JP2008210638A - 開閉器及び光電式自動点滅器 - Google Patents

開閉器及び光電式自動点滅器 Download PDF

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Abstract

【課題】並列接続された半導体スイッチ及び機械式スイッチを備え、半導体スイッチの異常発熱を防止し、且つ大型化を抑制することができる光電式自動点滅器を提供すること。
【解決手段】交流電源ACと負荷Lとの間には、トライアックTRが接続され、そのトライアックTRにはリレーRYの接点RCが並列に接続されている。制御回路21には温度検出素子23が接続され、この温度検出素子23によりトライアックTRの温度を検出し、トライアックTRの異常温度を検出した場合にはリレーRYの接点RCをオンするようにした。その結果、異常によってトライアックTRが制御回路21の動作にかかわらずオンした場合、制御回路21は、温度検出素子23によるトライアックTRの温度検出に基づき、リレーRYの接点RCをオンする。この結果、トライアックTRに流れる電流量が少なくなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、機械式スイッチと半導体スイッチが並列接続された開閉器及び光電式自動点滅器に関するものである。
従来、外光に応じて自動的に点灯/消灯する自己制御照明装置が防犯灯や街路灯などとして用いられている。このような自己制御照明装置は、照明負荷と、この照明負荷を点灯・消灯させる自動点滅器とから構成されている。図8は、自動点滅器の一例を示す回路図である。自動点滅器は、外部電源(交流電源AC)と照明などの負荷Lとの間に接続されるトライアックTRと、そのトライアックTRに並列接続されたリレーRYとを備えている。自動点滅器の制御回路101は、周囲の明るさ(周囲照度)を検出し、検出結果に応じてトライアックTRとリレーRYとを開閉制御する。これらの開閉制御により、負荷Lに対して交流電源ACの電流の供給/停止が制御され、負荷Lが点灯/消灯する。
制御回路101は、リレーRYにおける開閉の過度時にトライアックTRを短時間通電状態に制御する。詳しくは、図9に示すように、制御回路101は、トライアックTRを導通させた後にリレーRYを導通させ、リレーRYを導通させた後にトライアックTRを非導通とする。リレーRYを非導通とするときも同様に行う。これにより、リレーRYにあっては、機械式接点におけるアークの発生を防止し、接点溶着を防ぎ、トライアックTRにあっては、発熱を抑える。これにより、熱容量の小さい小型のトライアックTRを使用することができ、大きな突入電流に耐えうるリレーを使用する必要が無く、小型のリレーを使用することができる。
トライアックTR及びリレーRYと、交流電源ACを接続する端子との間には、温度ヒューズ102が接続されている。この温度ヒューズ102は、自動点滅器の熱破損を防ぐために設けられている。例えば、図10に示すように、リレーRYをオフ(非導通)しているときに、何らかの原因によりトライアックTRに異常が発生し、トライアックTRがオン固定となりオフ不可能な状態になると、トライアックTRの継続的なオン状態を想定した放熱設計になっていないため、トライアックTRの発熱によって制御回路101やリレーRYが損傷する。このため、自動点滅器の内部が異常温度になると温度ヒューズ102が開路することで、トライアックTRの異常発熱を防止することができる。同様に、ヒューズをトライアックに直列接続した技術として特許文献1に開示されたものがある。
特開昭60−119128号公報
ところが、上記の温度ヒューズ102は、主回路、つまり交流電源ACから負荷Lに電流を供給する経路上に設けられているため、負荷Lに供給する電流に応じた定格の温度ヒューズを使用する必要がある。このため、定格電流が大きな自動点滅器に適用される温度ヒューズは、高価で大型であるため、自動点滅器自体の大型化を招くという問題がある。また、温度ヒューズ102が主回路に設けられているため、負荷Lに供給する電流によって温度ヒューズ102自体が発熱する、即ち温度ヒューズ102が自動点滅器内部の温度上昇の一因となってしまうという問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、並列接続された半導体スイッチ及び機械式スイッチを備え、半導体スイッチの異常発熱を防止し、且つ大型化を抑制することができる開閉器及び光電式自動点滅器を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、2つの端子間に接続された半導体スイッチと、前記半導体スイッチに並列接続された機械式スイッチと、前記機械式スイッチと前記半導体スイッチとに対してそれぞれオンオフ制御する制御手段と、前記2つの端子間とは異なる経路により供給される電流又は電圧により動作し、前記半導体スイッチの温度を検出する温度検出手段と、を備え、前記温度検出手段にて前記半導体スイッチの異常温度を検出した場合に前記機械式スイッチをオン制御する、ことを特徴とする。
この構成によれば、半導体スイッチは制御手段の動作にかかわらすオンした場合にこの半導体スイッチの温度が上昇する。そして、温度検出手段の検出結果に基づき半導体スイッチが異常温度であるときに機械式スイッチをオンするため、半導体スイッチに流れる電流が少なくなり、半導体スイッチの異常発熱を防ぐことができる。そして、温度検出手段2つの端子間とは異なる経路にて供給される電流又は電圧により動作するため、半導体スイッチの温度を検出する構成であればよく、微弱な電流又は電圧により動作する温度検出手段を用いることができる。このような温度検出手段は、安価で小型であるから、開閉器の大型化を防ぐことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開閉器において、前記温度検出手段は前記制御手段から供給される電流又は電圧により動作し、前記制御手段は、前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記半導体スイッチの異常温度を検出した場合に前記機械式スイッチをオン制御する、ことを特徴とする。
この構成によれば、温度検出手段は制御手段に接続されており、制御手段に対して検出結果を出力可能であればよく、微弱な電流又は電圧により動作する温度検出手段を用いることができる。このような温度検出手段は、安価で小型であるから、開閉器の大型化を防ぐことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の開閉器において、前記機械式スイッチは、前記制御手段と前記温度検出手段とに接続され、前記制御手段から出力される制御信号に応答してオンオフするし、前記温度検出手段から出力される検出信号に基づいて前記半導体スイッチが異常温度のときにオンする、ことを特徴とする。
この構成によれば、機械式スイッチは制御手段からの制御信号、又は温度検出手段からの検出信号によりオンするため、制御手段の動作にかかわらず半導体スイッチが異常温度のときにオンしてその半導体スイッチの異常発熱を防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうちの何れか一項に記載の開閉器において、前記温度検出手段は所定の動作温度にて断線する温度ヒューズを備え、該動作温度は前記半導体スイッチの異常温度に対応して設定されてなり、前記温度ヒューズの断線により前記機械式スイッチをオン制御する、ことを特徴とする。
この構成によれば、温度ヒューズは半導体スイッチが異常温度のときに断線するため、機械式スイッチをオンしたことにより半導体スイッチの温度が低下しても、機械式スイッチがオン状態を維持するため、半導体スイッチの温度上昇を抑えることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のうちの何れか一項に記載の開閉器において、前記温度検出手段は、サーミスタと、該サーミスタの電圧と前記異常温度に対応して設定された基準電圧とを比較し、その比較結果に応じたレベルの信号を出力する比較器とを備え、前記機械式スイッチは、前記比較器から出力される信号に基づいて、前記半導体スイッチが異常温度であるときにオンする、ことを特徴とする。
この構成によれば、基準電圧により機械式スイッチがオンするときの温度を任意に設定することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のうちの何れか一項に記載の開閉器において、前記制御手段は、前記2つの端子間を閉路する場合に、前記半導体スイッチを閉路したのちに前記機械式スイッチを閉路する、ことを特徴とする。
この構成によれば、機械式スイッチの閉路に先立って半導体スイッチを閉路することで、機械式スイッチに対する突入電流を防止することができる。また、機械式スイッチにおけるアークの発生を防止し、アークの発生にともなう接点溶着を防止することができる。また、アークの発生にともなう端子の消耗が低減されるため、機械式スイッチの寿命を長くすることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の開閉器において、前記制御手段は、前記機械式スイッチを閉路した後に前記半導体スイッチを開路する、ことを特徴とする。
この構成によれば、半導体スイッチを閉路する期間を、機械式スイッチを閉路する過渡時のみとすることができ、半導体スイッチの発熱が抑えられるため、熱容量の小さな小型の半導体スイッチを使用することができ、開閉器の大型化を防ぐことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のうちの何れか一項に記載の開閉器において、前記制御手段は、前記2つの端子間を開路する場合に、前記半導体スイッチを閉路したのちに前記機械式スイッチを開路し、その後に前記半導体スイッチを開路する、ことを特徴とする。
この構成によれば、機械式スイッチの開路に先立って半導体スイッチを閉路することで、機械式スイッチにおけるアークの発生を防止し、アークの発生にともなう端子の消耗が低減されるため、機械式スイッチの寿命を長くすることができる。また、半導体スイッチを閉路する期間を、機械式スイッチを閉路する過渡時のみとすることができ、半導体スイッチの発熱が抑えられるため、熱容量の小さな小型の半導体スイッチを使用することができ、開閉器の大型化を防ぐことができる。
請求項9に記載の発明は、周囲照度を検出する照度検出手段と、負荷と外部電源とともに直列回路を構成する請求項1〜8のうちの何れか一項に記載の開閉器と、を備え、前記開閉器の制御手段は、動作照度と前記検出した周囲照度とを比較し、該比較結果に応じて負荷を点灯/消灯すべく前記機械式スイッチと前記半導体スイッチとをオンオフ制御する、ことを特徴とする。
この構成によれば、負荷を点灯/消灯する光電式自動点滅器にあって、半導体スイッチの異常発熱を防ぐことができるとともに、該光電式自動点滅器の大型化を抑制することができる。
本発明によれば、並列接続された半導体スイッチ及び機械式スイッチを備え、半導体スイッチの異常発熱を防止し、且つ大型化を抑制することが可能な開閉器及び光電式自動点滅器を提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図3に従って説明する。
図1(a)に示すように、自動点滅器10のケース11は、下方が開口した箱状のボディ12と、上方が開口しボディ12の開口を閉塞する箱状のカバー13とで構成されており、このケース11内には、図2に示す回路を構成する電子部品が搭載されたプリント基板14が収容されている。プリント基板14は固定ねじ(図示せず)によってボディ12に固定され、カバー13は、L字状に形成された取付金具15(図1(b)参照)に組立ねじ16を螺入することによってボディ12と結合されている。そして、この取付金具15により、自動点滅器10が家屋等に取り付けられる。図1(b)に示すように、カバー13の前面には、該カバー13に形成された窓孔(図示略)を覆い外光をケース11内に導入する採光板17が取着されている。そして、自動点滅器10を電源及び負荷に接続するための複数の口出線18がケース11から延出されている。
図2は、自動点滅器10の電気的構成を示す回路図である。
自動点滅器10の端子X1,X2間には外部電源としての交流電源ACが接続され、端子X3,X4間には照明等の負荷Lが接続される。制御手段としての制御回路21には端子X1,X2を介して交流電源ACから電流が供給される。制御回路21には、照度検出手段としての光センサ22と、温度検出手段としての温度検出素子23と接続されている。光センサ22には、図1に示す採光板17を介して外光が入射される。光センサ22は、光を電気信号に変化するフォトダイオードやフォトトランジスタなどからなり、入射光量に応じた電流が流れる。制御回路21は、その光センサ22に流れる電流を入力し、周囲照度を検出する。
温度検出素子23は、温度ヒューズなどからなり、半導体スイッチとしてのトライアックTRの表面又はトライアックTRの近傍に固定されている。温度検出素子23は、制御回路21から供給される電流によりその両端に電位差を生じせしめ、予め定められた動作温度になると作動する、即ち断線する。この動作温度は、後述するようにトライアックTRを閉路期間だけオンされるように制御されている正常時には達しない温度に設定されている。制御回路21は、温度検出素子23の端子電圧の変化(又は両端子間の電位差の変化)に基づき、トライアックTRの温度が動作温度以上であることを検出する。制御回路21は、温度検出素子23の断線を検知すればよいため、微弱な電流を温度検出素子23に供給する。微弱な電流を流すのに十分な温度検出素子23は、安価で小型であるため、自動点滅器10の大型化を抑制することができる。また、温度検出素子23には微弱な電流しか流れないため、発熱が少なく、自動点滅器10内部の温度上昇を抑えることができる。
また、制御回路21には、ハイブリッドスイッチ24が接続されている。このハイブリッドスイッチ24は、トライアック(3端子双方向サイリスタ)TRと機械式スイッチとしてのリレーRYとから構成されている。トライアックTRは端子X2,X4間に接続され、そのトライアックTRのゲート端子は制御回路21に接続されている。リレーRYのコイルRLは制御回路21に接続され、接点RCはトライアックTRに並列接続されている。即ち、交流電源ACと負荷Lとの間には、トライアックTRと接点RCからなる並列回路が接続されている。
制御回路21のメモリ21aには、動作照度としての点灯照度及び消灯照度が記憶されている。制御回路21は、点灯照度及び消灯照度と、光センサ22にて検出した周囲照度と、を比較し、その比較結果に基づいてトライアックTR及びリレーRY(接点RC)を開閉制御する。
詳述すると、制御回路21は、周囲照度が点灯照度より低い(暗い)場合には、トライアックTRをオン(通電状態)とし、所定期間(例えば数10ms(ミリ秒))経過した後にリレーRYのコイルRLに通電して接点RCをオン(閉路)する。そして、接点RCが安定して接続するために要する時間経過後、制御回路21はトライアックTRをオフ(非通電状態)に制御する。つまり、制御回路21は、リレーRYの接点RCを閉路する過渡時の一定期間、トライアックTRをオンする。この一定期間を閉路期間という。
トライアックTRがオンされると、交流電源ACから負荷Lに電流が供給され、該負荷Lが点灯する。その後、トライアックTRに並列接続された接点RCがオンされる。従って、この接点RCには大きな突入電流が流れない。このため、大きな突入電流に耐えうるリレーを使用する必要が無く、小型のリレーを使用することができるため、自動点滅器10を小型化することができる。また、接点RCにおけるアークの発生が防止され、アークの発生にともなう接点の溶着が防止される。接点RCをオンした後にトライアックTRをオフすることで、トライアックTRへの通電時間が短い。従って、トライアックTRの発熱が抑えられ、熱容量の小さい小型のトライアックTRを使用することができる。また、発熱が抑えられるため、大きな放熱板を使用する必要が無い、または放熱板を省略することができる。従って、自動点滅器10を小型化することができる。
次に、周囲温度が消灯照度よりも高くなった(明るくなった)場合について説明する。このとき、リレーRYの接点RCはオンしている。制御回路21はトライアックTRを閉路期間だけオン制御し、その閉路期間内にて接点RCをオフする。つまり、制御回路21は、トライアックTRをオンした後、リレーRYのコイルRLに対する通電を停止し、接点RCをオフ(開路)する。その後、制御回路21はトライアックTRをオフする。これにより、接点RC及びトライアックTRがオフされるため、負荷Lに対する交流電源ACからの電流供給が停止され、負荷Lが消灯する。接点RCがオフするとき、トライアックTRがオンしているため、接点RCがオフするときのアークの発生が防止される。
図3に示すように、トライアックTRが何らかの原因(例えばオン故障)により上記閉路期間を越えて継続してオンするとこのトライアックTRの発熱し、トライアックTRの温度が動作温度以上になると、温度検出素子23が断線する。制御回路21は、温度検出素子23の断線を検出すると、リレーRYの接点RCを継続的にオンする。すると、交流電源ACから負荷Lに供給される電流が、トライアックTRと接点RCとに分流され、トライアックTRに流れる電流が減少する。このため、トライアックTRの発熱量が少なくなり、自然冷却によってトライアックTRの温度が低下する。つまり、トライアックTRが温度検出素子23の動作温度以上になるのを防止する。これにより、制御回路21やリレーRYの損傷を防止することができる。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)交流電源ACが接続された端子X2と負荷Lが接続された端子X4との間には、トライアックTRが接続され、そのトライアックTRにはリレーRYの接点RCが並列に接続されている。制御回路21は、トライアックTRとリレーRYの接点RCをそれぞれオンオフ制御する。制御回路21には温度検出素子23が接続され、この温度検出素子23によりトライアックTRの温度を検出し、トライアックTRの異常温度を検出した場合にはリレーRYの接点RCをオンするようにした。その結果、異常によってトライアックTRが制御回路21の動作にかかわらずオンした場合、制御回路21は、温度検出素子23によるトライアックTRの温度検出に基づき、リレーRYの接点RCをオンする。この結果、トライアックTRに流れる電流量が少なくなり、トライアックTRの異常発熱を防ぐことができる。そして、温度検出素子23は、制御回路21から電流が供給されて動作するため、トライアックTRの温度を検出する構成であればよく、微弱な電流により動作する温度検出素子23を用いることができる。このような温度検出素子23は、安価で小型であるから、自動点滅器10の大型化を防ぐことができる。
(2)温度検出素子23は温度ヒューズであり、この温度ヒューズの動作温度はトライアックTRの異常温度に対応して設定されている。制御回路21は、温度検出素子23の断線を検出すると、リレーRYの接点RCを継続的にオンする。温度ヒューズはトライアックTRが異常温度のときに断線するため、リレーRYの接点RCをオンしたことによりトライアックTRの温度が低下しても、接点RCをオン状態にしておくため、トライアックTRの温度上昇を抑えることができる。
(3)制御回路21は、負荷Lに電流を供給する場合、トライアックTRをオンした後、リレーRYの接点RCをオンするようにした。従って、接点RCに先だってトライアックTRがオンするため、接点RCに対する突入電流を防止することができる。これにより、電流容量の大きなリレーを使用する必要がなく、自動点滅器10の大型化を抑制することができる。また、接点RCにおけるアークの発生を防止し、アークの発生にともなう接点溶着を防止することができる。また、アークの発生にともなう端子の消耗が低減されるため、リレーRYの寿命を長くすることができる。
(4)制御回路21は、接点RCをオンした後、トライアックTRをオフするようにした。この結果、トライアックTRをオンする期間を、接点RCをオンする過渡時のみとすることができ、トライアックTRの発熱が抑えられるため、熱容量の小さな小型のトライアックTRを使用することができ、自動点滅器10の大型化を防ぐことができる。
(5)制御回路21は、負荷Lに対する電流供給を停止する場合、トライアックTRをオンした後に接点RCをオフし、その後にトライアックTRをオフするようにした。この結果、接点RCのオフに先立ってトライアックTRをオンすることで、接点RCにおけるアークの発生を防止し、アークの発生にともなう端子の消耗が低減されるため、リレーRYの寿命を長くすることができる。また、トライアックTRをオンする期間を、接点RCをオフする過渡時のみとすることができ、トライアックTRの発熱が抑えられるため、熱容量の小さな小型のトライアックTRを使用することができ、自動点滅器10の大型化を防ぐことができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施の形態を図4,図5に従って説明する。
図4は、本実施の形態の自動点滅器30の電気的構成を示す回路図である。
電源回路ブロック41の端子X11,X12は、交流電源ACの両端に接続されている。両端子X11はコンデンサC1と抵抗R1からなる直列回路を介してダイオードブリッジよりなる整流器DBの第1入力端子に接続され、整流器DBの第2入力端子は端子X12に接続されている。整流器DBは、交流電源ACから供給される交流電圧を全波整流した直流電圧VSを第1電源部42及び第2電源部43に出力する。
直流電圧VSは、第1電源部42の抵抗R2を介してNPNトランジスタT1のコレクタに供給される。トランジスタT1のコレクタ−ベース間には抵抗R3が接続され、トランジスタT1のベースにはツェナーダイオードZD1のカソードが接続され、そのツェナーダイオードZD1のアノードはグランドに接続されている。トランジスタT1のエミッタには平滑用のコンデンサC2と、ダイオードD1のカソードが接続されている。更に、トランジスタT1のエミッタは制御回路ブロック51に接続されている。
この第1電源部42は、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧に対応した電圧であって、コンデンサC2により平滑化された直流の第1駆動電圧VCを生成し、その第1駆動電圧VCを制御回路ブロック51に供給する。また、この第1電源部42は、トランジスタT1のエミッタに接続された制御回路ブロック51の消費電流に応じて、トランジスタT1のコレクタ−エミッタ間に電圧降下を持たせてインピーダンス調整を行うことにより、消費電流の低減化が行われている。制御回路ブロック51は、後述するように、制御手段としてのマイクロコンピュータ(以下、MCU)52と照度検出手段としての光センサ53を主な電子部品として構成されているため、第1電源部42から供給する第1駆動電圧VCにて動作する回路における消費電流が少ない。従って、この第1電源部42における損失を抑えることができる。
上記直流電圧VSは、第2電源部43の抵抗R4を介してPNPトランジスタT2のエミッタに供給される。トランジスタT2のベースは抵抗R5を介してNPNトランジスタT3のコレクタに接続され、そのトランジスタT3のエミッタはグランドに接続されている。上記トランジスタT2のコレクタはツェナーダイオードZD2のカソードに接続され、そのツェナーダイオードZD2のアノードはグランドに接続されている。また、上記トランジスタT2のコレクタは平滑用のコンデンサC3に接続されるとともに、上記ダイオードD1のアノードに接続されている。
上記トランジスタT3のベースには抵抗R6を介してダイオードD11,D12のカソードが接続され、両ダイオードD11,D12のアノードはそれぞれ制御回路ブロック51のMCU52の出力端子PO1,PO2に接続されている。MCU52は、出力端子PO1から制御信号SC1を出力し、出力端子PO2から制御信号SC2を出力する。従って、トランジスタT3のベースに第1制御信号SC1と第2制御信号SC2とを論理和演算(OR)した信号が供給される。この第2電源部43は、第1制御信号SC1又は第2制御信号SC2によりトランジスタT3がオンしている間、そのトランジスタT3に抵抗R5を介してベースが接続されたトランジスタT2が、ツェナーダイオードZD2のアノードにおける電圧に対して入力される直流電圧VSによりスイッチングする。この構成により、第2電源部43は、ツェナーダイオードZD2のツェナー電圧に対応する電圧であり、コンデンサC3により平滑化された直流の第2駆動電圧VRを生成する。この第2駆動電圧VRは、負荷制御回路ブロック61に供給される。
第2電源部43の抵抗R5は、オンしたトランジスタT3を介してトランジスタT2に十分なベース電流が流れるように定数設定されている。従って、トランジスタT2におけるコレクタ−エミッタ間の電圧降下が少なく、損失が少ない。
尚、第1電源部42のトランジスタT1は、生成した第1駆動電圧VCを供給する制御回路ブロック51の消費電流に応じてオフする場合がある。この場合、第2電源部43のコンデンサC3にアノードが接続されたダイオードD1を介して第2電源部43の第2駆動電圧VRが制御回路ブロック51に供給されるため、制御回路ブロック51の動作を継続させることができる。
制御回路ブロック51のMCU52には、第1電源部42により生成された第1駆動電圧VC、又は第2電源部43により生成された第2駆動電圧VRが駆動電圧VDとして供給される。MCU52の入力端子PI1,PI2は抵抗R11,R12によりプルアップされるとともに、切換スイッチSW1の切換端子にそれぞれ接続されている。切換スイッチSW1は上記の切換端子を含めて少なくとも3つの切換端子に切換接続される固定端子を有し、該固定端子はグランドに接続されている。従って、本実施形態では、切換スイッチSW1を切り換えることにより、MCU52の入力端子PI1,PI2の端子電位が設定され、MCU52はそれら端子PI1,PI2の端子電位に基づいて設定された形式を判断する。つまり、本実施形態では、設定する形式に応じて切換スイッチSW1を切り換えるだけでよく、形式に応じて抵抗等を接続する手間がかからない。
また、MCU52の入力端子PI3は駆動電圧VDが供給される光センサ53に接続されている。その光センサ53には並列に抵抗R13が接続されるとともに、光センサ53と抵抗R13との接続点が抵抗R14を介してグランドに接続されている。光センサ53は、光を電気信号に変化するフォトダイオードやフォトトランジスタなどからなり、入射光量に応じた電流が流れる。従って、光センサ53及び抵抗R13と抵抗R14との接続点の電位が入射光量に応じて変化する。MCU52は、入力端子PI3から入力される電圧をA/D変換し、その変換後の値を光センサ53における入射光量とする。
MCU52の不揮発性メモリ52aには、各形式に対応する動作制御プログラム及び動作照度設定値が記憶されている。MCU52は、その制御プログラムを実行し、入射光量と動作照度設定値とに基づいて、制御信号SC1を出力端子PO1から出力とともに、制御信号SC2を出力端子PO2から出力する。第1制御信号SC1は第2電源部43と負荷制御回路ブロック61に供給され、第2制御信号SC2はダイオードD21を介して第2電源部43と負荷制御回路ブロック61に供給される。
第1制御信号SC1は、負荷制御回路ブロック61の電子開閉部(第1開閉部)63を構成する抵抗R21を介してNPNトランジスタT12のベースに供給される。トランジスタT12のエミッタはグランドに接続され、トランジスタT11のコレクタは抵抗R23を介して発光ダイオードPDのカソードに接続され、発光ダイオードPDのアノードには第2駆動電圧VRが供給されている。従って、制御信号SC1によりトランジスタT12がオンすると、第2駆動電圧VRにより発光ダイオードPDが発光し、トランジスタT12がオフすると発光ダイオードPDの発光が停止される。
電子開閉部63には、発光ダイオードPDから発せられる光をトリガとしてオンするフォトトライアックPTが設けられている。フォトトライアックPTの第1端子は端子X12に接続され、フォトトライアックPTの第2端子は抵抗R24を介して半導体スイッチとしてのトライアック(3端子双方向サイリスタ)TRのゲートに接続されている。そのトライアックTRは、端子X12,X13間に接続されている。これらの端子X12,X13間には、機械式スイッチとしてのリレー62の接点62bが接続されている。端子X12,X13間、即ち交流電源ACと負荷Lとの間には、半導体スイッチ素子であるトライアックTRと後述する機械的接点であるリレー62の接点62bからなる並列回路が接続されている。
フォトトライアックPTは発光ダイオードPDから発せられる光によってオンし、フォトトライアックPTを介して交流電源ACからトライアックTRにゲート電流が流れる。これにより、トライアックTRがオンし、負荷Lに交流電源ACから電流が供給され、該負荷Lが点灯する。
制御信号SC1によりトランジスタT12がオフすると、発光ダイオードPDの発光が停止し、フォトトライアックPTがオフ状態となる。すると、トライアックTRにゲート電流が流れなくなり、トライアックTRがオフする。これにより、負荷Lに対する交流電源ACからの電流供給が停止さあれ、負荷Lが消灯する。
第2制御信号SC2は、ダイオードD21と負荷制御回路ブロック61の抵抗R21を介してNPNトランジスタT11のベースに供給される。そのトランジスタT11のコレクタはリレー62のコイル62aに接続され、トランジスタT11のエミッタはグランドに接続されている。リレー62のコイル62aには第2駆動電圧VRが供給されている。リレー62の接点62bは端子X12,X13間に接続されている。従って、リレー62の接点62bは、制御信号SC2により開閉する。即ち、リレー62及びトランジスタT11は、制御信号SC2により開閉する機械式の接点62bを有する第2開閉部を構成する。そして、接点62bが閉路(オン)すると負荷Lに交流電源ACから電流が供給されてその負荷Lが点灯し、接点62bが開路(オフ)すると負荷Lに対する電流供給が停止されて負荷Lが消灯する。
即ち、制御信号SC1及び制御信号SC2が、第2電源部43を制御するための制御信号としてMCU52から出力されるとともに、負荷制御回路ブロック61を制御するための制御信号として同MCU52から出力される。そして、並列接続されたリレー62(接点62b)及びトライアックTRの少なくとも一方がオンすることにより負荷Lに交流電源ACから電流が供給されてその負荷Lが点灯する。一方、リレー62(接点62b)及びトライアックTRがともにオフすることにより負荷Lに対する電流供給が停止されて負荷Lが消灯する。
ダイオードD21と抵抗R21との間のノードには、温度検出手段としての温度検出回路71が接続されている。ダイオードD21のカソードは、第2電源部43のダイオードD21のアノードに接続されている。つまり、リレー62を駆動するトランジスタT11のベースには、MCU52と温度検出回路71とが接続されている。また、第2電源部43を作動/停止するためのトランジスタT3のベースには、MCU52と温度検出回路71とが接続されている。
温度検出回路71の温度検出素子72の第1端子には、抵抗R31を介して第1駆動電圧VCが供給され、温度検出素子72の第2端子はグランドに接続されている。温度検出素子72と抵抗R31との間のノードはNPNトランジスタT31のベースに接続されており、そのトランジスタT31のコレクタには第1駆動電圧VCが供給され、トランジスタT31のエミッタはダイオードD21と抵抗R21との間のノードに接続されている。
温度検出素子72は温度ヒューズであり、抵抗R31を介して電流が流れる。このとき、温度検出素子72に流れる電流は、従来例において温度ヒューズに流れる電流に比べて極めて少ない。従って、温度検出素子72は、微弱な電流が流れるものを使用することができる。このような温度検出素子72は、安価で小型であるから、自動点滅器30の大型化が抑制される。
温度検出素子72は、トライアックTRの表面又はトライアックTRの近傍に固定されている。従って、トライアックTRの温度が動作温度以上になると、温度検出素子72が断線する。この温度検出素子72が断線していないとき、トランジスタ31はベース電流が流れないためオフしている。従って、リレー62を駆動するトランジスタT11には制御信号SC2が供給されるため、リレー62の接点62bは制御信号SC2に基づいてオンオフする。
温度検出素子72が断線すると、トランジスタT31は、そのベースに電流が供給されるためにオンする。このオンしたトランジスタT31を介して第2駆動電圧VCが、第2電源部43を制御するためのトランジスタT3のベースに供給され、該トランジスタT3がオンする。つまり、トライアックTRの温度が動作温度を超えると温度検出素子72が断線した場合には、MCU52から出力される第2制御信号SC2にかかわらずにトランジスタT3がオンし、第2電源部43は第2駆動電圧VRを生成する。この第2駆動電圧VRはリレー62に供給される。
また、オンしたトランジスタT31を介して第2駆動電圧VCが、リレー62を駆動するトランジスタT11のベースに供給され、該トランジスタT11がオンする。つまり、トライアックTRの温度が動作温度を超えると温度検出素子72が断線した場合には、MCU52から出力される第2制御信号SC2にかかわらずにトランジスタT11がオンし、リレー62の接点62bがオンする。温度検出素子72は断線しているから、リレー62の接点62bは、継続的にオンする。すると、交流電源ACから負荷Lに供給される電流が、トライアックTRと接点62bとに分流され、トライアックTRに流れる電流が減少する。このため、トライアックTRの発熱量が少なくなり、自然冷却によってトライアックTRの温度が低下する。これにより、回路ブロック41,51やリレー62の損傷を防止することができる。
次に、MCU52の動作を説明する。
MCU52は、制御信号SC1と制御信号SC2とを出力するタイミングを設定している。先ず、負荷Lを点灯するときのタイミングについて説明する。図5に示すように、MCU52は、先ず、Hレベルの制御信号SC1を出力する。この制御信号SC1により第2電源部43にて第2駆動電圧VRが生成され、負荷制御回路ブロック61の電子開閉部63を構成するトライアックTRがオンする。これにより、負荷Lに交流電源ACから電流が供給され、該負荷Lが点灯する。
次いで、MCU52は、Hレベルの制御信号SC1を出力してから所定の待機時間(例えば、数10ms(ミリ秒))経過すると、Hレベルの制御信号SC2を出力する。この制御信号SC2により、負荷制御回路ブロック61を構成するリレー62の接点62bがオンする。この時、負荷Lに対して交流電源ACから電流が供給されており、オンしているトライアックTRに並列接続された接点62bがオンするため、この接点62bには大きな突入電流が流れない。このため、大きな突入電流に耐えうるリレーを使用する必要が無く、小型のリレーを使用することができるため、自動点滅器30を小型化することができる。また、接点62bにおけるアークの発生が防止され、アークの発生にともなう接点の溶着が防止される。
次いで、MCU52は、Lレベルの制御信号SC1を出力する。この制御信号SC2によりトライアックTRがオフする。この時、第2電源部43のトランジスタT3は制御信号SC2によりオン状態を継続するため、第2駆動電圧VRが継続的に生成される。また、リレー62の接点62bはオンしているため、負荷Lには交流電源ACからの電流が継続して供給される。
そして、MCU52は、リレー62の接点62bをオンした後にトライアックTRをオフしている。このトライアックTRがオンしている期間は、長くても数100msであるため、トライアックTRの発熱が抑えられ、熱容量の小さい小型のトライアックTRを使用することができる。また、発熱が抑えられるため、大きな放熱板を使用する必要が無い、または放熱板を省略することができる。従って、自動点滅器30を小型化することができる。
次に、負荷Lを消灯する場合について説明する。
先ず、MCU52は、Hレベルの制御信号SC1を出力してトライアックTRをオンする。次いで、MCU52は、Lレベルの制御信号SC2を出力してリレー62の接点62bをオフする。この時、接点62bに並列接続されたトライアックTRがオンしているため、負荷Lを点灯する場合と同様に、この接点62bにおけるアークの発生が防止され、アークの発生にともなう接点の消耗が低減され、リレー62の寿命が長くなる。
次いで、MCU52は、Lレベルの制御信号SC1を出力してトライアックTRをオフする。トライアックTRがオンしている期間は、負荷Lを点灯するときと同様であるため、トライアックTRの発熱が抑えられ、熱容量の小さい小型のトライアックTRを使用することができる。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)交流電源ACが接続された端子X12と負荷Lが接続された端子X13との間には、トライアックTRが接続され、そのトライアックTRにはリレー62の接点62bが並列に接続されている。MCU52は、トライアックTRとリレー62の接点62bをそれぞれオンオフ制御する。リレー62を駆動するトランジスタT11のベースは、MCU52と温度検出回路71が接続されている。温度検出回路71は、温度検出素子72を備え、その温度ヒューズ72が断線したときに、第1駆動電圧VCをトランジスタT11のベースに供給する。これにより、トランジスタT11がオンし、リレー62の接点62bがオンする。その結果、異常によってトライアックTRが制御回路21の動作にかかわらずオンした場合、リレー62の接点62bがオンする。この結果、トライアックTRに流れる電流量が少なくなり、トライアックTRの異常発熱を防ぐことができる。そして、温度検出回路71の温度検出素子72は、第1駆動電圧VCにより電流が供給されて動作するため、トライアックTRの温度を検出する構成であればよく、微弱な電流により動作する温度検出素子72を用いることができる。このような温度検出素子72は、安価で小型であるから、自動点滅器30の大型化を防ぐことができる。
(2)リレー62を駆動するトランジスタT11のベースは、MCU52に接続されるとともに、温度検出回路71に接続されている。従って、トライアックTRの温度が異常温度になった場合には、MCU52の動作にかかわらず接点62bがオンされ、トライアックTRの異常発熱を防止することができる。
(3)この実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、リレー62の接点62bをオンする過渡時にトライアックTRを短時間オンするようにした。その結果、リレー62の接点62bに対する突入電流を防止することができる。また、接点62bにおけるアークの発生を防止し、アークの発生にともなう接点溶着を防止することができる。また、アークの発生にともなう端子の消耗が低減されるため、リレー62の寿命を長くすることができる。そして、トライアックTRを短時間だけオンするようにしたため、トライアックTRの発熱が抑えられるため、熱容量の小さな小型のトライアックTRを使用することができ、自動点滅器30の大型化を防ぐことができる。
(4)この実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、リレー62の接点62bをオフする過渡時にトライアックTRを短時間オンするようにした。その結果、リレー62の接点62bにおけるアークの発生を防止し、アークの発生にともなう端子の消耗が低減されるため、リレー62の寿命を長くすることができる。そして、トライアックTRを短時間だけオンするようにしたため、トライアックTRの発熱が抑えられるため、熱容量の小さな小型のトライアックTRを使用することができ、自動点滅器30の大型化を防ぐことができる。
尚、上記各実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・第1の実施の形態において、制御回路21はどのように構成されていてもよい。例えば、第2の実施の形態と同様に、マイクロコンピュータにより構成する、シーケンス回路により構成する、所定のロジック回路により構成する、等、様々な形態が考えられる。これらの回路により制御回路21を構成することができることは当業者にとって周知である。
・上記各実施形態では、温度検出素子23,72として温度ヒューズを用いたが、それ以外の温度検出素子を用いても良い。例えば、サーミスタを用いることもできる。そのサーミスタを用いた温度検出回路の一例を図6に示す。この温度検出回路81は、サーミスタ82が抵抗R41と直列に接続され、その接続点はコンパレータ(比較器)83に接続されている。このコンパレータ83の入力端子には、抵抗R42,R43からなる分圧回路が接続され、その分圧回路により設定された基準電圧が入力される。
サーミスタ82はトライアックTRの表面又はトライアックTRの近傍に固定されており、トライアックTRの温度に応じた抵抗値となる。従って、サーミスタ82と抵抗R41により、その接続点にてトライアックTRの温度に応じた電圧を生成する。コンパレータ83は、サーミスタ82による電圧と基準電圧とを比較し、その比較結果に応じて、トライアックTRの温度が異常温度に達していない場合にはLレベルの信号を、トライアックTRの温度が異常温度に達している場合にはHレベルの信号を出力する。つまり、上記の基準電圧は、トライアックTRの異常温度に対応して設定されている。コンパレータ83から出力される信号は、第2の実施形態と同様に、リレー62を駆動するトランジスタT11のベースに供給される。従って、この図6による構成でも、上記第2の実施の形態と同様に、リレー62の接点62bを制御することができる。
また、図7に示すように、サーミスタ82をMCU52に直接接続するようにしてもよい。MCU52の入力端子はサーミスタ82と抵抗R41との間のノードに接続されている。従って、MCU52は、サーミスタ82による電圧を入力する。MCU52は、この入力された電圧をA/D変換し、その変換後のデジタル値をトライアックTRの温度として検出する。そして、MCU52は、検出した温度が異常温度であるか否かを判断し、その判断結果に基づき、トライアックTRの温度が異常温度に達している場合にはHレベルの制御信号SC2を出力してトランジスタT11をオンし、リレー62の接点62bをオンする。このように構成しても、上記実施の形態と同様に、トライアックTRの異常発熱を抑え、光電式自動点滅器の損傷を防止することができる。
(a)は自動点滅器の正面図、(b)は自動点滅器の側面図。 第1の実施の形態の自動点滅器の回路図。 第1の実施の形態の自動点滅器の動作波形図。 第2の実施の形態の自動点滅器の回路図。 第2の実施の形態の自動点滅器の動作波形図。 別の温度検出部の説明図。 別の温度検出部の説明図。 従来の自動点滅器の回路図。 従来の自動点滅器の動作波形図。 従来の自動点滅器の動作波形図。
符号の説明
21…制御回路、22,53…光センサ、23,72…温度検出素子、52…MCU、82…サーミスタ、62,RY…リレー、62b、RC…接点、TR…トライアック、AC…交流電源、L…負荷、X1〜X4,X11〜X13…端子、SC1,SC2…制御信号。

Claims (9)

  1. 2つの端子間に接続された半導体スイッチと、
    前記半導体スイッチに並列接続された機械式スイッチと、
    前記機械式スイッチと前記半導体スイッチとに対してそれぞれオンオフ制御する制御手段と、
    前記2つの端子間とは異なる経路により供給される電流又は電圧により動作し、前記半導体スイッチの温度を検出する温度検出手段と、
    を備え、
    前記温度検出手段にて前記半導体スイッチの異常温度を検出した場合に前記機械式スイッチをオン制御する、
    ことを特徴とする開閉器。
  2. 請求項1に記載の開閉器において、
    前記温度検出手段は前記制御手段から供給される電流又は電圧により動作し、前記制御手段は、前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記半導体スイッチの異常温度を検出した場合に前記機械式スイッチをオン制御する、
    ことを特徴とする開閉器。
  3. 請求項1に記載の開閉器において、
    前記機械式スイッチは、前記制御手段と前記温度検出手段とに接続され、前記制御手段から出力される制御信号に応答してオンオフするし、前記温度検出手段から出力される検出信号に基づいて前記半導体スイッチが異常温度のときにオンする、ことを特徴とする開閉器。
  4. 請求項1〜3のうちの何れか一項に記載の開閉器において、
    前記温度検出手段は所定の動作温度にて断線する温度ヒューズを備え、該動作温度は前記半導体スイッチの異常温度に対応して設定されてなり、前記温度ヒューズの断線により前記機械式スイッチをオン制御する、ことを特徴とする開閉器。
  5. 請求項1〜3のうちの何れか一項に記載の開閉器において、
    前記温度検出手段は、サーミスタと、該サーミスタの電圧と前記異常温度に対応して設定された基準電圧とを比較し、その比較結果に応じたレベルの信号を出力する比較器とを備え、
    前記機械式スイッチは、前記比較器から出力される信号に基づいて、前記半導体スイッチが異常温度であるときにオンする、ことを特徴とする開閉器。
  6. 請求項1〜5のうちの何れか一項に記載の開閉器において、
    前記制御手段は、前記2つの端子間を閉路する場合に、前記半導体スイッチを閉路したのちに前記機械式スイッチを閉路する、ことを特徴とする開閉器。
  7. 請求項6に記載の開閉器において、
    前記制御手段は、前記機械式スイッチを閉路した後に前記半導体スイッチを開路する、ことを特徴とする開閉器。
  8. 請求項1〜7のうちの何れか一項に記載の開閉器において、
    前記制御手段は、前記2つの端子間を開路する場合に、前記半導体スイッチを閉路したのちに前記機械式スイッチを開路し、その後に前記半導体スイッチを開路する、ことを特徴とする開閉器。
  9. 周囲照度を検出する照度検出手段と、
    負荷と外部電源とともに直列回路を構成する請求項1〜8のうちの何れか一項に記載の開閉器と、
    を備え、
    前記開閉器の制御手段は、動作照度と前記検出した周囲照度とを比較し、該比較結果に応じて負荷を点灯/消灯すべく前記機械式スイッチと前記半導体スイッチとをオンオフ制御する、ことを特徴とする光電式自動点滅器。
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