JP2008207341A - 印刷装置、印刷プログラム及び印刷方法 - Google Patents

印刷装置、印刷プログラム及び印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷処理中の未使用ノズルのインク詰まりを防ぐのに好適な印刷装置、印刷プロ
グラム及び印刷方法を提供する。
【解決手段】印刷装置100を、ノズルの使用頻度に基づきグループ分けされた複数種類
の印刷フォームデータが記憶された印刷フォームデータ記憶部12から利用内容に応じた
印刷フォームデータのグループを特定の順番で選択する印刷フォームデータグループ選択
部11と、前記選択したグループから印刷に用いる印刷フォームデータを選択する印刷フ
ォームデータ選択部13と、ノズルの使用頻度に基づきグループ分けされた複数種類の印
刷要素データが記憶された印刷要素データ記憶部15から前記選択した印刷フォームデー
タに対応する印刷要素データのグループを特定の順番で選択する印刷要素データグループ
選択部14と、前記選択したグループから印刷要素データを選択する印刷要素データ選択
部16とを含んだ構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ノズルからインクを吐出して画像を印刷する印刷装置、印刷プログラム及び
印刷方法に関する。
従来、ノズルからインクを吐出して画像を印刷する、例えば、インクジェット方式の印
刷装置においては、印刷処理が行われている最中に、一定周期で全てのノズルからインク
を吐出する処理(フラッシングなどと呼ばれる)を行う。これにより、印刷に使用されな
いノズルにインクが詰まるのを防止している。
上記フラッシング技術としては、例えば、特許文献1に記載のインクジェット記録装置
などがある。
特許文献1のインクジェット記録装置は、1パス記録方式を実行するライン型のインク
ジェットプリンタヘッドをそのノズルの配列方向、つまり主走査方向に往復移動させるヘ
ッド移動駆動部を設け、このヘッド移動駆動部を駆動制御してインクジェットプリンタヘ
ッドをノズルの配列方向に移動させるヘッド移動処理と、このときのインクジェットプリ
ンタヘッドの移動量に応じたピッチでヘッド移動方向と逆方向に、インク滴を吐出させる
ノズルの位置をインクジェットプリンタヘッド全体としてずらすノズル位置変更処理とを
実行するものである。これにより、インク滴を吐出させるノズルの位置がインクジェット
プリンタヘッド全体としてずれ、インクを吐出しないノズルが減少し、ノズルのインク吐
出不良が発生しにくくなる。
特開2004−106470号公報
しかしながら、上記特許文献1の従来技術においては、ノズルを移動させるための機構
が必要となるため、装置の大型化などの不具合が生じる恐れがある。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたも
のであって、印刷処理中の未使用ノズルのインク詰まりを低減するのに好適な印刷装置、
印刷プログラム及び印刷方法を提供することを目的としている。
〔形態1〕 上記目的を達成するために、形態1の印刷装置は、
インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に設定された構
成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置であって、
前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを利用内容単位に記憶する
印刷フォームデータ記憶手段と、
複数種類の、前記印刷要素のデータである印刷要素データを前記印刷要素の属性単位に
記憶する印刷要素データ記憶手段と、
前記印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータから、印
刷に用いる印刷フォームデータを、前記印刷が連続して行われたときに、前記印刷ヘッド
の各ノズルの使用頻度が平均的且つ所定頻度以上になるように設定された特定の順番で選
択する印刷フォームデータ選択手段と、
前記印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記選
択した印刷フォームデータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを選
択する印刷要素データ選択手段と、
前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入手段と、を
備えることを特徴とする。
このような構成であれば、印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータから
、複数の媒体(例えば、印刷用紙など)に印刷が連続して行われたときに、印刷ヘッドの
各ノズルの使用頻度が平均的且つ所定頻度以上になるように設定された特定の順番で印刷
フォームデータを選択し、当該特定の順番で選択した印刷フォームデータの各配置内容に
対応する属性の印刷要素データを挿入して印刷を行うことができるので、連続して複数の
媒体への印刷を行う際に、印刷ヘッドの各ノズルが平均的に使用されるようになる。
これにより、連続で印刷が行われている期間において、毎回同じ印刷フォームで印刷す
るよりも、不使用となるノズルの数を確実に低減し且つ平均的にノズル全体が使用される
ように印刷を行うことができるという効果が得られる。よって、例えば、ダイレクトメー
ル、給与明細書、カード利用明細書などの利用内容(目的)が同じ文書を連続で複数枚印
刷する場合に、1枚毎に印刷要素の配置内容が異なる印刷フォームデータを、使用頻度が
平均的となる特定の順番で変化させることができるので、印刷処理中の未使用ノズルのイ
ンク詰まりを確実に低減するという効果が得られる。特に、本形態を、ノズル内に溜まっ
たインクの乾燥を防ぐために、定期的に全てのノズルからインクを吐出するフラッシング
動作を行う印刷装置に適用したときに、当該印刷装置の構成を大きく変更することなく、
フラッシング動作の回数や、フラッシング動作を行うノズルの個数などを低減することが
可能である。また、印刷処理中の、フラッシング動作回数を低減できるので、従来よりも
印刷時間を短縮させることが可能である。特に印刷枚数が増えればより効果が現れる。
ここで、印刷フォームデータは、印刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が印
刷要素の属性毎に設定された構成のデータであり、例えば、ワープロソフトなどを用いて
作成された、ダイレクトメールや明細書などの利用内容(目的)に応じた文書の雛形とな
るデータ、デジタルカメラ等で撮影した画像を所定のレイアウトで印刷出力するための写
真画像の配置の雛形のデータなどが該当する。また、印刷フォームデータは、印刷領域の
情報、当該印刷領域における、テキストデータ、画像データなどの印刷要素データの配置
内容の情報(例えば、配置位置(領域)の座標や配置条件(文字種類、文字サイズ)など
)を含んで構成される。そして、印刷時に、前記各配置領域に任意の印刷要素を配置(挿
入)してから印刷を行うことで、利用内容に応じた文書ファイル又は画像ファイルなどを
簡易に作成し印刷することができる。以下、形態7の印刷プログラム及び形態8の印刷方
法において同じである。
また、配置内容の情報は、テキストデータに対しては、例えば、先述した配置内容の座
標情報などに加え、文字サイズ、文字種類、文字間隔、余白などが該当する。また、画像
データに対しては、例えば、先述した配置内容の座標情報などに加え、解像度の情報、パ
レットの情報(色の制限など)、画像を配置領域のサイズに合わせて縮小又は拡大すると
きのアルゴリズムの種類などが該当する。以下、形態7の印刷プログラム及び形態8の印
刷方法において同じである。
また、特定の順番とは、例えば、印刷フォームデータ記憶手段に記憶された各印刷フォ
ームデータに対してノズルの使用頻度を求め、このノズルの使用頻度から、所定期間にお
いて、連続で印刷を行ったときに、各ノズルの使用頻度が平均的且つ所定頻度以上となる
印刷フォームデータの組み合わせを決定し、この組み合わせで、印刷フォームデータが選
択されるように決定された順番である。前記所定頻度以上については、インク詰まりが発
生しない程度の使用頻度であることが好ましい。以下、形態7の印刷プログラム及び形態
8の印刷方法において同じである。
また、印刷要素データとは、印刷内容を形成する印刷要素のデータであり、例えば、ダ
イレクトメールなどの広告宣伝文句、広告画像、給与明細、カード利用明細などの明細書
の明細内容が記された表データ、その他利用内容に応じた画像データ、文章データ、表デ
ータなどが該当する。以下、形態7の印刷プログラム及び形態8の印刷方法において同じ
である。
〔形態2〕 更に、形態2の印刷装置は、形態1の印刷装置において、
前記印刷フォームデータ記憶手段は、前記印刷フォームデータに基づき印刷をしたとき
の各印刷フォームデータに対する前記印刷ヘッドの各ノズルの使用頻度に基づき、利用内
容単位に、複数のグループにグループ分けされた前記印刷要素の配置内容が異なる複数の
印刷フォームデータを記憶し、
前記印刷フォームデータ選択手段は、前記印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前
記印刷フォームデータの複数のグループから、前記印刷が連続して行われたときに、前記
印刷ヘッドの各ノズルが平均的に使用されるように予め設定された特定の順番でグループ
を選択すると共に、当該選択したグループから、印刷に用いる印刷フォームデータを選択
することを特徴とする。
このような構成であれば、印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータのグ
ループから、複数の前記媒体への印刷が連続して行われたときに、前記印刷ヘッドの各ノ
ズルの使用頻度が平均的且つ所定頻度以上になるように設定された特定の順番で印刷フォ
ームデータのグループを選択し、当該特定の順番で選択した印刷フォームデータのグルー
プから、印刷に使用する印刷フォームデータを選択し、当該選択した印刷フォームデータ
の各配置内容に対応する属性の印刷要素データを挿入して印刷を行うことができるので、
連続して複数の媒体への印刷を行う際に、印刷ヘッドの各ノズルが平均的に使用されるよ
うになる。
これにより、同じ利用内容で複数の前記媒体への印刷を連続で行う際に、この期間にお
いて、毎回同じ印刷フォームで印刷するよりも、不使用となるノズルの数を確実に低減し
且つ各ノズルが平均的に使用されるように印刷を行うことができるという効果が得られる
〔形態3〕 更に、形態3の印刷装置は、形態1又は2の印刷装置において、
前記印刷要素データ記憶手段は、前記印刷要素データの画像を印刷をしたときの各印刷
要素データに対する前記印刷ヘッドの各ノズルの使用頻度に基づき、属性単位に、複数の
グループにグループ分けされた前記複数種類の印刷要素データを記憶し、
前記印刷要素データ選択手段は、前記印刷要素データ記憶手段に記憶された前記印刷要
素データの複数のグループから、前記印刷が連続して行われたときに、前記印刷ヘッドの
各ノズルの使用頻度を平均的にするように設定された特定の順番でグループを選択すると
共に、当該選択したグループから、前記選択した印刷フォームデータに設定された各配置
内容の情報に対応する印刷要素データを選択することを特徴とする。
このような構成であれば、印刷フォームデータを特定の順番で選択するのに加えて、複
数種類の印刷要素データのグループから、前記印刷ヘッドの各ノズルの使用頻度が平均的
且つ所定頻度以上になるように設定された特定の順番で、印刷要素データのグループを選
択し、当該特定の順番で選択した印刷要素データのグループから、印刷フォームデータの
各配置内容に対応する印刷要素データを選択し、当該選択した印刷要素データを特定の順
番で選択した印刷フォームデータに挿入して印刷を行うことができるので、連続して複数
の媒体への印刷を行う際に、印刷ヘッドの各ノズルがより確実に平均的に使用されるよう
になる。
これにより、同じ利用内容で複数の前記媒体への印刷を連続で行う際に、連続で印刷が
行われている期間において、毎回同じ印刷フォームで印刷するよりも、不使用となるノズ
ルの数をより確実に低減し且つ各ノズルがより平均的に使用されるように印刷を行うこと
ができるという効果が得られる。
〔形態4〕 更に、形態4の印刷装置は、形態3の印刷装置において、
前記印刷フォームデータ記憶手段は、前記印刷フォームデータに基づき印刷をしたとき
の各印刷フォームデータに対する前記印刷ヘッドの各ノズルの使用頻度の分布位置に基づ
き、前記利用内容単位に、各分布位置に対応する印刷フォームデータのグループにグルー
プ分けされた、前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを記憶し、
前記印刷要素データ記憶手段は、前記印刷要素データの画像を印刷したときの各印刷要
素データに対する前記印刷ヘッドのノズルの使用頻度が最大となるインク色に基づき、前
記属性単位に、前記使用頻度が最大となる各インク色に対応する印刷要素データのグルー
プにグループ分けされた、前記複数種類の印刷要素データを属性単位に記憶し、
前記印刷フォームデータ選択手段は、前記各分布位置に対応するグループから構成され
る複数の印刷フォームデータのグループから、各分布位置に対応するグループを1つずつ
順番に選択すると共に、当該選択したグループから、印刷に使用する印刷フォームデータ
を選択し、
前記印刷要素データ選択手段は、前記使用頻度が最大となる各インク色に対応するグル
ープから構成される複数の印刷要素データのグループから、各インク色に対応するグルー
プを1つずつ順番に選択すると共に、当該選択したグループから、前記選択された印刷フ
ォームデータに対応する印刷要素データを選択することを特徴とする。
このような構成であれば、印刷フォームデータの画像の印刷に用いられるノズルに対す
る使用頻度の分布位置(例えば、左よりに使用頻度大、中央よりに使用頻度大、右よりに
使用頻度大、平均的など)毎に印刷フォームデータのグループが形成され、これらのグル
ープから、各分布位置に対応するグループを1つずつ順番に選択することができる。また
、ノズルの使用頻度が最大となるインク色毎に印刷要素データのグループが形成され、こ
れらのグループから、各インク色に対応するグループを1つずつ順番に選択することがで
きる。
これにより、例えば、複数の前記媒体への印刷を連続で行う際に、媒体毎に異なる分布
位置の印刷フォームデータのグループを1つずつ順番に選択し且つ媒体毎に異なる最大イ
ンク色となる印刷要素データを1つずつ順番に選択することができるので、各インク色に
対応するノズルの使用頻度がノズル全体として平均的となるように印刷を行うことができ
るという効果が得られる。
〔形態5〕 更に、形態5の印刷装置は、形態2乃至4のいずれか1の印刷装置におい
て、
前記印刷フォームデータ選択手段は、前記選択したグループから、印刷に用いる印刷フ
ォームデータをランダムで選択することを特徴とする。
このような構成であれば、選択した印刷フォームデータのグループから、印刷に用いる
印刷フォームデータをランダムに選択することが可能となるので、同じグループの印刷フ
ォームデータを連続で使用したときに、同じ印刷フォームデータが連続で選択される確率
を低減できると共に、各グループにおけるノズルの使用頻度のバラツキを吸収することが
できるという効果が得られる。
〔形態6〕 更に、形態6の印刷装置は、形態2乃至5のいずれか1の印刷装置におい
て、
前記印刷要素データ選択手段は、前記選択したグループから、前記選択された印刷フォ
ームデータに対応する印刷要素データをランダムで選択することを特徴とする。
このような構成であれば、選択した印刷要素データのグループから、選択対象の配置内
容の情報に対応する印刷要素データをランダムに選択することが可能となるので、同じグ
ループの印刷要素データを連続で使用したときに、同じ印刷要素データが連続で選択され
る確率を低減できると共に、各グループにおけるノズルの使用頻度のバラツキを吸収する
ことができるという効果が得られる。
〔形態7〕 一方、上記目的を達成するために、形態7の印刷プログラムは、
インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に設定された構
成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置を制御するのに使用する印刷プ
ログラムであって、
前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを利用内容単位に記憶する
印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータから、印刷に用
いる印刷フォームデータを、前記印刷が連続して行われたときに、前記印刷ヘッドの各ノ
ズルの使用頻度が平均的且つ所定頻度以上になるように設定された特定の順番で選択する
印刷フォームデータ選択ステップと、
複数種類の、前記印刷要素のデータである印刷要素データを前記印刷要素の属性単位に
記憶する印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記
選択した印刷フォームデータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを
選択する印刷要素データ選択ステップと、
前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入ステップと
を有する処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とす
る。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られ
たプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態1の印刷装置と同等の作用
および効果が得られる。
また、インクジェットプリンタなどといった現在市場に出回っている殆どの印刷装置は
中央処理装置(CPU)や記憶装置(RAM、ROM)、入出力装置などからなるコンピ
ュータシステムを備えており、そのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって
前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実
現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。
さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージ
ョンアップも容易に行うことができる。
なお、本形態は、上記形態2乃至形態6の各手段で実現される機能をコンピュータに実
行させるプログラムとして記載した構成もとり得る。
〔形態8〕 また、上記目的を達成するために、形態8の印刷方法は、
インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に設定された構
成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置を制御するのに使用する印刷方
法であって、
前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを利用内容単位に記憶する
印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータから、印刷に用
いる印刷フォームデータを、前記印刷が連続して行われたときに、前記印刷ヘッドの各ノ
ズルの使用頻度が平均的且つ所定頻度以上になるように設定された特定の順番で選択する
印刷フォームデータ選択ステップと、
複数種類の、前記印刷要素のデータである印刷要素データを前記印刷要素の属性単位に
記憶する印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記
選択した印刷フォームデータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを
選択する印刷要素データ選択ステップと、
前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入ステップと
を含むことを特徴とする。
これにより、形態1の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。。
なお、本形態は、上記形態2乃至形態6の各手段をステップに置き換えた構成もとり得
る。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜図15は、本発明に係る印
刷装置、印刷プログラム及び印刷方法の実施の形態を示す図である。
まず、本発明に係る印刷装置の構成を図1に基づき説明する。図1は、本発明に係る印
刷装置100の構成を示すブロック図である。
印刷装置100は、図1に示すように、印刷物の利用内容を示す利用内容情報を入力す
る利用内容情報入力部10と、後述する印刷フォームデータ記憶部12から利用内容に応
じた印刷フォームデータのグループを特定の順番で選択する印刷フォームデータグループ
選択部11と、ノズルの使用頻度に基づきグループ分けされた複数種類の印刷フォームデ
ータを利用内容毎に記憶する印刷フォームデータ記憶部12と、前記選択した印刷フォー
ムデータのグループから印刷に用いる印刷フォームデータを選択する印刷フォームデータ
選択部13と、後述する印刷要素データ記憶部15から、前記選択した印刷フォームデー
タの各配置内容情報に対応する印刷要素データのグループを特定の順番で選択する印刷要
素データグループ選択部14と、ノズルの使用頻度に基づきグループ分けされた複数種類
の印刷要素データを属性毎に記憶する印刷要素データ記憶部15と、前記選択した印刷要
素データのグループから挿入する印刷要素データを選択する印刷要素データ選択部16と
を含んで構成される。
利用内容情報入力部10は、不図示の入力装置を介した、ユーザからの利用内容情報を
印刷フォームデータ選択部13に入力する機能を有している。利用内容情報は、例えば、
ダイレクトメール、給与明細、カード利用明細など、印刷物の利用内容に応じた情報とな
る。なお、本実施において、利用内容の入力は、予め選択可能な利用内容のリストを表示
し、リストに表示された利用内容の中からユーザに任意のものを後述する入力装置74を
介して選択させ、選択された利用内容の情報を入力する構成となる。
印刷フォームデータグループ選択部11は、利用内容情報入力部10から入力された利
用内容情報に基づき、印刷フォームデータ記憶部12から前記利用内容情報に対応する印
刷フォームデータのグループを、予め設定された特定の順番で選択する機能を有している

上記特定の順番は、印刷フォームデータ記憶部12に記憶された印刷フォームデータ及
び印刷要素データ記憶部15に記憶された印刷要素データに対する後述する印刷ヘッド2
00の各ノズルの使用頻度に基づき、利用内容毎に、連続して複数枚を印刷したときに、
各ノズルが平均的に使用されるように決定された順番となる。この特定の順番は、後述す
る印刷要素データのグループを選択する処理にも関連しており、本実施の形態においては
、印刷フォームデータのグループを特定の順番で選択すると共に、印刷要素データのグル
ープも特定の順番で選択することで、各ノズルの使用頻度を平均的とする印刷を行う。
また、本実施の形態においては、上記利用内容情報に、印刷部数の情報が含まれており
、印刷フォームデータグループ選択部11は、例えば、同じ利用内容で10部の印刷を連
続で行うときに、この10部に対する10個の印刷フォームデータのグループ(同じグル
ープの重複あり)を、上記特定の順番で選択する。
印刷フォームデータ記憶部12は、各印刷フォームデータに対するノズルの使用頻度の
分布位置に応じてグループ分けされた複数種類の印刷フォームデータを、利用内容毎に記
憶する機能を有している。各印刷フォームデータは、利用内容に応じて予め決定された各
印刷要素の配置内容が他の印刷フォームデータと異なっており、そのため、印刷時に使用
されるノズルや、各ノズルのインクの使用量もそれぞれ異なってくる。
また、配置内容の情報は、各印刷要素の配置位置(座標)の情報、配置条件の情報など
が含まれている。配置条件情報は、文字(テキスト)や表(罫線+テキスト)が挿入され
る領域(以下、文字領域と称す)に対しては、フォント種類、フォントサイズ、文字揃え
位置(左詰、右詰、中央など)、行間、文字間隔などの情報がある。また、広告画像や写
真画像などの画像(イメージ)が挿入される領域(以下、画像領域と称す)に対しては、
解像度の情報、パレットの情報(色の制限など)、画像を配置領域のサイズに合わせて縮
小又は拡大するときのアルゴリズムの種類の情報などがある。
また、印刷フォームデータのグループは、印刷物の利用内容毎に、各グループに通し番
号が対応付けられており、更に、各グループにおいては、各印刷フォームデータに通し番
号が対応付けられている。従って、印刷フォームデータ記憶部12は、これら通し番号を
検索情報としたデータベースの構成を有する。
印刷フォームデータ選択部13は、印刷フォームデータグループ選択部11で選択した
グループから、予め設定された選択モードに応じて、所定の順番又はランダムに、印刷に
用いる印刷フォームデータを選択する機能を有している。つまり、印刷フォームデータ選
択部13は、本実施の形態においては、前記選択モードとして、順番選択モードと、ラン
ダム選択モードとの2つのモードを有している。
印刷要素データグループ選択部14は、印刷フォームデータ選択部13で選択された印
刷フォームデータにおいて設定された印刷要素の配置内容の情報に基づき、印刷要素デー
タ記憶部15から、各配置内容情報に対応する印刷要素データグループを、特定の順番で
選択する機能を有している。
印刷要素データ記憶部15は、各印刷要素データの画像を印刷したときのノズルの使用
頻度に係る情報の内容毎にグループ分けされた複数種類の印刷要素データを、印刷物の利
用内容毎且つ文字や画像などの印刷要素の属性毎に記憶する機能を有している。
なお、印刷要素データ記憶部15に記憶された、印刷要素データは、印刷物の利用内容
及び印刷要素の属性毎に、各グループに通し番号が付されており、更に、各グループにお
いては、各印刷要素データに通し番号が対応付けられている。従って、印刷要素データ記
憶部15は、これら通し番号を検索情報としたデータベースの構成を有する。
印刷要素データ選択部16は、印刷要素データグループ選択部14で選択した印刷要素
データのグループから、前記各配置内容情報に対応する印刷要素データを、印刷フォーム
データ選択部13において設定されている選択モードで選択する機能を有している。つま
り、印刷フォームデータ選択部13において、順番選択モードが設定されていれば所定の
順番で印刷要素データを選択し、ランダム選択モードが設定されていればランダムに印刷
要素データを選択する。
更に、印刷装置100は、図1に示すように、上記印刷フォームデータ選択部13にお
いて選択された印刷フォームデータに、上記印刷要素データ選択部16において選択され
た印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入部17と、印刷要素データが挿入された
印刷フォームデータから印刷データ生成する印刷データ生成部18と、当該印刷データに
基づき画像を印刷する印刷部19とを含んで構成される。
印刷要素データ挿入部17は、印刷要素データ選択部16で選択された印刷要素データ
を、印刷フォームデータ選択部13で選択された印刷フォームデータに挿入する機能を有
している。具体的に、各配置内容情報に対して選択された印刷要素データを、各配置内容
情報に含まれる配置位置(座標)の情報と、各配置内容情報に含まれる配置条件情報とに
基づき挿入する。このようにして、各配置位置の情報に対応する位置(領域)に印刷要素
データの挿入された印刷フォームデータが形成される。
印刷データ生成部18は、印刷要素データ挿入部17において、印刷要素データが挿入
された印刷フォームデータに基づき、各配置位置に配置された印刷要素の形成する画像を
印刷するための印刷データを生成する機能を有している。具体的に、前記印刷要素の形成
する画像を、印刷部19の有する、後述する印刷ヘッド200において形成されるドット
のオン・オフを示すデータへと変換する。
ここで、本発明に適用される印刷ヘッド200について説明する。
図2は、印刷ヘッド200の構造を示す部分拡大底面図である。
図2に示すように、印刷ヘッド200は、いわゆるラインヘッド型のプリンタに用いら
れる印刷用紙の紙幅方向に延びる長尺構造をしており、ブラック(K)インクを専用に吐
出するノズルNが複数個(図では18個)直線状に配列されたブラックノズルモジュール
50と、イエロー(Y)インクを専用に吐出するノズルNが複数個、同じ方向に直線状に
配列されたイエローノズルモジュール52と、マゼンタ(M)インクを専用に吐出するノ
ズルNが複数個、同じ方向に直線状に配列されたマゼンタノズルモジュール54と、シア
ン(C)インクを専用に吐出するノズルNが複数個、同じ方向に直線状に配列されたシア
ンノズルモジュール56といった4つのノズルモジュール50、52、54、56が印刷
方向(ノズル配列方向に対して垂直方向(厳密にはノズルのドット印字方向))に多段に
重なるように一体的に配列して構成されている。なお、モノクロを目的とする印刷ヘッド
の場合は、ブラック(K)のみ、また、高画質な画像をターゲットとする印刷ヘッドの場
合はライトマゼンタやライトシアンなどを加えた6色以上のインクを用いる場合もある。
また、このような構造をした印刷ヘッド200は、各ノズルN1、N2、N3…ごとに
それぞれ設けられた図示しないインクチャンバー内に供給されたインクをそれら各インク
チャンバーごとに設けられた図示しないピエゾ素子(piezo actuator)な
どの圧電素子によって各ノズルN1、N2、N3…から吐出することで、白色の印刷用紙
上に円形のドットを印字すると共に、さらに、この圧電素子に加える電圧を多段階に制御
することによってインクチャンバーからのインクの吐出量を制御して各ノズルN1、N2
、N3…ごとにサイズの異なるドットが印字可能となっている。
ここで、上記ドットとは、1または複数のノズルから吐出されたインクが印刷媒体に着
弾して形成される1つの領域をいう。また、「ドット」は面積が「ゼロ」ではなく、一定
の大きさ(面積)をもつことは勿論、大きさごとに複数種類存するものである。但し、イ
ンクを吐出して形成されたドットは必ずしも真円になるとは限らない。例えば、楕円形な
どの真円以外の形状でドットが形成された場合は、その平均的な径をドット径として扱っ
たり、ある量のインクを吐出して形成されたドットの面積と等しい面積を有する真円の等
価ドットを想定し、該等価ドットの径をドット径として扱ったりすることもある。
図1に戻って、印刷部19は、前記印刷データに基づいて、印刷に用いる媒体(例えば
、印刷用紙など)または印刷ヘッド200の一方、あるいは双方を移動させながら前記印
刷ヘッド200に形成された前記ノズルモジュール50、52、54、56からインクを
それぞれドット状に噴射して前記印刷に用いる媒体(以下、印刷媒体と称す)上に所定の
画像を1回の走査で形成するようにしたインクジェット方式のプリンタであり、前述した
印刷ヘッド200の他に、前記印刷媒体を移動させるための図示しない紙送り機構、印刷
ヘッド200のインクの吐出を制御する図示しない印字コントローラ機構などの公知の構
成要素から構成されている。
なお、上記のように、印刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が設定された印
刷フォームデータに、各配置内容の情報に対応した印刷要素データを挿入して行う印刷は
、一般に、バリアブル印刷と呼ばれている。
また、印刷装置100は、前記利用内容情報入力部10、前記印刷フォームデータ選択
部13、前記印刷要素データ選択部16、前記印刷要素データ挿入部17、前記印刷デー
タ生成部18、前記印刷部19などをコンピュータソフトウェア上で実現するためのコン
ピュータシステムを備えており、そのハードウェア構成は、図3に示すように、印刷のた
めの各種制御や演算処理を担う中央演算処理装置であるCPU(Central Pro
cessing Unit)60と、主記憶装置(Main Storage)を構成す
るRAM(Random Access Memory)62と、読み出し専用の記憶装
置であるROM(Read Only Memory)64との間をPCI(Perip
heral Component Interconnect)バス等からなる各種内外
バス68で接続すると共に、このバス68に入出力インターフェース(I/F)66を介
して、印刷フォームデータ記憶部12、印刷要素データ記憶部15などを構成するHDD
(Hard Disk Drive)などの記憶装置(Secondary Stora
ge)70や、印刷部19やCRT、LCDモニター等の出力装置72、利用内容情報入
力部10、操作パネル、マウス、キーボード、スキャナなどの入力装置74、および図示
しない印刷指示装置などと通信するためのネットワークLなどを接続したものである。
そして、電源を投入すると、ROM64等に記憶されたBIOS等のシステムプログラ
ムが、ROM64に予め記憶された各種専用のコンピュータプログラムをRAM62にロ
ードし、RAM62にロードされたプログラムに記述された命令に従ってCPU60が各
種リソースを駆使して所定の制御および演算処理を行うことで前述したような各機能をソ
フトウェア上で実現するようになっている。
次に、図4に基づき、上記のような構成をした印刷装置100における印刷処理の流れ
を説明する。ここで、図4は、印刷装置100における、印刷処理を示すフローチャート
である。
印刷処理は、図4に示すように、まずステップS100に移行し、利用内容情報入力部
10において、パソコンなどの図示しない印刷指示端末などから利用内容情報の入力があ
ったか否かを判定し、入力があったと判定された場合(Yes)は、入力された利用内容情報
を印刷フォームデータグループ選択部11に出力してステップS102に移行し、そうで
ない場合(No)は、入力があるまで判定処理を繰り返す。
ステップS102に移行した場合は、印刷フォームデータグループ選択部11において
、利用内容情報入力部10から入力された利用内容情報に対応する印刷フォームデータグ
ループを、印刷部数に応じて、印刷フォームデータ記憶部12から特定の順番で選択して
ステップS104に移行する。
ステップS104では、印刷フォームデータ選択部13において、選択モードとしてラ
ンダム選択モードが設定されているか否かを判定し、設定されていると判定された場合(Y
es)は、ステップS106に移行し、そうでない場合(No)は、ステップS118に移行す
る。
ステップS106では、印刷フォームデータ選択部13において、ステップS102で
選択された、印刷部数に応じた数の印刷フォームデータの各グループから、印刷に用いる
印刷フォームデータをランダムに選択してステップS108に移行する。
本実施の形態において、印刷フォームデータをランダムで選択する方法は、公知の線形
合同法、MT(Mersenne Twister)法などを用いて乱数を発生し、当該発生した乱数と、
各印刷フォームデータに予め対応付けられた番号とが一致するものを選択する方法を用い
る。生成速度を重視するときは、前者の線形合同法を用い、乱数の精度を重視するときは
、後者のMT法を用いる。
ステップS108では、印刷要素データグループ選択部14において、印刷要素データ
記憶部15から、ステップS106で選択された各印刷フォームデータに設定されている
配置内容の情報に対応する印刷要素データのグループを特定の順番で選択して、ステップ
S110に移行する。
ステップS110では、印刷要素データ選択部16において、ステップS108で選択
したグループから各配置内容の情報に対応する印刷要素データをランダムに選択してステ
ップS112に移行する。
ステップS112では、印刷要素データ挿入部17において、ステップS110又はス
テップS122で選択した各印刷要素データを、ステップS106で選択された各印刷フ
ォームデータに、各配置内容の情報に基づき挿入して、ステップS114に移行する。
ステップS114では、印刷データ生成部18において、ステップS112で印刷要素
データが挿入された印刷フォームデータに基づき印刷データを生成して、ステップS11
6に移行する。
ステップS116では、印刷部19において、ステップS114で生成した印刷データ
に基づき、ステップS112で挿入された印刷要素データの形成する画像を印刷し、一連
の処理を終了して、ステップS100に移行する。
次に、図5〜図15に基づき、本実施の形態の動作を説明する。
まず、図5〜図9に基づき、印刷フォームデータのグループ分けについて説明する。
ここで、図5は、印刷フォームデータを3つの領域に分割した際の文字領域及び画像領
域のサイズの第1の例を示す図である。また、図6は、印刷フォームデータを3つの領域
に分割した際の文字領域及び画像領域のサイズの第2の例を示す図である。また、図7は
、印刷フォームデータ(例1〜例8)を示す図である。また、図8は、図7に示す印刷フ
ォームデータの各領域の点数と閾値との比較結果を示す図である。また、図9(a)は、
CMYKに対してグループ分けした場合のグループ構成を示す図であり、(b)は、CM
YKをCMYとKとに分け、それぞれに対してグループ分けした場合のグループ構成を示
す図である。
印刷フォームデータにおいては、挿入する印刷要素データが、表画像やテキスト文章な
どの挿入領域である文字領域に挿入されるデータと、広告画像や写真画像などの挿入領域
である画像領域に挿入されるデータとに分けられる。通常、文字画像は黒色であることが
多く、文字領域ではKインクの使用頻度が高くなる。また、画像領域では様々な色が用い
られるためC、M、Y、Kインクの使用頻度が高くなる。このことから、印刷フォームに
おける、文字領域及び画像領域の有無及び両者の配置関係によって、C、M、Y、Kイン
クの使用率がどの位置で高くなるのか、あるいは低くなるのかを予測することができる。
また、例えば、多数の広告画像を印刷した場合の、C、M、Y、Kインクの使用頻度は
高く、その使用頻度の平均は均一化していく。逆に、テキスト印刷の場合はC、M、Y、
Kインクの使用頻度は少ない。また、ドット密度は画像領域が高く、文字領域は低い。
全てのノズルが1枚(1ページ)の画像を印刷する上で使用されればノズルの詰まりは
軽減できる。更に、各ノズルの使用頻度が高いほどノズルの詰まりは、より軽減できる。
つまり、1枚(1ページ)の画像を印刷する上で、できるだけ多数のノズルを使用する
方がよく、使用頻度も高い方がよい。具体的に、印刷方向に対して直交する方向(ノズル
配列方向)に印字するドット数が多い方がノズルの使用頻度が高くなる。
上記のことを踏まえて、印刷フォームデータをグループ分けするにあたり、まず、予め
用意した多数の印刷フォームデータについて、これらに設定された画像領域と文字領域と
に点数をつける。
本実施の形態においては、ドット密度の関係から、画像領域は縦2[cm]×横1[cm]あた
り1点とし、文字領域は縦8[cm]×横1[cm]あたり1点とする。
次に、図5中の点線に示すように、画像領域(印刷領域)を4分割する。4分割した領
域のうち各隣接する2つの領域を使用して、図5に示すように、左領域、中央領域、右領
域の3つの領域に区分する。
例えば、図5に示すような印刷フォーム(配置内容)であった場合は、上記したように
3つの領域に分けて点数付けを行うと、左領域は、「(6÷2)×8.5+16÷8)×
9=43.5[点]」、中央領域は、「(6÷2)×9+16÷8)×10=47[点]」、
右領域は、「(6÷2)×8.5+16÷8)×10=43.5[点]」となる。
また、例えば、図6に示すような印刷フォーム(配置内容)であった場合は、上記した
ように3つの領域に分けて点数付けを行うと、左領域は、「0+(21÷8)×9=23
.625[点]、中央領域は、(6÷2)×4×2+(21÷8)×5+(7÷8)×5=
41.5[点]、右領域は、(6÷2)×8.5×2+(7÷8)×5=55.375[点]
」となる。
図6の例に示すように、文字領域が比較的たくさんある左領域は、画像領域の比較的た
くさんある右領域と比較して点数が半分以下となっている。つまり、CMYKの4色のイ
ンクを用いる印刷においては、文字領域が略Kインクしか使用しないことから、CMYK
のインク色に対するノズルの使用頻度は少ないと判断する(点数が低くなるようにする)
上記のような要領で、予め用意した全ての印刷フォームデータに対して点数付けを行う
ことで、各印刷フォームデータに対するインク使用頻度の分布(偏り)が分かる。具体的
には、閾値を設けて、当該閾値と各領域の使用頻度とを比較して判断する。
例えば、CMYKの4色のインクを用いる印刷においては、閾値を30点とし、各領域
の点数と比較する。図5に示す第1の例では、全ての領域において30点を上回っている
ため、ノズル全体が、平均的な使用頻度となる印刷フォームデータであると判断する。ま
た、図6に示す第2の例では、左領域のみ30点を下回っているため、右領域にノズルの
使用頻度が偏っている印刷フォームデータであると判断する。
また、CMYの3色のインクを用いる印刷においては、文字領域の印刷にもC、M、Y
インクを使用するので、この場合は、点数付けを行う際の閾値を、例えば、20点などに
設定する。このようにCMYKの4色のときよりも閾値を下げることで、例えば、図6に
示す第2の例では、全ての領域の点数が20点を上回るため、この印刷フォームデータに
対するノズルの使用頻度は、ノズル全体が平均的であると判断されるようになる。このよ
うに点数でノズルの使用頻度の分布を管理することで、CMYとKとを分離した場合でも
、そうでないものと共に一律に管理することが可能となる。
更に、図7の例1〜例8に示す配置内容の印刷フォームデータに対して点数付け及び各
領域の判断を行ってグループ分けをした結果の一例を図8に示す。
図8において、各領域の欄における「×」はその領域の点数が閾値を下回った場合を示
し、「○」はその領域の点数が閾値以上であった場合を示している。
また、グループ分けの欄における、「右」とは、ノズルの使用頻度が右領域に偏ってい
るグループを示し、「左」とは、ノズルの使用頻度が左領域に偏っているグループを示し
、「平均」とは、ノズルの使用頻度が印刷領域全体において平均的であるグループを示し
ている。
また、グループ分けの欄における「除外」とは、インク使用頻度が全ての領域で低いか
(点数が閾値を下回るか)、又はある領域において極端に高い若しくは低い使用頻度にな
っているため除外した方が望ましいと判断された印刷フォームデータを示している。つま
り、インク使用頻度があまりにも低いとノズルは詰まり易くなるし、極端な使用頻度であ
る場合も好ましくないので、このような配置内容の印刷フォームデータは、印刷フォーム
データ記憶部12から除外する。
図8に示すようなグループ分けをした印刷フォームデータは、図9(a)に示すように
、ノズルの使用頻度の分布に応じて、「左より」、「平均的」、「右より」の3つのグル
ープにグループ分けされる。
このようにグループ分けされた印刷フォームデータが、利用内容毎に印刷フォームデー
タ記憶部12に記憶される。
なお、図9(a)に示す例は、CMYKの4色のインクをひとまとめにした場合のグル
ープ分けの例を示したものであるが、CMYの3色のインクとKインクとを分けた場合は
、図9(b)に示すようなグループ構成となる。
つまり、図9(b)に示すように、印刷フォームデータは、まず、CMYの3色のイン
クに対応するグループと、Kインクに対応するグループとの2つのグループにグループ分
けされる。次に、CMYの3色のインクに対応するグループは、ノズルの使用頻度の分布
に応じて、「左より」、「平均的」、「右より」の3つのグループにグループ分けされる
。一方、Kインクに対応するグループも同様に、ノズルの使用頻度の分布に応じて、「左
より」、「平均的」、「右より」の3つのグループにグループ分けされる。
なお、印刷フォームデータ全体は、利用内容毎にグループ分けされており、図9(a)
及び(b)の例は、ある利用内容の印刷フォームデータに対するものである。
次に、図10及び図11に基づき、画像領域に対応する印刷要素データのグループ分け
について説明する。
ここで、図10(a)〜(d)は、印刷要素の一例を示す図である。また、図11(a
)は、画像領域に対応する印刷要素と各インク色のノズル使用頻度との関係を示す図であ
り、(b)は、(a)の関係に基づきグループ分けした場合の画像領域に対応する印刷要
素データのグループ構成を示す図である。
本実施の形態において、印刷要素データ記憶部15には、例えば、図10(a)〜(c
)に示すような表画像(罫線+テキスト)の印刷要素データ、図10(d)に示すような
広告画像の印刷要素データなどが記憶されている。先述したように、表画像などのテキス
ト主体の印刷要素データは文字領域に属し、広告画像などのテキストを含まない画像の印
刷要素データは画像領域に属する。
本実施の形態においては、CMYKの4色のインクを用いて印刷を行うため、グループ
分けは画像領域に対応する印刷要素データに対してのみ行う。
まず、画像領域に対応する印刷要素データ(例えば、図10(d)の広告画像データな
ど)のグループ分けにあたり、各印刷要素データの画像の印刷に用いられる各色のノズル
の使用頻度を抽出し、最も使用頻度の高いインク色をその印刷要素データに対応付ける。
例えば、印刷に用いる印刷ヘッドが、CMYKの4色のインク色に対応する場合は、図
11(a)に示すように、各印刷要素データの画像を印刷時のCの使用率、Mの使用率、
Yの使用率、Kの使用率を抽出する。具体的に、各印刷要素データを色変換して射影情報
を求めるなどすることで、各印刷要素データに対する各インク色のノズルの使用率を抽出
する。
そして、図11(a)の関連付けの欄に示すように、最も高い使用率のインク色を、画
像領域に対応する各印刷要素データに対応付けられた通し番号(以下、オブジェクト番号
と称す)に対応付ける。
このようにすることで、図11(b)に示すように、画像領域に対応する印刷要素デー
タは、「C使用率大」、「M使用率大」、「Y使用率大」、「K使用率大」の4つのグル
ープにグループ分けされる。
このようにグループ分けされた印刷フォームデータが、利用内容毎に印刷要素データ記
憶部15に記憶される。
次に、図12〜図15に基づき、以上のようにグループ分けされた印刷フォームデータ
及び印刷要素データが、印刷フォームデータ記憶部12及び印刷要素データ記憶部15に
それぞれ記憶された状態の印刷装置100の動作を説明する。
印刷装置100は、不図示の印刷指示装置等からの選択指示に応じた利用内容情報が入
力されると、利用内容情報入力部10において、前記入力された利用内容情報を印刷フォ
ームデータグループ選択部11に出力する(ステップS100の「Yes」の分岐)。こ
こでは、利用内容情報に、カード利用明細書を10部印刷する指示が含まれているとする
。また、利用内容情報の入力判定処理及び入力された利用内容情報の出力処理は、ROM
64に記憶された専用のプログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログラムをC
PU60によって実行することで行われる。
印刷フォームデータグループ選択部11は、利用内容情報入力部10から利用内容情報
が入力されると、利用内容情報に対応する印刷フォームデータのグループを、特定の順番
で、印刷フォームデータ記憶部12から選択する(ステップS102)。なお、印刷フォ
ームデータグループの選択処理は、ROM64に記憶された専用のプログラムをRAM6
2にロードし、ロードしたプログラムをCPU60によって実行することで行われる。
以下、図12に基づき、印刷フォームデータのグループを選択する処理について具体的
に説明する。ここで、図12は、印刷フォームデータグループの選択処理を示すフローチ
ャートである。
印刷フォームデータのグループは、先述したように、利用内容毎に、「左より」、「平
均的」、「右より」の3つのグループにグループ分けされているので、「左より」、「平
均的」、「右より」のグループを特定の順番で選択する。
まず、利用内容情報に含まれている印刷部数の情報に基づき、印刷部数を示す変数iの
値を設定する(ステップS200)。先述したように、印刷部数は10であるので、「i
=10」と設定する。
印刷部数が設定されると、印刷フォームデータグループ選択部11は、まず、利用内容
に対応する「左より」に属する印刷フォームデータのグループを選択し、当該選択したグ
ループの情報を印刷フォームデータ選択部13に出力する(ステップS202)。「左よ
り」のグループが選択されると、iの値をデクリメント(i=i−1)する(ステップS
204)。これにより、iの値が「0」となった場合(ステップS206の「Yes」の
分岐)は、印刷部数分の選択処理が全て終了したと判定して、一連の処理を終了し元の処
理に復帰させる。
この時点でiの値は「9」であるため(ステップS206の「No」の分岐)、次に、
利用内容に対応する「平均的」に属する印刷フォームデータのグループを選択し、当該選
択したグループの情報を印刷フォームデータ選択部13に出力する(ステップS208)
。「平均的」のグループが選択されると、iの値をデクリメント(i=i−1)する(ス
テップS210)。これにより、iの値が「0」となった場合(ステップS212の「Y
es」の分岐)は、印刷部数分の選択処理が全て終了したと判定して、一連の処理を終了
し元の処理に復帰させる。
この時点でiの値は「8」であるため(ステップS212の「No」の分岐)、次に、
利用内容に対応する「右より」に属する印刷フォームデータのグループを選択し、当該選
択したグループの情報を印刷フォームデータ選択部13に出力する(ステップS214)
。「右より」のグループが選択されると、iの値をデクリメント(i=i−1)する(ス
テップS216)。これにより、iの値が「0」となった場合(ステップS218の「Y
es」の分岐)は、印刷部数分の選択処理が全て終了したと判定して、一連の処理を終了
し元の処理に復帰させる。
この時点でiの値は「7」であるため(ステップS220の「No」の分岐)、次に、
利用内容に対応する「右より」に属する印刷フォームデータのグループを選択し、当該選
択したグループの情報を印刷フォームデータ選択部13に出力する(ステップS202)

つまり、印刷部数を示すiの値が「0」となるまで、ステップS202〜S220の処
理を繰り返し行う。
これにより、印刷部数が10のときは、「左より」→「平均的」→「右より」→「左よ
り」→「平均的」→「右より」→「左より」→「平均的」→「右より」→「左より」の順
で、印刷フォームデータのグループが選択される。
一方、印刷フォームデータ選択部13は、上記のようにして選択されたグループの情報
が入力されると、印刷フォームデータ記憶部12に記憶された、前記選択された印刷フォ
ームデータのグループから、予め設定された選択モードに従って、印刷に用いる印刷フォ
ームデータを選択する。
ここでは、ランダム選択モードが設定されているとする。また、各印刷フォームデータ
は、配置条件情報を含む配置内容の情報を含んでおり、利用内容番号、グループ番号、固
有フォーム番号、印刷フォームデータの格納アドレスの情報を含む検索情報に対応付けら
れて印刷フォームデータ記憶部12に記憶されているとする。
印刷フォームデータ選択部13は、ランダム選択モードが設定されている場合(ステッ
プS104の「Yes」の分岐)に、まず、印刷フォームデータを選択するための乱数を
公知のMT法を用いて発生し、当該発生した乱数と同じ固有フォーム番号の検索情報を、
上記選択したグループから検索する。
そして、印刷フォームデータ選択部13は、印刷フォームデータ記憶部12から、上記
検索により索出した検索番号に含まれるアドレスに格納された印刷フォームデータを読み
出す(選択する)(ステップS106)。なお、印刷フォームデータ選択処理(ステップ
S104,S106)は、ROM64に記憶された専用のプログラムをRAM62にロー
ドし、ロードしたプログラムをCPU60によって実行することで行われる(ステップS
118も同様)。
上記のようにして印刷フォームデータが選択されると、次に、印刷要素データグループ
選択部14において、上記選択された印刷フォームデータに設定された配置内容の情報に
対応する印刷要素データのグループを、特定の順番で、印刷要素データ記憶部15から選
択する(ステップS108)。なお、印刷要素データグループ選択処理は、ROM64に
記憶された専用のプログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログラムをCPU6
0によって実行することで行われる(ステップS120も同様)。
以下、図13に基づき、印刷要素データのグループを選択する処理について具体的に説
明する。ここで、図13は、印刷要素データグループの選択処理を示すフローチャートで
ある。
印刷要素データのグループは、先述したように、画像領域の印刷要素データに対して、
利用内容毎に、「C使用率大」、「M使用率大」、「Y使用率大」、「K使用率大」の4
つのグループにグループ分けされているので、「C使用率大」、「M使用率大」、「Y使
用率大」、「K使用率大」のグループを特定の順番で選択する。
まず、利用内容情報に含まれている印刷部数の情報に基づき、印刷フォーム数を示す変
数jの値を設定する(ステップS300)。先述したように、印刷部数は10であり、選
択される印刷フォーム数も10となるので「j=10」と設定する。
印刷フォーム数が設定されると、印刷要素データグループ選択部14は、まず、1番目
(左より)の印刷フォームデータに含まれる画像領域に属する印刷要素データのグループ
として「C使用率大」のグループを選択し、当該選択したグループの情報と1番目(左よ
り)の印刷フォームデータとを印刷要素データ選択部16に出力する(ステップS302
)。「C使用率大」のグループが選択されると、jの値をデクリメント(j=j−1)す
る(ステップS304)。これにより、jの値が「0」となった場合(ステップS306
の「Yes」の分岐)は、全ての印刷フォームデータに対する選択処理が終了したと判定
して、一連の処理を終了し元の処理に復帰させる。
この時点でjの値は「9」であるため(ステップS306の「No」の分岐)、次に、
2番目(平均的)の印刷フォームデータに含まれる画像領域に属する印刷要素データのグ
ループとして、「M使用率大」のグループを選択し、当該選択したグループの情報と2番
目(平均的)の印刷フォームデータとを印刷要素データ選択部16に出力する(ステップ
S308)。「M使用率大」のグループが選択されると、jの値をデクリメント(j=j
−1)する(ステップS310)。これにより、jの値が「0」となった場合(ステップ
S312の「Yes」の分岐)は、全ての印刷フォームデータに対する選択処理が終了し
たと判定して、一連の処理を終了し元の処理に復帰させる。
この時点でjの値は「8」であるため(ステップS312の「No」の分岐)、次に、
3番目(右より)の印刷フォームデータに含まれる画像領域に属する印刷要素データのグ
ループとして、「Y使用率大」のグループを選択し、当該選択したグループの情報と3番
目(右より)の印刷フォームデータとを印刷要素データ選択部16に出力する(ステップ
S314)。「Y使用率大」のグループが選択されると、jの値をデクリメント(j=j
−1)する(ステップS316)。これにより、jの値が「0」となった場合(ステップ
S318の「Yes」の分岐)は、全ての印刷フォームデータに対する選択処理が終了し
たと判定して、一連の処理を終了し元の処理に復帰させる。
この時点でjの値は「7」であるため(ステップS318の「No」の分岐)、次に、
4番目(左より)の印刷フォームデータに含まれる画像領域に属する印刷要素データのグ
ループとして、「K使用率大」のグループを選択し、当該選択したグループの情報と4番
目(左より)の印刷フォームデータとを印刷要素データ選択部16に出力する(ステップ
S320)。「K使用率大」のグループが選択されると、jの値をデクリメント(j=j
−1)する(ステップS322)。これにより、jの値が「0」となった場合(ステップ
S324の「Yes」の分岐)は、全ての印刷フォームデータに対する選択処理が終了し
たと判定して、一連の処理を終了し元の処理に復帰させる。
この時点でjの値は「6」であるため(ステップS324の「No」の分岐)、次に、
5番目(平均的)の印刷フォームデータに含まれる画像領域に属する印刷要素データのグ
ループとして、「C使用率大」のグループを選択し、当該選択したグループの情報を印刷
要素データ選択部16に出力する(ステップS302)。
つまり、印刷フォームデータ数を示すjの値が「0」となるまで、ステップS302〜
S324の処理を繰り返し行う。
これにより、印刷部数が10のときは、「C使用率大」→「M使用率大」→「Y使用率
大」→「K使用率大」→「C使用率大」→「M使用率大」→「Y使用率大」→「K使用率
大」→「C使用率大」→「M使用率大」の順で、印刷要素データのグループが選択される

印刷部数10に対して、印刷フォームデータのグループを上記順番で選択し且つ印刷要
素データのグループを上記順番で選択することで、両者を合わせた選択順が、「左より」
→「C使用率大」→「平均的」→「M使用率大」→「右より」→「Y使用率大」→「左よ
り」→「K使用率大」→「平均的」→「C使用率大」→「右より」→「M使用率大」→「
左より」→「Y使用率大」→「平均的」→「K使用率大」→「右より」→「C使用率大」
→「左より」→「M使用率大」の順番となる。
一方、印刷要素データ選択部16は、上記のようにして選択された印刷要素データのグ
ループの情報とこれに対応する印刷フォームデータとが入力されると、印刷要素データ記
憶部15に記憶された、前記選択された印刷要素データのグループから、印刷フォームデ
ータ選択部13で設定された選択モードと同じモードに従って、印刷フォームデータに挿
入する印刷要素データを選択する。
ここでは、ランダム選択モードが設定されているので、まず、選択された各グループに
対して、印刷要素データを選択するための乱数を公知のMT法を用いて発生し、当該発生
した乱数と同じオブジェクト番号の検索情報を、各選択したグループから検索する。
そして、印刷要素データ選択部16は、印刷要素データ記憶部15から、上記検索によ
り索出したオブジェクト番号に対応する印刷要素データを読み出す(選択する)(ステッ
プS110)。当該読み出した印刷要素データは、これに対応する印刷フォームデータと
共に、印刷要素データ挿入部17に出力する。
一方、文字領域に対応する印刷要素データに対しては、公知のMT法を用いて乱数を発
生し、印刷フォームデータの利用内容に対応する複数種類の印刷要素データの中から、当
該乱数と同じ番号の印刷要素データを印刷要素データ記憶部15から検索し、当該検索に
より索出した印刷要素データを、印刷要素データ記憶部15から読み出す(選択する)(
ステップS110)。なお、印刷フォームデータ選択処理は、ROM64に記憶された専
用のプログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログラムをCPU60によって実
行することで行われる(ステップS122も同様)。
また、設定された選択モードが順番選択モードである場合(ステップS104の「No
」の分岐)は、上記特定の順番で選択された印刷フォームデータのグループから印刷フォ
ームデータを選択するときに、予め決定された順番で選択する(ステップS118)。そ
して、印刷要素データについても同様に、印刷要素データのグループを特定の順番で選択
し(ステップS120)、当該特定の順番で選択した印刷要素データのグループから予め
決定された順番で選択する(ステップS122)。例えば、印刷フォームデータ及び印刷
要素データに対応付けられた通し番号順(降順又は昇順)に選択する。
上記選択された印刷フォームデータに対応する印刷要素データが選択されると、次に、
印刷要素データ挿入部17において、上記選択された印刷要素データを、上記選択された
印刷フォームデータに、当該印刷フォームデータに設定された配置内容の情報に基づいて
挿入する(ステップS112)。なお、印刷要素データの挿入処理は、ROM64に記憶
された専用のプログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログラムをCPU60に
よって実行することで行われる(ステップS122も同様)。具体的に、配置内容の情報
が示す各配置位置の文字領域及び画像領域に、これら各領域に対して選択された印刷要素
データを挿入して、1枚の画像データを形成する。
印刷データ生成部18は、上記印刷要素データの挿入された印刷フォームデータを、各
画素のドットのオン・オフを示すデータへと変換し、印刷部19が解釈可能なフォーマッ
トの印刷データを生成する(ステップS114)。なお、印刷データ生成処理は、ROM
64に記憶された専用のプログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログラムをC
PU60によって実行することで行われる。
印刷データが生成されると、印刷部19は、上記印刷データに基づき、上記挿入された
印刷要素が形成する画像を印刷媒体に印刷する(ステップS116)。なお、印刷処理は
、ROM64に記憶された専用のプログラムをRAM62にロードし、ロードしたプログ
ラムをCPU60によって実行することで行われ、CPU60からの印刷制御信号に基づ
き出力装置72(印刷部19のハードウェア(印刷ヘッド200など))を制御すること
で行われる。
図14及び図15は、印刷フォームデータを特定の順番で選択したときの印刷結果の第
1の例及び第2の例を示す図である。
1番目の印刷フォームデータは、「左より」の印刷フォームデータのグループからラン
ダムに選択されたものとなるので、例えば、図14に示すように、左よりに「利用明細」
の表画像及び「麦酒」の広告画像の配置された印刷フォームデータの画像が印刷される。
また、「麦酒」の広告画像においては、Cインクの使用率が最大となっている。
また、2番目の印刷フォームデータは、「平均的」の印刷フォームデータのグループか
らランダムに選択されたものとなるので、例えば、図15に示すように、横方向に広い範
囲の「利用明細の」の表画像及び横に2つ並んだ「麦酒」及び「○○ホテル」の広告画像
が配置された印刷フォームデータの画像が印刷される。また、「麦酒」及び「○○ホテル
」の広告画像においては、Mインクの使用率が最大となっている。
ここで、ノズルのインク詰まりを発生させないためのインク吐出量について説明する。
一般に、ノズルを詰まらせないために必要なノズルのインク吐出量は、最低基準が決ま
っている。この最低基準は、n秒間にm個以上のドットの印字が必要という基準で決定し
ている。従って、印刷用紙への印刷を考慮した場合は、印刷結果1枚あたりのドットの印
字個数がm個以上とする必要は特にない。例えば、印刷装置100がn秒間にp枚の印刷
が行えるのであれば、p枚あたりに全てのノズルがm個以上のドットの印字を行えればよ
い。特に、1回の走査で印刷を完了するラインヘッド型の印刷装置は、ヘッドを紙上に一
列に並べて高速に印刷することを目的としているので、1秒あたり数枚の印刷が行える。
また、n秒は、数秒から数十秒の範囲であるので、複数枚の単位にて、基準m個以上のド
ットの印字を行えればよいこととなる。
つまり、最初に、左よりにノズルの使用頻度の偏った印刷フォームデータに対して、C
インクの使用率が高くなる印刷要素データの挿入された印刷フォームデータの画像を印刷
する。次に、平均的なノズルの使用頻度の印刷フォームデータに対して、Mインクの使用
率が高くなる印刷要素データの挿入された印刷フォームデータの画像を印刷する。次に、
右よりにノズルの使用頻度の偏った印刷フォームデータに対して、Yインクの使用率が高
くなる印刷要素データの挿入された印刷フォームデータの画像を印刷する。次に、左より
にノズルの使用頻度の偏った印刷フォームデータに対して、Kインクの使用率が高くなる
印刷要素データの挿入された印刷フォームデータの画像を印刷する。
上記のようなサイクルの印刷処理を印刷部数分繰り返し行うことで、CMYKの各イン
ク色に対応したノズルが満遍なく使用されると共に、各ノズルがインクを詰まらせないよ
うにするのに十分な数(m個以上)のドットを形成するようすることが可能である。つま
り、連続して印刷が行われる期間において、印刷ヘッド200の殆どのノズルが、インク
詰まりを防ぐのに十分な使用量で平均的に使用される印刷を行うことが可能である。
以上、上記実施の形態における印刷装置100は、印刷フォームデータグループ選択部
11において、利用内容に応じて、指定された印刷部数に対して、予め配置内容の情報が
設定され且つノズル使用頻度の分布情報に応じてグループ分けされた複数種類の印刷フォ
ームデータのグループから、ノズルの使用頻度が平均的となる特定の順番で、印刷フォー
ムデータのグループを選択することが可能である。
また、印刷フォームデータ選択部13において、上記選択された印刷フォームデータの
グループから、予め設定された選択モードに従って、印刷に使用する印刷フォームデータ
を選択することが可能である。
また、印刷要素データグループ選択部14において、利用内容毎に、ノズルの使用頻度
に応じてグループ分けされた複数種類の印刷要素データ(画像領域)のグループから、ノ
ズルの使用頻度が平均的となる特定の順番で、上記選択した印刷フォームデータに対応す
る印刷要素データのグループを選択することが可能である。
また、印刷要素データ選択部16において、上記選択した印刷要素データのグループか
ら、上記印刷フォームデータ選択部13において設定された選択モードと同じモードで、
印刷フォームデータに挿入する印刷要素データを選択することが可能である。
また、印刷要素データ挿入部17において、上記選択した印刷要素データを、上記選択
した印刷フォームデータに挿入し、印刷データ生成部18において、当該挿入された印刷
フォームデータから印刷データを生成することが可能であり、印刷部19において、当該
印刷データに基づき、画像を印刷することが可能である。
以上より、連続して複数枚の印刷を行うときに、ノズルの使用頻度が平均的となる特定
の順番で、印刷フォームデータのグループを選択すると共に印刷要素データのグループを
選択し、これら選択したグループに含まれる印刷フォームデータ及び印刷要素データから
構成される画像を前記特定の順番で、連続して印刷することができるので、印刷ヘッド2
00の各ノズルを平均的に且つインクの乾燥(インク詰まり)を防ぐのに十分な使用量で
使用することが可能となる。
上記実施の形態において、印刷フォームデータグループ選択部11及び印刷フォームデ
ータ選択部13は、形態1、2、4及び5のいずれか1の印刷フォームデータ選択手段に
対応し、印刷フォームデータ記憶部12は、形態1、2、、4、7及び8のいずれか1の
印刷フォームデータ記憶手段に対応し、印刷要素データグループ選択部14及び印刷要素
データ選択部16は、形態1、3及び6のいずれか1の印刷要素データ選択手段に対応し
、印刷要素データ記憶部15は、形態1、3、4、7及び8のいずれか1の印刷要素デー
タ記憶手段に対応し、印刷要素データ挿入部17は、形態1の印刷要素データ挿入手段に
対応する。
また、上記実施の形態において、ステップS102〜S106,S118は、形態7又
は8の印刷フォームデータ選択ステップに対応し、ステップS108,S110,S12
0,S122は、形態7又は8の印刷要素データ選択ステップに対応し、ステップS11
2は、形態7又は8の印刷要素データ挿入ステップに対応する。
なお、上記実施の形態において、印刷フォームデータをノズルの使用頻度の分布(偏り
)でグループ分けする構成としたが、これに限らず、更に細分化した分布でグループ分け
するなど、他の方法でグループ分けする構成としても良い。
また、上記実施の形態においては、図12及び図13のフローチャートに示す特定の順
番で、印刷フォームデータのグループ及び印刷要素データのグループを選択する公正とし
たが、これに限らず、複数枚の連続する印刷において、印刷ヘッド200のノズルの使用
頻度が平均的且つインク詰まりを防ぐのに十分な頻度となる順番であれば、どのような順
番でも良い。
また、上記実施の形態における印刷装置100の特徴は、既存の印刷装置そのものには
殆ど手を加えることなく、印刷フォームデータ及び印刷要素データの選択の仕方によって
、各ノズルの使用頻度を向上させることが可能である。従って、印刷部19として特に専
用のものを用意する必要はなく、従来から既存のインクジェット方式のプリンタをそのま
ま利用することができる。また、上記実施の形態における印刷装置100から印刷部19
を分離すれば、その機能はPCなどの汎用の印刷指示端末又はプリンタサーバ等において
実現することも可能となる。
また、上記実施の形態においては、ROM64に記憶された各種専用のコンピュータプ
ログラムをRAM62にロードしてCPU60により実行する構成としたが、この構成に
限らず、CD−ROMやDVD−ROM、フレキシブルディスク(FD)等の記憶媒体を
介して記憶装置70にインストールされたもの、あるいはインターネット等の通信ネット
ワークを介して記憶装置70にインストールされたものを、RAM62にロードしてCP
U60により実行する構成としても良い。
本発明に係る印刷装置100の構成を示すブロック図である。 印刷ヘッド200の構造を示す部分拡大底面図である。 印刷装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。 印刷装置100における、印刷処理を示すフローチャートである。 印刷フォームデータを3つの領域に分割した際の文字領域及び画像領域のサイズの第1の例を示す図である。 印刷フォームデータを3つの領域に分割した際の文字領域及び画像領域のサイズの第2の例を示す図である。 印刷フォームデータ(例1〜例8)を示す図である。 図7に示す印刷フォームデータの各領域の点数と閾値との比較結果を示す図である。 (a)は、CMYKに対してグループ分けした場合のグループ構成を示す図であり、(b)は、CMYKをCMYとKとに分け、それぞれに対してグループ分けした場合のグループ構成を示す図である。 (a)〜(d)は、印刷要素の一例を示す図である。 (a)は、画像領域に対応する印刷要素データと各インク色のノズル使用頻度との関係を示す図であり、(b)は、(a)の関係に基づきグループ分けした場合の画像領域に対応する印刷要素データのグループ構成を示す図である。 印刷フォームデータグループの選択処理を示すフローチャートである。 印刷要素データグループの選択処理を示すフローチャートである。 印刷フォームデータを特定の順番で選択したときの印刷結果の第1の例を示す図である。 印刷フォームデータを特定の順番で選択したときの印刷結果の第2の例を示す図である。
符号の説明
100…印刷装置、200…印刷ヘッド、10…利用内容情報入力部、11…印刷フォー
ムデータグループ選択部、12…印刷フォームデータ記憶部、13…印刷フォームデータ
選択部、14…印刷要素データグループ選択部、15…印刷要素データ記憶部、16…印
刷要素データ選択部、17…印刷要素データ挿入部、18…印刷データ生成部、19…印
刷部、60…CPU、62…RAM、64…ROM、66…インターフェース、70…記
憶装置、72…出力装置、74…入力装置

Claims (8)

  1. インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
    刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に設定された構
    成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置であって、
    前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを利用内容単位に記憶する
    印刷フォームデータ記憶手段と、
    複数種類の、前記印刷要素のデータである印刷要素データを前記印刷要素の属性単位に
    記憶する印刷要素データ記憶手段と、
    前記印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータから、印
    刷に用いる印刷フォームデータを、前記印刷が連続して行われたときに、前記印刷ヘッド
    の各ノズルの使用頻度が平均的且つ所定頻度以上になるように設定された特定の順番で選
    択する印刷フォームデータ選択手段と、
    前記印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記選
    択した印刷フォームデータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを選
    択する印刷要素データ選択手段と、
    前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
    ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入手段と、を
    備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷フォームデータ記憶手段は、前記印刷フォームデータに基づき印刷をしたとき
    の各印刷フォームデータに対する前記印刷ヘッドの各ノズルの使用頻度に基づき、利用内
    容単位に、複数のグループにグループ分けされた前記印刷要素の配置内容が異なる複数の
    印刷フォームデータを記憶し、
    前記印刷フォームデータ選択手段は、前記印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前
    記印刷フォームデータの複数のグループから、前記印刷が連続して行われたときに、前記
    印刷ヘッドの各ノズルが平均的に使用されるように予め設定された特定の順番でグループ
    を選択すると共に、当該選択したグループから、印刷に用いる印刷フォームデータを選択
    することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記印刷要素データ記憶手段は、前記印刷要素データの画像を印刷をしたときの各印刷
    要素データに対する前記印刷ヘッドの各ノズルの使用頻度に基づき、属性単位に、複数の
    グループにグループ分けされた前記複数種類の印刷要素データを記憶し、
    前記印刷要素データ選択手段は、前記印刷要素データ記憶手段に記憶された前記印刷要
    素データの複数のグループから、前記印刷が連続して行われたときに、前記印刷ヘッドの
    各ノズルの使用頻度を平均的にするように設定された特定の順番でグループを選択すると
    共に、当該選択したグループから、前記選択した印刷フォームデータに設定された各配置
    内容の情報に対応する印刷要素データを選択することを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の印刷装置。
  4. 前記印刷フォームデータ記憶手段は、前記印刷フォームデータに基づき印刷をしたとき
    の各印刷フォームデータに対する前記印刷ヘッドの各ノズルの使用頻度の分布位置に基づ
    き、前記利用内容単位に、各分布位置に対応する印刷フォームデータのグループにグルー
    プ分けされた、前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを記憶し、
    前記印刷要素データ記憶手段は、前記印刷要素データの画像を印刷したときの各印刷要
    素データに対する前記印刷ヘッドのノズルの使用頻度が最大となるインク色に基づき、前
    記属性単位に、前記使用頻度が最大となる各インク色に対応する印刷要素データのグルー
    プにグループ分けされた、前記複数種類の印刷要素データを属性単位に記憶し、
    前記印刷フォームデータ選択手段は、前記各分布位置に対応するグループから構成され
    る複数の印刷フォームデータのグループから、各分布位置に対応するグループを1つずつ
    順番に選択すると共に、当該選択したグループから、印刷に使用する印刷フォームデータ
    を選択し、
    前記印刷要素データ選択手段は、前記使用頻度が最大となる各インク色に対応するグル
    ープから構成される複数の印刷要素データのグループから、各インク色に対応するグルー
    プを1つずつ順番に選択すると共に、当該選択したグループから、前記選択された印刷フ
    ォームデータに対応する印刷要素データを選択することを特徴とする請求項3記載の印刷
    装置。
  5. 前記印刷フォームデータ選択手段は、前記選択したグループから、印刷に用いる印刷フ
    ォームデータをランダムで選択することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1
    項に記載の印刷装置。
  6. 前記印刷要素データ選択手段は、前記選択したグループから、前記選択された印刷フォ
    ームデータに対応する印刷要素データをランダムで選択することを特徴とする請求項2乃
    至請求項5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
    刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に設定された構
    成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置を制御するのに使用する印刷プ
    ログラムであって、
    前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを利用内容単位に記憶する
    印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータから、印刷に用
    いる印刷フォームデータを、前記印刷が連続して行われたときに、前記印刷ヘッドの各ノ
    ズルの使用頻度が平均的且つ所定頻度以上になるように設定された特定の順番で選択する
    印刷フォームデータ選択ステップと、
    複数種類の、前記印刷要素のデータである印刷要素データを前記印刷要素の属性単位に
    記憶する印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記
    選択した印刷フォームデータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを
    選択する印刷要素データ選択ステップと、
    前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
    ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入ステップと
    を有する処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とす
    る印刷プログラム。
  8. インクを吐出して画像形成を行うノズルが複数配列された構成の印刷ヘッドを備え、印
    刷内容を形成する各印刷要素の配置内容の情報が、前記印刷要素の属性毎に設定された構
    成の印刷フォームデータに基づき画像を印刷する印刷装置を制御するのに使用する印刷方
    法であって、
    前記印刷要素の配置内容が異なる複数の印刷フォームデータを利用内容単位に記憶する
    印刷フォームデータ記憶手段に記憶された前記複数の印刷フォームデータから、印刷に用
    いる印刷フォームデータを、前記印刷が連続して行われたときに、前記印刷ヘッドの各ノ
    ズルの使用頻度が平均的且つ所定頻度以上になるように設定された特定の順番で選択する
    印刷フォームデータ選択ステップと、
    複数種類の、前記印刷要素のデータである印刷要素データを前記印刷要素の属性単位に
    記憶する印刷要素データ記憶手段に記憶された前記複数種類の印刷要素データから、前記
    選択した印刷フォームデータに設定された各配置内容の情報に対応する印刷要素データを
    選択する印刷要素データ選択ステップと、
    前記選択された印刷フォームデータに設定された印刷内容の情報に基づき、当該印刷フ
    ォームデータに前記選択された印刷要素データを挿入する印刷要素データ挿入ステップと
    を含むことを特徴とする印刷方法。
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