JP2008220828A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン Download PDF

Info

Publication number
JP2008220828A
JP2008220828A JP2007066783A JP2007066783A JP2008220828A JP 2008220828 A JP2008220828 A JP 2008220828A JP 2007066783 A JP2007066783 A JP 2007066783A JP 2007066783 A JP2007066783 A JP 2007066783A JP 2008220828 A JP2008220828 A JP 2008220828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control information
control
storage area
signal
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007066783A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5077998B2 (ja
Inventor
Norio Horie
範郎 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Samy KK
Original Assignee
Sammy Corp
Samy KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp, Samy KK filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2007066783A priority Critical patent/JP5077998B2/ja
Publication of JP2008220828A publication Critical patent/JP2008220828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5077998B2 publication Critical patent/JP5077998B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】遊技の進行を制御するための制御信号のうち、他の制御信号より優先的に出力することが要求される緊急信号を遊技の進行を損なわない範囲で優先的に出力することができるスロットマシンを提供する。
【解決手段】制御信号のうち他の制御信号よりも優先して出力手段により副制御手段に送信される緊急信号の情報を記憶するとき、所定方向と逆方向に移動したアドレスを読込ポインタとして再設定するとともに、再設定された読込ポインタが示すアドレスの記憶領域に緊急信号の制御情報を記憶する緊急信号制御手段を有する、スロットマシンを提供する。
【選択図】図10

Description

本発明は、遊技者が遊技媒体を投入して、図柄が表示されたリールを回転させて停止させ、停止時における図柄の組合せにより遊技結果を定めるスロットマシンに関する。特に、遊技の進行を制御するための制御信号に関し、他の制御信号より優先的に出力することが要求される緊急信号を遊技の進行を損なわない範囲で優先的に出力することができる機能を有するスロットマシンに関する。
遊技者が遊技媒体を投入して、図柄が表示されたリールを回転させて停止させ、停止時における図柄の組合せによって遊技結果を定めるスロットマシンが、遊技機の1つとして広く用いられている。このスロットマシンでは、通常、抽選で当選した役に対応した図柄が停止して入賞した場合、遊技者が入賞した役に応じた遊技を行うことができる。
従来、この種のスロットマシンにおいては、遊技の進行を制御する主制御手段が搭載するRAMに、スロットマシンのリールの回転開始や、ベットスイッチやストップスイッチ等のスイッチが操作されたことや、所定の遊技状態であることなどを内容とする制御信号の情報を記憶し、RAMに記憶された情報を読出し、画像表示装置や表示ランプやサウンド出力装置などの報知手段を用いた多様化した演出を副制御手段に実行させるため、読出した情報を副制御手段に出力している。
制御信号の情報が記憶されるRAMの記憶領域は、各々の記憶領域に対するアドレスが連番で設定された複数の記憶領域から構成され、RAMに制御信号の情報を記憶する際には、情報を記憶するRAMの記憶領域のアドレスを示す書込ポインタを使用して書込処理を実行する。また、RAMに記憶された情報を読出し、副制御手段に情報を出力する際には、情報を読出すRAMの記憶領域のアドレスを示す読込ポインタが使用して出力処理を実行する。
制御信号の情報が記憶される記憶領域のアドレスが連番で設定されていることを利用し、書込処理においては制御信号が生成した順番に制御情報を記憶し、出力処理においては制御信号が生成した順番に制御情報を読込む(特許文献1、特に、段落[0177]〜[0194]参照)。したがって、制御信号のうち、他の制御信号より優先的に出力することが要求される緊急信号、例えば、リールが回転している遊技中にセンサにより遊技媒体の落下が感知されるような行為(いわゆる不正行為)が行われたことを示す信号も、制御信号の生成した順番に従い書込処理及び出力処理が実行されるため、優先的に出力することができないという問題が生じていた。
また、スロットマシンにおいては、主制御手段のRAMの記憶容量は制限されているため、制御信号の情報を記憶するRAMの記憶領域を効率的に利用して書込処理及び出力処理を行わなければならないという問題も生じていた。
特開2006−223544号公報
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、遊技の進行を制御する制御信号のうち、他の制御信号より優先的に出力することが要求される緊急信号を遊技の進行を損なわない範囲で優先的に出力することができるスロットマシンを提供することを目的とする。さらに、記憶容量が制限されたRAMの記憶領域を効率的に利用して、書込処理及び出力処理を行うことができるスロットマシンを提供することを目的とする。
以上のような目的を達成するため、本発明に係るスロットマシンにおいては、制御信号のうち他の制御信号よりも優先して出力手段により副制御手段に送信される緊急信号の制御情報を記憶するとき、所定方向と逆方向に移動したアドレスを読込ポインタとして再設定するとともに、再設定された読込ポインタが示すアドレスの記憶領域に緊急信号の制御情報を記憶する緊急信号制御手段を有する。
具体的には、本発明に係るスロットマシンは、
遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を実施可能なスロットマシンであって、
第1制御情報と第2制御情報とからなり、緊急信号を含む制御信号を用いて遊技の制御を行う主制御手段と、
前記主制御手段から送信された前記制御信号を受信し、受信した制御信号を用いて演出の制御を行う副制御手段と、
を含み、
前記主制御手段は、
前記第1制御情報及び第2制御情報それぞれと同じ容量であって、前記制御情報を記憶する記憶領域を有し、アドレスが連番で設定された複数の前記記憶領域により構成された制御信号保存領域を有する記憶手段と、
書込ポインタが示すアドレスの制御信号保存領域の記憶領域に前記第1制御情報を記憶するとともに、前記第1制御情報が記憶された記憶領域のアドレスに対して所定方向に1アドレス移動した記憶領域に前記第2制御情報を記憶する書込手段と、
予め定めた単位時間毎に読込ポインタが示すアドレスの制御信号保存領域の記憶領域から1つの制御情報を読出し、読出した前記制御情報を表す信号として前記副制御手段に送信する出力手段と、
前記書込手段により前記第1制御情報及び前記第2制御情報を記憶したとき、前記第1制御情報が記憶された記憶領域のアドレスに対して前記所定方向に2アドレス移動したアドレスを書込ポインタとして再設定する書込ポインタ設定手段と、
前記出力手段により制御情報を表す信号を送信したとき、前記制御情報が読出された記憶領域のアドレスに対して前記所定方向に1アドレス移動した記憶領域を示すアドレスを読込ポインタとして再設定する読込ポインタ設定手段と、
前記制御信号のうち他の制御信号よりも優先して前記出力手段により前記副制御手段に送信される緊急信号の第1及び第2制御情報を記憶するとき、前記所定方向と逆方向に2アドレス移動したアドレスを読込ポインタとして再設定するとともに、再設定された読込ポインタが示すアドレスの記憶領域に前記緊急信号の第1制御情報を記憶し、さらに、前記再設定された読込ポインタが示すアドレスに対して前記所定方向に1アドレス移動した記憶領域に前記緊急信号の第2制御情報を記憶する緊急信号制御手段と、を有する
ことを特徴とする。
上述した発明によれば、書込手段を有することから、書込ポインタが示すアドレスを用いて、発生した制御信号の第1制御情報と第2制御情報とを所望の記憶領域に所定の順序に従い同時に記憶できるとともに、書込ポインタ設定手段を有することから、原則、発生した制御信号の順序に従い、発生した制御信号の第1制御情報と第2制御情報とを所望の記憶領域に所定の順序に従い記憶できる。
また、出力手段を有することから、読込ポインタが示すアドレスを用いて、単位時間ごとに、制御信号の第1制御情報又は第2制御情報の何れか1つの制御情報を制御信号保存領域から読出し、副制御手段に制御情報を表す信号を送信できるとともに、読込ポインタ設定手段を有することから、原則、発生した制御信号の順序に従い、発生した制御信号の制御情報を制御信号保存領域から読出し、副制御手段に制御情報を表す信号を送信できる。
書込ポインタは書込ポインタ設定手段により、読込ポインタは読込ポインタ設定手段により、別個独立してアドレスが設定される。従って、緊急信号制御手段を有することから、緊急信号の第1及び第2制御情報を記憶するとき、所定方向と逆方向に2アドレス移動したアドレスを読込ポインタとして再設定することが可能となるため、書込ポインタの示すアドレスとは無関係な読込ポインタが示すアドレスの記憶領域に緊急信号の第1制御情報を、そして読込ポインタが示すアドレスに対して1アドレス移動したアドレスの記憶領域に第2制御情報を同時に記憶できる。この結果、遊技の進行を制御するための制御信号のうち、他の制御信号より優先的に制御信号保存領域から出力することが要求される緊急信号の制御情報を、第1制御情報に続き第2制御情報の順に、優先的に副制御手段に送信することができる。
さらに、緊急信号制御手段を有することから、緊急信号が発生しなければ、読込アドレスを用いて最初に出力手段により読込まれ副制御手段に送信される予定であった信号の制御情報を変更することなく、緊急信号の第1制御情報、第2制御情報に続いて、送信される予定であった信号の制御情報を表す信号を副制御手段に送信することができる。
本発明に係るスロットマシンとして、緊急信号制御手段は、緊急信号の第1及び第2制御情報を記憶する場合であって、読込ポインタが示すアドレスの記憶領域にいずれかの制御信号の第2制御情報が記憶されているとき、読込ポインタが示すアドレスに対して所定方向と逆方向に2アドレス移動したアドレスを読込ポインタとして再設定するとともに、再設定された読込ポインタが示す記憶領域に、記憶されていた制御信号の第2制御情報を記憶し、読込ポインタが示すアドレスに対して所定方向に1アドレス移動した記憶領域に緊急信号の第1制御情報を記憶し、さらに、再設定された読込ポインタが示すアドレスに対して所定方向に2アドレス移動した記憶領域に緊急信号の第2制御情報を記憶する、ことが好ましい。
緊急信号の第1及び第2制御情報を記憶する場合であっても、読込ポインタが示すアドレスの記憶領域にいずれかの制御信号の第2制御情報が記憶されているときは、制御信号は第1制御情報と第2制御情報との組合せにより構成されることから、一つの制御信号を表す第1制御情報と第2制御情報との間に他の制御情報が存在すると、正規の制御信号を表すことができなくなるため、記憶されていた第2制御情報を表す信号を送信し、受信した緊急信号の第1制御情報、続いて第2制御情報の順に各々の情報を表す信号を送信することが必要となる。
したがって、上述した発明によれば、再設定された読込ポインタが示す記憶領域に、記憶されていた制御信号の第2制御情報を記憶し、読込ポインタが示すアドレスに対して所定方向に1アドレス移動した記憶領域に緊急信号の第1制御情報を記憶し、さらに、再設定された読込ポインタが示すアドレスに対して所定方向に2アドレス移動した記憶領域に緊急信号の第2制御情報を記憶することから、出力手段により記憶されていた第2制御情報を表す信号を送信した後、受信した緊急信号の第1制御情報、続いて第2制御情報の順に各々の情報を表す信号を送信することができ、緊急信号を遊技の進行を損なわない範囲で優先的に副制御手段に出力することができる。
また、本発明に係るスロットマシンとして、制御信号保存領域はリングバッファとして使用される、ことが好ましい。
上述した発明によれば、制御信号保存領域はリングバッファとして使用されることから、記憶容量が制限されたRAMの記憶領域を効率的に利用して、書込処理及び出力処理を行うことができる。
なお、書込ポインタ及び読込ポインタの移動方向である所定方向は、アドレスが連番で設定された複数の記憶領域により構成された領域を制御信号保存領域として使用し、書込処理及び出力処理を行うことから、降順方向、昇順方向に何れでも可能である。また、緊急信号は、例えば、リールが回転している遊技中にセンサにより遊技媒体の落下が感知されるような行為(いわゆる不正行為)が行われたことを示す信号を含む。
上述した発明によれば、書込ポインタは書込ポインタ設定手段により、読込ポインタは読込ポインタ設定手段により、別個独立してアドレスが設定される。従って、緊急信号制御手段を有することから、緊急信号の第1及び第2制御情報を記憶するとき、所定方向と逆方向に2アドレス移動したアドレスを読込ポインタとして再設定することが可能となるため、書込ポインタの示すアドレスとは無関係な読込ポインタが示すアドレスの記憶領域に緊急信号の第1制御情報を、そして読込ポインタが示すアドレスに対して1アドレス移動したアドレスの記憶領域に第2制御情報を同時に記憶できる。この結果、遊技の進行を制御するための制御信号のうち、他の制御信号より優先的に制御信号保存領域から出力することが要求される緊急信号の制御情報を、第1制御情報に続き第2制御情報の順に、優先的に副制御手段に送信することができる。
さらに、緊急信号制御手段を有することから、緊急信号が発生しなければ、読込アドレスを用いて最初に出力手段により読込まれ副制御手段に送信される予定であった信号の制御情報を変更することなく、緊急信号の第1制御情報、第2制御情報に続いて、送信される予定であった信号の制御情報を表す信号を副制御手段に送信することができる。
<<構成>>
<スロットマシン10の構成>
図1は、本発明の実施形態によるスロットマシン10の外観を示す図である。図1に示す通り、スロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられている。このフロントパネル20の中には、垂直方向に縦長矩形の3つの表示窓22L、22C及び22Rが形成されている。
これらの3つの表示窓22L、22C及び22Rの前面には、5本の入賞ラインが定められている。この5本の入賞ラインは、水平の3本(中央L1、上下L2A、L2B)の入賞ラインと、斜めの2本(斜め右下がりL3A,斜め右上がりL3B)の入賞ラインとがあり、投入された遊技媒体(本実施形態ではメダルを用いている。)の枚数により有効となった入賞ライン(以下、有効ラインと称する)が表示される。
上述した表示窓22L、22C及び22Rの下方には、概略水平の操作パネル部30が設けられている。操作パネル部30の左側には、1−ベットスイッチ32、2−ベットスイッチ34及び最大ベットスイッチ36が設けられている。また、操作パネル部30の右側には、遊技媒体を投入することができる遊技媒体投入口38が設けられている。
遊技媒体投入口38から遊技媒体が投入されると、遊技媒体カウンタ(図示せず)により遊技媒体の枚数が計数され、規定枚数以上の遊技媒体が投入された場合には、規定枚数以上の枚数はクレジット数として後述するRAM110に記憶される。
1−ベットスイッチ32は、クレジット数のうちの1枚だけを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。2−ベットスイッチ34は、クレジット数のうちの2枚だけを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。最大ベットスイッチ36は、クレジット数のうちから3枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。
以下においては、賭けの対象となる遊技媒体の数を「ベット数」と称し、上述した1−ベットスイッチ32、2−ベットスイッチ34又は最大ベットスイッチ36の操作により遊技者によって賭けの対象として設定されたメダルの数を「設定ベット数」と称する。
1−ベットスイッチ32を遊技者が操作したときには、5本の入賞ラインのうちから1本、例えば入賞ラインL1を有効化する。また、2−ベットスイッチ34を操作したときには、5本の入賞ラインのうちから3本、例えば入賞ラインL1、L2A及びL2Bを有効化する。更に、最大ベットスイッチ36を操作したときには、5本の入賞ラインの全て、即ちL1、L2A、L2B、L3A及びL3Bを有効化する。
また、スロットマシン10の筐体の上方には、液晶ディスプレイパネルから構成される画像表示装置70が設けられている。なお、表示装置70は、上述した液晶ディスプレイパネルに限られず、画像情報や文字情報を遊技者が遊技中に視認し得る装置であれば、その他あらゆる画像表示装置を用いることが可能である。この表示装置70においては、遊技履歴を表示したり、特別遊技における演出画像、役の抽選に応じた演出画像、遊技の進行状況に応じた演出画像等を表示したりすることができる。
スロットマシン10の筐体の内部には、3個のリール40L、40C及び40Rが回転自在に設けられている。リール40L、40C及び40Rはリング状の形状であり、このリール40L、40C及び40Rの外周面には、図柄が印刷されたリールテープが貼り付けられている。リール40L、40C及び40Rの各々には、例えば、21個の図柄が等間隔で配置されている。これらのリール40L、40C及び40Rの各々は、上述した表示窓22L、22C及び22Rを介して視認可能に設けられている。リールが停止しているときには、1つの表示窓において、1本のリールの連続した3つの図柄が視認可能となる。このため、3つの表示窓22L、22C及び22Rの全てからは、合計9個の図柄が視認可能となる。後述するように、リール40L、40C及び40Rの各々は、モータ(図示せず)により回転駆動され、表示窓22L、22C及び22Rにおいては、リール40L、40C及び40Rの外周面に描かれた図柄が上から下に向かって移動する。
操作パネル部30の前面の左側には、スタートスイッチ50が傾動可能に設けられている。操作パネル部30の前面の中央部には、3つのストップスイッチ52L、52C及び52Rが設けられている。ストップスイッチ52Lは左リール40Lに対応し、ストップスイッチ52Cは中リール40Cに対応し、ストップスイッチ52Rは右リール40Rに対応している。
上述したスタートスイッチ50を遊技者が傾動操作すると、上述した3つの40L、40C及び40Rは、一斉に回転を始める。3つのリール40L、40C及び40Rが回転したときには、リール40L、40C及び40Rの各々の外周面に描かれている図柄は、表示窓22L、22C及び22Rの各々において上から下へと移動表示される。
上述した3つのリール40L、40C及び40Rの回転速度が一定速度に達したときには、遊技者によるストップスイッチ52L、52C及び52Rの操作が有効となる。そして、ストップスイッチ52Lを遊技者が押動操作したときには、左リール40Lが停止し、ストップスイッチ52Cを遊技者が押動操作したときには、中リール40Cが停止し、ストップスイッチ52Rを遊技者が押動操作したときには、右リール40Rが停止する。
リール40L、40C又は40Rが停止するときには、リールの各々の外周面に描かれている図柄が、上述した入賞ラインL1、L2A、L2B、L3A及びL3B上に位置付けられるように、3つのリール40L、40C又は40Rの各々は、停止制御される。
スロットマシン10の筐体の下方の右側には、筐体の内部に収納されたサウンド出力装置(図示せず。なお、後述する図2に示すサウンド出力装置64に対応する。)から発せられた音を筐体の外部へ出すための透音穴60が設けられている。スロットマシン10の筐体の下方中央部には、遊技媒体払出口62が設けられている。リール40L、40C又は40Rが停止して、有効ライン上に停止表示された図柄の組合せが、所定の組合せ、即ち役を構成する図柄の組合せとなり、役に入賞したときには、その組合せに応じて予め定められた枚数の遊技媒体が遊技媒体払出口62から払い出される。
スロットマシン10の筐体上方の左右両側には、表示ランプ90が設けられている。表示ランプ90は、複数個のLEDランプ等から構成され、通常遊技の場合は一定の点灯が行われるが、役に当選した可能性を演出する等の場合は特定のパターンで点灯する。
上述したように、スロットマシン10における遊技は、停止させられた複数のリール40L、40C又は40Rの停止位置により定まる図柄の組合せによって遊技結果が定まる遊技である。また、この遊技は、遊技媒体を投入し、ベットスイッチ32、34、36のいずれかを操作した後、スタートスイッチ50を遊技者が傾動操作を行い、複数のリール40L、40C及び40Rを回転させ停止させるまでの工程を1回の遊技として、繰り返すことができる遊技である。
<<機能ブロック図の説明>>
図2は、スロットマシン10の制御に関する機能ブロック図を示す。制御回路として、主制御回路100と副制御回路200とが電気的に接続され、主制御回路100には、操作手段300が電気的に接続され、また、リール40L、40C及び40Rの各々に設けられたモータ80L、80C及び80Rが電気的に接続されている。副制御回路200には、表示装置70と、表示ランプ90と、サウンド出力装置64とを含む報知手段610が電気的に接続されている。
3つのストップスイッチ52L、52C及び52Rから停止操作手段310が構成され、この停止操作手段310と、スタートスイッチ50と、ベットスイッチ32、34及び36とから構成されるベット手段320と、から操作手段300が構成される。この操作手段300は、スイッチに限られず、遊技者の四肢を用いた操作に基づいて操作信号を発生させるものであれば、あらゆる手段が適用できる。
<主制御回路100の説明>
主制御回路100は、役抽選手段410と、リール制御手段420と、遊技制御手段430と、記憶手段440と、制御信号書込手段450と、制御信号出力手段460と、緊急信号書込手段470とを含む。
役抽選手段410は、役抽選処理によって、役(特別役である第1特別役と第2特別役、一般役、再遊技役)の抽選を行うものである。役抽選手段410は、例えば、役抽選用の乱数発生手段412(ハード乱数等)と、この乱数発生手段412が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段414と、乱数抽出手段414が抽出した乱数値に基づいて役の当選の有無及び当選役を判定する乱数判定手段416とを備えている。
リール制御手段420は、スタートスイッチ50の操作により発信されたリール回転開始信号を受信することにより、モータ80L、80C、80Rの制御を行い、リール40L、40C、40Rを回転させ、そして、ストップスイッチ52L、52C、52Rを操作することにより発信されたストップスイッチ操作信号を受信することにより、リール40L、40C、40Rを停止させるリール作動に関する制御を行う。
遊技制御手段430は、役抽選処理で特別役、一般役、再遊技役に当選し、停止した図柄に関する入賞図柄判定により、各々の役に対応した図柄が揃ったと判別したときに、入賞した役に対応した処理を進める。遊技制御手段は、所定枚数の遊技媒体の払い出しを行う以外に、特別遊技制御手段432を含む。特別遊技制御手段432は、遊技が遊技者にとって有利に進行する特別遊技を行う。
記憶手段440は、読込み可能な記憶手段と、読込み可能でかつ書込み可能な記憶手段とを有し、遊技の進行に必要となるプログラム及びデータなどを記憶する。例えば、読込み可能な記憶手段には、スロットマシンの全体の流れを制御する制御プログラムや、制御プログラムを実行するための初期データが記憶されている。また、読込み可能でかつ書込み可能な記憶手段には、制御プログラムで使用するフラグ、変数の値、制御信号の情報を一時的に記憶することができる。
制御信号書込手段450は、遊技の進行を制御するための制御信号を記憶手段440に読込み可能に書込み、記憶する。その際、制御信号書込手段450は、制御信号の情報を書込む記憶手段440の記憶領域のアドレスを示す書込ポインタを用いて、記憶手段440に制御信号の情報を記憶する。
また、制御信号出力手段460は、所定単位時間間隔で、記憶手段440に記憶された制御信号の情報を記憶手段440から読込み、読込まれた情報を表す信号を副制御回路200に送信する。その際、記憶手段440に記憶された制御信号のアドレスを示す読込ポインタを用いて、記憶手段440から制御信号の情報を読込む。
そして、緊急信号記憶手段470は、制御信号のうちで他の制御信号よりも記憶手段440から優先して読込みまれ、副制御回路200に送信される「緊急信号」の情報を読込み、読込まれた情報を表す信号を副制御回路200に送信する。例えば、「緊急信号」として、スロットマシン10に対して不正行為が行われたことを示す信号が含まれる。
<副制御回路200の説明>
副制御回路200には、画像制御手段520と、ランプ制御手段522と、サウンド出力制御手段524とを含む演出制御手段510が設けられている。ここで、画像制御手段520は、主制御回路100から受信した信号に基づいて、ROM208に記憶した画像データを読み出し、表示駆動装置220を制御して、報知手段610の画像表示装置70に所定の画像を表示することができる。また、ランプ制御手段522は、主制御回路100から受信した信号に基づいて、ROM208に記憶したランプ点灯データを読み出し、ランプ駆動回路218を制御して、報知手段610中の表示ランプ90を点灯することができる。また、サウンド出力制御手段524は、主制御回路100から受信した信号に基づいて、ROM208に記憶したサウンドデータを読み出して、サウンド出力駆動回路222を制御して、報知手段610のサウンド出力装置64から所定のサウンドを発することができる。なお、表示駆動装置220、ランプ駆動回路218及びサウンド出力駆動回路222については、後述する。
<<スロットマシン10の制御手段の説明>>
スロットマシン10を制御する制御手段は、主制御回路100と副制御回路200から構成される。ここで、図3は、主制御回路100のブロック図を示し、図4は、主制御回路100に電気的に接続されている副制御回路200のブロック図を示す。
<主制御回路100>
上述したスタートスイッチ50は、主制御回路100のインターフェイス回路102に接続され、インターフェイス回路102は、入出力バス104に接続されている。入出力バス104は、中央処理回路(以下、CPUと称する)106にデータ信号、アドレス信号又は制御信号が入出力されるようになされている。ここで、「制御信号」とは、リールの回転が開始させられたことや、ベットスイッチやストップスイッチ等のスイッチが操作されたことや、所定の遊技状態であることなどを内容とする制御信号をいう。
例えば、スタートスイッチ50の操作によりリールを回転させると信号が発せられ、インターフェイス回路102に供給される。そして、スタートスイッチ50の操作によりリール回転させたことを制御信号の内容とするリール回転開始信号に変換された後、制御信号として入出力バス104に供給される。
また、上述したインターフェイス回路102には、ストップスイッチ52L、52C及び52R、並びに1−ベットスイッチ32、2−ベットスイッチ34及び最大ベットスイッチ36も接続されている。これらのスイッチから発せられる信号もインターフェイス回路102に供給され、何れかのベットスイッチが操作されたことを制御信号の内容とするベットスイッチ操作信号又は何れかのストップスイッチが操作されたことを制御信号の内容とするストップスイッチ操作信号に変換された後、制御信号として入出力バス104に供給される。
上述した入出力バス104には、ROM(リード・オンリー・メモリ)108及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)110も接続されている。ROM108は、スロットマシンの全体の流れを制御する制御プログラムや、制御プログラムを実行するための初期データを記憶する。また、RAM110は、上述した制御プログラムで使用するフラグ、変数の値、制御信号を所定の記憶方法により一時的に記憶することができる。
入出力バス104には、乱数を発生させるための乱数発生器112も接続されている。乱数発生器112は、一定の範囲の数値、例えば0〜65535(2の16乗)に含まれる乱数を発生させる。なお、CPU106の演算処理により乱数を発させるように構成してもよい。
入出力バス104には、モータ駆動回路114(図示せず)が接続されている。モータ駆動回路114には、上述した3つのリール40L、40C及び40Rの各々を回転駆動するステッピングモータ80L、80C及び80Rが接続されている。ステッピングモータ80L、80C及び80Rの各々は、3つのリール40L、40C及び40Rの内部に設けられ、ステッピングモータ80L、80C及び80Rの回転シャフトがリール40L、40C及び40Rの回転中心となるように、ステッピングモータ80L、80C及び80Rに取り付けられている。
CPU106から発せられる駆動制御命令は、モータ駆動回路114により駆動信号に変換され、駆動信号はステッピングモータ80L、80C及び80Rに供給される。なお、駆動制御命令には回転速度の命令も含まれており、ステッピングモータ80L、80C及び80Rの回転制御及び停止制御を行うとともに、回転速度の制御も行う。
リール40L、40C及び40Rの各々には、各リールの回転角度位置を検出するための回転角度位置センサ(図示せず)が設けられており、回転角度位置センサは、リール回転角度位置検出回路116に接続されている。リール40L、40C及び40Rの各々の回転角度位置を示す信号が回転角度位置センサから発せられたときには、リール回転角度位置検出回路116(図示せず)に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。CPU106は、供給された回転角度位置から図柄の表示位置を表す番号を特定し、表示窓22L、22C及び22Rの各々に表示される図柄の組合せを決定する。
更に、インターフェイス回路102には、接続線118も接続されている。この接続線118によって、主制御回路100は副制御回路200に電気的に接続される。
<副制御回路200>
上述した接続線118は、副制御回路200のインターフェイス回路202に接続され、インターフェイス回路202は、入出力バス204に接続されている。主制御回路100から副制御回路200に送信された信号は、インターフェイス回路202において所望の信号に変換された後、入出力バス204に供給される。入出力バス204は、中央処理回路(以下、CPUと称する)206にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
上述した入出力バス204には、ROM(リード・オンリー・メモリ)208及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)210も接続されている。ROM208は、後述するランプ駆動回路218や、表示駆動装置220や、サウンド出力駆動回路222や、制御プログラムを実行するための初期データを記憶する。例えば、表示装置70に表示するための種々の画像データや、表示ランプ90の点灯パターンデータや、サウンド出力装置64から発するためのサウンドデータも記憶する。
入出力バス204には、表示ランプ90を駆動するためのランプ駆動回路218も接続されている。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じて駆動指令をランプ駆動回路218に発し、駆動指令に応じて表示ランプ90を点灯駆動する。
そして、入出力バス204には、表示装置70を駆動する表示駆動装置220も接続されている。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じてROM208に記憶されている画像データや文字データ等を読み出し、そのデータを表示駆動装置220に供給する。このようにすることにより、表示装置70には、画像データが演出画面として表示され、文字データがメッセージとして表示される。
また、入出力バス204には、サウンド出力装置64を駆動するためのサウンド出力駆動回路222も接続されている。CPU206は、主制御回路100から供給される制御情報に応じてROM208に記憶されているサウンドデータを読み出し、そのデータをサウンド出力駆動回路222に供給する。このようにすることにより、サウンド出力装置64から所定のサウンドが発せられる。
<<制御処理の説明>>
本実施形態に係るスロットマシン10では、遊技の進行を制御するための制御信号を、記憶手段440に含まれるRAM110の所定の領域に書込み及び読込み可能に記憶し、そして、記憶された制御情報を読込み、読込まれた制御情報を表す信号を副制御回路200に送信する。ここで、RAM110は、複数の記憶領域から構成され、特に制御信号が書込み及び読込み可能に記憶される複数の記憶領域からなる「制御信号保存領域」を有する。また、「制御信号保存領域の記憶領域に記憶される制御信号」は、互いに同じ容量を有する第1制御情報と第2制御情報とからなり、第1制御情報と第2制御情報とを組合せることによりはじめて1つの制御情報を示すことができる信号である。なお、制御信号保存領域の各記憶領域は各制御信号の制御情報と同じ容量を有する。
本実施形態においては、制御信号の制御情報のRAM110への書込処理と、RAM110の制御信号保存領域から読込まれた制御信号の制御情報の出力処理とを所定の単位時間間隔ごとに実行し、スロットマシン10の電源がオンに設定されてから、オフに設定されるまで自動的に実行する。特に、制御信号のうち他の制御信号よりも制御信号保存領域から優先して読み込まれ、副制御回路200に出力される緊急信号の場合、所定の単位時間間隔ごとに実行される出力処理を用いて、可能な限り緊急信号の制御情報を制御信号保存領域から優先して読込み、読込まれた制御情報を表す信号を副制御回路200に送信することにより、緊急信号を他の制御信号より優先して出力する。
なお、本実施形態においては、制御信号保存領域の記憶領域のアドレスと記憶領域の番号とは一対一対応で対応し、記憶領域を示すアドレスは論理的に連番として番号付けられている。さらに、緊急信号を含む制御信号を制御信号保存領域の記憶領域に書込む場合、所定の単位時間間隔ごとに、第1制御情報と第2制御情報とを第1制御情報に次いで第2制御情報の順序に一時に記憶する処理を実行し、制御情報を出力する場合は、所定の単位時間間隔ごとに、何れか1つの制御情報を副制御回路200に出力する。また、原則として、書込処理において制御情報を書込む場合も、出力処理において制御情報を出力する場合も、記憶領域を示すアドレスが増加する方向にインクリメントしながら各処理を実行する。
以下に、図5及び図6を用いてRAM110の制御信号保存領域を説明した後、スロットマシン10の主制御回路100において行われる制御信号の制御情報のRAM110への書込処理及びRAM110から読込まれた制御信号の制御情報の出力処理について、フローチャートを用いながら詳細に説明する。図7は、主制御回路100で行われる制御信号に関する処理のメインルーチンを示す。図8〜図10は、メインルーチンで行われる書込処理及び出力処理である各サブルーチンを示す。図8は、通常の制御信号の制御情報をRAM110の制御信号保存領域に記憶する通常制御信号書込処理サブルーチンを示す。図9は、RAM110の制御信号保存領域に記憶された制御情報を読込み、読込まれた制御情報を表す信号を副制御回路200に送信する制御信号出力処理サブルーチンを示す。図10は、制御信号のうち他の制御信号より優先して副制御回路に出力される緊急信号の制御情報をRAM110の制御信号保存領域に記憶する緊急信号書込処理サブルーチンを示す。
<RAM110の制御信号保存領域>
図5は、RAM110の制御信号保存領域の概略図である。図5に示すとおり、制御信号保存領域はN個の記憶領域からなり、制御信号保存領域の各制御領域は制御信号の制御情報と同じ容量を有する。制御信号が第1制御情報と第2制御情報との2つの制御情報からなることからNを偶数に設定している。したがって、記憶領域の番号が奇数である記憶領域に制御信号の第1制御信号を、記憶領域の番号が偶数である記憶領域に制御信号の第2制御信号を記憶できる。
本実施形態では、制御信号保存領域の記憶領域は、図5に示すとおり、アドレスと記憶領域の番号とは一対一対応で対応し、アドレス「1」に対応する記憶領域は記憶領域(1)に、アドレス「2」に対応する記憶領域は記憶領域(2)に、同様に、アドレス「N」に対応する記憶領域は記憶領域(N)に設定され、記憶領域が隣接する記憶領域の番号及びアドレスが連番になるように設定している。したがって、アドレスにより記憶領域を一意的に示すことができるので、アドレスを特定することにより記憶領域に制御信号の制御情報を書込み及び読込むことができる。
なお、記憶領域のアドレスと記憶領域とを一対一対応で設定することにより、記憶領域間は物理的に隣接する必要は必ずしもなく、記憶領域を示すアドレスを論理的に連番として番号付けることにより制御信号保存領域を構成することも可能である。
さらに、本実施形態の制御信号保存領域は、リングバッファとして機能する。したがって、記憶容量が制限されたRAMの記憶領域を効率的に利用して、書込処理及び出力処理を行うことができる。図6は、図5に示した制御情報保存領域をリングバッファとして使用した場合の概念図である。例えば、アドレスが大きくなるようにアドレスが示す記憶領域に記憶された制御情報を読込む場合、制御信号保存領域の記憶領域はN個の領域から構成されていることから、アドレス「N」の記憶領域(N)に記憶された制御情報を読込んだ後は、アドレス「1」のの記憶領域(1)に記憶された制御情報を読込む。
<メインルーチンの説明>
図5は、主制御回路100で行われる制御信号に関する処理のメインルーチンを示す。図5のフローチャートを用いて、メインルーチン処理を説明する。メインルーチンは、緊急信号を含む制御信号のRAM110への書込処理と、RAM110から読み込まれた制御信号の出力処理とを所定の単位時間間隔ごとに実行し、スロットマシン10の電源がオンに設定されてから、オフに設定されるまで自動的に実行する処理を示す。
なお、説明のため、スロットマシン10が起動されると同時にタイマーが起動され、起動されたタイマーにより、メインルーチン(図7)をはじめ、各サブルーチン(図8〜図10)が所定の単位時間間隔ごとに実行されるものとする。また、主制御回路100などにおいて用いられる変数は所定の値に初期化され、定常動作するものとする。
まず、スロットマシン10の電源がオンに設定されているか否か判断する(ステップS10)。ステップS10において、電源がオンに設定されていない(NO)、すなわち、オフに設定されていると判別したときは、ステップS10の判断を繰り返す。一方、電源がオンに設定されている(YES)と判別したときは、後述する「通常制御信号書込処理」、「制御信号出力処理」及び「緊急信号書込処理」を、スロットマシン10の電源がオフに設定されるまで所定の単位時間ごとに実行するため、タイマーTM1を起動する(ステップS11)。この結果、タイマーTM1は、スロットマシン10の電源がオンに設定されると同時に起動し、起動時点から所定の時間間隔ごとに「通常制御信号書込処理」、「制御信号出力処理」及び「緊急信号書込処理」を行うことが可能となる。なお、複数のタイマーを設けることで、各処理の実行間隔を各処理ごとに変えることも可能である。
そして、タイマーTM1起動後(ステップS11)、制御信号が発生しているか否かを判断する(ステップS12)。ここで、「制御信号」とは、遊技の進行を制御するための制御信号であって、リールの回転が開始させられたことや、ベットスイッチやストップスイッチ等のスイッチが操作されたことや、所定の遊技状態であることなどを内容とする信号をいう。
ステップS12において、制御信号が発生している(YES)と判別したときは、制御信号が緊急信号であるか否かを判断する(ステップS13)。ここで、「緊急信号」とは、制御信号のうちで他の制御信号よりもRAM110の制御信号保存領域から優先して読込みまれ、副制御回路200に出力される信号であって、例えば、スロットマシン10に対して不正行為が行われたことを示す信号が含まれる。
ステップS13において、制御信号が緊急信号ではない(NO)と判別したときは、発生した緊急信号ではない制御信号の制御情報を制御信号保存領域に記憶させるため、通常制御信号書込処理を実行するとともに(ステップS14)、所望の制御信号を読込み、読込まれた制御情報を表す信号を副制御回路200に送信するため、制御信号出力処理を実行する(ステップS16)。一方、制御信号が緊急信号である(YES)と判別したときは、緊急信号の制御情報を制御信号保存領域に記憶させるため、緊急信号書込処理を実行するとともに(ステップS15)、可能な限り緊急信号の制御情報を優先して読込み、読込まれた制御情報を表す信号を副制御回路200に送信するため、制御信号出力処理を実行する(ステップS16)。「通常制御信号書込処理」については通常制御信号書込処理サブルーチン(図8)を用いて、「制御信号出力処理」については制御信号出力処理サブルーチン(図9)を用いて、「緊急信号書込処理」については緊急信号書込処理サブルーチン(図10)を用いて、詳細に後述する。
制御信号出力処理(ステップS16)を実行した後、タイマーTM1の稼働時間が所定の単位時間である割込間隔時間より短時間であるか否かを判断する(ステップS17)。ステップS17において、タイマーTM1の稼働時間が割込間隔時間より短時間である(YES)と判別したときは、ステップS17の処理を繰り返す。一方、ステップS17において、タイマーTM1の稼働時間が割込間隔時間より短時間ではない(NO)と判別したときは、タイマーTM1を停止し(ステップS18)、タイマーTM1の稼働時間をリセットする。この結果、緊急信号を含む制御信号のRAM110への書込処理と、RAM110から読み込まれた制御信号の出力処理とを所定の単位時間間隔ごとに実行することができる。
そして、タイマーTM1停止後(ステップS18)、スロットマシン10の電源がオフに設定されているか否かを判断する(ステップS19)。ステップS19において、電源がオフに設定されていない(NO)、すなわち、オンに設定されていると判別したときは、ステップS11に戻り、タイマーTM1を起動する。一方、ステップS19において、電源がオフに設定されている(YES)と判別されたときは、メインルーチンを終了する。
以上により、緊急信号を含む制御信号の制御情報のRAM110への書込処理と、RAM110からの制御信号の出力処理とを所定の単位時間間隔ごとに実行し、スロットマシン10の電源がオンに設定されてから、オフに設定されるまで自動的に実行することができる。
<通常制御信号書込処理サブルーチン>
図8は、制御信号書込手段450により行われる緊急信号以外の通常の制御信号の制御情報を、RAM110へ書込み及び読込み可能に記憶する通常制御信号書込処理サブルーチンを示す。図8の通常制御信号書込処理サブルーチンを用いて、通常制御信号書込処理について詳細に説明する。
まず、受信した制御信号を第1制御情報と第2制御情報とに変換する制御情報変換処理を実行する(ステップS21)。具体的には、同じ容量で定められた第1制御情報と第2制御情報という2つの制御情報のデータとして、所定の方法により制御信号を変換する。変換方法としては、単に制御信号データを分割して2つの制御情報のデータとすることも可能であるが、暗号化を施した2つの制御情報のデータとすることも可能である。
制御情報変換処理(ステップS21)を実行した後、受信した制御信号を示す第1制御情報と第2制御情報とを制御信号保存領域に書込むために用いられる書込ポインタの読込処理を実行する(ステップS22)。ここで、「書込ポインタ」とは、RAM110の制御信号保存領域の記憶領域のアドレスであって、制御信号の第1制御情報を記憶する記憶領域のアドレスである。なお、書込ポインタの値も、制御信号保存領域以外のRAM110の記憶領域に記憶されている。
書込ポインタ読込処理(ステップS22)を実行した後、書込ポインタが示すアドレスの記憶領域に、受信した制御信号の第1制御情報を書込み、記憶する第1制御情報書込処理を実行する(ステップS23)。次いで、次の制御情報を書込むアドレスを表す「書込ポインタが示すアドレスに論理的に+1したアドレス」の記憶領域に、受信した制御信号の第2制御情報を書込み、記憶する第2制御情報書込処理を実行する(ステップS24)
そして、第1制御情報書込処理(ステップS23)と第2制御情報書込処理(ステップS24)とを実行した後において、次の制御情報を書込むアドレスは「現在の書込ポインタが示すアドレスを論理的に+2したアドレス」であることから、書込ポインタのアドレスを+2する書込ポインタ再設定処理を実行する(ステップS25)。書込ポインタ再設定処理を実行した結果、次に制御信号を受信したときは、受信した制御信号の第1制御情報を再設定した書込ポインタが示すアドレスの記憶領域に書込むことができる。
書込ポインタ再設定処理(ステップS25)を実行した後、書込ポインタの値が制御信号保存領域の記憶領域の総個数である「N」個より大きいか否かを判断する(ステップS26)。ステップS26において、書込ポインタの値が「N」より大きい(YES)と判別したときは、制御信号保存領域はリングバッファであることから、書込ポインタの値を「1」に設定して、通常制御信号書込処理サブルーチンを終了する。一方、書込ポインタの値が「N」より大きくない(NO)と判別したときは、書込ポインタ再設定処理(ステップS25)により再設定した書込ポインタの値を変更することなく、通常制御信号書込処理サブルーチンを終了する。なお、ステップS27において、書込ポインタを「1」に設定したのは、第1制御情報が記憶される記憶領域の番号は奇数であり、図5及び図6に示すとおり、本実施形態で使用される最小の奇数の正数は「1」であるからである。
通常制御信号書込処理サブルーチンが所定の単位時間間隔ごとに実行されることにより、書込ポインタが示すアドレスを用いて、発生した制御信号の第1制御情報と第2制御情報とを所望の記憶領域に所定の順序に従い同時に記憶できるとともに、発生した制御信号の順序に従い、発生した制御信号の第1制御情報と第2制御情報とを所望の記憶領域に所定の順序に従い記憶できる。
<制御信号出力処理サブルーチン>
図9は、制御信号出力手段460により行われる緊急信号を含む制御信号の制御情報を、RAM110の制御信号保存領域から読込み、読込まれた制御情報を表す信号を副制御回路200に送信する制御信号出力処理サブルーチンを示す。図9の制御信号出力処理サブルーチンを用いて、制御信号出力処理について詳細に説明する。
まず、制御信号保存領域の記憶領域ごとに記憶されている制御情報、すなわち、第1制御情報又は第2制御情報の何れかの制御情報を読込むために用いられる読込ポインタの読込処理を実行する(ステップS31)。ここで、「読込ポインタ」とは、RAM110の制御信号保存領域の記憶領域のアドレスであって、副制御回路200に送信される信号で表される制御情報が記憶されているアドレスである。なお、読込ポインタの値も、制御信号保存領域以外のRAM110の記憶領域に記憶されている。
読込ポインタ読込処理(ステップS31)を実行した後、読込ポインタが指定する記憶領域(以下、「読込ポインタ指定記憶領域」と称する)に制御情報が存在するか否かを判断する(ステップS32)。ステップS32において、読込ポインタ指定記憶領域に制御情報が存在しない(NO)と判別したときは、制御信号出力処理サブルーチンを終了する。一方、ステップS32において、読込ポインタ指定記憶領域に制御情報が存在する(YES)と判別したときは、読込ポインタ指定記憶領域に記憶された制御情報、すなわち第1制御情報と第2制御情報との何れか一方の制御情報を読込み、読込まれた制御情報を表す信号を副制御回路200に送信する制御出力処理を実行する(ステップS33)。
そして、制御情報出力処理(ステップS33)を実行した後において、次に出力する制御情報が記憶されているアドレスとして、「現在の読込ポインタが示すアドレスを論理的に+1したアドレス」を設定するため、読込ポインタのアドレスを+1する読込ポインタ再設定処理を実行する(ステップS34)。読込ポインタ再設定処理を実行した結果、次に読込み出力する制御情報が記憶された記憶領域のアドレスが設定され、所定の単位時間間隔経過後、再設定された読込ポインタが示すアドレスの記憶領域から制御情報を読込み、読込まれた制御情報を表す信号を送信することにより、制御信号を出力することができる。
読込ポインタ再設定処理(ステップS35)を実行した後、読込ポインタの値が制御信号保存領域の記憶領域の総個数である「N」個より大きいか否かを判断する(ステップS35)。ステップS35において、読込ポインタの値が「N」より大きい(YES)と判別したときは、制御信号保存領域はリングバッファであることから、読込ポインタの値を「1」に設定して(ステップS36)、通常制御信号書込処理サブルーチンを終了する。一方、書込ポインタの値が「N」より大きくない(NO)と判別したときは、読込ポインタ再設定処理(ステップS34)により再設定した読込ポインタの値を変更することなく、制御信号読込処理サブルーチンを終了する。
通常制御信号書込処理サブルーチンと同様に、制御信号出力処理サブルーチンも所定の単位時間間隔ごとに実行されることにより、読込ポインタが示すアドレスを用いて、制御信号の第1制御情報又は第2制御情報の何れか1つの制御情報を制御信号保存領域から読出し、制御情報を表す信号を副制御手段200に送信できるとともに、発生した制御信号の順序に従い、発生した制御信号の制御情報を制御信号保存領域から読出し、副制御手段200に制御情報を表す信号を送信できる。
<緊急コマンド書込処理サブルーチン>
図10は、緊急信号書込手段470により行われる、制御信号のうち他の制御信号より優先して副制御回路に出力される緊急信号の制御情報をRAM110の制御信号保存領域に記憶する緊急信号書込処理サブルーチンを示す。図10の緊急信号書込処理サブルーチンを用いて、緊急信号書込処理について詳細に説明する。
まず、受信した緊急信号を第1制御情報と第2制御情報とに変換する制御情報変換処理を実行し(ステップS41)、緊急信号の第1制御情報と第2制御情報とを他の制御信号の制御情報より優先して各制御情報を表す信号を副制御回路200に送信するために、読込ポインタの読込処理を実行する(ステップS42)。
読込ポインタ読込処理(ステップS42)を実行した後、読込ポインタ指定記憶領域に第2制御情報が存在するか否かを判断する(ステップS43)。これは、一つの制御信号を表す第1制御情報と第2制御情報との間に他の制御情報が存在した場合、正規の制御信号を表すことができなくなるため、読込ポインタ指定記憶領域における第2制御情報の存否により緊急信号の制御情報の書込処理を変更する必要があるためである。
ステップS43において、読込ポインタ指定記憶領域に第2制御情報が存在する(YES)と判別したときは、読込ポインタ指定記憶領域に記憶されていた第2制御情報を読込み、抽出情報としてRAM110の制御信号保存領域以外の領域に記憶する制御情報抽出処理を実行し(ステップS44)、抽出フラグをオンに設定して(ステップS45)、ステップS46に進む。ここで、「抽出情報」とは、読込ポインタ指定記憶領域に記憶されていた第2制御情報を記憶するものであり、「抽出フラグ」とは、後述する読込ポインタ戻し処理の直前に、読込ポインタ指定記憶領域に第2制御情報が記憶されて存在していた場合はオンに設定され、読込ポインタ指定記憶領域に第2制御情報が存在していない場合はオフに設定されるフラグである。一方、ステップS43において、読込ポインタ指定記憶領域に第2制御情報が存在しない(NO)と判別したときは、ステップS46に進む。
ステップS46においては、制御信号保存領域がリングバッファとして機能することから、読込ポインタ戻し処理において読込ポインタに設定されるアドレスを決定するため、読込ポインタの値が「2」以下であるか否かを判断する(ステップS46)。ステップS46において、読込ポインタの値が「2」以下である(YES)と判別したときは、「N+2−(現在の読込ポインタの値)」を新たな読込ポインタに設定する読込ポインタ戻し処理を実行する(ステップS47)。ここで、「N」は制御信号保存領域の記憶領域の総個数である。一方、ステップS46において、読込ポインタの値が「2」以下ではない(NO)と判別したときは、「(現在の読込ポインタの値)−2」を新たな読込ポインタに設定する読込ポインタ戻し処理を実行する(ステップS48)。
そして、読込ポインタ戻し処理(ステップS47、S48)を実行した後、ポインタ変数に読込ポインタの値を設定して(ステップS49)、ステップS50に進む。ここで、「ポインタ変数」とは、読込ポインタ戻し処理後の読込ポインタを記憶する変数である。
ステップS50においては、読込ポインタ戻し処理直前の読込ポインタ指定記憶領域に第2制御情報が記憶されていた場合、記憶されていた第2制御情報を表す信号を副制御回路200に最初に送信し、次いで、緊急信号の第1制御情報を、そして、緊急信号の第2制御情報を表す信号を順に送信するため、抽出フラグがオンに設定されているか否かを判断する(ステップS50)。ステップS50において、抽出フラグがオンに設定されている(YES)、すなわち、読込ポインタ戻し処理直前の読込ポインタ指定記憶領域に第2制御情報が記憶されていたと判別されたときは、抽出情報に記憶されている第2制御情報を読込ポインタが示すアドレスの記憶領域に書込み、記憶する抽出情報書込処理を実行する(ステップS51)。そして、ポインタ変数を+1インクリメントして、インクリメントした結果、ポインタ変数の値がNを越える場合は「1」に設定し(ステップS52)、ステップS53に進む。一方、ステップS50において、抽出フラグがオンに設定されていない(NO)と判別されたときは、読込ポインタ戻し処理直前の読込ポインタ指定記憶領域に第2制御情報が記憶されていないことから、ポインタ変数の値と一致する読込ポインタが示すアドレスの記憶領域に緊急信号の第1制御情報を記憶するため、ステップS53に進む。
ステップS53においては、ポインタ変数の値が示すアドレスの記憶領域に緊急信号の第1制御情報を書込み、記憶する第1制御情報書込処理を実行し(ステップS53)、ポインタ変数をさらに+1インクリメントして、インクリメントした結果、ポインタ変数の値がNを越える場合は「1」に設定し(ステップS54)、ステップS54において変更されたポインタ変数の値が示すアドレスの記憶領域に緊急信号の第2制御情報を書込み、記憶する第2制御情報書込処理を実行し(ステップS55)、緊急信号書込処理サブルーチンを終了する。
以上のとおり、緊急信号書込処理サブルーチンでは、読込ポインタが示すアドレスの記憶領域に記憶された制御情報がはじめに出力されるという制御信号出力処理サブルーチンの特徴を活かし、書込ポインタとは別個独立に移動する読込ポインタを利用して、他の制御信号より優先して副制御回路に出力できるように、原則、再設定された読込ポインタが示すアドレスの記憶領域に緊急信号の第1制御情報を、そして読込ポインタが示すアドレスに対して1アドレス移動したアドレスの記憶領域に第2制御情報を同時に記憶できる。したがって、遊技の進行を制御するための制御信号のうち、他の制御信号より優先的に制御信号保存領域から出力することが要求される緊急信号の制御情報を、第1制御情報に続き第2制御情報の順に、優先的に副制御手段に送信することができる。
この結果、緊急信号が発生しなければ、読込アドレスを用いて最初に読込まれ副制御手段200に送信される予定であった信号の制御情報を変更することなく、緊急信号の第1制御情報、第2制御情報に続いて、送信される予定であった信号の制御情報を表す信号を副制御手段200に送信することができる。
また、一つの制御信号を表す第1制御情報と第2制御情報との間に他の制御情報が存在した場合、正規の制御信号を表すことができなくなることを防止するため、再設定された読込ポインタが示す記憶領域に、記憶されていた制御信号の第2制御情報を記憶し、読込ポインタが示すアドレスに対して所定方向に1アドレス移動した記憶領域に緊急信号の第1制御情報を記憶し、さらに、再設定された読込ポインタが示すアドレスに対して所定方向に2アドレス移動した記憶領域に緊急信号の第2制御情報を記憶する。この結果、記憶されていた第2制御情報を表す信号を送信した後、受信した緊急信号の第1制御情報、続いて第2制御情報の順に各々の情報を表す信号を送信することができ、緊急信号を遊技の進行を損なわない範囲で優先的に副制御手段に出力することができる。
<<制御信号の書込/出力処理>>
以下に、本実施形態の緊急信号を含み制御信号書込処理及び制御信号出力処理を、図11〜13を用いて説明する
<通常制御信号書込処理>
緊急信号以外の通常の制御信号の制御情報をRAM110の制御信号保存領域に書込み、記憶する通常制御信号書込処理について、図8、図11を用いて説明する。図11は、8個の記憶領域から構成される制御信号保存領域に緊急信号以外の通常の制御信号における制御情報を記憶領域に書込み、記憶する通常制御信号書込処理を説明するための図である。図11に示した通常制御信号書込処理では、まず、書込ポインタの値として「7」が設定され、次いで、発生した緊急信号以外の制御信号を書込ポインタの値「7」が示すアドレスの記憶領域(7)に発生した制御信号の第1制御情報を記憶し、さらに、アドレス「8」の記憶領域(8)に発生した制御信号の第2制御情報を記憶し、そして、書込ポインタの値を「1」に設定する。
(書込前処理)
発生した制御信号が緊急信号に該当しない場合(ステップS13)、通常制御信号書込処理が実行される(ステップS14)。通常制御信号書込処理においては、通常制御信号書込処理サブルーチン(図8)が示すとおり、発生した制御信号を第1制御情報と第2制御情報との組合せに変換し(ステップS21)、両制御情報を制御信号保存領域に記憶するために用いられる書込ポインタを読込む(ステップS22)。図11(A)は、記憶領域の番号が「7」である記憶領域を示すアドレス「7」の値が書込ポインタとして設定されている状態を示した図である。
(制御情報書込処理)
書込前処理を実行した後、書込ポインタが示すアドレスの記憶領域に、受信した制御信号の第1制御情報を記憶させ(ステップS23)、次いで、次の制御情報を書込むアドレスを表す「書込ポインタが示すアドレスに論理的に+1したアドレス」の記憶領域に、第2制御情報を記憶させる(ステップS24)。図11(B)に、書込ポインタの値「7」が示すアドレスの記憶領域(7)に発生した制御信号の第1制御情報を記憶した状態を、図11(C)に、書込ポインタの値「7」に+1した「8」が示すアドレスの記憶領域(8)に発生した通常の制御信号の第2制御情報を記憶した状態を示した。
(書込ポインタ再設定処理)
そして、制御情報書込処理の実行後に、次の制御情報を書込む記憶領域のアドレスは「現在の書込ポインタが示すアドレスを論理的に+2したアドレス」であることから、書込ポインタのアドレスを+2する(ステップS25)。なお、制御信号保存領域はリングバッファとして機能することから、制御信号保存領域の記憶領域個数「8」を超えた場合、先頭のアドレス「1」を示す値に書込ポインタを変更する(ステップS26〜S27)。図11(D)に、書込ポインタの値「7」に対して、書込ポインタ再設定処理を行い、書込ポインタの値を「1」に設定した状態を示す。
<制御信号出力処理>
制御信号の制御情報をRAM110の制御信号保存領域から読込み、読込まれた制御情報を表す信号を副制御回路200に送信する制御信号出力処理について、図9、図12を用いて説明する。図12は、上記の8個の記憶領域から構成される制御信号保存領域から1つの制御情報を読込み、読込まれた制御情報を表す信号を副制御回路200に送信する制御信号出力処理を説明するための図である。図12に示した制御信号出力処理では、まず、読込ポインタの値として「8」が設定され、次いで、読込ポインタの値「8」が示すアドレスの記憶領域(8)に記憶されている(第2)制御情報を読込み、読込まれた制御情報を表す信号を送信し、そして、読込ポインタの値を「1」に設定する。
(出力前処理)
制御信号が発生するか否かを問わず、単位時間ごとに、制御信号出力処理は実行される(ステップS16)。制御信号出力処理においては、制御信号出力処理サブルーチン(図9)が示すとおり、制御信号保存領域に記憶された第1制御情報又は第2制御情報の何れかの制御情報を読込むために用いられる読込ポインタを読込む(ステップS31)。図12(A)は、記憶領域の番号が「8」である記憶領域を示すアドレス「8」の値が読込ポインタとして設定されている状態を示した図である。
(制御情報出力処理)
読込ポインタが示すアドレスの記憶領域に制御情報が記憶されているか場合(ステップS32)、記憶されている制御情報を読込み、読込まれた制御情報を表す信号を副制御回路200に送信する(ステップS33)。図12(B)に、読込ポインタの値「8」が示すアドレスの記憶領域(8)に記憶されている1つの(第2)制御情報を読込み、出力した状態を示した。
(読込ポインタ再設定処理)
そして、制御情報出力処理の実行後に、次の制御情報を読込む記憶領域のアドレスは「現在の読込ポインタが示すアドレスを論理的に+1したアドレス」であることから、読込ポインタのアドレスを+1する(ステップS34)。なお、制御信号保存領域はリングバッファとして機能することから、制御信号保存領域の記憶領域個数「8」を超えた場合、先頭のアドレス「1」を示す値に書込ポインタを変更する(ステップS35〜S36)。図12(C)に、読込ポインタの値「8」に対して、読込ポインタ再設定処理を行い、読込ポインタの値を「1」に設定した状態を示す。
<緊急信号書込処理>
緊急信号の制御情報をRAM110の制御信号保存領域に書込み、記憶する緊急信号書込処理について、図9、図13を用いて説明する。図13は、上記の8個の記憶領域から構成される制御信号保存領域の記憶領域に緊急信号の制御情報を書込み、記憶する緊急信号書込処理を説明するための図である。緊急信号書込処理は、書込ポインタとは別個独立に移動する読込ポインタを利用して、他の制御信号より優先して副制御回路に出力できるように緊急信号をRAM110の制御信号保存領域に記憶するものであり、図13では、まず、読込ポインタの値として「2」が設定され、次いで、アドレス「2」の記憶領域(2)に記憶されている第2制御情報を既に出力された第1制御情報に続いて出力しつつ、受信した緊急信号の第1制御情報と第2制御情報とを順に出力することを可能にするため、読込ポインタを「8」に設定する。そして、記憶されていた上述の第2制御情報をアドレス「8」の記憶領域(8)に、緊急信号の第1制御情報をアドレス「1」の記憶領域(1)に、緊急信号の第2制御情報をアドレス「2」の記憶領域(1)に書込み、記憶する。
(書込前処理)
発生した制御信号が緊急信号に該当する場合(ステップS13)、緊急信号書込処理が実行される(ステップS15)。緊急信号書込処理においては、緊急信号書込処理サブルーチン(図10)が示すとおり、発生した緊急信号を第1制御情報と第2制御情報との組合せに変換し(ステップS41)、緊急信号の制御情報を他の制御情報より優先して出力をするために用いる読込ポインタを読込む(ステップS42)。図13(A)は、記憶領域の番号が「2」である記憶領域を示すアドレス「2」の値が読込ポインタとして設定されている状態を示した図である。
(制御情報抽出処理)
本実施形態においては、制御信号保存領域の記憶領域に記憶された制御情報を出力する際には、制御信号出力処理サブルーチンのみを用いて制御情報を副制御回路200に出力する。したがって、一つの制御信号を表す第1制御情報と第2制御情報との間に他の制御情報が存在した場合、正規の制御信号を表すことができなくなることから、読込ポインタの値「2」が示すアドレス「2」の記憶領域(2)に第2制御情報が存在していた場合、既に第1制御情報は出力されていることから、出力された第1制御情報に続いて第2制御情報も出力する必要がある。図13(A)のとおり、読込ポインタの値「2」が示すアドレス「2」の記憶領域(2)には第2制御情報が記憶されていることから(ステップS43)、記憶されている第2制御情報を抽出情報として設定する(ステップS44)。なお、読込ポインタが示すアドレスの記憶領域に第2制御情報が記憶されていない場合は、制御情報抽出処理を実行する必要はない。
(読込ポインタ戻し処理)
制御信号保存領域がリングバッファとして機能することから、読込ポインタの値が「2」であることを考慮し、「8(=8+2−2)」を新たな読込ポインタに設定する(ステップS47)。なお、読込ポインタの値が「2」より大きな値である場合は、「(現在の読込ポインタの値)−2」を新たな読込ポインタに設定する(ステップS48)。図13(B)は、読込ポインタの値として「8」が設定された状態を示した図である。
(制御情報書込処理)
読込ポインタ戻し処理により読込ポインタの値を変更し、抽出情報に第2制御情報が格納されている場合は、抽出情報、緊急信号の第1制御情報、そして、緊急信号の第2制御情報の順に出力可能に読込ポインタを用いて制御信号保存領域に各制御情報を記憶する。また、抽出情報に第2制御情報が格納されていない場合は、緊急信号の第1制御情報、そして、第2制御情報の順に出力可能に読込ポインタを用いて制御信号保存領域に各制御情報を記憶する。
図13(A)のとおり、読込ポインタ戻し処理前の読込ポインタの値「2」には第2制御情報が記憶されていたことから、読込ポインタ戻し処理後の読込ポインタの値「8」が示すアドレス「8」の記憶領域(8)に、読込ポインタ戻し処理前の読込ポインタの値「2」に記憶されていた第2制御情報を記憶し、次いで、緊急信号の第1制御情報をアドレス「1」の記憶領域(1)に、さらに、緊急信号の第2制御情報をアドレス「2」の記憶領域(1)に記憶する(ステップS49〜S55)。この結果、上述の制御情報出力処理により、記憶されていた第2制御情報を出力した後、続いて、緊急信号の第1制御情報、そして、緊急信号の第2制御情報の順に、他の制御情報より優先的に出力することができる。図13(C)は、読込ポインタの値「8」が示すアドレス「8」の記憶領域(8)に読込ポインタ戻し処理前の読込ポインタの値「2」が示すアドレス「2」の記憶領域(2)に記憶されていた第2制御情報を記憶した状態を示した図である。図13(D)は、読込ポインタの値「1」が示すアドレス「1」の記憶領域(1)に緊急信号の第1制御情報を記憶した状態を示し図であり、図13(E)は、読込ポインタの値「2(=1+1)」が示しアドレス「2」の記憶領域(2)に緊急信号の第2制御情報を記憶した状態を示した図である。
なお、読込ポインタ戻し処理前の読込ポインタの値が示すアドレスの記憶領域に第2制御情報が記憶されていない場合は、読込ポインタ戻し処理後の読込ポインタの値が示すアドレスの記憶領域に、緊急信号の第1制御情報、そして、第2制御情報の順に読込ポインタを用いて制御信号保存領域に各制御情報を記憶する。この結果、上述の制御情報出力処理により、緊急信号の第1制御情報、続いて、緊急信号の第2制御情報の順に、他の制御情報より優先的に出力することができる。
以上の実施形態によれば、書込ポインタと読込ポインタとは、別個独立してアドレスが設定される。従って、緊急信号制御手段を有することから、緊急信号の第1及び第2制御情報を記憶するとき、所定方向と逆方向に2アドレス移動したアドレスを読込ポインタとして再設定することが可能となるため、書込ポインタの示すアドレスとは無関係な読込ポインタが示すアドレスの記憶領域に緊急信号の第1制御情報を、そして読込ポインタが示すアドレスに対して1アドレス移動したアドレスの記憶領域に第2制御情報を同時に記憶できる。この結果、遊技の進行を制御するための制御信号のうち、他の制御信号より優先的に制御信号保存領域から出力することが要求される緊急信号の制御情報を、第1制御情報に続き第2制御情報の順に、優先的に副制御手段に送信することができる。
さらに、緊急信号制御手段を有することから、緊急信号が発生しなければ、読込アドレスを用いて最初に出力手段により読込まれ副制御手段に送信される予定であった信号の制御情報を変更することなく、緊急信号の第1制御情報、第2制御情報に続いて、送信される予定であった信号の制御情報を表す信号を副制御手段に送信することができる。
更に、本発明に係るスロットマシンは、上述の実施形態には限られず、その他様々な実施形態が含まれる。
本発明に係るスロットマシンの外観を示す正面図である。 本発明に係るスロットマシンの制御の機能を示す機能ブロック図である。 本発明に係るスロットマシンを制御する主制御回路100を示すブロック図である。 本発明に係るスロットマシンを制御する副制御回路200を示すブロック図である。 RAM110の制御信号保存領域の概略図である。 図5に示した制御情報保存領域をリングバッファとして使用した場合の概念図である。 主制御回路100で行われる制御信号に関する処理のメインルーチンを示す。 通常の制御信号の制御情報をRAM110の制御信号保存領域に記憶する通常制御信号書込処理サブルーチンを示す。 RAM110の制御信号保存領域に記憶された制御信号の制御情報を副制御回路200に出力する制御信号出力処理サブルーチンを示す。 緊急信号をRAM110の制御信号保存領域に記憶する緊急信号書込処理サブルーチンを示す。 通常制御信号書込処理を説明するための図である 制御信号出力処理を説明するための図である 緊急信号書込処理を説明するための図である
符号の説明
10 スロットマシン
32、34、36 ベットスイッチ
40L、40C、40R リール
50 スタートスイッチ
52L、52C、52R ストップスイッチ
64 サウンド出力装置
70 表示装置
80L、80C、80R ステッピングモータ
90 表示ランプ
100 主制御回路
200 副制御回路
300 操作手段
310 停止操作手段
320 ベット手段
410 役抽選手段
420 リール制御手段
430 遊技制御手段
432 特別遊技制御手段
440 記憶手段
450 制御信号書込手段
460 制御信号出力手段
470 緊急信号書込手段
510 演出制御手段
520 画像制御手段
522 ランプ制御手段
524 サウンド出力制御手段
610 報知手段

Claims (5)

  1. 遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を実施可能なスロットマシンであって、
    第1制御情報と第2制御情報とからなり、緊急信号を含む制御信号を用いて遊技の制御を行う主制御手段と、
    前記主制御手段から送信された前記制御信号を受信し、受信した制御信号を用いて演出の制御を行う副制御手段と、
    を含み、
    前記主制御手段は、
    前記第1制御情報及び第2制御情報それぞれと同じ容量であって、前記制御情報を記憶する記憶領域を有し、アドレスが連番で設定された複数の前記記憶領域により構成された制御信号保存領域を有する記憶手段と、
    書込ポインタが示すアドレスの制御信号保存領域の記憶領域に前記第1制御情報を記憶するとともに、前記第1制御情報が記憶された記憶領域のアドレスに対して所定方向に1アドレス移動した記憶領域に前記第2制御情報を記憶する書込手段と、
    予め定めた単位時間毎に読込ポインタが示すアドレスの制御信号保存領域の記憶領域から1つの制御情報を読出し、読出した前記制御情報を表す信号として前記副制御手段に送信する出力手段と、
    前記書込手段により前記第1制御情報及び前記第2制御情報を記憶したとき、前記第1制御情報が記憶された記憶領域のアドレスに対して前記所定方向に2アドレス移動したアドレスを書込ポインタとして再設定する書込ポインタ設定手段と、
    前記出力手段により制御情報を表す信号を送信したとき、前記制御情報が読出された記憶領域のアドレスに対して前記所定方向に1アドレス移動した記憶領域を示すアドレスを読込ポインタとして再設定する読込ポインタ設定手段と、
    前記制御信号のうち他の制御信号よりも優先して前記出力手段により前記副制御手段に送信される緊急信号の第1及び第2制御情報を記憶するとき、前記所定方向と逆方向に2アドレス移動したアドレスを読込ポインタとして再設定するとともに、再設定された読込ポインタが示すアドレスの記憶領域に前記緊急信号の第1制御情報を記憶し、さらに、前記再設定された読込ポインタが示すアドレスに対して前記所定方向に1アドレス移動した記憶領域に前記緊急信号の第2制御情報を記憶する緊急信号制御手段と、を有する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記緊急信号制御手段は、
    前記緊急信号の第1及び第2制御情報を記憶する場合であって、前記読込ポインタが示すアドレスの記憶領域にいずれかの制御信号の第2制御情報が記憶されているとき、
    前記読込ポインタが示すアドレスに対して前記所定方向と逆方向に2アドレス移動したアドレスを読込ポインタとして再設定するとともに、
    再設定された読込ポインタが示す記憶領域に前記記憶されていた制御信号の第2制御情報を記憶し、前記読込ポインタが示すアドレスに対して前記所定方向に1アドレス移動した記憶領域に前記緊急信号の第1制御情報を記憶し、さらに、前記再設定された読込ポインタが示すアドレスに対して前記所定方向に2アドレス移動した記憶領域に前記緊急信号の第2制御情報を記憶する、
    ことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記制御信号保存領域はリングバッファとして使用される、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のスロットマシン。
  4. 前記緊急信号は、不正行為が行われたことを示す信号を含む、
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか一項記載のスロットマシン。
  5. 前記所定方向は、降順方向又は昇順方向の何れか1方向である、
    ことを特徴とする請求項1〜4いずれか一項記載のスロットマシン。
JP2007066783A 2007-03-15 2007-03-15 スロットマシン Expired - Fee Related JP5077998B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007066783A JP5077998B2 (ja) 2007-03-15 2007-03-15 スロットマシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007066783A JP5077998B2 (ja) 2007-03-15 2007-03-15 スロットマシン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008220828A true JP2008220828A (ja) 2008-09-25
JP5077998B2 JP5077998B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=39840098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007066783A Expired - Fee Related JP5077998B2 (ja) 2007-03-15 2007-03-15 スロットマシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5077998B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015029878A (ja) * 2013-08-07 2015-02-16 サミー株式会社 スロットマシン
JP2015107182A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 サミー株式会社 遊技機
JP2015107180A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 サミー株式会社 遊技機
JP2015107185A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 サミー株式会社 遊技機
JP2015107181A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 サミー株式会社 遊技機
JP2015107183A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 サミー株式会社 遊技機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003033507A (ja) * 2001-07-25 2003-02-04 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2004141371A (ja) * 2002-10-24 2004-05-20 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003033507A (ja) * 2001-07-25 2003-02-04 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2004141371A (ja) * 2002-10-24 2004-05-20 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015029878A (ja) * 2013-08-07 2015-02-16 サミー株式会社 スロットマシン
JP2015107182A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 サミー株式会社 遊技機
JP2015107180A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 サミー株式会社 遊技機
JP2015107185A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 サミー株式会社 遊技機
JP2015107181A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 サミー株式会社 遊技機
JP2015107183A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 サミー株式会社 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5077998B2 (ja) 2012-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5376174B2 (ja) 遊技台
JP5046358B2 (ja) スロットマシン
JP6647658B2 (ja) 遊技機
JP2011130871A (ja) 遊技台
JP5077998B2 (ja) スロットマシン
JP5146977B2 (ja) スロットマシン
JP2012040139A (ja) 遊技機
JP2007007209A (ja) 遊技機
JP5013389B2 (ja) スロットマシン
JP2008295914A (ja) スロットマシン
JP4766550B2 (ja) スロットマシン
JP5454831B2 (ja) スロットマシン
JP5126809B2 (ja) スロットマシン
JP4986034B2 (ja) スロットマシン
JP2011056095A (ja) 遊技台
JP2007325800A (ja) スロットマシン
JP2007020838A (ja) スロットマシン
JP2008018072A (ja) 遊技機
JP2008307126A (ja) スロットマシン
JP2007159957A (ja) スロットマシン
JP2014097147A (ja) 遊技台
JP2008104788A (ja) スロットマシン
JP5452013B2 (ja) スロットマシン
JP2008237357A (ja) スロットマシン
JP2008006060A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120807

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120823

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5077998

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees