JP2008218888A - Smifオープナの位置調整アダプタ及び位置調整方法 - Google Patents

Smifオープナの位置調整アダプタ及び位置調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 SMIFオープナの処理装置に対する取付け位置を前後方向において容易に調整することができるSMIFオープナの位置調整アダプタ及び位置調整方法を提供する。
【解決手段】 SMIFオープナを処理装置に取り付けるに際して、SMIFオープナの取付け位置を前後方向に調整可能にする位置調整アダプタ100が、SMIFオープナ1のロードポート2を境にして、上側調整部200と、下側調整部300とから成っている。上側調整部200は、SMIFオープナ側のシャッター5と処理装置の開口部との間に介在させられていて、SMIFオープナ側に固定可能で、前後方向に伸縮調整自在な第1の組立構造体から成り、下側調整部300は、SMIFオープナ1の下方と処理装置の開口下との間に介在させられていて、SMIFオープナ側及び処理装置側の双方の側に固定可能で、前後方向に伸縮調整自在な第2の組立構造体から成る。
【選択図】 図1

Description

本願の発明は、SMIFオープナの処理装置への取付け位置を前後方向において容易に調整することができるSMIFオープナの位置調整アダプタ及び位置調整方法に関する。
従来、半導体分野では、200mmサイズのウエハを搬送する容器として、底蓋開閉式のSMIF(Standard
Mechanical Interface)ボックスがあり、また、300mmサイズのウエハを搬送する容器として、側面開放式のFOUP(Front Opening Unified Pod)がある。そして、これらの容器を自動で開閉する装置として、それぞれSMIFオープナ、FOUPオープナがある。
ところで、FOUPでウエハを搬送する場合、総重量が12kgを越え、これを人手で搬送するには危険が伴うので、その容器の搬送の自動化がかなり進んでいるが、SMIFボックスでウエハを搬送する場合には、人手による運搬が可能であるので、FOUPほど容器搬送の自動化が進んでいないのが現状である。
例えば、従来、SMIFボックスをSMIFオープナに受け渡すのには、ほとんど人手で行われており、これを天井搬送装置(OHT)により行おうとした場合には、処理装置のワーク受渡し用開口部に設置されたSMIFオープナの設置位置に数ミリのずれがあり、受渡しが上手く行かない。これは、OHT側の搬送路は真っ直ぐであるのに対して、処理装置の設置位置にばらつきがあるためである。
この問題に対して、FOUPオープナのFOUPを載置する載置台の待機位置を前後に調整できるようにしたものがある(特許文献1)。FOUPオープナの場合には、このように、容器を載置するテーブル(載置台)の待機位置を調整すればよいが、SMIFオープナの場合には、どうしてもオープナ装置全体の位置を調整する必要がある。その理由は、容器を載置するテーブルだけでなく、容器の上側部分であるポッドを持ち上げるエレベータも、容器の載置位置に倣わせるために、その位置を調整する必要があるからである。
SMIFオープナに関する比較的古い文献(引用文献2)には、SMIFオープナの取付け位置やSMIFボックスを載置する位置を調整する方法が開示されているが、ここで示されている位置調整は、サイズ違いの容器に対応するためであり、エレベータの位置も調整することができるものではない。また、SMIFオープナと処理装置との間に設けられた連結エレメントも、処理装置側の振動を伝えないようにすることなどを目的としており、連結エレメントにより生じた隙間を、ワークの受渡し部分となる処理装置の開口部でどのように調整するか等は開示されていない。
また、従来、FOUPオープナの取付け部材として、BOLTSプレートという規格サイズの枠体があったが、SMIFには、このような規格サイズの連結部材はない。このため、各社がそれぞれに製作した取付け具を処理装置側の壁に取り付け、これによりSMIFオープナを取り付けていた。FOUP用に作られたBOLTSプレートは、規格品であるから、使用するオープナ機種を変更しても、容易にこれを取り付けることができるが、SMIFオープナの場合、その処理装置への取付け具は、前記のとおり、各社が自社製品に対して製作したものであるから、使用するSMIFオープナの機種を変更しようとすると、取付け具自体も全て交換する必要がある。
このため、元々はFOUPオープナ用の規格品として製作されたBOLTSプレートをSMIFオープナにも利用しようという目的で、特許文献3記載のものも提案されているが、このものにおいて、BOLTSプレートを使用することで得られる利点は、FOUPオープナからSMIFオープナへ、または、現在使用しているSMIFオープナから他社のSMIFオープナへ、機種変更を行う場合にのみ生ずるものである。
本願の発明は、従来のSMIFオープナの処理装置への取付け具が有する前記のような問題点を解決して、その取付け位置を前後方向において容易に調整することができるSMIFオープナの位置調整アダプタ及び位置調整方法を提供することを課題とする。
WO2005−122241号公報 特許第2674968号公報 特表2002−520831号公報
前記のような課題を解決するために、本願の発明が提供する位置調整アダプタは、SMIFオープナと処理装置との間で位置調整を行うものである。このようなアダプタは、一体構造のものでも、上下に二分したものから構成されるものでも良い。また、SMIFオープナと処理装置との間での位置調整個所は、上下左右に亘り複数個所設けておくのが良く、このようにすることにより、SMIFオープナの水平面内での位置調整だけでなく、処理装置の設置面が傾いていた場合でも、SMIFオープナを水平に設置するための立体的な位置調整が可能になる。
具体的には、本願の特許請求の範囲の各請求項に記載された次のような発明が、前記のような課題を解決する。
先ず、その請求項1に記載された発明は、SMIFオープナを処理装置に取り付けるに際して、前記SMIFオープナの前記処理装置に対する取付け位置を前後方向に調整可能にする位置調整アダプタが、前記SMIFオープナの載置台を境にして、上側調整部と、下側調整部とから成り、前記上側調整部は、前記SMIFオープナ側のシャッターと前記処理装置の開口部との間に介在させられていて、前記SMIFオープナ側に固定可能で、前後方向に伸縮調整自在な第1の組立構造体から成り、前記下側調整部は、前記SMIFオープナの下方と前記処理装置の開口下との間に介在させられていて、前記SMIFオープナ側及び前記処理装置側の双方の側に固定可能で、前後方向に伸縮調整自在な第2の組立構造体から成ることを特徴とするSMIFオープナの位置調整アダプタである。
請求項1に記載された発明は、前記のように構成されているので、処理装置の設置位置にばらつきがあったとしても、第1の組立構造体及び第2の組立構造体をそれぞれ前後方向に適切に伸縮調整することにより、SMIFオープナを処理装置に対して適切な位置に容易に取り付けることができる。しかも、SMIFオープナの載置台を境にした上下の背面構造にそれぞれ対応させて、個別に伸縮調整することができるので、汎用性の高い位置調整アダプタを得ることができる。
また、その請求項2に記載された発明は、請求項1に記載のSMIFオープナの位置調整アダプタにおいて、その第1の組立構造体が、矩形状のスライド式の枠体を備えており、該枠体は、入れ子と受け子とが二重もしくは多重に摺動自在に嵌まり合って構成されていることを特徴としている。
請求項2に記載された発明は、この構成により、SMIFオープナ側のシャッターと処理装置の開口部との間のトンネル部の気密性を保ちながら、これらの間の間隔を容易に調整することができる。
また、その請求項3に記載された発明は、請求項2に記載のSMIFオープナの位置調整アダプタにおいて、その枠体は、上下左右4個所の角部において、そのスライド量が調整自在にされていることを特徴としている。
請求項3に記載された発明は、この構成により、後述する第2の組立構造体を構成する横倒H字形状の一対の板の組立体の両板間の間隔が該両板の上下左右4個所の角部において調整自在にされていることとも相俟って、SMIFオープナの水平面内での位置調整だけでなく、処理装置の設置面が傾いていた場合でも、SMIFオープナを水平に設置するための立体的な位置調整が可能になる。
さらに、その請求項4に記載された発明は、請求項1に記載のSMIFオープナの位置調整アダプタにおいて、その第2の組立構造体が、横倒H字形状の一対の板の組立体から成り、該組立体は、該一対の板の間の間隔が調整自在にされていることを特徴としている。
請求項4に記載された発明は、この構成により、簡易、軽量な組立構造体を以って、SMIFオープナの下方と処理装置の開口下との間の間隔を容易に調整することができる。
また、その請求項5に記載された発明は、請求項4に記載のSMIFオープナの位置調整アダプタにおいて、その組立体が、上下左右4個所の角部において、一対の板の間の間隔が調整自在にされていることを特徴としている。
請求項5に記載された発明は、この構成により、前述した第1の組立構造体が備えるスライド式の枠体のスライド量が該枠体の上下左右4個所の角部において調整自在にされていることとも相俟って、SMIFオープナの水平面内での位置調整だけでなく、処理装置の設置面が傾いていた場合でも、SMIFオープナを水平に設置するための立体的な位置調整が可能になる。
また、その請求項6に記載された発明は、請求項4に記載のSMIFオープナの位置調整アダプタにおいて、その組立体の上下左右4個所の角部が、SMIFオープナ本体から左右方向外方にはみ出した位置に配置されていることを特徴としている。
請求項6に記載された発明は、この構成により、その組立体を構成する一対の板間の間隔を調整するのに、SMIFオープナを設置した後でも、これを容易に行うことができる。また、一対の板間の間隔を調整する場合に限らず、SMIFオープナをこれらの板の一方若しくは双方に取り付けたり取り外したり、SMIFオープナを処理装置に取り付けたり取り外したりする場合であっても、SMIFオープナを設置した後に、これらの作業を容易に行うことができる。
さらに、その請求項7に記載された発明は、請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のSMIFオープナの位置調整アダプタにおいて、その一対の板の間の間隔を調整自在にする調整手段が、レベル調整ボルトを備えていることを特徴としている。
請求項7に記載された発明は、この構成により、一対の板の間の間隔を調整自在にする調整手段を、汎用の手段を利用して簡単な構造のものとして得ることができる。
また、その請求項8に記載された発明は、請求項4ないし請求項7のいずれかに記載のSMIFオープナの位置調整アダプタにおいて、その一対の板は、両板の互いに向かい合う面の略中央部に係止部材を備え、これらの係止部材が上下方向に係合させられていることを特徴としている。
請求項8に記載された発明は、この構成により、一方の板の重量を他方の板に担わせることができるので、両板間の間隔を調整しながらこれらの板を連結する際に、その調整・連結作業を楽に行うことができる。また、一方の板の重量を、両板を連結するのに使用される調整手段(前記したレベル調整ボルトを含むボルト締結手段等)のみで支持させると、調整手段そのものに負荷が掛かるが、これらの係止部材を設けておくことにより、その負荷を軽減することができる。
また、その請求項9に記載された発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のSMIFオープナの位置調整アダプタにおいて、その下側調整部が、SMIFオープナ側及び処理装置側の双方の側に着脱自在に固定可能であることを特徴としている。
請求項9に記載された発明は、この構成により、SMIFオープナをメンテナンスで取り外す際に、両板を処理装置に残したままにしておくこともできるし、SMIFオープナに両板をくっ付けたまま取り外すこともできるので、SMIFオープナの再設置時に便利である。特に、両板の上下左右4個所の角部においてこれらの板の間の間隔が調整自在にされる場合において、それらの角部がSMIFオープナ本体から左右方向外方にはみ出した位置に配置される場合には、その便利性は一層向上する。
さらに、その請求項10に記載された発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のSMIFオープナの位置調整アダプタにおいて、その第1の組立構造体と、第2の組立構造体とは、上下方向に一体に結合されていることを特徴としている。
請求項10に記載された発明は、この構成により、位置調整アダプタの上側調整部と下側調整部とが一体構造のものとされるので、その取り扱い、持ち運びが簡便になる。
また、その請求項11に記載された発明は、SMIFオープナを処理装置に取り付けるに際して、前記SMIFオープナの前記処理装置に対する取付け位置を前後方向に調整可能にする位置調整アダプタが、前記SMIFオープナ側のシャッターと前記処理装置の開口部との間及び前記SMIFオープナの下方と前記処理装置の開口下との間に跨って介在させられていて、少なくとも前記SMIFオープナ側に固定可能で、前後方向に伸縮調整自在な組立構造体から成ることを特徴とするSMIFオープナの位置調整アダプタである。
請求項11に記載された発明は、前記のように構成されているので、処理装置の設置位置にばらつきがあったとしても、組立構造体を前後方向に適切に伸縮調整することにより、SMIFオープナを処理装置に対して適切な位置に容易に取り付けることができる。しかも、その組立構造体は、全体が一体構造のものであるので、その取り扱い、持ち運びが簡便である。
また、その請求項12に記載された発明は、SMIFオープナを処理装置に取り付けるに際して、前記SMIFオープナの前記処理装置に対する取付け位置を前後方向に調整可能にする位置調整方法が、前記SMIFオープナの載置台を境にして、上側調整方法と、下側調整方法とから成り、前記上側調整方法は、前記SMIFオープナ側のシャッターと前記処理装置の開口部との間に介在させられていて、前記SMIFオープナ側に固定可能にされた上側調整部を前後方向に伸縮調整することから成り、前記下側調整方法は、前記SMIFオープナの下方と前記処理装置の開口下との間に介在させられていて、前記SMIFオープナ側及び前記処理装置側の双方の側に着脱自在に固定可能にされた下側調整部を前後方向に伸縮調整することから成ることを特徴とするSMIFオープナの位置調整方法である。
請求項12に記載された発明は、前記のように構成されているので、処理装置の設置位置にばらつきがあったとしても、上側調整部及び下側調整部をそれぞれ前後方向に適切に伸縮調整することにより、SMIFオープナを処理装置に対して適切な位置に容易に取り付けることができる。しかも、SMIFオープナの載置台を境にした上下の背面構造にそれぞれ対応させて、個別に伸縮調整することができるので、汎用性の高い位置調整方法を得ることができる。
さらに、その請求項13に記載された発明は、請求項12に記載のSMIFオープナの位置調整方法において、その上側調整部が、矩形状のスライド式の枠体を備えており、該枠体は、入れ子と受け子とが二重もしくは多重に摺動自在に嵌まり合って構成されており、また、その下側調整部が、横倒H字形状の一対の板の組立体から成り、該組立体は、一対の板の間の間隔が調整自在にされていることを特徴としている。
請求項13に記載された発明は、この構成により、SMIFオープナ側のシャッターと処理装置の開口部との間のトンネル部の気密性を保ちながら、これらの間の間隔を容易に調整することができるとともに、簡易、軽量な組立構造体を以って、SMIFオープナの下方と処理装置の開口下との間の間隔を容易に調整することができる。
さらに、また、その請求項14に記載された発明は、SMIFオープナを処理装置に取り付けるに際して、前記SMIFオープナの前記処理装置に対する取付け位置を前後方向に調整可能にする位置調整方法が、前記SMIFオープナ側のシャッターと前記処理装置の開口部との間及び前記SMIFオープナの下方と前記処理装置の開口下との間に跨って介在させられていて、少なくとも前記SMIFオープナ側に固定可能にされた調整部を、前後方向に伸縮調整することから成ることを特徴とするSMIFオープナの位置調整方法である。
請求項14に記載された発明は、前記のように構成されているので、処理装置の設置位置にばらつきがあったとしても、調整部を前後方向に適切に伸縮調整することにより、SMIFオープナを処理装置に対して適切な位置に容易に取り付けることができる。しかも、その調整部は、全体が一体構造のものであるので、その取り扱い、持ち運びが簡便である。
前記のとおり、本願の発明のSMIFオープナの位置調整アダプタ及び位置調整方法によれば、処理装置の設置位置にばらつきがあったとしても、第1の組立構造体(上側調整部)及び第2の組立構造体(下側調整部)をそれぞれ前後方向に適切に伸縮調整することにより、SMIFオープナを処理装置に対して適切な位置に容易に取り付けることができる。しかも、SMIFオープナの載置台を境にした上下の背面構造にそれぞれ対応させて、個別に伸縮調整することができるので、汎用性の高い位置調整アダプタ及び位置調整方法を得ることができる。
また、第1の組立構造体(上側調整部)と第2の組立構造体(下側調整部)とが一体構造のものとして構成される場合には、位置調整アダプタ(調整部)の取り扱い、持ち運びが簡便になる。
その他、前記したような種々の効果を奏することができる。
SMIFオープナを処理装置に取り付けるに際して、SMIFオープナの処理装置に対する取付け位置を前後方向に調整可能にする位置調整アダプタを、SMIFオープナのロードポートを境にして、上側調整部と、下側調整部とから成るものとする。ここで、上側調整部は、SMIFオープナ側のシャッターと処理装置の開口部との間に介在させられていて、SMIFオープナ側に固定可能で、前後方向に伸縮調整自在な第1の組立構造体から成るものとし、下側調整部は、SMIFオープナの下方と処理装置の開口下との間に介在させられていて、SMIFオープナ側及び処理装置側の双方の側に着脱自在に固定可能で、前後方向に伸縮調整自在な第2の組立構造体から成るものとする。
第1の組立構造体は、矩形状のスライド式の枠体を備え、該枠体は、入れ子と受け子とが二重もしくは多重に摺動自在に嵌まり合って構成されるものとし、上下左右4個所の角部において、そのスライド量が調整自在にされるものとする。
また、第2の組立構造体は、横倒H字形状の一対の板の組立体から成るものとし、該組立体は、これら一対の板の間の間隔が調整自在にされるものとし、しかも、その組立体の上下左右4個所の角部において、これら一対の板の間の間隔が調整自在にされるものとする。さらに、その組立体の上下左右4個所の角部は、SMIFオープナ本体から左右方向外方にはみ出した位置に配置されるものとする。
次に、本願の発明の一実施例について説明する。
ここでは、便宜上、SMIFオープナの載置台を境にして、上側調整部と下側調整部とから成り、各々を調整することにより、SMIFオープナの位置調整を行うにされたSMIFオープナの位置調整アダプタ及び位置調整方法について説明する。上側調整部は、SMIFオープナ側のシャッターと処理装置の開口部との間に介在させられ、これらの間の隙間を調整するもので、SMIFオープナ側に固定されたスライド式の枠体から成るものである。また、下側調整部は、処理装置の開口下とSMIFオープナの下方との間に介在させられ、これらの間の隙間を調整するものである。SMIFオープナを処理装置へ取り付ける場合、下側調整部の連結部材を使用するので、その取付け・取外しが非常に簡単になる。
以下、図面をもとに、本実施例を詳細に説明する。
図1は、SMIFオープナ本体に本実施例の位置調整アダプタを取り付けた状態の斜視図、図2は、同アダプタ単体の外観斜視図、図3は、同アダプタの上側調整部の分解・組立図であって、(a)は、同上側調整部を構成する要素である薄板形状部のみの斜視図、(b)は、同薄板形状部に、同上側調整部を構成するもう1つの要素である枠型形状部の受け子が固着された状態を、同枠型形状部の入れ子とともに示す斜視図、(c)は、これら薄板形状部と枠型形状部(入れ子と受け子とから成る)とが組み立てられた状態を示す斜視図、図4は、同アダプタの上側調整部の調整機構部を詳細に示す図1の部分拡大図、図5は、同アダプタをSMIFオープナと処理装置との間に介在させて同SMIFオープナを同処理装置に取り付けた状態をSMIFオープナ側から見た正面図、図6は、同アダプタの下側調整部の調整機構部を詳細に示す図5の部分拡大図、図7は、図5の拡大されたX−X線矢視概略断面図、図8は、同アダプタの下側調整部の調整機構部において使用される調整手段の断面図である。なお、図5及び図7において、SMIFオープナを構成する、SMIFボックスのポッドを持ち上げる枠台、該枠台と一体のエンクロージャー、該エンクロージャーを囲む外カバー及びシャッターは、図示省略されている。また、図7においては、SMIFオープナを構成する、背箱内に収容されているロボットも、図示省略されている。
図1及び図2に図示されるように、本実施例のSMIFオープナ1の位置調整アダプタ100は、上側調整部200と下側調整部300とから成っている。
上側調整部200は、枠型形状部201と、薄板形状部202とから成る。枠型形状部201は、入れ子状の二重構造となっており、そこに形成されるトンネルの長さを、入れ子201bを受け子201aに挿入する深さを調節することにより、調整できるようになっている。
受け子201aは、図2及び図3に図示されるように、完全な長方形状の枠体であり、その各辺の枠材は、細長い板状部材から成り、それら板状部材の端部同志が付き合わせられて溶着されることにより、それら板状部材の幅と同じ深さの長方形状の枠体が形成されるようになっている。そして、その内周面には、全周に亘ってパッキン203が貼り付けられている。なお、この受け子201aは、1本の細長い板状部材を長方形状に折曲することにより形成するようにされても良い。
また、入れ子201bは、受け子201aにパッキン203を介して挿入される長方形状の枠体部分204と、該枠体部分204の四周の処理装置400側の一方端縁から直角に外方に折曲されて矩形状に広げられて成る拡張枠板部分205との一体構造から成っている。そして、この拡張枠板部分205は、枠体部分204より上方及び下方に所要の長さだけ延長された延長部分205a、205bをそれぞれ備えていて、この延長部分205a、205bの両端には、後述する調整機構部の構成要素を成し、ボルト挿通位置を可変にできる長溝208を有する溝付き舌片206a、206b、207a、207b(不図示)が、それぞれ薄板形状部202へ向けてL字型に折曲されて形成されている。前記した「所要の長さだけ延長」の「所要の長さ」は、これら溝付き舌片206a、206b、207a、207bを設けるのに必要十分な長さである。なお、本実施例において、枠型形状部201は、二重とされたが、必要であれば、何重にされても良い。
また、薄板形状部202は、枠型形状部201を取り付ける基台をなすもので、枠型形状部201が囲む領域Sに対応する面積部分をくり抜かれた打抜き板形状をなしており、枠型形状部201を取り付けたとき、この枠型形状部201より上方及び下方に突出する突出部分209a、209bをそれぞれ備えていて、この突出部分209a、209bの両端部には、後述する調整機構部の構成要素を成し、ボルト孔212を有するL型フレーム210a、210b、211a、211bがそれぞれねじ止めされて固定されている。また、この突出部分209a、209bは、上側調整部200全体を上下でSMIFオープナ1の背面部にボルトにより固定するための取付け部をなすものであり、そのために、突出部分209a、209bの両端部の適所にボルト挿通用の孔213がそれぞれ形成されている。なお、突出部分209bは、SMIFオープナ1の背面部の壁面形状に応じて、SMIFオープナ1側にわずかに後退して垂下するように、薄板形状部202の残りの板部に対して段付けされて折曲形成される場合もある(図1、図7参照)。
薄板形状部202のくり抜かれた開口部を囲み、枠型形状部201の受け子201a(入れ子状の二重構造から成る枠型形状部201の一番外側にある部材)と重なる部分(図3(a)においてハッチングが付された領域)Tは、当該受け子201aと溶接留めがされる領域を示している。
枠型形状部201の入れ子201bの上下延長部分205a、205bの両端にそれぞれ折曲形成された溝付き舌片206a、206b、207a、207bにそれぞれ形成された長溝208に挿通されるボルト214は、その位置に対応して薄板形状部202に取り付けられたL型フレーム210a、210b、211a、211bのボルト孔212にも挿通され、入れ子201bと薄板形状部202との間の距離が調整された後緊締されて、これにより、受け子201aに入れ子201bが挿入されて組み立てられた枠型形状部201と薄板形状部202とが連結されるようになっている。つまり、延長部205a、205bの両端(入れ子201bの四隅)を、薄板形状部202に対して位置調整しながら、ボルト214により該薄板形状部202に固定することにより、枠型形状部201の入れ子201bと薄板形状部202との間の距離、換言すれば、枠型形状部201のトンネルの長さ、を調整することが可能である。
このように、溝付き舌片206a、206b、207a、207bと、L型フレーム210a、210b、211a、211bと、4本のボルト214とを用いて、枠型形状部201のトンネルの長さを調整することが可能にされている4個所の部分の各々を、本明細書においては、特に上側調整部200の「調整機構部」と呼んでいる。また、前記のようにして枠型形状部201と薄板形状部202とが連結されて組み立てられた構造体を、本明細書においては、特に「第1の組立構造体」と呼んでいる。
枠型形状部201の入れ子201bが処理装置400の開口402の周辺の壁面と接触する部位には、シール材215が貼り付けられており、上側調整部200をSMIFオープナ1側から強めに同壁面に当接させると、完全な密閉空間が形成される。
なお、本実施例においては、枠型形状部201が入れ子状の二重構造として構成されたが、伸縮可能な部材を用いてトンネルを形成するようにして構成されても良い。
次に、下側調整部300の構造について、図1、図2、図5乃至図7を参照しながら、詳細に説明する。
下側調整部300は、あらまし、処理装置側400側に取り付けられる板Aと、SMIFオープナ1側に取り付けられる板Bと、これらの間の隙間の距離を調整可能な複数の調整手段301とを備えて成る。
板Aと板Bとは、本実施例では、コストダウンのために、同一形状に製作されている。そして、一方の板が、他方の板に対して反転、上下逆にされ、両者向き合わせにして使用されている。しかし、必ずしも同一形状に製作される必要はない。板Aと板Bとは、これらが正面視H型形状のステンレス製板を使用して製作される場合には、そのH字形を90度回転させて横倒しにした状態にして使用される。この向きにおいて、本実施例では、それらの上下の両端部分、つまり、90度回転させられたH字形の上下横一の両端部分が、SMIFオープナ1を設置した際に、該SMIFオープナ1の両側からはみ出す大きさにされているが、これは、図5及び図6に図示されるように、本実施例で使用されるSMIFオ−プナ1の取付け部位8が当該SMIFオ−プナ1の本体からはみ出した上下左右の位置に付いているからであり、最低でも、板Bの上下の両端部分がSMIFオープナ1の該取付け部位8と対応する位置ではみ出すようにされていれば良い。
また、本実施例では、これらの板Aと板BのSMIFオープナ1の両側からはみ出した部分(図5のEで指示される左右方向突出領域。全部で4個所ある。)に、これらの板A、板B間の隙間を調整する調整手段301が設けられている。この調整手段301は、板Aと板BのSMIFオープナ1の両側からはみ出した4個所の部分Eの各々の上下2個所に設けられており、その設置個所は、合計8個所となる。そして、これら8個所の調整手段301をそれぞれ調整することにより、SMIFオープナ1を取り外すことなく、SMIFオープナ1の水平方向の位置調整及びSMIFオープナ1の処理装置400の壁401に対する傾斜角度の調整(立体的な位置調整)が可能にされている。このように、板Aと板Bとが調整手段301を介して連結されて組み立てられた構造体を、本明細書においては、特に「第2の組立構造体」と呼んでいる。調整手段301の詳細については、後述する。
また、板A、板Bには、位置決め用の孔302が上下に2個所設けられている。通常、処理装置400の壁401には、位置決め用として使用されるための孔403が処理装置400の開口402の真下に上下2個所設けられている(図7参照)。この孔403は、SMIFオープナ1の設置時の位置合わせ用として、多くの処理装置400に設けられており、また、多くのSMIFオープナには、この孔403に対応した位置に凸部9が設けられている(図7参照)。
そこで、板Aには、その位置決め用孔302に、SMIFオープナ1に通常設けられる凸部9と同じ形状の位置決め部材303を埋め込み、これを処理装置400の位置決め用孔403に挿入し、板Bに設けられた同様の位置決め用孔302は、この位置決め部材303に対する位置決め用孔として使用する。そして、この板Bに設けられた位置決め用孔302は、さらに、SMIFオープナ1に設けられた凸部9の位置合わせ用の孔として使用することとする。このようにすれば、SMIFオープナ1を、下側調整部300を介して処理装置400に正しく取り付けることができる。
また、板A、板Bの中央部には、これらのうちの一方の板を他方の板に対して反転、上下逆にする前の状態において、これらの板の長軸(板A、板BのH字形状の平行な2辺を繋ぐ中央の連結辺に沿ったH字の中心軸)を直角に二等分した面に直方体形状の小片ブロック材C、ブロック材Dの上面が合うようにして、当該ブロック材C、ブロック材Dがそれぞれ取り付けられている。したがって、板Aのブロック材Cと板Bのブロック材Dとを対向させた状態で、一方の板Bを他方の板Aに対して上下逆にして接近させると、図7に図示されるように、ブロック材C上にブロック材Dが載った状態となる。この時、ブロック材C、ブロック材Dの各先端が相手の板に衝突するのを避けるために、当該相手の板に矩形状の小開口304がそれぞれ打ち抜き形成されている(図1、図2、図7参照)。なお、板A、板Bの全面に亘って、その6個所に大小打ち抜かれた円孔307が形成されているが、これは、これらの板の軽量化を図るためのものである
これらのブロック材C、ブロック材Dは、必ずしもなくてはならないものではないが、板Aと板Bとを連結する際に、ブロック材C、ブロック材D同志を係合させておくことにより、調整手段301等で使用されるボルトを締結する際の作業を楽に行うことができる。また、板Bの重量を、板Aと板Bとを連結する調整手段301のみで支持させると、調整手段301そのものに負荷が掛かるが、これらのブロック材C、ブロック材Dを設けておくことにより、その負荷を軽減することができる。これらのブロック材C、ブロック材Dは、板Aと板Bとを上下方向に係合関係に置くための係合部材をなす。
次に、板A、板Bを処理装置400とSMIFオープナ1との間に設置する方法について説明する。
まず、板Aと板Bとを8個の調整手段301によって仮連結する。なお、この時点での板Aと板Bとの間の距離は、自由である。次に、板Aの位置決め部材(凸部)303を処理装置400の位置決め用孔403に合わせ、板B側から該板B及び板Aを貫通して上下左右4本の取付けボルト305(図2、図5、図6参照)を処理装置400の壁401のボルト孔(不図示)に通してナット(不図示)で固定し、板Aと板Bとを処理装置400に取り付ける。
このようにして、板Aと板Bとを処理装置400に取り付けたら、次に、SMIFオープナ1と板Bとを連結する。これは、図5及び図6に示されるように、SMIFオープナ1の取付け部位8にあるボルト挿通用切り欠き8aと、該ボルト挿通用切り欠き8aに対向する位置に設けてある板Bのボルト孔(不図示)とにボルト306を通し、ナット(不図示)で締結することにより行う。
このように、板A、板Bを処理装置400へ取り付けるボルト位置や、板BとSMIFオープナ1とを連結するボルト位置を板A、板BがSMIFオープナ1からはみ出した部分(左右方向突出領域E)にしておくことにより、SMIFオープナ1をメンテナンスで取り外す際に、それらのボルトの締結を解く作業が容易になるとともに、板A、板Bを処理装置400に残したままにしておくことも、SMIFオープナ1に板A、板Bをくっ付けたまま取り外すことも容易に行えて、SMIFオープナ1の再設置時に便利となる。
このようにして、SMIFオープナ1の設置が済んだら、板Aと板Bとの間の隙間を調整手段301を用いて調整することになる。次に、この調整手段301の構造と使用法とについて、図8を参照しながら、詳細に説明する。
調整手段301は、図8に図示されるように、中心部に位置する固定ボルト310と、該固定ボルト310に遊嵌されるレベル調整ボルト311と、これら固定ボルト310とレベル調整ボルト311との間に介装されるワッシャ312と、レベル調整ボルト311の外周面のねじに螺合させられるロックナット313とから成っている。レベル調整ボルト311は、鍔付き円筒形状をなし、その円筒部の外周面にねじが刻設されていて、ロックナット313は、このねじと螺合し合っている。
そこで、今、板Aと板Bとの間の隙間を調整しながら、これら両板を連結するには、次のようにして行う。
先ず、レベル調整ボルト311を、その外周面のねじにロックナット313が螺合させられた状態で、板Bに形成された円孔314に通して、その先端を板Aの表面に当接させる。この時、ロックナット313は、板Bに衝突しない位置にまでレベル調整ボルト311のねじにねじ込まれている。次に、固定ボルト310を、その頭部にワッシャ312を装着した状態で、レベル調整ボルト311の内部に通して、その先端のねじ部を板Aの表面に穿孔されたボルトねじ孔315に所定長ねじ込む。この状態においては、固定ボルト310は、レベル調整ボルト311の先端をワッシャ312を介して板Aの表面にきつく押し付けている。次に、板Aと板Bとの間の隙間を所望の距離に仮設定した状態において、ロックナット313をねじ戻し、これが板Bの表面にきつく当接するようにする。このようにすることによって、板Aと板Bとの間の隙間を所望の距離に設定調整することができる。このように、調整手段301を用いて、板Aと板Bとの間の隙間を所望の距離に設定調整することが可能にされている8個所の部分の各々を、本明細書においては、特に下側調整部300の「調整機構部」と呼んでいる。このような構造と使用法とを備えた調整手段301は、市販されている。
本実施例の下側調整部300は、前記のように構成されており、2枚の同形の板A、板B間の間隔を調整したり、SMIFオープナ1を板Bに取り付けたり取り外したり、SMIFオープナ1を処理装置400に取り付けたり取り外したりするためのボルトねじ止め個所が、図5に図示されるように、SMIFオープナ1の本体から外れた位置(左右方向突出領域E)に設けられているので、SMIFオープナ1を設置した後でも、その位置調整や、その取付け・取外しが容易である。
なお、本実施例のSMIFオープナ1の構造は、従来、公知のものであるが、以下に、これを簡単に、図1、図5、図7を参照しながら、説明しておく。
半導体製造工場におけるベイ内の天井搬送装置(OHT)等により搬送されてきたSMIFボックス(不図示)は、処理装置400に取り付けられたSMIFオープナ1の載置台2上に載置される。そうすると、エレベータ7(その駆動部は、載置台2の下方部に収容されている。)が作動して、載置台2を囲む平面視矩形状の枠台3が、その上にSMIFボックスのポッド部分(覆い部分)を載せて、それと一体構造にして下方に設けられていて外カバー4の内側に隠れているエンクロージャー、シャッター5とともに上昇する。そうすると、処理装置400の開口402が開かれ、載置台2上に載置された状態で取り残されたカセットは、エンクロージャーにより包囲されて、エンクロージャー内は、処理装置400の内部と気密に連通状態となる。なお、この時、カセットは、SMIFボックスのドア部分に載せられた状態で、載置台2上に載置されて取り残されている。
次いで、SMIFオープナ1の背箱6内に収納されていたロボット(不図示)が、そのカセットを把持して、これを処理装置400内の所定の処理部に搬送する。カセットに収納された複数枚のウエハには、ここの処理部において、所定の処理が施されることになる。
所定の処理が施された複数枚のウエハを収納したカセットは、再び、処理装置400内の搬送装置と背箱6内に収納されたロボットとの連携搬送により載置台2上に戻される。次いで、エレベータ7が再び作動して、その上にポッド部分を載せた枠台3が、エンクロージャー、シャッター5とともに下降する。これにより、処理装置400の開口402が閉じられ、先に載置台2上に戻されていたカセットは、ポッド部分により覆われる。ポッド部分により覆われたカセットは、カセットを載せたSMIFドアがポッド部分(SMIFポッド)と気密に連結されて一体化されることにより、SMIFボックスの内部に密封されて収納されることになる。この状態において、ベイ内の天井搬送装置(OHT)は、このSMIFボックスを把持して、次の処理装置へと搬送する。なお、シャッター5は、それが上昇した時には、背箱6内に収納された状態となる。符号10は、背箱6内に収納されるロボットアームの上下動用LMガイドを示している。
本願の発明は、以上の実施例に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
例えば、本実施例においては、下側調整部300として、2枚の同形の板A、Bを用い、これらの間の間隔をボルトねじ止めにより調整する手段を用いたが、これに代えて、上側調整部200において使用されたようなテレスコピック状の組立体や、厚みが可変できる1枚の板状のもの(板状ブロック体)を用いて構成してもよい。
また、上側調整部200の第1の組立構造体と、下側調整部300の第2の組立構造体とは、上下方向に一体に結合されても良い。この場合において、当初、別体の第1の組立構造体と第2の組立構造体とが、連結されて一体に結合されても良く、また、当初から、SMIFオープナ1側のシャッター5と処理装置400の開口402の部分との間及びSMIFオープナ1の下方と処理装置400の開口402の下方との間に跨るようにして、同一素材より一体に製作されて、一体に結合されているのでも良い。
SMIFオープナ本体に本実施例の位置調整アダプタを取り付けた状態の斜視図である。 同アダプタ単体の外観斜視図である。 同アダプタの上側調整部の分解・組立図であって、(a)は、同上側調整部を構成する要素である薄板形状部のみの斜視図、(b)は、同薄板形状部に、同上側調整部を構成するもう1つの要素である枠型形状部の受け子が固着された状態を、同枠型形状部の入れ子とともに示す斜視図、(c)は、これら薄板形状部と枠型形状部(入れ子と受け子とから成る)とが組み立てられた状態を示す斜視図である。 同アダプタの上側調整部の調整機構部を詳細に示す図1の部分拡大図である。 同アダプタをSMIFオープナと処理装置との間に介在させて同SMIFオープナを同処理装置に取り付けた状態をSMIFオープナ側から見た正面図である。 同アダプタの下側調整部の調整機構部を詳細に示す図5の部分拡大図である。 図5の拡大されたX−X線矢視断面図である。 同アダプタの下側調整部の調整機構部において使用される調整手段の断面図である。
符号の説明
1…SMIFオープナ、2…載置台、3…枠台、4…外カバー、5…シャッター、6…背箱、7…エレベータ、8…取付け部位、8a…ボルト挿通用切り欠き、9…凸部、10…LMガイド、100…位置調整アダプタ、200…上側調整部、201…枠型形状部、201a…受け子、201b…入れ子、202…薄板形状部、203…パッキン、204…枠体部分、205…拡張枠板部分、205a、205b…延長部分、206a、206b…溝付き舌片、207a、207b…溝付き舌片、208…長溝、209a、209b…突出部分、210a、210b…L型フレーム、211a、211b…L型フレーム、212…ボルト孔、213…ボルト挿通用孔、214…ボルト、215…シール材、300…下側調整部、301…調整手段、302…位置決め用孔、303…位置決め部材、304…小開口、305…取付けボルト、306…ボルト、307…円孔、310…固定ボルト、311…レベル調整ボルト、312…ワッシャ、313…ロックナット、314…円孔、315…ボルトねじ孔、400…処理装置、401…壁、402…開口、403…位置決め用孔、A、B…板、C、D…ブロック材、E…左右方向突出領域、S、T…領域。




















Claims (14)

  1. SMIFオープナを処理装置に取り付けるに際して、前記SMIFオープナの前記処理装置に対する取付け位置を前後方向に調整可能にする位置調整アダプタが、前記SMIFオープナの載置台を境にして、上側調整部と、下側調整部とから成り、
    前記上側調整部は、前記SMIFオープナ側のシャッターと前記処理装置の開口部との間に介在させられていて、前記SMIFオープナ側に固定可能で、前後方向に伸縮調整自在な第1の組立構造体から成り、
    前記下側調整部は、前記SMIFオープナの下方と前記処理装置の開口下との間に介在させられていて、前記SMIFオープナ側及び前記処理装置側の双方の側に固定可能で、前後方向に伸縮調整自在な第2の組立構造体から成る
    ことを特徴とするSMIFオープナの位置調整アダプタ。
  2. 前記第1の組立構造体は、矩形状のスライド式の枠体を備えており、
    前記枠体は、入れ子と受け子とが二重もしくは多重に摺動自在に嵌まり合って構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のSMIFオープナの位置調整アダプタ。
  3. 前記枠体は、上下左右4個所の角部において、そのスライド量が調整自在にされていることを特徴とする請求項2に記載のSMIFオープナの位置調整アダプタ。
  4. 前記第2の組立構造体は、横倒H字形状の一対の板の組立体から成り、
    前記組立体は、前記一対の板の間の間隔が調整自在にされている
    ことを特徴とする請求項1に記載のSMIFオープナの位置調整アダプタ。
  5. 前記組立体は、上下左右4個所の角部において、前記一対の板の間の間隔が調整自在にされていることを特徴とする請求項4に記載のSMIFオープナの位置調整アダプタ。
  6. 前記組立体の前記上下左右4個所の角部は、前記SMIFオープナ本体から左右方向外方にはみ出した位置に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のSMIFオープナの位置調整アダプタ。
  7. 前記一対の板の間の間隔を調整自在にする調整手段は、レベル調整ボルトを備えていることを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のSMIFオープナの位置調整アダプタ。
  8. 前記一対の板は、両板の互いに向かい合う面の略中央部に係止部材を備え、これらの係止部材が上下方向に係合させられている
    ことを特徴とする請求項4ないし請求項7のいずれかに記載のSMIFオープナの位置調整アダプタ。
  9. 前記下側調整部は、前記SMIFオープナ側及び前記処理装置側の双方の側に着脱自在に固定可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のSMIFオープナの位置調整アダプタ。
  10. 前記第1の組立構造体と、前記第2の組立構造体とは、上下方向に一体に結合されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のSMIFオープナの位置調整アダプタ。
  11. SMIFオープナを処理装置に取り付けるに際して、前記SMIFオープナの前記処理装置に対する取付け位置を前後方向に調整可能にする位置調整アダプタが、
    前記SMIFオープナ側のシャッターと前記処理装置の開口部との間及び前記SMIFオープナの下方と前記処理装置の開口下との間に跨って介在させられていて、
    少なくとも前記SMIFオープナ側に固定可能で、前後方向に伸縮調整自在な組立構造体から成る
    ことを特徴とするSMIFオープナの位置調整アダプタ。
  12. SMIFオープナを処理装置に取り付けるに際して、前記SMIFオープナの前記処理装置に対する取付け位置を前後方向に調整可能にする位置調整方法が、前記SMIFオープナのロードポートを境にして、上側調整方法と、下側調整方法とから成り、
    前記上側調整方法は、前記SMIFオープナ側のシャッターと前記処理装置の開口部との間に介在させられていて、前記SMIFオープナ側に固定可能にされた上側調整部を前後方向に伸縮調整することから成り、
    前記下側調整方法は、前記SMIFオープナの下方と前記処理装置の開口下との間に介在させられていて、前記SMIFオープナ側及び前記処理装置側の双方の側に着脱自在に固定可能にされた下側調整部を前後方向に伸縮調整することから成る
    ことを特徴とするSMIFオープナの位置調整方法。
  13. 前記上側調整部は、矩形状のスライド式の枠体を備えており、
    前記枠体は、入れ子と受け子とが二重もしくは多重に摺動自在に嵌まり合って構成されており、
    前記下側調整部は、横倒H字形状の一対の板の組立体から成り、
    前記組立体は、前記一対の板の間の間隔が調整自在にされている
    ことを特徴とする請求項12に記載のSMIFオープナの位置調整方法。
  14. SMIFオープナを処理装置に取り付けるに際して、前記SMIFオープナの前記処理装置に対する取付け位置を前後方向に調整可能にする位置調整方法が、
    前記SMIFオープナ側のシャッターと前記処理装置の開口部との間及び前記SMIFオープナの下方と前記処理装置の開口下との間に跨って介在させられていて、少なくとも前記SMIFオープナ側に固定可能にされた調整部を、前後方向に伸縮調整することから成る
    ことを特徴とするSMIFオープナの位置調整方法。




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