JP2008221932A - ビードコア及び空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】必要幅を確保しつつ、従来よりもワイヤー本数を減少させることで、他性能を犠牲にすることなく、軽量化及びコスト削減が可能なビードコアを提供すること。
【解決手段】ワイヤー40を複数列及び複数段に整列させて断面形状が六角形をなす円環状のビードコア12において、ワイヤー40を整列させて断面形状が台形状をなす円環状の外側台形部12Aと、ワイヤー40を整列させて断面形状が台形状をなし、上面の幅が外側台形部12Aの下面の幅と実質的に同じ内側台形部12Bとを有し、外側台形部12Aの下面の幅方向の中心と内側台形部12Bの上面の幅方向の中心とが隣接するワイヤー40間の距離Lの1/2だけずらして配置されることで、必要幅を確保しつつ、ワイヤー本数を減少させることで、他性能を犠牲にすることなく、軽量化及びコスト削減が図られる。
【選択図】図2
【解決手段】ワイヤー40を複数列及び複数段に整列させて断面形状が六角形をなす円環状のビードコア12において、ワイヤー40を整列させて断面形状が台形状をなす円環状の外側台形部12Aと、ワイヤー40を整列させて断面形状が台形状をなし、上面の幅が外側台形部12Aの下面の幅と実質的に同じ内側台形部12Bとを有し、外側台形部12Aの下面の幅方向の中心と内側台形部12Bの上面の幅方向の中心とが隣接するワイヤー40間の距離Lの1/2だけずらして配置されることで、必要幅を確保しつつ、ワイヤー本数を減少させることで、他性能を犠牲にすることなく、軽量化及びコスト削減が図られる。
【選択図】図2
Description
本発明は、空気入りタイヤに用いられるビードコアにかかり、特に、ビードコアの必要幅を確保しつつ、ビードコアを構成するワイヤーの本数を少なくすることを可能とするビードコア及び、このビードコアを適用した空気入りタイヤに関するものである。
従来、空気入りタイヤのビード部に断面形状が六角形のビードコア100(所謂、六角ビードコア)が埋設されたものがある。このビードコア100は、1本のワイヤー102を互いに隣接する同士で接触するように複数列及び複数段に整列して形成されており、剛性確保の面から断面形状が左右対称となるように設計されることが多い(図4参照)。
これに対して、特許文献1に開示される空気入りタイヤのビードコアは、ビードコアのタイヤ径方向最内側で且つタイヤ幅方向内側の角部に1本分ワイヤーを配置しない左右非対称形状とされている。この部位にワイヤーを1本分配置しないことにより、ビードコアとプライコードとの接触による故障がコストアップ及び他性能の悪化を招来することなく効果的に防止される。
特開2005−8112号公報
ところで、一般的に、六角ビードコアは、カーカスコードと六角ビードコアとの間の距離と、カーカスの巻上げ時のスムーズな形状と、が確保される様に最大幅及び径方向最内側の面の幅が決定されている。このため、ビード部の断面形状の大きさを大きくする場合には、六角ビードコアの断面形状の大きさも追従して大きくする必要があり、六角ビードコアのワイヤー本数が必要本数(六角ビードコアに必要とされる剛性及び強度を満たすワイヤー本数)を大きく越えてしまう傾向にある。
このことから、六角ビードコアのワイヤー本数を減少させて六角ビードコアの軽量化及びコスト削減を図りたいが、六角ビードコアの最大幅を狭くすると、ビード部が全体的に細くなり、ビード部の剛性に起因する耐久性能等に悪影響を生じる虞があるため、六角ビードコアに必要とされる最大幅(ビードコアの必要幅)を確保しつつ、ワイヤー本数を減少させる必要がある。
このことから、六角ビードコアのワイヤー本数を減少させて六角ビードコアの軽量化及びコスト削減を図りたいが、六角ビードコアの最大幅を狭くすると、ビード部が全体的に細くなり、ビード部の剛性に起因する耐久性能等に悪影響を生じる虞があるため、六角ビードコアに必要とされる最大幅(ビードコアの必要幅)を確保しつつ、ワイヤー本数を減少させる必要がある。
本発明の目的は、上記事実を考慮して、必要幅を確保しつつ、従来よりもワイヤー本数を減少させることで、他性能を犠牲にすることなく、軽量化及びコスト削減が可能なビードコア及び、このビードコアを用いた空気入りタイヤを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るビードコアは、1本のワイヤーを互いに隣接する同士で接触するように複数列及び複数段に整列させて断面形状が六角形をなす円環形状のビードコアにおいて、前記ワイヤーを複数列及び複数段に整列させて断面形状が台形をなす円環状の外側台形部と、前記外側台形部よりも径方向内側に配置され、前記ワイヤーを複数列及び複数段に整列させて断面形状が台形をなす円環状の内側台形部と、を備え、前記外側台形部の下面と前記内側台形部の上面とが互いに向き合い且つ、前記外側台形部の下面の中心と前記内側台形部の上面の中心とが隣接する前記ワイヤーの中心間の距離の1/2だけずれていることを特徴としている。
次に、請求項1に記載のビードコアの作用について説明する。
例えば、図4に示すように、最も長い1つのワイヤー列104の長さが最大幅をなす従来のビードコア100から、最大幅をなすワイヤー列104を抜いて、該ワイヤー列104の両側のワイヤー列106同士を隣接するワイヤー102の中心間の距離の1/2だけずらして接触させることで、請求項1のビードコアと同形状のビードコアが得られる。
ここで、請求項1のビードコアの最大幅は、従来のビードコア100の最大幅に対して、隣接するワイヤーの中心間の距離の1/2だけ少なくなるが、最大幅に対する割合がきわめて小さいため、このビードコアを用いた場合のビード部が全体的に細くなり過ぎず、他性能(例えば、耐久性能等)が犠牲にされることがない(即ち、ビードコアの必要幅が確保されている)。また、請求項1のビードコアは、従来のビードコア100よりも、最大幅をなすワイヤー列104分のワイヤー本数が減少しているため、軽量化及びコストの削減が図られる。
例えば、図4に示すように、最も長い1つのワイヤー列104の長さが最大幅をなす従来のビードコア100から、最大幅をなすワイヤー列104を抜いて、該ワイヤー列104の両側のワイヤー列106同士を隣接するワイヤー102の中心間の距離の1/2だけずらして接触させることで、請求項1のビードコアと同形状のビードコアが得られる。
ここで、請求項1のビードコアの最大幅は、従来のビードコア100の最大幅に対して、隣接するワイヤーの中心間の距離の1/2だけ少なくなるが、最大幅に対する割合がきわめて小さいため、このビードコアを用いた場合のビード部が全体的に細くなり過ぎず、他性能(例えば、耐久性能等)が犠牲にされることがない(即ち、ビードコアの必要幅が確保されている)。また、請求項1のビードコアは、従来のビードコア100よりも、最大幅をなすワイヤー列104分のワイヤー本数が減少しているため、軽量化及びコストの削減が図られる。
また、請求項1のビードコアは、従来のビードコア100から最大幅をなすワイヤー列104を抜いていることから、例えば、従来のビードコア100のワイヤー列104以外のワイヤー列を抜いてワイヤー本数を減少させたビードコアよりも、多くのワイヤー本数を減少させられる。
従って、請求項1のビードコアは、必要幅を確保しつつ、従来よりもワイヤー本数を減少させることで、他性能を犠牲にすることなく、軽量化及びコスト削減を図ることができる。
従って、請求項1のビードコアは、必要幅を確保しつつ、従来よりもワイヤー本数を減少させることで、他性能を犠牲にすることなく、軽量化及びコスト削減を図ることができる。
本発明の請求項2に係る空気入りタイヤは、左右のビード部に埋設される請求項1に記載のビードコアと、一方の前記ビードコアから他方の前記ビードコアへ延在する本体部と、端部分を一対のビードコア回りに折り返した折返部とを含んで構成されるカーカスと、前記ビードコアからタイヤ径方向外側へ向かって延び且つ、前記カーカスの本体部と折返部との間に配置されるスティフナーと前記カーカスの径方向外側に配置されるトレッドと、を備えることを特徴としている。
次に、請求項2に記載の空気入りタイヤの作用効果について説明する。
請求項2に記載の空気入りタイヤは、請求項1に記載されたビードコアを用いているため、他性能を犠牲にすることなく、空気入りタイヤの軽量化及びコスト削減が図られる。
請求項2に記載の空気入りタイヤは、請求項1に記載されたビードコアを用いているため、他性能を犠牲にすることなく、空気入りタイヤの軽量化及びコスト削減が図られる。
本発明のビードコアは、必要幅を確保しつつ、従来よりもワイヤー本数を減少させることで、他性能を犠牲にすることなく、軽量化及びコスト削減を図ることができる。また、このビードコアを用いた空気入りタイヤは他性能を犠牲にすることなく、軽量化及びコスト削減が図られる。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して本発明のビードコアを用いた空気入りタイヤの第1の実施形態を詳細に説明する。先ず、空気入りタイヤの全体構成について説明する。
以下、図面を参照して本発明のビードコアを用いた空気入りタイヤの第1の実施形態を詳細に説明する。先ず、空気入りタイヤの全体構成について説明する。
図1に示すように、空気入りタイヤ10は、左右のビード部18に埋設されるビードコア12と、一方のビードコア12から他方のビードコア12へ延在する本体部14Aと端部分を一対のビードコア12回りにタイヤ軸方向内側から外側に向けて折り返した折返部14Bとを含んで構成される1枚のカーカス14と、を備えている。
このカーカス14は、カーカスコード(本実施形態ではスチール製)を複数本並べてゴム被覆して形成されている。カーカス14の本体部14Aと折返部14Bとの間には、ビードコア12の径方向最外側の面(後述する外側台形部12Aの上面)側からタイヤ径方向外側へ向かって延びるスティフナー20が配設されている。このスティフナー20は、ビード部18の剛性を確保するために、比較的硬度の高いゴムによって構成されている。
カーカス14のタイヤ軸方向外側にはサイドウォール部22を構成するサイドゴム層24が形成されており、カーカス14のタイヤ軸方向内側にはインナーライナー26が設けられている。
また、カーカス14のタイヤ径方向外側には、ベルト28が配置されている。ベルト28は、タイヤ赤道面CLに対して比較的小さい角度を有するプライコードをゴム被覆した複数層(例えば、建設車両用タイヤの場合は3〜6層)のベルト層で構成されており、各ベルト層のプライコードが相互に交差するように設けられている。
ベルト28の径方向外側には、路面と接地するトレッド30が配設されている。なお、本実施形態ではトレッド30に溝を設けていないが、タイヤ周方向及びタイヤ幅方向の少なくとも一方に延びる溝が設けられてもよいものとする。
次に、ビードコア12の構造について詳細に説明する。
図2に示すように、ビードコア12は、ゴムコーティングされた1本のワイヤー(例えば、直径2.0mmのスチールワイヤー)40が複数回巻回され、積層されて構成されている。
図2に示すように、ビードコア12は、ゴムコーティングされた1本のワイヤー(例えば、直径2.0mmのスチールワイヤー)40が複数回巻回され、積層されて構成されている。
具体的には、ワイヤー40をタイヤ軸方向(矢印A方向、及び反矢印A方向)に互いに隣接する同士で接触するように隙間無く巻回して一段目の列を形成し、以後同様にして隙間無くタイヤ径方向外側(矢印B方向)に積み重ねて、最終的にビードコア12の断面形状が略六角形となるようにしている。
このビードコア12は、ワイヤー40を複数列及び複数段に整列させて断面形状が台形をなす円環状の外側台形部12Aと、外側台形部12Aよりも径方向内側に位置するワイヤー40を複数列及び複数段に整列させて断面形状が台形をなす円環状の内側台形部12Bとを有している。この外側台形部12Aの下面(径方向最内側の面)の幅と内側台形部12Bの上面(径方向最外側の面)の幅とが実質的に同じであり、外側台形部12Aの下面と内側台形部12Bの上面とが互いに向き合い且つ、外側台形部12Aの下面の幅方向の中心と内側台形部の上面の幅方向の中心とが隣接するワイヤー40の中心間の距離Lの1/2だけ外側台形部12Aの下面の幅方向(即ち、タイヤ軸方向)にずれて配設されている。
なお、本実施形態のビードコア12は、外側台形部12Aの下面及び内側台形部12Bの上面がタイヤ軸方向に対して平行とされている。これにより、本実施形態のビードコア12の最大幅Wmax1は外側台形部12Aの下面をなすワイヤー列40A(又は、内側台形部12Bの上面をなすワイヤー列40B)のタイヤ軸方向の長さに距離Lの1/2を足したものとなる。
また、本実施形態のビードコア12は、径方向最外側に配設されるワイヤー列40C(外側台形部12Aの上面(径方向最外側の面))がワイヤー40を14本配列させることによって形成され、径方向最内側に配設されるワイヤー列40D(内側台形部12Bの下面(径方向最内側の面))が夫々ワイヤー40を11本配列させることによって形成され、外側台形部12Aの下面(ワイヤー列40A)及び内側台形部12Bの上面(ワイヤー列40B)がワイヤー40を21本配列させることによって形成され、且つ段数(タイヤ径方向外側に沿って計数したワイヤー40の段数)が19段に設定されている。即ち、本実施形態のビードコア12のワイヤー本数は316本に設定されている。
なお、図2中の一点鎖線ULは、外側台形部12Aの下面の幅方向の中心から上面に向かってこの下面に対して直角方向に延びる直線を示し、同図中の一点鎖線DLは、内側台形部12Bの上面の幅方向の中心から下面に向かってこの下面に対して直角方向に延びる直線を示しており、本実施形態では、一点鎖線ULと一点鎖線DLとが距離Lの1/2だけずれている。
また、ビードコア12は、カーカスコードとビードコア12との間の距離と、カーカス14の巻上げ時のスムーズな形状とが確保される様に、最大幅Wmax1とタイヤ径方向最内側の面(内側台形部12Bの下面)の幅とが決定されることが好ましい。さらに、ビードコア12のタイヤ径方向最外側の面(外側台形部12Aの上面)の幅は、ビードコア12の必要強度分とビードコア12の安定形状(タイヤ径方向最外側の面の幅とタイヤ径方向最内側の面の幅との差がなるべく大きくならないようにする形状)とが得られるように最大幅Wmax1から積み上げることが好ましい。
また、ビードコア12は、カーカスコードとビードコア12との間の距離と、カーカス14の巻上げ時のスムーズな形状とが確保される様に、最大幅Wmax1とタイヤ径方向最内側の面(内側台形部12Bの下面)の幅とが決定されることが好ましい。さらに、ビードコア12のタイヤ径方向最外側の面(外側台形部12Aの上面)の幅は、ビードコア12の必要強度分とビードコア12の安定形状(タイヤ径方向最外側の面の幅とタイヤ径方向最内側の面の幅との差がなるべく大きくならないようにする形状)とが得られるように最大幅Wmax1から積み上げることが好ましい。
(作用)
本発明のビードコア12を用いた空気入りタイヤ10の作用について説明する。
図4に示す従来の円環状のビードコア100から、最大幅をなすワイヤー列104を抜いて、ワイヤー列104の両側のワイヤー列106同士を隣接するワイヤー102の中心間の距離の1/2だけずらして接触させることでビードコア12を得ることができる。
本発明のビードコア12を用いた空気入りタイヤ10の作用について説明する。
図4に示す従来の円環状のビードコア100から、最大幅をなすワイヤー列104を抜いて、ワイヤー列104の両側のワイヤー列106同士を隣接するワイヤー102の中心間の距離の1/2だけずらして接触させることでビードコア12を得ることができる。
ここで、ビードコア100は図4に示すように、最大幅Wmax2がワイヤー102の22本分の長さ、タイヤ径方向最外側の面の幅がワイヤー102の14本分の長さ、タイヤ径方向最内側の面の幅がワイヤー102の11本分の長さとされ、また段数が20段とされている。なお、ビードコア100のワイヤー本数は338本とされている。
これに対して、本発明のビードコア100は、最大幅Wmax1がワイヤー40の21本分の長さと距離Lの1/2を足したものであり、タイヤ径方向最外側の面の幅がワイヤー40の14本分の長さ、タイヤ径方向最内側の辺がワイヤー40の11本分の長さとされている。また、前述したが段数は19段、ワイヤー本数は316本とされている。
これらを比較して、ビードコア12の最大幅Wmax1は、ビードコア100の最大幅Wmax2に対して距離Lの1/2だけ少なくなるが、最大幅に対する割合がきわめて小さいため、ビード部18がビードコア100を用いた場合のビード部と比べて全体的に細くなり過ぎず、他性能(例えば、耐久性能等)が犠牲にされることがない(即ち、ビードコア12の必要幅が確保されている)。
また、ビードコア12は、ビードコア100よりも、ワイヤー列104分のワイヤー本数(22本)が減少しているため、軽量化及びコストの削減が図られる。
従って、ビードコア12は、必要幅を確保しつつ、従来のビードコア100よりもワイヤー本数を減少させることで、他性能を犠牲にすることなく、軽量化及びコスト削減を図ることができる。なお、ビードコア12の軽量化及びコスト削減が図られたことにより、空気入りタイヤ10の軽量化及びコスト削減が図られる。
従って、ビードコア12は、必要幅を確保しつつ、従来のビードコア100よりもワイヤー本数を減少させることで、他性能を犠牲にすることなく、軽量化及びコスト削減を図ることができる。なお、ビードコア12の軽量化及びコスト削減が図られたことにより、空気入りタイヤ10の軽量化及びコスト削減が図られる。
また、ビードコア12は、ビードコア100からワイヤー列104を抜いていることから、ビードコア100のワイヤー列104以外のワイヤー列を抜いたビードコアよりも、多くのワイヤー本数を減少させられる。
さらに、ビードコア12のワイヤー40の径とビードコア100のワイヤー102の径とが同一であることから、ワイヤー種変更等によるコストの増加がない。
またさらに、ビードコア12のタイヤ径方向最外側の面の幅と、ビードコア100のタイヤ径方向最外側の面の幅とが同じことから、タイヤ径方向最外側の面側に配置されるスティフナー20の形状を変更する必要が無く、また、スティフナー20を製造するための新たな冶具を製作する必要もない。
またさらに、ビードコア12のタイヤ径方向最外側の面の幅と、ビードコア100のタイヤ径方向最外側の面の幅とが同じことから、タイヤ径方向最外側の面側に配置されるスティフナー20の形状を変更する必要が無く、また、スティフナー20を製造するための新たな冶具を製作する必要もない。
また、新規のサイズを開発する場合においても、従来よりも設計自由度が向上する。
[その他の実施形態]
なお、本実施形態のビードコア12では、外側台形部12Aの下面(又は、内側台形部12Bの上面)が空気入りタイヤ10のタイヤ軸方向に対して平行とする構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要は無く、図3に示されるビードコア12のように、外側台形部12Aの下面(又は、内側台形部12Bの上面)がタイヤ軸方向に対して角度θで傾斜していてもよいものとする。なお、図3中では、外側台形部12Aの下面(又は、内側台形部12Bの上面)が空気入りタイヤ10のタイヤ軸方向(図3中で一点鎖線Xで示す)に対してθ=5度で傾斜している。
なお、本実施形態のビードコア12では、外側台形部12Aの下面(又は、内側台形部12Bの上面)が空気入りタイヤ10のタイヤ軸方向に対して平行とする構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要は無く、図3に示されるビードコア12のように、外側台形部12Aの下面(又は、内側台形部12Bの上面)がタイヤ軸方向に対して角度θで傾斜していてもよいものとする。なお、図3中では、外側台形部12Aの下面(又は、内側台形部12Bの上面)が空気入りタイヤ10のタイヤ軸方向(図3中で一点鎖線Xで示す)に対してθ=5度で傾斜している。
10 タイヤ(空気入りタイヤ)
12 ビードコア
12A 外側台形部(外側台形部)
12B 内側台形部(内側台形部)
14 カーカス
14A 本体部
14B 折返部
18 ビード部
20 スティフナー
30 トレッド
40 ワイヤー
L 距離
Wmax1 最大幅
100 ビードコア
102 ワイヤー
104 ワイヤー列
106 ワイヤー列
Wmax2 最大幅
A タイヤ軸方向
B タイヤ径方向外側
12 ビードコア
12A 外側台形部(外側台形部)
12B 内側台形部(内側台形部)
14 カーカス
14A 本体部
14B 折返部
18 ビード部
20 スティフナー
30 トレッド
40 ワイヤー
L 距離
Wmax1 最大幅
100 ビードコア
102 ワイヤー
104 ワイヤー列
106 ワイヤー列
Wmax2 最大幅
A タイヤ軸方向
B タイヤ径方向外側
Claims (2)
- 1本のワイヤーを互いに隣接する同士で接触するように複数列及び複数段に整列させて断面形状が六角形をなす円環形状のビードコアにおいて、
前記ワイヤーを複数列及び複数段に整列させて断面形状が台形をなす円環状の外側台形部と、
前記外側台形部よりも径方向内側に配置され、前記ワイヤーを複数列及び複数段に整列させて断面形状が台形をなす円環状の内側台形部と、を備え、
前記外側台形部の下面と前記内側台形部の上面とが互いに向き合い且つ、前記外側台形部の下面の中心と前記内側台形部の上面の中心とが隣接する前記ワイヤーの中心間の距離の1/2だけずれていることを特徴とするビードコア。 - 左右のビード部に埋設される請求項1に記載のビードコアと、
一方の前記ビードコアから他方の前記ビードコアへ延在する本体部と、端部分を一対のビードコア回りに折り返した折返部とを含んで構成されるカーカスと、
前記ビードコアからタイヤ径方向外側へ向かって延び且つ、前記カーカスの本体部と折返部との間に配置されるスティフナーと、
前記カーカスの径方向外側に配置されるトレッドと、
を備えることを特徴とする空気入りタイヤ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110177700A (zh) * | 2017-01-23 | 2019-08-27 | 横滨橡胶株式会社 | 充气轮胎 |
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JPS5391205A (en) * | 1976-12-13 | 1978-08-10 | Pirelli | Tubeless tire |
JPH07279070A (ja) * | 1994-03-25 | 1995-10-24 | Continental Ag | 車両用タイヤ |
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2007
- 2007-03-09 JP JP2007060269A patent/JP2008221932A/ja active Pending
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