JP2008218055A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体燃料の残量を容易に確認することが可能な燃料電池を提供すること。
【解決手段】 燃料極と、空気極と、前記燃料極と前記空気極とに挟まれた電解質膜と、を有する燃料電池セル2と、この燃料電池セル2に対して供給する液体燃料を貯蔵する燃料収容部3と、燃料収容部3の内部を照明する照明機構4と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、液体燃料を用いた燃料電池に関する。
近年、ノートパソコンや携帯電話等の各種携帯用電子機器を長時間充電なしで使用可能とするために、これら携帯用電子機器の電源に燃料電池を用いる試みがなされている。燃料電池は燃料と空気を供給するだけで発電することができ、燃料を補給すれば連続して長時間発電することが可能であるという特徴を有している。このため、燃料電池を小型化できれば、携帯用電子機器の電源として極めて有利なシステムといえる。
直接メタノール型燃料電池(Direct Methanol Fuel Cell:DMFC)は小型化が可能であり、さらに燃料の取り扱いも容易であるため、携帯用電子機器の電源として有望視されている。DMFCにおける液体燃料の供給方式としては、気体供給型や液体供給型等のアクティブ方式、また燃料収容部3内の液体燃料を電池内部で気化させて燃料極に供給する内部気化型等のパッシブ方式が知られている。
これらのうち、内部気化型等のパッシブ方式は、燃料ポンプのような能動的な燃料移送手段を必要としないことから、特にDMFCの小型化に対して特に有利である。例えば、特許文献1や特許文献2には、液体燃料を保持する燃料浸透層と、燃料浸透層中に保持された液体燃料の気化成分を分散させて燃料極に供給する燃料気化層と、を具備するパッシブ型DMFCが記載されている。
パッシブ型DMFCにおいては、出力特性の向上やより一層の小型化を図るために、液体燃料として純メタノールを用いたDMFCの研究並びに実用化が進められている。純メタノールなどの液体燃料は、パッシブ型DMFCの内部に設置された燃料収容部内に収容され、この燃料収容部から直接気化させることにより燃料極に供給される。燃料収容部内の液体燃料は、発電動作に伴って消費されるため、外部から液体燃料を燃料収容部内に補充する必要が生ずる。そこで、例えば、特許文献3や特許文献4などにより、液体燃料の補充時期を確認するために、燃料収容部の少なくとも一部を透明な材料で構成することが提案されている。
特許第3413111号公報 特開2004−171844号公報 特表2001−093551号公報 特開2004−335331号公報
この発明の目的は、液体燃料の残量を容易に確認することが可能な燃料電池を提供することにある。
この発明の態様による燃料電池は、
燃料極と、空気極と、前記燃料極と前記空気極とに挟まれた電解質膜と、を有する膜電極接合体と、
前記膜電極接合体に対して供給する液体燃料を貯蔵する燃料収容部と、
前記燃料収容部の内部を照明する照明機構と、
を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、液体燃料の残量を容易に確認することが可能な燃料電池を提供することができる。
以下、この発明の一実施の形態に係る燃料電池について図面を参照して説明する。
図1A乃至図1Cは、この実施の形態に係る燃料電池1の外観を示す斜視図であり、図1Aは燃料電池1の前面図であり、図1Bは燃料電池1の背面図であり、図1Cは燃料電池1の側面図である。図2は、図1A乃至図1Cに示した燃料電池1の構成の一例を示すブロック図である。
すなわち、この実施の形態において、燃料電池1は、燃料電池1の起電部を構成する燃料電池セル2と、燃料電池セル2に対して燃料を供給する燃料供給機構30と、を備えて構成されている。この燃料供給機構30は、燃料電池セル2に対して供給する液体燃料を貯蔵する燃料収容部3を有している。また、この燃料電池1は、燃料収容部3の内部を照明する照明機構4を備えて構成されている。さらに、この燃料電池1は、各部の制御を司る制御部5、二次電池6、さらには、これらの燃料電池セル2、燃料収容部3を含む燃料供給機構30、照明機構4、制御部5、二次電池6などを収容する筐体7などを備えて構成されている。
図3は、燃料電池セル2と燃料供給機構30とを組み合わせた構成の一例を示す断面図である。ここで示した例では、燃料電池1において、燃料電池セル2は、アノード触媒層11とアノードガス拡散層12とを有するアノード(燃料極)13と、カソード触媒層14とカソードガス拡散層15とを有するカソード(空気極/酸化剤極)16と、アノード触媒層11とカソード触媒層14とで挟持されたプロトン(水素イオン)伝導性の電解質膜17とから構成される膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly:MEA)40を有している。
アノード触媒層11やカソード触媒層14に含有される触媒としては、例えば白金(Pt)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、オスミウム(Os)、パラジウム(Pd)等の白金族元素の単体、白金族元素を含有する合金等が挙げられる。アノード触媒層11にはメタノールや一酸化炭素等に対して強い耐性を有するPt−RuやPt−Mo等を用いることが好ましい。カソード触媒層14にはPtやPt−Ni等を用いることが好ましい。ただし、触媒はこれらに限定されるものではなく、触媒活性を有する各種の物質を使用することができる。触媒は炭素材料のような導電性担持体を使用した担持触媒、あるいは無担持触媒のいずれであってもよい。
電解質膜17を構成するプロトン伝導性材料としては、例えばスルホン酸基を有するパーフルオロスルホン酸重合体のようなフッ素系樹脂(ナフィオン(商品名、デュポン社製)やフレミオン(商品名、旭硝子社製)等)、スルホン酸基を有する炭化水素系樹脂等の有機系材料、あるいはタングステン酸やリンタングステン酸等の無機系材料が挙げられる。ただし、プロトン伝導性の電解質膜17はこれらに限られるものではない。
アノード触媒層11に積層されるアノードガス拡散層12は、アノード触媒層11に燃料を均一に供給する役割を果たすと同時に、アノード触媒層11の集電体も兼ねている。カソード触媒層14に積層されるカソードガス拡散層15は、カソード触媒層14に酸化剤を均一に供給する役割を果たすと同時に、カソード触媒層14の集電体も兼ねている。アノードガス拡散層12及びカソードガス拡散層15は多孔質基材で構成されている。
アノードガス拡散層12やカソードガス拡散層15には、必要に応じて導電層(集電体層)が積層される。これら導電層としては、例えば金(Au)のような導電性金属材料からなるメッシュ、多孔質膜、薄膜または箔体、あるいはSUSなどの導電性金属材料に金などの良導電性金属を被覆した複合材等が用いられる。
燃料供給機構30は、燃料電池セル2のアノード(燃料極)13側に配置され、燃料電池セル2のアノード13に対して燃料を供給するものである。この燃料供給機構30は、燃料供給部31を備えている。また、この燃料供給機構30は、燃料供給部31に供給される液体燃料を貯蔵する燃料収容部3を備えている。燃料収容部3は、燃料電池セル2に対応した液体燃料を収容しており、液体燃料としては、各種濃度のメタノール水溶液や純メタノール等のメタノール燃料が挙げられる。液体燃料は、必ずしもメタノール燃料に限られるものではない。液体燃料は、例えばエタノール水溶液や純エタノール等のエタノール燃料、プロパノール水溶液や純プロパノール等のプロパノール燃料、グリコール水溶液や純グリコール等のグリコール燃料、ジメチルエーテル、ギ酸、その他の液体燃料であってもよい。いずれにしても、燃料電池に応じた液体燃料が使用される。
燃料供給部31と燃料収容部3とは、配管のような液体燃料の流路Pを介して接続されている。つまり、燃料供給部31には、燃料収容部3から流路Pを介して液体燃料が導入される。流路Pは、燃料供給部31や燃料収容部3と独立した配管に限られるものではない。例えば、燃料供給部31と燃料収容部3とを積層して一体化する場合、これらを繋ぐ液体燃料の流路Pであってもよい。
燃料供給部31は、液体燃料が流路Pを介して注入される燃料注入口32と、燃料注入口32から注入された液体燃料やその気化成分を排出する燃料排出口33と、燃料注入口32と燃料排出口33とを繋ぐ細管34と、を有している。ここで示した燃料供給部31の例では、燃料注入口32及び燃料排出口33は、それぞれ1箇所である。
なお、液体燃料を燃料収容部3から燃料供給部31まで送る機構は特に限定されるものではない。例えば、使用時の設置場所が固定される場合には、重力を利用して液体燃料を燃料収容部3から燃料供給部31まで落下させて送液することができる。また、多孔体等を充填した流路を用いることによって、毛細管現象で燃料収容部3から燃料供給部31まで送液することができる。
さらに、燃料収容部3から燃料供給部31への送液はポンプで実施してもよい。この場合、例えば、燃料収容部3と燃料供給部31との間の流路の途中にポンプを挿入した構成が適用可能である。この場合のポンプは、燃料を循環される循環ポンプではなく、あくまでも燃料収容部3から燃料供給部31に液体燃料を送液する燃料供給ポンプである。このようなポンプで必要時に液体燃料を送液することによって、燃料供給量の制御性を高めることができる。
ポンプの種類は、特に限定されるものではないが、少量の液体燃料を制御性よく送液することができ、さらに小型軽量化が可能という観点から、ロータリーベーンポンプ、電気浸透流ポンプ、ダイアフラムポンプ、しごきポンプ等を使用することが好ましい。ロータリーベーンポンプはモータで羽を回転させて送液するものである。電気浸透流ポンプは電気浸透流現象を起こすシリカ等の焼結多孔体を用いたものである。ダイアフラムポンプは電磁石や圧電セラミックスによりダイアフラムを駆動して送液するものである。しごきポンプは柔軟性を有する燃料流路の一部を圧迫し、燃料をしごき送るものである。これらのうち、駆動電力や大きさ等の観点から、電気浸透流ポンプや圧電セラミックスを有するダイアフラムポンプを使用することがより好ましい。
また、このようなポンプを適用した場合、ポンプの動作を制御する制御回路を追加しても良い。すなわち、燃料供給用(送液用)のポンプの制御は、燃料電池1の出力を参照して行うことが好ましい。このため、燃料電池1の出力を制御回路で検出し、この検出結果に基づいて制御回路からポンプに制御信号が送られる。ポンプは、制御回路から送られた制御信号に基づいてオン/オフが制御される。ポンプの動作は、燃料電池1の出力に加えて、温度情報や電力供給先である電子機器の運転状態情報等に基づいて制御することで、より安定した運転が達成できる。
さらに、燃料電池1としての安定性や信頼性を高めるために、ポンプと直列に燃料遮断バルブを配置しても良い。この場合、ポンプと燃料供給部31との間の流路に燃料遮断バルブを挿入した構成が適用可能であるが、燃料遮断バルブはポンプと燃料供給部31との間に設置しても機能上の支障はない。燃料遮断バルブとしては、電磁石、モータ、形状記憶合金、圧電セラミックス、バイメタル等をアクチュエータとして、開閉動作を電気信号で制御することが可能な電気駆動バルブが使用される。燃料遮断バルブには、その大きさや駆動電力等の観点から、電磁石や圧電セラミックスを用いた電気駆動バルブを使用することが好ましい。さらに、燃料遮断バルブには、状態保持機能を有するラッチタイプのバルブを使用することが好ましい。
さらに、燃料供給部31から膜電極接合体40への燃料供給が行われる構成であればポンプに代えて燃料遮断バルブを配置する構成とすることも可能である。この場合には、燃料遮断バルブは、流路による液体燃料の供給を制御するために設けられるものである。
また、燃料収容部3や流路に燃料収容部3内の圧力を外気とバランスさせるバランスバルブを装着しても良い。
また、この実施の形態において、燃料電池1は、さらに、燃料電池セル2のカソード(空気極)16側に配置されたカバープレート18を備えている。つまり、燃料電池セル2は、燃料供給部31とカバープレート18との間に配置されている。カバープレート18は、酸化剤である空気を取入れるための開口18Aを有している。なお、図3に示した例では、カバープレート18とカソード16との間には、保湿層20が配置されているが省略しても良い。この保湿層20は、カソード触媒層14で生成された水の一部を含浸して、水の蒸散を抑制すると共に、カソード触媒層14への空気の均一拡散を促進する機能を有している。
さらに、この実施の形態において、燃料電池1は、燃料電池セル2と燃料供給部31、燃料供給機構30との間に配置され燃料電池セル2をアノード13側から支持する支持板41を備えている。つまり、燃料電池セル2は、支持板41とカバープレート18との間に保持されている。この支持板41は、燃料電池セル2と燃料供給機構30との間に配置された状態において、燃料供給機構30から供給された燃料を燃料電池セル2のアノード13に供給するための開口部APを有している。つまり、この開口部APは、支持板41において、燃料供給機構30側から燃料電池セル2側まで貫通する貫通孔である。
なお、このような支持板41は、省略しても良いが、これを適用することにより以下のような効果が得られる。すなわち、燃料電池セル2と燃料供給機構30との間に支持板41を配置したことにより、燃料排出口33から燃料電池セル2までの距離を確保することができる。このため、燃料排出口33から排出された液体燃料の気化を促進するのに十分な容量を確保することができ、気体の状態の燃料を広範囲にわたって拡散させることが可能である。これにより、アノード13の面内における燃料の分布を平準化することが可能となり、燃料電池セル2での発電反応に必要とされる燃料を全体的に過不足なく供給することができる。したがって、燃料電池1の大型化や複雑化等を招くことなく、燃料電池セル2で効率的に発電反応を生起させることができる。これによって、燃料電池1の出力を向上させることが可能となる。言い換えると、燃料を循環させない燃料電池1の利点を損なうことなく、出力やその安定性を高めることができる。
また、支持板41により燃料電池セル2を支持するとともに、支持板41とカバープレート18との間で燃料電池セル2を保持するため、燃料電池セル2、特に膜電極接合体の撓みなどの変形を抑制することができ、起電部と集電体との密着性を高めて出力の低下を抑制することが可能となる。
さらに、この実施の形態において、燃料電池1は、燃料電池セル2と燃料供給機構30との間に配置された少なくとも1つの多孔体42を備えている。多孔体42の構成材料としては、各種樹脂が使用され、多孔質状態の樹脂フィルム等が多孔体42として用いられる。このような多孔体42は、複数の多孔膜を積層して配置してもよい。すなわち、主にある一方向への拡散性が高い多孔体と、これに交差する(あるいは直交する)方向への拡散性が高い多孔体とを組み合わせて適用しても良い。
なお、このような多孔体42は、省略しても良いが、これを適用することにより以下のような効果が得られる。すなわち、多孔体42を配置することによって、アノード13に対する燃料供給量をより一層平均化することができる。すなわち、燃料供給部31の燃料排出口33から排出された液体燃料は一旦多孔体42に吸収され、多孔体42の内部で面内方向に拡散する。この後、多孔体42から支持板41を介してアノード13に燃料が供給されるため、燃料供給量をより一層平均化することが可能となる。
要するに、図3に示した例では、燃料電池1は、燃料供給機構30を構成する燃料供給部31の底面35上に配置された多孔体42、多孔体42上に配置された支持板41、支持板41上に配置された膜電極接合体を含む燃料電池セル2、燃料電池セル2上に配置された保湿層20を収容し、保湿層20上に配置されたカバープレート18によってこれらを保持している。電解質膜17とカバープレート18との間(図3に示した例では、電解質膜17と保湿層20との間)、及び、電解質膜17と支持板41との間には、それぞれゴム製のOリングなどのシール材19が介在しており、また、燃料供給部31の底面35と支持板41との間にも同様のシール材SEが介在しており、これらによって燃料電池セル2からの燃料漏れや酸化剤漏れを防止している。
上述したような構成の燃料電池1においては、以下のようなプロセスによって発電する。
すなわち、燃料収容部3から流路Pを介して燃料注入口32から燃料供給部31に導入された液体燃料は、細管34を経由して燃料排出口33に導かれる。燃料排出口33から排出された液体燃料は、気化するとともに広範囲にわたって拡散する。燃料電池セル2のアノード13には、液体燃料の気化成分が供給される。
燃料電池セル2内において、燃料は、アノードガス拡散層12を拡散してアノード触媒層11に供給される。液体燃料としてメタノール燃料を用いた場合、アノード触媒層11で下記の(1)式に示すメタノールの内部改質反応が生じる。なお、メタノール燃料として純メタノールを使用した場合には、カソード触媒層14で生成した水や電解質膜17中の水をメタノールと反応させて(1)式の内部改質反応を生起させる。あるいは、水を必要としない他の反応機構により内部改質反応を生じさせる。
CH3OH+H2O → CO2+6H++6e- …(1)
この反応で生成した電子(e-)は、集電体を経由して外部に導かれ、いわゆる電気として携帯用電子機器等を動作させた後、カソード16に導かれる。また、(1)式の内部改質反応で生成したプロトン(H+)は、電解質膜17を経てカソード16に導かれる。カソード16には、酸化剤として空気が供給される。カソード16に到達した電子(e-)とプロトン(H+)は、カソード触媒層14で空気中の酸素と下記の(2)式にしたがって反応し、この反応に伴って水が生成する。
6e-+6H++(3/2)O2 → 3H2O …(2)
上述した燃料電池1の発電反応において、発電する電力を増大させるためには触媒反応を円滑に行わせると共に、燃料電池セル2の電極全体をより有効に発電に寄与させることが重要となる。
上述したような燃料電池1において、燃料収容部3は、略直方体状に形成され、貯蔵する液体燃料に対する耐性を有し、且つ光透過性を有する樹脂材料によって形成されている。例えば、液体燃料としてメタノールを適用する場合、燃料収容部3は、耐メタノール性を有することが望ましい。
このように、燃料収容部3が光透過性を有する樹脂材料によって形成されているため、その内部を外部から照明することが可能であるとともに内部に貯蔵されている液体燃料の残量を外部から確認(すなわち目視するまたは光学的に検知する)ことが可能となる。つまり、この実施の形態によれば、光透過性を有する燃料収容部3に対して、燃料収容部3の内部を照明する照明機構4を適用したことにより、燃料収容部3の内部に貯蔵される液体燃料の残量を容易に確認することができる。
また、燃料収容部3が筐体7に収容された構成においては、筐体7は、燃料収容部3の内部を目視可能とする窓部7Aを有している。つまり、照明機構4による照明光は、燃料収容部3の内部を経由してその一部が窓部7Aから透過する。このような透過光を目視することにより、燃料収容部3の内部の液体燃料の残量を確認することができる。
なお、ここで、光透過性を有する樹脂材料の透明性に関しては、JIS K7105−1981の「プラスチックの光学的特性試験方法」に準拠する光線透過率測定試験において、測定される光線透過率に基づいて規定できる。この実施の形態における燃料収容部3を形成するのに適用される樹脂材料は、耐メタノール性を有していたとしても光線透過率が85%未満の場合には燃料収容部3内の残量の視認性が低下することから、光線透過率が85%以上であるものを適用することが望ましい。特に、この実施の形態で適用される樹脂材料としては、照明機構4による照明光の波長に対する光線透過率が85%以上であることが望ましい。
耐メタノール性と光透過性とを満足する樹脂材料としては、例えばポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、環状オレフィンコポリマー(COC)、シクロオレフィンポリマー(COP)、ポリメチルペンテン(TPX)、ポリフェニルサルホン(PPSU)などが挙げられる。
次に、上述した照明機構4の構成例について説明する。
図4に示した構成例においては、照明機構4は、燃料収容部3の側面3Sに対向するように配置された光源51、この光源51を支持する支持基板52などを有している。このような構成例においては、光源51と筐体7の窓部7Aとが対向し、これらの間に燃料収容部3が介在している。すなわち、液体燃料Fの残量を確認するために筐体7を保持した状態(残量確認状態)で、光源51の光軸は、貯蔵されている液体燃料Fの液面と略平行な方向を向いている。このため、光源51から発光された光は、燃料収容部3を直線的に透過して(液体燃料Fが貯蔵されていれば、この液体燃料Fも含めて燃料収容部3を直線的に透過して)窓部7Aを透過する。これにより、液体燃料Fの残量を確認することが可能となる。
図5に示した構成例においては、照明機構4は、燃料収容部3の底面3Bに対向するように配置された光源51、この光源51を支持する支持基板52などを有している。このような構成例においては、残量確認状態で、光源51の光軸は、貯蔵されている液体燃料Fの液面と交差する方向を向いている。
すなわち、光源51からの光は、まず、燃料収容部3の底面3Bから内部に入射する。図6に示すように、燃料収容部3の内部に液体燃料Fが貯蔵されている場合には、燃料収容部3に入射した光は、液体燃料Fから空気層に向けて進行する。このとき、液体燃料Fの屈折率nFは空気層の屈折率nAよりも大きい。このため、燃料収容部3に入射した光が屈折率の異なる物質を通過する時、境界面(ここでは液面)において屈折するが、ある臨界角αを越えた入射角で入射された光は境界面を通過することができず、全て反射される。この液面で反射された光が窓部7Aを透過することにより、液体燃料Fの残量を確認することが可能となる。
このように、燃料収容部3の底面3Bから光を照射する構成例においては、光の屈折・全反射を利用したものであり、残量確認状態において筐体7の水平方向から窓部7Aを目視した場合、液体燃料Fの液面付近があたかも光って視認される。このため、図4に示したような構成例よりもさらに容易に液体燃料Fの残量を確認することができる。
これらの図4及び図5に示した構成例において、比較的指向性の高い発光ダイオード(LED)によって構成された光源51を適用することが望ましい。このような光源51を適用することにより、窓部7Aから点状の光が目視可能となり、残量の視認性を向上することが可能となる。
なお、上述した燃料電池1及び燃料収容部3における底面とは、残量確認状態において、下方(すなわち重力方向)を向く面に相当し、また、側面とは、残量確認状態において、重力方向に沿って延在する面に相当し、平面に限らず曲面も含む。したがって、燃料電池1においては、図1Aに示した前面や図1Bに示した背面も側面に相当する。筐体7において、窓部7Aは側面に形成され、しかも、重力方向に延在するスリット状に形成されている。
次に、照明機構4の他の構成例について説明する。
図7及び図8に示した構成例においては、照明機構4は、光源51及びこの光源51を支持する支持基板52に加え、光源51から燃料収容部3までの光路中に配置された反射板及び拡散板の少なくとも1つを有している。すなわち、図7に示した構成例においては、光源51は、燃料収容部3に対向することなく、その光軸が燃料収容部3の底面3Bに略平行な方向を向くように配置されている。そして、反射板及び拡散板の少なくとも1つからなる光学素子53は、燃料収容部3の底面3Bに対向して配置されている。
この光学素子53は、光源51から発光された光を燃料収容部3の底面3Bに導く機能を有している。このため、光源51からの光は、まず、光学素子53により略直角方向に反射された後に燃料収容部3の底面3Bから入射し、図5の構成例と同様に液面において屈折した後、一部が液面にて全反射されて、窓部7Aを透過する。これにより、液体燃料Fの残量を確認することが可能となる。
また、図8に示した構成例においては、光源51は、燃料収容部3に対向することなく、その光軸が燃料収容部3の側面3Sに略平行な方向を向くように配置されている。そして、反射板及び拡散板の少なくとも1つからなる光学素子53は、燃料収容部3の側面3Sに対向して配置されている。
この光学素子53は、光源51から発光された光を燃料収容部3の側面3Sに導く機能を有している。このため、光源51からの光は、まず、光学素子53により略直角方向に反射された後に燃料収容部3の側面3Sから入射し、図4の構成例と同様に燃料収容部3を直線的に透過して(液体燃料Fが貯蔵されていれば、この液体燃料Fも含めて燃料収容部3を直線的に透過して)窓部7Aを透過する。これにより、液体燃料Fの残量を確認することが可能となる。
これらの図7及び図8に示した構成例においては、光源51として発光ダイオードなどの点光源を適用した場合であっても、少なくとも拡散板としての機能を有する光学素子53を適用することにより、光源51からの光を発散させることができ、底面3Bもしくは側面3Sの広い範囲(略全面)を照明することが可能となる。また、光源51の配置場所の設計も、より自由度が増すといった利点もある。
図9A及び図9Bに示した構成例においては、照明機構4は、光源51及びこの光源51を支持する支持基板52に加え、光源51と燃料収容部3との間に配置されたレンズ54を有している。すなわち、光源51は、筐体7の窓部7Aに対向するように配置され、これらの間に燃料収容部3が介在している。レンズ54は、光源51と燃料収容部3の側面3Sとの間に配置されている。
このレンズ54は、燃料収容部3の側面3Sに対向する円筒面を有するとともに側面3Sに沿って円筒面の母線が延在するシリンドリカルレンズであり、光源51から発光された光を発散する機能を有している。このため、光源51からの光は、まず、レンズ54により発散された後に燃料収容部3の側面3Sから入射し、図4の構成例と同様に燃料収容部3を直線的に透過して(液体燃料Fが貯蔵されていれば、この液体燃料Fも含めて燃料収容部3を直線的に透過して)窓部7Aを透過する。これにより、液体燃料Fの残量を確認することが可能となる。
この構成例においては、光源51として発光ダイオードなどの点光源を適用した場合であっても、発散機能を有するレンズ54を適用することにより、側面3Sの広い範囲(略全面)を照明することが可能となる。また、光源51の配置場所の設計も、より自由度が増すといった利点もある。
上述した実施の形態においては、燃料収容部3に貯蔵された液体燃料の残量を筐体7の窓部7Aから目視により確認可能とする構成について説明したが、照明機構4によって照明された燃料収容部3の内部から出射された光に基づいて、燃料収容部3に貯蔵されている液体燃料の残量を電気的に検知する検知機構を備えてもよい。この検知機構としての機能は、例えば図2に示した制御部5が兼ね備えているものとする。
すなわち、この検知機構は、図10に示すように、燃料収容部3の側面3Sに対向し且つ残量確認状態において検知対象である液体燃料の液面に対して交差する方向に沿って配置された複数の受光素子61を有している。この受光素子61としては、例えばフォトダイオードなどによって構成されている。なお、照明機構4の構成例としては、例えば図7に示した構成例が適用可能であるが、他の構成例と組み合わせてもよいことはいうまでもない。
このような構成においては、光源51からの光は、まず、光学素子53により略直角方向に反射された後に燃料収容部3の底面3Bから入射し、液面において屈折した後、その一部が液面にて全反射されて、いずれかの受光素子61に入射する。制御部5では、これらの受光素子61からの出力信号に基づいて、液体燃料Fの残量を検知する。
なお、検知機構は、図11に示すように、これらの受光素子61に加えて、受光素子間に遮光壁62を有していても良い。これにより、受光素子61による誤検知を抑制することができ、より高い精度で液体燃料Fの残量を検知可能となる。
以上説明した例では、照明機構4は、2以上の光源51を有していても良い。また、この場合、照明機構4は、発光色が異なる複数の光源51を有する構成であってもよい。このような構成により、多彩な色の照明光によって燃料収容部3を照明することが可能となる。例えば、図10などを参照して説明したように、電気的に液体燃料の残量を検知する構成においては、液体燃料の残量に応じて照明光の色を変えても良い。
すなわち、図12に示すように、照明機構4は、支持基板52に支持された第1光源51A及び51Bを有している。例えば、第1光源51Aは発光色が緑色の発光ダイオードによって構成され、第2光源51Bは発光色が赤色の発光ダイオードによって構成されているものとする。
図13Aに示すように、液体燃料Fの残量が第1閾値レベルA以上であることが検知機構により検知された場合には、第1光源51Aのみが発光し、液面付近が緑色で視認可能となる。図13Bに示すように、液体燃料Fの残量が第1閾値レベルAを下回り第2閾値レベルB以上であることが検知機構により検知された場合には、第1光源51A及び第2光源51Bが同時に発光し、液面付近が橙色で視認可能となる。図13Cに示すように、液体燃料Fの残量が第2閾値レベルBを下回ったことが検知機構により検知された場合には、第2光源51Bのみが発光し、液面付近が赤色で視認可能となる。
次に、二次電池と燃料電池とを組み合わせて搭載した機器の構成例について説明する。なお、ここでは、二次電池としてリチウムイオン電池(LIB)を適用した場合について説明するが、他の二次電池を適用してもよいことは言うまでもない。
このような構成例においては、二次電池の残量に応じて燃料収容部3を照明する照明光の色を変えてもよい。すなわち、図2に示した例では、制御部5は、二次電池6の残量を検知する検知機構としての機能を兼ね備えている。この検知機構としては、例えば、図14に示すような構成の検知回路を有している。すなわち、予め決められた基準電圧を抵抗分割し、二次電池6の電圧と比較する比較器C1、C2、C3…を有する検知回路において、比較器からの出力に応じてMPUにより二次電池6の残量が検知される。
一方で、燃料収容部3の内部を照明する照明機構4は、図12に示したように、支持基板52に支持された第1光源51A及び51Bを有している。例えば、第1光源51Aは発光色が緑色の発光ダイオードによって構成され、第2光源51Bは発光色が赤色の発光ダイオードによって構成されているものとする。
図15に示すように、二次電池6の残量が第1閾値レベルA以上であることが検知機構により検知された場合には、第1光源51Aのみが発光し、液体燃料の液面付近が緑色で視認可能となる。また、二次電池6の残量が第1閾値レベルAを下回り第2閾値レベルB以上であることが検知機構により検知された場合には、第1光源51A及び第2光源51Bが同時に発光し、液体燃料の液面付近が橙色で視認可能となる。さらに、二次電池6の残量が第2閾値レベルBを下回り第3閾値レベルC以上であることが検知機構により検知された場合には、第2光源51Bのみが発光し、液体燃料の液面付近が赤色で視認可能となる。
つまり、二次電池と燃料電池とを搭載した機器を利用するユーザは、両方の電池の残量を確認する必要がある。各電池に対応して残量を確認するためのインジケータなどを設けることも考えられるが、本構成例によれば、窓部7Aを目視した際に、液体燃料の液面を視認することにより液体燃料の残量を確認できると同時に、液体燃料の液面付近の照明光の色を視認することにより二次電池の残量を確認できる。
上述した各実施形態の燃料電池1は、各種の液体燃料を使用した場合に効果を発揮し、液体燃料の種類や濃度は限定されるものではない。各実施形態の燃料電池1は、濃度が80wt%以上のメタノールを液体燃料として用いた場合に、その性能や効果を特に発揮することができる。したがって、各実施形態は、濃度が80wt%以上のメタノール水溶液または純メタノールを液体燃料として用いた燃料電池1に適用することが好ましい。
なお、本発明は液体燃料を使用した各種の燃料電池に適用することができる。また、燃料電池の具体的な構成や燃料の供給状態等も特に限定されるものではなく、MEAに供給される燃料の全てが液体燃料の蒸気、全てが液体燃料、または一部が液体状態で供給される液体燃料の蒸気等、種々形態に本発明を適用することができる。実施段階では本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。さらに、上記実施形態に示される複数の構成要素を適宜に組合せたり、また実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除したりする等、種々の変形が可能である。本発明の実施形態は本発明の技術的思想の範囲内で拡張もしくは変更することができ、この拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれるものである。
また、本発明の直接メタノール型燃料電池は、パッシブ方式やアクティブ方式のいずれの燃料電池に適用してもよい。
図1Aは、この発明の一実施の形態に係る燃料電池の前面図である。 図1Bは、この発明の一実施の形態に係る燃料電池の背面図である。 図1Cは、この発明の一実施の形態に係る燃料電池の側面図である。 図2は、この発明の一実施の形態に係る燃料電池の構成の一例を示す図である。 図3は、図2に示した燃料電池セルと燃料供給機構とを組み合わせた構成の一例を示す断面図である。 図4は、図2に示した照明機構に適用可能な構成例を示す図である。 図5は、図2に示した照明機構に適用可能な他の構成例を示す図である。 図6は、図5に示した照明機構における照明光の全反射を説明するための図である。 図7は、図2に示した照明機構に適用可能な他の構成例を示す図である。 図8は、図2に示した照明機構に適用可能な他の構成例を示す図である。 図9Aは、図2に示した照明機構に適用可能な他の構成例を示す図である。 図9Bは、図9Aに示した照明機構の平面図である。 図10は、液体燃料の残量を電気的に検知する検知機構の構成例を示す図である。 図11は、液体燃料の残量を電気的に検知する検知機構の他の構成例を示す図である。 図12は、図2に示した照明機構に適用可能な他の構成例を示す図である。 図13Aは、図12に示した照明機構により照明された液体燃料の液面付近の様子を示す図である。 図13Bは、図12に示した照明機構により照明された液体燃料の液面付近の様子を示す図である。 図13Cは、図12に示した照明機構により照明された液体燃料の液面付近の様子を示す図である。 図14は、二次電池の残量を電気的に検知する検知機構の構成例を示す図である。 図15は、図14に示した検知機構により検知される二次電池の電圧と二次電圧の残量との関係の一例を示す図である。
符号の説明
P…流路 F…液体燃料 1…燃料電池 2…燃料電池セル 3…燃料収容部 3S…側面 3B…底面 4…照明機構 5…制御部 6…二次電池 7…筐体 7A…窓部
11…アノード触媒層 12…アノードガス拡散層 13…アノード 14…カソード触媒層 15…カソードガス拡散層 16…カソード 17…電解質膜 18…カバープレート
30…燃料供給機構 31…燃料供給部
51…光源 51A…第1光源 51B…第2光源 52…支持基板 53…光学素子 54…レンズ 61…受光素子 62…遮光壁

Claims (12)

  1. 燃料極と、空気極と、前記燃料極と前記空気極とに挟まれた電解質膜と、を有する膜電極接合体と、
    前記膜電極接合体に対して供給する液体燃料を貯蔵する燃料収容部と、
    前記燃料収容部の内部を照明する照明機構と、
    を備えたことを特徴とする燃料電池。
  2. 前記照明機構は、前記燃料収容部の側面もしくは底面に対向するように配置された光源を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記照明機構は、前記光源と前記燃料収容部との間に配置されたレンズ、前記光源から前記燃料収容部までの光路に配置された反射板もしくは拡散板の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池。
  4. さらに、前記照明機構によって照明された前記燃料収容部の内部から出射された光に基づき、前記燃料収容部に貯蔵されている液体燃料の残量を検知する検知機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  5. 前記検知機構は、前記燃料収容部の側面に対向しかつ残量を検知する液体燃料の液面に対して交差する方向に沿って配置された複数の受光素子を有することを特徴とする請求項4に記載の燃料電池。
  6. 前記検知機構は、前記受光素子間に遮光壁を有することを特徴とする請求項5に記載の燃料電池。
  7. 前記照明機構は、前記検知機構によって検知された残量が所定値以上である場合に第1発光色で発光する第1光源と、前記検知機構によって検知された残量が所定値を下回った場合に第1発光色とは異なる第2発光色で発光する第2光源と、を有することを特徴とする請求項4に記載の燃料電池。
  8. 前記照明機構は、発光ダイオードによって構成された光源を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  9. さらに、前記燃料収容部を収容するとともに前記燃料収容部の内部を目視可能とする窓部を有する筐体を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  10. さらに、二次電池の残量を検知する検知機構を備え、
    前記照明機構は、前記検知機構によって検知された残量が所定値以上である場合に第1発光色で発光する第1光源と、前記検知機構によって検知された残量が所定値を下回った場合に第1発光色とは異なる第2発光色で発光する第2光源と、を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  11. 前記燃料は、メタノール燃料であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の燃料電池。
  12. 前記メタノール燃料は、メタノール濃度が80wt%以上のメタノール水溶液または純メタノールであることを特徴とする請求項11に記載の燃料電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016182834A (ja) * 2016-07-29 2016-10-20 セイコーエプソン株式会社 液体収容体及び液体消費装置

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