JP2008206760A - 球発射ユニット及び遊技機 - Google Patents

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【課題】手動操作による球発射において、球発射強度の安定性、再現性の向上を図ることができ、球発射強度の基準が明確となって所望の発射強度を維持しやすい球発射ユニット及びそのユニットを有する遊技機を提供すること。
【解決手段】この球発射ユニット30は、手動操作に基づき回転可能とされた回転ハンドル33と、発射位置32aにある球20を回転ハンドル33の回転量に基づく球発射強度で発射する発射槌34と、手動操作完了時点における回転ハンドル33の回転量を検知し、その回転量に基づき発射槌34による球発射強度を決定する球発射強度決定部35とを有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、球発射ハンドル及び遊技機に係り、特に雀球やアレンジボール機等の組合せ式パチンコ機において、高い安定性・再現性で手打ちによる球発射を行うことのできる球発射ユニット等に関する。
パチンコ機等の遊技機では、弾球された球が遊技盤面上を流下して、その流下の過程で球が遊技盤面上のゲージ(釘ともいう。)や羽根車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。そして、遊技盤面上に配置された各種入賞口や入球口への球の入賞に基づき所定の景品獲得が可能に構成されており、遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は球の流下における偶然性を利用しつつ球の入賞、入球及び景品払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
例えば、雀球機やアレンジボール機等の組合せ式パチンコ機は、メダルを投入すると所定個数(例えば、11個。)の球が封入循環状態で発射可能に準備される。そして、その球を1球ずつ狙いを定めて球発射して遊技を行うのである。遊技盤面上には、多数の入球口が配置されており、その多数の入球口のうちいずれの入球口に球が入球したかによって生じる組合せに基づき、遊技者に対して景品の払出しが行われるようになっている。組合せの態様によって景品数が異なり、その景品払出しはメダルの払出し(排出又はクレジット等。)によって行われる。
このような組合せ式パチンコ機においては、1ゲームで遊技可能な球数(例えば、11個。)が少数であり、またいずれの入球口に入球させるかということが重要であるので、遊技者は慎重に狙いを定めて球発射を行う必要がある。一方、従来のパチンコ機で用いられる電動ハンドルを用いた電動球発射構造は、多量の球を高速に継続的かつ間欠的に球発射するのに適している。
したがって、この従来の電動球発射構造を組合せ式パチンコ機に適用することは適切でなく、組合せ式パチンコ機においては、今でも手動操作による球発射構造が用いられている。この手動操作による球発射構造は、手動操作によって回転させる球発射レバー、球発射レバーを原点位置に復帰させるバネ、球発射レバーと同期回転して弾球する発射槌を有して構成されている(例えば、特許文献1を参照。)。
この手動球発射構造においては、遊技者が球発射レバーを後方回転させると発射槌も同期して後方回転する。遊技者が球発射レバーから手を離すと、球発射レバーがその位置からバネの付勢力によって勢いよく前方回転して原点復帰する。その原点復帰動作と同期して前方回転する発射槌の勢いを利用して発射位置にある球を発射するのである。
球を1球ごとに手動操作によって発射することができるので球を無駄に発射する虞がなく1球ずつ慎重に球発射することができる。また、手動によるレバーの後方回転量に応じて球発射強度を微調整することができるので、狙いをつけ易いというメリットもある。
特開2005−8332号公報
しかしながら、レバーの手動操作による球発射の場合、球発射強度の調整は遊技者の感覚に拠っている部分が多く、球発射強度の安定性や再現性が良くないという問題がある。
すなわち、球発射の際に遊技者が手でレバーを後方回転させるにつれて、バネによる付勢力(復元力)が強くなるが、遊技者はレバーを通して手に伝わるその復元力に頼って強度調整を行う必要がある。したがって、遊技者の感覚に従って球発射強度を調整しなければならず、なかなか安定性よくまた再現性よく球発射を行うことができない。
また、電動球発射により継続的に球発射を行う場合には、数発の球の発射状態を確認しつつ強度の微調整を行って、所望の球発射強度を維持することは容易であるが、1球ごとに球発射を行う手動球発射においては、発射強度を調整するための基準が曖昧であり、所望の球発射強度を維持することは困難である。
さらに、従来近い位置に配置していた球発射レバーと球発射用の発射槌とを、遊技機内の配置スペース上の問題から、互いに離間して配置したいという要望もある。
本発明は上記の事情に鑑みて為されたもので、手動操作による球発射において、球発射強度の安定性、再現性の向上を図ることができ、球発射強度の基準が明確となって所望の発射強度を維持しやすい球発射ユニット及びそのユニットを有する遊技機を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての遊技機は、手動操作に基づき回転可能とされた回転ハンドルと、発射位置にある球を回転ハンドルの回転量に基づく球発射強度で発射する球発射部材と、手動操作完了時点における回転ハンドルの回転量を検知し、その回転量に基づき球発射部材による球発射強度を決定する球発射強度決定部とを有することを特徴とする。
球発射強度決定部が、手動操作完了時点における回転ハンドルの回転量、すなわち、遊技者が回転ハンドルから手を離した瞬間の回転ハンドルの回転量を検知し、その検知した回転量に基づき球発射強度を決定するので、球発射強度の安定性、再現性が向上する。例えば、同じ回転量で毎回手動操作を完了させれば、繰り返し同じ球発射強度で球を発射させることができる。
ここで、「手動操作」とは、例えば遊技者が直接手で回転ハンドルを保持して回転させる動作を意味する。「手動操作完了時点」とは、例えば遊技者が回転ハンドルを回転させて球発射強度調整を行う行為を止めた時点を意味し、特に、遊技者が回転ハンドルから手を離した瞬間を意味する。
球発射強度決定部が、回転ハンドルの回転量を検出する回転量検出手段と、回転ハンドルの操作完了を検出する操作完了検出手段と、を有してもよい。回転量検出手段によって正確に回転ハンドルの回転量が検出され、操作完了検出手段によって回転ハンドルの操作完了が正確に検出されるので、球発射強度の安定性、再現性を向上させることができ、正確な球発射や強度の微妙な調整を行うことができる。
回転ハンドルが、回転支軸部と回転支軸部から半径方向に向けて延長されたレバー部とを有する回転レバーであってもよい。半径方向に向けて延長されたレバー部を手で後方回転させ、所望の回転角度においてレバーから手を離すと、その瞬間が手動操作完了として検出される。従来の手動球発射レバーと同様の手動操作を行うことができるので、遊技者が違和感なく球発射を行うことができる。レバーから手を離すだけで手動操作完了できるので、操作が容易かつ確実であり、球発射強度の安定性、再現性のより一層の向上に寄与することができる。
また、回転レバーのレバー部を長く構成することにより、レバー部を手動操作する位置(操作点)と回転支軸部(支点)との距離を大きくすることができる。したがって、球発射強度の微妙な調整が容易となり、遊技者が意図する発射強度を容易に再現することが可能となる。
本発明の他の例示的側面としての遊技機は、遊技機を囲む枠体と、枠体の少なくとも一部に保持されて球による遊技を演出する遊技装置体と、遊技装置体に対して一定距離離間して配置された前面透明板と、前面透明板の周囲を囲む装飾部材を保持し、枠体に対して前面開閉可能に揺動支持された装飾枠と、球を停止保持する発射位置から遊技装置体に向けて球を導く発射レールと、遊技装置体に向けて球を発射する上記の球発射ユニットとを有することを特徴とする。
この遊技機は上記の球発射ユニットを有しているので、球発射強度の安定性、再現性が向上する。例えば、遊技機が雀球機やアレンジボール機等の組合せ式パチンコ機である場合には、1球1球を手動操作で狙い通り正確に発射させることができるので、遊技者は快適に遊技を楽しむことができる。
回転ハンドルの回転量を表示する回転量表示器を更に有してもよい。回転量表示器によって回転ハンドルの回転量が表示されるので、遊技者はその表示を見ながら球発射強度の調整をすることができる。繰り返し同じ強度で球発射したり、強度の微調整を正確に行うことができるので、狙いをつけやすく、遊技者は快適に遊技を楽しむことができる。
回転ハンドルがその正面視左右いずれかの側部近傍に配置され、球発射部材がその正面視左右いずれかの側部近傍であって回転ハンドルの配置側の反対側に配置されていてもよい。
回転ハンドルと球発射部材とがそれぞれ遊技機の左右反対側に離間して配置されているので、遊技機の左右側部がともに配置設計上過密になることがなく、スペース設計上の自由度を増大させることができる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、手動操作による球発射において、球発射強度の安定性、再現性の向上を図ることができる。したがって、遊技者が狙い通りに正確な球発射を行うことができ、快適に遊技を楽しむことができる。
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1について図面を用いて説明する。図1(a)は、本発明の実施の形態1に係る遊技機としての雀球機2の正面図であり、図1(b)はその側面図である。この雀球機2は、筐体枠(枠体の一部)4、遊技盤(遊技装置体)6、機枠8(枠体の一部、図2を参照。)、前面ガラス(前面透明板)10、装飾枠12、発射レール32、球発射ユニット30、受皿17を有している。
なお、遊技機は、球発射による遊技を実現するあらゆる遊技機を含み、特にアレンジボール機等の組合せ式パチンコ機、封入循環式パチンコ機、いわゆるセブン機等の景品球払出式パチンコ機等の種々のパチンコ機を含む。本実施の形態1においては、その中でも特に雀球機2を例示して説明する。
筐体枠4は、この雀球機2の周囲を囲む枠体であり、平面視略長方形に構成され、材料としては木材・樹脂・金属等が適用可能である。筐体枠4は、雀球機2の上下面及び左右側面を囲み、前方から見て左側面側には機枠及び装飾枠12を揺動支持するためのヒンジ部(揺動支持部)18が設けられている。
遊技盤6は、この雀球機2において、遊技媒体としての球20の流下による遊技を実現するための遊技装置体である。遊技盤6の遊技盤面6a上には、ランプ22、通過口(ゲート)24、入球口26等の多数の役物が配置されている。また、遊技盤面6aの下方部分には、各々所定の麻雀牌に対応して多数の下部入球口28が横一列に並んで配置されている。
遊技盤面6aには、球20の流下方向を変化させるための多数のゲージ(障害釘、図示せず。)も配置されており、遊技盤面6a上を流下する球20がゲージに衝突しつつ通過口24を通過したり入球口26,28に入球したりすることによって、遊技が演出されるが、これら役物についての詳細な説明は省略する。
図2は、この雀球機2が有する機枠8の正面図である。機枠8は、遊技盤6を保持するための枠体で、筐体枠4の前方に配置されてヒンジ部18において筐体枠4に揺動支持され、筐体枠4に対して前面開閉可能とされている。
機枠8の下方部分には、遊技盤6に向けて球20を発射するための球発射ユニット30及び、球発射ユニット30から発射された球20を遊技盤6に向けて導く発射レール32が取り付けられている。その球発射ユニット30は、回転ハンドル33、発射槌(球発射部材)34,球発射強度決定部35(図3参照)を有して構成されている。図3は、球発射ユニット30の概略構成を示すブロック図である。
回転ハンドル33は、遊技者の手動操作に基づいて回転可能とされた球発射用のハンドルであって、本実施の形態1においては回転支軸部33a、レバー部33bを有して構成されている。また、球発射ユニット30は、この回転ハンドル33の反時計方向(図2中の矢印X方向。)の回転を規制するストッパー33c、回転ハンドル33をストッパー33cに向けて付勢するバネ33dを有している。
レバー部33bは、放置状態でバネ33dの付勢力によってストッパー33cに当接する原点位置に維持されている。そのレバー部33bをバネ33dの付勢力に抗して遊技者が手で時計回り(図2中の矢印Y方向。)に回転させ、一定位置で手を離すと(手動操作の完了。)、バネ33dの付勢力によってレバー部33bが回転支軸部33aを中心に反時計回りに勢いよく回転し、原点位置に復帰する。
バネ33dによる付勢力は、レバー部33bの回転量に応じて増減する。すなわち、レバー部33bが時計回りに回転すればするほど、バネ33dが引き伸ばされて付勢力が大きくなる。したがって、図中位置Pでレバー部33bから手を離したときよりも、図中位置Qでレバー部33bから手を離した方が、レバー部33bは強い勢いで原点復帰する。
発射槌34は、発射位置32aにある球20をレバー部33bの回転量に基づく発射強度で発射するためのものである。例えば、発射槌34の回転軸34b部分にロータリーソレノイド34aが装着され、ロータリーソレノイド34aの回転によって発射槌34が回転軸34bを中心として回転し、球20を弾球発射するように構成されている。
すなわち、遊技者が位置Pでレバー部33bから手を離したときにはロータリーソレノイド34aには比較的小さい電流が通電されて発射槌34がゆっくり回転し、球20は比較的弱い発射強度で発射される。しかし、遊技者が位置Qでレバー部33bから手を離したときにはロータリーソレノイド34aには比較的大きい電流が通電されて発射槌34が高速で回転し、球20は比較的強い発射強度で発射される。なお、球発射強度の具体的な決定態様については、後述する。
球発射の方式としては、本実施の形態1において説明する発射槌34とロータリーソレノイド34aとの組合せの他、ソレノイドによって発射槌34を吸着して球発射を行うもの、モータによって球発射を行うもの、電磁誘導によって球発射を行うもの、球の遠心回転によって球発射を行うもの等の種々の方式が考えられる。
なお、本実施の形態1においては、回転ハンドル33が機枠8の右側部8a近傍に配置され、発射槌34が左側部8b近傍に配置されている。これらの機構部は、構造が複雑である、又は部品の小型化が困難である等の理由により小型に構成することが難しく、両者を同側部側に配置すると、その側部近傍でのスペース設計が困難となる。
しかしながら、本実施の形態1においては、両者をそれぞれ別々の側部近傍に配置しているので、部品の配置に余裕が生まれスペース設計上の自由度が増大している。
球発射強度決定部35は、手動操作完了時点での回転ハンドル33の回転量を検知し、その回転量に基づき発射槌34による球発射強度を決定するためのもので、ロータリーエンコーダー(回転量検出手段)35a、タッチスイッチ(操作完了検出手段)35d、信号処理部35e、電流発生器35fを有して構成されている。
ロータリーエンコーダー35aは、回転ハンドル33の回転量を検出するためのものである。回転ハンドル33の回転支軸部33aに取り付けられ、回転ハンドル33とともに回転するエンコーダー部35bとそのエンコーダー部35bの回転を検出するセンサ部35cとを有して大略構成され、エンコーダー部35bの回転量に応じた検出信号を信号処理部35eへと送出する。その検出信号値は、例えば回転ハンドル33の回転量に比例する値となっている。
タッチスイッチ35dは、回転ハンドル33の手動操作完了を検出するための検出手段であり、レバー部33bに取り付けられている。遊技者の手とレバー部33bとの接触/非接触を検出し、接触状態でオン信号、非接触状態でオフ信号を信号処理部35eへと送出する。
本実施の形態1においては、タッチスイッチ35dにはレバー部33bに設けられたオンオフスイッチが用いられているが、もちろん、静電容量検出式、圧力検出式、導通検出式等の公知の方式を用いたタッチセンサであってもよい。
信号処理部35eは、ロータリーエンコーダー35a及びタッチスイッチ35dと接続されて双方からの信号を受け取り、それらの信号に基づいて手動操作完了時点におけるロータリーエンコーダー35aの検出信号値を電流発生器35fに向けて送出するためのものである。この信号処理部35eによる処理を、図4に示すフローチャートに基づき説明する。
信号処理部35eは、ロータリーエンコーダー35aからの検出信号値を常時監視している(S.1)。同様に、タッチスイッチ35dからの信号も常時監視している(S.2)。タッチスイッチ35dからの信号がオン信号からオフ信号へと変化すると(S.3)、その時に遊技者の手がレバー部33bから離れた(すなわち、手動操作が完了した。)と判断する(S.4)。そして、その瞬間のロータリーエンコーダー35aの検出信号値を電流発生器35fに向けて送出する(S.5)。
電流発生器35fは、信号処理部35eから受け取った検出信号値に比例する電流を発生させ、その電流をロータリーソレノイド34aに対して通電するためのものである。すなわち、遊技者が位置Pでレバー部33bから手を離したときに、比較的小さい電流を発生させてロータリーソレノイド34aに通電し、遊技者が位置Qでレバー部33bから手を離したときに、比較的大きい電流を発生させてロータリーソレノイド34aに通電する。
ロータリーソレノイド34aが通電電流に略比例する吸着力を発揮し、その吸着力が球発射強度の起因となるので、結果としてこの通電電流値が球発射強度を決定することとなる。その通電電流値は、手動操作完了時点におけるロータリーエンコーダー35aの検出信号値に比例しており、その検出信号値は手動操作完了時点における回転ハンドル33の回転量に比例している。したがって、手動操作完了時点における回転ハンドル33の回転量に比例する球発射強度で、発射位置32aにある球20を発射することができるようになっている。
回転ハンドル33の回転量にロータリーエンコーダー35aの検出信号値が比例し、その検出信号値に通電電流値が比例する。そして、その通電電流値は発射槌34による球発射強度に略比例するので、結果として回転ハンドル33の回転量と球発射強度とは略比例関係となる。
なお、本実施の形態1においては、電流発生器35fが信号処理部35eから受け取った検出信号値に比例する電流を発生させ、その電流をロータリーソレノイド34aに対して通電する構成について説明している。しかしながら、電流発生器35fの代わりに電圧発生器を用い、その電圧発生器が信号処理部35eから受け取った検出信号値に比例する電圧を発生させ、その電圧をロータリーソレノイド34aに印加するように構成してももちろんよい。
発射レール32は、発射槌34によって弾球発射された球20を遊技盤6に向けて導くためのレール部材である。本実施の形態1においては、発射レール32は機枠8の左側部8b近傍に下方から上方に向けて緩やかに湾曲しつつ延びる金属レール部材である。その最下方部の発射位置32aには、図示しない球供給装置から1個ずつ送り出された球20が停止保持されるようになっている。
なお、この雀球機2においては、所定個数(例えば、11個。)の球20が機内に封入循環されており、発射位置32aから発射された球20が遊技盤6を流下し、所定の球経路を通って球供給装置へと導かれ、その球供給装置によって再び発射位置32aへと送り出されるようになっている。
前面ガラス10は、遊技盤6に対して一定距離離間して配置された透明板である。前面ガラス10は透明平板ガラスで形成され、遊技盤6との間に球20が流下する流下空間を形成する機能、遊技者が前面ガラス10を通して遊技盤6を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤6に不正にアクセス(接触)できないように不正アクセスを防止する機能、を発揮する。
前面透明板としてはガラス素材の前面ガラス10の他に、もちろん透明アクリル等の樹脂材料が使用されてもよい。また、本実施の形態1においては、前面ガラス10が装飾枠12に保持されるが、前面ガラス10が遊技盤6の前面に取り付けられて、遊技盤6とともに機枠8に保持されるように構成されていてもよい。
装飾枠12は、前面ガラス10とその周囲を囲む装飾部材36とを保持するための枠体である。その装飾枠12は、機枠8の前面側に配置されてヒンジ部18において機枠8とともに筐体枠4に揺動支持され、機枠8に対して前面開閉可能とされている。
装飾枠12の略中央部には遊技者の視認確保のために大きく開口された中央開口12aが形成され、その中央開口12aに前面ガラス10が取り付けられている。その前面ガラス10の周囲には、雀球機2を装飾するための造形・色彩・ランプ・スピーカー等が付された装飾部材36が取り付けられ、雀球機2の遊技演出に寄与している。
中央開口12aの下方には前方(遊技者側)に膨出する膨出部12bが形成され、その膨出部12bにコイン投入口13a、液晶表示部13b、操作ボタン13cが配置されている。
コイン投入口13aは遊技開始のためのコインを投入するための投入口である。コイン投入口13aに所定枚数のコインを投入すると、この雀球機2による遊技が開始可能となり、液晶表示部13bに所定個数の麻雀牌図柄が手持ち牌として配牌されて画像表示される。
遊技者が操作ボタン13cの操作により手持ち牌の中から不要牌を選択すると、発射位置32aに球20が1個ずつ供給されて球発射可能となる。そして、遊技者が回転ハンドル33を手動操作して球発射を行い、球20が1つの下部入球口28に入球すると、その下部入球口28に対応する麻雀牌図柄が液晶表示部13b上に表示され、手持ち牌に補充される。
再び遊技者が不要牌を選択して球発射を行い、球20が入球した下部入球口28に対応する麻雀牌が補充される。この操作を所定回数(例えば、11回。)繰り返すまでの間に手持ち牌が所定のアガリ役になっていれば、景品としてのコインが受皿17に向けて払い出される。
以上のようにして一連の遊技が行われるのであるが、この雀球機2においては遊技者がアガリ役の成立を目指し、一連の下部入球口28のうち特定の麻雀牌に対応する入球口を慎重に狙って球発射を行う。したがって、回転ハンドル33の手動操作による球発射の安定性及び再現性が重要となる。
しかしながら、本実施の形態1に係る雀球機2の球発射ユニット30においては、球発射強度決定部35により、遊技者による回転ハンドル33の手動操作状態を忠実に反映する正確な球発射強度の決定を実現しているので、遊技者の狙い通りの球発射を行うことができるものとなっている。
[実施の形態2]
図5は、本発明の実施の形態2に係る雀球機2の装飾部材36部分を正面から見た部分拡大図である。この雀球機2においては、装飾枠12の上部右側の装飾部材36部分に、バー表示部(回転量表示器)40が配置されている。
このバー表示部40は、回転ハンドル33の回転量を表示するためのものであり、例えば縦方向に積層配置された複数のLED表示器40aを有して構成されている。このバー表示部40にはロータリーエンコーダー35aの検出信号が入力されており、その検出信号値に応じて点灯されるLED表示器40aの数が変化するようになっている。
例えば検出信号値が小さい場合には下方の数個のLED表示器40aのみが点灯し、検出信号値が大きい場合には下方から上方にかけて多くのLED表示器40aが点灯するように構成されている。つまり、LED表示器40aの点灯個数が球発射強度に対応している。
したがって、遊技者は回転ハンドル33の回転量を微調整しつつその時点で手を離した場合の球発射強度がどの程度であるかをおおよそ把握することができる。慎重に狙いをつけて球発射を行う際の有益な情報となるので、遊技者はより正確な球発射を行うことができ、快適に遊技を楽しむことができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。例えば、上記実施の形態1,2においては、エンコーダー部35bとセンサ部35cとを有するロータリーエンコーダー35aを回転量検出手段として用いた例について説明しているが、もちろんロータリーエンコーダー35aの代わりに可変抵抗器を回転量検出手段として用いてもよい。そして、回転ハンドル33の回転量に対応して出力される可変抵抗器の出力抵抗値が信号処理部35eへと送出されるように構成されていてもよい。
本発明の実施の形態1に係る雀球機の外観図であって、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 図1に示す雀球機が有する機枠の正面図である。 図1に示す雀球機が有する球発射ユニットの概略構成を示すブロック図である。 図3に示す球発射強度決定部の信号処理部による処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る雀球機の装飾部材部分を正面から見た部分拡大図である。
符号の説明
P(小),Q(大):位置
X(反時計),Y(時計):矢印
2:雀球機(遊技機)
4:筐体枠(枠体の一部)
6:遊技盤(遊技装置体)
6a:遊技盤面
8:機枠(枠体の一部)
8a:右側部
8b:左側部
10:前面ガラス(前面透明板)
12:装飾枠
12a:中央開口
12b:膨出部
13a:コイン投入口
13b:液晶表示部
13c:操作ボタン
17:受皿
18:ヒンジ部(揺動支持部)
20:球(遊技媒体)
22:ランプ
24:通過口(ゲート)
26:入球口
28:下部入球口
30:球発射ユニット
32:発射レール
32a:発射位置
33:回転ハンドル
33a:回転支軸部
33b:レバー部
33c:ストッパー
33d:バネ
34:発射槌(球発射部材)
34a:ロータリーソレノイド
34b:回転軸
35:球発射強度決定部
35a:ロータリーエンコーダー(回転量検出手段)
35b:エンコーダー部
35c:センサ部
35d:タッチスイッチ(操作完了検出手段)
35e:信号処理部
35f:電流発生器
36:装飾部材
40:バー表示部(回転量表示器)
40a:LED表示器

Claims (6)

  1. 手動操作に基づき回転可能とされた回転ハンドルと、
    発射位置にある球を、球発射する球発射部材と、
    前記手動操作完了時点における前記回転ハンドルの回転量に基づき前記球発射部材による球発射強度を決定する球発射強度決定部と、を有する球発射ユニット。
  2. 前記球発射強度決定部が、
    前記回転ハンドルの回転量を検出する回転量検出手段と、
    該回転ハンドルの操作完了を検出する操作完了検出手段と、を有する請求項1に記載の球発射ユニット。
  3. 前記回転ハンドルが、
    回転支軸部と該回転支軸部から半径方向に向けて延長されたレバー部とを有する回転レバーである請求項1又は請求項2に記載の球発射ユニット。
  4. 遊技機を囲む枠体と、
    該枠体の少なくとも一部に保持され、前記球による遊技を演出する遊技装置体と、
    前記遊技装置体に対して一定距離離間して配置された前面透明板と、
    該前面透明板の周囲を囲む装飾部材を保持し、前記枠体に対して前面開閉可能に揺動支持された装飾枠と、
    前記球を停止保持する前記発射位置から前記遊技装置体に向けて前記球を導く発射レールと、
    前記遊技装置体に向けて前記球を発射する請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の球発射ユニットと、を有する遊技機。
  5. 前記回転ハンドルの回転量を表示する回転量表示器を更に有する請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記回転ハンドルがその正面視左右いずれかの側部近傍に配置され、
    前記球発射部材がその正面視左右いずれかの側部近傍であって前記回転ハンドルの配置側の反対側に配置されている請求項4又は請求項5に記載の遊技機。
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