JP2008205867A - 送信装置およびその送信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 周波数の有効利用および伝送速度の効率化を図り、それに伴い干渉波の影響を抑えることより通信品質の改善を図ることが可能な送信装置の提供。
【解決手段】 干渉波検出用受信部15と干渉検出部16に設けたレベル検出部41とを用いて干渉波のレベル測定を行い干渉波検出を行うことで使用可能な送信周波数を算出し、さらに信号処理部19に設けた判定部52および拡散切替部53と、送信制御部17とを用いて送信するデータ量から使用する周波数帯域幅を決定して送信を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、送信装置およびその送信方法に関し、特に無線基地局装置に用いられる送信装置およびその送信方法に関する。
受信信号のレベル(RSSI:receive signal strength indicator )を用いた適応変調方式が、特許文献1に記載されている。この発明は、通信している受信信号の受信電界レベルを測定し、そのレベルの強度に応じ変調方式を決定し、通信品質の劣化を低減させるものである。
従来の適応変調システムの一例について図8を参照しながら説明する。図8は従来の適応変調システムの一例の構成図である。
同図を参照すると、従来の適応変調システムの一例は、平均演算器115および116と、比較器106および107と、エッジ検出器109と、入力端子101と、出力端子109とを含んで構成される。
また、平均演算器115は乗算器102および104と、加算器103と、遅延素子105とを含み、平均演算器116は乗算器111および113と、加算器112と、遅延素子114とを含んでいる。
この適応変調システムは、複数の変調方式を切り替えるデジタル無線通信における適応変調システムであり、受信信号の強度を検出する受信信号強度検出部(不図示)と、検出した受信信号の強度に基づいて、時定数を長くとった平均値を演算する平均演算器115と、時定数を短くとった平均値を演算する平均演算器116と、平均演算器115の出力が任意に定めた第1の閾値C2を上回った場合は、複数の変調方式を現在選択している変調方式より変調値数が大きい変調方式へ移行し、平均演算器116の出力が任意に定めた第2の閾値C1を下回った場合は、複数の変調方式を現在選択している変調方式より変調値数が小さい変調方式へ移行することを特徴とする。
一方、受信レベルが所定の閾値より大きいと判定した場合、すなわち干渉波を検出した場合、対応する周波数を記憶させ、干渉波が検出されなかった周波数帯域の中で、最も広い帯域を選択し、その周波数帯域に基づいて送信周波数を算出する発明が特許文献2に記載されている。
また、基地局のデータ量を送信するのに要する下り要求帯域を把握し、基地局のタイムスケジューリング回路が、下り回線の帯域を下り要求帯域に再設定する発明が特許文献3に記載されている。
特開2005−94605号公報 特開2001−285229号公報 特開2003−274446号公報
しかし、特許文献1記載の発明の目的は通信品質の劣化低減のために最適な変調方法を選択することにあり、通信経路による通信品質劣化の場合は変調方式の変更だけでは改善が図れないという課題がある。
すなわち、第1の課題は、自基地局装置の受信信号を用いたRSSIを変調方式の切り替え閾値としているため、干渉波による影響で通信品質の改善が測れない場合があるということである。
第2の課題は、RSSIが小さいと変調値数の小さい変調方式を用いるため、送信するデータ量が大きい場合送信時間がかかり伝送速度の効率化が図れないことである。
一方、特許文献2記載の発明には、送信データ量に対応する帯域幅を選択する部位(本発明の拡散切替部53に相当する部位)についての記載がない。
他方、特許文献3記載の発明には、送信データ量に対応する帯域幅を選択する部位についての記載があるが、特許文献3記載の発明は、上りおよび下り帯域の振り分け方法に関するものであり、本発明と目的が全く相違し、したがってその構成および効果も本発明と全く相違する。
そこで本発明の目的は、周波数の有効利用および伝送速度の効率化を図り、それに伴い干渉波の影響を抑えることより通信品質の改善を図ることが可能な送信装置およびその送信方法を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明による送信装置は、信号を送信する送信装置であって、送信周波数帯域における干渉波を検出する干渉波検出用受信手段と、前記干渉波検出用受信手段で検出された干渉波のレベルから送信可能な周波数を算出する送信制御手段と、送信データ量に応じて有効な周波数帯域幅を判定する信号処理手段とを含み、前記送信制御手段は前記送信可能な周波数および前記有効な周波数帯域幅にて信号を送信するよう制御することを特徴とする。
また、本発明による送信方法は、信号を送信する送信装置の送信方法であって、送信周波数帯域における干渉波を検出する干渉波検出用受信ステップと、前記干渉波検出用受信ステップで検出された干渉波のレベルから送信可能な周波数を算出する送信制御ステップと、送信データ量に応じて有効な周波数帯域幅を判定する信号処理ステップとを含み、前記送信制御ステップは前記送信可能な周波数および前記有効な周波数帯域幅にて信号を送信するよう制御することを特徴とする。
また、本発明によるプログラムは、信号を送信する送信装置の送信方法のプログラムであって、コンピュータに、送信周波数帯域における干渉波を検出する干渉波検出用受信ステップと、前記干渉波検出用受信ステップで検出された干渉波のレベルから送信可能な周波数を算出する送信制御ステップと、送信データ量に応じて有効な周波数帯域幅を判定する信号処理ステップと、前記送信可能な周波数および前記有効な周波数帯域幅にて信号を送信するよう制御する信号送信ステップとを実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
ここで、本発明の作用を述べる。本発明では、干渉波検出用受信部15と干渉検出部16に設けたレベル検出部41とを用いて干渉波のレベル測定を行い干渉波検出を行うことで使用可能な送信周波数を算出し、さらに信号処理部19に設けた判定部52および拡散切替部53と、送信制御部17とを用いて送信するデータ量から使用する周波数帯域幅を決定して送信を行う。
本発明によれば、上記構成を含むため、周波数の有効利用および伝送速度の効率化を図り、それに伴い干渉波の影響を抑えることより通信品質の改善を図ることが可能となる。
以下、本発明の実施例について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係る送信装置の第1実施例の構成図である。同図を参照すると、本発明に係る送信装置の第1実施例は、一例として基地局装置10である。
本発明に係る基地局装置10は受信アンテナ11と、送信アンテナ21と、方向性結合器12と、受信部13と、復調部14と、干渉波検出用受信部15と、干渉検出部16と、送信制御部17と、メモリ18と、信号処理部19と、送信部20とを含んで構成される。
受信アンテナ11は移動局などから伝播される信号を受信する。送信アンテナ21は後述の基地局装置10からの送信信号を移動局へ向けて送信する。基地局装置10は後述する9つの構成要素を有し移動局と無線通信を行う。
方向性結合器12は受信アンテナ11からの受信信号を後述の受信部13と干渉波検出用受信部15とに分配する。受信部13は不要波を抑圧すると共に受信信号を復調する為に低い周波数へと周波数変換する。復調部14は受信されたアナログの受信信号をデジタル変換しベースバンド処理により復調を行う。
干渉波検出用受信部15は送信周波数帯域における干渉波のレベルを検出するために周波数変換を行う。干渉検出部16は受信されたアナログ信号をデジタルに変換してレベルを検出し、そのレベルと受信した周波数から送信可能な送信周波数を算出する。メモリ18は前述の干渉検出部16で算出した送信可能な送信周波数を保存する。信号処理部19は変調方式の切り替え、実行を行い直交変調後にアナログ信号へと変換する。送信部20は送信周波数へと周波数変換を行い、さらに規定の送信電力へと増幅する。送信制御部17は信号処理部19に対して使用可能な周波数帯域幅の指示を行う。また送信制御部17は送信部20に対して送信周波数へと周波数変換する為の周波数の指示を行う。
次に、干渉波検出用受信部15の詳細な構成について説明する。図2は本発明に係る干渉波検出用受信部15の一例の構成図である。同図を参照すると、方向性結合器12と干渉波検出用受信部15と干渉検出部16とが相互に接続されている。
本発明に係る干渉波検出用受信部15は、低雑音増幅器30と、ミキサ31と、フィルタ32と、VCO(voltage controlled oscillator) 33と、PLL(phase locked loop) 34とを含んで構成される。
干渉波検出用受信部15の低雑音増幅器30は受信された信号を低雑音で増幅させる。ミキサ31はトランジスタやダブルバランスドミキサなどで構成され受信信号をIF周波数へ周波数変換する。フィルタ32はSAW(surface acoustic wave) などで構成され前述のミキサ31で発生する不要輻射を抑圧する。VCO33は電圧制御発振器であり、電圧を印加することで所望の発振周波数を設定し、局発信号としてミキサ31に入力される。PLL34は干渉検出部16から周波数を指定する信号が入力され、VCO33が指定された発振周波数に高安定で保たれるようループを構成する。
次に、干渉波検出部16の詳細な構成について説明する。図3は本発明に係る干渉波検出部16の一例の構成図である。同図を参照すると、干渉波検出用受信部15と干渉検出部16とメモリ18とが相互に接続されている。
本発明に係る干渉検出部16は、A/D変換部40と、レベル検出部41と、制御部42と、プログラム格納部43とを含んで構成される。
A/D変換部40は干渉波検出用受信部15で周波数変換されたアナログの受信信号をデジタル信号に変換する。レベル検出部41は受信された信号のレベルを測定する。制御部42はレベル検出部41で測定したレベルが規定のレベルαよりも大きいか判断する。その判断結果はメモリ18の記憶領域へと書き込まれる。プログラム格納部43には後述する送信方法のプログラムが格納されている。
次に、信号処理部19の詳細な構成について説明する。図4は本発明に係る信号処理部19の一例の構成図である。同図を参照すると、送信部20と信号処理部19と送信制御部17とメモリ18とが相互に接続されている。また、送信制御部17にはプログラム格納部61が接続されている。
本発明に係る信号処理部19は、D/A変換部58と、直交変調部57と、拡散部54〜56と、拡散切替部53と、判定部52と、IQ分離部51と、データ生成部50と、制御部59と、プログラム格納部60とを含んで構成される。
信号処理部19のデータ生成部50は送信される共通チャネルや通話等の個別チャネルのデータを、送信信号に決められたフォーマットに則り生成する。IQ分離部51は変調を行う為にI信号とQ信号とに分離する。判定部52はデータ生成部50で生成されたデータ量から必要な周波数帯域幅を導き、その周波数帯域幅に応じて拡散するためのチップレートを決定するよう後述の拡散切替部53へ指示する。
拡散切替部53はI信号、Q信号を判定部52の指示により使用するチップレートにより経路を切り替える。
拡散部54は、本実施例ではI信号、Q信号それぞれに5MHzの周波数帯域を使用することとし、3.84Mcpsのチップレートで拡散を行うこととする。拡散部55は、本実施例ではI信号、Q信号それぞれに10MHzの周波数帯域を使用することとし7.68Mcpsのチップレートで拡散を行うこととする。拡散部56は、本実施例ではI信号、Q信号それぞれに20MHzの周波数帯域を使用することとし15.36Mcpsのチップレートで拡散を行うこととする。
直交変調部57はI信号、Q信号を用いて直交変調を行う。D/A変換部58は直交変調されたデジタル信号をアナログ信号へ変換する。
プログラム格納部60には後述する送信方法のプログラムが格納されている。制御部59はプログラム格納部60内のプログラムにしたがって判定部52と、IQ分離部51と、データ生成部50とを制御する。
なお、上記実施例では拡散部54、拡散部55、拡散部56に対してそれぞれ5MHz、10MHz、20MHzの周波数帯域を使用することとしているが、その他の周波数帯域でも構成が可能である。また、直交変調部58はデジタル信号で行っているがD/A変換部59の出力信号であるアナログ信号でも構成が可能である。
以上詳細に実施例の構成を述べたが、図1の受信部13や送信部20は、当業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成は省略する。
次に、本実施例の概要動作を、図1を使用して説明する。
受信アンテナ11で受信した受信信号は方向性結合器12を経由し、受信部13で周波数変換および不要輻射の抑圧を行い、復調部14でデジタル信号へ変換しベースバンド処理を施すことで復調を行う。
続いて送信を行う前の干渉波の検出を行うために、受信アンテナ11で受信される運用中の送信信号およびノイズが方向性結合器12にて干渉波検出用受信部15に入力され、周波数変換、不要輻射の抑圧を行い干渉検出部15にてデジタル信号への変換と受信された信号のレベル測定を行う。
また干渉波検出部16は基地局装置10の送信周波数を受信するよう干渉波検出用受信部15へ指示し、受信された信号のレベル検出を行う。検出されたレベルは規定のレベルαよりも大きいかを判断し、判断結果をメモリ18に保存する。
次に送信信号を送信するために、信号処理部19で送信するデータ列を生成し、使用する周波数帯域幅を決定し、送信制御部17を介してメモリ18から送信可能な送信周波数の読み出し、設定を行いデジタル信号に変換して送信部20へ送る。送信部20では送信制御部17より送信周波数が設定され、周波数変換と増幅を行った後送信アンテナ21から送信される。
次に、図2を用い、干渉波検出用受信部15の動作を説明する。方向性結合器12を経由した受信信号は、低雑音増幅器30で増幅し、ミキサ31で周波数変換を行い、ミキサ31で発生する不要輻射をフィルタ32で抑圧して干渉検出部15へ送る。またミキサ31で使用する局発信号を生成するために電圧制御発振器であるVCO33を用い、PLL34によりPLL回路を構成することで周波数安定度の向上を図っている。
次に、図1の干渉波検出用受信部15および干渉検出部16の動作を図3に示すブロック図および図5に示すフローチャートを使用して説明する。図5は干渉波検出用受信部15および干渉検出部16の動作の一例を示すフローチャートである。
図5において、送信信号を送出する前に干渉波の状態検出を行う。干渉波検出開始を行う際、制御部42のカウンタnをn=1とし(図5のステップS1)、干渉波検出用受信部15の周波数を設定する(図5のステップS2)。ここで設定する周波数は、n=1のときに一番低い周波数f1とし、カウンタnが大きくなると周波数が高くなるよう設定されるものとする。
図5のステップS2で設定された周波数にて受信される信号をレベル検出部41でレベル測定を行い、このときのレベルをPnとする(図5のステップS3)。Pnは規定のレベルαと比較され(図5のステップS4)、比較結果はメモリ18へ保存される(図5のステップS5)。
続いて次の周波数に設定してレベル測定を行う。これにはまず(干渉波の検出を行う周波数範囲)/(測定周波数間隔)から算出される測定ポイント数xとnが等しいか否かを判断し(図5のステップS6)、n=xでなければ(図5のステップS6にて“No”)、n=n+1として(図5のステップS7)、図5のステップS2に戻り再度干渉波の測定を行う。
周波数範囲全て測定するとn=xとなり(図5のステップS6にて“Yes”)、x個の測定とレベルαとの判定結果がメモリ18に保存される。
なお、上記制御は制御部42がプログラム格納部43に格納されたプログラムに従い、レベル検出部41、干渉波検出用受信部15およびメモリ18を制御することにより実行される。また、プログラム格納部43には図5にフローチャートで示される送信方法のプログラムが格納されている。
次に、図1の信号処理部19および送信部20の動作を図4および図6に示すフローチャートを使用して説明する。図6は信号処理部19および送信部20の動作の一例を示すフローチャートである。
図6において、送信信号を送出するための準備を行う。データ生成部50で送信するデータ列を移動通信用に定められたフォーマットにて生成する(図6のステップS11)。IQ分離部51で直交変調を行うためにI信号、Q信号に分離する(図6のステップS12)。
判定部52ではI信号、Q信号に分離した信号から送信するデータ列のデータ量Zが何バイトなのかを確認する(図6のステップS13)。そのデータ量Zがある基準値Aよりも多いかを判断する(図6のステップS14)。
A>Zであれば(図6のステップS14にて“Yes”)、その基準よりデータ量が少ないため、一番周波数帯域を狭く使用する拡散部54を選択する(図6のステップS15)。拡散部54は、本実施例では5MHzの周波数帯域幅を使用する。
データ量ZがA以上であれば(図6のステップS14にて“No”)、A<Bとなる基準値Bよりも多いかを判断する(図6のステップS16)。B>Zであれば(図6のステップS16にて“Yes”)、周波数帯域幅が中間に位置する拡散部55を選択する(図6のステップS17)。
拡散部55は、本実施例では10MHzの周波数帯域幅を使用する。データ量ZがB以上であれば(図6のステップS16にて“No”)、一番広い周波数帯域幅を使用する拡散部56を選択する(図6のステップS18)。
拡散部56は、本実施例では20MHzの周波数帯域幅を使用する。使用する周波数帯域幅が決定したら拡散切替部53で選択した拡散部へ経路切替を行い、必要な拡散部へ送信信号を入力し(図6のステップS19)、拡散部54、拡散部55、拡散部56のいずれかで拡散を行う(図6のステップS20)。
次に、送信制御部17はメモリ18内に保存したレベル検出値Pnと規定レベルαとの判定結果を読み込む(図6のステップS21)。
レベルαよりも高い干渉波レベルが検出された周波数は既に運用されているため使用不可能で、規程レベルαよりも低いレベルの周波数で、かつ使用した拡散部の周波数範囲が使用可能な周波数を決定する(図6のステップS22)。
送信制御部17は決定した周波数を送信部20と拡散切替部53へ指示する(図6のステップS23)。
各拡散部から出力したI信号、Q信号は直交変調部57にて直交変調を行う(図6のステップS24)。あとはD/A変換部58でデジタル信号からアナログ信号へ変換することで送信可能な状態となる(図6のステップS25)。
送信部20では送信制御部17からの指示により送信部20内で送信周波数を決定するPLLを用いた局発信号生成回路の設定を行うことで送信周波数を決定する。
なお、上記制御は制御部17がプログラム格納部61に格納されたプログラムに従い、メモリ18、拡散切替部53および送信部20を制御することにより実行される(図4参照)。また、プログラム格納部61には図6にフローチャート(ステップS21〜S23)で示される送信方法のプログラムが格納されている。
また、上記制御は制御部59がプログラム格納部60に格納されたプログラムに従い、データ生成部50、IQ分離部51、判定部52、拡散切替部53、拡散部54〜56、直交変調部57およびD/A変換部58を制御することにより実行される。また、プログラム格納部60には図6にフローチャート(ステップS11〜S20およびS24〜S25)で示される送信方法のプログラムが格納されている。
以上説明したように、本発明の第1実施例によれば以下に示す効果を奏する。
第1の効果は干渉波検出用受信部を有しているので、干渉波の検出ができることである。
第2の効果はレベル検出部を有しているので、干渉波のレベル検出ができることである。
第3の効果は干渉検出部内の制御部でレベル検出した値と規定したレベルの比較を行うことができることである。
第4の効果は信号処理部内に拡散判定部を有しているので、データ量に応じて有効な周波数帯域幅を判定できることである。
第5の効果は信号処理部内に拡散部を複数有しているので、異なる周波数帯域幅を選択できることである。
本発明の第2実施例として、その基本的構成は上記第1実施例と同様であるが、干渉波検出用受信部15についてさらに工夫している。その構成を図7に示す。図7は本発明に係る送信装置の第2実施例の構成図である。なお、同図において第1実施例(図1参照)と同様の構成部分については同一番号を付し、その説明を省略する。
図7において、受信部70は図1における受信部13と干渉波検出用受信部15を兼用することで構成数の削減に努めている。この場合、運用中の受信信号がないタイミングまたは意図的に運用中の受信信号を出来る限り短い時間停止させて干渉波のレベル検出を実施することで第1実施例と同様の効果が可能となる。
以上説明したように、本発明の第2実施例によれば干渉波検出用受信部15の削減が可能となり、これにより第1実施例に比べ回路規模の縮小およびコストの削減が可能となる。
本発明の第3実施例では送信方法についてさらに工夫している。送信するデータ量Zが大きく、かつ干渉波として検出されるレベルが規定レベルαよりも下回っている周波数が多く、周波数帯域幅として20MHz以上の周波数帯域幅が使用可能な状態の実施例を図6のフローチャートを使用して説明する。
図6のステップS13におけるデータ量Zを確認した際、拡散部56を選択するような例の場合、図6のステップS23で受けた周波数の中で10MHz、5MHzの周波数帯域幅でも使用できる周波数があるかを確認する。例えば5MHzの周波数帯域幅が使用可能な場合、5MHz幅の信号と20MHz幅の信号間の周波数オフセットを、拡散切替部53においてI信号、Q信号それぞれにかけあわせて、拡散部54と拡散部56に送信信号を送る。これにより2キャリア送信が可能となり、20MHzの周波数帯域幅と5MHzの周波数帯域幅の2キャリア送信を行い伝送速度の効率化を図ることが可能となる。
以上説明したように、本発明の第3実施例によれば、第1および第2実施例に比べ伝送速度の効率化を図ることが可能となる。
本発明を移動通信用基地局装置に適用することが可能である。
本発明に係る送信装置の第1実施例の構成図である。 本発明に係る干渉波検出用受信部15の一例の構成図である。 本発明に係る干渉波検出部16の一例の構成図である。 本発明に係る信号処理部19の一例の構成図である。 干渉波検出用受信部15および干渉検出部16の動作の一例を示すフローチャートである。 信号処理部19および送信部20の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る送信装置の第2実施例の構成図である。 従来の適応変調システムの一例の構成図である。
符号の説明
10 基地局装置
11 受信アンテナ
12 方向性結合器
13,70 受信部
14 復調部
15 干渉波検出用受信部
16 干渉検出部
17 送信制御部
18 メモリ
19 信号処理部
20 送信部
21 送信アンテナ
30 低雑音増幅器
31 ミキサ
32 フィルタ
33 VCO(voltage controlled oscillator)
34 PLL(phase locked loop)
40 A/D変換部
41 レベル検出部
42 制御部
43 プログラム格納部
50 データ生成部
51 IQ分離部
52 判定部
53 拡散切替部
54〜56 拡散部
57 直交変調部
58 D/A変換部
59 制御部
60,61 プログラム格納部

Claims (15)

  1. 信号を送信する送信装置であって、
    送信周波数帯域における干渉波を検出する干渉波検出用受信手段と、
    前記干渉波検出用受信手段で検出された干渉波のレベルから送信可能な周波数を算出する送信制御手段と、
    送信データ量に応じて有効な周波数帯域幅を判定する信号処理手段とを含み、
    前記送信制御手段は前記送信可能な周波数および前記有効な周波数帯域幅にて信号を送信するよう制御することを特徴とする送信装置。
  2. 受信信号を分配する方向性結合手段を含み、分配後の一方の信号が前記干渉波検出用受信手段に入力され、他方の信号が受信および復調されることを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  3. 前記干渉波検出用受信手段に代えて、送信周波数帯域における干渉波の受信と復調用の受信とを切り替えて行う受信手段を含むことを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  4. 前記送信制御手段は送信するデータ量および干渉波の検出結果に応じて複数の周波数帯域幅を送信信号に割り当てることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の送信装置。
  5. 基地局装置で構成されることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の送信装置。
  6. 信号を送信する送信装置の送信方法であって、
    送信周波数帯域における干渉波を検出する干渉波検出用受信ステップと、
    前記干渉波検出用受信ステップで検出された干渉波のレベルから送信可能な周波数を算出する送信制御ステップと、
    送信データ量に応じて有効な周波数帯域幅を判定する信号処理ステップとを含み、
    前記送信制御ステップは前記送信可能な周波数および前記有効な周波数帯域幅にて信号を送信するよう制御することを特徴とする送信方法。
  7. 受信信号を分配する方向性結合ステップを含み、分配後の一方の信号が前記干渉波検出用受信ステップに入力され、他方の信号が受信および復調されることを特徴とする請求項6記載の送信方法。
  8. 前記干渉波検出用受信ステップに代えて、送信周波数帯域における干渉波の受信と復調用の受信とを切り替えて行う受信ステップを含むことを特徴とする請求項6記載の送信方法。
  9. 前記送信制御ステップは送信するデータ量および干渉波の検出結果に応じて複数の周波数帯域幅を送信信号に割り当てることを特徴とする請求項6から8いずれかに記載の送信方法。
  10. 前記送信装置は基地局装置で構成されることを特徴とする請求項6から9いずれかに記載の送信方法。
  11. 信号を送信する送信装置の送信方法のプログラムであって、
    コンピュータに、送信周波数帯域における干渉波を検出する干渉波検出用受信ステップと、
    前記干渉波検出用受信ステップで検出された干渉波のレベルから送信可能な周波数を算出する送信制御ステップと、
    送信データ量に応じて有効な周波数帯域幅を判定する信号処理ステップと、
    前記送信可能な周波数および前記有効な周波数帯域幅にて信号を送信するよう制御する信号送信ステップとを実行させるためのプログラム。
  12. 受信信号を分配する方向性結合ステップを含み、分配後の一方の信号が前記干渉波検出用受信ステップに入力され、他方の信号が受信および復調されることを特徴とする請求項11記載のプログラム。
  13. 前記干渉波検出用受信ステップに代えて、送信周波数帯域における干渉波の受信と復調用の受信とを切り替えて行う受信ステップを含むことを特徴とする請求項11記載のプログラム。
  14. 前記送信制御ステップは送信するデータ量および干渉波の検出結果に応じて複数の周波数帯域幅を送信信号に割り当てることを特徴とする請求項11から13いずれかに記載のプログラム。
  15. 前記送信装置は基地局装置で構成されることを特徴とする請求項11から14いずれかに記載のプログラム。
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