JP2008212495A - 炭酸泉生成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アルカリ性を示すシャンプー、パーマ液等の溶剤によって、傷んだ頭髪の性質改善に効果を奏する炭酸泉を高い溶解効率、すなわち短時間で高濃度にしかも容易に得られる炭酸泉生成装置を提供する。
【解決手段】炭酸ガス供給手段11と、液体供給手段4と、炭酸ガス供給手段11と液体供給手段4とに連結された炭酸ガス溶解器28を備えた炭酸泉生成装置1であって、炭酸ガス溶解器28は、内径側に蛇腹状の凹凸を長手方向に連続して形成した管材32によって形成され、管材32をコイル状に巻回した外側流路31と、外側流路31の端部31bを折り返して接続されて外側流路31の内側に管材32をコイル状に巻回した内側流路33とからなり、液体供給手段4により供給される湯水Wを炭酸泉Tに変えて供給し、アルカリ性質であるシャンプーやパーマ液その他の溶剤によって、アルカリ化してしまった髪を健康な状態である弱酸性に戻す。
【選択図】図1
【解決手段】炭酸ガス供給手段11と、液体供給手段4と、炭酸ガス供給手段11と液体供給手段4とに連結された炭酸ガス溶解器28を備えた炭酸泉生成装置1であって、炭酸ガス溶解器28は、内径側に蛇腹状の凹凸を長手方向に連続して形成した管材32によって形成され、管材32をコイル状に巻回した外側流路31と、外側流路31の端部31bを折り返して接続されて外側流路31の内側に管材32をコイル状に巻回した内側流路33とからなり、液体供給手段4により供給される湯水Wを炭酸泉Tに変えて供給し、アルカリ性質であるシャンプーやパーマ液その他の溶剤によって、アルカリ化してしまった髪を健康な状態である弱酸性に戻す。
【選択図】図1
Description
本発明は、生理的に効果のある炭酸泉を家庭用又は業務用等で容易に得る為の炭酸泉生成装置に関する。
一般に健康な髪は弱酸性とされており、それに対して、美容室、理容室等で使用するシャンプー、パーマ液その他の溶剤は、ペーハー(pH)値が非常に高いアルカリ性質のため、髪にシャンプー、パーマ液その他の溶剤を施すと、どうしても髪の性質がアルカリ化してしまい、髪の細胞のキューティクルが痛み、髪の養分が流れ出し、枝毛やトラブルの原因となった。そのため、特許文献1に記載されているような湯水混合栓から供給される水道水からなる湯水をシャワーヘッドから吐出して、髪に添付されたシャンプー、パーマ液その他の溶剤をしっかりと濯ぎ落とす処理が行われてきた。しかし、特許文献1に記載のシャワーのように、水道水でシャンプー、パーマ液その他の溶剤を洗い流すだけでは、髪の性質がアルカリ化する問題は解決されなかった。
そこで、特許文献2に示す装置により、人工炭酸泉を生成し、ペーハー(pH)値の低い弱酸性の性質を示す炭酸泉で、アルカリ性のシャンプーやパーマ液その他の溶剤を洗い流すことにより、ペーハー(pH)値が非常に高いアルカリ性質であるシャンプーやパーマ液その他の溶剤によって、アルカリ化してしまった髪を中和させて、髪を健康な状態である弱酸性に戻すことが行われる。
特開平10−77669号公報
特開平8−215271号公報
しかし、特許文献2の装置では、温水に炭酸ガスを溶解する溶解器において中空糸膜を使用しており、炭酸ガスを中空糸膜の膜面を介して温水に接触させて温水に炭酸ガスを一気に溶解させるため、短時間で製造することが可能であるが、溶解効率が低くなり、高濃度になりにくいという欠点があり、更なる溶解効率の向上が求められていた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、アルカリ性を示すシャンプー、パーマ液等の溶剤によって、傷んだ頭髪の性質改善に効果を奏する炭酸泉を高い溶解効率、すなわち短時間で高濃度にしかも容易に得られる炭酸泉生成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、炭酸ガス供給手段と、液体供給手段と、前記炭酸ガス供給手段と前記液体供給手段とに連結された炭酸ガス溶解器を備えてなる炭酸泉生成装置であって、前記炭酸ガス溶解器は、内径側に蛇腹状の凹凸を長手方向に連続して形成した管材によって形成され、該管材をコイル状に巻回した外側流路と、該外側流路の端部を折り返して接続されて該外側流路の内側に前記管材をコイル状に巻回した内側流路とからなることである。
請求項2の発明は、炭酸ガス供給手段と、液体供給手段と、前記炭酸ガス供給手段と前記液体供給手段とに連結された第一の炭酸ガス溶解器と、前記第一の炭酸ガス溶解器から炭酸水排出側に連結された第二の炭酸ガス溶解器と、を備えてなる炭酸泉生成装置であって、前記第二の炭酸ガス溶解器は、内部に撹拌用障壁を有する容器からなる第一の炭酸ガス溶解部と、管材をコイル状に巻回した第二の炭酸ガス溶解部とを備え、前記第二の炭酸ガス溶解部は、前記管材をコイル状に巻回した外側流路と、前記外側流路の内側に配置され、前記管材をコイル状に巻回した内側流路とからなり、前記外側流路と前記内側流路のコイルの巻き進行方向を逆にしたことである。
請求項3の発明は、前記管材は、蛇腹状のフレキシブル管からなることである。
請求項4の発明は、前記液体供給手段を、湯水混合栓としたことである。
請求項5の発明は、前記炭酸ガス溶解器の吐出側にシャワーヘッドを配設したことである。
請求項1の発明によれば、液体供給手段により供給される湯水を炭酸泉に変えて供給することにより、ペーハー(pH)値が非常に高いアルカリ性質であるシャンプーやパーマ液その他の溶剤によって、アルカリ化してしまった髪を中和させて、髪を健康な状態である弱酸性に戻し、また、炭酸泉における炭酸ガス特有の発泡によって毛穴に詰った脂肪を取り除き、頭皮の血行を促進することにより、頭髪の育毛効果についても期待ができる。さらに、蛇腹状の管材をコイル状に巻回して形成したガス溶解器によって、遠心力により撹拌されてガスは液体に溶解するため、簡単な構造で確実にガスを液体に溶解させることができる。外側流路と内側流路は、コイル状の流路をコイルの巻軸方向に折り返した形になるため、装置を小型化させることができる。
請求項2の発明によれば、炭酸泉生成装置に、容器内部に撹拌用障壁を設けた第一の炭酸ガス溶解部と、コイル状に巻かれた管材からなり遠心力により撹拌する第二の炭酸ガス溶解部を設けたことにより、簡単な構造で確実に炭酸ガスを水に溶解させることを可能とし、炭酸泉を効率的に生成することができる。
請求項3の発明によれば、管材に蛇腹状のフレキシブル管を設けたことにより、炭酸ガス溶解部における管材内側の抵抗が増し、遠心力による撹拌効果を更に高め、効率的に炭酸ガスを水に溶解させることができる。
請求項4の発明によれば、水供給手段を、一般家庭や、美容室・理容室・病院・介護施設・福祉施設・エステ等の各種施設で一般に用いられ、湯水の温度調節や湯水の供給量等に優れた湯水混合栓としたことで、炭酸泉生成装置の設置にかかる時間の省略や、設置にかかる工程を簡略化させ、炭酸泉生成装置の設置にかかる自由度を向上させる。
請求項5の発明によれば、炭酸泉をシャワーから吐出させて供給することで、炭酸泉を頭髪や体表面に馴染み易くして、炭酸泉特有の効果を効果的に付与させることができる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜4に本発明の実施形態の一つを示しており、図1において、炭酸泉生成装置1は、給湯管2と給水管3が接続された液体供給手段たる湯水混合栓4と、この湯水混合栓4の吐出口5に流入開口6が接続されるとともに、流入開口6の反対側に流出開口7を備えた湯水供給路8が配設され、この湯水供給路8の中途部に、炭酸ガス溶解手段9が配設された構成としている。そして、湯水供給路8の流出開口7には、シャワーヘッド10が配設されている。
図1乃至図4に示すように、炭酸ガス溶解手段9は、炭酸ガス供給手段11と、炭酸ガス供給手段11と湯水供給路7の中途部とに連結された第一の炭酸ガス溶解器12と、前記第一の炭酸ガス溶解器12の炭酸水排出側に連結された第二の炭酸ガス溶解器13からなる。
前記炭酸ガス供給手段11は、炭酸ガスGの供給源である炭酸ガスボンベ14と、炭酸ガスボンベ14と第一の炭酸ガス溶解器12における炭酸ガス導入口15との間を接続する炭酸ガス供給ライン16からなる。前記炭酸ガス供給ライン16には、ヒータを備えた炭酸ガス調整器17及び電磁弁18が設けられ、これらは共に操作部たるリモコン19を備えた制御盤20に接続されている。
第一の炭酸ガス溶解器12は、中空の第1の容器22からなり、この第1の容器22には、炭酸ガス導入口15、水導入口21及び炭酸泉排出口23が設けられている。
炭酸泉排出口23と連結ライン24によって接続された第二の炭酸ガス溶解器13における第一の炭酸ガス溶解部25の第2の容器26は、連結ライン24との接続側である導入口27と、第二の炭酸ガス溶解部28との接続側である排出口29とを備えた中空の円筒である。第2の容器26の内周面には、第2の容器26の中心軸に対し直交し、第2の容器26の内径より短く形成された板部材からなる複数の撹拌用障壁30を、前記中心軸方向に互いにずらして設けられている。
前記第一の炭酸ガス溶解部25の排出口29と後述する外側流路31の1次側31aが接続された第二の炭酸ガス溶解部28は、内側に第一の炭酸ガス溶解部25を配置し、管材32をコイル状に巻回した外側流路31と、1次側33aが外側流路31の2次側31bと繋がり外側流路31の内側に配置され、管材32を外側流路31とは逆巻きのコイル状に巻回した内側流路33とからなり、内側流路33の2次側33bは湯水供給路7の中途部に接続されている。
前記管材32には、ステンレス鋼からなる蛇腹状のフレキシブル管が使用される。これは内径側、すなわち内周面に、断面が円弧状の凹と断面が円弧状の凸を連続して繰り返し蛇腹状の凹凸を長手方向に連続したものである。これによって、管材32の長手方向に沿って拡径な凹状の凹部たる山部28Aと、縮径な凸状の凸部たる谷部28Bが連続して配置される。
本実施例に使用されるフレキシブル管は、山部28Aに対応する内径側の最大内径A=90〜30mm(好ましくは95.9mm)、谷部28Bに対応する内径側の最小内径B=8〜28mm(好ましくは92.4mm)、山高さC=(A−B)/2mm。厚みD=0.9〜9mm(好ましくは0.3mm)及び、隣接する山部28A間の長さ、隣接する谷部28B間の長さの長さである蛇腹のピッチP=3〜8mm(好ましくは5mm)とする。外側流路31と内側流路33を合わせ全長L=300〜2000mm(好ましくは9000mm)で、図2及び図4に示すように、外側流路31と内側流路33は、それぞれ直径E=900〜660mm(好ましくは965mm)、直径F=40〜640mm(好ましくは940mm)の円筒形状をなすコイル状に巻回したものであり、前記それぞれの設定値を外れると、炭酸ガス溶解濃度の低下がみられる。
以上の構成について作用を述べると、湯水混合栓4を操作して、湯水供給路7に湯水Wを供給する。湯水供給路7を流れる湯水Wは、湯水供給路7の中途部に配設された炭酸ガス溶解装置9における第一の炭酸ガス溶解器12の水導入口21から第一の炭酸ガス溶解器12に導入される。この場合に、制御盤20により制御された電磁弁18を開き、炭酸ガスボンベ14からの炭酸ガスGを炭酸ガス導入口15から第一の炭酸ガス溶解器12へと導入させ、前述の第一の炭酸ガス溶解器12に導入された湯水Wに溶解させる。
その時、炭酸ガスGは、制御盤20により制御されたガス調節器9に設けられたヒータによって温められることで、炭酸ガスGが炭酸ガスボンベ14及び炭酸ガス供給ライン16でドライアイス化することを防ぐ。尚、本実施例における水Wの流量は最大28.5L/min(好ましくは9.5L/min)、炭酸ガスGの流量は最大7.5L/min(好ましくは2.5L/min)とする。
第一の炭酸ガス溶解器12へと導入され、炭酸ガスGが溶解した湯水Wは、連結ライン24を通り、第二の炭酸ガス溶解器13の第一の溶解部25から第二の溶解部28へと通った後に、炭酸ガスGを更に溶解させて、湯水供給路8の中途部に戻される。
ここで、前述した第二の炭酸ガス溶解器13の第一の炭酸ガス溶解部25の作用について詳しく述べると、導入口27から第一の炭酸ガス溶解部25の第2の容器26内部に導入された炭酸泉Tは、第2の容器26内部に設けられた撹拌用障壁30に接触し、流路Rを妨げられた炭酸泉Tは、第2の容器26内部を蛇行し、排出口29から排出される。その時に、撹拌用障壁30に接触を繰り返すことにより、炭酸泉T中の湯水Wと炭酸ガスGとの溶解が促進され、遊離炭酸水濃度の高められた炭酸泉Tが排出口29から排出される。また、炭酸泉T中の湯水Wに溶解されずに第2の容器26内に導入された炭酸ガスGの大きな気泡は、撹拌用障壁30によって止められ、後から流れてくる炭酸泉Tの流れによって細かく砕かれた後に、炭酸泉Tの流れに戻される。
続いて、第二の炭酸ガス溶解器13における第二の炭酸ガス溶解部28の作用について詳しく述べると、第一の炭酸ガス溶解部25から吐出された炭酸泉Tは、第二の炭酸ガス溶解部28における外側流路31から内側流路33を通り、湯水供給路8の中途部に吐出されるが、コイル状に巻回された蛇腹状の管材32を炭酸泉Tが通る場合に、炭酸泉Tには、求心力と遠心力を与えられるため、管材32内部の流路R内では、炭酸ガスGの気泡が混在した炭酸泉Tが高速及び高圧で旋回しながら流れ、湯水Wより比重の軽い炭酸ガスGの気泡が流路Rの中心側に集められ、湯水Wは流路Rの外側に集められる。そして管材32の中心側に集められた炭酸ガスGの気泡は、管材32内部の蛇腹状のひだによって止められ、後から来る炭酸泉Tの流れによって細かく砕かれ小粒化され、炭酸泉Tの流れに戻される。つまり、気泡の炭酸ガスGが混在する炭酸泉Tが第二の炭酸ガス溶解部28の管材32内部で高速攪拌され、炭酸ガスGの気泡が炭酸泉Tに溶解され炭酸ガス溶解濃度の高められた炭酸泉Tが生成される。
ここで、湯水供給路8からシャワーヘッド10を通じて吐出される炭酸泉Tは、ペーハー(pH)値が非常に低い弱酸性の性質となっている。この場合、ペーハー(pH)値が非常に高いアルカリ性のシャンプーやパーマ液が使用された頭髪に対して、この炭酸泉Tでシャンプーやパーマ液を洗い流すことにより、炭酸泉Tがシャンプーやパーマ液を中和して、頭髪の状態を健康な状態とされる弱酸性とする。また、炭酸泉がシャワーヘッドより吐出されることにより、炭酸泉は頭髪や頭皮に対してよく馴染む。
また、炭酸泉Tに含まれる炭酸ガスG特有の発泡により、頭皮の毛穴に詰った脂肪を取り除き、炭酸ガスGの有する血行促進効果により、頭皮の血行を促進し、頭髪の育毛効果も期待できる。
ここで、湯水混合栓4を操作し、この湯水混合栓4から吐出される湯水Wの温度を摂氏30度〜34度(好ましくは、摂氏33度〜34度)とすることで、昭和19年東京南山堂発行「温泉療法」の63頁〜69頁に記載の三澤敬義著の論文「単純炭酸泉の浴療法と飲用療法」の単純炭酸泉の浴療法の項目で紹介されているように、炭酸泉Tに浸された体表(ここでは頭皮)の皮膚毛細管が拡張されて、その皮膚は著名な鮮紅色を呈し、浴水の温度が比較的低くとも炭酸泉Tの場合には自覚的に却って温かく感じるために、水道水のみの湯水Wを吐出させた場合のシャワーの水温に比べて、低い水温からでも温暖効果を得ることが可能となる。これにより、シャンプーをされる人が好む水温にしようとし、誤って高すぎる温度にシャワーの水温を設定してしまい、頭皮に熱傷を負わせてしまう等の事故の虞をなくして、安全でしかも温暖効果に優れたシャワー水を供給させることが可能となる。
以上のように、前記実施例では請求項1に対応して、炭酸ガス供給手段11と、液体供給手段4と、前記炭酸ガス供給手段11と前記液体供給手段4とに連結された炭酸ガス溶解器28を備えてなる炭酸泉生成装置1であって、前記ガス溶解器28は、内径側に蛇腹状の凹凸を長手方向に連続して形成した管材32によって形成され、該管材32をコイル状に巻回した外側流路31と、該外側流路31の端部31bを折り返して接続されて該外側流路31の内側に前記管材32をコイル状に巻回した内側流路33とからなることにより、液体供給手段4により供給される湯水Wを炭酸泉Tに変えて供給し、ペーハー(pH)値が非常に高いアルカリ性質であるシャンプーやパーマ液その他の溶剤によって、アルカリ化してしまった髪を中和させて、髪を健康な状態である弱酸性に戻し、また、炭酸泉Tにおける炭酸ガスG特有の発泡によって毛穴に詰った脂肪を取り除き、頭皮の血行を促進することにより、頭髪の育毛効果についても期待ができる。さらに、蛇腹状の管材32をコイル状に巻回して形成したガス溶解器28によって、遠心力により撹拌されてガスGは液体Wに溶解するため、簡単な構造で確実にガスGを液体Wに溶解させることができる。外側流路31と内側流路33は、コイル状の流路をコイルの巻軸方向に折り返した形になるため、装置を小型化させることができる。
また、前記実施例では請求項2に対応して、炭酸ガス供給手段11と、液体供給手段4と、前記炭酸ガス供給手段11と前記水供給手段4とに連結された第一の炭酸ガス溶解器25と、前記第一の炭酸ガス溶解器25から炭酸水排出側に連結された第二の炭酸ガス溶解器28と、を備えてなる炭酸泉生成装置1であって、
前記第二の炭酸ガス溶解器28は、内部に撹拌用障壁30を有する容器26からなる第一の炭酸ガス溶解部25と、管材32をコイル状に巻回した第二の炭酸ガス溶解部28とを備え、前記第二の炭酸ガス溶解部28は、前記管材32をコイル状に巻回した外側流路31と、前記外側流路31の内側に配置され、前記管材32をコイル状に巻回した内側流路33とからなり、前記外側流路31と前記内側流路33のコイルの巻き進行方向を逆にしたことにより、炭酸泉生成装置1に、容器22内部に撹拌用障壁30を設けた第一の炭酸ガス溶解部25と、コイル状に巻かれた管材32からなり遠心力により撹拌する第二の炭酸ガス溶解部28を設けたことにより、簡単な構造で確実に炭酸ガスGを水Wに溶解させることを可能とし、炭酸泉Tを効率的に生成することができる。
前記第二の炭酸ガス溶解器28は、内部に撹拌用障壁30を有する容器26からなる第一の炭酸ガス溶解部25と、管材32をコイル状に巻回した第二の炭酸ガス溶解部28とを備え、前記第二の炭酸ガス溶解部28は、前記管材32をコイル状に巻回した外側流路31と、前記外側流路31の内側に配置され、前記管材32をコイル状に巻回した内側流路33とからなり、前記外側流路31と前記内側流路33のコイルの巻き進行方向を逆にしたことにより、炭酸泉生成装置1に、容器22内部に撹拌用障壁30を設けた第一の炭酸ガス溶解部25と、コイル状に巻かれた管材32からなり遠心力により撹拌する第二の炭酸ガス溶解部28を設けたことにより、簡単な構造で確実に炭酸ガスGを水Wに溶解させることを可能とし、炭酸泉Tを効率的に生成することができる。
さらに、前記実施例では請求項3に対応して、前記管材32は、蛇腹状のフレキシブル管からなることにより、第二の炭酸ガス溶解部28における管材32内側の抵抗が増し、遠心力による撹拌効果を更に高め、効率的に炭酸ガスGを水Wに溶解させることができる。
また、前記実施例では請求項4に対応して、前記液体供給手段4を、湯水混合栓としたことにより、液体供給手段4を、一般家庭や、美容室・理容室・病院・介護施設・福祉施設・エステ等の各種施設で一般に用いられ、湯水Wの温度調節や湯水Wの供給量等に優れた湯水混合栓として、炭酸泉生成装置1の設置にかかる時間の省略や、設置にかかる工程を簡略化させ、炭酸泉生成装置1の設置にかかる自由度を向上させる。
さらに、前記実施例では請求項5に対応して、前記第二の炭酸ガス溶解器28の吐出側にシャワーヘッド10を配設したことにより、炭酸泉Tをシャワーから吐出させて供給することで、炭酸泉Tを頭髪や体表面に馴染み易くして炭酸泉T特有の効果を効果的に付与させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であり、例えば、上記実施例では、炭酸ガス溶解手段9に湯水Wを供給する液体供給手段を湯水混合栓4としていたが、この湯水混合栓4に替えて、図5に示すように、液体供給手段を湯沸し器34としてもよい。この場合、湯沸し器34は、給水管から供給される水をガスを燃焼することによって発生する熱により加熱するガス湯沸し器であってもよいし、また、給水管から供給される水を電気エネルギーを熱エネルギーに変換して発生する熱により加熱する電気湯沸し器であっても構わないこととする。こうすることで、液体供給手段に制限されることなく、美容室・理容室・エステティックサロン等の業務用店舗、病院・介護施設・福祉施設等の医療・介護施設、一般家庭等の様々な場所において、炭酸泉を容易に生成・供給することが可能となる。さらに、本実施例の変形例としては、本実施例では湯水供給路8の流出開口7にシャワーヘッド10を配設した構造としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図6に示すように、炭酸ガス溶解手段9の吐出側、つまり、内側流路の2次側33b、又は、湯水供給路8の流出開口7に対して、蛇口35を配設し、この蛇口35から供給される炭酸泉Tを浴槽や足湯等の部分浴用の浴槽に溜めて、全身浴や、半身浴、足湯、手湯等の各種部分浴を行ってもよいこととする。この場合、この炭酸泉生成装置1の設置にかかる工事も簡単に済むことにより、工事費用等の費用も安く済み、コストパフォーマンスに優れた炭酸泉浴を行うことが可能となる。また、本発明の炭酸泉によって炭酸泉浴を行うことで、前述した通り水道水の入浴に比べて、比較的水温が低い場合でも入浴が可能であるから、入浴時の血圧の上昇を抑える効果についても期待できるため、介護用の入浴に適している。また、蛇口35から供給される炭酸泉Tを炭酸飲料水として、飲用することも可能である。この場合に、炭酸泉Tを直接体内に摂取することにより、昭和19年東京南山堂発行「温泉療法」の63頁〜69頁に記載の三澤敬義著の論文「単純炭酸泉の浴療法と飲用療法」の単純炭酸泉の飲料療法の項目で紹介されているように、胃液就中遊離塩酸の分泌の促進・胃腸の消化作用を助け食欲の亢進・利尿作用の促進作用による生体洗浄材としての応用、といった効果が期待できる。また、炭酸泉を炭酸飲料水として、飲用する場合には、図示しないが、湯水供給路8又は炭酸ガス溶解手段9の水導入口21を、一般の給水管に直接接続してもよい。この場合、簡単な構造で炭酸飲料水を供給することが可能となり、また、この炭酸飲料水を常用の水道水として、手洗い、洗濯、食器洗い等に使用することにより、アルカリ性の石鹸、洗剤等の溶剤を使用することにより起こる手先の肌荒れを防ぐ等が期待できる。また、炭酸水の炭酸ガス特有の気泡が肌表面に付着することにより、この気泡が炭酸水と肌表面との間で断熱層の役割をなして、例えば、冬季等において炭酸水の水温が低い場合でも、使用者が実際の水温どおりには感じにくく、冷たい水道水により、手が悴んで作業が滞ることなどの冬季の水仕事の問題点を改善させ、冬季の水仕事における作業性の向上も期待できる。
4 湯水混合栓(液体供給手段)
9 炭酸泉生成装置
10 シャワーヘッド
11 炭酸ガス供給手段(ガス供給手段)
12 第一の炭酸ガス溶解器
13 第二の炭酸ガス溶解器
25 第一の炭酸ガス溶解部
26 容器(第一の炭酸ガス溶解部)
28 第二の炭酸ガス溶解部
30 撹拌用障壁(第一の炭酸ガス溶解部)
31 外側流路(第二の炭酸ガス溶解部)
32 管材(第二の炭酸ガス溶解部)
32A 山部(凹部)
32B 谷部(凸部)
33 内側流路(第二の炭酸ガス溶解部)
9 炭酸泉生成装置
10 シャワーヘッド
11 炭酸ガス供給手段(ガス供給手段)
12 第一の炭酸ガス溶解器
13 第二の炭酸ガス溶解器
25 第一の炭酸ガス溶解部
26 容器(第一の炭酸ガス溶解部)
28 第二の炭酸ガス溶解部
30 撹拌用障壁(第一の炭酸ガス溶解部)
31 外側流路(第二の炭酸ガス溶解部)
32 管材(第二の炭酸ガス溶解部)
32A 山部(凹部)
32B 谷部(凸部)
33 内側流路(第二の炭酸ガス溶解部)
Claims (5)
- 炭酸ガス供給手段と、液体供給手段と、前記炭酸ガス供給手段と前記液体供給手段とに連結された炭酸ガス溶解器を備えてなる炭酸泉生成装置であって、前記炭酸ガス溶解器は、内径側に蛇腹状の凹凸を長手方向に連続して形成した管材によって形成され、該管材をコイル状に巻回した外側流路と、該外側流路の端部を折り返して接続されて該外側流路の内側に前記管材をコイル状に巻回した内側流路とからなることを特徴とする炭酸泉生成装置。
- 炭酸ガス供給手段と、液体供給手段と、前記炭酸ガス供給手段と前記液体供給手段とに連結された第一の炭酸ガス溶解器と、前記第一の炭酸ガス溶解器から炭酸水排出側に連結された第二の炭酸ガス溶解器と、を備えてなる炭酸泉生成装置であって、
前記第二の炭酸ガス溶解器は、内部に撹拌用障壁を有する容器からなる第一の炭酸ガス溶解部と、管材をコイル状に巻回した第二の炭酸ガス溶解部とを備え、前記第二の炭酸ガス溶解部は、前記管材をコイル状に巻回した外側流路と、前記外側流路の内側に配置され、前記管材をコイル状に巻回した内側流路とからなり、前記外側流路と前記内側流路のコイルの巻き進行方向を逆にしたことを特徴とする炭酸泉生成装置。 - 前記管材は、蛇腹状のフレキシブル管からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の炭酸泉生成装置。
- 前記液体供給手段を、湯水混合栓としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の炭酸泉生成装置。
- 前記炭酸ガス溶解器の吐出側にシャワーヘッドを配設したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の炭酸泉生成装置。
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