JP2008218969A - 光源装置、照明装置、画像表示装置及びモニタ装置 - Google Patents

光源装置、照明装置、画像表示装置及びモニタ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高い波長変換効率により、高い効率でレーザ光を供給可能な光源装置、その光源装置を用いる照明装置、画像表示装置及びモニタ装置を提供すること。
【解決手段】光を供給する光源部である半導体素子11及びレーザ結晶13と、光源部からの光の光路を変換させる光学素子である反射ミラー14と、光学素子からの光の波長を変換させる波長変換素子であるSHG素子15と、を有し、光学素子は可動であって、光学素子を移動させることにより、波長変換素子へ入射させる光の光路をシフトさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源装置、照明装置、画像表示装置及びモニタ装置、特に、レーザ光を供給する光源装置の技術に関する。
近年、プロジェクタの光源装置として、レーザ光を供給するレーザ光源を用いる技術が提案されている。レーザ光源としては、発光部からの基本波光を直接供給するものの他、基本波光の波長を変換して供給するものが知られている。基本波光の波長を変換する波長変換素子として、例えば第二高調波発生(Second−Harmonic Generation;SHG)素子が用いられている。SHG素子としては、例えば非線形光学結晶が用いられる。第二高調波発生を行う非線形光学結晶内部では、強い光電場により誘起された非線形分極により、非線形分極波とSHG波とが伝播する。SHG素子は、発生波長等に依存した位相整合条件を満足することにより、効率良くSHG波を発生させることができる。位相整合とは、非線形分極波とSHG波との位相を合わせることをいう。位相整合には、例えば、基本波の波長における屈折率とSHG波の波長における屈折率とが等しくなるような入射角で基本波を入射させる角度位相整合がある。従来、効率良くSHG波を発生させるために、位相整合角を調整する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。位相整合角とは、位相整合条件を満足する基本波の入射角である。
特開2000−250082号公報
位相整合条件を満足するために、従来、擬似位相整合(Quasi Phase Matching:QPM)を用いる波長変換デバイスが開発されている。QPM波長変換デバイスには、非線形光学結晶の自発分極を周期的に反転させた分極反転結晶を用いることができる。従来の分極反転結晶の製造方法の場合、光学結晶の厚み方向について分極反転結晶の周期構造を均一に形成することが困難である。分極反転結晶の周期構造が不均一であると、光学結晶面内にて波長変換効率の差が生じる場合がある。光学結晶面内にて波長変換効率の差が生じると、位相整合角を調整するのみでは高い波長変換効率を得ることが困難であるという問題を生じる。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、高い波長変換効率により、高い効率でレーザ光を供給可能な光源装置、その光源装置を用いる照明装置、画像表示装置及びモニタ装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、光を供給する光源部と、光源部からの光の光路を変換させる光学素子と、光学素子からの光の波長を変換させる波長変換素子と、を有し、光学素子は可動であって、光学素子を移動させることにより、波長変換素子へ入射させる光源部からの光の光路をシフトさせることを特徴とする光源装置を提供することができる。
波長変換素子へ入射させる光の光路をシフトさせることで、光学結晶面内において最も高い波長変換効率を示す位置へ光を入射させることが可能となる。最も高い波長変換効率を示す位置へ光を入射させることで、高い波長変換効率により、高い効率でレーザ光を供給することが可能となる。これにより、高い波長変換効率により、高い効率でレーザ光を供給可能な光源装置を得られる。光学素子の移動により光源部からの光の光路をシフトさせる構成とすることで、波長変換素子への光の入射位置を容易に調整することができる。なお、光学素子が可動であるとは、光源装置の製造時において可動であったことを含むものであって、光学素子の位置が調整された後、光源素子の位置が固定された光源装置については必ずしも光学素子が可動である必要は無いものとする。
また、本発明の好ましい態様としては、光学素子は、光源部からの光を反射させることが望ましい。光学素子における光の折り曲げにより、光源部からの光の光路を変換させることができる。また、光学素子の移動により光源部からの光の光路を容易にシフトさせることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光学素子は、プリズムを備えることが望ましい。プリズムを用いる場合、反射膜での反射や界面での全反射により、光源部からの光の光路を変換させることができる。また、安定して設置可能なプリズムを用いることで、容易にかつ精度良く光源部からの光の光路をシフトさせることが可能となる。
また、本発明の好ましい態様としては、波長変換素子で波長が変換された特定波長の光を透過させ、特定波長以外の波長の光を反射させて光源部との間で共振させる外部共振器を有し、波長変換素子及び外部共振器は、光学素子の移動に連動して移動可能に配置されることが望ましい。光学素子の移動に連動して波長変換素子及び外部共振器を移動させることにより、光源部及び外部共振器間の光路長を不変とし、かつ光源部からの光の光路をシフトさせることが可能となる。これにより、波長変換効率の低下を低減させ、かつ光源部からの光をシフト可能な構成とすることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光学素子、波長変換素子及び外部共振器は、同一の部材上に配置されることが望ましい。これにより、光学素子の移動に連動して波長変換素子及び外部共振器を移動可能とすることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光学素子は、光源部からの光の光路を第1の方向へシフトさせる第1光学素子と、光源部からの光の光路を第1の方向に略直交する第2の方向へシフトさせる第2光学素子と、を備えることが望ましい。これにより、第1の方向及び第2の方向に沿った面内において最も高い波長変換効率を示す位置へ光源部からの光を入射させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光学素子を支持する光学素子支持部を有することが望ましい。光学素子支持部を設けることにより、光学素子支持部を介した光学素子の位置調整が可能となる。これにより、容易に光学素子を位置調整できる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部、光学素子支持部及び波長変換素子が配置された基板を有し、基板は、光学素子支持部を特定方向へ誘導するための誘導部を有することが望ましい。これにより、光源部及び光学素子の平行度を確実に保ちながら、容易に光学素子を移動させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、誘導部は、光学素子支持部を挿入可能な凹形状を備えることが望ましい。これにより、光学素子支持部を誘導することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、誘導部は、光学素子支持部に当接可能な凸形状を備えることが望ましい。これにより、光学素子支持部を誘導することができる。
さらに、本発明によれば、上記の光源装置を有し、光源装置からの光を用いて被照射物を照明することを特徴とする照明装置を提供することができる。上記の光源装置を用いることで、高い波長変換効率により、高い効率でレーザ光を供給することができる。これにより、高い効率でレーザ光を供給可能な照明装置を得られる。
さらに、本発明によれば、上記の光源装置を有し、光源装置からの光を用いて画像を表示することを特徴とする画像表示装置を提供することができる。上記の光源装置を用いることで、高い波長変換効率により、高い効率で光を供給することができる。これにより、高い効率で明るい画像を表示可能な画像表示装置を得られる。
さらに、本発明によれば、上記の照明装置と、照明装置により照明された被写体を撮像する撮像部と、を有することを特徴とするモニタ装置を提供することができる。上記の照明装置を用いることにより、高い効率で光を供給することができる。これにより、高い効率で明るい像をモニタすることが可能なモニタ装置を得られる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る光源装置10の概略構成を示す。光源装置10は、半導体レーザ励起固体(Diode Pumped Solid State;DPSS)レーザ発振器である。光源装置10は、第1共振ミラー12及び第2共振ミラー16を用いた共振器構造を有する。半導体素子11は、例えば、808nmの波長を持つ光を供給する端面発光型半導体素子である。半導体素子11からの光は、第1共振ミラー12を通過した後、レーザ結晶13へ入射する。レーザ結晶13としては、例えばNd:YVO結晶やNd:YAG(YAl12)結晶を用いることができる。レーザ結晶13は、励起されることにより、例えば、1064nmの波長を持つ基本波光を供給する。半導体素子11及びレーザ結晶13は、基本波光を供給する光源部を構成する。
レーザ結晶13に対して第1共振ミラー12とは反対側には、反射ミラー14が設けられている。反射ミラー14は、半導体素子11からの光を反射させる光学素子である。反射ミラー14は、平行平板に反射膜を形成することで構成されている。反射ミラー14は、レーザ結晶13からの光の光路を略直角に折り曲げることで、光源部からのレーザ光の光路を変換させる。SHG素子15は、レーザ結晶13及び反射ミラー14を経た光が入射する位置に設けられている。
SHG素子15は、反射ミラー14からの光の波長を変換する波長変換素子である。SHG素子15は、反射ミラー14からの基本波光を、2分の1の波長の高調波光に変換して出射させる。SHG素子15としては、例えば、非線形光学結晶を用いることができる。非線形光学結晶としては、例えば、ニオブ酸リチウム(LiNbO)の分極反転結晶(Periodically Poled Lithium Niobate;PPLN)を用いることができる。
図2は、SHG素子15の分極反転構造17について説明するものである。SHG素子15は、周期的に並列された分極反転構造17を備える。分極反転構造17は、コヒーレント長lごとに非線形光学定数dの符号を反転させて構成されている。分極反転構造17の形成には、光学結晶へ電圧を印加する手法が多く用いられている。例えば、自発分極構造を持つニオブ酸リチウム(LN)基板上に絶縁層の微細なパターンを形成し、金属膜或いは電解液を介して電圧を印加することにより分極反転構造17を得ることができる。
図1に戻って、第2共振ミラー16は、SHG素子15に対して反射ミラー14とは反対側に設けられている。SHG素子15は、例えば1064nmの基本波光を、532nmの高調波光に変換させる。第2共振ミラー16は、例えば1064nmの光を選択的に反射させ、他の波長の光を透過させる機能を有する。SHG素子15で特定波長、例えば532nmに変換された光は、第2共振ミラー16を通過し、光源装置10から出射する。特定波長以外の波長の光は、第2共振ミラー16で反射する。第1共振ミラー12は、第2共振ミラー16と同様に、例えば1064nmの光を選択的に反射させ、他の波長の光を透過させる。共振器構造により、特定波長のレーザ光を効率良く出射させることができる。
半導体素子11は、端面発光型半導体素子である他、面発光型半導体素子であっても良い。光源装置10は、DPSSレーザ発振器である場合に限られない。光源部である半導体素子11からの光を波長変換素子へ入射させる光源装置であっても良い。光源装置10は、半導体素子を用いる他、固体レーザ、液体レーザ、ガスレーザ等であっても良い。
図3は、半導体素子11からの光の光路のシフトについて説明するものである。X方向は、レーザ結晶13(図1参照)から反射ミラー14へ入射する光の進行方向である。光源装置10の製造工程において、反射ミラー14は、X方向について可動に構成されている。反射ミラー14は、例えば手動により、或いは従来用いられる調整治具等を用いて移動させることができる。ここで、反射ミラー14を位置P1(図3中実線の位置)から位置P2(図3中破線の位置)へ、X方向について移動させる場合を考える。反射ミラー14が位置P1にある場合、反射ミラー14で反射された光の光路は、図3における光路L1となる。一方、反射ミラー14を位置P2へ移動させた場合、反射ミラー14で反射された光の光路は、図3における光路L2となる。位置P1から位置P2へ、X方向について反射ミラー14を移動させることにより、反射ミラー14で反射された光の光路は光路L1から光路L2へと、X方向へシフトする。つまり、X方向について反射ミラー14を移動させることにより、反射ミラー14からSHG素子15へ進行する光の光路はX方向へシフトする。これにより、SHG素子15へ入射させる光の光路をX方向についてシフトさせる。
SHG素子15へ入射させる光の光路をシフトさせることで、光学結晶面内において最も高い波長変換効率を示す位置へ光を入射させることが可能となる。最も高い波長変換効率を示す位置へ光を入射させることで、高い波長変換効率により、高い効率でレーザ光を供給することが可能となる。これにより、高い波長変換効率により、高い効率でレーザ光を供給できるという効果を奏する。反射ミラー14の移動により光の光路をシフトさせる構成とすることで、SHG素子15への光の入射位置を容易に調整することができる。光源装置10の各部材を通常の加工精度で設置した後、最も高い波長変換効率となるように光の光路を容易に調整することができる。
反射ミラー14は、X方向について可動とする場合に限られず、X方向に直交するY方向について可動としても良い。Y方向は、反射ミラー14からSHG素子15へ入射する光の進行方向である。Y方向について反射ミラー14を移動させる場合も、SHG素子15へ入射させる光の光路をX方向についてシフトさせることができる。
図4は、本実施例の変形例1に係る光源装置20の概略構成を示す。本変形例の光源装置20は、三角プリズム21を有する。三角プリズム21は、直角二等辺三角形の底面211と、底面211に垂直な3つの側面を持つ三角柱状のプリズムであって、1つの側面212上に形成された反射膜22を備える。反射膜22が設けられた側面212は、底面211が有する直角二等辺三角形の斜辺を含む側面である。三角プリズム21は、反射膜22において半導体素子11からの光を反射させる光学素子であって、光の光路を略直角に折り曲げることで、光源部からの光の光路を変換させる。反射膜22を備える三角プリズム21を用いる場合も、上記の反射ミラー14(図3参照)を用いる場合と同様に、半導体素子11からの光の光路をシフトさせることができる。
三角プリズム21は、マウント23上に配置されている。マウント23は、平板状の部材である。三角プリズム21は、マウント23ごと移動することができる。マウント23上に安定して設置可能な三角プリズム21を用いることで、容易にかつ精度良く半導体素子11からの光の光路をシフトさせることができる。
図5は、本実施例の変形例2に係る光源装置30の概略構成を示す。光源装置30は、面発光型の半導体素子31を有する。三角プリズム32は、半導体素子31に対向する位置に設けられている。三角プリズム32は、直角二等辺三角形の断面を持つプリズムである。三角プリズム32へ入射した光は、三角プリズム32内を進行した後、三角プリズム32の斜面で全反射する。三角プリズム32は、斜面で光を全反射させるプリズムである。三角プリズム32は、半導体素子31からの光を反射させる光学素子であって、半導体素子31からの光の光路を略直角に折り曲げることで、半導体素子31からの光の光路を変換させる。
三角プリズム32で全反射した後三角プリズム32から出射した光は、SHG素子15へ入射する。SHG素子15は、マウント34上に配置されている。外部共振器33は、SHG素子15に対して三角プリズム32とは反対側に設けられている。外部共振器33は、マウント35上に配置されている。マウント34、35は、平板状の部材である。半導体素子31、マウント34、35は、基板36上に配置されている。マウント34、35を用いることで、基板36に対するSHG素子15、外部共振器33の位置を適宜決定することができる。また、マウント34に設けられた構成を用いてSHG素子15の温度制御を行うこととしても良い。
なお、SHG素子15、外部共振器33へ三角プリズム32からの光を入射可能であれば、マウント34、35を省略しても良い。この場合、基板36に設けられた構成を用いてSHG素子15の温度制御を行うこととしても良い。半導体素子31及び外部共振器33により構成される共振器内に三角プリズム32を配置することで、三角プリズム32、SHG素子15及び外部共振器33を同一面上に配置できる。よって、通常の加工精度で設置した後、最も高い波長変換効率となるようにレーザ光の光路を容易に調整することができる。
外部共振器33は、例えば1064nmの光を選択的に反射させ、他の波長の光を透過させる機能を有する。SHG素子15で特定波長、例えば532nmに変換された光は、外部共振器33を通過し、光源装置30から出射する。特定波長以外の波長、例えば1064nmの光は、外部共振器33で反射する。外部共振器33で反射した光は、SHG素子15及び三角プリズム32を経て、半導体素子31へ入射する。半導体素子31に設けられた不図示の反射ミラーは、外部共振器33で反射し半導体素子31へ戻された光を反射させる。外部共振器33は、特定波長以外の波長の光を反射させて、半導体素子31との間で共振させる。光源装置30は、反射ミラーと外部共振器33との間で光を共振させることで、光を増幅させる。光を全反射させる三角プリズム32を用いる場合も、上記の反射ミラー14(図3参照)を用いる場合と同様に、半導体素子31からの光の光路をシフトさせることができる。
図6は、本実施例の変形例3に係る光源装置40の概略構成を示す。本変形例の光源装置40は、三角プリズム32、SHG素子15、外部共振器33が同一のマウント41上に配置されることを特徴とする。マウント41は、平板状の部材であって、半導体素子31が配置される部分、及び半導体素子31から射出される光が通過する部分を切り欠いて構成されている。半導体素子31及びマウント41は、基板36上に配置されている。
三角プリズム32、SHG素子15及び外部共振器33は、いずれもマウント41と共に移動する。マウント41を用いることにより、SHG素子15及び外部共振器33は、三角プリズム32の移動に連動して移動する。三角プリズム32、SHG素子15及び外部共振器33が基板36に対して可動であるのに対して、半導体素子31は、基板36上に固定されている。
図7は、三角プリズム32の移動と光路長との関係について説明するものである。仮に、半導体素子31に対してSHG素子15及び外部共振器33(図6参照)を不動とし、三角プリズム32のみを移動させる場合について考える。三角プリズム32を実線で示す状態から破線で示す状態へ移動させると、半導体素子31及び外部共振器33間の光路長は長さdだけ変化することとなる。光を共振させるためには最適な光路長が存在することから、半導体素子31及び外部共振器33間の光路長が変化することとなると、高い波長変換効率を実現することが困難となる。
三角プリズム32に連動してSHG素子15及び外部共振器33を移動させる場合、外部共振器33は長さdだけ半導体素子31側へ移動することになる。このため、三角プリズム32を移動させることで半導体素子31からの光の光路をシフトさせた場合であっても、三角プリズム32に連動してSHG素子15及び外部共振器33が移動するため、半導体素子31及び外部共振器33間の光路長が変化しない。従って、三角プリズム32に連動して外部共振器33を移動させることで、半導体素子31及び外部共振器33間の光路長を不変とし、かつ半導体素子31からの光の光路をシフトさせることが可能となる。これにより、波長変換効率の低下を低減させ、かつ半導体素子31からの光をシフト可能な構成とすることができる。
図8は、本実施例の変形例4に係る光源装置50の概略構成を示す。本変形例の光源装置50は、X方向及びY方向について半導体素子11からの光をシフト可能であることを特徴とする。X方向は第1の方向であって、Y方向は第1の方向に略直交する第2の方向である。Z方向は、X方向及びY方向に略直交する方向である。本変形例では第1共振ミラー12、レーザ結晶13及び第2共振ミラー16の図示を省略している。
第1三角プリズム51及び第2三角プリズム52は、いずれも上記変形例1の三角プリズム21(図4参照)と同様の構成を有するプリズムであって、反射膜において光を反射させる光学素子である。第1光学素子である第1三角プリズム51は、半導体素子11側からX方向へ進行するレーザ光の光路をY方向へ折り曲げる。第2光学素子である第2三角プリズム52は、第1三角プリズム51からY方向へ進行する光の光路をZ方向へ折り曲げる。SHG素子15は、第2三角プリズム52からの光が入射する面がX方向及びY方向に沿うように配置されている。
第1三角プリズム51は、X方向について可動に構成されている。X方向について第1三角プリズム51を移動させることにより、SHG素子15へ入射させる光の光路をX方向についてシフトさせる。第2三角プリズム52は、Y方向について可動に構成されている。Y方向について第2三角プリズム52を移動させることにより、SHG素子15へ入射させる光の光路をY方向についてシフトさせる。これにより、第1の方向及び第2の方向に沿った面内において最も高い波長変換効率を示す位置へ光を入射させることができる。光学素子であるプリズムは、半導体素子11からの光の光路を変換可能であれば良く、三角柱状のプリズムである場合に限られない。プリズムは、反射膜での反射や界面での全反射によってレーザ光の光路を変換させる多角柱状のプリズムとしても良く、また柱状以外のプリズムとしても良い。
図9は、本発明の実施例2に係る光源装置60の斜視構成を示す。図10は、図9に示す光源装置60の側面構成を示す。半導体素子61は、第1波長の基本波光を射出する光源部である。半導体素子61は、複数の光を射出する面発光型のアレイ光源である。基本波光は、例えば赤外光である。第1波長は、例えば1064nmである。半導体素子61は、サブマウント62上にマウントされている。サブマウント62は、半導体素子61で発生した熱を放散させる放熱基板である。
反射ミラー63は、半導体素子61からの光が入射する位置に設けられている。反射ミラー63は、半導体素子61からの光の光路を変換させる光学素子である。反射ミラー63は、例えば、赤外光を反射する誘電体多層膜を備える。反射ミラー63は、半導体素子61を挟んで設けられた二つのミラー支持部64に配置されている。ミラー支持部64は、反射ミラー63を支持する光学素子支持部である。ミラー支持部64は、直角三角形形状の側面構成を有する。反射ミラー63は、ミラー支持部64に配置することにより、Y軸及びZ軸に対して略45度傾けられている。
サブマウント62、ミラー支持部64、SHG素子65、及び外部共振器66は、基板67上に配置されている。反射ミラー63、SHG素子65、及び外部共振器66は、Z軸方向へ並列している。Y軸は、Z軸に垂直な軸である。X軸は、Z軸及びY軸に垂直な軸である。SHG素子65は、半導体素子61からの第1波長の基本波光を波長変換し、第2波長の高調波光を射出する波長変換素子である。高調波光は、例えば可視光である。第2波長は、第1波長の半分の波長であって、例えば532nmである。SHG素子65は、直方体形状をなしている。
外部共振器66は、半導体素子61との間において、半導体素子61からの光を共振させる外部共振器である。外部共振器66は、第1波長の光を選択的に反射し、第1波長とは異なる波長(第2波長を含む)の光を透過させる。外部共振器66としては、例えば、体積ホログラムを用いることができる。体積ホログラムとしては、例えば、VHG(Volume Holographic Grating)を用いることができる。VHGは、LiNbO、BGO等のフォトリフラクティブ結晶、ポリマー等を用いて形成できる。体積ホログラムには、二方向から入射させた入射光によって生じた干渉縞が記録されている。干渉縞は、高屈折率部分と低屈折率部分とが周期的に配列された周期構造として記録される。体積ホログラムは、干渉縞とブラッグ条件が適合する光のみを、回折により選択的に反射する。なお、本実施例の場合も、SHG素子65や外部共振器66をマウント上に配置することとしても良い。
半導体素子61からの光は、Y軸方向へ進行し、反射ミラー63へ入射する。半導体素子61から反射ミラー63へ入射した光は、Z軸方向へ光路が折り曲げられた後、SHG素子65へ入射する。SHG素子65を透過した光は、外部共振器66へ入射する。外部共振器66へ入射した高調波光は、外部共振器66を透過し、光源装置60の外部へ射出する。外部共振器66へ入射した基本波光は、外部共振器66で反射し、SHG素子65へ入射する。SHG素子65から反射ミラー63へ入射した基本波光は、反射ミラー63で反射することにより光路が折り曲げられた後、半導体素子61へ入射する。
図11は、光源装置60の上面構成を示す。半導体素子61は、Z軸方向に対してX軸方向へ長い短冊形状をなしている。半導体素子61の短冊形状の長辺に相当するエッジE1は、X軸に略平行である。光源装置60の製造工程において、基板67上にてミラー支持部64をZ軸方向へ移動させる。ミラー支持部64ごと反射ミラー63を移動させることにより、SHG素子65へ入射させる半導体素子61からの光の光路をシフトさせる。ミラー支持部64を介した反射ミラー63の位置調整を可能とすることにより、容易に反射ミラー63を位置調整できる。
ここで、ミラー支持部64は、反射ミラー63のエッジE2と半導体素子61のエッジE1とが平行である状態を維持したまま移動する。反射ミラー63のエッジE2と半導体素子61のエッジE1とが平行であるか否かは、例えば、モニタ等による画像認識を用いることにより確認できる。反射ミラー63及び半導体素子61の平行度を保つことにより、半導体素子61及び外部共振器66における共振状態を保ちながら、SHG素子65へ入射させる光の光路をシフトさせることができる。また、両エッジE1、E2間の距離を計測することにより、SHG素子65における光の入射位置を推測することも可能である。これにより、SHG素子65のうち高い波長変換効率を示す位置へ半導体素子61からの光を入射させる構成にできる。赤外光を反射し可視光を透過させる反射ミラー63を用いる場合、図11に示すように、反射ミラー63越しに半導体素子61を認識することができる。この場合、反射ミラー63及び半導体素子61の平行度を容易に確認することができる。
本実施例の光源装置60は、反射ミラー63に代えて、上記実施例1にて説明する三角プリズムを用いても良い。また、ミラー支持部64、SHG素子65及び外部共振器66を同一のマウント上に配置することとし、反射ミラー63の移動に連動してSHG素子65及び外部共振器66を移動可能としても良い。
図12は、本実施例の変形例1に係る光源装置90の斜視構成を示す。本変形例の光源装置90は、基板67に設けられた二つの誘導部91を有することを特徴とする。誘導部91は、基板67に形成された溝である。誘導部91は、基板67のうち、ミラー支持部64が配置された部分に設けられている。ミラー支持部64は、誘導部91に挿入されている。誘導部91は、ミラー支持部64を挿入可能な凹形状を備える。二つの誘導部91は、平行に形成されている。二つの誘導部91は、いずれも、X軸方向に対してZ軸方向へ長い形状をなしている。
誘導部91のX軸方向における幅は、ミラー支持部64のX軸方向における幅と略同じである。ミラー支持部64は、誘導部91により、X軸方向への移動が制限されている。誘導部91のZ軸方向における幅は、ミラー支持部64のZ軸方向における幅より大きい。光源装置90の製造工程において、誘導部91内にてミラー支持部64をZ軸方向へ移動させる。このようにして、誘導部91を用いることにより、ミラー支持部64をZ軸方向へ誘導することができる。誘導部91を用いたミラー支持部64の誘導により、反射ミラー63及び半導体素子61の平行度を確実に保ちながら、容易に反射ミラー63を移動させることができる。
図13は、本実施例の変形例2に係る光源装置95の斜視構成を示す。本変形例の光源装置95は、凸形状の誘導部96を有することを特徴とする。誘導部96は、基板67上に設けられている。誘導部96は、直方体形状をなしている。誘導部96は、Z軸に略平行な当接面97を有する。誘導部96は、二つのミラー支持部64のうちの一つに当接面97が当接可能な位置に設けられている。このように、誘導部96は、ミラー支持部64に当接可能な凸形状を備える。
光源装置95の製造工程において、当接面97にミラー支持部64を当接させた状態を保持しながら、ミラー支持部64をZ軸方向へ移動させる。このようにして、誘導部96を用いることにより、ミラー支持部64をZ軸方向へ誘導することができる。本変形例の場合も、誘導部96を用いたミラー支持部64の誘導により、反射ミラー63及び半導体素子61の平行度を確実に保ちながら、容易に反射ミラー63を移動させることができる。なお、光源装置95は、二つのミラー支持部64に対して設けられた二つの誘導部96を有する構成であっても良い。また、誘導部91、96の形状は、Z軸方向へミラー支持部64を誘導可能であれば良く、本実施例で説明する形状である場合に限られない。
図14は、本発明の実施例3に係るモニタ装置100の概略構成を示す。モニタ装置100は、装置本体101と、光伝送部102とを有する。装置本体101は、上記実施例1の光源装置10(図1参照)を備える。光伝送部102は、二つのライトガイド104、105を有する。光伝送部102のうち被写体(不図示)側の端部には、拡散板106及び結像レンズ107が設けられている。第1ライトガイド104は、光源装置10からの光を被写体へ伝送する。拡散板106は、第1ライトガイド104の射出側に設けられている。第1ライトガイド104内を伝播した光は、拡散板106を透過することにより、被写体側にて拡散する。光源装置10から拡散板106までの光路中の各部は、被写体を照明する照明装置を構成する。
第2ライトガイド105は、被写体からの光をカメラ103へ伝送する。結像レンズ107は、第2ライトガイド105の入射側に設けられている。結像レンズ107は、被写体からの光を第2ライトガイド105の入射面へ集光させる。被写体からの光は、結像レンズ107により第2ライトガイド105へ入射した後、第2ライトガイド105内を伝播してカメラ103へ入射する。
第1ライトガイド104、第2ライトガイド105としては、多数の光ファイバを束ねたものを用いることができる。光ファイバを用いることで、光を遠方へ伝送させることができる。カメラ103は、装置本体101内に設けられている。カメラ103は、光源装置10からの光により照明された被写体を撮像する撮像部である。第2ライトガイド105から入射した光をカメラ103へ入射させることで、カメラ103による被写体の撮像ができる。上記実施例1の光源装置10を用いることにより、高い効率で被照射物を照明できる。これにより、高い効率で供給された光を用いて明るい像をモニタできるという効果を奏する。なお、モニタ装置100は、上記実施例のいずれの光源装置を用いても良い。
図15は、本発明の実施例4に係るプロジェクタ70の概略構成を示す。プロジェクタ70は、スクリーン88に光を供給し、スクリーン88で反射する光を観察することで画像を鑑賞するフロント投写型のプロジェクタである。プロジェクタ70は、赤色(R)光用光源装置80R、緑色(G)光用光源装置80G、青色(B)光用光源装置80Bを有する。各色光用光源装置80R、80G、80Bは、いずれも上記実施例1の光源装置10(図1参照)と同様の構成を有する。上記実施例1と重複する説明は省略する。プロジェクタ70は、各色光用光源装置80R、80G、80Bからの光を用いて画像を表示する画像表示装置である。
R光用光源装置80Rは、R光を供給する光源装置である。拡散素子81は、照明領域の整形、拡大、照明領域におけるレーザ光の光量分布の均一化を行う。拡散素子81としては、例えば、回折光学素子である計算機合成ホログラム(Computer Generated Hologram;CGH)を用いることができる。フィールドレンズ82は、拡散素子81からのレーザ光を平行化させ、R光用空間光変調装置83Rへ入射させる。R光用光源装置80R、拡散素子81及びフィールドレンズ82は、R光用空間光変調装置83Rを照明する照明装置を構成する。R光用空間光変調装置83Rは、照明装置からのR光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。R光用空間光変調装置83Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム84へ入射する。
G光用光源装置80Gは、G光を供給する光源装置である。拡散素子81及びフィールドレンズ82を経たレーザ光は、G光用空間光変調装置83Gへ入射する。G光用光源装置80G、拡散素子81及びフィールドレンズ82は、G光用空間光変調装置83Gを照明する照明装置を構成する。G光用空間光変調装置83Gは、照明装置からのG光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。G光用空間光変調装置83Gで変調されたG光は、R光とは異なる側からクロスダイクロイックプリズム84へ入射する。
B光用光源装置80Bは、B光を供給する光源装置である。拡散素子81及びフィールドレンズ82を経たレーザ光は、B光用空間光変調装置83Bへ入射する。B光用光源装置80B、拡散素子81及びフィールドレンズ82は、B光用空間光変調装置83Bを照明する照明装置を構成する。B光用空間光変調装置83Bは、照明装置からのB光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。B光用空間光変調装置83Bで変調されたB光は、R光、G光とは異なる側からクロスダイクロイックプリズム84へ入射する。透過型液晶表示装置としては、例えば高温ポリシリコンTFT液晶パネル(High Temperature Polysilicon;HTPS)を用いることができる。
クロスダイクロイックプリズム84は、互いに略直交させて配置された二つのダイクロイック膜85、86を有する。第1ダイクロイック膜85は、R光を反射し、G光及びB光を透過させる。第2ダイクロイック膜86は、B光を反射し、R光及びG光を透過させる。クロスダイクロイックプリズム84は、それぞれ異なる方向から入射したR光、G光及びB光を合成し、投写レンズ87の方向へ出射させる。投写レンズ87は、クロスダイクロイックプリズム84で合成された光をスクリーン88の方向へ投写する。
上記の光源装置10と同様の構成を有する各色光用光源装置80R、80G、80Bを用いることにより、高い効率で安定した光量のレーザ光を供給できる。これにより、高い効率で明るい画像を安定して表示できるという効果を奏する。なお、各色光用光源装置80R、80G、80Bは、上記実施例のいずれの光源装置と同様の構成であっても良い。プロジェクタ70は、R光用光源装置80R、G光用光源装置80G、B光用光源装置80Bがいずれも上記実施例に係る光源装置のいずれかと同様の構成である場合に限られない。例えば、R光用光源装置80Rは、SHG素子を用いず光源部からの基本波光をそのまま射出するものとしても良い。プロジェクタ70は、空間光変調装置として透過型液晶表示装置を用いる場合に限られない。空間光変調装置としては、反射型液晶表示装置(Liquid Crystal On Silicon;LCOS)、DMD(Digital Micromirror Device)、GLV(Grating Light Valve)等を用いても良い。
プロジェクタ70は、色光ごとに空間光変調装置を備える構成に限られない。プロジェクタ70は、一の空間光変調装置により二つ又は三つ以上の色光を変調する構成としても良い。プロジェクタ70は、空間光変調装置を用いる場合に限られない。プロジェクタ70は、ガルバノミラー等の走査手段により光源部からのレーザ光を走査することで被投写面へ画像を投写する、レーザースキャン型のプロジェクタとしても良い。プロジェクタは、スクリーンの一方の面に光を供給し、スクリーンの他方の面から出射される光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるリアプロジェクタであっても良い。
本発明の光源装置は、画像表示装置である液晶ディスプレイに適用しても良い。本発明の光源装置と導光板とを組み合わせることにより、液晶パネルを照明する照明装置として用いることができる。この場合も、明るく高品質な画像を表示することができる。さらに、本発明の光源装置は、画像表示装置及びモニタ装置に適用する場合に限られない。例えば、レーザ光を用いて露光を行う露光装置等に用いることとしても良い。
以上のように、本発明に係る光源装置は、画像表示装置やモニタ装置に用いる場合に適している。
本発明の実施例1に係る光源装置の概略構成を示す図。 SHG素子の分極反転構造について説明する図。 半導体素子からの光の光路のシフトについて説明する図。 実施例1の変形例1に係る光源装置の概略構成を示す図。 実施例1の変形例2に係る光源装置の概略構成を示す図。 実施例1の変形例3に係る光源装置の概略構成を示す図。 三角プリズムの移動と光路長との関係について説明する図。 実施例1の変形例4に係る光源装置の概略構成を示す図。 本発明の実施例2に係る光源装置の斜視構成を示す図。 図9に示す光源装置の側面構成を示す図。 図9に示す光源装置の上面構成を示す図。 実施例2の変形例1に係る光源装置の斜視構成を示す図。 実施例2の変形例2に係る光源装置の斜視構成を示す図。 本発明の実施例3に係るモニタ装置の概略構成を示す図。 本発明の実施例4に係るプロジェクタの概略構成を示す図。
符号の説明
10 光源装置、11 半導体素子、12 第1共振ミラー、13 レーザ結晶、14 反射ミラー、15 SHG素子、16 第2共振ミラー、17 分極反転構造、20 光源装置、21 三角プリズム、22 反射膜、23 マウント、211 底面、212 側面、30 光源装置、31 半導体素子、32 三角プリズム、33 外部共振器、34、35 マウント、36 基板、40 光源装置、41 マウント、50 光源装置、51 第1三角プリズム、52 第2三角プリズム、70 プロジェクタ、80R R光用光源装置、80G G光用光源装置、80B B光用光源装置、81 拡散素子、82 フィールドレンズ、83R R光用空間光変調装置、83G G光用空間光変調装置、83B B光用空間光変調装置、84 クロスダイクロイックプリズム、85 第1ダイクロイック膜、86 第2ダイクロイック膜、87 投写レンズ、88 スクリーン、60 光源装置、61 半導体素子、62 サブマウント、63 反射ミラー、64 ミラー支持部、65 SHG素子、66 外部共振器、67 基板、90 光源装置、91 誘導部、95 光源装置、96 誘導部、97 当接面、100 モニタ装置、101 装置本体、102 光伝送部、103 カメラ、104 第1ライトガイド、105 第2ライトガイド、106 拡散板、107 結像レンズ

Claims (13)

  1. 光を供給する光源部と、
    前記光源部からの光の光路を変換させる光学素子と、
    前記光学素子からの光の波長を変換させる波長変換素子と、を有し、
    前記光学素子は可動であって、
    前記光学素子を移動させることにより、前記波長変換素子へ入射させる前記光源部からの光の光路をシフトさせることを特徴とする光源装置。
  2. 前記光学素子は、前記光源部からの光を反射させることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記光学素子は、プリズムを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の光源装置。
  4. 前記波長変換素子で波長が変換された特定波長の光を透過させ、前記特定波長以外の波長の光を反射させて前記光源部との間で共振させる外部共振器を有し、
    前記波長変換素子及び前記外部共振器は、前記光学素子の移動に連動して移動可能に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光源装置。
  5. 前記光学素子、前記波長変換素子及び前記外部共振器は、同一の部材上に配置されることを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
  6. 前記光学素子は、前記光源部からの光の光路を第1の方向へシフトさせる第1光学素子と、前記光源部からの光の光路を前記第1の方向に略直交する第2の方向へシフトさせる第2光学素子と、を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光源装置。
  7. 前記光学素子を支持する光学素子支持部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光源装置。
  8. 前記光源部、前記光学素子支持部及び前記波長変換素子が配置された基板を有し、
    前記基板は、前記光学素子支持部を特定方向へ誘導するための誘導部を有することを特徴とする請求項7に記載の光源装置。
  9. 前記誘導部は、前記光学素子支持部を挿入可能な凹形状を備えることを特徴とする請求項8に記載の光源装置。
  10. 前記誘導部は、前記光学素子支持部に当接可能な凸形状を備えることを特徴とする請求項8に記載の光源装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の光源装置を有し、前記光源装置からの光を用いて被照射物を照明することを特徴とする照明装置。
  12. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の光源装置を有し、前記光源装置からの光を用いて画像を表示することを特徴とする画像表示装置。
  13. 請求項11に記載の照明装置と、
    前記照明装置により照明された被写体を撮像する撮像部と、を有することを特徴とするモニタ装置。
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