JP2008208891A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクブレーキ装置において、パッドのライニング偏摩耗を抑制するために設けたパッドにおける裏板のトルク伝達部を、平面度を高め易い構成とする。
【解決手段】ディスクブレーキ装置は、ディスクロータ11を挟持可能な一対のパッド15,16を備えている。各パッド15,16の裏板15a,16aには、ライニング15b,16bの偏摩耗を抑制するためのトルク伝達部15a1,16a1が形成されている。各裏板15a,16aは、ロータ径方向に沿った断面形状がL字状で、前記トルク伝達部15a1,16a1がロータ軸方向およびロータ径方向にて厚肉となるように成型加工により成形されていて、この厚肉部分にはパッドハンガーピン17を挿通するための貫通孔15a2,16a2が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディスクブレーキ装置に係り、特に、ディスクロータを挟持可能な少なくとも一対のパッドにおける裏板には、前記ディスクロータの外周より外周側にて同裏板の前面側に突出するトルク伝達部が形成され、前記各パッドをロータ軸方向に移動可能に支持するキャリパまたはトルクメンバーには、制動時に前記トルク伝達部を受け止めるトルク受け面が設けられているディスクブレーキ装置に関する。
この種のディスクブレーキ装置は、例えば、下記特許文献1に示されている。このディスクブレーキ装置では、制動時に、パッドのライニングがディスクロータに摺接する面と、前記トルク伝達部と前記トルク受け面の接触部位との、ロータ軸方向での偏移量(接線力の作用点と反力の作用点とのロータ軸方向でのずれ量)を小さくすることができて、この偏移量によるパッドの回転モーメントを小さくすることができ、この回転モーメントに起因するパッドにおけるライニングの偏摩耗を効果的に抑制することが可能である。
特開平5−209640号公報
上記した特許文献1に記載されているディスクブレーキ装置においては、パッドの裏板に設けるトルク伝達部が裏板(薄肉で屈曲形成可能な素材、例えば、鉄板で形成されている)の一部をL字状に曲げること(屈曲加工)により形成されている。このため、トルク受け面と接触するトルク伝達部の平面度を確保することが難しく、パッドにおけるライニングの摩耗限界まで上記した作用効果を安定して得ることができない。また、パッドの裏板にパッドハンガーピンを挿通するための貫通孔を設ける場合には、この貫通孔を設けることによりトルク伝達部の剛性が大きく低下するおそれがあるため、この貫通孔とトルク伝達部(L字曲げ部)のレイアウトが難しい。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、上記したように構成されているディスクブレーキ装置において、前記裏板はロータ径方向に沿った断面形状がL字状で前記トルク伝達部がロータ軸方向およびロータ径方向にて厚肉となるように成型加工(成形型を用いた加工)により成形されていて、この厚肉部分にはパッドハンガーピンを挿通するための貫通孔が形成されていることに特徴がある。
本発明によるディスクブレーキ装置においては、パッドの裏板が成型加工(成形型を用いた加工)により成形されていて、前記トルク伝達部がロータ軸方向およびロータ径方向にて厚肉に成形されている。このため、薄肉素材で形成されている裏板の一部をL字状に曲げることによりトルク伝達部を形成する場合に比して、トルク受け面と接触するトルク伝達部の平面度を容易に高めることが可能であり、パッドにおけるライニングの摩耗限界まで上記した作用効果(上記した接線力の作用点と反力の作用点とのロータ軸方向でのずれ量を小さくして、パッドに作用する回転モーメントを小さくし、この回転モーメントに起因するパッドにおけるライニングの偏摩耗を効果的に抑制すること)を安定して得ることができる。
また、本発明によるディスクブレーキ装置においては、前記トルク伝達部がロータ軸方向およびロータ径方向にて厚肉に成形されていて、この厚肉部分(剛性が高められている部分)にパッドハンガーピンを挿通するための貫通孔が形成されている。このため、パッドの裏板にパッドハンガーピンを挿通するための貫通孔を設けても、トルク伝達部の剛性を必要十分に確保することが可能であり、所期の作用効果を害することなくパッドハンガーピンを挿通するための貫通孔を任意にレイアウトすることが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記トルク受け面が前記ディスクロータ側に偏って設けられていて、前記トルク伝達部の前記トルク受け面に対する接触部位が前記パッドにおけるライニングの摩耗に伴って突出端側から根元側に移るように構成されていることも可能である。また、前記トルク受け面が前記トルク伝達部に対応してロータ軸方向に沿って設けられていて、前記トルク伝達部の前記トルク受け面に対する接触面積が前記パッドにおけるライニングの摩耗に伴って変化しないように構成されていることも可能である。この場合において、前記トルク受け面は前記ライニングの背部に設けられている前記裏板のロータ周方向端部をも受け止める形状に形成されていることも可能である。
また、本発明の実施に際して、前記裏板は樹脂で成形されていて、この裏板とライニングは一体成形されていることも可能である。この場合には、裏板の形状が多様化できて、簡便に上記したライニングの偏摩耗対策が可能となる。また、本発明の実施に際して、前記裏板の厚肉部分には接触式ライニング摩耗警報装置の接触検知部が内蔵されていることも可能である。この場合には、パッドにおけるライニングの摩耗が限界に達したときに、接触式ライニング摩耗警報装置が作動するように設定して、パッドにおけるライニングの摩耗限界を使用者に知らせることが可能である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1および図2は本発明を車両用のピストン対向型(固定キャリパ型)ディスクブレーキ装置に実施した第1の実施形態を概略的に示していて、この第1の実施形態のディスクブレーキ装置は、車輪と一体的に回転するディスクロータ11と、このディスクロータ11の一部を跨ぐようにして配置されるキャリパ12と、このキャリパ12に組付けた一対2個のピストン13,14と、キャリパ12に組付けられてディスクロータ11を挟持可能な一対2個のパッド15,16を備えている。
キャリパ12は、ディスクロータ11の一部を跨いで対向させたインナー部12aとアウター部12bを備えるとともに、これらを連結する一対のブリッジ部12c,12dを備えている。また、キャリパ12は、インナー部12aの内周側(図1の下側)からロータ径方向に延びる取付部12eを備えていて、この取付部12eにてマウント(図示省略)に固着されるように構成されている。
インナー部12aは、ロータ軸方向に延びてディスクロータ11側の端部にて開口するシリンダ12a1を有していて、このシリンダ12a1にはピストン13が周知のように組付けられている。アウター部12bは、ロータ軸方向に延びてディスクロータ11側の端部にて開口するシリンダ12b1を有していて、このシリンダ12b1にはピストン14が周知のように組付けられている。なお、シリンダ12a1と12b1は同軸的に配置されている。
一方のブリッジ部12cは、両パッド15,16の一側にてインナー部12aとアウター部12bを連結していて、各パッド15,16の一方のロータ周方向端面に対向する部位に一対の突起12c1,12c2を有している。各突起12c1,12c2は、制動時に各パッド15,16の裏板15a,16aに形成したトルク伝達部15a1,16a1を受け止めるトルク受け面S1を有していて、各パッド15,16の裏板15a,16aに対してディスクロータ11側に偏って設けられている。トルク受け面S1は、ロータ径方向の長さに比してロータ軸方向の長さが短い形状に形成されている。
他方のブリッジ部12dは、両パッド15,16の他側にてインナー部12aとアウター部12bを連結していて、各パッド15,16の他方のロータ周方向端面に対向する部位に一対の突起12d1,12d2(図2参照)を有している。各突起12d1,12d2は、制動時に各パッド15,16の裏板15a,16aに形成したトルク伝達部15a1,16a1を受け止めるトルク受け面S2を有していて、各パッド15,16の裏板15a,16aに対してディスクロータ11側に偏って設けられている。トルク受け面S2は、ロータ径方向の長さに比してロータ軸方向の長さが短い形状に形成されている。
ピストン13は、インナー側のパッド15をディスクロータ11に向けてロータ軸方向に押圧するものであり、シリンダ12a1に液密的かつロータ軸方向に摺動可能に組付けられていて、シリンダ12a1に油室R1を形成している。ピストン14は、アウター側のパッド16をディスクロータ11に向けてロータ軸方向に押圧するものであり、シリンダ12b1に液密的かつロータ軸方向に摺動可能に組付けられていて、シリンダ12b1に油室R2を形成している。なお、各油室R1,R2には、ブレーキマスタシリンダ(図示省略)からの油圧が供給・排出されるように構成されている。
各パッド15,16は、樹脂素材で形成された裏板15a,16aと、この裏板15a,16aと一体成形されたライニング15b,16bによって構成されていて、裏板15a,16aにて一対のパッドハンガーピン17,18を介してキャリパ12にロータ軸方向にて移動可能に支持されている。各パッドハンガーピン17,18は、両端部にてキャリパ12に連結されている。
各裏板15a,16aは、ディスクロータ11の外周より外周側に、裏板15a,16aの前面側(ディスクロータ11側)に突出するトルク伝達部15a1,16a1を備えている。また、各裏板15a,16aは、ロータ径方向に沿った断面形状が図1に示したようにL字状で、トルク伝達部15a1,16a1がロータ軸方向およびロータ径方向にて厚肉となるように、成型加工(成形型を用いた加工)により成形されている。各トルク伝達部15a1,16a1は、各トルク受け面S1,S2のロータ軸方向の長さに比してロータ軸方向の長さが長い形状に形成されている。
また、各裏板15a,16aの厚肉部分(トルク伝達部15a1,16a1)には、パッドハンガーピン17,18を挿通するための貫通孔15a2・15a3,16a2・16a3と、探知棒(プローブ)21,22を挿通するための真円の貫通孔15a4,16a4がそれぞれ形成されている。各貫通孔15a2・15a3,16a2・16a3は、図3に示したように長円(ロータ周方向に長い円)であり、各パッド15,16がパッドハンガーピン17,18に対してロータ周方向に所要量移動可能とされている。
各探知棒(プローブ)21,22は、接触式ライニング摩耗警報装置の接触検知部であり、真円の貫通孔15a4,16a4に移動不能に組付けられていて、図4に示したように、先端部が互いに接触(当接)することによりパッド15,16におけるライニング15b,16bの摩耗が限界に達したことを検出することが可能である。なお、各探知棒(プローブ)21,22の先端部が互いに接触したときには、接触式ライニング摩耗警報装置の警報ランプまたは警報ブザー(図示省略)が作動するように設定されていて、パッド15,16におけるライニング15b,16bの摩耗限界を使用者に知らせることが可能である。
上記のように構成したこの実施形態においては、ブレーキマスタシリンダから各油室R1,R2に油圧が供給されると、ピストン13がパッド15をディスクロータ11に向けて押圧するとともに、ピストン14がパッド16をディスクロータ11に向けて押圧することにより、各パッド15,16のライニング15b,16bがディスクロータ11に摺接して、ディスクロータ11を制動する。
この制動時には、各パッド15,16のトルク伝達部15a1,16a1がキャリパ12の突起12c1,12c2または12d1,12d2に当接し、このときに生じる接線力は、突起12c1,12c2または12d1,12d2のトルク受け面S1またはS2にて受け止められる。なお、各油室R1,R2からブレーキマスタシリンダに作動油が排出されると、上述したディスクロータ11の制動は解除される。
ところで、この実施形態においては、ディスクロータ11を挟持可能な一対のパッド15,16における裏板15a,16aに、トルク伝達部15a1,16a1が形成されている。また、キャリパ12の各ブリッジ部12c,12dに、制動時に各トルク伝達部15a1,16a1を受け止めるトルク受け面S1またはS2を有する突起12c1・12c2,12d1・12d2がディスクロータ側に偏って設けられている。このため、各トルク伝達部15a1,16a1の各トルク受け面S1またはS2(突起12c1,12c2または12d1,12d2)に対する接触部位が各パッド15,16におけるライニング15b,16bの摩耗に伴って突出端側から根元側に移る。
このため、この実施形態においては、制動時に、各パッド15,16のライニング15b,16bがディスクロータ11に摺接する面と、各トルク伝達部15a1,16a1と各トルク受け面S1またはS2の接触部位との、ロータ軸方向での偏移量(接線力の作用点と反力の作用点とのロータ軸方向でのずれ量)を小さくすることができて、この偏移量による各パッド15,16の回転モーメントを小さくすることができ、この回転モーメントに起因する各パッド15,16におけるライニング15b,16bの偏摩耗を効果的に抑制することが可能である。
また、この実施形態においては、各パッド15,16の裏板15a,16aが成型加工(成形型を用いた加工)により成形されていて、トルク伝達部15a1,16a1がロータ軸方向およびロータ径方向にて厚肉に成形されている。このため、薄肉素材で形成されている裏板の一部をL字状に曲げることによりトルク伝達部を形成する場合に比して、トルク受け面S1またはS2と接触するトルク伝達部15a1,16a1の平面度を容易に高めることが可能であり、各パッド15,16におけるライニング15b,16bの摩耗限界まで上記した作用効果(上記した接線力の作用点と反力の作用点とのロータ軸方向でのずれ量を小さくして、パッドに作用する回転モーメントを小さくし、この回転モーメントに起因するパッドにおけるライニングの偏摩耗を効果的に抑制すること)を安定して得ることができる。
また、この実施形態においては、トルク伝達部15a1,16a1がロータ軸方向およびロータ径方向にて厚肉に成形されていて、この厚肉部分(剛性が高められている部分)にパッドハンガーピン17,18を挿通するための貫通孔15a2・15a3,16a2・16a3が形成されている。このため、各パッド15,16の裏板15a,16aにパッドハンガーピン17,18を挿通するための貫通孔15a2・15a3,16a2・16a3を設けても、トルク伝達部15a1,16a1の剛性を必要十分に確保することが可能であり、所期の作用効果を害することなくパッドハンガーピン17,18を挿通するための貫通孔15a2・15a3,16a2・16a3を任意にレイアウトすることが可能である。
また、この実施形態においては、各パッド15,16の裏板15a,16aが樹脂で成形されていて、この裏板15a,16aとライニング15b,16bは一体成形されている。このため、裏板15a,16aの形状が多様化できて、簡便に上記したライニング15b,16bの偏摩耗対策が可能となる。
また、この実施形態においては、各パッド15,16における裏板15a,16aの厚肉部分に、接触式ライニング摩耗警報装置の接触検知部である各探知棒(プローブ)21,22が内蔵されている。このため、各パッド15,16におけるライニング15b,16bの摩耗が限界に達したときに、接触式ライニング摩耗警報装置の警報ランプまたは警報ブザー(図示省略)が作動して、各パッド15,16におけるライニング15b,16bの摩耗限界を使用者に知らせることが可能である。
上記した第1の実施形態においては、各トルク受け面S1,S2のロータ軸方向の長さが各トルク伝達部15a1,16a1のロータ軸方向の長さに比して短い形状に形成されていて、各トルク受け面S1,S2がディスクロータ11側に偏って設けられており、各トルク伝達部15a1,16a1の各トルク受け面S1,S2に対する接触部位が各パッド15,16におけるライニング15b、16bの摩耗に伴って突出端側から根元側に移るように構成されているが、図5および図6に示した第2の実施形態のように、キャリパ12から上記した第1の実施形態の各突起12c1,12c2または12d1,12d2を無くして、各トルク受け面S1,S2が各トルク伝達部15a1,16a1に対応してロータ軸方向に沿ってキャリパ12の各ブリッジ部12c、12dに設けられていて、各トルク伝達部15a1,16a1の各トルク受け面S1,S2に対する接触面積が各パッド15,16におけるライニング15b、16bの摩耗に伴って変化しないように構成して実施することも可能である。この場合には、反力の作用点が、図5に示した各トルク伝達部15a1,16a1の図心となり、各ライニング15b、16bの背面(各裏板15a,16aの前面)よりディスクロータ11側にあるため、上記したライニング15b,16bの偏摩耗対策が可能である。
図5および図6に示した第2の実施形態の実施に際して、各トルク受け面S1,S2が各パッド15,16におけるライニング15b、16bの背部に設けられている裏板15a,16aのロータ周方向端部をも受け止める形状に形成されていることも可能である。この場合には、反力の作用点が、図5に示した各裏板15a,16a(トルク伝達部15a1,16a1を含む)の図心となり、各ライニング15b、16bの背面(各裏板15a,16aの前面)よりディスクロータ11側にあるため、上記したライニング15b,16bの偏摩耗対策が可能である。
また、上記した各実施形態においては、キャリパ12が、ディスクロータ11の一部を跨いで対向するインナー部12aとアウター部12bを備えるとともに、これらを連結する一対のブリッジ部12c、12dを備えていて、これらが一体的に形成されているものを採用して本発明を実施したが、キャリパのインナー部(12a)とアウター部(12b)をロータ軸方向にて二分割して、これらを複数のブリッジボルトで連結して構成したキャリパを採用して本発明を実施することも可能である。
また、上記した各実施形態においては、キャリパ12のインナー部12aとアウター部12bに形成されているシリンダがそれぞれ一個であり、キャリパ12のインナー部12aとアウター部12bに配置される各パッドが一つである実施形態に本発明を実施したが、キャリパのインナー部とアウター部に形成されているシリンダと、これに組付けられるピストンをそれぞれ二つ以上として本発明を実施すること、或いは、キャリパのインナー部とアウター部に配置される各パッドをそれぞれ二個以上として実施することも可能である。
また、上記した各実施形態においては、ピストン対向型(固定キャリパ型)ディスクブレーキ装置に本発明を実施したが、本発明は可動キャリパ型ディスクブレーキ装置にも同様にまたは適宜変更して実施することが可能である。なお、本発明を可動キャリパ型ディスクブレーキ装置に実施する場合においては、可動キャリパをロータ軸方向に移動可能に支持するトルクメンバーにて、各パッドをロータ軸方向に移動可能に支持する。
本発明をピストン対向型ディスクブレーキ装置に実施した第1の実施形態を概略的に示す縦断面図である。 図1に示したピストン対向型ディスクブレーキ装置の平面図である。 図1および図2に示したパッド単体の正面図である。 図1に示したピストン対向型ディスクブレーキ装置の作動説明図である。 本発明をピストン対向型ディスクブレーキ装置に実施した第2の実施形態を概略的に示す縦断面図である。 図5に示したピストン対向型ディスクブレーキ装置の平面図である。
符号の説明
11…ディスクロータ、12…キャリパ、12a…インナー部、12a1…シリンダ、12b…アウター部、12b1…シリンダ、12c、12d…ブリッジ部、12c1,12c2、12d1,12d2…突起、S1、S2…トルク受け面、13,14…ピストン、15,16…パッド、15a、16a…パッドの裏板、15a1、16a1…トルク伝達部、15a2,15a3、16a2,16a3…パッドハンガーピンを挿通するための貫通孔、15b、16b…パッドのライニング、17,18…パッドハンガーピン

Claims (6)

  1. ディスクロータを挟持可能な少なくとも一対のパッドにおける裏板には、前記ディスクロータの外周より外周側にて同裏板の前面側に突出するトルク伝達部が形成され、前記各パッドをロータ軸方向に移動可能に支持するキャリパまたはトルクメンバーには、制動時に前記トルク伝達部を受け止めるトルク受け面が設けられているディスクブレーキ装置において、前記裏板はロータ径方向に沿った断面形状がL字状で前記トルク伝達部がロータ軸方向およびロータ径方向にて厚肉となるように成型加工により成形されていて、この厚肉部分にはパッドハンガーピンを挿通するための貫通孔が形成されていることを特徴とするディスクブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載のディスクブレーキ装置において、前記トルク受け面が前記ディスクロータ側に偏って設けられていて、前記トルク伝達部の前記トルク受け面に対する接触部位が前記パッドにおけるライニングの摩耗に伴って突出端側から根元側に移るように構成されていることを特徴とするディスクブレーキ装置。
  3. 請求項1に記載のディスクブレーキ装置において、前記トルク受け面が前記トルク伝達部に対応してロータ軸方向に沿って設けられていて、前記トルク伝達部の前記トルク受け面に対する接触面積が前記パッドにおけるライニングの摩耗に伴って変化しないように構成されていることを特徴とするディスクブレーキ装置。
  4. 請求項3に記載のディスクブレーキ装置において、前記トルク受け面は前記ライニングの背部に設けられている前記裏板のロータ周方向端部をも受け止める形状に形成されていることを特徴とするディスクブレーキ装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載のディスクブレーキ装置において、前記裏板は樹脂で成形されていて、この裏板と前記ライニングは一体成形されていることを特徴とするディスクブレーキ装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載のディスクブレーキ装置において、前記裏板の厚肉部分には接触式ライニング摩耗警報装置の接触検知部が内蔵されていることを特徴とするディスクブレーキ装置。
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