JP2008212897A - 破砕機用リングハンマ - Google Patents

破砕機用リングハンマ Download PDF

Info

Publication number
JP2008212897A
JP2008212897A JP2007057305A JP2007057305A JP2008212897A JP 2008212897 A JP2008212897 A JP 2008212897A JP 2007057305 A JP2007057305 A JP 2007057305A JP 2007057305 A JP2007057305 A JP 2007057305A JP 2008212897 A JP2008212897 A JP 2008212897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
crusher
ring hammer
hammering
crushed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007057305A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5048362B2 (ja
Inventor
Shigeru Tatsumi
滋 辰巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Mec Ltd
Original Assignee
Kurimoto Mec Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurimoto Mec Ltd filed Critical Kurimoto Mec Ltd
Priority to JP2007057305A priority Critical patent/JP5048362B2/ja
Publication of JP2008212897A publication Critical patent/JP2008212897A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5048362B2 publication Critical patent/JP5048362B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

【課題】破砕機用リングハンマの重量増を招くことなく、その破砕能力を向上する。
【解決手段】この破砕機用リングハンマ1のヘッド部4の外周をその基体部2の中心に設けた孔3周りの周方向に沿って形成された弧状面4aとし、その弧状面の4隅のうち対角線上にある2隅を上記基体部の外周に相当する深さまで直方体状に切除し、このヘッド部の両端面に設けられた打撃部5に段差を形成した。このように、上記打撃部に段差を形成することによって、各ヘッド部の打撃部の面積を減らすことなく、しかも、上記打撃部の段差箇所に新たにエッジ部6が形成されるので、このエッジ部のトータル長さを長くすることができる。そのため、上記打撃部による被破砕物への打撃力を維持しつつ、エッジ部による剪断力を向上できる。この際、上記切除の体積分に対応して、この破砕機用リングハンマの軽量化を図ることもできる。
【選択図】図1

Description

この発明は、廃棄物等の被破砕物を破砕するための破砕機に用いる破砕機用リングハンマに関する。
一般的な破砕機は、図4に示すように、ケーシング10に設けられた被破砕物の投入口11と、回転軸8周りに回転する(同図中の矢印参照)複数のロータ7と、この回転軸8を支持する軸受12と、この各ロータ7の先端部に設けられた破砕機用リングハンマ1と、この破砕機用リングハンマ1によって破砕された破砕物を受け部(図示せず)に排出するグレートバー9とから構成される(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−300223号公報
上記破砕機用リングハンマ1は、その中心に設けられた孔3でロータ7の両端に設けられた支持軸13に回転自在に支持され、その外周部にヘッド部4が設けられている(図4参照)。このヘッド部4の回転方向の両端面には打撃部5が形成され、ロータ7とともに回転するこの打撃部5が、投入口11から投入された被破砕物に打撃力を与える。さらに、この打撃部5のエッジ部6において、上記打撃を与えた被破砕物に剪断力を与え、この打撃力及び剪断力によって被破砕物を破砕する。
また、グレートバー9は、所定の間隔の鉄格子から構成される格子状部材であって、上記打撃によって破砕された破砕物のうち、上記所定の間隔の格子をすり抜けることができる大きさの破砕物のみがその格子の間をすり抜け、上記受け部に排出される。上記すり抜けができなかった大きめの破砕物は、再度上記ヘッド部4によって打撃を受けてさらに小さく破砕され、最終的に上記受け部に排出される。
このグレートバー9は、その格子の間隔が異なる数種類のものが予め用意され、排出される破砕物が所望の大きさになるように、適宜、このグレートバー9を交換する。
この破砕機用リングハンマ1の一例を図5に示して詳しく説明する。この破砕機用リングハンマ1は基体部2の外周部に、この基体部2よりも、この基体部2の中心に設けられた孔3の長さ方向に肉厚の4個のヘッド部4が、この基体部2から突出して設けられている。このようにヘッド部4のみ肉厚にする理由は、被破砕物の破砕に直接寄与するヘッド部4の破砕能力を確保しつつ、上記破砕に直接寄与しない基体部2の厚さをできるだけ薄くして軽量化することで、この破砕機用リングハンマ1の回転をより円滑に行い得るようにし、かつ、材料コストの低減を図るためである。
また、基体部2がヘッド部4と同じ厚さであると、上記被破砕物が破砕機用リングハンマ1に引っ掛かり、この破砕機用リングハンマの回転とともに上記被破砕物も回転し、ヘッド部4による打撃が効率的になされない。それに対し、上記のように基体部2を薄くすると、この基体部2を通って上記被破砕物が抜け出やすくなるため、上記引っ掛かりが解消しやすい。そのため上記打撃がより効率的なものとなる。
この各ヘッド部4の回転方向の両端部に突出して打撃部5が設けられ、この破砕機用リングハンマ1が時計回りに回転する際は、打撃部5a、5b、5c、5dが、及び、反時計回りに回転する際は、打撃部5e、5f、5g、5hが被破砕物に打撃を与える。
この破砕機で破砕する被破砕物は、ステンレス製家電製品等の硬質ごみと、プラスチックや木材等の軟質ごみとに大別できる。
上記硬質ごみは、上記打撃力によってこの硬質ごみにクラックを生じさせる作用と、上記剪断力によってクラックの生じた硬質ごみを破断するという双方の作用によって破砕が進行する。
その一方で、上記軟質ごみは、上記打撃力が加わっても弾性変形するのみであって、与えられた打撃力はこの軟質ごみに吸収されてほとんど破砕に寄与しない。そのため、このような軟質ごみの破砕は、主に上記剪断力でこれを引き裂くことによってなされる。
最近は、上記硬質ごみと軟質ごみが混在した状態でごみ収集されるケースが多く、これらが混在した被破砕物を効率的に破砕するために、上記打撃力を維持しつつ、上記剪断力を高めた破砕機用リングハンマ1の開発が望まれている。
従来の破砕機用リングハンマは、図5に示したように、各ヘッド部の回転方向の両端面に打撃部が設けられ、その打撃部にエッジ部が形成されている。この破砕機用リングハンマに設けられた打撃部の面積が広いほど上記打撃力は向上し、エッジ部のトータル長さが長いほど上記剪断力は向上する。
この破砕機用リングハンマによる破砕能力は、上記ヘッド部の数を増やして打撃部の面積及びエッジ部のトータル長さを増やすことによって高めることができる。しかし、基体部から突出して設けられるヘッド部の数を増やすと、この破砕機用リングハンマの重量が大幅に増加し、この重量増によってこの破砕機用リングハンマの回転軸周りの回転性が失われるため、却って破砕能力が低下する恐れがある。
そこで、この発明は、上記破砕機用リングハンマの重量増を招くことなく、その破砕能力を向上することを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明は、基体部の中心に孔を設け、その孔周りの外周に外径方向に突出するヘッド部を設けた破砕機用リングハンマにおいて、被破砕物に衝撃を与える上記ヘッド部の打撃部に、上記破砕機用リングハンマの回転方向において段差を形成することとしたのである。
このように、上記打撃部に段差を形成することによって、各ヘッド部の打撃部の面積を減らすことなく、しかも、上記打撃部の段差箇所に新たにエッジ部が形成されるので、このエッジ部のトータル長さを長くすることができる。そのため、上記打撃部による被破砕物への打撃力を維持しつつ、エッジ部による剪断力を向上できる。
この発明によると、上記打撃力を維持しつつ、剪断力を向上することができるので、硬質ごみと軟質ごみが混在する被破砕物に対しても、高い破砕処理能力が発揮される。また、ヘッド部の数を増やす必要がないため、上記破砕機用リングハンマの重量増を招くこともない。
図1に基づいて、この発明の一実施形態を説明する。この破砕機用リングハンマ1は、基体部2の中心に孔3が設けられ、基体部2の外周に外径方向に突出するヘッド部4が設けられている。このヘッド部4の外周は孔3周りの周方向に沿って形成された弧状面4aとなっており、その弧状面4aの4隅のうち対角線上にある2隅が基体部2の外周に相当する深さまで直方体状に切除された形態となっている。
この各ヘッド部4の回転方向の両端面は、被破砕物に打撃を与えるための打撃部5であって、上記のように切除された形態とすることによって、この打撃部5には1段の段差が形成される。この打撃部の面積は、段差の有無にかかわらず同じなので(図1及び図5参照)、このように段差を形成しても、その打撃力はほとんど変わらない。
また、この2面の打撃部5、5にはエッジ部6が5箇所(図1における6a、6b、6c、6d、6e)形成され、このエッジ部6のトータル長は、従来の破砕機用リングハンマにおける3箇所のエッジ部(図5における6a、6b、6c)のトータル長よりも、図1におけるエッジ部6cの分だけ長い。そのため、被破砕物を破砕するための剪断力が一層高まる。
このように、この発明の破砕機用リングハンマ1は、従来の破砕機用リングハンマ1の有する打撃力を維持しつつ剪断力を向上させたため、硬質ごみと軟質ごみの双方に対して高い破砕能力を発揮する。
この破砕機用リングハンマ1は、図2に示すように破砕機に取り付けられ、この基体部2の中心に設けられた孔3には、このロータ7の両端部に設けられた支持軸13が差し込まれる。この孔3の内径はこの支持軸13の外径よりも大きいので、この破砕機用リングハンマ1にこの支持軸13周りに回転させる力が作用すると、この破砕機用リングハンマ1は自在に回転する。この破砕機の構成については、図4で説明したので省略する。
この破砕機用リングハンマ1とグレートバー9の間に被破砕物が挟まれると、グレートバー9に引っ掛かった被破砕物によってこの破砕機用リングハンマ1のヘッド部4の動きが一旦係止され、さらにロータ7が回転すると、上記引っ掛かりが解除され、その解除の際、ロータ7の回転力によって、この破砕機用リングハンマ1は支持軸13周りの回転力を与えられる。このようにして回転力を得た破砕機用リングハンマ1は、他の被破砕物に打撃を与え、それによって破砕がさらに進行する。
次に、図3に基づいて、この発明の他の実施形態を説明する。この破砕機用リングハンマ1は、図1に示したものと同様、基体部2の中心に孔3が設けられ、基体部2の外周に外径方向に突出するヘッド部4が設けられている。このヘッド部4の外周は孔3周りの周方向に沿って形成された弧状面4aとなっており、その弧状面4aの4隅の全てが基体部2の外周に相当する深さまで直方体状に切除された形態となっている。
この各ヘッド部4の回転方向の両端面は、被破砕物に打撃を与えるための打撃部5であって、上記のように切除された形態とすることによって、この打撃部5には2段の段差が形成される。この打撃部の面積は、段差の有無にかかわらず同じなので(図3及び図5参照)、このように段差を形成しても、その打撃力はほとんど変わらない。
また、この3面の打撃部5にはエッジ部6が7箇所(図3の6a、6b、6c、6d、6e、6f、6g)形成され、このエッジ部6のトータル長は、従来の破砕機用リングハンマ1における3箇所のエッジ部(図5の6a、6b、6c)のトータル長よりも、図3におけるエッジ部6c及びエッジ部6eの分だけ長い。そのため、被破砕物を破砕するための剪断力が一層高まる。
図1及び図3に示す破砕機用リングハンマ1においては、各ヘッド部4の回転方向の長さ(各図中の矢印参照)は、従来の破砕機用リングハンマにおける各ヘッド部4の回転方向の長さ(図5中の矢印参照)と同程度とし得る一方、各ヘッド部の弧状面4aの2隅乃至4隅が切除された形態なので、この切除された体積に相当する分だけ、この破砕機用リングハンマ1は軽量化される。そのため、回転性が向上するとともに、この材料コストも低減することができる。
一実施形態を示し、(a)は斜視図、(b)は部分平面図、(c)は部分正面図、(d)は(c)におけるd−d断面図 同実施形態の適用例を示し、(a)は切断正面図、(b)は部分切断側面図 他の実施形態を示し、(a)は斜視図、(b)は部分平面図、(c)は部分正面図、(d)は(c)におけるd−d断面図 従来形態の適用例を示し、(a)は切断正面図、(b)は部分切断側面図 同適用例の破砕機用リングハンマを示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は部分断面図
符号の説明
1 破砕機用リングハンマ
2 基体部
3 孔
4 ヘッド部
4a 弧状面
5 打撃部
6 エッジ部
7 ロータ
8 回転軸
9 グレートバー
10 ケーシング
11 投入口
12 軸受
13 支持軸

Claims (1)

  1. 基体部(2)の中心に孔(3)を設け、その孔(3)周りの外周に外径方向に突出するヘッド部(4)を設けた破砕機用リングハンマ(1)において、
    被破砕物に衝撃を与える上記各ヘッド部(4)の打撃部(5)に、上記破砕機用リングハンマ(1)の回転方向において段差を形成したことを特徴とする破砕機用リングハンマ。
JP2007057305A 2007-03-07 2007-03-07 破砕機用リングハンマ Active JP5048362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007057305A JP5048362B2 (ja) 2007-03-07 2007-03-07 破砕機用リングハンマ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007057305A JP5048362B2 (ja) 2007-03-07 2007-03-07 破砕機用リングハンマ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008212897A true JP2008212897A (ja) 2008-09-18
JP5048362B2 JP5048362B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=39833576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007057305A Active JP5048362B2 (ja) 2007-03-07 2007-03-07 破砕機用リングハンマ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5048362B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS471487Y1 (ja) * 1969-02-14 1972-01-19
JPS56129832U (ja) * 1980-02-28 1981-10-02
JP2001025674A (ja) * 1999-07-13 2001-01-30 Mitsubishi Materials Corp 破砕機用ハンマ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS471487Y1 (ja) * 1969-02-14 1972-01-19
JPS56129832U (ja) * 1980-02-28 1981-10-02
JP2001025674A (ja) * 1999-07-13 2001-01-30 Mitsubishi Materials Corp 破砕機用ハンマ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5048362B2 (ja) 2012-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3139242U (ja) シュレッダーの切断刃及び回転切断組立部品
JP5894685B1 (ja) 粉砕機
JP2007534474A (ja) 食品廃棄物ディスポーザシュレッダアセンブリ
JP5917433B2 (ja) 破砕機の運転方法
JP5048362B2 (ja) 破砕機用リングハンマ
JP6025929B1 (ja) 破砕機
JP2010036071A (ja) 衝撃式破砕機
US7328867B1 (en) Blade for a paper shredder cutting tool
JP2011156446A (ja) 石膏ボードの破砕装置
JP4892211B2 (ja) 切断刃とそれを備えた剪断式破砕機
JP2005334883A (ja) 生ごみ処理装置
EP2821026B1 (en) Reamer for implant surgery
JP2008126094A (ja) ディスポーザの回転板
JP2002186873A (ja) 回転羽根式細断器
JP2019013900A (ja) 二軸破砕機
CN201073605Y (zh) 垃圾破碎机锤式刀轮
JP2016107232A (ja) 衝撃式破砕機
JP2018023947A (ja) 破砕機および同破砕機のライナ
JP2018176083A (ja) 二軸剪断式破砕機
CN102806115A (zh) 电子回收品用破碎机
TWM588578U (zh) 解碎機之破碎結構
JPWO2007105292A1 (ja) 遠心破砕機
JP3121576B2 (ja) 横型破砕機
JP2000262916A (ja) 厨芥処理機
CN210675367U (zh) 一种防堵破碎机锤头

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20111201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120719

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5048362

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150