JP2008212068A - 移植機 - Google Patents
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Abstract
【課題】畔際でマット苗を補給する際、圃場条件や補助作業者の体格等によっては、予備苗のせ台の先端位置が適正な高さとならず、補助作業者に無理な姿勢を強いる場合があった。
【解決手段】植付機1は、走行機体2の後方に、苗のせ台23を有する植付装置20を昇降自在に支持すると共に、前記走行機体2に、該走行機体2の前部から後部に向けて苗を移送し得る苗移送装置30を設けてなり、前記走行機体2に対して前記植付装置20を昇降駆動する油圧リンク機構3と、前記苗移送装置30を用いて前記苗のせ台23に苗を補給する際、前記油圧リンク機構3を、前記苗移送装置30の後端部の高さに合せて前記植付装置20の昇降位置を自動的に調整するコントローラ50とを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】植付機1は、走行機体2の後方に、苗のせ台23を有する植付装置20を昇降自在に支持すると共に、前記走行機体2に、該走行機体2の前部から後部に向けて苗を移送し得る苗移送装置30を設けてなり、前記走行機体2に対して前記植付装置20を昇降駆動する油圧リンク機構3と、前記苗移送装置30を用いて前記苗のせ台23に苗を補給する際、前記油圧リンク機構3を、前記苗移送装置30の後端部の高さに合せて前記植付装置20の昇降位置を自動的に調整するコントローラ50とを備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、走行機体の側部に、畔際から植付装置に向けて苗を移送する苗移送装置を備えた移植機に関する。
走行機体の後部に、苗のせ台に載置されたマット苗から一株分の苗を掻き取って圃場に移植する植付装置を連結すると共に、前記走行機体の側部に、予備のマット苗を載せる折畳式の予備苗のせ台(苗移送装置)を配置し、該予備苗のせ台から移植作業機にマット苗を供給するようにした移植機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記移植機では、前記予備苗のせ台を用いて畔際から植付装置の苗のせ台にマット苗を補給する際、植付装置は所定位置にあって、予備苗のせ台の後端部分と植付装置の苗のせ台とが上下方向に大きくずれる場合があり、予備苗のせ台から植付装置へのマット苗の補給に大きな労力を必要とすることがある。
特に、畔際で予備苗のせ台へマット苗を補給する際、圃場条件や補助作業者の体格等に合せて、予備苗のせ台を適正な高さに調整する場合、予備苗のせ台の後端と植付装置苗のせ台とが上下方向にずれを生じる。
前記の事情にかんがみ、本発明は、圃場条件や補助作業者、移植機上のオペレータの体格等に関わらず、それぞれが適正な作業姿勢でマット苗の補給作業が行えるようにした移植機を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に係る本発明は、走行機体(2)の後方に、苗のせ台(23)を有する植付装置(20)を昇降自在に支持すると共に、前記走行機体(2)に、該走行機体(2)の前部から後部に向けて苗を移送し得る苗移送装置(30)を設けてなる、移植機(1)において、
前記走行機体(2)に対して前記植付装置(20)を昇降駆動する昇降駆動装置(3)と、
前記苗移送装置(30)を用いて前記苗のせ台(23)に苗を補給する際、前記昇降駆動装置(3)を、前記苗移送装置(30)の後端部の高さに合せて前記植付装置(20)の昇降位置を自動的に調整する制御装置(50)と、を備えた、
ことを特徴とする移植機にある。
前記走行機体(2)に対して前記植付装置(20)を昇降駆動する昇降駆動装置(3)と、
前記苗移送装置(30)を用いて前記苗のせ台(23)に苗を補給する際、前記昇降駆動装置(3)を、前記苗移送装置(30)の後端部の高さに合せて前記植付装置(20)の昇降位置を自動的に調整する制御装置(50)と、を備えた、
ことを特徴とする移植機にある。
請求項2に係る本発明は、前記苗移送装置(30)を前記走行機体(2)に対して昇降及び/又は前後角度を調整自在に支持してなる、
請求項1記載の移植機にある。
請求項1記載の移植機にある。
なお、前記した括弧内の符号等は、図面を参照するためのものであって、本発明を何ら限定するものではない。
請求項1に係る本発明によると、走行機体に対して植付装置を昇降駆動する昇降駆動装置と、苗移送装置を用いて苗のせ台に苗を補給する際、前記昇降駆動装置を、前記苗移送装置の後端部の高さに合せて前記植付装置の昇降位置を自動的に調整する制御装置とを備えたので、苗の補給時に、前記苗移送装置の後端部(苗の取出し位置)の高さと前記苗のせ台の苗の供給位置の高さとを、苗補給作業に適した位置に設定することができ、一連の苗補給作業を容易に行うことができる。
請求項2に係る本発明によると、前記苗移送装置を前記走行機体に対して昇降及び/又は前後角度を調整自在に支持したので、苗を補給する際に前記走行機体が傾斜しても前記苗移送装置の昇降高さを自動的に調整することができ、その都度昇降位置を設定しなおす必要がなく、作業性を向上させることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1乃至図7は、本発明の実施の形態を示すもので、図1は、苗移送装置を開いた状態を示す移植機の側面図、図2は、苗移送装置を閉じた状態を示す移植機の側面図、図3は、苗移送装置の操作を行うコントローラの正面図、図4は、苗移送装置を制御するためのプログラムフローチャート、図5は、苗移送装置の手動操作を示すプログラムフローチャート、図6は、低い畔際における移植機の側面図、図7は、高い畔際における移植機の側面図である。
図1及び図2には、移植機1として乗用田植機を例示している。前記移植機1は、走行機体2の後部に油圧リンク機構3を介して植付装置20が昇降自在に連結され、前記走行機体2の側部には、該走行機体2の前部から後部に向けて苗を移送し得る苗移送装置30が配置されている。
前記走行機体2は、夫々左右一対の前輪5、5と後輪6、6を備えている。前記走行機体2の前部には、図示しないエンジン、油圧式無段変速機及びトランスミッションケースが配置され、前記エンジンから取り出された動力は、前記油圧式無段変速機を介して前記トランスミッションケースに伝達され、該トランスミッションケース内の動力伝達装置によって、走行動力と植付動力に配分され、前記前輪5、5、後輪6、6及び植付装置20に伝達される。
また、前記走行機体2の上部には、該走行機体2の前部を覆うフロントカバー7、該走行機体2の後部を覆うメインカバー8等の各種カバーが配置されている。前記フロントカバー7は、中央部に前記エンジンを覆うボンネット部7aを有し、その両側部に前部ステップ7b、7bが一体的に形成されている。
また、前記メインカバー8は、座席10が設けられる中央膨出部8aと、該中央膨出部8aの前部を囲むようにフロアステップ8bと、該フロアステップ8bの後部から連なり前記中央膨出部8aの両側部に位置する前低後高の傾斜面8cと、該傾斜面8cの後端部に連なる平坦なリヤステップ8dとを有している。前記前部ステップ7b、7b、前記フロアステップ8b及びリヤステップ8d、8dは、前記移植機1を操作するオペレータが前記走行機体2の前部から後部に渡って移動することを可能としている。
前記走行機体2の後部には、該走行機体2の前後方向の傾斜を検知する傾斜センサ11と、前記油圧リンク機構3の回転角を検出して前記植付装置20の高さを検知するリフト角ポテンショメータ12が配置されている。
前記植付装置20は、前記油圧リンク機構3の後端部にローリング軸(図示せず)を介して植付横フレーム21が揺動可能に横設されている。前記植付横フレーム21から上方に向けて苗のせ台支持フレーム22が立設され、該苗のせ台支持フレーム22に苗のせ台23の上部を左右移動自在に支持している。
前記植付横フレーム21の後下部には、複数のプランタケース25が取付けられ、該プランタケース25の後端部には、苗の植付用のビーク26が回転自在に設けられている。前記プランタケース25の上面にはエプロン27が設けられ、該エプロン27により前記苗のせ台23の下部が左右移動自在に支持されている。前記各プランタケース25の下方には、夫々フロート28が設けられている。
前記移植機1は、前記フロート28が圃場面に接地するように前記植付装置20を下降させ、前記走行機体2を走行させながら前記苗のせ台23を間欠的に左右方向に移動させ、前記ビーク26を回転駆動させることにより、該ビーク26により前記苗のせ台23上のマット苗から一株分の苗を掻き取って、圃場に植付ける構造になっている。
また、前記苗のせ台23は、その苗のせ面が超親水性樹脂で構成されており、苗のせ面と載置されたマット苗の間に水分が保持され、苗のせ台23上に載置されたマット苗を安定して滑らせることで、苗送りを円滑に行わせ、植付け時の欠株を防止している。
前記苗移送装置30は、前記走行機体2の左右両側面に配置され、前記走行機体2の前記フロアステップ8bよりも前方の前記前部ステップ7bの外側に位置するように立設された前支柱31と後支柱32に支持されている。
前記前支柱31は、筒柱31aと、該筒柱31aに移動可能に嵌合する支持杆31b及び前記筒柱31aの下部に配置され、前記支持杆31bを上下移動させる昇降用シリンダ31cとにより構成されている。前記後支柱32は、筒柱32aと、該筒柱32aに移動可能に嵌合する支持杆32b及び前記筒柱32aの下部に配置され、前記支持杆32bを上下移動させる昇降用シリンダ32cとにより構成される。
前記前支柱31には、前記支持杆31bの高さを検出するためのストロークセンサ33が付設されている。また、前記後支柱32には、支持杆32bの高さを検出するためのストロークセンサ35が付設されている。
従って、前記昇降用シリンダ31c、昇降用シリンダ32cを伸縮させることにより、前記支持杆31b、支持杆32bの高さを、夫々任意に調整することができ、該支持杆31b及び支持杆32bの高さは、前記ストロークセンサ33、ストロークセンサ35で夫々個別に検出することができる。
前記後支柱32の上端部に回動支軸36aを介して回動自在に支持されたブラケット37には、前記前支柱31の上端部に配置された回動支軸36bが摺動自在に嵌合する長穴37aが形成されている。前記前支柱31の支持杆31bと後支柱32の支持杆32bの高さが変化して、前記回動支軸36aと回動支軸36bの距離が変化しても、前記回動支軸36bが前記長孔37a内を摺動することにより、その距離の変化を吸収することができる。従って、前記ブラケット37の前後方向の傾斜を任意に設定することができる。
前記苗移送装置30は、前記ブラケット37に固定された固定スライダ30aと、該固定スライダ30aの前部に、ブラケット38aを介して回転可能に支持された回動軸40に固定されたブラケット38bを介して上下方向に回動可能に支持された第1可動スライダ30bと、前記固定スライダ30aの後部に、ブラケット41aを介して回転可能に支持された回動軸42に固定されたブラケット41bを介して上下方向に回動可能に支持された第2可動スライダ30cとにより構成されている。
従って、前記前支柱31及び後支柱32の昇降用シリンダ31c及び昇降用シリンダ32cを作動させ、前記支持杆31b及び支持杆32bを上下方向に移動させることにより、前記苗移送装置30の高さ及び前後方向の高さ位置(即ち、前後方向の傾斜角)を調整することができる。即ち、前記前支柱31及び後支柱32は、前記苗移送装置30の位置調整手段を構成している。
なお、前記第2可動スライダ30cの後端部には、逆L字状のストッパ(図示せず)が配置され、補給されたマット苗が該第2可動スライダ30cの後端から滑落するのを防止するようになっている。従って、苗移送装置30を予備苗台としてマット苗を載置した状態で苗の移植作業を行うこともできる。
前記固定スライダ30a、第1可動スライダ30b及び第2可動スライダ30cは、左右の外枠の間に所定の間隔で転動ローラを複数個取付けたローラコンベアの形態を採用している。従って、前記第1可動スライダ30bの先端部にマット苗を補給することにより、前記転動ローラ上を前記第2可動スライダ30cの後端に向けてマット苗の自重により順次滑らせることができ、連続的に苗の補給を行うことができる。
開閉用モータ43は、前記ブラケット38aに支持され、その出力軸が前記回動軸40に連結され、該回動軸40を回動させて、前記第1可動スライダ30bを図1に示す開位置と図2に示す閉位置の間で回動させる。開閉用モータ45は、前記ブラケット41aに支持され、その出力軸が前記回動軸42に連結され、該回動軸42を回動させて、前記第2可動スライダ30cを図1に示す開位置と図2に示す閉位置の間で回動させる。
前記苗移送装置30を開いた場合、前記第1可動スライダ30bの先端部は、図1に示すように、前記走行機体2の前方に大きく突出し、第2可動スライダ30cの後端部は、前記座席10の側方から前記植付装置20の苗のせ台23の近傍まで延出される。従って、圃場の畔から前記苗移送装置30(第1可動スライダ30b)上へのマット苗の補給が可能であり、また、前記苗移送装置30(第2可動スライダ30c)から前記植付装置20の苗のせ台23へのマット苗の補給を行うことができる。
前記前支柱31の前面には、前記苗移送装置30の高さ、前後方向の傾斜角を人為的に設定する設定手段としてのコントローラ50が着脱可能な状態で配置されている。また、前記コントローラ50は、苗補給時における前記植付装置20の高さを設定することも可能であり、内部にマイクロコンピュータ等で構成される制御部(図示せず)を有し、前記苗移送装置30の姿勢を制御する制御手段を兼ねている。
図3に示すように、前記コントローラ50は、作業モードを設定するモード選択スイッチ51と、苗補給時における前記植付装置20の高さを設定する植付部高さ設定用のボリューム52と、前記苗移送装置30の開閉を行うための開スイッチ53a、閉スイッチ53bと、前記前支柱31及び後支柱32の昇降用シリンダ31c及び昇降用シリンダ32cを操作して前記苗移送装置30の高さを調整する高スイッチ55a、低スイッチ55bと、前記前支柱31の昇降用シリンダ31cを操作して前記苗移送装置30の前後方向の傾斜角を調整する前方上げスイッチ56a、前方下げスイッチ56bが配置されている。
前記モード選択スイッチ51の中央部の押し釦スイッチ51aを押すことにより、前記ボリューム52、開スイッチ53a、閉スイッチ53b、高スイッチ55a、低スイッチ55b、前方上げスイッチ56a、前方下げスイッチ56b等で設定された状態を記憶させることができる。
苗補給(苗つぎ)時における前記苗移送装置30(第1可動スライダ30b、第2可動スライダ30c)の開閉、高さ、角度と、前記第2可動スライダ30cの後端部との相対位置が前記植付装置20の高さとして前記コントローラ50内に予め設定される。苗補給時に、前記コントローラ50のモード選択スイッチ51で苗つぎを選択すると、予め設定された状態が再現される。即ち、前記苗移送装置30の高さに合せて前記植付装置20の高さが自動的に設定されることになる。
なお、前記苗移送装置30は、苗の移植作業時には、図1に示すように、前記第1可動スライダ30bと第2可動スライダ30cを開いた状態に設定し、前記苗移送装置30を補助苗のせ台として使用することができる。また、非植付時には、図2に示すように、前記第1可動スライダ30bと第2可動スライダ30cを前記固定スライダ30aの上方に折り畳んだ(閉じた)状態に設定することができる。
前記の構成で、苗の補給時には、図1に示すように、前記苗移送装置30を開いた状態で前記移植機1を畔際へ移動させ、前記コントローラ50のモード選択スイッチで苗つぎを選択する。
前記コントローラ50内の制御部は、図4に示すような制御を行う。前記ストロークセンサ33及びストロークセンサ35の出力に基づいて、前記苗移送装置30の位置を検出する(図4のステップS1。以下、単にステップS○という)。前記傾斜センサ11の出力に基づいて、前記走行機体2の前後方向の傾斜角を検出する(ステップS2)。前記リフト角ポテンショメータ12の出力に基づいて、前記植付装置20の高さを検出する(ステップS3)。
予め設定されている前記苗移送装置30の高さと、前記ステップS1で検出した前記苗移送装置30の高さを比較する(ステップS4)。前記苗移送装置30の予め設定された高さと検出された前記苗移送装置30の高さが一致していない場合、前記昇降用シリンダ31c及び/又は昇降用シリンダ32cを作動させ、前記支持杆31b及び/又は支持杆32bを上下方向に移動させて、前記苗移送装置30の高さを設定値に合せる(ステップS5)。
前記苗移送装置30の後端部の高さに対応して、その相対位置が予め設定される前記植付装置20の高さと、前記ステップS3で検出した前記植付装置20の高さを比較する(ステップS6)。前記植付装置20の予め設定された高さと検出された前記植付装置20の高さが一致していない場合、前記油圧リンク機構3の油圧装置(図示せず)を作動させ、前記植付装置20を上下方向に移動させて、前記植付装置20の高さを設定値に合せる(ステップS7)。即ち、前記苗移送装置30の第2可動スライダ30cの後端部の高さに応じて植付装置20の高さが設定される。
予め設定されている前記走行機体2の傾斜角度と、前記ステップS2で検出した前記走行機体2の傾斜角度を比較する(ステップS8)。前記走行機体2の予め設定された傾斜角度と検出された前記走行機体2の傾斜角度が一致していない場合、前記昇降用シリンダ31cを作動させ、前記苗移送装置30の前部を上下方向に移動することで、前記走行機体2の傾斜角度の差を補正する(ステップS9)。
前記ステップS9までの制御で、予め設定された苗の補給作業状態に設定される。しかし、圃場の状態、畔の高さの変化、補助作業者の交代等で苗の補給作業に適さない状態になることがある。前記苗移送装置の高さを変更する必要があるか否かを前記コントローラ50の高スイッチ55a又は低スイッチ55bの操作の有無で判定する(ステップS10)。
前記コントローラ50の高スイッチ55a又は低スイッチ55bが操作された場合、該高スイッチ55a又は低スイッチ55b操作に従って前記苗移送装置30の高さを変更する(ステップS11)。この時、前記苗移送装置30との相対位置が設定されている前記植付装置20の高さも変更される。前記苗移送装置30の高さが変更されると、新たに設定した苗移送装置30の高さを新たな設定値として記憶させるか否かを前記押し釦スイッチ51aの操作の有無によって判定する(ステップS12)。前記押し釦スイッチ51aが押し操作された場合には、新たに設定した前記苗移送装置30の高さを設定値として記憶する(ステップS13)。
従って、前記コントローラ50が操作された場合には、人為的な操作を優先して前記苗移送装置30の高さ、前後方向の傾斜角を調整することができる。即ち、予め設定された値で前記苗移送装置30を制御する設定モードと、人為的な操作に基づいて前記苗移送装置30を制御する制御モードの切換えが可能になっている。
前記ステップS11における前記苗移送装置30の高さの変更操作は、図5に示すように行われる。前記コントローラ50の高スイッチ55a又は低スイッチ55bの操作の有無により前記苗移送装置20の高さの変更の有無を判定する(図5のステップS21、以下、単にステップS○○という)。前記高スイッチ55a又は低スイッチ55bが操作された場合には、該操作に合せて前記前支柱31及び/又は後支柱32の昇降用シリンダ31c及び/又は昇降用シリンダ32cを作動させ、前記苗移送装置30を上下方向に移動させる(ステップS22)。
前記コントローラ50の前方上げスイッチ56a又は前方下げスイッチ56bの操作の有無により、前記苗移送装置30の角度の変更の有無を判定する(ステップS23)。前記前方上げスイッチ56a又は前方下げスイッチ56bが操作された場合には、該操作に合せ前記前支柱31の昇降用シリンダ31cを作動させ、前記苗移送装置30の角度を変更する(ステップS24)。なお、前記植付装置20の高さを変更する場合も同様に行うことができる。
前記のように、前記移植機1は、苗補給時における前記走行機体2の傾斜角度と、前記植付装置20の高さと、前記苗移送装置30の高さ及び傾斜角度を任意に調整、設定できるようにしているので、例えば、図6に示すように、畔Zが比較的低い圃場の場合には、前記苗移送装置30の傾斜角を小さくして、畔Zから前記苗移送装置30の先端部までの高さH1を設定すると共に、前記苗移送装置30の後端部と前記植付装置20の苗のせ台23との高さh1を設定する。
また、図7に示すように、畔Zが比較的高い圃場においては、前記苗移送装置30の角度を大きくして、畔Zから前記苗移送装置30の先端部までの高さH2を設定すると共に、前記苗移送装置30の後端部と前記植付装置20の苗のせ台23との高さh2を設定する。
このとき、圃場の条件に拘らず、前記高さH1と高さH2は、前記コントローラ50に記憶された値と略同じ値に設定される。また、前記高さh1と高さh2も、前記コントローラ50に記憶された値と略同じ値に設定される。従って、畔Zから前記苗移送装置30へ苗を補給する補助作業者と、前記苗移送装置30から前記苗のせ台23へ苗を補給する前記移植機1のオペレータは、楽な姿勢で苗の補給作業を行うことができ、作業性を向上させることができる。
1 移植機
2 走行機体
3 昇降駆動装置(油圧リンク機構)
20 植付装置
23 苗のせ台
30 苗移送装置
50 制御装置(コントローラ)
2 走行機体
3 昇降駆動装置(油圧リンク機構)
20 植付装置
23 苗のせ台
30 苗移送装置
50 制御装置(コントローラ)
Claims (2)
- 走行機体の後方に、苗のせ台を有する植付装置を昇降自在に支持すると共に、前記走行機体に、該走行機体の前部から後部に向けて苗を移送し得る苗移送装置を設けてなる、移植機において、
前記走行機体に対して前記植付装置を昇降駆動する昇降駆動装置と、
前記苗移送装置を用いて前記苗のせ台に苗を補給する際、前記昇降駆動装置を、前記苗移送装置の後端部の高さに合せて前記植付装置の昇降位置を自動的に調整する制御装置と、を備えた、
ことを特徴とする移植機。 - 前記苗移送装置を前記走行機体に対して昇降及び/又は前後角度を調整自在に支持してなる、
請求項1記載の移植機。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012085610A (ja) * | 2010-10-22 | 2012-05-10 | Iseki & Co Ltd | 苗移植機 |
JP2015171335A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-10-01 | 八鹿鉄工株式会社 | 移植機 |
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2007
- 2007-03-05 JP JP2007054918A patent/JP2008212068A/ja active Pending
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