JP2008212303A - 昇降式キャビネット - Google Patents

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Shinobu Namiki
忍 並木
Takayoshi Tsuchida
孝義 土田
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Abstract

【課題】 物品収容部の左右幅を狭めることなく、物品収容スペースを広く確保することができ、しかも、構造が簡単で、安価に製造できるとともに、操作性および体裁のよい昇降式キャビネットを提供する。
【解決手段】 構造体である什器本体1の前面に、昇降可能として装着する昇降式キャビネットであって、什器本体1の前面に固着した上下方向を向く左右1対のガイドレール16、16と、両ガイドレール16、16の前面に、上下動可能として装着した支持枠体18と、支持枠体18の前面に固着した、前面が開口する物品収容用の箱体2とを備え、支持枠体18と、箱体2との左右幅をほぼ同一とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オフィスの執務空間や、店舗内等に配設して、物品の収納に使用される昇降式キャビネットに関する。
この種の昇降式キャビネットとしては、いわゆる昇降式吊り戸棚や、左右1対のレール間に、内箱を昇降自在に装着したもの等がある(例えば特許文献1および2参照)。
実開昭62−177330号公報 特開2000−217651号公報
しかし、上述のような従来の昇降式キャビネットは、物品を収容する内箱と、その内箱が最上部に位置したときに、その内箱を覆う外箱とを備え、その外箱と内箱との間に、ガイドレールや昇降機構を配設しているので、物品の収容スペースが著しく制限され、収容効率が悪く、また、構造が複雑であるとともに、外箱の制作するためのコストと手間を要する等の問題がある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、物品収容部の左右幅を狭めることなく、物品収容スペースを広く確保することができ、しかも、構造が簡単で、安価に製造できるとともに、操作性および体裁のよい昇降式キャビネットを提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は次のようにして解決される。
(1) 構造体の前面に、昇降可能として装着する昇降式キャビネットにおいて、前記構造体の前面に固着した上下方向を向く左右1対のガイドレールと、両ガイドレールの前面に、上下動可能として装着した支持枠体と、支持枠体の前面に固着した、前面が開口する物品収容用の箱体とを備え、前記支持枠体と、箱体との左右幅をほぼ同一とする。
(2) 上記(1)項において、支持枠体の左右幅と、左右のガイドレールの外側面間の距離とをほぼ同一とする。
(3) 上記(1)または(2)項において、支持枠体を、左右1対の側杆と、その上下の端部同士を連結する左右方向を向く上下杆とにより、方形枠状に形成し、その内部の空間に、箱体を予め定めた高さで係止しうる係止手段を設ける。
(4) 上記(3)項において、係止手段が、支持枠体に枢着され、かつ支持枠体の下方に突出する把手により回動操作されるようにした回動部材と、この回動部材とそれに対向する構造体との対向面のいずれか一方に設けられた係合突起と、前記対向面のいずれか他方に設けられ、かつ前記箱体が、上昇位置と下降位置とに位置しているとき、前記係合突起が係合しうるようにした係合孔と、前記回動部材を、前記係合突起と係合孔とが互いに係合する方向に付勢する付勢手段とを備えるものとする。
(5) 上記(4)項において、箱体の下面における回動部材の把手の前方に、前記把手とともに握持することにより、回動部材を回動させて、係止手段を解除させ、かつ握持状態で、箱体を昇降させる固定のハンドルを設ける。
(6) 上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、箱体の下面に照明灯を設け、かつ照明灯の給電コードを、支持枠体内に挿通させる。
(7) 上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、構造体に、支持枠体を上向きに付勢する付勢手段を設ける。
(8) 上記(1)〜(7)項のいずれかにおいて、構造体と箱体とのいずれか一方に、箱体が上昇位置に位置しているときに、いずれか他方に係合して、前記箱体を上昇位置に拘束しうるようにした施錠装置を設ける。
(9) 上記(1)〜(8)項のいずれかにおいて、構造体を固定式キャビネットとし、その筐体の両側板の前面に、左右のレールを固着する。
(10) 上記(7)項に従属する(9)項において、固定式キャビネットの一部に、支持枠体を上向きに付勢する付勢手段を収容する収容空間を設ける。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
請求項1記載の発明によると、構造体の前面に、左右1対のガイドレールを固着し、そのガイドレールの前面に上下動可能として装着した支持枠体と、さらにその前面に固着した物品収容用の箱体との左右幅をほぼ同一としてあるので、物品収容部の左右幅を狭めることなく、物品収容スペースを広く確保することができるとともに、物品収容部を単純な箱体のみにより形成でき、構造を簡素化して、安価に製造することができる。しかも、ガイドレールと支持枠体とが、箱体により隠されるので、体裁がよい。
請求項2記載の発明によると、支持枠体の左右幅と、左右のガイドレールの外側面間の距離とをほぼ同一としてあるので、ガイドレールにより、支持枠体および箱体を安定よくガイドすることができるとともに、ガイドレールと支持枠体と箱体との側面がほぼ前後に揃うので、体裁がよい。
請求項3記載の発明によると、支持枠体を方形枠状に形成してあるので、その中に、係止手段を、外部に露呈することなく、体裁よく収容することができる。
請求項4記載の発明によると、係止手段の構造を簡素化することができ、安価に製造することができるとともに、支持枠体を、上昇位置と下降位置とにおいて、確実に係止することができる。
請求項5記載の発明によると、ハンドルとともに、回動部材の把手を握持することにより、回動部材を回動させて、係止手段を簡単に解除させることができ、しかも、それらをともに握持したまま、箱体を昇降させることができ、操作性がよい。
請求項6記載の発明によると、箱体の下面に照明灯を設け、かつ照明灯の給電コードを、支持枠体内に挿通させてあるので、室内の照明が、箱体により遮られても、上記照明灯により、箱体の下方を照らすことができるとともに、照明灯の給電コードを、外部に露呈することなく、体裁よく収容することができる。
請求項7記載の発明によると、構造体に、支持枠体を上向きに付勢する付勢手段を設けてあるので、箱体を、軽力で昇降させることができる。
請求項8記載の発明によると、構造体と箱体とのいずれか一方に、箱体が上昇位置に位置しているときに、いずれか他方に係合して、前記箱体を上昇位置に拘束しうるようにした施錠装置を設けてあるので、キーを所持していない者は、箱体を上昇位置から下降させることさえできなくなり、収容物品の管理をより厳格にすることができる。
請求項9記載の発明によると、構造体を固定式キャビネットとし、その筐体の両側板の前面に、左右のレールを固着してあるので、多くの物品を効率よく収容することができる。
請求項10記載の発明によると、固定式キャビネットの一部に、支持枠体を上向きに付勢する付勢手段を収容する収容空間を設けてあるので、支持枠体を薄型化することができ、その分、箱体の物品収容スペースを大とすることができるとともに、側方からの外観をよくすることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の昇降式キャビネットの一実施形態を備える調剤室用什器における箱体を上昇位置としたときの外観斜視図、図2は、同じく、側面図、図3は、箱体を下降位置としたときの側面図である。
この調剤室用什器は、構造体であり、かつ固定式キャビネットでもある什器本体1と、その前面上部に、箱体2を昇降可能として装着した昇降式キャビネットAとを有している。
什器本体1は、前面に複数の引出し3を上下多段状に設け、かつ上面を作業天板4とした下置台5と、その上面後部に載置して固定され、かつ上下多段状に設けた複数の棚板6上に、薬剤を収容した複数のトレー7を、前方に引き出し可能として、左右方向に並べて設けた上置棚8と、さらにその上に載置して固定した天袋9とを備えている。
下置台5と上置棚8と天袋9とは、左右方向の幅を同一とし、また上置棚8と天袋9とは、その前面を揃えてある。
図4に示すように、天袋9を形成する前面が開口する筐体10内のやや下部には、ベース棚板11が架設され、その下方の空間には、箱体2を上向きに付勢する付勢手段である公知の定荷重ばね12が配設されている。
この定荷重ばね12は、筐体10の底板10a上に固着したブラケット13にドラム14を枢支し、このドラム14に、巻きつき習性を有する帯状の板ばね片15を巻き取るようにしたもので、板ばね片15の先端部を、後述する支持枠体18の下端部後面に止着することにより、支持枠体18を介して、箱体2を上向きに付勢するようになっている。
筐体10における左右の側板10b、10bの前面には、上下方向を向く左右1対のガイドレール16、16が固着され、各ガイドレール16には、可動レール17が、上下方向に摺動自在に装着されている。
左右の可動レール17、17の前面には、正面視方形枠状をなす支持枠体18における左右の側杆19、19の後面が固着されている。
支持枠体18は、左右の側杆19、19の上下の端部同士を、左右方向を向く上杆20および下杆21をもって連結したものよりなっている。下杆21の中央部後面には、方形の切欠き21aが設けられている。
支持枠体18の前面には、箱体2が固着されている。
筐体10の左右幅と、左右のガイドレール16、16の外側面間の距離と、支持枠体18の左右幅と、箱体2の左右幅とは、すべてほぼ同一としてあり、それによって、物品収容部である箱体2の左右幅を狭めることなく、物品収容スペースを広く確保することができるとともに、物品収容部を単純な箱体2のみにより形成でき、構造を簡素化して、安価に製造できるようにしてある。
また、ガイドレール16、16、可動レール17、17、支持枠体18等が、箱体2により隠されるので、体裁がよい。
筐体10における両側板10b、10bの上下方向の長さ、ガイドレール16、16および可動レール17、17の長さ、並びに、支持枠体18の側杆19、19および箱体2の上下方向の長さも、すべてほぼ同一とするのが望ましい。
支持枠体18内には、箱体2を、図2に示すように、取扱者の手が届きにくい上昇位置と、図3に示すように、前面開口から箱体2内の収容物を出し入れ可能な下降位置とにおいて係止しうる係止手段22の大部分が設けられている。
この係止手段22は、支持枠体18に枢着され、かつ支持枠体18の下方に突出する把手23aにより回動操作されるようにした回動部材23と、この回動部材の上下2箇所に設けられた後方を向く係合突起24、25と、筐体10内のベース棚板11の前方に横架された横桟26に設けられ、かつ箱体2が、上昇位置に位置しているときは、下方の係合突起25が、また箱体2が、下降位置に位置しているときは、上方の係合突起24が、それぞれ係合しうるようにした係合孔27と、回動部材23を、係合突起24、25が係合孔27に係合する方向、すなわち後方に向かって付勢する付勢手段である板ばね28とを備えている。
回動部材23は、この例では、金属製棒材を折曲したり、溶接したりして形成してあり、上下方向を向く上下1対の枢軸部23b、23cと、上方の枢軸部23bの下端、および下方の枢軸部23cの上端から、同一側方に向けて折曲形成された水平杆部23d、23eと、両水平杆部23d、23eの遊端同士を連結する、垂直杆部23fと、下方の水平杆部23eに上端が溶接され、かつ下端部が前方に向けて折曲されて、上記把手23aを形成する正面視U字状の垂下部23gとからなっており、垂直杆部23fの上下部に、上記係合突起24、25が、後方を向くようにして溶接されている。
上方の枢軸部23bは、支持枠体18の上杆20における中央より若干左寄りの下面に設けられた軸孔(図示略)に枢嵌され、また下方の枢軸部23cは、箱体2の下面後部に固着されたブラケット29における左端部より後方かつ左方に延出する腕片29aの先端部に設けた軸孔30に枢嵌されている。
下方の水平杆部23eと、下方の枢軸部23cの上部と、垂下部23gの上部とは、支持枠体18における下杆21の切欠き21a内に嵌合され、この切欠き21a内において、回動部材23は、枢軸部23b、23cを中心とするわずかの回動が許容されている。
ブラケット29の左右両側端から垂下する1対の側片29b、29bの下端部により、左右方向を向く丸棒状のハンドル31の両端が支持されている。
図4〜図7に示すように、板ばね28は、水平の取付片28aが、支持枠体18における上杆20の下面中央部に固着され、取付片28aより垂下する弾性押圧片28bにより、回動部材23における上方の水平杆部23dを後方に向けて押圧し、かつ弾性押圧片28bの下端より後方に向けて折曲形成した受け片28cにより、回動部材23の水平杆部23dの中間部を受支するようになっている。
筐体10内の横桟26における係合孔27の上方には、後上向き傾斜する傾斜面26aが、また同じく下方には、後下向き傾斜する傾斜面26bが設けられ、箱体2が上昇位置に到達する直前には、下方の係合突起25の先端が、下方の傾斜面26bに摺接して、係合孔27に導かれ、また箱体2が下降位置に到達する直前には、上方の係合突起24の先端が、上方の傾斜面26aに摺接して、係合孔27に導かれるようになっている。
支持枠体18における上杆20の中央部には、後方に向かって突出し、筐体10内に進入するストッパ32が設けられており、箱体2と支持枠体18とが上昇位置に達すると、ストッパ32が、筐体10における天板10cの下面に当接し、また箱体2と支持枠体18とが下降位置に達すると、ストッパ32が、筐体10内における横桟26の上面に当接して、箱体2と支持枠体18との昇降範囲が、上昇位置と下降位置との範囲に制限されるようになっている。
箱体2の下面前部には、蛍光灯等とした照明灯33が設けられ、その可撓性の給電コード(図示略)は、支持枠体18の左右いずれかの側杆19を挿通させて、筐体10内に引き込まれている。
したがって、室内の照明が、箱体2により遮られても、上記照明灯33により、箱体2の下方を照らすことができるとともに、照明灯33の給電コードを、外部に露呈することなく、体裁よく収容することができる。
なお、筐体10に、箱体2が上昇位置に位置したことを検出するセンサ(図示略)と、このセンサの作動により、照明灯33を点灯させるスイッチ(図示略)とを設け、箱体2が上昇位置に到達すると、照明灯33が自動的に点灯するようにしたり、筐体10に、箱体2が下降位置に位置したことを検出するセンサ(図示略)と、このセンサの作動により、照明灯33を消灯させるスイッチ(図示略)とを設け、箱体2が下降位置に到達すると、照明灯33が自動的に消灯するようにすると、その都度、手動操作で点灯した、消灯したりする必要がなく、作業性が向上する。
図5に示すように、箱体2における左右の側板34、34の内側面には、倒立U字状の案内溝35が設けられ、両案内溝35には、シャッター扉36の両側部が、摺動自在に嵌合され、シャッター扉36は、案内溝35に沿って、図1に示す閉止状態から、下端が上限まで上昇した開放状態まで開くことができるようになっている。
また、箱体2の底板37の前部中央には、前方よりキー(図示略)を挿入して、所要角度回転させることにより、キープレート(図示略)が、閉止状態のシャッター扉36の下端部に係合して、施錠するようにした、キーシリンダ錠からなる施錠装置38が設けられている。
さらに、図示は省略してあるが、箱体2内における案内溝35により囲まれた空間内には、必要に応じて、上置棚8における棚板6およびトレー7と同様のものが設けられる。
上記の構成のうち、箱体2、ガイドレール16、可動レール17、支持枠体18、係止手段22等により、昇降式キャビネットAが形成されている。
この調剤室用什器の使用に際しては、箱体2内に、薬剤師等の資格を有していないと取り扱えない薬剤等の限定物を収容し、上置棚8における各トレー7、および下置台5の引出し3には、上記限定物以外の、有資格者でなくても扱える薬剤等を収容しておく。
そうすることによって、有資格者でないと扱えない薬剤等と、そうでないものとの区分を明確化することができ、有資格者でない者が、誤って、有資格者でないと扱えない薬剤等を扱うというおそれを未然に防止することができる。
また、有資格者が不在の場合は、箱体2を、取扱者の手が届きにくい上昇位置に位置させておくことにより、有資格者が不在であることを簡単に知ることができるとともに、このときに、箱体2内の薬剤等には手が届きにくくなるので、有資格者でない者が、誤って、有資格者でないと扱えない薬剤等を扱うというおそれを、より確実に防止することができる。
さらに、有資格者が不在の場合は、シャッター扉36を閉じて、施錠装置38により施錠しておくと、確実に、有資格者でない者が、有資格者でないと扱えない薬剤等を取り出せないようにすることができ、薬剤の管理を厳格にすることができるとともに、地震時等に、箱体2内に収容された薬剤等が、前方に落下するのを防止することができる。
有資格者がいる場合は、箱体2を下降位置に位置させておくことにより、箱体2の開口から、限定物を容易に出し入れすることができる。
箱体2を上昇位置から下降位置、または下降位置から上昇位置へ昇降させる際には、箱体2の下面に設けたハンドル31と、その前方の回動部材23の把手23aとをともに握持する。すると、回動部材23が解除方向に回動し、係合突起24、25が、係合孔27から前方に離脱し、係止手段22が解除され、その握持したままの状態で、箱体2を、自由に昇降させることができる。したがって、操作性がよい。
天袋9は、ストック収容空間として使用し、この中には、頻繁には出し入れすることのない物品や在庫品等を収容しておく。そうすることによって、箱体2を上昇位置としたときの什器本体1の上部のデッドスペースを、有効に活用することができる。
この天袋9内の収容物を出し入れするには、箱体2を下降位置に位置させ、脚立等を用いて、行うのがよい。
薬剤等の調合や、袋詰等の調剤行為は、作業天板上において行うのがよい。
有資格者が調剤行為を行うには、箱体2を下降位置としておき、その箱体2内や上置棚8のトレー7から取り出したばかりの薬剤等を、作業天板上において、即座に調合することができる。
また、有資格者でないものが調剤行為を行うには、箱体2を上昇位置としておくことにより、箱体2に妨げられることなく、上置棚8のトレー7から取り出したばかりの薬剤等を、作業天板上において、即座に調合することができる。
以上から明らかなように、この実施形態においては、構造体である什器本体1の前面に、左右1対のガイドレール16、16を固着し、そのガイドレール16、16の前面に上下動可能として装着した支持枠体18と、さらにその前面に固着した物品収容用の箱体2との左右幅をほぼ同一としてあるので、物品収容部の左右幅を狭めることなく、物品収容スペースを広く確保することができるとともに、物品収容部を単純な箱体2のみにより形成でき、構造を簡素化して、安価に製造することができる。しかも、ガイドレール16、16と支持枠体18とが、箱体2により隠されるので、体裁がよい。
なお、図8に示すように、支持枠体18の側杆19(または箱体2)に、箱体2が上昇位置に位置しているときに、箱体2を、その上昇位置に拘束して施錠する施錠装置39を設けてもよい。
この施錠装置39は、側方よりキー(図示略)を挿入して、所要角度回転させることにより、キープレート40が、ガイドレール16および可動レール17の要所に設けた貫通孔(図示略)を通して、筐体10における側板10bの前面に設けた係合孔(図示略)に係合するようにしたキーシリンダ装置とすることができる。
この施錠装置39は、什器本体1側に設け、施錠操作することにより、上昇位置に位置している箱体2に係合して、箱体2をその上昇位置に拘束するようにしてもよい。
本発明は、上記の実施形態のみに制限されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、変形した態様での実施が可能である。
例えば、回動部材23を板材により形成し、この板材に、箱体2が上昇位置と下降位置とに位置しているときに、横桟26の前面に突設した突起(図示略)が係合するようにした係合孔(図示略)を設けてもよい。
また、シャッター扉36および施錠装置38を省略して実施してもよい。
本発明の昇降式キャビネットAは、調剤室用什器における什器本体1の前面だけでなく、他の什器の前面もしくは側面、または家屋の壁面等に装着して実施することができる。
本発明の昇降式キャビネットの一実施形態を備える調剤室用什器における箱体を上昇位置としたときの外観斜視図である。 同じく、側面図である。 同じく、箱体を下降位置としたときの側面図である。 同じく、要部の分解斜視図である。 同じく、箱体を上昇位置としたときの上部の中央縦断側面図である。 図5のVI−VI線に沿う拡大横断底面図である。 図6のVII−VII線に沿う縦断側面図である。 本発明の変形例の要部の拡大側面図である。
符号の説明
A 昇降式キャビネット
1 什器本体(構造体)
2 箱体
3 引出し
4 作業天板
5 下置台
6 棚板
7 トレー
8 上置棚
9 天袋
10 筐体
10a底板
10b側板
10c天板
11 ベース棚板
12 定荷重ばね
13 ブラケット
14 ドラム
15 板ばね片
16 ガイドレール
17 可動レール
18 支持枠体
19 側杆
20 上杆
21 下杆
22 係止手段
23 回動部材
23a把手
23b、23c枢軸部
23d、23e水平杆部
23f垂直杆部
23g垂下部
24、25係合突起
26 横桟
26a、26b傾斜面
27 係合孔
28 板ばね(付勢手段)
28a取付片
28b弾性押圧片
28c受け片
29ブラケット
29a腕片
29b側片
30 軸孔
31 ハンドル
32 ストッパ
33 照明灯
34 側板
35 案内溝
36 シャッター扉
37 底板
38 施錠装置
39 施錠装置
40 キープレート

Claims (10)

  1. 構造体の前面に、昇降可能として装着する昇降式キャビネットであって、前記構造体の前面に固着した上下方向を向く左右1対のガイドレールと、両ガイドレールの前面に、上下動可能として装着した支持枠体と、支持枠体の前面に固着した、前面が開口する物品収容用の箱体とを備え、前記支持枠体と、箱体との左右幅をほぼ同一としたことを特徴とする昇降式キャビネット。
  2. 支持枠体の左右幅と、左右のガイドレールの外側面間の距離とをほぼ同一としたことを特徴とする請求項1記載の昇降式キャビネット。
  3. 支持枠体を、左右1対の側杆と、その上下の端部同士を連結する左右方向を向く上下杆とにより、方形枠状に形成し、その内部の空間に、箱体を予め定めた高さで係止しうる係止手段を設けた請求項1または2記載の昇降式キャビネット。
  4. 係止手段が、支持枠体に枢着され、かつ支持枠体の下方に突出する把手により回動操作されるようにした回動部材と、この回動部材とそれに対向する構造体との対向面のいずれか一方に設けられた係合突起と、前記対向面のいずれか他方に設けられ、かつ前記箱体が、上昇位置と下降位置とに位置しているとき、前記係合突起が係合しうるようにした係合孔と、前記回動部材を、前記係合突起と係合孔とが互いに係合する方向に付勢する付勢手段とを備えている請求項3記載の昇降式キャビネット。
  5. 箱体の下面における回動部材の把手の前方に、前記把手とともに握持することにより、回動部材を回動させて、係止手段を解除させ、かつ握持状態で、箱体を昇降させる固定のハンドルを設けた請求項4記載の昇降式キャビネット。
  6. 箱体の下面に照明灯を設け、かつ照明灯の給電コードを、支持枠体内に挿通させた請求項1〜5のいずれかに記載の昇降式キャビネット。
  7. 構造体に、支持枠体を上向きに付勢する付勢手段を設けた請求項1〜6のいずれかに記載の昇降式キャビネット。
  8. 構造体と箱体とのいずれか一方に、箱体が上昇位置に位置しているときに、いずれか他方に係合して、前記箱体を上昇位置に拘束しうるようにした施錠装置を設けた請求項1〜7のいずれかに記載の昇降式キャビネット。
  9. 構造体を固定式キャビネットとし、その筐体の両側板の前面に、左右のレールを固着した請求項1〜8のいずれかに記載の昇降式キャビネット。
  10. 固定式キャビネットの一部に、支持枠体を上向きに付勢する付勢手段を収容する収容空間を設けた請求項7に従属する9記載の昇降式キャビネット。
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