JP2008217095A - 部品表示プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、部品表示方法、および部品表示装置 - Google Patents

部品表示プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、部品表示方法、および部品表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】部品同士の重複度の判定処理を効率的におこない、部品同士が重ならない適切な表示間隔で3次元モデルを表示すること。
【解決手段】投影部202は、表示部201に表示された3次元モデルを構成する部品に対して、任意の視点座標からの投影線または2次元投影図を求める。判定部203は、投影部202によって求められた投影線または2次元投影図により、3次元モデルを構成する部品同士の重複度を判定する。算出部204は、判定部203によって判定された3次元モデルを構成する部品同士の重複度に基づいて、表示部201に表示されている3次元モデルを構成する部品の移動量を算出する。表示制御部205は、算出部204によって算出された3次元モデルを構成する部品の移動量に基づいて、3次元モデルを構成する部品の表示位置を移動させる。
【選択図】図2

Description

この発明は、複数の部品からなる対象物を、3次元グラフィックによって仮想3次元空間内に3次元モデル表示する部品表示プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、部品表示方法、および部品表示装置に関する。
従来より、3次元設計プログラムなどによって作成された機械部品の3次元モデルを表示する表示プログラムの中には、3次元モデルの爆発図を表示したり、3次元モデルに対する任意の視点座標を指定したりすることができるものがある。しかしながら、このような表示プログラムにあっては、3次元モデルに対する視点座標の位置によっては、3次元モデルを構成する部品同士が重なって表示されてしまうことがあり、この場合、ユーザは、多くの部品の中から所望する部品を容易に見つけ出すことができないといった問題が生じていた。
そこで、3次元モデルを任意の視点座標から見たときの部品同士の重なりを判定して、この判定結果に基づいて、部品同士を重ならないように表示することができる技術が考案されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2001−67392号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来技術にあっては、ある中心となる部品に重心を設定し、設定された重心に基づいて、各部品を3次元(X軸,Y軸,Z軸)方向に移動させたうえで部品同士の重なりを判定し、部品同士が重なっていると判定された場合は、さらにその部品を3次元方向に移動させることにより、結果的に各部品同士が重ならないように表示させる方法を用いている。
このように、上記特許文献1に記載の従来技術にあっては、3次元データを用いて、部品同士の重なりを判定する処理をおこなっているため、当該処理にかかる処理ロジックが複雑なものとなり、処理時間が長時間化するといった問題が生じていた。特に、近年においては、3次元モデルの爆発図を表示させたまま、3次元アニメーションをおこなうことが検討されており、この場合に、上記特許文献1に記載の従来技術を用いたとすると、アニメーション動作がぎこちなくなることが懸念される。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、3次元モデルを構成する部品同士の重複度の判定処理を効率的におこなったうえで、部品同士が重ならない適切な表示間隔で3次元モデルを表示することを可能とすることにより、3次元モデルの表示処理にかかる、処理性能および視覚的効果の向上を図ることができる部品表示プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、部品表示方法、および部品表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる部品表示プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、部品表示方法、および部品表示装置は、データベースに蓄積される3次元グラフィックデータにより生成した、複数の部品により構成された対象物に関する3次元モデルの爆発図の中の隣り合う二つの部品に関する同一視点座標からの2次元投影図をそれぞれ生成し、生成された二つの2次元投影図データにより、隣合う二つの部品同士の重複度を判定し、判定された重複度に基づいて、隣り合う二つの部品の爆発方向の間隔を算出し、データベースに蓄積される3次元グラフィックデータ及び算出された間隔を元に、隣り合う二つの部品同士が爆発方向に算出された間隔分離間した3次元モデルの爆発図を生成し、表示画面に表示することとした。
この発明によれば、隣り合う二つの部品に関する2次元投影図を用いたことにより、比較的簡素な処理ロジックで、隣り合う二つの部品同士の重複度を判定して、隣り合う二つの部品を適切な間隔で表示することができる。
また、この発明にかかる部品表示プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、部品表示方法、および部品表示装置は、データベースに蓄積される3次元グラフィックデータにより生成した複数の部品により構成された対象物に関する3次元モデルの爆発図の中の第1の部品に関する視点座標からの投影線を求め、求められた投影線によって形成される第1の部品に関する投影領域データと、第1の部品と隣り合う第2の部品に関する座標データとに基づいて、第1の部品と第2の部品との重複度を判定し、判定された重複度に基づいて、第1の部品と第2の部品との爆発方向の間隔を算出し、データベースに蓄積される3次元グラフィックデータ及び算出された間隔を元に、算出された間隔分、第1の部品と第2の部品とが爆発方向に離間した3次元モデルの爆発図を生成し、表示画面に表示することとした。
この発明によれば、第1の部品に関する投影領域データと、第2の部品に関する座標データとを用いたことにより、比較的簡素な処理ロジックで、第1の部品と第2の部品との重複度を判定して、第1の部品と第2の部品とを適切な間隔で表示することができる。
また、上記に記載の発明において、第1の部品から求められたバウンディングボックスに関する視点座標からの投影線を求めさせ、求められた投影線によって形成される第1の部品から求められたバウンディングボックスの投影領域データと、第2の部品から求められたバウンディングボックスの座標データとに基づいて、第1の部品と第2の部品との重複度を判定することとしてもよい。
この発明によれば、第1の部品および第2の部品の部品形状が複雑な場合であっても、第1の部品から求められたバウンディングボックスに関する投影領域データと、第2の部品から求められたバウンディングボックスに関する座標データとを用いたことにより、比較的簡素な処理ロジックで、第1の部品と第2の部品との重複度を判定して、第1の部品と第2の部品とを適切な間隔で表示することができる。
また、上記に記載の発明において、任意の視点座標の指定を受け付けることとしてもよい。
この発明によれば、どの位置に任意の視点座標が指定された場合であっても、その都度、比較的簡素な処理ロジックで、隣り合う二つの部品同士の重複度を判定して、隣り合う二つの部品を適切な間隔で表示することができる。
本発明にかかる部品表示プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、部品表示方法、および部品表示装置によれば、3次元モデルを構成する部品同士の重複度の判定処理を効率的におこなったうえで、部品同士が重ならない適切な表示間隔で3次元モデルを表示することが可能となるため、3次元モデルの表示処理にかかる、処理性能および視覚的効果の向上を図ることができるという効果を奏する。
(実施の形態1)
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる部品表示プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、部品表示方法、および部品表示装置の好適な実施の形態1を詳細に説明する。
まず、この発明の実施の形態1にかかる部品表示装置のハードウェア構成について説明する。図1は、この発明の実施の形態1にかかる部品表示装置のハードウェア構成を示す説明図である。
図1において、部品表示装置100は、コンピュータ本体110と、入力装置120と、出力装置130と、から構成されており、不図示のルータやモデムを介してLAN,WANやインターネットなどのネットワーク140に接続可能である。
コンピュータ本体110は、CPU,メモリ,インターフェースを有する。CPUは、部品表示装置100の全体の制御を司る。メモリは、ROM,RAM,HD,光ディスク111,フラッシュメモリから構成される。メモリはCPUのワークエリアとして使用される。
また、メモリには各種プログラムが格納されており、CPUからの命令に応じてロードされる。HDおよび光ディスク111はディスクドライブによりデータのリード/ライトが制御される。また、光ディスク111およびフラッシュメモリはコンピュータ本体110に対し着脱自在である。インターフェースは、入力装置120からの入力、出力装置130への出力、ネットワーク140に対する送受信の制御をおこなう。
また、入力装置120としては、キーボード121、マウス122、スキャナ123などがある。キーボード121は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式であってもよい。マウス122は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。スキャナ123は、画像を光学的に読み取る。読み取られた画像は画像データとして取り込まれ、コンピュータ本体110内のメモリに格納される。なお、スキャナ123にOCR機能を持たせてもよい。
また、出力装置130としては、ディスプレイ131、スピーカ132、プリンタ133などがある。ディスプレイ131は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。また、スピーカ132は、効果音や読み上げ音などの音声を出力する。また、プリンタ133は、画像データや文書データを印刷する。
(部品表示装置100の機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態1にかかる部品表示装置100の機能的構成について説明する。図2は、この発明の実施の形態1にかかる部品表示装置100の機能的構成を示すブロック図である。
図2において、部品表示装置100は、表示部201と、投影部202と、判定部203と、算出部204と、表示制御部205と、指定部206と、から構成されている。
表示部201は、後述する表示制御部205の制御により、3次元グラフィックにより仮想3次元空間内において対象機械の3次元モデルの爆発図を表示する。なお、表示部201は、後述する表示制御部205の制御により、3次元モデルを組み立てられた状態で表示することもできる。なお、表示部201は、具体的には、たとえば図1に示したディスプレイ131によってその機能を実現する。
投影部202は、表示部201に表示された3次元モデルを構成する部品に対する、指定部206によって指定された任意の視点座標からの投影線または2次元投影図を求める。
投影部202は、具体的には、たとえば図1に示したコンピュータ本体110において、メモリに記憶されたプログラムをCPUが実行することによってその機能を実現する。また、投影部202によって求められた投影線または2次元投影図に関する情報は、たとえば図1に示したコンピュータ本体110が有するメモリなどに一時的に記憶される。
判定部203は、投影部202によって求められた投影線または2次元投影図により、3次元モデルを構成する部品同士の重複度を判定する。なお、重複度を判定する処理の手順については図4を用いて後述する。
判定部203は、具体的には、たとえば図1に示したコンピュータ本体110において、メモリに記憶されたプログラムをCPUが実行することによってその機能を実現する。また、判定部203によって判定された結果に関する情報は、たとえば図1に示したコンピュータ本体110が有するメモリなどに一時的に記憶される。
算出部204は、判定部203によって判定された3次元モデルを構成する部品同士の重複度に基づいて、表示部201に表示されている3次元モデルを構成する部品の移動量を算出する。たとえば、3次元モデルを構成する部品のうち、任意の連続する2つの部品をそれぞれ部品A,部品Bとした場合において、両部品の重複度が10ポイントであると判定部203によって判定された場合、算出部204が算出する、部品Aと部品Bとの移動量の合計は、10ポイントまたはそれ以上となる。このとき、部品Aまたは部品Bのいずれか一方の移動量を10ポイントまたはそれ以上としてもよい。なお、部品の移動量を算出する処理の手順については図4を用いて後述する。
算出部204は、具体的には、たとえば図1に示したコンピュータ本体110において、メモリに記憶されたプログラムをCPUが実行することによってその機能を実現する。また、算出部204によって算出された結果に関する情報は、たとえば図1に示したコンピュータ本体110が有するメモリなどに一時的に記憶される。
表示制御部205は、3次元グラフィックにより仮想3次元空間内において対象機械の3次元モデルの爆発図を表示部201に表示させる。たとえば、表示制御部205は、3次元グラフィックソフトウェアなどから出力された3次元モデルの画像データを取得して、取得した画像データに基づいて、3次元モデルの爆発図を表示部201に表示させる。
この場合、表示制御部205は、3次元モデルの画像データを、当該部品表示装置100から取得してもよく、当該部品表示装置100とは別の情報処理装置から取得してもよい。また、表示制御部205は、3次元モデルを組み立てられた状態で表示制御部205に表示させることもできる。
また、表示制御部205は、算出部204によって算出された3次元モデルを構成する部品の移動量に基づいて、3次元モデルを構成する部品の表示位置を移動させる。また、表示制御部205は、後述する指定部206によって指定された指定された任意の視点座標に基づいて、表示部201に表示されている3次元モデルの表示方向を回転させる。表示制御部205は、具体的には、たとえば図1に示したコンピュータ本体110において、メモリに記憶されたプログラムをCPUが実行することによってその機能を実現する。
指定部206は、表示部201に表示されている3次元モデルに対する任意の視点座標の指定を受け付ける。任意の視点座標は、たとえば、表示部201に表示されている画面上において、当該画面上に表示されているX軸,Y軸,Z軸方向に移動可能なマウスポインタなどを任意の位置に移動させることによって、指定することができる。なお、任意の視点座標の指定方法は、上記した方法に限ったものではない。
指定部206は、具体的には、たとえば図1に示したキーボード121やマウス122によってその機能を実現する。また、指定部206によって指定された結果に関する情報は、たとえば図1に示したコンピュータ本体110が有するメモリなどに一時的に記憶される。
(部品表示装置100による部品表示処理の手順)
つぎに、この発明の実施の形態1にかかる部品表示装置100による部品表示処理の手順について説明する。図3は、この発明の実施の形態1にかかる部品表示装置100による部品表示処理の手順を示すフローチャートである。
まず、表示制御部205によって、3次元グラフィックにより仮想3次元空間内において対象機械の3次元モデルの爆発図を表示部201に表示する(ステップS301)。このときの、3次元モデルを構成する部品同士の表示位置間隔は、あらかじめ設定されている初期値が用いられる。
つぎに、投影部202によって、ステップS301で表示された3次元モデルを構成する部品に対する、現在の視点座標からの投影線または2次元投影図を求める(ステップS302)、判定部203によって、ステップS302で求められた投影線または2次元投影図に基づいて、ステップS301で表示された3次元モデルを構成する部品同士の重複度を判定する(ステップS303)。
そして、算出部204によって、ステップS303で判定された結果に基づいて、ステップS301で表示された3次元モデルを構成する部品の移動量を算出して(ステップS304)、表示制御部205によって、ステップS304で算出された結果に基づいて、ステップS301で表示された3次元モデルを構成する部品の表示位置を移動させる(ステップS305)。
続いて、指定部206によって、ステップS301で表示された3次元モデルに対する任意の視点座標の指定を受け付けたか否かを判断する(ステップS306)。
ステップS306において、任意の視点座標の指定を受け付けたと判断した場合(ステップS306:Yes)は、表示制御部205によって、ステップ305で指定された任意の視点座標に基づいて、ステップS301で表示された3次元モデルの表示方向を制御して(ステップS307)、ステップS302に戻り、ステップS302に続く処理をおこなう。
一方、ステップS306において、任意の視点座標の指定を受け付けていないと判断した場合(ステップS306:No)は、一連の処理を終了するか否かを判断する(ステップS308)。ここでは、たとえば、ユーザによる終了操作や保存操作などがおこなわれることによって出力された制御信号などに基づいて、一連の処理を終了するか否かを判断することができる。
そして、ステップS308において、一連の処理を終了すると判断した場合(ステップS308:Yes)は、一連の処理を終了する。一方、ステップS308において、一連の処理を終了しないと判断した場合(ステップS308:No)は、ステップS306に戻り、ステップS306に続く処理をおこなう。
(部品の移動量を算出する処理の手順)
つぎに、部品の移動量を算出する処理の具体的な手順について説明する。図4は、部品の移動量を算出する処理の具体的な手順を示すフローチャートである。
まず、3次元モデルを構成する部品に外接する立方体(バウンディングボックス)を求める(ステップS401)。つぎに、ステップS401で求められた立方体の集合の中から、立方体を一つ選択する(ステップS402)。このとき、手前に表示されている部品に関する立方体を優先して選択する。そして、既に指定されている任意の視点座標からの、ステップS402で選択された立方体に外接する投影線を求める(ステップS403)。
つぎに、ステップS402で選択された立法体と隣合う別の立方体の一角と、ステップS403で求められた投影線との重複度を求めたうえで(ステップS404)、
上記別の立方体の一角を、ステップS403で求められた投影線と外接させるために必要な、上記別の立方体の移動量を算出する(ステップS405)。ここで算出された立方体の移動量が、当該立方体によって特定される部品の移動量となる。
続いて、ステップS401で求められた全ての立方体について移動量が算出されたか否かを判断する(ステップS406)。ステップS406において、全ての立方体について移動量が算出されたと判断した場合(ステップS406:Yes)は、一連の処理を終了する。
一方、ステップS406において、全ての立方体について移動量が算出されていないと判断した場合(ステップS406:No)は、ステップS406で全ての立方体について移動量が算出されたと判断されるまで、ステップS402〜ステップS406を繰り返しおこなう。これにより、3次元モデルを構成する全ての部品の移動量を求めることができる。
(3次元モデルの一例)
つぎに、この発明の実施の形態1にかかる部品表示装置100に用いられる3次元モデルの一例について説明する。図5は、この発明の実施の形態1にかかる部品表示装置100に用いられる3次元モデルの一例を示す説明図である。
図5に示すように、3次元モデル500は、部品501と、部品502と、部品503と、によって構成されている。ここで、図5は、各部品501〜503によって組み立てられた状態の3次元モデル500を示したものである。
(表示された3次元モデルの爆発図の一例)
つぎに、表示部201に表示された3次元モデルの爆発図の一例について説明する。図6は、表示部201に表示された3次元モデルの爆発図の一例を示す説明図である。
図6は、表示制御部205(図2参照)の制御によって表示部201(図2参照)に表示された3次元モデル500(図5参照)の爆発図を示したものである。
ここで、部品501と部品502との表示間隔D1と、部品502と部品503との表示間隔D2は、3次元モデル500に対する現在の視点座標に関係なく、あらかじめ設定されている初期値が用いられている。すなわち、3次元モデル500に対する現在の視点座標を考慮した適正値となっていないため、部品501と部品502とが、また、部品502と部品503とが、重なった状態で表示されてしまっている。
(バウンディングボックスの一例)
つぎに、投影部202によって求められたバウンディングボックスの一例について説明する。図7は、投影部202によって求められたバウンディングボックスの一例を示す説明図である。
図7に示す3次元モデル500は、図6に示したように、表示部201に表示された3次元モデル500の状態から、各部品が投影部202によってバウンディングボックス化された後の、3次元モデル500の状態を示したものである。
バウンディングボックス601は、部品501(図5参照)をバウンディングボックス化したものである。また、バウンディングボックス602は、部品502(図5参照)をバウンディングボックス化したものである。そして、バウンディングボックス603は、部品503(図5参照)をバウンディングボックス化したものである。このとき、バウンディングボックス601とバウンディングボックス602との間隔は、図6と同様にD1であり、バウンディングボックス602とバウンディングボックス603との間隔は、図6と同様にD2である。
(投影線の一例)
つぎに、投影部202によって求められた投影線の一例について説明する。図8は、投影部202によって求められた投影線の一例を示す説明図である。
図8は、図7に示したように各部品がバウンディングボックス化された3次元モデル500を、上部(Y軸)方向から示したものである。図8において、投影線L1は、3次元モデル500に対する現在の視点座標X1から、バウンディングボックス601に対して求められた投影線であり、バウンディングボックス601に形成された角C1に接する。また、投影線L2は、3次元モデル500に対する現在の視点座標X1から、バウンディングボックス602に対して求められた投影線であり、バウンディングボックス602に形成された角C2に接する。
ここで、バウンディングボックス602に形成された角C3は、投影線L1よりも、バウンディングボックス601方向に位置している。これは、現在の視点座標X1から、3次元モデル500を見たときに、部品501(バウンディングボックス601)と部品502(バウンディングボックス602)とが重なって表示されてしまうことを意味する。
同様に、バウンディングボックス603に形成された角C4は、投影線L2よりも、バウンディングボックス602方向に位置している。これは、現在の視点座標X1から、3次元モデル500を見たときに、部品502(バウンディングボックス602)と部品503(バウンディングボックス603)とが重なって表示されてしまうことを意味する。
なお、たとえば、バウンディングボックス602に形成された角C3が、投影線L1よりも、バウンディングボックス603方向に位置している場合は、現在の視点座標X1から、3次元モデル500を見たときに、部品501(バウンディングボックス601)と部品502(バウンディングボックス602)とが離れて表示されてしまうことを意味する。
同様に、バウンディングボックス603に形成された角C4が、投影線L2よりも、バウンディングボックス602方向と反対の方向に位置している場合は、現在の視点座標X1から、3次元モデル500を見たときに、部品502(バウンディングボックス602
)と部品503(バウンディングボックス603)とが離れて表示されてしまうことを意味する。
(移動量の一例)
つぎに、算出部204によって求められる移動量の一例について説明する。図9は、算出部204によって求められる移動量の一例を示す説明図である。
まず、バウンディングボックス602を、方向Aに平行移動させ、バウンディングボックス602に形成された角C3と、投影線L1とが接する位置を求める。ここで、たとえば、バウンディングボックス602に形成された角C3が、投影線L1よりも、バウンディングボックス603方向に位置していた場合は、バウンディングボックス602を、方向Aと反対の方向に平行移動させ、バウンディングボックス602に形成された角C3と、投影線L1とが接する位置を求める。
これにより、バウンディングボックス601とバウンディングボックス602との間隔D3が新たに求められる。そして、バウンディングボックス602の移動量、すなわち、部品502の移動量をM1としたとき、M1の値は、数式D3−D1によって求められる。
続いて、バウンディングボックス602を、方向Aに平行移動させたままの状態における、3次元モデル500に対する現在の視点座標X1からの、バウンディングボックス602に対する投影線L3を新たに求める。このとき、投影線L3は、投影線L2(図8参照)と同様に、バウンディングボックス602に形成された角C2に接する。
そして、バウンディングボックス603を、方向Bに平行移動させ、バウンディングボックス603に形成された角C4と、投影線L3とが接する位置を求める。ここで、たとえば、バウンディングボックス603に形成された角C4が、投影線L3よりも、バウンディングボックス602方向と反対の方向に位置していた場合は、バウンディングボックス603を、方向Bと反対の方向に平行移動させ、バウンディングボックス603に形成された角C4と、投影線L3とが接する位置を求める。
これにより、バウンディングボックス602とバウンディングボックス603との間隔D4が新たに求められる。そして、バウンディングボックス603の移動量、すなわち、部品503の移動量をM2としたとき、M2の値は、数式D4−D2+M1によって求められる。
(部品の表示位置が移動された後の3次元モデルの一例)
つぎに、部品の表示位置が移動された後の3次元モデルの一例について説明する。図10は、部品の表示位置が移動された後の3次元モデルの一例を示す説明図である。
図10は、図6に示したように表示部201に表示された3次元モデル500の状態から、表示制御部205の制御によって、各部品の表示位置が移動された後の、3次元モデル500の状態を示したものである。
ここで、図9で求められた移動量M1に基づいて部品502の表示位置が方向Aに移動されたことにより、部品501と部品502との表示間隔は、図9で求められた表示間隔D3となっている。これにより、部品501と部品502とによって生じていた部品同士の重なりが解消されている。
同様に、図9で求められた移動量M2に基づいて部品503の表示位置が方向Bに移動されたことにより、部品502と部品503との表示間隔は、図9で求められた表示間隔D4となっている。これにより、部品502と部品503とによって生じていた部品同士の重なりが解消されている。
以上説明したように、この発明の実施の形態1にかかる部品表示プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、部品表示方法、および部品表示装置によれば、任意の視点座標からの投影線を部品ごとに求め、求められた投影線に基づいて部品同士の重なりを判定し、その結果に基づいて各部品の移動量を算出することとした。
このため、3次元データをそのまま用いて部品同士の重なりを判定して、その結果に基づいて各部品の移動量を算出するよりも、部品同士の重なりを判定する処理にかかる、処理ロジックの簡素化を図ることができ、結果的に、部品同士の重なりを判定する処理および部品同士が重ならないように表示するための処理にかかる処理時間の短時間化を図ることができる。
以上のことから、この発明の実施の形態1にかかる部品表示プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、部品表示方法、および部品表示装置によれば、3次元モデルを構成する部品同士の重複度の判定処理を効率的におこなったうえで、部品同士が重ならない適切な表示間隔で3次元モデルを表示することが可能となるため、3次元モデルの表示処理にかかる、処理性能および視覚的効果の向上を図ることができるという効果を奏する。
(実施の形態2)
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる部品表示プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、部品表示方法、および部品表示装置の好適な実施の形態1を詳細に説明する。なお、本実施の形態にかかる部品表示装置のハードウェア構成および機能的構成、ならびに本実施の形態にかかる部品表示装置による部品表示処理の手順については、実施の形態1と同様のため説明を省略する。
(部品の重複度を判定する処理および部品の移動量を算出する処理の手順)
まず、部品の移動量を算出する処理の具体的な手順について説明する。図11は、部品の移動量を算出する処理の具体的な手順を示すフローチャートである。
まず、既に指定されている任意の視点座標からの、3次元モデルを構成する部品の2次元投影図を求める(ステップS1101)。つぎに、ステップS1101で求められた2次元投影図の集合の中から、2次元投影図を一つ選択する(ステップS1102)。このとき、手前に表示されている部品に関する2次元投影図を優先して選択する。
つぎに、ステップS1102で選択された2次元投影図と、当該2次元投影図と隣合う別の2次元投影図との重複度を求めたうえで(ステップS1103)、上記重複度を解消させるために必要な、上記別の2次元投影図の移動量を算出する(ステップS1104)。ここで算出された2次元投影図の移動量が、当該2次元投影図によって特定される部品の移動量となる。
続いて、ステップS1101で求められた全ての2次元投影図について移動量が算出されたか否かを判断する(ステップS1105)。ステップS1105において、全ての2次元投影図について移動量が算出されたと判断した場合(ステップS1105:Yes)は、一連の処理を終了する。
一方、ステップS1105において、全ての2次元投影図について移動量が算出されていないと判断した場合(ステップS1105:No)は、ステップS1105で全ての2次元投影図について移動量が算出されたと判断されるまで、ステップS1102〜ステップS1105を繰り返しおこなう。これにより、3次元モデルを構成する全ての部品の移動量を求めることができる。
(3次元モデルの一例)
つぎに、この発明の実施の形態2にかかる部品表示装置100に用いられる3次元モデルの一例について説明する。図12は、この発明の実施の形態2にかかる部品表示装置100に用いられる3次元モデルの一例を示す説明図である。
図12に示すように、3次元モデル1200は、部品1201と、部品1202と、部品1203と、によって構成されている。ここで、図12は、各部品1201〜503によって組み立てられた状態の3次元モデル1200を示したものである。
(表示された3次元モデルの爆発図の一例)
つぎに、表示部201に表示された3次元モデルの爆発図の一例について説明する。図13は、表示部201に表示された3次元モデルの爆発図の一例を示す説明図である。
図13は、表示制御部205(図2参照)の制御によって表示部201(図2参照)に表示された3次元モデル1200(図12参照)の爆発図を示したものである。
ここで、部品1201と部品1202との表示間隔D11と、部品1202と部品1203との表示間隔D12は、3次元モデル1200に対する現在の視点座標に関係なく、あらかじめ設定されている初期値が用いられている。すなわち、3次元モデル1200に対する現在の視点座標を考慮した適正値となっていないため、部品1201と部品1202とが重なった状態で表示されてしまっている。
(2次元投影図の一例)
つぎに、投影部202によって求められた2次元投影図の一例について説明する。図14および図15は、投影部202によって求められた2次元投影図の一例を示す説明図である。
図14は、図13に示したように表示部201に表示された3次元モデル1200の爆発図を、上部(Y軸)方向から示したものである。図14において、2次元投影図S1は、3次元モデル1200に対する現在の視点座標X1から、投影面1400に対して求められた、部品1201の2次元投影図である。また、2次元投影図S2は、3次元モデル1200に対する現在の視点座標X1から、投影面1400に対して求められた、部品1202の2次元投影図である。
そして、2次元投影図S3は、3次元モデル1200に対する現在の視点座標X1から、投影面1400に対して求められた、部品1203の2次元投影図である。このとき、2次元投影図S1と2次元投影図S2とが重なっている。また、2次元投影図S2と2次元投影図S3とが重なっている。
一方、図15は、図14に示したように投影部202によって求められた2次元投影図S1〜S3を、前面から示したものである。このとき、図14に示したときと同様に、2次元投影図S1と2次元投影図S2とが重なっている。これは、現在の視点座標X2から、3次元モデル1200を見たときに、2次元投影図S1によって特定される部品1201と2次元投影図S2によって特定される部品1202とが重なって表示されてしまうことを意味する。
しかしながら、図14に示したときとは異なり、2次元投影図S2と2次元投影図S3とは重なっていない。これは、現在の視点座標X2から、3次元モデル1200を見たときに、2次元投影図S2によって特定される部品1202と2次元投影図S3によって特定される部品1203とが重ならずに表示されることを意味する。このように、2次元投影図を前面から示すことにより、部品形状を問わず、部品同士の重複度を適切に判定し、部品の適切な移動量を算出することができる。
(移動量の一例)
つぎに、算出部204によって求められる移動量の一例について説明する。図16は、算出部204によって求められる移動量の一例を示す説明図である。
まず、2次元投影図S2を、方向Cに平行移動させ、2次元投影図S1と2次元投影図S2との重なりが解消する位置を求める。ここで、たとえば、2次元投影図S1と2次元投影図S2とが離れていた場合は、2次元投影図S2を、方向Cと反対の方向に平行移動させ、2次元投影図S1と2次元投影図S2との隙間が解消する位置を求める。これにより、2次元投影図S2の移動量、すなわち、部品1202の移動量M3が求められる。
続いて、2次元投影図S2を、方向Cに平行移動させたままの状態において、2次元投影図S3を、方向Dに平行移動させ、2次元投影図S2と2次元投影図S3との重なりが解消する位置を求める。ここで、たとえば、2次元投影図S2と2次元投影図S3とが離れていた場合は、2次元投影図S3を、方向Dと反対の方向に平行移動させ、2次元投影図S2と2次元投影図S3との隙間が解消する位置を求める。これにより、2次元投影図S3の移動量、すなわち、部品1203の移動量M4が求められる。
(部品の表示位置が移動された後の3次元モデルの一例)
つぎに、部品の表示位置が移動された後の3次元モデルの一例について説明する。図17は、部品の表示位置が移動された後の3次元モデルの一例を示す説明図である。
図17は、図13に示したように表示部201に表示された3次元モデル1200の状態から、表示制御部205の制御によって、各部品の表示位置が移動された後の、3次元モデル1200の状態を示したものである。
ここで、図16で求められた移動量M3に基づいて部品1202の表示位置が方向Cに移動されたことにより、部品1201と部品1202との表示間隔は、表示間隔D13となっている。これにより、部品1201と部品1202とによって生じていた部品同士の重なりが解消されている。
同様に、図16で求められた移動量M4に基づいて部品1203の表示位置が方向Dに移動されたことにより、部品1202と部品1203との表示間隔は、表示間隔D12を保ったままとなっている。
以上説明したように、この発明の実施の形態2にかかる部品表示プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、部品表示方法、および部品表示装置によれば、任意の視点座標からの2次元投影図を部品ごとに求め、求められた2次元投影図に基づいて部品同士の重なりを判定し、その結果に基づいて各部品の移動量を算出することとした。
このため、3次元データをそのまま用いて部品同士の重なりを判定して、その結果に基づいて各部品の移動量を算出するよりも、部品同士の重なりを判定する処理にかかる、処理ロジックの簡素化を図ることができ、結果的に、部品同士の重なりを判定する処理および部品同士が重ならないように表示するための処理にかかる処理時間の短時間化を図ることができる。また、部品形状を問わず、より高い精度で、部品同士の重なりを判定することができる。
以上のことから、この発明の実施の形態2にかかる部品表示プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、部品表示方法、および部品表示装置によれば、3次元モデルを構成する部品同士の重複度の判定処理を効率的におこなったうえで、部品同士が重ならない適切な表示間隔で3次元モデルを表示することが可能となるため、3次元モデルの表示処理にかかる、処理性能および視覚的効果の向上を図ることができるという効果を奏する。
なお、実施の形態1および2で説明した部品表示方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション、CAD等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
(付記1)データベースに蓄積される3次元グラフィックデータにより生成した、複数の部品により構成された対象物に関する3次元モデルの爆発図の中の隣り合う二つの部品に関する同一視点座標からの2次元投影図をそれぞれ生成する投影工程と、
前記投影工程によって生成された二つの2次元投影図データにより、前記隣り合う二つの部品同士の重複度を判定させる判定工程と、
前記判定工程によって判定された重複度に基づいて、前記隣り合う二つの部品の爆発方向の間隔を算出させる算出工程と、
前記データベースに蓄積される3次元グラフィックデータ及び前記算出工程によって算出された間隔を元に、前記隣り合う二つの部品同士が前記爆発方向に前記算出工程によって算出された間隔分離間した前記3次元モデルの爆発図を生成し、表示画面に表示させる表示工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする部品表示プログラム。
(付記2)データベースに蓄積される3次元グラフィックデータにより生成した複数の部品により構成された対象物に関する3次元モデルの爆発図の中の第1の部品に関する視点座標からの投影線を求める投影工程と、
前記投影工程によって求められた投影線によって形成される前記第1の部品に関する投影領域データと、前記第1の部品と隣り合う第2の部品に関する座標データとに基づいて、前記第1の部品と前記第2の部品との重複度を判定させる判定工程と、
前記判定工程によって判定された重複度に基づいて、前記第1の部品と前記第2の部品との爆発方向の間隔を算出させる算出工程と、
前記データベースに蓄積される3次元グラフィックデータ及び前記算出工程によって算出された間隔を元に、前記算出工程によって算出された間隔分、前記第1の部品と前記第2の部品とが前記爆発方向に離間した前記3次元モデルの爆発図を生成し、表示画面に表示させる表示工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする部品表示プログラム。
(付記3)前記投影工程は、
前記第1の部品から求められたバウンディングボックスに関する前記視点座標からの投影線を求め、
前記判定工程は、
前記投影工程によって求められた投影線によって形成される前記第1の部品から求められたバウンディングボックスの投影領域データと、前記第2の部品から求められたバウンディングボックスの座標データとに基づいて、前記第1の部品と前記第2の部品との重複度を判定させることを特徴とする付記2に記載の部品表示プログラム。
(付記4)任意の前記視点座標の指定を受け付けさせる指定工程をさらに含んだことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の部品表示プログラム。
(付記5)付記1〜4のいずれか一つに記載の部品表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記6)データベースに蓄積される3次元グラフィックデータにより生成した、複数の部品により構成された対象物に関する3次元モデルの爆発図の中の隣り合う二つの部品に関する同一視点座標からの2次元投影図をそれぞれ生成する投影工程と、
前記投影工程によって生成された二つの2次元投影図データにより、前記隣り合う二つの部品同士の重複度を判定させる判定工程と、
前記判定工程によって判定された重複度に基づいて、前記隣り合う二つの部品の爆発方向の間隔を算出させる算出工程と、
前記データベースに蓄積される3次元グラフィックデータ及び前記算出工程によって算出された間隔を元に、前記隣り合う二つの部品同士が前記爆発方向に前記算出工程によって算出された間隔分離間した前記3次元モデルの爆発図を生成し、表示画面に表示させる表示工程と、
をコンピュータに実行させる事を特徴とする部品表示方法。
(付記7)データベースに蓄積される3次元グラフィックデータにより生成した複数の部品により構成された対象物に関する3次元モデルの爆発図の中の第1の部品に関する視点座標からの投影線を求める投影工程と、
前記投影工程によって求められた投影線によって形成される前記第1の部品に関する投影領域データと、前記第1の部品と隣り合う第2の部品に関する座標データとに基づいて、前記第1の部品と前記第2の部品との重複度を判定させる判定工程と、
前記判定工程によって判定された重複度に基づいて、前記第1の部品と前記第2の部品との爆発方向の間隔を算出させる算出工程と、
前記データベースに蓄積される3次元グラフィックデータ及び前記算出工程によって算出された間隔を元に、前記算出工程によって算出された間隔分、前記第1の部品と前記第2の部品とが前記爆発方向に離間した前記3次元モデルの爆発図を生成し、表示画面に表示させる表示工程と、
をコンピュータに実行させる事を特徴とする部品表示方法。
(付記8)前記投影工程は、
前記第1の部品から求められたバウンディングボックスに関する前記視点座標からの投影線を求め、
前記判定工程は、
前記投影工程によって求められた投影線によって形成される前記第1の部品から求められたバウンディングボックスの投影領域データと、前記第2の部品から求められたバウンディングボックスの座標データとに基づいて、前記第1の部品と前記第2の部品との重複度を判定することを特徴とする付記7に記載の部品表示方法。
(付記9)任意の前記視点座標の指定を受け付ける指定工程をさらに含んだことを特徴とする付記6〜8のいずれか一つに記載の部品表示方法。
(付記10)データベースに蓄積される3次元グラフィックデータにより生成した、複数の部品により構成された対象物に関する3次元モデルの爆発図の中の隣り合う二つの部品に関する同一視点座標からの2次元投影図をそれぞれ生成する投影手段と、
前記投影手段によって生成された二つの2次元投影図データにより、前記隣り合う二つの部品同士の重複度を判定する判定手段と、
前記判定手段によって判定された重複度に基づいて、前記隣り合う二つの部品の爆発方向の間隔を算出する算出手段と、
前記データベースに蓄積される3次元グラフィックデータ及び前記算出手段によって算出された間隔を元に、前記隣り合う二つの部品同士が前記爆発方向に前記算出手段によって算出された間隔分離間した前記3次元モデルの爆発図を生成し、表示画面に表示させる表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする部品表示装置。
(付記11)データベースに蓄積される3次元グラフィックデータにより生成した複数の部品により構成された対象物に関する3次元モデルの爆発図の中の第1の部品に関する視点座標からの投影線を求める投影手段と、
前記投影手段によって求められた投影線によって形成される前記第1の部品に関する投影領域データと、前記第1の部品と隣り合う第2の部品に関する座標データとに基づいて、前記第1の部品と前記第2の部品との重複度を判定する判定手段と、
前記判定手段によって判定された重複度に基づいて、前記第1の部品と前記第2の部品との爆発方向の間隔を算出する算出手段と、
前記データベースに蓄積される3次元グラフィックデータ及び前記算出手段によって算出された間隔を元に、前記算出手段によって算出された間隔分、前記第1の部品と前記第2の部品とが前記爆発方向に離間した前記3次元モデルの爆発図を生成し、表示画面に表示させる表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする部品表示装置。
(付記12)前記投影手段は、
前記第1の部品から求められたバウンディングボックスに関する前記視点座標からの投影線を求め、
前記判定手段は、
前記投影手段によって求められた投影線によって形成される前記第1の部品から求められたバウンディングボックスの投影領域データと、前記第2の部品から求められたバウンディングボックスの座標データとに基づいて、前記第1の部品と前記第2の部品との重複度を判定することを特徴とする付記11に記載の部品表示装置。
(付記13)任意の前記視点座標の指定を受け付ける指定手段をさらに備えたことを特徴とする付記10〜12のいずれか一つに記載の部品表示装置。
以上のように、本発明にかかる部品表示プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、部品表示方法、および部品表示装置は、複数の部品によって構成された対象物の3次元モデルの爆発図をユーザに提供することができるあらゆるサービスに利用可能であり、特に、任意の視点座標からの爆発図をユーザに提供することを可能としたサービスや、爆発図を用いたアニメーション画像をユーザに提供することを可能としたサービスなどへの利用に適している。
この発明の実施の形態1にかかる部品表示装置のハードウェア構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態1にかかる部品表示装置の機能的構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1にかかる部品表示装置による部品表示処理の手順を示すフローチャートである。 部品の移動量を算出する処理の具体的な手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1にかかる部品表示装置に用いられる3次元モデルの一例を示す説明図である。 表示部に表示された3次元モデルの爆発図の一例を示す説明図である。 投影部によって求められたバウンディングボックスの一例を示す説明図である。 投影部によって求められた投影線の一例を示す説明図である。 算出部によって求められる移動量の一例を示す説明図である。 部品の表示位置が移動された後の3次元モデルの一例を示す説明図である。 部品の移動量を算出する処理の具体的な手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2にかかる部品表示装置に用いられる3次元モデルの一例を示す説明図である。 表示部に表示された3次元モデルの爆発図の一例を示す説明図である。 投影部によって求められた2次元投影図の一例を示す説明図である。 投影部によって求められた2次元投影図の一例を示す説明図である。 算出部によって求められる移動量の一例を示す説明図である。 部品の表示位置が移動された後の3次元モデルの一例を示す説明図である。
符号の説明
100 部品表示装置
201 表示部
202 投影部
203 判定部
204 算出部
205 表示制御部
206 指定部

Claims (6)

  1. データベースに蓄積される3次元グラフィックデータにより生成した、複数の部品により構成された対象物に関する3次元モデルの爆発図の中の隣り合う二つの部品に関する同一視点座標からの2次元投影図をそれぞれ生成する投影工程と、
    前記投影工程によって生成された二つの2次元投影図データにより、前記隣り合う二つの部品同士の重複度を判定させる判定工程と、
    前記判定工程によって判定された重複度に基づいて、前記隣り合う二つの部品の爆発方向の間隔を算出させる算出工程と、
    前記データベースに蓄積される3次元グラフィックデータ及び前記算出工程によって算出された間隔を元に、前記隣り合う二つの部品同士が前記爆発方向に前記算出工程によって算出された間隔分離間した前記3次元モデルの爆発図を生成し、表示画面に表示させる表示工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする部品表示プログラム。
  2. データベースに蓄積される3次元グラフィックデータにより生成した複数の部品により構成された対象物に関する3次元モデルの爆発図の中の第1の部品に関する視点座標からの投影線を求める投影工程と、
    前記投影工程によって求められた投影線によって形成される前記第1の部品に関する投影領域データと、前記第1の部品と隣り合う第2の部品に関する座標データとに基づいて、前記第1の部品と前記第2の部品との重複度を判定させる判定工程と、
    前記判定工程によって判定された重複度に基づいて、前記第1の部品と前記第2の部品との爆発方向の間隔を算出させる算出工程と、
    前記データベースに蓄積される3次元グラフィックデータ及び前記算出工程によって算出された間隔を元に、前記算出工程によって算出された間隔分、前記第1の部品と前記第2の部品とが前記爆発方向に離間した前記3次元モデルの爆発図を生成し、表示画面に表示させる表示工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする部品表示プログラム。
  3. 前記投影工程は、
    前記第1の部品から求められたバウンディングボックスに関する前記視点座標からの投影線を求め、
    前記判定工程は、
    前記投影工程によって求められた投影線によって形成される前記第1の部品から求められたバウンディングボックスの投影領域データと、前記第2の部品から求められたバウンディングボックスの座標データとに基づいて、前記第1の部品と前記第2の部品との重複度を判定させることを特徴とする請求項2に記載の部品表示プログラム。
  4. 任意の前記視点座標の指定を受け付けさせる指定工程をさらに含んだことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の部品表示プログラム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の部品表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. データベースに蓄積される3次元グラフィックデータにより生成した、複数の部品により構成された対象物に関する3次元モデルの爆発図の中の隣り合う二つの部品に関する同一視点座標からの2次元投影図をそれぞれ生成する投影工程と、
    前記投影工程によって生成された二つの2次元投影図データにより、前記隣り合う二つの部品同士の重複度を判定させる判定工程と、
    前記判定工程によって判定された重複度に基づいて、前記隣り合う二つの部品の爆発方向の間隔を算出させる算出工程と、
    前記データベースに蓄積される3次元グラフィックデータ及び前記算出工程によって算出された間隔を元に、前記隣り合う二つの部品同士が前記爆発方向に前記算出工程によって算出された間隔分離間した前記3次元モデルの爆発図を生成し、表示画面に表示させる表示工程と、
    をコンピュータに実行させる事を特徴とする部品表示方法。
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