JP2008212229A - 気密コンパクト - Google Patents

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Abstract

【課題】外蓋が不用意に開放されることがあっても、中蓋が簡単に開放されることのない新規なコンパクトを提案する。
【解決手段】気密コンパクトは、化粧料を充填する中皿2を、パフ等の塗布具を収納する収納空間とともに配設した容器本体1と、この容器本体1に第1の枢軸Sを介して開閉可能に保持された外蓋4と、中皿2に第2の枢軸Sを介して開閉可能に保持され中皿2を気密状態に維持する中蓋5とを備える。中蓋5は、第2枢軸Sに相対する縁部5aに、第2枢軸Sの軸心に平行な軸心をもち、この軸心に直交する断面形状が多角形状である支柱部6と、容器本体1aの台座1fに当接可能な凸部7aを備え、支柱部6に回動可能に枢着された回動部7とを有する。容器本体1aの台座1fの上面1f′′が、回動部7を回動した際に凸部7aを押し上げる傾斜面である。
【選択図】図1

Description

この発明は、化粧料を充填する中皿を、パフ等の塗布具を収納する収納空間とともに配設した容器本体と、この容器本体に第1の枢軸を介して開閉可能に保持された外蓋と、前記中皿に第2の枢軸を介して開閉可能に保持され該中皿を気密状態に維持する中蓋とを備えた気密コンパクト、特にはファンデーションやアイシャドー等の化粧料を収納する気密コンパクトに関するものであり、かかるコンパクトの気密性の一層の向上を図る。
ファンデーションやアイシャドー等の化粧料は近年、揮発成分を含んだものが多用されている。そして、このような揮発成分を含んだ化粧料はその揮散が避けられないので気密性の高いコンパクト、いわゆる気密コンパクトが使用されている。
気密性を高めるための具体的な構造としては、従来、コンパクトの内側に中蓋を備えたレフィルタイプの容器(中皿)を別途に配置し、蓋体を閉じる時に、かかる蓋体によって中蓋を中皿の開口部に押しつける構造が採用されていた(例えば、特許文献1参照)。
特許第3778308号公報
しかしながら、上記のような従来技術のコンパクトは、使い勝手の改善を図ることを目的として、容器本体側に組み込まれたプッシュピースに、容器本体を覆う蓋体(外蓋)と容器本体との係合を解除する第1解除部と、中蓋と中皿の係合を解除する第2解除部をそれぞれ設け、外蓋の開放と同時に中蓋を開放する仕組みになっていることから、例えば、コンパクトの携行時等にプッシュピースが不用意に押圧された場合に、中蓋と中皿との係合も解除されてしまい、揮発成分を含む内容物にあってはその成分の揮散が避けられない状況にあった。
したがって、この発明は、従来技術が抱えるこのような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、上述のように外蓋が不用意に開放されることがあっても、中蓋が簡単に開放されることのない新規なコンパクトを提案することにある。
上記の目的を達成するため、この発明は、化粧料を充填する中皿を、パフ等の塗布具を収納する収納空間とともに配設した容器本体と、この容器本体に第1の枢軸を介して開閉可能に保持された外蓋と、前記中皿に第2の枢軸を介して開閉可能に保持され該中皿を気密状態に維持する中蓋とを備えた気密コンパクトにおいて、前記中蓋は、前記第2枢軸に相対する縁部に、該第2枢軸の軸心に平行な軸心をもち、この軸心に直交する断面形状が多角形状である支柱部と、容器本体の台座に当接可能な凸部を備え、該支柱部に回動可能に枢着された回動部とを有し、前記容器本体の台座の上面が、前記回動部を回動した際に前記凸部を押し上げる傾斜面であることを特徴とする気密コンパクトである。かかる構成を採用することにより、容器本体の外蓋を開放する機構と、中蓋を開放する機構を互いに独立して作動することができる。なお、ここでいう「第2枢軸に相対する縁部」とは、中皿の重心位置を挟んで第2枢軸に対向する縁部を意味する。
この発明によれば、容器本体の外蓋を開放する機構と、中蓋を開放する機構をそれぞれ別構造にしたので、容器本体の外蓋が不用意に開放されても中皿は確実に気密状態を維持することが可能となり、内容物の揮発成分が揮散することはない。
以下、図面を参照しつつこの発明の実施の形態を説明する。
図1はこの発明の代表的な気密コンパクト(以下「コンパクト」という。)の平面図であり、外蓋を取り外した状態で示しており、図2は図1に示すコンパクトのA−A線上における断面図であり、図3は図1のコンパクトのB−B線上における断面図である。
コンパクトの基本骨格をなす容器本体1は、図示の例では、一対の短辺1a、1bと一対の長辺1c、1dからなる矩形状であり、その内側にはフレーム1eによりパフ等の塗布具を収納する第1の凹部(収納空間)Mと後述する中皿を収納する第2の凹部がそれぞれ区画形成されている。
第2の凹部には、図2に示すように、中皿2が収納されている。この中皿2は、その内部に揮発成分を含む内容物(化粧料)が充填されており、レフィル容器として機能するように容器本体1に着脱自在に配置されている。
また、中皿2の外壁下部には、図2及び4に示すように、爪部3が一体的に設けられている。この爪部3は、図2に示すように、容器本体1(フレーム1e)の台座1fの爪部1f′及びフレーム1eに一体成形され中皿2の取り外しの際に弾性変形可能な逆L字状断面の係合片1gに連係させて中皿2を容器本体1に固定保持する。
図3に示すように、容器本体1の長辺1cには第1の枢軸Sが取り付けられており、この枢軸Sを介して外蓋4が容器本体1に開閉可能に保持されている。この外蓋4の反対側の長辺1dには容器本体1に設けられた爪部Pに連係するフック4aが設けられている。
また、図1及び2に示すように、中皿2には、外蓋4とは別体の第2の枢軸Sが取り付けられており、この枢軸Sを介して中蓋5が中皿2に開閉可能に保持されている。この中蓋5は、外蓋4の開放状態で何らの規制を受けることなしに開放することができるように、枢軸Sが容器本体1の短辺1aに設けられた切欠部hに配置される。なお、図示の形態では第2枢軸Sを中皿2に設け、中皿2の取り外しの際には中蓋5も同時に取り外されるよう構成しているが、第2枢軸Sはこれに限定されず、例えばフレーム上に第2枢軸を形成し、これに中蓋を回動可能に取り付けてもよく、あるいは、中蓋及びフレームに孔部を設け、中蓋及びフレームとは別体の第2枢軸をこれら孔部に通して構成してもよく、さらには、中蓋とフレーム若しくは中蓋と中皿をヒンジ結合してもよい。
中蓋5の枢軸Sに相対して位置する、フランジ状の縁部5a(以下「相対縁部5a」という。)には、支柱部6が設けられている。この支柱部6は、第2枢軸Sの軸心に平行な軸心を持ち、この軸心に直交する断面形状が、図4に示すように、多角形状である。さらに、この支柱部6には、これとは別体の回動部7が回動可能に枢着されている。
回動部7は、図4に示すように、下方に延びる凸部7aを備えており、この凸部7aの先端が容器1の台座1fの上面1f′′に当接している。また、回動部7はコ字状部分7bを備え、このコ字状部分を支柱部6に嵌入している。さらに、回動部7のコ字状部分7bの先端には係止突起7cが設けられており、支柱部6からの回動部7の抜けを防止している。
台座1fの上面1f′′は、図示の例では、左方から右方に向かって高さの増加する傾斜面として形成されている。
図2及び4に示すように、中蓋5の裏側には、シール部材8が配設されている。このシール部材8はゴムやエラストマー等の軟質部材からなっており、中蓋5が中皿2に当接した際に弾性変形して中皿2を気密状態に保持する。
また、図4に示すように、中蓋5の相対縁部5aの上面には、突起部9が設けられている。この突起部9は外蓋4を閉じた際に中蓋5を中皿2に向けて押圧する押し代を確保するものであり、外蓋4の裏面に鏡が取り付けられている場合にはその鏡を介して押圧される。
図3に示すような、外蓋4が容器本体1を覆って完全に閉じた状態では、外蓋4のフック4aは容器本体1に設けられた爪部Pに係合しており、中蓋5のフック5cは中皿2に設けられた爪部2aに係合している。プッシュピースPを押圧するとそれにつながる押圧片Pは爪部Pの基部に設けられた傾斜面に沿って上方へと滑動し、これによりフック4aが押し上げられ、フック4aと爪部Pとの係合が解除される。この結果、外蓋4が容器本体1から離れて開く。
このとき中皿2に当接している中蓋5へは何らの力も作用することがないため、中皿2は気密状態を維持したままになっている。
中蓋5を開くには、回動部7の摘み片7dを、図示の例では引き上げる向きに力を加え、回動部7の凸部7aを容器本体1の台座1fの傾斜面1f′′に沿って滑動させる。これにより回動部7全体が上方に押し上げられ、これに連動して、相対縁部5aも上方に移動し、フック5cが上方に引き上げられて、フック5cと爪部2aとの係合が解除される。この結果、中蓋5が中皿2から離れて開く。この際、回動部7のコ字部分7bが支柱部6の角部分と接触している場合には回動に要する力が小さく、辺部分と接触している場合には回動に要する力が大きくなるため、使用者に、いわゆるクリック感を与えることができる。
このように、この発明に従うコンパクトは、外蓋4と中蓋5とが異なる機構によって別個に開放することができるので、たとえ外蓋4が不用意に開放することがあっても中皿2には何らの影響もなく、内容物の揮発分が知らぬ間に揮散することがない。
なお、上述したところは、この発明の実施の形態の一部を示したにすぎず、この発明の趣旨を逸脱しない限り、これらの構成を相互に組み合わせたり、種々の変更を加えたりすることができる。例えば、図示の例では、外蓋4の開く方向と中蓋5の開く方向が互いに直交するように構成されているが、外蓋4及び中蓋5が同一の方向に開くように構成してもよい。また、図示の例では、支柱部6と中蓋5を一体に形成しているが、支柱部を別体に形成し、これを中蓋5に固着することもできる。さらに、回動部7の回動方向は特に限定されず、台座1fの傾斜面1f′′を左上がりの傾斜面とし、回動部7の摘み片7cを下向きに押すことで中蓋5を開くように構成することもできる。また、支柱部6の断面形状は六角形に限定されず、所望のクリック感を実現するよう適宜に変更することができる。
以上の説明から明らかなように、この発明により、容器本体の蓋体が不用意に開放されることがあっても内容物の品質を安定維持できる気密コンパクトの提供が可能となった。
この発明の代表的な気密コンパクトの平面図であり、外蓋を取り外した状態で示す。 図1に示すコンパクトのA−A線上における断面図である。 図1に示すコンパクトのB−B線上における断面図である。 図2の要部を拡大して示した図である。
符号の説明
1 容器本体
1a、1b 短辺
1c、1d 長辺
1e フレーム
1f 台座
1f′ 爪部
1f′′ 上面
1g 係合片
2 中皿
2a 爪部
3 爪部
4 外蓋
4a フック
5 中蓋
5a 相対縁部
5b 孔部
5c フック
6 支柱部
7 回動部
7a 凸部
7b コ字部
7c 係止突起
7d 摘み片
8 シール部材
9 突起部
M 凹部
枢軸
枢軸
P プッシュピース
爪部
押圧片
h 切欠部

Claims (1)

  1. 化粧料を充填する中皿を、パフ等の塗布具を収納する収納空間とともに配設した容器本体と、この容器本体に第1の枢軸を介して開閉可能に保持された外蓋と、前記中皿に第2の枢軸を介して開閉可能に保持され該中皿を気密状態に維持する中蓋とを備えた気密コンパクトにおいて、
    前記中蓋は、前記第2枢軸に相対する縁部に、該第2枢軸の軸心に平行な軸心をもち、この軸心に直交する断面形状が多角形状である支柱部と、容器本体の台座に当接可能な凸部を備え、該支柱部に回動可能に枢着された回動部とを有し、
    前記容器本体の台座の上面が、前記回動部を回動した際に前記凸部を押し上げる傾斜面であることを特徴とする気密コンパクト。
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