JP2008222409A - 吊り具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 掴み難い断面一様な長尺物を安全で迅速に吊り上げることができる吊り具を提供する。
【解決手段】 本体プレートの一面に被吊支物を挿入できる空間を隔ててそれぞれの対向側に被吊支物の外周を押圧する固定爪と回転爪とを配するとともに、固定爪は被吊支物を押圧する押圧面を有し、回転爪は同じく押圧面を有して水平な支軸を中心に回転するものであり、支軸に対する押圧面側は下方に回転するほど被吊支物に対して食込み勝手に設定されていることを特徴とする吊り具。
【選択図】 図1
【解決手段】 本体プレートの一面に被吊支物を挿入できる空間を隔ててそれぞれの対向側に被吊支物の外周を押圧する固定爪と回転爪とを配するとともに、固定爪は被吊支物を押圧する押圧面を有し、回転爪は同じく押圧面を有して水平な支軸を中心に回転するものであり、支軸に対する押圧面側は下方に回転するほど被吊支物に対して食込み勝手に設定されていることを特徴とする吊り具。
【選択図】 図1
Description
本発明は、地中に挿入したパイプ等の長尺物を吊り上げるに適した吊り具に関するものである。
地中に挿入した支柱や杭といった長尺物は、レイアウトの変更や用済みになったときには引き抜かなければならない。これら長尺物が断面が一様な直筒形状をしているときには、適当な取っかかりもないことから、引抜きには難渋する。このため、例えば、下記特許文献1に示されるような専用の吊り具が提案されている。この吊り具は、被吊支物を挿入できるスリーブを設け、このスリーブに被吊支物が重量によって下方に滑ると食い込んでくさび作用を果たす食込み爪を設けたものである。
ところが、スリーブを吊り上げるためのアームがスリーブに対して回動することから、被吊支物を銜えてスリーブを吊り上げたとき、スリーブ(被吊支物)が揺動して安全性に欠けることがある。また、食込みの解除はアームを倒して食込み爪を下方に回動させなければならないから、確実性や迅速性に欠けるといった面もある。
特開平6−286972号公報
本発明は、このようなことを排して安全で確実、かつ、簡単な構造の吊り具を具現したものである。
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、本体プレートの一面に被吊支物を挿入できる空間を隔ててそれぞれの対向側に被吊支物の外周を押圧する固定爪と回転爪とを配するとともに、固定爪は被吊支物を押圧する押圧面を有し、回転爪は同じく押圧面を有して水平な支軸を中心に回転するものであり、支軸に対する押圧面側は下方に回転するほど被吊支物に対して食込み勝手に設定されていることを特徴とする吊り具を提供する。
これにおいて、本発明は、請求項2に記載した、本体プレートは空間部分で一面側に屈曲させられており、被吊支物はこの屈曲部分における本体プレートと固定爪及び回転爪のそれぞれの押圧面の三点で押圧される構成、請求項3に記載した、固定爪及び回転爪のそれぞれ押圧面には凹凸形状が付されている構成、請求項4に記載した、固定爪及び回転爪にワイヤ等を係止できる被係止構造が施された構成を提供する。
請求項1の手段によると、この吊り具は本体プレート、固定爪及び回転爪といった簡単な要素で構成されるから、簡便で安価、しかも、取扱性に優れる。また、動く部分は回転爪のみであるから、構造が簡単で安全でもある。請求項2の手段によると、より確実安全に被吊支物を保持することができるし、請求項3の手段によると、保持が確実であるし、請求項4の手段によると、回転爪の動作が確実になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はこの吊り具の正面図、図2は側面図、図3は平面図、図4は回転爪部分の断面正面図であるが、この吊り具は、鉄板等を素材とする本体プレート1、固定爪2及び回転爪3等からなる。本体プレート1は、正面視左右に延びる平板体であり、本例では、中間部分で左側が15°程度前方に屈曲している(屈曲線4は垂直)。本体プレート1の正面視左側の前面には、中間プレート5を挟んで固定爪2が固着されている。これにおいて、固定爪2の右端はパイプ等の被吊支物6を押圧する押圧面7に形成されており、滑り止めの凹凸形状8が付されている。
本体プレート1の正面視右側の前面には、固定爪2の対面側に屈曲線4を挟んで一定の空間9を隔てて回転爪3が取り付けられている。具体的には、本体プレート1の右端の前方に長円状のプレート10を一定の間隔を隔てて上下二本のボルト11で止め、この間に回転爪3を中間に設けられる水平な支軸12を中心に回転可能に取り付けたものである。この回転爪3は、支軸12の左側に位置するフック形状と右側に位置するハンマー形状とを有し、前者が押圧面側13、後者が反押圧面側14を形成している。そして、押圧面側13の左端が被吊支物6を押圧する押圧面15に形成されており、凹凸形状16が形成されている。なお、フック形状の押圧面15と支軸12との距離Rは、フックの先端に行くほど大きく設定されている。
以上により、この吊り具で被吊支物6を吊り上げようとするときには、被吊支物6に対して本体プレート1の空間9を上から挿入する。この場合、回転爪3の反押圧面側14の方を押圧面側13よりもその重量を重く設定していると、この状態のときには、反押圧面側14が最大限下がっており、空間9の幅は一杯に開いている。したがって、本体プレート1は容易に被吊支物6に挿入される。本体プレート1が所定長さ被吊支物6に挿入されたなら、固定爪2(本例では中間プレート10)と回転爪3の反押圧面側14を持ち上げる。
この操作を容易にするために、本例では、中間プレート10と反押圧面側14にワイヤ等17を通すことができる孔等の被係止構造18、19を設けている。図5はこの吊り具で被吊支物6を吊り上げている状態を示す正面図であるが、被吊支物6の傍に支柱20を立て、これにチェンブロック等の昇降機21を取り付け、上記被係止構造18、19にワイヤ等17通して昇降機21で吊り上げる。すると、回転爪3は、反押圧面側14が上がることで押圧面側13が下方に回転し、その押圧面15は被吊支物6に当たって強く食い込み、固定爪2の押圧面7と回転爪3の押圧面15とで滑りのない摩擦力を発揮して上方に吊り上げる。
この食込みは、被吊支物6の重量(吊支抵抗)が大きいほど大きくなるから、くさび作用を発揮して被吊支物6を滑らせることなく吊り上げる。加えて、このときの固定爪2と回転爪3とによる挟圧力は、本体プレート1の屈曲によって被吊支物6を本体プレート1にも押し付け、都合、三点で押圧し、安定性と確実性が付与される。特に、被吊支物6を傾斜地等で吊り上げる際にはこの安定性は非常に重要な事項である。ところで、このときの回転爪3の押圧面15と固定爪2の押圧面7との最小間隔は、対象とする被吊支物6の径よりも小さく設定されていることはいうまでもない。
吊上げが終了すると、被吊支物6を地面等に降ろせば、回転爪3等に掛かる荷重は軽減されるから、昇降機21を下げて吊り具を降ろすことで回転爪4が逆方向に回転して被吊支物6を解放する。この場合、回転爪3が被吊支物6に強く食い込んで自力では戻らないようなときには、ハンマー等で回転爪3の押圧面側14が叩けばよい。
1 本体プレート
2 固定爪
3 回転爪
4 屈曲線
5 中間プレート
6 被吊支物
7 固定爪の押圧面
8 凸凹形状
9 空間
10 プレート
11 ボルト
12 支軸
13 押圧面側
14 反押圧面側
15 回転爪の押圧面
16 凹凸形状
17 ワイヤ等
18 被係止構造
19 被係止構造
20 支柱
21 昇降機
2 固定爪
3 回転爪
4 屈曲線
5 中間プレート
6 被吊支物
7 固定爪の押圧面
8 凸凹形状
9 空間
10 プレート
11 ボルト
12 支軸
13 押圧面側
14 反押圧面側
15 回転爪の押圧面
16 凹凸形状
17 ワイヤ等
18 被係止構造
19 被係止構造
20 支柱
21 昇降機
Claims (4)
- 本体プレートの一面に被吊支物を挿入できる空間を隔ててそれぞれの対向側に被吊支物の外周を押圧する固定爪と回転爪とを配するとともに、固定爪は被吊支物を押圧する押圧面を有し、回転爪は同じく押圧面を有して水平な支軸を中心に回転するものであり、支軸に対する押圧面側は下方に回転するほど被吊支物に対して食込み勝手に設定されていることを特徴とする吊り具。
- 本体プレートは空間部分で一面側に屈曲させられており、被吊支物はこの屈曲部分における本体プレートと固定爪及び回転爪のそれぞれの押圧面の三点で押圧される請求項1の吊り具。
- 固定爪及び回転爪のそれぞれ押圧面には凹凸形状が付されている請求項1又は2の吊り具。
- 固定爪及び回転爪にワイヤ等を係止できる被係止構造が施された請求項1〜3いずれかの吊り具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007066598A JP2008222409A (ja) | 2007-03-15 | 2007-03-15 | 吊り具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007066598A JP2008222409A (ja) | 2007-03-15 | 2007-03-15 | 吊り具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008222409A true JP2008222409A (ja) | 2008-09-25 |
Family
ID=39841467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007066598A Pending JP2008222409A (ja) | 2007-03-15 | 2007-03-15 | 吊り具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008222409A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012106816A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | レール吊り上げ装置 |
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-
2007
- 2007-03-15 JP JP2007066598A patent/JP2008222409A/ja active Pending
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