JP2008219513A - Pll回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】低ジッターを維持しつつ、発振周波数範囲を拡大できるPLL回路を提供する。
【解決手段】PLL回路は、レギュレータ21と、位相周波数比較器22と、チャージポンプ23と、所定の制御信号を前記レギュレータに出力し、前記レギュレータの出力電圧を制御する電源電圧制御部24と、電源投入または所定のテストモードの際に、前記位相周波数比較器の出力を、前記チャージポンプから前記電源電圧制御部に切り替える第1経路設定部25-1と、第1制御電圧を出力するロウパスフィルタ23と、第2制御電圧を出力する制御電圧発生回路27と、前記第1、第2制御電圧および前記レギュレータの出力電圧に応じて出力クロックを出力する電圧制御発振器28と、前記電源投入または前記所定のテストモードの際に、前記電圧制御発振器の制御端子に入力する制御電圧を、前記第1制御電圧から前記第2制御電圧に切り替える第2経路設定部25-2と、分周器29とを具備する。
【選択図】図2

Description

この発明は、PLL回路に関し、例えば、レギュレータから供給される電源電圧で駆動するPLL回路等に適用されるものである。
例えば、LSI、DSP(Digital Signal Processor)等のIC(Integrated Circuit)チップに対し、入力信号の整数倍の周波数で信号を出力し高速クロックを発生するPLL(Phase Locked Loop)回路が広く使用されている。
このPLL回路は、外部から入力された参照クロックを電圧制御発振器(Voltage Controlled Oscillator:ここでは、VCOと称する)等により変換し、所定の出力クロックとして出力するためのものである。ここで、上記電圧制御発振器(VCO)には、例えば、電圧レギュレータ(Voltage Regulator)等から供給される電圧電源で駆動するものがある(例えば、特許文献1参照)。これは、外部電源電圧が変動した場合であっても、電圧制御発振器(VCO)の駆動電圧の変動を低減するためである。
また、電圧制御発振器(VCO)の発振周波数は、制御端子に印加される制御電圧(Vctrl)と、レギュレータ等から供給される駆動電圧(VRe)に比例する。
ここで、制御電圧(Vctrl)を単位電圧だけ変化させたときに、発振周波数がどれだけ変化するかを一般的にKVCOと呼ぶ。このKVCOが大きくなると、制御電圧(Vctrl)電圧のわずかな変化で電圧制御発振器の出力クロックの周波数が変化してしまう。ここで、周波数の変化は位相の変化に他ならないため、ジッターが増大することになる。このジッターは、できるだけ低い方が望ましい。
しかし、PLL回路に外部から入力される参照クロックの周波数は、電源投入または所定のテストモードの際にその値が変動する場合がある。この場合、PLL回路の動作周波数範囲(fVCO)も、その変動に応じて、広帯域化する必要がある。しかし、動作周波数範囲(fVCO)を広帯域化するためには、形式的には、動作周波数範囲(fVCO)の傾きであるKVCOを増大する必要がある。しかし、KVCOが大きくなると、上記のように、ジッターが増大することになる。このように、一般的には、PLL回路の動作周波数の低ジッター化と広帯域化は、相反する要求である。
加えて、上記の関係から、電圧制御発振器(VCO)の発振周波数は、駆動電圧(VRe)の増大に従い増大し、駆動電圧(VRe)の減少に従い減少する。
そのため、電圧レギュレータ(Voltage Regulator)等の出力電圧(VRe)が、製造プロセスのばらつきによって変動してしまった場合、発振周波数の特性直線が上下に変化してしまう。その結果、電圧レギュレータ等の製造プロセスのばらつきによる発振周波数の変動を考慮すると、保証できる発振周波数範囲(動作周波数範囲)が狭くなってしまうという問題がある。
以上のように、従来に係るPLL回路では、低ジッターを維持しつつ、発振周波数範囲を拡大できないという問題がある。
また、レギュレータ(Voltage Regulator)からの出力電圧(VRe)が、製造プロセスのばらつきによって変動する変動分を考慮すると、保証できる使用範囲が縮小するため、電圧制御発振器(VCO)の発振周波数範囲(動作周波数範囲)が狭くなってしまうという問題もある。
特開2004−112157号公報
この発明は、低ジッターを維持しつつ、発振周波数範囲を拡大できるPLL回路を提供する。
この発明の一態様によれば、入力電圧を調整するレギュレータと、参照クロックとフィードバッククロックとの位相および周波数を比較し出力する位相周波数比較器と、前記位相周波数比較器からの出力に応じて電荷を出力するチャージポンプと、所定の制御信号を前記レギュレータに出力し、前記レギュレータの出力電圧を制御する電源電圧制御部と、電源投入または所定のテストモードの際に、前記位相周波数比較器の出力を、前記チャージポンプから前記電源電圧制御部に切り替える第1経路設定部と、前記チャージポンプから注入された電荷を蓄え平滑化した第1制御電圧を出力するロウパスフィルタと、前記レギュレータの出力電圧を分圧した第2制御電圧を出力する制御電圧発生回路と、制御端子に印加される前記第1、第2制御電圧および前記レギュレータの出力電圧に応じて出力クロックを出力する電圧制御発振器と、前記電源投入または前記所定のテストモードの際に、前記電圧制御発振器の制御端子に入力する制御電圧を、前記第1制御電圧から前記第2制御電圧に切り替える第2経路設定部と、前記電圧制御発信器の出力クロックを分周したフィードバッククロックを前記位相周波数比較器に出力する分周器とを具備するPLL回路を提供できる。
この発明の一態様によれば、入力電圧を調整するレギュレータと、参照クロックとフィードバッククロックとの位相および周波数を比較し出力する位相周波数比較器と、前記位相周波数比較器からの出力に応じて電荷を出力するチャージポンプと、所定の制御信号を前記レギュレータに出力し、前記レギュレータの出力電圧を制御する電源電圧制御部と、電源投入または所定のテストモードの際に、前記位相周波数比較器の出力を、前記チャージポンプから前記電源電圧制御部に切り替える第1経路設定部と、前記チャージポンプから注入された電荷を蓄え平滑化した第1制御電圧を出力するロウパスフィルタと、前記レギュレータの出力電圧を分圧した第2制御電圧を出力する制御電圧発生回路と、前記電源投入または前記所定のテストモードの際に、前記ロウパスフィルタの入力を、チャージポンプの出力電圧から前記第2制御電圧に切り替える第2経路設定部と、制御端子に印加される前記第1、第2制御電圧および前記レギュレータの出力電圧に応じて出力クロックを出力する電圧制御発振器と、前記電圧制御発信器の出力クロックを分周したフィードバッククロックを前記位相周波数比較器に出力する分周器とを具備するPLL回路を提供できる。
この発明によれば、低ジッターを維持しつつ、発振周波数範囲を拡大できるPLL回路が得られる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。尚、この説明においては、全図にわたり共通の部分には共通の参照符号を付す。
[第1の実施形態]
<1.PLL回路を含むシステム(ディスプレイ駆動システム)の一例>
まず、図1を用いて、この発明の第1の実施形態に係るPLL回路を含むシステムの一例について説明する。ここでは、PLL回路を含むシステムとして、ディスプレイ駆動システムを例に挙げて説明する。
図示するように、ディスプレイ駆動システム10は、ディスプレイ14を駆動するためのものであって、グラフィックカード12、CPU、電源投入検知チップ16、スロット15、ATX電源17、キーボード18を備えている。
グラフィックカード12は、マザーボード11のスロット15中に差し込まれて使用され、所定のグラフィック信号をケーブル13を介してディスプレイ14に出力する。グラフィックカード12は、電源投入検知回路19、PLL回路20、MPUにより構成されている。
電源投入検知回路19は、PLL回路20に投入される電源電圧を検知し、PLL回路20に通知する。PLL回路20は、入力信号の整数倍の周波数の信号であって生成した高速クロックを、例えば、MPUに出力クロックOUTCLKとして出力する。MPUは、このグラフィックカード12全体の動作を制御する。
ディスプレイ14は、グラフィックカード12から出力されるグラフィック信号に従い、映像を表示するように構成されている。
電源投入検知チップ16は、マザーボード11上に設けられ、ATX電源17より電源が投入されたことをグラフィックカード12に通知する。
CPUは、このディスプレイ駆動システム10の全体を制御するように構成されている。
キーボード18は、外部ユーザがキーボード18を操作することにより、CPUを制御する。
ここで、ATX電源17から電源が投入された際には、PLL回路20に入力する参照クロックの周波数が変化するため、PLL回路20の動作周波数範囲を変更する必要がある。この際、CPUまたは電源投入検知チップ16からPLL回路20に発行されるモード信号により、PLL回路20の動作周波数範囲を変更する。この電源投入の際の経路は、例えば、以下の経路L1,L2,L3のように示される。
経路L1は、電源投入検知チップ16がモード信号を直接PLL回路20に発行する経路である。経路L2は、電源投入検知チップ16からCPU、電源投入検知回路19を介してモード信号がPLL回路20に発行される経路である。経路L3は、CPUから電源投入検知回路19を介してモード信号がPLL回路20に発行される経路である。
また、所定のテストモードの際においても、PLL回路20に入力する参照クロックの周波数が変化するため、PLL回路20の動作周波数範囲を変更する必要がある。所定のテストモードは、電源投入をした後、ユーザが、例えば、ディスプレイ14の解像度やリフレッシュレイトを変化させたい場合等に行われるテストモードである。
この際、キーボード18からPLL回路20に発行されるモード信号により、PLL回路20の動作周波数範囲を変更する。この際の経路は、例えば、以下の経路L4のように示される。経路L4は、キーボード18からの外部ユーザの指定によるキーボード18からPLL回路20に発行される経路である。
<2.PLL回路>
次に、図2を用いて、PLL回路20の構成例について説明する。
図示するように、PLL回路20は、レギュレータ(電源電圧制御部)21、位相周波数比較器22、チャージポンプ23、レジスタ24、第1、第2経路設定部25−1、25−2、ロウパスフィルタ26、制御電圧発生回路27、電圧制御発振器28、分周器29を備えている。また、本例に係るPLL回路20全体は、レギュレータ(Voltage Regulator)21によってレギュレートされた電圧VReで駆動されている。
上記のような構成により、PLL回路20は、負帰還が働き、外部から入力される参照クロックREFCLKとフィードバッククロックFCLKの周波数および位相は等しくなるように構成される。結果として、電圧制御発振器28の出力クロックOUTCLKの発振周波数は、外部の参照クロックREFCLKの周波数の10倍である1.5GHz程度で安定して動作するように構成されている。
レギュレータ(電源電圧制御部)21は、外部電源31より入力された外部電源電圧を所定の電圧にレギュレートした電圧VReを出力する。本例では、レギュレート電圧VReは、外部電源31より供給される外部電源電圧よりも低い電圧を発生する。レギュレータ21は、外部電源31の外部電源電圧が変動した場合でも、レギュレート電圧VReの変動を低減するように設計されている。本例では、外部電源電圧が2.5V程度であって、レギュレート電圧VReが1.6V程度である場合を例に説明する。そのため、本例では、PLL回路20は、外部電源電圧(2.5V)ではなく、レギュレート電圧VRe(1.6V)で動作している。
位相周波数比較器(Phase Freq Detector)22は、外部から入力される参照クロックREFCLKとフィードバッククロックFCLKとの位相および周波数を比較したクロックを第1経路設定部25−1に出力する。この際、フィードバッククロックFCLKの周波数が参照クロックREFCLKより低い場合には、UP信号を第1経路設定部25−1に出力する。一方、フィードバッククロックFCLKの周波数が参照クロックREFCLKより高い場合には、DOWN信号を第1経路設定部25−1に出力する。
本例の場合、参照クロックREFCLKが150MHzであって、出力クロックOUTCLKが1.5GHzの場合を例に説明する。
分周器29は、電圧制御発振器28から出力される出力クロックOUTCLKの周波数を所定の周波数に分周したフィードバッククロックFCLKを位相周波数比較器22に出力する。本例のPLL回路20の逓倍数(参照クロックREFCLKの周波数と、出力クロックOUTCLKの周波数との比)は、10である。この場合、分周器29は、出力クロックOUTCLKを1/10の周波数に低減したフィードバッククロックFCLKを位相周波数比較器22に戻す。
チャージポンプ(Charge Pump)23は、入力が第1経路設定部25−1に接続され、位相周波数比較器22からの出力に応じて電荷を出力する。例えば、チャージポンプ23は、位相周波数比較器22からUP信号を受け取ったら電荷をロウパスフィルタ23に注入し、位相周波数比較器22からDOWN信号を受け取ったら電荷をロウパスフィルタ23から引き抜く。
レジスタ(Register)24は、入力が第1経路設定部25−1に接続され、所定の制御信号をレギュレータ21に出力して、レギュレータ21の出力電圧VReを制御する。このレジスタ24には、ある初期値が入っており、それによりレギュレータ21の出力電圧VReはある初期電圧、例えば、本例の場合、1.6V程度となっている。
第1経路設定部25−1は、電源投入または所定のテストモードの際に、位相周波数比較器22の出力を、チャージポンプ23からレジスタ24に切り替える。第1経路設定部25−1は、スイッチSWA−1,SWA−2,SWB−1,SWB−2により構成されている。
スイッチSWA−1の入力は位相周波数比較器22のUP信号に接続され、出力はレジスタ24の入力に接続される。スイッチSWA−2の入力は位相周波数比較器22のDOWN信号に接続され、出力はレジスタ24の入力に接続される。スイッチSWB−1の入力は位相周波数比較器22のUP信号に接続され、出力はチャージポンプ23の入力に接続される。スイッチSWB−2の入力は位相周波数比較器22のDOWN信号に接続され、出力はチャージポンプ23の入力に接続される。
ロウパスフィルタ(Low Pass Filter)26は、チャージポンプ23から注入された電荷を蓄え平滑化した第1制御電圧Vctrl-1を出力する。そのため、電荷が注入されればされるほど第1制御電圧Vctrl-1の出力電圧は増大し、電荷が引き抜かれれば引き抜かれるほど第1制御電圧Vctrl-1の出力電圧は減少する。ロウパスフィルタ26は、後述するように、巨大なキャパシタと抵抗で構成される平滑回路である。
制御電圧発生回路27は、入力がレギュレータ21の出力に接続され、第2制御電圧Vctrl-2を出力する。
電圧制御発振器(Voltage Controlled Oscillator)28は、レギュレータ21からの出力電圧VReにより駆動し、制御端子Tctrlに印加される第1、第2制御電圧Vctrl-1,Vctrl-2およびレギュレート電圧VReに応じた周波数の出力クロックOUTCLKを出力する。そのため、第1、第2制御電圧Vctrl-1,Vctrl-2およびレギュレート電圧VReが増大すれば出力クロックOUTCLKの発振周波数が増大し、第1、第2制御電圧Vctrl-1,Vctrl-2およびレギュレート電圧VReが減少すれば出力クロックOUTCLKの発振周波数が減少する。
第2経路設定部25−2は、電源投入または所定のテストモードの際に、電圧制御発振器28の制御端子Tctrlに入力する制御電圧を、第1制御電圧Vctrl-1から第2制御電圧Vctrl-2に切り替える。
尚、レギュレータ21は、電圧制御発振器28等と同一のチップ内に搭載される必要はなく、例えば、少なくとも電圧制御発振器28等と同一の基板上にあればよい。また、レジスタ24はこれに限らず、レギュレータ21のレギュレート電圧VReを制御し得るような構成であればよい。
<3、各構成例>
次に、PLL回路20を構成する回路例について、図3乃至図6を用いて説明する。
<制御電圧発生回路27の構成例>
図3は、制御電圧発生回路27の構成例を示している。図示するように、制御電圧発生回路27は、抵抗R1、R2により構成されている。
抵抗R1の一端にはレギュレート電圧VReが印加され、他端は第2経路設定部25−1の入力に接続される。抵抗R2の一端は第2経路設定部25−1の入力に接続され、他端は接地電源GNDに接続されている。本例の場合、抵抗R1、R2の抵抗値は、ほぼ等しくなるように構成されている(抵抗値:R1〜R2)。そのため、第2制御電圧Vctrl-2の電圧値は、レギュレート電圧VReのほぼ半分の電圧値となる。
<チャージポンプ23の構成例>
図4は、チャージポンプ23の構成例である。チャージポンプ23は、電流源I1,I2、スイッチSWC−1,SWC−2により構成されている。
電流源I1の入力は、レギュレート電圧VReに接続され、出力はスイッチSWC−1の一端に接続されている。スイッチSWC−1の他端はチャージポンプ23の入力に接続されている。スイッチSWC−1は、第1経路設定部25−1からのUP信号により選択される。
スイッチSWC−2の一端はチャージポンプ23の入力に接続され、出力は電流源I2の入力に接続されている。スイッチSWC−2は、第1経路設定部25−1からのDOWN信号により選択される。電流源I2の出力は、接地電源GNDに接続される。
<ロウパスフィルタ26の構成例>
図5は、ロウパスフィルタ26の構成例である。ロウパスフィルタ26は、抵抗R4、R5、キャパシタC0より構成されている。
抵抗R4の一端はチャージポンプ23の出力に接続され、他端は第2経路設定部25−2の入力に接続されている。抵抗R5の一端は第2経路設定部25−2の入力に接続され、他端はキャパシタC0の一方の電極に接続されている。キャパシタC0の他端の電極は接地電源GNDに接続されている。
<経路設定部の構成例>
図6は、第2経路設定部25−2の構成例である。図示するように、第2経路設定部25−2は、スイッチSWA−3としてのMOSトランジスタP1、N1、スイッチSWB−3としてのMOSトランジスタP2、N2、インバータ32により構成されている。
PMOSトランジスタP1のゲートはインバータ32の出力に接続され、電流経路の一端はNMOSトランジスタN1の電流経路の一端に接続され、電流経路の他端はNMOSトランジスタN1の電流経路の他端に接続されている。NMOSトランジスタN1のゲートは、インバータ32の入力に接続されている。
PMOSトランジスタP2のゲートはインバータ32の入力に接続され、電流経路の一端はNMOSトランジスタN2の電流経路の一端に接続され、電流経路の他端はNMOSトランジスタN2の電流経路の他端に接続されている。NMOSトランジスタN2のゲートは、インバータ32の出力に接続されている。
また、スイッチSWA−3,SWB−3は、テストモード制御回路33から出力される選択信号SELによりそのON/OFFが制御される。このテストモード制御回路33は、マザーボード11上に設けられた上記CPUや電源検知回路19の制御に従う。
例えば、選択信号SELが“1”の場合、スイッチSWA−3がオン、スイッチSWB−3がオフとなるため、第2経路設定部25−2は、制御端子Tctrlに第2制御電圧Vctrl-2を印加する。一方、選択信号SELが“0”の場合、スイッチSWA−3がオフ、スイッチSWB−3がオンとなるため、第2経路設定部25−2は、制御端子Tctrlに第1制御電圧Vctrl-1を印加する。
テストモード制御回路33は、上記と同様の選択信号SELを第1経路設定部25−1のスイッチSWA−1,SWA−2,SWB−1,SWB−2にも出力し、同様の制御を行う。また、第1経路設定部25−1の構成例も、図3に示す第2経路設定部25−2と同様である。
<4.動作>
次に、本例に係るPLL回路20の動作について説明する。この説明においては、図7の特性直線を用いて説明する。図7は、制御電圧Vctrlと出力クロックOUTCLKの発振周波数との関係を示している。
<4−0.通常テストモード>
まず、通常テストモードについて説明する。このテストモードは、図中の特性直線fVCO1に相当する。ここでは、外部の参照クロックREFCLKの周波数が150MHzで、レギュレータ21の出力電圧VReが1.6Vの場合を一例に説明する。
通常テストモードの際には、第1、第2経路設定部25−1、25−2中のスイッチSWA−1,SWA−2,SWA−3をオフとし、第1、第2経路設定部25−1、25−2中のスイッチSWB−1,SWB−2,SWB−3をオンとする。
この状態を継続すると、電圧制御発振器21の出力クロックOUTCLKの周波数が1.5GHz、第1制御電圧Vctrl-1 = 0.8Vでこのフィードバックループは安定して動作する。
続いて、フィードバックループが安定したら、その安定点に対応するレジスタ24の値を固定する。その結果、PLL回路20の出力クロックOUTCLKは、特性直線fVCO1のように振舞う。
<4−1.電源投入時または所定のテストモード時(REFCLKが増大する場合)>
次に、電源投入または所定のテストモードの際であって、参照クロックREFCLKの周波数が増大する場合の動作について説明する。電源投入または所定のテストモードの際には、参照クロックREFCLKの周波数が、上記通常テストモードの際よりも増大する場合がある。この場合の特性直線は、図中の特性直線fVCO2に相当する。
例えば、電源投入の際においては、ATX電源17が投入されることにより、上記経路L1〜L3を介して外部電源31の電圧値が増大し、参照クロックREFCLKの周波数が増大する場合がある。また、所定のテストモードの際においても、ディスプレイ14の初期設定の変更等を行うためのキーボード18操作に伴う経路L4を介して、参照クロックREFCLKの周波数が増大する場合がある。
本例の場合、上記通常テストモードの際における150MHzから、増大した200MHzの周波数の参照クロックREFCLKをPLL回路20に入力する場合を一例に挙げる。
まず、テストモード制御回路33は、“1”の選択信号SELを、第1、第2経路設定部25−1、25−2に送信する。そして、第1経路設定部25−1中のスイッチSWA−1,SWA−2,SWA−3をオンとし、第2経路設定部25−2中のスイッチSWB−1,SWB−2,SWB−3をオフと切り替える。
この際、初期値として、レギュレータ21からは1.6V程度の出力電圧VReが出力されるので、電圧制御発振器28の制御端子Tctrlには0.8V程度の第2制御電圧Vctrl-2が印加される。そのため、電圧制御発振器28からは1.5GHz程度の出力クロックOUTCLKが出力される。
続いて、出力クロックOUTCLKを、1/10に分周した150MHzのフィードバッククロックFCLKを、位相周波数比較器22に入力する。
続いて、位相周波数比較器22は、入力されたフィードバッククロックFCLKの周波数のほうが、外部の参照クロックREFCLKの周波数より高いので、UP信号を出力する。
続いて、レジスタ24は、UP信号が入力されるため、レジスタの値をひとつインクリメントし、レギュレータ21の出力電圧VReを少し増大するように制御信号を出力する。
すると、電圧制御発振器28の駆動電圧VReが少し増大するため、電圧制御発振器28の出力クロックOUTCLKの周波数は少し増大する。以下、この動作を、外部の参照クロックREFCLKとフィードバッククロックFCLKとの周波数および位相が等しくなるまで繰り返す。
その後、外部の参照クロックREFCLKとフィードバッククロックFCLKとの周波数および位相が等しくなったときに、本例では、レギュレータ21の出力電圧VReが1.8V程度,第2制御電圧Vctrl-2がその半分の0.9V程度になっている場合を想定する。
この場合、フィードバックループが安定したら、レジスタ24のレジスタ値を固定し、テストモード制御回路33は、“0”の選択信号SELを、第1、第2経路設定部25−1、25−2に送信する。そして、第1経路設定部25−1中のスイッチSWA−1,SWA−2,SWA−3をオフとし、第2経路設定部25−2中のスイッチSWB−1,SWB−2,SWB−3をオンに戻す。
その結果、PLL回路20の出力クロックOUTCLKは、特性直線fVCO2のように振舞う。
<4−2.電源投入時または所定のテストモード時(REFCLKが減少する場合)>
次に、電源投入または所定のテストモードの際であって、参照クロックREFCLKの周波数が減少する場合の動作について説明する。電源投入または所定のテストモードの際には、参照クロックREFCLKの周波数が、上記通常テスト時よりも減少する場合がある。この場合の特性直線は、図中の特性直線fVCO3に相当する。
例えば、電源投入の際においては、ATX電源17が投入されることにより、上記経路L1〜L3を介して外部電源31の電圧値が減少し、参照クロックREFCLKの周波数が減少する場合がある。また、所定のテストモードの際においても、ディスプレイ14の初期設定の変更等を行ためのキーボード18操作に伴う経路L4を介して、参照クロックREFCLKの周波数が減少する場合がある。
本例の場合、上記通常テスト時の150MHzから、減少した100MHzの周波数の参照クロックREFCLKをPLL回路20に入力する場合を一例に挙げる。
まず、テストモード制御回路33は、“1”の選択信号SELを、第1、第2経路設定部25−1、25−2に送信する。そして、第1経路設定部25−1中のスイッチSWA−1,SWA−2,SWA−3をオンとし、第2経路設定部25−2中のスイッチSWB−1,SWB−2,SWB−3をオフとする。
この際、初期値として、レギュレータ21からは1.6V程度の出力電圧VReが出力されるので、電圧制御発振器28の制御端子Tctrlには0.8V程度の第2制御電圧Vctrl-2が印加される。そのため、電圧制御発振器28からは1.5GHz程度の出力クロックOUTCLKが出力される。
続いて、出力クロックOUTCLKを1/10に分周した150MHzのフィードバッククロックFCLKを、位相周波数比較器22に入力する。
続いて、位相周波数比較器22は、入力されたフィードバッククロックFCLKの周波数のほうが、外部の参照クロックREFCLKの周波数より低いので、DOWN信号を出力する。
続いて、レジスタ24は、DOWN信号が入力されるため、レジスタの値をひとつデクリメントし、レギュレータ21の出力電圧VReを少し減少するように制御信号を出力する。
すると、電圧制御発振器28の駆動電圧VReが少し減少するため、電圧制御発振器28の出力クロックOUTCLKの周波数は少し低下する。以下、この動作を、外部の参照クロックREFCLKとフィードバッククロックFCLKとの周波数および位相が等しくなるまで繰り返す。
その後、外部の参照クロックREFCLKとフィードバッククロックFCLKとの周波数および位相が等しくなったときに、本例では、レギュレータ21の出力電圧VReが1.4V程度,第2制御電圧Vctrl-2がその半分の0.7V程度になっている場合を想定する。
この場合、フィードバックループが安定したら、レジスタ24のレジスタ値を固定し、テストモード制御回路33は、“0”の選択信号SELを、第1、第2経路設定部25−1、25−2に送信する。そして、第1経路設定部25−1中のスイッチSWA−1,SWA−2,SWA−3をオフとし、第2経路設定部25−2中のスイッチSWB−1,SWB−2,SWB−3をオンに戻す。
その結果、PLL回路20の出力クロックOUTCLKは、特性直線fVCO3のように振舞う。
<5.この実施形態に係る効果>
この実施形態に係るPLL回路によれば、少なくとも下記(1)乃至(2)の効果が得られる。
(1)低ジッターを維持しつつ、発振周波数範囲を拡大できる。
上記のように、電源投入または所定のテストモードの際<4−1.>、<4−2>には、参照クロックREFCLKの周波数が、通常テストモード<4−0.>の際に比べ、増大または減少するように変化する。
そのため、電源投入または所定のテストモードの際<4−1.>、<4−2>には、テストモード制御回路33は、“1”の選択信号SELを第1、第2経路設定部25−1、25−2に送信する。そのため、第1経路設定部25−1中のスイッチSWA−1,SWA−2,SWA−3をオンとし、第2経路設定部25−2中のスイッチSWB−1,SWB−2,SWB−3をオフとする。
このように、電源投入または所定のテストモードの際には、電圧制御発振器28の制御電圧Vctrlを上下させるフィードバックループ(スイッチSWB−1,SWB−2,SWB−3)を切断する。一方、レギュレータの出力電圧VReを上下させるフィードバックループ(スイッチSWA−1,SWA−2,SWA−3)を形成する。
そのため、電圧制御発振器28の制御端子Tctrlには、レギュレート電圧VReを分圧した第2制御電圧Vctrl-2が印加され、図7に示す傾きKVCO1〜KVCO3の値を低いまま維持することができる。傾きKVCO1〜KVCO3の値を低いまま維持できるため、低ジッターを維持することができる。
さらに、電源投入または所定のテストモードの際には、電圧制御発振器28の駆動電圧として、参照クロックREFCLKの増減に対応したレギュレート電圧VReを入力するようにレジスタ24がレギュレータ21を制御する。
そのため、発振周波数帯域の増減に対応した最適な制御電圧Vctrl-2およびレギュレート電圧VReを電圧制御発振器28に供給できるため、低ジッターを維持しつつ、発振周波数範囲を拡大できる。
例えば、本例の場合、図7の特性直線fVCO1〜fVCO3に示すように、本例のPLL回路20は、KVCO1〜KVCO3を維持しつつ、発振周波数範囲を0.5GHz〜2.5GHzとすることができる。これは、後述する比較例に係るPLL回路120の発振周波数範囲の1.0GHz〜2GHzよりも拡大することができるものである。
(2)レギュレート電圧VReの使用範囲を拡大でき、電圧制御発振器28の発振周波数範囲(動作周波数範囲)を拡大できる。
これは、レギュレータ21の特性が製造プロセスによりチップ毎に変動がある場合であっても、最適なレギュレータ電圧VReがチップ毎に得られるからである。即ち、レギュレータ電圧VReを分圧した第2制御電圧Vctrl-2(本例の場合、1/2×レギュレータ電圧VRe)を制御端子Tctrlに印加する際に、電圧制御発振器28が所定の周波数のクロックを出力するようなレギュレータ電圧VReを出力するように、レジスタ24がレギュレータ21を制御するからである。
例えば、本例の場合、図7中の特性直線fVCO1に示すように、第2制御電圧Vctrl-2を制御端子Tctrlに印加する際に、出力クロックOUTCLKの周波数が1.5GHzの出力が得られるようなレギュレータ電圧VReがチップ毎に得られる。そのため、PLL回路20として1.0GHz〜2.0GHzの出力周波数範囲(動作周波数範囲)を保証できる。
そのため、図8に示すように、レギュレータ21の製造プロセスのばらつきによる発振周波数変動分を考慮した場合であっても、例えば後述する比較例と比べた場合、使用範囲X2〜X3を、0.2V〜1.4Vに拡大することができる。加えて、比較例と比べた場合、それ以外の不使用範囲(X1〜X2,X3〜X4)を0V〜0.2V、および1.4V〜1.6Vに縮小することができる。
このように、発振周波数ごとに最適なレギュレート電圧VReを得るようにレジスタ24がレギュレータ21を制御するため、PLL回路20として保証できる発振周波数範囲(動作周波数範囲)を拡大することができる。
また、本例のレギュレート電圧VReは、電圧制御発振器28だけでなく、PLL回路20を構成するその他の位相周波数比較器22、チャージポンプ23、ロウパスフィルタ26にも駆動電圧として供給されている。そのため、上記(1)、(2)のように、電源投入または所定のテストモードの際に、参照クロックREFCLKの周波数が変化した場合であっても、発振周波数ごとに最適なレギュレート電圧VReを得るようにレジスタ24がレギュレータ21を制御できる。
その結果、電圧制御発振器28だけでなく、PLL回路20を構成するその他の位相周波数比較器22、チャージポンプ23、ロウパスフィルタ26にも駆動電圧VReを安定的に供給できる点で有利である。
[第2の実施形態(制御電圧発生回路の接続位置のその他の一例)]
次に、第2の実施形態に係る半導体記憶装置について、図9および図10を用いて説明する。この実施形態は、制御電圧発生回路の接続位置のその他の一例に関するものである。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
図示するように、本例のPLL回路20は、下記の点で、上記第1の実施形態と相違している。即ち、制御電圧発生回路27の出力が、第2経路設定回路35−2を介して、ロウパスフィルタ26の入力に接続されている。そして、第2経路設定部35−2は、ロウパスフィルタ26の入力に接続され、スイッチSWB−3を備えていない点で上記第1の実施形態と相違している。
次に、図10を用いて、本例の第2制御電圧Vctrl-2の出力波形について説明する。
図示するように、制御電圧発生回路27、第2経路設定部35−2、ロウパスフィルタ26の構成は、上記第1の実施形態と同様である。しかし、制御電圧発生回路27の出力が、第2経路設定回路35−2を介して、ロウパスフィルタ26の入力に接続されている。
そのため、ロウパスフィルタ26を通過した後の第2制御電圧Vctrl-2の出力波形39´は、ロウパスフィルタ26を通過する前の第2制御電圧Vctrl-2の出力波形39に比べ、より平滑に形成される。
動作は、上記第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
上記のように、この実施形態に係るPLL回路によれば、少なくとも上記(1)乃至(2)と同様の効果が得られる。
さらに、本例に係る制御電圧発生回路27は、その出力が、第2経路設定回路35−1を介して、ロウパスフィルタ26の入力に接続されている。
そのため、ロウパスフィルタ26を通過した後の第2制御電圧Vctrl-2の出力波形39´は、ロウパスフィルタ26を通過する前の第2制御電圧Vctrl-2の出力波形39に比べ、より平滑に形成することができる。
その結果、上記<4−1.>、<4−2.>において説明した電源投入または所定のテストモードの際であっても、電圧制御発振器28に入力する第2制御電圧Vctrl-2の信頼性をより向上できる点で有利である。
[第3の実施形態(差動電圧制御発振器(Differential VCO)を適用した一例)]
次に、第3の実施形態に係る半導体記憶装置について、図11を用いて説明する。この実施形態は、上記電圧制御発振器28を、差動電圧制御発振器(Differential VCO)に適用した一例に関するものである。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
図示するように、上記第1、第2の実施形態では、電圧制御発振器28として制御端子Tctrlが単一であるシングルエンド(Single-end)の電圧制御発振器(Single-end VCO)を適用した場合を例に挙げて説明した。本例では、電圧制御発振器として、2つの制御端子の差に応じて駆動する差動電圧制御発振器(Differential VCO)58を適用した場合の一例である。
図示するように、本例に係るPLL回路20は、差動電圧制御発振器58を備え、チャージポンプ23−2、ロウパスフィルタ26−2、制御電圧発生回路27−2、を更に備えている点で、上記第1の実施形態と相違している。
チャージポンプ23−2の入力は第1経路設定部25−1に接続され、出力はロウパスフィルタ26−2に接続されている。
ロウパスフィルタ26−2の出力は、第2経路設定部25−2のスイッチSWB−4の一端に接続されている。
制御電圧発生回路27−2の出力は、第2経路設定部25−2のスイッチSWA−4の一端に接続されている。
スイッチSWA−4、SWB−4の他端は、差動電圧制御発振器58の負側の制御端子に接続されている。
差動増幅制御発振器58の正側の制御端子には、制御電圧Vctrl_plusとして、制御電圧発生回路27−1から出力される制御電圧Vctlr-2+ またはロウパスフィルタ26−1から出力される制御電圧Vctlr-1+ のいずれか一方が、上記テストモードに応じて切り替えて入力される。差動増幅制御発振器58の負側の制御端子には、制御電圧Vctrl_minusとして、制御電圧発生回路27−2から出力される制御電圧Vctlr-2- またはロウパスフィルタ26−2から出力される制御電圧Vctlr-1- のいずれか一方が、上記テストモードに応じて切り替えて入力される。
本例に係るPLL回路20の制御電圧ΔVctrlと発振周波数との特性直線は、図12のように示される。ここで、この図において、制御電圧ΔVctrlは、制御電圧Vctrl_plusと制御電圧Vctrl_minusとの差分である(ΔVctrl=Vctrl_plus−Vctrl_minus)。
そのため、図中の特性直線fVCO1´〜fVCO3´の傾きKVCO1´〜KVCO3´もいずれも等しく、1GHz/V程度となる(傾き:KVCO1´=KVCO2´=KVCO3´=1GHz/V)。
その他の動作等は、上記第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
上記のように、この実施形態に係るPLL回路によれば、少なくとも上記(1)乃至(2)と同様の効果が得られる。
さらに、本例によれば、電圧制御発振器として、制御端子の差分に応じて駆動する差動電圧制御発振器(Differential VCO)58を備えている。そのため、本例に係るPLL回路20は、チャージポンプ23−2、ロウパスフィルタ26−2、制御電圧発生回路27−2、を更に備えている点で上記第1の実施形態と相違している。
従って、差動増幅制御発振器58の正側、負側の制御端子には、制御電圧Vctrl_plusまたは制御電圧Vctrl_minusが入力される。そのため、制御電圧Vctrl_plusおよび制御電圧Vctrl_minusが変動した場合であっても、その差分の制御電圧ΔVctrlを保持できるため、制御電圧が変動した場合でも、出力クロックOUTCLKの出力周波数をより安定化できる点で有利である。
[比較例]
次に、上記第1乃至第3の実施形態と比較するために、比較例に係るPLL回路について、図13乃至図15を用いて説明する。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。図13は、比較例に係るPLL回路120を示すブロック図である。
<構成例>
図示するように、比較例に係るPLL回路120は、位相周波数比較器122、チャージポンプ123、ロウパスフィルタ126、および電圧制御発振器128のいずれもがレギュレータ121から駆動電圧を供給されている点は、上記第1乃至第3の実施形態と共通している。一方、比較例に係るPLL回路120は、レジスタ、制御電圧発生回路、および第1、第2経路設定部を備えていない点で上記第1乃至第3の実施形態と相違している。
<動作>
次に、図14、図15を用いて、比較例に係るPLL回路120の動作について説明する。
図14は、比較例に係るPLL回路120の制御電圧Vctrlと発振周波数との関係を示す図である。
図中の特性直線fVCO11に示すように、制御電圧Vctrlの下限が0.3Vで、そのときの電圧制御発振器128の出力クロックOUTCLKの発振周波数が1GHzである。また、制御電圧Vctrlの上限が1.3Vで、そのときの電圧制御発振器128の出力クロックOUTCLKの発振周波数が2GHzである。出力クロックOUTCLKの発振周波数は、分周器129により1/10に分周され、位相周波数比較器122に出力される。
そのため、比較例に係るPLL回路120は、外部の参照クロックREFCLKが100MHzから200MHzの範囲に対応して動作できることになる。上記のように、制御電圧Vctrlを1V変化させたときに、発振周波数がどれだけ変化するかを一般的にKVCOと呼ぶ。
ここで、形式的にPLL回路120の動作周波数範囲を広くするためには、KVCO11を大きく(直線の傾きを大きく)し、図中の特性直線fVCO12に示すようにすれば良いとも思われる。しかし、KVCO11が大きくなると、制御電圧Vctrl電圧のわずかな変化で電圧制御発振器128の出力クロックOUTCLKの周波数が変化してしまう。ここで、周波数の変化は位相の変化に他ならないため、ジッターが増大することになる。そのため、ジッターを抑えるためにはできるだけKVCOは小さくするほうがよい。
このように、低ジッター化と広帯域化(発振周波数の上限下限の差を大きくすること)は相反する要求であることがわかる。
また、上述のように電圧制御発振器128の発振周波数は、電源電圧が上昇すれば発振周波数が上昇し、電源電圧が下がれば発振周波数が下降する。したがって、レギュレータ(Voltage Regulator)121の出力電圧VReが、製造プロセスばらつきによって変動してしまった場合、図14中の特性直線fVCO11、fVCO12が、上下にずれてしまう。
従って、図14に示すように、このような製造プロセスのばらつきによる発振周波数変動分を考慮すると、保証できる発振周波数範囲(動作周波数範囲)は低減する。本比較例の場合、レギュレータ128の製造プロセスのばらつきを考慮すると、出力電圧VReにおいても、使用範囲X12〜X13は、0.3V〜1.3Vである。そのため、それ以外の範囲は0V〜0.3V、および1.3V〜1.6Vは、不使用範囲となってしまう。
上記のように、比較例に係るPLL回路120では、以下のような問題がある。
第1に、発振周波数範囲(動作周波数範囲)を広げようとして電圧制御発振器128のKVCOを大きくすると、ジッターが大きくなってしまうため、低ジッターを維持しつつ、発振周波数範囲を拡大できない。
第2に、レギュレータ(Voltage Regulator)121からの出力電圧VReが、製造プロセスばらつきによって変動するが、その変動分を考慮すると保証できる使用範囲が低減するため、電圧制御発振器128の発振周波数範囲(動作周波数範囲)が狭くなってしまう。
以上、第1乃至第3の実施形態および比較例を用いて本発明の説明を行ったが、この発明は上記各実施形態および比較例に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記各実施形態および比較例には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば各実施形態および比較例に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
この発明の第1の実施形態に係るPLL回路を含むディスプレイ駆動システムを示す図。 第1の実施形態に係るPLL回路を示すブロック図。 第1の実施形態に係る制御電圧発生回路の構成例を示す回路図。 第1の実施形態に係るチャージポンプの構成例を示す回路図。 第1の実施形態に係るロウパスフィルタの構成例を示す回路図。 第1の実施形態に係る第2経路設定部を示す回路図。 第1の実施形態に係る制御電圧と発振周波数との関係を示す図。 第1の実施形態に係るレギュレータの出力電圧の使用範囲を示す図。 第2の実施形態に係るPLL回路を示すブロック図。 第2の実施形態に係る制御電圧の出力波形を説明するための回路図。 第3の実施形態に係るPLL回路を示すブロック図。 第3の実施形態に係る制御電圧と発振周波数との関係を示す図。 比較例に係るPLL回路を示すブロック図。 比較例に係る制御電圧と発振周波数との関係を示す図。 比較例に係るレギュレータの出力電圧の使用範囲を示す図。
符号の説明
20…PLL回路、21…レギュレータ、22…位相周波数比較器、23…チャージポンプ、24…レジスタ、25−1…第1経路設定部、25−2…第2経路設定部、26…ロウパスフィルタ、27…制御電圧発生回路、28…電圧制御発振器、29…分周器、31…外部電源。

Claims (5)

  1. 入力電圧を調整するレギュレータと、
    参照クロックとフィードバッククロックとの位相および周波数を比較し出力する位相周波数比較器と、
    前記位相周波数比較器からの出力に応じて電荷を出力するチャージポンプと、
    所定の制御信号を前記レギュレータに出力し、前記レギュレータの出力電圧を制御する電源電圧制御部と、
    電源投入または所定のテストモードの際に、前記位相周波数比較器の出力を、前記チャージポンプから前記電源電圧制御部に切り替える第1経路設定部と、
    前記チャージポンプから注入された電荷を蓄え平滑化した第1制御電圧を出力するロウパスフィルタと、
    前記レギュレータの出力電圧を分圧した第2制御電圧を出力する制御電圧発生回路と、
    制御端子に印加される前記第1、第2制御電圧および前記レギュレータの出力電圧に応じて出力クロックを出力する電圧制御発振器と、
    前記電源投入または前記所定のテストモードの際に、前記電圧制御発振器の制御端子に入力する制御電圧を、前記第1制御電圧から前記第2制御電圧に切り替える第2経路設定部と、
    前記電圧制御発信器の出力クロックを分周したフィードバッククロックを前記位相周波数比較器に出力する分周器と
    を具備することを特徴とするPLL回路。
  2. 入力電圧を調整するレギュレータと、
    参照クロックとフィードバッククロックとの位相および周波数を比較し出力する位相周波数比較器と、
    前記位相周波数比較器からの出力に応じて電荷を出力するチャージポンプと、
    所定の制御信号を前記レギュレータに出力し、前記レギュレータの出力電圧を制御する電源電圧制御部と、
    電源投入または所定のテストモードの際に、前記位相周波数比較器の出力を、前記チャージポンプから前記電源電圧制御部に切り替える第1経路設定部と、
    前記チャージポンプから注入された電荷を蓄え平滑化した第1制御電圧を出力するロウパスフィルタと、
    前記レギュレータの出力電圧を分圧した第2制御電圧を出力する制御電圧発生回路と、
    前記電源投入または前記所定のテストモードの際に、前記ロウパスフィルタの入力を、チャージポンプの出力電圧から前記第2制御電圧に切り替える第2経路設定部と、
    制御端子に印加される前記第1、第2制御電圧および前記レギュレータの出力電圧に応じて出力クロックを出力する電圧制御発振器と、
    前記電圧制御発信器の出力クロックを分周したフィードバッククロックを前記位相周波数比較器に出力する分周器と
    を具備することを特徴とするPLL回路。
  3. 前記第2制御電圧は、前記レギュレータの出力電圧と電源電圧との間に設けられた抵抗の抵抗分割により形成された電圧であり、
    前記第2制御電圧は、K×前記レギュレータの出力電圧(Kは、0と1の間にある有理数)なる関係を持つこと
    を特徴とする請求項1または2に記載のPLL回路。
  4. 前記抵抗分割の比は、1:1であるか、または前記Kは、0.5であること
    を特徴とする請求項3に記載のPLL回路。
  5. 前記電圧制御発振器は、正側および負側の制御端子を有する差動電圧制御発振器であり、
    前記負側の制御端子に電気的に接続され、前記位相周波数比較器からの出力に応じて電荷を出力するチャージポンプと、
    前記チャージポンプから注入された電荷を蓄え平滑化した第1制御電圧を出力するロウパスフィルタと、
    前記レギュレータの出力電圧を分圧した第2制御電圧を出力する制御電圧発生回路とを更に具備すること
    を特徴とする請求項1、請求項3または4のいずれか1項に記載のPLL回路。
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