JP2008211404A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】不良ジョブによってジョブの実行が不能となることに起因する装置の使用不可状態の継続を回避でき、使用不可状態を可及的に短くできる画像処理装置等を提供する。
【解決手段】外部装置2から送信されたジョブの実行完了までの処理プロセスを解析するジョブ解析手段26と、人為的な初期化操作を検知する手段28と、ジョブの解析処理中に、人為的な初期化操作が検知された場合に、解析処理中のジョブを不良ジョブとしてジョブ履歴リストに登録する登録手段21を備える。解析された現在のジョブの処理プロセスと、ジョブ履歴リストに登録されている不良ジョブの処理プロセスとを比較し、両者が同じであれば、現在のジョブについてエラー処理を実行する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、外部端末から送信されたジョブを実行するMFP(Multi Function Peripherals) 等に適用される画像処理装置に関する。
一般に、会社やオフィス等では、MFP等の画像処理装置にLAN等のネットワークを介して、パーソナルコンピュータ等の外部装置を接続し、外部装置から画像処理装置に印刷等のジョブを送信して処理させるジョブ処理システムが普及している。
一方、従来、画像処理装置を管理する手段として、サービスコールのエラーが発生した場合に、自動的に電源の遮断と再投入を行うようにし、これによって仮にサービスコールのエラーが解消されれば、画像処理装置が待機状態になって使用することが可能となり、再度、同様のサービスコールが発生した場合には、サービスセンターに連絡するようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−220946号公報
ところで、画像処理装置では、ネットワーク上の外部装置から想定外の不良ジョブが送信されると、稀に動作が不安定になってジョブを出力できなくなることがあるが、その場合でも、画像処理装置はジョブを受け続ける状態にあることが多い。
その場合、ネットワーク上の外部装置のユーザは、画像処理装置がジョブを出力できないことを認識できないため、ジョブを送信し続けることになるが、いつまで待っても出力が得られないという問題がある。
また、画像処理装置がジョブを受け続ける状態から抜け出すには、人為的な操作で電源を遮断し再投入するしかなく、ユーザは、その都度、画像処理装置のところまで出向いて電源の遮断/再投入をしなければならないという煩わしさがある。
一方、前記特許文献1に記載の技術は、想定内の既存エラーを検知した場合の対処法であり、エラーが発生しても再起動によりエラーが消える場合があることから、取り敢えずリセットをかけようというものである。このため、その後に同様のエラーが再度発生するおそれがある。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、不良ジョブによってジョブの実行が不能となることに起因する装置の使用不可状態の継続を回避でき、使用不可状態を可及的に短くできる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを課題としている。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)外部装置から送信されたジョブを受信する受信手段と、前記受信したジョブの実行完了までの処理プロセスを解析するジョブ解析手段と、人為的な初期化操作を検知する人為的初期化操作検知手段と、前記ジョブ解析手段によるジョブの解析処理中に、前記人為的初期化操作検知手段により人為的な初期化操作が検知された場合に、解析処理中のジョブを不良ジョブとしてジョブ履歴リストに登録する登録手段と、前記ジョブ解析手段により解析された現在のジョブの処理プロセスと、前記ジョブ履歴リストに登録されている不良ジョブの処理プロセスとを比較する比較手段と、前記比較手段により、現在のジョブの処理プロセスが不良ジョブの処理プロセスと同じであるかどうかを判断する判断手段と、同じであると判断された場合に、現在のジョブについてエラー処理を実行する制御手段と、を備えていることを特徴とする画像処理装置。
(2)前記人為的な初期化操作が、電源の遮断及び再投入、リセットボタンの押下、解析処理中のジョブの削除指示の少なくともいずれかである前項1に記載の画像処理装置。
(3)前記エラー処理が、ジョブの受信を一時的に禁止して待機状態に移行した後に受信許可に戻す処理、現在のジョブを待機ジョブの後に回し次のジョブを実行する処理、現在のジョブを削除しその旨をジョブ依頼者に通知する処理、の少なくともいずれかである前項1または2に記載の画像形成装置。
(4)前記不良ジョブのうち、前記比較手段によって現在のジョブと比較される不良ジョブは、前記人為的初期化操作後の初期化処理によってエラーが検知されない状態となったもののみである前項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
(5)外部装置から送信されたジョブを受信するステップと、前記受信したジョブの実行完了までの処理プロセスを解析するステップと、人為的な初期化操作を検知するステップと、前記ジョブの解析処理中に、前記人為的な初期化操作が検知された場合に、解析処理中のジョブを不良ジョブとしてジョブ履歴リストに登録するステップと、前記ジョブ解析ステップにより解析された現在のジョブの処理プロセスと、前記ジョブ履歴リストに登録されている不良ジョブの処理プロセスとを比較するステップと、前記比較ステップにより、現在のジョブの処理プロセスが不良ジョブの処理プロセスと同じであるかどうかを判断するステップと、同じであると判断された場合に、現在のジョブについてエラー処理を実行するステップと、を備えていることを特徴とする画像処理方法。
(6)外部装置から送信されたジョブを受信するステップと、前記受信したジョブの実行完了までの処理プロセスを解析するステップと、人為的な初期化操作を検知するステップと、前記ジョブの解析処理中に、前記人為的な初期化操作が検知された場合に、解析処理中のジョブを不良ジョブとしてジョブ履歴リストに登録するステップと、前記ジョブ解析ステップにより解析された現在のジョブの処理プロセスと、前記ジョブ履歴リストに登録されている不良ジョブの処理プロセスとを比較するステップと、前記比較ステップにより、現在のジョブの処理プロセスが不良ジョブの処理プロセスと同じであるかどうかを判断するステップと、同じであると判断された場合に、現在のジョブについてエラー処理を実行するステップと、を画像処理装置のコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、ジョブ解析手段によるジョブの解析処理中に、人為的な初期化操作が検知された場合に、解析処理中のジョブが不良ジョブとしてジョブ履歴リストに登録される。つまり、ジョブ解析手段によるジョブの解析処理が長時間終了しない場合は、ユーザは装置の電源を遮断・再投入したり、リセットボタン等を押すことが予想されることから、このような状況が生じた場合に、解析処理中のジョブを不良ジョブとして登録しておく。
そして、現在のジョブの処理プロセスと前記不良ジョブの処理プロセスとが比較され、両者が同じであれば現在のジョブを不良ジョブとみなしてエラー処理が実行される。
つまり、過去の不良ジョブを登録しておいて、このジョブと同じ処理プロセスの現在のジョブを不良ジョブと判断して、これを放置することなくエラー処理により対応する。これにより、不良ジョブによってジョブの実行が不能となることに起因する装置の使用不可状態の継続を回避でき、使用不可状態を可及的に短くすることができる。
前項(2)に記載の発明によれば、電源の遮断及び再投入、リセットボタンの押下、当該ジョブの削除指示の少なくともいずれかがあれば、人為的な初期化操作と見做して、的確な処理を行うことができる。
前項(3)に記載の発明によれば、エラー処理として、ジョブの受信を一時的に禁止して待機状態に移行した後に受信許可に戻す処理、当該ジョブを待機ジョブの後に回し、次のジョブを実行する処理、当該ジョブを削除し、その旨を依頼者に通知する処理の少なくともいずれかが実行される。
前項(4)に記載の発明によれば、現在のジョブが不良ジョブである場合に、エラー処理により画像処理装置を確実に使用可能状態とすることができる。
前項(5)に記載の発明によれば、過去の不良ジョブを登録しておき、このジョブと同じ処理プロセスの現在のジョブを不良ジョブと判断して、これを放置することなくエラー処理により対応するから、不良ジョブによってジョブの実行が不能となることに起因する装置の使用不可状態の継続を回避でき、使用不可状態を可及的に短くすることができる。
前項(6)に記載の発明によれば、過去の不良ジョブを登録しておいて、このジョブと同じ処理プロセスの現在のジョブを不良ジョブと判断し、エラー処理を実行するステップを、画像処理装置のコンピュータに実行させることができる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像処理装置が用いられたジョブ処理システムの概略構成図である。
図1において、このジョブ処理システムは、MFP1と、外部装置としての外部端末2とを備えており、MFP1と外部端末2とは、LAN等のネットワーク3により相互に接続されている。
前記外部端末2は、MFP1を共用する複数のユーザに割り当てられたものであり、例えば、パーソナルコンピュータが使用されている。
上記MFP1を備えたジョブ処理システムの機能の概要を説明すれば、外部端末2から送信された印刷ジョブを受信したMFP1が、該ジョブを実行して用紙(記録媒体)に印刷して文書Aとして出力する場合において、図1(A)に示すように、そのジョブ処理に時間がかかり過ぎているために、ユーザにより人為的初期化処理例えばリセットがかけられると、当該ジョブがジョブ履歴リスト格納部25a(図3)のジョブ履歴リストに登録される。このような不良ジョブが発生するたびに、ジョブ履歴リストに不良ジョブが登録され蓄積されていく。
このような不良ジョブの登録状態において、MFP2が外部端末2から送信されたジョブを受信して実行する場合、図1(B)に示すように、該受信ジョブがジョブ履歴リストにある不良ジョブの処理プロセスと一致すれば、現在処理されているジョブが過去の不良ジョブと同一であると判断され、エラー処理される。このエラー処理により、MFPの使用不可状態の長時間継続されるのが防止される。この点については、さらに詳しく後述する。
図2は、前記MFP1を示す外観斜視図である。
図2おいて、このMFP1の本体上部には、原稿を一枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)11と、原稿の画像を読み取る画像読取部12とが備えられている。13は操作パネル部である。
また、MFP1の本体下部には、用紙が収容された用紙カセット14が備えられている。
MFP1の本体側部には、カバー16で開閉可能に覆われる凹所15が形成されており、この凹所15内には、主電源(図示せず)を遮断(OFF)/投入(ON)するための電源スイッチ17が設けられている。この電源スイッチ17のOFF/ON操作は、人為的な初期化操作として検知される。
図3は、前記MFP1の電気的構成を示すブロック図である。
図3において、MFP1は、前記操作パネル部13、CPU21、ROM22、RAM23、ネットワーク制御部24、データ記憶部25、ジョブ解析部26、ジョブ比較部27、人為的初期化操作検知部28、及びプリント部29等を備えている。
前記操作パネル部13は、図3及び図4に示すように、キー入力部131、ボタン操作部132及び表示部133等を備えており、ボタン操作部132には、スタートボタン13aやリセットボタン13b等が備えられている。13cは、パネル操作部13の側面に設けられた副電源である。前記リセットボタン13bの操作も、人為的初期化操作として検知される。
前記CPU21は、MFP1の主に全体の動作を統括制御するものであるが、この実施形態では、後述するような制御も行う。
前記ROM22は、CPU21の動作プログラムが格納されたメモリである。
前記RAM23は、CPU21がアプリケーションプログラムを実行する際の動作領域を提供するメモリである。
前記ネットワーク制御部24は、ネットワーク3上の外部端末2との間でのデータの送受信を行うための通信部として機能するものであり、受信部24aと送信部24bとを有している。
前記データ記憶部25は、ハードディスク等からなり、ジョブ履歴リスト格納部25aと、ジョブ処理履歴格納部25bを有している。ジョブ履歴リスト格納部25aには、図11左欄に示すように、ジョブが登録されるジョブ履歴リストが格納されており、ジョブ処理履歴格納部25bには、図11右欄に示すように、受信したジョブの処理プロセス履歴リストが格納されている。処理プロセス履歴リストには、ジョブの処理についての実行内容が保存される。
前記ジョブ解析部26は、受信したジョブの実行完了までの処理プロセスを解析するものである。ジョブの処理プロセスには、ジョブの取り込み、ジョブ条件の解析、画像への変換、メモリへの展開、ジョブの実行(例えば印刷の実行)などがある。
前記ジョブ比較部27は、現在のジョブの処理プロセスをジョブ履歴リストに存在している不良ジョブの処理プロセスと比較するものである。
前記人為的初期化操作検知部28は、ユーザが人為的初期化操作を行った際に、その操作を検知するものである。人為的初期化操作とは、例えば電源の遮断/再投入の他に、リセットボタン13bの押下や、ジョブの削除指示等が挙げられる。
前記プリント部29は、処理されたジョブのデータを用紙に印刷して出力するものである。
前記CPU21は、前記ジョブ解析部26によるジョブの解析処理中に人為的な初期化操作が検知された場合に、ジョブ解析を中断し、そのジョブを不良ジョブとしてジョブ履歴リストに登録する他に、前記ジョブ比較部27によって現在のジョブの処理プロセスがジョブ履歴リストに存在している不良ジョブの処理プロセスと同じであると認識された際には、現在のジョブを不良ジョブとみなしてエラー処理を実行するように制御する。
このようなエラー処理としては、ジョブの受信を一時的に禁止して待機状態に移行した後に受信許可に戻すこと/当該ジョブを待機ジョブの後に回し、次のジョブを処理すること/当該ジョブを削除し、その旨を依頼者に通知すること等がある。
図5は、MFP1において実施されるジョブの処理を示すフローチャートである。この処理は、CPU21がROM22等の記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより行われる。
図5において、新たなジョブ例えば印刷ジョブを受信すると、ステップS1でそのジョブをジョブ履歴リスト格納部25bのジョブ履歴リストに登録する。ジョブが新たに登録された状態を、図11の左欄のジョブ登録リストに示す。この登録リストでは、No.4の「JOB4」のジョブが新たに登録されていることを示す。ステップS2では、受信ジョブの取り込み処理を行う。ステップS3では、ジョブ処理条件を解析し、ステップS4では、画像に変換する。ステップS5で画像データをメモリに展開し、ステップS6で印刷を行い、終了する。このように、ステップS2〜S6に示した各処理プロセスが、各ジョブ毎に実行される。
図6は、1つのジョブについて、前述した図5のステップS2〜S6の各処理プロセス毎に実行される処理プロセス履歴保存処理を示すフローチャートである。
図6において、ステップS11では、ジョブ履歴リストに登録されたジョブと関連づけて、図11右欄に示すように、ジョブ処理履歴格納部25bの処理プロセス履歴リストにその処理プロセスを登録し、ステップS12では、その処理プロセスの開始時刻を保存する。次いで、ステップS13では、そのプロセスの処理を開始し、ステップS14では、プロセスが実行中であることを示す「実行中」を書き込む。
ステップS15では、その処理プロセスが正常に処理が終了した否かを判断する。正常に終了すれば(ステップS15でYES)、ステップS18では、図11に示すように処理にかかった時間をジョブの処理プロセス履歴リストに書き込んでから「正常終了」を記録する。
正常に処理が終了しなければ(ステップS15でNO)、ステップS16では、経過時間を保存し、ステップS17で異常判断処理を行ってから、ステップS15に戻り、処理の終了を待つ。
図11右欄に示すジョブの処理プロセス履歴リストにおいて、処理名「Process1〜 3」の処理プロセスについては、「正常終了」となっており、処理名「Process4」の処理プロセスについては、「実行中」となっている。
図6に示したような処理が、各処理プロセス毎に実行される。全ての処理プロセスが正常に終了した場合、換言すればジョブが正常に実行された場合には、そのジョブについては図11左欄のジョブ履歴リストから削除される。一方、処理プロセスが正常に終了しない場合は、不良ジョブであり処理に時間がかかっていることから、ユーザは前述したように、電源の遮断及び再投入、リセットボタン13bの押下、ジョブの削除指示等などの人為的初期化操作を実行することが予想される。
図7は、このような人為的初期化操作がなされた後の再起動時の処理を示すフローチャートである。
図7において、ステップS21では、初期化処理を行い、ステップS22では、再起動後に正常に起動したか否かを確認する。つまり、エラーが検知されたか否かを判断し、エラーが検知されなければ(ステップS22でNO)、ステップS23で、図11に示すように、ジョブ履歴リストに登録されているジョブについて”解消”を記録してから終了する。この「解消」が記録されたジョブは、人為的初期化操作がなされた後の再起動により、エラーが解消されるジョブであることを意味する。一方、エラーが検知された場合には(ステップS22でYES)、ステップS24で、前記ジョブ履歴リストに”異常”を記録し、サービスセンタに通知してから、終了する。「異常」が記録されたジョブは、人為的初期化操作がなされた後の再起動によっても、エラーが解消されないジョブであることを意味する。
図8は、図6の異常判断処理(ステップS17)のサブルーチンを示すフローチャートである。この処理は、現在実行中のジョブが過去の不良ジョブと同一である場合に、自動的に起動処理を行うことにより、不良ジョブによってジョブの実行が不能となることに起因する装置の使用不可状態の継続を回避するための処理である。
ステップS31では、ジョブにおける処理プロセスに時間がかかっているかどうかを判断し、時間がかかっていれば(ステップS31でYES)、ステップS32では、実行中のジョブの処理プロセス履歴リスト(図11の右欄)の読み込みを行う。ついで、ステップS33では、ジョブ履歴リスト(図11の左欄)から「解消」が記録されている過去の不良ジョブを読み込み、ステップS34では、読み込んだ不良ジョブの処理プロセス履歴リストを読み込む。なお、ステップS33において、「解消」が記録されている不良ジョブのみ読み込むのは、「解消」が記録されている不良ジョブは、前述したように、再起動後の初期化処理によりエラー状態が解除されるからであり、「異常」が記録された不良ジョブは初期化処理によってもエラーが解消されないからである。
ステップS35では、ステップS32で読み込んだ現在実行中ジョブの処理プロセスが、ステップS34で読み込んだ過去の不良ジョブの処理プロセスと一致するか否かを判断する。一致しなければ(ステップS35でNO)、比較対象となる次の不良ジョブ候補がないか否かを判断し、次の不良ジョブ候補がなければ(ステップS36でNO)、リターンする。この場合は、現在実行中の不良ジョブと同じものが過去に存在していないことを意味し、MFP1は使用停止状態を継続する。このジョブについては、ユーザが人為的な初期化操作を行うことで、図11左欄のジョブ履歴リストに「解消」または「異常」が記録され、新たな不良ジョブとして登録される。
ステップS36において、比較対象となる次の不良ジョブ候補があれば(ステップS36でYES)、ステップS33に戻って、次の不良ジョブ候補についてステップS33〜36が繰り返される。
ステップS35において、現在実行中のジョブの処理プロセスが不良ジョブの処理プロセスと一致すれば(ステップS35でYES)、エラー処理を実行する。この実施形態では、ジョブの受信を一時的に禁止して待機状態に移行した後に受信許可に戻す処理を実行する場合を示す。具体的には、ステップS37で、自動再起動フラグをONにし、ステップS38で、電源がOFFされ、ステップS39では、電源をONし起動処理を行ってから、リターンする。この起動処理により、MFP1は初期化処理され、エラー状態が解消されて使用可能状態となる。
なお、図8のステップS37〜S39(図8ではSPと記す)のエラー処理に代えて、例えば図9に示すように、ステップS41で、当該ジョブを待機ジョブの最後に回し、ステップS42で、次のジョブを処理したのちリターンするというエラー処理を行っても良い。あるいは図10に示すように、ステップS51で、当該ジョブを削除し、ステップS52で、その削除した旨を依頼者に通知したのちリターンするエラー処理を行っても良い。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。例えば、過去の不良ジョブのうち、再起動処理によりエラーが解消された不良ジョブのみを、現在のジョブと比較するものとしたが、再起動処理によってもエラーが解消されない「異常」が記録された不良ジョブとも比較し、現在のジョブがその不良ジョブと同一の場合には、現在のジョブの依頼者に通知を行うものとしても良い。
この発明の一実施形態に係る画像処理装置が用いられたジョブ処理システムの概略構成図である。 画像処理装置を示す外観斜視図である。 同じく画像処理装置の電気的構成を示すブロック図である。 同じく画像処理装置における操作パネル部を示す平面図である。 受信した印刷ジョブの処理を示すフローチャートである。 受信した印刷ジョブにおける一つの処理プロセスの履歴作成処理を示すフローチャートである。 人為的初期化操作後の再起動時の処理を示すフローチャートである。 図6の異常判断処理(ステップS17)のサブルーチンを示すフローチャートである。 図8のステップSPの部分の処理(エラー処理)の別の例を示す図である。 図8のステップSPの部分の処理(エラー処理)の更に別の例を示す図である。 ジョブ履歴リストと処理プロセス履歴リストの一例を示す図である。
符号の説明
1 画像処理装置(MFP)
2 外部端末
3 ネットワーク
21 CPU
24 ネットワーク制御部
25 データ記憶部
26 ジョブ解析部
27 ジョブ比較部
28 人為的初期化検知部
29 プリント部

Claims (6)

  1. 外部装置から送信されたジョブを受信する受信手段と、
    前記受信したジョブの実行完了までの処理プロセスを解析するジョブ解析手段と、
    人為的な初期化操作を検知する人為的初期化操作検知手段と、
    前記ジョブ解析手段によるジョブの解析処理中に、前記人為的初期化操作検知手段により人為的な初期化操作が検知された場合に、解析処理中のジョブを不良ジョブとしてジョブ履歴リストに登録する登録手段と、
    前記ジョブ解析手段により解析された現在のジョブの処理プロセスと、前記ジョブ履歴リストに登録されている不良ジョブの処理プロセスとを比較する比較手段と、
    前記比較手段により、現在のジョブの処理プロセスが不良ジョブの処理プロセスと同じであるかどうかを判断する判断手段と、
    同じであると判断された場合に、現在のジョブについてエラー処理を実行する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記人為的な初期化操作が、電源の遮断及び再投入、リセットボタンの押下、解析処理中のジョブの削除指示の少なくともいずれかである請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記エラー処理が、ジョブの受信を一時的に禁止して待機状態に移行した後に受信許可に戻す処理、現在のジョブを待機ジョブの後に回し次のジョブを実行する処理、現在のジョブを削除しその旨をジョブ依頼者に通知する処理、の少なくともいずれかである請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記不良ジョブのうち、前記比較手段によって現在のジョブと比較される不良ジョブは、前記人為的初期化操作後の初期化処理によってエラーが検知されない状態となったもののみである請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 外部装置から送信されたジョブを受信するステップと、
    前記受信したジョブの実行完了までの処理プロセスを解析するステップと、
    人為的な初期化操作を検知するステップと、
    前記ジョブの解析処理中に、前記人為的な初期化操作が検知された場合に、解析処理中のジョブを不良ジョブとしてジョブ履歴リストに登録するステップと、
    前記ジョブ解析ステップにより解析された現在のジョブの処理プロセスと、前記ジョブ履歴リストに登録されている不良ジョブの処理プロセスとを比較するステップと、
    前記比較ステップにより、現在のジョブの処理プロセスが不良ジョブの処理プロセスと同じであるかどうかを判断するステップと、
    同じであると判断された場合に、現在のジョブについてエラー処理を実行するステップと、
    を備えていることを特徴とする画像処理方法。
  6. 外部装置から送信されたジョブを受信するステップと、
    前記受信したジョブの実行完了までの処理プロセスを解析するステップと、
    人為的な初期化操作を検知するステップと、
    前記ジョブの解析処理中に、前記人為的な初期化操作が検知された場合に、解析処理中のジョブを不良ジョブとしてジョブ履歴リストに登録するステップと、
    前記ジョブ解析ステップにより解析された現在のジョブの処理プロセスと、前記ジョブ履歴リストに登録されている不良ジョブの処理プロセスとを比較するステップと、
    前記比較ステップにより、現在のジョブの処理プロセスが不良ジョブの処理プロセスと同じであるかどうかを判断するステップと、
    同じであると判断された場合に、現在のジョブについてエラー処理を実行するステップと、
    を画像処理装置のコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
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