JP2006201838A - 画像処理装置、同装置に用いるプログラム及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、同装置に用いるプログラム及び画像処理方法 Download PDF

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正明 香川
Toru Fukuhara
徹 福原
Ikumi Terunuma
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Abstract

【課題】 3D(次元)モデルの全体像を分かり易く示し、モデル上の注目部位の3D構造を実体的に理解する、という要求を両立させる出力(表示)画像を生成する。
【解決手段】 単純な線画等の平面画像(主画像)として表されたモデル(3Dデータベース21で管理)上で注目部分が入力部114を通して指定されると、補助情報表示部111は、指定された注目部分を含む所定の領域の3D表示画像を補助画像として生成する。表示部113は、補助画像として生成された3D表示画像を主画像上の指定の部位に合成してディスプレイ13に出力する。ディスプレイでは指定した部位が立体視でき、実体感が得られる。入力部114からは注目部位と3D表示の視点位置が入力され、モデルの内部に視点が指定された場合、視点より内部を見た3D表示画像を主画像上の注目部位の画像として合成し、表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、3次元の形状データ(以下「3Dデータ」と記す)によって表されたモデルをディスプレイ等で出力する際に行う画像処理に関し、より詳細には、2次元のディスプレイ等の出力画像から3次元モデルの理解の向上が図れるようにする補助画像を出力用データとして生成する画像処理装置、同装置に用いるプログラム及び画像処理方法に関する。
今日、様々な分野の研究・開発にCAD(Computer Aided Design)が利用され、特に、現実の事象が表現可能な3Dデータによって3次元モデルを設計し、モデル設計による成果を実際の研究・開発課題の解決に反映させるという手法を用いている。
3Dデータにより表現された3次元モデルは、通常、2次元のディスプレイ等により画像出力され、3次元モデルの構成が理解される(下記特許文献1、参照)。
3次元モデルを2次元のディスプレイで表示する場合、3次元モデルを構成する全体から必要な部位の画面をディスプレイ上に表示する際の操作性が問題になる。この操作性の改良を図るべく、3次元(直方体形状)のウィンドウを表示してその中に3次元モデルを表示するとともに、さらにウィンドウ内に設けた操作アイコンへのポインティングにより、表示された3次元モデルの回転や移動を容易に行うことを可能にしたシステム(下記特許文献2、参照)が、従来提案されている。
ところで、3Dデータにより表現されたモデルの形状を表示するプログラムにおいて、3次元形状の表示方法としては、一般に、3次元形状を構成する各面を濃淡で塗りつぶして表示するシェーディング表示、或いは3次元形状の特徴線となる稜線を線画により表示するワイヤーフレーム表示(下記特許文献1,2、参照)などが利用される。
シェーディング表示では、微妙な陰影により曲面形状の把握に優れるが、複雑な内部構造をもつモデルでは、外側の面により内部が隠されてしまう。そのため、外側のモデルを半透明やワイヤーフレームにて表示したり、あるいは、一時的に外側のモデルを非表示に切り替えたりすることで、内部を表示したりする。しかし、複雑なモデルでは、半透明を利用しても半透明の部分が複雑な場合には、内部モデルの理解の妨げとなり、また、外部のモデルのワイヤーフレームや非表示への切り替えでは、適切なモデルを選択した上で表示の切り替えを行わなければならず、手順は煩雑である。
ワイヤーフレーム表示では、すべてのモデルを線画により表示するため、内部のモデルも表示されるものの、複雑な形状では一度に大量の線が表示されてしまうため、形状の把握は困難になる。
また、3次元形状の表示に関して、近年普及しつつある装置として立体視ディスプレイがある。立体視ディスプレイでは、良く知られているメガネを用いる方式のように、左右の目にそれぞれ左右の視点位置から対象物を見た場合にできる画像を通して見せることで、現実の立体感ある3次元画像として対象物を認識させることが可能である。さらに、最近ではメガネ不要の装置も多数開発され、普及しつつある。こうした立体視ディスプレイを利用することで、3Dデータにより表現されたモデルの3次元形状の把握がし易くなる。
特開2001−92866号公報 特開平5−135154号公報
しかしながら、上記した従来技術は、いずれも3Dモデルの全体像を分かりやすく示し、またモデルの全体像においてユーザが注目した任意の部位に対する3D構造の実際の様子を容易に理解可能とする、特に、指定した部位の内部構造やその部位の関連情報を知る、という異なる側面を持つ要求を両立させるということに対し、配慮を欠いたものであり、これらの要求を満たした仕組みとしては十分にユーザの要求に応えるものではない。
本発明は、3次元モデルを2次元の画像表示が可能なディスプレイ等によって画像出力する従来技術に生じる上述の問題点に鑑み、これを解決するためになされたもので、その解決課題は、3Dデータや属性情報により表された3次元モデルを2次元のディスプレイ等で画像として出力させることによって3次元モデルを理解する際に、3次元モデルの全体像を分かりやすく示し、またモデルの全体像において注目した任意の部位に対する3D構造の実際の様子を容易に理解可能とする(特に、指定した部位の内部構造やその部位に関連する情報を知る)、という要求を両立させるための画像出力用データを生成することにある。
請求項1の発明は、モデルの3次元形状を表すデータに基づいて、所定方向から見たモデルの平面画像出力用データが生成可能な画像処理装置であり、所定方向の平面画像として表される前記モデル上の注目部分及びこの注目部分に係わる補助情報の画像出力方法とを指定するための入力を行う補助画像生成条件入力手段と、前記補助画像生成条件入力手段によって指定された生成条件に従って、前記モデル上の注目部分が有する属性を補助情報として画像化して表す補助画像出力用データ生成手段と、前記補助画像出力用データ生成手段によって生成された補助画像出力用データをモデルの平面画像出力用データに合成する画像合成手段を備えたことを特徴とする画像処理装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載された画像処理装置において、前記補助画像生成条件入力手段によって指定される条件に視点情報を加え、前記補助画像出力用データ生成手段は、指定された視点から内部を見た画像を補助画像出力用データとして生成することを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載された画像処理装置において、前記補助画像出力用データ生成手段は、指定された視点から内部を見た補助画像出力用データとして、モデルの3次元形状を表すデータに基づいて陰影を付けた画像データを生成することを特徴とするものである。
請求項4の発明は、立体視画像出力装置に接続が可能な請求項1に記載された画像処理装置において、前記補助画像出力用データ生成手段は、指定された前記モデル上の注目部分の補助画像出力用データとして、モデルの3次元形状を表すデータに基づいて立体視用の画像データを生成することを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項2乃至4のいずれかに記載された画像処理装置において、前記補助画像出力用データ生成手段は、補助画像出力用データを生成する領域を指定された前記モデル上の注目部分を含む所定の領域としたことを特徴とするものである。
請求項6の発明は、立体視画像出力装置に接続が可能な請求項1に記載された画像処理装置において、前記補助画像出力用データ生成手段は、前記注目部分が有するモデル形状以外の属性を表す補助画像出力用データとして、立体視用の画像データを生成することを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載された画像処理装置が備えた前記補助画像生成条件入力手段、前記補助画像出力用データ生成手段及び前記画像合成手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
請求項8の発明は、モデルの3次元形状を表すデータに基づいて、所定方向から見たモデルの平面画像出力用データが生成可能な画像処理方法であって、所定方向の平面画像として表される前記モデル上の注目部分及びこの注目部分に係わる補助情報の画像出力方法とを指定するための入力を行う補助画像生成条件入力工程と、前記補助画像生成条件入力工程によって指定された生成条件に従って、前記モデル上の注目部分が有する属性を補助情報として画像化して表す補助画像出力用データ生成工程と、前記補助画像出力用データ生成工程によって生成された補助画像出力用データをモデルの平面画像出力用データに合成する画像合成工程を行うことを特徴とする画像処理方法である。
本発明によると、平面画像として表された3Dモデル上の注目部分を指定し、この注目部分に係わる補助情報の画像出力(内部構造や注目部分が有する属性情報)を可能としたことにより、複雑な内部構造を持った3Dモデルに対して、3Dモデルの全体像を分かりやすく示すことができ、また3Dモデル上の注目部分については内部構造も含めた形状の把握が容易となる。さらに、立体視ディスプレイ等の立体視画像出力装置を利用することで、3D形状だけでなく、付随する属性情報等を強調して提示することができ、誤りなく情報を伝えることが可能になる。
本発明に係わる実施形態を以下に説明する。なお、以下に記す各実施形態には、本発明の画像処理装置に係わる実施形態を示す。本願では、本発明の画像処理装置は、本発明の画像処理方法の各処理ステップを実行するための手段を構成要素として具備するものである。従って、下記に示す画像処理装置に係わる実施形態に本発明の画像処理方法の実施形態が内包される。
図1は、本発明の実施形態に係わる画像処理システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す本実施形態の画像処理システムは、3次元形状を表すデータを保持する3Dデータベース21と、上記3次元形状に関する説明を記述したデータを保持する属性情報データベース23と、3Dデータベース21中の処理対象の3Dデータと属性情報データベース23中の前記3Dデータに関連する属性情報をもとに補助画像表示用のデータを生成する補助情報表示部111と、キーボードやマウス等の操作部14の入力操作を受け、補助情報表示部111及び表示部113にデータの生成条件を指示する入力部114と、ディスプレイ13を持ち、3Dデータベース21及び属性情報データベース23からのデータをもとに主画像表示用のデータを生成し、これに補助情報表示部111で生成された補助画像表示用のデータを合成し、ディスプレイ13によって画像出力するディスプレイ表示用のデータを生成する表示部113を構成要素として備える。
3Dデータベース21には、3Dモデルの3Dデータだけではなく、ディスプレイ表示用のデータとして、アニメーションの情報などを含む。
属性情報データベース23には、3Dデータベース21に蓄積された3Dデータに関する説明を記述したデータであり、具体的には、3Dデータの3次元形状の一部に付加された注記、或いは3Dデータにアニメーション情報が含まれている場合に、アニメーションが示す手順の説明等が含まれる。
入力部114は、マウスやキーボード等の操作部14からの入力により、ディスプレイ13上に表示する補助情報を指定する。補助情報は、主画像を3Dモデルの全体像を簡潔に表現し得る、例えば、単純な線画等の平面画像とした場合、主画像で省略されている3Dデータや属性情報をユーザの要求に従って必要な部分だけ補助し、3Dモデルの理解を深めるために用いる情報である。本発明においては、ユーザが知りたいと思っている3Dモデル上の部分を注目部分として指定することにより、この部分に関する補助情報を注目部分に対応付けて画像表示する。従って、入力部114は、注目部分の指定及び求める補助情報の出力に必要な条件を設定するための入力を受け付け、受け付けた3Dモデル上の注目部分の場所を指定するための情報や、補助情報表示部における表示方法を指定するための情報を補助情報表示部111、表示部113のそれぞれに与える。
補助情報表示部111は、3Dデータベース21及び属性情報データベース23のデータを用いて、ディスプレイ13上に補助情報として表示する、3Dモデルや属性情報の出力用の画像を生成する。3Dモデルを表示する際には、入力部114で得られる配置情報や視点情報等から、入力で指定された視点から見た内部の構造、さらに3次元形状を表現するシェーディング表示等の3D表示用の画像を生成する。補助情報表示部111で生成される画像は、表示部113に送られる。ディスプレイ13に立体視ディスプレイが接続される場合は、補助情報表示部111において立体視表示のために用いる複数画像の生成を行うようにする。
表示部113は、3Dデータベース21及び属性情報データベース23のデータを用いて、ディスプレイ13上に3Dモデルの全体像を簡潔に表現し得る主画像(例えば、単純な線画等の平面画像)を出力用の画像として生成する。また、この主画像を生成する以外に、補助情報表示部111で生成された補助画像を主画像に合成し、ディスプレイ13出力用画像を生成する。このとき、補助画像は、入力部114から入力された条件に従って、指定された注目部分に対応する位置に配置して主画像に合成される。なお、ディスプレイ13に立体視ディスプレイが接続される場合、表示部113においても3Dモデルの立体視表示のために用いる複数画像を生成するようなシステムの構成をとることもある。
図2は、上記した本発明の実施形態に係わる画像処理システムを実現する装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図2に示す画像処理装置のハードウェア構成は、汎用の情報処理装置(コンピュータ)により実施する例を示すものであり、CPU11、メモリ12、CRTディスプレイ(立体視ディスプレイ機能を持つものを含む)等の表示装置13、マウスやキーボード等の入力装置14、ハードディスクドライブやCD−ROMドライブ等の外部記憶装置15の各要素がバス18に接続され、装置を構成する。
この画像処理装置を上記した画像処理システム(図1)として機能させるためには、処理対象となるソリッドモデルを表す3Dデータや3Dデータの属性情報を保持するデータベース(図1の3Dデータベース21及び属性情報データベース23にあたる)及び上記ソリッドモデルを表す3Dデータ及び属性情報に基づいて3Dモデルの画像出力用データを生成する本発明に係わる3D画像出力処理の手順を情報処理装置(コンピュータ)に実行させるためのプログラム(ソフトウェア)が必要である。これらのデータやプログラムは、外部記憶装置15が用いる記録媒体或いはメモリ12に記録される。
CPU11は、3D画像出力処理を実行するためのプログラムをドライブすることにより、上記した画像処理システム(図1)を構成する補助情報表示部111、表示部113、及び入力部114の機能を実現する。
次に、上記した画像処理システムが実行する3Dデータの画像出力処理の実施形態について、処理の流れに従って説明する。
第1の実施形態として示す画像出力処理は、指定された注目部分の補助情報として、モデル形状の3D表示(例えば、シェーディング表示等)画像を出力するための処理を行うものである。又、3D表示を行う際に、入力部114を通して視点が指定されるが、指定された視点の位置が処理対象モデルの内部にある場合には、指定された視点からの内部構造を見ることができるように、視点の外側にある構成を半透明表示やワイヤーフレームで表し、内部構造が透けて見えるようにする。
本実施形態に係わる画像出力処理のフローチャートを示す図3を参照すると、まず、マウスやキーボード等の入力装置14への入力操作によって入力部114を通して指定された補助情報の出力条件を取得する(ステップS101)。
即ち、モデル上の注目部分を指示るとともに、3D表示画像の視点を定める入力操作がユーザにより行われ、この入力の結果として、補助情報の出力対象となるモデルの注目部分の場所(表示位置情報)及び視点情報(モデルに対し一定位置に設定された基準面からの深さと前記表示位置情報により視点情報が定まる)が得られる。
なお、画像出力処理の対象は、3Dデータベース21管理下のソリッドモデルから指定されたモデルが、図3のフローの開始時に予め処理対象のモデルの主画像として、ディスプレイ13に用意される。この主画像は、上述のように3Dモデルの全体像を簡潔に表現し得る、例えば、単純な線画等の平面画像を用いる。
次いで、入力部114を通して指定された補助情報の出力条件に従い、補助情報表示部111によって、指定された注目部分の3D表示(例えば、シェーディング表示等)画像を補助情報として出力するための補助画像が生成される(ステップS102)。
ここで生成される補助画像は、入力部114で指定された視点位置から見た3D表示を行うための画像である。また、その際に視点位置を指定する深さ情報(モデルに対し一定位置に設定された基準面からの深さ)に基き、指定された視点からの内部構造を見ることができるような処理を行う。即ち、視点よりも外側に存在する構成部分の画像を出力させないようにしたり、又外側にある構成部分の画像を半透明表示やワイヤーフレームで表し、内部構造が透けて見えるようにする。なお、視点位置がモデルの外側に指定された場合には、モデル外面を注目部分とする3D表示用の画像出力が行われる。
補助情報表示部111によって補助画像が生成された後、生成された補助画像は、表示部113に渡される。
補助画像を受取った表示部113は、主画像に補助画像を合成して出力用の画像を生成する(ステップS103)。
ここで生成される出力用の画像データは、予め処理対象のモデル画像として、補助画像の入力時に用意された主画像(3Dモデルの全体像を簡潔に表現した画像)上の表示位置、即ち、上記ステップS101で入力部114を通して注目部分として指定された位置において、3D表示画像として出力する補助画像を合成することにより生成される。
出力用の画像を用いてディスプレイ13で合成画像を表示することにより、ユーザが要求する画像表示を行い、この実施形態の処理フローを終了する。
図4は、第1の実施形態の画像出力処理を適用した例を示すものである。
図4の(A)は、予め用意された処理対象のモデルの主画像であり、3Dデータをもとにしているが、モデル130の全体像を単純な線画等の平面画像とした表したものである。
また、図4の(B)は、主画像に補助画像を合成した第1の実施形態の表示画像を示すもので、主画像に合成した補助画像は、モデル130上に円形枠135で囲まれた注目領域132に示される3D表示画像である。3D表示画像は、3次元形状を構成する面に陰影を付けることにより立体感を表現した画像である。
図4(B)に示すように、補助画像として合成する画像の表示領域は、注目部分としてモデル130上に指定された位置を含む所定の領域を設定し、設定された領域に補助画像を表示する。図示の例では、円形枠135で囲まれた注目領域132を表示領域とする。また、主画像に合成する補助画像の配置は、主画像と補助画像相互の位置関係の整合をはかるようにし、実体感を得るようにする。
第2の実施形態として示す画像出力処理は、ディスプレイ13が立体視ディスプレイとしての機能を持ち、この機能を利用する場合に、指定された注目部分の補助情報として、モデル形状の3D表示画像を出力するための処理を行うものである。
また、3D表示を行う際に、入力部114を通して視点が指定されるが、指定された視点の位置が処理対象モデルの内部にある場合には、指定された視点からの内部構造を見ることができるように、視点の外側にある構成を半透明表示やワイヤーフレームで表し、内部構造が透けて見えるようにする、という点では、先の第1の実施形態と同様である。
本実施形態に係わる画像出力処理のフローチャートを示す図5を参照すると、まず、マウスやキーボード等の入力装置14への入力操作によって入力部114を通して指定された補助情報の出力条件を取得する(ステップS201)。
即ち、モデル上の注目部分を指示るとともに、3D表示画像の視点を定める入力操作がユーザにより行われ、この入力の結果として、補助情報の出力対象となるモデルの注目部分の場所(表示位置情報)及び視点情報(モデルに対し一定位置に設定された基準面からの深さと前記表示位置情報により視点情報が定まる)が得られる。
なお、画像出力処理の対象は、3Dデータベース21管理下のソリッドモデルから指定されたモデルが、図3のフローの開始時に予め処理対象のモデルの主画像として、ディスプレイ13に用意される。この主画像は、3Dモデルの全体像を簡潔に表現し得る、例えば、単純な線画等の平面画像を用い、ディスプレイ13上でも立体視させない。
次いで、入力部114を通して指定された補助情報の出力条件に従い、補助情報表示部111によって、指定された注目部分の3D表示画像を補助情報として出力するための補助画像が生成される(ステップS202)。
ここで生成される補助画像は、入力部114で指定された視点位置から見た3D表示画像であり、本実施形態では、ディスプレイ13が有する立体視ディスプレイとしての機能を利用する。従って、補助情報表示部111は、視点位置から見た3D表示用の画像として、視点位置を中心に、左右の視差分、左右に離れた位置からの描画を行うために用いるそれぞれの画像を生成する。また、これらの画像を生成する際、視点位置を指定する深さ情報(モデルに対し一定位置に設定された基準面)に基き、指定された視点からの内部構造を見ることができるような処理を行う。即ち、視点よりも外側に存在する構成部分の画像を出力させないようにしたり、又外側にある構成部分の画像を半透明表示やワイヤーフレームで表し、内部構造が透けて見えるようにする。なお、視点位置がモデルの外側に指定された場合には、モデル外面を注目部分とする本実施形態による3D表示用の左右の画像出力が行われる。
補助情報表示部111によって補助画像が生成された後、生成された補助画像は、表示部113に渡される。
補助画像を受取った表示部113は、主画像に補助画像を合成して出力用の画像を生成する(ステップS203)。
ここで生成される出力用の画像データは、予め処理対象のモデル画像として、補助画像の入力時に用意された主画像(上述のように、3Dモデルの全体像を簡潔に表現した画像)上の指定された表示位置において、補助情報表示部111で3D表示画像として生成された左右の視点別の画像をそれぞれ合成する。つまり、補助画像が表示される領域内でのみ左右の画像に視差があるが、それ以外では左右の画像に差がない状態で描画した各画像を出力用の画像とする。
ディスプレイ13で左右の視点別にそれぞれ合成された画像を立体視ディスプレイとしての機能を用いて表示することにより、ユーザの要求に従って注目部分を3D表示した画像表示を行い、この実施形態の処理フローを終了する。
図6は、第2の実施形態の画像出力処理を適用した例を示すものである。同図は、上記した第1の実施形態におけると同様に、補助画像として合成する画像の表示領域は、注目部分としてモデル130上に指定された位置を含む所定の領域を設定し、設定された領域に補助画像を表示するものである。同図中では、円形枠135で囲まれた注目領域132が補助画像の表示領域で、この例では、指定された視点がモデル内にあるので、内部構図を表示している。
図6において、円形枠135で囲まれた注目領域132内の補助画像のみ立体視表示され、注目領域132以外のモデル130の主画像は、単純な線画等の平面画像として表示されている。また、図6に示すように、主画像に合成され、注目領域132内に立体視表示された補助画像の配置は、主画像と補助画像相互の位置関係の整合をはかり、実体感を得るようにしている。
第3の実施形態として示す画像出力処理は、ディスプレイ13が立体視ディスプレイとしての機能を持ち、この機能を利用する場合に、指定された注目部分の補助情報を、3D表示画像として出力するための処理を行う他の形態を示すものである。
上記第2の実施形態では、立体視ディスプレイを利用する場合に、補助情報表示部111において注目部分のモデル形状を3D表示する画像を補助情報として出力するものを実施形態としたが、補助情報としてモデル形状に限る必要はない。
本実施形態では、補助情報表示部111によって、モデルに関する注記などの属性情報を文字等の情報を伝達する手段により表し、モデルの全体像を単純な図形として示す主画像上で表すことができない、モデルの注目部分に係わる情報を提供することを意図するものである。また、ユーザが注目した部分に係わる情報を提供するので、特に表示方法として立体視が可能な表示方法を用いることにより、提供する情報を表示により強調し、ユーザの注意を喚起することに本実施形態の狙いがある。
この表示方法を実現するために、補助情報表示部111は、上記第2の実施形態と同様の手順によって補助情報としてのモデルに関する注記などの属性情報を文字等の情報伝達手段により表す補助画像の立体視を可能とする左右の視点別の画像を生成する。また、表示部113は、主画像として用意された視差のない画像に、補助情報表示部111で生成された左右の視点別の画像をそれぞれ合成し、各画像を出力用の画像とする。
ディスプレイ13では、左右の視点別にそれぞれ合成された画像を立体視ディスプレイとしての機能を用いて表示することにより、注記などの属性情報を示す補助画像のみ立体視される画像表示を行う。なお、立体視ディスプレイの機構によっては、左右だけでなく、複数視点からの描画を実行する必要がある。
図7は、第3の実施形態の画像出力処理を適用した例を示すものである。同図には、モデル130の主画像に補助情報を表示する補助画像表示部137が示されている。
補助画像表示部137は、モデルに関する注記などの属性情報を文字等で表す領域として、補助画像表示部137全体を立体視が可能な補助情報の表示画像として補助情報表示部111によって生成され、モデル130の主画像に合成される。
図8は、第3の実施形態の画像出力処理を適用した他の例を示すものである。同図には、モデル130の主画像に補助情報を表示する補助画像表示部138が示されている。
図8の例では、補助画像表示部138に補助情報として示された文字の一部139を立体視が可能な表示画像としており、上記図7に示した、補助画像表示部137全体を立体視が可能な補助情報の表示画像とした点と相違する。この例の場合、補助情報表示部111は、補助画像表示部138の文字の一部139のみを立体視が可能な補助情報として左右の視点別の画像を生成する。
上記した文字等の情報を補助画像として表示する上記した図7、図8の実施例の場合、表示する情報は、モデル上の指定した注目部分に関する注記などの属性情報であるから、注目部分との対応が分かるように、引き出し線や吹出しによって関係を示すようにすることが望ましい。
本発明の実施形態に係わる画像処理システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す画像処理システムを実現する装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示す画像処理システムによる画像出力処理(第1の実施形態)のフローチャートを示す。 画像出力処理(第1の実施形態)の実施例を示す。 図1に示す画像処理システムによる画像出力処理(第2の実施形態)のフローチャートを示す。 画像出力処理(第2の実施形態)の実施例を示す。 画像出力処理(第3の実施形態)の実施例を示す。 画像出力処理(第3の実施形態)の他の実施例を示す。
符号の説明
11・・CPU、 12・・メモリ、
13・・表示装置(ディスプレイ)、 14・・入力装置、
15・・外部記憶装置、 21・・3Dデータベース、
23・・属性情報データベース、 111・・補助情報表示部、
113・・表示部、 114・・入力部、
130・・モデル、 132・・注目領域。

Claims (8)

  1. モデルの3次元形状を表すデータに基づいて、所定方向から見たモデルの平面画像出力用データが生成可能な画像処理装置であり、
    所定方向の平面画像として表される前記モデル上の注目部分及びこの注目部分に係わる補助情報の画像出力方法とを指定するための入力を行う補助画像生成条件入力手段と、
    前記補助画像生成条件入力手段によって指定された生成条件に従って、前記モデル上の注目部分が有する属性を補助情報として画像化して表す補助画像出力用データ生成手段と、
    前記補助画像出力用データ生成手段によって生成された補助画像出力用データをモデルの平面画像出力用データに合成する画像合成手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載された画像処理装置において、前記補助画像生成条件入力手段によって指定される条件に視点情報を加え、前記補助画像出力用データ生成手段は、指定された視点から内部を見た画像を補助画像出力用データとして生成することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載された画像処理装置において、前記補助画像出力用データ生成手段は、指定された視点から内部を見た補助画像出力用データとして、モデルの3次元形状を表すデータに基づいて陰影を付けた画像データを生成することを特徴とする画像処理装置。
  4. 立体視画像出力装置に接続が可能な請求項1に記載された画像処理装置において、前記補助画像出力用データ生成手段は、指定された前記モデル上の注目部分の補助画像出力用データとして、モデルの3次元形状を表すデータに基づいて立体視用の画像データを生成することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載された画像処理装置において、前記補助画像出力用データ生成手段は、補助画像出力用データを生成する領域を指定された前記モデル上の注目部分を含む所定の領域としたことを特徴とする画像処理装置。
  6. 立体視画像出力装置に接続が可能な請求項1に記載された画像処理装置において、前記補助画像出力用データ生成手段は、前記注目部分が有するモデル形状以外の属性を表す補助画像出力用データとして、立体視用の画像データを生成することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載された画像処理装置が備えた前記補助画像生成条件入力手段、前記補助画像出力用データ生成手段及び前記画像合成手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  8. モデルの3次元形状を表すデータに基づいて、所定方向から見たモデルの平面画像出力用データが生成可能な画像処理方法であって、
    所定方向の平面画像として表される前記モデル上の注目部分及びこの注目部分に係わる補助情報の画像出力方法とを指定するための入力を行う補助画像生成条件入力工程と、
    前記補助画像生成条件入力工程によって指定された生成条件に従って、前記モデル上の注目部分が有する属性を補助情報として画像化して表す補助画像出力用データ生成工程と、
    前記補助画像出力用データ生成工程によって生成された補助画像出力用データをモデルの平面画像出力用データに合成する画像合成工程を行うことを特徴とする画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100912809B1 (ko) 2007-07-20 2009-08-18 한국전자통신연구원 2차원 영상의 특정영역에 3차원 영상을 삽입하여 2차원 및2, 3차원 혼용 영상을 서비스하는 방법
US11880929B2 (en) 2020-02-14 2024-01-23 Mitsubishi Electric Corporation Image processing apparatus, computer readable medium, and image processing method

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