JP2008211698A - 光伝送装置、半導体ストレージ装置及び情報処理装置 - Google Patents

光伝送装置、半導体ストレージ装置及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】データ送信側の小型化を図り、伝送データの誤りを検出及び訂正することが可能で、一部の伝送路で障害が発生しても、誤りの無いデータを伝送することのできる光伝送装置、半導体ストレージ装置及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】この光伝送装置1は、電気信号により入力された送信データにECC付加部20により誤り訂正符号を付加し、それを電気信号から光信号に変換するE/O変換部21と、その光信号を光分岐部30により2つの光信号に分岐して伝送する光伝送路3と、受信した2つの光信号をO/E変換部40a、40bにより2つの電気信号に変換された受信データについて誤り訂正符号による誤り検出及び訂正を行うECC復号部41a、41bと、ECC復号部41a、41bからの2つのデータのうち誤り検出結果に基づいて誤りの無いデータを選択し、出力データとして出力するデータ選択部42とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光伝送装置、半導体ストレージ装置及び情報処理装置に関する。
近年、インターネットやデータベースシステム等によるネットワークの利用が普及する中、リアルタイムの情報閲覧や大容量のデータ管理を目的に、データ送信部からデータ受信部に対してデジタルデータのデータ伝送を行う各種データ伝送装置について、データ伝送の高速化と伝送品質の向上がさらに要求されている。
データ伝送を高速化する方法としては、光信号によるデータ伝送が挙げられる。光信号によるデータ伝送では、電気信号によるデータ伝送のように通信速度を速くすると信号の劣化や減衰が大きくなるため伝送品質が悪化することはないが、光ファイバや導光路の破損、受発光素子の位置ずれや素子の寿命等といった故障原因が存在する。
また、伝送品質を確保するために、データ送信部で付加した冗長ビットをデータ受信部で復号処理を行うことによって、受信データのエラーの検出及び訂正を可能にする誤り訂正符号(Error Correcting Code:以下ECC)が用いられている。
しかしながら、ECCを用いたとしても、エラーの検出及び訂正の能力には限度があり、データ受信部が訂正できないエラーを検出した場合には、データ送信部に再送を要求することになる。また、データ伝送系のいずれかが故障した場合には、データ伝送装置の機能が完全に停止してしまう。
このような状況を回避するために、送信データである電気信号を複数の電気−光変換部により複数の光信号に変換し、複数の光ファイバを介してデータ受信部に送信し、データ受信部に設けられた複数の光−電気変換部により複数の光信号から複数の電気信号に変換し、それら複数の電気信号を多数決論理回路により1つの出力データを得ることを特徴とする光伝送方式が提案されている(特許文献1参照)。
また、データ送信部とデータ受信部とを接続する光伝送路を通常使用する光伝送路(現用系)と予備として使用する光伝送路(予備系)との2系統とし、パリティチェックによる誤り検出により故障検出手段が現用系の光伝送路の障害を検出したときに、切替手段により現用系から予備系に光伝送路を切り替えることを特徴とするデータ伝送装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開1978−74804号公報 特開1993−344104号公報
本発明の目的は、データ送信側の小型化を図り、伝送データの誤りを検出及び訂正することが可能で、一部の伝送路で障害が発生しても、誤りの無いデータを伝送することのできる光伝送装置、半導体ストレージ装置及び情報処理装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、以下の光伝送装置、半導体ストレージ装置及び情報処理装置を提供する。
[1]送信データに単一の誤り訂正符号付加部により誤り訂正符号を付加し、それを電気−光変換部を経て複数の光信号として伝送するデータ伝送手段と、前記データ伝送手段から伝送された前記複数の光信号を複数の電気信号による複数の受信データに変換する複数の光−電気変換部と、前記複数の光−電気変換部からの前記複数の受信データについて前記誤り訂正符号による誤り検出及び訂正を行う誤り検出訂正部と、前記誤り検出訂正部からの複数のデータのうち前記誤り検出訂正部による誤り検出結果に基づいて誤りの無い1つのデータを選択するデータ選択部とを備えたことを特徴とする光伝送装置。
[2]送信データに単一の誤り訂正符号付加部により誤り訂正符号を付加し、それを電気−光変換部を経て複数の光信号として伝送するデータ伝送手段と、前記データ伝送手段から伝送された前記複数の光信号を複数の電気信号による複数の受信データに変換する複数の光−電気変換部と、前記複数の光−電気変換部からの前記複数の受信データについて前記誤り訂正符号による誤り検出及び訂正を行う誤り検出訂正部と、前記誤り検出訂正部による前記誤り検出結果を記憶する記憶部と、前記誤り検出訂正部からの複数のデータのうち前記誤り検出訂正部による前記誤り検出結果に基づいて誤りの無い1つのデータを選択するとともに、前記記憶部に記憶された前記誤り検出結果に基づいて前記データ伝送手段又は前記光−電気変換部の障害を検知するデータ選択部とを備えたことを特徴とする光伝送装置。
[3]前記データ選択部は、前記誤り検出訂正部による前記誤り検出結果及び前記記憶部に記憶された前記誤り検出結果に基づいて誤りとされた検出結果が所定の間隔以下で発生したとき、前記データ伝送手段又は前記光−電気変換部の障害を検知することを特徴とする前記[2]に記載の光伝送装置。
[4]前記データ伝送手段は、前記誤り検出訂正部による前記誤り検出結果及び前記記憶部に記憶された前記誤り検出結果に基づいて前記電気−光変換部の駆動条件を制御する制御部を備えたことを特徴とする前記[2]に記載の光伝送装置。
[5]前記データ伝送手段の前記電気−光変換部は、前記複数の光信号を出力する複数の発光部を有する半導体レーザであることを特徴とする前記[1]に記載の光伝送装置。
[6]前記データ伝送手段の前記電気−光変換部は、1つの発光部を有する半導体レーザであり、前記データ伝送手段は、前記1つの発光部から出力された光信号を前記複数の光信号に分岐して伝送する光分岐部を備えたことを特徴とする前記[1]に記載の光伝送装置。
[7]送信データに単一の誤り訂正符号付加部により誤り訂正符号を付加し、それを電気−光変換部を経て複数の光信号として伝送するデータ伝送手段と、前記データ伝送手段から伝送された前記複数の光信号を複数の電気信号による複数の受信データに変換する複数の光−電気変換部と、前記複数の光−電気変換部からの前記複数の受信データについて前記誤り訂正符号による誤り検出及び訂正を行う誤り検出訂正部と、前記誤り検出訂正部からの複数のデータのうち前記誤り検出訂正部による誤り検出結果に基づいて誤りの無い1つのデータを選択するデータ選択部と、前記データ選択部により選択された前記1つのデータを記憶する半導体メモリとを備えたことを特徴とする半導体ストレージ装置。
[8]送信データに単一の誤り訂正符号付加部により誤り訂正符号を付加し、それを電気−光変換部を経て複数の光信号として伝送するデータ伝送手段と、前記データ伝送手段から伝送された前記複数の光信号を複数の電気信号による複数の受信データに変換する複数の光−電気変換部と、前記複数の光−電気変換部からの前記複数の受信データについて前記誤り訂正符号による誤り検出及び訂正を行う誤り検出訂正部と、前記誤り検出訂正部からの複数のデータのうち前記誤り検出訂正部による誤り検出結果に基づいて誤りの無い1つのデータを選択するデータ選択部と、前記データ選択部により選択された前記1つのデータを外部に出力するインターフェース部とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
請求項1に係るデータ伝送装置によれば、データ送信部の小型化を図り、伝送データの誤りを検出及び訂正することが可能で、一部の伝送路で障害が発生しても、誤りの無いデータを伝送することができる。
請求項2に係るデータ伝送装置によれば、データ送信側の小型化を図り、伝送データの誤りを検出及び訂正することが可能で、一部の伝送路で障害が発生しても、誤りの無いデータを伝送することができるとともに、障害の発生箇所を特定することができる。
請求項3に係るデータ伝送装置によれば、伝送データの誤りを検出したときに、バースト誤りか、ランダム誤りかの判別をすることができる。
請求項4に係るデータ伝送装置によれば、障害によるデータ伝送の停止を抑制することができる。
請求項5に係るデータ伝送装置によれば、光伝送路の構成を簡素化できる。
請求項6に係るデータ伝送装置によれば、電気−光変換部の小型化を図ることができる。
請求項7に係る半導体ストレージ装置によれば、データ送信部の小型化を図り、伝送データの誤りを検出及び訂正することが可能で、一部の伝送路で障害が発生しても、誤りの無いデータを半導体メモリに記憶することができる。
請求項8に係る情報処理装置によれば、データ送信部の小型化を図り、伝送データの誤りを検出及び訂正することが可能で、一部の伝送路で障害が発生しても、誤りの無いデータをインターフェース部に出力することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置のブロック図である。
(光伝送装置の構成)
この光伝送装置1は、上位システムから信号線10を介して電気信号により入力された送信データを光信号に変換して送信するデータ送信部2と、入射された光信号を複数(例えば2つ)に分岐して伝送する光伝送路3と、受信した光信号を電気信号に変換し、信号線11から出力データを出力するデータ受信部4とから構成されている。なお、データ送信部2及び光伝送路3は、データ伝送手段5を構成している。
(データ送信部の構成)
データ送信部2は、ECC付加部20、E/O変換部21、制御部22から構成されている。
ECC付加部20は、信号線10からの送信データに対して誤り訂正符号(Error Correcting Code、以下ECC)を付加する。
ECCとは、送信データに対して冗長ビットを付加した状態でデータを送信し、受信側で受け取ったデータが正しいものなのかどうなのかのエラーの検出を行い、さらに訂正可能な範囲内でエラーの訂正を可能にした符号化技術である。本発明の実施の形態では、例えば、ハミング符号、リードソロモン符号等の公知のECCを使用することができる。
E/O変換部21は、1つの発光部から光信号を出力する半導体レーザ211と、その半導体レーザ211を駆動する駆動部210とから構成されており、ECC付加部20によりECCの付加されたECC付き送信データを電気信号から光信号に変換して光信号を出力する。
制御部22は、データ受信部4から信号線12を介して駆動条件変更信号を受け付けた場合に、半導体レーザ211の駆動条件を変更する。また。制御部22は、データ受信部4から信号線12を介して再送要求信号を受けた場合に、上位システムに対して信号線14を介して再送要求信号を出力する。
制御部22による半導体レーザ211の駆動条件は、通常状態における第1の駆動条件と、第1の駆動条件よりレーザ光の出力光量を上昇させた第2の駆動条件と、第2の駆動条件よりレーザ光の出力光量を上昇させた第3の駆動条件の3段階に変更できるように構成されている。ただし、駆動条件は、レーザ光の出力光量の強弱、レーザ光の振幅変更やそれら条件の組み合わせとすることもできる。また、駆動条件は3段階に限られない。
(光伝送路の構成)
光伝送路3は、光分岐部30、光ファイバ31、32a、32bから構成されている。
E/O変換部21と光分岐部3は、光ファイバ31を介して接続されている。光分岐部3とデータ受信部4は、2本の光ファイバ32a、32bを介して接続されている。
光分岐部30は、後述するシート状光導波路(光シートバス)や光カプラで構成されている。光分岐部30は、光ファイバ31を伝播してきた光信号を2本の光ファイバ32a、32bに分岐出力する機能を有する。
図2(a)は、シート状光導波路(光シートバス)30Aを示す。シート状光導波路30Aは、シート状の導光路になっており、光ファイバ31より入射された光を均一に拡散させて、2本の光ファイバ32a、32bより出射する。シート状光導波路30Aは、厚さが一様のシート状の透明媒質からなり、例えば、ポリメチルメタクリレート,ポリカーボネート,アモルファスポリオレフィン等のプラスチック材料や、無機ガラス等から形成されている。
図2(b)は、光カプラ30Bを示す。光カプラ30Bは、Y字状のコアを有する導光路であり、光ファイバ31より入射された光を分岐して、光ファイバ32a、32bより出射する。
(データ受信部の構成)
データ受信部4は、第1のO/E変換部40a、第1のECC復号部41a、第2のO/E変換部40b、第2のECC復号部41b、データ選択部42、レジスタ43から構成されている。
第1及び第2のO/E変換部40a、40bは、光分岐部30から光ファイバ32a、32bをそれぞれ通過した光信号を例えばPIN型のフォトダイオード等により受信し、その光信号を電気信号に変換する。
第1及び第2のECC復号部41a、41bは、第1及び第2のO/E変換部40a、40bにて電気信号に変換されたECCの付加された受信データをそれぞれ受け取り、ECCの復号処理により、エラーの検出及び訂正を行い、ECCを除去する。
データ選択部42は、第1及び第2のECC復号部41a、41bからそれぞれ送られた受信データの中から、復号処理時に検出された訂正できないエラーの有無やレジスタ43の状態を考慮した上で、信号線11から出力データを出力するか、信号線12から制御部22に対して再送要求信号を出力するか、信号線13から上位システムに対して障害通知信号を出力するかを選択処理する。
また、データ選択部42は、第1及び第2のECC復号部41a、41bにて訂正不可能なエラー(1回目)を検出し、その後のデータ伝送で再度訂正不可能なエラー(2回目)を検出したときに、1回目と2回目とのエラーを検出した間隔が、所定の間隔(0回を含む。)以下であったときに障害が発生したと判断するように構成されている。なお、本実施の形態では、所定の間隔を0回としているため、第1及び第2のECC復号部41a、41bにて2回連続でエラーを検出したときに障害が発生したと判断する。
上記の構成をとることで、光伝送装置1の構成要素の中で外来ノイズに弱く障害の発生しやすいO/E変換部を光分岐部30と第1及び第2のO/E変換部40a、40bにより冗長化することで光伝送装置の信頼性が向上し、E/O変換部21を共有化することでデータ送信部2の小型化が実現する。
レジスタ43は、内部的な情報を記憶するための記憶部であり、0か1のどちらかの値を取り得る1ビット単位の記憶領域に分割し、その記憶領域ごとに記憶すべき情報を割り当てて記憶している。
具体的には、レジスタ43は、第1のECC復号部41aで訂正不可能なエラーが検出されたかどうかの状態をレジスタ43の第1の記憶領域(Rx−Reg1)に、第2のECC復号部41bで訂正不可能なエラーが検出されたかどうかの状態をレジスタ43の第2の記憶領域(Rx−Reg2)にそれぞれ記憶している。
また、レジスタ43は、E/O変換部21からの光信号が正しく送信されたかどうかの状態を第1から第3までの3段階の駆動条件ごとに、レジスタ43の第3の記憶領域(Tx−Reg1)、レジスタ43の第4の記憶領域(Tx−Reg2)、レジスタ43の第5の記憶領域(Tx−Reg3)にそれぞれ記憶している。
なお、E/O変換部21からの光信号が正しく送信されたかどうかは、第1のECC復号部41a及び第2のECC復号部41bで同時に訂正不可能なエラーが検出されたことにより判断している。
(光伝送装置の全体の動作)
次に、本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置1の動作について説明する。
この光伝送装置1には、上位システムから信号線10を介して電気信号により送信データがデータ送信部2に入力される。送信データは、ECC付加部20にてECCが付加された後に、E/O変換部21にて電気信号から光信号に変換される。そして、変換された光信号は、E/O変換部21から光伝送路3に送られる。
光伝送路3において、光信号は光ファイバ31を通過し、光分岐部30で光ファイバ32a、32bに分岐される。分岐された光信号は、第1及び第2のO/E変換部40a、40bにそれぞれ送信される。
データ受信部4では、受信した光信号を第1及び第2のO/E変換部40a、40bにてそれぞれ電気信号に変換する。
電気信号に変換されたそれらの受信データには、ECC付加部20によりECCが付加されているため、第1及び第2のECC復号部41a、41bでECCの復号処理が行われる。その結果、受信データにエラーが検出されなければ、ECCのために付加した冗長ビットを除去した後、受信データをデータ選択部42に送信する。訂正可能なエラーを検出した場合には、正常なデータに訂正した後の受信データをデータ選択部42に送信する。訂正不可能なエラーを検出した場合には、エラーを検出した旨をデータ選択部42に知らせる。したがって、誤りの無いデータには、エラーを検出しなかったデータと、エラーを検出したが訂正することができたデータとが含まれている。
(データ選択部の詳細な動作)
図3は、データ選択部42における処理動作を示している。
まず、第1及び第2のECC復号部41a、41bからデータ選択部42に対して、ECC復号処理後の受信データと訂正不可能なエラーの有無が入力される(S101)。
次に、第1のECC復号部41aで訂正不可能なエラーが検出されたかどうかを判断する(S102)。第1のECC復号部41aでエラーが検出されなかった場合には(S102:No)、第1のECC復号部41aからの受信データを誤りの無いデータとして選択する(S103)。さらに、今回のデータ伝送で第1のECC復号部41aで訂正不可能なエラーが検出されなかったことを記憶するために、レジスタ43のRx−Reg1をリセットし、E/O変換部21から通常状態の駆動条件で送られた光信号が正しく受信されたことを記憶するためにレジスタ43のTx−Reg1をリセットする(S104)。
第2のECC復号部41bで訂正不可能なエラーが検出されなかった場合には(S105:No)、今回のデータ伝送で第2のECC復号部41bで訂正不可能なエラーが検出されなかったことを記憶するために、レジスタ43のRx−Reg2をリセットする(S106)。それに続いて、第1のECC復号部41aから送れられたデータを信号線11から出力データとして出力する(S107)。
第2のECC復号部41bで訂正不可能なエラーが検出された場合には(S105:Yes)、前回のデータ伝送で第2のECC復号部41bで訂正不可能なエラーが検出されたかどうかの状態を記憶しているRx−Reg2の状態を確認する(S108)。
Rx−Reg2がセットされていない、すなわち前回のデータ伝送で第2のECC復号部41bがエラーを検出していない場合には(S108:No)、Rx−Reg2をセット後(S109)、第1のECC復号部41aから送れられたデータを選択して、信号線11から出力データとして出力する(S107)。
一方、Rx−Reg2がセットされていた場合には(S108:Yes)、第2のECC復号部41bで連続してエラーを検出したことになるため、光分岐部30から第2のO/E変換部40bまでの間(第2のデータ受信系)で何らかの障害が発生したものとして上位システムに対して信号線13より障害通知信号を出力する(S110)。
続いて、第1のECC復号部41aではエラーが検出されていないため、第1のECC復号部41aから送れられたデータを選択して、信号線11から出力データとして出力する(S107)。
ここで、第2のECC復号部41bで連続してエラーを検出したことにより、光分岐部30から第2のO/E変換部40bまでの間で障害が発生したと判断した理由としては、光伝送装置においては、統計学的に通常は1012ビットに1ビット程度のデータ伝送の誤りが発生するが、このような確率であれば2回連続でエラーが発生したときは光伝送装置のいずれかで障害が発生したと考えられるからである。
次に、第1のECC復号部41aで訂正不可能なエラーが検出された場合には(S102:Yes)、第2のECC復号部41bで訂正不可能なエラーが検出されたかどうかを判断する。(S111)。
第2のECC復号部41bで訂正不可能なエラーが検出されなかった場合には(S111:No)、第2のECC復号部41bに到達したデータを誤りの無いデータとして選択し(S112)、Rx−Reg2とTx−Reg1をリセットする(S113)。
続けて、Rx−Reg1の状態を確認する(S114)。Rx−Reg1がセットされていなければ(S114:No)、Rx−Reg1をセット後(S115)、第2のECC復号部41bから送れられたデータを信号線11から出力データとして出力する(S107)。
一方、Rx−Reg1がセットされていれば(S114:Yes)、光分岐部30から第1のO/E変換部40aまでの間(第1のデータ受信系)で何らかの障害が発生したものとして上位システムに信号線13より障害通知信号を出力し(S116)、第2のECC復号部41bから送れられたデータを選択して、信号線11から出力データとして出力する(S107)。
第1及び第2のECC復号部41a、41bで訂正不可能なエラーが検出された場合には(S102:Yes、S111:Yes)、Tx−Reg1の状態を確認する(S117)。
Tx−Reg1がセットされていない、すなわち前回のデータ伝送では第1の駆動条件で光信号が正しく送信されていたならば(S117:No)、Tx−Reg1をセット後(S118)、データ受信部2に設けられた制御部22に対して信号線12を介して再送要求信号を出力する(S119)。さらに、制御部22は、上位システムに対して信号線14を介して再送要求信号を出力し、第1及び第2のECC復号部41a、41bでエラーが検出された送信データの再送を要求する。その際、半導体レーザ211の駆動条件は第1の駆動条件のままで変更せずに再送を試みる。
再送による次のデータ伝送で、第1及び第2のECC復号部41a、41bで訂正不可能なエラーが検出された場合には(S102:Yes、S111:Yes)、Tx−Reg1がセットされているため(S117:Yes)、E/O変換部21から第2の駆動条件で送られた光信号が正しく受信されたかどうかの状態を記憶しているレジスタ43のTx−Reg2の状態を確認する(S120)。
Tx−Reg2がセットされていなければ(S120:No)、Tx−Reg2をセット後(S121)、制御部22に対して半導体レーザ211の駆動条件を第2の駆動条件に変更するように駆動条件変更信号を出力する(S122)。続けて、第2の駆動条件にて再送を要求するために、制御部22に対して再送要求信号を出力する(S119)。
次のデータ伝送では、半導体レーザ211を第2の駆動条件により再送を行うが、それでも第1及び第2のECC復号部41a、41bで訂正不可能なエラーが検出された場合には(S102:Yes、S111:Yes)、Tx−Reg1及びTx−Reg2がセットされているため(S117:Yes、S120:Yes)、半導体レーザ211の駆動条件を第3の駆動条件に関する状態を記憶しているレジスタ43のTx−Reg3の状態を確認する(S123)。
Tx−Reg3がセットされていなければ(S123:No)、Tx−Reg3をセット後(S124)、制御部22に対して半導体レーザ211の駆動条件を第3の駆動条件に変更するように駆動条件変更信号を出力する(S125)。続けて、第3の駆動条件にて再送を要求するために、制御部22に対して再送要求信号を出力する(S119)。
次のデータ伝送では、半導体レーザ211を第3の駆動条件により再送を行うが、それでも第1及び第2のECC復号部41a、41bで訂正不可能なエラーが検出された場合には(S102:Yes、S111:Yes)、Tx−Reg1、Tx−Reg2及びTx−Reg3がセットされている(S117:Yes、S120:Yes、S123:Yes)。そのため、半導体レーザ211の駆動条件を第1から第3までの駆動条件に変更して再送を行ってもエラーが解消されなかったことから、E/O変換部21から光分岐部30までの間(データ送信系)で障害が発生したとして、上位システムに対して信号線13を介して障害通知信号を出力し(S126)、データ伝送を中止する(S127)。
このように、半導体レーザ211の駆動条件を第1の駆動条件から第2及び第3の駆動条件と段階的に変更することで、例えばデータ伝送の障害原因として半導体レーザの劣化が挙げられるが、この場合には半導体レーザ211の出力光量を上げることで光伝送装置の障害発生までの期間を延ばす結果となる。
[第2の実施の形態]
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る光伝送装置のブロック図である。
第2の実施の形態では、データ送信部2を構成するE/O変換部21は、駆動部210と面発光型半導体レーザ212とから構成されており、駆動部210により駆動された面発光型半導体レーザ212は、1つのデバイスに複数の発光点を具備し、1つの電気信号から複数の光信号を生成することができる。その複数の発光点にそれぞれ光ファイバを接続することによって電気信号から変換した複数の光信号を複数の発光部から同時に出力することができる。
そのため、第1の実施の形態と比較すると、第2の実施の形態では、光伝送路3を構成する光分岐部30と光ファイバ31が省略されており、その他の構成及び動作については第1の実施の形態と同様である。
[第3の実施の形態]
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体ストレージ装置のブロック図である。
(半導体ストレージ装置の構成)
この半導体ストレージ装置6は、シリアルインターフェース70を介してサーバ等からなるホスト装置7に接続されている。
半導体ストレージ装置6は、装置内の制御を担う制御手段としてのメインコントローラ60と、メインコントローラ60の管理の下にホスト装置7との間で信号の送受信を行う外部インターフェース部(外部I/F部)61と、信号線10を介してメインコントローラ60に接続されて送信データとして送られた電気信号を光信号に変換し送信するデータ送信部2と、光ファイバ31を介してデータ送信部2に接続された光分岐部30と、光ファイバ32a、32bを介して光分岐部30に接続されたデータ受信部4と、信号線11を介してデータ受信部4に接続されたメモリコントローラ62と、メモリバス16を介してメモリコントローラ62に接続された半導体メモリ63と、メインコントローラ60に接続された障害通知部64とを備えて構成されている。
図5において、データ送信部2、光ファイバ31、光分岐部30、及び光ファイバ32a、32bは、光伝送手段5を構成している。
なお、データ送信部2は、第1の実施の形態のデータ送信部2に相当し、データ受信部4は、第1の実施の形態のデータ受信部4にそれぞれ相当する。そのため、それらの説明については省略する。
また、半導体ストレージ装置6は、メインコントローラ60からメモリコントローラ62への下り方向、及びメモリコントローラ62からメインコントローラ60への上り方向の双方向を複数ビットの伝送系により接続し、それら複数ビットの伝送系を介してデータ伝送を行うように構成されているが、図5では、複数ビットの下り方向の伝送系のうちの1ビットである信号線10、光伝送手段5及びデータ受信部4を記載し、複数ビットの上り方向の伝送系のうちの1ビットである信号線15を記載し、その他の下り方向及び上り方向の伝送系を省略する。
メインコントローラ60は、CPU、プログラムを格納するROM、及び送信データを一時的に保持するメモリ60a等を備えている。また、メインコントローラ60には、データ受信部4との間に、データの再送を要求する信号やE/O変換部21の駆動条件の変更を要求する信号や初期化の信号等を伝送するために信号線12が接続されている。
外部I/F部61は、ホスト装置7との間で所定の通信方式により通信を実行するための回路を備えている。
光分岐部30は、光ファイバ31を介して入射された光信号を2つに分岐して光ファイバ32a、32bから出射するシート状光導波路30A等にて構成されている。
メモリコントローラ62は、半導体メモリ63に対するデータの書き込み及び読み出しを制御する回路をそれぞれ備えている。また、メモリコントローラ62は、データ受信部4からのデータを信号線11を介して受信し、半導体メモリ63から読み出したデータを信号線15を介してメインコントローラ60に送信する回路を備えている。
半導体メモリ63は、DRAMなどの揮発性半導体メモリ又はFlashメモリなどの不揮発性半導体メモリからなり、メモリコントローラ62を介してデータの書き込み及び読み出しが行われる。
障害通知部64は、LEDランプ等の点灯回路やメッセージ等の文字をディスプレイに表示する表示回路を用いて可視表示を行ってもよいし、スピーカから警報音、メロディ、音声メッセージ等を発する音響回路を用いて可聴表示を行ってもよい。さらに可視表示と可聴表示との両方を行ってもよい。
(半導体ストレージ装置の動作)
次に、第3の実施の形態に係る半導体ストレージ装置6の動作を説明する。
この半導体ストレージ装置6は、ホスト装置7からデータ送信が要求されると、この送信要求を外部I/F部61を介してメインコントローラ60が受信する。
メインコントローラ60は、送信要求を確認すると、ホスト装置7からの送信データをメモリ60aに一時的に保持した後、信号線10を介してデータ送信部2に電気信号として送信データを出力する。
データ送信部2に入力された送信データは、データ送信部2に設けられたECC付加部20でECCを付加後、E/O変換部21で電気信号から光信号に変換され、格納先のアドレス情報と共に光ファイバ31へ送信される。光ファイバ31を伝搬した光信号は、光分岐部30によって光ファイバ32a、32bに分岐される。
光ファイバ32a、32bを伝搬した光信号は、データ受信部4に設けられた第1及び第2のO/E変換部40a、40bにてそれぞれ受信される。
O/E変換部40a、40bにより受信された光信号は電気信号に変換された後、それぞれ対応するECC復号部41a、41bにて、ECCの復号処理によりエラーの検出及び訂正が行われ、ECCが除去される。
ECCの復号処理の結果、訂正不可能なエラーが検出されなければ、データ選択部42から指定されたアドレスに対応するメモリコントローラ62にデータが送信される。メモリコントローラ62は、自己宛ての送信データを受け付け、半導体メモリ63に書き込む。
メインコントローラ60は、データ選択部42からデータ送信が正常に行われたことを通知されたときに、外部I/F部61を介してホスト装置7に通知し、メモリ60a内の送信データを消去し、次のデータ送信の処理に移行する。
(障害検知時の動作)
次に、ECC復号部41a、41bでECCの復号処理により訂正不可能なエラーが検出された場合の動作について説明する。
第1のECC復号部41aで2回続けて訂正不可能なエラーを検出した場合には、光分岐部30から第1のO/E変換部40aまでの間(第1のデータ受信系)で障害が発生したものとして、データ選択部42から信号線12を介してメインコントローラ60に障害通知信号が送られる。この信号を受けたメインコントローラ60は、障害通知部64により第1のO/E変換部40aの障害を通知し、この通知に基づいて、ユーザーは第1のO/E変換部40aの保守点検等を実施する。ECC復号部41bについても同様の処理にて、障害の発生を通知する。
また、第1及び第2のECC復号部41a、41bの両方で2回続けて訂正不可能なエラーを検出した場合には、データ選択部42から信号線12を介してメインコントローラ60にデータの再送を要求する再送要求信号が送られる。この信号を受けたメインコントローラ60は、メモリ60a内に記憶してある送信データを再送する。
さらに、次のデータ送信でも第1及び第2のECC復号部41a、41bの両方で2回続けて訂正不可能なエラーを検出した場合には、データ選択部42から信号線12を介してメインコントローラ60にE/O変換部21の駆動条件を変更すべく、駆動条件変更信号が送られる。この信号を受けたメインコントローラ60は、制御部22に対して信号線13を介してE/O変換部21の駆動条件を変更するように命令を出力した後、メモリ60a内に記憶してある送信データを再送する。
E/O変換部21の駆動条件を段階的に変更しても、データ選択部にてエラーが解消されない場合には、E/O変換部21から光分岐部30までの間(データ送信系)で障害が発生したものとして、データ選択部42から信号線12を介してメインコントローラ60に障害通知信号が送られる。この信号を受けたメインコントローラ60は、障害通知部64によりE/O変換部21から光分岐部30までの間の障害を通知し、この通知に基づいて、ユーザーはE/O変換部21から光分岐部30までの間の保守点検等を実施する。
[第4の実施の形態]
図6は、本発明の第4の実施の形態に係る情報処理装置のブロック図である。
(情報処理装置の構成)
この情報処理装置8は、PCI Express(登録商標)等のシリアルデータ転送のインターフェース規格に則った拡張スロット(インターフェース部)84a、84bを有している。拡張スロット84a、84bには、ネットワークカードやグラフィックスカードのようなさまざまな機能を持つ拡張カードを挿入することができ、半導体ストレージ装置7のようなストレージデバイスを接続することもできる。
情報処理装置8は、演算処理を行うCPU81と、データやプログラムを記憶するためのメモリ82と、CPU81及びメモリ82との間のデータの受け渡しの管理やPCI Expressのバス制御を行うメインコントローラ80と、信号線10a,10bを介してメインコントローラ80に接続されて送信データとして送られた電気信号を光信号に変換し送信するデータ送信部2a、2bと、光ファイバ31a、31bを介してデータ送信部2a、2bにそれぞれ接続された光分岐部30a、30bと、光ファイバ32a〜32dを介して光分岐部30a、30bに接続されたデータ受信部4a、4bと、信号線11a、11bを介してデータ受信部4a、4bに接続された拡張スロットコントローラ83a、83bと、拡張スロットコントローラ83a,84bに接続された拡張スロット(インターフェース部)84a、84bとを備えて構成されている。
さらに、メインコントローラ80には、ユーザーから情報処理装置8への命令やデータの入力を受け付ける入力装置85と、メインコントローラ80に接続されて情報処理装置8の処理結果を表示する出力装置86とが接続されている。
図6において、データ送信部2a、光ファイバ31a、光分岐部30a、光ファイバ32a、32bは、光伝送手段5aを構成している。また、データ送信部2b、光ファイバ31b、光分岐部30b、光ファイバ32c、32dは、光伝送手段5bを構成している。
なお、データ送信部2a、2bは、第1の実施の形態のデータ送信部2にそれぞれ相当し、データ受信部4a、4bは、第1の実施の形態のデータ受信部4にそれぞれ相当する。光分岐部30a、30bは、第1の実施の形態の光分岐部30に相当する。そのため、それらの説明については省略する。
情報処理装置8は、メインコントローラ60から拡張スロットコントローラ83a、83bへのそれぞれの下り方向、及び拡張スロットコントローラ83a、83bからメインコントローラ60へのそれぞれの上り方向の双方向を複数ビットの伝送系により接続し、それら複数ビットの伝送系を介してデータ伝送を行うように構成されている。
ただし、図6では、拡張スロットコントローラ83aとの間の複数ビットの下り方向の伝送系のうちの1ビットである信号線10a、光伝送手段5a及びデータ受信部4aを記載し、拡張スロットコントローラ83aとの間の複数ビットの上り方向の伝送系のうちの1ビットである信号線15aを記載し、その他の下り方向及び上り方向の伝送系を省略する。また、図6では、拡張スロットコントローラ83bとの間の複数ビットの下り方向の伝送系のうちの1ビットである信号線10b、光伝送手段5b及びデータ受信部4bを記載し、拡張スロットコントローラ83bとの間の複数ビットの上り方向の伝送系のうちの1ビットである信号線15bを記載し、その他の下り方向及び上り方向の伝送系を省略する。
メインコントローラ80は、CPU81とメモリ82との間のデータの受け渡しの管理やPCI Expressのバス制御を行うともに、入力装置85、出力装置86を制御するための回路を備えている。また、メインコントローラ80には、データ受信部4a、4bとの間に、データの再送やE/O変換部21a、21bの駆動条件の変更を要求する信号や初期化の信号等を伝送する信号線12a、12bがそれぞれ接続されている。
拡張スロットコントローラ83a、83bは、拡張スロット84a,84bに挿入される拡張カード9a、9bとのデータ転送を制御する回路を備えている。また、拡張スロットコントローラ83a、83bは、データ受信部4a、4bからのデータを信号線11a、11bを介して受信し、拡張カード9a、9bから受信したデータを信号線15a、15bを介してメインコントローラ80に送信する回路を備えている。
入力装置85は、キーボード、マウスやタッチパネルに代表されるポインティングデバイス等であり、情報処理装置8に対してユーザーからの命令やデータが入力される。
出力装置86は、ディスプレイやプリンタ等であり、ユーザーに対して情報処理装置8の処理結果が伝えられる。
(情報処理装置の動作)
次に、第4の実施の形態に係る情報処理装置8の動作を説明する。
この情報処理装置8は、入力装置85を介してユーザーからの命令を受け付ける。その命令を受信したメインコントローラ80は、その命令を例えばメモリ82の所定のアドレスに記憶されているデータを拡張カード9aに対して伝送するというような情報処理装置8における処理動作に解釈する。なお、以下に拡張カード9aに対してデータ伝送を行う場合の処理動作を説明するが、拡張カード9bに対してデータ伝送する場合も同様の処理動作を行うものである。
すると、メインコントローラ80は、メモリ82の所定アドレスに記憶されているデータをデータ送信部2aに信号線10aを介して出力する。
その後のデータ送信部2aからデータ受信部4aへのデータ伝送の動作は、第1の実施の形態におけるデータ送信部2からデータ受信部4へのデータ伝送の動作と同様である。
第1及び第2のECC復号部41a、41bでECCの復号処理の結果、訂正不可能なエラーが検出されなければ、データ選択部42aは、拡張スロットコントローラ83aにデータを送り、拡張スロットコントローラは、拡張スロット84aを介して、拡張カードにデータを送る。
メインコントローラ80は、データ選択部42a、42bからデータ送信が正常に行われたことを信号線12aにより通知されたときに、出力装置86を介してユーザーに処理結果を通知する。
(障害検知時の動作)
次に、ECC復号部41a〜41bでECCの復号処理により訂正不可能なエラーが検出された場合の動作について説明する。
第1のECC復号部41aで2回続けて訂正不可能なエラーを検出した場合には、光分岐部30aから第1のO/E変換部40aまでの間(第1のデータ受信系)で障害が発生したものとして、データ選択部42aから信号線12aを介してメインコントローラ80に障害通知信号が送られる。この信号を受けたメインコントローラ80は、出力装置86により第1のO/E変換部40aの障害を通知し、この通知に基づいて、ユーザーは第1のO/E変換部40aの保守点検等を実施する。ECC復号部41bについても同様の処理にて、障害の発生を通知する。
また、第1及び第2のECC復号部41a、41bの両方で2回続けて訂正不可能なエラーを検出した場合には、データ選択部42aから信号線12aを介してメインコントローラ80にデータの再送を要求する再送要求信号が送られる。この信号を受けたメインコントローラ80は、メモリ82に記憶されているデータを再送する。
さらに、次のデータ伝送でも第1及び第2のECC復号部41a、41bの両方で2回続けて訂正不可能なエラーを検出した場合には、データ選択部42aから信号線12aを介してメインコントローラ80にE/O変換部21aの駆動条件を変更すべく、駆動条件変更信号が送られる。この信号を受けたメインコントローラ80は、信号線13aを介して制御部22に対してE/O変換部21aの駆動条件を変更するように命令を出力した後、メモリ82に記憶されている送信データを再送する。
E/O変換部21aの駆動条件を段階的に変更しても、データ選択部にてエラーが解消されない場合には、E/O変換部21aから光分岐部30aまでの間(データ送信系)で障害が発生したものとして、データ選択部42aから信号線12aを介してメインコントローラ80に障害通知信号が送られる。この信号を受けたメインコントローラ80は、出力装置86によりE/O変換部21aの障害を通知し、この通知に基づいて、ユーザーはE/O変換部21aの保守点検等を実施する。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々な変形が可能である。また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で上記各実施の形態の構成要素を任意に組み合わせることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置のブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る光分岐部を示し、(a)はシート状光導波路の断面図、(b)は光カプラの断面図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置のデータ選択部における処理を示すフローチャートである。 図4は、本発明の第2の実施の形態に係る光伝送装置のブロック図である。 図5は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体ストレージ装置のブロック図である。 図6は、本発明の第4の実施の形態に係る情報処理装置のブロック図である。
符号の説明
1 光伝送装置
2,2a,2b データ送信部
3 光伝送路
4,4a,4b データ受信部
5,5a,5b データ伝送手段
6 半導体ストレージ装置
7 ホスト装置
8 情報処理装置
9a,9b 拡張カード
10〜15,11a、11b,12a,12b,15a,15b 信号線
16 メモリバス
20,20a,20b ECC付加部
21,21a,21b E/O変換部
22,22a,22b 制御部
30,30a,30b 光分岐部
30A シート状光導波路
30B 光カプラ
31,32a〜32d 光ファイバ
40a,40c 第1のO/E変換部
40b,40d 第2のO/E変換部
41a,41c 第1のECC復号部
41b,41d 第2のECC復号部
42,42a,42b データ選択部
43,43a,43b レジスタ
60 メインコントローラ
61 外部インターフェース部(外部I/F部)
62 メモリコントローラ
63 半導体メモリ
64 障害通知部
80 メインコントローラ
81 CPU
82 メモリ
83a,83b 拡張スロットコントローラ
84a,84b 拡張スロット
85 入力装置
86 出力装置
210 駆動部
211 半導体レーザ
212 面発光型半導体レーザ

Claims (8)

  1. 送信データに単一の誤り訂正符号付加部により誤り訂正符号を付加し、それを電気−光変換部を経て複数の光信号として伝送するデータ伝送手段と、
    前記データ伝送手段から伝送された前記複数の光信号を複数の電気信号による複数の受信データに変換する複数の光−電気変換部と、
    前記複数の光−電気変換部からの前記複数の受信データについて前記誤り訂正符号による誤り検出及び訂正を行う誤り検出訂正部と、
    前記誤り検出訂正部からの複数のデータのうち前記誤り検出訂正部による誤り検出結果に基づいて誤りの無い1つのデータを選択するデータ選択部とを備えたことを特徴とする光伝送装置。
  2. 送信データに単一の誤り訂正符号付加部により誤り訂正符号を付加し、それを電気−光変換部を経て複数の光信号として伝送するデータ伝送手段と、
    前記データ伝送手段から伝送された前記複数の光信号を複数の電気信号による複数の受信データに変換する複数の光−電気変換部と、
    前記複数の光−電気変換部からの前記複数の受信データについて前記誤り訂正符号による誤り検出及び訂正を行う誤り検出訂正部と、
    前記誤り検出訂正部による前記誤り検出結果を記憶する記憶部と、
    前記誤り検出訂正部からの複数のデータのうち前記誤り検出訂正部による前記誤り検出結果に基づいて誤りの無い1つのデータを選択するとともに、前記記憶部に記憶された前記誤り検出結果に基づいて前記データ伝送手段又は前記光−電気変換部の障害を検知するデータ選択部とを備えたことを特徴とする光伝送装置。
  3. 前記データ選択部は、前記誤り検出訂正部による前記誤り検出結果及び前記記憶部に記憶された前記誤り検出結果に基づいて誤りとされた検出結果が所定の間隔以下で発生したとき、前記データ伝送手段又は前記光−電気変換部の障害を検知することを特徴とする請求項2に記載の光伝送装置。
  4. 前記データ伝送手段は、前記誤り検出訂正部による前記誤り検出結果及び前記記憶部に記憶された前記誤り検出結果に基づいて前記電気−光変換部の駆動条件を制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の光伝送装置。
  5. 前記データ伝送手段の前記電気−光変換部は、前記複数の光信号を出力する複数の発光部を有する半導体レーザであることを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  6. 前記データ伝送手段の前記電気−光変換部は、1つの発光部を有する半導体レーザであり、前記データ伝送手段は、前記1つの発光部から出力された光信号を前記複数の光信号に分岐して伝送する光分岐部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  7. 送信データに単一の誤り訂正符号付加部により誤り訂正符号を付加し、それを電気−光変換部を経て複数の光信号として伝送するデータ伝送手段と、
    前記データ伝送手段から伝送された前記複数の光信号を複数の電気信号による複数の受信データに変換する複数の光−電気変換部と、
    前記複数の光−電気変換部からの前記複数の受信データについて前記誤り訂正符号による誤り検出及び訂正を行う誤り検出訂正部と、
    前記誤り検出訂正部からの複数のデータのうち前記誤り検出訂正部による誤り検出結果に基づいて誤りの無い1つのデータを選択するデータ選択部と、
    前記データ選択部により選択された前記1つのデータを記憶する半導体メモリとを備えたことを特徴とする半導体ストレージ装置。
  8. 送信データに単一の誤り訂正符号付加部により誤り訂正符号を付加し、それを電気−光変換部を経て複数の光信号として伝送するデータ伝送手段と、
    前記データ伝送手段から伝送された前記複数の光信号を複数の電気信号による複数の受信データに変換する複数の光−電気変換部と、
    前記複数の光−電気変換部からの前記複数の受信データについて前記誤り訂正符号による誤り検出及び訂正を行う誤り検出訂正部と、
    前記誤り検出訂正部からの複数のデータのうち前記誤り検出訂正部による誤り検出結果に基づいて誤りの無い1つのデータを選択するデータ選択部と、
    前記データ選択部により選択された前記1つのデータを外部に出力するインターフェース部とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
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