JP2008219107A - データ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プリント処理,FAX受信処理,FAX送信処理,スキャン処理,及びコピー処理のうち、少なくとも2つ以上を含む複数の処理を実行可能なデータ処理装置において、複数の処理が並行して実行される場合にもデータの移動を行うことなく記憶容量を確保して、各処理を迅速に実行可能とすること。
【解決手段】 プリント処理がコピー処理より優先される場合において、プリント処理実行中に(S23:Y)、コピー要求があった場合(S21:Y)、原稿から読み取られたデータはUSBメモリに格納され(S32)、別ルーチンの印刷処理によってそのデータが印刷される。このため、コピー処理,プリント処理を並行して迅速に実行することができる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、上位装置から送信されたデータに基づき被記録媒体に画像を形成するプリント処理、電話回線を介して受信したファクシミリデータに基づき被記録媒体に画像を形成するFAX受信処理、原稿から画像を読み取ってその画像に対応するファクシミリデータを電話回線を介して送信するFAX送信処理、原稿から画像を読み取ってその画像に対応するデータを所定の記憶媒体に記憶するスキャン処理、及び、原稿から画像を読み取ってその画像に基づき被記録媒体に画像を形成するコピー処理のうち、少なくとも2つ以上を含む複数の処理を実行可能なデータ処理装置に関する。
従来より、上記プリント処理,上記FAX受信処理,上記FAX送信処理等の複数の処理を実行可能なデータ処理装置(いわゆる複合機)が、種々提案されている。ここで、このようなデータ処理装置では、例えばプリント処理とFAX送信処理など、複数の処理を並行して実行可能なものがあるが、複数の処理を並行して実行する際には、そのデータ処理装置に内蔵されたRAMなどの内蔵型記憶媒体の記憶容量が不足する場合がある。
すると、優先的に実行される処理のみが実行可能となり、優先されない処理は待機状態となるため、装置の利便性が充分に発揮されない場合がある。例えば、プリント処理の途中で、FAX受信処理が優先的に割り込み実施されて更に上記記憶容量が不足すると、上位装置としてのパーソナルコンピュータにおけるデータ送信処理も、FAX受信処理が終了するまで完了しなくなる場合がある。
そこで、RAMの記憶容量が不足する場合には、RAM内のファイルの中で最終使用時から最も時間が経っているものをハードディスクに退避させ、上記複数の処理を並行して実行するのに充分なRAMの記憶容量を確保することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−175916号公報
ところが、RAM内のファイルをハードディスクに退避させる場合、データの移動に時間がかかり、処理の開始が遅れてしまう。例えば、上記の例では、少なくとも上記ファイルのハードディスクへの移動が完了するまでは、パーソナルコンピュータにおけるデータ送信処理が完了しない。そこで、本発明は、プリント処理,FAX受信処理,FAX送信処理,スキャン処理,コピー処理のうち、少なくとも2つ以上を含む複数の処理を実行可能なデータ処理装置において、複数の処理が並行して実行される場合にもデータの移動を行うことなく記憶容量を確保して、各処理を迅速に実行可能とすることを目的としてなされた。
上記目的を達するためになされた本発明は、上位装置から送信されたデータに基づき被記録媒体に画像を形成するプリント処理を実行するプリント処理手段、電話回線を介して受信したファクシミリデータに基づき被記録媒体に画像を形成するFAX受信処理を実行するFAX受信処理手段、原稿から画像を読み取ってその画像に対応するファクシミリデータを電話回線を介して送信するFAX送信処理を実行するFAX送信処理手段、原稿から画像を読み取ってその画像に対応するデータを所定の記憶媒体に記憶するスキャン処理を実行するスキャン処理手段、及び、原稿から画像を読み取ってその画像に基づき被記録媒体に画像を形成するコピー処理を実行するコピー処理手段のうち、少なくとも2つ以上を含む複数の処理手段を、備えたデータ処理装置であって、当該データ処理装置に内蔵され、上記各処理手段による処理に使用される内蔵型記憶媒体と、携帯型記憶媒体が装着されたとき、その携帯型記憶媒体に対してデータの書き込み及び読み出しを実行するインタフェース手段と、上記処理手段の少なくともいずれか2つに対して、他方に対して優先される処理手段と優先されない処理手段とが設定され、かつ、上記優先される処理手段が上記内蔵型記憶媒体を使用して上記処理を実行しているとき、上記優先されない処理手段に、上記インタフェース手段を介して上記携帯型記憶媒体を使用することによって上記処理を実行させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
このように構成された本発明は、上記プリント処理手段,上記FAX受信処理手段,上記FAX送信処理手段,上記スキャン処理手段,上記コピー処理手段のうち、少なくとも2つ以上を含む複数の処理手段を有している。このため、上位装置から送信されたデータに基づき被記録媒体に画像を形成するプリント処理、電話回線を介して受信したファクシミリデータに基づき被記録媒体に画像を形成するFAX受信処理、原稿から画像を読み取ってその画像に対応するファクシミリデータを電話回線を介して送信するFAX送信処理、原稿から画像を読み取ってその画像に対応するデータを所定の記憶媒体に記憶するスキャン処理、及び、原稿から画像を読み取ってその画像に基づき被記録媒体に画像を形成するコピー処理のうち、少なくとも2つ以上を含む複数の処理を実行することができる。
また、本発明では、上記処理手段の少なくともいずれか2つに対して、他方に対して優先される処理手段と優先されない処理手段とが設定され、かつ、上記優先される処理手段が当該データ処理装置に内蔵された内蔵型記憶媒体を使用して上記処理を実行しているとき、制御手段は、上記優先されない処理手段に、インタフェース手段を介して携帯型記憶媒体を使用することによって上記処理を実行させる。すなわち、内蔵型記憶媒体が上記2つの処理を並行して実行するのに充分な記憶容量を有していない場合でも、上記優先されない処理手段が携帯型記憶媒体を使用して処理を実行することにより、データの移動を行うことなく上記2つの処理を並行して実行することができる。従って、本発明では、複数の処理が並行して実行される場合にもデータの移動を行うことなく記憶容量を確保することができ、各処理を迅速に実行することができる。
なお、本発明は以下の構成に限定されるものではないが、上記優先される処理手段が上記内蔵型記憶媒体を使用して上記処理を実行しているとき、上記内蔵型記憶媒体の空き領域を利用して上記優先されない処理手段が上記処理を実行可能か否かに関らず、上記制御手段は、上記優先されない処理手段に上記携帯型記憶媒体を使用することによって上記処理を実行させてもよい。この場合、優先されない処理手段は一律に携帯型記憶媒体の使用が指示されるので、処理を簡略化することができる。
また、逆に、上記優先される処理手段が上記内蔵型記憶媒体を使用して上記処理を実行しているとき、上記内蔵型記憶媒体の空き領域を利用して上記優先されない処理手段が上記処理を実行可能な場合、上記制御手段は、上記優先されない処理手段に上記内蔵型記憶媒体の上記空き領域を使用することによって上記処理を実行させてもよい。この場合、携帯型記憶媒体の使用を必要最小限に止めることができ、記憶容量の空きがあまりない携帯型記憶媒体がインタフェース手段に装着されているときでも、各処理を並行して迅速に実行できる場合がある。更に、内蔵型記憶媒体を利用した方が、携帯型記憶媒体を利用するよりも、一般的に処理速度を向上させることができるといった効果もある。
また、上記優先されない処理手段に上記携帯型記憶媒体の使用を許可するか否かを、使用者の操作に基づいて設定する許可手段を、更に備えてもよい。この場合、必要に応じて携帯型記憶媒体の使用を禁止することにより、その携帯型記憶媒体に記憶されたデータを良好に保護することができる。
また、上記複数の処理手段のうちに、被記録媒体に画像を形成する手段を少なくとも1つ備え、当該処理手段は、上記携帯型記憶媒体を使用して被記録媒体に画像を形成した場合、画像形成後は、その画像形成時に使用した上記携帯型記憶媒体のデータを消去してもよい。この場合、画像形成後はその画像形成に使用したデータが携帯型記憶媒体から消去されるので、その携帯型記憶媒体の紛失等によって秘密漏洩等が発生するのを良好に抑制することができる。
また、上記複数の処理手段のうちに、被記録媒体に画像を形成する手段を少なくとも1つ備え、当該処理手段は、画像形成用のデータを作成して上記内蔵型記憶媒体または上記携帯型記憶媒体に書き込むデータ作成手段と、上記内蔵型記憶媒体または上記携帯型記憶媒体から上記画像形成用のデータを読み出して被記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、上記データ作成手段が上記内蔵型記憶媒体または上記携帯型記憶媒体のどちらに上記画像形成用のデータを書き込んだかを記憶する記憶媒体記憶手段と、上記画像形成手段に、上記記憶媒体記憶手段によって記憶された記憶媒体から上記画像データを読み出させる画像形成制御手段と、を備えてもよい。
この場合、記憶媒体記憶手段は、データ作成手段によって作成された画像形成用のデータが内蔵型記憶媒体または携帯型記憶媒体のどちらに書き込まれたかを記憶している。画像形成制御手段は、上記記憶媒体記憶手段によって記憶された記憶媒体から、画像形成手段に上記画像データを読み出させるので、その画像形成手段は、上記画像形成用のデータを適切な記憶媒体から読み出して被記録媒体に画像を形成することができる。従って、この場合、優先されない処理手段が使用する記憶媒体が途中から変更された場合にも、画像形成手段に適切な記憶媒体から画像データを読み出させることによって良好に画像を形成することができる。
そして、この場合、上記データ作成手段は、1ページ単位で上記内蔵型記憶媒体または上記携帯型記憶媒体のいずれかに上記画像形成用のデータを書き込み、上記記憶媒体記憶手段は、上記画像形成用のデータがどちらに書き込まれたかを、そのデータに対応するページ番号と対応付けて記憶し、上記画像形成制御手段は、上記画像形成手段に、1ページ毎に順次、上記記憶媒体記憶手段によって記憶された記憶媒体から上記画像データを読み出させてもよい。
この場合、内蔵型記憶媒体または携帯型記憶媒体への画像データの書き込みや、その書き込みがなされた記憶媒体の記憶が1ページ単位でなされる。このため、画像形成手段は、1ページ毎に順次、上記記憶媒体記憶手段によって記憶された記憶媒体から上記画像データを読み出して、各ページの画像を順次良好に形成することができる。
図1は、本発明を適用した複合機1の外観を表す斜視図であり、図2は、複合機1に設けられた本体カバー12を開いた状態の外観を表す斜視図である。なお、この複合機1は、少なくとも、イメージスキャナ、プリンタ、コピー、ファクシミリとしての機能を備えたものである。
複合機1は、画像が形成(以下、印刷ともいう)される被記録媒体の一例としての用紙18(図3参照)を給紙する用紙トレー17と、用紙トレー17から供給された用紙18に画像を形成する本体10と、本体10の上面を完全に覆うように、本体10に開閉可能に支持された本体カバー12と、を備えている。
本体10は、原稿19(図2参照)に記載された画像を読み取る(以下、原稿19を読み取るともいう)原稿読取部40(図4参照)と、用紙18に画像を形成する画像形成部2(図3参照)と、複合機1を使用する際に必要な情報を使用者が入力する操作部14と、を備えている。そして、原稿読取部40、画像形成部2は、本体ケース11内に収納されている。
また、本体ケース11は、原稿読取部40に読み取られる原稿19を配置する読取面11A(図2参照)と、用紙トレー17を介さずに画像形成部2に用紙18を供給するための手差給紙部8と、画像形成部2で印刷された用紙18が排出される用紙排出部7と、を有している。そして、読取面11Aは、ガラス等の光を透過する素材によって形成された板材であり、本体カバー12と相対する本体ケース11の上面に固定されている。
また、操作部14は、複数の機能のうち使用者が望む機能を選択するための動作選択キー14Aと、使用者が選択した機能を実行するためのスタートキー14Bと、複合機1の状態等を表示するための表示部15と、その表示部15にメニューを表示するためのメニューキー14Cと、そのメニューを操作するための十字キー14Dと、各種動作をキャンセルするためのキャンセルキー14Eと、を備えている。
動作選択キー14Aは、複合機1に備えられた各機能の中から、使用者が使用したい機能を選択するためのものであり、具体的には、コピー機能を選択するためのコピーキーや、ファクシミリ機能(更に、ファクシミリデータを送信するFAX送信機能と、受信するFAX受信機能とに分かれる)を選択するためのファクシミリキー、スキャナ機能を選択するためのスキャナキー等が設けられている。なお、使用者が動作選択キー14Aを操作することによって使用者が望む機能が選択されると、選択された機能に対応する画面やキーの役割付け等が行われ、これによって、操作部14が提供する操作環境の切り替えが行われる。
また、メニューキー14Cを操作すると、表示部15には複数の階層からなるメニューが表示される。そして、このようにメニューが表示された状態では、十字キー14Dの左右のボタンを操作することによりメニューの階層の切り替えが、十字キー14Dの上下のボタンを操作することにより各階層における項目の選択が、十字キー14Dの中央のボタンを操作することにより上記選択された項目のセットが、それぞれ実行できる。
[画像形成部の構成について]
次に、複合機1の本体10内の概略構成を図3に示す断面図を用いて、画像形成部2について説明する。画像形成部2は、レーザー光を照射し画像を形成するスキャナユニット60、スキャナユニット60で形成された画像を用紙18に転写するプロセスカートリッジ6、用紙18に転写された画像を定着させる定着ユニット70、を備えている。
このうち、スキャナユニット60は、後述する感光ドラム80上に静電潜像を形成するためのレーザ光を発光するレーザーダイオード(図示せず)と、レーザーダイオードが発光するレーザー光を走査状に反射するように回転駆動されるポリゴンミラー61と、レーザー光を集光するレンズ62、63及び反射ミラー64、65、66等の光学器と、を備えている。つまり、スキャナユニット60では、レーザーダイオードが発光するレーザー光がポリゴンミラー61により偏向され、光学器により集光、かつ光路の変更後、感光ドラム80の表面に高速走査にて照射される。
また、プロセスカートリッジ6は、画像形成プロセス(帯電、現像、転写)を行うための構成を備えたカートリッジであり、ドラムカートリッジ4と、ドラムカートリッジ4に着脱自在に装着され、トナー(図示せず)を収納する現像カートリッジ50と、から構成されている。
そして、ドラムカートリッジ4は、レーザー光の被照射体であり、用紙18に転写されるトナー画像が形成される感光ドラム80と、感光ドラム80を帯電させる帯電器82と、感光ドラム80上のトナー画像を用紙18に転写する転写ローラー81と、を備えている。つまり、感光ドラム80上のトナー画像は、感光ドラム80と転写ローラー81との間を通過する用紙18に転写される。
また、定着ユニット70は、加熱用ローラ71と、押圧ローラ72とを備え、感光ドラム80と転写ローラー81との圧接部において用紙18に転写されたトナー画像が、加熱用ローラ71と押圧ローラ72との間を搬送される時に、加熱かつ押圧されることにより、用紙18に定着されるように構成されている。
つまり、画像形成部2では、スキャナユニット60から照射されたレーザー光により感光ドラム80に形成された静電潜像を、現像カートリッジ50から供給されるトナーによって現像する。そして、用紙トレー17から供給された用紙18に、プロセスカートリッジ6を通過する間にそのトナー画像を転写し、定着ユニット70にて定着させる。
[本体カバー及び原稿読取部の構成]
次に、図4は、本体カバー12及び原稿読取部40の構成を表す概略断面図である。図4に示すように、本体カバー12は、原稿読取部40に読み取られる前の原稿19を載置する載置部21と、原稿読取部40に読み取られた後の原稿19を集積する集積部31と、載置部21から読取面11Aを経由して(すなわち、原稿自動搬送読取位置3で保持された原稿読取部40に原稿19を読み取らせた後)集積部31へと原稿19を搬送する搬送部25と、を備えている。以下、載置部21、集積部31、搬送部25を総称して原稿自動搬送装置5とする。
また、図4に示すように、原稿読取部40は、原稿19に対して光を照射する光源43と、原稿19によって反射された反射光を集光するミラー及びレンズ等の光学素子群42と、原稿19から画像を読み取るためのイメージセンサ41と、を備えている。つまり、原稿読取部40は、光源43から光を照射し、原稿19によって反射された反射光を光学素子群42によって集光し、集光された反射光をイメージセンサ41によって認識することにより原稿19を読み取るように構成されている。
更に、原稿読取部40は、原稿自動搬送読取位置3と対面する位置において、原稿19の読み取りが可能であり、かつ、図示しない原稿読取部駆動機構により、読取面11Aに沿った本体ケース11の長手方向(図4の左右方向)への移動が可能に構成されている。
つまり、原稿自動搬送装置5を用いて原稿19の読み取りを行う際には、原稿読取部40を、原稿自動搬送読取位置3に対面する位置に保持し、原稿自動搬送装置5によって搬送される原稿19から、その原稿19の全画像を読み取る。また、読取面11Aを覆うように配置された原稿19の読み取りを行う(いわゆる、フラットベット型として使用する)際には、原稿読取部40は、上記原稿読取部駆動機構によって移動されながら、読取面11Aに配置された原稿19の全画像を読み取る。
次に、載置部21には、その載置部21に原稿19が載置されていることを検知する載置部検知センサ24が配置され、本体ケース11には、読取面11Aに原稿19が配置されていることを検知する読取面検知センサ35(図5参照)が配置されている。以下、載置部検知センサ24、読取面検知センサ35を総称して原稿検知センサ(図5参照)92とする。
載置部検知センサ24及び読取面検知センサ35は、それぞれ、発光部24Aと受光部24B、発光部35Aと受光部35Bからなる光センサである。そして、発光部24Aと受光部24B、発光部35Aと受光部35Bは、それぞれ、載置部21または読取面11Aに配置された原稿19によって、発光部24A、35Aから受光部24B、35Bに向かう光が遮られるように対向配置されている。
但し、読取面検知センサ35は、本体ケース11内の原稿読取部40が移動する移動経路から外れた位置に受光部35Bが配置され、本体カバー12内に発光部35Aが配置されている。つまり、読取面検知センサ35は、本体カバー12が閉じられた際に、発光部35Aから照射された光を受光部35Bが受光するように構成されている。
このため、原稿検知センサ92では、その設置位置に原稿19が存在していない時には、発光部24A、35Aから照射された光が受光部24B、35Bで検知されるため、受光部24B、35Bからは、信号レベルの大きな受光信号が得られる。また、原稿検知センサ92の設置位置に原稿19が存在している時には、原稿19に遮られ、発光部24A、35Aから照射された光が受光部24B、35Bで検知されないため、受光部24B、35Bからは、信号レベルの小さな受光信号が得られる。
[制御系に関する説明]
次に、図5は、複合機1の制御系の構成を示すブロック図である。複合機1には、パーソナルコンピュータ等の外部機器やインターネット等のネットワーク(図示せず)に接続するためのネットワークインタフェース(ネットワークI/F)108と、電話回線に接続するためのファクシミリインタフェース(ファクシミリI/F)104と、データを読み書き可能な携帯型記憶媒体の一例としてのUSBメモリ105が着脱されるインタフェース手段の一例としての接続部106と、複合機1の様々な駆動を制御するための処理プログラムを記憶するROM101と、処理結果等を一時的に記憶する内蔵型記憶媒体の一例としてのRAM102と、電源がOFFになっても保存しておく必要のあるデータを記憶するNVRAM(不揮発性メモリ)107と、ROM101に記憶された処理プログラムを実行するCPU103と、が備えられている。
更に、CPU103には、前述の原稿読取部40、画像形成部2、表示部15に画像を表示させる表示駆動部91、操作部14が操作されたことを検知する操作検知部90、及び、前述の原稿検知センサ92、が接続されている。
接続部106は、USBメモリ105が装着されると、USBメモリ105に対し通電するように構成されていると共に、USBメモリ105が装着されたことを検知する接続検知部93を備えている。なお、USBメモリ105に記憶されるデータとしては、JPEG、TIFF等の汎用的な画像フォーマットを持つファイルや、一般的なワープロソフトにより作成されたものやPDF形式等の文書ファイル、プリンタドライバが出力した印刷データをファイル化したものなど、種々の形態がある。
[上記制御系における処理(全体の概要)]
次に、上記制御系で実行される処理について説明する。複合機1では、FAX送信処理,FAX受信処理,PCプリント(PC−Print)処理,スキャン(SCAN)処理,コピー(COPY)処理が実行可能で、一部の処理は並行して実行可能に構成されている。
なお、FAX送信処理とは、原稿読取部40を介して原稿19の画像を読み取って、その画像に対応するファクシミリデータをファクシミリインタフェース104及び上記電話回線を介して送信する処理である。FAX受信処理とは、上記電話回線及びファクシミリインタフェース104を介して受信したファクシミリデータに基づき、画像形成部2を介して用紙18に画像を形成する処理である。PCプリント処理とは、上位装置の一例としてのパーソナルコンピュータから送信されたデータをネットワークインタフェース108を介して受信し、そのデータに基づいて画像形成部2を介して用紙18に画像を形成する処理である。スキャン処理とは、原稿読取部40を介して原稿19の画像を読み取って、その画像に対応するデータをパーソナルコンピュータに送信したり、或いは、所定の記憶媒体(例えば、USBメモリ105であってもよく、ネットワークを介して接続された記憶装置であってもよい)に記憶する処理である。更に、コピー処理とは、原稿読取部40を介して原稿19の画像を読み取って、その画像を画像形成部2を介して用紙18に形成する処理である。
そして、複合機1では、上記各処理のいずれか2つを並行して実行可能に設定した場合に、他方に対して優先的される処理としての一次動作と、優先されない処理としての二次動作とを、メニューキー14C,十字キー14D等の操作によって設定することができる。
図6は、その一次動作,二次動作の設定パターンを例示する説明図である。図6に示すように、コピー処理またはスキャン処理が一次動作として設定された場合は、原稿読取部40を使用しないFAX受信処理またはPCプリント処理が二次動作として設定可能である。FAX送信処理が一次動作として設定された場合は、ファクシミリインタフェース104も原稿読取部40も使用しないPCプリント処理のみが二次動作として設定可能である。FAX受信処理が一次動作として設定された場合は、ファクシミリインタフェース104を使用しないPCプリント処理,スキャン処理,コピー処理が二次動作として設定可能である。更に、PCプリント処理が一次動作として設定された場合は、他の全ての処理が二次動作として設定可能である。
また、複合機1は、一次動作の処理がRAM102を使用して実行されている場合、そのRAM102の代わりに必要に応じてUSBメモリ105を使用して、二次動作の処理を実行可能に構成されている。以下、この処理について、具体例を挙げて説明する。
[上記制御系における処理(PCプリント処理)]
図7は、コピー処理が一次動作に、PCプリント処理が二次動作に、それぞれ設定されている場合の、PCプリント処理を表すフローチャートである。なお、CPU103は、ROM101に記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。
図7に示すように、この処理では、先ず、S1(Sはステップを表す:以下同様)にて、パーソナルコンピュータから送信されたデータが受信されたか否かが判断される。データが受信されていない場合は(S1:N)、処理はそのままS1にて待機し、データが受信されると(S1:Y)、処理はS2へ移行する。S2では、1ページ分のページデータが作成される。なお、このS2の処理は、上記受信されたデータが中間データに展開する必要のあるものであればその展開がなされ、中間データを必要としないダムデータ(GDI)等であれば解析のみがなされる。
続くS3では、そのページに関するページ情報がRAM102内に画定された管理用エリア1024に記憶される。ここで、RAM102は、図8に例示するように、用途が固定された固定領域102Aと各種処理に共有される共有領域102Bとに画定されている。固定領域102Aは、PCプリント用領域1021,スキャン用領域1022,FAX受信用領域1023に分かれている。S3では、共有領域102Bに管理用エリア1024と後述の印刷用エリア1025とが画定され、この管理用エリア1024にページ情報が書き込まれるのである。なお、ページ情報とは、用紙サイズ,解像度,メディアタイプ,給紙先,ページ番号,データ格納先等の情報を設定可能に構成されている。
続くS4では、印刷用エリア1025に空きがあるか否かが判断され、空きがある場合は(S4:Y)、S5にて、前述のS2で作成されたページデータが印刷用エリア1025に書き込まれる。なお、このS5では、上記ページデータの書き込みと同時に、当該ページのページデータの格納先がRAM102であることが、当該ページのページ番号と共に管理用エリア1024のページ情報に書き込まれる。続くS6では、1ページ分のページデータの書き込みが終了したか否かが判断され、終了していない場合は(S6:N)、処理は前述のS4へ移行する。こうしてS4,S5の処理が繰り返される間に、印刷用エリア1025に空きがなくなることなく(S4:N)、1ページ分のページデータの書き込みが終了すると(S6:Y)、処理は前述のS1へ移行して、次のページのデータが受信されるまで待機する。
一方、S4,S5の処理が繰り返される間に印刷用エリア1025の空きがなくなったり、最初にS4へ移行した時点で既に印刷用エリア1025に空きがなかった場合は(S4:N)、処理はS7へ移行し、一次動作としてのコピー処理の実施中であるか否かが判断される。コピー処理の実施中でない場合は(S7:N)、S8にて、印刷用エリア1025の中に印刷待ちのページがあるか否かが判断され、印刷待ちのページがある場合は(S8:Y)、処理は前述のS4へ移行する。すなわち、コピー処理の実施によって空きがない訳ではなく(S7:N)、印刷待ちのページがあるために空きがない場合は(S8:Y)、印刷用エリア1025に空きができるまでS4〜S8のループ処理による待機がなされるのである。
ところが、S8にて印刷待ちページなしと判断された場合は(S8:N)、コピー処理の実施によって空きがない訳ではなく(S7:N)、印刷待ちのページもないにも拘らず(S8:Y)、RAM102に充分な領域が確保できないことを表している。そこで、この場合は(S8:N)、RAM102のメモリフルを表すエラー処理がS9にて実行され、PCプリント処理のキャンセルがなされた後、処理は前述のS1へ移行する。
また、一次動作としてのコピー処理が実施中の場合は(S7:Y)、S11にて、表示部15に例えば「Use USB? 1.Yes 2.No」などといった表示がなされ、使用者にUSBメモリ105の利用を促すと共に利用するか否かを選択させる処理がなされる。続くS12では、USBメモリ105の利用が選択されたか否かが判断され、USBメモリ105の利用が選択されなかった場合は(S12:N)、処理は前述のS8へ移行し、利用が選択された場合は(S12:Y)、処理は続くS13へ移行する。
S13では、USBメモリ105が接続部106に挿入(装着)されたか否かが判断され、挿入されていない場合は(S13:N)、S14にてUSBメモリ105の挿入を案内する表示(例えば「Insert USB Memory」)がなされた上で、挿入された場合はそのまま(S13:Y)、処理はS15へ移行する。
S15では、USBメモリ105に空きがあるか否かが判断され、空きがない場合は(S15:N)、処理は前述のS8へ移行し、空きがある場合は(S15:Y)、処理は続くS16へ移行する。S16では、印刷用エリア1025に中途半端に書き込まれたページデータが削除される。続くS17では、管理用エリア1024のページ情報が更新されることにより、当該ページのページデータの格納先がUSBメモリ105であることが当該ページのページ番号と共に書き込まれ、更に、USBメモリ105に当該ページのページデータが最初から1ページ分書き込まれて、処理は前述のS1へ移行する。
このように、本PCプリント処理では、一次動作としてのコピー処理が並行して実行されることにより印刷用エリア1025に充分な記憶容量が確保できない場合でも(S4:N,S7:Y)、USBメモリ105を使用して処理を実行することができる(S17)。従って、コピー処理及びPCプリント処理をいずれも迅速に実行することができる。なお、一次動作がコピー処理ではなくFAX送信処理,FAX受信処理,またはスキャン処理に設定され、二次動作がPCプリント処理である場合も、そのPCプリント処理は上記と同様で、S7の判断内容が「FAX送信中?」等に変化するのみである。
[上記制御系における処理(コピー処理)]
次に、図9は、上記の場合とは逆に、PCプリント処理が一次動作に、コピー処理が二次動作に、それぞれ設定されている場合の、コピー処理を表すフローチャートである。なお、この処理もROM101に記憶されたプログラムに基づいてCPU103により実行される。
図9に示すように、この処理では、先ず、S21にて、スタートキー14Bが押下されるなどしてコピー要求がなされたか否かが判断される。コピー要求がない場合は(S21:N)、処理はそのままS21にて待機し、コピー要求があると(S21:Y)、処理は続くS22へ移行する。S22では、前述のようにRAM102の共有領域102Bに管理用エリア1024と印刷用エリア1025とが画定され、その印刷用エリア1025に、原稿19から読み取られた画像を貼り付けるためのページデータが書き込まれる。なお、このS22の処理では、そのページのデータ格納先がRAM102であることも、管理用エリア1024のページ情報に書き込まれる。また、このコピー処理が原稿自動搬送装置5(いわゆるADF)を利用した処理であることが載置部検知センサ24等を介して検知されている場合は、ページ番号も管理用エリア1024に書き込まれる。
続くS23では、PCプリント処理中であるか否かが判断され、PCプリント処理中でない場合は(S23:N)、S24にて、上記画定された印刷用エリア1025に原稿19の画像のデータを格納するのに充分な空きがあるか否かが判断される。印刷用エリア1025に空きがある場合は(S24:Y)、処理はS25へ移行し、原稿読取部40を介して原稿19の画像を読み取りながら読み取った画像に対応するデータを印刷用エリア1025に格納する処理が実行される。続くS26では、1ページ分の読み取りが終了したか否かが判断され、終了していない場合は(S26:N)、処理は前述のS24へ移行する。こうして、S24,S25の処理が繰り返される間に、印刷用エリア1025に空きがなくなることなく(S24:Y)、1ページ分の読み取りが終了すると(S26:Y)、処理は前述のS1へ移行し、次のコピー要求があるまで待機する。
一方、1ページ分の読み取りが終了する前に(S26:N)、印刷用エリア1025に空きがなくなった場合(S24:N)、若しくは、最初にS24へ移行した時点で既に印刷用エリア1025に空きがなかった場合は(S24:N)、処理はS27へ移行する。S27では、印刷用エリア1025の中に印刷待ちのページがあるか否かが判断され、印刷待ちのページがある場合は(S27:Y)、処理は前述のS24へ移行し、印刷用エリア1025に空きができるまでS24,S27のループ処理による待機がなされる。
ところが、S27にて印刷待ちページなしと判断された場合は(S27:N)、PCプリント処理の実施によって空きがない訳ではなく(S23:N)、印刷待ちのページがないにも拘わらず(S27:N)、RAM102に充分な領域が確保できないことを表している。そこで、この場合は(S27:N)、前述のS9と同様にメモリフルを表すエラー処理がS28にて実行され、キャンセルキー14E等によるキャンセルがなされた後、処理は前述のS21へ移行する。
また、一次動作としてのPCプリント処理が実施中の場合は(S23:Y)、処理はS31へ移行する。S31では、USBメモリ105に原稿19の画像のデータを格納するのに充分な空きがあるか否かが判断され、ない場合は(S31:N)、処理は前述のS24へ移行する。一方、USBメモリ105に上記空きがある場合は(S31:Y)、原稿読取部40を介して読み取られた原稿19の画像のデータがS32にてUSBメモリ105に1ページ分格納され、処理は前述のS21へ移行する。なお、このとき、S32の処理では、当該ページのデータ格納先がUSBメモリ105であることが、管理用エリア1024のページ情報に当該ページのページ番号と共に書き込まれる。
このように、本コピー処理では、一次動作としてのPCプリント処理が並行して実行されている場合は(S23:Y)、USBメモリ105を使用して処理を実行することができる(S32)。従って、PCプリント処理及びコピー処理をいずれも迅速に実行することができる。なお、一次動作がPCプリント処理ではなくFAX受信処理に設定され、二次動作がコピー処理である場合も、そのコピー処理は上記と同様で、S23の判断内容が「FAX受信中?」と変化するのみである。
[上記制御系における処理(印刷処理)]
次に、図10は、上記PCプリント処理またはコピー処理と同時に別ルーチンで実行される印刷処理を表すフローチャートである。なお、この処理もROM101に記憶されたプログラムに基づいてCPU103により実行される。
図10に示すように、この処理では、先ず、S91にて、管理用エリア1024を参照することにより、印刷すべきページがあるか否かが判断される。印刷すべきページがある場合は(S91:Y)、処理はS92へ移行し、管理用エリア1024を参照することにより、上記ページ情報の中のページ番号順に格納先が確認され、当該印刷すべきページのページデータの格納先が確認される。例えば、管理用エリア1024には、ページデータの格納先が、第1ページ:RAM102上、第2ページ:RAM102上、第3ページ:USBメモリ105上、第4ページ:RAM102上、…といった具合に格納されており、印刷すべきページが例えば第3ページであれば、そのページのページデータがUSBメモリ105上にあることが分かる。
続くS93では、その印刷すべきページのページデータがRAM102上にあるか否かが判断され、RAM102上にある場合は(S93:Y)、処理はS94へ移行し、RAM102上のページデータを使用して画像形成部2を駆動することによる印刷がなされ、処理は前述のS91へ移行する。また、印刷すべきページのページデータがUSBメモリ105上にある場合は(S93:N)、S95にて、USBメモリ105内の対応するページデータがRAM102にロードされつつそのページの印刷がなされ、続くS96では、USBメモリ105内の対応するページデータがUSBメモリ105内から削除され、処理は前述のS91へ移行する。そして、このようにS91〜S96の処理が繰り返されることにより、印刷すべきページがなくなると(S91:N)、処理が一旦終了する。
[実施の形態の効果及びその変形例]
このように、上記実施の形態では、例えばPCプリント処理とコピー処理など、複数の処理を迅速に並行して実行することができる。しかも、上記印刷処理では、管理用エリア1024にページ情報として記憶された各ページのデータ格納先をページ番号順に読み出して印刷を行っている(S92〜S95)。このため、上記PCプリント処理とコピー処理とが並行して実行されることにより、少なくともいずれかの処理に対応したページデータの格納先がRAM102からUSBメモリ105に途中で変更された場合にも、適切な格納先からデータを読み出して1ページ毎に順次印刷することができる。更に、上記印刷処理では、USBメモリ105内のデータが印刷後に消去されるので(S96)、そのUSBメモリ105の紛失等による秘密漏洩等の発生を良好に抑制することができる。
また、上記PCプリント処理では、使用者がUSBメモリ105の使用を拒否することができるので(12:N)、USBメモリ105に重要なデータが記憶されている場合などにそのデータを良好に保護することができる。
なお、上記処理において、S2の処理とS5またはS17の処理と上記印刷処理とがプリント処理手段に、S25またはS32の処理と上記印刷処理とがコピー処理手段に、S5,S17,S25,及びS32の処理と上記印刷処理とが処理手段に、S4及びS7の処理、またはS23の処理が制御手段に、S11及びS12の処理が許可手段に、S5,S17,S25,またはS32の処理がデータ作成手段に、S94またはS95の処理が画像形成手段に、S3の処理とS5またはS17の処理におけるページ情報の書き込み処理または更新処理が記憶媒体記憶手段に、S92及びS93の処理が画像形成制御手段に、それぞれ相当する。
また、本発明は上記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、上記実施の形態のコピー処理では、プリント処理実行中の場合(S23:Y)、印刷用エリア1025に空きがあるか否かに関らず、一律にUSBメモリ105を利用しているが、PCプリント処理と同様に、印刷用エリア1025に空きがない場合にのみ(S4:N)、USBメモリ105を利用してもよい。この場合、記憶容量の空きがあまりないUSBメモリ105が装着されているときでも、各処理を並行して迅速に実行できる場合がある。逆に、上記実施の形態のプリント処理において、印刷用エリア1025に空きがあるか否かに関らず、コピー処理実行中の場合は一律にUSBメモリ105を利用するようにしてもよい。この場合、処理を一層簡略化することができる。更に、携帯型記憶媒体としては、USBメモリに限らず、メモリカードなど種々の媒体を適用することができる。
本発明を適用した複合機の外観を表す斜視図である。 その複合機の本体カバーを開いた状態の外観を表す斜視図である。 その複合機の本体内の概略構成を表す断面図である。 その複合機の本体カバー及び原稿読取部の構成を表す断面図である。 その複合機の制御系の構成を表すブロック図である。 その複合機の一次動作,二次動作の設定パターンを例示する説明図である。 上記制御系によるPCプリント処理を表すフローチャートである。 上記制御系のRAMの構成を模式的に表す説明図である。 上記制御系によるコピー処理を表すフローチャートである。 上記制御系による印刷処理を表すフローチャートである。
符号の説明
1…複合機 2…画像形成部 14…操作部 14C…メニューキー
14D…十字キー 14E…キャンセルキー 15…表示部 40…原稿読取部
90…操作検知部 91…表示駆動部 93…接続検知部 101…ROM
102…RAM 103…CPU 104…ファクシミリインタフェース
105…USBメモリ 106…接続部 107…NVRAM
108…ネットワークインタフェース 1024…管理用エリア
1025…印刷用エリア

Claims (7)

  1. 上位装置から送信されたデータに基づき被記録媒体に画像を形成するプリント処理を実行するプリント処理手段、電話回線を介して受信したファクシミリデータに基づき被記録媒体に画像を形成するFAX受信処理を実行するFAX受信処理手段、原稿から画像を読み取ってその画像に対応するファクシミリデータを電話回線を介して送信するFAX送信処理を実行するFAX送信処理手段、原稿から画像を読み取ってその画像に対応するデータを所定の記憶媒体に記憶するスキャン処理を実行するスキャン処理手段、及び、原稿から画像を読み取ってその画像に基づき被記録媒体に画像を形成するコピー処理を実行するコピー処理手段のうち、少なくとも2つ以上を含む複数の処理手段を、
    備えたデータ処理装置であって、
    当該データ処理装置に内蔵され、上記各処理手段による処理に使用される内蔵型記憶媒体と、
    携帯型記憶媒体が装着されたとき、その携帯型記憶媒体に対してデータの書き込み及び読み出しを実行するインタフェース手段と、
    上記処理手段の少なくともいずれか2つに対して、他方に対して優先される処理手段と優先されない処理手段とが設定され、かつ、上記優先される処理手段が上記内蔵型記憶媒体を使用して上記処理を実行しているとき、上記優先されない処理手段に、上記インタフェース手段を介して上記携帯型記憶媒体を使用することによって上記処理を実行させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 上記優先される処理手段が上記内蔵型記憶媒体を使用して上記処理を実行しているとき、上記内蔵型記憶媒体の空き領域を利用して上記優先されない処理手段が上記処理を実行可能か否かに関らず、上記制御手段は、上記優先されない処理手段に上記携帯型記憶媒体を使用することによって上記処理を実行させることを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 上記優先される処理手段が上記内蔵型記憶媒体を使用して上記処理を実行しているとき、上記内蔵型記憶媒体の空き領域を利用して上記優先されない処理手段が上記処理を実行可能な場合、上記制御手段は、上記優先されない処理手段に上記内蔵型記憶媒体の上記空き領域を使用することによって上記処理を実行させることを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  4. 上記優先されない処理手段に上記携帯型記憶媒体の使用を許可するか否かを、使用者の操作に基づいて設定する許可手段を、
    更に備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のデータ処理装置。
  5. 上記複数の処理手段のうちに、被記録媒体に画像を形成する手段を少なくとも1つ備え、当該処理手段は、上記携帯型記憶媒体を使用して被記録媒体に画像を形成した場合、画像形成後は、その画像形成時に使用した上記携帯型記憶媒体のデータを消去することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のデータ処理装置。
  6. 上記複数の処理手段のうちに、被記録媒体に画像を形成する手段を少なくとも1つ備え、
    当該処理手段は、
    画像形成用のデータを作成して上記内蔵型記憶媒体または上記携帯型記憶媒体に書き込むデータ作成手段と、
    上記内蔵型記憶媒体または上記携帯型記憶媒体から上記画像形成用のデータを読み出して被記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    上記データ作成手段が上記内蔵型記憶媒体または上記携帯型記憶媒体のどちらに上記画像形成用のデータを書き込んだかを記憶する記憶媒体記憶手段と、
    上記画像形成手段に、上記記憶媒体記憶手段によって記憶された記憶媒体から上記画像データを読み出させる画像形成制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のデータ処理装置。
  7. 上記データ作成手段は、1ページ単位で上記内蔵型記憶媒体または上記携帯型記憶媒体のいずれかに上記画像形成用のデータを書き込み、
    上記記憶媒体記憶手段は、上記画像形成用のデータがどちらに書き込まれたかを、そのデータに対応するページ番号と対応付けて記憶し、
    上記画像形成制御手段は、上記画像形成手段に、1ページ毎に順次、上記記憶媒体記憶手段によって記憶された記憶媒体から上記画像データを読み出させることを特徴とする請求項6記載のデータ処理装置。
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