガスを流す工程において、前記原料融液表面の、前記ルツボ中心から前記ルツボ外周に向かう前記不活性ガスの流速を、8m/秒以上12m/秒以下とすることを特徴とする単結晶の製造方法。 - 前記不活性ガスを流す工程における、前記原料融液表面が前記ルツボ内壁に接する部分の高さが、
前記単結晶を引上げる工程における、前記原料融液表面が前記ルツボ内壁に接する部分の高さよりも、高くなるように前記ルツボの回転数を制御することを特徴とする請求項2記載の単結晶の製造方法。 - 前記不活性ガスを流す工程における、前記原料融液表面が前記ルツボ内壁に接する部分の高さが、
前記単結晶を引上げる工程における、前記原料融液表面が前記ルツボ内壁に接する部分の高さよりも、2mm以上高くなるように前記ルツボの回転数を制御することを特徴とする請求項3記載の単結晶の製造方法。 - チョクラルスキー(CZ)法による単結晶の製造方法であって、
ルツボに充填した原料を溶融し原料融液とする工程と、
前記原料融液から単結晶を引上げる工程を有し、
前記単結晶が有転位化した場合に、
前記単結晶を再溶融する工程と、
前記再溶融が完了した時点で、前記再溶融後の原料融液表面に不活性ガスを流す工程と、
前記不活性ガスを流す工程の後に、前記再溶融後の原料融液から単結晶を引上げる工程が設けられ、
前記不活性ガスを流す工程において、前記再溶融後の原料融液表面の、前記ルツボ中心から前記ルツボ外周に向かう前記不活性ガスの流速を、8m/秒以上12m/秒以下とすることを特徴とする単結晶の製造方法。 - 前記不活性ガスを流す工程における、前記再溶融後の原料融液表面が前記ルツボ内壁に接する部分の高さが、
前記再溶融後の原料融液から単結晶を引上げる工程における、前記再溶融後の原料融液表面が前記ルツボ内壁に接する部分の高さよりも、高くなるように前記ルツボの回転数を制御することを特徴とする請求項5記載の単結晶の製造方法。 - 前記不活性ガスを流す工程における、前記再溶融後の原料融液表面が前記ルツボ内壁に接する部分の高さが、
前記再溶融後の原料融液から単結晶を引上げる工程における、前記再溶融後の原料融液表面が前記ルツボ内壁に接する部分の高さよりも、2mm以上高くなるように前記ルツボの回転数を制御することを特徴とする請求項6記載の単結晶の製造方法。
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