JP2008219667A - 画像形成装置及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ファクシミリ送信されてきた印刷物が誤って配布されることを抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、ファクシミリ送信されてきた画像データを印刷物として出力する。印刷物の配布担当者は、画像形成装置に印刷物の画像を読み取らせる。画像形成装置は、読み取った画像から宛先を抽出し、該宛先を宛先情報としてサーバに送信する。サーバは、部署内の人物に関する関連情報(顔写真等)を記憶しており、送信されてきた宛先情報を参照して宛先の人物に関する関連情報を画像形成装置に送信する。画像形成装置は、送信されてきた関連情報に基づいて、顔写真等を含む宛先の人物を特定するための画面を表示する。
【選択図】図10

Description

本発明は、画像形成装置及び通信システムに関し、より特定的には、画像読み取り機能を備えた画像形成装置及びこれを備えた通信システムに関する。
会社内では、ファクシミリ機能を備えた複写機が受信した印刷物を、宛先の人に配布する配布担当者がいる場合がある。このような配布担当者は、一般的には、会社内の人の顔や机の位置等を記憶しており、ファクシミリ送信されてきた印刷物の宛先と自身の記憶とに基づいて、その宛先の者に直接渡す、或いは、その宛先の者の机に置いて、印刷物を配布する。
しかしながら、配布担当者が新人である場合や、会社内の人の数が多い場合や、会社内の人の入れ替わりが激しい場合等には、配布担当者が、印刷物を誤って配布してしまうおそれがある。
なお、特許文献1には、従来の複写機等の画像形成装置として、プリントアウトされた用紙を取り忘れた者が誰であるのかを特定することができるように、用紙をプリントアウトした者の顔画像を表示する表示手段を備えた画像形成装置が提案されている。
特開2001−34128号公報
そこで、本発明の目的は、ファクシミリ送信されてきた印刷物が誤って配布されることを抑制できる画像形成装置及び通信システムを提供することである。
第1の発明は、画像形成装置と情報処理装置とが相互に通信可能に接続された通信システムにおいて、前記画像形成装置は、印刷媒体に印刷された画像を読み取る第1の読み取り手段と、前記画像に含まれる宛先情報を抽出する第1の抽出手段と、前記宛先情報を前記情報処理装置に送信する第1のデータ送信手段と、を含み、前記情報処理装置は、前記宛先情報を受信する第2のデータ受信手段と、人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する第2の記憶手段と、前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する第2の検索手段と、前記第2の検索手段が検索した前記関連情報を前記画像形成装置に送信する第2のデータ送信手段と、を含み、前記画像形成装置は、更に、前記関連情報を受信する第1のデータ受信手段と、前記関連情報の内容を表示する第1の表示手段と、を含むこと、を特徴とする。
第1の発明によれば、印刷媒体に印刷された画像に含まれる宛先の人物に関する関連情報が、画像形成装置に表示されるので、画像が印刷された印刷媒体を配布する担当者は、宛先の人物に関する関連情報を知ることができる。その結果、担当者が印刷媒体を誤って配布することが抑制される。更に、第1の発明によれば、人物情報が情報処理装置において記憶されているので、該人物情報が画像形成装置に記憶されている場合に比べて、画像形成装置の記憶容量が小さくてすむ。
第1の発明において、前記画像形成装置は、更に、ファクシミリ送信されてきた画像データを受信する第1のファクシミリ受信手段と、前記画像データの画像を印刷媒体に印刷する第1の印刷手段と、を含んでもよい。
第1の発明において、前記画像形成装置は、更に、前記ファクシミリ送信されてきた画像データの送信元を特定する第1の特定手段を、含み、前記第1のデータ送信手段は、前記宛先情報と前記送信元に関する送信元情報とを前記情報処理装置に送信し、前記第2のデータ受信手段は、前記宛先情報と前記送信元情報とを受信し、前記第2の記憶手段は、過去に前記画像形成装置から送信されてきた送信元情報と宛先情報とを関連付けて履歴情報として記憶しており、前記第2の検索手段は、前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報が存在しない場合には、前記第2のデータ受信手段が受信した送信元情報に対応する宛先情報を前記履歴情報に基づいて特定し、該宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を検索してもよい。
第1の発明において、前記情報処理装置は、情報管理装置と通信可能に接続されており、前記第2のデータ送信手段は、前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報が存在しない場合に、該宛先情報を前記情報管理装置に送信し、前記情報管理装置は、前記宛先情報を受信する第3のデータ受信手段と、前記第2の記憶手段よりも多くの人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する第3の記憶手段と、前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する第3の検索手段と、前記第3の検索手段が検索した前記関連情報を前記情報処理装置に送信する第3のデータ送信手段と、を含み、前記第2のデータ受信手段は、前記情報管理装置から送信されてくる前記関連情報を受信し、前記第2のデータ送信手段は、前記関連情報を前記画像形成装置に送信してもよい。
第1の発明において、前記関連情報は、前記人物の写真のデータであってもよい。これにより、担当者は、宛先の人物の名前を知らず、顔だけを知っている場合にも、印刷媒体を配布できるようになる。
第1の発明において、前記関連情報は、前記人物の座席位置の情報であってもよい。これにより、担当者は、宛先の人物の名前を知らなくても、宛先の人物の座席に印刷媒体を配布できるようになる。
第1の発明において、前記関連情報は、前記人物のレターボックスの位置の情報であってもよい。これにより、担当者は、宛先の人物の名前を知らなくても、宛先の人物のレターボックスに印刷媒体を配布できるようになる。
第1の発明において、前記関連情報は、前記人物の行き先の情報であってもよい。第1の発明において、前記情報処理装置には、データ通信装置が接続されており、前記データ通信装置は、ユーザから行き先情報の入力を受付ける第4の入力手段と、前記行き先情報を前記情報処理装置に送信する第4のデータ送信手段と、を含み、前記第2のデータ受信手段は、前記行き先情報を受信し、前記情報処理装置は、更に、前記関連情報を、前記第2のデータ受信手段が受信した前記行き先情報に更新する第2の更新手段を備えてもよい。
第1の発明は、通信システムに用いられる画像形成装置にも適用可能である。具体的には、第1の発明は、情報処理装置と通信可能に接続された画像形成装置において、印刷媒体に印刷された画像を読み取る読み取り手段と、前記画像に含まれる宛先情報を抽出する抽出手段と、前記宛先情報を前記情報処理装置に送信するデータ送信手段と、前記宛先情報の人物に関連する関連情報を、前記情報処理装置から受信するデータ受信手段と、前記関連情報の内容を表示する表示手段と、を備えること、を特徴とする。
第1の発明によれば、印刷媒体に印刷された画像に含まれる宛先の人物に関する関連情報が、画像形成装置に表示されるので、画像が印刷された印刷媒体を配布する担当者は、宛先の人物に関する関連情報を知ることができる。その結果、担当者が印刷媒体を誤って配布することが抑制される。更に、第1の発明によれば、人物情報が画像形成装置に記憶されていないので、該人物情報が画像形成装置に記憶されている場合に比べて、画像形成装置の記憶容量が小さくてすむ。
第2の発明は、画像形成装置と情報処理装置とデータ通信装置とが相互に通信可能に接続された通信システムにおいて、前記画像形成装置は、ファクシミリ送信されてきた画像データを受信する第1のファクシミリ受信手段と、前記画像データに含まれる宛先情報を抽出する第1の抽出手段と、前記宛先情報を前記情報処理装置に送信する第1のデータ送信手段と、を含み、前記情報処理装置は、前記宛先情報を受信する第2のデータ受信手段と、人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する第2の記憶手段と、前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する第2の検索手段と、前記検索手段が検索した前記関連情報を前記データ通信装置に送信する第2のデータ送信手段と、を含み、前記データ通信装置は、前記関連情報を受信する第4のデータ受信手段と、前記関連情報の内容を表示する第4の表示手段と、を含むこと、を特徴とする。
第2の発明は、通信システムに用いられる画像形成装置に対しても適用可能である。具体的には、第2の発明は、情報処理装置と通信可能に接続された画像形成装置において、ファクシミリ送信されてきた画像データを受信するファクシミリ受信手段と、前記画像データに含まれる宛先情報を抽出する抽出手段と、前記宛先情報を前記情報処理装置に送信するデータ送信手段と、を備えること、を特徴とする。
第2の発明によれば、ファクシミリ送信されてきた画像データに含まれる宛先の人物に関する関連情報が、データ通信装置に表示されるので、画像が印刷された印刷媒体を配布する担当者は、宛先の人物に関する関連情報を知ることができる。その結果、担当者が印刷媒体を誤って配布することが抑制される。更に、データ通信装置の使用者を担当者とすることにより、担当者は、画像データが送信されてきたことを逐一認識することができるようになる。
更に、第2の発明によれば、人物情報が情報処理装置において記憶されているので、該人物情報が画像形成装置に記憶されている場合に比べて、画像形成装置の記憶容量が小さくてすむ。
第3の発明は、画像形成装置において、印刷媒体に印刷された画像を読み取る読み取り手段と、前記画像に含まれる宛先情報を抽出する抽出手段と、人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する記憶手段と、前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する検索手段と、前記関連情報の内容を表示する表示手段と、を備えること、を特徴とする。
第3の発明は、画像形成装置において、ファクシミリ送信されてきた画像データを受信するファクシミリ受信手段と、前記画像データに含まれる宛先情報を抽出する抽出手段と、人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する記憶手段と、前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する検索手段と、前記関連情報の内容を表示する表示手段と、を備えること、を特徴とする。
第3の発明によれば、印刷媒体に印刷された画像及びファクシミリ送信されてきた画像データに含まれる宛先の人物に関する関連情報が、画像形成装置に表示されるので、画像が印刷された印刷媒体を配布する担当者は、宛先の人物に関する関連情報を知ることができる。その結果、担当者が印刷媒体を誤って配布することが抑制される。
第4の発明は、画像形成装置とデータ通信装置とが相互に通信可能に接続された通信システムにおいて、前記画像形成装置は、ファクシミリ送信されてきた画像データを受信する第1のファクシミリ受信手段と、前記画像データに含まれる宛先情報を抽出する第1の抽出手段と、人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する第1の記憶手段と、前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する第1の検索手段と、前記第1の検索手段が検索した前記関連情報を前記データ通信装置に送信する第1のデータ送信手段と、を含み、前記データ通信装置は、前記関連情報を受信する第4のデータ受信手段と、前記関連情報の内容を表示する第4の表示手段と、を含むこと、を特徴とする。
第4の発明は、画像形成装置とデータ通信装置とが相互に通信可能に接続された通信システムにおいて、前記画像形成装置は、印刷媒体に印刷された画像を読み取る第1の読み取り手段と、前記画像に含まれる宛先情報を抽出する第1の抽出手段と、人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する第1の記憶手段と、前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する第1の検索手段と、前記第1の検索手段が検索した前記関連情報を前記データ通信装置に送信する第1のデータ送信手段と、を含み、前記データ通信装置は、前記関連情報を受信する第4のデータ受信手段と、前記関連情報の内容を表示する第4の表示手段と、を含むこと、を特徴とする。
第4の発明は、通信システムに用いられる画像形成装置に対しても適用可能である。具体的には、第4の発明は、データ通信装置と相互に通信可能に接続された画像形成装置において、ファクシミリ送信されてきた画像データを受信するファクシミリ受信手段と、前記画像データに含まれる宛先情報を抽出する抽出手段と、人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する記憶手段と、前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する検索手段と、前記検索手段が検索した前記関連情報を前記データ通信装置に送信するデータ送信手段と、を備えること、を特徴とする。
第4の発明は、通信システムに用いられる画像形成装置に対しても適用可能である。具体的には、第4の発明は、データ通信装置と相互に通信可能に接続された画像形成装置において、印刷媒体に印刷された画像を読み取る読み取り手段と、前記画像に含まれる宛先情報を抽出する抽出手段と、人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する記憶手段と、前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する検索手段と、前記検索手段が検索した前記関連情報を前記データ通信装置に送信するデータ送信手段と、を備えること、を特徴とする。
第4の発明によれば、ファクシミリ送信されてきた画像データ及び印刷媒体に印刷された画像に含まれる宛先の人物に関する関連情報が、データ通信装置に表示されるので、画像が印刷された印刷媒体を配布する担当者は、宛先の人物に関する関連情報を知ることができる。その結果、担当者が印刷媒体を誤って配布することが抑制される。更に、データ通信装置の使用者を担当者とすることにより、担当者は、画像データが送信されてきたことを逐一認識することができるようになる。
以下、本発明に係る画像形成装置及び通信システムの実施形態について添付図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
(通信システムの構成について)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る通信システムの全体構成を示した図である。通信システムは、画像形成装置10、情報処理装置としてのサーバ20及びデータ通信装置としてのPC30−1〜PC30−36により構成される。画像形成装置10と、サーバ20と、PC30−1〜PC30−36とは、相互に通信可能にLANにより接続されている。該通信システムは、例えば、複数の社員と、ファクシミリ送信されてきた画像データが印刷された印刷物を宛先の社員に配布する配布担当者とにより構成された部署に用いられる。該通信システムの動作の概要は、以下の通りである。
画像形成装置10は、例えば、会社の各部署に一台ずつ配置され、ファクシミリ送信されてきた画像データを受信し、紙等の印刷媒体に画像データの画像を印刷して印刷物として出力する。配布担当者は、この印刷物の宛先を参照して、宛先の社員がわかる場合には、この社員の机に印刷物を配布する。一方、配布担当者は、この印刷物の宛先の社員がわからない場合には、画像形成装置10に印刷物の画像を読み取らせる。画像形成装置10は、読み取った画像から印刷物の宛先を画像解析により抽出し、抽出した印刷物の宛先情報をサーバ20に送信する。サーバ20は、社員の名前である名前情報と、社員の顔写真のデータ等の該社員に関連する関連情報とを人物情報として記憶している。そこで、サーバ20は、該人物情報から前記印刷物の宛先情報の社員に関連する関連情報を特定し、該関連情報を画像形成装置10に送信する。画像形成装置10は、該関連情報の内容を表示する。これにより、配布担当者は、宛先の社員の名前がわからない場合であっても、顔写真などにより、この社員の机の場所などを特定することができるようになる。
以下に、画像形成装置10、サーバ20及びPC30の構成について説明する。図2は、画像形成装置10の構成を示したブロック図である。図3は、サーバ20及びPC30の構成を示したブロック図である。画像形成装置10は、原稿を読み取って画像データを得るスキャナ機能、印刷データに基づいて画像を印刷するプリント機能、ファクシミリデータを送受信するファクシミリ機能等を有する多機能周辺機器(MFP:multi−function peripheral)である。該画像形成装置10は、図2に示すように、CPUからなる制御部11、ハードディスクとROMとRAMとからなる記憶部12、ファクシミリの通信プロトコルによりデータ通信を行うためのインターフェースであるファクシミリ通信部13、メカニカルキーとタッチパネルとからなる操作パネル14、スキャナエンジンであるスキャナ部15、LANを介してデータ通信を行うためのインターフェースであるデータ通信部16、及び、印刷部17を備える。
サーバ20及びPC30は、図3に示すように、CPUからなる制御部21,31、ハードディスクからなる記憶部22,32、キーボード及びマウスからなる入力装置23,33、ディスプレイからなる表示部24,34、及び、LANを介してデータ通信を行うためのインターフェースであるデータ通信部25,35を備える。なお、PC30は、各社員に一台ずつ設けられ、全体で例えば32台設置される。以下、個別のPC30を指すときには、PC30−1のように「−」の後ろに数字を付し、32台のPC30の内の代表を指すときには単にPC30と表記する。また、PC30の各構成要素についても同様に、個別のPC30の構成要素を指すときには、制御部31−1のように「−」の後ろに数字を付し、32台のPC30の内の代表を指すときには制御部31のように数字のみを付す。なお、PC30の台数は、32台に限らない。
次に、画像形成装置10、サーバ20及びPC30の各構成要素の役割について説明する。ファクシミリ通信部13は、ファクシミリ送信されてきた画像データを受信するファクシミリ受信手段としての役割を果たす。印刷部17は、画像データの画像を紙等の印刷媒体に印刷する印刷手段としての役割を果たす。
スキャナ部15は、配布担当者によりプラテンガラス上にセットされた印刷媒体に印刷された画像を読み取る読み取り手段としての役割を果たす。制御部11は、スキャナ部15が読み取った画像に含まれる宛先を宛先情報として抽出する抽出手段としての役割を果たす。データ通信部16は、制御部11が抽出した宛先情報をサーバ20に送信するデータ送信手段としての役割を果たす。
データ通信部25は、画像形成装置10から送信されてきた宛先情報を受信するデータ受信手段としての役割を果たす。記憶部22は、社員の名前である名前情報と該社員に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する記憶手段としての役割を果たす。より詳細には、記憶部22は、図4に示す人物情報としての人物情報テーブルを記憶している。この人物情報テーブルには、名前と、部署と、行き先と、戻りと、座席と、保存先と、備考との情報が関連付けられて記録されている。なお、記憶部22は、画像形成装置10が配置された部署「第1部門」の社員の名前情報及び該社員に関連する関連情報が記録された人物情報テーブルを記憶している。
名前の欄には、各社員の名前が記録されている。部署、行き先、戻り、座席及び保存先の欄に記録される情報は、社員に関連する関連情報である。なお、行き先の欄には、社員の行き先が記録される。戻りの欄には、社員が席に戻ってくる時刻が記録される。座席の欄には、社員の座席位置が記録される。なお、記憶部22は、図5に示す座席表を記憶しており、座席表に記入された番号と座席の欄に記録された番号とが対応している。また、座席表に記入された番号と、PC30の「−」の後に付された数字とが一致するように、各PC30が配置されている。保存先の欄には、社員の顔写真の保存先のアドレスが記録されている。この社員の顔写真は、記憶部22において人物情報テーブルと共に記憶されている。備考の欄には、社員の休みの日等の情報が記録される。
制御部21は、データ通信部25が受信した宛先情報と一致する名前の欄に関連付けられた関連情報を、人物情報テーブルから検索する検索手段としての役割を果たす。データ通信部25は、制御部21が検索した関連情報を画像形成装置10に対して送信するデータ送信手段としての役割を果たす。
更に、データ通信部16は、サーバ20から送信されてくる関連情報を受信するデータ受信手段としての役割を果たす。操作パネル14は、関連情報の内容である印刷物の宛先の社員の名前や顔写真などを表示する表示手段としての役割を果たす。
また、PC30は、サーバ20に記憶されている関連情報の入力及び更新を行うことができる。入力装置33は、社員から最新の関連情報の入力を受付ける入力手段としての役割を果たす。具体的には、社員は、図4の行き先の欄に記録されるべき情報等を、入力装置33を用いて入力する。データ通信部35は、最新の関連情報をサーバ20に送信するデータ送信手段としての役割を果たす。
データ通信部25は、PC30より送信されてくる最新の関連情報を受信するデータ受信手段としての役割を果たす。制御部21は、該最新の関連情報により人物情報テーブルを更新する更新手段としての役割を果たす。
(通信システムの動作について)
以上のように構成された通信システムについて、以下にその動作について図面を参照しながら説明する。通信システムの動作は、以下の第1〜第3の動作からなる。
(1)画像形成装置10がファクシミリ通信により画像データを受信し、印刷媒体に画像データの画像を印刷する動作(第1の動作)
(2)画像形成装置10が、印刷媒体の画像を読み込んでから、関連情報を表示するまでの動作(第2の動作)
(3)図4の人物情報テーブルがPC30により更新される動作(第3の動作)
なお、第3の動作では、一例として、PC30−1の社員「A」が、人物情報テーブルを更新するものとする。
図6は、第1の動作の際に、画像形成装置10の制御部11が実行する処理を示したフローチャートである。図7は、第2の動作の際に、画像形成装置10の制御部11及びサーバ20の制御部21が実行する処理を示したフローチャートである。図8は、第3の動作の際に、サーバ20の制御部21及びPC30−1の制御部31−1が実行する処理を示したフローチャートである。なお、各フローチャートでの処理は、各制御部において、各記憶部に格納されたソフトウエアを実行することによって実現してもよいし、それら各処理を行う専用のハードウエア回路を用いて実現してもよい。
まず、第1の動作について図6を参照しながら説明する。第1の動作は、画像形成装置10が動作状態にあるときには、常に繰り返し実行される処理である。具体的には、制御部11は、ファクシミリ通信部13が画像データを受信したか否かの判定を繰り返しながら待機している(ステップS1)。ファクシミリ通信部13が画像データを受信した場合には、本処理はステップS2に進む。
ファクシミリ通信部13が画像データを受信した場合、制御部11は、印刷部17に画像データを印刷媒体に印刷させる(ステップS2)。これにより、印刷部17から図9に示すような印刷物が出力される。以上で第1の動作が完了する。
次に、第2の動作について図7を参照しながら説明する。第2の動作は、第1の動作により印刷物が出力された場合に、この印刷物の宛先の社員が誰であるのか配布担当者がわからない場合に実行される。本処理は、まず、配布担当者が、該印刷物をスキャナ部15のプラテンガラス上にセットして、操作パネル14を操作して、該印刷物の画像の読み取りの指示を行うことにより開始される。
印刷物の画像の読み取り指示が出されると、画像形成装置10の制御部11は、スキャナ部15に印刷物の画像を読み取らせる(ステップS11)。次に、制御部11は、読み取った印刷物の画像から宛先情報を抽出する(ステップS12)。例えば、図9に示すような印刷物の場合、制御部11は、印刷物を読み取って得た画像データをOCRにより文字認識し、宛先の社員の名前「A」を抽出する。
次に、制御部11は、抽出した宛先の社員の名前「A」を宛先情報として、サーバ20に対してデータ通信部16に送信させる(ステップS13)。サーバ20のデータ通信部25は、送信されてきた宛先情報を受信する(ステップS14)。
サーバ20の制御部21は、受信した宛先情報に対応する関連情報を図4の人物情報テーブルから検索する(ステップS15)。宛先情報が社員「A」である場合には、部署「第1部門」、行き先「居室」、戻り「空欄」、座席「1」、保存先「Box1/''A.pdf''」 、及び、備考「11〜13日休み」が、関連情報の検索結果として抽出される。更に、制御部21は、保存先「Box1/''A.pdf''」を参照して、記憶部22から社員「A」の顔写真を取得すると共に、記憶部22から図5に示す座席表を取得する。
次に、サーバ20の制御部21は、部署「第1部門」、行き先「居室」、戻り「空欄」、座席「1」、備考「11〜13日休み」、社員「A」の顔写真、及び、図5に示す座席表を、画像形成装置10に対して関連情報としてデータ通信部25に送信させる(ステップS16)。画像形成装置10のデータ通信部16は、サーバ20から送信されてきた関連情報を受信する(ステップS17)。
データ通信部16が関連情報を受信した場合、画像形成装置10の制御部11は、関連情報の内容を操作パネル14に表示させる(ステップS18)。具体的には、部署「第1部門」、行き先「居室」、戻り「空欄」、座席「1」、備考「11〜13日休み」、社員「A」の顔写真、及び、図5に示す座席表に基づいて、図10に示す人物特定画面を表示する。この人物特定画面には、顔写真、社員「A」の部署名、名前、行き先、戻り、備考及び座席位置の情報が表示される。なお、座席位置の画像は、図5に示す座席表の座席「1」の部分に印が付されることにより生成される。
最後に、配布担当者は、操作パネル14を操作して、人物特定画面の印刷を画像形成装置10に指示する。応じて、制御部11は、印刷部17に人物特定画面の印刷を実行させる(ステップS19)。これにより、配布担当者は、印刷物の宛先の社員の名前がわからなくても、顔写真や座席位置により、印刷物の宛先の社員を特定することができる。
次に、第3の動作について図8を参照しながら説明する。第3の動作は、例えば、PC30−1の社員「A」が入力装置33−1を操作して最新の関連情報を入力することにより開始される。ここでは、一例として、社員「A」が、サーバ20に、図4の人物情報テーブルの備考の欄を空欄の状態から「11〜13日休み」に更新させる場合について説明を行う。社員「A」により、「11〜13日休み」の情報が備考として入力装置33−1により入力されると、PC30−1の制御部31−1は、入力された情報を最新の関連情報として取得する(ステップS21)。
次に、PC30−1の制御部31−1は、最新の関連情報をサーバ20に対してデータ通信部35−1に送信させる(ステップS22)。サーバ20のデータ通信部25は、該最新の関連情報を受信する(ステップS23)。
データ通信部25が最新の関連情報を受信したら、サーバ20の制御部21は、該最新の関連情報に基づいて、図4の人物情報テーブルを最新の状態に更新する(ステップS24)。具体的には、制御部21は、空白の状態の社員「A」の備考の欄に「11〜13日休み」と記録する。これにより、図4の人物情報テーブルが最新の状態に更新される。
以上のように、本実施形態に係る通信システムによれば、配布担当者は、ファクシミリ送信されてきた画像データの印刷物の宛先の名前を知らなくても、図10に示すような人物特定画面が表示されるので、顔や座席によりこの宛先の社員を特定することができる。その結果、印刷物が誤って配布されることを抑制できる。
なお、関連情報として、社員に対する配布物が集められるレターボックスの位置が、図4の人物情報テーブルに記録されていてもよい。この場合、人物特定画面において、図11に示すように、座席位置の代わりにレターボックスの位置が表示されてもよい。
なお、図7のステップS15において、同姓同名の社員が複数存在するために、複数人の関連情報が検索された場合には、宛先情報の部署名により一人の関連情報に絞り込むようにしてもよい。この場合、画像形成装置10は、ステップS12において、社員の名前に加えて部署名も宛先情報として読み取って、サーバ20に送信すればよい。
なお、ステップS12において、画像形成装置10が複数名の宛先を検出した場合には、ステップS18において、検出した複数名の関連情報を表示してもよい。更に、ステップS19において、複数名の宛先の社員の関連情報の一覧表を印刷するようにしてもよい。この場合、ステップS13において、画像形成装置10が複数名の宛先情報を送信し、ステップS15において、サーバ20が複数名の関連情報を検索して、ステップS16において、画像形成装置10に送信すればよい。
なお、本実施形態において、印刷物は、画像形成装置10から印刷されたものとして説明を行ったが、画像形成装置10以外の画像形成装置が受信した画像データの画像が印刷されたものであってもよい。
(第2の実施形態)
(通信システムの構成について)
以下に、第2の実施形態に係る通信システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る通信システムは、第1の実施形態と同様に図1に示される。また、画像形成装置10は、第1の実施形態と同様に図2に示される。サーバ20及びPC30も、第1の実施形態と同様に図3に示される。図12は、サーバ20の記憶部22において記憶されている履歴テーブルを示した図である。
本実施形態に係る通信システムでは、サーバ20は、宛先情報に対応する関連情報が存在しない場合に、印刷物の送信元が過去に送信した宛先を履歴情報からリストアップし、リストアップした宛先に関する関連情報を画像形成装置10に送信するものである。そこで、サーバ20は、図12に示す履歴テーブルを、履歴情報として記憶部22において記憶している。該履歴テーブルには、送信元情報としてのファクシミリ番号と、宛先情報としての宛先とが関連付けて記録されている。なお、「****」には、任意の数字が当てはまる。その他の点については、本実施形態に係る通信システム、画像形成装置10、サーバ20及びPC30と、第1の実施形態のこれらのものとの構成及び役割は同じであるので、説明を省略する。
(通信システムの動作について)
以下に、本実施形態に係る通信システムの動作について説明する。通信システムの動作は、以下の第1〜第3の動作からなる。
(1)画像形成装置10がファクシミリ通信により画像データを受信し、印刷媒体に画像データの画像を印刷する動作(第1の動作)
(2)画像形成装置10が、印刷媒体の画像を読み込んでから、関連情報を表示するまでの動作(第2の動作)
(3)図4の人物情報テーブルがPC30により更新される動作(第3の動作)
なお、第3の動作では、一例として、PC30−1の社員「A」が、人物情報テーブルを更新するものとする。
図13は、第2の動作の際に、画像形成装置10の制御部11及びサーバ20の制御部21が実行する処理を示したフローチャートである。なお、本実施形態における第1の動作及び第3の動作は、第1の実施形態における第1の動作及び第3の動作と同じであるので説明を省略する。
第2の動作は、第1の動作により印刷物が出力された場合に、この印刷物の宛先の社員が誰であるのか配布担当者がわからない場合に実行される。本処理は、まず、配布担当者が、該印刷物をスキャナ部15のプラテンガラス上にセットして、操作パネル14を操作して、該印刷物の読み取りの指示を行うことにより開始される。
印刷物の読み取り指示が出されると、画像形成装置10の制御部11は、スキャナ部15に印刷物の画像を読み取らせる(ステップS31)。次に、制御部11は、読み取った印刷物の画像から宛先情報を抽出する(ステップS32)。なお、ステップS31及びステップS32は、第1の実施形態の図7のステップS11及びステップS12と同じであるので、詳細な説明を省略する。
次に、制御部11は、読み取った印刷物の画像から送信元を特定する(ステップS33)。具体的には、制御部11は、該画像データをファクシミリ送信した送信元の電話番号を、通信履歴を参照して特定する。ここでは、送信元のファクシミリ番号の一例を、「06−1234−****」とする。なお、この通信履歴については、ファクシミリ機能を備えた画像形成装置10に一般的に記憶されているものであるので、詳細な説明を省略する。
次に、制御部11は、特定した宛先の社員の名前「A」を宛先情報とし、特定した送信元のファクシミリ番号「06−1234−****」を送信元情報として、サーバ20に対して、データ通信部16に送信させる(ステップS34)。サーバ20のデータ通信部25は、送信されてきた宛先情報及び送信元情報を受信する(ステップS35)。
サーバ20の制御部21は、図4の人物情報テーブル中を検索して、受信した宛先情報に対応する関連情報が存在するか否かを判定する(ステップS36)。関連情報が存在しない場合には本処理はステップS37に進む。関連情報が存在する場合には、本処理は図7のステップS16に進む。この場合、ステップS16〜ステップS19において画像形成装置10及びサーバ20が行う動作は、第1の実施形態におけるこれらの動作と同じであるので、説明を省略する。
関連情報が存在しない場合、制御部21は、図12に示す履歴テーブルを参照して、送信元のファックス番号がこれまでにファックス送信をしてきた宛先を抽出する(ステップS37)。例えば、図12の履歴テーブルに示すように、ファックス番号が「06−1234−****」の場合には、宛先として「A」と「B」とが抽出される。
次に、サーバ20の制御部21は、抽出した宛先に対応する関連情報を図4の人物情報テーブルから検索する(ステップS38)。宛先情報の社員「A」については、部署「第1部門」、行き先「居室」、戻り「空欄」、座席「1」、保存先「Box1/''A.pdf''」、及び 、備考「11〜13日休み」が、関連情報の検索結果として抽出され、宛先情報の社員「B」については、部署「第1部門」、行き先「外回り」、戻り「PM5:00」、座席「2」、保存先「Box2/''B.pdf''」 及び、備考「空欄」が、関連情報の検索結果として抽出される。更に、制御部21は、保存先「Box1/''A.pdf''」及び「Box2/''B.pdf''」を参照して、記憶部22から社員「A」及び「B」の顔写真を取得すると共に、記憶部22から図5に示す座席表を取得する。この後、本処理はステップS39に進む。
前記ステップS39において、サーバ20の制御部21は、ステップS38において抽出した関連情報を画像形成装置10に対してデータ通信部25に送信させる(ステップS39)。画像形成装置10のデータ通信部16は、該関連情報を受信する(ステップS40)。なお、ステップS39及びステップS40において、画像形成装置10及びサーバ20が行う動作は、第1の実施形態の図7のステップS16及びステップS17において、画像形成装置10及びサーバ20が行う動作と同じであるので、詳細な説明を省略する。
データ通信部16が関連情報を受信した場合、画像形成装置10の制御部11は、関連情報の内容を操作パネル14に表示させる(ステップS41)。具体的には、社員「A」及び社員「B」の関連情報が送信されてきているので、社員「A」及び社員「B」に関する人物特定画面が並べて表示される。なお、該人物特定画面の生成については、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
次に、配布担当者は、操作パネル14を操作して、人物特定画面の印刷を画像形成装置10に指示する。応じて、制御部11は、印刷部17に人物特定画面の印刷を実行させる(ステップS42)。最後に、サーバ20の制御部21は、ステップS35において受信した宛先情報と送信元情報とに基づいて、履歴テーブルを最新の状態に更新する(ステップS43)。これにより、配布担当者は、印刷物の宛先の社員の名前がわからなくても、顔写真や座席位置により、印刷物の宛先の社員を特定することができる。
以上のように、本実施形態に係る通信システムによれば、第1の実施形態と同様に、配布担当者は、ファクシミリ送信されてきた画像データの印刷物の宛先の名前を知らなくても、人物特定画面が表示されるので、顔や座席によりこの宛先の社員を特定することができる。その結果、印刷物が誤って配布されることを抑制できる。
なお、本実施形態において、複数の社員に関する人物特定画面が並べて表示されるとしたが、例えば、履歴テーブルに記録されている回数が最も多い社員に関する人物特定画面のみが表示されてもよい。また、履歴テーブルに記録されている回数の順に人物特定画面が並べて表示されてもよい。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、関連情報として、社員に対する配布物が集められるレターボックスの位置が、図4の人物情報テーブルに記録されていてもよい。
なお、本実施形態において、宛先情報に関連する関連情報がサーバ20に存在しない場合に、履歴テーブルが参照されるものとしているが、履歴テーブルが参照される場合はこれに限らない。例えば、ファクシミリ送信されてきた画像データの宛先として部署のみが記載されている場合においても、履歴テーブルが参照されてもよい。
なお、本実施形態において、印刷物は、画像形成装置10から印刷されたものとして説明を行ったが、画像形成装置10以外の画像形成装置が受信した画像データの画像が印刷されたものであってもよい。
(第3の実施形態)
(通信システムの構成について)
以下に、本発明の第3の実施形態に係る通信システムについて、図面を参照しながら説明する。図14は、該通信システムの全体構成を示した図である。本実施形態に係る通信システムは、サーバ20に情報管理装置としてのメインサーバ40が接続されている点において第1の実施形態に係る通信システムと相違点を有する。画像形成装置10の構成は、図2に示される。サーバ20、PC30及びメインサーバ40の構成は、図3に示される。なお、本実施形態に係る通信システムは、メインサーバ40が設けられた点以外については、第1の実施形態に係る通信システムと同じであるので説明を省略する。
メインサーバ40は、サーバ20よりも多くの人物情報を管理している。具体的には、メインサーバ40は、会社の人事部などに配置され、該会社の全ての社員の名前情報及び関連情報が記録されたメイン人物情報テーブルを記憶部42において記憶している。一方、サーバ20は、配置された部署の社員の名前情報及び関連情報が記録された人物情報テーブルを記憶部22において記憶している。なお、メイン人物情報テーブルの構成は、第1の実施形態の図4と同じであるので説明を省略する。
更に、メインサーバ40は、図15に示す退職者テーブルを記憶部42において記憶している。この退職者テーブルには、会社を退職した者の名前情報が記録されている。
本実施形態に係る通信システムでは、サーバ20は、関連情報の検索をメインサーバ40にも行わせる点において、第1の実施形態に係る通信システムと異なる。具体的には、サーバ20は、宛先情報に対応する関連情報が存在しない場合には、メインサーバ40にメイン人物情報テーブルを参照させて該宛先情報に対応する関連情報を検索させる。更に、サーバ20は、メインサーバ40のメイン人物情報テーブルにも関連情報が存在しない場合には、退職者テーブルに宛先情報に対応する名前情報が存在するか否かをメインサーバ40に検索させる。
(通信システムの動作について)
以下に、本実施形態に係る通信システムの動作について説明する。通信システムの動作は、以下の第1〜第3の動作からなる。
(1)画像形成装置10がファクシミリ通信により画像データを受信し、印刷媒体に画像データの画像を印刷する動作(第1の動作)
(2)画像形成装置10が、印刷媒体の画像を読み込んでから、関連情報を表示するまでの動作(第2の動作)
(3)図4の人物情報テーブルがPC30により更新される動作(第3の動作)
なお、第3の動作では、一例として、PC30−1の社員「A」が、人物情報テーブルを更新するものとする。
図16は、第2の動作の際に、画像形成装置10の制御部11、サーバ20の制御部21及びメインサーバ40の制御部41が実行する処理を示したフローチャートである。なお、本実施形態における第1の動作及び第3の動作は、第1の実施形態における第1の動作及び第3の動作と同じであるので説明を省略する。
第2の動作は、第1の動作により印刷物が出力された場合に、この印刷物の宛先の社員が誰であるのか配布担当者がわからない場合に実行される。本処理は、まず、配布担当者が、該印刷物をスキャナ部15のプラテンガラス上にセットして、操作パネル14を操作して、該印刷物の読み取りの指示を行うことにより開始される。
印刷物の読み取り指示が出されると、画像形成装置10の制御部11は、スキャナ部15に印刷物の画像を読み取らせる(ステップS51)。次に、制御部11は、読み取った印刷物の画像から宛先情報を抽出する(ステップS52)。
次に、制御部11は、特定した宛先の社員の名前を宛先情報としてサーバ20に対して、データ通信部16に送信させる(ステップS53)。サーバ20のデータ通信部25は、送信されてきた宛先情報を受信する(ステップS54)。なお、ステップS51〜ステップS54の処理は、第1の実施形態の図7のステップS11〜ステップS14の処理と同じであるので詳細な説明を省略する。
次に、サーバ20の制御部21は、図4の人物情報テーブル中を検索して、受信した宛先情報に対応する関連情報が存在するか否かを判定する(ステップS55)。関連情報が存在しない場合には、本処理はステップS56に進む。関連情報が存在する場合には、本処理はステップS57に進む。
関連情報が存在しない場合、サーバ20は、ステップS54において受信した宛先情報をメインサーバ40に対してデータ通信部25に送信させる(ステップS56)。メインサーバ40のデータ通信部45は、送信されてきた宛先情報を受信する(ステップS58)。
次に、メインサーバ40の制御部41は、メイン人物情報テーブルを参照して、宛先情報に対応する関連情報が存在するか否かを判定する(ステップS59)。ステップS59では、印刷物の宛先の社員が、画像形成装置10が設置された部署以外の部署の社員宛であるか否かを判定している。関連情報が存在する場合には、本処理はステップS60に進む。一方、関連情報が存在しない場合には、本処理はステップS62に進む。
関連情報が存在する場合には、メインサーバ40の制御部41は、該関連情報をサーバ20に対してデータ通信部45に送信させる(ステップS60)。サーバ20のデータ通信部25は、該関連情報を受信する(ステップS61)。この後、本処理はステップS57に進む。
前記ステップS57において、サーバ20の制御部21は、ステップS55又はステップS61において得た関連情報を、画像形成装置10に対してデータ通信部25に送信させる(ステップS57)。画像形成装置10のデータ通信部16は、該関連情報を受信する(ステップS63)。なお、ステップS63〜ステップS65における処理は、第1の実施形態の図7のステップS17〜ステップS19と同じであるので説明を省略する。
関連情報が存在しない場合には、メインサーバ40の制御部41は、宛先情報の名前が図15に示す退職者テーブルに存在するか否かを判定する(ステップS62)。ステップS62では、メインサーバ40が、印刷物の宛先の社員が既に退職した社員であるか否かを判定している。宛先情報の名前が存在する場合には、本処理はステップS66に進む。宛先情報の名前が存在しない場合には、本処理はステップS67に進む。
宛先情報が存在する場合には、メインサーバ40の制御部41は、宛先情報の社員が既に退職したと判断し、サーバ20に対して、その旨をデータ通信部45に通知させる(ステップS66)。この後、サーバ20の制御部21は、宛先情報の社員が退職した旨を、画像形成装置10に対してデータ通信部25に通知させる。これにより、画像形成装置10の操作パネル14には、印刷物の宛先の社員が退職したことが表示される。以上の動作により本処理は終了する。
一方、宛先情報が存在しない場合には、メインサーバ40の制御部41は、宛先情報の人物が社員ではないと判断し、サーバ20に対して、宛先情報に該当する者がない旨を、サーバ20に対してデータ通信部45に通知させる(ステップS67)。この後、サーバ20の制御部21は、宛先情報に該当する者がいない旨を、画像形成装置10に対してデータ通信部25に通知させる。これにより、画像形成装置10の操作パネル14には、印刷物の宛先に該当する者がいないことが表示される。以上の動作により本処理は終了する。
以上のように、本実施形態に係る通信システムによれば、第1の実施形態と同様に、配布担当者は、ファクシミリ送信されてきた画像データの印刷物の宛先の名前を知らなくても、人物特定画面が表示されるので、顔や座席によりこの宛先の社員を特定することができる。その結果、印刷物が誤って配布されることを抑制できる。
更に、会社の全員の関連情報が記録されたメイン人物情報テーブルが参照されるので、画像形成装置10の人物情報テーブルにおいて管理されている社員以外の社員についても、人物特定画面が表示されるようになる。そのため、印刷物が誤って配布されることがより効果的に抑制できる。
更に、メイン人物情報テーブルに関連情報が存在しない場合には、退職者テーブルが参照されるので、配布担当者は、印刷物の宛先が退職した者である場合には、その旨を認識することができる。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、関連情報として、社員に対する配布物が集められるレターボックスの位置が、図4の人物情報テーブルに記録されていてもよい。
なお、本実施形態において、印刷物は、画像形成装置10から印刷されたものとして説明を行ったが、画像形成装置10以外の画像形成装置が受信した画像データの画像が印刷されたものであってもよい。
(第4の実施形態)
(通信システムの全体構成について)
以下に、第4の実施形態に係る通信システムについて図面を参照しながら説明する。該通信システムの全体構成は、第1の実施形態に係る通信システムと同様に図1に示される。また、画像形成装置10は、第1の実施形態と同様に、図2に示される。更に、サーバ20及びPC30も、第1の実施形態と同様に、図3に示される。なお、本実施形態では、配布担当者は、PC30−36を使用するものとする。
画像形成装置10は、例えば、会社の各部署に一台ずつ配置され、ファクシミリ送信されてきた画像データを受信し、紙等の印刷媒体に画像データの画像を印刷して印刷物として出力する。画像形成装置10は、ファクシミリ送信されてきた画像データから宛先情報を画像解析により抽出し、抽出した宛先情報をサーバ20に送信する。サーバ20は、社員の名前である名前情報と、社員の顔写真のデータ等の該社員に関連する関連情報とを人物情報として記憶している。そこで、サーバ20は、該人物情報から前記印刷物の宛先情報の社員に関連する関連情報を特定し、該関連情報を配布担当者のPC30−36に送信する。PC30−36は、該関連情報の内容を表示する。
次に、画像形成装置10、サーバ20及びPC30の各構成要素の役割について説明する。ファクシミリ通信部13は、ファクシミリ送信されてきた画像データを受信するファクシミリ受信手段としての役割を果たす。印刷部17は、画像データの画像を紙等の印刷媒体に印刷する印刷手段としての役割を果たす。
制御部11は、ファクシミリ通信部13が受信した画像データに含まれる宛先を宛先情報として抽出する抽出手段としての役割を果たす。データ通信部16は、制御部11が抽出した宛先情報をサーバ20に送信するデータ送信手段としての役割を果たす。
データ通信部25は、画像形成装置10から送信されてきた宛先情報を受信するデータ受信手段としての役割を果たす。記憶部22は、社員の名前である名前情報と該社員に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する記憶手段としての役割を果たす。より詳細には、記憶部22は、図4に示す人物情報としての人物情報テーブルを記憶している。なお、人物情報テーブルについては、第1の実施形態と同じであるので説明を省略する。更に、記憶部22は、図5に示す座席表及び社員の顔写真を記憶している。該座席表及び顔写真についても、第1の実施形態と同じであるので説明を省略する。
制御部21は、データ通信部25が受信した宛先情報と一致する名前の欄に関連付けられた関連情報を、人物情報テーブルから検索する検索手段としての役割を果たす。データ通信部25は、制御部21が検索した関連情報をPC30に対して送信するデータ送信手段としての役割を果たす。
更に、データ通信部35は、サーバ20から送信されてくる関連情報を受信するデータ受信手段としての役割を果たす。更に、表示部34は、関連情報の内容である印刷物の宛先の社員の名前や顔写真などを表示する表示手段としての役割を果たす。
なお、PC30は、第1の実施形態と同様に、サーバ20に記憶されている関連情報の入力及び更新を行うことができる。
(通信システムの動作について)
以上のように構成された通信システムについて、以下にその動作について図面を参照しながら説明する。通信システムの動作は、以下の第1及び第2の動作からなる。
(1)画像形成装置10がファクシミリ通信により画像データを受信してから、関連情報を表示するまでの動作(第1の動作)
(2)図4の人物情報テーブルがPC30により更新される動作(第2の動作)
なお、第2の動作では、一例として、PC30−1の社員「A」が、人物情報テーブルを更新するものとする。
図17は、第1の動作の際に、画像形成装置10の制御部11、サーバ20の制御部21及びPC30の制御部31が実行する処理を示したフローチャートである。なお、本実施形態の第2の動作については、第1の実施形態の第3の動作と同じであるので説明を省略する。
まず、画像形成装置10の制御部11は、ファクシミリ通信部13が画像データを受信したか否かの判定を繰り返しながら待機している(ステップS70)。ファクシミリ通信部13が画像データを受信した場合には、本処理はステップS71に進む。
ファクシミリ通信部13が画像データを受信した場合、制御部11は、印刷部17に画像データを印刷媒体に印刷させる(ステップS71)。これにより、印刷部17から図9に示すような印刷物が出力される。
次に、画像形成装置10の制御部11は、ステップS70において受信した画像データを解析して、該画像データの宛先情報を抽出する(ステップS72)。例えば、図9に示すような画像データの場合、制御部11は、画像データをOCRにより文字認識し、宛先の社員の名前「A」を抽出する。
次に、制御部11は、抽出した宛先の社員の名前「A」を宛先情報としてサーバ20に対して、データ通信部16に送信させる(ステップS73)。サーバ20のデータ通信部25は、送信されてきた宛先情報を受信する(ステップS74)。
サーバ20の制御部21は、受信した宛先情報に対応する関連情報を図4の人物情報テーブルから検索する(ステップS75)。なお、ステップS75の処理は、第1の実施形態のステップS15と同じであるので詳細な説明を省略する。
次に、サーバ20の制御部21は、検索した関連情報を、PC30−36に対してデータ通信部25に送信させる(ステップS76)。PC30−36のデータ通信部35−36は、サーバ20から送信されてきた関連情報を受信する(ステップS77)。
データ通信部35−36が関連情報を受信した場合、PC30−36の制御部31−36は、関連情報の内容を表示部34−36に表示させる(ステップS78)。具体的には、図10に示す人物特定画面を表示する。なお、人物特定画面については、第1の実施形態と同じであるので説明を省略する。
最後に、配布担当者は、入力装置33−36を操作して、人物特定画面の印刷をPC30−36に指示する。応じて、制御部31−36は、PC30−36に接続されたプリンタ(図示せず)に人物特定画面の印刷を実行させる(ステップS79)。これにより、配布担当者は、印刷物の宛先の社員の名前がわからなくても、顔写真や座席位置により、印刷物の宛先の社員を特定することができる。
以上のように、本実施形態に係る通信システムによれば、配布担当者は、ファクシミリ送信されてきた画像データの印刷物の宛先の名前を知らなくても、人物特定画面が表示されるので、第1の実施形態と同様に、印刷物が誤って配布されることを抑制できる。
また、本実施形態に係る通信システムによれば、ファクシミリ送信により画像データが送信されてくる度に、画像形成装置10からサーバ20を介してPC30に対して直接に関連情報が送信される。そのため、配布担当者は、印刷物が届いたことを逐一確認できると共に、この印刷物の宛先も逐一確認できる。
なお、本実施形態では、PC30が関連情報の内容を表示しているが、第1の実施形態のように、画像形成装置10が関連情報の内容を表示してもよい。
なお、本実施形態において、第1の実施形態と同様に、関連情報として、社員に対する配布物が集められるレターボックスの位置が、図4の人物情報テーブルに記録されていてもよい。
なお、本実施形態において、第1の実施形態と同様に、図17のステップS75において、同姓同名の社員が複数存在するために、複数人の関連情報が検索された場合には、宛先情報の部署名により一人の関連情報に絞り込むようにしてもよい。
なお、本実施形態において、第1の実施形態と同様に、ステップS72において、画像形成装置10が複数名の宛先を検出した場合には、ステップS78及びステップS79において、検出した複数名の関連情報を表示及び印刷するようにしてもよい。
なお、本実施形態において、第2の実施形態のように、サーバ20が、宛先情報に対応する関連情報が存在しない場合に、印刷物の送信元が過去に送信した宛先をリストアップし、PC30が、リストアップした宛先に関する関連情報の内容を表示してもよい。
なお、本実施形態において、サーバ20には、第3の実施形態のように、会社全ての社員の名前及び関連情報が記録されたメイン人物情報テーブルを格納したメインサーバ40が接続されていてもよい。この場合、サーバ20は、宛先情報に対応する関連情報が存在しないときには、メインサーバ40にメイン人物情報テーブルを参照させて該宛先情報に対応する関連情報を検索させることができる。更に、サーバ20は、メインサーバ40のメイン人物情報テーブルにも関連情報が存在しない場合には、退職者テーブルに宛先情報に対応する名前情報が存在するか否かをメインサーバ40に検索させることができる。
(第5の実施形態)
(通信システムの全体構成について)
以下に、第5の実施形態に係る通信システムについて図面を参照しながら説明する。図18は、該通信システムの全体構成を示した図である。なお、画像形成装置10は、第1の実施形態と同様に、図2に示される。更に、PC30も、第1の実施形態と同様に、図3に示される。
画像形成装置10は、例えば、会社の各部署に一台ずつ配置され、ファクシミリ送信されてきた画像データを受信し、紙等の印刷媒体に画像データの画像を印刷して印刷物として出力する。印刷物を配布する配布担当者は、この印刷物の宛先を参照して、宛先の社員がわかる場合には、この社員の机に印刷物を配布する。一方、配布担当者は、この印刷物の宛先の社員がわからない場合には、画像形成装置10に印刷物の画像を読み取らせる。画像形成装置10は、読み取った画像から印刷物の宛先を画像解析により抽出する。画像形成装置10は、社員の名前である名前情報と、社員の顔写真のデータ等の該社員に関連する関連情報とを人物情報として記憶している。そこで、画像形成装置10は、該人物情報から前記印刷物の宛先の社員に関連する関連情報を特定し、該関連情報の内容を表示する。これにより、配布担当者は、宛先の社員の名前がわからない場合であっても、顔写真などにより、この社員の机の場所などを特定することができるようになる。
本実施形態に係る画像形成装置10及びPC30の構成は、第1の実施形態のこれらのものと同じであるので説明を省略する。以下に、画像形成装置10及びPC30の各構成要素の役割について説明する。ファクシミリ通信部13は、ファクシミリ送信されてきた画像データを受信するファクシミリ受信手段としての役割を果たす。印刷部17は、画像データの画像を紙等の印刷媒体に印刷する印刷手段としての役割を果たす。
スキャナ部15は、配布担当者によりプラテンガラス上にセットされた印刷媒体に印刷された画像を読み取る読み取り手段としての役割を果たす。制御部11は、スキャナ部15が読み取った画像に含まれる宛先を宛先情報として抽出する抽出手段としての役割を果たす。記憶部12は、社員の名前である名前情報と該社員に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する記憶手段としての役割を果たす。より詳細には、記憶部12は、図4に示す人物情報としての人物情報テーブル及び図5に示す座席表を記憶している。本実施形態の人物情報テーブルは、第1の実施形態の人物情報テーブル及び座席表と同じであるので説明を省略する。
制御部11は、抽出した宛先情報と一致する名前の欄に関連付けられた関連情報を、人物情報テーブルから検索する検索手段としての役割を果たす。操作パネル14は、関連情報の内容である印刷物の宛先の社員の名前や顔写真などを表示する表示手段としての役割を果たす。
また、PC30は、画像形成装置10に記憶されている関連情報の入力及び更新を行うことができる。入力装置33は、社員から最新の関連情報の入力を受付ける入力手段としての役割を果たす。具体的には、社員は、図4の行き先の欄に記録されるべき情報等を、入力装置33を用いて入力する。データ通信部35は、最新の関連情報を画像形成装置10に送信するデータ送信手段としての役割を果たす。
データ通信部16は、PC30より送信されてくる最新の関連情報を受信するデータ受信手段としての役割を果たす。制御部11は、該最新の関連情報により人物情報テーブルを更新する更新手段としての役割を果たす。
(通信システムの動作について)
以上のように構成された通信システムについて、以下にその動作について図面を参照しながら説明する。通信システムの動作は、以下の第1〜第3の動作からなる。
(1)画像形成装置10がファクシミリ通信により画像データを受信し、印刷媒体に画像データの画像を印刷する動作(第1の動作)
(2)画像形成装置10が、印刷媒体の画像を読み込んでから、関連情報を表示するまでの動作(第2の動作)
(3)図4の人物情報テーブルがPC30により更新される動作(第3の動作)
なお、第3の動作では、一例として、PC30−1の社員「A」が、人物情報テーブルを更新するものとする。
図19は、第2の動作の際に、画像形成装置10の制御部11が実行する処理を示したフローチャートである。図20は、第3の動作の際に、画像形成装置10の制御部11及びPC30の制御部31が実行する処理を示したフローチャートである。なお、本実施形態の第1の動作は、第1の実施形態の第1の動作と同じであるので説明を省略する。
第2の動作は、第1の動作により印刷物が出力された場合に、この印刷物の宛先の社員が誰であるのか配布担当者がわからない場合に実行される。本処理は、まず、配布担当者が、該印刷物をスキャナ部15のプラテンガラス上にセットして、操作パネル14を操作して、該印刷物の画像の読み取りの指示を行うことにより開始される。
印刷物の画像の読み取り指示が出されると、画像形成装置10の制御部11は、スキャナ部15に印刷物の画像を読み取らせる(ステップS80)。次に、制御部11は、読み取った印刷物の画像から宛先情報を抽出する(ステップS81)。例えば、図9に示すような印刷物の場合、制御部11は、印刷物を読み取って得た画像データをOCRにより文字認識し、宛先の社員の名前「A」を特定する。
制御部11は、抽出した宛先情報に対応する関連情報を図4の人物情報テーブルから検索する(ステップS82)。宛先情報の社員の名前が「A」である場合には、部署「第1部門」、行き先「居室」、戻り「空欄」、座席「1」、保存先「Box1/''A.pdf''」、及び 、備考「11〜13日休み」が、関連情報の検索結果として抽出される。更に、制御部11は、保存先「Box1/''A.pdf''」を参照して、記憶部12から社員「A」の顔写真を取得すると共に、記憶部12から図5に示す座席表を取得する。
次に、制御部11は、関連情報の内容を操作パネル14に表示させる(ステップS83)。具体的には、部署「第1部門」、行き先「居室」、戻り「空欄」、座席「1」、備考「11〜13日休み」、社員「A」の顔写真、及び、図5に示す座席表に基づいて、図10に示す人物特定画面を表示する。なお、本実施形態の人物特定画面は、第1の実施形態と同じであるので詳細な説明を省略する。
最後に、配布担当者は、操作パネル14を操作して、人物特定画面の印刷を画像形成装置10に指示する。応じて、制御部11は、印刷部17に人物特定画面の印刷を実行させる(ステップS84)。これにより、配布担当者は、印刷物の宛先の社員の名前がわからなくても、顔写真や座席位置により、印刷物の宛先の社員を特定することができる。
次に、第3の動作について図20を参照しながら説明する。第3の動作は、例えば、PC30−1の社員「A」が入力装置33−1を操作して最新の関連情報を入力することにより開始される。ここでは、一例として、社員「A」が、画像形成装置10に、図4の人物情報テーブルの備考の欄を空欄の状態から「11〜13日休み」に更新させる場合について説明を行う。社員「A」により、「11〜13日休み」の情報が備考として入力装置33−1により入力されると、PC30−1の制御部31−1は、入力された情報を最新の関連情報として取得する(ステップS90)。
次に、PC30−1の制御部31−1は、最新の関連情報を画像形成装置10に対してデータ通信部35−1に送信させる(ステップS91)。画像形成装置10のデータ通信部16は、該最新の関連情報を受信する(ステップS92)。
データ通信部16が最新の関連情報を受信したら、画像形成装置10の制御部11は、該最新の関連情報に基づいて、図4の人物情報テーブルを最新の状態に更新する(ステップS93)。具体的には、制御部11は、空白の状態の社員「A」の備考の欄に「11〜13日休み」と記録する。これにより、図4の人物情報テーブルが最新の状態に更新される。
以上のように、本実施形態に係る通信システムによれば、第1の実施形態と同様に、配布担当者は、ファクシミリ送信されてきた画像データの印刷物の宛先の名前を知らなくても、顔や座席によりこの宛先の社員を特定することができる。その結果、印刷物が誤って配布されることを抑制できる。
また、本実施形態に係る通信システムによれば、画像形成装置10において関連情報を管理しているので、画像形成装置10は、他の通信機器にアクセスして関連情報を取得する必要がない。
なお、本実施形態の画像形成装置10は、印刷物から画像を読み取って宛先情報を抽出しているが、これを第4の実施形態の画像形成装置10のように、ファックス送信されてきた画像データから宛先情報を直接抽出するようにしてもよい。
なお、本実施形態においても第1の実施形態と同様に、関連情報として、社員に対する配布物が集められるレターボックスの位置が、図4の人物情報テーブルに記録されていてもよい。
なお、本実施形態においても第1の実施形態と同様に、図19のステップS82において、同姓同名の社員が複数存在するために、複数人の関連情報が検索された場合には、宛先情報の部署名により一人の関連情報に絞り込むようにしてもよい。
なお、本実施形態においても第1の実施形態と同様に、ステップS81において、画像形成装置10が複数名の宛先を検出した場合には、ステップS82及びステップS83において、検出した複数名の関連情報を表示及び印刷するようにしてもよい。
なお、本実施形態において、画像形成装置10は、第2の実施形態のように、宛先情報に対応する関連情報が存在しない場合に、印刷物の送信元が過去に送信した宛先をリストアップし、リストアップした宛先に関する関連情報の内容を表示してもよい。
なお、本実施形態において、画像形成装置10には、第3の実施形態のように、会社全ての社員の名前及び関連情報が記録されたメイン人物情報テーブルを格納したメインサーバ40が接続されていてもよい。この場合、画像形成装置10は、宛先情報に対応する関連情報が存在しないときには、メインサーバ40にメイン人物情報テーブルを参照させて該宛先情報に対応する関連情報を検索させることができる。更に、画像形成装置10は、メインサーバ40のメイン人物情報テーブルにも関連情報が存在しない場合には、退職者テーブルに宛先情報に対応する名前情報が存在するか否かをメインサーバ40に検索させることができる。
なお、本実施形態において、印刷物は、画像形成装置10から印刷されたものとして説明を行ったが、画像形成装置10以外の画像形成装置が受信した画像データの画像が印刷されたものであってもよい。
(第6の実施形態)
(通信システムの全体構成について)
以下に、第6の実施形態に係る通信システムについて図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る通信システムの全体構成は、第5の実施形態と同様に、図18に示される。画像形成装置10は、第1の実施形態と同様に、図2に示される。PC30も、第1の実施形態と同様に、図3に示される。なお、本実施形態では、配布担当者は、PC30−36を使用するものとする。
画像形成装置10は、例えば、会社の各部署に一台ずつ配置され、ファクシミリ送信されてきた画像データを受信し、紙等の印刷媒体に画像データの画像を印刷して印刷物として出力する。更に、画像形成装置10は、受信した画像データから印刷物の宛先を画像解析により抽出する。画像形成装置10は、社員の名前である名前情報と、社員の顔写真のデータ等の該社員に関連する関連情報とを人物情報として記憶している。そこで、画像形成装置10は、該人物情報から前記印刷物の宛先の社員に関連する関連情報を特定し、該関連情報を配布担当者のPC30−36に送信する。PC30−36は、該関連情報の内容を表示する。これにより、配布担当者は、宛先の社員の名前がわからない場合であっても、顔写真などにより、この社員の机の場所などを特定することができるようになる。
本実施形態に係る画像形成装置10及びPC30の構成は、第1の実施形態と同じであるので説明を省略する。以下に、画像形成装置10及びPC30の各構成要素の役割について説明する。ファクシミリ通信部13は、ファクシミリ送信されてきた画像データを受信するファクシミリ受信手段としての役割を果たす。印刷部17は、画像データの画像を紙等の印刷媒体に印刷する印刷手段としての役割を果たす。
制御部11は、ファクシミリ通信部13が受信した画像データに含まれる宛先を宛先情報として抽出する抽出手段としての役割を果たす。記憶部12は、社員の名前である名前情報と該社員に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する記憶手段としての役割を果たす。より詳細には、記憶部12は、図4に示す人物情報としての人物情報テーブルを記憶している。本実施形態の人物情報テーブルは、第1の実施形態の人物情報テーブルと同じであるので説明を省略する。
制御部11は、抽出した宛先情報と一致する名前の欄に関連付けられた関連情報を、人物情報テーブルから検索する検索手段としての役割を果たす。データ通信部16は、該関連情報をPC30に送信するデータ送信手段としての役割を果たす。PC30のデータ通信部35は、関連情報を受信するデータ受信手段としての役割を果たす。PC30の表示部34は、関連情報の内容を表示する表示手段としての役割を果たす。
また、PC30は、第5の実施形態のPC30と同様に、画像形成装置10に記憶されている関連情報の入力及び更新を行うことができる。
(通信システムの動作について)
以上のように構成された通信システムについて、以下にその動作について図面を参照しながら説明する。通信システムの動作は、以下の第1の動作及び第2の動作からなる。
(1)画像形成装置10がファクシミリ通信により画像データを受信してから、PC30が関連情報を表示するまでの動作(第1の動作)
(2)図4の人物情報テーブルがPC30により更新される動作(第2の動作)
なお、第3の動作では、一例として、PC30−1の社員「A」が、人物情報テーブルを更新するものとする。
図21は、第1の動作の際に、画像形成装置10の制御部11及びPC30の制御部31が実行する処理を示したフローチャートである。なお、本実施形態の第2の動作は、第5の実施形態の第3の動作と同じであるので説明を省略する。
画像形成装置10の制御部11は、ファクシミリ通信部13が画像データを受信したか否かの判定を繰り返しながら待機している(ステップS100)。ファクシミリ通信部13が画像データを受信した場合には、本処理はステップS101に進む。
ファクシミリ通信部13が画像データを受信した場合、制御部11は、印刷部17に画像データを印刷媒体に印刷させる(ステップS101)。これにより、印刷部17から図9に示すような印刷物が出力される。
次に、画像形成装置10の制御部11は、ステップS100において受信した画像データを解析して、該画像データの宛先情報を抽出する(ステップS102)。例えば、図9に示すような画像データの場合、制御部11は、画像データをOCRにより文字認識し、宛先の社員の名前「A」を抽出する。
次に、画像形成装置10の制御部11は、抽出した宛先情報に対応する関連情報を図4の人物情報テーブルから検索する(ステップS103)。なお、ステップS103の処理は、第5の実施形態のステップS82と同じであるので詳細な説明を省略する。
次に、制御部11は、検索した関連情報を配布担当者のPC30−36に対して、データ通信部16に送信させる(ステップS104)。PC30−36のデータ通信部35−36は、送信されてきた関連情報を受信する(ステップS105)。
データ通信部35−36が関連情報を受信した場合、PC30−36の制御部31−36は、関連情報の内容を表示部34−36に表示させる(ステップS106)。具体的には、図10に示す人物特定画面を表示する。なお、人物特定画面については、第1の実施形態と同じであるので説明を省略する。最後に、制御部31−36は、PC30−36に接続されたプリンタに人物特定画面を印刷させる(ステップS107)。
以上のように、本実施形態に係る通信システムによれば、第1の実施形態と同様に、配布担当者は、ファクシミリ送信されてきた画像データの印刷物の宛先の名前を知らなくても、顔や座席によりこの宛先の社員を特定することができる。その結果、印刷物が誤って配布されることを抑制できる。
なお、本実施形態の画像形成装置10は、ファクシミリ送信されてきた画像データから宛先情報を直接抽出しているが、これを、第5の実施形態の画像形成装置10のように、印刷物から画像を読み取って該画像から宛先情報を抽出するようにしてもよい。
なお、本実施形態においても第1の実施形態と同様に、関連情報として、社員に対する配布物が集められるレターボックスの位置が、図4の人物情報テーブルに記録されていてもよい。この場合、人物特定画面において、図11に示すように、座席位置の代わりにレターボックスの位置が表示されてもよい。
なお、本実施形態においても第1の実施形態と同様に、図21のステップS103において、同姓同名の社員が複数存在するために、複数人の関連情報が検索された場合には、宛先情報の部署名により一人の関連情報に絞り込むようにしてもよい。
なお、本実施形態においても第1の実施形態と同様に、ステップS102において、画像形成装置10が複数名の宛先を検出した場合には、ステップS106及びステップS107において、検出した複数名の関連情報を表示及び印刷するようにしてもよい。
なお、本実施形態において、画像形成装置10は、第2の実施形態のように、宛先情報に対応する関連情報が存在しない場合に、印刷物の送信元が過去に送信した宛先をリストアップし、リストアップした宛先に関する関連情報の内容を表示してもよい。
なお、本実施形態において、画像形成装置10には、第3の実施形態のように、会社全ての社員の名前及び関連情報が記録されたメイン人物情報テーブルを格納したメインサーバ40が接続されていてもよい。この場合、画像形成装置10は、宛先情報に対応する関連情報が存在しないときには、メインサーバ40にメイン人物情報テーブルを参照させて該宛先情報に対応する関連情報を検索させることができる。更に、画像形成装置10は、メインサーバ40のメイン人物情報テーブルにも関連情報が存在しない場合には、退職者テーブルに宛先情報に対応する名前情報が存在するか否かをメインサーバ40に検索させることができる。
なお、本実施形態において、印刷物は、画像形成装置10から印刷されたものとして説明を行ったが、画像形成装置10以外の画像形成装置が受信した画像データの画像が印刷されたものであってもよい。
なお、第1の実施形態〜第6の実施形態において、宛先情報に対応する名前に関連付けられた関連情報が存在しない場合には、宛先情報に似た名前に関連付けられた関連情報が検索されてもよい。
なお、第1の実施形態〜第6の実施形態において、宛先情報に対応する名前と同姓同名の者が複数存在する場合又は宛先情報が苗字だけである場合には、印刷物の部署名も併せて抽出して、宛先情報と部署名とに基づいて、関連情報を検索してもよい。
なお、第1の実施形態〜第6の実施形態において、複数の画像形成装置10が互いに通信可能に接続されている場合には、これらの画像形成装置10の間で人物特定テーブルを共有してもよい。
第1、第2及び第4の実施形態に係る通信システムの全体構成を示した図である。 画像形成装置の構成を示したブロック図である。 サーバ、PC及びメインサーバの構成を示したブロック図である。 人物情報テーブルの構成を示した図である。 座席表の構成を示した図である。 第1の実施形態の第1の動作の際に、画像形成装置の制御部が実行する処理を示したフローチャートである。 第1の実施形態の第2の動作の際に、画像形成装置の制御部及びサーバの制御部が実行する処理を示したフローチャートである。 第1の実施形態の第3の動作の際に、サーバの制御部及びPCの制御部が実行する処理を示したフローチャートである。 印刷物の一例を示した図である。 人物特定画面の一例を示した図である。 人物特定画面のその他の例を示した図である。 履歴テーブルの構成を示した図である。 第2の実施形態の第2の動作の際に、画像形成装置の制御部及びサーバの制御部が実行する処理を示したフローチャートである。 第3の実施形態に係る通信システムの全体構成を示した図である。 退職者テーブルの構成を示した図である。 第3の実施形態の第2の動作の際に、画像形成装置の制御部、サーバの制御部及びメインサーバの制御部が実行する処理を示したフローチャートである。 第4の実施形態の第1の動作の際に、画像形成装置の制御部、サーバの制御部及びPCの制御部が実行する処理を示したフローチャートである。 第5及び第6の実施形態に係る通信システムの全体構成を示した図である。 第5の実施形態の第2の動作の際に、画像形成装置の制御部が実行する処理を示したフローチャートである。 第5の実施形態の第3の動作の際に、画像形成装置の制御部及びPCの制御部が実行する処理を示したフローチャートである。 第6の実施形態の第1の動作の際に、画像形成装置の制御部及びPCの制御部が実行する処理を示したフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
11,21,31,41 制御部
12,22,32,42 記憶部
13 ファクシミリ通信部
14 操作パネル
15 スキャナ部
16,25,35,45 データ通信部
17 印刷部
20 サーバ
23,33 入力装置
24,34 表示部
30 PC
40 メインサーバ

Claims (18)

  1. 画像形成装置と情報処理装置とが相互に通信可能に接続された通信システムにおいて、
    前記画像形成装置は、
    印刷媒体に印刷された画像を読み取る第1の読み取り手段と、
    前記画像に含まれる宛先情報を抽出する第1の抽出手段と、
    前記宛先情報を前記情報処理装置に送信する第1のデータ送信手段と、
    を含み、
    前記情報処理装置は、
    前記宛先情報を受信する第2のデータ受信手段と、
    人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する第2の記憶手段と、
    前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する第2の検索手段と、
    前記第2の検索手段が検索した前記関連情報を前記画像形成装置に送信する第2のデータ送信手段と、
    を含み、
    前記画像形成装置は、更に、
    前記関連情報を受信する第1のデータ受信手段と、
    前記関連情報の内容を表示する第1の表示手段と、
    を含むこと、
    を特徴とする通信システム。
  2. 前記画像形成装置は、更に、
    ファクシミリ送信されてきた画像データを受信する第1のファクシミリ受信手段と、
    前記画像データの画像を印刷媒体に印刷する第1の印刷手段と、
    を含むこと、
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記画像形成装置は、更に、
    前記ファクシミリ送信されてきた画像データの送信元を特定する第1の特定手段を、
    含み、
    前記第1のデータ送信手段は、前記宛先情報と前記送信元に関する送信元情報とを前記情報処理装置に送信し、
    前記第2のデータ受信手段は、前記宛先情報と前記送信元情報とを受信し、
    前記第2の記憶手段は、過去に前記画像形成装置から送信されてきた送信元情報と宛先情報とを関連付けて履歴情報として記憶しており、
    前記第2の検索手段は、前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報が存在しない場合には、前記第2のデータ受信手段が受信した送信元情報に対応する宛先情報を前記履歴情報に基づいて特定し、該宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を検索すること、
    を特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記情報処理装置は、情報管理装置と通信可能に接続されており、
    前記第2のデータ送信手段は、前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報が存在しない場合に、該宛先情報を前記情報管理装置に送信し、
    前記情報管理装置は、
    前記宛先情報を受信する第3のデータ受信手段と、
    前記第2の記憶手段よりも多くの人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する第3の記憶手段と、
    前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する第3の検索手段と、
    前記第3の検索手段が検索した前記関連情報を前記情報処理装置に送信する第3のデータ送信手段と、
    を含み、
    前記第2のデータ受信手段は、前記情報管理装置から送信されてくる前記関連情報を受信し、
    前記第2のデータ送信手段は、前記関連情報を前記画像形成装置に送信すること、
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記関連情報は、前記人物の写真のデータであること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信システム。
  6. 前記関連情報は、前記人物の座席位置の情報であること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信システム。
  7. 前記関連情報は、前記人物のレターボックスの位置の情報であること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信システム。
  8. 前記関連情報は、前記人物の行き先の情報であること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信システム。
  9. 前記情報処理装置には、データ通信装置が接続されており、
    前記データ通信装置は、
    ユーザから行き先情報の入力を受付ける第4の入力手段と、
    前記行き先情報を前記情報処理装置に送信する第4のデータ送信手段と、
    を含み、
    前記第2のデータ受信手段は、前記行き先情報を受信し、
    前記情報処理装置は、更に、
    前記関連情報を、前記第2のデータ受信手段が受信した前記行き先情報に更新する第2の更新手段を備えること、
    を特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  10. 情報処理装置と通信可能に接続された画像形成装置において、
    印刷媒体に印刷された画像を読み取る読み取り手段と、
    前記画像に含まれる宛先情報を抽出する抽出手段と、
    前記宛先情報を前記情報処理装置に送信するデータ送信手段と、
    前記宛先情報の人物に関連する関連情報を、前記情報処理装置から受信するデータ受信手段と、
    前記関連情報の内容を表示する表示手段と、
    を備えること、
    を特徴とする画像形成装置。
  11. 画像形成装置と情報処理装置とデータ通信装置とが相互に通信可能に接続された通信システムにおいて、
    前記画像形成装置は、
    ファクシミリ送信されてきた画像データを受信する第1のファクシミリ受信手段と、
    前記画像データに含まれる宛先情報を抽出する第1の抽出手段と、
    前記宛先情報を前記情報処理装置に送信する第1のデータ送信手段と、
    を含み、
    前記情報処理装置は、
    前記宛先情報を受信する第2のデータ受信手段と、
    人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する第2の記憶手段と、
    前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する第2の検索手段と、
    前記検索手段が検索した前記関連情報を前記データ通信装置に送信する第2のデータ送信手段と、
    を含み、
    前記データ通信装置は、
    前記関連情報を受信する第4のデータ受信手段と、
    前記関連情報の内容を表示する第4の表示手段と、
    を含むこと、
    を特徴とする通信システム。
  12. 情報処理装置と通信可能に接続された画像形成装置において、
    ファクシミリ送信されてきた画像データを受信するファクシミリ受信手段と、
    前記画像データに含まれる宛先情報を抽出する抽出手段と、
    前記宛先情報を前記情報処理装置に送信するデータ送信手段と、
    を備えること、
    を特徴とする画像形成装置。
  13. 印刷媒体に印刷された画像を読み取る読み取り手段と、
    前記画像に含まれる宛先情報を抽出する抽出手段と、
    人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する記憶手段と、
    前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する検索手段と、
    前記関連情報の内容を表示する表示手段と、
    を備えること、
    を特徴とする画像形成装置。
  14. ファクシミリ送信されてきた画像データを受信するファクシミリ受信手段と、
    前記画像データに含まれる宛先情報を抽出する抽出手段と、
    人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する記憶手段と、
    前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する検索手段と、
    前記関連情報の内容を表示する表示手段と、
    を備えること、
    を特徴とする画像形成装置。
  15. 画像形成装置とデータ通信装置とが相互に通信可能に接続された通信システムにおいて、
    前記画像形成装置は、
    ファクシミリ送信されてきた画像データを受信する第1のファクシミリ受信手段と、
    前記画像データに含まれる宛先情報を抽出する第1の抽出手段と、
    人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する第1の記憶手段と、
    前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する第1の検索手段と、
    前記第1の検索手段が検索した前記関連情報を前記データ通信装置に送信する第1のデータ送信手段と、
    を含み、
    前記データ通信装置は、
    前記関連情報を受信する第4のデータ受信手段と、
    前記関連情報の内容を表示する第4の表示手段と、
    を含むこと、
    を特徴とする通信システム。
  16. データ通信装置と相互に通信可能に接続された画像形成装置において、
    ファクシミリ送信されてきた画像データを受信するファクシミリ受信手段と、
    前記画像データに含まれる宛先情報を抽出する抽出手段と、
    人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する記憶手段と、
    前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する検索手段と、
    前記検索手段が検索した前記関連情報を前記データ通信装置に送信するデータ送信手段と、
    を備えること、
    を特徴とする画像形成装置。
  17. 画像形成装置とデータ通信装置とが相互に通信可能に接続された通信システムにおいて、
    前記画像形成装置は、
    印刷媒体に印刷された画像を読み取る第1の読み取り手段と、
    前記画像に含まれる宛先情報を抽出する第1の抽出手段と、
    人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する第1の記憶手段と、
    前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する第1の検索手段と、
    前記第1の検索手段が検索した前記関連情報を前記データ通信装置に送信する第1のデータ送信手段と、
    を含み、
    前記データ通信装置は、
    前記関連情報を受信する第4のデータ受信手段と、
    前記関連情報の内容を表示する第4の表示手段と、
    を含むこと、
    を特徴とする通信システム。
  18. データ通信装置と相互に通信可能に接続された画像形成装置において、
    印刷媒体に印刷された画像を読み取る読み取り手段と、
    前記画像に含まれる宛先情報を抽出する抽出手段と、
    人物の名前情報と該人物に関連する関連情報とを関連付けて人物情報として記憶する記憶手段と、
    前記宛先情報と一致する名前情報に関連付けられた関連情報を、前記人物情報から検索する検索手段と、
    前記検索手段が検索した前記関連情報を前記データ通信装置に送信するデータ送信手段と、
    を備えること、
    を特徴とする画像形成装置。
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