JP2008213191A - 意匠パネルの製作方法及び意匠パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】凹凸部を有するとともに、同凹凸部に全体とは異なる模様が施される意匠パネルの製作方法及び意匠パネルにおいて、同凹凸部の形状に対する凹凸部の模様の位置ずれを抑制する。
【解決手段】意匠パネルは、孔を有するとともに、同孔に全体とは異なる模様を施す。同意匠パネルの製作方法は、固定金型51の凸部51aの側面及び外縁部を覆う第一のシート材2を固定金型51の凸部51aに設置し、第一のシート材2の外縁部2bと重なる大きさの孔3aを形成した第二のシート材3を固定金型51に設置し、固定金型51と対となる可動金型52を固定金型51に組付け、両金型51,52によって形成される空洞部に溶融した樹脂4を充填する。
【選択図】図1

Description

この発明は、意匠パネルの製作方法及び意匠パネルに関する。
車両の室内に設けられるインストルメントパネルやドア側面などの化粧面には、木目調や金属調などの意匠パネルが用いられている。この意匠パネルは、シート材と樹脂とからなっており、予め金型内にシート材を設置しておき、同金型内に樹脂を充填するインサート成形によって形成される。具体的には、図5(a)に示されるように、まず表面に模様などが印刷されたシート材33をその模様などが印刷された面が固定金型51と接触するように固定金型51に設置する。次に、図5(b)に示されるように、シート材33が設置された固定金型51に可動金型52を組付け、これら金型51,52によって形成される空洞内に樹脂34を射出成形などによって充填する。このようにすることにより、所望の模様及び形の意匠パネルを成形することができる。
なお、上記背景技術に該当する特許文献は発見できなかった。
ところで、図6に示されるように、孔35を有するとともに、同孔35の内側面及び周縁部に縁取り35aがなされた模様の意匠パネル31の場合には、縁取り35aが印刷されたシート材33を用いて、上記のようにインサート成形を行っている。しかしながら、このような方法では、図7に示されるように、樹脂34をこれら金型51,52内に射出する際の圧力によってシート材33が樹脂34の矢印で示された進行方向に引き摺られ、シート材33に印刷された縁取り35a部分の位置が、所望の縁取り位置に対してずれてしまうことがあった。このようにシート材33の縁取り35aの位置ずれが起こると、見た目が悪いため、不良品となっていた。なお、このようなシート材33の縁取り35aの位置ずれは、孔35に限らず、凹部及び凸部が形成された意匠パネルにおいても発生してしまうことがあった。ここで、これら孔及び凹部、凸部をまとめて、凹凸部という。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、凹凸部を有するとともに、同凹凸部に全体とは異なる模様が施される意匠パネルの製作方法及び意匠パネルにおいて、同凹凸部の形状に対する凹凸部の模様の位置ずれを抑制することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、凹凸部を有するとともに、同凹凸部に全体とは異なる模様を施す意匠パネルの製作方法において、前記凹凸部に対応する固定金型の凹凸部を覆う第一のシート材を同固定金型の凹凸部に設置し、同第一のシート材の外縁部と重なる大きさの孔を形成した第二のシート材をその内縁部が同第一のシート材の外縁部と重なるように同固定金型に設置し、同固定金型と対となる可動金型を同固定金型に組付け、両金型によって形成される空洞部に溶融樹脂を充填することによって製作することをその要旨としている。
同構成によれば、固定金型の凹凸部を覆う第一のシート材と、第一のシート材の外縁部と重なる大きさの孔を形成した第二のシート材とを用いて、凹凸部となる部分の第一のシート材が別部材となっているとともに、第一のシート材の外縁部が第二のシート材の内縁部と重なっているため、溶融した樹脂を充填する際に第一のシート材が樹脂によって引きずられることを抑制することができる。この結果、凹凸部の形状に対する凹凸部の模様の位置ずれを抑制することができる。また、凹凸部の模様部分を形成する第一のシート材と全体の模様部分を形成する第二のシート材とが別部材であるため、意匠パネルの表面において印刷では表現できない境界の雰囲気を表現することができる。ここで、凹凸部とは、孔及び凹部、凸部をまとめていう。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の意匠パネルの製作方法において、前記第一のシート材の樹脂が充填される側の少なくとも前記第二のシート材と重なる部分にホットメルト接着剤を塗布し、前記樹脂の充填の際の熱によって同第一のシート材と同第二のシート材とを接着することをその要旨としている。
同構成によれば、第一のシート材と第二のシート材との間をホットメルト接着剤によって接着するため、第一のシート材と第二のシート材とが重なる部分の接着をより高めることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の意匠パネルの製作方法によって製作される意匠パネルであることをその要旨としている。
同構成によれば、凹凸部の形状に対する凹凸部の模様の位置ずれを抑制した意匠パネルとすることができる。
本発明によれば、凹凸部を有するとともに、同凹凸部に全体とは異なる模様が施される意匠パネルの製作方法及び意匠パネルにおいて、同凹凸部の形状に対する凹凸部の模様の位置ずれを抑制することができる。
以下、本発明にかかる孔を有するとともに、孔に全体とは異なる模様を施す意匠パネルの製作方法について図1及び図2を参照して説明する。
図2に示されるように、意匠パネル1の表面は、全体が木目調の模様となっており、孔5の内側面5a及び周縁部5bは金属調の模様に縁取りされている。すなわち、意匠パネル1は、表面に金属調の模様が印刷された第一のシート材2及び表面に木目調の模様が印刷された第二のシート材3によって上面側が形成されるとともに、樹脂4によって下面側が形成される。詳しくは、第一のシート材2は、孔5の内側面5aを覆う両端開口した筒状の円筒部2a及び円筒部2aの上部開口端縁に下側へ緩やかに湾曲するように設けられた環状の外縁部2bを備えてなる。円筒部2aは意匠パネル1の孔5の内側面5aを、外縁部2bは意匠パネル1の孔5の周縁部5bを覆うように第一のシート材2が設けられている。また、第一のシート材2の中央には、孔5と同様の大きさの孔が形成されている。第二のシート材3は、第一のシート材2の外縁部2bと重なる大きさの孔3aが形成されている。第二のシート材3は、孔3aが意匠パネル1の孔5に対応するよう樹脂4の表面に設けられている。第二のシート材3の表面において、孔3aの内縁部3bには、第一のシート材2の円筒部2aがフランジ状に重ね合わされている。
図1(a)〜図1(c)に示されるように、意匠パネルは、固定金型51と可動金型52とからなる金型50を用いて製作する。本実施形態では、垂直方向において、固定金型51を可動金型52の下側に位置するように設けている。固定金型51には、孔を有する意匠パネルを成形するため、外径が同孔の内径と一致する凸部51aが形成される。可動金型52には、内径が同凸部51aの外径に意匠パネルの厚みを加えた大きさの凹部52aが形成されている。
次に、意匠パネル1の製作方法について詳細を説明する。
まず、図1(a)に示されるように、固定金型51の凸部51aの側面及び外縁部を覆うとともに、その模様などが印刷された面が固定金型51に接するように、第一のシート材2を固定金型51に設置する。なお、第一のシート材2は、予め意匠パネル1の形状に合わせて真空成形し、トリミングしたものである。また、第一のシート材2の外縁部2bの固定金型51と接しない面には、ホットメルト接着剤6が塗布されている。
次に、図1(b)に示されるように、同第一のシート材2の外縁部2bと第二のシート材3に形成した孔の内縁部3bとが重なるように、第二のシート材3を固定金型51に設置する。なお、同外縁部2bと同内縁部3bとが重なる部分の間に、上記ホットメルト接着剤6が位置している。
次に、図1(c)に示されるように、可動金型52をその凹部52aの底面が固定金型51の凸部51aの頂面に接触するように組付ける。そして、固定金型51と可動金型52によって形成される空洞部にアクリル樹脂からなる樹脂4を射出することによってインサート成形が行われる。なお、樹脂4は、アクリル樹脂に限らず、例えばポリカーボネイト樹脂やABS樹脂等の他の樹脂でもよい。この結果、第一のシート材2及び第二のシート材3は、樹脂4の熱によって樹脂4と一体となる。また、同外縁部2bと同内縁部3bとの間に位置するホットメルト接着剤6は、樹脂4の熱によって溶け、同外縁部2bと同内縁部3bとを接着する。
そして、金型50から第一のシート材2と第二のシート材3と樹脂4とが一体となったものを取り出すと、図2に示される意匠パネル1が完成する。また、金属調の模様が印刷された第一のシート材2と木目調の模様が印刷された第二のシート材3とが別部材であるため、意匠パネル1の表面において、図2中矢印で示される境界Bのように、印刷では表現できない境界の雰囲気を表現することができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)固定金型51の凸部51aの側面及び外縁部を覆う第一のシート材2と、第一のシート材2の外縁部2bと重なる大きさの孔を形成した第二のシート材3とを用いて、孔5となる部分の第一のシート材2が別部材となっているとともに、第一のシート材2の外縁部2bが第二のシート材3の内縁部3bと重なっている。このため、溶融した樹脂4を充填する際に第一のシート材2が樹脂4によって引きずられることを抑制することができる。この結果、孔5の形状に対する模様(縁取り)の位置ずれを抑制した意匠パネル1を製作することができる。
(2)孔5の模様部分を形成する第一のシート材2と全体の模様部分を形成する第二のシート材3とが別部材であるため、意匠パネル1の表面において、図2中矢印で示される境界Bのように、印刷では表現できない境界の雰囲気を表現することができる。
(3)第一のシート材2と第二のシート材3との間をホットメルト接着剤6によって接着するため、第一のシート材2と第二のシート材3とが重なる部分の接着をより高めることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記構成において、ホットメルト接着剤6を省略した構成を採用することもできる。
・上記実施形態では、第一のシート材2を金属調の模様とし、第二のシート材3を木目調の模様としたが、第一のシート材2及び第二のシート材3の各々の模様は、意匠パネル1を用いる部材や空間に合わせて所望の模様にしてもよい。
・上記実施形態では、孔5を有する意匠パネル1に具体化したが、図3に示される凹部15を有する意匠パネル11に具体化してもよい。同凹部15を有する意匠パネル11は、凹部15の内面及びその外縁部を覆う第一のシート材12を用いている。また、図4に示される凸部15を有する意匠パネル21に具体化してもよい。同凸部25を有する意匠パネル21は、凸部25の外面及びその外縁部を覆う第一のシート材22を用いている。
・また、これら孔5、凹部15や、凸部25の凹凸部は一つの意匠パネルに対して一つに限らず、複数形成してもよい。また、これら孔5、凹部15や、凸部25の凹凸部を組み合わせて形成してもよい。
(a)(b)(c)意匠パネルの製作方法を示す断面図。 孔を有する意匠パネルの断面図。 凹部を有する意匠パネルの断面図。 凸部を有する意匠パネルの断面図。 (a)(b)意匠パネルの製作方法を示す断面図。 孔を有する意匠パネルの斜視図。 意匠パネルの製作方法を示す断面図。
符号の説明
1,11,21,31…意匠パネル、2,12,22…第一のシート材、2a…円筒部、2b…外縁部、3…第二のシート材、3a…孔、3b…内縁部、4,34…樹脂、5,35…孔、5a…内側面、5b…周縁部、6…ホットメルト接着剤、15…凹部、25…凸部、33…シート材、35a…縁取り、50…金型、51…固定金型、51a…凸部、52…可動金型、52a…凹部。

Claims (3)

  1. 凹凸部を有するとともに、同凹凸部に全体とは異なる模様を施す意匠パネルの製作方法において、
    前記凹凸部に対応する固定金型の凹凸部を覆う第一のシート材を同固定金型の凹凸部に設置し、同第一のシート材の外縁部と重なる大きさの孔を形成した第二のシート材をその内縁部が同第一のシート材の外縁部と重なるように同固定金型に設置し、同固定金型と対となる可動金型を同固定金型に組付け、両金型によって形成される空洞部に溶融樹脂を充填することによって製作する
    ことを特徴とする意匠パネルの製作方法。
  2. 請求項1に記載の意匠パネルの製作方法において、
    前記第一のシート材の樹脂が充填される側の少なくとも前記第二のシート材と重なる部分にホットメルト接着剤を塗布し、前記樹脂の充填の際の熱によって同第一のシート材と同第二のシート材とを接着する
    ことを特徴とする意匠パネルの製作方法。
  3. 請求項1又は2に記載の意匠パネルの製作方法によって製作される
    ことを特徴とする意匠パネル。
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