JP2008213330A - 画像記録装置、そのインク微振動処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ノズル近傍におけるインクの増粘を防止又は回復するためのインク微振動処理により、良好な記録処理を実現すると共に、最適なインク微振動処理期間の確保と、所望の記録品質に応じた記録処理のスループット向上とを実現する画像記録装置、そのインク微振動処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】インク微振動制御部19は、通知されるジョブ情報に基づいて、インク微振動処理の実施期間を含む実施データを生成し、記録処理のための記録データ及びインク微振動処理の実施データと共に記憶部18に記憶する。インク微振動制御部19は、画像記録部3に対向して配設され、記録媒体8を記録処理の過程で載置して搬送する搬送機構4の搬送情報生成部17よる生成信号に基づいて、記録データ及び実施データを記憶部18から読み出しさせて、記録処理及びインク微振動処理を行わせる。
【選択図】 図1
【解決手段】インク微振動制御部19は、通知されるジョブ情報に基づいて、インク微振動処理の実施期間を含む実施データを生成し、記録処理のための記録データ及びインク微振動処理の実施データと共に記憶部18に記憶する。インク微振動制御部19は、画像記録部3に対向して配設され、記録媒体8を記録処理の過程で載置して搬送する搬送機構4の搬送情報生成部17よる生成信号に基づいて、記録データ及び実施データを記憶部18から読み出しさせて、記録処理及びインク微振動処理を行わせる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像記録技術に関し、特に記録媒体に対しインクを吐出して記録処理を行う複数のノズルの近傍において、インクの増粘を防止又は回復するための制御技術に関する。
従来、紙等の記録媒体に対して記録処理(記録データを記録)する画像記録装置としては、例えばインクジェット方式のフルライン型カラープリンタが知られている。
このフルライン型カラープリンタは、記録媒体が搬送される搬送方向(副走査方向)に対して直交する方向(主走査方向)に、インクの液滴を吐出するために記録媒体の幅以上の長さに亘って形成された複数のノズルからなるノズル列(記録ヘッド)をインク色毎に配設している。
このフルライン型カラープリンタは、記録媒体が搬送される搬送方向(副走査方向)に対して直交する方向(主走査方向)に、インクの液滴を吐出するために記録媒体の幅以上の長さに亘って形成された複数のノズルからなるノズル列(記録ヘッド)をインク色毎に配設している。
これらのインク色毎のノズル列は、記録媒体が搬送される搬送方向(副走査方向)に所定の間隔に離間し、且つ記録媒体に複数のノズルを対向して配設される。
画像記録装置は、各色ノズル列による複数のノズルからインク滴(以下、単にインクともいう)を吐出して、所望の文字や画像を記録媒体に記録している。
画像記録装置は、各色ノズル列による複数のノズルからインク滴(以下、単にインクともいう)を吐出して、所望の文字や画像を記録媒体に記録している。
このような画像記録装置では、インクが吐出されない状態が長時間続いたノズルにおいて、インクの溶媒である水分等が蒸発し、結果ノズル近傍のインクの粘度が上昇(増粘)する場合がある。
このようなノズル近傍におけるインクの増粘は、ノズルに目詰まりを発生させ、記録処理の際にインクが吐出されない、又は適正なインク滴が吐出されない等の不具合を発生させる。
また、このような画像記録装置では、記録媒体に対して記録処理を行う記録データのサイズ(幅方向の長さ)によっては、ノズル列のノズルにおいて、長時間インクが吐出されない状態が発生する。
例えば画像記録装置が、A3判の記録媒体を縦方向に搬送して記録処理可能な仕様の場合に、A4判の記録媒体を横方向に搬送して記録処理を行う場合と、縦方向に搬送して記録処理を行う場合とが想定される。
このような画像記録装置では、A4判の記録媒体を縦方向に搬送して記録処理を行う場合、記録処理される記録データの主走査方向における記録領域外に位置するノズルにおいて、長時間インクが吐出されない状態が発生する。これにより、記録領域外に位置するノズルでは、インクの粘度の上昇によりノズルに目詰まりが発生する虞がある。
このような不具合を解決する技術としては、例えば専用のインク受滴容器に、インクを吐出しない状態が長時間続いたノズルからインクを吐出させることで、粘度が上昇したインクを排除して、例えば目詰まりしたノズルを回復する方法が知られている。
また、別の不具合を解決する技術としては、ノズルに対し吸引口を当接させ、粘度の高くなったインクを吸い出す等の回復処理(メンテナンス処理ともいう)を定期的に行う方法が知られている。
このような従来の画像記録装置では、メンテナンス処理を行っている期間において、記録処理を行うことができないので、画像記録装置の記録処理における稼動率(スループット)低下を招くことになる。
従って、画像記録装置においては、望ましくは、このようなメンテナンス処理の実施回数又は実施時間を極力減らしたいのが実情である。
このような課題を解決する技術としては、ノズル近傍におけるインクの増粘を防止(回復)するために、インクが吐出されない程度にインクを微振動させることで、ノズル近傍のインクを増粘させない、又は回復させるように構成したインクジェット式記録装置が開示されている。(例えば、特許文献1参照。)
特許文献1のインクジェット式記録装置は、複数のノズルに対応して圧力発生素子が設けられたプリントヘッド(ノズル列)と、インク滴を吐出させる印刷用駆動信号又はインク滴を吐出させない程度に圧力発生素子を動作させる微振動用駆動信号を発生させる駆動信号発生手段と、印刷用ビットデータ及び微振動用ビットデータを含むドットパターンデータを生成するデータ生成手段と、印刷用駆動信号又は微振動用駆動信号を圧力発生素子に対して1印刷周期内で入力可能なスイッチ手段と、を備える。
このような課題を解決する技術としては、ノズル近傍におけるインクの増粘を防止(回復)するために、インクが吐出されない程度にインクを微振動させることで、ノズル近傍のインクを増粘させない、又は回復させるように構成したインクジェット式記録装置が開示されている。(例えば、特許文献1参照。)
特許文献1のインクジェット式記録装置は、複数のノズルに対応して圧力発生素子が設けられたプリントヘッド(ノズル列)と、インク滴を吐出させる印刷用駆動信号又はインク滴を吐出させない程度に圧力発生素子を動作させる微振動用駆動信号を発生させる駆動信号発生手段と、印刷用ビットデータ及び微振動用ビットデータを含むドットパターンデータを生成するデータ生成手段と、印刷用駆動信号又は微振動用駆動信号を圧力発生素子に対して1印刷周期内で入力可能なスイッチ手段と、を備える。
この特許文献1のインクジェット式記録装置では、データ生成手段が印刷データに基づいて解析される各ノズルの可動状態に応じた所定のパターンを選択し、選択された当該所定のパターンに従って微振動用ビットデータをさらに付加した、ドットパターンデータを生成している。
また、この特許文献1のインクジェット式記録装置では、副走査方向に多数のノズルを配列したプリントヘッドをキャリッジ機構によって主走査方向に移動させるシリアル型の画像記録装置を前提としている。そして、特許文献1のインクジェット式記録装置では、プリントヘッドが主走査方向に移動する1印刷周期内で、印刷用駆動信号と微振動用駆動信号とを画像記録のドットパターンデータに基づいて切り替え行っている。
特許文献1のインクジェット式記録装置では、紙送り速度が低速であると共に、1印刷周期が終了しなければ紙送りが発生しないシリアル型のため、インク微振動処理期間を長く設定する必要があったとしても、必要なインク微振動処理期間を確保することは容易であり、このインク微振動処理期間が印刷スループットに与える影響も少ない。
このように、特許文献1のシリアル型のインクジェット式記録装置では、各ノズルの稼働状態に応じて必要なときに必要なだけのインク徴振動をメニスカスに与えることができるため、インク増粘を防止又は回復し、インク滴の適正な吐出を確保することができる。
なお、メニスカスとは、流体力学において、液体が容器の壁面に近いところで表面張力により自由表面が曲がることをいう。
特開2004−338414号公報
しかしながら、フルライン型の画像記録装置においては、搬送中の記録媒体の搬送速度を可変することは記録処理の際の例えば重色性(カラー対応の画像記録装置の場合)を確保することが困難となるため通常行わない。これにより、フルライン型の画像記録装置では、記録媒体に対し記録処理によるインクの吐出が行われる前に、インク微振動処理を最適な期間行う必要がある。
フルライン型の画像記録装置においては、稼働されない時間(放置時間)が最も長いノズルを考慮し、そのノズル近傍の増粘を解消するに足りる最適なインク微振動処理期間を決定して行う必要がある。
ところが、フルライン型の画像記録装置においては、高スループットが故に、最適なイ記録処理に関する指定情報におけるジョブ情報の条件によって、ノズル近傍の増粘を解消するに足りる最適なインク微振動処理期間を確保できない場合がある。
従って、このような場合フルライン型の画像記録装置では、最適なインク微振動処理期間を確保できない場合も予め解析し、記録処理の前に最適なインク微振動処理期間が確保されるように対処する必要がある。
そこで、本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、ノズル近傍におけるインクの増粘を防止又は回復するためのインク微振動処理により、良好な記録処理を実現すると共に、最適なインク微振動処理期間の確保と、所望の記録品質に応じた記録処理のスループット向上とを実現する画像記録装置、そのインク微振動処理方法及びプログラムの提供を目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明の態様のひとつである画像記録装置は、複数のノズルにより形成されたノズル列を少なくとも1つ有して成る記録ユニットを少なくとも1つ配設し、記録媒体の搬送情報の生成を行う搬送情報生成部を有する搬送機構により搬送される記録媒体に対し複数のノズルからインクを吐出させて記録処理を行う画像記録装置において、通知されるジョブ情報に基づいて、インク微振動処理の実施期間を含む実施データを生成するインク微振動制御部と、記録処理のための記録データ及び実施データを記憶する記憶部と、を少なくとも備え、インク微振動制御部は、実施データの生成の際に、ジョブ情報に基づいて少なくともインク微振動処理の実施期間を変更する、ことを特徴とする。
また、本発明の別の態様のひとつであるインク微振動処理方法は、複数のノズルにより形成されたノズル列を少なくとも1つ有して成る記録ユニットを少なくとも1つ配設し、記録媒体の搬送情報の生成を行う搬送情報生成部を有する搬送機構により搬送される記録媒体に対し複数のノズルからインクを吐出させて記録処理を行う画像記録装置によるインク微振動処理方法であって、通知されるジョブ情報に基づいて、インク微振動処理の実施期間を含む実施データを生成し、記録処理のための記録データ及び実施データを記憶し、
記憶された実施データを搬送情報生成部の情報に同期させてインク微振動処理を行わせると共に、記憶された記録データを搬送情報生成部の情報に同期させて記録処理を行わせる、ことを特徴とする。
記憶された実施データを搬送情報生成部の情報に同期させてインク微振動処理を行わせると共に、記憶された記録データを搬送情報生成部の情報に同期させて記録処理を行わせる、ことを特徴とする。
また、本発明のさらなる別の態様のひとつであるプログラムは、複数のノズルにより形成されたノズル列を少なくとも1つ有して成る記録ユニットを少なくとも1つ配設し、記録媒体の搬送情報の生成を行う搬送情報生成部を有する搬送機構により搬送される記録媒体に対し複数のノズルからインクを吐出させて記録処理を行う画像記録装置によるインク微振動処理のための制御を演算処理装置に行わせるためのプログラムであって、通知されるジョブ情報に基づいて、インク微振動処理の実施期間を含む実施データを生成する処理と、記録処理のための記録データ及び実施データを記憶部に記憶させる処理と、記憶部より実施データを搬送情報生成部の情報に同期させて読み出し、当該実施データに基づきインク微振動処理を行わせる処理、及び記憶部より記録データを搬送情報生成部の情報に同期させて読み出し、当該記録データに基づき記録処理を行わせる処理と、を演算処理装置に行わせることを特徴とする。
本発明によれば、ノズル近傍におけるインクの増粘を防止又は回復するためのインク微振動処理により、良好な記録処理を実現すると共に、最適なインク微振動処理期間の確保と、所望の記録品質に応じた記録処理のスループット向上とを実現する画像記録装置、そのインク微振動処理方法及びプログラムを提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態に係るインク微振動処理が行われる画像記録装置の構成例を示す図である。
図1は、第1の実施形態に係るインク微振動処理が行われる画像記録装置の構成例を示す図である。
なお、以下の説明においては、記録媒体の搬送方向に直交する方向(主走査方向)をX
方向又は記録媒体の幅方向とし、記録媒体の搬送方向(副走査方向)をY方向とし、さらにXY平面に直交する方向をZ方向と称する。
方向又は記録媒体の幅方向とし、記録媒体の搬送方向(副走査方向)をY方向とし、さらにXY平面に直交する方向をZ方向と称する。
画像記録装置1は、図1に示されるように、給送部2と、画像記録部3と、搬送機構4と、制御部5と、を少なくとも備えて構成される。
給送部2は、収納カセット6とピックアップローラ7を備えている。収納カセット6は、複数枚の記録媒体8を載置収容する。ピックアップローラ7は、常に収納カセット6に載置収容されている記録媒体8の最上部の1枚に当接している。
給送部2は、収納カセット6とピックアップローラ7を備えている。収納カセット6は、複数枚の記録媒体8を載置収容する。ピックアップローラ7は、常に収納カセット6に載置収容されている記録媒体8の最上部の1枚に当接している。
ピックアップローラ7は、制御部5の駆動指示により、例えばモータ(不図示)を駆動させて、記録媒体8の最上部の1枚を収納カセット6から取り出して搬送経路下流側へ給送する。この搬送経路には、給送部2の下流側において、媒体検出部9と、この媒体検出部9の更に下流側に搬送機構4と、配設され、搬送機構4の上方に画像記録部3が対向して配設されている。
媒体検出部9は、例えば反射型光センサで構成する。この媒体検出部9は、当該媒体検出部9の下方を給送されてくる記録媒体8のY方向における例えば先端部を検出して、その検出情報を制御部5へ通知する。
画像記録部3は、例えば複数の記録ユニット10(10−1〜10−n)を垂下させて配設する構成とする。
記録ユニット10は、例えば記録処理のためのインクを吐出する複数のノズルより形成された少なくとも1つのノズル列11(11−1〜11−n)と、制御部5の駆動指示により、各ノズル列11の複数のノズルをそれぞれ駆動するノズル列駆動部12(12−1〜12−n)と、を備える構成とする。
記録ユニット10は、例えば記録処理のためのインクを吐出する複数のノズルより形成された少なくとも1つのノズル列11(11−1〜11−n)と、制御部5の駆動指示により、各ノズル列11の複数のノズルをそれぞれ駆動するノズル列駆動部12(12−1〜12−n)と、を備える構成とする。
各記録ユニット10は、例えば記録媒体8の最大幅以上の長さに亘ってノズル列11が配列されるように、少なくとも1つのノズル列、又は少なくとも1つの記録ヘッドを配設して構成する。
各記録ユニット10のノズル列11は、それぞれ吐出するインクの色毎にラインヘッドを構成している。ノズル列11に示される枝符号1〜nは、同図において、インクの色数に対応する数を示しており、2≦nの整数を示している。
搬送機構4は、画像記録部3の下方において、例えば搬送部材料における無端ベルト13を駆動ローラ14と、従動ローラ15と、に架設して構成する。
駆動ローラ14は、例えば当該駆動ローラ14の回動軸に搬送駆動部16における例えばモータを連結して構成する。
駆動ローラ14は、例えば当該駆動ローラ14の回動軸に搬送駆動部16における例えばモータを連結して構成する。
従動ローラ15は、例えば当該従動ローラ15の回動軸に搬送情報生成部17における例えばロータリエンコーダを連結して構成する。
搬送情報生成部17におけるロータリエンコーダは、無端ベルト13に載置された記録媒体8の搬送距離(移動量)に対応するパルス信号を生成して制御部5へ通知する。
搬送情報生成部17におけるロータリエンコーダは、無端ベルト13に載置された記録媒体8の搬送距離(移動量)に対応するパルス信号を生成して制御部5へ通知する。
また、搬送駆動部16におけるモータは、制御部5の駆動指示により駆動されて、駆動ローラ14を回動させる。これにより、無端ベルト13は、駆動ローラ14と従動ローラ15とにより回動させられる。
駆動ローラ14と従動ローラ15とに架設された無端ベルト13の内側(無端ベルト13上部の直下)には、例えば吸引部における吸引ファン(不図示)を配設する。
媒体検出部9の下方を通過して給送されてくる記録媒体8は、無端ベルト13上に載置され、制御部5の駆動指示により駆動された吸引ファンの作用により無端ベルト13上に吸着されて搬送経路下流側へ搬送される。
媒体検出部9の下方を通過して給送されてくる記録媒体8は、無端ベルト13上に載置され、制御部5の駆動指示により駆動された吸引ファンの作用により無端ベルト13上に吸着されて搬送経路下流側へ搬送される。
無端ベルト13の記録媒体8を載置する載置面は、各記録ユニット10のノズル列11に対向するように配設されている。
画像記録部3は、搬送機構4の無端ベルト13に吸着されて搬送されてくる途上の記録媒体8に対して、各記録ユニット10の各ラインヘッドのノズル列11から、ジョブ情報に含まれる記録データに基づいてインクを吐出して記録処理(記録、以下同様)を行う。
画像記録部3は、搬送機構4の無端ベルト13に吸着されて搬送されてくる途上の記録媒体8に対して、各記録ユニット10の各ラインヘッドのノズル列11から、ジョブ情報に含まれる記録データに基づいてインクを吐出して記録処理(記録、以下同様)を行う。
制御部5は、特には図示していないが制御機能及び演算機能を有するMPU(演算処理装置)等による処理回路と、ROM(read only memory)、RAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、不揮発性メモリ等からなる記憶部18と、インク微振動制御部19と、を少なくとも備えている。
記憶部18には、所定の記憶領域に、画像記録装置1の制御処理をMPUに行わせるための制御プログラム、又は記録処理のための記録データやインク微振動処理実施データを記憶する。
この制御部5には、画像記録装置1本体に例えばLANを介して接続される上位装置20における例えばホストコンピュータ等から、記録処理に関する情報であるジョブ情報が通知される。
ジョブ情報は、上位装置20において記録処理の指示を行うユーザ毎に制御部5へ通知される。このジョブ情報には、記録媒体に記録処理される記録データ、記録媒体のサイズ指定情報、記録媒体に対する縦・横指定情報、記録処理枚数情報、解像度指定情報、記録処理時の余白値指定情報、インク微振動処理の実行・非実行情報、記録スループットの優先・非優先情報等が含まれる。
記録スループットの優先は、例えばユーザが、記録処理結果が多少劣化したとしても速い記録スループットを維持したい場合に、「記録スループット優先」と設定することにより、後述するインク微振動処理期間が搬送間隔(ページギャップ)内に収まらない場合に、インク微振動期間を短縮する動作モードである。
一方、記録スループットの非優先は、ユーザが高品位な記録処理結果を得たい場合に、「記録スループット非優先」と設定することにより、ノズル稼働状況に応じた最適なインク微振動処理期間が得られるように、搬送間隔を調整する動作モードである。
そして、記録スループットの優先・非優先の情報とは、この2つの動作モードを選択的に設定するための情報である。
なお、上位装置20に、ジョブ情報によるインク微振動処理の実行・非実行及び記録スループットの優先・非優先を設定させる方法は、例えば画像記録装置1を起動させる際に必要な上位装置20に対して予めインストールされるドライバソフトに、選択メニューとして設けることで可能となる。
なお、上位装置20に、ジョブ情報によるインク微振動処理の実行・非実行及び記録スループットの優先・非優先を設定させる方法は、例えば画像記録装置1を起動させる際に必要な上位装置20に対して予めインストールされるドライバソフトに、選択メニューとして設けることで可能となる。
また、制御部5は、本発明に係わるインク微振動制御部19を、制御プログラムの一部として、記憶部18の所定の記憶領域に記憶している。なお、インク微振動制御部19は、制御部5のMPUによって制御される信号処理回路として構成してもよい。
図2は、記憶部18のDRAMに記憶されるインク微振動処理実施データを付加する前の記録データの一例を示す図である。
制御部5は、上位装置20から通知されたジョブ情報から記録データ21を抽出して、その抽出した記録データ21を記憶部18におけるDRAM22に記憶する。
制御部5は、上位装置20から通知されたジョブ情報から記録データ21を抽出して、その抽出した記録データ21を記憶部18におけるDRAM22に記憶する。
記録データ21は、一般的に1〜nラインまでのラインデータ(nは2以上の整数)として扱われる。図2には、記録データ21として、row(横列)7から17まで、11ラインのラインデータが記憶された状態を示している。
記録データ21は、そのrow方向の長さ、記録処理される記録媒体8の搬送方向の長さ、及び記録媒体8の搬送間隔により算出されるインク微振動処理時間に所定の余裕分を加えた時間に対応する位置であるrow7から順次記憶される。
また、記憶部18は、記録データ21を、搬送情報生成部17におけるロータリエンコーダの出力信号に同期して1ラインデータ毎に読み出し可能に記憶している。
制御部5は、このロータリエンコーダの出力信号に同期し、記録媒体8が搬送機構4により処理が行われる位置まで搬送されたタイミングで、rowlから順に記録データ21を読み出し、記録ユニット10の各ノズル列11によるインクの吐出を指示する。
制御部5は、このロータリエンコーダの出力信号に同期し、記録媒体8が搬送機構4により処理が行われる位置まで搬送されたタイミングで、rowlから順に記録データ21を読み出し、記録ユニット10の各ノズル列11によるインクの吐出を指示する。
図3は、媒体検出部9及び各色ノズル列11−1〜11−4の下方を記録媒体8(8−1、8−2)が搬送される過程でなされる記録処理の様子を示すタイミングチャートである。
制御部5は、媒体検出部9と各色のノズル列との離間距離a、b、c、dを、搬送情報生成部17におけるロータリエンコーダの出力信号の累積パルス数に換算し、この換算された累積パルス数を、それぞれ記憶部18の所定の記憶領域に記憶させている。
そして制御部5は、記録媒体8の先端部を媒体検出部9が検出した検出情報をトリガとして、以降出力される搬送情報生成部17におけるロータリエンコーダのパルス数を監視し、そのロータリエンコーダによる累積パルス数と、距離a、b、c、dから換算された累積パルス数とが一致したときの出力信号(パルス)に同期して、DRAM22から記録データ21を読み出し、無端ベルト13上に載置される記録媒体8(8−1、8−2)に対して記録処理を行う。
なお、図3には、記録媒体8と記録データ21との対応を示すために、ノズル列11(11−1〜11−4)を通過中の記録媒体8−1だけでなく、ノズル列11を通過する前の記録媒体8−2に対しても、仮想的に記録データ21の記録位置を示している。
次に、本発明の第1実施形態に係る画像記録装置1のインク微振動処理について説明する。本発明の画像記録装置1におけるインク微振動処理は、ノズル列の各ノズル近傍のインクが増粘しないように、インク滴が吐出されない程度に各ノズルのインクを微振動させる処理である。
図4は、図2に示される記録データとインク微振動処理実施データとを記憶部に記憶した様子を模式的に示す図である。
同図は、上位装置20より、第1のジョブ情報として通知された記録データ21と算出されたインク微振動処理実施データ23とが、記憶部18のDRAM22に記憶されている状態を示している。
同図は、上位装置20より、第1のジョブ情報として通知された記録データ21と算出されたインク微振動処理実施データ23とが、記憶部18のDRAM22に記憶されている状態を示している。
記録データ21は、前述したように、DRAM22のrow7からrow17までに記憶されている。
インク微振動制御部19は、記録媒体8−1に記録される記録データ21の位置gから、記録媒体8−2に記録される記録データ21の位置gまでの期間をcolumn(列)26に対応するノズルの放置時間αとして、ノズル稼働状態を解析する。
インク微振動制御部19は、記録媒体8−1に記録される記録データ21の位置gから、記録媒体8−2に記録される記録データ21の位置gまでの期間をcolumn(列)26に対応するノズルの放置時間αとして、ノズル稼働状態を解析する。
インク微振動制御部19は、この解析の結果として、ノズルの放置時間αに応じたノズル微振動処理期間を4ライン分と算出し、この算出した4ライン分のインク微振動処理実施データ23を、DRAM22の記録データ21に先行するデータ領域row3からrow6までの全columnに付加する。
図5は、インク微振動処理実施データ23が付加された記憶部18の記憶情報に基づいて実行されるインク微振動処理と記録処理とを示すタイミングチャート(その1)である。なお、ここでは、K色の記録ユニット11−1を例にとって説明する。
制御部5は、図5に示されるように、第1ジョブの記録媒体8−1と記録媒体8−2を、それらの搬送間隔eを保つように搬送機構4に給送し、無端ベルト13により搬送させる。
インク微振動制御部19は、記録媒体8−2が、媒体検出部9で検出され、さらに、K色のノズル列11−1まで搬送されたタイミングで、DRAM22のrow1から順に搬送情報生成部17におけるエンコーダパルス24に同期させてデータを読み出す。
インク微振動制御部19は、読み出したデータがインク微振動処理実施データ23であった場合、K色のノズル列駆動部12−1(図1参照)に対しインク微振動処理を指示する。
インク微振動制御部19は、記録媒体8がさらに搬送されることにより、DRAM22から、記録データ21が読み出された場合、K色のノズル列駆動部12−1に、記録処理の開始を指示する。
図6は、上位装置20より、第1のジョブ情報に続いて、第2のジヨブ情報が通知され、記録データ21−2と、インク微振動処理実施データ23−2がDRAM22に記憶されている状態を示す図である。
図7は、インク微振動処理実施データが付加された記憶部18の記憶情報に基づいて実行されるインク微振動処理と記録処理とを示すタイミングチャート(その2)である。なお、ここでも、K色の記録ユニット11−1を例にとって説明する。
図6及び図7を用いて、第1,第2のジョブ情報に対応するインク微振動処理と記録処理とを説明する。制御部5は、上位装置20から通知された第2のジョブ情報から記録データ21−2を抽出し、その抽出した記録データ21−2をDRAM22に記憶する。
この第2のジョブの記録データ21−2は、第1のジョブの記録データ21−1が記憶されているrow7からrow17よりも所定量進めた位置であるrow26からrow38までのデータ領域に順次記憶される。
インク微振動制御部19は、記録媒体8−2に記録される記録データ21−1の位置gから、記録媒体8−3に記録される記録データ21−2の位置hまでの期間を、column26に対応するノズルの放置時間βとして、ノズル稼働状態を解析する。
インク微振動制御部19は、この解析の結果として、ノズルの放置時間βに応じたノズル微振動処理期間を7ライン分と算出し、この算出した7ライン分のインク微振動処理実施データ23−2を、DRAM22の記録データ21−2に先行するデータ領域row19からrow25までの全columnに付加する。
なお、ここでのインク微振動処理期間は、前述した放置時間αと放置時間βとの比較において、放置時間の関係がα<βとなるため、前述した放置時間αの場合のインク微振動処理期間よりも長い期間が算出されて設定されることになる。
インク微振動制御部19は、付加されたインク微振動処理実施データ23−2によるインク微振動処理期間を確保するために必要な搬送間隔fを算出し、この算出した搬送間隔fを制御部5へ通知する。
制御部5は、インク微振動制御部19より通知された搬送間隔fを保つように、記録媒体8−3を搬送機構4に給送し、無端ベルト13上に載置させて搬送させる。
インク微振動制御部19は、搬送間隔fで搬送された記録媒体8−3が、K色のノズル列11−1まで搬送されたタイミングで、搬送情報生成部17におけるエンコーダパルス24に対応して、DRAM22のrow19から順にインク微振動処理実施データを読み出す。
インク微振動制御部19は、搬送間隔fで搬送された記録媒体8−3が、K色のノズル列11−1まで搬送されたタイミングで、搬送情報生成部17におけるエンコーダパルス24に対応して、DRAM22のrow19から順にインク微振動処理実施データを読み出す。
インク微振動制御部19は、読み出したデータがインク微振動処理実施データ23−2であった場合、K色のノズル列駆動部12−1に対してインク微振動処理を指示する。
インク微振動制御部19は、記録媒体8がさらに搬送されることにより、DRAM22から、記録データ21−2が読み出された場合、K色のノズル列駆動部12−1に対し記録処理の開始を指示する。
インク微振動制御部19は、記録媒体8がさらに搬送されることにより、DRAM22から、記録データ21−2が読み出された場合、K色のノズル列駆動部12−1に対し記録処理の開始を指示する。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る画像記録装置1のインク微振動処理と記録処理とを示すフローチャートである。
なお、同図の説明においては、記録データに基づく動作処理と、インク微振動処理実施データに基づくインク微振動処理とを、インク微振動制御部19における制御プログラムを制御部5の演算処理装置が実行することにより実現する構成とする。
なお、同図の説明においては、記録データに基づく動作処理と、インク微振動処理実施データに基づくインク微振動処理とを、インク微振動制御部19における制御プログラムを制御部5の演算処理装置が実行することにより実現する構成とする。
インク微振動制御部19は、まずステップS1の処理で、上位装置20からジョブ情報が通知されているか否かを判別する。そして、ジョブ情報が通知されていなければ(S1がNo)、通知されるまで待機する。
そしてインク微振動制御部19は、上位装置20からジョブ情報が通知されると(S1がYes)、ステップS2の処理に進み、DRAM22に記憶された記録データ21により各ノズルの稼働状態を解析し、インク微振動処理期間を算出する。
次にインク微振動制御部19は、ステップS3の処理に移行し、搬送間隔が算出されたインク微振動処理期間を上回るか否かを判定する。
そしてインク微振動制御部19は、搬送間隔が算出されたインク微振動処理期間を上回ると判定した場合(S3がYes)、ステップS7の処理に移行し、上回らないと判定した場合(S3がNo)、ステップS4の処理に移行する。
そしてインク微振動制御部19は、搬送間隔が算出されたインク微振動処理期間を上回ると判定した場合(S3がYes)、ステップS7の処理に移行し、上回らないと判定した場合(S3がNo)、ステップS4の処理に移行する。
次にインク微振動制御部19は、ステップS4の処理で、上位装置20から通知されたジョブ情報に、記録処理のスループット優先モードが設定されているか否かを判定する。
そしてインク微振動制御部19は、設定が記録処理のスループット優先モードの場合(S4がYes)、ステップS5の処理に移行し、設定が記録処理のスループット優先モードでない場合(S4がNo)、ステップS6の処理に移行する。
そしてインク微振動制御部19は、設定が記録処理のスループット優先モードの場合(S4がYes)、ステップS5の処理に移行し、設定が記録処理のスループット優先モードでない場合(S4がNo)、ステップS6の処理に移行する。
インク微振動制御部19は、ステップS5の処理で、記録処理のスループットを優先する処理として、ステップS2で算出したインク微振動処理期間を短縮するための搬送間隔となるように給送タイミングを設定し、その設定した給送タイミングを制御部5に通知して、ステップS7の処理に移行する。
また、インク微振動制御部19は、ステップS6の処理で、記録処理のスループットを優先しない場合の処理として、ステップS2で算出したインク微振動処理期間を確保するための搬送間隔となるように給送タイミングを設定し、その設定した給送タイミングを制御部5に通知して、ステップS7の処理に移行する。
次にインク微振動制御部19は、ステップS7の処理で、DRAM22にインク微振動処理期間に応じたインク微振動処理実施データを記憶部18へ付加する。
次にインク微振動制御部19は、ステップS8の処理で、ジョブ情報に基づくジョブの開始として記録媒体8の搬送開始を制御部5に指示し、更にステップS9において、インク微振動処理の実行条件を判定する。
次にインク微振動制御部19は、ステップS8の処理で、ジョブ情報に基づくジョブの開始として記録媒体8の搬送開始を制御部5に指示し、更にステップS9において、インク微振動処理の実行条件を判定する。
インク微振動制御部19は、例えば当該ジョブにおけるインク微振動処理が、記録媒体8の所定の給送枚数毎に実施する設定であった場合、記録媒体8が所定の給送枚数に達していないと判定した場合(S9がNo)、インク微振動処理を行わず、記録処理を行うためのステップS12の処理に移行する。
また、インク微振動制御部19は、記録媒体8が所定の給送枚数に達したと判定した場合(S9がYes)、ステップS10の処理に移行し、ノズル微振動処理のタイミングとなるまで、すなわち搬送情報生成部17からのエンコーダパルス24に同期してDRAM22からノズル微振動処理実施データ23が読み出されるまで、待機する(S10がNo)。
そしてインク微振動制御部19は、DRAM22からインク微振動処理実施データ23が読み出されると(S10がYes)、ステップ11の処理に移行して、インク微振動処理を指示してから、ステップS12の処理に移行する。
インク微振動制御部19は、ステップS12の処理で、記録処理のタイミングとなるまで、すなわち搬送情報生成部17からのエンコーダパルス24に同期してDRAM22から記録データ21が読み出されるまで、待機する(S12がNo)。
そしてインク微振動制御部19は、DRAM22から記録データ21が読み出されると(S12がYes)、ステップS13の処理に移行し、ノズル列駆動部12に対しインク微振動処理の停止を指示する。
次にインク微振動制御部19は、ステップS14の処理に移行して、ノズル列駆動部12に対し記録処理の開始を指示する。
インク微振動制御部19は、ステップS15の処理で、当該ジョブの記録処理が終了か否かを判定し、当該ジョブが継続であれば(S15がNo)、ステップS9の処理に戻って、ステップS9〜S15の処理を繰り返す。
インク微振動制御部19は、ステップS15の処理で、当該ジョブの記録処理が終了か否かを判定し、当該ジョブが継続であれば(S15がNo)、ステップS9の処理に戻って、ステップS9〜S15の処理を繰り返す。
また、インク微振動制御部19は、ステップS15の処理で、当該ジョブが終了であれば(S15がYes)、ステップS16の処理において当該ジョブの記録処理停止を指示して、ステップS17の処理へ移行する。
インク微振動制御部19は、ステップS17の処理で、後続ジョブの有無を判定する。そしてインク微振動制御部19は、後続ジョブが有れば(S17がYes)、ステップS2の処理に戻って、ステップS2〜S17の処理を繰り返す。
また、インク微振動制御部19は、ステップS17の処理で、後続ジョブが無ければ(S17がNo)、当該処理を終了する。
以上説明したように、本発明によれば、記録ユニット10(10−1〜10−n)によるノズル列11(11−1〜11−n)の複数のノズルに対するインク微振動処理において、予めインク微振動処理実施データ23を記録処理のための記録データに付加することにより、当該記録処理が行われる前のインク微振動処理の実施タイミング、及び実施期間を容易に設定することができる。
以上説明したように、本発明によれば、記録ユニット10(10−1〜10−n)によるノズル列11(11−1〜11−n)の複数のノズルに対するインク微振動処理において、予めインク微振動処理実施データ23を記録処理のための記録データに付加することにより、当該記録処理が行われる前のインク微振動処理の実施タイミング、及び実施期間を容易に設定することができる。
また、本発明によれば、例えば通知されるジョブ情報が記録処理スループット優先モードを設定している場合に、インク微振動処理期間を削減する処理を行うことにより、記録処理のスループットを向上させることができる。
また、本発明によれば、例えば通知されるジョブ情報が記録処理スループット優先モードを設定されておらず、且つインク微振動処理期間において延長が必要と判定した場合に、記録媒体8の搬送間隔を広げる処理を行うことにより、最適なインク微振動処理期間を確保することで、高品位な記録処理を実現することができる。
さらに、本発明によれば、インク微振動処理を行わせるにあたり、通知されるジョブ情報に基づいて、記録データの幅に対応するノズル列11(11−1〜11−n)の複数のノズルを予め決定することで、インク微振動処理を行わせるノズル数を減らすことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
1 画像記録装置
2 給送部
3 画像記録部
4 搬送機構
5 制御部
6 収納カセット
7 ピックアップローラ
8(8−1〜8−3) 記録媒体
9 媒体検出部
10(10−1〜10−n) 記録ユニット
11(11−1〜11−n) ノズル列
12(12−1〜12−n) ノズル列駆動部
13 無端ベルト
14 駆動ローラ
15 従動ローラ
16 搬送駆動部
17 搬送情報生成部
18 記憶部
19 インク微振動制御部
20 上位装置
21(21−1、21−2) 記録データ
22 DRAM(Dynamic Random Access Memory)
23(23−1、23−2) インク微振動処理実施データ
24 エンコーダパルス
2 給送部
3 画像記録部
4 搬送機構
5 制御部
6 収納カセット
7 ピックアップローラ
8(8−1〜8−3) 記録媒体
9 媒体検出部
10(10−1〜10−n) 記録ユニット
11(11−1〜11−n) ノズル列
12(12−1〜12−n) ノズル列駆動部
13 無端ベルト
14 駆動ローラ
15 従動ローラ
16 搬送駆動部
17 搬送情報生成部
18 記憶部
19 インク微振動制御部
20 上位装置
21(21−1、21−2) 記録データ
22 DRAM(Dynamic Random Access Memory)
23(23−1、23−2) インク微振動処理実施データ
24 エンコーダパルス
Claims (18)
- 複数のノズルにより形成されたノズル列を少なくとも1つ有して成る記録ユニットを少なくとも1つ配設し、記録媒体の搬送情報の生成を行う搬送情報生成部を有する搬送機構により搬送される前記記録媒体に対し前記複数のノズルからインクを吐出させて記録処理を行う画像記録装置において、
通知されるジョブ情報に基づいて、インク微振動処理の実施期間を含む実施データを生成するインク微振動制御部と、
前記記録処理のための記録データ及び前記実施データを記憶する記憶部と、を少なくとも備え、
前記インク微振動制御部は、前記実施データの生成の際に、前記ジョブ情報に基づいて少なくとも前記インク微振動処理の実施期間を変更する、ことを特徴とする画像記録装置。 - 制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記インク微振動制御部を当該制御部の演算処理装置が実行するプログラムとして記憶する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。 - 前記インク微振動制御部は、前記演算処理装置により制御される信号処理回路を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
- 外部機器としての上位装置が接続され、
前記上位装置からは、少なくとも前記インク微振動処理の実行条件及び前記記録処理に関する情報を、前記ジョブ情報の通知により受信する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。 - 前記インク微振動処理の実行条件及び前記記録処理に関する情報の設定メニュー画面を、ドライバソフトのインストールにより前記上位装置に設定する、ことを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。
- 前記インク微振動処理の実施期間は、前記複数のノズルにおいてインク不吐出のまま放置された当該ノズルによるインク不吐出の最長放置時間に基づいて算出される、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録褒置。
- 前記インク微振動制御部は、前記インク微振動処理を前記記録処理の前に毎回行わせる、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記インク微振動制御部は、前記ジョブ情報に基づいて、前記記録処理の前に毎回行われる前記インク微振動処理の実施を、所定の回数だけ前記記録処理が行われた後の実施に変更する、ことを特徴とする請求項7に記載の画像記録装置。
- 前記搬送機構へ前記記録媒体を搬送する給送部をさらに備え、
前記インク微振動処理の実施期間の変更には、前記搬送機構により搬送される先行の前記記録媒体に対し、後続の前記記録媒体の給送タイミング変更による搬送間隔の変更が含まれる、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。 - 前記インク微振動処理の実施期間の変更には、前記ジョブ情報による余白値の変更が含まれる、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 複数のノズルにより形成されたノズル列を少なくとも1つ有して成る記録ユニットを少なくとも1つ配設し、記録媒体の搬送情報の生成を行う搬送情報生成部を有する搬送機構により搬送される前記記録媒体に対し前記複数のノズルからインクを吐出させて記録処理を行う画像記録装置によるインク微振動処理方法であって、
通知されるジョブ情報に基づいて、インク微振動処理の実施期間を含む実施データを生成し、
前記記録処理のための記録データ及び前記実施データを記憶し、
前記記憶された前記実施データを前記搬送情報生成部の情報に同期させて前記インク微振動処理を行わせると共に、前記記憶された前記記録データを前記搬送情報生成部の情報に同期させて前記記録処理を行わせる、ことを特徴とするインク微振動処理方法。 - 前記インク微振動処理の実施期間を、前記複数のノズルにおいてインク不吐出のまま放置された当該ノズルによる最長放置時間に基づいて算出する工程を有する、ことを特徴とする請求項11に記載のインク微振動処理方法。
- 前記実施データの生成の際には、前記ジョブ情報に基づいて前記インク微振動処理の実施期間を変更する工程を有する、ことを特徴とする請求項11に記載のインク微振動処理方法。
- 前記記録処理の前に毎回行われる前記インク微振動処理の実施を、前記ジョブ情報に基づいて、所定の回数だけ前記記録処理が行われた後の実施に変更する工程を有する、ことを特徴とする請求項11に記載のインク微振動処理方法。
- 複数のノズルにより形成されたノズル列を少なくとも1つ有して成る記録ユニットを少なくとも1つ配設し、記録媒体の搬送情報の生成を行う搬送情報生成部を有する搬送機構により搬送される前記記録媒体に対し前記複数のノズルからインクを吐出させて記録処理を行う画像記録装置によるインク微振動処理のための制御を演算処理装置に行わせるためのプログラムであって、
通知されるジョブ情報に基づいて、インク微振動処理の実施期間を含む実施データを生成する処理と、
前記記録処理のための記録データ及び前記実施データを記憶部に記憶させる処理と、
前記記憶部より前記実施データを前記搬送情報生成部の情報に同期させて読み出し、当該実施データに基づき前記インク微振動処理を行わせる処理、及び前記記憶部より前記記録データを前記搬送情報生成部の情報に同期させて読み出し、当該記録データに基づき前記記録処理を行わせる処理と、
を前記演算処理装置に行わせることを特徴とするプログラム。 - 前記インク微振動処理の実施期間を、前記複数のノズルにおいてインク不吐出のまま放置された当該ノズルの最長放置時間に基づき算出する処理を、前記演算処理装置に行わせる、ことを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
- 前記実施データの生成の際に、前記ジョブ情報に基づく前記インク微振動処理の実施期間の変更を、前記演算処理装置に行わせる、ことを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
- 前記記録処理の前に毎回行われる前記インク微振動処理の実施を、前記ジョブ情報に基づいて、所定の回数だけ前記記録処理が行われた後の実施とする変更を、前記演算処理装置に行わせる、ことを特徴とする請求項15に記載のブログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007054659A JP2008213330A (ja) | 2007-03-05 | 2007-03-05 | 画像記録装置、そのインク微振動処理方法及びプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008213330A true JP2008213330A (ja) | 2008-09-18 |
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ID=39833954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007054659A Withdrawn JP2008213330A (ja) | 2007-03-05 | 2007-03-05 | 画像記録装置、そのインク微振動処理方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008213330A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012228803A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置、および、液体噴射装置の制御方法 |
JP2014040100A (ja) * | 2012-08-23 | 2014-03-06 | Oce Printing Systems Gmbh | 少なくとも1つの印刷機を有するインキ印刷システムの印刷動作時に印刷中断を実行する方法 |
US8864258B2 (en) | 2011-01-31 | 2014-10-21 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting apparatus and control method thereof |
-
2007
- 2007-03-05 JP JP2007054659A patent/JP2008213330A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8864258B2 (en) | 2011-01-31 | 2014-10-21 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting apparatus and control method thereof |
JP2012228803A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置、および、液体噴射装置の制御方法 |
JP2014040100A (ja) * | 2012-08-23 | 2014-03-06 | Oce Printing Systems Gmbh | 少なくとも1つの印刷機を有するインキ印刷システムの印刷動作時に印刷中断を実行する方法 |
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