JP2008207340A - 印刷装置、印刷プログラム及び印刷方法 - Google Patents

印刷装置、印刷プログラム及び印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷処理中の未使用ノズルのインク詰まりを防ぐのに好適な印刷装置、印刷プロ
グラム及び印刷方法を提供する。
【解決手段】印刷装置100を、利用内容情報を入力する利用内容情報入力部10と、印
刷フォームデータ記憶部12から利用内容に応じた印刷フォームデータをランダムに選択
する印刷フォームデータ選択部11と、利用内容毎に複数種類の印刷フォームデータを記
憶する印刷フォームデータ記憶部12と、印刷要素データ記憶部14から、前記選択した
印刷フォームデータの各配置内容情報に対応する印刷要素データを選択する印刷要素デー
タ選択部13と、複数種類の印刷要素データを属性毎に記憶する印刷要素データ記憶部1
4と、印刷要素データ選択部13において選択された印刷要素データを印刷フォームデー
タに挿入する印刷要素データ挿入部15とを含んだ構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ノズルからインクを吐出して画像を印刷する印刷装置、印刷プログラム及び
印刷方法に関する。
従来、ノズルからインクを吐出して画像を印刷する、例えば、インクジェット方式の印
刷装置においては、印刷処理が行われている最中に、一定周期で全てのノズルからインク
を吐出する処理(フラッシングなどと呼ばれる)を行う。これにより、印刷に使用されな
いノズルにインクが詰まるのを防止している。
上記フラッシング技術としては、例えば、特許文献1に記載のインクジェット記録装置
などがある。
特許文献1のインクジェット記録装置は、1パス記録方式を実行するライン型のインク
ジェットプリンタヘッドをそのノズルの配列方向、つまり主走査方向に往復移動させるヘ
ッド移動駆動部を設け、このヘッド移動駆動部を駆動制御してインクジェットプリンタヘ
ッドをノズルの配列方向に移動させるヘッド移動処理と、このときのインクジェットプリ
ンタヘッドの移動量に応じたピッチでヘッド移動方向と逆方向に、インク滴を吐出させる
ノズルの位置をインクジェットプリンタヘッド全体としてずらすノズル位置変更処理とを
実行するものである。これにより、インク滴を吐出させるノズルの位置がインクジェット
プリンタヘッド全体としてずれ、インクを吐出しないノズルが減少し、ノズルのインク吐
出不良が発生しにくくなる。
特開2004−106470号公報
しかしながら、上記特許文献1の従来技術においては、ノズルを移動させるための機構
が必要となるため、装置の大型化などの不具合が生じる恐れがある。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたも
のであって、印刷処理中の未使用ノズルのインク詰まりを低減するのに好適な印刷装置、
印刷プログラム及び印刷方法を提供することを目的としている。
〔形態1〕 上記目的を達成するために、形態1の印刷装置は、
インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が前記印刷要素の属性毎に設定された構成
の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置であって、
前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを利用内容単位に記憶する
印刷フォームデータ記憶手段と、
複数種類の、前記印刷要素のデータである印刷要素データを前記印刷要素の属性単位に
記憶する印刷要素データ記憶手段と、
前記印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータから、印
刷に用いる印刷フォームデータをランダムに選択する印刷フォームデータ選択手段と、
前記印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記選
択した印刷フォームデータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを選
択する印刷要素データ選択手段と、
前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入手段と、を
備えることを特徴とする。
このような構成であれば、印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータから
ランダムに印刷フォームデータを選択し、当該ランダムで選択した印刷フォームデータの
各配置内容に対応する属性の印刷要素データを挿入して印刷を行うことができるので、連
続して印刷を行う際に、毎回ランダムで印刷フォームデータを選択して印刷を実行させる
ことができる。
これにより、連続で印刷が行われている期間において、毎回同じ印刷フォームで印刷す
るよりも、不使用となるノズルの数又は使用頻度の極端に少ないノズルの数を低減するこ
とができるという効果が得られる。よって、例えば、ダイレクトメールや、給与明細書、
カード利用明細書などの利用内容(目的)が同じ文書を連続で複数枚印刷する場合に、1
枚毎に印刷要素の配置内容が異なる印刷フォームデータにランダムに変化させることがで
きるので、印刷処理中の未使用ノズルのインク詰まりを低減するという効果が得られる。
特に、本形態を、ノズル内に溜まったインクの乾燥を防ぐために、定期的に全てのノズル
からインクを吐出するフラッシング動作を行う印刷装置に適用したときに、当該印刷装置
の構成を大きく変更することなく、フラッシング動作の回数や、フラッシング動作を行う
ノズルの個数などを低減することが可能である。また、印刷処理中の、フラッシング動作
回数を低減できるので、従来よりも印刷時間を短縮させることが可能である。特に印刷枚
数が増えればより効果が現れる。
ここで、印刷フォームデータは、印刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が印
刷要素の属性毎に設定された構成のデータであり、例えば、ワープロソフトなどを用いて
作成された、ダイレクトメールや明細書などの利用内容(目的)に応じた文書の雛形とな
るデータ、デジタルカメラ等で撮影した画像を所定のレイアウトで印刷出力するための写
真画像の配置の雛形のデータなどが該当する。また、印刷フォームデータは、印刷領域の
情報、当該印刷領域における、テキストデータ、画像データなどの印刷要素データの配置
内容の情報(例えば、配置位置(領域)の座標や配置条件(文字種類、文字サイズ)など
)を含んで構成される。そして、印刷時に、前記各配置領域に任意の印刷要素を配置(挿
入)してから印刷を行うことで、利用内容に応じた文書ファイル又は画像ファイルなどを
簡易に作成し印刷することができる。以下、形態3の印刷装置、形態7及び8の印刷プロ
グラム、並びに形態9及び10の印刷方法において同じである。
また、配置内容の情報は、テキストデータに対しては、例えば、先述した配置内容の座
標情報などに加え、文字サイズ、文字種類、文字間隔、余白などが該当する。また、画像
データに対しては、例えば、先述した配置内容の座標情報などに加え、解像度の情報、パ
レットの情報(色の制限など)、画像を配置領域のサイズに合わせて縮小又は拡大すると
きのアルゴリズムの種類などが該当する。以下、形態3の印刷装置、形態7及び8の印刷
プログラム、並びに形態9及び10の印刷方法において同じである。
また、ランダムで選択するとは、例えば、各印刷フォームデータに通し番号を付してお
き、前記通し番号の範囲の乱数を発生させ、乱数に該当する通し番号の印刷フォームデー
タを選択することなどが該当する。以下、形態3の印刷装置、形態7及び8の印刷プログ
ラム、並びに形態9及び10の印刷方法において同じである。
また、印刷要素データとは、印刷内容を形成する印刷要素のデータであり、例えば、ダ
イレクトメールなどの広告宣伝文句、広告画像、給与明細、カード利用明細などの明細書
の明細内容が記された表データ、その他利用内容に応じた画像データ、文章データ、表デ
ータなどが該当する。以下、形態3の印刷装置、形態7及び8の印刷プログラム、並びに
形態9及び10の印刷方法において同じである。
〔形態2〕 更に、形態2の印刷装置は、形態1の印刷装置において、
前記印刷要素データ選択手段は、前記印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種
類の印刷要素データから、前記選択した印刷フォームデータに設定された各配置内容の情
報に対応する印刷要素データをランダムに選択することを特徴とする。
このような構成であれば、各属性毎に記憶された印刷要素データから、印刷フォームデ
ータに設定された各配置内容に配置する印刷要素データがランダムに選択されることにな
るので、印刷要素の種類によるノズル使用頻度の偏りが生じるのを低減することができる
という効果が得られる。
〔形態3〕 また、上記目的を達成するために、形態3の印刷装置は、
インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に設定された構
成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置であって、
前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを、利用内容単位に、且つ
前記印刷フォームデータに基づき印刷をしたときの前記各ノズルの使用頻度に係る情報で
ある印刷フォームノズル情報に対応付けて記憶する印刷フォームデータ記憶手段と、
複数種類の、前記印刷要素のデータである印刷要素データを前記印刷要素の属性単位に
記憶する印刷要素データ記憶手段と、
過去に印刷を行った、前記印刷要素データの挿入された印刷フォームデータに基づき、
前記各ノズルの使用頻度を算出する使用頻度算出手段と、
前記算出した使用頻度に基づき、前記印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前記複
数種類の印刷フォームデータから、印刷に用いる印刷フォームデータを選択する印刷フォ
ームデータ選択手段と、
前記印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記選
択された印刷フォームデータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを
選択する印刷要素データ選択手段と、
前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入手段と、を
備えることを特徴とする。
このような構成であれば、過去に印刷を行った印刷要素データの挿入された印刷フォー
ムデータに基づいて算出した各ノズルの使用頻度から、例えば、使用頻度の低いノズルを
使用する印刷フォームデータや、使用頻度の高すぎるノズルの使用を控える印刷フォーム
データなどを選択することができる。
これにより、ある過去から現在までの使用頻度に応じた適切な印刷フォームデータを選
択して印刷を行うことができるので、連続で印刷が行われている期間において、毎回同じ
印刷フォームで印刷するよりも、不使用となるノズルの数又は使用頻度の極端に少ないノ
ズルの数を確実に低減することができるという効果が得られる。
特に、本形態を、形態1の印刷装置と同様に、フラッシング動作を行う印刷装置に適用
したときに、当該印刷装置に対して大きな設計変更をすることなく、フラッシング動作の
回数や、フラッシング動作を行うノズルの個数などを低減することが可能である。また、
印刷処理中の、フラッシング動作回数を低減できるので、従来よりも印刷時間を短縮させ
ることが可能である。特に印刷枚数が増えればより効果が現れる。
ここで、印刷フォームノズル情報は、印刷フォームデータに印刷要素データを挿入して
画像を印刷した場合の、各ノズルの使用頻度に係る情報である。例えば、印刷フォームデ
ータ記憶手段に記憶された各印刷フォームデータに設定された各配置内容の情報に対して
、印刷要素データ記憶手段に記憶された前記各配置内容に対応した全印刷要素データの画
像を印刷したときのノズルの使用頻度の平均値などから求める。例えば、ある印刷フォー
ムデータにおいて、4つの印刷要素に対して配置内容の情報が設定されているとする。こ
の場合に、まず、各配置内容の情報に対して、その属性に対応する全種類の印刷要素を組
み込んだときの当該印刷要素の画像の印刷に用いる各ノズルの使用頻度の平均値を算出す
る。次に、4つの配置内容の情報に対する前記ノズルの使用頻度の平均値から、印刷フォ
ームデータの画像(全体)の印刷に用いる各ノズルの使用頻度を算出する。この算出され
たノズルの使用頻度そのものを印刷フォームノズル情報としても良いし、この使用頻度の
情報から、例えば、ノズルの使用頻度の分布を調べ、当該ノズル使用頻度の分布を示す情
報を印刷フォームノズル情報としても良い。以下、形態8の印刷プログラム及び形態10
の印刷方法において同じである。
〔形態4〕 更に、形態4の印刷装置は、形態1乃至3のいずれか1の印刷装置におい
て、
前記配置内容の情報は、前記印刷要素の配置位置の情報と前記印刷要素の属性に応じた
配置条件を示す情報である配置条件情報とを含み、
前記印刷フォームデータは、前記各印刷要素に対する前記配置位置の情報が予め設定さ
れており、
複数種類の前記配置条件情報を、前記印刷要素の属性毎に記憶する配置条件情報記憶手
段と、
前記配置条件情報記憶手段に記憶された前記複数種類の配置条件情報から、前記選択し
た印刷フォームデータに設定された各配置位置の情報に対応する印刷要素の配置条件情報
をランダムに選択する配置条件情報選択手段と、
前記配置条件情報選択手段で選択した配置条件情報を、前記選択した印刷フォームデー
タに設定する配置条件情報設定手段と、を備え、
前記印刷要素データ挿入手段は、前記印刷要素データ選択手段で選択された前記印刷要
素データを、前記配置条件情報の設定された印刷フォームデータに挿入することを特徴と
する。
このような構成であれば、選択された印刷フォームデータ毎に、各配置位置の情報に対
応する印刷要素の配置条件情報をランダムに選択することができるので、各配置条件毎の
印刷フォームデータを用意する必要がなくなる。つまり、印刷フォームデータは、配置条
件情報を除く、配置位置の情報等の最低限の情報を有していれば良く、その種類も大幅に
減らすことができるので、印刷フォームデータを記憶する記憶手段のメモリ容量を軽減す
ることができるという効果が得られる。
ここで、配置条件情報は、テキストデータに対しては、例えば、文字サイズ、文字種類
、文字揃え位置、文字間隔、余白などの情報が該当する。また、画像データに対しては、
例えば、解像度の情報、パレットの情報(色の制限など)、画像を配置領域のサイズに合
わせて縮小又は拡大するときのアルゴリズムの種類の情報などが該当する。
〔形態5〕 更に、形態5の印刷装置は、形態3又は4の印刷装置において、
前記印刷フォームノズル情報は、前記印刷フォームデータに基づき印刷をしたときの前
記複数のノズルの使用頻度の分布を示す情報を含むことを特徴とする。
このような構成であれば、印刷フォームノズル情報から、全ノズルに対する使用頻度の
偏りの状態も解るので(左より、中央より、右より、平均的など)、算出した使用頻度か
ら解る大局的な使用頻度の分布に対して適切な分布の印刷フォームデータを選択するよう
にすることで、印刷フォームデータの選択を容易且つ適切に行うことができるという効果
が得られる。
〔形態6〕 更に、形態6の印刷装置は、形態3乃至5のいずれか1の印刷装置におい
て、
前記複数の印刷フォームデータを、前記印刷フォームノズル情報の内容単位に複数のグ
ループにグループ分けして、前記印刷フォームデータ記憶手段に記憶し、
前記印刷フォームデータ選択手段は、前記算出した使用頻度に基づき、前記印刷フォー
ムデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータのグループから、印刷に用
いる印刷フォームデータのグループを選択すると共に、当該選択したグループから印刷に
用いる印刷フォームデータをランダムに選択することを特徴とする。
このような構成であれば、印刷フォームノズル情報の内容単位に記憶された複数の印刷
フォームデータのグループから選択されたグループから、印刷に用いる印刷フォームデー
タをランダムに選択することができるので、同じグループの印刷フォームデータを連続で
使用したときなどの、各グループにおける使用頻度のバラツキを吸収することができる。
これにより、ノズル全体において、その使用頻度に偏りが発生するのを低減することがで
きるという効果が得られる。
〔形態7〕 更に、形態7の印刷装置は、形態6の印刷装置において、
前記複数の印刷要素データを、当該印刷要素データの画像を印刷したときの前記各ノズ
ルの使用頻度に係る情報である要素ノズル情報の内容単位に複数のグループにグループ分
けして、前記印刷要素データ記憶手段に記憶し、
前記印刷要素データ選択手段は、前記算出した使用頻度に基づき、前記印刷要素データ
記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記選択された印刷フォーム
データに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データのグループを配置内容毎
に選択すると共に、当該選択したグループから各配置内容に対応する印刷要素データをラ
ンダムに選択することを特徴とする。
このような構成であれば、印刷要素ノズル情報の内容毎に記憶された印刷要素データの
グループから、印刷に用いる印刷要素データをランダムに選択することができるので、同
じグループの印刷要素データを連続で使用したときなどの、各グループにおける使用頻度
のバラツキを吸収することができる。これにより、各構成要素の印刷に用いられるノズル
において、その使用頻度に偏りが発生するのを低減することができるので、ノズル全体に
おける使用頻度の偏りをより低減できるという効果が得られる。
〔形態8〕 一方、上記目的を達成するために、形態8の印刷プログラムは、
インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に設定された構
成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置を制御するのに使用する印刷プ
ログラムであって、
前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを利用内容単位に記憶する
印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータから、印刷に用
いる印刷フォームデータをランダムに選択する印刷フォームデータ選択ステップと、
複数種類の、前記印刷要素のデータである印刷要素データを前記印刷要素の属性単位に
記憶する印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記
選択した印刷フォームデータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを
選択する印刷要素データ選択ステップと、
前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入ステップと
を有する処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とす
る。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態1の印刷装置と同等の作用
および効果が得られる。
また、インクジェットプリンタなどといった現在市場に出回っている殆どの印刷装置は
中央処理装置(CPU)や記憶装置(RAM、ROM)、入出力装置などからなるコンピ
ュータシステムを備えており、そのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって
前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実
現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。
さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージ
ョンアップも容易に行うことができる。
なお、本形態は、上記形態2又は形態4の各手段で実現される機能をコンピュータに実
行させるプログラムを含む構成もとり得る。
〔形態9〕 また、上記目的を達成するために、形態9の印刷プログラムは、
インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に設定された構
成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置を制御するのに使用する印刷プ
ログラムであって、
過去に印刷を行った、前記印刷要素のデータである印刷要素データの挿入された印刷フ
ォームデータに基づき、前記各ノズルの使用頻度を算出する使用頻度算出ステップと、
前記算出した使用頻度に基づき、前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォーム
データを、利用内容単位に、且つ前記印刷フォームデータに基づき印刷をしたときの前記
各ノズルの使用頻度に係る情報である印刷フォームノズル情報に対応付けて記憶する印刷
フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータから、印刷に用いる
印刷フォームデータを選択する印刷フォームデータ選択ステップと、
複数種類の前記印刷要素データを前記印刷要素の属性単位に記憶する印刷要素データ記
憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記選択された印刷フォームデ
ータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを選択する印刷要素データ
選択ステップと、
前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入ステップと
を有する処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とす
る。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態3の印刷装置と同等の作用
および効果が得られる。
また、インクジェットプリンタなどといった現在市場に出回っている殆どの印刷装置は
中央処理装置(CPU)や記憶装置(RAM、ROM)、入出力装置などからなるコンピ
ュータシステムを備えており、そのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって
前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実
現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。
さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージ
ョンアップも容易に行うことができる。
なお、本形態は、上記形態4乃至形態7のいずれか1の各手段で実現される機能をコン
ピュータに実行させるプログラムを含む構成並びにデータ構成を限定する内容を含む構成
もとり得る。
〔形態10〕 また、上記目的を達成するために、形態10の印刷方法は、
インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に設定された構
成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置を制御するのに使用する印刷方
法であって、
前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを利用内容単位に記憶する
印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータから、印刷に用
いる印刷フォームデータをランダムに選択する印刷フォームデータ選択ステップと、
複数種類の、前記印刷要素のデータである印刷要素データを当該印刷要素の属性単位に
記憶する印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記
選択した印刷フォームデータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを
選択する印刷要素データ選択ステップと、
前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入ステップと
を含むことを特徴とする。
これにより、形態1の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
なお、本形態は、上記形態2又は形態4の各手段をステップに置き換えた構成もとり得
る。
〔形態11〕 また、上記目的を達成するために、形態11の印刷方法は、
インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に予め設定され
た構成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置を制御するのに使用する印
刷方法であって、
過去に印刷を行った、前記印刷要素のデータである印刷要素データの挿入された印刷フ
ォームデータに基づき、前記各ノズルの使用頻度を算出する使用頻度算出ステップと、
前記算出した使用頻度に基づき、前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォーム
データを、利用内容単位に、且つ前記印刷フォームデータに基づき印刷をしたときの前記
各ノズルの使用頻度に係る情報である印刷フォームノズル情報に対応付けて記憶する印刷
フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷フォームデータから、印刷に用
いる印刷フォームデータを選択する印刷フォームデータ選択ステップと、
複数種類の前記印刷要素のデータを当該印刷要素の属性単位に記憶する印刷要素データ
記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記選択された印刷フォーム
データに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを選択する印刷要素デー
タ選択ステップと、
前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入ステップと
を含むことを特徴とする。
これにより、形態3の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
なお、本形態は、上記形態4乃至形態7のいずれか1の各手段をステップに置き換えた
構成並びにデータ構成を限定する内容もとり得る。
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜図11は、本発明に
係る印刷装置、印刷プログラム及び印刷方法の第1の実施の形態を示す図である。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置の構成を図1に基づき説明する。図1
は、本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置100の構成を示すブロック図である。
印刷装置100は、図1に示すように、印刷物の利用内容を示す利用内容情報を入力す
る利用内容情報入力部10と、後述する印刷フォームデータ記憶部12から利用内容に応
じた印刷フォームデータをランダムに選択する印刷フォームデータ選択部11と、利用内
容毎に複数種類の印刷フォームデータを記憶する印刷フォームデータ記憶部12と、後述
する印刷要素データ記憶部14から、前記選択した印刷フォームデータの各配置内容情報
に対応する印刷要素データを選択する印刷要素データ選択部13と、複数種類の印刷要素
データを属性毎に記憶する印刷要素データ記憶部14とを含んで構成される。
利用内容情報入力部10は、不図示の入力装置を介した、ユーザからの利用内容情報を
印刷フォームデータ選択部11に入力する機能を有している。利用内容情報は、例えば、
ダイレクトメール、給与明細、カード利用明細など、印刷物の利用内容に応じた情報とな
る。なお、本実施において、利用内容の入力は、予め選択可能な利用内容のリストを表示
し、リストに表示された利用内容の中からユーザに任意のものを後述する入力装置74を
介して選択させ、選択された利用内容の情報を入力する構成となる。
印刷フォームデータ選択部11は、利用内容情報入力部10から入力された利用内容情
報に基づき、印刷フォームデータ記憶部12から前記利用内容情報に対応する印刷フォー
ムデータをランダムに選択する機能を有している。
具体的に、印刷フォームデータ記憶部12には、利用内容に応じて予め決定された各印
刷要素の配置内容が異なる複数種類の印刷フォームデータが、利用内容毎に記憶されてお
り、印刷フォームデータ選択部11は、前記入力された利用内容情報に該当する利用内容
に属する複数種類の印刷フォームデータからランダムに、印刷に用いる印刷フォームデー
タを選択する。
また、本実施の形態においては、上記利用内容情報に、印刷部数の情報が含まれており
、印刷フォームデータ選択部11は、印刷部数分の印刷フォームデータをランダムに選択
するようになっている。例えば、印刷部数(又は印刷枚数)が5であれば、ランダムに5
つの印刷フォームデータを選択することになる。
また、印刷装置100は、第1の構成として、印刷フォームデータ選択部11で選択し
た印刷フォームデータに対して、各配置内容の情報が示す配置位置に配置する印刷要素の
属性毎に、その配置条件もランダムに決定する構成を取り得る。この場合、印刷フォーム
データ記憶部12は、各配置内容の情報に対して、配置する印刷要素の属性及び配置位置
の情報を除く配置条件の情報を含んでいない印刷フォームデータと、印刷要素の属性毎に
、複数種類の配置条件の情報とを記憶する。そして、印刷フォームデータ選択部11は、
印刷フォームデータをランダムに選択した後に、引き続き、当該選択した印刷フォームデ
ータに設定された各配置内容の情報に対して乱数を発生し、配置条件情報をランダムに選
択する。
本実施の形態において、配置条件情報は、印刷要素として文字(テキスト)を挿入する
領域に対してのみ選択ができるようになっており、フォント種類、フォントの大きさの2
つの配置条件をランダムに選択するようになっている。また、フォント種類の配置条件情
報は、フォント種類番号、当該フォント種類番号に対応するフォント種類情報の格納され
たアドレスとを含む第2検索情報と対応付けられて記憶される。また、フォントの大きさ
の配置条件情報は、フォント大きさ番号、あるフォント種類に対する当該フォント大きさ
番号に対応するフォントの縦方向の長さ(以下、縦長と称す)の情報、及びフォントサイ
ズの情報を含む第3検索情報と対応付けられて記憶される。
また、印刷装置100は、第2の構成として、印刷フォームデータにおいて設定された
、各配置内容の情報に、予め上記配置条件の情報を含ませておき、印刷フォームデータ選
択部11は、予め配置条件情報の設定された印刷フォームデータをランダムで選択する構
成を取り得る。この場合、印刷フォームデータ記憶部12には、各配置内容の情報に加え
て、各配置内容に対応する印刷要素の配置条件の情報も設定された印刷フォームデータを
記憶する。そして、印刷フォームデータ選択部11は、乱数を発生して、印刷フォームデ
ータ記憶部12から、印刷フォームデータをランダムに選択する。
印刷フォームデータ記憶部12は、先述したように、印刷内容を形成する各印刷要素の
配置内容が異なる複数種類の印刷フォームデータを利用内容毎に記憶する機能を有してい
る。また、印刷フォームデータは、利用内容毎に、全種類の印刷フォームデータに対して
通し番号となるフォーム番号、文字(テキスト)が挿入される領域の縦長及び印刷フォー
ムデータの格納アドレスを含む第1検索情報と対応付けて記憶されており、印刷フォーム
データ選択部11において発生される乱数をキーワードとして、前記第1検索情報から各
印刷フォームデータを検索することができるデータベースの構成を有している。
また、印刷フォームデータ記憶部12は、上記第1の構成のときは、配置条件情報を含
まない印刷フォームデータと上記第1検索情報とを対応付けて記憶すると共に、上記フォ
ント種類及び文字の大きさに対する配置条件情報を上記第2検索情報及び上記第3検索情
報と対応付けて記憶する。
また、印刷フォームデータ記憶部12は、上記第2の構成のときは、配置条件情報を含
む印刷フォームデータを、固有フォーム番号及び当該固有フォーム番号に対応する印刷フ
ォームデータの格納アドレスを含む第4検索情報と対応付けて記憶する。
印刷要素データ選択部13は、印刷フォームデータ選択部11で選択された印刷フォー
ムデータにおいて設定された印刷要素の配置内容の情報に基づき、各配置内容情報に対応
する印刷要素データを印刷要素データ記憶部14から選択する機能を有している。
ここで、上記印刷フォームデータには、印刷要素を配置する配置内容の情報が、印刷要
素の属性毎に設定されている。本実施の形態においては、各配置内容の情報の属性に応じ
た印刷要素データを、印刷要素データ記憶部14に記憶された印刷要素データから、設定
された選択モードに応じて、所定の順番又はランダムに選択する。従って、本実施の形態
において、印刷要素データ選択部13は、前記選択モードとして、順番選択モードと、ラ
ンダム選択モードとの2つのモードを有している。
印刷要素データ記憶部14は、複数種類の印刷要素データを、印刷物の利用内容毎且つ
印刷要素の属性毎に記憶する機能を有している。前記印刷要素の属性は、例えば、ダイレ
クトメールなどにおける、広告画像、広告文句や、給与明細書やカード利用明細書などに
おける表画像(罫線+テキスト)などが該当する。
なお、テキストで作成された文章や表データなどはテキストデータを主として構成され
るので、これらの印刷要素の配置される領域を文字領域と称す。また、広告画像などのテ
キストデータ以外の画像データで構成される印刷要素の配置される領域を画像領域と称す
また、印刷要素データは、印刷物の利用内容毎に且つ印刷要素の属性毎に、その全種類
に対して通し番号が対応付けられて記憶されている。
更に、印刷装置100は、図1に示すように、上記印刷要素データ選択部13において
選択された印刷要素データを印刷フォームデータに挿入する印刷要素データ挿入部15と
、印刷要素データが挿入された印刷フォームデータから印刷データ生成する印刷データ生
成部16と、当該印刷データに基づき画像を印刷する印刷部17とを含んで構成される。
印刷要素データ挿入部15は、印刷要素データ選択部13で選択した印刷要素データを
、印刷フォームデータ選択部11で選択された印刷フォームデータに挿入する機能を有し
ている。具体的に、各配置内容情報に対して選択された印刷要素データを、各配置内容情
報に含まれる配置位置(座標)の情報と、各配置内容情報に含まれる配置条件情報とに基
づき挿入する。このようにして、各配置位置の情報に対応する位置(領域)に印刷要素デ
ータの挿入された印刷フォームデータが形成される。
印刷データ生成部16は、印刷要素データ挿入部15において、印刷要素データが挿入
された印刷フォームデータに基づき、各配置位置に配置された印刷要素の形成する画像を
印刷するための印刷データを生成する機能を有している。具体的に、前記印刷要素の形成
する画像を、印刷部17の有する、後述する印刷ヘッド200において形成されるドット
のオン・オフを示すデータへと変換する。
ここで、本発明に適用される印刷ヘッド200について説明する。
図2は、印刷ヘッド200の構造を示す部分拡大底面図である。
図2に示すように、印刷ヘッド200は、いわゆるラインヘッド型のプリンタに用いら
れる印刷用紙の紙幅方向に延びる長尺構造をしており、ブラック(K)インクを専用に吐
出するノズルNが複数個(図では18個)直線状に配列されたブラックノズルモジュール
50と、イエロー(Y)インクを専用に吐出するノズルNが複数個、同じ方向に直線状に
配列されたイエローノズルモジュール52と、マゼンタ(M)インクを専用に吐出するノ
ズルNが複数個、同じ方向に直線状に配列されたマゼンタノズルモジュール54と、シア
ン(C)インクを専用に吐出するノズルNが複数個、同じ方向に直線状に配列されたシア
ンノズルモジュール56といった4つのノズルモジュール50、52、54、56が印刷
方向(ノズル配列方向に対して垂直方向(厳密にはノズルのドット印字方向))に多段に
重なるように一体的に配列して構成されている。なお、モノクロを目的とする印刷ヘッド
の場合は、ブラック(K)のみ、また、高画質な画像をターゲットとする印刷ヘッドの場
合はライトマゼンタやライトシアンなどを加えた6色以上のインクを用いる場合もある。
また、このような構造をした印刷ヘッド200は、各ノズルN1、N2、N3…ごとに
それぞれ設けられた図示しないインクチャンバー内に供給されたインクをそれら各インク
チャンバーごとに設けられた図示しないピエゾ素子(piezo actuator)な
どの圧電素子によって各ノズルN1、N2、N3…から吐出することで、白色の印刷用紙
上に円形のドットを印字すると共に、さらに、この圧電素子に加える電圧を多段階に制御
することによってインクチャンバーからのインクの吐出量を制御して各ノズルN1、N2
、N3…ごとにサイズの異なるドットが印字可能となっている。
なお、上記ドットとは、1または複数のノズルから吐出されたインクが印刷媒体に着弾
して形成される1つの領域をいう。また、「ドット」は面積が「ゼロ」ではなく、一定の
大きさ(面積)をもつことは勿論、大きさごとに複数種類存するものである。但し、イン
クを吐出して形成されたドットは必ずしも真円になるとは限らない。例えば、楕円形など
の真円以外の形状でドットが形成された場合は、その平均的な径をドット径として扱った
り、ある量のインクを吐出して形成されたドットの面積と等しい面積を有する真円の等価
ドットを想定し、該等価ドットの径をドット径として扱ったりすることもある。
図1に戻って、印刷部17は、前記印刷データに基づいて、印刷に用いる媒体(例えば
、印刷用紙など)または印刷ヘッド200の一方、あるいは双方を移動させながら前記印
刷ヘッド200に形成された前記ノズルモジュール50、52、54、56からインクを
それぞれドット状に噴射して前記印刷に用いる媒体(以下、印刷媒体と称す)上に所定の
画像を1回の走査で形成するようにしたインクジェット方式のプリンタであり、前述した
印刷ヘッド200の他に、前記印刷媒体を移動させるための図示しない紙送り機構、印刷
ヘッド200のインクの吐出を制御する図示しない印字コントローラ機構などの公知の構
成要素から構成されている。
なお、上記のように、印刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が設定された印
刷フォームデータに、各配置内容の情報に対応した印刷要素データを挿入して行う印刷は
、一般に、バリアブル印刷と呼ばれている。
また、印刷装置100は、前記利用内容情報入力部10、前記印刷フォームデータ選択
部11、前記印刷要素データ選択部13、前記印刷要素データ挿入部15、前記印刷デー
タ生成部16、前記印刷部17などをコンピュータソフトウェア上で実現するためのコン
ピュータシステムを備えており、そのハードウェア構成は、図3に示すように、印刷のた
めの各種制御や演算処理を担う中央演算処理装置であるCPU(Central Pro
cessing Unit)60と、主記憶装置(Main Storage)を構成す
るRAM(Random Access Memory)62と、読み出し専用の記憶装
置であるROM(Read Only Memory)64との間をPCI(Perip
heral Component Interconnect)バス等からなる各種内外
バス68で接続すると共に、このバス68に入出力インターフェース(I/F)66を介
して、印刷フォームデータ記憶部12及び印刷要素データ記憶部14を構成するHDD(
Hard Disk Drive)などの記憶装置(Secondary Storag
e)70や、印刷部17やCRT、LCDモニター等の出力装置72、利用内容情報入力
部10、操作パネル、マウス、キーボード、スキャナなどの入力装置74、および図示し
ない印刷指示装置などと通信するためのネットワークLなどを接続したものである。
そして、電源を投入すると、ROM64等に記憶されたBIOS等のシステムプログラ
ムが、ROM64に予め記憶された各種専用のコンピュータプログラムをRAM62にロ
ードし、RAM62にロードされたプログラムに記述された命令に従ってCPU60が各
種リソースを駆使して所定の制御および演算処理を行うことで前述したような各機能をソ
フトウェア上で実現するようになっている。
次に、図4に基づき、上記のような構成をした印刷装置100における印刷処理の流れ
を説明する。ここで、図4は、印刷装置100における、印刷処理を示すフローチャート
である。
印刷処理は、図4に示すように、まずステップS100に移行し、利用内容情報入力部
10において、パソコンなどの図示しない印刷指示端末などから利用内容情報の入力があ
ったか否かを判定し、入力があったと判定された場合(Yes)は、入力された利用内容情報
を印刷フォームデータ選択部11に出力してステップS102に移行し、そうでない場合
(No)は、入力があるまで判定処理を繰り返す。
ステップS102に移行した場合は、印刷フォームデータ選択部11において、利用内
容情報入力部10から入力された利用内容情報に対応する印刷フォームデータを、印刷フ
ォームデータ記憶部12からランダムに選択してステップS104に移行する。
ステップS104では、印刷要素データ選択部13において、印刷要素データの選択モ
ードとしてランダム選択モードが設定されているか否かを判定し、設定されていると判定
された場合(Yes)は、ステップS106に移行し、そうでない場合(No)は、ステップS1
14に移行する。
ステップS106に移行した場合は、印刷要素データ選択部13において、印刷要素デ
ータ記憶部14から、ステップS102で選択された印刷フォームデータに設定されてい
る配置内容の情報に対応する印刷要素データをランダムに選択してステップS108に移
行する。
ステップS108では、印刷要素データ挿入部15において、ステップS106又はス
テップS114で選択した印刷要素データを、ステップS102で選択された印刷フォー
ムデータに、各配置内容の情報及び配置条件情報に基づき挿入して、ステップS110に
移行する。
ステップS110では、印刷データ生成部16において、ステップS108で印刷要素
データが挿入された印刷フォームデータに基づき印刷データを生成して、ステップS11
2に移行する。
ステップS112では、印刷部17において、ステップS110で生成した印刷データ
に基づき、ステップS108で挿入された印刷要素データの形成する画像を印刷して、一
連の処理を終了し、ステップS100に移行する。
一方、ステップS104において、ランダム選択モードではなく順番選択モードが設定
されておりステップS114に移行した場合は、印刷要素データ選択部13において、印
刷要素データ記憶部14から、ステップS102で選択された印刷フォームデータに設定
されている配置内容の情報に対応する印刷要素データを予め設定された順番に選択してス
テップS108に移行する。
更に、図5に基づき、配置条件情報をランダムで選択する場合の印刷フォームデータの
選択処理の流れを説明する。ここで、図5は、配置条件情報をランダムで選択する場合の
印刷フォームデータの選択処理を示すフローチャートである。
印刷フォームデータの選択処理は、図5に示すように、まずステップS200に移行し
、印刷フォームデータ選択部11において、利用内容情報が入力されたか否かを判定し、
入力されたと判定された場合(Yes)は、ステップS202に移行し、そうでない場合(No)
は、入力されるまで判定処理を繰り返す。
ステップS202に移行した場合は、印刷フォームデータ選択部11において、印刷フ
ォームデータを選択するための乱数を発生して、ステップS204に移行する。
ここで、乱数の発生には、公知の線形合同法、MT(Mersenne Twister)法などを用い
る。生成速度を重視するときは、前者の線形合同法を用い、乱数の精度を求めるときは、
後者のMT法を用いる。なお、乱数の範囲は、上記第1検索情報に含まれるフォーム番号
の範囲と同じとする。このことは、以下のステップにおける乱数の発生処理においても同
様である。
ステップS204では、印刷フォームデータ選択部11において、ステップS202で
発生した乱数と同じフォーム番号の第1検索情報を検索し、当該検索により索出した第1
検索情報に含まれるアドレスに格納された印刷フォームデータを印刷フォームデータ記憶
部12から選択して(読み出して)、ステップS206に移行する。
ステップS206では、印刷フォームデータ選択部11において、ステップS204で
選択した印刷フォームデータに設定された配置内容の情報における文字領域に対応する配
置内容の情報に対して、配置条件情報の1つである、フォントの種類情報を選択するため
の乱数を発生して、ステップS208に移行する。
ステップS208では、印刷フォームデータ選択部11において、ステップS206で
発生した乱数と同じフォント種類番号の第2検索情報を検索し、当該第2検索情報に含ま
れるアドレスに格納されたフォント種類情報を印刷フォームデータ記憶部12から選択し
て(読み出して)、ステップS210に移行する。
ステップS210では、印刷フォームデータ選択部11において、ステップS204で
選択した印刷フォームデータに設定された配置内容の情報における文字領域に対応する配
置内容の情報に対して、配置条件情報の1つである、フォントの大きさの情報を選択する
ための乱数を発生して、ステップS212に移行する。
ステップS212では、印刷フォームデータ選択部11において、ステップS210で
発生した乱数と同じフォント大きさ番号の第3検索情報を検索し、当該第3検索情報に含
まれるアドレスに格納されたフォントサイズ情報を印刷フォームデータ記憶部12から選
択して(読み出して)、ステップS214に移行する。
ステップS214では、印刷フォームデータ選択部11において、ステップS204で
選択した印刷フォームデータに設定された文字領域の配置内容の縦長と、ステップS21
2で選択したフォントサイズ情報に含まれる縦長とを比較して、ステップS216に移行
する。
ステップS216では、印刷フォームデータ選択部11において、ステップS214の
比較結果に基づき、文字領域の縦長の方が選択したフォントサイズの縦長より大きいか否
かを判定し、大きいと判定された場合(Yes)は、上記選択された印刷フォームデータに対
して、上記選択されたフォント種類情報及びフォントサイズ情報を設定し、一連の処理を
終了して元の処理に復帰させ、そうでない場合(No)は、ステップS212に移行して、再
度乱数を発生し、フォントサイズ情報を選択しなおす。
更に、図6に基づき、配置条件情報を印刷フォームデータに予め含む場合の印刷フォー
ムデータ選択処理の流れを説明する。ここで、図6は、配置条件情報を印刷フォームデー
タに予め含む場合の印刷フォームデータ選択処理を示すフローチャートである。
印刷フォームデータ選択処理は、図6に示すように、まずステップS300に移行し、
印刷フォームデータ選択部11において、利用内容情報が入力されたか否かを判定し、入
力されたと判定された場合(Yes)は、ステップS302に移行し、そうでない場合(No)は
、入力されるまで判定処理を繰り返す。
ステップS302に移行した場合は、印刷フォームデータ選択部11において、印刷フ
ォームデータを選択するための乱数を発生して、ステップS304に移行する。ここでも
、乱数の発生に上記同様に、線形合同法又はMT法を用いて乱数を発生する。
ステップS304では、印刷フォームデータ選択部11において、ステップS302で
発生した乱数と同じ固有フォーム番号の第4検索情報を検索して、当該第4検索情報に含
まれるアドレスに格納された印刷フォームデータを印刷フォームデータ記憶部12から選
択して(読み出して)、一連の処理を終了し元の処理に復帰させる。
次に、図7〜図11に基づき、本実施の形態の動作を説明する。
ここで、図7(a)は、第1の構成における印刷フォームデータ記憶部12のデータ記
憶構成の一例を示す図であり、(b)は、第2の構成における印刷フォームデータ記憶部
12のデータ記憶構成の一例を示す図である。また、図8(a)〜(d)は、第1〜第4
検索情報の一例を示す図である。また、図9(a)〜(d)は、印刷要素の一例を示す図
である。また、図10及び図11は、印刷フォームデータをランダムで選択したときの印
刷結果の第1の例及び第2の例を示す図である。
印刷装置100は、不図示の印刷指示装置等からの選択指示に応じた利用内容情報が入
力されると、利用内容情報入力部10において、前記入力された利用内容情報を印刷フォ
ームデータ選択部11に出力する(ステップS100の「Yes」の分岐)。ここでは、
利用内容情報に、カード利用明細書を2部印刷する指示が含まれているとする。また、利
用内容情報の入力判定処理及び入力された利用内容情報の出力処理は、ROM64に記憶
された専用のプログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログラムをCPU60に
よって実行することで行われる。
印刷フォームデータ選択部11は、利用内容情報入力部10から利用内容情報が入力さ
れると、当該入力された利用内容情報に対応する利用内容の印刷フォームデータの中から
、印刷に用いる印刷フォームデータをランダムに選択する印刷フォームデータ選択処理を
実行する(ステップS102)。なお、印刷フォームデータ選択処理は、ROM64に記
憶された専用のプログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログラムをCPU60
によって実行することで行われる。
まず、第1の構成における、印刷フォームデータ選択処理の動作を説明する。
この場合は、図7(a)に示すように、印刷フォームデータ記憶部12に記憶されるデ
ータが、全体の枠組み(配置条件を含まない配置内容の情報)及び文字領域の縦横長の情
報が設定された印刷フォームデータと、各文字領域の配置条件を決定するためのフォント
種類情報、フォントサイズ情報等の配置条件情報となる(なお、図7(a)中には、他に
文字揃え位置の配置条件情報が含まれているが、ここでは用いない)。
従って、印刷フォームデータ選択部11は、まず、印刷フォームデータを選択するため
の乱数を公知のMT法を用いて発生し(ステップS202)、当該発生した乱数と同じフ
ォーム番号の第1検索情報を、印刷フォームデータ記憶部12から検索する。第1検索情
報は、具体的に、図8(a)に示すようにフォーム番号、文字領域の縦長及び印刷フォー
ムデータの格納アドレスの情報を含んで構成される。なお、文字領域の縦長は、全ての文
字領域に対する縦長の情報が含まれている。
そして、印刷フォームデータ選択部11は、印刷フォームデータ記憶部12から、上記
検索により索出した第1検索番号に含まれる文字領域の縦長の情報を取得すると共に、第
1検索番号に含まれるアドレスに格納された印刷フォームデータを読み出す(選択する)
(ステップS204)。
印刷フォームデータが選択されると、印刷フォームデータ選択部11は、次に、配置条
件情報の1つである、フォント種類情報を選択するための乱数を公知のMT法を用いて発
生し(ステップS206)、当該発生した乱数と同じフォント種類番号の第2検索情報を
、印刷フォームデータ記憶部12から検索する。第2検索情報は、具体的に、図8(b)
に示すようにフォント種類番号、及びフォント種類情報の格納アドレスの情報を含んで構
成される。
そして、印刷フォームデータ選択部11は、印刷フォームデータ記憶部12から、上記
検索により索出した第2検索番号に含まれるアドレスに格納されたフォント種類情報を読
み出す(選択する)(ステップS208)。
フォント種類情報が選択されると、印刷フォームデータ選択部11は、配置条件情報の
1つである、フォントサイズ情報を選択するための乱数を公知のMT法を用いて発生し(
ステップS210)、当該発生した乱数と同じフォント大きさ番号の第3検索情報を、印
刷フォームデータ記憶部12から検索する。ここで、第3検索情報は、上記選択したフォ
ント種類に対する複数種類のフォントサイズ情報に対応した第3検索情報の中から検索す
る。また、第3検索情報は、具体的に、図8(c)に示すようにフォント大きさ番号、フ
ォント種類に対応する縦長及び当該フォント種類に対するフォントサイズ情報の格納アド
レスの情報を含んで構成される。
そして、印刷フォームデータ選択部11は、印刷フォームデータ記憶部12から、上記
検索により索出した第3検索番号に含まれる縦長、及び第3検索番号に含まれるアドレス
に格納されたフォントサイズ情報を読み出す(選択する)(ステップS212)。
フォントサイズ情報が選択されると、印刷フォームデータ選択部11は、次に、第1検
索情報から取得した文字領域の縦長と、第3検索情報から取得したフォントサイズに対す
る縦長とを比較し(ステップS214)、文字領域の縦長の方が大きければ、当該文字領
域に対して、上記選択したフォント種類及びフォントサイズを確定し、上記選択した印刷
フォームデータに、これら確定したフォント種類情報及びフォントサイズ情報を設定する
(ステップS216の「Yes」の分岐)。一方、文字領域の縦長の方が大きければ、再
度、乱数を発生し、第3検索情報を検索して、縦長及びフォントサイズ情報を選択する(
ステップS212)。
上記の比較処理及び判定処理は、印刷フォームデータにおいて設定されている、各文字
領域に対して行う。
次に、第2の構成における、印刷フォームデータ選択処理の動作を説明する。
この場合は、図7(b)に示すように、印刷フォームデータ記憶部12に記憶される印
刷フォームデータが、全体の枠組み(各印刷要素の配置位置の情報)、文字領域の縦横長
、フォント種類情報、フォントサイズ情報、文字位置情報などの配置条件情報を含むデー
タとなる。
従って、印刷フォームデータ選択部11は、まず、印刷フォームデータを検索するため
の乱数を公知のMT法を用いて発生し(ステップS302)、当該発生した乱数と同じ固
有フォーム番号の第4検索情報を、印刷フォームデータ記憶部12から検索する。第4検
索情報は、具体的に、図8(d)に示すように固有フォーム番号、及び印刷フォームデー
タの格納アドレスの情報を含んで構成される。
そして、印刷フォームデータ選択部11は、上記検索により索出した第4検索情報に含
まれるアドレスに格納された印刷フォームデータを印刷フォームデータ記憶部12から読
み出す(選択する)(ステップS304)。
上記第1の構成又は上記第2の構成において、印刷フォームデータが選択されると、次
に、印刷要素データ選択部13において、予め設定された選択モードに従って、印刷要素
データの選択処理が実行される。
ここで、設定された選択モードがランダム選択モードである場合(ステップS104の
「Yes」の分岐)、印刷要素データ選択部13は、上記選択された印刷フォームデータ
に設定された各印刷要素の配置内容の情報に対して、公知のMT法を用いて乱数を発生し
、印刷フォームデータの利用内容と対象の配置内容の情報が示す属性とに対応する複数種
類の印刷要素データの中から、当該乱数と同じ番号の印刷要素データを印刷要素データ記
憶部14から検索し、当該検索により索出した印刷要素データを、印刷要素データ記憶部
14から読み出す(選択する)(ステップS106)。なお、印刷要素データ選択処理(
ステップS104,S106)は、ROM64に記憶された専用のプログラムをRAM6
2にロードし、ロードしたプログラムをCPU60によって実行することで行われる(ス
テップS114も同様)。
ここでは、利用内容がカード利用明細書であるので、印刷フォームデータには、例えば
、利用明細を表示する表画像(罫線+テキスト)、請求金額を表示する表画像(罫線+テ
キスト)、広告情報(画像データ)などの属性に対する配置内容の情報が設定されている
とする。これらの配置内容の情報に対応する表画像や広告画像を乱数により、印刷要素デ
ータ記憶部14からランダムに選択する。
一方、設定された選択モードが順番選択モードである場合(ステップS104の「No
」の分岐)、印刷要素データ選択部13は、印刷フォームデータの利用内容と対象の配置
内容の情報が示す属性とに対応する複数種類の印刷要素データの中から、予め決定された
所定の順番で印刷要素データを、印刷要素データ記憶部14から読み出す(選択する)(
ステップS114)。例えば、印刷要素データに対応付けられた通し番号順(降順又は昇
順)に選択する。
上記したように、選択された印刷フォームデータに対応する印刷要素データが選択され
ると、次に、印刷要素データ挿入部15において、上記選択された印刷要素データを、上
記選択された印刷フォームデータに設定された配置内容の情報に基づいて挿入する(ステ
ップS108)。なお、印刷要素データの挿入処理は、ROM64に記憶された専用のプ
ログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログラムをCPU60によって実行する
ことで行われる。また、印刷要素データの挿入は、具体的に、印刷フォームデータにおい
て設定された各配置位置に、これら配置位置に対して上記選択した印刷要素データの画像
を配置条件に基づいて組み込み、選択した全ての印刷要素(表画像や広告画像)が、設定
された各配置位置に配置された構成の1枚の画像を形成する処理となる。
例えば、図10に示すように、印刷フォームデータに設定された、3つの文字領域に、
利用明細の表画像と、請求金額の表画像と、「ご利用は計画的に」という文字画像とが組
み込まれ、2つの画像領域に、「麦酒」及び「○○ホテル」の広告画像が組み込まれた1
毎の画像が生成される。
上記の印刷フォームデータの選択処理、印刷要素データの選択処理及び印刷要素データ
の挿入処理を、利用内容情報で指定された印刷部数分(ここでは、2部分)行うことで、
それぞれランダムに選択された印刷フォームデータに対して、ランダム又は所定の順番で
選択された印刷要素データの挿入された印刷フォームデータ(画像データ)が2枚生成さ
れる。
例えば、2枚目の画像は、図11に示すように、各文字領域及び画像領域のサイズや配
置内容が異なっていると共に、利用明細の表画像については、フォント種類及びフォント
サイズ、文字領域の縦横長も異なっている。つまり、同じ利用目的でありながら、各印刷
要素の配置内容が異なる2枚の印刷フォームデータが生成される。
印刷データ生成部16は、上記生成された2枚の印刷フォームデータを、各画素のドッ
トのオン・オフを示すデータへと変換し、印刷部17が解釈可能なフォーマットの印刷デ
ータを生成する(ステップS110)。なお、印刷データの生成処理は、ROM64に記
憶された専用のプログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログラムをCPU60
によって実行することで行われる。
印刷データが生成されると、印刷部17は、上記2枚分の印刷データに基づき、上記挿
入された印刷要素が形成する2枚の画像を印刷媒体に順次印刷する(ステップS112)
。なお、印刷処理は、ROM64に記憶された専用のプログラムをRAM62にロードし
、ロードしたプログラムをCPU60によって実行することで行われ、CPU60からの
印刷制御信号に基づき出力装置72(印刷部17のハードウェア(印刷ヘッド200など
))を制御することで行われる。
つまり、図10及び図11に示すように、印刷要素の配置内容(特に配置位置)の異な
る2枚の画像を印刷することになるので、1枚目の印刷では不使用となるノズルが、2枚
目の印刷において使用される可能性がでてくる。ここでは、印刷部数を2としたが、もっ
と多くの部数を印刷する場合は、各印刷要素の配置位置が1部毎にランダムに変化するの
で、不使用となるノズルの数がより低減することになる。
ここで、ノズルのインク詰まりを発生させないためのインク吐出量について説明する。
一般に、ノズルを詰まらせないために必要なノズルのインク吐出量は、最低基準が決ま
っている。この最低基準は、n秒間にm個以上のドットの印字が必要という基準で決定し
ている。従って、印刷用紙への印刷を考慮した場合は、印刷結果1枚あたりのドットの印
字個数がm個以上とする必要は特にない。例えば、印刷装置100がn秒間にp枚の印刷
が行えるのであれば、p枚あたりに全てのノズルがm個以上のドットの印字を行えればよ
い。特に、1回の走査で印刷を完了するラインヘッド型の印刷装置は、ヘッドを紙上に一
列に並べて高速に印刷することを目的としているので、1秒あたり数枚の印刷が行える。
また、n秒は、数秒から数十秒の範囲であるので、複数枚の単位にて、基準m個以上のド
ットの印字を行えればよいこととなる。
つまり、複数枚の印刷を連続で行うときに、印刷1枚ごとに、各印刷要素の配置位置を
ランダムに変化させることができるので、n秒の間に、各ノズルの印字個数がm個以上と
なる確率を向上することが可能となる。
以上、上記第1の実施の形態における印刷装置100は、利用内容に応じて、指定され
た印刷部数の部毎に、予め配置内容の設定された複数種類の印刷フォームデータから、印
刷に使用する印刷フォームデータをランダムに選択することが可能である。
また、上記第1の構成によれば、各印刷要素の属性に対応した配置位置の情報を含む印
刷フォームデータを、複数種類の中からランダムで選択するのに加え、各印刷要素の配置
条件もランダムに選択することが可能である。
また、上記第2の構成によれば、各印刷要素の属性に対応した配置位置の情報及び各印
刷要素の配置条件情報も含む印刷フォームデータを、複数種類の中からランダムで選択す
ることが可能である。
また、上記のようにランダムで選択された印刷フォームデータに対して、各配置内容の
情報に対応する印刷要素データを、複数種類の中からランダム又は所定の順番で選択する
ことが可能である。
また、上記選択した印刷要素データを、印刷フォームデータに挿入し、当該挿入された
印刷フォームデータから印刷データを生成することが可能であり、当該印刷データに基づ
き、画像を印刷することが可能である。
以上より、印刷毎に、ランダムで配置内容の変化する画像を印刷することができるので
、印刷ヘッド200の各ノズルの使用頻度を向上(不使用となるノズルを低減)すること
が可能となる。
また、上記第1の構成であれば、配置条件もランダムに選択できるため、印刷フォーム
データの記憶容量を低減することが可能となる。
また、上記第2の構成であれば、配置条件が設定された印刷フォームデータから、印刷
に用いる印刷フォームデータをランダムに選択することになるので、1回の選択処理で印
刷に用いる印刷フォームデータを選択することが可能である。これにより、連続で大量の
印刷を行うときなどに、上記第1の構成よりも高速で処理を行うことが可能である。
上記第1の実施の形態において、印刷フォームデータ選択部11は、形態1の印刷フォ
ームデータ選択手段に対応し、印刷フォームデータ記憶部12は、形態1、8及び10の
いずれか1の印刷フォームデータ記憶手段、並びに形態4の配置条件情報記憶手段に対応
し、印刷要素データ選択部13は、形態1又は2の印刷要素データ選択手段に対応し、印
刷要素データ記憶部14は、形態1、2、3、8及び10のいずれか1の印刷要素データ
記憶手段に対応し、印刷要素データ挿入部15は、形態1の印刷要素データ挿入手段に対
応する。
また、上記第1の実施の形態において、印刷フォームデータ選択部11における、配置
条件情報を選択する処理機能は、形態4の配置条件情報選択手段に対応し、印刷フォーム
データ選択部11における選択した配置条件情報を印刷フォームデータに設定する処理機
能は、形態4の配置条件情報設定手段に対応する。
また、上記第1の実施の形態において、ステップS102は、形態8又は10の印刷フ
ォームデータ選択ステップに対応し、ステップS104,S106,S114は、形態8
又は10の印刷要素データ選択ステップに対応し、ステップS108は、形態8又は10
の印刷要素データ挿入ステップに対応する。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態を図面に基づき説明する。図12〜図23は、本発明
に係る印刷装置、印刷プログラム及び印刷方法の第2の実施の形態を示す図である。
まず、本発明の第2の実施の形態に係る印刷装置の構成を図12に基づき説明する。図
12は、本発明の第2の実施の形態に係る印刷装置300の構成を示すブロック図である

本実施の形態は、過去の所定期間において印刷を行った印刷フォームデータに対する各
ノズルの使用頻度に基づき、前記所定期間における各ノズルの使用頻度を把握し、当該把
握した内容に基づき、印刷に用いる印刷フォームデータを選択する点が上記第1の実施の
形態と異なる。また、各印刷フォームデータが、当該印刷フォームデータを用いて印刷を
行ったときの平均的なノズルの使用頻度と対応付けられて記憶されている点と、各印刷要
素データが、当該印刷要素データの画像を印刷したときのノズルの使用頻度と対応付けら
れて記憶されている点も上記第1の実施の形態と異なる。
以下、上記第1の実施の形態と異なる部分については詳細に説明し、重複する部分につ
いては同一の符号を付して適宜説明を省略する。
まず、本発明の第2の実施の形態に係る印刷装置の構成を図12に基づき説明する。図
12は、本発明の第2の実施の形態に係る印刷装置300の構成を示すブロック図である
印刷装置300は、図12に示すように、利用内容情報入力部10と、各ノズルの使用
頻度を把握するノズル使用頻度把握部30と、過去に印刷された印刷フォームデータに対
するノズル使用頻度の情報を記憶するノズル使用頻度情報記憶部31と、後述する印刷フ
ォームデータ記憶部33から前記把握内容に対応する印刷フォームデータのグループを選
択する印刷フォームデータグループ選択部32と、ノズルの使用頻度に係る情報と対応付
けて印刷フォームデータを記憶する印刷フォームデータ記憶部33と、前記選択された印
刷フォームデータのグループから印刷に用いる印刷フォームデータを選択する印刷フォー
ムデータ選択部34と、後述する印刷要素データ記憶部36から前記選択した印刷フォー
ムデータに対応する印刷要素データを選択する印刷要素データ選択部35と、印刷要素デ
ータをノズルの使用頻度に係る情報と対応付けて記憶する印刷要素データ記憶部36とを
含んで構成される。
ノズル使用頻度把握部30は、ノズル使用頻度情報記憶部31に記憶された、過去に印
刷された所定期間における印刷フォームデータに対する各ノズルの使用頻度情報に基づき
、前記所定期間における各ノズルの使用頻度を把握する機能を有している。具体的に、過
去の所定期間における各ノズルの使用頻度の情報に基づき、印刷ヘッド200の各ノズル
の使用頻度の移動平均を算出し(各インク色に対して求める)、当該算出した移動平均か
ら所定期間におけるノズルの使用頻度の分布(全てのインク色に対する分布)を把握する
。例えば、印刷ヘッド200のノズル配列方向に対して左よりにノズルの使用頻度が高い
又は低いなどを把握する。
ここで、ノズルの使用頻度は、例えば、CMYKに色変換後の印刷フォームデータから
、印刷対象の画像における、各色の画像毎に、各画像ラインのドットの総数を示す情報(
射影情報)を算出することで求めることが可能である。この射影情報から、各ノズルが形
成するドットの個数が解る。
ノズル使用頻度情報記憶部31は、後述するノズル使用頻度算出部37で算出された、
印刷に用いられた印刷フォームデータに対するノズルの使用頻度を、印刷を行った時間と
対応付けて記憶する機能を有している。ここで、ノズル使用頻度は、各インク色に対応す
るノズルの印字ドットの個数(射影情報)から算出する。
印刷フォームデータグループ選択部32は、印刷フォームデータ記憶部33に、印刷フ
ォームデータに対するノズル使用頻度に係る情報(以下、印刷フォームノズル情報と称す
)の内容毎にグループ分けされて記憶されている複数の印刷フォームデータグループから
、ノズル使用頻度把握部30で把握した把握内容に対応するグループを選択する機能を有
している。
印刷フォームデータ記憶部33は、先述したように、印刷フォームノズル情報の内容毎
にグループ分けされた複数種類の印刷フォームデータを、利用内容毎に記憶する機能を有
している。
なお、印刷フォームデータのグループは、印刷物の利用内容毎に、各グループに通し番
号が対応付けられており、更に、各グループにおいては、各印刷フォームデータに通し番
号が対応付けられている。従って、印刷フォームデータ記憶部33は、これら通し番号を
検索情報としたデータベースの構成を有する。
印刷フォームデータ選択部34は、印刷フォームデータグループ選択部32で選択した
グループから、予め設定された選択モードに応じて、所定の順番又はランダムに、印刷に
用いる印刷フォームデータを選択する機能を有している。つまり、印刷フォームデータ選
択部34は、本実施の形態においては、前記選択モードとして、順番選択モードと、ラン
ダム選択モードとの2つのモードを有している。
印刷要素データ選択部35は、印刷フォームデータ選択部34で選択された印刷フォー
ムデータにおいて設定された印刷要素の配置内容の情報及び印刷フォームノズル情報に基
づき、印刷要素データ記憶部36から、各配置内容情報及び印刷フォームノズル情報に対
応する印刷要素データグループを選択する機能を有している。更に、前記選択した印刷要
素データのグループから、前記各配置内容情報に対応する印刷要素データを、印刷フォー
ムデータ選択部34において設定されている選択モードで選択する機能を有している。つ
まり、印刷要素データ選択部13において、順番選択モードが設定されていれば所定の順
番で印刷要素データを選択し、ランダム選択モードが設定されていればランダムに印刷要
素データを選択する。
印刷要素データ記憶部36は、先述したように、各印刷要素データの画像を印刷したと
きのノズルの使用頻度に係る情報(以下、印刷要素ノズル情報と称す)の内容毎にグルー
プ分けされた複数種類の印刷要素データを、印刷物の利用内容毎且つ印刷要素の属性毎に
記憶する機能を有している。
なお、印刷要素データ記憶部36に記憶された、印刷要素データは、印刷物の利用内容
及び文字や画像などの印刷要素の属性毎に、各グループに通し番号が対応付けられており
、更に、各グループにおいては、各印刷要素データに通し番号が対応付けられている。従
って、印刷要素データ記憶部36は、これら通し番号を検索情報としたデータベースの構
成を有する。
更に、印刷装置300は、図12に示すように、上記印刷要素データ選択部35におい
て選択された印刷要素データを印刷フォームデータに挿入する印刷要素データ挿入部15
と、印刷要素データが挿入された印刷フォームデータから印刷データ生成する印刷データ
生成部16と、当該印刷データに基づき画像を印刷する印刷部17と、印刷データに基づ
き、当該印刷データに対する印刷ヘッド200の各ノズルの使用頻度を算出するノズル使
用頻度算出部37とを含んで構成される。
ノズル使用頻度算出部37は、印刷部17で印刷の行われた印刷データに基づき、印刷
ヘッド200の各ノズルの使用頻度を算出する機能を有している。具体的には、印刷デー
タ生成部16において生成された印刷データから射影情報を算出する。ここで、射影情報
は、印刷要素データの挿入された印刷フォームデータの画像を印刷するときの、各ノズル
のドットの形成個数の情報である。
また、印刷装置300は、上記第1の実施の形態における印刷装置100と同様に、前
記利用内容情報入力部10、前記ノズル使用頻度把握部30、前記ノズル使用頻度情報記
憶部31、前記印刷フォームデータグループ選択部32、前記印刷フォームデータ選択部
34、前記印刷要素データ選択部35、前記印刷要素データ挿入部15、前記印刷データ
生成部16、前記印刷部17、ノズル使用頻度算出部37などをコンピュータソフトウェ
ア上で実現するための上記図3と同等のコンピュータシステムを備えている。そのハード
ウェア構成は、図3に示すように、印刷のための各種制御や演算処理を担う中央演算処理
装置であるCPU(Central Processing Unit)60と、主記憶
装置(Main Storage)を構成するRAM(Random Access M
emory)62と、読み出し専用の記憶装置であるROM(Read Only Me
mory)64との間をPCI(Peripheral Component Inte
rconnect)バス等からなる各種内外バス68で接続すると共に、このバス68に
入出力インターフェース(I/F)66を介して、ノズル使用頻度情報記憶部31、印刷
フォームデータ記憶部33、印刷要素データ記憶部36などを構成するHDD(Hard
Disk Drive)などの記憶装置(Secondary Storage)70
や、印刷部17やCRT、LCDモニター等の出力装置72、利用内容情報入力部10、
操作パネル、マウス、キーボード、スキャナなどの入力装置74、および図示しない印刷
指示装置などと通信するためのネットワークLなどを接続したものである。
そして、電源を投入すると、ROM64等に記憶されたBIOS等のシステムプログラ
ムが、ROM64に予め記憶された各種専用のコンピュータプログラムをRAM62にロ
ードし、RAM62にロードされたプログラムに記述された命令に従ってCPU60が各
種リソースを駆使して所定の制御および演算処理を行うことで前述したような各機能をソ
フトウェア上で実現するようになっている。
次に、図13に基づき、上記のような構成をした印刷装置300における印刷処理の流
れを説明する。ここで、図13は、印刷装置300における、印刷処理を示すフローチャ
ートである。
印刷処理は、図13に示すように、まずステップS400に移行し、利用内容情報入力
部10において、パソコンなどの図示しない印刷指示端末などから利用内容情報の入力が
あったか否かを判定し、入力があったと判定された場合(Yes)は、入力された利用内容情
報をノズル使用頻度把握部30に出力してステップS402に移行し、そうでない場合(N
o)は、入力があるまで判定処理を繰り返す。
ステップS402に移行した場合は、ノズル使用頻度把握部30において、ノズル使用
頻度情報記憶部31に記憶された過去の所定期間におけるノズル頻度情報に基づき、過去
の所定期間における印刷ヘッド200の各ノズルの使用頻度を把握し、当該把握内容と利
用内容情報とを印刷フォームデータグループ選択部32に出力して、ステップS404に
移行する。
ステップS404では、印刷フォームデータグループ選択部32において、入力された
利用内容情報に対応し且つステップS402の把握内容に対応する印刷フォームデータグ
ループを、印刷フォームデータ記憶部33から選択して、ステップS406に移行する。
ステップS406では、印刷フォームデータ選択部34において、選択モードとしてラ
ンダム選択モードが設定されているか否かを判定し、設定されていると判定された場合(Y
es)は、ステップS408に移行し、そうでない場合(No)は、ステップS420に移行す
る。
ステップS408では、印刷フォームデータ選択部34において、ステップS404で
選択された印刷フォームデータのグループから、印刷に用いる印刷フォームデータをラン
ダムに選択してステップS410に移行する。
ステップS410では、印刷要素データ選択部35において、印刷要素データ記憶部3
6から、ステップS102で選択された印刷フォームデータに設定されている配置内容の
情報及び印刷フォームノズル情報に対応する印刷要素データのグループを選択すると共に
、当該選択したグループから各配置内容の情報に対応する印刷要素データをランダムに選
択してステップS412に移行する。
ステップS412では、印刷要素データ挿入部15において、ステップS410又はス
テップS422で選択した印刷要素データを、ステップS408で選択された印刷フォー
ムデータに、各配置内容の情報及び配置条件情報に基づき挿入して、ステップS414に
移行する。
ステップS414では、印刷データ生成部16において、ステップS412で印刷要素
データが挿入された印刷フォームデータに基づき印刷データを生成して、ステップS41
6に移行する。
ステップS416では、印刷部17において、ステップS414で生成した印刷データ
に基づき、ステップS412で挿入された印刷要素データの形成する画像を印刷して、ス
テップS418に移行する。
ステップS418では、ノズル使用頻度算出部37において、ステップS416で印刷
の行われた印刷データに基づき、当該印刷データに対する印刷ヘッド200の各ノズルの
使用頻度を算出し、当該算出したノズル使用頻度の情報をノズル使用頻度情報記憶部31
に記憶し、一連の処理を終了して、ステップS400に移行する。
一方、ステップS406において、ランダム選択モードではなく順番選択モードが設定
されておりステップS420に移行した場合は、印刷フォームデータ選択部34において
、ステップS404で選択された印刷フォームデータグループから、印刷に用いる印刷フ
ォームデータを所定の順番で選択してステップS422に移行する。
ステップS422では、印刷要素データ選択部35において、印刷要素データ記憶部3
6から、ステップS420で選択された印刷フォームデータに設定されている配置内容の
情報及び印刷フォームノズル情報に対応する印刷要素データグループを予め設定された順
番に選択すると共に、当該選択したグループから各配置内容の情報に対応する印刷要素デ
ータを選択してステップS412に移行する。
更に、図14に基づき、ノズル使用頻度把握部30におけるノズル使用頻度把握処理の
流れを説明する。ここで、図14は、ノズル使用頻度把握部30におけるノズル使用頻度
把握処理を示すフローチャートである。
ノズル使用頻度把握処理は、図14に示すように、まずステップS500に移行し、ノ
ズル使用頻度把握部30において、過去の所定期間に印刷の行われた印刷データに対する
ノズル使用頻度情報を、ノズル使用頻度情報記憶部31から取得して、ステップS502
に移行する。
ステップS502では、ノズル使用頻度把握部30において、過去の所定期間に印刷さ
れた各印刷データの印刷領域を、各隣り合う領域がそれぞれ半分ずつ重複するように3つ
に分割して、ステップS504に移行する。
ステップS504では、ノズル使用頻度把握部30において、ステップS502で分割
した各領域(所定期間分の全て)に対する各ノズルの使用頻度の平均値を算出して、ステ
ップS506に移行する。
ステップS506では、ノズル使用頻度把握部30において、ステップS504で算出
した各領域のノズル使用頻度の平均値をそれぞれ比較して、ステップS508に移行する

ステップS508では、ノズル使用頻度把握部30において、ステップS506の比較
結果に基づき、ノズル使用頻度の平均値の最も低い領域を、左より、平均的、右よりの3
種類の分布で把握して、一連の処理を終了し元の処理に復帰させる。
本実施の形態において、上記分布の把握は、所定の閾値と、各領域の平均値とを比較し
、前記閾値以下の領域が左の領域だけであれば左より、右の領域だけであれば左より、そ
れ以外を平均的とする。
次に、図15〜図23に基づき、本実施の形態の動作を説明する。
まず、図15〜図19に基づき、印刷フォームデータのグループ分けについて説明する
ここで、図15は、印刷フォームデータを3つの領域に分割した際の文字領域及び画像
領域のサイズの第1の例を示す図である。また、図16は、印刷フォームデータを3つの
領域に分割した際の文字領域及び画像領域のサイズの第2の例を示す図である。また、図
17は、印刷フォームデータ(例1〜例8)を示す図である。また、図18は、図17に
示す印刷フォームデータの各領域の点数と閾値との比較結果を示す図である。また、図1
9(a)は、CMYKに対してグループ分けした場合のグループ構成を示す図であり、(
b)は、CMYとKと分け、それぞれに対してグループ分けした場合のグループ構成を示
す図である。
上記第1の実施の形態でも説明したように、印刷フォームデータにおいては、挿入する
印刷要素データが、表画像やテキスト文章などの挿入領域である文字領域に挿入するデー
タと、広告画像や写真画像などの挿入領域である画像領域に挿入するデータとに分けられ
る。通常、文字画像は黒色であることが多く、文字領域ではKインクの使用頻度が高くな
る。また、画像領域では様々な色が用いられるためC、M、Y、Kインクの使用頻度が高
くなる。このことから、印刷フォームデータにおける、文字領域及び画像領域の有無及び
両者の配置関係によって、C、M、Y、Kインクの使用率がどの位置で高くなるのか、あ
るいは低くなるのかを予測することができる。
また、例えば、多数の広告画像を印刷した場合の、C、M、Y、Kインクの使用頻度は
高く、その使用頻度の平均は均一化していく。逆に、テキスト印刷の場合はC、M、Y、
Kインクの使用頻度は少ない。また、ドット密度は画像領域が高く、文字領域は低い。
全てのノズルが1枚の画像(1ページ)を印刷する上で使用されればノズルの詰まりは
軽減できる。更に、各ノズルの使用頻度が高いほどノズルの詰まりは、より軽減できる。
つまり、1枚の画像(1ページ)を印刷する上で、できるだけ多数のノズルを使用する
方がよく、使用頻度も高い方がよい。具体的に、印刷方向に対して直交する方向(ノズル
配列方向)に印字するドット数が多い方がノズルの使用頻度が高くなる。
上記のことを踏まえて、印刷フォームデータをグループ分けするにあたり、まず、予め
用意した多数の印刷フォームデータについて、これらに設定された画像領域と文字領域と
に点数をつける。
本実施の形態においては、ドット密度の関係から、画像領域は縦2[cm]×横1[cm]あた
り1点とし、文字領域は縦8[cm]×横1[cm]あたり1点とする。
次に、図15中の点線に示すように、画像領域(印刷領域)を4分割する。4分割した
領域のうち各隣接する2つの領域を使用して、図15に示すように、左領域、中央領域、
右領域の3つの領域に区分する。
例えば、図15に示すような印刷フォーム(配置内容)であった場合は、上記したよう
に3つの領域に分けて点数付けを行うと、左領域は、「(6÷2)×8.5+16÷8)
×9=43.5[点]」、中央領域は、「(6÷2)×9+16÷8)×10=47[点]」
、右領域は、「(6÷2)×8.5+16÷8)×10=43.5[点]」となる。
また、例えば、図16に示すような印刷フォーム(配置内容)であった場合は、上記し
たように3つの領域に分けて点数付けを行うと、左領域は、「0+(21÷8)×9=2
3.625[点]、中央領域は、(6÷2)×4×2+(21÷8)×5+(7÷8)×5
=41.5[点]、右領域は、(6÷2)×8.5×2+(7÷8)×5=55.375[
点]」となる。
図16の例に示すように、文字領域が比較的たくさんある左領域は、画像領域の比較的
たくさんある右領域と比較して点数が半分以下となっている。つまり、CMYKの4色の
インクを用いる印刷においては、文字領域が略Kインクしか使用しないことから、CMY
Kのインク色に対するノズルの使用頻度は少ないと判断する(点数が低くなるようにする
)。
上記のような要領で、予め用意した全ての印刷フォームデータに対して点数付けを行う
ことで、各印刷フォームデータに対するノズル全体に対するインク使用頻度の分布(偏り
)が分かる。具体的には、閾値を設けて、当該閾値と各領域の使用頻度とを比較して判断
する。
例えば、CMYKの4色のインクを用いる印刷においては、閾値を30点とし、各領域
の点数と比較する。図15に示す第1の例では、全ての領域において30点を上回ってい
るため、ノズル全体が、平均的な使用頻度となる印刷フォームデータであると判断する。
また、図16に示す第2の例では、左領域のみ30点を下回っているため、右領域にノズ
ルの使用頻度が偏っている印刷フォームデータであると判断する。
また、CMYの3色のインクを用いる印刷においては、文字領域の印刷にもC、M、Y
インクを使用するので、この場合は、点数付けを行う際の閾値を、例えば、20点などに
設定する。このようにCMYKの4色のときよりも閾値を下げることで、例えば、図16
に示す第2の例では、全ての領域の点数が20点を上回るため、この印刷フォームデータ
に対してノズルの使用頻度は、ノズル全体が平均的であると判断されるようになる。この
ように点数でノズルの使用頻度の分布を管理することで、CMYとKとを分離した場合で
も、そうでないものと共に一律に管理することが可能となる。
更に、図17の例1〜例8に示す配置内容の印刷フォームデータに対して点数付け及び
各領域の判断を行ってグループ分けをした結果の一例を図18に示す。
図18において、各領域の欄における「×」はその領域の点数が閾値を下回った場合を
示し、「○」はその領域の点数が閾値以上であった場合を示している。
また、グループ分けの欄における、「右」とは、ノズルの使用頻度が右領域に偏ってい
るグループを示し、「左」とは、ノズルの使用頻度が左領域に偏っているグループを示し
、「平均」とは、ノズルの使用頻度が印刷領域全体において平均的であるグループを示し
ている。
また、グループ分けの欄における「除外」とは、インク使用頻度が全ての領域で低いか
(点数が閾値を下回るか)、又はある領域において極端に高い若しくは低い使用頻度にな
っているため除外した方が望ましいと判断された印刷フォームデータを示している。つま
り、インク使用頻度があまりにも低いとノズルは詰まり易くなるし、極端な使用頻度であ
る場合も好ましくないので、このような配置内容の印刷フォームデータは、印刷フォーム
データ記憶部33から除外する。
図18に示すようなグループ分けをした印刷フォームデータは、図19(a)に示すよ
うに、ノズルの使用頻度の分布に応じて、「左より」、「平均的」、「右より」の3つの
グループにグループ分けされる。
このようにグループ分けされた印刷フォームデータが、利用内容毎に印刷フォームデー
タ記憶部33に記憶される。
なお、図19(a)に示す例は、CMYKの4色のインクをひとまとめにした場合のグ
ループ分けの例を示したものであるが、CMYの3色のインクとKインクとを分けた場合
は、図19(b)に示すようなグループ構成となる。
つまり、図19(b)に示すように、印刷フォームデータは、まず、CMYの3色のイ
ンクに対応するグループと、Kインクに対応するグループとの2つのグループにグループ
分けされる。次に、CMYの3色のインクに対応するグループは、ノズルの使用頻度の分
布に応じて、「左より」、「平均的」、「右より」の3つのグループにグループ分けされ
る。一方、Kインクに対応するグループも同様に、ノズルの使用頻度の分布に応じて、「
左より」、「平均的」、「右より」の3つのグループにグループ分けされる。
なお、印刷フォームデータ全体は、利用内容毎にグループ分けされており、図19(a
)及び(b)の例は、ある利用内容の印刷フォームデータに対するものである。
次に、図20に基づき、画像領域に対応する印刷要素データのグループ分けについて説
明する。
ここで、図20(a)は、画像領域に対応する印刷要素データと各インク色のノズル使
用頻度との関係を示す図であり、(b)は、(a)の関係に基づきグループ分けした場合
の画像領域に対応する印刷要素データのグループ構成を示す図である。
画像領域に対応する印刷要素データ(例えば、広告画像データなど)のグループ分けに
あたり、まず、各印刷要素データの画像の印刷に用いられる各色のノズルの使用頻度を抽
出し、最も使用頻度の高いインク色をその印刷要素データに対応付ける。
例えば、印刷に用いる印刷ヘッドが、CMYKの4色のインク色に対応する場合は、図
20(a)に示すように、各印刷要素データのCの使用率、Mの使用率、Yの使用率、K
の使用率を抽出する。具体的に、各印刷要素データを色変換して射影情報を求めるなどす
ることで、各印刷要素データに対する各インク色のノズルの使用率を抽出する。
そして、図20(a)の関連付けの欄に示すように、最も高い使用率のインク色を、画
像領域に対応する各印刷要素データに対応付けられた通し番号(以下、オブジェクト番号
と称す)に対応付ける。
このようにすることで、図20(b)に示すように、画像領域に対応する印刷要素デー
タは、「C使用率大」、「M使用率大」、「Y使用率大」、「K使用率大」の4つのグル
ープにグループ分けされる。
このようにグループ分けされた印刷フォームデータが、利用内容毎に印刷要素データ記
憶部36に記憶される。
次に、図21〜図23に基づき、以上のようにグループ分けされた印刷フォームデータ
及び印刷要素データが、印刷フォームデータ記憶部33及び印刷要素データ記憶部36に
それぞれ記憶された状態の印刷装置300の動作を説明する。なお、本実施の形態におい
ては、各印刷フォームデータに対して、当該印刷フォームデータに対する、各インク色に
対応するノズルの平均的な使用頻度の情報(印刷フォームノズル情報)が付与されている
ここで、図21(a)は、ノズル使用頻度把握処理における印刷領域の分割の一例を示
す図であり、(b)は、(a)で分割した領域に対して求めた移動平均の一例を示す図で
ある。また、図22は、印刷フォームデータとノズル使用頻度の平均値との関係の第1の
例を示す図である。また、図23は、印刷フォームデータとノズル使用頻度の平均値との
関係の第2の例を示す図である。
印刷装置300は、不図示の印刷指示装置等からの選択指示に応じた利用内容情報が入
力されると、利用内容情報入力部10において、前記入力された利用内容情報をノズル使
用頻度把握部30に出力する(ステップS400の「Yes」の分岐)。ここでは、利用
内容情報に、給与明細書を2部作成して印刷する指示が含まれているとする。また、利用
内容情報の入力処理及び入力された利用内容情報の出力処理は、ROM64に記憶された
専用のプログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログラムをCPU60によって
実行することで行われる。
ノズル使用頻度把握部30は、利用内容情報入力部10から利用内容情報が入力される
と、過去の所定期間におけるノズルの使用頻度を把握する処理を実行する(ステップS4
02)。なお、ノズル使用頻度の把握処理は、ROM64に記憶された専用のプログラム
をRAM62にロードし、ロードしたプログラムをCPU60によって実行することで行
われる。
ノズル使用頻度把握部30は、ノズル使用頻度情報記憶部31から、過去の所定期間(
例えば、過去10秒間など)において印刷の行われた印刷フォームデータに対するノズル
使用頻度情報を取得する(ステップS500)。ノズル使用頻度を取得すると、印刷領域
(画像領域)を、図21(a)に示すように、領域(1)〜(3)の3つの領域に分割し
(ステップS502)、各領域について、前記所定期間におけるノズルの使用頻度の合計
値を算出する。合計値が算出されると、更に、領域毎に対応するノズルの使用頻度の平均
値を算出する(ステップS504)。これにより、過去の所定期間における各領域のノズ
ル使用頻度の平均値(移動平均値)が算出される。
なお、領域(1)〜(3)は、上記印刷フォームデータのグループ分けにおける左領域
、中央領域、右領域にそれぞれ対応する。
次に、上記3つの領域における各移動平均値と、予め設定された閾値とを比較し(ステ
ップS506)、この比較結果に基づき、過去の所定期間におけるノズルの使用頻度を、
「左より」、「平均的」、「右より」の3種類で把握する(ステップS508)。
具体的に、領域(1)の移動平均値のみが閾値を下回る場合は「左より」、領域(2)
の移動平均値のみが閾値を下回る場合は「右より」、全ての領域の移動平均値が閾値を下
回る場合は「平均的」と把握する。
上記のようにして、過去の所定期間におけるノズル使用頻度が把握されると、次に、把
握内容に応じた印刷フォームデータのグループを、印刷フォームデータ記憶部33から選
択する(ステップS404)。なお、印刷フォームデータグループの選択処理は、ROM
64に記憶された専用のプログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログラムをC
PU60によって実行することで行われる。具体的に、印刷フォームデータのグループは
、先述したように、利用内容毎に、「左より」、「平均的」、「右より」の3つのグルー
プにグループ分けされているので、上記把握内容(「左より」、「平均的」、「右より」
)と合致するグループを選択する。
例えば、把握内容が「右より」であれば、「右より」にグルーピングされた印刷フォー
ムデータのグループを選択する。
印刷フォームデータのグループが選択されると、次に、印刷フォームデータ選択部34
において、前記選択したグループから、設定された選択モードに従って、印刷に用いる印
刷フォームデータを選択する。
ここでは、ランダム選択モードが設定されているとする。また、各印刷フォームデータ
は、配置条件情報を含む配置内容の情報を含んでおり、利用内容番号、グループ番号、固
有フォーム番号、印刷フォームデータの格納アドレスの情報を含む第5検索情報に対応付
けられて印刷フォームデータ記憶部33に記憶されているとする。
印刷フォームデータ選択部34は、ランダム選択モードが設定されている場合(ステッ
プS406の「Yes」の分岐)に、まず、印刷フォームデータを選択するための乱数を
公知のMT法を用いて発生し、当該発生した乱数と同じ固有フォーム番号の第5検索情報
を、上記選択したグループから検索する。また、印刷フォームデータの選択処理は、RO
M64に記憶された専用のプログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログラムを
CPU60によって実行することで行われる(ステップS408,S420も同様)。
そして、印刷フォームデータ選択部34は、印刷フォームデータ記憶部33から、上記
検索により索出した第5検索番号に含まれるアドレスに格納された印刷フォームデータを
読み出す(選択する)(ステップS408)。これにより、例えば、図22に示す印刷フ
ォームデータが選択されたとする。図22において、印刷フォーム画像の下部にあるグラ
フは、印刷フォーム画像に、各配置内容の情報に応じた印刷要素を挿入した場合の、ノズ
ル使用頻度の平均値を各インク色についてグラフ化したものである。但し、使用頻度の計
算においては、印刷要素データ記憶部36に記憶されている挿入可能な全ての印刷要素デ
ータに対する使用頻度の平均値を用いている。
上記のように印刷フォームデータが選択されると、次に、印刷要素データ選択部35に
おいて、印刷フォームデータの選択時と共通となるランダム選択モードに従って、印刷要
素データの選択処理が実行される。
印刷要素データ選択部35は、まず、上記選択された印刷フォームデータに付与された
印刷フォームノズル情報に基づき、上記選択された「右より」のグループに属する印刷フ
ォームデータにおけるノズルの使用頻度の低いインク色を把握する。図22の下部のグラ
フに示すように、選択した印刷フォームデータにおいては、右領域(領域(2))におけ
るKインクの使用頻度がC、M、Yインクの使用頻度と比較して低めになっていることが
解る。
このような場合に、印刷要素データ選択部35は、印刷フォームデータにおける右領域
に配置された画像領域に対する印刷要素データを選択するときに、まず、印刷フォームデ
ータの利用内容と選択対象の配置内容の情報が示す属性(画像領域)とに対応する印刷要
素データのグループから、Kインクの使用率が大きい(K使用率大の)グループを選択す
る。そして、当該選択されたグループに対して、公知のMT法を用いて乱数を発生し、当
該K使用率大のグループから乱数と同じオブジェクト番号の印刷要素データを検索し、当
該検索により索出した印刷要素データを、印刷要素データ記憶部36から読み出す(選択
する)(ステップS410)。
一方、印刷要素データ選択部35は、文字領域に対応する印刷要素データに対しては、
公知のMT法を用いて乱数を発生し、印刷フォームデータの利用内容に対応する複数種類
の印刷要素データの中から、当該乱数と同じ番号の印刷要素データを印刷要素データ記憶
部36から検索し、当該検索により索出した印刷要素データを、印刷要素データ記憶部3
6から読み出す(選択する)(ステップS410)。なお、印刷要素データの選択処理は
、ROM64に記憶された専用のプログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログ
ラムをCPU60によって実行することで行われる(ステップS422も同様)。
また、印刷フォームデータ選択部34は、設定された選択モードが順番選択モードであ
る場合(ステップS406の「No」の分岐)は、上記選択された印刷フォームデータの
グループから印刷フォームデータを選択するときに、予め決定された順番で選択する(ス
テップS420)。そして、印刷要素データについても同様に、印刷要素データ選択部3
5は、印刷フォームノズル情報に基づき選択された印刷要素データのグループから予め決
定された順番で選択する(ステップS422)。例えば、印刷フォームデータ及び印刷要
素データに対応付けられた通し番号順(降順又は昇順)に選択する。
上記選択された印刷フォームデータに対応する印刷要素データが選択されると、次に、
印刷要素データ挿入部15において、上記選択された印刷要素データを、上記選択された
印刷フォームデータに、当該印刷フォームデータに設定された配置内容の情報に基づいて
挿入する(ステップS412)。なお、印刷要素データの挿入処理は、ROM64に記憶
された専用のプログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログラムをCPU60に
よって実行することで行われる。
具体的に、配置内容の情報が示す各配置位置の文字領域及び画像領域に、これら各領域
に対して選択された印刷要素データを挿入して、1枚の画像データを形成する。
印刷データ生成部16は、上記生成された印刷フォームデータを、各画素のドットのオ
ン・オフを示すデータへと変換し、印刷部17が解釈可能なフォーマットの印刷データを
生成する(ステップS414)。なお、印刷データの生成処理は、ROM64に記憶され
た専用のプログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログラムをCPU60によっ
て実行することで行われる。
印刷データが生成されると、印刷部17は、上記印刷データに基づき、上記挿入された
印刷要素データが形成する画像を印刷媒体に印刷する(ステップS416)。なお、印刷
処理は、ROM64に記憶された専用のプログラムをRAM62にロードし、ロードした
プログラムをCPU60によって実行することで行われ、CPU60からの印刷制御信号
に基づき出力装置72(印刷部17)を制御することで行われる。
一方、1部目(1枚目)の印刷データが生成されると、ノズル使用頻度算出部37にお
いて、前記印刷データに対するノズルの使用頻度を算出し、当該算出したノズル使用頻度
の情報(ノズル使用頻度情報)をノズル使用頻度情報記憶部31に記憶する。なお、ノズ
ル使用頻度情報の算出処理は、ROM64に記憶された専用のプログラムをRAM62に
ロードし、ロードしたプログラムをCPU60によって実行することで行われる。
ここで、利用内容情報で指定された印刷部数は2部であるので、2部目に対しては、1
部目の印刷データに対するノズル使用頻度情報を用いて、過去の所定期間におけるノズル
使用頻度を把握し、この把握内容に基づき印刷フォームデータのグループを選択する。以
降は、上記同様に一連の処理を行い2部目の印刷を行う。例えば、1部目の印刷によって
、ノズルの使用頻度が不足している部分(右領域のノズルの使用頻度)が補われ、ノズル
全体として使用頻度が平均的になったとする。このような場合に、2部目の印刷フォーム
データとして、例えば、図23の下部に示すように、ノズルの使用頻度が「平均的」とな
るグループのものを選択する。
以上、上記第2の実施の形態における印刷装置300は、ノズル使用頻度把握部30に
おいて、過去の所定期間におけるノズル使用頻度を把握することが可能であり、印刷フォ
ームデータグループ選択部32において、利用内容に応じて、指定された印刷部数の部毎
に、予め配置内容の情報が設定され且つノズル使用頻度の分布情報に応じてグループ分け
された複数種類の印刷フォームデータのグループから、過去の所定期間におけるノズル使
用頻度の把握内容に応じた印刷フォームデータのグループを選択することが可能である。
また、印刷フォームデータ選択部34において、上記選択された印刷フォームデータの
グループから、予め設定された選択モードに従って、印刷に使用する印刷フォームデータ
を選択することが可能である。
また、印刷要素データ選択部35において、利用内容毎に、ノズルの使用頻度に応じて
グループ分けされた複数種類の印刷要素データのグループから、上記選択した印刷フォー
ムデータに対応する印刷要素データのグループを選択し、当該選択したグループから、上
記印刷フォームデータ選択部34において設定された選択モードと同じモードで、印刷フ
ォームデータに挿入する印刷要素データを選択することが可能である。
また、印刷要素データ挿入部15において、上記選択した印刷要素データを、上記選択
した印刷フォームデータに挿入し、印刷データ生成部16において、当該挿入された印刷
フォームデータから印刷データを生成することが可能であり、印刷部17において、当該
印刷データに基づき、画像を印刷することが可能である。
以上より、印刷毎に、過去の所定期間におけるノズルの使用頻度を把握し、使用頻度の
低いノズルを使用する印刷フォームデータを選択して、画像を印刷することができるので
、印刷ヘッド200の各ノズルの使用頻度を的確に向上(不使用となるノズルを低減)す
ることが可能となる。
上記第2の実施の形態において、ノズル使用頻度把握部30、印刷フォームデータグル
ープ選択部32及び印刷フォームデータ選択部34は、形態3又は6の印刷フォームデー
タ選択手段に対応し、印刷フォームデータ記憶部33は、形態3、6、9及び11のいず
れか1の印刷フォームデータ記憶手段に対応し、印刷要素データ選択部35は、形態3、
4及び7のいずれか1の印刷要素データ選択手段に対応し、印刷要素データ記憶部36は
、形態3、7、9及び11のいずれか1の印刷要素データ記憶手段に対応し、印刷要素デ
ータ挿入部15は、形態3又は4の印刷要素データ挿入手段に対応し、ノズル使用頻度算
出部37は、形態3の使用頻度算出手段に対応する。
また、上記第2の実施の形態において、ステップS402〜S408,S420は、形
態9又は11の印刷フォームデータ選択ステップに対応し、ステップS410,S422
は、形態9又は11の印刷要素データ選択ステップに対応し、ステップS412は、形態
9又は11の印刷要素データ挿入ステップに対応し、ステップS418は、形態9又は1
1の使用頻度算出ステップに対応する。
なお、上記第2の実施の形態においては、印刷フォームデータに配置条件情報を含む構
成(上記第1の実施の形態における第2の構成)としたが、上記第1の実施の形態と同様
に、上記第1の構成を適用し、各印刷要素の属性に対応した配置位置の情報を含む印刷フ
ォームデータを選択するのに加え、各印刷要素の配置条件をランダムに選択する構成とし
ても良い。
このような構成であれば、配置条件をランダムに選択できるため、印刷フォームデータ
の記憶容量を低減することが可能となる。
また、上記第2の実施の形態において、印刷フォームデータをノズルの使用頻度の分布
(偏り)でグループ分けする構成としたが、これに限らず、更に細分化した分布でグルー
プ分けするなど、他の方法でグループ分けする構成としても良い。
また、上記第1の実施の形態においては、文字領域だけ配置条件情報をランダムに選択
する構成としたが、これに限らず、画像領域に対しても配置条件情報をランダムに選択す
る構成としても良い。画像領域の配置条件情報としては、例えば、解像度の情報、パレッ
トの情報(色の制限など)、画像を配置領域のサイズに合わせて縮小又は拡大するときの
アルゴリズムの種類の情報などが含まれる。
また、上記第1及び第2の実施の形態においては、配置条件情報として、フォント種類
情報、フォントサイズ情報の2つの配置条件情報を含む構成としたが、これに限らず、文
字の揃え位置、文字間隔、行間隔、余白の情報など他の情報を含む構成としても良い。
また、上記第1及び第2の実施の形態における印刷装置100及び300の特徴は、既
存の印刷装置そのものには殆ど手を加えることなく、印刷フォームデータ及び印刷要素デ
ータの選択の仕方によって、各ノズルの使用頻度を向上させることが可能である。従って
、印刷部17として特に専用のものを用意する必要はなく、従来から既存のインクジェッ
ト方式のプリンタをそのまま利用することができる。また、上記第1及び第2の実施の形
態における印刷装置100及び300から印刷部17を分離すれば、その機能はPCなど
の汎用の印刷指示端末又はプリンタサーバ等において実現することも可能となる。
また、上記第1及び第2の実施の形態においては、ROM64に記憶された各種専用の
コンピュータプログラムをRAM62にロードしてCPU60により実行する構成とした
が、この構成に限らず、CD−ROMやDVD−ROM、フレキシブルディスク(FD)
等の記憶媒体を介して記憶装置70にインストールされたもの、あるいはインターネット
等の通信ネットワークを介して記憶装置70にインストールされたものを、RAM62に
ロードしてCPU60により実行する構成としても良い。
本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置100の構成を示すブロック図である。 印刷ヘッド200の構造を示す部分拡大底面図である。 印刷装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。 印刷装置100における、印刷処理を示すフローチャートである。 配置条件情報をランダムで選択する場合の印刷フォームデータの選択処理を示すフローチャートである。 配置条件情報を印刷フォームデータに予め含む場合の印刷フォームデータ選択処理を示すフローチャートである。 (a)は、第1の構成における印刷フォームデータ記憶部12のデータ記憶構成の一例を示す図であり、(b)は、第2の構成における印刷フォームデータ記憶部12のデータ記憶構成の一例を示す図である。 (a)〜(d)は、第1〜第4検索情報の一例を示す図である。 (a)〜(d)は、印刷要素の一例を示す図である。 印刷フォームデータをランダムで選択したときの印刷結果の第1の例を示す図である。 印刷フォームデータをランダムで選択したときの印刷結果の第2の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る印刷装置300の構成を示すブロック図である。 印刷装置300における、印刷処理を示すフローチャートである。 ノズル使用頻度把握部30におけるノズル使用頻度把握処理を示すフローチャートである。 印刷フォームデータを3つの領域に分割した際の文字領域及び画像領域のサイズの第1の例を示す図である。 印刷フォームデータを3つの領域に分割した際の文字領域及び画像領域のサイズの第2の例を示す図である。 印刷フォームデータ(例1〜例8)を示す図である。 図17に示す印刷フォームデータの各領域の点数と閾値との比較結果を示す図である。 (a)は、CMYKに対してグループ分けした場合のグループ構成を示す図であり、(b)は、CMYKをCMYとKとに分け、それぞれに対してグループ分けした場合のグループ構成を示す図である。 (a)は、画像領域に対応する印刷要素データと各インク色のノズル使用頻度との関係を示す図であり、(b)は、(a)の関係に基づきグループ分けした場合の画像領域に対応する印刷要素データのグループ構成を示す図である。 (a)は、ノズル使用頻度把握処理における印刷領域の分割の一例を示す図であり、(b)は、(a)で分割した領域に対して求めた移動平均の一例を示す図である。 印刷フォームデータとノズル使用頻度の平均値との関係の第1の例を示す図である。 印刷フォームデータとノズル使用頻度の平均値との関係の第2の例を示す図である。
符号の説明
100,300…印刷装置、200…印刷ヘッド、10…利用内容情報入力部、11,3
4…印刷フォームデータ選択部、12,33…印刷フォームデータ記憶部、13,35…
印刷要素データ選択部、14,36…印刷要素データ記憶部、15…印刷要素データ挿入
部、16…印刷データ生成部、17…印刷部、30…ノズル使用頻度把握部、31…ノズ
ル使用頻度情報記憶部、37…ノズル使用頻度算出部、60…CPU、62…RAM、6
4…ROM、66…インターフェース、70…記憶装置、72…出力装置、74…入力装

Claims (11)

  1. インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
    刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が前記印刷要素の属性毎に設定された構成
    の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置であって、
    前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを利用内容単位に記憶する
    印刷フォームデータ記憶手段と、
    複数種類の、前記印刷要素のデータである印刷要素データを前記印刷要素の属性単位に
    記憶する印刷要素データ記憶手段と、
    前記印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータから、印
    刷に用いる印刷フォームデータをランダムに選択する印刷フォームデータ選択手段と、
    前記印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記選
    択した印刷フォームデータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを選
    択する印刷要素データ選択手段と、
    前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
    ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入手段と、を
    備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷要素データ選択手段は、前記印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種
    類の印刷要素データから、前記選択した印刷フォームデータに設定された各配置内容の情
    報に対応する印刷要素データをランダムに選択することを特徴とする請求項1に記載の印
    刷装置。
  3. インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
    刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に設定された構
    成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置であって、
    前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを、利用内容単位に、且つ
    前記印刷フォームデータに基づき印刷をしたときの前記各ノズルの使用頻度に係る情報で
    ある印刷フォームノズル情報に対応付けて記憶する印刷フォームデータ記憶手段と、
    複数種類の、前記印刷要素のデータである印刷要素データを前記印刷要素の属性単位に
    記憶する印刷要素データ記憶手段と、
    過去に印刷を行った、前記印刷要素データの挿入された印刷フォームデータに基づき、
    前記各ノズルの使用頻度を算出する使用頻度算出手段と、
    前記算出した使用頻度に基づき、前記印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前記複
    数種類の印刷フォームデータから、印刷に用いる印刷フォームデータを選択する印刷フォ
    ームデータ選択手段と、
    前記印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記選
    択された印刷フォームデータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを
    選択する印刷要素データ選択手段と、
    前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
    ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入手段と、を
    備えることを特徴とする印刷装置。
  4. 前記配置内容の情報は、前記印刷要素の配置位置の情報と前記印刷要素の属性に応じた
    配置条件を示す情報である配置条件情報とを含み、
    前記印刷フォームデータは、前記各印刷要素に対する前記配置位置の情報が予め設定さ
    れており、
    複数種類の前記配置条件情報を、前記印刷要素の属性単位に記憶する配置条件情報記憶
    手段と、
    前記配置条件情報記憶手段に記憶された前記複数種類の配置条件情報から、前記選択し
    た印刷フォームデータに設定された各配置位置の情報に対応する印刷要素の配置条件情報
    をランダムに選択する配置条件情報選択手段と、
    前記配置条件情報選択手段で選択した配置条件情報を、前記選択した印刷フォームデー
    タに設定する配置条件情報設定手段と、を備え、
    前記印刷要素データ挿入手段は、前記印刷要素データ選択手段で選択された前記印刷要
    素データを、前記配置条件情報の設定された印刷フォームデータに挿入することを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷フォームノズル情報は、前記印刷フォームデータに基づき印刷をしたときの前
    記複数のノズルの使用頻度の分布を示す情報を含むことを特徴とする請求項3又は請求項
    4に記載の印刷装置。
  6. 前記複数の印刷フォームデータを、前記印刷フォームノズル情報の内容単位に複数のグ
    ループにグループ分けして、前記印刷フォームデータ記憶手段に記憶し、
    前記印刷フォームデータ選択手段は、前記算出した使用頻度に基づき、前記印刷フォー
    ムデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータのグループから、印刷に用
    いる印刷フォームデータのグループを選択すると共に、当該選択したグループから印刷に
    用いる印刷フォームデータをランダムに選択することを特徴とする請求項3乃至請求項5
    のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記複数の印刷要素データを、当該印刷要素データの画像を印刷したときの前記各ノズ
    ルの使用頻度に係る情報である要素ノズル情報の内容単位に複数のグループにグループ分
    けして、前記印刷要素データ記憶手段に記憶し、
    前記印刷要素データ選択手段は、前記算出した使用頻度に基づき、前記印刷要素データ
    記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記選択された印刷フォーム
    データに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データのグループを配置内容毎
    に選択すると共に、当該選択したグループから各配置内容に対応する印刷要素データをラ
    ンダムに選択することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
    刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に設定された構
    成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置を制御するのに使用する印刷プ
    ログラムであって、
    前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを利用内容単位に記憶する
    印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータから、印刷に用
    いる印刷フォームデータをランダムに選択する印刷フォームデータ選択ステップと、
    複数種類の、前記印刷要素のデータである印刷要素データを前記印刷要素の属性単位に
    記憶する印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記
    選択した印刷フォームデータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを
    選択する印刷要素データ選択ステップと、
    前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
    ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入ステップと
    を有する処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とす
    る印刷プログラム。
  9. インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
    刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に設定された構
    成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置を制御するのに使用する印刷プ
    ログラムであって、
    過去に印刷を行った、前記印刷要素のデータである印刷要素データの挿入された印刷フ
    ォームデータに基づき、前記各ノズルの使用頻度を算出する使用頻度算出ステップと、
    前記算出した使用頻度に基づき、前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォーム
    データを、利用内容単位に、且つ前記印刷フォームデータに基づき印刷をしたときの前記
    各ノズルの使用頻度に係る情報である印刷フォームノズル情報に対応付けて記憶する印刷
    フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータから、印刷に用いる
    印刷フォームデータを選択する印刷フォームデータ選択ステップと、
    複数種類の前記印刷要素データを前記印刷要素の属性単位に記憶する印刷要素データ記
    憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記選択された印刷フォームデ
    ータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを選択する印刷要素データ
    選択ステップと、
    前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
    ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入ステップと
    を有する処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とす
    る印刷プログラム。
  10. インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
    刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に設定された構
    成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置を制御するのに使用する印刷方
    法であって、
    前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを利用内容単位に記憶する
    印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータから、印刷に用
    いる印刷フォームデータをランダムに選択する印刷フォームデータ選択ステップと、
    複数種類の、前記印刷要素のデータである印刷要素データを当該印刷要素の属性単位に
    記憶する印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記
    選択した印刷フォームデータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを
    選択する印刷要素データ選択ステップと、
    前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
    ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入ステップと
    を含むことを特徴とする印刷方法。
  11. インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
    刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に予め設定され
    た構成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置を制御するのに使用する印
    刷方法であって、
    過去に印刷を行った、前記印刷要素のデータである印刷要素データの挿入された印刷フ
    ォームデータに基づき、前記各ノズルの使用頻度を算出する使用頻度算出ステップと、
    前記算出した使用頻度に基づき、前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォーム
    データを、利用内容単位に、且つ前記印刷フォームデータに基づき印刷をしたときの前記
    各ノズルの使用頻度に係る情報である印刷フォームノズル情報に対応付けて記憶する印刷
    フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷フォームデータから、印刷に用
    いる印刷フォームデータを選択する印刷フォームデータ選択ステップと、
    複数種類の前記印刷要素のデータを当該印刷要素の属性単位に記憶する印刷要素データ
    記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記選択された印刷フォーム
    データに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを選択する印刷要素デー
    タ選択ステップと、
    前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
    ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入ステップと
    を含むことを特徴とする印刷方法。
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