JP2008215604A - かしめナット及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 分解再使用が簡単容易にでき、かつ、製造も1つの丸棒状素材から圧造成形により容易に製造できるかしめナットを得ること。
【解決手段】 円筒体2aの上半部にかしめ可能な薄肉内孔部2bをもった多角形状の頭部2cを有すると共に、下半部内に上記内孔部2bよりも小径の雌ねじ部2dが形成された主ナット体2と、中心部に主ナット体2の頭部cに嵌合可能な多角形状の嵌合孔3aを有し、かつ外周を回り止め機能をもつ6角形状とした座金体3とからかしめナット1を構成した。
【選択図】図2
【解決手段】 円筒体2aの上半部にかしめ可能な薄肉内孔部2bをもった多角形状の頭部2cを有すると共に、下半部内に上記内孔部2bよりも小径の雌ねじ部2dが形成された主ナット体2と、中心部に主ナット体2の頭部cに嵌合可能な多角形状の嵌合孔3aを有し、かつ外周を回り止め機能をもつ6角形状とした座金体3とからかしめナット1を構成した。
【選択図】図2
Description
本発明は、所定厚さの板体の取付孔に嵌合してかしめ工具によるねじ締めで膨出部を圧出形成することによりナットを板体にかしめ状に固着し、これにより締結ボルトをねじ込んで必要な物体を取り付けるようにしたかしめナット及びその製造方法に関する。
従来、この種のかしめナットは、外径が一様な筒体に鍔状頭部が一体に形成され、その筒体の内孔における下半部に、内孔よりも小径の雌ねじが形成された構造となされている。
そして、使用時には、かしめナットを板体の取付孔に嵌合してかしめ工具によるねじ締めでかしめナットの鍔状頭部と雌ねじとの間部分を圧縮により半径方向外方へ変形して膨出を形成することにより鍔状頭部と膨出部との間に板体を挟み込んでかしめ止めにて固着するようになされている。
ところが、上記したかしめナットによれば、一旦ナットをかしめ止めにて固着すると再び分解して取り外すことができないので分解を必要とする箇所には実施できず、再使用もできない問題があった。
そこで本発明は分解再使用が簡単容易にでき、製造も1つの丸棒状素材から圧造成形により容易にできるかしめナット及びその製造方法の提供を課題とする。
上記した課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、円筒体の上半部にかしめ可能な薄肉内孔部をもった多角形状の頭部を有すると共に、下半部内に上記内孔部よりも小径の雌ねじ部が形成された主ナット体と、中心部に主ナット体の頭部に嵌合可能な多角形状の嵌合孔を有し、かつ外周を回り止め機能をもつ多角形状とした座金体とからなることを特徴とする。
また、本願の請求項2に記載の発明は、かしめナットの製造方法として、まず、断面が円形状の中実棒状素材の一端を圧造加工して多角形状の大型頭部と多角形状の小型頭部と円柱部とからなる成形体を成形し、次いで、成形体における小型頭部の外周形状に合わせて大型頭部を打ち抜いて上半部に多角形状の頭部を有する頭部付円柱体と、回り止め機能をもった多角形状で中心部に多角形状の貫通孔を有する座金素体とを形成し、その後、座金素体を中心方向に圧縮加工して中心部に頭部付円柱体の頭部に嵌合可能な多角形状の嵌合孔を有する座金体を成形する一方、頭部付円柱体に圧造加工を施して頭部にかしめ可能な薄肉内孔部と座金体の落下を防止する多角形状の嵌合用口部とを、また下半部内に上記内孔部よりも小径の小径孔部を有する頭部付円筒体を成形し、然る後、頭部付円筒体の小径孔部内に内孔部の内径よりも小径の雌ネジ部を形成して、円筒体の上半部にかしめ可能な薄肉内孔部をもった多角形状の頭部を有すると共に、下半部内に上記内孔部よりも小径の雌ねじ部が形成された主ナット体を形成したことを特徴とする。
本発明のかしめナットによれば、円筒体の上半部にかしめ可能な薄肉内孔部をもった多角形状の頭部を有すると共に、下半部内に上記内孔部よりも小径の雌ねじ部が形成された主ナット体と、中心部に主ナット体の頭部に嵌合可能な多角形状の嵌合孔を有し、かつ外周を回り止め機能をもつ多角形状とした座金体とで構成したから、主ナット体の頭部外周部に座金体を嵌合した状態で、主ナット体を板体の取付孔に嵌合して、この主ナット体に締結ボルトをかしめ工具を用いてねじ込むことにより座金体と雌ねじとの間の薄肉内孔部を圧縮により半径方向外方へ変形させて膨出部を形成し、これにより座金体と雌ねじとの間に板体をかしめ止めにより固着できる。また、不使用時には締結ボルトを主ナット体から外し、その後座金体を主ナット体から引き抜いて取り外すことにより、主ナット体を板体から取り除くことができる。これにより、かしめナット及び板体の分解、再使用を容易に行うことができる。特に高価なチタン、ステンレス、銅製のかしめナットを用いたり、高価な板材を用いる場合著しい経済効果が得られる。
また、上記した製造方法によりかしめナットを製造するようにすれば、1つの丸棒状部材から主ナツト体と座金体とからなるかしめナットを材料の無駄なく圧造成形により圧造成形することができ、その製造が容易であるばかりか、コスト安価に提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るかしめナットを示すもので、該かしめナット1は、主ナット体2と座金体3とからなる。主ナット体2は、円筒体2aからなりその上半部にかしめ可能な薄肉内孔部2bをもった6角形状の頭部2cと後述する座金体3の落下を防止する6角傾斜状の嵌合用口部2dとを有すると共に、下半部内に上記内孔部2bよりも小径の雌ねじ部2eが形成されている。一方、座金体3は、外形を回り止め機能をもつ6角形状とした厚肉の板状で、中心部には頭部2cの口部2dに嵌合可能な6角形の傾斜状嵌合孔3aが形成されている。
図1は、本発明に係るかしめナットを示すもので、該かしめナット1は、主ナット体2と座金体3とからなる。主ナット体2は、円筒体2aからなりその上半部にかしめ可能な薄肉内孔部2bをもった6角形状の頭部2cと後述する座金体3の落下を防止する6角傾斜状の嵌合用口部2dとを有すると共に、下半部内に上記内孔部2bよりも小径の雌ねじ部2eが形成されている。一方、座金体3は、外形を回り止め機能をもつ6角形状とした厚肉の板状で、中心部には頭部2cの口部2dに嵌合可能な6角形の傾斜状嵌合孔3aが形成されている。
図2において符号4及び5は板体で、これら板体4及び5は例えば熔接やねじ形成ができないようなアルミ材などの薄板からなり、それぞれの板体4及び5には主ナット体2の挿入を許す6角形状の取付孔4a,5aが形成されている。また、符号6は頭部に多角形の凹所6aを有する締付ボルト、符合7は凹所6aに嵌合可能な回転軸7aと回り止め体7bを備えたかしめ工具である。なお、締付ボルト6としては既存の締結ボルトを適用できること勿論である。
次に、上記かしめナット1の作用について説明する。
使用時には、まず、図1に示すように主ナット体2における頭部2cの口部2dに座金体3の嵌合孔3aを嵌合し、座金体3の落下を防止した状態のもとで、かしめナット1を図2に示すようにその下端側から2枚重ねにしたアルミ材などの薄板からなる板体4,5の6角形状の取付孔4a,5aに挿入する。その場合、かしめナット1の6角形状の頭部2cを6角形状の取付孔4a,5aに嵌合させてかしめナット1を板体4,5に対し回転不能にすると共に、座金体3の下面が上側板体4の取付孔4aの上面に当接する位置にセットする。次に、上方側より主ナット体2の内孔部2bに締付ボルト6を挿入し、その後かしめ工具7の回転軸7aを締付ボルト6の凹所6aに嵌合すると共に回り止め体7bを6角形状の座金体3の外周に係合させて座金体3の回り止めをする。これにより、かしめナット1は板体4,5の6角形状の取付孔4a,5aと回り止め体7bとで確実に回り止めが行われる。然る後、かしめ工具7の回転軸7aを回転させて締付ボルト6を雌ねじ部2dに螺合させると共に締め込む。すると、主ナット体2の下部が板体4,5側へ引き付けられるため、主ナット体2の薄肉内孔部2bが半径方向外方に屈曲されて膨出部2fが形成される。さらに、かしめ工具7を介して締結ボルト6で締め込むことにより、図2に示すように座金体3と膨出部2fとの間に上下二枚の板体4,5が挟持されてかしめ止めされる。このかしめ止めが終わるとかしめ工具7を引き抜くことにより熔接やねじ形成ができないようなアルミ材などの薄板からなる板体4,5であっても、これらの板体4,5をかしめ止めすることができ締結作業を完了する。
使用時には、まず、図1に示すように主ナット体2における頭部2cの口部2dに座金体3の嵌合孔3aを嵌合し、座金体3の落下を防止した状態のもとで、かしめナット1を図2に示すようにその下端側から2枚重ねにしたアルミ材などの薄板からなる板体4,5の6角形状の取付孔4a,5aに挿入する。その場合、かしめナット1の6角形状の頭部2cを6角形状の取付孔4a,5aに嵌合させてかしめナット1を板体4,5に対し回転不能にすると共に、座金体3の下面が上側板体4の取付孔4aの上面に当接する位置にセットする。次に、上方側より主ナット体2の内孔部2bに締付ボルト6を挿入し、その後かしめ工具7の回転軸7aを締付ボルト6の凹所6aに嵌合すると共に回り止め体7bを6角形状の座金体3の外周に係合させて座金体3の回り止めをする。これにより、かしめナット1は板体4,5の6角形状の取付孔4a,5aと回り止め体7bとで確実に回り止めが行われる。然る後、かしめ工具7の回転軸7aを回転させて締付ボルト6を雌ねじ部2dに螺合させると共に締め込む。すると、主ナット体2の下部が板体4,5側へ引き付けられるため、主ナット体2の薄肉内孔部2bが半径方向外方に屈曲されて膨出部2fが形成される。さらに、かしめ工具7を介して締結ボルト6で締め込むことにより、図2に示すように座金体3と膨出部2fとの間に上下二枚の板体4,5が挟持されてかしめ止めされる。このかしめ止めが終わるとかしめ工具7を引き抜くことにより熔接やねじ形成ができないようなアルミ材などの薄板からなる板体4,5であっても、これらの板体4,5をかしめ止めすることができ締結作業を完了する。
一方、板体4,5を取り外して保管したい場合には、まず、かしめ工具7により締結ボルト6を逆回転させて締結ボルト6を主ナット体2から外し、次に、座金体3を主ナット体2の上端部から引き抜いて取り外す。その後、主ナット体2を板体4,5から取り除くことができる。これにより、かしめナット1及び板体4,5の分解、再使用を容易に行うことができる。特に高価なチタン、ステンレス、銅製のかしめナット1や高価な板体4,5を用いる場合著しい経済効果が得られる。
次に、かしめナット1の製造方法について説明する。
図3に示すように、断面が多角形状で所定長さに切断された中実棒状素材Aを用い、まず、第1工程で断面が円形状の中実棒状素材Aの一端を圧造加工して6角形状の大型頭部と6角形状の小型頭部B2と円柱部B3とからなる成形体を成形する。次いで、第2工程で成形体Bにおける小型頭部B2の外周形状に合わせて大型頭部B1を打ち抜いて、回り止め機能をもった6角形状で中心部に6角形状の貫通孔C1を有する座金素体Cと、上半部に6角形状の頭部D1を有する頭部付円柱体Dとを形成する。その後、第3工程で座金素体Cを中心方向に圧縮加工して中心部に6角傾斜状の嵌合孔3aを有する座金体3を成形する一方、頭部付円柱体Dに圧造加工を施して頭部E1にかしめ可能な薄肉内孔部E2と座金体3の落下を防止する6角傾斜状の嵌合用口部E3とを、また下半部内に上記内孔部E2よりも小径の穴部E4を有する頭部付円筒体Eを成形する。然る後、第4工程で頭部付円筒体Eの穴部E4を打ち抜いて、頭部F1にかしめ可能な薄肉内孔部F2と口部F3とを、また下半部内に上記内孔部F2よりも小径の小径孔部F4を有する頭部付円筒体Fを成形する。さらに、第5工程で図1に示すように頭部付円筒体Fの小径孔部F4内に内孔部2bよりも小径の雌ねじ部2eを形成して、頭部付円筒体2の上半部にかしめ可能な薄肉内孔部2bと嵌合用口部2dをもった6角形状の頭部2cを有すると共に、下半部内に上記内孔部2bの内径よりも小径の雌ねじ部2eが形成された主ナット体2を製造する。
図3に示すように、断面が多角形状で所定長さに切断された中実棒状素材Aを用い、まず、第1工程で断面が円形状の中実棒状素材Aの一端を圧造加工して6角形状の大型頭部と6角形状の小型頭部B2と円柱部B3とからなる成形体を成形する。次いで、第2工程で成形体Bにおける小型頭部B2の外周形状に合わせて大型頭部B1を打ち抜いて、回り止め機能をもった6角形状で中心部に6角形状の貫通孔C1を有する座金素体Cと、上半部に6角形状の頭部D1を有する頭部付円柱体Dとを形成する。その後、第3工程で座金素体Cを中心方向に圧縮加工して中心部に6角傾斜状の嵌合孔3aを有する座金体3を成形する一方、頭部付円柱体Dに圧造加工を施して頭部E1にかしめ可能な薄肉内孔部E2と座金体3の落下を防止する6角傾斜状の嵌合用口部E3とを、また下半部内に上記内孔部E2よりも小径の穴部E4を有する頭部付円筒体Eを成形する。然る後、第4工程で頭部付円筒体Eの穴部E4を打ち抜いて、頭部F1にかしめ可能な薄肉内孔部F2と口部F3とを、また下半部内に上記内孔部F2よりも小径の小径孔部F4を有する頭部付円筒体Fを成形する。さらに、第5工程で図1に示すように頭部付円筒体Fの小径孔部F4内に内孔部2bよりも小径の雌ねじ部2eを形成して、頭部付円筒体2の上半部にかしめ可能な薄肉内孔部2bと嵌合用口部2dをもった6角形状の頭部2cを有すると共に、下半部内に上記内孔部2bの内径よりも小径の雌ねじ部2eが形成された主ナット体2を製造する。
斯く構成すれば、1つの中実丸棒状素材から主ナツト体2と座金体3とからなるかしめナット1を材料の無駄なく圧造成形により圧造成形することができ、コスト安価で簡単容易に製造することができる。
上記した実施の形態では、座金3の外形形状は回り止め機能が発揮できる形状であればよいのであって、6角形状とする他、例えば5角形や8角形などの多角形状であってもよいし、また小判形状などの異形状であってもよい。
また、主ナット体2における頭部2cの嵌合用口部2dと座金体3の嵌合孔3aとの嵌合形状としては、上記した実施の形態のように下広がりの傾斜面をもつ6角錐形状に限定されるものではなく、例えば図4に示すように頭部2cの6角形状よりも小さく縮小した相似形の6角形状とした頭部2cの嵌合用口部2d′と座金体3の嵌合孔3a′とによる嵌合形状としてもよい。斯く構成した場合にも座金体3の主ナット体2からの落下を防止することができる。
1 かしめナット
2 主ナット体
2a 円筒体
2b 内孔部
2c 頭部
2d 嵌合用口部
2e ねじ部
3 座金体
3a 嵌合孔
A 丸棒状素材
B 成形体
B1 大径頭部
B2 小径頭部
B3 頭付円柱部
C 座金素体
C1 貫通孔
D 頭付円柱体
D1 頭部
F 頭付円筒体
F1 頭部
F2 内孔部
F3 嵌合用口部
F4 小径孔部
2 主ナット体
2a 円筒体
2b 内孔部
2c 頭部
2d 嵌合用口部
2e ねじ部
3 座金体
3a 嵌合孔
A 丸棒状素材
B 成形体
B1 大径頭部
B2 小径頭部
B3 頭付円柱部
C 座金素体
C1 貫通孔
D 頭付円柱体
D1 頭部
F 頭付円筒体
F1 頭部
F2 内孔部
F3 嵌合用口部
F4 小径孔部
Claims (2)
- 円筒体の上半部にかしめ可能な薄肉内孔部をもった多角形状の頭部を有すると共に、下半部内に上記内孔部よりも小径の雌ねじ部が形成された主ナット体と、中心部に主ナット体の頭部に嵌合可能な多角形状の嵌合孔を有し、かつ外周を回り止め機能をもつ多角形状とした座金体とからなることを特徴とするかしめナット。
- まず、断面が円形状の中実棒状素材の一端を圧造加工して多角形状の大型頭部と多角形状の小型頭部と円柱部とからなる成形体を成形し、次いで、成形体における小型頭部の外周形状に合わせて大型頭部を打ち抜いて上半部に多角形状の頭部を有する頭部付円柱体と、回り止め機能をもった多角形状で中心部に多角形状の貫通孔を有する座金素体とを形成し、その後、座金素体を中心方向に圧縮加工して中心部に円柱体の頭部に嵌合可能な多角形状の嵌合孔を有する座金体を成形する一方、頭部付円柱体に圧造加工を施して頭部にかしめ可能な薄肉内孔部と座金体の落下を防止する多角形状の嵌合用口部とを、また下半部内に上記内孔部よりも小径の小径孔部を有する頭部付円筒体を成形し、然る後、頭部付円筒体の小径孔部内に内孔部の内径よりも小径の雌ネジ部を形成して、円筒体の上半部にかしめ可能な薄肉内孔部をもった多角形状の頭部を有すると共に、下半部内に上記内孔部よりも小径の雌ねじ部が形成された主ナット体を形成したことを特徴とするかしめナットの製造方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013160321A (ja) * | 2012-02-07 | 2013-08-19 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | ブラインドナットとその取付け方法 |
KR20160101644A (ko) * | 2015-02-13 | 2016-08-25 | 삼성디스플레이 주식회사 | 체결부재, 이를 대상물에 고정하는 방법, 및 이를 갖는 표시장치 |
CN111433506A (zh) * | 2017-09-19 | 2020-07-17 | 东莞好奇智能科技有限公司 | 流体分流器 |
US10746213B2 (en) | 2015-02-13 | 2020-08-18 | Samsung Display Co., Ltd. | Coupling member, a method of fixing the coupling member to an object, and a display device having the coupling member |
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