JP3167214U - とれないボルト - Google Patents

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宥誼 塚原
宥誼 塚原
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Abstract

【課題】廉価でかつ半永久的にナットが抜けなくなるボルトを提供する。【解決手段】ボルト1のねじ先を中空とし、ナット3a,3bとの螺合後に当該ねじ先の中空部分に後部がテーパー若しくは凸型の球面であるくさび2を圧入し、更にボルト1のねじ先をかしめる。【選択図】図3

Description

本考案は、ボルトに関する技術に関し、特に螺合したナットをとれなくする技術に関する。
従来のねじの緩み止めの防止技術としては、雄ねじの頭よりくさびを圧入し、雌ねじが抜けづらくしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、中心部に貫通穴があり、頭部より軸ボルトを挿入し、これをねじ先に挿入した錐形片と螺合させ、ねじ先部の有効径を広げ、かつ軸ボルトの戻りを防止するためにピンと掛止リングを用いたものがある(例えば、特許文献2参照)。
登録実用新案第3081174号公報(図1)
特開2000−346035号公報(図1)
しかしながら、特許文献1における従来技術では、機械的振動によりくさびが脱落し、ついには雌ねじが脱落する事態が起こる可能性がある。
また、特許文献2における従来技術では、構造が複雑で高価ものになる傾向にある。
本考案は、単純な構造であるが故に廉価であり、かつ螺合したナットが機械的振動により脱落することのないボルトを供給するものである。
ボルトのねじ先を中空とし、ナットとの螺合後に当該ねじ先の中空部分に後部がテーパー若しくは凸型の球面であるくさびを圧入し、更に当該ボルトのねじ先をかしめる。
本考案において、くさびの外径は、ボルトの先端に設けた中空部分の内径よりやや大きくしておく。
このことによりくさびがボルトの先端に設けた中空部分に圧入されることにより当該中空部分の内径は拡大し、該ボルトの先端部分が中空であるが故に、当該くさびの圧入により当該ボルトのねじ先の有効半径が拡大する。
ナットのねじ部の有効半径は一定であるため、ナットは有効半径が拡大したボルトのねじ先を通過することができず、このことによりボルトはナットから抜けづらくなる。
本考案においてはくさびの後部がテーパー若しくは凸型の球面であるが故に、工具を用いてボルトのねじ先をかしめれば、ねじ先が当該くさびの後部の形状に沿って均一に折り込まれて、くさびを半永久的に把持する強固で信頼性のあるかしめ部分が形成される。
このため、本考案においてボルトのねじ先をかしめれば、ナットは半永久的に抜けなくなる。
また本考案は、構造が非常に単純であるが故に、特許文献2に示す発明と比べ製造コストを低くすることができる。
本考案の実施の形態におけるくさびの圧入前の断面図である。 本考案の実施の形態におけるくさびの圧入後の断面図である。 本考案の実施の形態におけるねじ先部をかしめた後の断面図である。 本考案の実施の形態における球を使用した例の断面図である。
図1から図3に本考案のボルトを鋼板に貫通させそれをナット締めしたときの断面図を示す。
図1から図3中、1はねじ先部に円筒状の中空部分を有するボルトであり、2は円錐台の底面を貼り合わせた形状のくさびであり、3aおよび3bはナットであり、4aおよび4bはボルトとナットの座面に挟まれた鋼板であり、5はボルトのねじ部である。
図1から図3において、くさび2の外径はボルトの中空部分の内径よりやや大きいサイズとなっている。
このため図2に見るように、くさび2をボルト1の中空部分に圧入するとボルト1のねじ先は変形し、ねじ部5の有効半径は本来の値より拡大する。
これによりナット3はボルト1より抜けなくなる。
更にボルト1のねじ先を工具を用いてかしめると図3に示すとおりボルト1のねじ先はくさび2の後部の形状に沿って折り込まれる。
このようにくさび2の後部のテーパーを比較的緩くしておくことにより、かしめ部分に無理な力が加わらず、亀裂のない均一なかしめ部分が形成される。
このことによりかしめ部分はくさび2を強固に把持し、そのことによりナット3はボルト1から半永久的に抜けなくなる。
なお、くさび2は角錐台を貼り合わせた形状でも良く、また平べったい形状でもよい。
図4にくさびとして球体を用いた実施形態を示す。
図4中、6はセラミック球である。
図4においてセラミック球6はボルト1のねじ先の中空部分の内径より直径が大きいものを採用している。
これによりセラミック球6をボルト1のねじ先の中空部分に圧入させればボルト1のねじ先は変形し、ねじ部5の有効半径は本来の値より拡大してナット3はボルト1より抜けづらくなり、更にボルト1のねじ先を工具を用いてかしめればボルト1のねじ先はセラミック球の後部の形状に沿って折り込まれ、これにより形成されたかしめ部分はセラミック球6を強固に把持し、ナット3はボルト1より半永久的に抜けなくなる。
図4に示すとおり、くさび2の後部は凸型の球面でもよく、また全体が球体又は楕円体でもよい。
なお、くさび2やセラミック球6を事後に外したい場合は、ボルト1の中空部分からボルト1の頭部に貫通する貫通穴若しくはねじ穴を事前にボルト1に備えておき、それに嵌合するピン又はそれに螺合する雄ねじによりくさび2やセラミック球6をボルト1の頭部から押すようにする。
本考案のくさびは機械的振動により容易に抜けることがないので、機械的振動の多い部分のねじ止めに適している。
また、くさびとしてセラミックスを焼成したものを用いれば、耐食性や耐熱性に優れたねじ止めを実現することができる。
1 ボルト
2 くさび
3,3a,3b ナット
4a,4b 鋼板
5 ねじ部
6 セラッミック球

Claims (1)

  1. ねじ先が中空であるボルトと、後部がテーパー若しくは凸型の球面であるくさびから構成され、ナットとの螺合後に当該ボルトの中空部分に当該くさびを先端より圧入し、然る後に当該ボルトのねじ先をかしめることを特徴とするボルト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014013071A (ja) * 2012-07-03 2014-01-23 Iijima Seisakusho:Kk ロック式ボルトとロック方法
JPWO2020121681A1 (ja) * 2018-12-11 2021-09-27 株式会社永木精機 掴線器、および、掴線器の使用方法
CN114526281A (zh) * 2022-02-23 2022-05-24 中国航发沈阳发动机研究所 一种螺栓紧固件及其紧固工具

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