JP2008218769A - マスク保持装置、マスク調整方法、露光装置及び露光方法 - Google Patents

マスク保持装置、マスク調整方法、露光装置及び露光方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マスク上のパターンを基板上に高精度で転写する。
【解決手段】第1マスク及び第2マスクを保持するマスク保持装置において、マスク保持装置は第1マスクを保持する第1マスク保持部と第2マスクを保持する第2マスク保持部とを有し、第1マスク保持部及び第2マスク保持部は第1マスクの保持位置及び第2マスクの保持位置を調整するマスク調整部を有する。さらに、第1マスク保持部及び第2マスク保持部は互いに同一平面上に隣接して配置される。また、そのマスク保持装置を備える露光装置によって、マスク上のパターンを基板上に転写する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マスク保持装置、マスク調整方法、露光装置及び露光方法に関するものである。特に、半導体素子、液晶表示素子などのデバイスを製造するためのリソグラフィ工程に用いられるマスク保持装置、マスク調整方法、露光装置及び露光方法に関する。
半導体素子、液晶表示素子などのデバイスは、マスク上のパターンを基板上に投影する、いわゆるフォトリソグラフィ工程により製造される。このリソグラフィ工程では、たとえば特許文献1のような露光装置が用いられる。
特許第3341767号
近年、基板(たとえば、ガラス基板及び可撓性基板)の大型化が要求されており、これに伴ってマスクにおいても大型化が要求されている。このマスクの大型化に伴い、マスクの自重変形などによりパターン面の形状変化が生じ、マスクパターン像のデフォーカスや像面湾曲が大きくなる問題がある。これにより、半導体素子、液晶表示素子などの回路を形成するパターン線幅が不均一となるため、半導体素子、液晶表示素子などの品質が低下し、歩留まり低下につながる。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、マスクの大型化によっても、マスク上のパターンを基板上に高精度で転写することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1形態では、第1マスク及び第2マスクを含む複数のマスクを保持するマスク保持装置であって、マスク保持装置の第1面内の第1領域に第1マスクが位置するように、第1マスクを保持する第1マスク保持部と、マスク保持装置の第2面内の第2領域に第2マスクが位置するように、第2マスクを保持する第2マスク保持部とを備える。また、第1マスク保持部は、第1面の法線方向における第1マスクの保持位置を調整する第1調整部を備え、第2マスク保持部は、第2面の法線方向における第2マスクの保持位置を調整する第2調整部を備える。さらに、第1マスク保持部と第2マスク保持部とは、互いに同一平面上に隣接して配置され、第1面の法線方向と第2面の法線方向とは、互いにほぼ平行であることを特徴とするマスク保持装置を提供する。
本発明の第2形態では、第1形態のマスク保持装置を備えている露光装置を提供する。
また、本発明の第3形態では、マスク保持装置に配置されるべき第1マスク及び第2マスクを含む複数のマスクの保持位置を調整するマスク調整方法であって、マスク保持装置の第1面内の第1領域を基準面として、第1マスクの保持位置に関する第1調整情報を準備する第1準備工程と、第1調整情報に基づいて、第1面の法線方向における第1マスクの保持位置を調整する第1調整工程とを含み、マスク保持装置の第2面内の第2領域を第2マスクの基準面とするとき、第1領域と第2領域とは互いに同一平面上で隣接し、第1面の法線方向と第2面の法線方向とは、互いにほぼ平行であることを特徴とするマスク調整方法を提供する。
さらに、本発明の第4形態では、第3形態のマスク調整方法を用いて、マスク上のパターンを基板上に露光する露光方法を提供する。
本発明に於いては、マスクの大型化によっても、マスクのパターン面の形状変化を低減できるので、マスク上のパターンを基板上に高精度に転写できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、マスク保持装置を有する露光装置の構成の概略を示す図である。なお、本実施の形態では、マスクと基板とを図1のX方向(以下、走査方向Xとする)に移動させつつ、マスク上のパターンを基板上に投影露光する走査型露光装置に本発明を適用している。また、走査方向Xに略直交する方向をY方向(以下、非走査方向Yとする)とし、これらX方向及びY方向に共に略直交する方向をZ方向とする。
図1に示す如く、本実施の形態に係る走査型露光装置は、所定の回路パターンが形成されたマスクMを照明する照明光学系IUと、このマスクMを保持するマスク保持装置1と、マスク保持装置1を有するマスクステージMSと、マスクMのパターンを基板P上に投影する投影光学系PLと、基板ステージPSとを有する。ここで、マスクM及び基板Pは、所定の厚みを有する平板状のマスクM及び基板Pで構成される。なお、マスクM及び基板Pは、たとえばフィルムのような厚みの薄い平板状の可撓性のマスクM及び基板Pであってもよい。また、マスクMの形状は、走査方向Xに長い長尺形であってもよい。マスクMの形状が走査方向に長い長尺状である場合には、マスクパターン転写動作時の1回の走査あたりに基板上に転写できる領域を広げることが可能である。なお、図1におけるマスクMは、たとえば第1マスクや第2マスクのように複数のマスク(ここでは、マスクM1〜M5の5つ)で構成される。
照明光学系IUは、光源(不図示)から射出された光束を均一化し、マスクM上の照明領域内をほぼ均一に照射する構成であればよく、具体的な構成は特に限定されない。
本実施の形態の投影光学系PLは、たとえば、視野領域に対応するマスクM上のパターンの中間像を形成し、この中間像の像を基板上の露光領域に再結像する光学系である。但し、投影光学系PLの構成は上記構成には限定されず、たとえば基板上にマスクMの一次像を最終像として形成するものや、三次像を最終像として形成するものなどを用いることができる。
図2は、本実施の形態におけるマスク保持装置1の一例を示す斜視図である。図2に示す如く、このマスク保持装置1は、透過型マスクを用いる場合に適しており、マスクMを保持するためのマスク保持部MA1〜MA5(ここでは、5つのマスク保持部)を備えている。さらに、マスク保持部MA1〜MA5には、それぞれマスクM1〜M5(不図示)が配置される。また、マスク保持部MA1〜MA5は、マスクM1〜M5の各パターン領域が投影光学系PLの視野領域に対応するように、それぞれ非走査方向Yに沿って互いに隣接した位置に配置される。なお、投影光学系PLは、マスク保持部MA1〜MA5の配置に合わせて、投影光学系PLの位置を設定してもよい。マスク保持部MA1〜MA5の形状は、長尺形であることが望ましく、その長手方向は走査方向Xに配置される。さらに、マスク保持部MA1〜MA5は、複数のマスク調整部2を有する。
図2に示す如く、マスク保持装置1は、開口部を有するマスク保持部MA1〜MA5(ここでは、5つのマスク保持部)を備えている。たとえばマスク保持部MA1の開口部には、走査方向Xに沿って開口部の内側の2辺に、マスクの配置ずれやマスクの落下を防止するため等の支持部S1a、S1bが形成されている。マスク調整部2は、その支持部S1a、S1bに配置され、マスク保持部MA1に保持されるマスクM1の法線方向に対して、マスクM1のパターン面の保持位置を調整する手段を有する。また、マスク保持部MA2〜MA5においても、マスク調整部2は、マスク保持部MA1と同様に配置される。
図3は、上述の図2におけるマスク保持部MA1について、走査方向Xから見たマスク保持装置1の断面の概略図である。図3に示す如く、マスク調整部2は、マスクM1と支持部S1a、S1bとの間に配置される。
図4は、上述の図2のマスク保持部MA1のA−Bに沿った断面の概要図である。図4に示す如く、複数のマスク調整部2は、走査方向Xに沿って、所定の間隔で配置される。なお、複数のマスク調整部2が配置される間隔については、特に限定されないが、たとえばマスク保持部MA1の非走査方向Yにおける幅と同程度が望ましい。
なお、図3及び図4において、マスク保持部MA1を例として説明したが、マスク保持部MA2〜MA5についても、マスク保持部MA1と同様である。
本実施の形態において、マスク保持部MA1〜MA5のうち、少なくとも2つのマスク保持部(たとえばマスク保持部MA1とマスク保持部MA2)は、同一平面上に隣接して構成される。また、マスク保持部MA1は、マスク保持装置1の第1面内の第1領域にマスクM1が位置するように、マスクM1を保持する。さらに、マスク保持部MA2は、マスク保持装置1の第2面内の第2領域にマスクM2が位置するように、マスクM2を保持する。マスク保持部MA3〜MA5は、マスク保持部MA1及びマスク保持部MA2と同様に、マスク保持装置1の第3面内の第3領域〜第5面内の第5領域に位置するように、マスクM3〜M5をそれぞれ保持する。なお、上述した第1面〜第5面のうち、少なくとも2つの面の法線方向(たとえば第1面の法線方向と第2面の法線方向)は、互いにほぼ平行に構成される。
ここで、マスク調整部2の構成の一例について説明する。マスク調整部2は、たとえば図5に示す如く、円筒形の外形を有する。マスク調整部2は、図5に斜線で示すようにマスクMと接触可能な接触部2aと、この接触部2aをマスクMの法線方向に関して可動するための図示なきアクチュエータとを有する。アクチュエータとしては、たとえばピエゾ素子を用いることができる。マスク保持部MA1に配置されるマスク調整部2は、接触部2aを介して、マスクM1のパターン面の保持位置を調整できる方向(ここでは、マスクM1の法線方向)に駆動する。同様に、マスク保持部MA2〜MA5に配置されるマスク調整部2は、接触部2aを介して、マスクM2〜M5のパターン面の保持位置を調整できる方向(ここでは、マスクM2〜M5の法線方向)に駆動する。なお、マスクMと接触する接触部2aは、接触部2aの全体がマスクMと接触している必要はなく、接触部2aの一部がマスクMと接触していてもよい。また、マスク調整部2によるマスクM1〜M5の可動する方向は、各マスクM1〜M5の法線方向のみには限定されず、たとえばマスクM1〜M5の法線方向に加えて第1面〜第5面の面内方向も可動する方向であってもよい。
上述のように構成されたマスク保持装置1において、マスク調整部2は、マスクM1〜M5のパターン面の曲面を基準面3(所定の曲面又は平面)に保つようにマスクM1〜M5のパターン面の曲面を調整する。
ここで、基準面3とは、マスクM1〜M5のパターンが形成されたパターン面の所定の曲面又は平面をいう。また、たとえば図4に示す如く、本実施の形態におけるマスクM1のパターン面の基準面3は、マスクM1の下側面(−Z方向)に構成されているが、マスクM1の上側面(+Z方向)に構成されてもよい。他のマスクM2〜M5については、マスクM1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
マスクM1〜M5のパターン面の曲面のそれぞれの変位情報は、たとえば図6に示す如く、マスク計測装置81a、81bによって計測される。図6は、本実施の形態のマスク保持装置1において、マスク調整部2によるマスクM1のパターン面の曲面補正の概念図である。なお、マスクM2〜M5のパターン面の曲面補正についても、マスクM1のパターン面の曲面補正と同様であるため、ここでは説明を省略する。図6に示す如く、マスク計測装置81aからの測定光をマスクM1に対して斜め方向から入射させ、マスクM1からの反射光をマスク計測装置81bで受光することによって、マスクM1のパターン面の曲面の変位情報を得ることができる。マスク計測装置81a、81bは、上述したような斜入射光学式面位置検出装置には限定されず、たとえば静電容量型センサや空圧センサなどを用いるものであってもよい。同様に、マスクM2〜M5のパターン面の曲面は、マスク計測装置81a、81bと同様なマスク計測装置によってそれぞれ計測される。
マスク調整部2の動作について、さらに詳細に説明する。図6に示す如く、マスク計測装置81a、81bにより計測されたマスクM1のパターン面の曲面の変位情報は、制御装置91に伝送される。制御装置91では、マスクM1のパターン面の曲面を補正する必要がある場合、受信した変位情報をもとに、マスク調整部2を駆動させる調整情報を算出する。次に、算出した調整情報をマスク保持装置1のマスク調整部2に伝送する。マスク調整部2は、制御装置91から受信した調整情報に基づいて、マスクM1のパターン面の曲面を補正する。
なお、マスクM1の変位情報とは、マスクM1のパターン面の曲面の変位でもよいし、その変位に基づく電気信号であってもよい。さらに、変位情報は、たとえばマスク計測装置81a、81bによって計測してもよいし、たとえば制御装置91に、マスクM1のパターン面の曲面の変位情報を、基準面3に応じて予め設定しておいてもよい。また、マスクM1の調整情報とは、マスク調整部2を駆動させる駆動量であってもよいし、その駆動量に基づく電気信号であってもよい。同様に、マスク保持部MA2〜MA5に保持されるマスクM2〜M5のパターン面の曲面が変位した場合においても、マスクM2〜M5のパターン面の曲面はマスク調整部2によって、各マスクM1〜M5の基準面に補正される。
たとえば図7(a)に示す如く、マスクM1のパターン面の曲面が基準面3よりも下方にある場合、マスク調整部2は、その接触部2aがマスクM1の法線方向の上方(+Z方向)に移動するように駆動させる。図7(b)に示す如く、複数のマスク調整部2は、マスクM1のパターン面の曲面の変位情報から算出した調整情報に応じて、その接触部2aがマスクM1の法線方向の上方(+Z方向)に移動するように駆動される。このようにして、マスクM1のパターン面の曲面は、マスク調整部2によって基準面3に補正される。
一方、たとえばマスクM1のパターン面の曲面が基準面3よりも上方にある場合、マスク調整部2をマスクM1の法線方向の下方(−Z方向)に駆動させる。複数のマスク調整部2は、マスクM1のパターン面の曲面の変位情報から算出した調整情報に応じて、マスクM1の法線方向の下方(−Z方向)に各々駆動される。このようにして、マスクM1のパターン面の曲面は、マスク調整部2によって基準面3に補正される。
なお、マスクM1〜M5のパターン面の曲面の計測は、マスクM1〜M5の交換後にすぐに行ってもよいし、マスクM1〜M5の交換後の最初の基板Pへの露光時に行ってもよい。さらに、マスクM1〜M5のパターン面の曲面の計測は、露光中に行ってもよい。
マスク調整部2をマスクM1〜M5の法線方向(Z方向)に駆動させると、マスク保持装置やマスクM1〜M5の自重変形の度合いによって、マスクM1〜M5の法線方向(Z方向)の保持位置がそれぞれ異なり、マスクM1〜M5上の照明領域がマスクM1〜M5の法線方向(Z方向)へずれる場合がある。この場合、たとえばマスクM1の法線方向(Z方向)の保持位置を基準として、他のマスクM2〜M5の法線方向(Z方向)の保持位置をマスク調整部2で調整することができる。
また、マスク調整部2の配置は、マスク保持部MA1〜MA5の非走査方向Yの端部に限定されるものではなく、マスク保持部MA1〜MA5走査方向Xの端部に配置されてもよい。なお、マスク調整部2は、マスクM1〜M5の法線方向(Z方向)に対して、マスクM1〜M5のパターン面の保持位置を調整できる手段を有していればよく、特に限定されないが、たとえばマスクM1〜M5の自重変形に応じて、自動又は手動で調整可能なネジ、液体の圧力又は気体の圧力などの流体の圧力によってマスクM1〜M5の法線方向(Z方向)に駆動可能な駆動体などであってもよい。
本実施の形態における露光装置は、マスクM1〜M5のパターン面が基準面3に位置するように維持させつつ、マスクM1〜M5と基板Pとを移動させて、マスクM1〜M5のパターンを基板P上に投影露光する。たとえば、マスクM1〜M5のパターン面の曲面の変位を検出した場合、マスクM1〜M5の走査のためにマスクステージMSが移動中であっても、マスクM1〜M5のパターン面の曲面はマスク調整部2によって基準面3に補正される。
本実施の形態におけるマスク保持装置の別態様を以下に示す。図8は、反射型マスクを用いる場合に適用可能なマスク保持装置の一例を示す斜視図である。図8に示す如く、たとえばマスク保持部MA1において、マスク調整部2は、マスク保持部MA1の非走査方向Yの端部に配置され、マスク保持部MA1に保持されるマスクM1の法線方向に対して、マスクM1のパターン面の保持位置を調整する手段を有する。また、マスク保持部MA2〜MA5においても、マスク調整部2は、マスク保持部MA1と同様に配置される。
なお、図2において、マスク保持部MA1〜MA5は支持部S1〜S5を有しているが、マスク保持部MA1〜MA5は支持部S1〜S5を有していなくてもよい。マスク調整部2は、マスク上のパターンが形成されていない部分に配置すればよく、たとえば図9に示す如く、マスク調整部2はマスク保持部MA1〜MA5の開口部の縁又は周辺に配置されてもよい。
なお、本実施の形態におけるマスク保持装置1は、走査方向X又は非走査方向Yに移動可能なように構成してもよい。これにより、マスク保持装置1を走査方向X又は非走査方向Yに移動制御できるので、マスク保持装置1をマスクステージMSに搭載する必要がなくなる。
また、本実施の形態におけるマスク保持装置1は、たとえば図2のように、マスク保持装置1にマスク保持部MA1〜MA5が一体的に配置されているが、たとえば図10のように、マスク保持装置1は、複数のマスク保持モジュールMM1〜MM5で構成されてもよい。たとえばマスク保持モジュールMM1は、マスク保持部MA1を有している。同様に、マスク保持モジュールMM2〜MM5は、それぞれマスク保持部MA2〜MA5を有している。これにより、本実施の形態のマスク保持装置1は、必要に応じて、マスク保持部の形状や構成数を容易に変更できるようになる。
なお、本実施の形態では、照明光学系IUと投影光学系PLとは、それぞれ、1つの照明光学モジュールIUMと1つの投影光学モジュールPLMとで構成されているが、複数の照明光学モジュールIUMと複数の投影光学モジュールPLMとで構成されてもよい。
複数の投影光学モジュールPLMを備えた露光装置の構成例を以下に記載する。図11は、複数の投影光学モジュールPLMを備えた露光装置の構成の概略を示す図である。図12は、図11の露光装置を非走査方向Yから見た露光装置の構成の概略を示す図である。図11及び図12に示す如く、複数の照明光学モジュールIUMと、複数の投影光学モジュールPLMとを有することを特徴としており、その他の構成は図1とほぼ同様である。図13は、図11及び図12における露光装置を上から(Z方向)見た時の照明光学モジュール及びマスク保持装置の概略を示す図である。図13においては、本実施の形態におけるマスク保持装置にマスクM1〜M5が配置される。マスクM1〜M5は、照明光学モジュールIUM1〜IUM5の照明領域IUA1〜IUA5に合わせて配置されており、マスクステージMSを走査方向Xに移動させることで順次走査される。なお、図11におけるマスクMは、たとえば第1マスクや第2マスクのように複数のマスク(ここでは、マスクM1〜M5の5つ)で構成される。
照明光学系IUは、たとえば超高圧水銀ランプからなる光源(不図示)と複数の照明光学モジュールIUM(本実施形態の場合、5つ)とを有し、マスクMを均一に照明する光学系である。なお、照明光学系IUの構成は上記には限定されない。
各照明光学モジュールIUMは、たとえば図11〜図13のように、非走査方向Yに沿って2列に互い違いに配置され、複数(本実施形態では5つ)の照明領域をマスクM上に形成するために適した構成を有する。なお、照明光学モジュールIUMの配置、構成及び個数は、特に限定されるものではなく、適宜設定できるものとする。
投影光学系PLは、照明光学系IUの照明領域の数に対応した数(本実施形態では5つ)の投影光学モジュールPLMを有する。つまり、投影光学モジュールPLMの視野領域に対応した数の投影光学モジュールPLMを備える。
また、各投影光学モジュールPLMは、たとえば図11及び図12のように、照明光学モジュールIUMに対応して配置され、投影光学モジュールPLMの視野領域に対応するマスクM上のパターンを基板P上に形成するために適した構成を有する。たとえば各投影光学モジュールPLMは、第1の投影光学モジュール群(ここでは、PLM1、PLM3、PLM5)として図11及び図12のX方向側に配置され、第2の投影光学モジュール群(ここでは、PLM2、PLM4)として図11及び図12の−X方向側に配置される。
本実施の形態の投影光学モジュールPLMは、たとえば、視野領域に対応するマスクM上のパターンの中間像を形成し、この中間像の像を基板P上の露光領域に再結像する光学系である。但し、投影光学モジュールPLMの構成は上記構成には限定されず、たとえば基板P上にマスクMの一次像を最終像として形成するものや、三次像を最終像として形成するものなどを用いることができる。
また、マスクM1〜M5を保持するマスク保持部MA1〜MA5は、マスクM1〜M5のそれぞれのパターン領域と、照明領域又は視野領域とが非走査方向Yにおいて重なるように配置される。
次に、本実施の形態におけるマスク調整方法について記載する。以下に、図2におけるマスク保持装置を例にして説明する。マスクM1〜M5は、本実施の形態におけるマスク保持装置のマスク保持部MA1〜MA5に配置される。以下、マスクM1についての調整方法を記載する。他のマスクM2〜M5については、マスクM1の調整方法と同様であるため、ここでは説明を省略する。
まず、マスク保持装置1の第1面内の第1領域をマスクM1の基準面として、マスクM1の法線方向の保持位置に関する第1調整情報を準備する。
たとえば、前述の図7(a)又は図7(b)に示したように、マスク計測装置81a、81bを用いて、第1面の法線方向におけるマスクM1上の所定位置の変位に関する第1変位情報の計測を行う。そして、計測された第1変位情報に基づき、マスクM1のパターン面が基準面3に位置するために必要なマスクM1の移動量に対応する第1調整情報を算出する。
なお、変位情報とは、マスクM1のパターン面の曲面の変位でもよいし、その変位に基づく電気信号であってもよい。
また、第1調整情報は、上述のように第1変位情報から第1調整情報を算出する以外に、後述するマスク保持装置及びマスク調整方法の別態様のようにマスクM1が有している特性(たとえばマスクサイズ、マスク厚、マスク形状、マスク材料の種類など)に基づいて、予め求めた調整情報であってもよい。
その後、算出された第1調整情報に基づいてマスク調整部2を駆動させ、第1面の法線方向におけるマスクM1の保持位置を調整する。ここで、調整情報とは、マスク調整部2を駆動させる駆動量であってもよいし、その駆動量に基づく電気信号であってもよい。
このようにして、マスクM1の保持位置が調整されて、マスクM1のパターン面の曲面が基準面にほぼ合致するように補正される。
また、マスク保持装置1の第1面内の第1領域〜第5面内の第5領域のうち、少なくとも2つの領域(たとえば第1領域と第2領域)は、互いに同一平面上に隣接して構成される。なお、マスク保持装置1の第1面〜第5面のうち、少なくとも2つの面の法線方向(たとえば第1面の法線方向と第2面の法線方向)は、互いにほぼ平行に構成される。
本実施の形態における露光方法を以下に記載する。図1又は図11に示す如く、マスクM及び基板Pは本実施の形態における露光装置の所定の位置に配置され、アライメントによって、最初の位置合わせが行われる。なお、アライメントは、露光中にも行ってもよいし、露光前に行ってもよい。アライメント後、マスクM及び基板Pは、マスクステージMS及び基板ステージPSによって、所定の視野領域及び所定の露光領域まで移動される。次いで、マスクMのパターン面の曲面は、本実施の形態におけるマスク調整方法によって、基準面3に合致するように補正される。マスクMのパターン面の曲面の補正がされた後、露光が開始される。所定の視野領域に対応するマスクM上のパターンを所定の露光領域に対応する基板P上に露光後、マスクM及び基板Pは、次の露光対象となる所定の視野領域及び所定の露光領域まで移動され、順次、マスクM上のパターンを基板P上に露光を行う。この一連の露光工程において、マスク計測装置81a、81bによってマスクMのパターン面の曲面の変位情報が検出された場合、マスクMのパターン面の曲面は、基準面3に補正される。
本実施の形態におけるマスク保持装置及びマスク調整方法の別態様について以下に記載する。本実施の形態においては、マスク保持装置1又はマスク保持部MA1〜MA5の自重変形を予めマスク保持装置1の設計データからシミュレーションを行い、マスク保持部MA1〜MA5におけるマスクM1〜M5の法線方向(Z方向)の変位情報をそれぞれ算出する。次に、算出した変位情報を基にマスク調整部2のZ方向の調整情報をそれぞれ算出する。算出した調整情報に応じて、たとえば手動調整のネジで構成されたマスク調整部2のZ方向における位置を設定し、マスク保持部MA1〜MA5によるマスクM1〜M5のZ方向における保持位置をそれぞれ調整する。調整されたマスク保持部MA1〜MA5に、それぞれマスクM1〜M5が配置されることで、マスクM1〜M5のパターン面の曲面は基準面3を形成することが可能となる。
ここで、変位情報とは、マスクM1〜M5のパターン面の曲面の変位でもよいし、その変位に基づく電気信号であってもよい。また、調整情報とは、マスク調整部2を駆動させる駆動量であってもよいし、その駆動量に基づく電気信号であってもよい。なお、マスク調整部2は、マスク調整部2のZ方向における位置を設定し、マスクM1〜M5のパターン面の保持位置を調整できる手段を有していればよく、特に限定されないが、たとえばマスクM1〜M5の自重変形に応じて、自動で調整可能なネジ、液体の圧力又は気体の圧力などの流体の圧力によってZ軸方向に駆動可能な駆動体、ピエゾ素子などのアクチュエータなどであってもよい。
次に、上記の実施形態にかかる走査型投影露光装置を用いて、感光基板(ガラスプレート)上に所定のパターン(回路パターン、電極パターン等)を形成することによって、マイクロデバイスとしての液晶表示素子を得ることもできる。以下、図14のフローチャートを参照して、この製造方法の一例につき説明する。
図14のステップS401(パターン形成)では、まず、露光対象の基板上にフォトレジストを塗布して感光基板を準備する塗布工程、上記の走査型の投影露光装置を用いて液晶表示素子用のマスクのパターンをその感光基板上に転写露光する露光工程、及びその感光基板を現像する現像工程が実行される。この塗布工程、露光工程、及び現像工程を含むリソグラフィ工程によって、その基板上に所定のレジストパターンが形成される。このリソグラフィ工程に続いて、そのレジストパターンをマスクとしたエッチング工程、及びレジスト剥離工程等を経て、その基板上に多数の電極等を含む所定のパターンが形成される。そのリソグラフィ工程等は、その基板上のレイヤ数に応じて複数回実行される。
その次のステップS402(カラーフィルタ形成工程)では、赤R、緑G、青Bの3本の微細なフィルタの組をマトリックス状に多数配列するか、又は赤R、緑G、青Bの3本のストライプ状の複数のフィルタの組を水平走査線方向に配列することによってカラーフィルタを形成する。その次のステップS403(セル組立工程)では、例えばステップS401にて得られた所定のパターンを有する基板とステップS402にて得られたカラーフィルタとの間に液晶を注入して、液晶パネル(液晶セル)を製造する。
その後のステップS404(モジュール組立工程)では、そのようにして組み立てられた液晶パネル(液晶セル)に表示動作を行わせるための電気回路、及びバックライト等の部品を取り付けて、液晶表示素子として完成させる。上述の液晶表示素子の製造方法によれば、上記の実施形態の走査型の投影露光装置を用いることによって、大型なマスクを使用して高精度に液晶表示素子の製造を行うことができる。
なお、上述の各実施形態の感光基板としては、ディスプレイデバイス用のガラス基板のみならず、ディスプレイデバイス用の有機材料からなる基板又はフィルム、半導体デバイス製造用の半導体ウエハ、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスク又はレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等を適用してもよい。
上述の実施形態に記載したマスク保持装置や走査型露光装置は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることは言うまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が完了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
本実施の形態におけるマスク保持装置によって、マスクのパターン像のデフォーカス調整などができるので、調整に時間のかかる投影光学系の光学調整によることなく、容易に調整が可能となる。
さらに、本実施の形態における露光装置によって、基板上に露光されるパターン線幅が均一となるため、高品質な半導体素子や液晶表示素子などを製造できる。
尚、本実施の形態におけるマスク保持装置及び露光装置は、マスクMの厚さや大きさ等に応じて、マスク保持部MA1〜MA5、マスク調整部2、マスク調整部の接触部2aの形態などを変更することが可能なよう構成されるものとする。
尚、本実施の形態における露光装置は、走査型露光装置で構成しているが、他の露光装置、たとえば一括露光装置で構成することも可能である。また、本実施の形態における投影光学系は、等倍系であったが、拡大系又は縮小系であってもよい。
本発明の実施の形態による走査型露光装置の概略的な構成を示す図。 本発明の実施の形態によるマスク保持装置の概略を示す斜視図。 図2のマスク保持装置を走査方向から見たマスク保持装置の断面の概略図。 図2のマスク保持部のA−Bに沿った断面の概略図。 本発明の実施の形態によるマスク調整部の構成を示す図。 本発明の実施の形態によるマスクパターン面の曲面を基準曲面に補正する説明するための概略図。 本発明の実施の形態によるマスクパターン面の曲面の変位の計測を説明する概略図。(a)はマスクパターン面の曲面が下方へ変位した状態を示す図。(b)はマスクパターン面の曲面が基準曲面に補正された状態を示す図。 本発明の実施の形態によるマスク保持装置の概略を示す斜視図。 本発明の実施の形態によるマスク保持装置の概略を示す斜視図。 本発明の実施の形態によるマスク保持装置に、複数のマスク保持モジュールを備えた形態の概略を示す斜視図。 本発明の実施形態における露光装置に、複数の投影光学モジュールを備えた形態の概略を示す図。 図11の露光装置を非走査方向から見た露光装置の概略を示す図。 図11及び図12における露光装置を上から見た時の照明光学モジュール及びマスク保持装置の概略を示す図。 本発明の実施の形態にかかる露光装置を用いて、マイクロデバイスとしての液晶表示素子の製造方法を示すフローチャート。
符号の説明
1・・・マスク保持装置、2・・・マスク調整部、2a・・・マスク調整部の接触部、81a・・・マスク計測装置、81b・・・マスク計測装置、91・・・制御装置、IUM・・・照明光学モジュール、IU・・・照明光学系、PLM・・・投影光学モジュール、PL・・・投影光学系、S1a・・・支持部、S1b・・・支持部

Claims (22)

  1. 第1マスク及び第2マスクを含む複数のマスクを保持するマスク保持装置であって、
    前記マスク保持装置の第1面内の第1領域に前記第1マスクが位置するように、前記第1マスクを保持する第1マスク保持部と、
    前記マスク保持装置の第2面内の第2領域に前記第2マスクが位置するように、前記第2マスクを保持する第2マスク保持部とを備え、
    前記第1マスク保持部は、前記第1面の法線方向における前記第1マスクの保持位置を調整する第1調整部を備え、
    前記第2マスク保持部は、前記第2面の法線方向における前記第2マスクの保持位置を調整する第2調整部を備え、
    前記第1マスク保持部と前記第2マスク保持部とは、互いに同一平面上に隣接して配置され、
    前記第1面の法線方向と前記第2面の法線方向とは、互いにほぼ平行であることを特徴とするマスク保持装置。
  2. 前記第1調整部は、前記第1マスクの所定位置に関する調整情報に応じて、前記第1面の法線方向における前記第1マスクの保持位置を調整する第1調整手段を有し、
    前記第2調整部は、前記第2マスクの所定位置に関する調整情報に応じて、前記第2面の法線方向における前記第2マスクの保持位置を調整する第2調整手段を有することを特徴とする請求項1に記載のマスク保持装置。
  3. 前記第1面の法線方向における前記第1マスクの所定位置の変位に関する第1変位情報を計測する第1計測手段と、
    計測した前記第1変位情報に基づいて前記第1マスクの所定位置に関する前記調整情報を算出する第1算出手段と、
    前記第2面の法線方向における前記第2マスクの所定位置の変位に関する第2変位情報を計測する第2計測手段と、
    計測した前記第2変位情報に基づいて前記第2マスクの所定位置に関する前記調整情報を算出する第2算出手段とを有することを特徴とする請求項2に記載のマスク保持装置。
  4. 前記第1マスク保持部及び前記第2マスク保持部は、それぞれ第1方向に長い長尺形であって、
    前記第1調整部及び前記第2調整部は、複数の前記第1調整部及び複数の前記第2調整部で構成され、
    前記第1調整部及び前記第2調整部は、前記第1マスク保持部及び前記第2マスク保持部の第1方向に沿った2辺にそれぞれ所定の間隔で配置されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のマスク保持装置。
  5. 前記第1マスク保持部と前記第2マスク保持部とは、前記第1方向と直交する第2方向に沿って、互いに隣接した位置に配置されることを特徴とする請求項4に記載のマスク保持装置。
  6. 前記マスクと基板とを走査方向に移動させつつ前記マスクのパターンを前記基板上に露光する露光装置に用いられ、
    前記第1方向は前記走査方向であることを特徴とする請求項4又は5に記載のマスク保持装置。
  7. 前記第1マスク保持部及び前記第2マスク保持部は、それぞれ第1開口部及び第2開口部を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のマスク保持装置。
  8. 前記マスクと基板とを走査方向に移動させつつ前記マスクのパターンを前記基板上に露光する露光装置に用いられ、
    前記マスク保持装置は、前記走査方向に移動可能なように構成されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のマスク保持装置。
  9. 前記第1マスク保持部と前記第2マスク保持部とは、一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のマスク保持装置。
  10. 前記第1マスク保持部を備える第1マスク保持モジュールと、
    該第1マスク保持モジュールとは別体に構成されて前記第2マスク保持部を備える第2マスク保持モジュールとを有することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のマスク保持装置。
  11. 第1投影光学モジュール及び第2投影光学モジュールを含む複数の投影光学モジュールを介して、前記マスクのパターンを基板上に投影露光する露光装置に用いられ、
    前記第1マスク保持部及び前記第2マスク保持部は、前記第1投影光学モジュール及び前記第2投影光学モジュールのそれぞれの視野領域に合わせて配置されることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載のマスク保持装置。
  12. マスク上のパターンを基板上に露光する露光装置であって、
    前記露光装置は、請求項1乃至10の何れか一項に記載のマスク保持装置を備えることを特徴とする露光装置。
  13. 複数の投影光学系を介して、マスクのパターンを基板上に投影露光する露光装置であって、
    前記露光装置は、請求項1乃至11の何れか一項に記載のマスク保持装置を備えることを特徴とする露光装置。
  14. マスク保持装置に配置されるべき第1マスク及び第2マスクを含む複数のマスクの保持位置を調整するマスク調整方法であって、
    前記マスク保持装置の第1面内の第1領域を基準面として、前記第1マスクの保持位置に関する第1調整情報を準備する第1準備工程と、
    前記第1調整情報に基づいて、前記第1面の法線方向における前記第1マスクの保持位置を調整する第1調整工程とを含み、
    前記マスク保持装置の第2面内の第2領域を前記第2マスクの基準面とするとき、前記第1領域と前記第2領域とは互いに同一平面上で隣接し、
    前記第1面の法線方向と前記第2面の法線方向とは、互いにほぼ平行であることを特徴とするマスク調整方法。
  15. 前記第1準備工程は、前記第1面の法線方向における前記第1マスク上の所定位置の変位に関する第1変位情報を計測する第1計測工程と、
    計測した前記第1変位情報に基づいて前記第1調整情報を算出する第1算出工程とを含むことを特徴とする請求項14に記載のマスク調整方法。
  16. 前記第1調整情報は、前記第1マスクの特性によって予め求められた調整情報を有することを特徴とする請求項14に記載のマスク調整方法。
  17. 前記第2マスクの保持位置に関する第2調整情報を準備する第2準備工程と、
    前記第2調整情報に基づいて、前記第2面の法線方向における前記第2マスクの保持位置を調整する第2調整工程とをさらに含むことを特徴とする請求項14乃至16の何れか一項に記載のマスク調整方法。
  18. 前記第2準備工程は、前記第2面の法線方向における前記第2マスク上の所定位置の変位に関する第2変位情報を計測する第2計測工程と、
    計測した前記第2変位情報に基づいて前記第2調整情報を算出する第2算出工程とを含むことを特徴とする請求項17に記載のマスク調整方法。
  19. 前記第2調整情報は、前記第2マスクの特性によって予め求められた調整情報を有することを特徴とする請求項17に記載のマスク調整方法。
  20. 前記第1領域及び前記第2領域は、それぞれ第1方向に長い長尺形であって、該第1方向と直交する第2方向に沿って、互いに隣接した位置に配置されることを特徴とする請求項14乃至19の何れか一項に記載のマスク調整方法。
  21. マスク上のパターンを基板上に露光する露光方法であって、
    請求項14乃至20の何れか一項に記載のマスク調整方法を用いて、マスクの保持位置を調整し、該マスク上のパターンを基板上に露光することを特徴とする露光方法。
  22. 前記露光方法は、第1投影光学モジュール及び第2投影光学モジュールを含む複数の投影光学モジュールを介して、前記マスクのパターンを前記基板上に投影露光することを特徴とする請求項21に記載の露光方法。
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