JP5846373B2 - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および、画像処理システム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および、画像処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP5846373B2
JP5846373B2 JP2012005541A JP2012005541A JP5846373B2 JP 5846373 B2 JP5846373 B2 JP 5846373B2 JP 2012005541 A JP2012005541 A JP 2012005541A JP 2012005541 A JP2012005541 A JP 2012005541A JP 5846373 B2 JP5846373 B2 JP 5846373B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
plane
visual axis
planes
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012005541A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013145467A (ja
Inventor
慎太郎 川原
慎太郎 川原
文明 荒木
文明 荒木
剛 杉村
剛 杉村
桂子 高橋
桂子 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Agency for Marine Earth Science and Technology
Original Assignee
Japan Agency for Marine Earth Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Agency for Marine Earth Science and Technology filed Critical Japan Agency for Marine Earth Science and Technology
Priority to JP2012005541A priority Critical patent/JP5846373B2/ja
Priority to PCT/JP2012/084066 priority patent/WO2013105464A1/ja
Publication of JP2013145467A publication Critical patent/JP2013145467A/ja
Priority to US14/329,500 priority patent/US20140320494A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5846373B2 publication Critical patent/JP5846373B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/10Geometric effects
    • G06T15/40Hidden part removal
    • G06T15/405Hidden part removal using Z-buffer
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/08Volume rendering
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/50Lighting effects
    • G06T15/503Blending, e.g. for anti-aliasing

Description

本発明は、三次元画像の画像処理に関する。
不透明度(または、透明度)を有する2次元画像の積層による従来のボリュームレンダリング手法では、αブレンディングによる画面形成を行う際、視軸方向に対して後方面から手前面の順で描画処理が行われるように、Z値によるソーティングが行われる。
特開2000−194878号公報 特開平11−66340号公報 特開2003−263651号公報
しかしながら、Z値によるソーティング処理は視軸の変更が起こった場合に必ず行われるため、計算コストがかかるという問題がある。
本発明は、計算コストが低い画像処理装置を提供することを課題とする。
開示の技術は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
三次元空間上において、少なくとも一の方向に層を形成する複数の平面を含む平面群を設定し、前記平面群のうち一つを基準面とし、視軸と基準面との位置関係に基づいて画像を形成する制御手段
を備える画像処理装置である。
第2の態様は、さらに、
視軸方向に重なって存在する複数の平面間で、前記視軸上で手前側に位置する手前面の画像を形成するときに、前記手前面の後方に位置する後方面と前記手前面とが重複する部分において、前記手前面の不透明度に基づいて画像を形成する第1形成手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記視軸上で前記基準面から手前側に位置する平面については、前記基準面に近い面を優先して前記複数の平面間で前記第1形成手段によって画像形成する画像処理装置である。
第3の態様は、さらに、
視軸方向に重なって存在する複数の平面間で、前記視軸上で手前側に位置する手前面に重複する部分を省略して前記手前面の後方側の面の表示画像を形成する第2形成手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記視軸上で前記基準面から後方側に位置する平面については、前記基準面に近い面を優先して前記第2形成手段によって画像形成する画像処理装置である。
第4の態様は、
第1情報処理装置が、
少なくとも一の方向に層を形成する複数の平面を含む平面群から基準面を決定し、前記基準面の描画順を最初とし、前記基準面に近い面を優先して描画順を決定する描画順決定手段と、
前記平面群と、前記描画順決定手段が決定した前記描画順を送信する送信手段と、を備え、
第2情報処理装置が、
前記平面群と、前記描画順決定手段が決定した前記描画順を受信する受信手段と、
視軸の方向および前記描画順に基づいて、前記平面群の各平面の画像を表示画像に合成する制御手段と、を備える
画像処理システムである。
第5の態様は、さらに、
前記制御手段は、前記平面の画像を合成するときに、前記平面の画像と前記基準面の画像もしくは既に合成した表示画像とが重複する部分において、前記平面が視軸上で手前側に位置する場合、当該部分において前記平面の不透明度に基づいて、前記平面の画像と前記基準面の画像もしくは既に合成した表示画像とを新たな表示画像に合成する
画像処理システムである。
第6の態様は、さらに、
前記制御手段は、前記平面の画像を合成するときに、前記平面の画像と前記基準面の画像もしくは既に合成した画像とが重複する部分において、前記平面が視軸上で後方側に位置する場合、当該部分において前記平面の画像を省略して、前記平面の画像と前記基準面の画像もしくは既に合成した表示画像とを新たな表示画像に合成する
画像処理システムである。
開示の態様は、プログラムが情報処理装置によって実行されることによって実現されてもよい。即ち、開示の構成は、上記した態様における各手段が実行する処理を、情報処理装置に対して実行させるためのプログラム、或いは当該プログラムを記録した記録媒体として特定することができる。また、開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を情報処理装置が実行する方法をもって特定されてもよい。開示の態様は、プログラムが複数の情報処理装置によって処理を分担して実行されることによって実現されてもよい。
開示の技術によれば、計算コストが低い画像処理装置を提供することができる。
図1は、画像処理装置の構成例を示す図である。 図2は、情報処理装置の例を示す図である。 図3は、画像処理装置の動作フローの例を示す図である。 図4は、ポリゴンデータの例を示す図である。 図5は、スライス面群の例を示す図である。 図6は、スライス面と描画順の例(1)を示す図である。 図7は、スライス面と描画順の例(2)を示す図である。 図8は、スライス面と描画順の例(3)を示す図である。 図9は、ジオメトリ変換部が生成するポリゴンデータ(スライス面データ)の例を示す図である。 図10は、レンダリング処理部が算出するスライス面データ(ポリゴンID001)についてのピクセル(スクリーン座標)ごとのZ値データの例を示す図である。 図11は、レンダリング処理部によるレンダリング処理の動作フローの例(1)を示す図である。 図12は、レンダリング処理部によるレンダリング処理の動作フローの例(2)を示す図である。 図13は、画像データの例を示す図である。 図14は、レンダリング処理部の処理を経た表示結果の例(1)を示す図である。 図15は、レンダリング処理部の処理を経た表示結果の例(2)を示す図である。 図16は、レンダリング処理部の処理を経た表示結果の例(3)を示す図である。 図17は、変形例の画像処理システムの例を示す図である。
不透明度を有する2次元画像の積層によるボリュームレンダリングにおいて、画像のレンダリングの順番を制御し、レンダリング処理を確実に且つ効率的に行うことができる画像処理装置について説明する。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、開示の構成は、開示の実施形態の具体的構成に限定されない。開示の構成の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
〔実施形態1〕
(構成例)
図1は、画像処理装置の構成例を示す図である。画像処理装置100は、データ作成部102、描画順決定部104、ジオメトリ変換部106、レンダリング処理部108、出力部110を含む。各処理部は、それぞれ、複数の処理部に分かれて動作してもよい。また、各処理部のうち2以上の処理部が、1つの処理部として動作してもよい。
データ作成部102は、元データから、ポリゴンデータ、テクスチャデータを生成する。元データは、例えば、三次元位置座標データ、および、各位置に対応する値データである。本発明の実施において、元データの生成元に限定はない。元データは、様々な測定装置、計測装置、診断装置、画像形成装置、計算機シミュレーション、数値解析等から得ることができる。
データ作成部102は、ポリゴンデータを含むディスプレイデータを生成してもよい。ポリゴンデータは、ここでは、主に、スライス面群データである。スライス面群データは、複数のスライス面データを含む。データ作成部102は、境界のない複数のスライス面データを含むスライス面群データを作成してもよい。
描画順決定部104は、スライス面群データにおける各スライス面データの描画順を決定する。
ジオメトリ変換部106は、データ作成部102で作成されたポリゴンデータを、画面表示のための数値データに変換する。
レンダリング処理部108は、ジオメトリ変換部106で変換された数値データ、描画順決定部104で決定された描画順に基づいて、レンダリング処理を行い、表示装置に画像を表示するための画像データを生成する。
バッファ部110は、データ作成部102が生成したポリゴンデータ、視点データ、描画順決定部104が決定したスライス面データの描画順、レンダリング処理部108におけるレンダリング処理で使用されるデータ等が格納される。バッファ部110には、画像処理装置100で使用されるあらゆるデータ等が格納されうる。バッファ部110は、複数の記憶装置によって実現されてもよい。
表示部112は、レンダリング処理部108で処理された画像データによる画像を表示する。表示部112は、画像処理装置100の外部の表示装置に画像を表示させてもよい。また、表示部112は、画像処理装置100の外部の情報処理装置に当該画像データを送信し、当該外部の情報処理装置の表示部に当該画像データによる画像を表示させてもよい。
画像処理装置100は、パーソナルコンピュータ(PC、Personal Computer)、サー
バマシン、ワークステーション(WS、Work Station)、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、携帯電話、カーナビゲーションのような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。画像処理装置100を構成する各要素は、サーバおよびクライアントに分割して搭載されてもよい。
図2は、情報処理装置の例を示す図である。図2の例では、コンピュータ、すなわち、情報処理装置は、プロセッサ、主記憶装置、及び、二次記憶装置、表示装置、通信インタフェース装置のような周辺装置とのインタフェース装置を含む。主記憶装置及び二次記憶装置は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。情報処理装置は、表示装置を含まなくてもよい。
コンピュータは、プロセッサが記録媒体に記憶されたプログラムを主記憶装置の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて周辺機器が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現することができる。
プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)である。
主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。
二次記憶装置は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディス
クドライブ(HDD、Hard Disk Drive)である。また、二次記憶装置は、リムーバブル
メディア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)のようなディスク記録媒体である。
表示装置は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、LCD(Liquid Crystal Display)等の画像を表示する装置である。表示装置は、VRAM(Video RAM)、
RAMなどの記憶装置を含んでもよい。
通信インタフェース装置(通信I/F装置)は、例えば、LAN(Local Area Network)インタフェースボードや、無線通信のための無線通信回路である。
周辺装置は、上記の二次記憶装置や通信インタフェース装置の他、キーボードやポイン
ティングデバイスのような入力装置や、ディスプレイ装置やプリンタのような出力装置を含む。また、入力装置は、カメラのような映像や画像の入力装置や、マイクロフォンのような音声の入力装置を含むことができる。また、出力装置は、スピーカのような音声の出力装置を含むことができる。
画像処理装置100を実現するコンピュータは、プロセッサが二次記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、データ作成部102、描画順決定部104、ジオメトリ変換部106、レンダリング処理部108、表示部112としての機能を実現する。一方、バッファ部110は、主記憶装置、二次記憶装置、表示装置内の記憶装置の記憶領域に設けられる。
一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。
プログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくても、並列的または個別に実行される処理を含む。
(動作例)
図3は、画像処理装置の動作フローの例を示す図である。
画像処理装置100のデータ作成部102は、元データに基づいて、ポリゴンデータ(スライス面群データ)、テクスチャデータを作成する(S101)。元データは、画像処理装置100の記憶装置、周辺装置などから取得される。また、元データは、ネットワークを介して外部の情報処理装置等から取得されてもよい。元データは、表示する画像の画像データの元となるデータである。元データは、例えば、三次元領域における、三次元位置座標データ、および、各位置に対応する値データである。三次元座標は、直交座標系に限定されず、極座標系、円筒座標系などの他の座標系が採用されてもよい。ポリゴンデータは、スライス面の頂点の三次元座標、法線ベクトル、テクスチャ座標を含む。ここでは、ポリゴンデータは、スライス面データとして作成される。データ作成部102は、元データに基づいて、複数のスライス面データを生成する。各スライス面データのスライス面は、互いに平行である。1群の複数のスライス面データは、スライス面群データともいう。複数のスライス面群データが生成されてもよい。テクスチャデータは、ポリゴンにテクスチャをマッピングするためのデータである。テクスチャデータは、例えば、座標毎に、元データに基づく値、色、不透明度等の情報を含む。元データに基づく値と色および不透明度との対応関係が、テクスチャデータと別に用意されてバッファ部110等に格納されていてもよい。スライス面群データは、少なくとも3つのスライス面を有する。作成されたポリゴンデータ、テクスチャデータ等は、バッファ部110に格納される。
図4は、ポリゴンデータの例を示す図である。図4では、ポリゴンデータとして、ポリゴンID001、ポリゴンID002の例が示される。ポリゴンID001、ポリゴンID002は、それぞれ、4つの頂点を有する四角形ポリゴンである。図4の例では、ポリゴンID001、ポリゴンID002は、それぞれ、1つのスライス面データである。
1つのスライス面データにおける4つの頂点は、同一平面上に存在する。1つのスライス面データにおける4つの頂点は、当該スライス面データに含まれるポリゴンの頂点である。各スライス面データは、互いに平行である。図4の例では、各頂点は、三次元座標、法線ベクトル、テクスチャ座標を有する。ここで、法線ベクトルは、スライス面の法線ベクトルである。ここで使用されるポリゴンデータは平行なスライス面であることから、各頂点が、それぞれ、法線ベクトルを有さなくてもよい。図4の例では、三次元テクスチャを使用する際のテクスチャ座標の例が示されている。テクスチャとして、二次元画像データ
群が使用される場合、テクスチャ座標は2次元(Tu, Tv)となる。
1つのスライス面データは、1つの辺を共有する2つの三角形ポリゴンで表されてもよい。三角形ポリゴンは、3つの頂点を有する。図4では、法線ベクトルとテクスチャ座標とが、各頂点座標とともに記憶されている。しかし、ポリゴン頂点座標の組(3頂点、4頂点等の組)に対して、1つの法線ベクトルとテクスチャとを定義するようにしてもよい。
図5は、スライス面群の例を示す図である。図5の例では、x軸と直交する面によるスライス面群X、y軸と直交する面によるスライス面群Y、z軸と直交する面によるスライス面群Zが示される。1つのスライス面群における各スライス面は、互いに交差しない。データ生成部102は、想定される視点の位置及び視軸の方向に応じて、少なくとも1つのスライス面群によるスライス面群データを生成する。例えば、想定される視軸の方向が、z軸とほぼ平行である場合、図5のz軸と直交する面によるスライス面群Zによるスライス面群データが生成される。また、データ生成部102は、空間軸(x軸、y軸、z軸)の方向とは異なる方向と直交する複数の平面(スライス面)によるスライス面群データを生成してもよい。
また、スライス面は球の球面の一部であって、スライス面群は半径が異なる同心球の球面の一部の集合であってもよい。
図3の動作フローに戻って、画像処理装置100の描画順決定部104は、スライス面データの描画順を決定する(S102)。描画順とは、レンダリング処理において、スライス面の処理する順番である。描画順決定部104は、1つのスライス面群データにおける複数のスライス面データの、レンダリング処理における処理する順番を決定する。描画順は、バッファ部110に格納される。
描画順決定部104は、1つのスライス面群データにおいて、一方の端から他方の端に並ぶ複数のスライス面から両端のスライス面を除くいずれかのスライス面を基準面とする。描画順決定部104は、この基準面を1番目に処理するスライス面として決定する。描画順決定部104は、この基準面から一方の端に向かって基準面に近い順に、処理する順番を決定する。さらに、描画順決定部104は、この基準面から他方の端に向かって基準面に近い順に処理する順番を決定する。描画順決定部104は、このようにして、各スライス面に対して、描画順を決定する。描画順は、基準面のスライス面から端のスライス面に向かって処理されるように決定される。
また、描画順決定部104は、次のように描画順を決定してもよい。描画順決定部104は、上記のように、基準面のスライス面を1番目に処理すると決定する。次に、上記一方の端から他方の端に並ぶ複数のスライス面のうち、一方の端側の基準面に最も近いスライス面を2番目に処理することが決定され、他方の端側の基準面に最も近いスライス面を3番目に処理することが決定される。その後、一方の端側の基準面に2番目に近いスライス面を4番目に処理することが決定されるようにして、両端のスライス面までの処理する順番が決定されてもよい。
描画順決定部104は、スライス面群データの一方の端から他方の端まで並ぶスライス面のうち、ほぼ中央のスライス面を基準面として決定することができる。
図6は、スライス面と描画順の例(1)を示す図である。図6の例は、スライス面群をスライス面の法線方向と直交する方向から見た図である。また、図6の例では、視軸の方向は、x軸方向またはx軸に対する傾きが90度未満、又は、これらと逆方向を想定する
。図6の例では、スライス面が、スライス面001からスライス面010まで、一方の端から他方の端まで並んでいる。ここで、ほぼ中央のスライス面006が基準面(描画順1番目)として決定される。また、基準面から一方の端に向かって、スライス面005からスライス面001までが、描画順2番目から描画順6番目として決定される。さらに、基準面から他方の端に向かって、スライス面007からスライス面010までが、描画順7番目から描画順10番目として決定される。
図7は、スライス面と描画順の例(2)を示す図である。図7の例では、スライス面が、スライス面001からスライス面010まで、一方の端から他方の端まで並んでいる。ここで、ほぼ中央のスライス面006が基準面(描画順1番目)として決定される。また、一方の端側の基準面に最も近いスライス面005が描画順2番目として決定される。さらに、他方の端側の基準面に最も近いスライス面007が描画順3番目として決定される。そして、一方の端側の基準面に2番目に近いスライス面004が描画順4番目として決定される。以後、図7のように、他のスライス面も同様にして、描画順が決定される。
図8は、スライス面と描画順の例(3)を示す図である。図8の例のように、ほぼ中央のスライス面ではないスライス面003が基準面として決定されてもよい。図8の例のような描画順は、例えば、スライス面010側に視点が存在することが多いことが想定される場合に、有効である。なぜなら、視点から見て基準面より後方の面では基準面から前方の面と重なる部分について不透明度が無視されるが、このようにすることで、スライス面010側に視点が存在する場合に不透明度が無視される面をより少なくすることができる。
図3の動作フローに戻って、画像処理装置100のジオメトリ変換部106は、ジオメトリ変換をする(S103)。画像処理装置100は、ジオメトリ変換を開始するまでに、ユーザ等により入力装置等を介して、視点データを指定される。視点データには、例えば、視点の座標、視線の方向(視軸)、表示する範囲、画像の大きさ、視野角等が含まれる。さらに、画像処理装置100は、視点データに基づいて、どのスライス面群データを使用するかを抽出する。画像処理装置100は、例えば、スライス面の法線方向と視軸の方向とが平行に近いスライス面群データを、使用するスライス面群データとして抽出する。
ジオメトリ変換部106は、視点データに基づいて、決定したスライス面群データの各スライス面データに対して、ジオメトリ変換を行う。ジオメトリ変換部106は、視点データに基づいて、各スライス面データを表示画面上の二次元座標空間に変換する。変換されたポリゴンデータは、バッファ部110に格納される。
図9は、ジオメトリ変換部が生成するポリゴンデータ(スライス面データ)の例を示す図である。図9の例では、図4のポリゴンデータ(スライス面データ)の各頂点の三次元座標が、表示画面のスクリーン座標(Sx,Sy)、表示画面内の奥行きを示すZ値に変換されている。Z値は、視点から遠くなるほど大きい値となる。任意の点AのZ値は、例えば、視点を通り視軸を法線とする平面と点Aとの距離に対して正の相関を有する。
図3の動作フローに戻って、画像処理装置100のレンダリング処理部108は、レンダリング処理を行う(S104)。
最初に、レンダリング処理部108は、ジオメトリ変換部106で変換されたポリゴンデータ(スライス面データ)を取り出す。さらに、レンダリング処理部108は、取り出したスライス面データの各スライス面内の各頂点に囲まれる範囲内のすべてのピクセル(座標点)について、各スライス面の頂点のスクリーン座標及びZ値に基づいて、Z値デー
タを算出する。ピクセルのスクリーン座標が表示画面外である場合、表示画面外のピクセルについては算出されなくてもよい。各ピクセルのZ値は、各頂点のスクリーン座標とZ値と基づいて補間演算することにより算出されうる。算出された各スライス面のピクセル毎のZ値データは、バッファ部110に格納される。ここで、レンダリング処理部108は、各スライス面の頂点のテクスチャ座標及びテクスチャデータに基づいて、各スライス面のピクセル毎の色データおよび不透明度データ(α値)を算出し、Z値データと共にバッファ部110に格納してもよい。ここで格納される色データおよび不透明度データは、後に説明するレンダリング処理の際に使用されてもよい。
図10は、レンダリング処理部が算出するスライス面データ(ポリゴンID001)についてのピクセル(スクリーン座標)ごとのZ値データの例を示す図である。図10の例では、ポリゴンID001のスライス面内の各スクリーン座標について、Z値が示される。
次に、レンダリング処理部108は、各頂点のテクスチャ座標、テクスチャデータ、図10のような各スライス面についてのスクリーン座標毎のZ値などに基づいて、画面表示用の画像データを生成するレンダリング処理を行う。レンダリング処理については後に詳述する。画像データは、バッファ部110に格納される。
画像処理装置100の表示部112は、バッファ部110に格納される画像データに基づいて、画像を表示する(S105)。表示部112は、画像処理装置100の外部の表示装置に画像を表示させてもよい。また、表示部112は、画像処理装置100の外部の情報処理装置に当該画像データを送信し、当該外部の情報処理装置の表示部に当該画像データによる画像を表示させてもよい。
(レンダリング処理)
図11及び図12は、レンダリング処理部によるレンダリング処理の動作フローの例を示す図である。図11の「A」、「B」、「C」は、それぞれ、図12の「A」、「B」、「C」に接続する。
レンダリング処理部108は、描画順が1番目のポリゴンデータ(スライス面データ)を読み出す。描画順が1番目のポリゴンデータは、基準面のスライス面データである。レンダリング処理部108は、基準面における各スクリーン座標(ピクセル)のZ値を読み出し、基準面のスライス面の頂点のテクスチャ座標及びテクスチャデータに基づいて、各ピクセルの色データを算出する。レンダリング処理部108は、基準面のスライス面内のすべてのピクセル毎に、色データ、Z値データを、バッファ部110に画像データとして書き込む(S201)。仮に画像が背景画像を有する場合、レンダリング処理部108は、色データと共に、不透明度(α値)も算出し、背景画像の色データと基準面の色データとのブレンディングを行い、Z値データ、色データを画像データに書き込む。次に、処理がステップS202に進むが、ステップS201から進んだステップS202では、描画順が2番目のスライス面について処理が行われる。
図13は、画像データの例を示す図である。図13の画像データでは、表示画面内のすべてのピクセルについて、スクリーン座標と、色データと、Z値とが対応づけられている。画像データ内で、まだ書き込まれていないピクセルについては、例えば、色データとして初期色(例えば、黒色や他の指定色)、Z値として最も遠くを示す値又は未だ比較が行われてないことを示す値が書き込まれている。また、画像データ内で、まだ書き込まれていないピクセルについては、色データとZ値とは空であってもよい。画像データは、バッファ部110に格納される。
以下、ステップS202−ステップS209の処理は、未処理のスライス面に対して、繰り返し実行される。ステップS202では、レンダリング処理部108は、処理中のスライス面の未処理の1つのピクセルについて、Z値を読み出す(S202)。ここでは、すべてのピクセルにおいてZ値が予め算出されるとしているが、ステップS201やステップS202でZ値が使用される際に、処理中のスライス面の処理中のピクセルのZ値が算出されてもよい。
ステップS203では、レンダリング処理部108は、ステップS202でZ値を読み出したピクセル(処理中のスライス面の処理中のピクセル)に対する画像データのピクセルのデータを読み出し、既に当該画像データのピクセルに色データが書きこまれているか否かを確認する(S203)。
処理中のスライス面の処理中のピクセルに対する画像データのピクセルに色データが未だ書き込まれていない場合(S203;NO)、処理がステップS205に進む。処理中のスライス面の処理中のピクセルに対する画像データのピクセルに色データが既に書き込まれている場合(S203;YES)、レンダリング処理部108は、処理中のスライス面における処理中のピクセルのZ値と、画像データにおける処理中のピクセルのZ値とを比較する(S204)。
処理中のスライス面における処理中のピクセルのZ値が画像データにおける処理中のピクセルのZ値未満である場合(S204;YES)、処理がステップS205に進む。このとき、処理中のスライス面の処理中のピクセルは、既に書き込まれた色データよりも手前に位置する。
処理中のスライス面における処理中のピクセルのZ値が画像データにおける処理中のピクセルのZ値以上である場合(S204;NO)、処理がステップS206に進む。このとき、処理中のスライス面の処理中のピクセルは、既に書き込まれた色データよりも後方に位置する。よって、処理中のスライス面の処理中のピクセルは、画像データに書き込まれない。ここで、処理中のスライス面の処理中のピクセルについては、処理が終了したことになる。
ステップS205では、レンダリング処理部108は、処理中のスライス面の処理中のピクセルについて、処理中のスライス面の頂点のテクスチャ座標及びテクスチャデータに基づいて、色データ、不透明度データ(α値)を算出する。レンダリング処理部108は、処理中のスライス面の処理中のピクセルの不透明度データ、色データ、画像データの処理中のピクセルの色データに基づいて、新たな色データを算出する(αブレンディング)。レンダリング処理部108は、画像データの処理中のピクセルのZ値および色データを、処理中のスライス面の処理中のピクセルのZ値および算出した新たな色データに書き換える(S205)。ここで、処理中のスライス面の処理中のピクセルについては、処理が終了したことになる。
ステップS206では、レンダリング処理部108は、処理中のスライス面内のすべてのピクセルについて処理が終了したか否かを確認する(S206)。処理中のスライス面内のすべてのピクセルについて処理が終了した場合(S206;YES)、処理がステップS208に進む。ここで、処理中のスライス面については、処理が終了したことになる。
処理中のスライス面内のすべてのピクセルについて処理が終了していない場合(S206;NO)、レンダリング処理部108は、他の未処理のピクセルを処理中のピクセルとし、処理がステップS202に戻る(S207)。
ステップS208では、レンダリング処理部108は、すべてのスライス面について処理が終了したか否かを確認する(S208)。未だすべてのスライス面について処理が終了していない場合(S208;NO)、レンダリング処理部108は、描画順決定部104が決定した描画順に従って、次の順番のスライス面のピクセルを処理中のピクセルとする。
すべてのスライス面について処理が終了した場合(S208;YES)、レンダリング処理部108における処理が終了する。この時点における画像データが画面表示用の画像データとなる。ここで、画像データにおける各ピクセルのZ値は削除されてもよい。
図14、図15、図16は、レンダリング処理部の処理を経た表示結果の例を示す図である。各図において、図面の表面から裏面に向かう方向が視軸の方向である。
図14の例では、スライス面Aは基準面であり、スライス面Bはスライス面Aよりも手前に存在するスライス面である。スライス面Aが先に描画され、スライス面Bが後に描画される。スライス面Aとスライス面Bとが重なる部分では、αブレンディングによって描画が行われる。
図15の例では、スライス面Aは基準面であり、スライス面Cはスライス面Aよりも後方に存在するスライス面である。スライス面Aが先に描画され、スライス面Cが後に描画される。スライス面Aとスライス面Cとが重なる部分では、Zバッファ法によって描画が行われる。
図16の例では、スライス面Aは基準面であり、スライス面Bはスライス面Aよりも手前に存在するスライス面であり、スライス面Cはスライス面Aよりも後方に存在するスライス面である。スライス面A、スライス面B、スライス面Cの順、又は、スライス面A、スライス面C、スライス面Bの順に描画される。スライス面Aとスライス面Bとが重なる部分では、αブレンディングによって描画が行われる。スライス面Aとスライス面Cとが重なる部分では、Zバッファ法によって描画が行われる。即ち、基準面よりも視軸に対して手前ではαブレンディングによる処理が、後方ではZバッファ法による処理が行われる。
(変形例)
次に上記の実施形態の変形例を説明する。この変形例は、上記の実施形態との共通点を有する。従って、ここでは、主として相違点について説明し、共通点については、説明を省略する。
画像処理装置100における処理は、サーバ装置及びクライアント装置に分割して行われてもよい。サーバ装置及びクライアント装置は、上記の画像処理装置100と同様の機能を有する。
図17は、本変形例の画像処理システムの例を示す図である。図17の画像処理システム1000は、サーバ装置200及びクライアント装置300を含む。サーバ装置200とクライアント装置300とは、例えば、ネットワークを介して接続される。サーバ装置200は、データ作成部202、描画順決定部204、バッファ部210を備える。クライアント装置300は、ジオメトリ変換部306、レンダリング処理部308、バッファ部310、表示部312を備える。これらの処理部は、それぞれ、図1のデータ作成部102、描画順決定部104、ジオメトリ変換部106、レンダリング処理部108、バッファ部110、表示部112と同様の機能を有する。また、サーバ装置200は、スライ
ス面群データ、テクスチャデータ及び描画順をクライアント装置に送信する送信部222を備える。クライアント装置300は、スライス面群データ、テクスチャデータ及び描画順をサーバ装置200から受信する受信部322を備える。サーバ装置200は、クライアント装置300の表示部312の表示画面に合わせて、スライス面群データ、テクスチャデータを変換してもよい。即ち、サーバ装置200は、クライアント装置300の表示部312の表示画面に合わせて、スライス面群データ、テクスチャデータを、データを間引く等の操作により、小さいサイズなるように変換してもよい。データのサイズが小さくなることで、サーバ装置200とクライアント装置300との間のデータ通信量を削減することができる。スライス面群データおよびテクスチャデータを、平面群ともいう。
サーバ装置200は、データ作成部202によりスライス面群データ、テクスチャデータを作成し、描画順決定部204により描画順を決定する。サーバ装置200は、スライス面群データ、テクスチャデータ、描画順をクライアント装置300に送信する。
クライアント装置300は、スライス面群データ、テクスチャデータをサーバ装置200から受信し、バッファ部210に格納する。クライアント装置300は、ユーザ等により入力装置等を介して、視点データを指定される。次に、クライアント装置300は、ジオメトリ変換部306によりジオメトリ変換をし、レンダリング処理部308により描画順に基づいてレンダリング処理を行う。さらに、クライアント装置300は、レンダリング処理された画像を表示部312に表示する。
データ作成及び描画順決定をサーバ装置200で行うことにより、クライアント装置300における計算負荷が軽減する。従って、クライアント装置300がリソース(計算リソースやメモリ)の少ないハードウェアであっても、高精細なレンダリング処理が実行され得る。
サーバ装置200及びクライアント装置300は、パーソナルコンピュータ(PC、Personal Computer)、サーバマシン、ワークステーション(WS、Work Station)、PD
A(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、携帯電話、カーナビゲーションのような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。サーバ装置200の送信部222、クライアント装置300の受信部322は、コンピュータ等のプロセッサ、通信インタフェース装置等によって実現されうる。
(実施形態の作用、効果)
画像処理装置100は、三次元領域において、少なくとも1方向に対し層状の構造を持つスライス面群に対し、各スライス面が描画される順序を設定する。画像処理装置100は、スライス面群の並びの両端以外の面の1つを基準面とし、並びの両端が最後に描画されるように描画順を決定する。各スライス面に対応する不透明度を有する2次元画像を添付することにより、基準面より視線手前側ではαブレンディングによって、基準面より視線後方側ではZバッファ法によって基準面に近いスライス面を優先した描画が行われる。
基準面より手前側(視軸を形成する観測者側)では、αブレンディングによって、値データを詳細に、あるいは忠実に表示できる。一方、基準面より奥側では、Zバッファリングによって、裏面側の値データが隠されることになるが、視軸を形成する観測者から遠い面であるため、値データが隠される影響は、手前側が隠される場合よりも少ない。すなわち、観測者にとって重要となる手前側の値データの表示を優先した上で、全体の表示効率を向上できる。
画像処理装置100によれば、視点位置による視点位置の変更によるスライス面群の再
生成やそれらの描画順を再計算しなくてもよいため、描画の計算コストを軽減できる。そのため、画像処理装置100が携帯端末やスマートフォン等のリソース(計算リソースやメモリ)の少ないハードウェアであっても、高精細なレンダリング処理が実行され得る。
本実施形態の構成は、例えば、医療分野において、病院で撮影したCT(Computed Tomography)画像やMRT(Magnetic Resonance Tomography)画像から再構成された人体の内部構造を携帯端末等で表示する場合等において有効である。具体的には、サーバ上に保持されているCT画像やMRT画像を、データサイズの削減等によりクライアントである携帯端末が利用可能な形態に変換して送出し、ネットワーク経由で医師や患者が携帯端末を用いてボリュームレンダリングにより表示する場合などにおいて有効である。この場合の実施形態として、画像処理装置100を構成する各要素は、必要に応じてサーバおよびクライアントに分割して搭載されてもよい。
画像処理装置100によれば、画像のレンダリング処理の順序を予め決定しておくことで、この順序を描画処理中にリアルタイムに決定しなくてもよく、全体のレンダリング処理の効率を向上させることができる。即ち、画像処理装置100によれば、画像のレンダリング処理の順序が予め決定されていることで、視軸の変更が起こった場合でも、描画順決定のためのZ値によるソーティング処理が行われなくてもよい。
画像処理装置100による処理は、雲や炎のようなボリュームレンダリング向きのオブジェクトの表現方法として利用効果がある。即ち、画像処理装置100における処理は、動きが不規則な雲や炎、煙のような画像表現の際、リアリティを損なうことなくユーザに認識しやすいように表示することができる。
ここで説明した画像処理装置100は、例えば、構造エンジニアリング、地質学、天体物理学、気象等のシミュレーション結果の表示、ゲームや映画等における雲、霧、炎等の映像表現において利用できる。
100 画像処理装置
102 データ作成部
104 描画順決定部
106 ジオメトリ変換部
108 レンダリング処理部
110 バッファ部
112 表示部
200 サーバ装置
202 データ作成部
204 描画順決定部
210 バッファ部
222 送信部
300 クライアント装置
306 ジオメトリ変換部
308 レンダリング処理部
310 バッファ部
312 表示部
322 受信部
1000 画像処理システム

Claims (12)

  1. 三次元空間上において、少なくとも一の方向に層を形成する複数の平面を含む平面群を設定し、前記平面群のうち一つを基準面とし、視軸と前記基準面との位置関係に基づいて決定する描画順に従って前記複数の平面の画像を形成する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記描画順に従って前記複数の平面の画像を形成するとき、前記視軸上で前記基準面から手前側に位置する平面および後方側に位置する平面について、前記基準面に近い平面を優先して順次にまたは交互に画像形成する、
    画像処理装置。
  2. 視軸方向に重なって存在する複数の平面間で、前記視軸上で手前側に位置する手前面の画像を形成するときに、前記手前面の後方に位置する後方面と前記手前面とが重複する部分において、前記手前面の不透明度に基づいて画像を形成する第1形成手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記視軸上で前記基準面から手前側に位置する平面については、前記第1形成手段によって画像形成する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 視軸方向に重なって存在する複数の平面間で、前記視軸上で手前側に位置する手前面に重複する部分を省略して前記手前面の後方に位置する後方面の画像を形成する第2形成手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記視軸上で前記基準面から後方側に位置する平面については、前記第2形成手段によって画像形成する請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. コンピュータが、
    三次元空間上において、少なくとも一の方向に層を形成する複数の平面を含む平面群を設定し、前記平面群のうち一つを基準面とし、視軸と前記基準面との位置関係に基づいて決定する描画順に従って前記複数の平面の画像を形成する制御ステップを実行し、
    前記制御ステップは、前記描画順に従って前記複数の平面の画像を形成するとき、前記視軸上で前記基準面から手前側に位置する平面および後方側に位置する平面について、前記基準面に近い平面を優先して順次にまたは交互に画像形成する、
    画像処理方法。
  5. コンピュータが、
    視軸方向に重なって存在する複数の平面間で、前記視軸上で手前側に位置する手前面の画像を形成するときに、前記手前面の後方に位置する後方面と前記手前面とが重複する部分において、前記手前面の不透明度に基づいて画像を形成する第1形成ステップをさらに実行し、
    前記制御ステップは、前記視軸上で前記基準面から手前側に位置する平面については、前記第1形成ステップによって画像形成する請求項4に記載の画像処理方法。
  6. コンピュータが、
    視軸方向に重なって存在する複数の平面間で、前記視軸上で手前側に位置する手前面に重複する部分を省略して前記手前面の後方に位置する後方面の画像を形成する第2形成ステップをさらに実行し、
    前記制御ステップは、前記視軸上で前記基準面から後方側に位置する平面については、前記第2形成ステップによって画像形成する請求項4または5に記載の画像処理方法。
  7. コンピュータに、
    三次元空間上において、少なくとも一の方向に層を形成する複数の平面を含む平面群を設定し、前記平面群のうち一つを基準面とし、視軸と前記基準面との位置関係に基づいて決定する描画順に従って前記複数の平面の画像を形成する制御ステップを実行させ、
    前記制御ステップは、前記描画順に従って前記複数の平面の画像を形成するとき、前記視軸上で前記基準面から手前側に位置する平面および後方側に位置する平面について、前記基準面に近い平面を優先して順次にまたは交互に画像形成する、
    画像処理プログラム。
  8. コンピュータに、
    視軸方向に重なって存在する複数の平面間で、前記視軸上で手前側に位置する手前面の画像を形成するときに、前記手前面の後方に位置する後方面と前記手前面とが重複する部分において、前記手前面の不透明度に基づいて画像を形成する第1形成ステップをさらに実行させ、
    前記制御ステップは、前記視軸上で前記基準面から手前側に位置する平面については、前記第1形成ステップによって画像形成する請求項7に記載の画像処理プログラム。
  9. コンピュータに、
    視軸方向に重なって存在する複数の平面間で、前記視軸上で手前側に位置する手前面に重複する部分を省略して前記手前面の後方に位置する後方面の画像を形成する第2形成ステップをさらに実行させ、
    前記制御ステップは、前記視軸上で前記基準面から後方側に位置する平面については、前記第2形成ステップによって画像形成する請求項7または8に記載の画像処理プログラム。
  10. 第1情報処理装置が、
    少なくとも一の方向に層を形成する複数の平面を含む平面群から基準面を決定し、前記基準面の描画順を最初とし、前記基準面に近い面を優先して描画順を決定する描画順決定手段と、
    前記平面群と、前記描画順決定手段が決定した前記描画順を送信する送信手段と、を備え、
    第2情報処理装置が、
    前記平面群と、前記描画順決定手段が決定した前記描画順を受信する受信手段と、
    視軸の方向および前記描画順に基づいて、前記平面群の各平面の画像を表示画像に合成する制御手段と、を備え
    前記描画順は、前記視軸上で前記基準面から手前側に位置する平面および後方側に位置する平面について、前記基準面に近い平面を優先して順次にまたは交互に前記複数の平面の画像を合成するように決定されている、
    画像処理システム。
  11. 前記制御手段は、前記平面の画像を合成するときに、前記平面の画像と前記基準面の画像もしくは既に合成した表示画像とが重複する部分において、前記平面が視軸上で手前側に位置する場合、当該部分において前記平面の不透明度に基づいて、前記平面の画像と前記基準面の画像もしくは既に合成した表示画像とを新たな表示画像に合成する
    請求項10に記載の画像処理システム。
  12. 前記制御手段は、前記平面の画像を合成するときに、前記平面の画像と前記基準面の画像もしくは既に合成した画像とが重複する部分において、前記平面が視軸上で後方側に位置する場合、当該部分において前記平面の画像を省略して、前記平面の画像と前記基準面の画像もしくは既に合成した表示画像とを新たな表示画像に合成する
    請求項10または11に記載の画像処理システム。
JP2012005541A 2012-01-13 2012-01-13 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および、画像処理システム Expired - Fee Related JP5846373B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012005541A JP5846373B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および、画像処理システム
PCT/JP2012/084066 WO2013105464A1 (ja) 2012-01-13 2012-12-28 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および、画像処理システム
US14/329,500 US20140320494A1 (en) 2012-01-13 2014-07-11 Image processing apparatus, image processing method, computer readable non-transitory recording medium and image processing system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012005541A JP5846373B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および、画像処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013145467A JP2013145467A (ja) 2013-07-25
JP5846373B2 true JP5846373B2 (ja) 2016-01-20

Family

ID=48781420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012005541A Expired - Fee Related JP5846373B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および、画像処理システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20140320494A1 (ja)
JP (1) JP5846373B2 (ja)
WO (1) WO2013105464A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11069125B2 (en) * 2019-04-09 2021-07-20 Intuitive Research And Technology Corporation Geometry buffer slice tool

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5877768A (en) * 1996-06-19 1999-03-02 Object Technology Licensing Corp. Method and system using a sorting table to order 2D shapes and 2D projections of 3D shapes for rendering a composite drawing
JPH1166340A (ja) * 1997-08-20 1999-03-09 Sega Enterp Ltd 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを記録した記録媒体
JPH11259678A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Sega Enterp Ltd 画像表示装置及びそれによる画像表示方法
US6310620B1 (en) * 1998-12-22 2001-10-30 Terarecon, Inc. Method and apparatus for volume rendering with multiple depth buffers
US6914618B2 (en) * 2000-11-02 2005-07-05 Sun Microsystems, Inc. Methods and systems for producing A 3-D rotational image from A 2-D image
KR100450823B1 (ko) * 2001-11-27 2004-10-01 삼성전자주식회사 깊이 이미지 기반 3차원 물체의 표현을 위한 노드 구조
JP3589654B2 (ja) * 2002-03-12 2004-11-17 独立行政法人理化学研究所 ボリュームレンダリング方法とそのプログラム
JP4646712B2 (ja) * 2005-07-05 2011-03-09 パナソニック株式会社 コンピュータグラフィックス描画方法及び描画装置
US8289320B2 (en) * 2007-10-22 2012-10-16 Samsung Electronics Co., Ltd. 3D graphic rendering apparatus and method
JP5226360B2 (ja) * 2008-04-08 2013-07-03 株式会社東芝 超音波診断装置
KR101202533B1 (ko) * 2009-07-30 2012-11-16 삼성메디슨 주식회사 복수의 슬라이스 단면 영상을 제공하는 제어 장치, 초음파 시스템, 방법 및 컴퓨터 판독가능 기록매체
US8629886B2 (en) * 2010-12-07 2014-01-14 Microsoft Corporation Layer combination in a surface composition system
JP5161991B2 (ja) * 2011-03-25 2013-03-13 株式会社東芝 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013105464A1 (ja) 2013-07-18
US20140320494A1 (en) 2014-10-30
JP2013145467A (ja) 2013-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11748840B2 (en) Method for efficient re-rendering objects to vary viewports and under varying rendering and rasterization parameters
US20080246760A1 (en) Method and apparatus for mapping texture onto 3-dimensional object model
Müller et al. Interactive molecular graphics for augmented reality using HoloLens
WO2012037862A1 (zh) 一种三维模型数据分布式绘图方法及装置
JP2019160330A (ja) 画像生成装置、及び画像表示制御装置
JP2022511273A (ja) 拡張現実または仮想現実のシーンにおけるオブジェクトの表現の生成および修正
US11417060B2 (en) Stereoscopic rendering of virtual 3D objects
JP2012190428A (ja) 立体映像視覚効果処理方法
US9401044B1 (en) Method for conformal visualization
JP6223916B2 (ja) 情報処理装置、方法及びプログラム
JP6719596B2 (ja) 画像生成装置、及び画像表示制御装置
JP5846373B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および、画像処理システム
KR102225281B1 (ko) 감소된 픽셀 쉐이딩을 위한 기술
US20210090322A1 (en) Generating and Modifying Representations of Objects in an Augmented-Reality or Virtual-Reality Scene
KR101227155B1 (ko) 저해상도 그래픽 영상을 고해상도 그래픽 영상으로 실시간 변환하는 그래픽 영상 처리 장치 및 방법
CN109949396A (zh) 一种渲染方法、装置、设备和介质
JP2023527438A (ja) リアルタイム深度マップを用いたジオメトリ認識拡張現実効果
KR101337558B1 (ko) 고해상도 영상 또는 입체 영상의 허브기능을 구비한 모바일단말기 및 그 모바일단말기를 이용하여 고해상도 영상 또는 입체 영상 제공 방법
US11615574B2 (en) System and method for rendering 6 degree-of-freedom virtual reality
US10453247B1 (en) Vertex shift for rendering 360 stereoscopic content
Coquillart et al. Short Paper: View Dependent Rendering to Simple Parametric Display Surfaces
JP2013084155A (ja) 画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理装置及び画像処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5846373

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees