JP2005096282A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 クライアントコンピュータ20、30は、ネットワーク回線15を介して、印刷ジョブデータをデジタルコピア10に送信する。デジタルコピア10は、プリンタコントローラ11と第1の記憶装置12と第2の記憶装置13とプリントエンジンとを備えている。デジタルコピア10は、印刷ジョブデータを処理して印刷処理を実行する。プリンタコントローラ11は、エラーを発生すると予測される印刷ジョブデータや過去にエラーを発生した印刷ジョブデータに類似している印刷ジョブデータの処理を後回しにして、他の印刷ジョブデータを優先処理し、エラーの発生が予測されない印刷ジョブデータがなくなった段階で、該印刷ジョブデータを処理する。
【選択図】図1
Description
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1を説明する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる画像処理装置を含む印刷システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、この印刷システムでは、複数のクライアントコンピュータ20、30、…と、MFP(Multi Function Product/Printer/Peripheral)であるデジタルコピア10(画像処理装置)とが、ネットワーク回線15(例えば、イーサネット)を介して互いに接続されている。
図2および図3は、デジタルコピア10のプリンタコントローラ11の処理動作の流れを示すフローチャートである。また、図4(a)〜(e)および図5(a)〜(e)は、プリントコントローラ11と第1の記憶装置12との間での、印刷ジョブデータのやり取りと格納状態とを示す概念図である。以下、これらの図を参照しつつ、デジタルコピア10の処理動作を説明する。
図4(a)は、最初に印刷ジョブデータJOB−1が受信され、次に印刷ジョブデータJOB−2が受信された後、第m番目の印刷ジョブデータJOB−mまで受信されて記憶された状態を示している。
例えば、図6(a)に示すように、第2の記憶装置13内のエラーデータベースは、これらのデータ特性情報がn個蓄積されたものである。
(1) フォント数(フォントタイプ数)
多数のフォントを使用したことによりプリントデータが大きくなり、メモリオーバーフローを起こす場合がある。いくつ以上のフォントを用いたときにメモリオーバーフローが発生したかを抽出し、フォント数を保存する。ここでは、フォントの種類が異なる場合だけでなく、フォントのサイズが異なる場合や、太字(Bold)や斜字体(Italic)などスタイルが異なる場合も、フォントが異なるものとしてフォント数を算出している。
複雑な画像データによるデータサイズの増大や処理時間の増大に起因してエラーを発生した印刷ジョブデータのデータサイズを保存する。
(3) 仕上げ項目数(仕上げ組み合わせ数)
複雑な仕上げ指示によるデータサイズの増大や処理時間の増大によりエラーを発生した仕上げ項目の数を保存する。ここで、仕上げとは、両面印字、透かし文字、割り付け(N−up)、ボーダライン、スケーリング、週刊誌綴じ、フィット・ツー・ペーパ(Fit to Paper)などをいう。
不正なPCL(Printer Control Language)やPJL(Printer Job Language)を使用している印字ジョブデータの場合、エラーとなるコマンド、すなわちサポートされていないコマンドの数を保存する。例えば、デジタルコピア10に両面印字するためのユニットが装置されていないのにもかかわらず、両面印字のコマンドが送信されてきた場合、エラーとなるコマンドの数として1を計上する。なお、サポートされていないコマンドが送信され、デジタルコピア10がその処理を行うようプリンタコントローラ11が指示した場合は、デジタルコピア10がハングアップする可能性がある。
前記のとおり、実施形態1にかかる印刷システムないしはデジタルコピア10では、図2中のステップS105における判定において、現在処理中の印刷ジョブデータを、データベースに保存されている全てのエラー印刷ジョブデータと比較して、類似性の有無を判定しているが、かかる処理は時間がかかる。そこで、この判定を次のような簡易な手法で行ってもよい。
(1) フォント数(フォントタイプ数)
多数のフォントを使用したことにより、プリントデータが大きくなり、メモリオーバーフローを起こす場合がある。いくつ以上のフォントを用いたときにメモリオーバーフローが発生したかを抽出し、上から2つ目のフォント数を保存し、更新する。図6(b)では、このフォント数を「20」としている。この場合も、フォントの種類が異なる場合だけでなく、フォントのサイズが異なる場合や、太字(Bold)や斜字体(Italic)などスタイルが異なる場合も、フォントが異なるものとしてフォント数を算出する。
複雑な画像データによるデータサイズの増大や処理時間の増大によりエラーを発生したデータサイズの上から2つ目のものを保存し、更新する。図6(b)では、このデータサイズを「30000KB」としている。
(3) 仕上げ項目数
複雑な仕上げ指示によるデータサイズの増大や処理時間の増大によりエラーを発生した仕上げ項目数の上から2つ目のものを保存する。ここで、仕上げとは、両面印字、透かし文字、割り付け(N−up)、ボーダライン、スケーリング、週刊誌綴じ、フィット・ツー・ペーパ(Fit to Paper)などをいう。図6(b)では、この仕上げ項目数を「3」としている。
不正なPCL(Printer Control Language)やPJL(Printer Job Language)を使用している印刷ジョブデータの場合に、エラーとなるコマンド、すなわちサポートされていないコマンドの数を保存する。図6(b)では、このコマンド数を「3」としている。
この変形例によれば、図2に示すフローチャートのステップS105における、現在処理中の印刷ジョブデータがエラー印刷ジョブデータと類似しているか否かの判定処理が簡易化され、該判定処理に要する時間が短縮される。
以下、図7を参照しつつ、本発明の実施の形態2を説明する。しかし、実施の形態2にかかる印刷システムの基本的な構成および機能は、本発明の実施の形態1にかかる印刷システムと共通であるので、説明の重複を避けるため、以下では主として実施の形態1と異なる点を説明する。なお、実施の形態2にかかる印刷システムのシステム構成は、図1に示す実施の形態1にかかる印刷システムと同様である。
Claims (5)
- 受信した印刷ジョブデータを処理して該印刷ジョブデータに対応する画像を出力するようになっている画像処理装置であって、
受信した複数の印刷ジョブデータを記憶することができ、かつ、過去にエラーが発生したエラー印刷ジョブデータのデータ特性情報を記憶している記憶装置と、
上記記憶装置に記憶されている印刷ジョブデータを順次処理するとともに、上記記憶装置を制御するプリンタコントローラとを備えていて、
上記プリンタコントローラが、
未処理の印刷ジョブデータを順次処理する際に、該印刷ジョブデータのデータ特性情報を抽出して、上記記憶装置に記憶されているエラー印刷ジョブデータのデータ特性情報と類似しているか否かを判定し、
上記印刷ジョブデータのデータ特性情報が上記エラー印刷ジョブデータのデータ特性情報と類似しているときには、上記印刷ジョブデータの処理を後回しにするようになっていることを特徴とする画像処理装置。 - 上記記憶装置が第1の記憶装置と第2の記憶装置とで構成されていて、上記第1の記憶装置が、受信した印刷ジョブデータを記憶し、上記第2の記憶装置が、エラー印刷ジョブデータのデータ特性情報を記憶するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 上記プリンタコントローラが、第1の記憶装置に記憶されている未処理の印刷ジョブデータを処理する際に、該印刷ジョブデータをコピーして第2の記憶装置に記憶させ、該印刷ジョブデータの処理にエラーが発生したときには、第2の記憶装置に記憶されている該印刷ジョブデータのコピーからデータ特性情報を抽出し、該データ特性情報を新たなエラー印刷ジョブデータのデータ特性情報として第2の記憶装置に記憶させるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 上記プリンタコントローラが、未処理の印刷ジョブデータの処理を実行しつつ、該印刷ジョブデータのデータ特性情報と上記エラー印刷ジョブデータのデータ特性情報とが類似しているか否かを判定するようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
- 上記プリンタコントローラが、未処理の印刷ジョブデータの処理を実行する前に、該印刷ジョブデータのデータ特性情報と上記エラー印刷ジョブデータのデータ特性情報とが類似しているか否かを判定するようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008211404A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
US8208150B2 (en) | 2007-05-31 | 2012-06-26 | Oki Data Corporation | Printing apparatus that detects a non-supported function |
JP2015148788A (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 障害予測システム、障害予測装置およびプログラム |
WO2024053080A1 (ja) * | 2022-09-09 | 2024-03-14 | ファナック株式会社 | 数値制御装置、及び記憶媒体 |
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